JP2001518802A - 乳汁を分泌する動物の搾乳を準備するための方法と装置 - Google Patents

乳汁を分泌する動物の搾乳を準備するための方法と装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、動物の***及び/または少なくとも1つの乳頭の位置を決める段階と、上記少なくとも1つの乳頭及び/または***を刺激して乳汁の降下を誘導する段階とを含む、乳汁を分泌する動物の搾乳を準備する方法に関する。本発明の1つの態様においては、本方法は予備搾乳段階をさらに含み、本発明の他の態様においては、本方法は少なくとも1つの乳頭及び/または***のクリーニングを含んでいる。本発明はまた、動物の半自動または自動搾乳に使用するための対応装置及び器具に関する。本発明はさらに、上記方法の1つの態様において使用されるクリーニング用流体及び上記クリーニング用流体を作成する方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 乳汁を分泌する動物の搾乳を準備するための方法と装置 発明の属する技術分野 本発明は、乳汁を分泌する動物の搾乳を準備する方法に関する。 本発明はまた、乳汁を分泌する動物の搾乳を準備する装置、及び動物の半自動 搾乳または自動搾乳に使用するための器具に関する。 本発明はさらに、本方法の1つの態様において使用されるクリーニング用流体 及び上記クリーニング用流体を作成する方法に関する。 発明の背景 搾乳の開始前には、反射的な乳汁の噴出を刺激し、乳汁の降下を誘導するため に、搾乳される動物の乳頭及び/または***を刺激或いはマッサージしなければ ならないことは周知の事実である。手で搾乳する場合は、通常、搾乳を実行する 者が乳頭及び/または***を手でマッサージしてこれを刺激する。乳汁の降下が 起これば、搾乳を開始することができる。最初に取れる乳汁の液滴には、乳頭外 部及び/または乳頭口及び/または乳頭管または乳頭槽自体における汚れによる 汚染の可能性があるという幾らかの危険性があるため、この最初の液滴は捨てら れる。この搾乳の第1段階は、通常予備搾乳段階と呼ばれている。 WO−A−96/13151から、クリーニング手段と上記クリーニング手段 による構成が可能な動物の乳頭からの搾り初めの乳汁を除去するための手段とを 含む搾乳のための器具が周知である。これらのクリーニング手段/予備搾乳手段 は、乳頭の両側に1つずつ配された、乳頭の縦寸法に近い直径を有する2個の回 転ローラとして構築されている。ローラは、円形、偏心形他等の異なる断面設計 を有することが可能である。予備搾乳の間、ローラは乳頭に圧力を掛け、これに より乳頭のローラの軸と同レベルにある部分が圧縮され、両ローラは逆回転し、 また乳頭に沿って下方移動が可能であることが示されている。クリーニングの間 は、両ローラは乳頭に当てられた状態に保持され、或いは少なくとも予備搾乳の 間よりも遥かに少ない圧力で乳頭を圧している。マッサージの効果またはこうし た効果をねらった目的については、何も言及されていない。 予備搾乳の間は、通常、乳頭内に含まれる乳汁の全量を抽出することが望まし い。これは主として、乳汁が消費用として合格であり、自然の理として***槽に ある乳汁よりも乳頭内の乳汁に存在する可能性が高いと思われる乳腺炎または汚 染の痕跡を含まないことを確認するねらいによるものである。さらに通常、予備 搾乳を行う前に乳頭がクリーニングされたとしても、汚物が乳頭の管の開口部に 残留していることはよくある。同時に、予備搾乳の間に絞られる乳汁は通常は廃 棄されるため、必要な絶対量以上の乳汁の抽出は無駄であり、望ましくない。上 述の文書において開示されている器具は、こうした制御された乳汁量を取得する 手段または可能性、即ち乳頭に含まれる乳汁の全量が過不足なく予備搾乳される ことを保証する手段または可能性を何も提供していない、という欠点を有してい る。 EP−A−0 630 557からは、予備搾乳にも使用可能な乳頭カップを 備えた搾乳用装置が周知である。ある実施形態では、乳頭カップに水を当てるこ とが可能であり、これにより乳頭カップ内部で乳頭にクリーニングとマッサージ の結合効果を達成させている。 EP−A−0 527 509には、乳頭カップがクリーニングに使用され、 かつ搾乳にも適合していることを唱った同様の装置が開示されているが、マッサ ージ効果については言及されていない。 上述の文書におけるように搾乳用の乳頭カップを乳頭のクリーニングにも使用 する場合には、乳頭のクリーニング作業と予備搾乳(または搾乳)作業との間で 乳頭カップを厳重かつ完全にクリーニングしなければならないという欠点がある 。これとは別に、乳汁が汚染されるというかなり高い危険性、及び汚染された乳 汁が乳汁の容器にまで及べば大量の乳汁を廃棄せざるを得なくなるという危険性 が存在している。従って、この技術にはあまり信頼性がない。さらに、機械的手 段が全く使用されないためにクリーニングは極めて非効率的であり、よって乳汁 が汚染される危険性がより高くなることは明らかである。 また、クリーニングと組み合わされた乳頭の刺激を専門に行う装置も周知であ る。より効率的なマッサージ及びクリーニングを提供するように思われるこうし た装置は、例えばFR−A−2 559 351及びDD−A−220 212 に開示されている。しかしながら、こうした装置は全て、予備搾乳用の装置を提 供していないという欠点によって損なわれている。 最後に、本文脈においては、旧タイプの搾乳器が記述されているSE−C−3 0278についても言及しなければならない。この場合、乳汁の抽出はプレート が乳頭に押しつけられることによって達成され、乳汁の通路を遮断する際には別 の遮断手段が乳頭の上部に押しつけられる。予備搾乳、刺激またはクリーニング についての言及は含まれていない。 従って、乳頭の予備搾乳、及び好適にはマッサージ及びクリーニングをも効果 的に実行することのできる装置を提供する問題は、依然課題として残る。 前述の通り、搾乳工程における1つの重要な段階は、実際の搾乳を開始する前 に、搾乳される動物の乳頭及び/または***を効果的にクリーニングすることで ある。乳頭及び/または***が適正にクリーニングされないと、乳汁は汚染され る可能性が高く、人間による消費用として受容されなくなる。たまたま乳汁が汚 染されている1頭の動物からの乳汁が他の動物からの乳汁と一緒に大型容器で収 集された場合は、大量の乳汁を廃棄しなければならなくなる可能性がある。さら には、搾乳システム全体を完全にクリーニングしない限り、新たな動物を搾乳す ることができない。従って、乳頭及び/または***が適正にクリーニングされて いないということは、経費の無駄でありかつ時間の浪費に繋がる。従ってクリー ニングは、実際の搾乳を実行する前に行なう重要な作業である。 搾乳工程における他の重要な段階は、搾乳器具、特に搾乳用クラスタ及び乳頭 カップの効果的なクリーニングを実行することである。搾乳用クラスタまたは乳 頭カップのクリーニングが不適当であれば、上述の場合と同じ重大な問題が発生 し、同じく経費を無駄にする可能性がある。 自動搾乳システムが使用される場合、クリーニングを行う傍ら人間が行なう当 然のチェックがないことから、適正なクリーニングを取得することは特に困難で ある。 乳頭及び/または***をクリーニングする際に最も頻繁に行われる方法の1つ は、ブラシまたは布地ディスクのような何らかの機械的クリーニング装置を使用 して、その装置に乳頭及び***を磨かせることである。こうした装置の大部分は 、ブラシを乳頭/***に当てて動かすと生じる摩擦によってクリーニングを行う 幾つかのブラシまたはこれと同様の器具を含んでいる。このクリーニングは、乾 式または湿式の何れによっても実行が可能である。乾式の場合は液体は添加され ないが、湿式の場合は(洗浄用)液体が添加され、これがクリーニング工程を向 上させると考えられている。 刊行物US−A−4 010 714からは、ハウジング内に配置され下側か ら***に近づけられる大径の回転ブラシによって牛の***をクリーニングする装 置が周知である。クリーニング工程の間は、***に向かって水が噴射される。ま た、本装置は1つまたは複数のブラシを備えることが可能であり、このブラシが クリーニングの他に乳汁の降下を誘導するように牛の刺激も行なうことが唱われ ている。回転ブラシの駆動方法については記述されていないが、これが電気駆動 式のブラシであることは予想できる。回転ブラシを有する同様の装置は、US− A−2 952 860からも知られている。この場合のブラシは、電気駆動式 である。 SU−A−1147 299からは、ボール内に配置された2つのブラシを備 えた同様の装置が周知である。この両ブラシは、交互に回転動作を行う。これら は、複数の空気圧シリンダに接続された駆動手段によって駆動される。空気圧シ リンダが各自の往復動作を実行すると、両ブラシはまず一方に、次いでもう一方 に回転する。 DD−A−127 384には、僅かに異なるタイプの回転ブラシ装置が開示 されている。本刊行物からは、回転板上に配置された幾つかのブラシを有する装 置が周知である。これらのブラシは、実質的に水平である板の上に直立している 。この板は、時間制御された交互回転動作を実行する。駆動手段は、任意の周知 手段であるとしか記述されていない。 前述の周知のクリーニング装置の大部分は電気駆動式であるが、電気はクリー ニング及び搾乳場所において必ずしも直ぐに利用できるとは限らないことから、 これは一般的に言えば欠点である。従って、電気のコンセントが明らかにこうし たクリーニング装置用として供給されなければならないことは、余分な出費とな る。さらに、こうした装置を構成し、設置し、使用するためには特別の安全条件 を満たさなければならない。 駆動手段が電気式でなく空気圧シリンダである場合は、駆動装置がむしろ故障 に対して敏感である。概して、交互回転ブラシを使用すると装置がより複雑にな り、よって障害に対してより敏感となる。 こうしたタイプの装置もまた、極めて敏感な器官である乳頭にブラシまたは類 似要素からの摩擦が加わると、動物に不快な思いをさせかねないという欠点を有 している。 乳頭及び***をクリーニングするためによく行われるその他の方法は、乳頭及 び***に、また場合によっては乳頭カップにも、多くは液体であるクリーニング 用流体を噴霧するものである。こうした装置は、例えばEP−A−0 332 231、EP−A−0 536 837、US−A−3 460 515及びU S−A−4 010 714に開示されている。しかしながら、乳頭に流体を噴 霧するだけというのは適正にクリーニングされた乳頭及び/または***を保証す る上で非常に不確定な方法であることは当業者の誰にも極めて自明である。少な くとも確かな効果を確認するためには、スプレージェットが比較的強力なもので なければならないが、これは動物にとっては不快な経験となる可能性があり、不 幸な状況下では動物を負傷させることにもなる。 クリーニングの効果については常に、乳頭を損傷させる危険性とのバランスが 図られなければならない。また、乳頭の損耗は乳頭の損傷に繋がり、その後の搾 乳がしばらくは不能となる可能性があるため、乳頭には過剰な損耗を加えないこ とが重要である。 多くのクリーニング装置においては、使用される装置は、乳汁の噴出反射を刺 激して乳汁の降下を誘導するために効果のある固有のマッサージ効果をも提供す る。 同じく装置がマッサージ効果を提供するものとされている上述の先行技術文書 に加えて、DD−A−71 239からは、乳頭及び***を洗浄液に浸し、上記 洗浄液に低周波振動を与えることによってクリーニング及びマッサージを行なう 方法及び装置が周知である。 最後に、文書SU−A−1 313 396について言及すると、乳頭及び乳 房のマッサージを専門に行う装置を開示している。この装置はボールを含み、こ の中には複数の球形要素が網の袋に囲まれて入っている。これらの球形要素は、 ボールに真空と過度の圧力が交互に加わることによって乳頭にマッサージ作用を 実行する。但し、この装置は乳頭及び***のクリーニングを一切行わない単純な マッサージ装置である。 発明の要約 本発明の主たる目的は、乳汁を出す動物の搾乳を準備するための改良された方 法及び装置を提供することによって、周知の方法及び装置に関する上述の問題点 を解決することにある。 前述部分及びこれより以降も、主として1つまたは複数の乳頭のマッサージ及 びクリーニングについて言及されている。しかしながら多くの状況下では、これ には少なくとも***の一部のマッサージ及びクリーニングも含まれており、従っ て、「乳頭」という用語は適宜少なくとも***の一部をも包含するものとして解 釈されることが理解されるであろう。 こうした問題は、動物の***及び/または動物の少なくとも1つの乳頭の位置 を決める段階と、上記少なくとも1つの乳頭及び/または***を刺激して乳汁の 降下を誘導する段階とを含む初めに定義された方法によって解決される。 特に、また本発明の第1の態様によれば、本方法はさらに、上記少なくとも1 つの乳頭に自動的に実行手段を接近させることと、上記手段に、以下の段階、即 ち乳頭を刺激して乳汁の降下を誘導する段階と、乳頭に含まれている乳汁を抽出 して制御された量の乳汁を予備搾乳すると同時に乳頭の***槽から乳頭への乳汁 の下方移動を防止する段階と、さらに乳頭内の乳汁の***層への逆流を防止する 段階とを実行させることを含んでいる。 初めに定義されているような対応装置は、上記動物の少なくとも1つの乳頭及 び/または***を刺激して乳汁の降下を誘導するための手段を備えることを特徴 としている。 特に、また本発明の第1の態様によれば、本装置はさらに、乳汁を抽出する手 段と乳頭に含まれている乳汁を抽出する際に制御された乳汁量を取得する手段と を含む予備搾乳のための手段を備えている。 代替として、こうした問題は、最初に定義されかつ本発明の第2の態様に一致 する、上記少なくとも1つの乳頭に自動的に実行手段を接近させることと、上記 手段に、以下の段階、即ち乳頭を刺激して乳汁の降下を誘導する段階と、乳頭に 含まれている乳汁を抽出する全体工程の間に遮断手段によって乳頭上部で乳汁通 路を遮断することによる予備搾乳の段階とを実行させることとを含む方法によっ て解決することができる。 初めに定義されたような、本発明の第2の態様に一致し上記代替方法に対応す る代替装置は、乳汁を抽出する手段と上記少なくとも1つの乳頭の上部の乳汁通 路を遮断して上記乳頭に含まれている乳汁を抽出させる手段とを含む予備搾乳の ための手段をさらに備えることを特徴としている。 こうした方法及び装置は、制御された乳汁量だけが予備搾乳される、即ち乳頭 上部の乳汁通路を、好適には槽のリングフォールドが配置されている場所で遮断 する上記手段よりも下の乳頭槽に含まれている乳汁だけが予備搾乳されるという 優位点を有している。必要であることが分かれば、この操作は反復が可能である 。こうした方法及び装置はさらに、予備搾乳よりも乳汁の降下を誘導するための 乳頭の刺激が先行するという優位点を有している。 第1代替例の方法のさらなる特徴によれば、予備搾乳の間、遮断手段によって 乳頭上部の乳汁通路を遮断することにより、制御された量の乳汁が取得されるこ とが明示されている。 従って、対応装置はさらに、制御された量の乳汁を取得するための手段が、乳 頭上部の乳汁通路を遮断すると同時に乳頭に含まれている乳汁を抽出する手段を 備えていることを特徴としている。 「乳汁通路の遮断」という表現については、この行為または機能を代わりに乳 汁通路の切止めとして説明する、言い替えれば乳汁の流れが何れの方向へも防止 されるような何らかの方法で乳汁通路が閉止されるとして説明することもまた適 当であろう。 第2代替例における方法のさらなる特徴によれば、制御された量の乳汁は予備 搾乳段階の間に取得されることが明示されている。 従って、第2代替例に一致する装置は、予備搾乳段階の間に制御された量の乳 汁を取得するための手段を備えていることを特徴としている。 本発明に一致する装置の他の特徴によれば、乳汁を抽出するための手段は、乳 頭の側面に配置された、作動中は各々が実質的に水平である軸を有する少なくと も2つの逆回転性部材を備えている。上記複数の逆回転性部材は刺激のための上 記手段をも構成するため、刺激及び予備搾乳用として結合された手段が提供され ている。刺激及び予備搾乳用として結合された手段を有することにより、多くの 優位点が確立されている。まず第1に、数個の装置に代わって唯一の結合された 手段を有することにより当然ながら経費が下がる。先に論じた周知の装置に比べ ると、結合された本手段はより効果的なマッサージを提供し、取扱い、適用また は装着がより容易であり、動物により優しい。その構造はより簡単であり、保全 はより容易で、時間節約型でもある。要するに、より費用有効型である。 好適には、上記回転性部材は互いに平行に配置される。但し、他の形状の使用 も考えられ、例えばその相関位置をV字状に形成することもできる。 上記少なくとも2つの逆回転性部材はさらに、少なくとも1つの部材を横方向 に、当該部材の軸を実質的に横切る形で動作させるための手段を特徴としている 。この特徴は、上記複数の部材間の軸間距離の変動を可能にして、例えば乳頭に 異なる圧力を掛けさせる、及び/または個々の乳頭のサイズまたは同一の乳頭の サイズの違いに対する調整を達成させるという優位点を有している。これはまた 、予備搾乳の間に刺激用圧力に匹敵する異なる圧力を掛ける機会を提供している 。これには、空気圧または油圧シリンダ装置もしくは電磁装置等のそれ自体周知 である任意の適正手段を使用することができる。さらに、上記複数部材を動作さ せる上記手段は、例えばばねによって、乳頭に対して弾性的に動作可能である、 或いは乳頭に圧力を掛けることが可能である。さらなる優位点として、本装置の 動物の乳頭への装着がより容易となる。 本装置はまた、上記複数部材をその軸方向、乳頭を横切る方向に動作させる手 段を備えることも可能であり、また上記複数部材を乳頭に沿って上下に動作させ る手段を備えることも可能である。乳頭に沿って上記複数部材を動作させる余地 のない場合は、上記複数部材のサイズ及び形状を、乳頭の全長が1つの部材によ って被覆されるように、即ち当該部材としてブラシが使用されている場合はブラ シの直径が乳頭の最大長と見込まれる長さを僅かに上廻るように設計することが 望ましい。 追加的特徴として、逆回転性部材の回転は、逆向きにすることができる。特に 本装置が刺激及びクリーニングの両用として使用される場合は、逆回転性部材が 乳頭に沿って下方へと回転すれば効果的であることが明らかであろう。但し、予 備搾乳段階の間は、複数部材は反対方向、即ち上方へ回転し、これによりいわゆ る乳頭に沿って降りるまたは下ることが望ましいと思われる。予備搾乳の間は、 回転が遅くされ、その結果回転速度が調整可能であることもまた望ましいであろ う。本装置は、回転部材のための駆動手段を何も保有していないことも考えられ る。こうした場合は、部材を乳頭に沿って上下に動作させる手段が必要であり、 これは部材と乳頭との間の摩擦による自己駆動式となるであろう。特に、乳頭を 不必要かつ過剰な摩耗に曝さないためには、これがクリーニングと結合された刺 激の間は駆動手段によって駆動され、予備搾乳の間は自己駆動式になることがで きるようなものであれば効果的であると思われる。 逆回転性部材は、好適には実質的に伸長された形状または円筒形状であり、ま た多くの代替実施形態が考えられる。例えば、これには摩擦要素が提供される場 合もされない場合もある。摩擦要素は、部材のマッサージ効果をさらに増大させ る、また予備搾乳を促進させるもしくは少なくとも予備搾乳を妨害しない、とい った優位な効果を達成する。これはまた、後述するクリーニングにおいて重要な 役割を果たしている。 摩擦要素という表現は、逆回転性部材の摩擦効果、延てはマッサージ及び恐ら くはクリーニング効果を高めると思われるあらゆる適正要素であることが理解さ れる。但し、乳頭に何らかの損傷が加わるような危険性は一切あってはならない ことから、摩擦はほんの僅かであることが望ましい。こうした摩擦要素の例とし ては、剛毛、繊維、布地ディスク、ゴム製ディスク、布地ストリップ、いぼまた はこれに類似するもの等がある。 さらなる特徴として、上記複数部材は、少なくとも部分的に伸長可能なコアを 構成する軸コアを備えることが可能であり、また上記装置は、予備搾乳の間に上 記コアを伸長させるための手段をさらに備えている。伸長可能なコアの優位点は 、予備搾乳段階の間にこれが伸長されることが可能であって乳頭への圧力が増大 され、これにより予備搾乳が促進されることにある。 代替として、上記コアの軸部分は直径を増大されて設計され、また上記部分は 予備搾乳に使用される。これは、例えば一方の直線部分の直径が増大され、他方 の直線部分の直径がより小さいコアとして、もしくは紡錘形のコアとして構成さ れることが可能である。 他の代替例として、逆回転性部材は2つのベルトを備えることが可能であり、 また上記装置はさらに乳頭の両側に1対ずつ2対のロールを備えることが可能で あって、その各対のうちの少なくとも1つのロールは駆動ロールであり、各ベル トは作動中、各対の2ロールに渡ってその間を上記駆動ロールによって実質的に 垂直方向に走行し、各ベルトはその2つの付随するロールと共に1つのベルトユ ニットを構成する。 この代替例はまた、遮断手段の幾つかの代替実施形態のうちの1つを含むこと も可能であり、この場合、上記最初の2対のロールにおける最上部の2つのロー ルが上記遮断手段を構成することも可能である。本実施形態は、幅がより狭く、 態様によっては取扱いが非常に容易であるという優位点を有している。例えば、 これは垂れ下がる2つのベルトユニットによって移送されることが可能であり、 また1つのロールだけによって一端で保持されることが可能であるため、乳頭へ の装着がより容易であると言える。これを乳頭に装着するときは、乳頭を両ベル ト間に挿入する必要はなく、1つのベルトユニットを乳頭の側面に当て、次いで もう一方のベルトユニット及び2つのベルトユニットを接続している結合要素を 持ち上げて乳頭の3方を取り囲むだけで十分である。 上記から類推すると、本発明による方法はさらに、乳頭上部の乳汁通路を遮断 する行為と乳汁を抽出する行為とが同一の手段によって実行されるという特徴を 含むことができる。 代替として、本方法は、乳汁通路の遮断及び乳汁の抽出の2つの行為が2つの 別個の手段によって実行されるという特徴を含むことができる。従って、本装置 は、乳汁通路を遮断するための手段と乳汁を抽出するための手段とが2つの別個 の手段であることを特徴とすることができる。 乳汁通路を遮断するための手段は、幾つかの異なる実施形態に一致して考える ことが可能であるが、後に第4の実施形態として参照されるそのうちの1つにつ いては既に先に略述されている。第1及び第2の実施形態では、上記構造的手段 は、乳頭の上部に外側から装着される内側に伸長可能な要素である。この場合、 こうした要素は伸長されていない状態で乳頭に簡単に装着され、適正に配置され た後に伸長されることが可能であるという優位点が達成される。第1の実施形態 では、上記伸長可能要素はさらに、好適にはリングである膨張可能な環状要素の 形式で供給されている。このリングは、任意の適正な断面形状を有することがで きる。第2の実施形態では、上記手段は、乳頭の損傷を避けるためにその両端ま で一定の厚さのある一般的なアイリス絞りの形状を有している。変形例として、 アイリス絞りはまた、膨張可能な環状要素を形成することも可能であり、こうし た場合、これは膨張可能なリングセグメントとも称し得るものを備えることにな る。その他の適正形状もまた考えられる。 第3の実施形態では、乳汁通路を遮断するための上記手段は、少なくとも2つ の棒が乳頭の上部に横方向に当てられている形式とすることが可能である。この 実施形態は、乳頭を上記手段に挿入する必要がないという優位点を有し、これに より、乳頭の場所決めに際してあまり精度が要求されない。本実施形態はさらに 、マッサージ及び/またはクリーニング段階の間は棒を簡単に取り外せるという 優位点を有している。また棒の使用により、遮断手段によって乳頭に加わる圧力 の簡単な調整及びより良好な調節が可能になる。 さらなる特徴によれば、本方法は予備搾乳された乳汁を分析する段階を含み、 また上記装置は予備搾乳された乳汁を分析するための手段を備えている。これに より、乳汁が搾乳工程の継続に必要なあらゆる条件を満たしているかどうかを決 定することができるという優位点が達成される。このことは、例えば問題の牛が 病原菌またはこれに類似するものを有していることや乳頭口が汚れていること等 によって乳汁が汚染されている場合に特に重要である。これは、乳汁が汚染され ていれば、この乳汁によって乳汁タンタ内の全量が汚染される可能性があるため である。 予備搾乳された乳汁を分析する方法には、様々なタイプのセンサ等、多くの代 替方法がある。本発明のある特徴によれば、乳汁を分析するための上記手段は、 予備搾乳された乳汁が噴霧されるカップ、好適には内側が暗色であるカップと、 予備搾乳された乳汁が凝血やゴミ等の可視性汚染物質を何も含んでいないことを 確認するためのビデオカメラ等の可視性制御手段とを含んでいる。暗色表面は、 乳腺炎によるフレークや凝血の検出に特に適している。ビデオカメラは、凝血で ある可能性のあるものの暗色を背景とした色または輪郭等に基づいて乳汁の分析 を実行することができる。ビデオカメラの代わりに、可視性制御は「人手」によ って、即ち人間が直接乳汁を見ることによって行うことができる。収集手段は、 上記カップ以外にも適宜他の手段を使用することができる。それ自体周知の代替 として、乳腺炎のチェックは、予備搾乳された乳汁の導電性または透視度を決定 する手段を有する装置を供給することによって行うこともできる。また、化学的 な分析手段を使用する可能性もある。 代替として、乳汁を分析するための手段は、予備搾乳された乳汁が収集される 、乳汁の分析のための一体形センサ手段を備えたカップを含むことが可能であり 、もしくは乳汁を分析するための上記手段は、予備搾乳された乳汁が収集される 、乳汁を分析装置へと運ぶ吐出し口を備えたカップを含むことが可能である。 最後に、有益であることが分かれば、本分析段階を反復することができる。 本発明のある追加的特徴によれば、本方法は、乳頭を刺激する段階が同一手段 によって実行される上記乳頭の同時的クリーニングをも含むことを特徴としてい る。従って、本発明に一致する本装置はさらに上記少なくとも1つの乳頭をクリ ーニングするための手段を備えており、乳頭の刺激及び予備搾乳双方のための上 記結合された手段はまた上記乳頭をクリーニングするための手段をも構成し、こ の手段は同時的かつ結合された刺激及びクリーニングを実行する。明らかな優位 点は、同一の手段が全3段階に使用され、これにより本装置の構成が単純化され 、より経済的となり、またその使用が容易となることにある。 さらなる特徴として、本装置は、クリーニング用流体を上記クリーニング手段 及び/または乳頭に供給するための手段を備えている。上記クリーニング用流体 は、好適には、できれば清浄剤または消毒剤を添加された液体、多くの場合は水 、であるが、これはまた例えば空気のような気体とすることもできる。追加的特 徴として、上記装置はさらに、乳頭のクリーニング中及び/またはクリーニング 後に上記クリーニング用流体を分析するための手段を含むことができる。従って 、上記発明による本方法はまた、クリーニング用流体を使用する段階を含むこと が可能であり、さらに、乳頭のクリーニング中及び/またはクリーニング後に上 記クリーニング用流体を分析する段階を含むことが可能である。これにより、上 記流体が予備搾乳の段階を継続するための搾乳工程に関する全ての要件を満足し ているかどうかを決定することができるという優位点が達成される。クリーニン グ用流体が許容量を越える汚染物を含有していれば、クリーニング段階を反復す ることができる。 搾乳の開始前に乳頭を清浄化することの重要性以外に、乳頭を過剰にクリーニ ングしないこともまた極めて重要であることが発見されている。クリーニングは 全て乳頭表面を機械的に摩耗させ、これによって乳頭が損傷し、その後の感染及 び乳頭搾乳の困難または不可能さにさえも至る場合があるため、乳頭のクリーニ ングは絶対に必要なものだけに制限することが極めて重要である。乳頭のクリー ニングを制限すると、装置の能力が増大し、搾乳開始までの時間が最小化される 。従って、本発明によって行われているようにクリーニング用流体を分析するこ とが効果的である。 さらに他の特徴として、本方法は、全ての段階が中断なしの順序で、かつ乳頭 の間近から上記実行手段を取り除くことなく行われるため、極めて効率的な作動 が達成されることを特徴としている。 最後の特徴として、第1及び第2の態様に一致する本方法は、1つまたは複数 の段階が反復可能であることを特徴としている。 要約すると、本発明の第1及び第2の態様に一致して、結果的にかなり単純な 構造であって正確な位置決めがさほど要求されずに簡単に動物に装着され、効果 的な予備搾乳を提供し、過剰な摩耗を行うことなくかつ動物に不快な思いをさせ ずに効果的な乳頭のマッサージ及び好適にはクリーニングも共に供給し、同時に 乳汁が汚染される危険性をより少なくすること、かつ良質の乳汁の無駄をより少 なくすることを保証するような装置が達成されている。 続いて、第3及び第4の態様に関する本発明の特に効果的な特徴によると、本 方法はさらに動物の少なくとも1つの乳頭及び/または***をクリーニングする ことを含み、本装置は少なくとも1つの乳頭及び/または***をクリーニングす るための手段を備えている。 上記第3の態様によれば、本発明に一致する方法はさらに、駆動流体の流れを 供給することと、これを回転式クリーニング手段に向けて方向付けることにより 上記クリーニング手段の回転を駆動することを含むことを特徴としている。 さらなる特徴として、上記方法は、上記流体を乳頭及び/または***がクリー ニング目的で配置されると予想される区域へと配向することにより、駆動流体を クリーニング用流体として使用することを含んでいる。 この第3の態様によれば、本装置は、上記少なくとも1つの乳頭及び/または ***に適用することのできる少なくとも1つの回転式クリーニング手段を備え、 かつクリーニング手段の回転を駆動する駆動流体を供給するための駆動流体供給 手段をさらに備えることによって特徴づけられる。駆動流体を使用すれば、多少 なりとも湿った環境では危険であるとされる場合のある電気を使用する必要なし に、回転式クリーニング手段によって有効なクリーニングを取得することができ るという優位点が達成される。これはまた、機械的なギアまたはこれに類似する ものが一切不要であるという優位点を有している。さらに、旋回式(交互式)タ リーニング手段の代わりに回転式クリーニング手段を使用することにより、より 単純でより信頼性のある構造が達成されている。 他の特徴として、本装置は、本装置が回転式クリーニング手段を回転させるた めのロータリ流体駆動式駆動手段を備え、また駆動流体が上記ロータリ流体駆動 式駆動手段を駆動することを特徴としている。本装置にロータリ流体駆動式駆動 手段を供給することは、先行技術によって周知である複雑な駆動手段を避けると いう優位点を有している。さらなる特徴として、本装置は、駆動流体をロータリ 流体駆動式駆動手段へと配向するための手段を備えている。 ある代替例によれば、回転式クリーニング手段は、好適には実質的に円筒形状 である回転性部材を備えている。本装置はさらに、クリーニング部材をその端部 のうちの1つに支持し、クリーニング部材を実質上直立した位置に保持するため の手段を備えていることを特徴とすることができる。こうした支持手段は、リン グ形状の環状要素を備えることが可能であり、もしくはプレートを備えることが 可能である。 クリーニング部材のある実施形態では、各クリーニング部材に個々のロータリ 流体駆動式駆動手段が供給されていることが特徴となっている。他の実施形態で は、各クリーニング部材がその独自の中心軸の回りを自由に回転する間に支持手 段が固定される。 さらに他の実施形態では、各クリーニング部材はその独自の中心軸の回りを自 由に回転し、支持手段は中心軸を有し、その独自の中心軸の回りを自由に回転し 、またロータリ流体駆動式駆動手段を備えているため、各クリーニング部材はそ の独自の中心軸及び上記支持手段の中心軸双方の回りを回転可能である。 さらに他の実施形態では、各クリーニング部材は支持手段の上に固定され、上 記支持手段は中心軸を有し、その独自の中心軸の回りを回転可能であり、またロ ータリ流体駆動式駆動手段を備えているため、固定されたクリーニング部材を有 する上記支持手段は、上記支持手段の中心軸の回りを回転可能である。 続いて、本装置は、クリーニング部材の表面にブラシ、剛毛、布地ディスク、 布地ストリップ、ゴム製ディスク、繊維、いぼ状突起またはこれに類似するもの 等のクリーニング要素が供給されていることを特徴とすることができる。クリー ニング要素は、乳頭及び/または***に過剰な摩耗を加えたり動物に不快な思い をさせることなく有効なクリーニングを取得するという目的に最も良く適合する 任意の適正タイプを選択することができる。クリーニング要素はまた、乳汁の降 下にとって有益なマッサージ及び刺激効果をも提供するという追加的優位点を有 している。 他の特徴として、クリーニング部材は、クリーニング部材が乳頭/***に当て られるべき部分においてその軸間の散開距離が最大となるように配置することが できる。円錐形状と比肩しうるこの配置は、本装置の使用を容易にする、即ちそ の動物の乳頭及び/または***への適用をより簡単にする、という優位点を有し ている。各クリーニング部材をその上部が最大径である円錐形状として設計する こともまた考えられるであろう。 特に効果的な実施形態では、上記第3の態様に一致する本装置は、それが剛毛 を供給されたブラシの形式である3つのクリーニング部材を備え、クリーニング 要素は上記剛毛であることを特徴としている。 本装置は、クリーニング部材に加えて、ハウジングを備え、クリーニング部材 は上記ハウジング内に配置されていることを特徴としている。 代替として、もしくはクリーニング部材を補助するものとして、本装置は、回 転式クリーニング手段が回転式ハウジングを備えていることを特徴としている。 回転式であるなしに関わらず、ハウジングの供給は、動物周辺に駆動流体が不 本意に注がれないという優位点を有している。特に、後述のように駆動流体がク リーニング流体でもある場合は、実際的理由から、またクリーニング作業の効率 の面から、これがハウジング内に保持されることが効果的である。 回転式であるなしに関わらず、ハウジングは、好適にはブラシ、剛毛、布地デ ィスク、布地ストリップ、ゴム製ディスク、繊維、いぼ状突起またはこれらに類 似するもの等のクリーニング要素を備えていて、これが上記ハウジング内部の少 なくとも一部を被覆している。こうした要素の優位点については、既に述べてい る。ハウジングには、適宜その内面全体またはその一部のみにクリーニング要素 を供給することができる。当然ながら、ハウジングが円錐台として構成されてい る場合のようにハウジングに底部が備わっている場合は、この底部をクリーニン グ要素で被覆することが可能であり、これにより、乳頭の先端がより良くクリー ニングされるという優位点が提供される。 特別の特徴として、ハウジングには少なくとも1つの壁が供給され、流体供給 手段はハウジング内に少なくとも1つの開口部を備えており、流体はこの開口部 を通って供給され、ロータリ流体駆動式駆動手段へと至る。好適には、ハウジン グは実質的な円錐形状を有している。円錐形状は、動物の乳頭及び/または*** への装着がより容易であることから、本装置の使用を促進させる。好適には、ハ ウジングは逆さにされた円錐台として構成される。即ち、下向きの最小径の一端 と、清浄化される乳頭/***に向かって上向きの最大径の一端とを有している。 但しハウジングは、ボール形等、意図的であることが分かっている任意の他の形 状を有することができる。 本装置はさらに、ロータリ流体駆動式駆動手段がクリーニング要素を備えてい ることを特徴としている。この特徴は、補助的な駆動手段または外部からの駆動 手段が何も必要でないという重要な優位点を有している。従って、本装置は駆動 流体によって直接駆動されることが可能である。 代替として、もしくは補助的なものとして、これは、ロータリ流体駆動式駆動 手段が羽根車、ベーン、パドル、シャベル、プロペラまたはタービン等のブレー ド手段を備えていることを特徴とすることができる。補助駆動手段が必要である 、または好適であるとされる場合には、この特徴は、極めて簡単な解法を提供す るという優位点を有している。本ブレード手段は任意の適正形状を有することが 可能であり、そのサイズ及び数は特定の各適用状況の要求事項に適合させること ができる。 特別の特徴として、本装置は、少なくとも1つの壁を含み、前述の第1のハウ ジングと実質的に同一の形状であるが上記第1のハウジングより僅かに大きく、 上記第1のハウジングの外側に位置する第2のハウジングと、上記第1及び第2 のハウジングの各壁の間に形成される空間と、上記空間に駆動流体を供給するた めの手段とを含むことが可能であり、さらに、上記第1の内側のハウジングには 壁に複数の穴が供給されていて、これを通って流体が上記第1のハウジングに入 ることを特徴とすることができる。 さらに他の特徴として、駆動流体を上記第1及び上記第2のハウジングの各壁 の間に形成される空間に供給するための手段が両ハウジングの下端に配置され、 これはさらに、駆動流体の流れを、上記空間に入る1つの流れと両ハウジングの 上記下端に配置された駆動ブレード手段へと方向付けられるもう一方の流れとの 2つの流れに分割する手段を備えている。この特徴によって二重のハウジングを 供給することは、特に駆動流体がクリーニング用流体でもある場合には、駆動機 能が主としてブレード手段に向けて配向される流れによって実行され、一方で両 ハウジングの間の空間に入り、さらには内側のハウジングへと入ってそこでクリ ーニング要素と一緒に作動する流れによって極めて良質のクリーニング機能が達 成されるという優位点を有している。 上述のハウジングの何れにも、開放された上端と、開放された下側の底端とを 供給することができる。代替としてこれらには、開放された上端と、その下端に は底を供給することが可能であり、また上記底には、供給された駆動流体を排出 するための吐出し口を供給することができる。 ある代替的特徴によれば、駆動流体供給手段は、好適には水である液体ソース に接続されている。第2の代替的特徴によれば、駆動流体供給手段は、好適には 加圧された空気である気体ソースに接続されている。第3の代替的特徴によれば 、駆動流体供給手段は、真空ソースに接続されている。こうした流体ソースは全 て、概して搾乳ステーションにおいて直接利用可能であるという優位点を有して いる。 好適には、駆動流体はクリーニング用流体をも構成する。この優位点について は、上述の異なる文脈において既に論じている。しかしながら、これが本発明の 主要な優位点の1つであることは強調されなければならない。クリーニング用流 体を装置の駆動用として併用し、補助器具または駆動手段を何ら使用する必要が ないことにより、駆動の問題に関する極めて単純で、安全かつ経済的な解法が達 成される。但し本装置には、駆動流体に加えてクリーニング用流体を供給するた めのあらゆる種類の補助手段を接続配置することが可能である点については言及 されなければならない。クリーニング用流体を供給するための1つの方法は、例 えばクリーニング部材の軸を通じて行われる。 本発明に一致する装置はさらに、乳頭及び/または***がクリーニングのため に配置されることが予想される区域に向けて駆動流体を配向するための手段を備 えていることを特徴としている。 さらに本装置は、上記装置を上記少なくとも1つの乳頭及び/または***の下 から上向きにクリーニング手段が上記少なくとも1つの乳頭及び/または***に 接触するまで移動させることにより、上記少なくとも1つの乳頭及び/または乳 房に装着されることを特徴とすることができる。 さらに本装置は、本装置がロボットアームによって支持されていることと、上 記装置がクリーニング操作の間、上記ロボットアームによって***及び/または 上記少なくとも1つの乳頭に関連して自動的に移動可能であって***及び/また は上記少なくとも1つの乳頭の全部位が清浄化されることを保証することと、上 記装置がさらに、本装置が***及び/または上記少なくとも1つの乳頭に到達し た時点を指示するセンサ手段を含むことと、上記センサ手段が上記センサ手段に 応答して上記ロボットアームの動作を制御しかつ本装置の作動を制御する制御手 段に接続されていることと、上記ロボットアームが、クリーニング操作の準備に おいて本装置を***及び/または上記少なくとも1つの乳頭の下に配置し、本装 置を乳頭及び/または上記少なくとも1つの乳頭に向けて上向きに上記センサ手 段が本装置の***及び/または上記少なくとも1つの乳頭への到達を指示するま で移動させ、クリーニング操作が完了すると本装置を***及び/または上記少な くとも1つの乳頭から取り外すことを特徴とすることができる。 上述の制御手段及びセンサ手段は、それ自体周知である任意の適正タイプであ るものとすることができる。例えばセンサ手段は、触覚センサ、レーザセンサ、 超音波センサまたはRGB解析によって作動するビデオカメラ等を備えることが 可能である。 次に、本発明による上述の第4の態様について説明すると、本方法は、少なく とも1つの乳頭カップのクリーニングを含むことを特徴としている。「少なくと も1つの乳頭カップ」という表現は、単に乳頭カップだけでなく搾乳用クラスタ 全体をも意味していることは理解されなければならない。この第4の態様によれ ば、本対応装置は少なくとも1つの乳頭カップをクリーニングするための手段を 備えている。これにより、同一の装置によって複数の乳頭及び***だけでなく搾 乳器もクリーニングすることが可能であり、その結果、動物の搾乳を準備するた めの極めて経済的なシステムが生まれるという優位点が達成されている。 この第4の態様によれば、最初に定義された方法はさらに、拡散流体における 粒状物質の複数の乳頭及び/または***及び/または少なくとも1つの乳頭カッ プ上での分散を含むクリーニング用流体の適用によって特徴づけられる。 この第4の態様による、最初に定義された通りの対応装置は、クリーニングの ための手段がクリーニング用流体を含むことと、本装置がクリーニング用流体を 上記複数の乳頭及び/または***及び/または少なくとも1つの乳頭カップ上に 適用する手段と、クリーニング用流体を準備するための手段とを備えることと、 クリーニング用流体を準備するための上記手段が、分散流体における粒状物質を 分散させるための手段と、上記粒状物質を上記分散手段に供給するための手段と 、上記分散流体を上記分散手段に供給するための手段とを備えていること、を特 徴としている。 本発明の第4の態様に関しては、本方法及び装置において使用されるクリーニ ング用流体を提供すること、及びこのクリーニング用流体を準備するための方法 をも提供することがさらなる目的である。 従って、本目的の達成に役立つ初めに定義された通りのクリーニング用流体は 、分散流体における粒状物質の分散を含むことを特徴とし、さらにクリーニング 用流体を準備する初めに定義された通りの方法は、分散流体における粒状物質の 分散によって特徴づけられる。 本発明の第4の態様に一致する複数の乳頭及び/または***及び/または少な くとも1つの乳頭カップを清浄化するための方法及び装置は、本クリーニング用 流体を適用することにより、乳頭及び/または***の機械的摩耗及び動物のこう した敏感な部位に起こり得る損傷を必ずやもたらすと思われるブラシ等の機械的 なクリーニング手段を使用する必要なしに効果的なクリーニングが達成されると いう優位点を有している。単一の流体を使用する先行技術に比べると、本クリー ニング用流体は、一定の研摩機能または摩擦機能を保有していて軽度のブラスト 効果と称され得るものを達成させる粒状物質が流体内に分散されているために改 善されたクリーニング効果が提供されるという優位点を有している。粒状物質は 、それ自体周知である任意の適正な種類の粒状物質とすることができる。分散さ れた粒状物質を有するクリーニング用流体はまた、自動的にマッサージ効果を提 供するという追加的優位点を有している。 特許を請求されているクリーニング用流体はさらに、分散流体が好適には水で ある液体であって、上記粒状物質が好適には空気の泡である気体の泡を含んでい ることを特徴としている。変形例として、上記粒状物質は、塩の結晶、プラスチ ック粒、おがくずまたはこれらに類似するもの等の固体または実質的に固体であ る物質の粒子を含むことができる。追加的特徴として、上記粒状物質は、固体ま たは実質的に固体である物質の粒子及び好適には空気の泡である気体の泡の両方 を含むことができる。空気の泡を水等の液体に混入することは、例えば最近の家 庭用蛇口や泡風呂から周知であり、これには乳頭に極めて優しい周知のクリーニ ング及びマッサージ効果がある。但し、こうした装置の本分野における使用は、 未だ考えられていない。 代替として、クリーニング流体は、分散流体が好適には空気である気体であり 、上記粒状物質が液滴を含むことを特徴としている。変形例として上記第1の代 替例から類推すると、上記粒状物質は、塩の結晶、プラスチック粒、おがくずま たはこれらに類似するもの等の固体または実質的に固体である物質の粒子を含む ことができる。追加的特徴として、上記粒状物質は、固体または実質的に固体で ある物質の粒子及び液滴の両方を含むことができる。 第3の代替例として、クリーニング用流体は、好適には水である液体と好適に は空気である気体との混合物を含む上記分散流体と、塩の結晶、プラスチック粒 、おがくずまたはこれらに類似するもの等の固体または実質的に固体である物質 の粒子を含む上記粒状物質とによって特徴づけられる。 クリーニング用流体を準備する対応方法は代替的に、好適には水である液体、 または好適には空気である気体、もしくは好適には水である液体と好適には空気 である気体との混合物の形態である分散流体を選択することによって特徴づけら れることが可能である。本方法はさらに、好適には空気の泡である気体の泡の形 態、または塩の結晶、プラスチック粒、おがくずまたはこれらに類似するもの等 の固体または実質的に固体である物質の小粒子の形態、もしくは液滴の形態であ る粒状物質を選択することによって特徴づけられる。本方法では、クリーニング 用流体の上記特徴から類推すると、異なる分散流体及び粒状物質を組み合わせる ことができる。 異なる代替例によって達成される優位点は、多数の異なるタイプの粒状物質を 流体内に分散させる添加物として選択することができることにある。 粒状物質を固体または実質的に固体である物質として選択すれば、より効果的 なクリーニングが達成される。当然ながら、粒状物質は、簡単に言えばクリーニ ング及びマッサージに有効であると同時に動物の乳頭に優しい、という本発明に おける特定使用に関する特殊な要求事項に適合するものである限り、どんな種類 のものでも選択することができる。 最後に、本方法は、清浄化された1つまたは複数の物体、適宜特徴づけられた クリーニング用流体及び対応手段を備えた装置の乾燥を促進させる物質をクリー ニング用流体に添加するというさらなる特徴を含んでいる。クリーニング用流体 へのこうした物質の添加は、それが暖気を使用して乾燥が行われる場合のように 熱くなることがなく、また加熱されていない空気を使用して乾燥が行われる場合 のように乳汁の降下を妨げることがあるほど冷たくもならないことから、クリー ニングを一般的な乾燥手段が使用される場合よりも乳頭にとってより不快でない ものにするという優位点を有している。当然ながら、洗剤または消毒剤等の他の 物質をクリーニング用流体に添加するための手段を供給すること、及びクリーニ ング用流体及びクリーニング用流体を準備する方法にこうした物質の添加を包含 することもまた可能であろう。 本発明の第4の態様による方法はさらに、上記クリーニング用流体を受け器に 収集することと、クリーニング用流体を撹拌することと、上記乳頭及び/または ***及び/または少なくとも1つの乳頭カップを上記クリーニング用流体に浸漬 することによって上記クリーニング用流体を適用すること、によって特徴づけら れる。代替として、もしくは補助的なものとして、本方法は、クリーニング用流 体の流れを乳頭及び/または***及び/または少なくとも1つの乳頭カップ上へ と配向してクリーニング用流体を適用することにより特徴づけられている。 クリーニング用流体の撹拌によって、流体における粒子と清浄化される対象と の間に増大された摩擦が取得され、延ては効果的な増大された清浄効果が取得さ れる。非常に簡単ではあるが驚くほど効果的な解法として、撹拌効果は、クリー ニング用流体及び/または固体粒子または気体の泡の何れの形態であれ粒状物質 が加圧下で受け器の内側に直接供給されることにより達成することができる。但 し、別個の撹拌手段もまた考え得るものであり、本発明による装置はクリーニン グ用流体を撹拌するための特別の手段を備えることができる。こうした手段の例 としては、受け器内の液体の脈圧の変動を伝える装置や超音波等の高周波または 低周波発振を生成する装置がある。また、循環ポンプまたは二重壁の底を有する 受け器等それ自体周知の機械的撹拌手段も可能である。 本発明の第4の態様による装置は、第1の実施形態において、クリーニング用 流体を適用するための手段が上記クリーニング用流体の流れを動物の少なくとも 乳頭上に配向するための手段を備えていることと、上記装置に分散手段とクリー ニング用流体の流れを乳頭及び/または***及び/または少なくとも1つの乳頭 カップ上に配向するための手段とを接続する接続手段が供給されていること、を 特徴としている。これは、例えば分散された固体粒状物質または気体の泡を含む 液体の噴霧、または分散された固体粒状物質または液滴を含む気体の噴霧を乳頭 上に配向することによって実行することができる。流体の適用に噴霧を使用する ことは、効果的なクリーニングを取得するという視点において周知の優位点を提 供する。 追加的な特徴として、本装置は、内側にクリーニング用流体の流れを配向する ための手段が配置され、またクリーニング用流体がその内側に適用される受け器 を備えることができる。この特徴は、クリーニング用流体が広範囲に飛散するこ とを防ぐという優位点を有している。これはまた後述の通り、クリーニング用流 体を収集する効果的な可能性も提供している。 第4の態様による本装置の第2の実施形態では、クリーニング用流体を適用す るための手段は受け器を備えており、上記クリーニング用流体は受け器の内側に 収集され、受け器の中で乳頭及び/または***及び/または少なくとも1つの乳 頭カップの浸漬を介して適用される。上記受け器には入口が設けられており、上 記入口と分散手段との間には接続手段が供給されているため、クリーニング用流 体は上記入口を介して受け器へと進入する。 第3の実施形態では、本装置は、クリーニング用流体を適用するための手段が 、上記クリーニング用流体が内側に収集され、乳頭及び/または***及び/また は少なくとも1つの乳頭カップの浸漬を介してその中で適用される受け器を備え ていることと、上記受け器には粒状物質を供給するための手段が接続されている 第1の入口と、分散流体を供給するための手段が接続されている第2の入口とが 設けられていることと、分散流体において粒状物質を分散するための手段が上記 第1の入口に接続されていること、を特徴としているため、分散流体における粒 状物質の分散は受け器の内側で発生する。これは例えば、乳頭が液体に浸漬され ている間に気体の泡の流れを乳頭へと配向することによって実行することができ る。 クリーニング用流体が内側に収集され、乳頭及び/または***及び/または少 なくとも1つの乳頭カップの浸漬を介してその中で適用される受け器を供給する という特徴は、牛の周囲にクリーニング用流体が不本意にシャワーされないとい う優位点を提供している。また、クリーニング用流体が実際的理由かつクリーニ ング操作における効率上の理由で受け器の内部に保持されることも効果的である 。これはまた、クリーニング用流体の浪費を防止する。さらに、これは乳頭に極 めて優しいという優位点を提供し、同時に有効なクリーニング効果及びマッサー ジ効果もやはり提供している。 第4の態様によれば、本方法はさらに、クリーニング用流体を適用するための 装置をロボットアームによって持ち上げ、乳頭及び/または***及び/または少 なくとも1つの乳頭カップが位置する区域へと運搬することと、上記区域におい て上記クリーニング用流体を上記乳頭及び/または***及び/または上記少なく とも1つの乳頭カップ上に適用すること、を含むことができる。代替として、本 方法は、上記少なくとも1つの乳頭カップをロボットアームによって持ち上げ、 クリーニング区域へと運搬することと、上記クリーニング区域においてクリーニ ング用流体を上記乳頭カップ上に適用すること、を含むことができる。要するに 、本クリーニング方法は、装置を清浄化される対象へと運搬する、或いはその反 対、の両方の可能性を提供している。 最後に、本発明の第3及び第4の態様による方法は、乳頭及び/または***を 刺激する段階がクリーニングと同時に、かつ同一手段によって行われることを特 徴としている。従って、本装置は、乳頭及び/または***を刺激するための手段 及び乳頭及び/または***をクリーニングするための手段が組み合わされた1つ の手段であり、この同一手段によって同時的な刺激及びクリーニングが実行され ることを特徴としている。 上記に加えて、本発明はまた、本発明の第1及び第2の態様に一致する装置、 及び上記装置によって実行される操作を制御するための制御ユニットを含む動物 の半自動または自動搾乳に使用される器具を含んでいる。こうした制御ユニット は例えば、搾乳用クラスタの乳頭カップを予備搾乳の間に合格品質の乳汁を生産 した乳頭のみに装着するための制御手段を含むことができる。これはまた、本装 置によって実行される諸作業、即ちマッサージ、クリーニング、予備搾乳、洗浄 液及び乳汁の分析他、に関連して使用可能な他の任意の制御手段を含むことがで きる。 さらに、本発明は、本発明の第4の態様に一致する装置を備えた自動搾乳にお いて使用する器具を含んでいる。「自動搾乳器」という表現は、好適には搾乳用 ロボットによって乳頭への乳頭カップの自動装着及び乳頭カップの自動除去の両 方を行う搾乳器を含む搾乳ステーションとして理解される。当然ながら、本装置 は、乳頭カップの装着は手動で取り外しは自動である半自動式搾乳器において使 用することも可能であるが、乳頭カップを手動で装着する際に乳頭/***/乳頭 カップを手動で清浄化することは極めて簡単であるため、こうした使用は実際的 理由からあまり納得のいくものではなく、こうした目的で本装置を使用すること はただ煩わしいだけであると思われる。 本発明による自動搾乳のための器具は、既に説明した第4の態様に一致する装 置を備えており、さらに、本器具がロボットアームを備えていることと、上記装 置が上記ロボットアームによって支持されていることと、上記装置がクリーニン グ操作の間、上記ロボットアームによって乳頭及び/または***及び/または上 記少なくとも1つの乳頭カップに関連して自動的に移動可能であって乳頭及び/ または***及び/または上記少なくとも1つの乳頭カップの全部位が清浄化され ることを保証することと、上記装置がさらに、本装置が乳頭及び/または***及 び/または上記少なくとも1つの乳頭カップに到達した時点を指示するセンサ手 段を含むことと、上記センサ手段が上記センサ手段に応答して上記ロボットアー ムの動作を制御しかつ本装置の作動を制御する制御手段に接続されていることと 、上記ロボットアームが、クリーニング操作の準備において本装置を乳頭及び/ または***及び/または上記少なくとも1つの乳頭カップの下に配置し、本装置 を乳頭及び/または***及び/または上記少なくとも1つの乳頭カップに向けて 上向きに上記センサ手段が本装置の乳頭及び/または***及び/または上記少な くとも1つの乳頭カップへの到達を指示するまで移動させ、クリーニング操作が 完了すると本装置を乳頭及び/または***及び/または上記少なくとも1つの乳 頭カップから取り外すことを特徴としている。言及された制御手段及びセンサ手 段 は、それ自体周知である任意の適正タイプのものとすることができる。例えばセ ンサ手段は、触覚センサ、レーザセンサ、超音波センサまたはRGB解析等の画 像解析によって作動するビデオカメラ等を備えることが可能である。 代替として、本発明に一致する自動搾乳において使用するための器具は、第4 の態様に関連して既に説明された装置を備えており、さらに、本装置が少なくと も1つの乳頭カップのクリーニングに使用される場合に、本器具が、上記少なく とも1つの乳頭カップを持ち上げてクリーニング区域へと運搬し上記クリーニン グ区域においてクリーニング用流体を上記乳頭カップ上に適用するためのロボッ トアームを備えていることと、本器具が、上記少なくとも1つの乳頭カップにロ ボットアームが到達したことを指示するセンサ手段と、ロボットアームがクリー ニング区域に到達したことを指示するセンサ手段とをさらに含むことと、上記セ ンサ手段が、上記センサ手段に応答して上記ロボットアームの動作を制御しかつ 本装置の他の作動を制御するための制御手段に接続されていることと、上記ロボ ットアームが、上記少なくとも1つの乳頭カップをクリーニング用流体を適用す るための手段に向けて下向きに上記センサ手段が上記適用手段への到達を指示す るまで移動させることによって、上記少なくとも1つの乳頭カップをクリーニン グ区域に配置し、クリーニング用流体操作が完了すると上記少なくとも1つの乳 頭カップを取り外してこれをその元の位置に戻すこと、を特徴としている。この 場合もまた、言及された制御手段及びセンサ手段は、それ自体周知である任意の 適正タイプのものとすることができる。例えばセンサ手段は、触覚センサ、レー ザセンサ、超音波センサまたはRGB解析等の画像解析によって作動するビデオ カメラ等を備えることが可能である。 上述の第4の態様に一致する器具の両代替例は共に、即ち、クリーニング装置 の方が清浄化される1つまたは複数の対象物(ほとんどの場合搾乳ステーション )の位置まで運ばれる場合、或いは清浄化される1つまたは複数の対象物が本装 置の位置まで運ばれる場合の何れにおいても、乳頭/***/乳頭カップの有効な クリーニング効果を達成する。例えば、別々の各対象物が清浄化される場合でも 別個のクリーニング器具または追加のクリーニング器具は何も必要がなく、それ らは全て同一の装置を使用して清浄化することができる。従ってこれは、極め て費用有効的かつ時間節約型の解法である。 図面の簡単な説明 次に、本発明をより良く理解するために、添付の図面を参照しながら例示的実 施形態について説明する。 図1は、本発明の第1または第2の態様に一致する装置が装備された搾乳用ロ ボットの略透視図であり、予備搾乳される動物の乳頭を有する***も示している 。 図2は、乳頭の略断面図である。 図3は、マッサージ段階または乳頭の段階における、本発明の第1または第2 の態様に一致する装置の第1の実施形態の略断面図である。 図4は、図3が示す第1の実施形態が予備搾乳の段階において乳頭に適用され ている場合の略断面図である。 図5は、予備搾乳の段階において乳頭に適用された、本発明の第1または第2 の態様に一致する本装置の第1の実施形態の略図である。但し、形状は逆回転性 部材による代替的なものであり、分析手段の第1の実施形態が含まれている。 図6は、第1または第2の態様に一致する装置の第2の実施形態を上から見た 略図である。 図7は、予備搾乳の段階において乳頭に適用された、本発明の第1または第2 の態様に一致する装置の第3の実施形態の略図である。 図8aは、乳頭に適用された本発明の第1または第2の態様に一致する装置の 第4の実施形態の略透視図である。 図8bは、乳頭に適用され、遮断手段が起動している、本発明の第1または第 2の態様に一致する装置の第4の実施形態の略図である。 図9は、伸長されたコアの変形例の略断面図である。 図10は、伸長されたコアの他の変形例の略断面図である。 図11は、分析手段の第2の実施形態の略図である。 図12は、分析手段の第3の実施形態の略図である。 図13は、本発明の第3の態様に一致するクリーニング装置の第1の実施形態 の略透視図である。 図14は、本発明の第3の態様に一致する装置の第2の実施形態の略透視図で ある。 図15は、本発明の第3の態様に一致する装置の第3の実施形態の略透視図で ある。 図16は、本発明の第3の態様に一致する装置の第4の実施形態の略透視図で ある。 図17は、本発明の第3の態様に一致する装置の第5の実施形態の略透視図で ある。 図18は、本発明の第3の態様に一致する装置の第6の実施形態の略透視図で ある。 図19は、図18における実施形態を上から描いたものである。 図20は、本発明の第3の態様に一致する装置の第7の実施形態の略透視図で ある。 図21は、本発明の第3の態様に一致する装置の第8の実施形態の略透視図で ある。 図22は、本発明の第3の態様に一致する装置の第9の実施形態の略透視図で ある。 図23は、動物の乳頭及び***に適用された、本発明の第4の態様に一致する 装置の第1の実施形態の側断面図である。 図24は、本発明の第4の態様に一致する装置の第2の実施形態の側断面図で ある。 図25は、本発明の第4の態様に一致する装置の第3の実施形態の側断面図で ある。 図26は、ロボットアームに支持され、本発明の第4の態様に一致する装置に よって清浄化されている少なくとも1つの乳頭カップの側面図である。 但し、図面は全て略示的なものであり、簡素化を期する意味で周辺機器は除外 されている。 好適な実施形態の詳細な説明 まず、図1−12は全て本発明の第1または第2の態様について示したもので あることを明記しておく。 図1は、本発明に一致する装置5を載せたロボットアーム3を含む、自動また は半自動の搾乳用ロボット1を示している。「半自動」という表現は、搾乳用ク ラスタの乳頭カップの装着は手動で行われ、乳頭カップの除去は搾乳用ロボット によって行われる搾乳ステーションを意味している。「自動」という表現は、乳 頭カップの装着及び除去が搾乳用ロボットによって自動的に行われることを意味 している。図1はまた、マッサージ及び予備搾乳される動物の乳頭7及び***9 を示している。 図2から分かるように、搾乳動物の乳頭7は乳頭槽10を含み、乳頭槽10は その上端で乳腺槽または***槽12に繋がっている。乳頭槽と乳腺槽の間には狭 い通路13があり、これが槽のリングフォールド14で囲まれている。槽のリン グフォールドによって、乳頭層に含まれている乳汁は多少なりとも乳腺槽内の乳 汁から分離されている。通常、即ち搾乳が行われていない状態、或いは搾乳の開 始直前の乳頭槽は空であり、やはりこの槽リングフォールド14によって、乳汁 噴出反射が刺激される前に***内の乳汁が乳頭槽に進入しないように防止されて いる。乳頭槽10の下端には乳頭管16と呼ばれる狭い導管が付いており、乳頭 管16には乳頭口17と呼ばれる開口がある。動物が搾乳されているときには、 乳汁はこの乳頭管を通って乳頭から出る。 本発明に一致する装置は、乳汁の降下を誘導するための刺激動作を実行し、ま た乳頭内の乳汁を押し出すことによって予備搾乳を実行する。次に、本発明に一 致する装置の第1のマッサージ段階における一般原理を略示している図3を参照 すると、槽リングフォールド14が位置する乳頭7の上部において予備搾乳の間 に乳汁通路13を遮断する手段20もまた示されている。上記手段20は、以下 で詳述するような異なる形状を有することができる。 マッサージ段階では、こうした遮断手段は何の機能も果たさないため、この図 では、上記遮断手段20は乳頭7の上部に近接して緩めに保持されているだけで ある。その形状によっては、本段階の間これは、マッサージ及び可能なクリーニ ングを妨害しないように完全に引っ込ませることも可能である。この図にはまた 、 乳頭の両側に1つずつ、2つの逆回転性部材22及び23が示されており、この 両部材が実際にマッサージを実行する。このマッサージ段階の間、この両部材は 、刺激効果を達成して乳汁の降下を誘導する目的で乳頭へと軽く圧力を掛けられ るだけである。この両部材は、乳頭の両側に沿って上下移動し、さらに***9へ と至るように配置されることが可能である。 このマッサージ段階では、乳頭のクリーニングも実行することができる。クリ ーニングは、好適には空気である気体を添加して、或いは添加しないで行うドラ イクリーニング、または洗浄液を添加する湿式のクリーニングの何れでも行うこ とができる。気体または液体等のクリーニング用流体の添加はそれ自体周知であ るため、図面では上記流体を供給するための手段は単に略示されている。よく使 用される1つの流体供給方法は、上記流体をクリーニング手段に、または乳頭及 び/または***に直接噴霧することである。図1には、ノズル8を有するこの種 の噴霧手段の例が略示されている。図3には、乳頭の先に比較的近い位置から乳 頭に向けてクリーニング用流体を噴霧する2つのノズル18、19を有する他の 例が示されている。図7には、乳頭の両側に面して複数のスプレー用開口が供給 された2本の垂直管32、33として構成された2つの噴霧手段を有する第3の 例が示されている。 回転可能な両部材によって乳頭に加えられる圧力は、それが効果的な刺激だけ でなく効果的なクリーニングをも実行するように適合化されていなければならな い。 クリーニング用流体を分析して工程による予備搾乳の継続に差し支えのないほ ど乳頭が清浄であることを決定することはそれ自体周知であるため、図面には分 析手段が示されていない。分析手段としては、収集手段及びセンサまたは汚染測 定装置等の任意の周知手段を使用することができる。 図4には、予備搾乳の間の本発明の一般原理が示されている。本装置の効果を 適用されている乳頭の様子が、槽リングフォールド14及び乳頭槽10の断面か ら見受けられる。***槽12と乳頭槽10の間の槽リングフォールド14は、通 路13を遮断するための手段20が乳頭の両側に適用され、内側へと加圧される 、または伸長されることによって圧縮されている。 図3、4及び5には、こうした手段の第1の実施形態が示されている。本実施 形態によれば、本手段は、膨張性リングとして構成された伸長可能な要素20で ある。図3は、伸長する前の伸長可能要素を示し、図4及び5は、伸長された要 素、即ち膨張したリング要素を示している。リングは、円形または楕円形等の任 意の適正な断面形状を有することができる。 図6には、第2の実施形態が示されている。この実施形態においては、遮断手 段はやはり伸長可能な要素として構成されているが、内側に伸長可能なアイリス 絞り21の一般的形状を有している。アイリス絞りは、乳頭7への損傷を回避す るために、その端部に至るまで一定の厚さを有することが望ましい。変形例とし て、アイリス絞りは膨張性の環状要素として設計することもできる。この場合、 これは膨張性リングセグメントともいうべきものを備えることになる。 図7が示す第3の実施形態は、乳頭の上部に横向きに適用される2本の棒38 、39で構成されている。これらの棒は、プラスチック、金属他等の任意の適正 材料で製造されることが可能であり、また円形、半円形他等の任意の適正な断面 形状を有することができる。 図4にはまた、予備搾乳の間、回転部材22及び23の各々が乳頭の両側を加 圧し、続いて下方へと移動することにより乳頭に含まれる乳汁が押し出されるこ とによって、乳頭槽が圧縮される様子が示されている。回転部材が乳頭に沿って 下に移動する際には、その回転は、マッサージ及びクリーニング段階におけるよ りもはるかに遅いことが好適である。但し加圧力は、より大きいことが望ましい 。 図3及び4では、回転部材は、剛毛28、29の形式である摩擦要素を供給さ れた軸コア26、27を備えるブラシまたはこれに類似する要素として示されて いる。このコアは、例えば膨張性であるような伸長可能なものとすることができ る。図5には、伸長された状態である同じコア26、27が示されている。コア を伸長させると、増大された圧力を乳頭に加えることができる。伸長可能なコア を使用しない場合には、乳頭に主要な圧力を掛けるものは実際のところ剛毛であ り、従ってこれは極めて硬く、頑丈に製造されなければならないが、伸長可能な コアを使用することによって達成される優位点の1つは、これを使用しない場合 よりも剛毛を柔らかく製造することができる点にある。コアは伸長可能であり、 また回転部材の全長に渡って剛毛を供給されることが可能である。 代替としては、後に詳述されるように、本部材の一部だけに剛毛またはこれに 類似する摩擦要素が供給され、また本部材の一部が部材の他の部分よりも増大さ れた直径を有するコア部分によって構成される。予備搾乳に使用されるのは増大 された直径を有する上記部分であり、これによって、より柔らかい剛毛のみが使 用される場合よりも増大された圧力が乳頭に加えられるという効果が達成される 。こうしたコアの2つの変形例が、図9及び10に示されている。一方の変形例 では、コア126、127は、増大された直径124を有する1つの直状部分と 、より小さい直径125を有する他の直状部分で形成され、もう一方の変形例で は、コア226、227は、紡錘形に形成されている。両変形例では、回転性部 材122、123及び222、223は、その各固有の軸130、131及び2 30、231を中心にして回転が可能である。 図7には、逆回転性部材の他の代替形状が示されている。この代替例では、回 転性部材は円筒形であり、その表面にいぼ状突起の形式である摩擦要素34、3 5が供給されている。マッサージ及びクリーニング機能を実行するのはこうした いぼ状の突起であるが、予備搾乳の段階ではこれらは何の明確な機能も果たさな い。予備搾乳の間は、部材の円筒形状が主として増大された圧力を達成し、乳頭 に沿って下向きに回転して乳汁を押し出す。 示されている図面では全て、回転性部材は乳頭に沿って下向きに回転している 。しかしながら、逆の回転方向も可能である。特に、乳頭に沿った上向きの回転 は、部材の乳頭に沿った下降動作に繋がる。但しこうした場合は、部材に何の回 転駆動力も加えることができない。これらは、両部材と乳頭との間の摩擦によっ てのみ回転することができる。また、調節可能な回転速度を考えることもできる 。 図8a及び8bには、逆回転性部材の他の代替形状が示されている。この代替 例は、乳頭の両側で1対を成す2対のロール40、41及び42、43を備えて いる。各対のうち、少なくとも1つのロールは駆動用ロールである。本代替例は また、作動中は各々が上記駆動ロールによって各対の2つのロールに渡って実質 的に縦方向に走行する2つのベルト45、46を備えている。各々2つの付属す るロールを有するベルトは、ベルトユニットと称することができる。 両ベルトユニットは、その下端を結合要素48によって接続されている。この 結合要素は、作動中は本質的に水平であり、好適には2つの下側ロール42、4 3の各々の軸ジャーナルに接続されている。この2つのロールの両端にそれぞれ 1つの結合要素があれば、好適である。 ベルトは、好適には、乳頭のマッサージ及び可能であればその清浄化を行える ように、その各表面に何らかの摩擦要素(図面には示されていない)を含む。予 備搾乳の達成を可能にするため、最初の例の2対のロールにおける2つの最上ロ ール40、41は遮断手段を構成することが可能であるが、上記手段の第4の実 施形態においては、図8bが示すように、これは力の追加によって乳頭に押しつ けられると遮断効果を達成する。図示されているように、ベルト及び回転ロール は、好適には乳頭に弾力的に押しつけられる。これは、例えばばね50によって 行われる。これはまた、結合要素48が下側の2ロール間の距離の変化を許容し なければならないことを意味している。これは、例えば、結合要素内に軸ジャー ナルの1つが走行可能な溝を設けることによって調整が可能である。 続いて、図3−7に示された実施形態の任意の1つを含む装置の機能について 説明する。好適にはクリーニングをも兼ねる刺激段階の間、逆回転性部材22、 23及び30、31は、乳頭に軽く押し当てられながら乳頭に沿って下方へと移 動する。この段階の間、遮断手段20、21、38、39はその不活性状態にあ り、膨張も伸長もせず、また如何なる適用もされない。言い替えれば、これらは 乳頭に何の圧力も掛けない。可能であれば、これらを乳頭から少し離すこともで きる。所望の刺激効果が達成されて乳汁の降下が発生し、乳頭槽が乳汁で満たさ れると、遮断手段は、槽リングフォールドが位置する乳頭の上部に押し当てられ て起動し、***槽と乳頭との間の乳汁通路を遮断する。乳汁はこれ以上、***槽 から乳頭槽に通過することができない。この時点で両部材は、起動された遮断手 段に可能な限り近い位置まで移動し、次に、好適には刺激段階のときよりも大き い圧力で乳頭に押しつけられながら乳頭に沿って下方へと移動して乳頭槽を圧縮 し、乳頭に含まれている乳汁を全て押し出す。何らかの理由で本手順を繰り返し 行う必要のある場合、遮断手段は当然再度開放されて乳汁を乳頭層へと進入させ る。 図8a及び8bに示された装置は、以下のように機能する。好適にはクリーニ ングをも兼ねる刺激段階の間、ベルトユニットは、図8aが示す位置で作動する 。2つの最上ロール40、41が駆動ロールであるとすると、両ベルトユニット は内側へと乳頭に向かって回転し、これによって2つのベルトユニットが乳頭に 沿って下方へと移動する。この動作の間、好適には剛毛またはこれに類似するも の等の摩擦要素及び/またはクリーニング要素を供給された動作するベルトによ って、刺激及び好適にはクリーニングも共に達成される。次の予備搾乳の段階で は、最上ロール40、41は乳頭の上部に押し当てられ、これにより上記上部で 乳汁通路が遮断される。両最上ロールが乳頭の上部に押し当てられた状態が維持 されれば、両ベルトユニットは上記乳頭に沿って下方へと移動する間に乳頭によ り大きな圧力を加え、これにより予備搾乳が達成される。 図8a及び8bが示す装置は、遮断手段の他の実施形態のうちの任意の1つに 一致する別個の遮断手段とも極めて良好に組み合わせることが可能である。その 場合は当然、2つの最上ロールによる遮断機能は除去される。 また、先に説明した逆回転性部材の代替形状も、好適には乳頭に弾力的に押し 当てられる部材を有している。逆回転性部材にはまた、少なくとも1つの上記部 材を横方向に、実質的には当該部材の軸を横切って移動させるための手段を供給 することが可能であり、上記両部材の軸間距離の変動を可能にして乳頭に異なる 圧力を装荷させ、及び/または個々の乳頭サイズに合わせた調整または同じ乳頭 のサイズの変化に合わせた調整を達成させる。 本発明に一致する装置はさらに、予備搾乳によって取得される乳汁を分析する ための手段を備えることができる。その目的は、乳汁が搾乳工程の継続に必要な 全ての条件を満たしているかどうかを決定することにある。乳汁を分析するため のこうした手段は、センサ装置等、それ自体周知である任意の手段を包含するこ とができる。図5には、ある効果的な実施形態が示されている。本実施形態によ れば、上記分析手段は、好適にはロボットアームによって乳頭の下に配置される カップ55を含んでいる。また好適には、このカップには、暗色の収集用内面5 7が供給されている。予備搾乳された乳汁がカップ45に収集されると、乳汁に 何か凝血等の形態の汚染物質が含まれていれば簡単に目視される。凝血は乳腺炎 の徴候である場合があり、その乳汁は人間による消費用としては不合格となる。 従って、搾乳工程は中断されることになる。乳汁の検査は人間によって実行する ことができるが、ビデオカメラのような可視手段を設置して乳汁を検分すること もできる。ビデオカメラは、暗色を背景とした色または発生し得る凝血の形状等 に基づいて乳汁の分析を行うことができる。 図11には、予備搾乳の間、乳頭7の下の所定位置に置かれた分析手段の第2 の実施形態が示されている。この図には、図8a及び8bに示された装置が使用 されているが、当然ながら、説明された装置のうちの任意の1つを使用すること ができる。図示された分析手段は、予備搾乳された乳汁が収集されるカップ65 を含んでいる。カップの内側にはセンサ手段68が供給され、これが分析装置6 9に接続されている。図12は、分析手段の第3の実施形態を示している。この 場合もやはり、上述の装置のうちの任意の1つを使用して予備搾乳を行うことが できる。乳頭7の下にはカップ75が配置されており、予備搾乳された乳汁を収 集する。カップには出口または吐出し口78が付いていて、収集された乳汁はこ こから管80を介して適正な分析装置79へと運ばれる。 次に、図13−22を参照しながら、本発明の第3の態様について説明する。 図13が示す第1の実施形態は、支持手段308上に実質的に直立して配置さ れた回転式のクリーニング部材301、302、303を備えている。但し、こ うしたクリーニング部材は、最大径が上向きとなった軽い円錐形状を形成するよ うに上記支持手段上に配置されていれば効果的であり、本装置の動物の1つまた は複数の乳頭または***への取付けが容易になる。図1(13?:訳者注)に示 されている支持手段は環状要素であるが、これはプレートでも可能であり、また 他の任意の適正形状に設計することができる。支持手段は固定されているが、各 クリーニング部材はその固有の中心軸の回りを自由に回転する。本装置はまた、 駆動流体供給手段307及び駆動流体をクリーニング部材へと配向するための手 段309、310を含んでいる。図示された実施形態には3つのクリーニング部 材が存在するため、当然3つの流体配向手段が必要であるが、この図ではそのう ちの2つである309、310しか見えない。図示された実施形態では、クリー ニング部材は剛毛を備えたブラシとして略示されている。この剛毛もやはり、ク リーニング要素と呼ばれる。この事例においては、剛毛は、その清浄化の能力と は別に、ロータリ流体駆動式駆動手段としても機能し、駆動流体が上記ロータリ 流体駆動式駆動手段に当たると回転式のクリーニング部材が回転駆動される。ま た、剛毛をロータリ流体駆動式駆動手段として使用せず、代わりに各クリーニン グ部材にロータリ流体駆動式駆動手段の機能を実行するブレード手段を供給する ことも考えられる。 図14が示す本発明の第3の態様による第2の実施形態では、支持手段316 は回転式であるが、クリーニング部材311、312、313は上記支持手段上 に固定されており、回転しない。この実施形態では、ロータリ流体駆動式駆動手 段は、好適には支持手段の周辺に配置されたブレード手段318として形成され ている。好適には、ブレード手段は支持手段の全周に渡って配置されるか、その 内側に沿った周囲に配置される。流体供給手段317には、ブレード手段318 に近接して配向手段319が供給されており、駆動流体の流れをブレード手段の 方向に向け、これにより支持体316を回転駆動する。 図15が示す第3の実施形態は、多くの点で前述の2つの実施形態の組合せで ある。クリーニング部材321、322、323、324、325は全てその各 々の軸の回りを回転可能であり、同時に支持手段326もその軸の回りを回転可 能である。クリーニング部材はジャーナル端を有することが可能であり、このジ ャーナル端で支持手段326により支持される。支持手段は、ブレード手段32 8を備えたプレートとして形成されている。本装置にはまた、流体供給手段32 7が装備されており、供給手段327は駆動流体をブレード手段328へと配向 する配向手段329、330を備え、これにより支持手段326を回転駆動する 。図示された実施形態においては、駆動流体は何も供給されておらず、またクリ ーニング部材へも配向されていない。しかしながら、図15を図13と組み合わ せて熟視すれば、こうした配置は容易に想像できる。 図15が示す実施形態の場合、こうした発明が正確に3つのクリーニング部材 に限定されるものではないことを示す意味でクリーニング部材の数が5つとなっ ているが、適正な任意数のクリーニング部材の使用が可能である。本クリーニン グ部材はまた、先の2つの実施形態の場合とは僅かに異なる形状を有している。 この実施形態では、クリーニング部材の最上端、即ち動物側に向く端部に、丸め られた頂部を形成する剛毛が供給されている。これもまた、クリーニング部材は 異なる形状を有することができる点を示すためのものである。最後に、本実施形 態は2つの駆動流体供給手段を含んでいる。当然ながら、駆動流体供給手段は適 宜適正な任意数で供給することができる。 図16は、本発明の第3の態様に一致する装置の第4の実施形態を示している 。この実施形態では、クリーニング部材331、332、333は、断面が部分 的に示されているハウジング335の内側に配置されている。ハウジング内のク リーニング部材は、無論、前述の3つの実施形態の何れかに一致する形状にする ことができる。この図では、これらは、その各自固有の軸の回りを回転可能なク リーニング部材として配置され、図示された本実施形態では固定式である支持手 段338によって支持されている。クリーニング部材は、剛毛を供給されたブラ シとして示されている。剛毛は、クリーニング手段として機能すると共に、クリ ーニング部材を回転駆動するためのロータリ流体駆動式駆動手段としても機能す る。ハウジングには駆動流体供給手段337が接続されており、これは、図には 339、340の2つしか示されていないが好適にはハウジング内部への3つの 入口を有していて、駆動流体がこれらによりロータリ流体駆動式駆動手段へと配 向される。 図17には、さらに他の実施形態である第5の実施形態が示されている。この 実施形態は、回転式のハウジング345の形式である回転可能なクリーニング手 段を備えており、回転式ハウジング345にはブレード手段の形状であるロータ リ流体駆動式駆動手段348が供給されている。クリーニング機能を達成するた め、ハウジングの内側にはクリーニング要素344が供給されている。これらの クリーニング要素は、図示された本実施形態の場合のように剛毛として構成する ことも可能であり、また他の任意の適正タイプのクリーニング要素とすることも できる。こうした要素の例としては、布地ディスク、布地ストリップ、繊維、い ぼ状突起またはこれらに類似するもの等がある。本装置にはまた流体供給347 が装備されており、流体供給347は駆動流体をブレード手段へと配向するため の手段349を備えていて、これによりハウジングを回転駆動する。 図18が示す第6の実施形態では、クリーニング装置は、断面が部分的に描か れているハウジング335と、クリーニング部材351、352、353とを備 えている。ハウジングの内側にはクリーニング部材要素354が供給され、クリ ーニング部材にもクリーニング要素が供給されている。図示された実施形態の場 合は、クリーニング部材は回転するがハウジングは固定位置に在る。結果的に、 クリーニング部材は支持手段356によって支持されるが、図示された本実施形 態では環状要素として示されているこの支持手段356には、ブレード手段35 8の形状であるロータリ流体駆動式駆動手段が供給されている。本装置はまた流 体供給手段357を備えており、流体供給手段357は駆動流体の流れを上記ブ レード手段へと配向するための手段359を備えていて、これによりクリーニン グ部材による支持手段の中心軸を中心とする回転を駆動する。クリーニング部材 自体は、支持手段に固定される、即ちその個々の軸の回りを回転しないようにさ れる場合もあれば、各自固有の軸の回りを回転できるようにされる場合もある。 本実施形態はまた、クリーニング部材の形状の異なる構成例、即ち前述の円筒形 状ではなく円錐形状の例を示している。 図19は、図18の実施形態を上から描いたものである。 図20には、さらに他の第7の実施形態が示されている。この実施形態では、 断面が部分的に示されているハウジング365及びクリーニング部材361、3 62、363は共に回転可能である。従って、ハウジング365にはブレード手 段38(368?:訳者注)の形状であるロータリ流体駆動式駆動手段が供給さ れ、クリーニング部材のための支持体366にもロータリ流体駆動式駆動手段3 60が供給されている。ブレード手段セットは共に、供給手段367を介して供 給されノズル369によって上記ブレード手段へと配向される駆動流体によって 回転駆動される。クリーニング部材は、適宜、各固有の軸を中心に回転すること も可能である。 図21が示す第8の実施形態では、本装置に第1の内側ハウジング375と、 第2の外側ハウジング370とが装備されている。これらは共に、部分的な断面 が示されている。クリーニング部材371、372、373は、内側ハウジング の内部に、好適には図13に関連して説明された実施形態の場合と同じ方法で配 置されている。 従って、クリーニング部材はその各中心軸の回りを回転可能であり、支持手段 378上に配置されている。内側ハウジング375の内側には、剛毛等のクリー ニング要素が供給されている場合もあれば、供給されていない場合もある。駆動 流体供給手段377は、第1及び第2のハウジングの各壁の間に形成された内部 空間に駆動流体を供給するために配置されている。第1の内側ハウジングの壁に は複数の開口部379が供給されており、駆動流体は上記開口部を介して内側ハ ウジングへと進入することによってクリーニング部材へと配向され、これにより 上記部材が回転駆動される。 図22は、さらに他の第9の実施形態を示している。この実施形態は、図21 が示す実施形態に極めて類似したものである。唯一の相違点は、クリーニング部 材381、382、383が回転式の支持手段386上に配置されていることで ある。支持手段には、ブレード手段388の形状であるロータリ流体駆動式駆動 手段が供給されている。供給される駆動流体は、特別の分割手段392によって 2つの流体の流れに分けられ、一方の流れは2つのハウジング385、380の 両壁の間に形成された空間へと上向きに配向され、駆動流体の第2の流れは上記 ブレード手段388へと配向される。この実施形態では、クリーニング部材は、 ブレード手段388及び開口部389を介して進入する流体の両方によって回転 を駆動されることが可能である。従って、クリーニング部材は適宜、その各自固 有の軸の回りを回転することができる。但し、開口部389及び図21に関連し て説明された開口部379の主たる目的は、駆動流体が同時にクリーニング用流 体として機能する場合に、駆動流体をクリーニング装置の内側へと進入させるこ とにある。分割手段392は、好適には実質的な三角形または円錐形状を有する ことができる。 次に参照する図23−26は、本発明の第4の態様に関するものである。 図23が示す装置は、本発明の第4の態様の第1の実施形態を略示したもので ある。本装置は、本発明に一致するクリーニング用流体の流れ、即ち流体におけ る粒状物質の分散を、乳頭403及び***405の一部に向けて配向するための 、噴霧手段401の形式であるクリーニング用流体の流れを適用する手段を含ん で いる。図23における例では、上記噴霧手段401は本質的にボールとして形状 化された受け器407内に配置されているが、これらは当然、受け器を必要とし ない別の支持体に装着されることも可能である。図示された実施形態の場合、受 け器407の断面は丸形のW字形である。受け器には適正な配水管が供給されて いるが、図示された実施形態の場合は2つの配水管409、411がWの2つの 部分の最下部分に配置されて供給されている。噴霧手段が配置されている場合、 受け器には二重の壁が装備されていて、2つの壁の間にクリーニング用流体をク リーニング用流体入口413から各噴霧手段401へと運搬するための中間空間 を提供している。代替として、各噴霧手段は、適当な配管を介してクリーニング 用流体供給手段に直接接続されることが可能である。 クリーニング用流体の流体構成要素(上記構成要素は分散流体とも称される) は、図示された実施形態では液体または気体の何れにもすることが可能であり、 もしくはこれらの混合体とすることも可能である。流体構成要素は、管415を 介して供給される。適正な液体の一例は水であるが、他の液体でも可能である。 適正な気体の一例は空気であるが、当然ながら他の気体もまた適宜可能である。 粒状物質は、管417を介して供給される。流体と粒状物質は混合され、即ち 、制御弁419を含む分散手段によって粒状物質が流体内に分散され、その最終 的クリーニング用流体を管421が上記制御弁から入口413に運ぶ。 流体の構成要素が液体である場合には、粒状物質は、気体もしくは固体または 本質的に固体である物質の何れかにすることができる。気体の一例は、前述の通 り空気であり、固体物質の例は、塩の結晶、プラスチック粒、おがくずまたはこ れらに類似するもの等である。粒状物質を両者の混合物とすることもできるが、 この可能性については図示されていない。 流体の構成要素が気体である場合には、粒状物質は、液滴の形態である液体も しくは固体または本質的に固体である物質の何れかにすることができる。液体の 一例は当然水であるが、固体物質の例は、上述の通り塩の結晶、プラスチック粒 、おがくずまたはこれらに類似するもの等である。粒状物質を両者の混合物とす ることもできるが、この可能性については明示されていない。 図23が示す受け器407の特殊形状は、乳頭と乳頭の間の***及び各乳頭の 他の乳頭に面した側面の改良されたクリーニングを提供するように意図されてい る。 図23の実施形態に一致する装置にはまた、清浄化される動物の***に受け器 を装着するための手段423が供給されている。この手段は、受け器の上部に配 置されたリップの形式とすることが可能であり、また弾性材料で製造されること が可能である。受け器の上部全周に渡って装着が可能なこのリップの目的は、ク リーニング用流体が悉く周辺に噴霧されることを防止することにある。 分散流体が気体である場合は、1つまたは複数の排出管は異なる配置とするこ とができる。1つまたは複数の排出管にはまた、適宜、弁調整式吐出し口(図2 3には描かれていない)を供給することができる。 本装置はまた、少なくとも1つの乳頭カップを保持し、これを噴霧手段の間へ と下降させてクリーニング用流体の流れが乳頭カップまたはクラスタに当たるよ うにするだけで、少なくとも1つの乳頭カップ(図示されていない)のクリーニ ングにも使用することができる。 図24には、本発明の第4の態様に一致する装置の第2の実施形態が示されて いる。この実施形態では、分散流体は液体であるか、或いは気体と液体との混合 物である可能性があり、最終的なクリーニング用流体は、入口443を介して受 け器437に供給され分配される。受け器は一般的なボール形状を有しており、 その底部には、弁調整式468排出管439が供給されている。この弁によって クリーニング用流体は受け器の中に収集されることが可能であり、クリーニング が無事に終了した後は、クリーニング用流体を排出するように機能する。この実 施形態の場合、流体の構成要素は管445を介して供給され、選択された粒状物 質は管447を介して供給される。本流体及び粒状物質は混合され、即ち、粒状 物質が弁449によって流体内に分散され、最終的なクリーニング用流体は、管 441によってクリーニング用流体入口443へと運ばれる。クリーニングの間 にクリーニング用流体入口が開放されていてクリーニング用流体が継続的に供給 されれば、クリーニング用流体は撹拌手段としても作用することができる。そう でなければ、本装置に別個の撹拌手段を接続しなければならなくなる可能性があ る。但し、こうした手段はそれ自体周知のものであるため、図には示されていな い。こうした手段の例としては、液体の脈圧変化を知らせるための手段、または 超音波等の低周波または高周波発振を生成するための装置がある。また、周知の 循環ポンプまたは二重底を有する受け器等の機械的な撹拌手段も可能である。こ の実施形態では、動物の乳頭403及び***405の一部が、受け器437に含 まれるクリーニング用流体435に浸漬されている。少なくとも1つの乳頭カッ プを浸漬してクリーニングすることも可能である。 粒状物質は、この実施形態の場合、好適には塩の結晶、プラスチック粒、おが くずまたはこれらに類似するもの等の固体または本質的に固体である物質とする ことができる。 図25には、第3の実施形態が示されている。この実施形態では、クリーニン グ用流体はやはり液体であり、粒状物質はこの場合気体の泡であって一定の摩擦 効果を達成し、クリーニング用流体の撹拌も行なう。受け器457の最下部分に は、排出管459が供給されている。この排出管は弁調整式458であり、クリ ーニング用流体の受け器への収集及びその後の排出が可能にされている。これに はまた、好適には空気の泡である気体の泡用の多数の入口460、461、46 2も供給されている。こうした入口は、好適にはある種のノズルの形状であり、 各々が空気の泡の流れを適宜乳頭及び/または***及び/または少なくとも1つ の乳頭カップへと配向する。液体の構成要素は受け器457の壁にある入口45 3を介して供給され、この入口には液体供給ソース(図示されていない)に接続 された管454が装着されている。気体は、気体ソース(図示されていない)か ら管467及び入口463を介して、好適には加圧された状態で供給される。受 け器457の少なくとも気体の入口がある場所には、二重の壁が供給されること が可能である。この二重の壁の間には、気体を入口463から異なる出口460 、461、462へと運ぶための空間が提供されている。代替として、各気体入 口は適当な配管を介して気体供給ソースに直に接続することができる。 最後に、受け器457は特殊な形状に設計されている。この形状は、気体の入 口を受け器の底の2つの乳頭の間の位置に配置しようとする希望に起因している 。気体の入口のこうした配置は、***の乳頭と乳頭の間の部分及び乳頭の他の乳 頭に面した側面のクリーニングを向上させる。但し、受け器の他の形状、特に図 2 3において既に明示された形状も可能であることに留意しなければならない。 図23及び図25の両実施形態の場合、クリーニング用流体の流れ及び粒状物 質の動きが撹拌効果を提供することから、別個の撹拌手段を備える必要はない。 本発明の第4の態様に一致する上述の装置は、自動搾乳器に包含することがで きる。こうした器具は、ロボットアームと制御手段とを有するいわゆる搾乳ロボ ットを備えている。これは、以下のように機能することができる。ロボットアー ムはクリーニング装置を掴んで持ち上げ、これを乳頭及び/または***が清浄化 されようとしている牛のいる区域まで、もしくは清浄化される少なくとも1つの 乳頭カップが置かれている区域まで運ぶ。ロボットアームは本装置を上に乳頭/ ***/乳頭カップまで移動し、装置が適正に装着されていてクリーニング工程を 開始できることを確認する。次には、クリーニング工程の実行が可能である。ク リーニングが完了すると、ロボットアームは本装置を乳頭/***/乳頭カップか ら除去し、元の位置に戻す。この操作は、適正なセンサ手段及び制御手段の補助 によって実行される。 少なくとも1つの乳頭カップのクリーニングに適用可能な代替として、ロボッ トアームは、クリーニング装置ではなく少なくとも1つの乳頭カップを動かす。 図26には、好適にはいわゆる搾乳用ロボットであるロボット471のアーム4 70を使用して、図示された例では搾乳用クラスタ473である少なくとも1つ の乳頭カップが持ち上げられ、本発明に一致するクリーニング装置475が置か れているクリーニング用区域へと運ばれる様子、及び次には、少なくとも1つの 乳頭カップが降下されて装置の受け器に浸漬され、クリーニングされる様子が示 されている。クリーニングが完了すると、ロボットアームは乳頭カップまたは搾 乳用クラスタをその元の位置へと運び戻す。この操作もまた、適正なセンサ手段 及び制御手段の補助によって実行される。 本装置は、自動搾乳器の場合のようにロボットアームに装着される代わりに、 サービスアームとも称され得るものによって支持されて半自動搾乳において使用 されることが可能である。サービスアームは本装置を載せる支持体を備えること が可能であり、またこれは、垂直動作を実行することができなければならない。 サービスアームは、搾乳場に近接して配置される。半自動の搾乳手順の一部であ る搾乳用クラスタの手動装着を行なう者は、サービスアームへの容易なアクセス を有することになり、クリーニングとそれに次ぐ戻り動作の実行のための本装置 を有するアームの乳頭への移動を簡単に行うことができる。 本発明及び説明された実施形態の本開示は単に例示的なものであって限定的な ものではないこと、及び本発明は、以下の特許請求の範囲内で発生する全ての修 正及び組合せを包含するものであることは理解されなければならない。特に、遮 断手段の実施形態は何れも、剛毛、繊維、布地ストリップ、布地ディスク、ゴム 製ディスク、いぼまたはその他の周知装置といった摩擦要素の任意の変形例を含 む、逆回転性部材に関して説明された任意の代替例、及び適宜、伸長可能なコア または伸長されたコアの任意の変形例と組み合わせることが可能であることにつ いては、指摘されなければならない。 さらに、クリーニング部材及びその異なるロータリ流体駆動式駆動手段の実施 形態、即ち図13−22(本発明の第3の態様)に関する実施形態の何れも、1 つまたは複数のハウジングに関して説明された任意の代替例及び対応する駆動手 段と適宜結合可能であることは、指摘されなければならない。また、クリーニン グ部材及びそのクリーニング要素は、全ての関連図面を通じて剛毛を有するブラ シとして略示されているが、これらは、添付の特許請求範囲に一致する任意の適 正形状を有することができる。同様に、ハウジングの内側のクリーニング要素も 、図示された剛毛以外に特許請求の範囲内にある他の任意の適正形状を有するこ とができる。また、図示された実施形態では実質的に円錐形であるハウジングも 、ボール形や直立した壁等の他の形状を有することができる。また装置には、適 当と思われる任意数のクリーニング部材、駆動流体供給手段及び配向手段を供給 するように考えることもできる。さらに、ブレード手段は任意の適正形状を有す ることが可能であり、そのサイズ及び数量は適用ケース毎の要求事項に適合化さ れることが可能である。最後に、本発明のこの第3の態様に一致する方法及び装 置は、おそらくは乳汁降下のための刺激を明らかな目的とすることのない、主に クリーニング用としての独立した発明として使用可能であることについて言及し ておく。 図23−26(本発明の第4の態様)に示された実施形態に関しては、第1の 実施形態における装置が受け器ではなく支持体によって構成されている場合、各 噴霧手段1(401?:訳者注)に、個々の管を介して分散手段または制御弁4 19に接続されたクリーニング用流体用の別々の入口413を供給することが好 適であると思われることについて言及することができる。また、第2及び第3の 実施形態を、クリーニング用流体の流れがシャワーヘッドに似たノズルの幾つか のグループを介して受け器へと供給され、受け器が満たされるまでこれが継続す るような方法で組合せることが考えられることについても言及されなければなら ない。さらに第3の実施形態に関しては、1つの可能な変形例として、クリーニ ング用流体、即ち固体または本質的に固体である粒状物質が中に分散されている 分散液を入口453を介して供給し、好適には気体の泡である粒状物質を入口4 60、461、462を介して追加供給するものがある。また、実施形態には、 クリーニング用流体は直接受け器内で用意される場合と、弁の形式である分散手 段によって用意される場合しか示されていないが、この変形例として、分散流体 及び粒状物質は別個の容器へと供給され、そこで混合され、最終的なクリーニン グ用流体がそこから適宜噴霧手段または他の入口等の適正な分散手段へと運ばれ ることが可能である。最後に、図示された実施形態において清浄化の対象として 乳頭及び***のみが示されているような場合であっても、請求項において記載さ れているように、これらの乳頭及び***は、あらゆる実施形態において少なくと も1つの乳頭カップ(または搾乳用クラスタ)との代置が可能であることについ て述べておく。またこの場合も、本発明のこの第4の態様に一致する方法、装置 、クリーニング用流体及びクリーニング用流体の作成方法は、おそらくは乳汁降 下のための刺激を明らかな目的とすることのない、主にクリーニング用としての 独立した発明として使用可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 9701125−8 (32)優先日 平成9年3月26日(1997.3.26) (33)優先権主張国 スウェーデン(SE) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 ヘルベリ、アン−ルイーズ スウェーデン、S―142 64 トラングス ンド、バレットヴェーゲン 50 (72)発明者 ティレット、ニック 英国、MK45 1AE ベッズ、フリット ウィック、チャーチ ロード 6 (72)発明者 エルネルフォルス、ベニー スウェーデン、S―175 04 イェルフェ ラ、エクヴェーゲン 20 (72)発明者 ビェルク、アンデルス スウェーデン、S―147 41 ツンバ、ハ ムラ ガルド、ピーエル 429 (72)発明者 ハルステン、ゲラン スウェーデン、S―183 63 テビー、ペ ル スンドベリスヴェーゲン 10 (72)発明者 ロジェルソン、マルティン スウェーデン、S―113 53 ストックホ ルム、2 ティーアール、ツレガータン 25 (72)発明者 スヴァーン、ニクラス スウェーデン、S―147 44 ツンバ、ス イェヴェーゲン 1 (72)発明者 アンデルソン、ラース スウェーデン、S―151 60 セデルタリ エ、イメルヴェーゲン 19

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 乳汁を分泌する動物の搾乳を準備する方法であって、 −動物の***及び/または動物の少なくとも1つの乳頭の位置を決定する段階と 、 −上記少なくとも1つの乳頭及び/または***を刺激して乳汁の降下を誘導する 段階と、を含む方法。 2. −実行手段を上記少なくとも1つの乳頭に自動的に接近させ、上記手段に 、 −乳頭を刺激して乳汁の降下を誘導する段階と、 −乳頭に含まれている乳汁を抽出する一方で、乳汁が乳頭の***槽から乳頭へ 移動することを防止し、また乳頭内の乳汁が***槽へ逆流することを防止するこ とにより、制御された量の乳汁を予備搾乳する段階と、を自動的に行わせる段階 を含む請求項1記載の方法。 3. 制御された量の乳汁は、予備搾乳の間に乳頭上部の乳汁通路を遮断手段で 遮断することによって得られる請求項2記載の方法。 4. −実行手段を上記少なくとも1つの乳頭に自動的に接近させ、上記手段に 、 −乳頭を刺激して乳汁の降下を誘導する段階と、 −乳頭内に含まれている乳汁を抽出する全工程を通じて、乳頭上部の乳汁通路 を遮断手段で遮断することによって予備搾乳する段階と、を自動的に行わせる段 階を含む請求項1記載の方法。 5. 予備搾乳の段階の間に制御された量の乳汁が得られる請求項4記載の方法 。 6. 乳頭上部の乳汁通路を遮断する行為及び乳汁を抽出する行為は同一手段に よって行われる請求項3乃至5の何れかに記載された方法。 7. 乳頭上部の乳汁通路を遮断する行為及び乳汁を抽出する行為は2つの個別 の手段によって行われる請求項3乃至5の何れかに記載された方法。 8. 予備搾乳された乳汁を分析し、その乳汁が搾乳工程を続行するために必要 な全条件を満たしているか否かを決定する段階が引き続いて行われる請求項2乃 至7の何れかに記載された方法。 9. 乳頭を刺激する段階はまた、同一手段によって行われる上記乳頭の同時的 クリーニングを含む請求項2乃至8の何れかに記載された方法。 10. 上記クリーニングはクリーニング用流体を使用することを含み、上記方 法はさらに、乳頭のクリーニングの間及び/またはクリーニングの後に上記クリ ーニング用流体を分析して上記流体が予備搾乳の段階を続行するために必要な搾 乳工程のための全条件を満たしているか否かを決定する段階を含む請求項9記載 の方法。 11. 上記方法における全ての段階は、不断の順序で、かつ乳頭の間近から実 行手段が取り除かれることなく行われる請求項2乃至10の何れかに記載された 方法。 12. 1つまたは複数の段階は繰り返される請求項2乃至11の何れかに記載 された方法。 13. 動物の少なくとも1つの乳頭及び/または***のクリーニングをさらに 含むことを特徴とする請求項1記載の方法。 14. 駆動流体の流れを供給し、回転可能なクリーニング手段へと方向付ける ことを含み、これにより上記クリーニング手段を回転駆動することを特徴とする 請求項13記載の方法。 15. 上記流体を乳頭及び/または***がクリーニングを目的として配置され ることが予想される区域へと方向付けることによって、駆動流体をクリーニング 用流体として使用することを含むことを特徴とする請求項14記載の方法。 16. 少なくとも1つの乳頭カップのクリーニングを含むことを特徴とする請 求項1または13記載の方法。 17. 分散流体における粒状物質の分散を含む、上記乳頭及び/または***及 び/または少なくとも1つの乳頭カップ上へのクリーニング用流体の適用を特徴 とする請求項13または16記載の方法。 18. クリーニング用流体を受け器に集めることと、クリーニング用流体を撹 拌することと、上記乳頭及び/または***及び/または少なくとも1つの乳頭カ ップを上記クリーニング用流体に浸漬して上記クリーニング用流体を適用するこ とを特徴とする請求項17記載の方法。 19. クリーニング用流体の流れを上記乳頭及び/または***及び/または少 なくとも1つの乳頭カップ上へと方向付けることによるクリーニング用流体の適 用を特徴とする請求項17または18記載の方法。 20. クリーニング用流体を適用するための装置をロボットアームによって持 ち上げ、乳頭及び/または***及び/または少なくとも1つの乳頭カップが存在 する区域に運搬することと、上記区域において上記クリーニング用流体を上記乳 頭及び/または***及び/または上記少なくとも1つの乳頭カップ上に適用する ことを特徴とする請求項17乃至19の何れかに記載された方法。 21. 少なくとも1つの乳頭カップをロボットアームによって持ち上げてクリ ーニング区域に運搬することと、上記クリーニング区域においてクリーニング用 流体を上記乳頭カップ上に適用することを特徴とする請求項17乃至20の何れ かに記載された方法。 22. 乳頭及び/または***を刺激する段階はクリーニングと同時にかつ同一 手段によって行われることを特徴とする請求項13乃至21の何れかに記載され た方法。 23. 分散流体における粒状物質の分散を含むことを特徴とする、請求項17 乃至22の何れかに記載された方法において使用するためのクリーニング用流体 。 24. 上記分散流体は好適には水である液体であり、上記粒状物質は好適には 空気の泡である気体の泡であることを特徴とする請求項23記載のクリーニング 用流体。 25. 上記分散流体は好適には水である液体であり、上記粒状物質は塩の結晶 、プラスチック粒、おがくずまたはこれらに類似するもの等の固体または本質的 に固体である物質の粒子を含むことを特徴とする請求項23記載のクリーニング 用流体。 26. 上記粒状物質は好適には空気の泡である気体の泡をさらに含むことを特 徴とする請求項25記載のクリーニング用流体。 27. 上記分散流体は好適には空気である気体であり、上記粒状物質は液滴を 含むことを特徴とする請求項23記載のクリーニング用流体。 28. 上記分散流体は好適には空気である気体であり、上記粒状物質は塩の結 晶、プラスチック粒、おがくずまたはこれらに類似するもの等の固体または本質 的に固体である物質の粒子を含むことを特徴とする請求項23記載のクリーニン グ用流体。 29. 上記粒状物質はさらに液滴を含むことを特徴とする請求項28記載のク リーニング用流体。 30. 上記分散流体は好適には水である液体と、好適には空気である気体との 混合物を含み、上記粒状物質は塩の結晶、プラスチック粒、おがくずまたはこれ らに類似するもの等の固体または本質的に固体である物質の粒子を含むことを特 徴とする請求項23記載のクリーニング用流体。 31. クリーニングされた1つまたは複数の物体の乾燥を促進する物質を含む ことを特徴とする請求項23乃至30の何れかに記載されたクリーニング用流体 。 32. 動物の乳頭及び/または***及び/または少なくとも1つの乳頭カップ のクリーニングのためのクリーニング用流体を準備する方法であって、分散流体 において粒状物質を分散することを特徴とする方法。 33. 好適には水である液体の形態である上記分散流体を選択することと、液 体に混入される、好適には空気の泡である気体の泡の形態である粒状物質を選択 することを特徴とする請求項32記載の方法。 34. 好適には水である液体の形態である上記分散流体を選択することと、塩 の結晶、プラスチック粒、おがくずまたはこれらに類似するもの等の固体または 本質的に固体である物質の粒子の形態である粒状物質を選択することを特徴とす る請求項32記載の方法。 35. 液体に混入される、好適には空気の泡である気体の泡の形態である粒状 物質をさらに選択することを特徴とする請求項34記載の方法。 36. 好適には空気である気体の形態である上記分散流体を選択し、液滴の形 態である粒状物質を選択することを特徴とする請求項32記載の方法。 37. 好適には空気である気体の形態である上記分散流体を選択し、塩の結晶 、プラスチック粒、おがくずまたはこれらに類似するもの等の固体または本質的 に固体である物質の粒子の形態である粒状物質を選択することを特徴とする請求 項32記載の方法。 38. 液滴の形態である粒状物質をさらに選択することを特徴とする請求項3 7記載の方法。 39. 好適には水である液体と、好適には空気である気体との混合物の形態で ある上記分散流体を選択し、塩の結晶、プラスチック粒、おがくずまたはこれら に類似するもの等の固体または本質的に固体である物質の粒子の形態である粒状 物質を選択することを特徴とする請求項32記載の方法。 40. クリーニングされた1つまたは複数の物体の乾燥を促進する物質を流体 に添加することを特徴とする請求項32乃至39の何れかに記載された方法。 41. 乳汁を分泌する動物の搾乳を準備するための装置であって、上記動物の 少なくとも1つの乳頭及び/または***を刺激して乳汁の降下を誘導するための 手段を備えることを特徴とする装置。 42. 乳汁を抽出するための手段と乳頭に含まれている乳汁を抽出する際に制 御された量の乳汁を得るための手段とを含む予備搾乳のための手段をさらに備え ることを特徴とする請求項41記載の装置。 43. 制御された量の乳汁を得るための手段は乳頭に含まれている乳汁を抽出 する間に乳頭の上部における乳汁通路を遮断するための手段(20,21,38 ,39,40,41)を備えることを特徴とする請求項42記載の装置。 44. 乳汁を抽出するための手段と、上記乳頭に含まれる乳汁の抽出を可能に するため、上記少なくとも1つの乳頭(7)の上部の乳汁通路(13)を遮断す るための手段(20,21,38,39,40,41)とを含む予備搾乳のため の手段をさらに備えることを特徴とする請求項41記載の装置。 45. 予備搾乳の段階で制御された量の乳汁を得るための手段を含むことを特 徴とする請求項44記載の装置。 46. 乳汁を抽出するための手段は、乳頭の側部に配置され運転中は各々の軸 が実質的に水平に配置である少なくとも2つの逆回転性部材(22,23;30 ,31;45,46)を備えていることと、上記逆回転部材は上記刺激用手段を も構成するため刺激及び搾乳のための兼用手段が提供されていることを特徴とす る請求項42乃至45の何れかに記載された装置。 47. 少なくとも1つの上記部材(22,23;30,31;45,46)を 実質的には当該部材の軸を横切って横方向に移動させ、上記部材間の軸間距離の 変更を可能にし、乳頭(7)に対する異なる圧力の印加、及び/または個々の乳 頭のサイズ或いは同一の乳頭のサイズの変化に対する調整を可能にするための手 段(50)を備えることを特徴とする請求項46記載の装置。 48. 上記部材(22,23;30,31;45,46)は実質的に延長され た形状のものであり、剛毛、繊維、布地ストリップ、布地ディスク、ゴム製ディ スク、いぼまたはこれらに類似するもの等の摩擦要素(28,29;34,35 )が供給されていることを特徴とする請求項46乃至47の何れかに記載された 装置。 49. 上記部材(22,23)は、伸長可能なコアを少なくとも部分的に構成 する軸コア(26,27)を含むことと、上記装置は予備搾乳の間に上記コアを 伸長させるための手段をさらに備えることを特徴とする請求項46乃至48の何 れかに記載された装置。 50. 上記部材(122,222)は軸コア(126,226)を備えている ことと、上記コアの軸部分は増大した直径によって設計されていることと、上記 部分は予備搾乳のために使用されることを特徴とする請求項46乃至48の何れ かに記載された装置。 51. 上記逆回転性部材は2本のベルト(45,46)を備えていることと、 上記装置は、乳頭の両側に1対ずつ2対のロール(40,41;42,43)を 備えていて各対の少なくとも1つのロールは駆動ロールであることと、運転中、 各ベルト(45,46)は上記駆動ロールによって各組の2つのロール(40, 41;42,43)に渡ってその間を実質的に垂直方向に走行していることと、 各ベルトはその2つの付随するロールと共にベルトユニットを構成していること を特徴とする請求項46乃至48の何れかに記載された装置。 52. 上記第1の2対のロールにおける2つの最上部ロール(40,41)は また上記遮断手段をも構成していることを特徴とする請求項51記載の装置。 53. 乳汁通路を遮断するための手段と乳汁を抽出するための手段とは2つの 別個の手段であることを特徴とする請求項43乃至51の何れかに記載された装 置。 54. 乳汁通路を遮断するための上記手段は、乳頭(7)の上部に外側から当 てられる内側に膨張可能な要素(20,21)であることを特徴とする請求項5 3記載の装置。 55. 上記内側に膨張可能な要素は膨張可能な環状要素(20)であることを 特徴とする請求項54記載の装置。 56. 上記内側に膨張可能な要素はアイリス絞り(21)の一般形状を有して いることを特徴とする請求項54または請求項55記載の装置。 57. 乳汁通路(13)を遮断するための上記手段は乳頭(7)の上部に横方 向に当てられる少なくとも2つの棒(38,39)の形式であることを特徴とす る請求項53記載の装置。 58. 予備搾乳から得られた乳汁を分析して乳汁が搾乳工程を継続するために 必要な全条件を満たしているか否かを決定するための手段(55,57)をさら に備えることを特徴とする請求項42乃至57の何れかに記載された装置。 59. 乳汁を分析するための上記手段は、予備搾乳された乳汁が中に噴霧され る好適には内面(57)が暗色であるカップ(55)と、予備搾乳された乳汁が 凝血または汚物等の目に見える汚染物質を含んでいないことを点検するためのビ デオカメラ等の可視性制御手段とを含むことを特徴とする請求項58記載の装置 。 60. 乳汁を分析するための上記手段は、予備搾乳された乳汁を中に集め、乳 汁の分析のための包括的センサ手段(68)が設置されたカップ(65)を含む ことを特徴とする請求項58記載の装置。 61. 乳汁を分析するための上記手段は、予備搾乳された乳汁を中に集め、乳 汁を分析装置(79)に運搬する吐出し口(78)が設置されたカップ(75) を含むことを特徴とする請求項58記載の装置。 62. 上記少なくとも1つの乳頭(7)をクリーニングするための手段(22 ,25;30,31;45,46)をさらに備えることと、乳頭の刺激及び乳汁 の抽出のための結合された上記手段は乳頭をクリーニングするための上記手段を も構成しており、この手段は同時的かつ結合された刺激及びクリーニングを行う ことを特徴とする請求項42乃至61の何れかに記載された装置。 63. クリーニング用流体を上記クリーニング手段及び/または乳頭に供給す るための手段(8;18,19;32,33)をさらに備えることを特徴とする 請求項62記載の装置。 64. 上記装置は、乳頭のクリーニングの間及び/またはクリーニングの後に 上記クリーニング用流体を分析して上記流体が搾乳工程を継続するための全要件 を満たしているか否かを決定するための手段をさらに含むことを特徴とする請求 項63記載の装置。 65. 動物の少なくとも1つの乳頭及び/または***をクリーニングするため の手段をさらに備えることを特徴とする請求項41記載の装置。 66. 上記少なくとも1つの乳頭及び/または***に適用可能な少なくとも1 つの回転式クリーニング手段(301,302,303;311,312,31 3;321,322,323,324,325;331,332,333;34 5;351,352,353;361,362,363,365;371,37 2,373;381,382,383)を備えることと、上記クリーニング手段 を回転駆動す駆動流体を供給するための駆動流体供給手段(307,309,3 10;317,319;327,329,330;337,340;347,3 49;357,359;367,369;377,379;387,389)を さらに備えることを特徴とする請求項65記載の装置。 67. 上記装置は、回転式クリーニング手段(301,302,303;31 1,312,313;321,322,323,324,325;331,33 2,333;345;351,352,353;361,362,363,36 5;371,372,373;381,382,383)を回転させるためのロ ータリ流体駆動式駆動手段(304,305,306;328;334,335 ,336;348;358;360,368;374,375,376;388 )を備えることと、駆動流体は上記ロータリ流体駆動式駆動手段を駆動すること を特徴とする請求項66記載の装置。 68. 駆動流体をロータリ流体駆動式駆動手段の方向に向けるための手段(3 09,310;319;329,330;339,340;349;359;3 69;379;389,392)を備えることを特徴とする請求項67記載の装 置。 69. 回転式クリーニング手段は好適には実質的に円筒形状である回転性部材 (301,302,303;311,312,313;321,322,323 ,324,325;331,332,333;351,352,353;361 , 362,363;371,372,373;381,382,383)を備える ことを特徴とする請求項67または請求項68記載の装置。 70. クリーニング部材をその一端で支持し、クリーニング部材を実質的な直 立位置に保持するための手段(308;316;326;338;356;36 6;378;386)を備えることを特徴とする請求項69記載の装置。 71. 各クリーニング部材にはロータリ流体駆動式駆動手段が供給されている ことを特徴とする請求項70記載の装置。 72. 支持手段(308;338;378)は固定されているが、各クリーニ ング部材(301,302,303;331,332,333;371,372 ,373)はその固有の中心軸の回りを回転可能であることを特徴とする請求項 70または請求項71記載の装置。 73. 各クリーニング部材(321,322,323,324,325;35 1,352,353;361,362,363;381,382,383)はそ の固有の中心軸の回りを回転可能であることと、支持手段(326;356;3 66;386)は中心軸を有し、その固有の中心軸の回りを回転が可能であり、 またロータリ流体駆動式駆動手段(328;358;360;388)が設置さ れていることを特徴とし、これによって各クリーニング部材はその固有の中心軸 及び上記支持手段の中心軸の両方を中心として回転可能である請求項70または 請求項71記載の装置。 74. 各クリーニング部材(311,312,313)は支持手段(316) の上に固定されていることと、上記支持手段は中心軸を有し、その固有の中心軸 の回りを回転可能であり、またロータリ流体駆動式駆動手段(318)が供給さ れていることを特徴とし、これによって固定されたクリーニング部材を有する上 記支持手段は上記支持手段の中心軸の回りを回転可能である請求項70記載の装 置。 75. クリーニング部材(301,302,303;311,312,313 ;321,322,323,324,325;331,332,333;351 ,352,353;361,362,363;371,372,373;381 ,382,383)の表面には、ブラシ、剛毛、布地ディスク、布地ストリップ 、 ゴム製ディスク、繊維、いぼ形状突起またはこれらに類似するもの等のクリーニ ング要素(304,305,306;314;320;334,336(335 ?:訳者注),336;350;364;374,375,376;384)が 供給されていることを特徴とする請求項69乃至74の何れかに記載された装置 。 76. クリーニング部材(301,302,303;311,312,313 ;321,322,323,324,325;331,332,333;351 ,352,353;361,362,363;371,372,373;381 ,382,383)は、クリーニング部材が乳頭/***に当てられる部分におい てそれらの軸間の散開距離が最大となるような上記距離を置いて配置されること を特徴とする請求項69乃至75の何れかに記載された装置。 77. 本装置は剛毛を供給されたブラシの形態である3つのクリーニング部材 (301,302,303;311,312,313;331,332,333 ;351,352,353;361,362,363;371,372,373 ;381,382,383)を備えていることと、クリーニング要素(304, 305,306;314;334;350;364;374,375,376; 384)は上記剛毛であることを特徴とする請求項69乃至76の何れかに記載 された装置。 78. 本装置はハウジング(341;355;365;370;385)を備 えていることと、クリーニング部材(331,332,333;351,352 ,353;361,362,363;371,372,373;381,382 ,383)は上記ハウジング内に配置されることを特徴とする請求項69乃至7 7の何れかに記載された装置。 79. 回転式クリーニング手段は回転可能なハウジング(345,365)を 備えることを特徴とする請求項67乃至77の何れかに記載された装置。 80. ハウジング(345;355;365;385)には、上記ハウジング の内側の少なくとも一部を覆う形でブラシ、剛毛、布地ディスク、布地ストリッ プ、ゴム製ディスク、繊維、いぼ状突起またはこれらに類似するもの等のクリー ニング要素(344;354;364;384)が供給されることを特徴とする 請求項78または79の何れかに記載された装置。 81. ハウジング(341;370;385)には少なくとも1つの壁が供給 されていることと、流体供給手段はハウジングの壁に少なくとも1つの開口部( 339,340;379;389)を備えており、流体はこの開口部を介して供 給されロータリ流体駆動式駆動手段に当たることを特徴とする請求項78乃至8 0の何れかに記載された装置。 82. ハウジング(341;345;355;365;370;385)は実 質的に円錐形である構造を有することを特徴とする請求項78乃至81の何れか に記載された装置。 83. ロータリ流体駆動式駆動手段はクリーニング要素(304,305,3 03(306?:訳者注);334,335,336;374,375,376 )を備えることを特徴とする請求項75または請求項80記載の装置。 84. ロータリ流体駆動式駆動手段はブレード手段(318;328;348 ;358;360,368;388)を備えることを特徴とする請求項69乃至 83の何れかに記載された装置。 85. 本装置は、少なくとも1つの壁を含む、前述の第1のハウジング(37 0;385)と実質的に同一形状を有するが上記第1のハウジングよりも僅かに 大きく上記第1のハウジングの外側に配置された第2のハウジング(370b; 380)をさらに備えることと、本装置は上記第1及び第2のハウジングの各々 の壁の間に形成される空間を備えることと、本装置は上記空間に駆動流体を供給 するための手段(377;387,392)を備えることと、上記第1の内側ハ ウジングの壁には穴(379,389)が供給されており、この穴を介して流体 が上記第1のハウジングへと入ることを特徴とする請求項78乃至84の何れか に記載された装置。 86. 上記の第1のハウジング(385)と上記第2のハウジング(380) の各々の壁の間に形成される空間に駆動流体を供給するための手段(387,3 92)は両ハウジングの下端に配置されていることと、本装置は駆動流体の流れ を2つの流れに分割するための手段(392)をさらに備え、一方の流れは上記 空間に入り、もう一方の流れは両ハウジングの上記下端に配置された駆動用ブレ ード手段(388)へと向けられることを特徴とする請求項85記載の装置。 87. ハウジング(341;345;355;365;370;385)には 開放された上端と開放された下側の底端とが供給されていることを特徴とする請 求項78乃至86の何れかに記載された装置。 88. ハウジングには開放された上端とその下端に底とが供給されていること と、上記底には供給された駆動流体を排出するための出口が供給されていること を特徴とする請求項78乃至86の何れかに記載された装置。 89. 駆動流体供給手段(307;317;327;337;347;357 ;367;377;387)は好適には水である液体ソースに接続されているこ とを特徴とする請求項66乃至88の何れかに記載された装置。 90. 駆動流体供給手段(307;317;327;337;347;357 ;367;377;387)は好適には空気である気体ソースに接続されている ことを特徴とする請求項66乃至89の何れかに記載された装置。 91. 駆動流体供給手段(307;317;327;337:347;357 ;367;377;387)は真空ソースに接続されていることを特徴とする請 求項66乃至88の何れかに記載された装置。 92. 駆動流体はクリーニング用流体をも構成していることを特徴とする請求 項66乃至91の何れかに記載された装置。 93. クリーニングを目的として乳頭及び/または***が配置されることが予 想されている区域へと駆動流体を方向付けるための手段を備えることを特徴とす る請求項66乃至92の何れかに記載された装置。 94. 上記装置を上記少なくとも1つの乳頭及び/または***の下から上方へ とクリーニング手段が上記少なくとも1つの乳頭及び/または***に接触するま で移動させることによって、上記少なくとも1つの乳頭及び/または***に装着 されることを特徴とする請求項66乃至93の何れかに記載された装置。 95. 上記装置はロボットアームによって支持されていることと、上記装置は クリーニング操作の間に上記ロボットアームによって***及び/または上記少な くとも1つの乳頭に関連して自動的に移動可能であって、***及び/または上記 少なくとも1つの乳頭の全ての部分が清浄化されていることを確実にすることと 、上記装置は装置が***及び/または上記少なくとも1つの乳頭に到達したこと を 指示するセンサ手段をさらに含むことと、上記センサ手段は上記センサ手段に応 じて上記ロボットアームの動作を制御し、また装置の作動を制御するための制御 手段に接続されていることと、上記ロボットアームはクリーニング操作に備えて 装置を***及び/または上記少なくとも1つの乳頭の下に配置し、装置を***及 び/または上記少なくとも1つの乳頭に向かって上方へと上記センサ手段が*** 及び/または上記少なくとも1つの乳頭に到達したことを指示するまで移動させ 、クリーニング操作が完了すると装置を***及び/または上記少なくとも1つの 乳頭から除去することを特徴とする請求項66乃至94の何れかに記載された装 置。 96. 少なくとも1つの乳頭カップをクリーニングするための手段を備えるこ とを特徴とする請求項41または請求項65記載の装置。 97. クリーニングのための手段はクリーニング用流体を含むことと、本装置 はクリーニング用流体を上記乳頭(403)及び/または***(405)及び/ または少なくとも1つの乳頭カップに適用するための手段(401;437;4 57)と、クリーニング用流体を準備する手段とを備えることと、クリーニング 用流体を準備するための上記手段は、分散流体において粒状物質を分散させるた めの手段(419;449;460;462)と、上記粒状物質を上記分散手段 に供給するための手段(417;447;467)と、上記分散流体を上記分散 手段に供給するための手段(415;445;454)とを備えることを特徴と する請求項65または請求項96記載の装置。 98. クリーニング用流体を適用するための手段(401)は上記クリーニン グ用流体の流れを少なくとも動物の乳頭上に方向付けるための手段(401)を 備えることと、上記装置にはクリーニング用流体の流れを乳頭及び/または*** 及び/または少なくとも1つの乳頭カップの上に方向付けるための手段(401 )に分散手段(419)を接続する接続手段(407,413,421)が供給 されていることを特徴とする請求項97記載の装置。 99. クリーニング用流体の流れを方向付けるための手段(401)が内側に 配置され、またクリーニング用流体が内側に適用される受け器(407)を備え ることを特徴とする請求項98記載の装置。 100. クリーニング用流体を適用するための手段は、上記クリーニング用流 体が内側に収集され、乳頭(403)及び/または***(405)及び/または 少なくとも1つの乳頭カップが中に浸漬されることによって適用される受け器( 437)を備えていることと、上記受け器には入口(443)が供給されている ことと、上記入口(443)と分散手段(449)との間に接続手段(441) が供給されていることを特徴とし、これによってクリーニング用流体が上記入口 を介して受け器に入る請求項97記載の装置。 101. クリーニング用流体を適用するための手段は、上記クリーニング用流 体が内側に収集され、乳頭(403)及び/または***(405)及び/または 少なくとも1つの乳頭カップが中に浸漬されることによって適用される受け器( 437)を備えていることと、上記受け器には粒状物質を供給するための手段( 467)が接続された第1の入口(463)と、分散流体を供給するための手段 (454)が接続された第2の入口(453)とが供給されていることと、分散 流体において粒状物質を分散させるための手段は上記第1の入口(463)に接 続されていることを特徴とし、これによって分散流体における粒状物質の分散は 受け器内部で発生する請求項97記載の装置。 102. クリーニング用流体を撹拌するための手段を備えることを特徴とする 請求項97乃至101の何れかに記載された装置。 103. クリーニング用流体にクリーニングされた1つまたは複数の物体の乾 燥を促進する物質を添加するための手段を備えることを特徴とする請求項97乃 至102の何れかに記載された装置。 104. 乳頭及び/または***を刺激するための手段と乳頭及び/または*** をクリーニングするための手段は結合された1つの手段であって同一手段により 同時に刺激及びクリーニングが行われることを特徴とする請求項65乃至103 の何れかに記載された装置。 105. 請求項42乃至64の何れかに記載された装置を含み、また上記装置 によって実行される操作を制御するための制御ユニットを含む、動物の半自動ま たは自動搾乳において使用するための器具。 106. 請求項97乃至104の何れかに記載された装置を備えた、自動搾乳 において使用するための器具であって、本器具はロボットアームを備えることと 、 上記装置は上記ロボットアームによって支持されることと、上記装置はクリーニ ング操作の間に上記ロボットアームによって乳頭及び/または***及び/または 上記少なくとも1つの乳頭カップに関連して自動的に移動可能であって、乳頭及 び/または***及び/または上記少なくとも1つの乳頭カップの全ての部分がク リーニングされていることを確実にすることと、上記装置は装置が乳頭及び/ま たは***及び/または上記少なくとも1つの乳頭カップに到達したことを指示す るセンサ手段をさらに含むことと、上記センサ手段は上記センサ手段に応答して 上記ロボットアームの動作を制御し、また装置の作動を制御するための制御手段 に接続されていることと、上記ロボットアームはクリーニング操作に備えて装置 を乳頭及び/または***及び/または上記少なくとも1つの乳頭カップの下に配 置し、装置を乳頭及び/または***及び/または上記少なくとも1つの乳頭カッ プに向かって上方へと上記センサ手段が乳頭及び/または***及び/または上記 少なくとも1つの乳頭カップに到達したことを指示するまで移動させ、クリーニ ング操作が完了すると装置を乳頭及び/または***及び/または上記少なくとも 1つの乳頭カップから除去することを特徴とする器具。 107. 請求項97乃至103の何れかに記載された装置を備えた、自動搾乳 において使用するための器具であって、本器具は、装置(475)が少なくとも 1つの乳頭カップのクリーニングに使用される場合に、上記少なくとも1つの乳 頭カップを持ち上げてクリーニング区域に運搬し、上記クリーニング区域におい てクリーニング用流体を上記乳頭カップ上に適用するためのロボットアーム(4 70)を備えることと、本器具はロボットアームが上記少なくとも1つの乳頭カ ップに到達したことを指示するセンサ手段と、ロボットアームがクリーニング区 域に到達したことを指示するセンサ手段とをさらに含むことと、上記センサ手段 は上記センサ手段に応答して上記ロボットアーム(470)の動作を制御し、ま た装置の他の操作を制御するための制御手段に接続されていることと、上記ロボ ットアーム(470)は、上記少なくとも1つの乳頭カップをクリーニング用流 体を適用するための手段(475)に向かって下方へと上記センサ手段が上記適 用手段への到達を指示するまで移動させることによって上記少なくとも1つの乳 頭カップをクリーニング区域に配置し、クリーニング操作が完了すると上記少な くとも1つの乳頭カップを取り外して元の位置に戻すことを特徴とする器具。
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