JP2001517503A - スタンド・オフ構造を有しているカテーテル - Google Patents

スタンド・オフ構造を有しているカテーテル

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JP2001517503A JP2000512591A JP2000512591A JP2001517503A JP 2001517503 A JP2001517503 A JP 2001517503A JP 2000512591 A JP2000512591 A JP 2000512591A JP 2000512591 A JP2000512591 A JP 2000512591A JP 2001517503 A JP2001517503 A JP 2001517503A
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エフ.ライプリー サミュエル
ディー.フュタット リサ
イー.トーソー ケネス
エフ.トーソー グレゴリー
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ユナイテッド ステイツ サージカル コーポレーション
アンジョラッド エル.エル.シー.
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Abstract

(57)【要約】 カテーテル(10)および血管成形手術が行われたサイトを放射線治療するための方法が開示されている。カテーテル(1)は、柔軟性のある材料によって形成された中空円筒状部材(12)を備えている。最初に血管内を狭窄の実際のサイトよりも遠い位置に進めたガイドワイヤを介して、体内に移動される。スタンドオフバルーン(28)を備えたスタンドオフ構造(26)は、カテーテル(10)の外表面の一部(30)を囲んでいる。カテーテル(10)の遠位端(18)は内部ルーメンプラグ(38)および内部ルーメンプラグ(38)を通って延伸している遠位マンドレル(40)を備えている。遠位マンドレル(40)は、形状記憶合金で製造されて硬くなり、カテーテルが血管内に導入されるときに、強化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば血管形成術又は他の心(臓)血管処置後の再狭窄(症)を抑
制するため、放射線で、種々の血管及び他の体内の導管(conduits)に
おける狭窄(症)を治療するのに使用される血管(脈官)内カテーテルに関し、
そして更に詳細には、カテーテルが循環系(統)内を動くとき、カテーテルの押
込み能力及び操作能力を改善するため、少なくとも一つの強化マンドレルで補強
された血管内カテーテルに関する。 本願は、1997年9月23日付で提出された暫定出願No.60/060,
693の優先権を主張する出願であり、その内容はここに組み込まれている。
【0002】
【従来の技術】
狭窄の存在により、導管のサイズが減少するか、又は導管が完全に閉塞した、
体内の多くの異なる導管を治療するための種々の技法が開発されてきた。これ等
の技法は、狭窄又は閉塞部位に、収縮したバルーンカテーテルを導入し、バルー
ンを膨張させて狭窄部分を少なくし、バルーンを収縮し、そしてバルーンカテー
テルを治療部位から除去することからなっている。
【0003】 脈管の通路に関して、血管形成手術は、狭窄又は閉塞が起きた部位の動脈又は
血管を開くのに通常使用される。典型的な血管形成(術)処置は、身体及び血管
に小さい切開を行ない、次いで脈管系を通り狭窄又は閉塞部を超える点まで、ガ
イドワイヤを移動させることからなっている。遠位端近くに収縮可能なバルーン
を有している中空カテーテルが、ガイドワイヤを介して通され、そして狭窄又は
閉塞部に押し進められる。バルーンは、収縮した部位を広げるため数回膨張、収
縮し、そして、次いで、身体から引き出される。
【0004】 残念ながら、血管形成手術は、狭窄又は閉塞部位を著しく減少するが、多くの
患者は、最初の処置の数ヶ月以内に狭窄を再発する。最初の狭窄は、相対的に長
い期間をかけてプレーク(plaque)が形成されてて起こるが、多くの人々は、研
究の結果、最初の血管形成手術後の狭窄の再発は最初の狭窄原因に関係がないと
信ずるようになった。血管形成手術に使用されるバルーンカテーテルを膨張させ
ること、又は、狭窄部位にステント(stent)を配置することが、血管を刺
激させると信じられている。この刺激は、組織の増殖と呼ばれる行動のメカニズ
ムを生じ、血管細胞の内層を急速に再生させ、それによって再狭窄を起す。血管
が、血管形成手術のすぐ後に、定量の放射線によって狭窄部を照射されると、血
管自体を損傷させることなく、増殖を起こすメカニズムが抑制されることが発見
された。
【0005】 従って、血管形成手術に続いて、ガイドワイヤは、典型的には、患者内に残さ
れ、そして、血管内カテーテルがガイドワイヤを介して導入される。血管内カテ
ーテルは、カテーテルの遠位端が、血管形成手術の部位に接近するまで、循環系
を通って押込まれ移動される。少なくとも一つの定量の放射線を遠位端に有して
いるソースワイヤが、遠位端が血管形成手術の部位に達するまで、血管内カテー
テルの内部を通り押し進められる。次いで、その定量の放射線は、最初の狭窄部
位を治療するため、所定の時間カテーテル内に残される。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】
循環系内で、特に冠状動脈のような狭い血管内で、血管内カテーテルを移動す
るのは、難しい場合がある。循環系を通り血管内カテーテルを操縦し、移動する
のを容易にするためには、血管内カテーテルの少なくとも一部分を硬くして、支
障無く循環系を通り、血管内カテーテルを操作可能にする必要がある。
【0007】 更に、放射線処置中、放射線量が多すぎると、組織を損傷し、一方放射線量が
少なすぎると、組織の増殖を抑制することができないので、血管壁に向けられる
放射線量を正確に制御することが重要である。従って、これ等の問題を処理する
ため、更に、定量の放射線を正しく配置する必要がある。
【0008】
【課題を解決する手段】
本発明は、カテーテル及び血管形成手術が行なわれた部位に放射線治療を行な
うための方法に向けられている。カテーテルは、かなり柔軟な材料から構成され
た中空の、円筒状部材を備えている。カテーテルは、最初に血管内に挿入された
ガイドワイヤを介して、狭窄の実際の部位を超える位置に進行させることによっ
て体内に移動される。カテーテルは、血管又は類似の導管又はダクトを通る移動
を容易にするため、その遠位端に僅かなテーパーが付けられている。スタンド・
オフバルーンを有しているスタンド・オフ構造が、カテーテル外表面の一部分を
囲んでいる。
【0009】 カテーテルの遠位端は、内部ルーメンプラグと、ルーメンプラグを通り延びて
いる遠位マンドレルとを備えている。遠位マンドレルは、カテーテルが血管内に
導入されるとき、カテーテルを強化し、補強するため、ニッケル・チタン合金の
ような、形状記憶合金から製造される。これは、カテーテルの遠位端に強度を加
え、その結果、カテーテルが循環系を通り押し込まれ、操作される時、カテーテ
ルの遠位端が屈曲しないようにする。
【0010】 膨張したバルーンと血管との間に若干のスペースを与えるため、膨らんだバル
ーンが血管の内面からはね返されるように、スタンド・オフバルーンの外周は、
膨張時、好ましくは、血管の内周よりも小さい。これによって、放射線治療中、
そのスペースを通り血液の多量の流れが可能になる。
【0011】 本発明の方法は、一旦、狭窄部位が適切な診断処置によって決定されて、血管
形成手術が行なわれると、収縮しているスタンド・オフバルーンを有しているカ
テーテルがガイドワイヤを介して通され、そしてスタンド・オフ構造が、血管形
成手術が行なわれた部位まで移動するように押し進められることを含む。遠位マ
ンドレルは、また、長い固定した又は取外し可能な強化マンドレルと共に、操作
能力を助け、且つ循環系内にカテーテルを配置するために使用することができる
【0012】 一旦、スタンド・オフバルーンが所定の位置にあることが確認されると、スタ
ンド・オフバルーンが、血管壁からカテーテルをはね返すまで、膨らまされ、膨
らんだ状態に保たれる。1又はそれ以上の放射線源が柔軟性のあるソースワイヤ
の遠位端またはその内部に設けられ、柔軟性のあるソースワイヤは、正しい位置
に達するまで、カテーテルの円筒状部材の内部を通り推し進められる。放射線源
は、最初の狭窄部位を治療するため、所定の時間、カテーテルの内側に残される
【0013】
【発明の実施の形態】
種々の好ましい実施例を図面を参照して説明する。 ここに開示されたカテーテルは、血管形成手術又は他の心臓血管処置に続いて
多くの身体の導管に放射線治療を行なうのに使用できるが、説明を容易にするた
め、カテーテルは、組織の増殖又は平滑筋細胞増殖による血管の再閉止又は再狭
窄を防ぐため、所定の時間、心臓の冠状動脈のような血管に放射線治療を行なう
ことに関して論述する。
【0014】 図1は、全般に参照番号10によって示された本発明のカテーテルの側部断面
図である。カテーテル自体は、ポリエチレングリコールのようなかなり柔軟性の
ある材料から構成されている中空の、全体的に円筒状の部材12から成っている
、従って、カテーテルは、身体内で容易に移動され、且つ最初に血管内に挿入さ
れたガイドワイヤを介して、狭窄の実際の部位を超えた位置に進ませることが出
来る。円筒状部材12の内部14は、治療部位への放射性ソースワイヤの通過を
容易にするためポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))のような
減摩材で作られるか、又はそれによって、コーティングできる。
【0015】 図1及び2に示すように、カテーテル10は、カテーテル10の遠位端18に
ノッチ16を有しており、ノッチは、円筒状部材12から延びている穴20に開
放状態で連絡している。穴20は、開口22に通じており、開口からガイドワイ
ヤは円筒状部材12を出て、カテーテル10を血管内の正しい位置に案内するこ
とが出来る。穴20を形成する円筒状部材12の外部は低密度のポリエチレンか
ら製造されたチップジャケット(tip jacket)24を備えている。
【0016】 カテーテル10は長さ約120cmであり、そして血管又は類似の導管又はダ
クトを通る移動を容易にするため、その遠位端に僅かなテーパーが付けられてい
る。ガイドワイヤとカテーテル10の双方は、血管形成手術が行なわれた部位に
まで進むのに十分な長さのものでなければならない。スタンド・オフバルーン2
8を有しているスタンド・オフ構造26が、カテーテル10の外面の一部分30
を囲んでいる。スタンド・オフバルーン28は長さ約20mmであり、そして以
下に説明する実施例では、好ましくは多数のプリア(plear)又はローブ(
lobe)を備えている。スタンド・オフバルーン28は好ましくは、低密度の
ポリエチレンから製造される。スタンド・オフ構造26内に配置された円筒状部
材12の部分は好ましくは高密度のポリプロピレンから製造され、そして円筒状
部材12の内部14とスタンド・オフバルーン18との間に流体が流れるように
連絡することができるように、1又はそれ以上のポート(図示せず)を備えてい
る。
【0017】 図2に示されたように、カテーテル10は、約90%プラチナ及び10%イリ
ジウムからなる、放射線不透過性の2つのマーカー34と36を含む。マーカー
34と36は、好ましくは、互いに3cm離れており、そしてスタンド・オフ構
造26の下に配置されている。カテーテル10の遠位端18は更に内部ルーメン
プラグ38と、内部ルーメンプラグ38を通り、円筒状部材12の遠位端にまで
延びている遠位マンドレル40とを備えている。内部ルーメンプラグ38は好ま
しくは、低密度のポリエチレンから製造される。
【0018】 遠位マンドレル40は、カテーテル10が血管内に導入されるとき、カテーテ
ル10を強化するため、ニッケル・チタン合金のような形状記憶合金から製造さ
れる。これは、カテーテル10が循環系を通り、押し込まれ、操作されるとき、
カテーテル10の遠位端18が屈曲するのを防止する。遠位マンドレル40は、
穴(bore)20を囲んでいる円筒状部材12の部分にサポートを与えるため
、穴20に十分平行である。カテーテル10は、マンドレル40を血管に十分平
行に保つため設計されたように操作されるのが好ましい。
【0019】 カテーテル10の主要部を強化するため、遠位マンドレル40が内部ルーメン
プラグ38を越える近くまで延ばすことが考えられている。更に、遠位マンドレ
ル40が、近位部分よりも小さい横の寸法を有している遠位部分を有することが
考えられている。遠位マンドレル40に対する好ましい横の寸法は、近位端で約
0.0085乃至0.0095インチ、そして遠位端で0.0035乃至0.0
045インチである。更に、遠位マンドレル40の長さは約0.587乃至0.
987インチであるのが好ましい。
【0020】 その上更に、1以上の遠位マンドレル40が、円筒状部材12の遠位端に接続
されることも考えられている。又、遠位マンドレル40が、円筒状の形状であり
、そして円筒状部材12の遠位端を包むことも考えられている。
【0021】 本発明のカテーテルは、再使用可能な放射線源を最初の狭窄部位に導入可能に
する導管として使用できるので、円筒状部材12は、その遠位端18に近い点で
シールされるが、一方ガイドワイヤは、遠位端18から出ることができる。従っ
て、スタンド・オフ構造26、チップジャケット24、及び遠位マンドレル40
は、ガイドワイヤを穴20(又はノッチ16)を通りカテーテル10の遠位端1
8から出るのを可能にする一方、その遠位端18に近い点でカテーテル10をシ
ールするため、図2に示したように結合遠位チップ42を形成するように例えば
溶融又は、溶接によって一緒に接合又は結合(接着)される。結合遠位チップ4
2を形成するための結合(接着)プロセス中に、内部ルーメンプラグ38も形成
されることに注目されたい。
【0022】 いかなる血液又は汚染物も円筒状部材12の内部に入るのを防止して、内部1
4を無菌状態に保つため、結合遠位チップ42が、カテーテル10の中空円筒状
部材12を有効にシールする。これは、円筒状部材12内の血液又は汚染物が、
放射線源の正しい配置を妨害して、再使用可能な放射線源を汚染するので必要で
ある。
【0023】 カテーテル10は更に、円筒状部材12が血管内に挿入されるとき、柔軟性を
与えるため、円筒状部材12の近位端46に歪レリーフ部材44を含む(図1)
。歪レリーフ部材44は、好ましくは、低密度ポリエチレンから製造される。歪
レリーフ部材44の一部分及び円筒状部材12の近位端46が、ルアーハブ48
内に挿入され、そして好ましくは、接着剤によってルアーハブ48に化学的に接
着される。ルアーハブ48は、円筒状部材12の内部14に整合した(心合わせ
した)ファネル(漏斗状)ポート50と、膨らまし用ポート52とを含む。
【0024】 ファネルポート50は、円筒状部材12の内部14を通り、ルアーキャップ5
6を有している、図3に示されたような取外し可能な強化マンドレル54の導入
を可能にする。強化マンドレル54は、その遠位端58に僅かにテーパーが付け
られており、そしてニッケル・チタン合金〔ニティノール〕のような形状記憶合
金から製造される。リア―キャップ56は、好ましくは、レクサン及びポリカー
ボネートから製造される。
【0025】 カテーテル10が、カテーテル10を屈曲せずに循環系を通り操作可能にする
ガイドワイヤを介して案内されるとき、カテーテル10に押し込み能力と強度を
与えるため、強化マンドル54が、円筒状部材12の内部14を通り延びている
。カテーテル10のスタンド・オフ構造26が、最初の狭窄部位に達したとき、
強化マンドレル54はカテーテル10から除去される。流体、好ましくは、食塩
水又は、X線で透視できる食塩水混合液が、円筒状部材12内において、膨らま
しポート52を通って(図示しない)膨らましルーメン内へ導入される。この膨
らましルーメンは、放射線源を最初の狭窄部位に導入するために、内部14と同
心であり、スタンド・オフバルーン28を膨らまし、且つカテーテル10を血管
内に正しく位置づけする。そのような膨らましルーメン構造は、オーバー・ザ・
ワイヤタイプ(over−the−wire type)のカテーテルで良く知
られており、同心の膨らましルーメンの一つの例が、以下の少なくとも図7に示
された態様について例示されている。
【0026】 強化マンドレル54は、カテーテル10内の穴(bore)内に永久的に固定
されてもよいと、考えられている。更に、強化マンドレル54が、遠位のマンド
レル40と一体化されることも考えられている。
【0027】 膨らんだバルーンと血管との間にいくらかのスペースを与えるため、膨らんだ
バルーンが血管の内面からはね返されるように、膨らんだとき、血管の周囲より
も周囲が小さくなくなることがスタンド・オフバルーン28にとって好ましい。
これは、放射線治療中、スペースを通り血液の流れを可能にする。この血液の流
れは、心筋梗塞又は、心臓発作の発生率を大きく減少し、且つ血管を通る血液の
流れを妨げずに、放射線治療を必要な限り行なうことができる。
【0028】 図4を参照すると、全体的に参照番号60により示されており、円筒状チュー
ブ62内に導入されたソースワイヤを見えるようにするため、ポリエチレンから
製造された透明な円筒状チューブ62を有しているカテーテル延長部分が示され
ている。カテーテル延長部分60は、ルアーハブ48のファネル(漏斗状)ポー
トにぴったり係合するように形成された雄のアダプター64を含む。カテーテル
延長部分60は更に、雄のアダプター64の反対の端に、アフターローダーのよ
うな、ソースワイヤコンテナーに接続するための雌のアダプター66を含む。ス
トレインレリーフ部材68と70が、それぞれ雄及び雌のアダプター64と66
の近くに設けられており、そして好ましくは低密度のポリエチレンから製造され
ている。ソースワイヤは、雌のアダプター66を通り導入され、そしてルアーハ
ブ48及び円筒状部材12の内部14を通り案内される。
【0029】 ここに説明したようなスタンド・オフバルーンは、狭窄の再発を防ぐため、下
記のように利用できる。一旦、狭窄部位が、適切な診断処置によって確認され、
そして血管形成術が行なわれると、収縮されているスタンド・オフバルーンを有
しているカテーテル10が、ガイドワイヤを介して通され、そして、スタンド・
オフ構造26が、血管形成術が行なわれた部位を操作するように前進される。ス
タンド・オフ構造26の両端部上のX線不透過性の(レントゲン写真で見える)
マーカー34及び36は、X線透視検査法により像を映し出すのを可能にする。
一旦、スタンド・オフバルーン28が、所定の位置にあることを確認されると、
スタンド・オフバルーン28が膨らまされ、そしてカテーテル10が血管壁から
はね返されるまで、膨らんだ状態を保つ。
【0030】 1又はそれ以上の放射線源が、柔軟性のあるソースワイヤの遠位端上、又はそ
の内側に設けられて、ソースワイヤは、正しい位置に達するまでカテーテル10
の円筒状部材12の内部14を通り前進される。放射線源はそれから、最初の狭
窄部位を治療するため、特定の時間の間、カテーテル10内に残される。ソース
がカテーテル10内に残っている時間は、放射線源の強さ及びソースと内部血管
壁との間の間隔に左右される。この処置に利用できる放射線源の実例は、セシウ
ム137、コバルト60、ヨード125、ヨード131、コバルト57、イリジ
ウム192、金198、パラジウム103、ストロンチウム89、ストロンチウ
ム90、イットリウム90、リン32、等である。典型的には、治療時間は、約
4分と約30分又はそれ以上との間で続けることができる。イリジウム192は
1〜2キュリーの強さを有している明確に定義されたエネルギーレベルを有して
いるので、所定の距離における最初の狭窄部位を治療するのに特に適している。
この例では、治療時間は5乃至10分の範囲である。放射線治療が終わった後、
バルーンが収縮されて、カテーテル10につづいて、ソースワイヤと放射線源が
除去される。
【0031】 図5〜13を参照すると、スタンド・オフ構造を有しているカテーテルの追加
の実施例が示されており、そして上記と同じ方法で、血管形成術が行なわれた血
管内の部位の再狭窄を防止するカテーテル10に使用される。下記の追加の実施
例が、カテーテル10を製造するのに使用されたのと同じ材料から製造され、そ
してそれ等の実施例が遠位のマンドレルを含むことが考えられている。
【0032】 図5〜8は、全体的に参照番号200によって示されたスタンド・オフ構造を
有しているカテーテルの第2の実施例を例示している。カテーテル200は、ガ
イドワイヤが円筒状部材202の全長内を進行し、且つカテーテル200の遠位
端206における開口204を通り延びているので、オーバー・ザ・ワイヤタイ
プのカテーテルである。カテーテル200は、膨らましルーメン209を介して
、収縮(図5)又は膨らませる(図6)ことができるスタンド・オフバルーン2
10の形のスタンドオフ構造208を含む。
【0033】 図7によって示されているように、スタンド・オフバルーン210が膨らまさ
れたとき、それは、実施的に円形形状である。更に、図7によって示されている
ように、遠位端に放射線源を有しており、その中にソースワイヤを収容するため
の、実質的にカテーテルの長さに延びている第2の円筒状部材212がある。円
筒状部材212は、血液及び汚染物がその中に入るのを防止するため、その遠位
端をシールされている。図8は、膨らんだスタンド・オフバルーン210を示し
ている血管214内にあって、側壁216から離して円筒状部材212を位置付
けするため、血管214の側壁216からはね返されたカテーテル200を例示
している。
【0034】 図9は、全体的に参照番号300によって示されたカテーテルの第3の実施例
を例示している。カテーテル300は、スタンド・オフバルーン304を含むス
タンド構造302を有している。図9は、血管306を通り、且つカテーテル3
00の遠位端312におけるノッチ308及び穴310を通るガイドワイヤ30
5の通路を例示している。又カテーテル300は、ソースワイヤを収容するため
の円筒状部材314と、円筒部材314と同心の膨らましルーメン316とを含
む。
【0035】 図10は、全体的に参照番号400によって示されたカテーテルの第4の実施
例を例示している。カテーテル400は、第2の実施例に類似しているが、バル
ーン404が膨らまされたとき、ローブ406の間に血液を流動可能にするため
、図11によって示されたように、4つのローブ(lobe)406を有してい
るスタンド・オフバルーン404を有しているスタンド・オフ構造402を含む
。カテーテル400は又、ガイドワイヤを収容するための円筒状部材414と、
放射線源を有しているソースワイヤを収容するためのソースワイヤルーメン41
6と、膨らましルーメン418とを備えている。
【0036】 図12〜13は、全体的に参照番号500によって示されたカテーテルの第5
の実施例を例示している。カテーテル500は、第3の実施例に類似しているが
、バルーン504が膨らまされたとき、ローブ506の間に血液の流動を可能に
するため、図13に示したように、4つのローブを有しているスタンド・オフバ
ルーン504を有しているスタンド・オフ構造502を含む。カテーテル500
は又、ソースワイヤを収容するための円筒状部材514と、円筒状部材514と
の同心の膨らましルーメン516とを含む。
【0037】 これ等の実施例は、血管形成術に関して説明したが、図に示されたスタンド・
オフ構造を有している同じバルーンカテーテルを用いて、コモン胆管、膀胱、肝
臓、肺などのような身体の種々の部位の癌治療にも使用できる。当業者は、ここ
に添付した請求の範囲の範囲及び精神以内で、他の変更を考えられるであろう。
【0038】
【発明の効果】
【0039】 血管形成術又は他の心臓血管処置後の再狭窄を抑制するための、放射線で、種
々の血管及び他の体内の導管における狭窄を治療するのに使用される血管(脈官
)内カテーテルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本開示の第1の実施例によるスタンド・オフ構造を有しているカテ
ーテルの側部横断面図である;
【図2】 図2は、図1により示されたカテーテルの遠位端の拡大図である;
【図3】 図3は、図1のスタンド・オフ構造を有しているカテーテル内に挿入される
強化マンドレルの側面図である;
【図4】 図4は、図1により示されたカテーテルの近位端に接続されている延長カテ
ーテルの側面図である;
【図5】 図5は、収縮されているスタンド・オフバルーンを有している第2の実施例
のカテーテルのスタンド・オフ構造の斜視図である;
【図6】 図6は、膨らまされている図5により示されたカテーテル実施例のスタンド
・オフバルーンの斜視図である;
【図7】 図7は、図6の7−7線に沿って切断したときの横断面図である;
【図8】 図8は、血管内の図5により示されたカテーテル実施例の側部横断面図であ
る;
【図9】 図9は、血管内の第3の実施例のカテーテルの遠位端の側部横断面図である
【図10】 図10は、血管内の第4の実施例のカテーテルの遠位端の側部横断面図であ
【図11】 図11は、図10の11−11線に沿って切断したときの横断面図である;
【図12】 図12は、血管内の第5の実施例のカテーテルの遠位端の側部横断面図であ
る;
【図13】 図13は、図12の13−13線に沿って切断したときの横断面図である;
【符号の説明】
10 カテーテル 12 円筒部材 14 内部 18 遠位端 20 穴 24 チップジャケット 26 スタンド・オフ構造 28 スタンド・オフバルーン 34,36 マーカー 40 マンドレル 48 ルアーハブ 50 ファネル ポート 56 ルアーキャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サミュエル エフ.ライプリー アメリカ合衆国 ルイジアナ州 70605 レイク チャールズ ウエスト マックニ ース ストリート 424 (72)発明者 リサ ディー.フュタット アメリカ合衆国 コネチカット州 06460 ミルフォード マーウィン アヴェニュ ー 1 アパートメント 2 (72)発明者 ケネス イー.トーソー アメリカ合衆国 コネチカット州 06897 ウィルトン オールド ハイウェイ 32 (72)発明者 グレゴリー エフ.トーソー アメリカ合衆国 コネチカット州 06897 ウィルトン チーズ スプリングス ロ ード 281 Fターム(参考) 4C082 AA05 AC02 AE05 AG51

Claims (56)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記からなる、カテーテルシステム: 近位端と遠位端とを備えた円筒状部材を有し、前記円筒状部材が更に近位端か
    ら遠位端に延びている少なくとも1つの通路を有しているカテーテルと、 前記遠位端の1部分を囲んでいるスタンド・オフバルーンを有し、前記スタン
    ド・オフバルーンが前記少なくとも1つの通路の1部分と流体が流れるように連
    絡しているスタンドオフ構造と、 前記円筒状部材の前記近位端に接続されて、前記スタンド・オフ構造の内部チ
    ャンバーに、前記スタンド・オフバルーンを膨らますための物質を送るための少
    なくとも1つの通路と流体が流れるように連絡している第1のポートを有し、前
    記円筒状部材の前記近位端から前記遠位端に延びている第1の穴に整合している
    第2のポートを更に有しているルアーハブと、 前記第2のポートを通って導入される形状を備え、前記第1の穴を通り前記円
    筒状部材内に延伸して、循環系を通って前記円筒状部材を移動させるための強化
    マンドレルと、そして、 円筒状部材の遠位端を強化するため、前記スタンド・オフ構造から遠位に延び
    ている遠位マンドレル。
  2. 【請求項2】 前記遠位マンドレルが、前記第1の穴の遠位端において、シー
    ルを形成している内部ルーメンプラグを通り延びている請求項1に記載のカテー
    テルシステム。
  3. 【請求項3】 前記遠位マンドレルが、形状記憶合金から製造されている請求
    項1に記載のカテーテルシステム。
  4. 【請求項4】 前記強化マンドレルが、テーパーの付いた遠位端を有している
    請求項1に記載のカテーテルシステム。
  5. 【請求項5】 前記強化マンドレルが形状記憶合金から製造されている請求項
    4に記載のカテーテルシステム。
  6. 【請求項6】 前記第1の穴に整合した中央の穴を備えた円筒状部材を有する
    カテーテル延長部分を更に備えており、前記カテーテル延長部分が前記第2のポ
    ートに突き合わせ係合するように形成された遠位端を更に有している請求項1に
    記載のカテーテルシステム。
  7. 【請求項7】 遠位端に少なくとも1つの放射線源を有するソースワイヤを更
    に備えており、前記ソースワイヤは、前記カテーテル延長部分の前記中央の穴、
    および、前記スタンド・オフ構造の近くに前記少なくとも1つの放射線源を送り
    出すための第1の穴とを通過する形状を備えている、請求項6に記載のカテーテ
    ルシステム。
  8. 【請求項8】 前記円筒状部材が、円筒状部材の遠位端の開口に通じている第
    2の穴を備えている、請求項1に記載のカテーテルシステム。
  9. 【請求項9】 前記カテーテルが、前記第2の穴内にガイドワイヤを導入する
    ため、前記第2の穴と流体が通るように連絡しているノッチを有している請求項
    8に記載のカテーテルシステム。
  10. 【請求項10】前記ノッチが、スタンド・オフ構造から遠位に設けられている
    請求項9に記載のカテーテルシステム。
  11. 【請求項11】前記カテーテルが、長さ約120cmである請求項1に記載の
    カテーテルシステム。
  12. 【請求項12】前記スタンド・オフ構造が長さ約20mmである、請求項1に
    記載のカテーテルシステム。
  13. 【請求項13】前記カテーテルの延長部分がチップジャケットを備えている、
    請求項1に記載のカテーテルシステム。
  14. 【請求項14】前記チップジャケットがポリエチレンから製造されている、請
    求項12に記載のカテーテルシステム。
  15. 【請求項15】前記円筒状部材の遠位端がテーパーを付けられている、請求項
    1に記載のカテーテルシステム。
  16. 【請求項16】前記カテーテルがポリエチレングリコールから製造されている
    、請求項1に記載のカテーテルシステム。
  17. 【請求項17】前記第1の穴の内部が、ポリテトラフルオロエチレン(テフロ
    ン)でコーティングされている、請求項1に記載のカテーテルシステム。
  18. 【請求項18】前記円筒状部材の遠位端に配置された少なくとも2つの放射線
    不透過性のマーカーを更に備えている、請求項1に記載のカテーテルシステム。
  19. 【請求項19】前記少なくとも2つの放射線不透過性のマーカーが、スタンド
    ・オフ構造の下に配置されている、請求項18に記載のカテーテルシステム。
  20. 【請求項20】前記少なくとも2つの放射線不透過性のマーカーが、約90%
    プラチナ及び10%イリジウムからなっている、請求項18に記載のカテーテル
    システム。
  21. 【請求項21】前記第1の穴が、前記円筒状部材の遠位端の近くの点でシール
    されている請求項1に記載のカテーテルシステム。
  22. 【請求項22】前記スタンド・オフ構造及び遠位マンドレルが接合されて、結
    合遠位端部を形成する、請求項1に記載のカテーテルシステム。
  23. 【請求項23】前記結合遠位端部が、前記円筒状部材の前記第1の穴を密封す
    るシールを形成している、請求項22に記載のカテーテルシステム。
  24. 【請求項24】前記カテーテルが、円筒状部材に可撓性を与えるため、円筒状
    部材の近位端に少なくとも1つの歪レリーフ部材を含んでいる請求項1に記載の
    カテーテルシステム。
  25. 【請求項25】前記スタンド・オフバルーンの外面と血管の内面との間にスペ
    ースを作り、そのスペース間に血液を流動可能にするため、スタンド・オフバル
    ーンが膨らんだとき、カテーテルが挿入されているターゲットの血管よりも直径
    が小さくなるように前記スタンド・オフバルーンの寸法が決められ、形成されて
    いる、請求項1に記載のカテーテルシステム。
  26. 【請求項26】前記カテーテル延長部分の円筒状部材が透明であり、そしてポ
    リエチレンから製造されている、請求項6に記載のカテーテルシステム。
  27. 【請求項27】前記カテーテル延長部分が、遠位端の反対の端に雌のアダプタ
    ーを更に備えており、前記雌のアダプターが、カテーテル延長部分をソースワイ
    ヤのコンテナーに接続するように形成されている、請求項6に記載のカテーテル
    システム。
  28. 【請求項28】前記カテーテル延長部分が、前記円筒状部材上に少なくとも1
    つの歪レリーフ部材を更に備えている、請求項6に記載のカテーテルシステム。
  29. 【請求項29】前記少なくとも1つの通路が前記第1の穴と同心である、請求
    項1に記載のカテーテルシステム。
  30. 【請求項30】前記少なくとも1つの放射線源が、セシウム147、コバルト
    60、イオジン125、ヨード131、コバルト57、イリジウム192、金1
    98、パラジウム103、ストロンチウム89、ストロンチウム90、イットリ
    ウム90及びリン32より成るグループから選択されている、請求項7に記載の
    カテーテルシステム。
  31. 【請求項31】前記スタンド・オフバルーンは、膨張したとき、その間に血液
    を流動可能にする少なくとも2つのローブを有している、請求項1に記載のカテ
    ーテルシステム。
  32. 【請求項32】下記からなる、心臓血管処置につづいて、循環系内の少なくと
    も1つの部位に放射線治療を行うために、循環系を通過するために適用されるカ
    テーテル: 近位端と遠位端とを有し、前記近位端から前記遠位端に延びている第1及び第
    2の通路を備えた円筒状部材と; 前記第1の通路と流体が流れるように連絡したスタンド・オフバルーンを有す
    る前記円筒状部材の遠位端に隣接するスタンド・オフ構造と; 前記円筒状部材の近位端に接続され、そして、前記第1の通路に流体が流れる
    ように連絡している第1のポートと、前記第2の通路に流体が流れるように連絡
    している第2のポートとを備えたアダプター構造と; 前記円筒状部材上に配置され、そして、前記スタンド・オフ構造の遠位端を越
    えて延びている遠位マンドレル。
  33. 【請求項33】前記第2の通路が、遠位端に少なくとも1つの放射線源を有し
    ているソースワイヤをその中に導入するように形成されており、前記ソースワイ
    ヤが、前記スタンド・オフ構造の近くに少なくとも1つの放射線源を送り出すた
    めに、前記第2の通路を通過するように形成されている請求項32に記載のカテ
    ーテル。
  34. 【請求項34】前記円筒状部材が、円筒状部材の遠位端に、開口に通じている
    第3の通路を備えている請求項32に記載のカテーテル。
  35. 【請求項35】前記第3の通路が、循環系を通りカテーテルを案内するための
    ガイドワイヤをその中に導入するように形成されている請求項34に記載のカテ
    ーテル。
  36. 【請求項36】前記カテーテルが長さ約120cmである請求項32に記載の
    カテーテル。
  37. 【請求項37】前記スタンド・オフ構造が、長さ約20mmである請求項32
    に記載のカテーテル。
  38. 【請求項38】前記円筒状部材の遠位端が、テーパーを付けられている請求項
    32に記載のカテーテル。
  39. 【請求項39】前記カテーテルが、ポリエチレングリコールから製造されてい
    る請求項32に記載のカテーテル。
  40. 【請求項40】前記円筒状部材の遠位端上に配置された少なくとも2つの放射
    線不透過性のマーカーを更に備えている請求項32に記載のカテーテル。
  41. 【請求項41】前記遠位マンドレルが、第2の通路をシールするため形成され
    た内部ルーメンプラグを通り延びている請求項32に記載のカテーテル。
  42. 【請求項42】前記遠位のマンドレルが、形状記憶合金から製造されている請
    求項32に記載のカテーテル。
  43. 【請求項43】前記第2の通路が、前記円筒状部材の遠位端に近接した点でシ
    ールされている請求項32に記載のカテーテル。
  44. 【請求項44】前記スタンド・オフ構造の遠位部分及び前記遠位マンドレルが
    結合されて結合遠位端を形成する、請求項32に記載のカテーテル。
  45. 【請求項45】前記結合遠位端が、円筒状部材の第2の通路をシールするシー
    ルを形成している請求項44に記載のカテーテル。
  46. 【請求項46】円筒状部材に可撓性を与えるため、円筒状部材の近位端に少な
    くとも1つの歪レリーフ部材を更に備えている、請求項32に記載のカテーテル
  47. 【請求項47】前記スタンド・オフバルーンの外面と血管の内面との間にスペ
    ースを作り、そのスペース間に血液を流動可能にするため、スタンド・オフバル
    ーンが膨らんだとき、カテーテルが挿入されているターゲットの血管よりも直径
    が小さくなるように、前記スタンド・オフバルーンの寸法が決められ、形成され
    ている請求項32に記載のカテーテル。
  48. 【請求項48】前記第1及び第2の通路が、互いに同心である請求項32に記
    載のカテーテル。
  49. 【請求項49】前記少なくとも1つの放射線源が、セシウム157、コバルト
    60、ヨード125、ヨード131、コバルト57、イリジウム192、金19
    8、パラジウム103、ストロンチウム89、ストロンチウム90、イットリウ
    ム90及びリン32を含むグループから選択されている請求項33に記載のカテ
    ーテル。
  50. 【請求項50】前記スタンド・オフバルーンが、膨張したとき、少なくとも2
    つのローブ間に血液を流動可能にするための少なくとも2つのローブを有してい
    る請求項32に記載のカテーテル。
  51. 【請求項51】前記遠位マンドレルとスタンド・オフ構造の遠位部分が、溶接
    によって結合されている請求項44に記載のカテーテル。
  52. 【請求項52】前記遠位マンドレルが、横の寸法において近位部分よりも小さ
    い遠位部分を有している請求項32に記載のカテーテる。
  53. 【請求項53】前記遠位マンドレルが、円筒形状であり、そして、円筒状部材
    の遠位端内に収納されている請求項32に記載のカテーテル。
  54. 【請求項54】下記ステップからなる、部位における心臓血管処置につづいて
    、身体内腔の開通性を維持するため、身体内腔内の部位に放射線治療を施す方法
    : 下記からなるカテーテルを調製し、 近位端を遠位端とを有し、近位端から遠位端に延びている第1と第2の通路
    を備えており、第1の開口で始まり、前記遠位端における第2の開口で終わって
    いる穴を更に備えている円筒状部材と; 第1の通路と流体が流れるように連絡しているスタンド・オフバルーンを有
    しており、前記円筒状部材の遠位端に近接しているスタンド・オフ構造と; 円筒状部材の近位端に接続されており、且つ第1の通路に流体が流れるよう
    に連絡している第1のポートと、第2の通路に流体が流れるように連絡している
    第2のポートとを備えているアダプター構造と; 円筒状部材に配置され、且つ円筒状部材がガイドワイヤに沿って案内される
    とき、円筒状部材の硬さを増大するため、スタンド・オフ構造の遠位端を越えて
    延びている遠位マンドレル、 身体内腔内にガイドワイヤを配置し、 前記穴を通過し、第1の開口を通って出るための、第の開口を通り前記穴内に
    ガイドワイヤを挿入することによってガイドワイヤを介してカテーテルを押し進
    め、 スタンド・オフ構造が、心臓血管処置の部位に配置されるまで、遠位マンドレ
    ルを身体内腔に十分に平行に保つため、カテーテルを操作することによりガイド
    ワイヤを介して円筒状部材を押し進め、 第1のポート内に流体を供給し、第1通路を通って流して、スタンド・オフバ
    ルーンを膨張させ、 遠位端に少なくとも1つの放射線源を有しているソースワイヤを、ソースワイ
    ヤの遠位端がスタンド・オフ構造に近接するまで、第2のポートを通って第2の
    通路内に挿入し、 スタンド・オフバルーンを収縮し、 円筒状部材とソーズワイヤを身体内腔から引き出す。
  55. 【請求項55】前記ガイドワイヤを介して円筒状部材を押し進めるステップ中
    に、第2のポートを通り第2の通路内に強化マンドレルを挿入するステップを更
    に備えている請求項54に記載の放射線治療を施す方法。
  56. 【請求項56】前記ソースワイヤを挿入するステップの前に、強化マンドレル
    を除去するステップを更に備えている請求項54に記載の放射線治療を施す方法
JP2000512591A 1997-09-23 1998-09-23 スタンド・オフ構造を有しているカテーテル Pending JP2001517503A (ja)

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