JP2001518706A - インプランテーションによってドープされたシリコンカーバード半導体を熱的に回復させる方法 - Google Patents

インプランテーションによってドープされたシリコンカーバード半導体を熱的に回復させる方法

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JP2001518706A
JP2001518706A JP2000514313A JP2000514313A JP2001518706A JP 2001518706 A JP2001518706 A JP 2001518706A JP 2000514313 A JP2000514313 A JP 2000514313A JP 2000514313 A JP2000514313 A JP 2000514313A JP 2001518706 A JP2001518706 A JP 2001518706A
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Abstract

(57)【要約】 インプランテーションによってドーピングされるシリコンカーバイド半導体(10i)は、実際に炭素をシリコンカーバイド半導体(10i)にくっつけないガス流(12)において、熱的に回復される。有利な実施形態において、容器(13)、支持体(16)、放射シールド(14,15)および底部プレート(17)は少なくとも、ガス流(12)と接触する個所において、例えばタンタルまたはタンタルカーバイドのような金属化合物から成っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、インプランテーションによってドープされた少なくとも1つのシリ
コンカーバード半導体をガス流中で熱的に(熱処理により)回復させる方法(以
下に熱回復方法と表す)に関する。
【0002】 有利には単結晶の形であるシリコンカーバイド(SiC)は優れた物理的な特
性を有する半導体材料である。この特性のためにこの半導体材料は、オプトエレ
クトロニクス、高温エレクトロニクスおよびパワーエレクトロニクスにとって特
別興味深いものになる。シリコンカーバイトの発光ダイオードは既に市販されて
いるが、シリコンカーバイトをベースとした市販されているパワー半導体素子は
これまで未だにない。このことはとりわけ、適当なシリコンカーバイド基板(ウ
ェハ)の製造が煩雑でかつ高価であることおよびシリコンに比べてプロセステク
ノロジーが難しいことに関係している。
【0003】 問題の1つとなるのは、単結晶のシリコンカーバイドのドーピングである。1
800℃を上回る必要な高い温度のため、拡散によるシリコンカーバイドのドー
ピングはシリコンの場合とは異なって可能ではない。それ故に、単結晶のシリコ
ンカーバイドは、成長、殊に昇華後の成長(Subliminationszuechtung)(PV D)の間のドープ剤の供給または化学的な気相析出によって、またはドープ剤イ
オンのインプランテーション(イオンインプランテーション)によってドーピン
グされる。
【0004】 単結晶のシリコンカーバイド基板またはその前に成長されたシリコンカーバイ
ドエピタキシャル層へのドープ剤のインプランテーションによって、ドープ剤濃
度の所期のラテラルな変化が可能になるので、プレーナ構造化された表面を有す
る半導体素子の製造が可能である。このことは、大抵の半導体素子の製造に対す
る基本前提となっている。しかしインプランテーションによるドーピングの際の
問題は、結晶欠陥(格子欠陥、結晶誤配列)である。これらは、高い運動エネル
ギーによってインプランテーションされたドープ剤原子によってエピタキシャル
層のシリコンカーバイド結晶中に生じかつインプランテーションされた半導体領
域、ひいては素子全体の電子的な特性を劣化させるものである。更に、インプラ
ンテーション後のドープ剤原子またはドープ剤原子胴体はシリコンカーバイド結
晶格子に最適に取り付けられておらず、従って部分的にしか電気的に活性化され
ない。
【0005】 それ故に、インプランテーションによって生じた結晶欠陥を熱処理によって回
復させかつ同時に、ドープ剤原子の高い活性度が実現されるようにする方法が開
発されている(いわゆる熱回復方法または「サーマル・アニールング」)。
【0006】 ”IEEE Electronic Device Letters”(第13巻。1992年、第639ない
し641頁)から、アルミニウムpドープされた6Hシリコンカーバイドエピタ
キシャル層において、500℃と1000℃との間の高いインプランテーション
温度で窒素イオンをインプランテーションすることによりnドープされた6Hシ
リコンカーバイド半導体領域を熱的に回復させる方法が公知である。この方法で
は、6Hシリコンカーバイド半導体は1100℃および1500℃の間の一定の
回復温度においてアルゴン雰囲気中で処理される。クレーターおよび空洞の形成
を伴う、コントロールされない蒸発による表面の破壊を回避するために、6Hシ
リコンカーバイド半導体はシリコンカーバイドから成るるつぼに入れられる。熱
処理の間、6Hシリコンカーバイド半導体の表面はるつぼ内部におけるシリコン
カーバイド半導体と平衡状態にある。
【0007】 これに対して“Applied Surface Science”(第99巻、1996年、第27 ないし33頁)には、シリコンカーバイド半導体における、化学気相成長プロセ
ス(LPCVD=Low Pressure Chemical Vapor Deposition)の冷却過程におけ
るガス組成の影響が記載されている。冷却過程は1450℃の最高温度において
スタートする。従ってこの温度はイオンインプランテーション後の熱回復の際の
温度に匹敵している。それ故に、得られた結果はイオンインプランテーション後
の熱回復プロセスにも転用される。引用されている実験において、真空または保
護ガス下で1000℃以上の温度では、表面近傍のシリコンカーバイドの原子層
のシリコンが欠乏し、かつシリコンカーバイド半導体の表面に薄いグラファイト
層が形成される可能性があることが確認された。これに対して同じプロセスが純
粋な水素雰囲気中で実施されると、結果的に殆ど化学量論的な表面が生じる。
【0008】 そこで本発明の課題は、インプランテーションによってドープされるシリコン
カーバイド半導体の熱回復方法を従来技術に対して改良して、所望しない結晶学
的に配向された段部の形成ないし相互堆積が低減されるようにすることである。
【0009】 この課題は、本発明によれば、請求項1の特徴部分に記載の構成によって解決
される。すなわち回復方法は、少なくとも1つのシリコンカーバイド半導体にガ
ス流を介して実際に、炭素が供給されないように構成すべきである。この関連に
おいて、「実際に炭素が供給されない」とは、その都度のプロセス温度における
シリコンカーバイド半導体上の炭素または炭素を含有する成分(例えばSiC2 )の平衡分圧に相応する炭素成分より低い炭素成分しか供給されないという意味
である。
【0010】 その際本発明は、例えばエピタキシャルに成長された層または単結晶の基板の
誤配向されたシリコンカーバイド表面において常に存在する、理想の場合には1
つないし2つだけのモノレイヤの高さの、結晶学的に配向されている段部が、次
のときには、熱的に活性化される表面再分布に基づいて不都合なことに約50n
mの高さの段部にまで積層される(ステップ・ベンチング)という認識に基づい
ている。すなわち、熱回復過程の間に、シリコンカーバイド半導体がシリコンカ
ーバイド雰囲気と平衡状態にある、または供給されるガス流がこの平衡状態に少
なくとも匹敵している炭素成分を含んでいるときである。この場合、数多くの、
小さな、非常に僅かな高さの結晶学的に配向された段部が寄せ集まる。小さな、
例えば2つのモノレイヤの高さの、結晶学的に配向された段部は、エピタキシャ
ル層成長のために必要な、ベースシリコンカーバイド結晶の誤配向の回避できな
い結果である。ガス中の外部炭素成分、すなわちシリコンカーバイド半導体に外
部から供給される炭素成分の還元によって、上述した段部成長を著しく制限する
ことができることが発見された。
【0011】 すなわちガス流を本発明にように構成すると、熱回復の後、結果的に、従来技
術に比べて著しく低い、殊に少なくとも係数3だけ低いところにある段部の高さ
が得られることになる。
【0012】 本発明の熱回復方法の有利な構成および形態は、請求項1に依存しているその
他の請求項に記載されている。
【0013】 特別有利な実施形態において、シリコンカーバイド半導体のドープされた領域
の表面は、有利には少なくとも不活性ガスおよび/または窒素および/または水
素を含んでいるガス流に曝される。ガス組成は回復の期間、例えば不活性ガス組
成から水素を含有している組成または実際には純水素にさえ変化されるようにす
ることができる。有利には、不活性ガスとして、近似的に100%までの容積成
分を有するアルゴンまたはヘリウムを使用することができる。プロセスガイドの
有利な変形例は、不活性ガス流において加熱され、それから近似的に一定の最大
温度に保持されかつ引き続いて、典型的には少なくとも50%、殊に80%以上
および有利には95%を上回る水素成分を有するガス流において冷却される点に
ある。水素雰囲気中の冷却によって、シリコンカーバイド半導体の化学量論的に
殆ど損傷のない表面が実現され、これに対して例えばアルゴン雰囲気における冷
却では、場合によってはシリコン欠乏に基づいて、シリコンカーバイド半導体の
表面に薄いグラファイト層が形成される可能性がある。
【0014】 ドープ剤原子がシリコンカーバイド半導体から出て行くのを防止するために、
別の有利な実施形態において、ガス流に、ドーピングのためにも使用された原子
が前以て決められたガス分圧下で添加される。
【0015】 ガス流の流速は有利には、約0.5cm/sおよび約60cm/sの間、殊に
5cm/sおよび25cm/sの間に調整設定される。このようなガス流下で回
復されたシリコンカーバイド半導体は、別の流速を有するガス流において回復さ
れたシリコンカーバイド半導体よりも著しく良好な表面を有していることが示さ
れている。回復期間にシリコンカーバイド半導体にガスを流すことで、公知の回
復方法に比べて、高い温度にも拘わらず表面が形態学的に申し分ない品質を有し
ており、かつシリコンカーバイドの表面の誤配向から生じた結晶学的な段部が実
質的に維持されかつより大きな段部に一緒になって堆積されることはなく、更に
その他の表面凹凸も生じないという利点が得られる。流速に対する上に挙げた有
利な領域により、流速が一方においてシリコンカーバイド半導体の許容されない
冷却を回避するために十分な小ささであること、および他方においてシリコンカ
ーバイド半導体から出て行く炭素およびシリコン原子を搬出するのに十分な大き
さであり、その結果これら原子が原因で所望しない段部成長が生じることはない
ことが保証されている。
【0016】 ガス雰囲気の、少なくともシリコンカーバイド半導体に接している領域におけ
る静的なプロセス圧は一般に有利には、約5000Paおよび約100000P
a(規定圧力)の間および有利には約10000Paおよび約50000Paの
間に調整設定される。調整設定される低い圧力のために、結晶学的に配向された
段部の所望しない成長の特別申し分ない抑制が保証される。
【0017】 別の有利な実施形態において、シリコンカーバイド半導体は、有利にはHF( H ochfrequenz 高周波)誘導コイルを介して加熱することができる容器の内部に 配置される。シリコンカーバイド半導体は容器内部において有利には支持体によ
って保持される。容器内部において更に有利にはそれぞれ少なくとも1つの放射
シールドがガス流方向に関して支持体の前および後ろに設けられて、容器内部か
らの所望しない熱放射を妨げるようにされる。放射シールドに有利には、ガス流
が出入りする開口が設けられる。少なくとも、ガス流と接触している領域におい
て、支持体、放射シールドおよび容器、例えば容器内壁の少なくとも部分は有利
には、少なくとも1つの金属または少なくとも1つの金属化合物から成っている
かまたは少なくともこれらによって被覆ないしカバーされている。金属または金
属化合物は、熱回復の際の高いプロセス温度のために有利には漸く1800℃以
上で溶融するようにすべきである。金属または金属化合物は、1800℃の最大
温度において有利には、10-2Pa(約10-7Atm)より低い蒸気圧を有して
いるようであるべきだ。金属または金属化合物は、ガス流に水素成分が設けられ
ているために、有利には水素に対して不活性であるべきだ。従って、材料タンタ
ル、タングステン、モリブデン、ニオブ、レニウム、オスミウム、イリジウムの
少なくとも1つまたはこれらのカーバイドを含んでいる金属または金属化合物が
特別有利に使用される。シリコンカーバイド半導体に達する、ガス流の部分に接
していない、容器の部分は、別の材料、例えばグラファイトまたはシリコンカー
バイドから成っていてもよい。ここまでに取り上げなかったが、場合によっては
、ガス流と接触する熱い領域に存在している部分も同様に有利には、上述した有
利な金属または金属化合物から成っているかまたはこれらによって被覆されてい
るべきである。上述した有利な材料選択によって、そばを流れていくガス流が、
容器内壁または支持体表面のような接触面から炭素原子を剥がすまたは出て来た
炭素原子を捕らえて、シリコンカーバイド半導体に持っていくことがないことが
保証される。
【0018】 方法の特別有利な実施形態において、インプランテーションによってドープさ
れたシリコンカーバイド半導体は熱の供給によって少なくとも1000℃の最高
温度にされる。温度の時間的な上昇(加熱速度)は、この加熱プロセスの期間に
一般に、最高で100℃/min、有利には最大30℃/minに制限される。
【0019】 最高温度は有利には1100℃および1800℃の間、特に有利には1400
℃および1750℃の間に調整設定される。
【0020】 有利にはシリコンカーバイド半導体は、2minおよび60minの間にある
、殊に15minおよび30minの間にある前以て決められている時間間隔の
間少なくとも近似的に最高温度に保持される。この高温プラトーにより、シリコ
ンカーバイド半導体におけるドープ剤の活性度が改善されることになる。
【0021】 冷却速度は有利には、最高100℃/min、殊に最高30℃/minに制限
される。緩慢な冷却過程は有利には、有利には600℃の下方にある中間温度で
終了する。このような温度変化速度(加熱および冷却速度)の制限により、イン
プランテーションによってドーピングされかつその後回復されたシリコンカーバ
イド半導体の電気的な特性が改良されるようになる。
【0022】 加熱および/または冷却速度は一定である必要はなく、有利には、100℃/
minの上限値によって、殊に30℃/minの上限値によって決められている
領域内で変化するようにすることができる。
【0023】 方法の特別有利な形態において、加熱および冷却過程の間、シリコンカーバイ
ド半導体の温度はその都度少なくとも1回、前以て決められている温度レベルに
その都度保持される。加熱ないし冷却速度はこの温度レベルでの滞留持続時間の
間は実際には0℃/minである。
【0024】 次に、本発明の熱回復方法に対する実施例を図面に基づいて説明する。各図は
それぞれ略示するものであるが、その際 図1は、先行するインプランテーションによって引き起こされた格子欠陥の熱的
な回復のために少なくとも1つのシリコンカーバイド半導体がその内部に存在し
ている容器の斜視図を示し、 図2は、図1の装置の長手方向断面を示している。
【0025】 図1および図2の相互に対応している部分には図1および図2において同一の
参照番号が付されている。
【0026】 図1において容器13が斜視図にて略示されている。容器の内室に、例えば複
数のシリコンカーバイド半導体10i(ただしi=1,…)が先行するイオンイ ンプランテーション後の熱回復のために存在している。図2には、図1の装置の
長手方向断面が示されている。容器13は図示の実施例では円筒形に実現されて
いるが、別の形状、例えば長く延びている平行六面体として形成されていても同
じように申し分ない。
【0027】 図1および図2に図示のシリコンカーバイド半導体10iは、図示の熱回復の 前に、次の順次に実施すべきステップによって製造されてものであるとすること
ができる: 1.単結晶シリコンカーバイド基板の用意、 2.オプション:基板上のシリコンカーバイド層のエピタキシャル成長、 3.ドープ原子の、場合により複数回の、連続的なインプランテーションによる
少なくとも1つのドープ領域の生成。
【0028】 シリコンカーバイド基板の用意のために、有利には、昇華成長プロセスが使用
される。シリコンカーバイド基板は実質的に、唯一のシリコンカーバイドポリタ
イプ、殊にベータ・シリコンカーバイド(3Cシリコンカーバイド、立方シリコ
ンカーバイド)またはアルファ・シリコンカーバイド(6方シリコンカーバイド
または菱面体シリコンカーバイド)のポリタイプの1つから成っている。シリコ
ンカーバイド基板に対する有利なポリタイプはアルファ・シリコンカーバイドポ
リタイプ4H、6Hおよび15Rである。
【0029】 シリコンカーバイド基板にシリコンカーバイド層をデポジットするために、そ
れ自体公知のエピタキシー法、有利は化学気相成長(Chemical Vapour Depositi
on=CVD)が使用される。例えば、米国第5011549号明細書に記載のC
VDエピタキシー法を使用することができる。エピタキシャル成長に基づいて、
シリコンカーバイド層はシリコンカーバイド基板と同様に単結晶であり、従って
半導体である。エピタキシーの際の成長条件が相応に調整設定されるとき、シリ
コンカーバイド層も、シリコンカーバイド基板のポリタイプと同じである唯一の
ポリタイプものである。シリコンカーバイド基板がアルファシリコンカーバイド
から成っているのであれば、該基板は一般に、シリコンカーバイド層のデポジッ
トの前に例えば切断および/または研磨によって、基板の、成長面として設けら
れている表面が約1゜および約12゜の間の角度において(0001)面とは異
なって傾いている、有利には<112 ̄0>結晶方向の1つの方向において傾い
ているように用意される。自然の結晶面(基底面)、すなわちシリコンサイドと
称される(0001)結晶面または炭素サイドと称される(0001 ̄)結晶面
に対する成長面のこのような「誤配向」(「オフ・オリエンテーション)によっ
て、典型的には1500℃の適当な成長温度との関連において、シリコンカーバ
イド層が、シリコンカーバイド基板と同じアルファシリコンカーバイドのポリタ
イプのものでありかつ殊にシンタキシー(Syntaxie)を呈しないことが実現され
る。シリコンカーバイド層は、所望の導電形による成長の期間に相応のドープ剤
化合物を添加することによってドーピングすることができる。
【0030】 種々異なったドーピング領域を生成するために、1つまたは複数のドープ剤を
シリコンカーバイド半導体10iに導入するインプランテーション法が使用され る。まず、シリコンカーバイド半導体10iにインプランテーションマスクを備 えるようにすることができる。それからシリコンカーバイド半導体10iは図示 されていないインプランテーション装置に導入される。インプランテーション装
置においてシリコンカーバイド半導体10iの表面に、使用のドープ剤および所 望の侵入深度に依存した典型的には10keVおよび数百keVの間にあるエネ
ルギーを有する1つまたは複数のドープ剤のイオンが植え込まれる。シリコンカ
ーバイド半導体10iはインプランテーションの期間中、約20℃(室温)およ び約1200℃の間、有利には約20℃および約600℃の間の領域にある温度
に保持される。
【0031】 高いエネルギーによって、シリコンカーバイド層のシリコンカーバイド結晶に
侵入するドープ剤粒子によって、シリコンカーバイド半導体10iの種々異なっ たドーピング領域におけるシリコンカーバイド結晶格子は損傷される。それから
、インプランテーションにより生じた結晶欠陥の少なくとも部分的な「修復」お
よび回復のために、シリコンカーバイド半導体10iは熱回復法によって回復さ れる。
【0032】 熱回復のために、シリコンカーバイド半導体10iは図示されていない回復装 置(回復炉、焼き鈍し炉)に導入されかつ容器13内のガス流12中において支
持体16上に配置される。
【0033】 容器13の外部に、図1および図2には図示されていない、、熱絶縁のためお
よびガス案内のための装置、例えば2重壁の水冷式石英管が取り付けられている
。ガス案内のための装置はとりわけ、容器13の壁を通ってガスが所望しないの
に側方に漏れ出るのを妨げるものである。更に有利には、容器13および上述し
た図示されていない装置の周りに制御可能な誘導加熱装置が設けられている。こ
の装置は少なくとも1つの高周波誘導コイル18を備えていて、これによって容
器13は誘導加熱される。これにより、容器13の内部におけるシリコンカーバ
イド半導体10iも均一に加熱される。しかし抵抗式加熱装置を設けることもで きる。
【0034】 図1および図2に図示の容器13は有利には少なくとも2つの層から構成され
ている。外側の、支持壁を形成している容器層21は有利にはグラファイトから
成っている。これにより容器13は特別良好に高周波誘導コイルを介して加熱さ
れることができる。というのは、グラファイトの良好な導電性は渦電流の形成に
好都合であり、かつこの結果として容器13が加熱されることになるからである
。他方において、グラファイトから成る外側の容器層21は非常に良好な黒体放
射体を成している。これを介して容器13のその時点の温度を簡単に無接触に検
出することができる。これに対して容器13の内部において、タンタルまたはタ
ンタルカーバイドから成る膜20(図2参照)を設けると一層有利である。とい
うのは、ガス流12は有利には、容器内壁から炭素原子を取り上げて、シリコン
カーバイド半導体10iに供給するようなことがあってはならないからである。 この膜の厚さは一般に0.01mmより大きい。これにより、公知のフルグラフ
ァイト容器またはシリコンカーバイドが成膜されているグラファイト容器に比し
て、結晶学的な段部の所望しない成長が抑圧される。膜20に対して、熱回復の
際の特有のプロセス条件を考慮して、別の金属または金属化合物も考慮に入れる
ことができる。従って、既述したものの他に少なくとも、タングステン、モリブ
デン、ニオブ、レニウム、オスミウム、イリジウムの成分、またはこれらのカー
バイドを含んでいる金属または金属化合物が特別に適している。容器13とまさ
に同じように、シリコンカーバイド半導体10iを収容する支持体16も、全体 がまたは少なくとも、ガス流12が通過する個所は有利には、上述した金属また
は金属化合物から成っている。支持体16は底部プレート17上に載置すること
ができる。底部プレートは有利には同様に、ガス流が貫流する領域に向き合って
いる表面に、上述した金属または金属化合物から成る膜20を備えている。容器
13の端面に、容器内室において、ガス流12を導入および導出する複数の開口
19を備えた放射シールド14および15が設けられている。放射シールド14
および15は有利には複数の個別エレメント、例えば、容器内壁に有利にはでき
るだけ近傍に達している相前後して配置されている孔付きディスクから成ってい
る。これにより、これらは、容器内壁を放射による熱損失から保護するという規
定に特別申し分なく適合することになる。放射シールド14および15は有利に
はここでも、上述した金属または金属化合物から成っている。
【0035】 図示されていない別の実施例において、容器13および底部プレート17は2
層ではなくて、1層に実現されており、その際該層は上述した金属または金属化
合物から成っている。
【0036】 ガス流12が放射シールド14の通過の際に例えば個別エレメントの有利な成
形によって予加熱されて、ガス流12がシリコンカーバイド半導体10iを不都 合にも冷却することがないようにすれば有利であることが認められている。とい
うのは、シリコンカーバイド半導体10iにおいて有利と認められている温度経 過を維持することによって、インプランテーション損傷の回復の際に特別申し分
ない結果が実現される。その結果として、例えば、先行する、ここでは説明しな
いドーピングプロセスにおいて形成されているはずであるpn接合の改善された
阻止特性が生じる。
【0037】 図1および図2に図示の、直列の配置に代わって、シリコンカーバイド半導体
10iが有利には相互に側方にずらして置かれるようにすることができる。別の 図示されていない実施例において、シリコンカーバイド半導体10iの回復させ るべき表面は図1および図2に図示の垂直方向の配向に代わって、有利には、ガ
ス流12の主要な流れ方向に対して回転されて、傾けられてまたは殊に平行に配
置されているようにもすることができる。このような実施例では、貫流状態は一
層良好かつ均質になるので、シリコンカーバイド半導体10iから放出される炭 素およびシリコン材料はガス流12によって一層容易に捕捉されかつ搬出される
ことができる。従って、結晶学的に配向された段部の所望しない成長は回避され
る。図1に図示の支持体16の配向がガス流12に対して90゜だけ回転してい
るようにすれば、特別簡単に並行的な実施形態を実現することができる。別の図
示されていない実施例において、シリコンカーバイド半導体10iを保持するた めの別個の支持体16なしですませている。この変形例ではシリコンカーバイド
半導体10iは有利には、底部プレート17の切り欠きに置かれるので、シリコ ンカーバイド半導体10iの回復させるべき表面はこの場合もガス流12の主流 れ方向に対して平行に配向されている。この図示されていない実施例の有利な変
形例において、切り欠きを有する複数の底部プレート17が上下に積み重ねられ
、その結果一層大きな貫流量を実現することができる。
【0038】 シリコンカーバイド半導体10iがガス流12に対して垂直に配置されている 図示の実施例では、支持体16の少なくとも第1の保持位置および最後の保持位
置に、本来回復プロセスに委ねられる必要がないダミーシリコンカーバイド半導
体10iを据え付ければ特別有利であることが認められている。このダミーシリ コンカーバイド半導体11は、すべての回復させるべきシリコンカーバイド半導
体10iを同じかつ再現可能なガス流条件下で処理するようにするために用いら れる。いわば保護シールドとして機能するダミーシリコンカーバイド半導体11
は、シリコンカーバイド半導体10iを、支持体16の両側の縁部領域に発生す る可能性がある渦流から保護する。ダミーシリコンカーバイド半導体11は更に
、付加的な放射シールドとして作用する。
【0039】 本発明による熱回復方法によって回復されたシリコンカーバイド半導体は、有
利には種々様々な半導体素子、有利にはシリコンカーバイドをベースとしたパワ
ー半導体素子を形成するために使用することができる。この種の半導体素子に対
する例は、p−pダイオード、バイポーラトランジスタ、MOSFET、サイリ
スタ、IGBTまたはMCTなどである。
【0040】 更に、インプランテーションプロセスおよび回復プロセスは、両方のプロセス
のために設計されている唯一の装置において順次実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シリコンカーバイド半導体の熱回復処理が行われるようになっている容器の斜
視図である。
【図2】 図1の容器の断面略図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月30日(2000.3.30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インプランテーションによってドープされた少なくとも1つ
    のシリコンカーバイド半導体をガス流中で熱的に回復させる方法において、 該少なくとも1つのシリコンカーバイド半導体(10i)にガス流(12)を介 して実際に炭素を供給しない ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも一時的に少なくとも不活性ガスおよび/または窒
    素を含んでいるガス流(12)を設ける 請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 不活性ガスとしてアルゴンまたはヘリウムを設ける 請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも一時的に水素を含んでいるガス流(12)を設け
    る 請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 ガス流(12)に、少なくとも1つのシリコンカーバイド半
    導体(10i)のドーピングのために使用された要素を添加する 請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 ガスの流速を、0.5cm/sおよび60cm/sの間、有
    利には5cm/sおよび25cm/sの間に調整設定する 請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つのシリコンカーバイド半導体(10i)に、 5000Paおよび100000Paの間、有利には10000Paおよび50
    000Paの間にある静的なプロセス圧を有するガス雰囲気を形成する 請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つのシリコンカーバイド半導体(10i)を支 持体(16)を用いて容器(13)内に保持し、ここで支持体(16)および容
    器(13)は少なくとも、ガス流(12)と接触する個所において、少なくとも
    1つの金属または少なくとも1つの金属化合物から成っている 請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 容器(13)内においてそれぞれ少なくとも1つの放射シー
    ルド(14,15)がガス流の方向に関連して支持体(16)の前および後ろに
    設けられており、ここで該放射シールド(14,15)は少なくとも、ガス流(
    12)と接触する領域において、少なくとも1つの金属または少なくとも1つの
    金属化合物から成っている 請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 放射シールド(14,15)に、ガス流(12)が出入り
    する開口(19)が設けられる 請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 1800℃以上の融点を有する金属または金属化合物が設
    けられる 請求項8から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 1800℃の温度において10-2Paより低い蒸気圧を有
    する金属または金属化合物が設けられる 請求項8から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 水素に対して不活性の金属または水素に対して不活性の金
    属化合物が設けられる 請求項8から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 【請求項14】 要素タンタル、タングステン、モリブデン、ニオブ、レニ
    ウム、オスミウム、イリジウムまたはこれら要素の少なくとも1つのカーバイド
    を含んでいる金属または金属化合物が設けられる 請求項8から13までのいずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 容器(13)を有利には誘導加熱する 請求項8から14までのいずれか1項記載の方法。
  16. 【請求項16】 ガス流(12)を容器内部に侵入する際に予加熱する 請求項8から15までのいずれか1項記載の方法。
  17. 【請求項17】 少なくとも1つのシリコンカーバイド半導体(10i)を 最高100℃/min、有利には最高30℃/minの加熱速度で少なくとも1
    000℃の最高温度に加熱する 請求項8から16までのいずれか1項記載の方法。
  18. 【請求項18】 最高温度を1100℃および1800℃の間、有利には1
    400℃および1750℃の間に調整設定する 請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つのシリコンカーバイド半導体(10i)を 2minおよび60minの間にある時間間隔の間、前以て決められている最高
    温度に保持する 請求項17または18記載の方法。
  20. 【請求項20】 少なくとも1つのシリコンカーバイド半導体(10i)を 最高温度から、最高100℃/min、有利には最高30℃/minの冷却速度
    で最高600℃の中間温度に冷却する 請求項17から19までのいずれか1項記載の方法。
  21. 【請求項21】 少なくとも1つのシリコンカーバイド半導体(10i)を 加熱および冷却過程の間その都度、その都度の温度レベルに少なくとも1回保持
    する 請求項17から20までのいずれか1項記載の方法。
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