JP2001517622A - 殺寄生生物製剤 - Google Patents

殺寄生生物製剤

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JP2001517622A JP2000512535A JP2000512535A JP2001517622A JP 2001517622 A JP2001517622 A JP 2001517622A JP 2000512535 A JP2000512535 A JP 2000512535A JP 2000512535 A JP2000512535 A JP 2000512535A JP 2001517622 A JP2001517622 A JP 2001517622A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、低水溶性を有する少なくとも1種類の殺寄生生物化合物;および増量剤を含めた錠剤成形用賦形剤を含む固形植込錠を提供する。本発明による植込錠は、投与者に好都合であり、寄生生物に対する長期間の防護を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、低水溶性を有する殺寄生生物化合物を含有する固形植込錠に関し、
これは、ウシ、ブタおよびヒツジなどの家畜への投与に特に有用である。
【0002】 アベルメクチン類およびミルベマイシン類を含めた多数の強力な大環状殺寄生
生物化合物が知られている。英国特許第N01,573,955号は、殺寄生生 物薬として示される一群のアベルメクチン化合物(アベルメクチンB1aおよび
B1bを含めた)を開示している。
【0003】 22,23−ジヒドロアベルメクチンB1(イベルメクチン,EP1689に
開示されている)は、注射用製剤(IVOMECTMとして販売されている)で商
業的に入手可能である。イベルメクチンは、少なくとも80%の22,23−ジ
ヒドロアベルメクチンB1a(25−sec−ブチル基を有する)および20%
以下の22,23−ジヒドロアベルメクチンB1b(25−イソプロピル基を有
する)の混合物である。
【0004】 25−シクロヘキシルアベルメクチンB1(ドラメクチン,EP214731
に開示されている)は、次の構造
【0005】
【化1】
【0006】 を有し、ウシの体内および体外の寄生生物外寄生の治療および予防のための注射
用油状製剤(DECTOMAXTMとして販売されている)で商業的に入手可能で
ある。その油状製剤は、欧州特許第N0393890号に記載されている。
【0007】 ミルベマイシン類は、13位に置換されていないことを除き、アベルメクチン
類と構造が似ている。
【0008】 DECTOMAXTMのような製剤は成功しているが、投与者に好都合であり、
しかも寄生生物に対する長期間の防護を与える製剤が更に要求されている。
【0009】 欧州特許出願第240274号は、成長促進剤としてのアベルメクチン類の使
用を開示している。欧州特許出願第311195号は、動物を放牧する場合のウ
シノケグサ中毒の予防におけるアベルメクチン類の使用を開示している。どちら
の明細書でも、皮下植込みを請求の範囲に記載しているが、このような植込錠を
製造する方法については教示されていない。
【0010】 欧州特許出願第473223号は、駆虫薬のような活性物質が成分ポリマーの
主鎖中に共有結合によって包含されている複雑な生体分解性植込錠を開示してい
る。
【0011】 欧州特許出願第537998号は、ポリマー性マトリックス、ビヒクル(その
ポリマー性マトリックスのための可塑化溶媒である)および薬物から構成される
薬物デリバリーデバイスを開示している。その薬物は、アベルメクチンまたはミ
ルベマイシンであってよく、そのデバイスは、ペット用のノミまたはダニ取り首
輪のような薬物の局所供給を意図している。
【0012】 したがって、本発明により、低水溶性を有する少なくとも1種類の殺寄生生物
化合物;および増量剤を含めた錠剤成形用賦形剤を含む固形植込錠を提供する。
【0013】 本発明の植込錠の重要な特徴は、それらの簡易性である。したがって、好まし
くは、植込錠の95重量%を越える、より好ましくは、99重量%を越える部分
が殺寄生生物化合物および錠剤成形用賦形剤から構成される。
【0014】 本発明による植込錠は、筋肉内に植込まれてよい。しかしながら、好ましくは
、それらは皮下に(すなわち、皮膚直下の脂肪組織中に)植込まれる。
【0015】 適当な殺寄生生物化合物は、100μg/ml未満の水性溶解度を有するもの
、例えば、アベルメクチンまたはミルベマイシンである。ドラメクチンが特に興
味深い(pH7で0.6μg/mlの水性溶解度を有する)。イベルメクチンも
興味深い。
【0016】 好ましくは、増量剤はラクトースである。他の適当な増量剤には、他の糖類、
微結晶性セルロース(AVICELTMとして商業的に入手可能である)およびリ
ン酸二カルシウムが含まれる。
【0017】 存在しうる他の錠剤成形用賦形剤にはステアリン酸マグネシウムが含まれ、こ
れは、錠剤成形を容易にする滑沢剤として作用する。典型的に、ステアリン酸マ
グネシウムは、植込錠の約3重量%を構成するであろう。その製剤中には、造粒
および打錠性を助ける結合剤も含まれてよい。結合剤の例には、デンプン、ゼラ
チンおよびポリビニルピロリドンが含まれる。典型的には、その結合剤は、存在
する場合、植込錠の2〜10重量%を構成するであろう。
【0018】 本発明の植込錠が含有していてもよい更に別の錠剤成形用賦形剤は、錠剤崩壊
剤である。適当な錠剤崩壊剤にはグリコール酸ナトリウムデンプンが含まれ、こ
れは、EXPLOTABTMとして商業的に入手可能である。挙げることができる
他の崩壊剤は、リン酸二カルシウムおよび架橋デンプンである。典型的に、崩壊
剤は、存在する場合、植込錠の約5重量%を構成するであろう。
【0019】 好ましくは、その(または複数の)殺寄生生物化合物は、植込錠の10〜60
重量%、より好ましくは、植込錠の20〜45重量%、例えば、40重量%を構
成する。
【0020】 好ましくは、本発明の植込錠は、酸化防止剤または還元剤を含有する。このよ
うな添加剤は、殺寄生生物化合物の分解を減少させまたは排除し、それによって
植込錠の有効期間を延長するということが判っている。このような添加剤は、植
込錠をγ線またはβ線照射などの照射によって滅菌する場合、その殺寄生生物化
合物を安定化させるのに特に有用であるということが判っている。
【0021】 特に興味深い酸化防止剤は、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA;2−t
ert−ブチル−4−メトキシフェノールおよび3−tert−ブチル−4−メ
トキシフェノールの混合物)およびブチル化ヒドロキシトルエン(BHT;2,
6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)である。他の酸化防止剤お
よび還元剤には、α−トコフェロール、没食子酸アルキル誘導体、ノルジヒドロ
グアイアレチン酸、アスコルビン酸、メタ重硫酸ナトリウムおよび亜硫酸ナトリ
ウムが含まれる。典型的には、酸化防止剤は、存在する場合、植込錠の0.01
〜0.5重量%、より好ましくは、0.1〜0.2重量%を構成するであろう。
【0022】 上述のように、本発明の植込錠は、典型的には、15〜25kGy(キログレ
ー)の範囲の線量で照射して滅菌することができる。
【0023】 本発明の植込錠は、治療される動物の様々な部位、例えば、側腹部、尾の基部
または耳に植込まれてよい。食肉供給工程中に耳を除去する場合、これが植込み
に好ましい部位である。
【0024】 このような植込みを容易にするために、それら植込錠は、好ましくは、棒形で
あり、慣用的な手動植込錠ガンを用いて好都合に植込みできる。好適には、棒形
植込錠は2〜30mm長さおよび2〜5mm直径である。好ましい寸法は、5〜
6mm長さおよび2〜3mm直径である。好ましくは、その横断面は円形である
【0025】 本発明により、寄生生物感染の治療または予防の方法であって、このような治
療を必要としている動物に、上に定義の植込錠を投与することを含む上記方法を
更に提供する。
【0026】 特に興味深い寄生生物感染は、蠕虫病(最も頻繁には、胃腸管中の線虫類によ
って引起こされる)を含めた内寄生性生物によって引起こされるものである。そ
れら植込錠は、マダニ類、小型ダニ類、シラミ類、ノミ類、クロバエ、咬む昆虫
類および移行性双翅類幼虫などの外寄生生物感染の治療または予防においても有
用である。
【0027】 投与される用量は、治療される動物、用いられる殺寄生生物化合物および治療
される異常に依るであろう。しかしながら、ドラメクチンの適当な用量は、動物
の体重につき0.5mg/kgである。典型的には、上述の好ましい寸法を有す
る本発明による植込錠は、約10mgのドラメクチンを含有するであろう。した
がって、体重120kgのウシには、6個の植込錠が要求されるであろう。これ
は、120日間までドラメクチンを徐放しうると考えられる。多数の植込錠を必
要とする場合、これらは、しばしば、植込錠ガンの1回作動で連続して植込みで
きる。
【0028】 本発明による植込錠は、ウシの場合、放牧期間の間中徐放することができるの
で、必要な投与は1年に1回行なわれるだけである。したがって、本発明は、薬
剤を1年に1回投与することを特徴とする、寄生生物感染の治療または予防用の
植込錠の製造におけるアベルメクチンまたはミルベマイシンの使用を提供する。
【0029】 本発明の植込錠は、乾式または湿式塊造粒後、慣用的な技法を用いて微粉砕し
、所望の形状に打錠することによって製造することができる。
【0030】 例えば、ドラメクチン、ラクトースおよびステアリン酸マグネシウムから成る
植込錠は、次の工程を用いる乾式塊造粒によって製造しうる。
【0031】 1. ステアリン酸マグネシウムを除く成分をブレンドする 2. スクリーンによって篩分ける 3. ブレンドする 4. ステアリン酸マグネシウムの半分を加える 5. ブレンドする 6. 圧縮してスラッグにする 7. スラッグを微粉砕して顆粒にする 8. 望ましい顆粒寸法画分を集める 9. ブレンドする 10.残りのステアリン酸マグネシウムを加える 11.ブレンドする 12.打錠して棒状にする 湿式塊造粒の工程は、いくつかの成分を後で除去される溶媒中に溶かして他の
成分上に噴霧し、同時にそれらをブレンドすることを除き同様である。更に、結
合剤を用いて個々の粒子の付着性を助ける。例えば、BHAおよび結合剤PVP
を含有する植込錠の製造の場合、BHAおよびPVPをエタノール中の溶液とし
て噴霧することによって成分のブレンド混合物に加えることができる。したがっ
て、ドラメクチン、ラクトース、グリコール酸ナトリウムデンプン、BHA、P
VPおよびステアリン酸マグネシウムから成る植込錠は、次の工程を用いる湿式
塊造粒によって製造しうる。
【0032】 1. ステアリン酸マグネシウム、BHAおよびPVPを除く成分をブレンド
する 2. スクリーンによって篩分ける 3. ブレンドする 4. エタノール中のBHAおよびPVPの溶液を混合物上に混合しながら噴
霧する 5. 湿潤素材を篩分ける 6. 乾燥して顆粒にする 7. 微粉砕する 8. 望ましい寸法画分を集める 9. ブレンドする 10.ステアリン酸マグネシウムを加える 11.ブレンドする 12.打錠して棒状にする したがって、本発明のもう一つの態様により、上に定義の植込錠の製造方法で
あって、殺寄生生物化合物を錠剤成形用賦形剤と混合し、所望の形状に成形する
ことを含む上記方法を提供する。
【0033】 本発明の植込錠の作用期間は、植込み後のウシの血漿レベルを測定することに
よって決定できる。これらレベルは、蠕虫の有効な抑制のために約2ng/ml
の血漿レベルを維持する必要がある、および単一宿主マダニ類の有効な抑制のた
めに約5ng/mlの血漿レベルを維持する必要があると決定された化合物の抗
寄生生物活性と相関している。
【0034】 より広範な態様において、本発明は、アベルメクチンまたはミルベマイシンを
含有する組成物中におけるアベルメクチンまたはミルベマイシンの分解を防止す
るための酸化防止剤または還元剤の使用を更に提供する。BHAは、従来、ドラ
メクチンと一緒にDECTOMAXTM中で用いられているが、その機能は、溶液
中のドラメクチンの安定性を助けることよりもむしろ、油状製剤の酸敗を防止す
ることであった。本発明のドラメクチンの安定性を助けるこの態様は、製剤に照
射する場合に特に有用であり、液状および非液状製剤(固体および粉末など)で
用いることができる。
【0035】 本発明を、次の実施例および添付の図面によって詳しく説明する。 実施例1 ドラメクチン植込錠
【0036】
【表1】
【0037】 ステアリン酸マグネシウムを除く成分を一緒に、ブレンダー中で15分間ブレ
ンドした。次に、そのブレンドを680μmメッシュスクリーンによって篩分け
、更に15分間ブレンドした。その後、ステアリン酸マグネシウムの半分を加え
、ブレンドを5分間続けた後、そのブレンドを圧縮して“スラッグ”を成形した
。次に、それらスラッグを微粉砕して顆粒を成形し、250〜355μmの寸法
画分を集めた。
【0038】 次に、集められた顆粒を15分間ブレンドした後、残り半分のステアリン酸マ
グネシウムを加え、ブレンドを5分間続けた。次に、そのブレンドを、適当な錠
剤成形機で2mm成形型を用いて打錠して、2mm直径および5mm長さの棒形
植込錠を製造した。
【0039】 実施例2 錠剤崩壊剤を含有するドラメクチン植込錠
【0040】
【表2】
【0041】 植込錠を実施例1の方法によって製造した。 実施例3 薬物動態学的側面 実施例1および2の植込錠を、16頭の雌ウシに500μg/kgの用量で植
込んだ。植込み後のドラメクチンの血漿濃度を測定したが、それら結果は図1に
示される。それぞれの場合において、単一宿主マダニ活性は50日間を越えて得
られ、蠕虫の抑制は約90日間得られたことが判る。
【0042】 実施例4 酸化防止剤を含有するドラメクチン植込錠
【0043】
【表3】
【0044】 ステアリン酸マグネシウム、ブチル化ヒドロキシアニソールおよびポリビニル
ピロリドンを除く成分を一緒に、ブレンダー中で15分間ブレンドした。次に、
そのブレンドを680μmメッシュスクリーンによって篩分け、更に15分間ブ
レンドした。その後、ブチル化ヒドロキシアニソールおよびポリビニルピロリド
ンをエタノール中に溶解させて造粒液を形成した。用いられたエタノールの容量
は、全製剤の約20重量%であった。その造粒液をブレンド上に、絶えず混合し
ながら10分間にわたって噴霧した。得られた湿潤顆粒素材を1.4mmメッシ
ュスクリーンによって篩分け、真空下において50℃で3時間乾燥させた。次に
、それら乾燥顆粒を微粉砕し、250〜355μmの寸法画分を集めた。
【0045】 次に、集められた顆粒を15分間ブレンドし、ステアリン酸マグネシウムを加
え、ブレンドを更に5分間続けた。次に、そのブレンドを、適当な錠剤成形機で
2mm成形型を用いて打錠して、2mm直径および5mm長さの棒形植込錠を製
造した。
【0046】 これら植込錠を、BHAおよび電子ビーム照射の作用を研究する安定性実験で
用いた。0.5%w/wBHAを含有し且つ4種類の異なった照射レベル[対照
(0kGy),15kGy、20kGyおよび25kGy]で処理されている植
込錠を30℃で30週間貯蔵後、残留するドラメクチンの百分率を測定した。B
HA不含の対照植込錠も実験された。
【0047】 結果を図2に示す。BHAの存在は、それら植込錠が照射された場合でも、植
込錠の貯蔵安定性を劇的に向上させることが判る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、実施例1および2で製造された植込錠によって達成されたウシの血漿
レベルを示す。
【図2】 図2は、実施例4で製造された植込錠の分解プロフィールを示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月22日(2000.3.22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07H 17/08 C07H 17/08 L (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 4C057 BB03 DD01 KK19 4C076 AA38 BB32 BB36 CC34 DD37S DD39S DD41 DD67 EE16 EE38B FF04 FF06 FF31 FF51 FF63 4C084 AA17 AA27 BA44 MA05 MA35 MA67 NA03 NA10 NA12 ZB371 ZB372 ZC611 4C086 AA01 AA02 EA14 MA01 MA04 MA35 MA67 NA03 NA10 NA12 ZB37 ZC61

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低水溶性を有する少なくとも1種類の殺寄生生物化合物;お
    よび増量剤を含めた錠剤成形用賦形剤を含む固形植込錠。
  2. 【請求項2】 皮下植込みに適合する請求項1に記載の植込錠。
  3. 【請求項3】 殺寄生生物化合物が100μg/ml未満の水性溶解度を有
    する請求項1または請求項2に記載の植込錠。
  4. 【請求項4】 殺寄生生物化合物がアベルメクチンまたはミルベマイシンで
    ある請求項3に記載の植込錠。
  5. 【請求項5】 殺寄生生物化合物がドラメクチンである請求項4に記載の植
    込錠。
  6. 【請求項6】 増量剤がラクトースである請求項1〜5のいずれか1項に記
    載の植込錠。
  7. 【請求項7】 錠剤成形用賦形剤がステアリン酸マグネシウムを含む請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の植込錠。
  8. 【請求項8】 錠剤成形用賦形剤が錠剤崩壊剤を含む請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載の植込錠。
  9. 【請求項9】 錠剤崩壊剤がグリコール酸ナトリウムデンプンである請求項
    8に記載の植込錠。
  10. 【請求項10】 酸化防止剤または還元剤を含有する請求項1〜9のいずれ
    か1項に記載の植込錠。
  11. 【請求項11】 酸化防止剤がブチル化ヒドロキシトルエンまたはブチル化
    ヒドロキシアニソールである請求項10に記載の植込錠。
  12. 【請求項12】 照射による滅菌に適しているまたは滅菌されている請求項
    1〜11のいずれか1項に記載の植込錠。
  13. 【請求項13】 錠剤成形用賦形剤がポリビニルピロリドンを含む請求項1
    〜12のいずれか1項に記載の植込錠。
  14. 【請求項14】 殺寄生生物化合物が植込錠の10重量%〜60重量%を構
    成している請求項1〜13のいずれか1項に記載の植込錠。
  15. 【請求項15】 ウシまたはヒツジの耳への植込みに適合する請求項1〜1
    4のいずれか1項に記載の植込錠。
  16. 【請求項16】 棒形である請求項1〜15のいずれか1項に記載の植込錠
  17. 【請求項17】 アベルメクチンまたはミルベマイシンを含有する製剤中に
    おけるアベルメクチンまたはミルベマイシンの分解を防止するための酸化防止剤
    または還元剤の使用。
  18. 【請求項18】 製剤が照射による滅菌に適しているまたは滅菌されている
    請求項17に記載の使用。
  19. 【請求項19】 製剤が液体ではない請求項17または請求項18に記載の
    使用。
  20. 【請求項20】 請求項1に記載の植込錠の製造方法であって、殺寄生生物
    化合物を錠剤成形用賦形剤と混合し、所望の形状に成形することを含む上記方法
  21. 【請求項21】 寄生生物感染の治療または予防の方法であって、このよう
    な治療を必要としている動物に請求項1〜16のいずれか1項に記載の植込錠を
    投与することを含む上記方法。
JP2000512535A 1997-09-23 1998-09-04 殺寄生生物製剤 Pending JP2001517622A (ja)

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