JP2001510781A - 化粧用組成物 - Google Patents

化粧用組成物

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JP2001510781A
JP2001510781A JP2000503814A JP2000503814A JP2001510781A JP 2001510781 A JP2001510781 A JP 2001510781A JP 2000503814 A JP2000503814 A JP 2000503814A JP 2000503814 A JP2000503814 A JP 2000503814A JP 2001510781 A JP2001510781 A JP 2001510781A
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ポール ベル,スティーヴン
ジェーン ゴールズウォーシー,マキシン
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Procter and Gamble Co
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】(a)約0.1重量%〜約20重量%の粒状ナイロン;および(b)約0.1重量%〜約20重量%のC8−C22の脂肪酸のブレンド;を含有する化粧用組成物であって、その際該ブレンドは80重量%以上のC8−C22のモノ不飽和脂肪酸及び5重量%以下のC8−C22のポリ不飽和脂肪酸を含有する化粧用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は化粧用組成物、特に顔料入りファンデーションメーキャップ組成物及び
コンシーラー(concealer)に関する。
【0002】 発明の背景 ファンデーション組成物は、皮膚のトーン及びきめを一様にするため及び窪み
や欠陥などを隠すために、顔や身体の他の部分に塗付されうる。また、ファンデ
ーション組成物は皮膚を湿らせるため及び皮膚の脂レベルをバランスさせるため
に塗付される。メーキャップ組成物は一般に、液状又はクリーム状懸濁液、乳化
液、ジェル、圧縮粉末、又は無水油及びワックス組成物の形態で利用される。こ
のような化粧用メイキャップ組成物はUS-A-3,444,291、US-A-4,486,405、US-A-4
,804,532、UA-A-3,978,207、UA-A-4,659,562、US-A-5,143,722及び中村らの第14
回I,F,S,C,C Congress,Barcelona, 1986,の予稿集Vol.1,51-63,(1986)に記載さ れている。
【0003】 皮膚は多くの外的(環境)要因並びに内的(老化)要因により酷使される。普通
の外的要因は紫外線に曝されることである。外的であろうと内的であろうと、酷
使は皮膚に皺を生じさせる。皮膚の皺は、多くの人に対して、若さを失うことの
合図である。従って、皺の現れを減少させる試みがなされている。これらの処置
としては、化粧用クリーム及び湿潤剤から種々の形態の化粧手術までの範囲であ
る。しかしながら、これらの処置は必ずしも成功していなかった。特に、化粧用
ファンデーションを使用して皺を覆い隠す試みは、しばしば皺の現れを目立たせ
る望ましくない結果となる。また、皺の現れを減少させるために化粧手術に頼る
ことは、多くの人には望ましくない。従って、皺及び細線(fine line)の出現を 十分に減少させる化粧用組成物、特にファンデーション組成物を提供することは
望ましいことであろう。
【0004】 粒状ナイロンはポリアミドポリマーであり、化粧用組成物に使用されることは公
知である。特に、ナイロン粒子は“Active Delivery from Nylon Particles”,C
osmetic and Toiletries、1993年12月,第108巻,97-100頁及び“Nylon Powder in
Cosmetics”,Manufacturing Chemist,1984年5月,73-75頁に記載されているよう
な化粧用乳化組成物に使用することが知られている。
【0005】 EP-A-0592107(1994年4月13日公開)は超微細粉末化窒化硼素及び場合により粉 末化ナイロンを含有する粉末化化粧用組成物を開示している。EP-A-0462709(199
1年12月27日公開)は、軽油、化粧用ワックス、および球状シリカ、粒状ナイロン
及び球状粉末を含有する粉末相を含有する化粧用組成物を開示している。
【0006】 驚くべきことに、粒状ナイロンをC12−C22の飽和及び不飽和脂肪酸のある種
のブレンドと共に化粧用組成物に合体させることにより、細線及び皺の出現を十
分に減少させる化粧用組成物が提供されることを見出した。
【0007】 従って、本発明の目的は、皮膚に塗布されたときに細線及び皺の出現の減少を
改良させる化粧用組成物を提供することにある。 本発明のさらなる目的は、優れた被覆性、塗付性及び皮膚感触特性を与える化
粧用組成物を提供することにある。
【0008】 発明の要約 本発明の1つの観点によれば、下記(a)及び(b)を含有する化粧用組成物が
提供される: (a)約0.1重量%〜約20重量%の粒状ナイロン;および (b)約0.1重量%〜約20重量%のC12−C22の飽和及び不飽和脂肪酸のブ
レンドを含有し、その際ブレンドは80%以上のモノ不飽和脂肪酸及び5%以下
のポリ不飽和脂肪酸を含有する。
【0009】 本発明の化粧用組成物は、皮膚に塗布されたときに細線及び皺の出現を十分に
減少させる。
【0010】 本発明の第2の観点によれば、皮膚に塗布されたときに細線及び皺の出現を減
少させるためのこのような組成物の使用が提供される。
【0011】 全てのレベル及び割合は特記しないかぎり、全組成物の重量当りである。鎖長
さ及びアルキル化の程度は重量平均基準で特定される。
【0012】 発明の詳細な記載 本発明による化粧用組成物は粒状ナイロン及びC12−C22の飽和及び不飽和脂肪
酸のブレンドを含有する。
【0013】ナイロン 本発明の化粧用組成物の第1の必須成分は粒状ナイロンである。粒状ナイロンは
、組成物の約0.1重量%〜約20重量%、好ましくは約0.1重量%〜約10
重量%、より好ましくは約4重量%〜約8重量%のレベルで本発明の組成物中に
存在する。
【0014】 ナイロンはジアミンとジ酸ハライドの反応から形成される水不溶性のポリアミ
ドである。幾つかの異なるタイプのナイロンは該アミン及びジ酸中の炭素鎖長及
び配置を変えることにより形成させることができる。ナイロンは一般式:HN-(
CH2)n-Cn=Oで表わすことができる。一般に、nは約6〜約12の範囲であ る。この一般式を含むナイロン化合物の例はナイロン−6及びナイロン−12で
ある。
【0015】 本発明の組成物に使用するための適当な粒状ナイロン物質としては球状の多孔
性構造を有する物質がある。理論に拘束されないが、細線及び皺の出現を減少さ
せるのは、液状ポリオールカルボン酸エステルスキンコンディショニング剤と相
互に作用するナイロン物質の粒状で球状の多孔性にあるものと思われる。従って
、本発明のさらなる観点によれば、球状多孔性粒状物質及び液状ポリオールカル
ボン酸エステルを含有する化粧用組成物が提供される。約5ミクロン〜約30ミ
クロン、好ましくは約10ミクロン〜約20ミクロンの容積平均粒度を有する粒
状で球状の多孔性ナイロン物質がここでの使用に好ましい。
【0016】 細線及び皺の出現の減少の観点から、ナイロン−12が特に好ましい。このも
のはChesham Chemicals,Cunnigham House,Westfield Lane,Harrow,Middlesex, H
A3 9EDからOrgasol 2002シリーズの商品名で商業的に入手可能である。Orgasol
2002 EX D NATはここでの使用に特に好ましいものである。
【0017】脂肪酸のブレンド 本発明の第2の必須成分は脂肪酸のブレンドである。ここで使用されるブレン ドは、80%以上のモノ不飽和脂肪酸及び5%以下のポリ不飽和脂肪酸を含有す
るC12−C22の飽和及び不飽和脂肪酸の混合物である。
【0018】 ブレンドに含有される適当な飽和脂肪酸としては、化粧用組成物への使用に適
するC8−C22の飽和脂肪酸、例えばカプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、 パルミチン酸、ステアリン酸、アラキドン酸、ベヘニン酸、及びそれらの混合物
がある。10%以下の飽和脂肪酸を含有する脂肪酸のブレンドがここでは好まし
い。
【0019】 ブレンドに含有される適当なモノ不飽和脂肪酸としては、化粧用組成物への使
用に適するC8−C22のモノ不飽和脂肪酸、例えばパルミトール酸、ミリストオ レイン酸、及びオレイン酸がある。
【0020】 ブレンドに含有される適当なポリ不飽和脂肪酸としては、化粧用組成物への使
用に適するC8−C22のポリ不飽和脂肪酸、例えばリノール酸、リノレン酸、ア ラキドン酸、及びエルカ酸がある。
【0021】 C16−C20の、特にC16−C18の炭素原子を有する脂肪酸がここでは
好ましい。
【0022】 パルミチン酸(3%)、ステアリン酸(5%)、オレイン酸(86%)、リノール酸
(4%)及びリノレン酸(<0.5%)のブレンドがここでは特に好ましい(括弧内
のパーセントは全脂肪酸ブレンドの重量である)。このようなブレンドはChesha
m Chemicals Ltd.から商品名Florasun 90 SE として商業的に入手可能である。
【0023】 脂肪酸のブレンドは、組成物の約0.1重量%〜約20重量%、好ましくは約
0.1重量%〜約10重量%、よち好ましくは約1重量%〜約5重量%のレベル
で組成物中に存在する。
【0024】任意成分 広範で種々の任意成分を組成物に合体させることができる。下記のものは使用
することのできる種々の任意成分の非限定的例である。
【0025】ポリオールエステルスキンコンディショニング剤 ここでの使用に好ましい成分はポリオールエステルスキンコンディショニング
剤である。
【0026】 本発明の組成物は、好ましくは約0.01重量%〜約20重量%、より好まし
くは約0.1重量%〜約15重量%、特に約1重量%〜約10重量%のポリオー
ルエステルを含有する。
【0027】 ここでの使用に好ましいポリオールエステルは非吸蔵性(nonocclusive)液状又
は液化性ポリオールカルボン酸エステルである。これらのポリオールエステルは
1つのポリオールラジカル又は部分および1つ以上のカルボン酸ラジカル又は部
分から導かれる。換言すれば、これらのエステルはポリオールから導かれる1つ の部分とカルボン酸から導かれる1つ以上の部分を含有する。これらのカルボン
酸エステルはカルボン酸から導かれることもできる。カルボン酸及び脂肪酸とい
う用語は当業者にはしばしば互換して使用されるので、これらのカルボン酸エス
テルは液状ポリオール脂肪酸エステルと記載することもできる。
【0028】 本発明で使用される好ましい液状ポリオールポリエステルは、少なくとも4つ
の脂肪酸基でエステル化された、ある種のポリオール、特に糖及び糖アルコール
を含有する。従って、ポリオール出発物質は少なくとも4つのエステル化可能な
ヒドロキシル基を有していなければならない。好ましいポリオールの例は、モノ
サッカライド及びジサッカライドを含む糖、及び糖アルコールである。4つのヒ
ドロキシル基を有するモノサッカライドの例はキシロース及びアルビノース、お
よび5つのヒドロキシル基を有するキシロースから誘導される糖アルコール、即
ちキシリトールである。モノサッカライドであるエリスロースは3つのヒドロキ
シル基を有するから適当でないが、エリスロースから導かれる糖アルコール、即
ちエリスリトールは4つのヒドロキシル基を有するので使用することができる。
5つのヒドロキシル基を有する適当なモノサッカライドはガラクトース、フルク
トース、及びソルボースである。スクロースの加水分解生成物、並びにグルコー
ス及びソルボースから導かれる6つの-OH基を含有する糖アルコール、即ちソ ルビトールも適当である。使用することができるジサッカライドポリオールの例
は、マルトース、ラクトース、及びスクロースがあり、これら全て8つのヒドロ
キシル基を有する。
【0029】 本発明で使用されるポリエステルを製造するのに好ましいポリオールは、エリ
スリトール、キシリトール、ソルビトール、グルコース及びスクロースからなる
群から選ばれる。スクロースが特に好ましい。
【0030】 少なくとも4つのヒドロキシル基を有するポリオール出発物質は約8〜約22
の炭素原子を有する脂肪酸により、少なくとも4つの-OH基においてエスエル化
される。このような脂肪酸の例としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸
、ミリスチン酸、ミリストオレイン酸、パルミチン酸、パルミトール酸、ステア
リン酸、オレイン酸、リシノール酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリ
ン酸、アラキドン酸、ベヘニン酸、及びエルカ酸がある。脂肪酸は天然に生じる
又は合成の脂肪酸から導くことができる。脂肪酸は飽和又は不飽和であることが
でき、位置及び幾何学異性体を包含する。しかしながら、ここでの使用に好まし
い液状ポリエステルを提供するために、ポリエステル分子中に合体された少なく
とも約50重量%の脂肪酸は不飽和であるべきである。オレイン酸及びリノール
酸、及びそれらの混合物が特に好ましい。
【0031】 本発明で有用なポリオール脂肪酸ポリエステルは少なくとも4つの脂肪酸エス テル基を含有するべきである。ポリオールの全てのヒドロキシル基が脂肪酸でエ
ステル化されている必要はなく、ポリエステルは2つより多い未エステル化ヒド
ロキシル基を有することが好ましい。最も好ましのは、実質的に全てのポリオー
ルのヒドロキシル基が脂肪酸でエステル化されている、即ちポリオール部分が実
質的に完全にエステル化されていることである。ポリオール分子がエステル化さ
れた脂肪酸は同じでも混合物でもよいが、上記したように、液状性を与えるため
に実質量の不飽和酸エステルが存在しなければならない。
【0032】 上記の点を説明すると、スクロース脂肪酸トリエステルは、必要な4つの脂肪
酸エステル基を有していないので、ここでの使用には適さないであろう。スクロ
ーステトラ脂肪酸エステルは適しているが、2より多い未エステル化ヒドロキシ
ル基を有しているので好ましくない。スクロースヘキサ脂肪酸エステルは、2以
下の未エステル化ヒドロキシル基を有しているので、好ましいであろう。全ての
ヒドロキシル基が脂肪酸でエステル化された非常に好ましい化合物としては液状
スクロースオクタ-置換脂肪酸エステルがある。
【0033】 下記のものは、本発明での使用に適する少なくとも4つの脂肪酸エステル基を 有する特定のポリオール脂肪酸ポリエステルの例である:グルコーステトラオレ
エート、大豆油脂肪酸のグルコーステトラエステル(不飽和)、混合大豆油脂肪酸
のマンノーステトラエステル、オレイン酸のガラクトーステトラエステル、リノ
ール酸のアラビノーステトラエステル、キシローステトラリノレエート、ガラク
トースペンタオレエート、ソルビトールテトラオレエート、不飽和大豆油脂肪酸
のソルビトールヘキサエステル、キシリトールペンタオレエート、スクローステ
トラオレエート、スクロースペンタオレエート、スクロースヘキサオレエート、
スクロースヘプタオレエート、スクロースオクタオレエート、及びそれらの混合
物。
【0034】 上記したように、非常に好ましいポリオール脂肪酸エステルは脂肪酸が約14
〜約18の炭素原子を有するものである。
【0035】 ここでの使用に好ましい液状ポリオールポリエステルは、約30℃以下の、好
ましくは約27.5℃以下の、より好ましくは約25℃以下の完全融点を有する
。ここに報告される完全融点は示差走査熱量計(DSC)により測定される。
【0036】 ここでの使用に適するポリオール脂肪酸ポリエステルは当業者に周知の種々の
方法により製造することができる。これらの方法としては、種々の触媒を使用す
るメチル、エチル又はグリセロール脂肪酸エステルによるポリオールのトランス
エステル化;脂肪酸クロリドによるポリオールのアシル化;脂肪酸無水物による
ポリオールのアシル化;及び脂肪酸によるポリオールのアシル化。米国特許第2,
831,854号;Jandacekの米国特許第4,005,196号(1977年1月25日発行);Jandacek の米国特許第4,005,196号(1977年1月25日発行)参照。
【0037】油相 本発明の組成物は、ジェル、ローション、クリーム、水中油型エマルジョンな
どに配合することができる。組成物は連続油相及び非連続水性相を含有する油中
水型エマルジョンの形態であることが好ましい。油相はシリコーン油、非シリコ
ーン有機油、又はそれらの混合物を、液状ポリオールカルボン酸エステルと共に
含有することができる。
【0038】 好ましい態様においては、油相は揮発性シリコーン及び非揮発性シリコーンの
混合物を含有する。シリコーンはスキンコンディショニング性を与えるためにこ
こでは有用である。シリコーン流体は約1重量%〜約50重量%の量で存在する
。適当な揮発性シリコーンとしては環状及び線状揮発性ポリオルガノシロキサン
がある。用語「非揮発性」とは、物質が1気圧、25℃で0.1mmHg以下の
蒸気圧を有することを意味する。ここで使用される用語「揮発性」とは、非揮発
性でないか、又は上記と同じ条件で0.1mmHgを超える蒸気圧を有する物質
を意味する。
【0039】 種々の揮発性シリコーンの記載はToddらの”Volatile Silicone Fluids for C
osmetics”,91 Cosmetics and Toiletreis 27-32(1976)に見出される。
【0040】 好ましい環状シリコーンとしては、平均約3〜約9の珪素原子を有する環状ジ
メチルシロキサン鎖がある。好ましい線状シリコーンとしては、平均約3〜約9
の珪素原子を有するポリジメチルシロキサンがある。線状揮発性シリコーンは通
常25℃で約5センチストークス未満の粘度を有するが、環状シリコーンは約1
0センチストークス未満の粘度を有する。本発明で有用なシリコーンの例として
は、Dow Corning 344, Dow Corning 21330, Dow Corning 345,及びDow Corning
200 (Dow Corning Corp.により製造);Silicone 7207及びSilicone 7158(Union
Carbide Corp.により製造);SF:202(General Electricにより製造)及びSWS-0331
4(Stauffer Chemicalにより製造)がある。
【0041】 非揮発性シリコーンは上記したような蒸気圧を有するが、好ましくは25℃で
約10〜約100,000 cps、より好ましくは約100〜約10,000 cps、さらにより 好ましくは約500〜約6,000 cpsの平均粘度を有する。しかしながら、低粘度 非揮発性シリコーンコンディショニング剤も使用することができる。粘度はDow
Corning Corporate Test Method CTM0004,(1970年7月20日)に記載のようなガラ スキャピラリー粘度計により測定される。
【0042】 ここでの使用に適する非揮発性シリコーン流体としては、ポリアルキルシロキ
サン、 ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、アミノ官 能基置換体を有するポリシロキサン、ポリエーテルシロキサンコポリマー、及び
それらの混合物がある。本発明において有用なシロキサンは、局所化粧品として
の使用に適する限り、例えばメチル、ヒドロキシル、エチレンオキシド、プロピ
レンオキシド、アミノ及びカルボキシルを含む数々の部分で置換され及び/又は 末端キャップされていることができる。しかしながら、スキンコンディショニン
グ性を有する他のシリコーン流体も使用することができる。使用することのでき
る非揮発性ポリアルキルシロキサン流体としては、例えばポリジメチルシロキサ
ンがある。これらのシロキサンは、例えばGeneral Electric CompanyからViscas
ilシリーズとして、Dow Corning から Dow Corning 200シリーズとして入手可能
である。粘度は25℃で、約10mm2.s-1〜約100,000mm2.s-1の範囲であ ることが好ましい。使用することのできるポリアルキルアリールシロキサン流体
としては、例えばポリメチルフェニルシロキサンがある。
【0043】 これらのシロキサンは例えばGeneral Electric CompanyからSF 1075 methyl p
henyl fluidとして及びDow Corning から 556 Cosmetic Grade Fluidとして入手
可能である。使用することのできるポリエーテルシロキサンコポリマーとしては
、例えばポリプロピレンオキシド変性ジメチルポリシロキサン(例えば、Dow Co
rning DC-1248)があるが、エチレンオキシド、又はエチレンオキシドとプロピ レンオキシドの混合物も使用することができる。
【0044】 適当なシリコーン流体を開示する文献としては、GreenのUS-A-2,826,551;Dra
koffのUS-A=3,964,500 (1976年6月22日発行);ParderのUS-A-4,364,837;及びWo
olstonのGB-A-849,433がある。また、Petrarch System Inc.より頒布されたSili
cone Compounds,1984 は適当なシリコーン流体の広範な(排他的ではない)リス
トを提供する。
【0045】 ここでの使用に好ましい非揮発性シリコーンとしては、少なくとも1つのポリ
ジオルガノシロキサンセグメント及び少なくとも1つのポリオキシアルキレンセ
グメントを有するポリジオルガノシロキサン−ポリオキシアルキレンコポリマー
がある。ポリジオルガノシロキサンセグメントは下記一般式: RbSiO(4-b)/2 のシロキサン単位を有し、その際bは約0〜約3の値であり、コポリマー中の全
てのシロキサン単位の珪素当りほぼ2つのRラジカルの平均値であり、Rはメチ
ル、エチル、ビニル、フェニル、及び前記ポリオキシアルキレンセグメントがポ
リジオルガノシロキサンセグメントに結合する2価のラジカルから選ばれるラジ
カルである。ポリオキシアルキレンセグメントは少なくとも約500、好ましく
は少なくとも約1000の平均分子量を有し、約0〜約50モル%のポリオキシ
プロピレン単位及び約50〜約100モル%のポリオキシエチレン単位を含有し
、前記ポリオキシアルキレンセグメントの少なくとも1つの末端部分はポリジオ
ルガノシロキサンセグメントに直接又は間接的に共有結合又はグラフトされてお
り、前記ポリジオルガノシロキサンセグメントに結合していない前記ポリオキシ
アルキレンセグメントの末端部分はいずれも末端ラジカルで満たされている。前
記コポリマー中のポリジオルガノシロキサンセグメントとポリオキシアルキレン
セグメントの重量割合は約2〜約8の値を有することが好ましい。このような ポリマーはUS-A-4,268,499に記載されている。
【0046】 下記一般式を有するポリジオルガノシロキサン−ポリオキシアルキレンセコポ
リマーはここでの使用に好ましいものである:
【0047】
【化1】
【0048】 式中、R1はC1からC5のアルキル基、好ましくはメチルであり、zは1から 4の範囲であり、x及びyはポリジオルガノシロキサンセグメントとポリオキシ
アルキレンセグメントの重量割合が約2〜約8であるように選ばれ、a:(a+ b)のモル比は約0.5〜約1であり、Rは鎖停止基であり、特に水素;ヒドロ キシ;メチル、エチル、プロピル、ブチル、ベンジルのようなアルキル;メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシのようなアルコキシ;ベンゾイルオキシ;
フェノキシのようなアリールオキシ;ビニロキシ及びアリロキシのようなアルケ
ニルオキシ;アセトキシ、アクリロキシ、及びプロピオノキシのようなアシロキ
シ;及びジメチルアミノのようなアミノから選ばれる。
【0049】 ここでの使用により好ましいものは下記一般式のポリジオルガノシロキサン−
ポリオキシアルキレンコポリマーである:
【0050】
【化2】
【0051】 式中、x、y及びRは上記定義と同じ。
【0052】 コポリマー中のセグメントの数及び平均分子量は、コポリマー中のポリジオル
ガノシロキサンとポリオキシアルキレンの重量割合が好ましくは約2.5〜約4
.0であるような値である。
【0053】 適当なコポリマーは商品名BelsilでWacker-Chemie GmbHから、及び商品名Abil
でTh.Goldschmidt Ltd.から商業的に入手可能である。Belsil 6031, Abil B8818
3,DC3225C,DC5200,Abil We09及びAbil EM90がここでの使用に特に好ましい。こ こで好ましいシリコーンはジメチコーンコポリオールとしてCTFA認証により
公知のものである。
【0054】 本発明の組成物は約20重量%〜約95重量%の油相を含有することが好まし
い。油相は好ましくは約0.01重量%〜約25重量%、より好ましくは約0.
05重量%〜約15重量%の非揮発性シリコーンの油相を含有する。油相は好ま
しくは約35重量%〜約95重量%、より好ましくは約45重量%〜約75重量
%の揮発性シリコーンの油相を含有する。
【0055】 本発明における油中水型エマルジョン中の油相は、成分が皮膚軟化化粧特性を
達成するために有用なポリオールカルボン酸エステル、例えば鉱物油、植物油、
及び動物油、油脂及びワックス、脂肪酸エステル、脂肪アルコール、脂肪酸及び
それらの混合物から選ばれる天然又は合成油と共に(上記の脂肪酸ブレンド中に
存在するものと共に)、1種以上の非シリコーン有機油を含有することもできる 。油相は、例えば約15%まで、好ましくは約5%までの油相可溶乳化成分を含
有することができるものと理解される。このような成分は油相レベルを決定する
観点からは油相成分として考慮されない。
【0056】 ここでの使用に適する有機油は、例えば場合によりヒドロキシ置換されたC8 −C50不飽和脂肪酸及びそのエステル、C8−C30飽和脂肪酸のC1−C24エステ
ル、例えばイソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、セチルパル
ミテート及びオクチルドデシルパルミテート(Wickenol 142)、蜂蝋、飽和及び不
飽和脂肪アルコール、例えばベヘニルアルコール及びセチルアルコール、炭化水
素、例えば鉱物油、ペトロラタム及びスクアラン、脂肪ソルビタンエステル(Sei
denのUS-A-3988255,1976年10月26日発行参照)、ラノリン及びラノリン誘導体、 動物及び植物性トリグリセリド、例えばアーモンド油、ピーナッツ油、小麦油、
亜麻仁油、ジョジョバ油、あんず種、くるみ、椰子の実、ピスタチオナッツ、ご
ま種及び葉種の油、杜松油、コーン油、桃種油、ポピー種油、松根油、ひまし油
、大豆油、アボカド油、べにはな油、ココナッツ油、ハーゼルナッツ油、オリー
ブ油、葡萄種油、シアバター、ショレア(shorea)バター及びひまわり種油、およ
びダイマー及びトリマー酸のC1−C24エステル、例えばジイソプロピルジメレ ート、ジイソステアリルジマレート及びトリイソスエアリルトリメレートがある
。上記のうち、鉱物油、ペトロラタム、不飽和脂肪酸及びそのエステル、及びそ
れらの混合物が非常に好ましい。
【0057】 組成物はさらに、組成物の約10重量%〜約60重量%、好ましくは約30重
量%〜約50重量%のレベルで水を含有することが好ましい。
【0058】酸性スキンケア活性剤 本発明の組成物は酸性スキンケア活性剤を含有することができる。 適当な酸性スキンケア活性剤はヒドロキシカルボン酸から選ばれる。ここで使
用される用語、酸性スキンケア活性剤は酸性官能基(例えば、カルボキシ、スル
ホン)を含有する如何なるスキンケア活性剤をも意味する。
【0059】 適当なヒドロキシカルボン酸は下記化学構造を有するヒドロキシモノカルボン
酸から選ぶことができる: R1(CR2OH)m(CH2)nCOOH 式中、R1,R2はH,1から25の炭素原子を有する、飽和又は不飽和の、直鎖
及び分岐鎖又は環状型のアルキル、アラルキル又はアリール基であり;mは1、
2、3、4、5、6、7、8又は9であり;nは0又は23までの数である。
【0060】 ヒドロキシモノカルボン酸は遊離酸、ラクトン、又は塩の形態として存在する
ことができる。ラクトンの形態は内部又は分子間ラクトンであることができるが
、最も普通の形態はヒドロキシル基とカルボキシル基の間の1つ以上の水分子の
除去により形成される環構造を有する分子間ラクトンである。ヒドロキシモノカ
ルボン酸は本来有機性であるから、水酸化アンモニウム、水酸化ナトリウム又は
カリウム又はトリエタノールアミンのような無機又は有機塩基との錯体又は塩を
形成することができる。
【0061】 ヒドロキシモノカルボン酸及びその関連化合物はD、L及びDL形態のような
立体異性体として存在することができる。
【0062】 R1及びR2についての典型的なアルキル、アルアルキル及びアリール基として
はメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ベンジル及びフェニルがある。R 1 及びR2の水素原子及び(CH2)nは非官能性元素、例えばF,Cl,Br,I,
S又は1から9の炭素原子を有する飽和又は不飽和の低級アルキル又はアルコキ
シのようなラジカルにより置換されていることができる。代表的なヒドロキシモ
ノカルボン酸は2-ヒドロキシ酢酸(グリコール酸)、2-ヒドロキシプロピオン酸( 乳酸)、2-メチル-2-ヒドロキシプロピオン酸(メチル乳酸)、2-ヒドロキシ酪酸、
フェニル2-ヒドロキシ酢酸(マンデル酸)、フェニル2-メチル-2-ヒドロキシ酢酸 、3-フェニル2-ヒドロキシプロピオン酸(フェニル乳酸)、2,3-ジヒドロキシプロ
ピオン酸(グリセリン酸)、2,3,4-トリヒドロキシ酪酸、2,3,4,5-テトラヒドロキ
シペンタン酸、2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキサン酸、2-ヒドロキシドデカン
酸(α-ヒドロキシラウリン酸)、2,3,4,5,6,7-ヘキサヒドロキシヘプタン酸、ジ フェニル2-ヒドロキシ酢酸(ベンジリン酸)、4-ヒドロキシマンデル酸、4-クロロ
マンデル酸、3-ヒドロキシ酪酸、4-ヒドロキシ酪酸、2-ヒドロキシヘキサン酸、
5-ヒドロキシドデカン酸、12-ヒドロキシドデカン酸、10-ヒドロキシデカン酸、
16-ヒドロキシヘキサデカン酸、2-ヒドロキシ-3-メチル酪酸、2-ヒドロキシ-4- メチルペンタン酸、3-ヒドロキシ-4-メトキシマンデル酸、4-ヒドロキシ-3-メト
キシマンデル酸、2-ヒドロキシ-2-メチル酪酸、3-(2-ヒドロキシフェニル)乳酸 、3-(4-ヒドロキシフェニル)乳酸、ヘキサヒドロマンデル酸、3-ヒドロキシ-3- メチルペンタン酸、4-ヒドロキシデカン酸、5-ヒドロキシデカン酸及びアレウリ
チン酸がある。
【0063】 ここでの使用に適するヒドロキシ酸の他のタイプは下記式を有するヒドロキシ
ジカルボン酸である: HOOC(CHOH)m(CH2)nCOOH 式中、mは1、2、3、4、5、6、7、8又は9であり;nは0又は23まで
の整数である。
【0064】 ヒドロキシジカルボン酸は遊離酸、ラクトン又は塩の形態で存在することがで
きる。ヒドロキシジカルボン酸及びその関連化合物はD、L、DL及びメソ形態
のような立体異性体として存在することができる。
【0065】 炭素原子に結合している水素は非官能性元素、例えばF,Cl,Br,I,S
又は1から9の炭素原子を有する飽和又は不飽和の低級アルキル又はアルコキシ
のようなラジカルにより置換されていることができる。
【0066】 代表的なヒドロキシジカルボン酸は2-ヒドロキシプロパンジオン酸(タートロ ン酸)、2-ヒドロキシブタンジン酸(マリン酸)、エリスラリン酸及びスレアリ ン酸(タータリン酸)、アラビラリン酸、リバリン酸、キシラリン酸及びリキサリ
ン酸、グルカリン酸(サッカリン酸)、ガラクタリン酸(ムシン酸)、マンナリン酸
、グラリン酸、アラリン酸、アルトラリン酸、イダリン酸及びタラリン酸である
【0067】 ここでの使用に適するヒドロキシ酸の第3のタイプは、上記の第1及び第2のタ イプの上記した一般構造では容易に表わせないその他のグループの化合物である
【0068】 ヒドロキシ酸の第3のタイプは下記のものが含まれる: 式:R(OH)m(COOH)n のヒドロキシカルボン酸。 式中、m,nは1、2、3、4、5、6、7、8又は9であり、RはH、1から 25の炭素原子を有する、飽和、直鎖及び分岐鎖又は環状型のアルキル、アルア
ルキル又はフェニル基である。くえん酸、イソくえん酸、シトラマル酸、アガリ
シン酸(n-ヘキサデシルくえん酸)、キナ酸、グルクロン酸を含むウロン酸、グル
クロノラクトン、ガラクツロン酸、ガラクツロノラクトン、ヒドロキシアスコル
ビン酸、ヒドロキシピバリン酸ホスフェート、アスコルビン酸、ジヒドロアスコ
ルビン酸、ジヒドロ酒石酸,2-ヒドロキシ-2-メチル酪酸、1-ヒドロキシ-1-シク ロプロパンカルボン酸、2-ヒドロキシヘキサネジアル5-ヒドロキシリシン、3-ヒ
ドロキシ-2-アミノペンタン酸、トロパ酸、4-ヒドロキシ-2,2-ジフェニル酪酸、
3-ヒドロキシ-3-メチルグルタル酸、及び4-ヒドロキシ-3-ペンテン酸。
【0069】 第3のタイプのヒドロキシ酸は遊離酸、ラクトン又は塩の形態で存在すること がで、またD、L、DL及びメソ形態のような立体異性体として存在することも
できる。
【0070】 炭素原子に結合している水素は非官能性元素、例えばF,Cl,Br,I,S
又は1から9の炭素原子を有する飽和又は不飽和の低級アルキル又はアルコキシ
のようなラジカルにより置換されていることができる。
【0071】 ヒドロキシ酸の混合物も本発明の組成物に使用することができる。ヒドロキシ
酸は皺の減少及び皮膚の感触及び外観の改良の点から有用である。 ここで使用される他の適当なヒドロキシ酸としてはサリチル酸、レチン酸、及
びアゼライン酸がある。
【0072】 ここでの使用に好ましい酸性スキンケア活性剤としては、サリチル酸、レチン
酸、アゼライン酸、乳酸、グルコール酸、ピルビン酸、及びそれらの混合物があ
り、より好ましくはサリチル酸及びアゼライン酸であり、特にサリチル酸である
。サリチル酸はここでは抗ビキニ剤として有用である。
【0073】 酸性スキンケア活性剤は、組成物の約0.1重量%〜約10重量%、好ましく
は約0.1重量%〜約5重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約3重量%の
レベルで存在させることが好ましい。
【0074】 酸性スキンケア活性剤は水又はヒドロアルコール性溶液、例えばC2−C6アル
コール、ジオール及びポリオールに基づく溶液に溶解される。好ましいアルコー
ルはエタノール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレング
リコール、及びそれらの混合物から選ばれる。アルコールは約1%〜約20%の
レベルで組成物中に存在させることが好ましい。最終の水性/ヒドロアルコール 性スキンケア活性剤溶液は周囲温度(25℃)で約pKa+1未満のpHを有する ことが好ましい。pKaは完全にプロトン化されたスキンケア活性剤についての 対数酸性度定数である。好ましい態様においては、最終溶液のpHは約pKa未 満である。
【0075】 かくして、対数酸性度定数は平衡 HnA=H++Hn-1- に関連して定義される。式中、HnAは完全にプロトン化された酸であり、 Hn-1Aは1つのプロトンの損失に対応する酸の共役塩基である。
【0076】 従って、この平衡の酸性度定数は
【0077】
【化3】
【0078】 この明細書の目的のためには、酸性度定数は25℃及びゼロイオン強度で定義
される。可能な場合は文献値が採用される(Stability Constants of Metal-Ion
Complexes, Special Publication No.25, The Chmical Society,London参照); 疑いが生じた場合は、ガラス電極を用いて電位差滴定により決定される。
【0079】 ここで使用されるスキンケア活性剤のpKaは好ましくは約1〜約5.5、よ り好ましくは約2〜約4.5、特に約2〜約4の範囲である。
【0080】 組成物がスキンケア活性剤を含有する場合、水性相のpHは好ましくは約6未
満、より好ましくは約2〜約5、特に約2.5〜約4である。約5未満のpH値
では、水性相はポリアクリル又はポリメタクリル酸又はエステルのような酸ラベ
ル種がないことが好ましい。
【0081】 本発明の組成物はスキンケア活性剤を溶解させるための可溶化剤を含有するこ
とができる。化粧用組成物に使用されるいかなる可溶化剤も使用することができ
る。ここでの好ましい可溶化剤はC4からC22のアルコールのポリオキシプロ
ピレンエーテル、約15より大きい、好ましくは約18より大きいHLBを有す
るポリエチレングリコールベースのノニオン性界面活性剤、及びそれらの混合物
から選ばれる。
【0082】 ここでの使用に適するピロリドンベースの可溶化剤としては、約1500〜約1,50
0,000、好ましくは約3000〜約700,000、より好ましくは約5000〜約100,000の範 囲の分子量(粘度平均)を有するC1−C4アルキルポリビニルピロリドン又はポ
リビニルピロリドンがある。ピロリドンベースの可溶化剤の適当な例はポリビニ
ルピロリドン(PVP)(又はポビドン)及びブチル化ポリビニルピロリドンであ
る。ここで最も好ましいピロリドンベースの可溶化剤はポリビニルピロリドンで
ある。PVPはLuviskolの商品名でBASFから商業的に入手可能である。ここで好
ましいPVP可溶化剤は約9000の粘度平均分子量を有するLuviskol K 17 である
。ここで使用される他のピロリドンベースの可溶化剤としてはC1−C18アルキ ル又はヒドロキシアルキルピロリドン、例えばラウリルピロリドンがある。
【0083】 ピロリドンベースの可溶化剤は、好ましくは組成物の約0.1重量%〜約10
重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約5重量%、特に約0.5重量%〜約
2重量%のレベルで組成物中に存在する。酸性スキンケア活性剤:ピロリドンベ
ースの可溶化剤の重量割合は好ましくは約10:1から約1:10、より好まし
くは約5:1から約1:5の範囲である。
【0084】 本発明の好ましい態様は、付加的に約0.01重量%〜約5重量%の、対応す
る酸のpKaに等しいか又はそれ未満のpH値で水に可溶な付加的酸又はその塩 を含有することである。その酸は例えばくえん酸、硼酸及び塩、及びそれらの混
合物から選ばれる。これらの物質は酸性スキンケア活性剤の可溶化を助ける点か
ら、ここではピロリドンベースの可溶化剤と組み合わせることで役立つ。この点
から、くえん酸のナトリウム塩がここでは特に好ましい。好ましい態様において
は、それらの酸又は塩は25℃で少なくとも5w/w%のレベルで可溶である。
【0085】 本発明の組成物中の好ましい可溶化剤は、C4−C22アルコールのポリオキシ エチレン-ポリオキシプロピレンエーテル、及びそれらの混合物から選ばれるノ ニオン性界面活性剤である。ノニオン性界面活性剤は不連続水性相中で酸性スキ
ンケア活性剤の可溶化剤として役立つ。ここでの使用に適当なC4−C22アルコ ールのポリオキシエチレン-ポリオキシプロピレンエーテルとしては下記一般式 を有するものがある:
【0086】
【化4】
【0087】 式中、xは約1〜約35、好ましくは約1〜約10の範囲であり、yは約1〜約
45、好ましくは約1〜約30の範囲であり、Rは直鎖及び分岐鎖のC4−C22 アルキル基又はそれらの混合物である。好ましい態様においては、(x+y)は5
より大きいか、又はそれに等しく、好ましくは10より大きいか、又はそれに等
しく、より好ましくは15より大きいか、又はそれに等しい。x:yの割合は1
:1から1:10の範囲である。
【0088】 上記式中の適当なR基の例としてはセチル、ブチル、ステアリル、セテアリル
、デシル、ラウリル及びミリスチルがある。 適当なポリオキシエチレン-ポリオキシプロピレンアルコールエーテルとして は、(CTAFA承認)PPG-4-Ceteth-1、PPG-4-Ceteth-5、PPG-4-Ceteth-10、PPG
-4-Ceteth-20、PPG-5-Ceteth-20、PPG-8-Ceteth-1、PPG-8-Ceteth-2、PPG-8-Cet
eth-5、PPG-8-Ceteth-10、PPG-8-Ceteth-20、PPG-2-Buteth-3、PPG-2-Buteth-5 、PPG-5-Buteth-7、PPG-9-Buteth-12、PPG-28-Buteth-35、PPG-12-Buteth-16、P
PG-15-Buteth-20、PPG-20-Buteth-30、PPG-24-Buteth-27、PPG-26-Buteth-26、P
PG-33-Buteth-45、PPG-2-Ceteareth-9、PPG-4-Ceteareth-12、PPG-10-Ceteareth
-20、PPG-2-Deceth-10、PPG-4-Deceth-4、PPG-6-Deceth-4、PPG-6-Deceth-9、PP
G-8-Deceth-6、PPG-2-Isodeceth-4、PPG-2-Isodeceth-6、PPG-2-Isodeceth-9、P
PG-2-Isodeceth-12、PPG-3-Isodeceth-1、PPG-4-Laureth-5、PPG-4-Laureth-2、
PPG-4- Laureth-7、PPG-5-Laureth-5、PPG-25-Laureth-25、PPG-3-Myreth-11、P
PG-3-Myreth-3及びPPG-9-Steareth-3がある。
【0089】 ここでの使用に好ましいポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンエーテル
は式(I)においてxが2〜12であり、yが10〜30であり、x:yの割合が
約1:2〜約1:8であるC8からC16のエーテルである。
【0090】 ここでの使用に特に好ましいC4からC22アルコールのポリオキシエチレン
−ポリオキシプロピレンエーテルは、上記式(I)においてRがセチルであり、x
が約4〜約8の範囲であり、yが約15〜約25の範囲であり、x:yの割合が
約1:3〜約1:5の範囲にあるものである。酸性スキンケア活性剤の溶解性の
改良の点から特に好ましいエーテルはPPG-5-Ceteth-20であり、Procetyl AWSの 商品名で入手可能である。
【0091】 ここでの可溶化剤は、好ましくは組成物の約0.1重量%〜約15重量%、よ
り好ましくは約1重量%〜約10重量%、特に約2重量%〜約8重量%のレベル
で存在する。
【0092】 ここでの好ましい態様は顔料又は顔料混合物を含有する。ここで使用される顔
料は組成物中に存在するいかなる酸性スキンケア活性剤とも相溶性であり且つ優
れた全体的な着色安定性を有しなければならない。ここでの使用に適する顔料は
無機及び/又は有機であることができる。また、艶消し仕上げ剤、及び光遮蔽剤 のような低い色及び艶を有する物質も顔料という用語に包含される。適当な顔料
の例は酸化鉄、ルチル二酸化チタン、アナターゼ二酸化チタン、酸化第2鉄、酸
化第1鉄、酸化クロム、水酸化クロム、紫マンガン、アクリルグルタメート酸化 鉄、ウルトラマリンブルー、D&C染料、カルミン、及びそれらの混合物である
。メーキャップ組成物、例えばファンデ―ション又はブラッシャーのタイプによ
り、顔料の混合物が通常使用されるであろう。
【0093】 ファンデーション組成物は少なくとも1種の艶消し仕上げ剤を含有することが できる。艶消し仕上げ剤の機能は皮膚の窪みを隠すこと及び光沢を減らすことで
ある。このような商業的に入手可能な無機剤、即ちCTFA Cosmetic Ingredie
nt Dictionary 第3版に包含されるもの、例えばシリカ、水和シリカ、シリコー ン処理シリカビーズ、マイカ、タルク、ポリエチレン、二酸化チタン、ベントナ
イト、ヘクトライト、カオリン、チョーク、珪藻土、アタプルジャイト酸化亜鉛
などを使用することができる。艶消し仕上げ剤として特に有用なものは、硫酸バ
リウムで被覆されたチタン化マイカ(二酸化チタンで被覆されたマイカ)のよう
な低い艶の顔料である。艶消し仕上げ低艶顔料として有用な無機成分としては、
タルク、ポリエチレン、水和シリカ、カオリン、二酸化チタン、及びそれらの混
合物が特に好ましい。光遮蔽剤としてここでの使用に適当な物質は、約100ミ
クロンまで、好ましくは約5〜約50ミクロンの粒度を有する球型の無機物質、
例えば球状シリカ粒子と一般に記述することができる。
【0094】 顔料の他の例としては有機着色剤のレーキ、例えばFD&C赤No.7カルシウム
レーキ、FD&C黄No.5アルミニウムレーキ、D&C赤No.9バリウムレーキ及び
D&C赤No.30がある。
【0095】 湿潤性、皮膚感触、皮膚外観及びエマルジョン相溶性の点でここでの使用に好
ましい顔料は処理顔料である。顔料はリシンのようなアミノ酸、シリコーン、ラ
ウロイル、コラーゲン、ポリエチレン、レシチン及びエステルオイルのような化
合物で処理することができる。より好ましい顔料はシリコーン(ポリシロキサン)
処理顔料である。
【0096】 ここでの使用に非常に好ましい顔料はポリオルガノシロキサン又はシランから
選ばれるオルガノシリコン成分で被覆されている顔料であり、その際被覆された
顔料はその約2.0未満、好ましくは約1.0未満、より好ましくは約0.5ml
未満、特に0.5ml H2/g未満の水素電位を有する。 ここでの使用に好ましい顔
料は粒状形態である。顔料は本発明の組成物中の連続油相中に合体される。使用
された被覆は共有結合、物理吸着又は接着により、好ましくは共有結合により顔
料表面に結合されることができる。ここでの被覆の機能は顔料が疎水的に変性さ
れるので、顔料はシリコーン中水型エマルジョンの連続シリコーン相中で湿りう
る。被覆された顔料も水素ガス発生の減少及び製品安定性の点から、ここでは有
用である。
【0097】 理論に拘束されないが、顔料は油中水型エマルジョンの油相中に存在するが水
性相からの水素イオンはエマルジョンの界面から油相中に通過し、その際顔料は
顔料被覆との反応、例えば水素ガスを放出することに利用されるものと思われる
。しかしながら、被覆顔料の約2ml H2/gの水素電位を有するオルガノシリコン 被覆顔料の使用により、水素ガスの発生は減少される。
【0098】 被覆顔料の水素電位は、ここでは下記の方法を用いて測定される; 20gの被覆顔料を含有する被覆顔料の分散液を電磁攪拌機付きフラスコに入
れ、水酸化カリウムの2%エタノール性溶液100mlを周囲温度で攪拌しながら
加える。発生する水素ガスを周囲温度及び圧力(25℃,1気圧)で第2フラス コ中に集める。従って、放出された水素ガスは容積で測定することができる。
【0099】 広範で種々のオルガノシリコン成分をここでの顔料の処理に使用することがで
きる。ここで適当なポリオルガノシロキサンは下記のものから選ばれる: (A)式:(R1)3SiO-(Si(R23)O)p-Si(R23)OA2 の物質 式中、pは1から1000、好ましくは1から100であり、A2は水素又は 1から30の炭素原子を有するアルキル基であり、R1はC1−C30のアルキル、
好ましくはメチルであり、R2及びR3は独立してC1−C30のアルキル及びフェ ニルから選ばれ、好ましくはR2及びR3は両方ともメチルであるか、R2はメチ ルでR3はフェニルであり;又は
【0100】 (B)式:(R1)3SiO-(Si(R2)(H)-O)i-Si(R1)3 の物質 式中、iは1から1000、好ましくは1から100であり、R1及びR2は式 (A)の定義と同じである。
【0101】 好ましい態様においては、オルガノシリコン成分はシランから選ばれる。シラ
ンは式: (C) A1SiX123 の物質 から選ばれる。式中、Aは1から30の炭素原子を有するアルキル基又はアルケ
ニル基であり、X1、X2及びX3は独立してC1−C4のアルコキシ、好ましくは メトキシ又はエトキシ、又はハロ、好ましくはクロロである。
【0102】 ここでの顔料が上記した式(C)を有するシラン物質で処理されているときは
、下記式(1)を有する顔料が製造される: P-O-Si(OH)(A)-[-O-Si(OH)(A)-]0-100-OH (1) 式中、Pは顔料表面の原子であり、Aの各々は30までの炭素原子を有するアル
キル又はアルケニル基である。式(1)に示すように隣接したポリシロキサン鎖
の数は酸素原子を介して架橋され、顔料表面から延びるポリシロキサン鎖と共に
、100までの顔料表面に沿って延びる繰り返し-Si(-OP)-O-単位を有する
ポリシロキサン鎖を形成することができる。線状又は分岐状アルキル基の例はメ
チル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、
そしてオクタデシルまでである。「アルケニル」は1つ以上の二重結合を有する
炭素鎖を包含する。このような基の例としては、エチレン、プロピレン、アクリ
ル、メタクリリル、及びオレイン(C1733-)、リノレイン(C1731-)、及びリ
ノレニン(C1729-)のような不飽和脂肪酸の残基がある。
【0103】 ここでの顔料が上記した式(A)を有するシラン物質で処理されているときは
、下記式(2)を有する顔料が製造される: P-O-(Si(R12)Op-Si(R1)3 (2) 式中、pは1から1000、好ましくは1から100であり、R1及びR2は式( A)の定義と同じであり、Pは顔料表面の原子である。
【0104】 ここでの顔料が上記した式(B)を有するシラン物質で処理されているときは
、下記式(3)を有する顔料が製造される: (R13SiO-[Si(R2)(-OP)-O-]p-Si(R1)3 (3) 式中、Pは顔料表面の原子であり、pは1から1000、好ましくは1から10
0であり、R1及びR2は式(B)の定義と同じであり、その際100までの繰り返
し(Si-O)単位の各々は酸素原子を介して顔料表面と結合されている。
【0105】 顔料(又は2種以上の顔料の混合物)は、オルガノシリコン成分を加えて、及 び混合してミキサー中で乾いた細粉された形態で、顔料に置くことにより被覆す
ることができる。オルガノシリコン被覆は、オルガノシリコンが被覆された顔料
の、好ましくは約0.01重量%〜約5重量%、より好ましくは約0.1重量%
〜約4重量%、特に約0.5重量%〜約2重量%のレベルで存在する。
【0106】 水素ガス発生の減少及び製品安定性の改良の点から、最も好ましい被覆顔料は
Cardre 70429である。
【0107】 被覆顔料の全濃度は全組成物の約0.1重量%〜約25重量%、好ましくは約
1重量%〜約15重量%、より好ましくは約8重量%〜約12重量%であり、実
際の濃度は、所望の陰を達成する為に、ファンデーションメーキャップ又はブラ
ッシャーに使用するために選ばれる顔料の特定の混合物に依存する。好ましい組
成物は約2重量%〜約20重量%、最も好ましくは約5重量%〜約10重量%の
二酸化チタンを含有する。
【0108】 本発明の組成物の非常に好ましい成分は保湿剤又は保湿剤の混合物である。こ
こでの保湿剤又は保湿剤の混合物は、組成物の約0.1重量%〜約30重量%、
好ましくは約1重量%〜約25重量%、より好ましくは約1重量%〜約10重量
%の量で存在する。適当な保湿剤は、グリセリン及び25℃で300,000〜1,100,0
00cpsの粘度;25℃で1〜1.2 g/mlの比重;5.0〜5.5のpH;33〜
58%の結合水含量;及び5〜20%の遊離水含量を有するポリグリセリルメタ
クリレート潤滑剤から選ばれる。
【0109】 保湿剤は少なくとも部分的に油中水型エマルジョンの油相中に合体することが
できる。油相は組成物基準で、好ましくは約0.1重量%〜約10重量%、より
好ましくは約0.1重量%〜約3重量%の保湿剤を含有する。保湿剤は粒状親油
性又は疎水性キャリヤー物質と共に又は合体された混合物の形態で油相中に導入
される。
【0110】 所望の性質を有するポリグリセリルメタクリレート潤滑剤はGuardian Chemica
l Corp.よりLubrajelの商品名で上市されている。Lubrajel DV,Lubrajel MS, 及び Lubrajel CGといわれるLubrajel が本発明において好ましい。これらの商 品名で販売されているゲル化剤は約1%のプロピレングリコールを含有する。
【0111】 他の適当な保湿剤としてはソルビトール、パンテノール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ア
ルコキシル化グルコース誘導体、例えばGlucam E-20、ヘキサントリオール、及 びグルコースエーテル、及びそれらの混合物がある。
【0112】 パンテノール湿潤剤はD-パンテノール([R]-2,4-ジヒドロキシ-N-[3-ヒドロキ
シプロピル])-3,3-ジメチルブタミド)、DL-パンテノール、カルシウムパントテ ネート、ロイヤルゼリー、パンテチン、パントテチン、パンテニルエチルエーテ
ル、パンガミン酸、ピリドキシン、パントイルラクトース、及びビタミンB錯体
から選ぶことができる。ここで好ましい保湿剤はグリセリンである。化学的には
、グリセリンは1,2,3-プロパントリオールであり、商業製品である。
【0113】 本発明のメーキャップ組成物は粒状の架橋疎水性アクリレート又はメタクリレ
ートコポリマーを含有することができる。このコポリマーは、効果的な湿潤利益
を与えることを助けながら光沢を減少し且つ油を調節するのに特に役立つ。架橋
疎水性ポリマーは全体に均一に分散され且つコポリマー格子内に封じ込められた
少なくとも1種の活性成分を有するコポリマー格子の形態であることが好ましい 。代わりに、疎水性ポリマーは約50〜500m2/g、好ましくは100〜300
m2/gの範囲の表面積(N2-BET)及びそこに吸収された活性成分を有する多孔性粒子
の形態であることができる。
【0114】 架橋疎水性ポリマーは、ここで使用する場合、約0.1重量%〜約10重量%
の量であり、外部シリコーン含有油相中に合体されることが好ましい。活性成分
は皮膚調和性油、皮膚調和性保湿剤、皮膚軟化剤、湿潤剤、及びサンスクリーン
剤の1種以上又はそれらの混合物であることができる。ポリマー物質は粉末の形 態であるこができ、該粉末は粒子の結合系である。粉末粒子の系は平均直径で約
1ミクロン未満の単位粒子、平均直径で約20〜約100ミクロンの範囲の寸法
の融合単位粒子の凝結体(agglomerate)及び平均直径で約200〜約1200ミ クロンの範囲の寸法の融合凝結体の集落の凝集体(aggregate)を含む格子を形成 している。
【0115】 活性成分のキャリヤーとして用いることができる本発明の粉末物質は架橋され
た「後吸収された」疎水性ポリマー格子と広義に記述することができる。該粉末
は、固体、液体又は気体の形態である活性剤を封じ込め又は分散している。格子
は粒状の形態であり、活性物質が配合されたときに、自由流動性の別々の固体粒
子を構成する。格子は予め決められた量の活性物質を含有することができる。ポ
リマーは下記の構造式を有する:
【0116】
【化5】
【0117】 式中、xとyの比は80:20であり、R’は-CH2CH2-であり、R”は-(C
2)11CH3である。
【0118】 ここでの使用に適当な疎水性ポリマーは高架橋ポリマー、特に例えばDow Corn
ing Corp.で製造され、POLYTRAPの商品名で販売されているような高架橋ポリメ タクリレートコポリマーである。これは超軽量自由流動性白色粉末であり、粒子
は同時に自由流動粉末性を維持しながら、親油性液体及び幾つかの疎水性液体を
高いレベルで吸収しうるものである。粉末の構造は約20〜約100ミクロンの
凝結体に融解された1ミクロン未満の単位粒子の格子からなり、該凝結体は約2
00〜約1200ミクロンサイズのマクロ粒子又は凝集体に緩やかに密集してい
る。ポリマー粉末はその重量の4倍程度の流体、皮膚軟化剤、分散液又は熔融固 体を含有することができる。
【0119】 ポリマー粉末への活性剤の吸収はステンレススチール混合ボウル及びスプーン
を用いて果たすことができ、その際活性剤が粉末中に加えられ、スプーンは活性
剤をポリマー粉末中に穏やかに混ぜ合わせるために用いられる。低粘度流体は流
体をポリマー含有の密閉可能容器に加えることにより吸収され、ついでコンシス
テンシーに達するまで、物質がかき混ぜられる。より精巧なブレンド装置、例え
ばリボン又はツインコーンブレンダーを使用することもできる。ここでの使用に
好ましい活性成分はグリセリンである。保湿剤:キャリヤーの重量比は約1:4
〜約3:1であることが好ましい。
【0120】 高架橋ポリメタクリレートコポリマーとして、Microsponge 5640も適している
。このものは約0.01μm〜約0.05μmの気孔度及び200−300 m2/
gの表面積を有する架橋疎水性ポリマーの通常球状の粒子の形態である。このも のは上記したレベルで保潤剤と配合することが好ましい。
【0121】 本発明の組成物は好ましくは約0.01重量%〜約10重量%、より好ましく
は約0.02重量%〜約2重量%、特に約0.02重量%〜約0.5重量%のレ
ベルで親水性ゲル化剤を含有することもできる。ゲル化剤は好ましくは少なくと
も約4000 mPa.s、より好ましくは少なくとも約10,000 mPa.s、特に約50,000 mPa
.sの粘度(1%水溶液,20℃,Brookfield RVT)を有する。
【0122】 適当な親水性ゲル化剤は一般に水溶性又はコロイド水溶性ポリマーと記述する
ことができ、セルロースエーテル(例えば、ヒドロキシエチルセルロース、メチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、ポリビニルアルコール
、Polyquaternium-10、グアガム、ヒドロキシプロピルグアガム、及びキサンタ ンガムが包含される。
【0123】 B.F.Goodrich CompanyよりCarbopol resinの商品名で販売されているアクリル
酸/アルキルアクリレートコポリマー及びカルボキシビニルポリマーは適当な親 水性ゲル化剤である。これらの樹脂は、例えばポリアリルスクロース又はポリア
リルペンタエリスリトールのような架橋剤0.75%〜2.00%で架橋された
アクリル酸のコロイド水溶性ポリアルケニルポリエーテル架橋ポリマーから本質
的になるものである。例としてはCarbopol 934, Carbopol 940,Carbopol 950 ,Carbopol 980, Carbopol 951 及び,Carbopol 981 がある。Carbopol 934 は、
各スクロース分子について約5.8のアリル基を有するスクロースのポリアリル
エーテル約1%で架橋されたアクリル酸の水溶性ポリマーである。Carbopol 138
2, Carbopol 1342及びPemulen TR-10(CTFA承認:アクリレート/10-30アルキル アクリレート架橋ポリマー)の商品名で入手可能な、両親媒性を有するアクリル
酸の疎水的に変性された架橋ポリマーもここでの使用に適している。ポリアルケ
ニルポリエーテル架橋アクリル酸ポリマーと疎水的に変性された架橋アクリル酸
ポリマーの組み合せもここでの使用に適している。ここでの使用に適した他の適
当なゲル化剤はトリヒドロキシステアレート及びアルミニウムマグネシウムヒド
ロキシステアリンのような含油ゲルである。ここでのゲル化剤は常温及び加温の
両方で優れた安定性を与えるのに特に役立つ。
【0124】 酸性基含有親水性ゲル化剤は中和することが好ましい。ここでの酸性基含有親
水性ゲル化剤の中和に適している中和剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化アンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、及
びトリエタノールアミンがある。
【0125】 ここでのメーキャップ組成物は付加的に皮膚軟化剤を含有する。本発明の組成
物に適する皮膚軟化剤としては、鉱物油、植物油、及び動物油、油脂及びワック
ス、脂肪酸エステル、脂肪アルコール、アルキレングリコ―ル及びポリアルキレ
ングリコ―ルエーテル及びエステル、脂肪酸及びそれらの混合物から選ばれる天
然及び合成油がある。
【0126】 ここでの使用に適する皮膚軟化剤としては、例えば、場合によりヒドロキシ置
換されたC8−C50不飽和脂肪酸及びそのエステル、C8−C30飽和脂肪酸の C1−C24エステル、例えばイソプロピルミリステート、セチルパルミテート及 びオクチルドデシルミリステート(Wickenol 142)、蜂蝋、飽和及び不飽和脂肪
アルコール、例えばベヘニルアルコール及びセチルアルコール、炭化水素、例え
ば鉱油、ペトロラタム及びスクアラン、脂肪ソルビタンエーテル(SeidenのUS-A
-3988255,1976年10月26日発行参照)、ラノリン及びラノリン誘導体、例えばラ ノリンアルコールのエトキシル化、ヒドロキシル化及びアセチル化ラノリン、コ
レステロール及びその誘導体、動物及び植物性トリグリセリド、例えばアーモン
ド油、ピーナッツ油、小麦油、亜麻仁油、ジョジョバ油、あんず種、くるみ、椰
子の実、ピスタチオナッツ、ごま種及び葉種の油、杜松油、コーン油、桃種油、
ポピー種油、松根油、ひまし油、大豆油、アボカド油、べにはな油、ココナッツ
油、ハーゼルナッツ油、オリーブ油、葡萄種油、シアバター、ショレア(shorea)
バター及びひまわり種油、およびダイマー及びトリマー酸のC1−C24エステル 、例えばジイソプロピルジメレート、ジイソステアリルジメレート及びトリイソ
スエアリルトリメレートがある。
【0127】 好ましい皮膚軟化剤はイソヘキサデカン、鉱油、ペトロラタム及びスクアラン
、ラノリンアルコール、及びステアリルアルコールから選ばれる。これらの皮膚
軟化剤は個々に又は混合して使用することができ、全組成物の約1重量%〜約3
0重量%、好ましくは約5重量%〜約15重量%の量で本発明の組成物に存在さ
せることができる。
【0128】 組成物は付加的な物質、例えば芳香剤、サンスクリーン、防腐剤、塩化ナトリ
ウムのような電解質、プロテイン、抗酸化剤、キレート剤及び油中水型乳化剤を
適宜含有することができる。
【0129】 メーキャップ組成物の他の任意成分は1種以上の紫外線吸収剤である。紫外線 吸収剤は、しばしばサンスクリーン剤と記述されるが、組成物の全重量基準で、
約1重量%〜約12重量%の範囲内の濃度で存在させることができる。好ましく
は、紫外線吸収剤は約2重量%と約8重量%の間にある。より好ましくは、紫外
線吸収剤は約3重量%〜約6重量%の範囲内の濃度で存在させることができる。
ここでの使用に適する紫外線吸収剤はベンゾフェノン-3、オクチルメトシシンナ
メ―ト、オクチルジメチルPABA(Padimate O)、Parsol 1789、Parsol MCX、及 びそれらの混合物が特に好ましい。
【0130】 ここで他の任意であるが好ましい成分は、組成物の全重量基準で、好ましくは
約0.02重量%〜約0.5重量%の範囲の1種以上の付加的キレート剤である 。キレート剤は組成物の全重量基準で、約0.03重量%〜約0.2重量%の範
囲の濃度で組成物中に存在させることが好ましい。組成物に包含させうるキレー
ト剤はEDTAテトラナトリウムである。
【0131】 ファンデーション組成物の他の任意であるが好ましい成分は1種以上の防腐剤 である。組成物の全重量基準でのファンデーション組成物中の防腐剤の濃度は約
0.05重量%〜約1重量%、好ましくは約0.1重量%〜約0.8重量%の範
囲である。ここでの使用に適する防腐剤としてはナトリウムベンゾエート、プロ
ピルパラベン、フェノキシエタノール及びそれらの混合物がある。
【0132】 組成物は約20重量%〜約95重量%、より好ましくは約30重量%〜約70
重量%の油相、及び約重量5%〜約80重量%、より好ましくは約30重量%〜
約70重量%の水性相を含有することが好ましい。水性相は約40重量%〜約9
0重量%、より好ましい約60重量%〜約80重量%の水の水性相を含有するこ
とが好ましい。
【0133】 本発明の化粧用組成物はファンデーション、ブラッシャー、コンシーラー、コ
ンパクトパウダーなどの形態、好ましくはファンデーション及びコンシーラーの
形態であることができる。
【0134】使用方法 本発明の組成物は細線及び皺の外観の減少のために使用される。本発明の組成
物は処理すべき皮膚の領域に組成物の有効量を局所的に塗付することにより使用
することができる。ここで使用されるように、用語「有効量」とは、細線及び皺
の外観の減少のために十分な量を意味する。
【0135】 組成物は数日、数週、数ヶ月又は数年、適当な間隔で塗付することができる。
組成物は1日に4度から3日に1度、より好ましくは1日に2度から隔日に1度、特に
1日に1度塗付することが好ましい。典型的には、各々の塗付において、組成物 の有効量は(mg/cm2皮膚により)約0.01〜約5mg組成物/cm2、より
好ましくは約1〜約2mg組成物/cm2皮膚を局所塗付することにより皮膚へ与
えられる。
【0136】 組成物は、通常、組成物を上記所望量で局所的に皮膚に軽くマッサージするこ
とにより塗付される。
【0137】 下記の表は本発明の化粧用組成物の例を示すものである。
【0138】
【表1】
【0139】
【表2】
【0140】
【表3】
【0141】調製方法 上記の組成物は次のようにして調製することができる: 相Aは均一になるまでほぼ5分間剪断攪拌により一緒に混合される。高速剪断 攪拌しながら、相Bの物質が相Aに穏やかに加えられ、ついでバッチは20分間混
合される。ついで、相Cが加えられ、得られた混合物は完全に分散されるまで粉
砕される。ついで、ワックス相Dが加えられ、バッチは水浴中で85℃に加熱さ
れる。ワックスが融解したら、バッチは水浴から外され、50℃に冷却される。
ついで、相Eのプレミックスがバッチに加えられ、10分間高剪断攪拌して均一さ
れる。ついで、バッチは室温に冷却される。ついで、相Fのプレミックスがバッ
チに加えられ、10分間で均一される。ついで、相Gがバッチに加えられ、10分間
で均一される。全ての成分を一緒に加え、全ての塩/粉末が溶解するまで混合す ることにより水相が造られる。低速で攪拌して均一にしながら、水相が油相にす
ばやく加えられる。水相の全てが加えられたら、最終製品の粘度を増加させるた
めに、約5分間高剪断がバッチに適用される。得られたメーキャップ組成物は容 易に包装される。
【0142】 実施例の化粧用組成物は、改良された被覆性及び皮膚感触及び塗付性と共に、
細線及び皺の十分な減少を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ゴールズウォーシー,マキシン ジェーン イギリス国、ミドルセックス、ティダブリ ュ2、5キュージェイ、トゥイッケンハ ム、ハンプトン、ストリート、カーペンタ ーズ、コート 3 Fターム(参考) 4C083 AB172 AB212 AB232 AB242 AB332 AB362 AB432 AC122 AC152 AC251 AC291 AC302 AC482 AC532 AD071 AD072 AD151 AD162 AD172 CC01 CC12 DD32 EE06 EE07 EE12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)約0.01重量%〜約20重量%の粒状ナイロン;および (b)約0.01重量%〜約20重量%のC8−C22の脂肪酸のブレンド; を含有する化粧用組成物であって、その際該ブレンドは80%以上のC8−C22 のモノ不飽和脂肪酸及び5%以下のC8−C22のポリ不飽和脂肪酸を含有する化 粧用組成物。
  2. 【請求項2】 前記粒状ナイロンが約5ミクロン〜約30ミクロン、好まし くは約10ミクロン〜約20ミクロンの範囲の容積平均粒度を有する請求項1記 載の化粧用組成物。
  3. 【請求項3】 前記ナイロンがナイロン 12である請求項1又は2記載の化 粧用組成物。
  4. 【請求項4】 前記脂肪酸のブレンドが10%以下のC8−C22の飽和脂肪酸
    を含有する請求項1から3のいずれか1項記載の化粧用組成物。
  5. 【請求項5】 前記脂肪酸のブレンドが16〜20の炭素原子を有する脂肪 酸を含有する請求項1から4のいずれか1項記載の化粧用組成物。
  6. 【請求項6】 前記脂肪酸のブレンドが80重量%以上のオレイン酸のブレ ンド及び5重量%以下のリノール酸及び/又はリノレン酸のブレンドを含有する
    請求項1から5のいずれか1項記載の化粧用組成物。
  7. 【請求項7】 前記脂肪酸のブレンドが 5%以下のステアリン酸を含有する
    請求項1から6のいずれか1項記載の化粧用組成物。
  8. 【請求項8】 前記組成物が連続油相及び非連続水性相を含有する油中水型 エマルジョンの形態である請求項1から7のいずれか1項記載の化粧用組成物。
  9. 【請求項9】 前記油相が約0.01重量%〜約25重量%の非揮発性シリ コーンの油相及び約75重量%〜約85重量%の揮発性シリコーンの油相を含有
    する請求項1から8のいずれか1項記載の化粧用組成物。
  10. 【請求項10】 皺及び/又は細線の出現を減少させる請求項1〜9に記載 の化粧用組成物の使用。
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