JP2001527660A - アナログ信号への情報の埋込みおよび抽出を分布信号特徴を用いて行なう装置および方法 - Google Patents

アナログ信号への情報の埋込みおよび抽出を分布信号特徴を用いて行なう装置および方法

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Abstract

(57)【要約】 アナログのホスト信号またはカバー信号にディジタル・データを埋め込むかまたは埋め込むための装置および方法装置が提供される。特定の定義域(時間、周波数または空間)におけるカバー信号の分布信号特徴が計算され、符号化される情報シンボルに対応する所定の量子化値の集合と比較される。信号特徴を判定されたターゲット量子化値へ変更するのに要求された変化の量が計算され、それにしたがって、カバー信号は、所定の区間にわたって特徴値が変化するように変更される。情報シンボルは、反対のプロセスによって抽出される。一実施の形態では、所定の値が、カバー信号の短期自己相関値である。

Description

【発明の詳細な説明】 アナログ信号への情報の埋込みおよび抽出を分布信号特徴を用いて行なう装置お よび方法 発明の背景 発明の分野 本発明は、アナログ信号への情報の符号化および復号化のための装置および方 法に関し、例えばオーディオ信号、ビデオ信号およびデータ信号等の、無線送信 または有線送信のいずれかによって伝送され、または光ディスク、磁気ディスク 、磁気テープまたは固体メモリ等の記録媒体に記憶されるアナログ信号への情報 の符号化および復号化のための装置および方法に関する。 背景および関連技術の説明 本発明のいくつかの実施の形態に特に関係する分野は、音楽録音の市場に関す る。現在、多数の人々が、ラジオまたはテレビジョンで音楽録音を聴取する。彼 らは、購入に十分なだけ気に入る録音を聞くが、歌、それを演奏する芸術家また はそれを含むレコード、テープまたはCDアルバムの名前を知らないことがしば しばである。その結果、人々が購入する録音の数は、彼らがラジオまたはテレビ ジョンで聴く録音のうちで購入を希望するものを人々が識別するための簡単な方 法がある場合の数より少ない。 本発明のいくつかの実施の形態に関係するもう1つの分野が、コピー制御であ る。現在、音楽録音など、オーディオ・ソフトウェア製品の大きな市場が存在す る。この市場での問題の1つが、そのような製品を製造したものに支払わずにそ のような製品を簡単にコピーできることである。この問題は、コピーを非常に高 品質のものとすることができるディジタル・オーディオ・テープ(digital audi o tape:DAT)などの録音技術の出現に伴って、特に問題になりつつある。し たがって、放送電波を介するオーディオ作品放送の許可されないコピーを含む、 オーディオ録音の許可されないコピーを防止する方式を開発することが望ましい 。 また、著作権行使のために、著作権者を識別するディジタル著作権情報をオーデ ィオ信号またはビデオ信号などのプログラム素材に挿入でき、視聴者には気付か れないままで、この情報を適当な装置によって検出して、プログラムの著作権者 を識別できることが望ましい。 ソース信号に追加情報を符号化するためのさまざまな従来技術の方法が既知で ある。たとえば、信号をパルス幅変調して、少なくとも2つの情報部分または他 の有用な部分を搬送する普通の信号または符号化された信号を提供することが既 知である。ヤング(Yang)への1985年の米国特許第4、497、060号明 細書では、2進データが、論理「0」および「1」を表すための2つの異なるパ ルス幅(たとえば、「1」のパルス幅継続時間が「1」の継続時間の2倍)を有 する信号として送信される。この対応はクロック信号の判定も可能とする。 ワイツ(Weitz)等への1990年の米国特許第4、937、807号明細書 は、ディジタル信号と共に音声伝送を作るための信号を符号化して、そのような 信号の格納された表現に対処できるようにするための方法および装置を開示して いる。具体的に言うと、ワイツ(Weitz)等の装置は、そのような音声伝送を作 るために、各チャネルについてオーディオ・データ・ストリーム(audio data s tream)、ステップ・サイズ・ストリーム(step-size steam)およびエンファシ ス・ストリーム(emphasis stream)を備えたクロック・ディジタル信号へアナ ログ信号を変換する。 オーディオ信号がオーディオ伝送を作るシステムに関して、ベスト(Best)等 への1989年の米国特許第4、876、617号明細書およびベスト(Best) 等への1992年の米国特許第5、113、437号明細書は、オーディオ信号 の中音域周波数に相対的に薄く浅いノッチ(たとえば幅150Hz、深さ50d B)を形成するためのエンコーダを開示している。これらの特許の前者は、約2 883zおよび3417Hzの周波数を中心とする対になったノッチ・フィルタ (notch filters)を開示しており、後者の特許は、ノッチに追加された情報の フィルタリングを消去または禁止することを妨害するためにランダムに変化する 周波数対を有するノッチ・フィルタを開示している。これらのエンコーダは、そ の後、「0」を表すより低い周波数と「1」を表すより高い周波数での信号の形 態でディジタル情報を追加する。後者のベスト(Best)等の特許は、エンコーダ がオーディオ信号をサンプリングし、その信号レベルを計算する間にその信号を 遅延させ、その遅延の間にデータ信号を追加するか否かを決定し、追加する場合 にはその信号レベルを決定する。後者のベスト(Best)等の特許は、ノッチの移 動での「擬似ランダムな形(pseudo-random manner)」が、データ信号を聴覚的 に検出することを困難にすることも注記されている。 他の従来技術の技法では、人間の知覚特性の音響心理学モデルを使用して、ホ スト信号に変調されたまたは変調されないトーンを挿入し、それらが既存の信号 成分によってマスクされ、したがって、知覚されないようにする。たとえば、プ レウス(Preuss)等への米国特許第5、319、735号明細書、およびヤンセ ン(Jensen)等への米国特許第5、450、490号明細書を参照されたい。こ のような技法は、実施が非常に高価で複雑であると同時に、マスクされた信号成 分を除去するために設計された知覚ベースの圧縮方式によって重畳される信号歪 みに対する堅牢さが欠けていることから損害をこうむっている。 従来技術は、オーディオ周波数信号またはビデオ周波数信号が、補助信号の符 号化の前ならびに後に、実質的に同一に人間に知覚される伝送を作るように、人 間に知覚される伝送(すなわち音声または画像)を作るために、アナログのオー ディオ周波数信号またはビデオ周波数信号に補助のアナログ情報信号またはディ ジタル情報信号を符号化し、復号化するための方法および装置を提供することが できない。従来技術はまた、ディジタル情報を定義する信号を伴う、人間に知覚 されるオーディオ伝送を作るために、オーディオ周波数信号またはビデオ周波数 信号を符号化し、復号化するための、比較的単純な装置および方法も提供するこ とができない。従来技術はまた、人間に知覚されるオーディオ伝送を作るために オーディオ周波数信号またはビデオ周波数信号の許可されないコピーを制限する ための方法および装置も開示することができない。 発明の概要 本発明は、アナログ信号が、スピーカ、ディスプレイ・モニタまたは他の電気 /電子装置などの適当な出力装置に印加(apply)された場合に、ソース情報の 知覚に対して最小限の影響を有する形でアナログ・ホスト信号またはカバー信号 (cover signal)にディジタル化された情報を埋め込むか符号化し、抽出するか 復号化するための装置および方法を提供する。 本発明は、さらに、カバー信号をコピーする装置の能力を制御する、アナログ ・カバー信号内の機械可読信号を埋め込み、抽出するための装置および方法を提 供する。 手短に言うと、本発明は、ホスト信号またはカバー信号を変調して、所定の領 域内の信号の分布特徴(distributed feature)を変更することによって、アナ ログ・ホストまたはカバー信号内へのデータ信号の符号化または埋込みを提供す る。ホスト信号の分布特徴は、埋め込まれるデータ信号のデータ・シンボルまた は2進数字に対応する所定の量子化値(quantization value)へ変更される。そ の後、埋め込まれたデータ信号は、変更された分布特徴値を検出し、検出された 値を、データ・シンボルと量子化分布特徴値との間の所定の関係と相関させるこ とによって回復される。 以下で使用される用語カバー信号は、オーディオ、ビデオまたは他の情報信号 など、埋め込まれるか隠されるディジタル化されたデータを搬送するか搬送する ことを意図されたホストまたはソース信号を指す。以下で使用される用語分布特 徴または信号特徴(signal feature)は、データ埋込み変調が適用される定義域 (すなわち時間、周波数および/または空間)内の領域の全体にわたってカバー 信号値を処理することによって得られるスカラ値を指す。そのような処理の望ま しい特性の1つが、雑音または他の信号歪みによって引き起こされる信号の大き さのランダムな変化が、信号特徴値に対して最小限の影響を有すると同時に、所 定の領域にわたるディジタル化されたデータの埋込みに関する信号の大きさの変 調の組み合わされた影響が、特徴値の測定可能な変化を生じることである。 具体的に言うと、本発明は、所定の領域にわたるカバー信号の分布信号特徴値 を計算するステップと、計算された信号特徴値を所与の情報シンボルに対応する 量子化値の所定の集合と比較し、埋め込まれる情報シンボルに対応するターゲッ ト量子化値を判定するステップと、計算された信号特徴をターゲット量子化値へ 変更するためにカバー信号内で必要な変化の量を計算するステップと、計算され た変化の量に従ってカバー信号を変更するステップとを備えた、アナログ・カバ ー信号内に情報シンボルを埋め込むための方法を提供する。 本発明の別の形態によれば、所定の領域にわたってカバー信号の分布信号特徴 値を計算するステップと、計算された信号特徴値を所与の情報シンボルに対応す る量子化値の所定の集合と比較し、どの量子化値が計算された信号特徴値に対応 するかを判定するステップと、判定された量子化値を、カバー信号内に含まれる 情報シンボルに変換し、情報シンボルを出力するステップとを備えた、アナログ ・カバー信号に埋め込まれた情報シンボルを抽出するための方法が提供される。 本発明は、上の方法に従って情報を埋め込むための装置と、埋め込まれた情報 をカバー信号から抽出するための装置とをさらに提供する。 図面の簡単な説明 本発明の上記および他の態様は、下記の添付図面と下記の好適な実施の形態の 詳細な説明から完全に理解される。 図1は、本発明の第1の実施の形態による補助情報信号の符号化および復号化 プロセスのブロック図である。 図2は、図1のエンコーダ10の一実施の形態のブロック図である。 図3は、図2のホスト変更信号ジェネレータ11の一実施の形態のブロック図 である。 図4は、図3のホスト変更信号成分ジェネレータ111の一実施の形態のブロ ック図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態による、代替ホスト変更信号ジェネレータ のブロック図である。 図6は、図1のデコーダ20の一実施の形態のブロック図である。 図7は、本発明の第1の実施の形態による短期自己相関ジェネレータ21のブ ロック図である。 図8は、本発明の第1の実施の形態による図1の代替デコーダ20のブロック 図である。 図9は、本発明の第2の実施の形態によるデータ信号埋込みおよび抽出回路の ブロック図である。 図10は、図9の埋め込み器(embeddor)10aの一実施の形態のブロック図 である。 図11は、図10の埋め込み信号ジネェレータ(embedded signal generator )11aの一実施の形態のブロック図である。 図12は、図9のデータ信号抽出器(data signal extractor)20aの一実 施の形態のブロック図である。 図13は、本発明の第2の実施の形態による、オーディオ信号内のディジタル ・データの埋込みおよび抽出に使用される指定ステゴ・キー(stego ley)9の 例を示す表である。 好適実施の形態の詳細な説明 本発明は、カバー信号の周波数定義域、時間定義域および/または空間定義域 の選択された領域でのカバー信号の分布特徴の値の変調または変更によって、情 報またはデータを、オーディオ信号、ビデオ信号または他のアナログ信号などの カバー信号に埋め込むための方法および装置を対象とする。符号化される情報ま たはデータは、ディジタル信号またはディジタル化された信号であることが好適 である。本発明は、ディジタル・プロセッサのソフトウェア・プログラミングに よるか、離散型の構成要素電子デバイスとしてのアナログ集積回路、ディジタル 集積回路または混合信号集積回路もしくはそのような実施の組合せのいずれかと して、複数の形で実施できる。 本発明の第1の好適な実施の形態によれば、1つまたは複数の選択された自己 相関(autocorrelation)遅れで、時間上の補助情報の関数として、ホスト信号 の短期自己相関関数(short-termautocorrelation function)を変調または変更 することによって、オーディオ信号、ビデオ信号または他のデータ信号などのホ スト信号またはソース信号に補助情報を符号化するための方法および装置が提 供される。補助情報は、アナログ信号またはディジタル信号とすることができる 。短期自己相関関数は、信号にそれ自体の遅れた版(delayed version)を乗じ 、その積を所定の積分区間で積分することによって得られる。 短期自己相関関数は、元のホスト信号と正または負の相関を有するホスト変更 信号(host modifying signal)をホスト信号へ加えることによって変調または 変更される。埋め込まれた信号は、選択された自己相関遅れによって遅らされる か進まされる(本発明の目的のために、進みは、負の遅れと考慮される)ホスト 信号の制御可能に減衰された版であることが好適である。 自己相関関数は、ホスト信号全体またはその一部だけを使用して変調すること ができる。好適な実施の形態では、ホスト信号の周波数帯域、時間的領域および /または空間的領域は、ホスト信号に対する外乱(disturbance)が信号の出力 の知覚(すなわち、オーディオ品質またはビデオ品質)に影響するので、ホスト 信号に対する外乱を最小にするように選択される。 多重ホスト変更信号成分は、異なる自己相関遅れを有するホスト変更信号成分 を生成することによって、ホスト信号の、同一のまたは異なる周波数帯域と、時 間的および/または空間的領域とに加えることができる。多重ホスト変更信号成 分は、総合補助情報スループットを増やすために異なる補助情報を表すことがで き、または補助情報信号伝送の堅牢性(robustness)または安全性を高めるため に同一の補助情報を表すことができる。 安全性は、システムのエンコーダとデコーダだけが知っているホスト変更信号 の特定のパラメータに関する情報を秘密に保つことによって強化される。ホスト 変更信号成分は、本明細書で「遅れホッピング・パターン(delay hopping patt ern)」と参照される所定のシーケンスまたはパターンに従って、時間と共に変 化する自己相関遅れを有することもできる。 第1の実施の形態 ここで図面を参照すると、図1は、本発明の第1の実施の形態によるシステム 全体のブロック図を示す。このシステムは、符号化された信号4を作るために、 補助情報信号6と共にホスト信号2(オーディオ・プログラムまたはビデオ・プ ログラムもしくはソース信号など)を符号化するためのエンコーダ10を備えて いる。符号化された信号4は、通信媒体、チャネルまたは信号線を介して伝送さ れることができ、または、磁気テープ、光学メモリ、固体メモリまたは電磁メモ リなどの記録媒体に記憶することができ、また符号化された補助情報を損なわず 、劣化させずに、フィルタリング、適応利得制御または他の信号処理技術などに よってさらに処理することができる。符号化された信号4は、その後、デコーダ 20内で復号化されて、補助情報信号6が取り出される。 図2は、ホスト信号2と補助情報信号6とを受け取るホスト変更信号ジェネレ ータ11によって作られる単一のホスト変更信号8によってホスト信号が変更さ れる、第1の実施の形態のエンコーダ10の第1の実施例の詳細を示す。ホスト 変更信号は、加算器14内でホスト信号に加算されて、符号化された信号4が供 給される。 ホスト変更信号は、図3に示された形で得られるものであり、図3は、ホスト 変更信号ジェネレータ11の一実施の形態を示す。この実施の形態では、ホスト 信号2が、フィルタ/マスク110によって、フィルタリングおよび/またはマ スキングされる。フィルタ/マスタ110は、スピーカまたはビデオ・モニタな どの出力装置に印加された時のホスト信号の出力特性に対する最小の外乱を生じ る形でホスト信号の周波数、周期または空間的内容を変更する。フィルタ/マス クが、ホスト信号を無変更のままで渡すことも可能であり、この場合には、フィ ルタリング/マスキングされた信号3は、ホスト信号2と等しくなる。信号3は 、その後、ホスト変更信号成分ジェネレータ111に入力され、そこで、入力の 補助情報信号6に従って変更されて、ホスト変更信号8が作られる。ホスト変更 信号成分ジェネレータ111の詳細は、図4に示される。 図に示されるように、フィルタリングされたホスト信号3は、遅れ/進み(de lay/advance)回路1110に入力されて、遅れた/進んだ信号3aが作られる 。信号3は、補助情報信号6と共に利得計算器1112にも入力される。利得計 算器1112の目的は、ホスト変更信号8を得るために遅れた信号3aに適用さ れる可変利得減衰回路1113の利得を計算することである。遅れ/進み回路1 110によって印加される遅れ(または進み)の量は、ホスト信号が変調される 自己相関遅れに対応する。 任意の時間領域または空間領域で信号3aに印加される利得の量は、補助情報 信号6とフィルタリングされた信号3の値の関数として、利得計算器1112に よって決定される。フィルタリングされた信号3の短期自己相関は、次式によっ て表すことができる。 ここで、s(t)はフィルタリングされた信号3、R(t,τ)はs(t)の短 期自己相関、τは自己相関が評価される遅れ、Tは積分区間、tは時間である。 ホスト変更信号e(t)をフィルタリングされた信号s(t)に加えることに よって、自己相関関数R(t,τ)が変調されて、変調された自己相関関数Rm (t,τ)が得られる。 ホスト変更信号e(t)を適当に選択することによって、短期自己相関関数の 増加または減少を達成することができる。多数の異なる種類のホスト変更信号を 使用して、この変調を達成することができることは明白になるだろう。好適な実 施の形態では、ホスト信号の遅れたまたは進んだ版に選択された利得または減衰 を乗じたものを、ホスト変更信号e(t)として使用する。具体的には、 e(t)=gs(t−τ) (3a) または e(t)=gs(t+τ) (3b) である。式(3a)および(3b)をそれぞれ式(2)に代入することによって 、結果の変更された信号の短期自己相関を次のように記述できることがわかる。 Rm(t,τ)=R(t,τ)+gR(t,2τ)+gR(t-τ,0)+g2R(t−τ,τ) (4a) または Rm(t,τ)=R(t,τ)+gR(t,0)+gR(t+τ,2τ)+g2R(t+τ,τ) (4b) 式(4a)および(4b)の右辺に現れるホスト信号の自己相関関数R(t, τ)は、測定することができ、この値が、変調された自己相関関数Rm(t,τ )の所望の値を作る利得gの解を得るのに使用される。通常は、ホスト変更信号 をホスト信号の知覚者にとって透明に保つために、gの小さい値を有することが 望ましい。そうである場合には、式(4a)および(4b)の項g2を無視でき るものとして無視することができ、正確な利得値は、次式によってよく近似する ことができる。 または 本発明は、アナログ補助情報信号の符号化に同等に適用可能であるが、以下の議 論では、補助情報信号が、ディジタル信号であり、Tsがシンボル区間またはシ ンボル期間を表すものとして、時刻t=iTsに送信されるM項のシンボルの集 合di∈{±1,±3,...±(2M−1)}、ここでi=1,2,3,.. .からとられる値を有すると仮定する。本発明の第1の好適な実施の形態によれ ば、各補助情報シンボルは、短期自己相関関数の対応する値と関連付けられる。 シンボルを自己相関関数値定義域に写像すると同時に、ホスト変更信号をホスト 信号に関して小さく保つ方法の1つが、次式を使用することである。 Rm(iTs,τ)=ξdim(iTs,0) (6) ここで、ξは、信号の堅牢さの要求と、ホスト変更信号が知覚者にとって透明で あるという要求とのバランスをとるために選択される小さい値である。式(4a )および(4b)をそれぞれ式(6)に挿入することによって、gに関する2次 式が得られ、その解によって、時刻t=iTsに送信されるシンボルに適当な利 得giがもたらされる。その代わりに、giの近似値を、式(5a)または(5b )を使用して得ることができる。利得は、誤差を最小にするために、シンボル区 間にわたって一定に保持される。giの所望の値からのそれ以上の偏差を、シン ボル区間の境界で使用して、ホスト変更信号の透明性の要求を危うくする可能性 があるホスト変更信号の急激な変化を避けることができる。そのような平滑化に よって引き起こされる変調誤差は、符号化システムの性能を大きく低下させない 。積分区間Tは、シンボル間干渉を最小にするために、Ts−τより短くしなけ ればならない。しかし、補助チャネル帯域幅を増やすために、隣接シンボル間の いくらかのオーバーラップを許容することができる。 代替実施例では、利得計算器1112が、印加される固定利得を、補助情報信 号6の値だけに従って、フィルタリング/マスキングされた進んだ/遅れた信号 3aに写像することができる。この実施の形態によれば、利得計算器は、信号3 の値を無視し、したがって、信号3の入力線を省略することができる。この実施 の形態では、利得計算器は、補助信号6の値に応じて固定量の利得を印加する。 たとえば、補助信号が2進信号の場合には、利得計算器は、「0」の補助信号に は所定の正の利得を印加し、「1」の補助信号には所定の負の利得を印加する。 この手法は、エンコーダの複雑さを減らすことができる。しかし、ビット誤り率 または信号の堅牢さに関して同一の性能特性を得るために、より大きい変更信号 が必要になる。 符号化された信号4から補助情報信号6を回復するために、符号化された信号 は、デコーダ20に印加される。デコーダ20の一実施の形態の詳細は図6に示 される。この実施の形態によれば、デコーダは、短期自己相関ジェネレータ21 と補助信号抽出回路22とからなる。図7に示されるように、短期自己相関ジェ ネレータ21には、符号化された信号4をフィルタリングおよび/またはマスキ ングするフィルタ/マスク210が含まれ、その後、フィルタリングされた符号 化された信号を自乗回路(squaring circuit)212、遅延回路214および乗 算器216に印加することによって自己相関信号が得られる。自乗回路212の 出力と乗算器216の出力は、短期積分器218aおよび218bに印加される 。積分器218bの出力は、自己相関信号5である。積分器218aおよび21 8bの出力は、正規化回路220にも印加されて、正規化された自己相関信号5 aが作られる。フィルタ/マスク210は、エンコーダのフィルタ/マスク11 0と同一の特性を有することができ(異なる特性を有することもできる)、状況 によっては、完全に省略することができる。遅延回路214では、エンコーダの 遅れ/進み回路1110で使用されたものと同一の遅れτが使用される。自乗回 路212は、フィルタリングされた符号化された信号の2乗を計算するが、これ は、0の遅れを有し、区間Tで積分される短期自己相関の計算と同一である。正 規化回路220は、次式に等しい正規化された自己相関信号d(t)を出力する 。 補助信号が2進データの形である特別な例では、情報シンボルは、個々のサンプ リングされたシンボル区間でのRm(t,τ)の符号(+または−)を判定する ことによって回復でき、したがって、ゼロ遅れ自己相関と正規化された自己相関 信号を計算する必要がなくなるはずである。 補助情報信号は、補助信号抽出回路22によって、正規化された自己相関信号 から得られる。信号に歪みがない場合、d(t)は、Tsによって分離された時 間的に離散した点で、入力ンボルの大きさに正比例する値を有する。信号抽出は 、フィルタリング、マスキング、等化、同期化、サンプリング、閾値比較および 誤り制御コード化関数など、ディジタル通信の分野で周知の1つまたは複数の技 法によって実行することができる。このような技法は周知であるから、これ以 上詳しく述べることはしない。 第2の実施例によれば、補助データ・シンボルのそれぞれに、短期自己相関値 の集合を関連付けることができ、補助データ・シンボルの値に基づいてgの値を 最小にするために特定の集合が選択される。1例として、2進値補助シンボルの 場合、時刻iTsに送信されるビットは、「1」の場合には自己相関値の集合2 jξRm(iTs,0)ここでj=0,±1,±2,...に関連付けられ、「0 」の場合には集合(2j−1)ξRm(iTs,0)ここでj=0,±1,±2, ...に関連付けられる。各ビットのjの値は、式(4a)または(4b)の解 を介して得られるgの大きさが最小になるように選択される。その代わりに、値 がR(t,τ)に最も近くなるようにjが選択される場合には、式(5a)また は(5b)を使用して近似計算を実行することができる。この実施の形態では、 デコーダは、複数の自己相関値が同一の補助情報シンボルに写像されることを除 いて、第1の実施の形態と同一の形で動作する。 第3の実施例によれば、補助情報シンボルは、所定の時間の瞬間での短期自己 相関関数の差として符号化される。たとえば、シンボル区間は、2つの等しい部 分に分割され、自己相関関数は、その部分ごとに決定される。したがって、2つ の自己相関関数の差が、補助データを表すために変更される。iTsでのデータ ・シンボルがdi ∈{±1,±3,...±(2M−1)},ここでi=1,2 ,3,...である場合には、所望の差は、次式によって表すことができる。 Rm(iTs,τ)−Rm((i+0.5)Ts,τ)=ξdim(iTs,0) (8) ここで、ξは、堅牢さ/透明性の要求のバランスをとるために決定される小さい 量である。式(4a)または(4b)で式(8)を置換することによって、シン ボル区間の前半分でホスト変更信号に適用されるgの値を得るために解くことが できるgの2次式が得られる。大きさは等しいが符号(極性)が反対の利得が、 シンボル区間の第2の半分でホスト変更信号に印加される。シンボル間干渉を最 小にするために、積分区間を(Ts/2)−τより短くしなければならない。ビ ット速度の向上を達成するために、少量の干渉を許容することができる。 もう1つの実施例によれば、ホスト変更信号は、図5に示されたエンコーダに よって得られた複数の補助信号シンボル成分の和からなる。この場合、複数のフ ィルタ/マスク110a〜110mが、複数のホスト変更成分ジェネレータ11 1a〜111mに複数のホスト信号を供給し、これらが加算器13、13aなど で互いに加算されて、ホスト変更信号8aが作られる。この実施の形態では、M 個の補助信号成分が、成分ジェネレータのそれぞれで異なる量の遅れを使用して 生成される。補助信号6a〜6mは、それぞれ異なるものとすることができ、堅 牢性と安全性・レベルを高めるために同一とすることができる。制約は、等しい 量の遅れを有し、同一または重なり合う周波数帯域、時間区間または空間的マス クに現れる2つの成分ジェネレータについて、補助信号が同一でなければならな いということである。この例では、好適なホスト変更信号は、次式の形を有する 。 ここで、τmとgmとは、m番目のホスト変更シンボル成分の遅れと利得とを表す 。式(9)で式(2)を置換することによって、次式が得られる。 ランダムな信号s(t)と十分に大きいτの場合、R(t,τ)はR(t,0) よりはるかに小さくなる。したがって、遅れの集合{τm}は、式(10)に従 ってτ=±τmについて計算されるRm(t,τ)が、短期自己相関遅れが0に等 しい項を1つだけ有するように選択されなければならない。この項は、Rm(t ,τm)の変調に対して支配的な影響を有する。異なるτmが選択されるので、式 (10)の異なる項が、この合計で支配的になり、効果的に異なるホスト変調成 分が「同調」される。 この実施の形態に関連するデコーダを、図8に示す。このデコーダは、それに 対するホスト変更信号成分が生成された遅れの量のそれぞれについて1つの、複 数の短期自己相関ジェネレータ21a〜21nを含む。生成された自己相関信号 は、補助信号抽出回路22によって一緒に処理され、補助信号を得るために組み 合わされるか、複数の補助情報信号を抽出するために独立に処理される。 本発明の第1の実施の形態による第5の実施例によれば、ホスト変更信号成分 は、「遅れホッピング(delay hopping)」と称する所定の遅れパターンに従っ て、対応する自己相関遅れ量τを時間にわたって変更することができる。補助信 号の安全性は、遅れホッピング・パターンを秘密に保つことによって強化される 。ホッピング・パターンは、連続する自己相関遅れとそれらの継続時間(durati on)のリストとして定義することができる。許可されたデコーダは、ホッピング ・パターンならびにフィルタリング/マスキング・パラメータおよびシグナリン グ・パラメータ(シンボルの継続時間および他のシンボルの特徴)を知る必要が ある。多重補助信号のホッピング・パターンが別個である場合には、他のフィル タリング/マスキング・パラメータおよびシグナリング・パラメータが同一であ っても、複数の補助信号をホスト信号内で同時に搬送することができる。 上述の本発明の第1の実施の形態は、本明細書を読めば当業者に明白になるよ うに、多数の形で変更することができる。たとえば、上記本発明の第1の好適な 実施の形態の説明では、「知覚者(perceiver)」によるホスト信号の知覚に言 及した。本発明に関して、知覚者は、ホスト信号が通信信号である場合に、コン ピュータ、レーダ検出器または他の電気/電子装置などの装置とすることができ 、また、オーディオまたはビデオのホスト信号の場合には人間とすることができ る。さらに、本発明の実施は、ASIC(Application Specific Integrated Ci rcuits−特定用途向け集積回路)、汎用ディジタル信号プロセッサ、マイクロプ ロセッサおよび同等の装置などのディジタル回路ならびにアナログ回路を使用し て実行することができる。さらに、可変継続時間の特性変化を有することのでき る所定のパターンに従って、フィルタ/マスクの特性を時間上で変更することが 可能である。最後に、本発明の機能に類似の機能は、いくつかの状況では、高速 フーリエ変換またはFFTなどの既知のアルゴリズムを使用して実施することの できる、変換定義域処理技法(フーリエ定義域またはケプストラム定義域など) を使用し て得ることができることに留意されたい。 第2の実施の形態 図9を参照すると、本発明の第2の好適な実施の形態によれば、本発明は、埋 め込み器10aを使用して、ステゴ信号4aを生成するものであり、ステゴ信号 4aは、カバー信号2によって搬送される情報の内容および品質に関して実質的 に同一である。たとえば、カバー信号2が、ビデオ信号またはオーディオ信号で ある場合、ステゴ信号4aは、ビデオ・ディスプレイまたはラウドスピーカなど の出力装置に印加された時に、本質的に同一のビデオまたはオーディオのプログ ラムまたは情報を生じる。 ステゴ・キー9は、ディジタル・データ6が埋め込まれる、カバー信号2の時 間定義域、周波数定義域および/または空間定義域の特定の領域ならびに、変更 されるカバー信号の分布特徴と、ディジタル・データ値と分布特徴量子化レベル を相関させるグリッドまたはテーブルを決定し、指定するのに使用される。たと えば、オーディオ信号の場合、特定の周波数帯域と時間区間によって、データ信 号を埋め込むための領域が定義される。ビデオ信号の場合、埋込み領域は、周波 数帯域と、画像フィールド、フレームまたは一連のフレームの形の時間区間と、 フィールドまたはフレーム内の特定の区域によって指定される。図13は、オー ディオ・カバー信号の場合の、周波数帯域、時間区間、分布信号特徴およびシン ボル量子化グリッドのステゴ・キー指定の例を示す図である。分布信号特徴の具 体的な例は、下で示す。 埋め込み器は、カバー信号2を適当に変調または変更して、ステゴ信号4aを 得る。ステゴ信号4aは、送信するか、後の再呼出しおよび/または送信のため に磁気テープ、CD−ROM、固体メモリおよび類似物などの記憶媒体に記憶す ることができる。埋め込まれたディジタル・データは、ディジタル・データ6を 抽出するためにステゴ信号4aに作用するステゴ・キー9の知識またはこれへの アクセスを有する抽出器20aによって回復される。 図10は、埋め込み器10aの一実施の形態のブロック図を示す。図に示され るように、カバー信号2、ステゴ・キー9およびディジタル・データ6は、埋め 込み信号ジェネレータ11aに入力される。埋め込み信号ジェネレータは、ステ ゴ・キー9およびディジタル・データ6に従ってカバー信号2の所定の分布特徴 を変調または変更し、埋め込まれた信号8aを生成する。その後、カバー信号2 は、加算器12内で埋め込まれた信号8aにカバー信号を加算することによって 変更されて、ステゴ信号4aが作られる。 図11は、単一の埋め込まれるデータ信号を生成するのに使用される埋め込み 信号ジェネレータ11aの詳細を示す。カバー信号2は、フィルタリング/マス キング・ブロック30でフィルタリングおよび/またはマスキングを受けて、フ ィルタリング/マスキングされた信号31が作られる。フィルタリング/マスキ ングされた信号31は、ステゴ・キー9によって指定されるカバー信号の選択さ れた領域からなり、このステゴ・キー9は、その後、データ・シンボルの埋込み に使用される。信号31は、特徴抽出ブロック32に入力され、そこで、ステゴ ・キー9によって指定される、変更される分布特徴が抽出され、変調パラメータ 計算モジュール34に供給される。モジュール34は、カバー信号に埋め込まれ るディジタル・データ6を受け取り、特徴が、埋め込まれるディジタル・データ ・シンボルまたはビットに対応する量子化値にほぼ等しくなるようにするのに必 要な、特徴の変調の量を決定する。計算結果7は、その後、変調モジュール36 に印加され、変調モジュール36は、フィルタリングされた信号31を変更して 、適当な埋め込まれた信号成分8を得る。埋め込まれた信号成分8は、その後、 第10に示されるように、加算器12内でカバー信号に加算されて、ステゴ信号 4aが得られる。 さらに、それぞれが異なるステゴ・キーを使用して、カバー信号の異なる特徴 を変更し、および/またはカバー信号の異なる領域を使用して、それぞれがカバ ー信号2に加算される複数の埋め込まれた信号成分を作るために、複数の埋め込 み信号ジェネレータを使用することによって、カバー信号2に複数のディジタル ・データ信号を埋め込むことが可能である。あるいはまた、ある埋め込み器の出 力が、異なるステゴ・キーを使用する別の埋め込み器の入力になる形で、異なる データ信号をカスケード式に埋め込むことができる。 代替実施の形態によれば、フィルタリング/マスキング・モジュール30を削 除することができる。この場合、カバー信号は、ステゴ信号を作るために、埋め 込み信号ジェネレータによって直接に変更される。したがって、図10の加算器 12は、この代替実施の形態では不要になるはずである。 ステゴ信号に埋め込まれたディジタル・データの回復に使用される抽出器20 aのブロック図が図12に示される。ステゴ信号は、フィルタ/マスク・モジュ ール30aでフィルタリング/マスキングされて、ディジタル・データが埋め込 まれた領域が分離される。フィルタリングされた信号31aは、特徴抽出モジュ ール32aに入力されて、ここで特徴が抽出される。抽出された特徴33aは、 データ回復モジュール40に入力されて、ここで、抽出された特徴が、量子化特 徴値と特定のデータ・シンボルを相関させる量子化テーブルまたはグリッドに写 像される。その後、複数の抽出されたデータ・シンボルが、周知の誤り検出、誤 り訂正および同期化技法を受けて、実際のメッセージの存在とメッセージの内容 の正しい解釈を検証される。データを埋め込むためのカバー信号分布特徴変調の 具体的な例を、以下で示す。 第1の例 この例では、カバー信号2はオーディオ信号である。この実施の形態では、オ ーディオ信号は、まず、特定のデータ・メッセージの埋込みに使用される特定の 周波数帯域を分離するためにフィルタリングされて、フィルタリングされたオー ディオ信号s(t)が作られる。他の周波数帯域は、並列にまたはカスケード処 理技法のいずれかで、他のメッセージを埋め込むのに使用することができる。さ らに、変調される周波数帯域を信号スペクトル全体の一部だけに制限することに よって、ホスト信号またはカバー信号に対するそのような変調の影響が減る。し かし、フィルタリング・ステップは、埋込み処理の効率または埋め込まれるデー タの堅牢性のいずれかに影響することなく、省略することができる。 次に、フィルタリングされたオーディオ信号s(t)の関数f(s(t))を 、次式に従って計算する。 f(s(t))=absα(s(t)) (11) ここで、abs()は、絶対値計算を表し、αはパラメータである。α=1およ びα=0.5を使用するシステムが、本発明人によって成功裡に実施された。 次に、長さTの連続時間区間にわたって関数f(s(t))を積分して、次の 値を得る。 ここで、区間Tは、シンボルの継続時間に対応する。 第4ステップでは、i番目のシンボルの分布特徴Fiを、次式に従って計算す る。ここで、gj,j=1,2,...,Nは、下で示すように、前のN個のシンボ ルについて計算された利得値である。 次のステップでは、特徴値Fiがステゴ・キー9によって定義される特定のシ ンボルに属する量子化レベルの集合と比較される。Fiに最も近い量子化レベル を判定する。たとえば、2進数字の例では、それぞれビット「0」および「1」 に対応する2つの集合Q0およびQ1が存在する。集合Q0およびQ1のそれぞれの 量子化レベルの集合は、次のように定義される。 Q0=q(2kε),k=0,1,2,... (14) Q1=q((2k+1)ε),k=0,1,2,... ここで、εは、堅牢さ/透明性のトレードオフを決定する量子化区間であり、q (x)は、単調関数である。q(x)=xおよびq(x)=log(x)を使用 するシステムが、成功裡に実施された。 次に、i番目のシンボル区間に適用される利得値giを、次式に従って計算す る。 gi=(Qi/Fi1/ α−1 (15) ここで、Qiは、i番目のシンボルに属する量子化集合のうちで最も近い要素で ある。 次のステップでは、利得gfがi番目のシンボル区間のすべての信号振幅に印 加され、その結果がオーディオ・カバー信号に加算される。あるいはまた、この 利得がをシンボル区間の中央部分だけに完全に印加され、シンボル区間の両端に 向かってテーパーを付けて減らすことができる。この手法は、信号の堅牢さのわ ずかな低下を犠牲にして、信号変調の知覚を減らす。 埋め込まれたデータを抽出するためには、抽出器は、まず、ステゴ・キー9に よって定義されるステゴ信号を、埋め込み器と同一の形でフィルタリングする。 次に、式(11)〜(13)に従って特徴を計算する。このとき、時間区間Tは 、前もってステゴ・キー9によって指定されるものとして既知であり、埋め込ま れたメッセージの先頭は、抽出処理の開始と一致すると仮定する。 次のステップでは、埋め込まれたデータ・シンボルが、式(14)によって定 義される(ステゴ・キー9によって供給される)量子化テーブルまたはグリッド に計算された特徴値を写像し、最も近い一致を見つけ、量子化値を対応するシン ボルに変換することによって抽出される。 次のステップでは、連続して抽出されたシンボルをつなぎあわせ、可能なメッ セージの集合と比較する。一致が見つかる場合には、そのメッセージをユーザま たはより上位のデータ・プロトコル層に出力する。一致が見つからない場合には 、区間Tの小さい部分(たとえば、0.01T〜0.1T)であるdTだけメッ セージの開始時刻をわずかにシフトすることによって、抽出の試みを繰り返す。 第2の例 この例では、第1の例に類似のフィルタリング/マスキング・ステップの後に 、フィルタリングされたオーディオ信号s(t)の関数f(s(t))が、次式 に従って計算される。 f(s(t))=s2m(t) (16) ここで、mは整数である。m=1およびm=2を使用するシステムが、成功裡に 実施された。 次に、i番目のシンボル区間の第1の半分と第2の半分について、2つの積分 をそれぞれ生成する。 次のステップでは、i番目のシンボルの分布特徴Fiを、次式に従って計算す る。 次に、計算された特徴Fiを、埋め込まれる所与のシンボルの量子化値の所定の 集合と比較し、最も近い量子化値を選択する。この実施の形態では、2進数シン ボル「0」および「1」の量子化値の集合Q0およびQ1は、次のように定義され る。 Q0=q((2k+0.5)ε),k=0,±1,±2,... (19) Q1=q((2k−0.5)ε),k=0,±1,±2,... ここで、εは、堅牢さと透明性のトレードオフを決定する量子化区間であり、q (x)は、単調関数である。q(x)=xおよびq(x)=x+ε/2について 、成功裡の実施が実行された。 次のステップでは、i番目のシンボル区間に適用される利得giを、次式に従 って計算する。 ここで、Qiは、i番目のシンボルに属する量子化集合のうちで最も近い要素で ある。式(20)は、小さい値のgiに関するよい近似として導出され、システ ムの堅牢性に対する無視できる影響を有しつつ、正確な式に関する計算量を減ら す。 次に、計算された利得giがi番目のシンボル区間のすべての信号振幅に印加 され、その結果がカバー信号に加算される。あるいはまた、この利得は区間の中 央部分だけに完全に印加され、区間の両端に向かってテーパーを付けることがで きる。 抽出器の処理は、第1の例について上で説明したものに類似のシーケンスに従 う。 このように本発明を説明してきたが、本発明の趣旨および範囲から逸脱せずに 、本発明に多数の形で変更を加えることができることは、当業者には明白であろ う。当業者に明白なこのような変更のすべてが、以下の請求の範囲によって含ま れることが意図されている。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年3月1日(1999.3.1) 【補正内容】 15.請求項14記載の装置において、前記分布信号特徴を計算する手段は、前 記情報シンボルを符号化する前記カバー信号の領域を判定する手段と、前記カバ ー信号の前記領域を分離する手段と、前記分離された領域から前記信号特徴を計 算する手段とを備えたことを特徴とする装置。 16.請求項14記載の装置において、前記量子化値の所定の集合は、定義され た情報シンボルの各々について多重の量子化値を含むことを特徴とする装置。 17.請求項14記載の装置において、計算された変化の量に従って、前記カバ ー信号への加算のための埋め込まれた信号成分を作る手段をさらに備えたことを 特徴とする装置。 18.請求項14記載の装置において、前記所定の領域は、カバー信号の時間定 義域内で選択された区間を含むことを特徴とする装置。 19.請求項14記載の装置において、前記所定の領域は、カバー信号の選択さ れた周波数帯域を含むことを特徴とする装置。 20.請求項14記載の装置において、前記変更する手段は、前記計算された変 化の量に従って、前記所定の領域内でカバー信号成分の振幅の少なくとも一部を 変える手段を備えたことを特徴とする装置。 21.アナログ・カバー信号内に情報シンボルを埋め込む装置であって、 所定の領域にわたる前記カバー信号の分布信号特徴値を計算する手段と、 前記情報シンボルに対応する前記所定の領域内の分布信号特徴を有する変更さ れたカバー信号を得るために、前記計算された分布信号特徴値の関 数として、前記所定の領域内で前記カバー信号を変更する手段と を備えたことを特徴とする装置。 22.請求項21記載の装置において、 計算された信号特徴値を所与の情報シンボルに対応する量子化値の所定の集合 と比較し、埋め込まれる情報シンボルに対応するターゲット量子化値を判定する 手段と、 前記計算された信号特徴を前記ターゲット量子化値へ変更するためにカバー信 号内で要求された変化の量を計算する手段と をさらに備え、 前記カバー信号を変更する前記手段は、前記計算された変化の量に従って前記 カバー信号を変更することを特徴とする装置。 23.アナログ・カバー信号に埋め込まれた情報シンボルを抽出する装置であっ て、 所定の領域にわたる前記カバー信号の分布信号特徴値を計算する手段と、 計算された信号特徴値を所与の情報シンボルに対応する量子化値の所定の集合 と比較し、どの量子化値が計算された信号特徴値に対応するかを判定する手段と 、 前記判定された量子化値を、前記カバー信号内に含まれた情報シンボルへ変換 し、前記情報シンボルを出力する手段と を備えたことを特徴とする装置。 24.請求項1記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法で あって、分布信号特徴値を計算するステップは、前記カバー信号の短期自己相関 関数値を判定するステップを備え、 前記比較するステップは、情報シンボル値とカバー信号自己相関値との間の所 定の関係に従って、前記情報信号の前記ターゲット量子化値に対応する前記カバ ー信号の短期自己相関関数の値を計算するステップを備え、 前記計算するステップは、変更されたカバー信号の短期自己相関関数値が前記 計算された値に対応するように前記カバー信号を変更するためのカバー変更信号 を展開するステップを備え、 前記変更するステップは、前記カバー変更信号で前記カバー信号を変更するス テップを備えたことを特徴とする方法。 25.請求項24記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法 において、前記カバー変更信号は、前記カバー信号から展開されることを特徴と する方法。 26.請求項24記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法 において、前記カバー信号を変更するステップは、前記カバー変更信号を前記カ バー信号に加算するステップを備えたことを特徴とする方法。 27.請求項25記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法 において、展開するステップは、前記所定の関係と前記カバー信号および前記補 助情報信号の値との関数として前記カバー信号の利得を変化させることを備えた ことを特徴とする方法。 28.請求項25記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法 において、前記カバー変更信号の展開に使用するためのフィルタリングされたカ バー信号を作るために前記カバー信号のパラメータを変更するステップをさらに 備えたことを特徴とする方法。 29.請求項28記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法 において、前記パラメータは、前記カバー信号の周波数内容を備えたことを特徴 とする方法。 30.請求項28記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込 む方法において、前記パラメータは、前記カバー信号の空間的内容を備えたこと を特徴とする方法。 31.請求項28記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法 において、前記パラメータは、前記カバー信号の時間領域を備えたことを特徴と する方法。 32.請求項28記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法 において、前記パラメータは、前記カバー信号のサンプリング・レートを備えた ことを特徴とする方法。 33.請求項24記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法 において、前記アナログ・カバー信号は、オーディオ信号であることを特徴とす る方法。 34.請求項24記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法 において、前記アナログ・カバー信号は、ビデオ信号であることを特徴とする方 法。 35.請求項24記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法 において、前記短期自己相関関数値と前記補助情報シンボル値との間の前記所定 の関係は、補助情報シンボルの所定の値の関数として変化することを特徴とする 方法。 36.請求項27記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法 において、利得を変更するステップは、情報シンボル区間の第1の半分において 第1の極性で所定の大きさにより前記カバー信号の利得を変化させ、前記第1の 極性の反対の第2の極性で前記所定の大きさにより前記情報シンボル区間の第2 の半分において前記カバー信号の利得を変化さ せるステップを備えたことを特徴とする方法。 37.請求項24記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法 において、前記カバー変更信号は、各々が前記カバー信号に関する異なる量の遅 延を有する、複数の変更信号成分の合計を備えたことを特徴とする方法。 38.請求項25記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法 において、前記カバー変更信号は、前記カバー信号に関して所定の遅延τにより 遅延されることを特徴とする方法。 39.請求項38記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法 において、前記所定の遅延τは、所定の遅延パターンに従う時間の関数として変 化することを特徴とする方法。 40.請求項9記載のアナログ・カバー信号に埋め込まれた情報シンボルを抽出 する方法であって、該計算するステップは、前記符号化されたカバー信号の短期 自己相関関数を計算するステップを備え、 該比較するステップは、前記生成された自己相関関数の値を判定するステップ を備え、 該変換するステップは、前記生成された自己相関関数の値と、情報シンボル値 と自己相関関数値との間の所定の関係との関数として情報シンボルの値を判定す るステップを備えたことを特徴とする方法。 41.請求項40記載のアナログ・カバー信号上に符号化された情報シンボルを 抽出する方法において、前記符号化されたカバー信号の短期自己相関関数を計算 するステップは、遅延τを使用するものであり、情報シンボルの値を判定するス テップは、 ゼロ遅延で短期自己相関関数を計算するステップと、 遅延τの前記自己相関関数をゼロ遅延の前記自己相関関数で除算することによ って、正規化された自己相関信号を計算するステップと を備えたことを特徴とする方法。 42.請求項41記載のアナログ・カバー信号上に符号化された情報シンボルを 抽出する方法において、前記カバー変更信号は、各々が前記カバー信号に関する 異なる量の遅延を有する、複数の変更信号成分の合計を備え、情報シンボルの値 を判定する前記ステップは、前記複数の変更信号成分の各々の値を判定するステ ップを実行することを備えたことを特徴とする方法。 43.請求項41記載のアナログ・カバー信号上に符号化された情報シンボルを 抽出する方法において、前記所定の遅延τは、所定の遅延パターンに従う時間の 関数として変化することを特徴とする方法。 44.請求項21記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む装置 であって、 前記計算する手段は、前記カバー信号の短期自己相関関数値を判定する手段を 備え、前記装置は、 情報シンボルを含む補助情報信号の値を判定する手段と、 補助情報信号値とカバー信号自己相関値との間の所定の関係に従って前記補助 情報信号の前記判定された値に対応する前記カバー信号の短期自己相関関数の値 を計算する手段と、 変更されたカバー信号の短期自己相関関数値が前記計算された値に対応するよ うに前記カバー信号を変更するためのカバー変更信号を展開する手段と をさらに備え、 前記変更する手段は、前記カバー変更信号で前記カバー信号を変更することを 特徴とする装置。 45.請求項23記載のアナログ・カバー信号上に埋め込まれた情報シンボルを 抽出する装置であって、 前記計算する手段は、前記埋め込まれたカバー信号の短期自己相関関数を計算 する手段と、前記生成された自己相関関数の値を判定する手段とを備え、 前記変換する手段は、前記生成された自己相関関数の値と、情報シンボル値と 自己相関関数値との間の所定の関係との関数として情報シンボルの値を判定する 手段を備えたことを特徴とする装置。 46.請求項1記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法で あって、 前記計算するステップは、変更されたカバー信号の短期自己相関関数値が前記 ターゲット量子化値に対応するように前記カバー信号を変更するためのカバー変 更信号を展開するステップを備え、 前記変更するステップは、前記カバー変更信号で前記カバー信号の変更を行な うことを特徴とする方法。 47.請求項46記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法 において、前記カバー変更信号は、前記カバー信号から展開されることを特徴と する方法。 48.請求項46記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法 において、前記カバー信号を変更するステップは、前記カバー変更信号を前記カ バー信号に加算するステップを備えたことを特徴とする方法。 49.請求項47記載のアナログ・カバー信号上に情報シンボルを埋め込む方法 において、該展開するステップは、利得と前記補助情報信号との間の所定の関係 の関数として前記カバー信号の利得を変更させることを備え たことを特徴とする方法。 50.請求項9記載のアナログ・カバー信号上で符号化された情報シンボルを抽 出する方法であって、前記計算するステップは、前記符号化されたカバー信号の 短期自己相関関数を計算するステップを備え、 前記比較するステップは、前記生成された自己相関関数の値と、情報シンボル 値と自己相関関数値との間の所定の関係との関数として情報シンボルの値を判定 するステップを備えたことを特徴とする方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/08 H04N 7/08 Z 7/081 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),CA,JP,K R (72)発明者 カナン・ジェミリー アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 01801,ウーム,16番,ロカスト・ストリ ート,111番 (72)発明者 ジョセフ・エム・ウィノグラッド アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02139,ケンブリッジ,ファーモント・ア ベニュー,32番,アパートメント,2番 (72)発明者 エリック・メトイス アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02144,ソーマーヴィル,シムプソン・ア ベニュー,24番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アナログ・カバー信号内に情報シンボルを埋め込む方法であって、 所定の領域にわたる前記カバー信号の分布信号特徴値を計算するステップと、 計算された信号特徴値を所与の情報シンボルに対応する量子化値の所定の集合 と比較し、埋め込まれる情報シンボルに対応するターゲット量子化値を判定する ステップと、 前記計算された信号特徴を前記ターゲット量子化値へ変更するためにカバー信 号内で要求された変化の量を計算するステップと、 前記計算された変化の量に従って前記カバー信号を変更するステップと を備えたことを特徴とする方法。 2.請求項1記載の方法において、該分布信号特徴を計算するステップは、前記 情報シンボルが埋め込まれる前記カバー信号の領域を判定し、前記カバー信号の 前記領域を分離し、前記分離された領域から前記信号特徴値を計算するステップ を備えたことを特徴とする方法。 3.請求項1記載の方法において、前記量子化値の所定の集合は、定義された情 報シンボルの各々について多重の量子化値を含むことを特徴とする方法。 4.請求項1記載の方法において、前記カバー信号を変更するステップは、前記 カバー信号への加算のための前記計算された変化の量に従って、埋め込まれた信 号成分を作るステップを備えたことを特徴とする方法。 5.請求項1記載の方法において、前記所定の領域は、カバー信号の時間定義域 内で選択された区間を含むことを特徴とする方法。 6.請求項1記載の方法において、前記所定の領域は、カバー信号の選択された 周波数帯域を含むことを特徴とする方法。 7.請求項1記載の方法において、該変更するステップは、前記計算された変化 の量に従って、前記所定の区間内でカバー信号成分の振幅の少なくとも一部を変 えるステップを備えたことを特徴とする方法。 8.請求項1記載の方法において、該変更するステップは、前記計算された変化 の量に従って、前記所定の区間内のすべてのカバー信号成分の振幅を変えるステ ップを備えたことを特徴とする方法。 9.アナログ・カバー信号に埋め込まれた情報シンボルを抽出する方法であって 、 所定の領域にわたって前記カバー信号の分布信号特徴値を計算するステップと 、 計算された信号特徴値を所与の情報シンボルに対応する量子化値の所定の集合 と比較し、どの量子化値が計算された信号特徴値に対応するかを判定するステッ プと、 前記判定された量子化値を、前記カバー信号内に含まれる情報シンボルに変換 し、前記情報シンボルを出力するステップと を備えたことを特徴とする方法。 10.請求項9記載の方法において、該分布信号特徴を計算するステップは、前 記情報シンボルを符号化す前記カバー信号の領域を判定し、前記カバー信号の前 記領域を分離し、前記分離された領域から前記信号特徴値を計算するステップを 備えたことを特徴とする方法。 11.請求項9記載の方法において、前記量子化値の所定の集合は、定義された 情報シンボルの各々について多重の量子化値を含むことを特徴とする方法。 12.請求項9記載の方法において、前記所定の領域は、カバー信号の時間定義 域内で選択された区間を含むことを特徴とする方法。 13.請求項9記載の方法において、前記所定の領域は、カバー信号の選択され た周波数帯域を含むことを特徴とする方法。 14.アナログ・カバー信号内に情報シンボルを埋め込み、抽出する装置であっ て、 所定の領域にわたる前記カバー信号の分布信号特徴値を計算する手段と、 計算された信号特徴値を所与の情報シンボルに対応する量子化値の所定の集合 と比較し、埋め込まれる情報シンボルに対応するターゲット量子化値を判定する 手段と、 前記計算された信号特徴を前記ターゲット量子化値へ変更するためにカバー信 号内で要求された変化の量を計算する手段と、 変更されたカバー信号を得るために、前記計算された変化の量に従って前記カ バー信号を変更する手段と、 所定の領域にわたって前記変更されたカバー信号の分布信号特徴値を計算する 手段と、 前記変更されたカバー信号の計算された信号特徴値を所与の情報シンボルに対 応する量子化値の所定の集合と比較し、どの量子化値が計算された信号特徴値に 対応するかを判定する手段と、 前記判定された量子化値を、前記変更されたカバー信号内に含まれる情報シン ボルに変換し、前記情報シンボルを出力する手段と を備えたことを特徴とする装置。 15.請求項14記載の装置において、前記分布信号特徴を計算する手段は、前 記情報シンボルを符号化する前記カバー信号の領域を判定する手段と、前記カバ ー信号の前記領域を分離する手段と、前記分離された領域から前記信号特徴を計 算する手段とを備えたことを特徴とする装置。 16.請求項14記載の装置において、前記量子化値の所定の集合は、定義され た情報シンボルの各々について多重の量子化値を含むことを特徴とする装置。 17.請求項14記載の装置において、計算された変化の量に従って、前記カバ ー信号への加算のための埋め込まれた信号成分を作る手段をさらに備えたことを 特徴とする装置。 18.請求項14記載の装置において、前記所定の領域は、カバー信号の時間定 義域内で選択された区間を含むことを特徴とする装置。 19.請求項14記載の装置において、前記所定の領域は、カバー信号の選択さ れた周波数帯域を含むことを特徴とする装置。 20.請求項14記載の装置において、前記変更する手段は、前記計算された変 化の量に従って、前記所定の領域内でカバー信号成分の振幅の少なくとも一部を 変える手段を備えたことを特徴とする装置。 21.アナログ・カバー信号内に情報シンボルを埋め込む装置であって、 所定の領域にわたる前記カバー信号の分布信号特徴値を計算する手段と、 前記計算された分布信号特徴値の関数として、前記所定の領域内で前記カバー 信号の成分の少なくともいくつかの振幅を変調することにより前記カバー信号を 変更する手段と を備えたことを特徴とする装置。 22.請求項21記載の装置において、 計算された信号特徴値を所与の情報シンボルに対応する量子化値の所定の集合 と比較し、埋め込まれる情報シンボルに対応するターゲット量子化値を判定する 手段と、 前記計算された信号特徴を前記ターゲット量子化値へ変更するためにカバー信 号内で要求された変化の量を計算する手段と をさらに備え、 前記カバー信号を変更する前記手段は、前記計算された変化の量に従って前記 カバー信号を変更することを特徴とする装置。 23.アナログ・カバー信号に埋め込まれた情報シンボルを抽出する装置であっ て、 所定の領域にわたる前記カバー信号の分布信号特徴値を計算する手段と、 計算された信号特徴値を所与の情報シンボルに対応する量子化値の所定の集合 と比較し、どの量子化値が計算された信号特徴値に対応するかを判定する手段と 、 前記判定された量子化値を、前記カバー信号内に含まれた情報シンボルへ変換 し、前記情報シンボルを出力する手段と を備えたことを特徴とする装置。 24.アナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方法であって、 前記ホスト信号の短期自己相関関数値を判定するステップと、 情報シンボルを含む補助情報信号の値を判定するステップと、 補助情報信号値とホスト信号自己相関値との間の所定の関係に従って、前記補 助情報信号の前記判定された値に対応する前記ホスト信号の短期自己相関関数の 値を計算するステップと、 変更されたホスト信号の短期自己相関関数値が前記計算された値に対応するよ うに前記ホスト信号を変更するためのホスト変更信号を展開するステップと、 前記ホスト変更信号で前記ホスト信号を変更するステップと を備えたことを特徴とする方法。 25.請求項24記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、前記ホスト変更信号は、前記ホスト信号から展開されることを特徴 とする方法。 26.請求項24記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、前記ホスト信号を変更するステップは、前記ホスト変更信号を前記 ホスト信号に加算するステップを備えたことを特徴とする方法。 27.請求項25記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、該展開するステップは、前記所定の関係と前記ホスト信号および前 記補助情報信号の値との関数として前記ホスト信号の利得を変化させることを備 えたことを特徴とする方法。 28.請求項25記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、前記ホスト変更信号の展開に使用するためのフィルタリングされた ホスト信号を作るために前記ホスト信号のパラメータを変更するステップをさら に備えたことを特徴とする方法。 29.請求項28記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、前記パラメータは、前記ホスト信号の周波数内容を備えたことを特 徴とする方法。 30.請求項28記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、前記パラメータは、前記ホスト信号の空間的内容を備えたことを特 徴とする方法。 31.請求項28記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、前記パラメータは、前記ホスト信号の時間領域を備えたことを特徴 とする方法。 32.請求項28記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、前記パラメータは、前記ホスト信号のサンプリング・レートを備え たことを特徴とする方法。 33.請求項24記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、前記アナログ・ホスト信号は、オーディオ信号であることを特徴と する方法。 34.請求項24記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、前記アナログ・ホスト信号は、ビデオ信号であることを特徴とする 方法。 35.請求項24記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、前記短期自己相関関数値と前記補助情報シンボル値との間の前記所 定の関係は、補助情報シンボルの所定の値の関数として変化することを特徴とす る方法。 36.請求項27記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、該利得を変更するステップは、情報シンボル区間の第1の半分にお いて第1の極性で所定の大きさにより前記ホスト信号の利得を変化させ、前記第 1の極性の反対の第2の極性で前記所定の大きさにより前記情報シンボル区間の 第2の半分において前記ホスト信号の利得を変化させるステップを備えたことを 特徴とする方法。 37.請求項24記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、前記ホスト変更信号は、各々が前記ホスト信号に関する異なる量の 遅延を有する、複数の変更信号成分の合計を備えたことを特徴とする方法。 38.請求項25記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、前記ホスト変更信号は、前記ホスト信号に関して所定の遅延τによ り遅延されることを特徴とする方法。 39.請求項38記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、前記所定の遅延τは、所定の遅延パターンに従う時間の関数として 変化することを特徴とする方法。 40.アナログ・ホスト信号上に符号化された情報シンボルを復号化する方法で あって、 前記符号化されたホスト信号の短期自己相関関数を計算するステップと、 前記生成された自己相関関数の値を判定するステップと、 前記生成された自己相関関数の値と、情報シンボル値と自己相関関数値との間 の所定の関係との関数として情報シンボルの値を判定するステップと を備えたことを特徴とする方法。 41.請求項40記載のアナログ・ホスト信号上に符号化された情報シンボルを 復号化する方法において、前記符号化されたホスト信号の短期自己相関関数を計 算するステップは、遅延τを使用するものであり、該情報シンボルの値を判定す るステップは、 ゼロ遅延で短期自己相関関数を計算するステップと、 遅延τの前記自己相関関数をゼロ遅延の前記自己相関関数で除算することによ って、正規化された自己相関信号を計算するステップと を備えたことを特徴とする方法。 42.請求項41記載のアナログ・ホスト信号上に符号化された情報シンボルを 復号化する方法において、前記ホスト変更信号は、各々が前記ホスト信号に関す る異なる量の遅延を有する、複数の変更信号成分の合計を備え、情報シンボルの 値を判定する前記ステップは、前記複数の変更信号成分の各々の値を判定するス テップを実行することを備えたことを特徴とする方法。 43.請求項41記載のアナログ・ホスト信号上に符号化された情報シンボルを 復号化する方法において、前記所定の遅延τは、所定の遅延パターンに従う時間 の関数として変化することを特徴とする方法。 44.アナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する装置であって、 前記ホスト信号の短期自己相関関数値を判定する手段と、 情報シンボルを含む補助情報信号の値を判定する手段と、 補助情報信号値とホスト信号自己相関値との間の所定の関係に従って、前記補 助情報信号の前記判定された値に対応する前記ホスト信号の短期自己相関関数の 値を計算する手段と、 変更されたホスト信号の短期自己相関関数値が前記計算された値に対応するよ うに前記ホスト信号を変更するホスト変更信号を展開する手段と、 前記ホスト変更信号で前記ホスト信号を変更する手段と を備えたことを特徴とする装置。 45.アナログ・ホスト信号上に符号化された情報シンボルを復号化する装置で あって、 前記符号化されたホスト信号の短期自己相関関数を計算する手段と、 前記生成された自己相関関数の値を判定する手段と、 前記生成された自己相関関数の値と、情報シンボル値と自己相関関数値との間 の所定の関係との関数として情報シンボルの値を判定する手段と を備えたことを特徴とする装置。 46.アナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方法であって、 情報シンボルを含む補助情報信号の値を判定するステップと、 変更されたホスト信号の短期自己相関関数値が前記判定された値に対応するよ うに前記ホスト信号を変更するためのホスト変更信号を展開するステップと、 前記ホスト変更信号で前記ホスト信号を変更するステップと を備えたことを特徴とする方法。 47.請求項46記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、前記ホスト変更信号は、前記ホスト信号から展開されることを特徴 とする方法。 48.請求項46記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、前記ホスト信号を変更するステップは、前記ホスト変更信号を前記 ホスト信号に加算するステップを備えたことを特徴とする方法。 49.請求項47記載のアナログ・ホスト信号上に情報シンボルを符号化する方 法において、展開するステップは、利得と前記補助情報信号との間の所定の関係 の関数として前記ホスト信号の利得を変更させることを備えたことを特徴とする 方法。 50.アナログ・ホスト信号上に符号化された情報シンボルを復号化する方法で あって、 前記符号化されたホスト信号の短期自己相関関数を計算するステップと、 前記生成された自己相関関数の値と、情報シンボル値と自己相関関数値との間 の所定の関係との関数として情報シンボルの値を判定するステップと を備えたことを特徴とする方法。
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