JP2001520213A - (メタ)アクリル酸の製造方法 - Google Patents

(メタ)アクリル酸の製造方法

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JP2001520213A JP2000516938A JP2000516938A JP2001520213A JP 2001520213 A JP2001520213 A JP 2001520213A JP 2000516938 A JP2000516938 A JP 2000516938A JP 2000516938 A JP2000516938 A JP 2000516938A JP 2001520213 A JP2001520213 A JP 2001520213A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(メタ)アクリル酸ならびに(メタ)アクリル酸の沸点より高い沸点を有する溶液を含有する混合物から、蒸発器に連結され、かつ間で混合物が供給される回収部および精留部が提供される塔中で混合物の蒸留によって(メタ)アクリル酸を製造するための方法に関する。また前記の塔は(メチル)アクリル酸のための側方の排出口を有している。本発明の方法によれば、重合防止剤は塔頂および側方の排出口に導入される。塔頂に導入される重合防止剤の量は、側方の排出口に導入される前記の防止剤の量より少量である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、(メタ)アクリル酸ならびに(メタ)アクリル酸の沸点よりも高い
沸点を有する溶剤を含有する混合物から、(メタ)アクリル酸を製造するための
方法に関する。
【0002】 (メタ)アクリル酸は、略名として使用され、これはアクリル酸およびメタク
リル酸を表している。酸としてかまたはそのエステルの形のどちらの(メタ)ア
クリル酸も非常に広範な、例えば接着剤、テキスタイル助剤または水性コーティ
ング分散液としての適用範囲に関するポリマーの製造において特に重要である。
【0003】 (メタ)アクリル酸は一般に、炭素原子3または4個のアルカン、アルカノー
ル、アルケンまたはアルケナールの接触気相酸化によって製造される。(メタ)
アクリル酸は特に有利には、例えばプロペン、アクロレイン、t−ブタノール、
イソブテンまたはメタクロレインの接触気相酸化によって得ることができる。
【0004】 前記の気体形の出発材料は一般に、不活性ガス、例えば窒素、CO2、飽和炭 化水素および/または蒸気で希釈され、高めた温度(通常200〜400℃)お
よび所望であれば過圧下で酸素との混合物として混合酸化物触媒上を導通させ、
(メタ)アクリル酸に酸化させる。
【0005】 しかしながら、接触気相酸化の間に多数の同時および引き続きの反応を必要と
し、かつ不活性希釈ガスを必要とするため、接触気相酸化で得られるものは純粋
な(メタ)アクリル酸でなく、実質的に(メタ)アクリル酸、不活性ガスおよび
副生成物を含有する反応生成物である。例えばプロペンの酸化で得られる反応混
合物は、アクリル酸の他に就中、酢酸、プロピオン酸、無水マレイン酸、アルデ
ヒド、プロパン、水、炭素酸化物、窒素および酸素を含有する。
【0006】 反応混合物からの(メタ)アクリル酸の単離は実質的に、反応ガス向流を慣用
の吸着塔において下降性吸着液(descending absorption liquid)に導通させ、
次いで実質的に、易揮発性の第2成分を脱着塔において、実質的に(メタ)アク
リル酸、吸着剤および第2の成分から構成される吸着塔の液体流出物からストリ
ッピングし、次いで脱着塔の液体流出物を塔中での蒸留によって、(メタ)アク
リル酸および揮発しにくい第2成分の単離のために分離することによって実施さ
れる。
【0007】 (メタ)アクリル酸は通常、精留部および回収部を有する塔中に混合物を供給
することによって単離され、その際、一部の残留低沸点溶剤、主に酢酸は塔頂で
除去され、(メタ)アクリル酸は側方排出口を介して単離され、かつ高沸点副生
成物は塔底生成物中に得られる。
【0008】 かかる方法はDE−A4436243号に記載されている。また(メタ)アク
リル酸はDE−A4308087号に記載のように塔頂を介して分離することも
できる。全ての後処理工程において、安定剤、例えば(メタ)アクリル酸に関し
てはフェノチアジンが生成物に添加される。重合防止剤の添加は重要である、と
いうのも(メタ)アクリル酸は特に熱的負荷下に重合する傾向が高いからである
。該ポリマーは一般に不溶性であるので、重合は導管、蒸発器パイプ等の閉塞な
らびに塔トレイ上での沈積による蒸留の妨害をもたらす。前記の理由のため、大
量の防止剤が使用される。純粋な(メタ)アクリル酸は得られる粗製の(メタ)
アクリル酸から更なる精製工程、例えば再結晶によって得ることができる。粗製
の(メタ)アクリル酸は一般に、80〜99質量%の純度を有しており、純粋な
(メタ)アクリル酸は一般に、少なくとも99.7質量%の純度を有している。
【0009】 しかしながら、例えば結晶化による精製での更なる加工においては、大量の防
止剤は大変問題である。結晶化において、(メタ)アクリル酸は凝固によって分
離されるが、一方、不純物および重合防止剤は溶液中に残留し、かつ濃縮は回避
できない。幾つかの慣用の防止剤、例えばフェノチアジンは(メタ)アクリル酸
中で僅かな溶解度をし、溶解度の限界を低温ですぐに越えるので、重合防止剤は
固体として沈殿し、かつ凝固によって分離した(メタ)アクリル酸を汚染する。
【0010】 本発明の課題は、蒸留によって(メタ)アクリル酸および高沸点不活性吸着剤
(溶剤)を含有する混合物から(メタ)アクリル酸を単離するにあたり、その際
、重合防止剤を低い含有量で有する(メタ)アクリル酸は、精留塔において側方
排出口を介して得ることができ、それもかかわらず塔は十分に安定化され、すな
わち動作時間は長く、かつ得られる(メタ)アクリル酸は十分な貯蔵安定性を有
する方法を提供することである。
【0011】 前記課題は、本発明により、(メタ)アクリル酸ならびに(メタ)アクリル酸
の沸点よりも高い沸点を有する溶剤を含有する混合物から、蒸留器に連結され、
かつ間に混合物が供給される回収部および精留部ならびに(メタ)アクリル酸の
ための側方排出口を有する塔において混合物の蒸留によって分離するにあたり、
重合防止剤を、塔頂および側方排出口の領域で塔中に供給し、その際、塔頂の領
域に導入される重合防止剤の量は側方排出口の領域で導入される量よりも少量で
ある方法を提供することによって解決されることが判明した。
【0012】 有利には塔頂の領域で導入される重合防止剤の量を、前記の重合防止剤が塔頂
および側方排出口間での還流において5〜500mg/lの濃度で存在するよう
に選択し、かつ側方排出口の領域で導入される重合防止剤の量を、前記の重合防
止剤が側方排出口および蒸発器間の還流で100〜10000mg/lの濃度で
存在し、かつ塔頂および側方排出口間の領域と比較して2倍の濃度で存在するよ
うに選択する。
【0013】 少なくとも一部の塔頂生成物を塔頂の領域で塔に再循環し、側方排出口から分
離された少なくとも一部の(メタ)アクリル酸を重合防止剤の添加後に側方排出
口の領域で塔に再循環する。
【0014】 溶剤という用語は、大気圧(1アトム)下での沸点が(メタ)アクリル酸の沸
点より高い、有利には約161℃である高沸点の不活性有機吸着剤を意味してい
ると解されるべきである。
【0015】 適当な溶剤は、例えばDE−A2136396号、DE−A2241714号
およびDE−A4308087号に記載されている。例は、蝋原料油からの中油
、エチルヘキサン酸、N−メチルピロリドン、ジアルキルフタレート、ジフェニ
ルエーテル、ビフェニルまたは規定された液体の混合物、例えばビフェニル、ジ
フェニルエーテルおよび所望であればo−ジメチルフタレートである。
【0016】 蒸留による(メタ)アクリル酸の単離は、側方排出口を有する回収部および精
留部からなる塔中で実施され、その際、側方排出口は、精留部を三分割したほぼ
真ん中、有利には精留部を三分割した最上部のすぐ下に存在している。有利には
精留装置は3〜15個のトレイを有する回収部および15〜50個のトレイを有
する精留部からなっている。分離されるべき混合物は回収部の上端と精留部の下
端の間に供給される。(メタ)アクリル酸は、特に精留部に塔頂から数えて5〜
15番目のトレイより下に存在する側方排出口を介して分離される。側方排出口
の生成物は液体形で分離され、その際、その一部は側方排出口の下部で塔に再循
環する(下部還流)。当業者に公知の可能な技術的態様における1種以上の蒸発
器は回収部の下端に存在する。精留部の頂部で、蒸気は当業者に公知の技術的態
様で1種以上の凝縮器を使用して凝縮される。凝縮した蒸気の一部は塔頂に再循
環する(上部還流)。
【0017】 本発明による方法のために適当な精留塔は全ての慣用の種類である。精留塔は
、例えば段塔または充填塔であってよい。段塔が有利に使用される。例はバルブ
−トレイ塔、泡鐘塔、トンネルキャップ塔、シーブトレイ塔およびデュアルフロ
ートレイ塔(dual flow tray column)である。
【0018】 非常に一般的に、精留による(メタ)アクリル酸の新規の単離は有利には減圧
下で実施される。有利には該方法は塔頂圧≦500、通常10〜200、有利に
は10〜100ミリバールで実施される。同様に精留塔の塔底に関連する温度は
一般に100〜230℃であり、塔頂のそれは30〜80℃である。
【0019】 精留塔の精留部および回収部間の分離導管は有利には、最上段および最下段の
理論段間の距離のほぼ三分の一の端部にある。有利には側方排出口は精留部を三
分割した最上部に位置している。
【0020】 精留塔において、(メタ)アクリル酸の重合を妨げるために使用される重合防
止剤は、例えばヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル、パラニトロソ
フェノール、パラメトキシフェノールもしくはフェノチアジンまたはその混合物
、有利には(メタ)アクリル酸中に溶解させたフェノチアジンである。
【0021】 防止剤溶液を2カ所で供給する: 1.塔頂で、直接または上部還流と混合して。その際、側方排出口および塔頂間
のカラムトレイにおける液相の防止剤濃度は通常5〜500、特に10〜300
、有利には20〜150mg/lである。従って、側方排出口によって分離され
た(メタ)アクリル酸は前記で設定したような防止剤濃度を含有している。
【0022】 2.側方排出口のすぐ下で、直接または下部還流と混合して。その際、側方排出
口および塔底間の塔トレイにおける液相の防止剤濃度は通常100〜10000
、特に100〜5000、有利には300〜1000mg/lである。
【0023】 計量供給される防止剤の効果は、有利には空気の形で酸素を蒸発器および/ま
たは塔に供給することによって提供または供給することができる。
【0024】 新規方法の利点は: − 防止剤濃度を塔頂から塔底へと変えることができる。熱的負荷が低い塔の上
部において、熱的負荷がより高い塔の下部よりも低い防止剤濃度を使用すること
ができる。この方法で防止剤の費用を削減できる。
【0025】 − 従って、側方排出口で得られるアクリル酸の防止剤濃度を、酸の更なる加工
、例えば結晶化による更なる精製に妨害しないように低く設定できる。
【0026】 − 塔の上部で使用される防止剤は、より高い温度の故により高い熱安定性を有
する防止剤を使用する必要がある塔の下部の防止剤と異なってもよい。
【0027】 (メタ)アクリル酸および溶剤を含有する混合物は、例えば (a)炭素原子3または4個を有するアルカン、アルカノール、アルケンおよび
/またはアルケナールの接触気相酸化により(メタ)アクリル酸を含有する気体
混合物を得て、 (b)吸着塔において、(a)で得られた気体混合物を溶剤と接触させて溶剤中
で(メタ)アクリル酸を吸着させ、 (c)脱着塔において、(b)で得られた混合物をストリッピングして易揮発性
の副生成物を分離する ことによって得ることができる。
【0028】 より詳細な手順は冒頭に記載した。
【0029】 本発明を以下の実施例により詳細に説明する。
【0030】 例1 アクリル酸を含有する反応混合物をDE−A4302991号の例B1に従っ
てアクロレインの接触気相酸化によって製造した。反応混合物2.1m3(S.T.P
.)/lをガスクーラー(急冷)中で、ジフェニルエーテル57.4質量%、ビ フェニル20.7質量%ならびにo−ジメチルフタレート20質量%を含有する
冷却剤混合物を注入することによって170℃に冷却した。
【0031】 次いで、残留液体を有する冷却剤の部分を、反応気体および蒸発した冷却剤を
含有する気相から分離した。170℃の気相を第1のトレイの下部で27トレイ
を有する泡鐘塔中に導通させ、同様にジフェニルエーテル57.4質量%、ビフ
ェニル20.7質量%ならびにジメチルフタレート20質量%を含有する45℃
で塔頂において添加した吸着剤3l/hの向流に曝した。吸着塔からの流出物を
熱交換器において間接的に150℃に加熱し、20トレイを有する泡鐘塔の形の
脱着塔の塔頂に添加した。脱着塔において、アクリル酸に比して低沸点である成
分、例えば酢酸およびアルデヒドを窒素(400l/h、向流)によるストリッ
ピングによって混合物から実質的に分離した。脱着塔からの流出物はアクリル酸
14.7質量%を含有していた。
【0032】 流出物を25℃で3l/hの量において、20個の泡鐘を有する(蒸発器から
考えて)5番目および6番目の間に空気が流通する精留塔中に導通させた。精留
塔は、底部温度160℃および底部圧力130ミリバールおよび頂部圧力80ミ
リバールで作動させた。
【0033】 純度99.7質量%を有する液体アクリル酸1400ml/時間を、(蒸発器
から考えて)15番目および16番目のトレイ間で側方排出口を介して連続的に
分離した。蒸気形の頂部生成物を凝縮(600ml/h)し、フェノチアジン(
0.01g/l)を重合防止剤として添加し、50ml/hを除いて前記の頂部
生成物を頂部の泡鐘上で精留塔に再循環した。
【0034】 分離した頂部生成物(50ml/h)を再び吸着塔の流出物に添加した。
【0035】 更に、分離したアクリル酸960ml/hをフェノチアジン0.05g/lと
混合し、かつ側方排出口の直下に、側方排出口および塔の供給箇所の間で約50
0ppmの濃度が生ずるように供給した。
【0036】 得られたアクリル酸はフェノチアジン105ppmを含有し、かつ回収部およ
び蒸発器の汚染の結果、410時間の作動時間後に精留塔の作業を停止する必要
があった。精留部においてポリマーは生じなかった。
【0037】 比較例C1 手順は例1と同様であるが、但しフェノチアジン0.06g/lを、頂部およ
び塔の供給箇所間で約500ppmの濃度が得られるように塔頂への還流に添加
した。側方排出口の下部で付加的な防止剤を添加しなかった。190時間の作動
時間後に、回収部の汚染のため、塔の作業を停止する必要があった。単離された
アクリル酸はフェノチアジン550ppmを含有していた。
【0038】 比較例C2 手順は比較例1と同様であった。しかしながら、フェノチアジン0.01g/
lを、約100mg/lの濃度が得られるように塔頂への還流に添加した。得ら
れたアクリル酸はフェノチアジン110ppmを含有しており、蒸留の作業時間
は僅かに90時間であった。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年4月21日(2000.4.21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 57/075 C07C 57/075 (72)発明者 ウルリヒ ハモン ドイツ連邦共和国 マンハイム ニーチェ シュトラーセ 30 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC46 AD11 AD18 AD41 BB11 BB15 BB17 BC13 BC52 BD21 BD40 BD50 BD53 BE30 BS10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (メタ)アクリル酸およびメタクリル酸の沸点より高い沸点
    を有する溶剤の混合物から、蒸発器に連結されかつそれらの間で混合物が供給さ
    れる回収部および精留部ならびに(メタ)アクリル酸のための側方排出口を有す
    る塔中での混合物の蒸留によって(メタ)アクリル酸を製造するための方法にお
    いて、重合防止剤を塔頂および側方排出口の領域で塔中に供給し、その際、塔頂
    の領域で導入される重合防止剤の量が側方排出口の領域で導入される量よりも少
    量であることを特徴とする、(メタ)アクリル酸の製造方法。
  2. 【請求項2】 塔頂の領域で導入される重合防止剤の量を、該重合防止剤が
    塔頂と側方排出口間での還流において5〜500mg/lの濃度で存在するよう
    に選択し、かつ側方排出口の領域で導入される重合防止剤の量を、該重合防止剤
    が側方排出口と蒸発器間での還流において100〜10000mg/lの濃度な
    らびに塔頂および側方排出口間の領域と比較して少なくとも2倍の濃度であるよ
    うに選択する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも一部の塔頂生成物を、塔頂の領域で塔に再循環し
    、かつ側方排出口から分離した少なくとも一部の(メタ)アクリル酸を重合防止
    剤の添加後に側方排出口の領域において塔に再循環する、請求項1または2記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 使用される重合防止剤がヒドロキノン、ヒドロキノンモノメ
    チルエーテル、パラニトロソフェノール、パラメトキシフェノール、フェノチア
    ジンまたはその混合物である、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 溶剤が161℃より高い沸点を有する、請求項1から4まで
    のいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 蒸発器または塔に酸素を供給する、請求項1から5までのい
    ずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 蒸留を減圧下で実施する、請求項1から6までのいずれか1
    項記載の方法。
  8. 【請求項8】 溶剤が、ジフェニルエーテル、ビフェニルおよび所望であれ
    ばo−ジメチルフタレートの混合物である、請求項1から7までのいずれか1項
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 (メタ)アクリル酸ならびに溶剤を含有する混合物を、 (a)炭素原子3または4個のアルカン、アルカノール、アルケンまたはアルケ
    ナールの接触気相酸化により(メタ)アクリル酸を含有する気体混合物を得て、 (b)吸着塔において、(a)で得られた気体混合物を溶剤と接触させて溶剤中
    で(メタ)アクリル酸を吸着させ、 (c)脱着塔において、(b)で得られた混合物をストリッピングして易揮発性
    の副生成物を除去する ことによって得る、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
JP2000516938A 1997-10-22 1998-10-21 (メタ)アクリル酸の製造方法 Withdrawn JP2001520213A (ja)

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