JP2001512656A - 発電電動機械およびそのための制御動作システム - Google Patents

発電電動機械およびそのための制御動作システム

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Abstract

(57)【要約】 電動機または発電機として機能できる発電電動機械。この機械は固定子および電機子(80)を含み、電機子コイル(c1−c7)の切換えは、電機子に設けられ電機子とともに回転するスイッチ制御アセンブリによって行なわれる。電動機としての動作では、直流がブラシを通して、電機子とともに回転するスリップリング(68、70)に供給され、供給されたDC電流は初めに制御アセンブリのスイッチ手段(92)を通して送られ、電流を回転子の回転に関し適切にタイミングが取られた関係で送る。これによって、電動機/発電機の動作に多様性が生まれ、現在DC電動機および発電機において通常用いられている従来のブラシ整流の使用に関連する問題の多くが解消する。

Description

【発明の詳細な説明】 発電電動機械およびそのための制御動作システム発明の背景 a) 発明の分野 本発明は一般に(電動機および発電機の両方を含む)電気的機械に関し、特に 、電力を機械要素に供給するためのシステム(装置および方法)とそのための制 御動作システムとに関する。より特定的には、これは、ブラシ整流を用いず、機 械の最適化された性能を与え、機械自体の全体の設計がより良い性能のために改 良可能となるような機械およびシステムに関する。 さまざまな産業上の応用のために用いられるより一般的な電気的機械の1つは 、少なくとも1組(対)の反対の位置に位置決めされた固定した南北の極を備え る固定子と、極の間に位置決めされた回転子とを有する従来の整流子制御型DC 電動機である。回転子はコイルを巻かれ、コイルは回転子の回転軸と平行に延び 、回転子のまわりの周方向に間隔をあけられた場所に位置決めされる。 回転子と相互接続され、回転子とともに回転する整流子を介して電力が回転子 のコイルへと供給される。外部のDC電源が、整流子の両側でそれに電気的に接 触して位置決めされた静止ブラシを介して整流子回転子に接続される。整流子は 、回転子内のコイルに電気的に接続されるセグメントからなる。したがって、回 転子が回転すると、回転子の移動回転経路の一方の部分の間では一方の方向へ、 次に、回転子の回転経路の他方の部分の間では逆の方向へと電流が各コイルを流 れるように、電力が予め定められた順序で2つのブラシから整流子セグメントへ と供給される。整流子は、コイルによって生じる磁界が固定子によって生じる磁 界と相互作用して回転子の回転を生むように配列される。 このような整流子制御型DC電動機にはさまざまな工業上の応用のためにいく つかの望ましい特徴がある。ある著しい利点は、この電動機が始動時に非常に高 いトルクを発達させることができ、こうして交流から動作する同期電動機のよう な他の型の電気電動機にまさる著しい利点を与えることである。いくつかの応用 のためのこのような整流子制御型DC電動機の別の利点は、回転子の回転速度を ある動作要件に適うよう容易に変更できることである。たとえば、電動機は低速 で非常に高いトルクを発達させることができるが、他の状況下においてもはるか に高い速度で動作可能である。 しかしながら、整流子制御型DC電動機にはいくつかの欠点があり、これらの 中には整流子およびブラシに関連した問題に関するものがある。整流子セグメン トが互いから少なくとも短い距離だけ間隔をあけられて、隣接する整流子セグメ ント間のアーチ形成を避けることが必要である。 しかしながら、ブラシは回転する整流子セグメントとの接触を絶えず作り出し 、断たなければならない。これによってメンテナンスの問題が生じる。また、整 流子およびブラシのリギングアセンブリと他の要因とのためにより高いコストが 必要となる。別の欠点は、火花が発生する可能性のために、火花の発生が危険で あろう環境においてこれらが使用されないということである。実用上の結果とし て、機械的整流子装置全体の回避が広く所望される。 ブラシ/整流子制御システムに関する別の欠点は、スイッチ切換点の位置決め が通常電動機の動作条件に従って妥協されることである。理想的には、電動機が 所与の望ましい電力出力および所与の速度で動作していれば、コイルに供給され る電流のスイッチ切換が回転子の効率および他の性能を最適化するように完全に 時間を定められるよう、ブラシが最適化された場所に配置され得る。しかしなが ら、電動機が高いトルクを発達させることが必要とされるように高負荷を与えら れていれば、回転子が「遅れる」。この理由は、回転子が高いトルクを発達させ ているとき、固定子の南北の極の間の磁界全体が回転子の回転とは逆方向に曲が るか歪むためである。したがって、発生される磁界の動作的影響に関して、固定 子の南北の極が実際にシフトする。また、電動機の回転速度がブラシの最適化さ れた位置に影響を及ぼし得る。 理想的には、スイッチ切換点がその動作モードに最適化されるように整流子ブ ラシがシフトされるべきである。ブラシを機械的にシフトするか他の方法でこの 状況を補償するようさまざまな試みが先行技術においてなされてきたが、これら の試みは大部分において成功しておらず、および/または商業上実行可能でなか った。したがって、電動機に対して予期されるさまざまな動作条件に対処するよ う、整流子およびブラシが妥協的な位置に配置されることが極めて頻繁にある。 しかしながら、これを越え、整流子制御型DC電動機では、電動機の固有の動 作特性のために機械設計全体がある点で妥協されなければならない。ブラシと整 流子セグメントとの間で火花が発生する可能性があるという事実のため、この型 の電動機に印加できる電圧レベルは限られている。また、電機子と回転子との間 のエアギャップがある最小距離よりも大きくなければならず、これは、コイル内 のコイルの整流(短絡)によって生じる誘起電流が整流子セグメント間に火花を 発生する傾向があるためである。このより大きいギャップを有することに対する 1つの不利点は、これがエアギャップにかけての経路における磁気経路の磁気抵 抗を増加させ、したがって電動機によって発達可能なトルクを減少させることで ある。これは、電動機が高負荷で動作しているときの磁界のより大きな歪みのよ うな他の複雑な問題を起こすことによって、事態を悪化させる。 DC発電機はDC電動機と実質的に同じである(または少なくとも類似してい る)が、逆のモードで動作する。すなわち、発電機においては、電力入力は一般 に回転シャフトによってであり、出力はDC電流である。DC電動機に固有の同 じ利点および不利点が主にDC発電機にも存在する。 このようなDC電動機のこれらの不利点を考えると、交流で動作する電動機の 方が望ましいと考えられるであろう。なぜなら、これらは整流子とブラシとの相 互作用を有さず(したがって、より少ない電力損失でより高い電圧の機械を可能 とする)、また最小のエアギャップおよび最大の磁界強度で電動機設計を最適化 することがより良くできるようになるためである。ある程度これは正しく、この ような電動機がある応用では広く商業的に使用されている。しかしながら、交流 で動作しないこのような電動機は典型的にスリップと、始動トルクの深刻な欠如 と、可変速度に関する制御の困難さとを抱える。 以上を鑑みて、本発明の目的は、電気機械一般、特に、本発明が上述のような 問題の大部分を緩和するように十分に適合されるある型の電気エンジンのための 改良された制御システムを提供することである。本発明はまた、電気電動機およ び発電機のための改良された電力および制御システムを提供することに加え、電 動機または発電機自体がより効果的に設計されるようにするにあたって本発明に よって提供される利点を最大化し、またより効率的な(ある場合ではより融通の きく)動作を可能にするための最適化された設計を有する電気電動機をさらに含 む。発明の概要 本発明は、電動機または発電機として動作できる発電電動機械に関する。機械 のコイル内の電流の流れは効率的な電力伝達を最適化し、かつ先行技術に存在す る問題の多くを緩和するよう最適化され得る。 本発明は、磁界部材および電機子アセンブリを含む発電電動機械を含む。 磁界部材は、磁極部分間を延びる磁束磁界を生じるように南北の磁気部分を有 する。 電機子アセンブリは磁束磁界中を回転するように機械内に回転可能に取付けら れる。電機子アセンブリは、 a.磁束磁界内のコア位置と、 b.上述のコアに隣接して位置決めされ、電機子アセンブリの位置決めの間に 磁束磁界中を移動するように位置決めされる複数の誘導コイルを含むコイル手段 と、 c.電機子アセンブリに取付けられてそれとともに回転可能であるスイッチ手 段とを含む。スイッチ手段は、電流がコイル手段中を作動的に流されて磁束磁界 内にコイル手段の望ましい相互作用を引き起こすような態様で、コイル手段に作 動的に接続される。 電機子アセンブリに接続されて、電力を伝達する関係でそれとともに回転可能な 機械的伝達手段がある。また、スイッチ手段との作動的電力接続を有する電力伝 達手段があり、したがって、電力伝達手段とコイル手段との間の電流はスイッチ 手段によって選択的に制御される。 さらに、上述のコイル内の電流の方向およびタイミングを制御するようにスイ ッチ手段を動作させる制御手段がある。 本発明の好ましい実施例では、電力伝達手段が直流電力伝達手段である。また 好ましい形態では、電力伝達手段は電機子アセンブリに回転可能に取付けられた スリップリング手段と、スリップ手段に作動的に係合するブラシ手段とを含む。 また、好ましい形態では、制御手段(または制御手段の実質的な部分)がとも に回転可能であるように電機子アセンブリ内に位置決めされ、制御手段への制御 信号が電力伝達手段を介して伝達され得る。 磁束磁界の配向および/または他の特性を確かめるために磁束磁界に対して位 置決めされる磁界検知手段が設けられる。検知手段は制御手段に作動的に接続さ れて、制御手段がスイッチ手段のタイミングおよび/または動作を変更すること を可能にし、磁束磁界に対するスイッチングの適切な関係を達成する。 より特定的な形態では、検知手段は、関連のコイルに隣接して位置決めされて 関連のコイルにおける電流の変化および/または条件を検知する複数のセンサを 含む。ある特定の実施例では、各センサが磁束磁界に応答するセンサコイル手段 と、センサコイル手段における電圧変化に応答して対応する信号を制御手段に送 る手段とを含む。 ある動作モードでは、機械は電動機として機能し、ここで、DC電流が電力伝 達手段を介して導かれて、電力を電機子アセンブリに供給し、機械的伝達手段の 回転を引き起こす。 別のモードでは、機械は発電機として動作させられ、電力は機械的伝達手段に 送られて機械的伝達手段の回転を引き起こして、電力伝達手段に伝達される、電 機子アセンブリ内の電気を発生する。いくつかの実施例では、磁界部材はステー タス磁界を与えるようにステータス南北磁極位置を含む。 別の実施例では、磁界部材は磁界部材のまわりを周方向に移動する移動磁束磁 界を発生する。 本発明の他の特徴は以下の詳細な説明から明らかとなるであろう。図面の簡単な説明 図1は、先行技術の整流子制御型DC電動機の部分断面側面図である。 図2は、図1の線2−2でとった断面図であり、整流子およびブラシを示す。 図3は、先行技術の回転子のコイルと、整流子と、その間の電気接続とを示す やや概略化された図である。 図4は、負荷のもとで動作する先行技術の電動機を、固定子磁界内の結果とし て生じるシフトとともに示す、図3と同様の断面図である。 図5は、整流子に係合する単一の整流子ブラシを示し、火花の発生による整流 子セグメントの損傷をも示す概略図である。 図6は、3つの異なる型のDC電動機の動作特性を示すグラフである。 図7は、起動加減抵抗器を備える先行技術のDC電動機を示す概略図である。 図8は、本発明の好ましい実施例の等角図である。 図9は、図4の電動機の部分断面側面図である。 図10は、本発明の制御パッケージを示す概略図である。 図11は、本発明の制御回路の概略図である。 図12は、本発明の制御スイッチのある好ましい実施例を示し、2つの制御ス イッチが示される。 図13は、スイッチング機能を有する、MOSFETのアレイである回路の別 の部分を示す。 図14は、図9に示す構成の代替的な実施例である。 図15は、本発明のための監視回路の好ましい実施例を示す。 図16は、本発明の全体のシステムを示す概略図である。 図17は、電機子コイルと単数および複数のスイッチとの配列と、本発明の第 2の実施例のスイッチとを示すやや概略化された図である。 図18は、本発明を組込む第3の実施例の概略図であり、固定子が4つの磁界 コイルを含む。 図19は、変更されたスイッチング配列での第4の実施例の概略図であり、各 コイルが2つのスイッチアセンブリを有する。 図20は、同期電動機の基本的動作設計を有する電動機内に組込まれた本発明 を示す概略図であり、交流が固定子へと向けられて、固定子のまわりを同期的に 周方向に移動する磁界を引き起こす。好ましい実施例の説明 はじめに、「発明の背景」と題されたこの文書の前の部分に説明されたような 典型的な先行技術の整流子制御型DC電動機をより詳細に説明し、その後、一般 に先行技術を説明し、これが先行技術の電動機(または発電機)の動作特性、利 点および不利点にいかに当てはまるかを説明する部分を続けると、本発明がより 明確に理解されると考えられる。 その後、本発明のより詳細な説明を行なう。以下の説明では、好ましい実施例 が多くの場合「電動機」と称される(または電動機において用いられると説明さ れる)が、この同じ装置が発電機として用いられ得ることを理解されたい。した がって、この装置をこの文書の一部では「エンジン」と称し、他の部分ではより 特定的に「電動機」と呼ぶ。しかしながら、「電動機」という用語が用いられる とき、これはほとんどの場合この装置(すなわちエンジン)を発電機として用い ることにも同様に当てはまることを理解されたい。 さらに予備的な解説として、以下の2セクションでは、ともにコロンビア大学 のフレデリック・ヘール氏(Mr.Frederick Hehr)およびジョージ・ハーネス氏 (Mr.George Harness)による直流に関する著作「電気回路および機械」(“El ectrical Circuits and Machinery”)、第1巻を参照する。この著作は194 0年に著作権を認められている。 この本は(発電機および電動機の両方を含む)「発電電動機械」の情報を与え る説明を有し、このような装置の設計および動作における多くの実用的局面をも 説明している。これはさらに、たとえば、種々の型の電動機/発電機と、各々の 利点および不利点と、遭遇される動作上の問題と、これらを解決するための試み と、種々の型の電動機/発電機が適合するであろうさまざまな応用とを記載して いる。 この本は本特許発明の文書が準備された年(1998年)のほぼ58年前に出 版されたが、この本の内容は今日の電気機械に存在する利点、不利点、問題分野 (およびその可能な解決法)に関して主として非常に関連があり、有益であるこ とが最も興味深い。整流の問題および限界はこの1940年の論文の第236頁 から第248頁に述べられている。主として、これらはなお今日の技術に存在す る。この本の第7章「直流電動機」(“The Direct-current Motor”)では、さ まざまな型のDC電動機とそれらの特性とについての記載がある。その章の第3 34頁には、電動機が静止している時間からのその始動に関する問題と、必要と される装置とが議論されている。ここでもまた、同じ問題が今日の電気電動機に 存在する。 したがって、これらの動作上の限界および問題が何十年にわたって公知であり 、分析され、改良と限界への適合とのために業界においてある進歩がみられたが 、根本的な問題および限界はなお電気的機械に関する今日の技術に残されている 。 a) 先行技術の整流子制御型DC電動機の説明 図1から図3を参照して、固定子12および回転子14を含む先行技術の電動 機10を示す。回転子14は出力シャフト16、整流子18および1対のブラシ 20、22を含む。電流を整流子18を介して回転子14に供給するために、ブ ラシ20が正電源24に接続され、ブラシ22が負電源26に接続される。 回転子14は全体的に円筒形の構成を有し、複数のコイル28が回転子コア2 9のまわりに巻かれ、これらのコイルは長手方向に、回転子シャフト16の回転 軸と平行に延びる。コイル28は回転子の全長に沿って延び、回転子14の円筒 表面30全体の実質的に周囲で、均等に間隔をあけられた周方向の場所で位置決 めされる。 固定子12は、回転子14の両側にそれぞれ位置決めされた北極セクション3 2および南極セクション34を含む。極セクション32および34の各々が凹状 かつ円筒形に湾曲した極面36を有し、各極面または表面36が、回転子14の 円筒表面30の隣接する表面部分とともに、関連の円筒形に湾曲したギャップ3 8を規定する。 ここで、コイル28が典型的な整流子制御型DC電動機内で巻かれる態様を図 示する図3を参照されたい(これは、上述の本「電気回路および機械」−第1巻 、直流の第200頁に示される)。 以下の数段落において、電流が7つのコイル28および整流子セグメント40 を流れる態様のいくぶん詳細な説明を行なう。先行技術の電動機の動作をこのよ うに再検討することによって、先行技術に対する本発明の動作モードの相違と、 通常の先行技術の配列にまさる本発明によって得られ得る利点とを読者がよりよ く認識できると考えられる。 ここに示す特定の電動機において、7つのコイル28があり、したがって整流 子18は「a」から「g」の符号をつけられた7つのセグメント40を有する。 整流子セグメント40は同じ弓形の長さであり、これらは整流子のまわりに等間 隔で配置される。図3に示すように、ブラシ20および22は整流子18の内部 に位置決めされるが、これは図示の目的のために行なわれているにすぎない。通 常、ブラシ20および22は図1および図2に示すように整流子の外部に位置決 めされる。 図3のこの特定の図において、各コイルは単一の巻きだけを含むものとして示 されるが、各巻きは、コア29の両側で互いに対して正反対に位置決めされ、図 3の破線で示すコイルセクション44によって一方の端部で互いと直接接続され る1対の誘電子セクション42を含む。このように、コイル1−8は2つの誘電 子セクション、すなわちセクション1および8を含み、これらはコイルセクショ ンの断面を表わすために概略的に円として示される。セクション1は円の中央に 点を示し、これは電流が紙面から上方向に流れていることを意味するが、セクシ ョン8は+を示し、これは電流が紙面へと下方向に流れていることを意味する。 コイル8は実線48によって整流子セグメント「g」に接続するが、セクション 1は別の実線48によって整流子セクション「a」に接続する。上述のように、 誘電子セクション1および8の底端部が破線44によって示すコイル部分によっ て相互接続される。2つの誘電子セクション1および8は回転子18の長手軸と 平行に延びる。この同じ説明は他のコイル2−9、3−10等にも当てはまる。 これらのコイルセクション1−14 28は整流子18によって直列に以下の 態様で接続される。整流子セグメントFの接続点50で始まり、その点から下方 向に実線接続48に沿ってコイルセクション11まで移動し、そこで破線44に 沿ってコイルセクション4の一方端まで戻る。コイルセクション4の他方端は破 線として整流子セグメント「e」の接続場所まで延びる。その特定の場所では、 2つの整流子セグメント「e」および「f」が負のブラシ20によって短絡され ることがわかる。したがって、その特定の例ではコイルセクション4および11 に電流が流れない。 これをさらに進めて、電流の流れを整流子セグメント「e」からコイル2を横 切ってコイルセクション9まで辿り、整流子セグメント「d」へと戻ってみる。 一連の接続はe−9−2−d−7−14−c−5−12−b−3−10−a−1 −8−g−13−6−f−11−4−eとなることがわかる。したがって、全コ イルが直列に端と端とを接続されることがわかる。図3の特定の位置では整流子 セグメントbだけが正の端子に接続されることがわかる。上の接続を分析すると 、整流子セグメントeから整流子セグメントbまでのさまざまなコイルを通る電 流の流れがあることが示される。これは、「b」で始まり、右にコイル場所「a 」まで進み、次にさまざまな接続場所へ進み、整流子セグメント「e」に至る直 前の段落における一連の接続をみるとわかる。これは、初めに上に与えられる順 序を見て、「e」からe−9−2−d−7−14−c−5−12−bへと進むこ とによってわかる。次に、整流子セグメントfとbとの間のf−6−13−g− 8−1−a−10−3−bのような電流の流れもある。上述のように、整流子セ グメント「e」はブラシ22によって整流子セグメント「f」に短絡される。 上述のように、回転子14がさらに図3の位置から時計回りの方向に回転する ときに、整流子セグメント「a」および「b」の両方が正のブラシ20と接触し 、したがって、コイル3および10の2つの接続点の2つの接続するセグメント 「a」および「b」が短絡され、コイル3−10を電流が流れないことがわかる 。 しかしながら、回転子14が360°の14分の1だけさらに回転すると、コ イルセクション3および10はコイルセクション5および12が現在置かれてい る図3に示される位置に置かれ、コイルセクション3および10には、反対方向 にではあるが電流が再び流れ始めることとなる。 そのときにブラシによってコイルが短絡すると、コイルは磁束線を切断し、か なりの電圧がコイルに発生し、コイルと、整流子セグメントとブラシ自体の部分 とによって形成される経路に大きな電流が流れることとなる。「短絡電流」と呼 ばれるこの電流が生じると、状況によっては、ブラシの接触時に致命的なスパー キングが引き起こされるおそれがある。この理由で、ブラシによってコイルが短 絡したときに、コイルの中に少ししか、または全く電圧が誘導されないような位 置で固定子の磁界に置かれるように、ブラシを整流子上に置く必要がある。 図3に示される巻パターンは幾分概略的であり、実際の市販の機械では、異な った巻パターンが用いられてもよい。ヘールおよびハーネスの本には多くの異な った巻き方が示されており、多数のさまざまな回路巻線、すなわち波状または直 列巻線などが示されている。また、図3には(この好ましい実施例においても) 2つの極しか示されないが、(特に大型のエンジンの場合には)はるかに多くの 数の極が設けられるであろう。 b) 図3の先行技術のDC電動機の動作上の特徴の説明 以下の説明の多くはヘールおよびハーネスによる前述の出版物「電気回路およ び機械」に含まれる情報に基づく。したがって、このセクションに記載する内容 に関しては、その本の特定的な頁および部分を時折参照することとする。 i.整流 コイルの電流が逆流する位置にコイルの各々が達すると、コイルは整流子によ って短絡する。短絡したコイルにおいて電流が逆流する時間は非常に短い。 たとえば、直径が約10インチであり、回転速度が1秒間に20回転である整 流子の場合、電流が十分に逆流するのに要する時間間隔は1秒の1000分の1 (0.001)のオーダあろう。 ブラシによってコイルが短絡するこの時間は、整流子の周辺速度と、ブラシの 厚さと、整流子棒の間の絶縁の厚さとに依存する。絶縁の厚さは整流子棒または セグメントの厚さの15%を越えることはない。厚みの大きなブラシ(すなわち 湾曲長さの大きなブラシ)を使用すると整流時間を延長できるが、これらを使用 する場合、コイルがまだ電流を発生している時に主極の下からコイルが移動され る前に整流が開始し得る。 先に示したように電流がこのように迅速に変化する間、コイルのまわりの磁界 が迅速に衰退する。整流が適切に行なわれない場合には高電圧スパイクがもたら され、これによりスパーキングが生じる。スパーキングにより整流子セグメント の後縁および後方ブラシ先端部が摩耗する。これは、ヘールおよびハーネスの本 の第242頁に印刷された図から引き出された図4に示される。 上記の本には整流に関して起こり得る問題を軽減するためのさまざまな方法が 説明されている。これらの中には、極の周辺で電磁力が発生するEMF整流があ る。ブラシが整流子上まで前進され、これより極の先端部の下で磁界の縁部に短 絡コイルが置かれるようになる。別の方法は整流極を使用する方法であり、適切 な整流磁束が短絡コイルに与えられるためブラシのシフトが不要となる。これを 行なうために、主極の中間点に、一連の巻線を備えた小さな極が置かれる。 ii .電機子の反作用(磁界の歪み) 電機子自体は、固定子によって設定された磁界に対して約90°の角度で整列 した磁界を設定する傾向にある。これにより静磁界に歪みが生じ、これは(ヘー ルおよびハーネスの本の第252頁に示される図から引出された)図5に示され る。この特定的な図では歪みが幾分強調されているが、整流を適切に行なうため にブラシをシフトさせて適切な場所に置く必要はないことがわかるだろう。 先に「発明の背景」の部分で説明したように、電動機10が大きな負荷の下で 動作する場合、回転子14は遅れがちである。回転子14が時計回りの方向に回 転する図3に示される構成では、回転子は反時計回りの方向に遅れ、固定子極3 2および36の北および南磁界の中心が反時計回りの方向に有効にシフトするこ ととなる。先に示したとおり、さまざまな動作条件に応じて切換点をシフトさせ るようブラシ20および22の位置をシフトすることは一般に、(ほとんどでな くても)多くの産業上の用途には実用的であるとされていない。したがって、ブ ラシ20および22の設定はある意味で妥協となるであろう。 iii .直流電動機のタイプ ヘールおよびハーネスの本の第7章では、主な3つのタイプのDC電動機、す なわち「分流」、「直列」および「複巻」電動機が説明されている(第316頁 から始まる)。分巻電動機では、磁界は多くの巻数を有する細いワイヤにより、 電動機の電機子と並列接続される。 直列電動機では、磁界の巻線は、電機子と直列接続された、数回巻かれた重厚 な巻線を有する。 複巻電動機では2組の磁界コイルが設けられ、すなわちこれらは、多くの巻数 を有する、電機子と並列である細いワイヤと、電機子と直列である、数回巻かれ た重厚なワイヤとである。複巻電動機の直列巻線は、磁界を磁化する際に分巻を 補助するように接続されるか、または2つの巻線のmmfが互いに対向するよう に接続され得る。 3つのタイプの電動機の特徴は下記のとおりである。 a.分流電動機はかなりの起動トルクを有し、負荷の変化に関する速度変化が 比較的小さい。これは、より一定な速度が負荷に要求され、要求される起動トル クが過度でない場合に用いられる。 b.直列電動機は負荷の変化とともに広い範囲の速度範囲で動作する。非常に 軽い負荷の場合、電動機は「逃げやすい」。非常に大きな起動トルクを電動機ら すため、重い起動トルクが要求される場合、およびその負荷に電動機が積極的に 接続され得る場合に用いられる。 c.複巻電動機は分流電動機および直列電動機の間の特徴を有し、分流電動機 のものよりも高い起動トルクを有し、直列電動機のものよりも小さな起動トルク を有する。ヘールおよびハーネスの本の第326頁の図から引出された図6には 、3つのタイプの電動機の速度およびトルクの特徴が示され、トルクの値は縦軸 に示され、電流は横軸に示される。 iv .DC電動機の起動 DC電動機の動作時に、誘導子コイルセクションに流れる電流は2つの電圧の 和である電圧降下を経験し、すなわちこれらの電圧とは(a)ワイヤの抵抗によ る電圧降下成分と、(b)固定子の磁束磁界を通過する誘導子コイルセクション から結果として得られる後方EMFとである。電流損失はI2Rに等しく、ここ でIは電流でありRは抵抗である。電気電動機における損失I2Rは単に損失で あり、熱として消散する。したがって、電流が非常に高いレベルに達する場合に は電動機を燃焼してしまう。 DC電動機が静止しており起動される場合の、実際の効果を検討することとす る。分流電動機の静止電機子は供給ラインに直接接続され、電機子の電流中を流 れる電流は下記の式によって計算される。 E=Ec+Iaa ただしEは電圧降下の合計であり、Ecはコイルによって発生した後方EMFで あり、Iaは電機子の電流であり、Raはコイルの抵抗である。 次に、全負荷の場合の電流が40アンペアであり電動機の電機子抵抗が約0. 2オームである、110ボルトの電動機を例にあげる。電動機が指定された回転 速度で全電力で動作する場合、電機子コイルにかかる電圧降下の多くはコイルに 発生した後方EMFによるものであろう。しかしながら、電動機が静止しており 後方EMFがなく、電機子に110ボルトが印加される場合、電機子の電流は1 10/0.2であり、これは550アンペアに等しく、全負荷電流は40アンペ アでしかないだろう。550アンペアのこの電流により、ブラシ、整流子および 巻線が燃焼し、供給ラインのヒューズおよび回路ブレーカも飛んでしまう。 しかしながら、電動機の動作後には、後方EMFによって電流が制限されるた め、電機子には過剰な電流が流れない。しかし、電機子が加速する間、逆EMF は小さく、起動電流を制限するために何らかの他の手段を採用する必要がある。 この問題を解決するために、ヘールおよびハーネスの出版物の第7章にはいく つかのデバイスが記載されており、これらのうち1つは幾分概略的に図7に示さ れ、かつヘールおよびハーネスの出版物の第335頁の図から引出される。加減 抵抗器が電機子と直列に置かれる。電機子の電流が起動時に60アンペア(全負 荷電流の150%)であれば、電機子回路の抵抗の合計は110/60となる必 要があり、これは1.83オームに等しい。電動機の回転速度が増加すると、加 減抵抗器の設定は、電動機が軌道に乗るまで抵抗を下げるように移動され、その ときに加減抵抗器が回路から有効に排除される。 電動機によって発生したトルクは磁界の強さと直接関係し、磁界の強さは固定 子の巻線および電機子のコイルの両方に流れる電流の量と直接関係する。固定子 巻線の電流が一定であるとすると、この例では電機子に流れる電流は60アンペ ア(設計電流の150%)であり、したがって、まさに起動しようとしている電 機子は非常に高いトルク(設計速度で全電力で発生し得るトルクをおそらく15 0%上回る)を発生する。しかしながら、回転速度が非常に低く、かつ電力出力 は力と距離とを掛けたものに等しいため、トルクが非常に高くても、実際に行な われる仕事量はむしろ少ない。しかしながら、無駄になったエネルギは非常に大 きく、これは加減抵抗器で消散する。電動機の回転速度が増加するにつれて、電 流が実質的に一定のままであるとすると、電動機の電力出力は回転速度に比例し て上昇し、加減抵抗器で消散する損失が減少する。 ヘールおよびハーネスの文献の第335頁には、起動箱にある起動加減抵抗器 についての説明があり、ここでは下記のように説明されている。 「起動箱の抵抗を含むワイヤは砂またはエナメル中に埋め込まれるか、または 磁器製の管に巻付けられ、それらは耐火材料の中に閉じ込められるため、オペレ ータが指定よりも長い時間回路の起動抵抗を維持することによりオーバーヒート させ、ワイヤを融解したとしても、火事のリスクはない。」 現代の非常に高電力の電気電動機では、エネルギを消散するデバイスは抵抗器 バンクまたは大きな熱シンクを有する固体スイッチの形態である。 v.考慮すべき他の事項 速度制御、発電制動および効率を高めるための設計上の考慮すべき他の事項( たとえばブラシ接触損失、磁界損失、摩擦、風損、ヒステリシスおよび渦電流な ど)に関する、設計および動作上考慮すべき事項がある。さらに、電気電動機の 設計には、いくつかの設計上の制約などによって強いられる、最大電圧レベルな どの実際の制約がある。 この発明の大部分はこれらの問題の多くをなくす(または少なくとも軽減する )ように設計され、先行技術ではその動作モードのために機械が特定的に設計さ れるようにするいくつかの設計上の妥協を許すことによってしかアプローチでき なかった、さまざまなモードで効率よく動作する広い用途を有する電気機械を提 供するように設計された。 以上に背景としての情報を記載したが、次にこの発明の第1の好ましい実施例 の説明を始める。 c) 第1の好ましい実施例の説明 まず、第1の好ましい実施例を示す図8および図9を参照する。この発明(電 動機または発電機のいずれかとして用いられ得る)のエンジン60は固定子62 と回転子64とを含む(図面を簡単にするために固定子62は図8には示してい ない)。回転子64は出力シャフト66と、全体が67で示される複数のコイル 巻線とを含む。 しかしながら、前掲の部分で説明した先行技術の一般的なDC電動機の場合の ように整流子を設ける代わりに、2つのスリップリング68および70が設けら れ、これらは関連のブラシ72および74を作動的に係合し、これらのブラシ7 2および74はさらにプラスおよびマイナス入力端子76および78に接続され る。スリップリング74と回転子64との間にはこの発明の制御アセンブリ80 が作動的に位置付けられる。この制御アセンブリ80は後により詳細に説明する こととなるさまざまな機能を果たす。 さらに電動機60の全体的な構成を説明するために、固定子62は上記の先行 技術の電動機10の固定子12と実質的に同じであり(または同じであってもよ く)、このため北極82と南極84とを含み得る。シャフト66に平行な回転子 の長さにわたって延びるように巻かれる点で、先行技術の電動機のコイル28と 類似した(または同じ)態様で巻かれた、7つのコイル68がある。コイル67 は先行技術の電動機に関して先に述べたように直列に接続される。さらに、各コ イル67の各端部はコントロールパッケージ80に接続される。 次に、電動機10を概略的に示す図10を参照する。 図10の概略図の中央には7つのコイル67が示され、これらは説明の目的で C1、C2などの符号がC7まで付される。コイルC1からC7は、コイルC1 の端部の部分がC2の端部に接続され、コイルC2の他方端がコイルC3の端部 に接続されるといった具合に、C1の端部にC7が接続されるまで、連続的に接 続される。コイルC1からC7の接続点の各々には一般に86が付される。 正および負電力バス88および90が設けられ、これらの各々は68および7 0として示される前述のスリップリングのうちの関連のものに接続される(図1 0には概略的にプラスおよびマイナス電力入力しか示されない)。7つの電力ス イッチアセンブリ92が設けられ、これらには92−1から92−7までの参照 符号が付される。各電力スイッチアセンブリ92−1から92−7は図10に幾 分概略的に示され、図10を参照して後により十分に説明することとする。 各スイッチアセンブリ92−1から92−7は正電力スイッチ94と負電力ス イッチ96とを含み、これらはそれぞれ正のバス88および負のバス90に接続 される。電力スイッチ94および96の各組は関連の共通接合点100で接続さ れ、これはさらに、隣接した1対のコイル67の間で関連の端子接続86に接続 される。 この時点でこの発明の動作を簡単に説明すると、1つのスイッチアセンブリ9 2の一方の正の電力スイッチ94をオンにし、別のスイッチアセンブリ92の負 のスイッチ96をオンにすると、これらのスイッチ間に接続されたコイルを介し て、活性化された正のスイッチ94に電流が流れ得ることが明らかである。適切 な順序および適切なタイミングで、スイッチアセンブリの、適切なスイッチ94 および96をオンおよびオフにすると、コイルC1からC7の導通パターンが最 適な態様で制御されることが明らかである。 コイルC1からC7の各々には関連のコイル監視デバイス102も設けられる 。これらの機能を簡単に説明すると、各デバイス102は関連のコイルに流れる 電流を検知する。電動機の起動時には、これらの監視デバイス102は、固定子 62の磁界に対する各コイルの相対的な位置を決定するために短時間活性化され る。これにより、制御回路(後述)は、電動機の動作を適切に開始するためにい かにしてコイルC1からC7が励磁されるかを決定できるようになる。さらに、 これらの監視デバイス102は後述の他の機能も果たす。 この発明の制御アセンブリ80の回路が図11に示される。図11には、スリ ップリング68および70と、ブラシ72および74と、電力入力端子76およ び78と、さらにバスライン88および90とが概略的に示される。外部制御電 子装置103が設けられ、これは固定子62に接続され、さらにはブラシ72お よび74にも接続される。 制御回路は電圧調整器104を含み、これはバスライン88および90に接続 され、制御された低電圧レベルで1つまたはそれ以上の出力106をもたらし、 制御回路のさまざまな要素に電力を供給するようにする。 マイクロプロセッサ108が設けられ、これはたとえばマイクロコントローラ (uC)、マイクロプロセッサ(uP)またはデジタル信号プロセッサ(DSP )のいずれかであってもよい。この装置108を以下、単にマイクロプロセッサ 108と呼ぶ。マイクロプロセッサ108は孤立した複数のドライバ112への (110で概略的に示される)作動的接続を有し、これらのドライバ112は高 電圧電力の高圧側スイッチ94のそれぞれの入力端子114(図6参照)に取付 けられる。 関連の(孤立していない)複数のドライバ118に接続されるマイクロプロセ ッサ108からの複数の出力116があり、これらのドライバ118は低圧側ス イッチ96の入力端子120に接続される。マイクロプロセッサ108のコマン ドに応答して、組112および118の各々のうちの選択されたドライバが、そ れらのそれぞれのスイッチ94または96にオン信号を与える。 NVRAM120は、電力が完全にオフになってもデータを記憶する不揮発性 RAMである。記憶されるデータのタイプは電動機制御パラメータおよび動作デ ータなどであろう。RAM122は「スクラッチパッド」メモリ(読み書きメモ リ)と呼ばれるものであり、これは一般的な計算およびデータ記憶などのために マイクロプロセッサによって用いられる。ROM124(読出専用メモリ)はマ イクロプロセッサを動作するプログラムを記憶する。 アナログマルチプレクサ126は極コイル電圧監視デバイス102からの入力 を受ける。マルチプレクサ126はアナログデジタル変換器128に出力し、こ のアナログデジタル変換器128は、A/D変換器128によって発生したデー タをライン132を介してマイクロプロセッサ108に送る。アナログデジタル 変換器はまた、ライン132を介してマイクロプロセッサ108と交信し、デー タを送ることができる状態であるかを示す。マイクロプロセッサ108からの制 御信号はライン134および136を介してそれぞれ、マルチプレクサ126お よびアナログデジタルコンピュータ128の両方に送られる。 「外界」(電動機10の外にある場所)との交信のために、無線周波数モデム 138が設けられ、これはマイクロプロセッサ108および結合変圧器142( 2つの変圧器コイル144およびコア146を含む)に対する交信リンク140 を有し、この変圧器142は2つのスリップリング68および70に接続される 。このモデム138は、電動機に流れる大きな電圧上に低電圧の無線周波数信号 を重畳し得る、双方向の結合システムをもたらす。このため、マイクロプロセッ サ108によって与えられた情報は、モデム138を介して電動機10の外部の 場所まで送られ、電動機10の外部からマイクロプロセッサに情報が送られる。 これに代えてアンテナによるRF結合または光結合を用いてもよい。 図12は、電動機における異なった場所に位置付けられた電力スイッチアセン ブリ92のうちの2つを示す。電力スイッチ94はシリコン制御整流器(SCR )を含み、この整流器のアノードは高バスライン88に接続され、カソードは 接合点100に接続され、この接合点100は関連コイル67の一端に接続され る。電力スイッチ96もSCRを含むが、共通バスライン90の間およびコイル 67の反対側の端部接続点に接続される。図12の右側下端部にある第2のスイ ッチアセンブリ92は図12の上側左部分にあるスイッチアセンブリ92と同じ であり、バス88および90に同様に接続された2つのシリコン制御整流器94 および96を含む。 図12を検討すると、1つのスイッチ92の1つのSCR94をオンにし、こ れと同時に第2のスイッチアセンブリのSCR96をオンにすると、1つまたは それ以上のコイル67を介して、第1のSCR94から、活性化されることとな る他方のスイッチアセンブリ92のSCR96に電流が流れることが明らかであ る。もちろん、図12に示されるコイル67は実際には直列に配置された数個の コイルであってもよい。 図12の電流の切換に用いられるSCRの特徴のうちの1つは、SCR94ま たは96がオンになるとラッチされるようになり、かつ電流が妨げられるまでオ フにはならないことである。したがって、図12に示される2つのスイッチアセ ンブリ92を遮断するために、図13に示されるような切換回路が採用される。 図13には、直列および並列に配置されたMOSFET150のアレイが示さ れる。並列に配置され供給バス88に接続されたMOSFET150の第1の組 152がある。互いに並列に接続されるが、第1の組152のMOSFET15 0と直列に接続され、かつ高電圧スリップリング68に接続される、MOSFE T150の第2の組154がある。さらに、並列接続され、MOSFETの2つ の組152および154間に直列に接続された、MOSFETの付加的な組とし ての、MOSFETの組156も設けられる。このように構成することの理由は 、供給バス88にかなりの量の電流が流れる可能性があり、MOSFET150 を並列に設けるとこのような大量の電流を流すことができるからである。組15 2、154および156を直列に設けることにより、MOSFETの1組にかか る電圧降下が減少する。 図13の切換回路のMOSFETは通常は導通状態のままであろう。しかしな がら、活性化されたスイッチアセンブリ92のSCR94/96を遮断すること が所望される場合、図13のMOSFET150はごく短い時間だけ非導通状態 にされ、図12のスイッチアセンブリ92への電流を妨げ、導通状態であったS CR94および96を遮断する。任意の時点では種々のスイッチアセンブリ92 からのSCR94および96は通常は2つしかないため、電流をこのように妨げ ても、システム全体の動作に大きな影響が及ぼされることはない。 図14は、図12に示される回路の代替的な構成を示す。図14の回路の基本 的な形態は図12の場合と同じであるが、高電圧スリップリングに接続される電 力スイッチ94が(SCRの代わりに)絶縁されたゲートバイポーラトランジス タ(IGBT)である点で異なる。また、共通のスリップリング90に接続され る電力スイッチ96はMCTである。 図14の回路における主な相違点は、これらのデバイス(IGTBおよびMC T)がいずれも、電流を妨げる必要なく遮断されることである。図14に示され る構成を用いると、図13の電流妨げ切換回路を用いる必要がなくなる。図12 の回路または図13の回路を用いることの利点は全体的に、本出願の文書が準備 された時点の価格によると、図14の代替的な実施例の場合よりも図12または 図13の構成のコストの方が低いことである。しかしながら、これらの要素を供 給する際の経済が変化すれば、図14の代替的な実施例がより望ましいことにな るであろう。 次に図15を参照して、これは1つまたはそれ以上のコイル67間の接合点8 6における電圧を検知する監視回路102の好ましい実施例を示す。各接合点8 6に対して2つの回路要素160および160aが設けられる。回路要素160 はLED164を含み、これはLED164と接合点86との間に抵抗器166 が接続された状態で、接合点86と共通供給バス90との間に接続される。LE D164の輝度はLEDに流れる電流に比例し、これは接続点86とバスライン 90との間の電圧に比例する。 LED164は光カプラ168を活性化するように位置付けられ、その一方の 端子は電圧調整器104(図11参照)から引出された電圧源106に抵抗器1 70を介して接続される。光カプラ168のこの同じ端子はまた、マルチプレク サの端子172にも接続される。光カプラ168が導通状態でない場合、マルチ プレクサ端子170の電圧は106での電圧レベルに等しい。光カプラ168が 導通状態であれば、抵抗器170に電流が流れ、マルチプレクサ端子170にお ける電圧レベルを下げ、接合点86での電圧を示すようにする。 回路要素160aは、LED164aが高圧バスライン88に接続されている ことを除き、回路要素160と実質的に同じように動作する。したがって、接合 点86での電圧が共通ライン90での電圧レベルと等しいとき、LED164a を通る電流は最大であり、オプトカプラ168aを活性化し、かつ関連のフォト カプラ端子170aでの電圧降下を生じさせる。接合端子86での電圧が上昇し 高圧バスライン88の電圧レベルに達すると、LED164aを電流は流れず、 したがってマルチプレクサ端子170aでの電圧は電圧源106での電圧と同じ になるであろう。他方、回路要素160のLED164は明るくなり、オプトカ プラ168を導通させ、マルチプレクサ端子170での電圧を降下させる。 図15の検知回路は、主バスライン88および90からのガルヴァーニ分離を もたらす。他の検知方法を用いることが可能であり、それでもガルヴァーニ分離 がもたらされることを理解されたい。 図16は、本発明の全体のシステムを示す概略図である。上記の検知および制 御要素に加え、図16には、回転子の回転経路中のある時点での場所についての 情報を提供する検知手段が示されている。これは、固定子に静止検知部材180 を配置し(永久磁石またはコイルなど)、回転子に対応する検知ユニット182 を配置する(ホール効果センサなど)ことによって非常に簡単に与えられる。回 転子が完全に回転して検知部材182が検知部材180の近くにくると、信号が 制御アセンブリ80に送られる。このようにして、回転子64の動作中のある時 点における正確なホームインデックスを確かめる手段が提供される。 図16には、固定子62および回転子64(かなり概略的に示されている)を 含むエンジン60が示されており、制御アセンブリ80は回転子64に組込まれ ている。変圧器172を通して電力入力端子76および78に作動的に接続され た外部制御エレクトロニクスユニット170が設けられている。同ユニット17 0は固定子62にも接続される。エレクトロニクスユニットの外部制御のために 1つ以上の入力源を与えることができる。図示されているのは第1にコンピュー タ174であり、第2に手持ち端子176であり、第3にここでは簡単にオン/ オフスイッチとして示されている簡単なスイッチ制御装置178である。実際に は、速度制御、電力制御といった他の動作制御をスイッチ178に設けることも 可能である。 動作では、ユニット170は固定子62への電流を制御する。さらに、このユ ニット170は回転子64における制御アセンブリ80への信号入力を与え、リ ターン信号を送ることが可能である。制御アセンブリ80は、(a)命令、およ びセンサからの入力を受取り、(b)動作条件を確かめて電動機の性能を最適化 し、(c)適切な命令を与えてスイッチアセンブリ92を動作させて命令を実行 するための、全能力を有するように予めプログラムされる。 各スイッチアセンブリ92の電力スイッチ94および96を非常に素早くオン におよびオフにすることができる。スイッチの動作のタイミング、ならびにこれ らのスイッチ94および96がオンおよびオフにされる時間の長さを適切に制御 することにより、電動機の以下の3つの動作要素すなわち、 a.電動機の回転速度、 b.電動機への電力出力、 c.トルク、および d.電動機の位相角度を制御することができる。 前記のように、DC電動機の基本的な動作は、電流を適切なコイルを通して適切 なタイミング関係で導き、各コイルセグメントを通る電流の方向が正しい方向に あるようにし、コイルの磁界と固定子の磁界との間に適切な相互作用が働くよう にして、回転子の回転を生じさせるトルクを発生させることである。したがって 、この同じコイルが上記の固定子の磁界から外れ、極性が反対の固定子の磁界に 入ろうとするときには、電流は逆になるはずである。また上記のように、電動機 の最適動作効率のためには、電動機内にある磁界に関するこの逆転のタイミング は重要である。 図3に示した先行技術による電動機では、上記のように、電機子コイルを通る 電流のスイッチングは整流子により制御される。本発明では、図10に示すよう に、スイッチングは直列接続されたコイル間に接続される種々のスイッチアセン ブリ92によって行なわれる。もちろん、図10ではコイル67はかなり概略的 に示されているが、実際の市場に出回っている電動機では、こうしたコイルは先 行技術では既知の巻きパターンとよく似た態様で巻かれているであろうことを理 解されたい。たとえば、上記のヘールおよびハーネスによる本では、第203頁 から第216頁にわたって、電機子コイルを巻く種々の方法およびパターンが挙 げられている。これらは2極電動機および多極セット電動機に対して挙げられた ものである。 図10に示した配置では、コイルC−1、C−2およびC−3にある方向の電 流が流れ、コイルC−7、C−6およびC−5にはその逆の方向の電流が流れて いるとすれば、正のスイッチ94およびスイッチアセンブリ92−1が導通する ようにされ、一方コイルアセンブリ92−4および92−5の負のスイッチは導 通している。コイルC−4は導通しておらず、これはコイルC−4が2つの隣接 する固定子磁界の間にあるようなときに生じると考えられる。スイッチアセンブ リ92−1から92−7の各々において適切なシーケンスで適切なスイッチング が行なわれるようにすることによって、電機子コイルは固定子磁界と相互作用し て、上記のように電動機の回転を生じさせる。回転子64を所望の回転速度で回 転させるためには、適切なスイッチングの切換えを行なうシーケンスを加速また は減速してより大きなまたはより小さなRPMを達成する。 電動機への電力入力に関しては、所与の条件の組(効率は同じままであると仮 定する)に対し、電力出力は、電機子コイルを通る電流を課された電圧と掛け合 わせたものに正比例する。本発明では、電力を、各電機子コイルが固定子磁界を 通過する際に電流が各電機子コイルを流れる時間の量を制御することによって制 御可能である。これはたとえば、コイルが特定の固定子の極の磁界を通る間に電 流をスイッチオンおよびオフし、パルスの長さおよびパルス間の時間のずれを制 御して所望の電力出力を得ることによって制御できる。その代わりとして、状況 によっては、コイルが特定の固定子の磁界を通る際に電流がコイルを1つの連続 する期間にわたって流れるようにし、単にその期間を変化させることによっても 可能であろう。 電機子電流がスイッチングするときの位相角度の制御に関しては、これを、ス イッチングが生じてコイルにおける電流を逆にするときの期間をシフトすること によって行なう。したがって、図4を参照すると、スイッチングを遅延させるこ とにより、スイッチングポイントを(図4に示すように)垂直からさらに最適化 された位置に動かすことができる。 本発明の望ましい特徴は、本発明により得られる多様性である。本明細書にお いて先に異なるタイプのDC電動機について述べ、その動作の特徴についても述 べたことを思い出して頂きたい。これらは図6にまとめられている。たとえば、 負荷が分巻の電動機において増大するにつれて、速度はある程度減少することを 思い出して頂きたい。複巻電動機では、電流減少に伴う速度の低下はより著しい 。本発明では、負荷の増大の際に速度を実質的に一定に保つことが可能である。 これは、電機子コイルに対して同じスイッチングレートを維持し、電機子コイル を電流が流れる時間の長さを制御することによってトルクを制御し、負荷の増大 に整合する適切なレベルでのトルクを維持するのに十分な電流となるようなレベ ルにすることによって行なわれる。 本発明による特定的な利点があるもう1つの動作モードは始動モードである。 電動機が静止していると仮定し、電動機を所望の動作速度までできるだけ迅速に 加速するが電動機を過熱させないようにするのに十分なトルクで、電動機を動作 させることが望ましいものと仮定する。本明細書で先に、これは先行技術におい ては、抵抗を通して生じる電流の大半を放散させることによって行なわれると述 べたことを思い出して頂きたい。これは図7を参照して説明したものである。 他方本発明では、適切な始動トルクは、電流を十分に低いレベルに下げること によって得られる(たとえば電流を送る期間をより短くするおよび/またはパル ス間の時間間隔をより長くすることによって)。このように、本明細書において 先に挙げた例では、電機子コイルを通る40アンペアという最大実動作容量を有 する電動機がある場合、この電動機が静止しており全電力が電機子コイルを流れ ているときに電機子電流は550アンペアにまでなり得る。 本発明では、電機子電流をより短い期間オンすることによって、電流を所望の レベルに保って、全負荷下で回転する電動機を始動させるのに必要であるがI2 R損失を適当な範囲内に保つ所望のトルクを発生させる。こうすることによって 、 始動の際に大量の電流を熱として放散させるためのさらなる装置は不要になる。 本発明のもう1つの所望の特徴を探し求めるためには、本明細書において先に 、先行技術によるDC電動機における重大な動作問題の1つは、電機子の電流が 逆になっているときに生じ得る電圧スパイクであり、これがいかにしてブラシに おける火花を生じさせ得るかであると示されていることを思い出して頂きたい。 先行技術ではこの火花の問題を軽減するためにいくつかのステップが行なわれて いるが、この電圧スパイクはDC電動機に多大なる制限を課し、用いることが可 能な電圧差動を限定する。実際問題として、DC電動機では、隣接するブラシ接 続間の最大実電圧差動は約20ボルトを下回るように維持すべきである。また、 電圧スパイクを十分に低いレベルに保つことの必要性は、電動機の全体の設計に 影響を及ぼし、固定子および回転子の隣接する面の間のギャップの幅を制限する 。このギャップの幅はギャップを通る磁束に影響する。このギャップが小さすぎ れば、磁束密度のレベルは、たとえ適切な設計上の防衛手段が取られていたとし ても不利な火花が生じる(先行技術の整流のように)レベルに電圧スパイクが上 昇するのに十分なレベルまで到達する可能性がある。 本発明では、コイルのスイッチングは先行技術の整流子なしで行なわれる。し たがって本発明では、こうした電圧スパイクは、1つまたは複数のスイッチアセ ンブリ92における適切なスイッチ94または96を非常に短い期間導通させて 電圧スパイクが通常の電力のように適切な電力バスに導かれるようにして対応す る。 本発明の第2の実施例のスイッチングの配置は図17に示されている。偶数の 誘導性電機子コイルがあるため、所与のときにスイッチングされるコイルセグメ ントは2つ以上である。これらのコイルセグメント各々に対する電圧スパイクは 互いに逆である。2つの電圧スパイクはしたがって同時に電力バスに導かれ、電 力の損失なしで効果的に平衡のとれたものになる。 図17には、AからGで示された8つの別々のスイッチが示されている。8つ のコイルがあり、1から16という数は各々、個々のコイルセグメントを表わし ている。コイルセグメントは正反対になるように配置される。このようにして、 セグメント1および9は1つのコイルを形成し、セグメント2−10はもう1つ のコイルセグメントを形成するといったようになる。 図17に示した配置の動作を説明すると、あるときにスイッチアセンブリの1 つ(先行技術の実施例で92で示されたようなもの)は導通した正のスイッチを 有し、反対のスイッチアセンブリは導通した負のスイッチを有する。たとえば、 もしスイッチAが正でありスイッチEが負であれば、電機子の一方側でコイルセ グメントを通してある方向に電流が流れ、電機子の他方側で反対方向に電流が流 れる。したがって、次の隣接するスイッチのペアが活性化され、スイッチアセン ブリAおよびBにおけるスイッチがオフにされたとき、電流の流れのパターンは 切換わって、そのとき回転子の北極および南極に隣接しているコイルを通して流 れる電流の方向は、電動機の適切な回転を続行するのに適切な方向になる。 図18は、本発明の第3の実施例を示しており、電動機60aの固定子は2つ の北極および2つの南極を有し、18個のコイルがある。コイル間のスイッチン グは、図17において示したのとほぼ同じ態様で行なわれる。図18に示した実 施例は、本発明を複数の北極および南極のある電動機において実施できることを 示している。 図19は、本発明の第4の実施例を示している。この実施例では、C−1bか らC−6bで示した6つのコイルがある。第1の実施例と同様、各々が正および 負のスイッチ94および95を有するスイッチアセンブリ92がある。しかしな がら、個々のコイルC−1bからC−6bは直列に接続されていない。その代わ りに、各コイルの各端部は個々に関連付けられたスイッチアセンブリ92に接続 される。 このように、図19の実施例の動作では、各コイルは、関連する一方のスイッ チアセンブリの正のスイッチ94をオンにし、同時に、関連する他方のスイッチ アセンブリ92の負のスイッチ96をオンにすることによって導通するようにさ れる。これは各コイルに対して個別に行なわれる。 図20は、本発明の第5の実施例を示しており、本発明のコンセプトが同期電 動機に関連した設計に合うようにされている。同期電動機では、磁束磁界はAC 電流を通して発生し、この磁束磁界は静止している外部の部材(「固定子」)の 周囲の経路を通過する。従来の同期電動機では、固定子内に位置する回転子は単 に永久磁石を有するだけのことが多く、この場合の磁石の極は回転している磁束 磁界に隣接するように位置決めされて、磁束磁界の回転運動が回転子極の極と相 互作用して、回転子が固定子の周囲を移動する磁界と同期して回転するようにし ている。 本発明を同期電動機の基本的な設計に取入れるためには、回転子を、永久磁石 として設ける代わりに、回転子に、本発明に従い形成して本発明のスイッチング および制御アセンブリを備えるようにした電機子が与えられる。電機子のスイッ チアセンブリは、電機子とともに回転するスリップリングに作動的に接続したプ ラスおよびマイナスブラシがあるDC磁界巻線に接続される(先行技術の実施例 と同様)。 この第5の実施例の動作は、磁束磁界の回転運動を重畳させて、コイル内の電 機子電流のスイッチングによって生じる回転運動に加算するかまたはこれから減 算することを除き、第1の実施例とほぼ同じである。したがって、もし磁束磁界 が反時計回りに回転すれば、電機子電流がスイッチングされて時計回りの回転が 生じ、磁束磁界が静止していれば、電機子電流のスイッチングにより与えられた 移動の回転要素を、回転している磁束磁界により与えられた回転要素に加算する 。他方、電機子における電流パターンを逆にして反時計回りの運動が生じるよう にすると、磁束磁界の時計回りの回転運動および電機子の回転要素はお互いから 減算される。 本発明をAC同期電動機の一般的な設計に取入れたことによって得られる利点 については、本明細書において先に、この同期電動機の欠点の1つは、回転速度 が同期電動機に課された磁界の回転速度により定められることであると述べたこ とを思い出して頂きたい。さらなる制限は、始動トルクがあまり良好でないこと である。しかしながら、本発明の原理をこういった電動機において用いることに より、回転速度を、ゼロから、磁界の回転速度よりも実質的に大きな速度まで変 化させることができる。このようにして、本発明をこの具体的な実施例において 利用することにより、動作モードの選択においてさらなる多様性がもたらされる 。 本願の明細書の最初の部分で、本発明の装置は電動機または発電機のいずれか として動作できることを示した。これは本明細書において開示したすべての実施 例に当てはまる。したがって、本明細書における記載のほとんどは、具体的に、 機械が電動機として動作する場合の本発明の用途に向けられているが、同じ原理 を発電機として使用される同じまたはよく似た装置に取入れることが可能である 。 これがいかにして行なわれるかについて簡単に検討してみる。この装置を発電 機として用いるとき、電力入力は、電力を電機子に供給して電機子を回転させる 機械的電力入力である。誘導性コイルは固定子の磁界を通して移動し、電流が電 機子コイルを流れるようにし、この電流は、制御アセンブリ80からスリップリ ング68および70を通して流れ、直流としてブラシ72および76に送られる 。電動機としての動作は本明細書において先に詳細に述べたとおりであるため、 説明は繰返さない。 本発明について基本的な教示から逸脱することなく種々の変形を行なうことが 可能であることを理解されたい。
【手続補正書】 【提出日】平成11年7月30日(1999.7.30) 【補正内容】 請求の範囲 1.発電電動機械であって、 a.北および南磁極部分を有し前記磁極部分間に延在する磁束磁界を生じさせ る磁界部材と、 b.前記機械に回転可能に設けられ磁束磁界を通して回転する電機子アセンブ リとを含み、前記電機子アセンブリは、 i.前記磁束磁界に位置決めされたコアと、 ii.前記コアに隣接するように位置決めされかつ前記電機子アセンブリの回転 中前記磁束磁界を通して動くように位置決めされた複数の誘導コイルを有するコ イル手段と、 iii.前記電機子アセンブリに設けられてこれとともに回転可能になるように されたスイッチ手段とを含み、前記スイッチ手段は、前記磁束磁界において前記 コイル手段の所望の相互作用が生じるように電流が前記コイル手段を通して選択 的に流れるようにする態様で、前記コイル手段に作動的に接続されており、前記 発電電動機械はさらに、 c.前記電機子に接続され電力伝達の関係でともに回転可能である機械的伝達 手段と、 d.前記回転可能電機子アセンブリと前記磁界部材の静止端子との間で電力を 伝達するための電力伝達手段とを含み、 e.前記スイッチ手段は前記電力伝達手段および前記コイル手段と接続されて おり、前記電力伝達手段および前記コイル手段間の電流は前記スイッチ手段によ り選択的に制御され、前記発電電動機械はさらに、 f.前記スイッチ手段を動作させて前記コイルにおける電流の方向およびタイ ミングを制御する制御手段を含み、前記コイルにおける電流の流れを最適化させ て電力伝達手段と機械的電力伝達手段との間で所望の電力伝達が行なわれるよう にする、発電電動機械。 2.前記電力伝達手段は直流電力伝達手段である、請求項1に記載の機械。 3.前記電力伝達手段は、前記電機子アセンブリに回転可能に設けられたスリッ プリングと、スリップリングと作動的に係合するブラシ手段とを含む、請求項2 に記載の機械。 4.前記制御手段は前記電機子アセンブリにおいてともに回転可能なように位置 決めされ、前記制御手段への制御信号は前記電力伝達手段を通して送られる、請 求項3に記載の機械。 5.前記制御手段は前記電機子アセンブリにともに回転可能となるように位置決 めされる、請求項1に記載の機械。 6.前記磁束磁界に関して位置決めされ前記磁束磁界の配向および/またはその 他の特徴を確かめる磁界検知手段が設けられ、前記検知手段は前記制御手段に作 動的に接続され、制御手段を能動化してスイッチ手段のタイミングを変えて磁束 磁界に関するスイッチングの適切な関係を与える、請求項1に記載の機械。 7.前記磁界検知手段は、複数の電機子極コイルに関連づけられかつ/または結 びつけられて前記関連づけられかつ/または結びつけられた電機子極コイルにお ける電流の変化および/または状態を検知する複数のセンサを含む、請求項6に 記載の機械。 8.前記センサ各々は、磁束磁界に相互作用を通して応答する電機子極コイル手 段と、前記電機子極コイル手段における電圧の変化に応答して対応する信号を前 記制御手段に送る手段とを含む、請求項7に記載の機械。 9.前記機械は電動機として機能し、DC電流は前記電力伝達手段を通して導か れ電力を前記電機子アセンブリに供給しかつ前記機械的電力伝達手段の回転を生 じさせる、請求項1に記載の機械。 10.前記機械は発電機として動作し、電力は前記機械的伝達手段に送られて前 記機械的伝達手段の回転を生じさせ、電力伝達手段に送られる電気を前記電機子 アセンブリに発生させる、請求項1に記載の機械。 11.前記磁界部材は静止した北および南磁極部分を含み、静止磁界をもたらす 、請求項1に記載の機械。 12.前記磁界部材は前記磁界部材の周囲において移動する移動磁束磁界を生じ させる、請求項1に記載の機械。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AL,AM,AT,A U,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH ,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI, GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID,IL,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU, ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.発電電動機械であって、 a.北および南磁極部分を有し前記磁極部分間に延在する磁束磁界を生じさせ る磁界部材と、 b.前記機械に回転可能に設けられ磁束磁界を通して回転する電機子アセンブ リとを含み、前記電機子アセンブリは、 i.前記磁束磁界に位置決めされたコアと、 ii.前記コアに隣接するように位置決めされかつ前記電機子アセンブリの回転 中前記磁束磁界を通して動くように位置決めされた複数の誘導コイルを有するコ イル手段と、 iii.前記電機子アセンブリに設けられてこれとともに回転可能になるように されたスイッチ手段とを含み、前記スイッチ手段は、前記磁束磁界において前記 コイル手段の所望の相互作用が生じるように電流が前記コイル手段を通して選択 的に流れるようにする態様で、前記コイル手段に作動的に接続されており、前記 発電電動機械はさらに、 c.前記電機子アセンブリに接続され電力伝達の関係でともに回転可能である 機械的伝達手段と、 d.前記スイッチ手段との作動的電力接続を有する電力伝達手段とを含み、 e.前記スイッチ手段は前記電力伝達手段および前記コイル手段と接続されて おり、前記電力伝達手段および前記コイル手段間の電流は前記スイッチ手段によ り選択的に制御され、前記発電電動機械はさらに、 f.前記スイッチ手段を動作させて前記コイルにおける電流の方向およびタイ ミングを制御する制御手段を含み、前記コイルにおける電流の流れを最適化させ て電力伝達手段と機械的電力伝達手段との間で所望の電力伝達が行なわれるよう にする、発電電動機械。 2.前記電力伝達手段は直流電力伝達手段である、請求項2に記載の機械。 3.前記電力伝達手段は、前記電機子アセンブリに回転可能に設けられたスリッ プリング手段と、スリップリングと作動的に係合するブラシ手段とを含む、請求 項2に記載の機械。 4.前記制御手段は前記電機子アセンブリにおいてともに回転可能なように位置 決めされ、前記制御手段への制御信号は前記電力伝達手段を通して送られる、請 求項3に記載の機械。 5.前記制御手段は前記電機子アセンブリにともに回転可能となるように位置決 めされる、請求項1に記載の機械。 6.前記磁束磁界に関して位置決めされ前記磁束磁界の配向および/またはその 他の特徴を確かめる磁界検知手段が設けられ、前記検知手段は前記制御手段に作 動的に接続され、制御手段を能動化してスイッチ手段のタイミングを変えて磁束 磁界に関するスイッチングの適切な関係を与える、請求項1に記載の機械。 7.前記磁界検知手段は、関連するコイルに隣接するように位置決めされて関連 するコイルにおける電流の変化および/または状態を検知する複数のセンサを含 む、請求項6に記載の機械。 8.前記センサ各々は、磁束磁界に応答するセンサコイル手段と、センサコイル 手段における電圧の変化に応答して対応する信号を前記制御手段に送る手段とを 含む、請求項7に記載の機械。 9.前記機械は電動機として機能し、DC電流は前記電力伝達手段を通して導か れ電力を前記電機子アセンブリに供給しかつ前記機械的伝達手段の回転を生じさ せる、請求項1に記載の機械。 10.前記機械は発電機として動作し、電力は前記機械的伝達手段に送られて前 記機械的伝達手段の回転を生じさせ、電力伝達手段に送られる電気を前記電機子 アセンブリに発生させる、請求項1に記載の機械。 11.前記磁界部材は静止した北および南磁極部分を含み、静止磁界をもたらす 、請求項1に記載の機械。 12.前記磁界部材は前記磁界部材の周囲において移動する移動磁束磁界を生じ させる、請求項1に記載の機械。
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