JP2001516688A - 物品の汚染度を最小にする搬送ケースを有する、物品を搬送するための圧搾空気コンベヤー、及びそのコンベヤーをクリーニングする方法 - Google Patents

物品の汚染度を最小にする搬送ケースを有する、物品を搬送するための圧搾空気コンベヤー、及びそのコンベヤーをクリーニングする方法

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Abstract

(57)【要約】 物品(2)を搬送するための圧搾空気コンベヤーは、物品(2)をそのネックからの突起により保持するのに適したガイドチャンネル(5)、ガイドチャンネルに沿って物品を搬送するための空気ジェット手段と、2枚の長手方向側壁(7a)、1枚の上壁(7b)および1枚の底壁(7c)を有し、ガイドチャンネル(5)がその中に収容されており、好ましくは容器の出入りのために開口した2個の端面(E,S)のみを除いて漏れのない構造である物品搬送ケース(7)を具備している。搬送ケースには、少なくとも1個の排気口(14)を有する。排気口は、吸込みにより空気を抜き取るための手段に連結されるか、または周囲の大気に開口しており、流入誘導気流が通過するのを阻止しつつ、排気口を通じてケースの内部から外部に空気を逃がすことを可能にする一方向排気部材が取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 この発明は、空気ジェットの駆動力による物品(この物品は、移動させるとき
に、そのネック部にある、特別なしかし唯一のものではない、張り出した形状の
鍔により保持され案内される。)の搬送に関する。本発明は特に、一列に並んだ
軽い物品、例えばプラスチック(PET、PVC等)からなる容器(瓶、等)、
更には後工程で吹き成形により容器に形成されるプラスチックパリソン(吹き成
形前の塊)を搬送するために応用される。より正確には、本発明は搬送中に物品
が汚染される、特にバクテリア、細菌性粒子、または菌類(胞子、微小藻類、等
)によって汚染される現象を抑えるように設計された、物品搬送用の圧搾空気コ
ンベヤーを提供するとともに、本発明はこのようなコンベヤーのクリーニング方
法にも関するものである。
【0002】 張り出した形状の鍔をネック部に持つ容器を圧搾空気により搬送する技術分野
、特に空瓶に充填する技術分野において、容器をその鍔によってガイドチャンネ
ルの中に保持・案内し、個別に一つ一つか、または全数が繋がった状態で、容器
が移動していく経路の全長にわたって分布している空気ジェットの駆動力で移動
させる構造の圧搾空気コンベヤーが、現在広く用いられている。
【0003】 例として、欧州特許出願EP070931、更にはこれに対応する米国特許4
284370には、空瓶の圧搾空気コンベヤーとして、空気が吹き込まれる長方
形の断面を有するウインドケースを具備する空気ジェット搬送手段が記述されて
いる。ウインドケースの底面には、瓶をネックの突起部で案内するための手段が
取り付けられている中央内向きセットバック(引っ込んだ部分)がある。さらに
、空気がウインドケースの中にある瓶のネック突起部の上に吹きつけるように、
空気に向きをつける役目をする複数の開口部が、この突起部に整合させて備えら
れている。瓶が搬送される通路を改良するため、この圧搾空気コンベヤーは、瓶
のガイドチャンネルの両側に固定されて、残りの空気を瓶の胴体部に向ける役割
をする2枚の側壁を有する。
【0004】 プラスチック、とくにPET、PVC、等からなる瓶を搬送するこのタイプの
コンベヤーを試験した結果、出願人は相互に近接しすぎた側壁を用いると、2枚 の側壁の間に向けられるべき空気が多すぎ、上述の2つの特許明細書に記載され
ていることと反対に、瓶が順調に搬送されるのを妨げることを観察した。2枚の 壁の間に導入された空気は、瓶の中心点より下、即ちネックの突起部より下に作
用する結果、瓶の胴体に押圧力を与え、従って瓶を垂直な位置から傾かせ、コン
ベヤー内でジャミングする傾向がある。
【0005】 このタイプのコンベヤーにおけるもう一つの欠点は、搬送中に空瓶の内部が汚
染されるという現象である。従来、汚染現象は容器の口に近いネックに向かって
吹き込まれる空気に起因すると考えられていた。この問題点を軽減するために試
みられた最初の解決法は、空気がきれいであることを保証するために、吹き込む
空気をウインドケースに入れる前に濾過することにあった。第二の解決法は、欧
州特許0526963に推奨されているように、空気が瓶の中に浸入するのを防
ぐため、ネックの突起部より上でなく下に空気を吹き込むことであった。
【0006】 試験の結果、出願人はこれら2つの解決法はいずれも不十分なものであり、ど
ちらの場合も瓶の内部の汚染度は保証できないということが観察された。試験の
間、瓶を移動させるために吹き込む空気は、瓶の周りに高速で上昇する気流を誘
発し、コンベヤーを包む空気中に存在する汚染物質(埃、バクテリア、胞子、微
小菌類、など)を瓶の口の近傍まで浮遊させて運ぶことが分かった。この重要な
観察結果に基づいて出願人は、瓶の汚染という現象は、主として瓶に直接吹き付
ける空気によるのではなく、従来信じられていたことと反対に、汚染の大部分は
コンベヤーが設置されている周囲の大気中にある汚染物質によるという結論に達
した。
【0007】 欧州特許070931に記述されているような側壁を有する圧搾空気コンベヤ
ーを用いると、瓶が存在するときは2枚の壁の間に誘発される上昇気流は減少す
るということを出願人は観察した。しかし、たとえコンベヤーから上流側の製瓶
機または下流側の瓶詰め機が停止したときでも、実際には瓶を搬送するための空
気は、連続的にウインドケースの中へ吹き込まれることが観察された。ウインド
ケースの内部への空気の流れを発生させるため、現在の圧搾空気コンベヤーは、
特に瓶の生産が停止する夜間における低速運転、および瓶詰め装置が通常の生産
条件下で動作するときの高速運転をするように可変速度送風機を用いている。さ
らに、たとえ瓶詰め機が通常条件で運転しているときでも、圧搾空気コンベヤー
によって搬送される瓶の列は連続的ではない。結果として、側壁を有する圧搾空
気コンベヤーを使用するときでも、誘発される上昇気流の発生は、瓶が存在しな
いときに、コンベヤーの周りの空気から入ってくる塵埃とバクテリアが、瓶のガ
イドチャンネルの中に沈着するようにすることが望ましい。周囲の空気がどの程
度きれいであるかによって、汚染物質がガイドチャンネルの中に堆積するのが短
期間であったり、あるいは長期間かかったりする。この塵埃の堆積とウインドケ
ースからくる空気の作用とがあいまって、瓶の内部に有害な汚れを発生させる。
その結果、側壁を有する圧搾空気コンベヤーを使用する場合にバクテリアによる
瓶の汚染を避けるために、2枚の側壁があるため簡単には行えないにもかかわら
ず、ガイドチャンネルを頻繁にクリーニングすることが不可欠である。これらの
クリーニング作業はこのように困難であるとともに、コンベヤーに余計な保守費
を生ぜしめる。
【0008】 結局、瓶があるとき誘発される上昇気流が十分小さいことを確保するため、2
枚の側壁が瓶にできるだけ接近して、即ちお互いにできるだけ接近して固定され
ていることが不可欠である。従って、気流の発生を抑制するためのこの制約条件
と、瓶を順調に搬送するための制約条件とは、これら二つの制約条件に対するい
かなる改善も他の一方を犠牲にするものであり相容れないものである。
【0009】 この発明は、物品の搬送性を低下させず、且つ従来のコンベヤーに比較して寸
法をあまり大きくしないで、物品の汚染とガイドチャンネル内の塵埃の堆積を抑
えることが可能な圧搾空気コンベヤーを提供することを目的とする。
【0010】 本発明による解決法は、圧搾空気コンベヤーに2枚の長手(搬送)方向側壁、
1枚の上壁および1枚の底壁を具備し、中にガイドチャンネルを設け、物品が搬
送されるようにした搬送ケースを取り付けることである。そして搬送ケースの壁
には、少なくとも1個の排気口が設けられている。最初の変形例では、排気口は
吸込みによって空気を抜くための手段に接続されている。第二の変形例では、排
気口は周囲の大気に対して開放されており、開口部を経て搬送ケースの内部から
外へ空気を逃がし、流入する誘導気流を阻止するための一方向排気部材が取り付
けられている。特に、この部材は十分な先端損失が発生可能なフィルターであっ
てもよいし、逆止弁でもよい。
【0011】 搬送ケースは、その入口が上流側の機械、たとえば空瓶をライン生産する機械
、に接続され、出口が下流側の機械、たとえば空瓶を充填する瓶詰め機、に接続
されているとき、搬送ケースは被搬送物品を、コンベヤーが置かれている周囲の
空気から隔離する範囲を画定する働きをする。これにより、周囲の大気との接触
による汚染現象が制限される。最初の変形例では、吸込みによる排気手段は3つ
の主要な利点がある。この手段は、たとえば、開放された排気口を有する搬送ケ
ース、さらには容器の搬送路の両側に2枚の長手方向側壁のみを用いた搬送ケー
スと比較すると、搬送ケースに浸入する誘導気流を妨げることが可能となる。こ
の手段はまた、容器の搬送性が低下するのを避けるに十分な低さで搬送ケース内
部の気圧を維持することができるので、長手方向の壁がお互いに比較的近接した
コンパクトな搬送ケースを使うことが可能となる。結局、この手段によって搬送
ケース内部の気圧が調整可能になる。第二の変形例では、排気口はケースの内部
を周囲の大気と都合よく導通させる働きをする。ケースの内部の圧力があまり高
すぎると物品の搬送性にとって悪い影響を及ぼすので、これによって圧力をコン
トロールする。一方向排気部材は、外側からケースの内部に誘導される気流によ
って物品が汚染されるのを防ぐのに欠くことができないものである。
【0012】 搬送ケースは、容器が出入りする二つの端面のみを除いて、少なくとも気密性
であり、できれば液密性(液体が漏れないこと)であることが望ましい。このよ
うな条件のもとで、ケースを2つの開いた面を介して上流側と下流側に漏れのな
いやり方で連結することによって、物品を圧搾空気により搬送するラインに都合
よく組み入れられる。
【0013】 上述の第一変形例に応用した改良では、搬送ケースの内部から吸込まれた空気
は、空気ジェットによって物品を搬送する目的のために搬送ケースの内部に導入
されて閉回路の中で再利用される。特に、空気ジェット搬送手段と吸込みによっ
て搬送ケースの内部から排気する手段は、吸込み口と吹出し口が、それぞれ漏れ
のないやり方で搬送ケースの内部に連結されている少なくとも一つの送風機を具
備している。
【0014】 本発明の付加的な特性によると、コンベヤーは周囲の空気に通じている入口(
吸込み)と搬送ケースの内部に通じている出口(供給)をもつ吸込供給手段を具
備している。入口と出口にはエアフィルター手段が取り付けられており、物品の
搬送のために追加のきれいな空気を供給することを可能にする。上述の好ましい
変形実施例においては、これら吸込供給手段は都合の良いことに、閉回路の中で
動作する送風機で成り立っている。この送風機は、特に周囲の大気に通じている
付加的な空気取入口を含んでおり、この空気取入口から下流側にフィルター手段
が取り付けられている。
【0015】 都合の良いことに、このコンベヤーはさらに特別な場合として、空気回路の中
で測定した圧力の関数として、吸込供給手段の空気流量率を自動調整する手段を
、好ましくは搬送ケースの内部に具備する。調整可能な空気流量率をもつ吸込供
給手段と、ケースの内部で測定された圧力の関数として、上記吸込供給手段を介
して空気流量率を自動調整するための手段とを組み合わせて使用することに関す
る本発明の付加的な特性は、それ自身が新規なものであり、本特許の主請求範囲
によるコンベヤーの一般的な構想とは必ずしも結びつくものではない。このよう
に、この付加的な特性は既知の任意のタイプのコンベヤー、特に欧州特許079
131と526163にも同様にうまく適用できる。
【0016】 これらの自動調整手段は、搬送ケースの内部で測定した圧力を、物品の搬送性
が満足のいくものであると判断される所定の参照圧力に近い値に保つように設計
するのが好ましい。
【0017】 本発明はまた、本発明のコンベヤーをクリーニングする方法を提供する。この
方法は主として、搬送ケースを殺菌剤などの消毒液で飽和状態に満すために、消
毒液を霧状にしてケースの内部に散布することから成っている。このクリーニン
グ作業は、コンベヤーが停止して物品を搬送していない間に行われる。搬送機を
クリーニングするもう一つの答えとしては、搬送ケース内に消毒液を充満させる
ことをやってやれないことはないであろう。そのような状況のもとでは、追加の
ステップとして搬送ケースを濯ぐ必要がある。この答えと比較して本発明による
解答は、第一に実行がより簡単で且つより速いという利点があり、従ってコンベ
ヤーの停止時間が長くなりすぎるのを避けることができるとともに、第二に消毒
剤が少量であるという利点、これにより本発明の解答は低コストになる。
【0018】 消毒剤は搬送ケースの長さ方向に配列した複数の散布ノズルによって散布す るのが望ましい。ノズルは搬送ケースに常設のものとして固定してもよいし、す
ばやく取り付けるのに適した移動システムに組み込んでもよい。
【0019】 コンベヤーをクリーニングする本発明の方法は、それ自身が新規なもので あり、主請求範囲の主体を構成している発明に基づくコンベヤーの構造とは必ず
しも関連していない。この方法は、既知のいかなるタイプのコンベヤー、例えば
欧州特許0,070,931および0,526,963に記述されているコンベ
ヤーなど、にも都合よく適用できる。
【0020】 本発明のその他の特性と利点は、本発明による容器搬送用圧搾空気コンベヤー
の好ましい実施例に関する以下の記述を読めば更に明確になるであろう。この記
述は、限定するものではない例として、付随する図面を参照して書かれている。
【0021】 図1と2は、ネック部から突出する鍔3を有し、空気ジェットによって駆動さ れる瓶2を搬送するために用いられる圧搾空気コンベヤーの長さLの部分を示す
。従来の方法では、瓶2は、2個の長手方向アンダーネックガイド4(これらの
間に長手方向のガイドチャンネル5を画定する)の上に乗った鍔3によって保持
されている(図2)。図示の特定実施例において、長手方向のブローチャンネル
6の中にある瓶2のネックの鍔3の上に空気を吹き付けることによってガイドチ
ャンネルに沿って、瓶2は搬送される。この発明においては、瓶2の胴体部分す
なわち瓶の鍔3より下へ、搬送方向に向かって空気を吹き付けることによっても
、瓶は同様にうまく搬送することができた。
【0022】 本発明の第一の本質的な特性によると、コンベヤー1はここに示す例では方形
平行六面体の形状である搬送ケース7を含んでいる。この搬送ケース7は2枚の
長手方向側壁7a、1枚の上壁7b、及び1枚の底壁7cを有している。これは
、ガイドチャンネル5を内蔵し、中を瓶2が順次搬送される区域8を画定してい
る。
【0023】 図示の特定実施例では、搬送ケース7は3個の重ね合わさった区画室を備えて いる:すなわち上部の第一区画室8a;中間の第二区画室8b;および底部の第
三区画室8cである。上部区画室8aは、送風機9の吹出し口9aに漏れのない
方法で接続されている。図1に示す例においては、送風機9の吹出し口9aは、
送風機9から遠い側の端部が搬送ケース7の上壁7bに設けられている開口部1
0に封着されているカップリング9cを介してブロー区画室8aの内部とつなが
っている。上部のブロー区画室8aと中間区画室8bとの間の内壁11はブロー
チャンネル6を画定するU字形の長手方向中央セットバック11aを有する。ブ
ローチャンネル6は、これを形成しているセットバック11aの側壁に設けられ
た開口部11b(図2)を介して、ブロー区画室8aに導通している。これらの
開口部11bは、ブローチャンネル6の全長にわたって、通常のやり方で配置さ
れている。送風機9によってブロー区画室8aの内部に供給された空気は、瓶2
のネック部に向かって搬送方向に進む多数の搬送空気ジェットとなって、ブロー
チャンネル6の中へ放出される。
【0024】 第二の区画室8bは、瓶2のための本来の搬送区画室に該当しており、底部区 画室8cとは空気分散壁12(中に、2つの区画室8bと8cとを相互に繋げる ための複数の開口部13が設けられている。)によって分離されている。
【0025】 搬送ケース7の底壁7c、これは区画室8cの底壁に対応する、は複数の排気
口14(図示の例では、パイプ15を介して送風機9の吸込み口9bに漏れのな
い仕方で連結されている。)と、吸入区画室15a(送風機9の吸込み口9bの
上流に位置し、この中へ空気戻りパイプ15が開口している。)を有する。吸込
み口9bと区画室15aとに隣接して、区画室8cから吸込みによって取り込ま
れる空気を、送風機9に通す前にクリーニングするためフィルターを設けるのが
望ましい。
【0026】 搬送ケース7の底部区画室から排気開口14を介して、吸込みによって取り込
まれた空気はこのようにして、瓶を搬送させる目的のために、送風機9によって
上部のブロー区画室8aに供給されて、閉回路の中を循環する。送風機9の吹出
し口9aから下流には、フィルター手段が設けられている。図示の例では、2個
の連続したフィルターステージF3とF4の形をしている。送風機9の出口とブ
ロー区画室9aとの間に挿入されたこれらのフィルター手段F3とF4は、送風
機9および/またはその入口・出口カップリングが完全に気密でないとき、ブロ
ー区画室の内部の空気が汚染されるのを防止するために不可欠なものとして設け
られている。このような状況のもとで、フィルター手段F3とF4は送風機9を
介して回路に入ってくる漏れの気流を具合よく濾過するのに役立つ。フィルター
ステージF3とF4は、ブロー区画室8aへの入口にできるだけ近接して配置す
ることが望ましく、絶対効率フィルターを使用して作られている。
【0027】 図1及び2に示す好ましい実施例では、送風機9はコンベヤーの周りの大気に入
口が開口した新しい空気のための取入口16を有している。この空気取入口16
は空気取入区画室15aの上流側に位置している。空気取入区画室15aとこの
空気取入口16との間には、コンベヤーの周囲から吸込まれた空気をきれいにす
る役目をする付加的なフィルター手段がある。図示された特定の例(図2)にお
いては、これらのフィルター手段は、重量測定用の第一効率フィルターF1と不
透明度測定用の第二効率フィルターF2からなる連続した2個のフィルター層の
形をしている。
【0028】 このようにして吸込まれ濾過された空気は、空気ジェットによって瓶2を搬送
する目的のために、搬送ケース7の底部区画室8cから吸引によって取り出され
た空気を補給するために用いられる。都合の良いことに、この補給する新しい空
気のおかげで、送風機9の回転速度を調節することによって、ブロー区画室8a
の入口での空気の流量率を調整することが可能になる。これによって、以下に図
3を参照して述べる方法で搬送区画室8bの内部の圧力を制御する。
【0029】 本発明のコンベヤー(好ましい実施例を、図1及び2を参照して上に述べた。 )は、例えば、ライン中の空瓶製造機のような上流側の機械と、瓶に充填する瓶
詰め機のような下流側の機械との間に設置することにより、容器を搬送する圧搾
空気コンベヤーラインの中に装備するように設計する。上流側の機械は、漏れの
ない方法で搬送ケースの入口、すなわち、図1に示すコンベヤー部分の開口した 横断面Eに、例えば、ガスケットのついた適切な寸法のフランジにより繋ぐのが
望ましい。搬送ケース7からの出口Sも同様に、好ましくは漏れない方法で下流
側の機械に連結される。結局、容器を受け入れたり引き渡したりするために開口
している2つの端面EとSを除いて、搬送ケース7は、周囲の大気に対して、可
能ならば液体に対しても漏れないことが望ましい。従ってこのコンベヤーを2台
の機械の間に設置したら、搬送ケース7により、搬送される容器をコンベヤーの
汚染された環境から隔離できる漏れのない搬送用囲いが具合よく画定される。搬
送ケース7が漏れないという特性のために、搬送ケースの外側または上流側・下
流側の機械から搬送ケース7の内部に汚れた空気が入る危険をうまく防止するこ
とができる。加えて、容器を搬送するために搬送ケース内に注入された空気は濾
過されているので、搬送ケースとこのケースの中に搬送された容器の内部のバク
テリア又はその他の汚染物質の存在の可能性は少なくなる。搬送ケース7から出
て行く容器は、このようにしてコンベヤーに入って獲得したきれいさと同じ状態
を保ち続ける。そして、このことはコンベヤーを取り巻く環境が汚染されても、
変わらない。
【0030】 上述の好適な実施例において、壁12の機能はコンベヤーの全長に沿って排気口
14を経て吸込まれる空気をできるだけ均一に分布させることである。説明のた
めの特別な実施例として、この壁12は穴の開いた金属シート(穴13は直径d
が約30mm)で作った。穴は図2に示すように、シートの長さ方向に隣り合う
2つの穴の間隔e1が約100mm、幅方向に隣り合う2つの穴の間隔e2が約
50mmである千鳥形に分布させた。以下に詳細を述べる方法によって、搬送ケ
ースをクリーニングする工程の間に液体を流れやすくするために、吸込みによっ
て空気を抜き取る開口14のラインの直上に、この穴明きシートのVの頂点がく
るように、わずかにV形にするのが望ましい。
【0031】 動作中は、搬送区画室8bの内部は、相対的に正圧にする。この圧力が高くな
りすぎると、瓶2の搬送が速くなりすぎて、とくに搬送中は瓶が揺れているため 搬送ケースの中で瓶2がジャミングする危険がある。搬送区画室8bの内部の過
度な圧力は、従って瓶の搬送性を劣化させる。このことが、搬送ケース8bの内
部の圧力をモニターし、従って搬送ケース8bの内部圧力を所定の最大しきい値
より低く保つことが望ましい理由である。このため、好ましい実施例においては
、搬送ケース7には搬送ケースの全長に沿って配置している複数の圧力センサー
17が取り付けられている。図3を参照して、各圧力センサー17はコントロー
ラ18の入力部に圧力測定信号Pを供給する。コントローラの出力は、制御信号
Cによって送風機9のモータ19をコントロールする。また、コントローラは最
大参照圧力Pmaxと最小参照圧力Pminに関する入力データを受信し、圧力
センサー17で測定された圧力Pと参照圧力Pmax、Pminとの関数である
制御信号Cによってモータ19の回転速度を調整するように設計されている。特
に例えば、少なくとも測定された圧力Pの一つが参照圧力Pminより低い間は
、搬送区画室8bの内部の圧力を上げるため、コントローラは送風機9のモータ
19の速度を上げ、反対に少なくとも測定された圧力Pの一つが参照圧力Pma
xより高い間は、搬送区画室8bの内部の相対的な正圧を下げるために、モータ
19の回転速度を下げる。
【0032】 説明のために提供した特定の実施例によれば、参照圧力PminとPmaxの
値はそれぞれ水柱で4mmと12mmであった。本発明の変形実施例において、
所定の区域内で瓶がジャミングするのを検出するための光セルまたは超音波セル
のようなセンサーを搬送ケースに装着することが可能である。このような状況の
もとでは、これらのセンサーから供給される情報の関数として、この場合送風機
9のモータ19を制御するように設計されたコントローラ18の入力部に、これ
らのセルも接続されている。
【0033】 上述の特定の実施例において、圧力は搬送ケースの内部で測定される。しかし
、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、空気取り込み区画室15a
の中、送風機への入口、あるいは搬送ケースを空気取り込み区画室15aに連結
するパイプ15の中など、空気回路の他の任意のポイントで圧力を測定すること
が可能である。
【0034】 搬送ケース7の内部を消毒するため、好ましい実施例のケースは複数の散布ノ
ズル20を取り付けている。ノズルの少なくとも1つは、例えばケース7の上壁
7bを経て取り付けられて、上部ブロー区画室8aと繋がっており、また少なく
とも1つは、例えばケース7の側壁7aを経て取り付けられて、搬送区画室8b
の内部と繋がっている(図1)。とりわけ、各散布ノズル20は、搬送ケース7の
対応する壁を貫通する2個の取入口21aと1個の散布口21bを持つ空気−液
体混合室21を具備している。取入口21aは、圧搾空気を供給する手段(図示
せず。)に連結されている。もう一つの取入口21aは、消毒液を供給する手段
(図示せず。)に連結されている。散布ノズル20は、搬送ケースの対応する区
画室の内部へ圧搾空気と消毒液を混合して得られる微粒子状の消毒液の霧を供給
する。現在知られている任意の消毒液が使用可能であり、アルコール媒質に準拠
した自己乾燥形消毒剤を使うことが望ましい。
【0035】 搬送ケース7のクリーニング作業は、コンベヤーが止まっている間、即ち瓶2
を搬送していない間に実行する。このクリーニング作業は、主として散布ノズル
20(図示の特定例では搬送ケース7に常置的に固着されている。)を介して消
毒剤の微細な飛沫を散布することと、搬送ケースの内部を消毒剤で飽和させるこ
とからなる。消毒剤は搬送ケースの壁に凝縮し、これによって所定の反応時間が
経過した時点でケースの内部を消毒できる。消毒時間は使用した消毒剤の種類と
凝縮度に依存する。
【0036】 図示の例では、散布ノズルは区画室8aと8bの中に取り付けられているが、
本発明はそれに限られるものではない。散布は区画室8cの中に行ってもよい。
さらに一般的なやり方として、区画室8a、8b、8cのいずれか一つに散布を
実行することで十分である。そうは言っても、散布は少なくとも区画室8aの中
に実施するのが望ましい。
【0037】 搬送ケース内の消毒液の乾燥を容易にするために、送風機9で作られた空気を
使用するのが都合がよい。このような状況のもとで、送風機9の上流側と下流側
にあるフィルターF1〜F4が汚染されたり目詰まりしたりする危険を防止する
ためには、搬送ケース7からの各空気流出回路、即ち各パイプ15に、搬送ケー
ス7の対応する排気口14にパイプ15を経て連結された入口22aと、送風機
9の吸込み口9bに連結された第一出口22bとコンベヤー周りの自由な空気に
通じている第二出口22cからなる2つの出口22b、22cとを具備した空気
切り替えシステム22を設けるのが好都合である。各切り替えシステム22には
、切り替えシステムの入口22aからの空気を第一出口22bの方に向けたり(
図2の実線で示すバルブ部材の位置)又は切り替えシステムの入口22aからの
空気を第二出口22cの方に向けたり(図2の点線で示す位置のバルブ部材22
d)するバルブ部材22dも取り付けられている。バルブ部材22dは、手動で
操作するように設計するか、又は自動的に制御されるように設計するか、いずれ
も可能である。
【0038】 切り替えシステム22は、以下のように動作する。搬送ケース7の内部に消毒 液を散布するのに先立ち、送風機9を停止し、各切り替えシステム22のバルブ 部材22dを、入口22aからの空気が、周囲の大気に導通している第二出口2
2cの方に向くようにセットする。しかる後、消毒液を散布ノズル20によって
ケースの中に散布する。必要なら、消毒剤が効くのに適した時間、システムをそ
のままにしておく。次に、送風機9を作動させて、空気取入口16を経て吸込み
、フィルターF1〜F4によって濾過したきれいな空気でケース7の内部を乾燥
させる。この空気は、コンベヤーが完全に乾燥するまで、切り替えシステムの出
口22cを通って逃げることにより、開かれた回路の周囲の大気中へと開放され
る。クリーニング作業と乾燥作業が終了したら、送風機の吸込み口9bが搬送ケ
ース7の底部区画室8cの内部と導通するように、切り替えシステム22のバル
ブ部材を図2の実線で示す位置に動かした後、コンベヤーを再び作動させる。
【0039】 上述のクリーニング方法は、実行するのが容易で且つ速いという利点を表わし
ている。これにより、コンベヤーの停止時間を短く保つことを確実にすることが
できる。この方法は更に、消毒剤の使用量を少なくすることを可能にし、消毒剤
を散布した後で搬送ケースの内部を濯ぐ必要性を避ける利点がある。
【0040】 本発明は、図1及び2を参照して上述した好適な実施例に限定されるものではな
い。特に、吸込みによって搬送ケース7の出口から取り出される空気は必ずしも
閉回路の中で使用されるものではない。搬送ケースには、吸込みによって空気を
抜き取る1台又はそれ以上の送風機の形をした手段を取り付けることができる。 これは、搬送ケースのブロー区画室に容器搬送用空気を吹き込むための手段、即
ち送風機9とは別物である。加えて、本発明においては、例えば送風機の形で、
空気を吸込んだり供給したりする手段を提供することを考えるのも可能である。
これは、吸込みによって抜き取られ搬送ケースの中に再び注入される空気に添加
するきれいな空気を注入するための送風機9とは異なるものである。このような
状況のもとで、吸込供給手段は一般的に流量率が調整可能な手段であり、そして
コントローラ18の制御により圧力を搬送区画室8bの中で測定するとき、満足
なレベル即ち参照圧力(この圧力は容器をスピーディーに搬送するのに十分な程
度に大きく、一方で搬送ケース内部で容器がジャミングする危険を避けるのに十
分な程度に小さい。)に近い値に維持するようにすることが望ましい。
【0041】 図4は本発明の簡単な変形実施例の構成要素となるコンベヤーの一部分を示す 。簡単にするため、図4に示すコンベヤー部分と図1と2に示すコンベヤー部分と
に共通な構造要素には、同一の参照番号を付与する。図4に示す部分の搬送ケー
ス7の壁7bに設けられた開口10は、搬送ケースの上部区画室8a内の圧力を
上げ、搬送される物品の上に搬送空気ジェットを発生させるために、図1に示す
コンベヤー部分の開口10と同じ方法で送風機(図4には図示せず。)に連結す
るように設計されている。
【0042】 図4の簡単な変形例は、図1及び2に示す変形例の排気口14と違って、吸込み によって空気を抜き取る手段に連結されず、逆に周囲の大気に開放されている排
気口14を使用することが特徴である。送風機による圧力で空気を供給されるコ
ンベヤー部分毎に、少なくとも1個の排気口14が設けられることが望ましい。 図4の変形例の排気口14は、搬送ケース7の内部を周囲の大気に導通させるこ とを可能にし、これにより搬送ケース7内の高レベルの相対圧力を回避すること
を可能にする。高い相対圧力は物品の搬送性を低下させるからである。本質的に
、各自由排気開口14には、開口14(流入する誘導気流が開口14を通して発
生しないように十分な大きさを有している。)の先端損失を発生する役目をする
フィルター23が取り付けられている。もしフィルター23を省略したら、ケー
ス7内に物品を搬送するための空気ジェットを作用させることが、開口14を経
て搬送ケース7に入ってくる誘導空気の汚染した気流を発生させる、という副作
用をもつことが観察された。フィルター23は、十分な先端損失を発生させるこ
とで、搬送ケース7の内部に入ってくる汚染した誘導気流のようなものに対して
障害物になるという点で、欠くべからざるものである。もう一つの変形実施例に
おいては、フィルター23を、ケース内の所定の圧力しきい値を超えたときに、
一方では入ってくる誘導気流の通過を阻止しながら、他方では搬送ケースの内部
から外に向かって排出される一方向の気流を通す役目をする逆止弁で置き換える
ことが可能であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による圧搾空気コンベヤーの一部を示す展望図;
【図2】 図1のコンベヤーの空気供給回路を示す図;
【図3】 搬送ケース内で実施される圧力測定に基づいて図1及び2に示すコンベヤー の送風機のモータを制御する手段のブロック図;
【図4】 単純化した変形実施例を構成する本発明の圧搾空気コンベヤーの一部の展 望図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突起(3)を有している物品のための圧搾空気コンベヤーであ
    って、前記物品(2)をそれらの突起(3)で保持するために適したガイドチャ
    ンネル(5)と、前記物品を空気ジェットにより、前記ガイドチャンネルに沿っ
    て搬送するための手段を有しているコンベヤーであり、2枚の長手方向側壁(7
    a)、1枚の上壁(7b)及び1枚の底壁(7c)を持ち、搬送可能にされた前
    記物品(2)を内部で搬送する搬送ケース(7)を具備し、前記ガイドチャンネ
    ル(5)は前記ケースの内部に収納され、更に前記搬送ケース(7)の1枚の壁
    は、少なくとも1個の排気口(14)を具備しており、この排気口は吸込みによ
    って空気を抜き取るための手段に連結されているか、もしくはこの排気口は周囲
    の大気の中に開放されており、且つ前記搬送ケースの内部からこの排気口を経て
    外部へ空気を排出することを可能にする一方で、任意の流入誘導気流が通過する
    のを阻止する1個の一方向排気部材が取り付けられていることを特徴とするコン
    ベヤー。
  2. 【請求項2】 前記一方向排気部材は、任意の流入誘導気流が前記搬送ケース
    の中で発生するのを阻止するために十分な先端損失を発生するフィルター(23
    )からなることを特徴とする請求範囲1に記載のコンベヤー。
  3. 【請求項3】 前記一方向排気部材は、逆流防止手段または逆止弁からなるこ
    とを特徴とする請求範囲1に記載のコンベヤー。
  4. 【請求項4】 前記搬送ケース(7)は、容器の入口と出口のための2つの開
    口した端面(E,S)のみを除いて、少なくとも気密であり可能ならば液密であ
    ることを特徴とする請求範囲1〜3のいずれかに記載のコンベヤー。
  5. 【請求項5】 前記ケースは、少なくとも次の2個の区画室からなることを特
    徴とする請求範囲1〜4のいずれかに記載のコンベヤー: ・前記物品を搬送するための空気が吹き込まれるブロー第一区画室(8a);お
    よび ・前記ガイドチャンネル(5)が収納され、前記物品に向けられる搬送空気ジェ
    ットを形 成するために前記ブロー第一区画室に導通している搬送第二区画室(8b)。
  6. 【請求項6】 前記排気口(14)が配置され、複数の穴(13)を有する空
    気分配壁(12)によって前記の搬送第二区画室(8b)から分離されている第
    三区画室(8c)を有することを特徴とする請求範囲5に記載のコンベヤー。
  7. 【請求項7】 前記排気口(14)を経て前記搬送ケース(7)の内部から吸
    込みにより抜き取られた空気は、空気ジェットによって物品を搬送するための前
    記ケースの内部へ供給されることにより、閉回路の中で再利用されることを特徴
    とする請求範囲1〜6のいずれかに記載のコンベヤー。
  8. 【請求項8】 前記空気ジェット搬送手段と前記搬送ケースの内部から吸込み
    によって空気を抜き取る前記手段は、吸込み口(9b)と供給口(9a)が、そ
    れぞれ漏れのないやり方で前記搬送ケース(7)の内部に連結されている少なく
    とも1個の送風機(9)を具備することを特徴とする請求範囲7に記載のコンベ
    ヤー。
  9. 【請求項9】 前記搬送ケースからくる空気を濾過するための手段を含んでい
    ることを特徴とする請求範囲7または8に記載のコンベヤー。
  10. 【請求項10】 入口(吸込み)を経て周囲の大気と繋がり、出口(供給)を
    経て前記搬送ケースの内部と繋がっている吸込供給手段を有し、これには空気濾
    過手段(F1,F2)が取り付けられ、物品を搬送するために追加のきれいな空
    気を供給することができることを特徴とする請求範囲7〜9のいずれかに記載の
    コンベヤー。
  11. 【請求項11】 前記送風機(9)は、周囲の大気に通じている空気取入口(
    16)を有し、前記空気取入口から下流側にフィルター手段(F1,F2)が取
    り付けられていることを特徴とする請求範囲8または10に記載のコンベヤー。
  12. 【請求項12】 前記吸込供給手段は、調整可能な空気流量率を備えることが
    できることを特徴とするとともに、前記コンベヤーは、前記空気回路の中で測定
    された圧力(P)の関数として、前記吸込供給手段からの空気の流量を調整する
    ための自動調整手段(18)を有することを特徴とする請求範囲10に記載のコ
    ンベヤー。
  13. 【請求項13】 前記自動空気流量率調整手段(18)は、前記送風機(9)
    のモーター(19)の回転速度を調整するように設計されていることを特徴とす
    る請求範囲11または12に記載のコンベヤー。
  14. 【請求項14】 前記自動空気流量率調整手段(18)は、前記搬送ケース(
    7)の中で測定される圧力(P)を所定の基準圧力の近傍に維持するように設計
    されていることを特徴とする請求範囲12または13に記載のコンベヤー。
  15. 【請求項15】 前記搬送ケース(7)には、液体を霧状にして前記搬送ケー
    スの内部に散布することができる複数のノズル(20)が取り付けられているこ
    とを特徴とする請求範囲1〜14のいずれかに記載のコンベヤー。
  16. 【請求項16】 前記搬送ケース(7)からの各出口空気回路は空気切替シス
    テムを有し、この空気切替システムは、第1に前記搬送ケース(7)の内部に連
    結されている入口(22a)と、前記送風機(9)の(吸込み)入口(9b)に
    連結されている第一出口(22b)と周囲の大気に導通している第二出口(22
    c)からなる2個の出口(22b,22c)とを具備し、第2に空気を前記切替
    システム(22)の入口(22a)から前記第一出口(22b)へ切り替えるか
    、もしくは空気を前記切替システム(22)の入口(22a)から前記第二出口
    (22c)へ切り替えることを可能にする手段(22d)を具備する空気切替シ
    ステム(22)が備えられていることを特徴とする請求範囲15、請求範囲8〜
    14のいずれかに記載のコンベヤー。
  17. 【請求項17】 容器を搬送するための圧搾空気コンベヤーラインであって、
    前記搬送ケース(7)が、漏れのないやり方で、その上流端および下流端で連結
    されている請求範囲1〜16のいずれかに記載のコンベヤーを具備する圧搾空気
    コンベヤーライン。
  18. 【請求項18】 前記搬送ケース(7)を消毒剤で満たすため、消毒液を霧状
    にして前記ケースの内部に散布することからなることを特徴とする請求範囲1〜
    16のいずれかに記載のコンベヤーをクリーニングする方法。
  19. 【請求項19】 前記消毒液を散布するに先立ち、各空気切替システム(22
    )は空気を入口(22a)から周囲の大気に通じている第二出口(22c)に切
    り替えるように設定すること、消毒剤の散布後に消毒剤が機能するために十分な
    長さの時間を随意にとれること、その後前記送風機(9)を作動させて前記ケー
    スの内部をきれいな空気で乾燥させることを特徴とする請求範囲18に記載の方
    法。
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