JP2001510173A - カルボニル化合物の触媒フッ素化 - Google Patents

カルボニル化合物の触媒フッ素化

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、カルボニル化合物を金属含有触媒の存在下でフッ素化剤で反応させることを含む、カルボニル化合物のα−位をフッ素により置換する方法を提供する。この反応の結果、フッ素により水素原子の置換となる。この触媒は、触媒的に有効な量で使用されるが、好ましくは遷移金属である。一つの類の方法として、触媒が遷移金属化合物である。もう一つの類の方法として、触媒が元素の金属であり、その場合にはカルボニル化合物は、フッ素により置換される炭素原子に結合する活性基を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、有機化合物のフッ素化、特にカルボニル化合物のフッ素化、特にカ
ルボニル基に対して3位にカルボニル、ニトロ、ニトリル、スルホニルまたはホ
スホリル基を有するカルボニル化合物、特に1,3−ジカルボニル化合物(別称
β−ジカルボニル化合物)のフッ素化に関する。
【0002】 フッ素化されたカルボニル化合物、例えばフッ素化された1,3−ジカルボニ
ル化合物は、他のフッ素含有化合物の合成において極めて価値のある中間体であ
る。国際特許出願PCT/GB94/02547には、種々の溶媒中で1,3−
ジカルボニル化合物の溶液を元素のフッ素で処理することにより、対応する2−
フルオロ−1,3−ジカルボニル化合物を得る方法が記載されている。残念なが
ら、ある1,3−ジカルボニル化合物のフッ素化は、望ましくない程低い速度で
しか進行しない。驚くべきことに、ここで、1,3−ジカルボニル化合物だけで
なく他のカルボニル化合物のフッ素化が、遷移金属の化合物により触媒されるこ
とを見出した。
【0003】 本発明は、カルボニル化合物のα位をフッ素で置換する方法であって、カルボ
ニル化合物を金属含有触媒の存在下でフッ素化剤で反応させることを含む方法を
提供する。反応の結果、水素原子がフッ素により置換される。触媒は、触媒的に
有効な量で使用され、好ましくは遷移金属である。方法のうち一つの類としては
、触媒は遷移金属化合物である。方法のうちもう一つの類としては、触媒は元素
の金属であり、その場合にはカルボニル化合物は、フッ素で置換される炭素原子
に結合する活性基を有する。 本発明は、また、1,3−ジカルボニル化合物をフッ素化する方法であって、
1,3−ジカルボニル化合物を遷移金属化合物の存在下でフッ素化剤で反応させ
ることを含む方法を提供する。反応の結果、水素原子がフッ素により置換される
。 更なるアスペクトは、フッ素剤によるβ−ジカルボニル化合物のフッ素化の方
法であって、金属含有触媒の存在下で行われ、その金属が好ましくは遷移金属で
ある方法に存する。
【0004】 <遷移金属化合物により触媒される方法> 遷移金属化合物は、好ましくは塩である。遷移金属は、通常第1列の遷移金属 である。遷移金属の例としては、VIIa、VIII、Ib及びIIb族の金属が挙げられ る。本発明の方法で触媒として使用される化合物の更なる具体例は、銅、鉄、コ
バルト、ニッケル、マンガンまたは亜鉛の塩または塩以外の化合物である。塩の
アニオンが何であるかは、重要ではない。好適なのは、硝酸塩、硫酸塩または酢
酸塩であり、その中で硝酸塩が特に効果的である。2つ以上の金属化合物の混合
物を使用してもよい。
【0005】 任意の量の触媒が、フッ素化反応に添加されるが、その量は、好適には100
モルの基質に対して、25グラム原子迄の遷移金属イオンの量、好ましくは0.
2〜2.5グラム原子である。更に好ましくは、添加される触媒量は、100モ
ルの基質に対して、0.5〜10グラム原子の範囲の遷移金属イオンの量である
。 好ましいフッ素化剤は、元素のフッ素である。
【0006】 カルボニル基は、置換されるα−水素を活性化する機能をする。この方法は、
とりわけカルボニル基がケトン性である化合物でうまくいくが、このことは重要
ではない(例えば、エステル性カルボニル基も極めて好適である)。フッ素化さ
れる化合物は、好ましくはフッ素で置換される炭素原子に結合するもう一つの活
性基、例えば、もう一つのCO基または(RI2PO、SO2またはCNを有す る。RIは、原理的に当該反応と相性のよい有機基であればいかなるものでもよ く、例えば、アルキル、シクロアルキルまたはアリールである。1,3−ジカル
ボニル化合物が極めて好ましい類のカルボニル化合物である。
【0007】 更に特には、出発化合物は、好ましくは式(A):RCOCHR12の化合物
であり、 Rは、アルキル、オキシアルキル(すなわち、−O−アルキル)、シクロアルキ
ル、オキシシクロアルキル、アリール及びオキシアリールからなる一群から選ば
れ、 R1は、COR3、COOR3、NO2、CN、CONR3 2、SO23及びPO(O
32(ここで、R3はアルキルまたはシクロアルキルである。)からなる一群 から選ばれ、 R2は、H、F、Cl、NO2、CN、アルキル、オキシアルキル、シクロアルキ
ル、オキシシクロアルキル、アリール及びオキシアリールからなる一群から選ば
れ、 または、R1及びR2は、結合してシクロアルキル構造を形成し、またはR1及 びR2は、結合してシクロアルキルまたはアリール構造を形成し、またはR及び R1並びにR1及びR2は、結合して2環の構造が融合され、 上述のアルキル、シクロアルキル及びアリール基のいずれかは場合によっては置
換されている。
【0008】 更に好ましくは、フッ素化反応は、一般式(B):RCOCHR’COR”を
有する化合物を一般式RCOCFR’COR”を有する化合物にするフッ素化反
応である。ここで、Rは、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、アリール
、または置換アリールであり、 R’は、水素、塩素、ニトロ、シアノ、アルキル、置換アルキル、シクロアル
キル、アリール、または置換アリールであり、 R”は、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、アリール、置換アリール
、OR、NR2である。
【0009】 更に、R及びR’は、結合して環状構造を形成してもよい。フッ素化反応の出
発材料において、R’がHである場合には、反応生成物は式RCOCF2COR ”を有してもよい。
【0010】 式A及びBの化合物に対しては、好適な置換基は、R及びR2基、あるいは場 合によってはR及びR’基を含む。例えば、アルキルは、塩素またはフッ素、ア
ルコキシ及びアリールオキシ、並びにフッ素に比較的に不活性である他の基によ
り置換されてもよい。前出の置換基のいずれかは、一つ以上の他の好適な置換基
により順番に置換されて、例えばハロアルコキシまたはアルコキシアリール等の
基を形成してもよい。 式(A)のR、R1及びR2、式(B)のR、R’及びR”のいずれか及びRI における原子の数は、反応には関与しないので重要でない。しかしながら、例と
して、この有機基は、10個迄の炭素原子、例えば1から4個の炭素原子を有し
てもよい。 シクロヘキシル及びシクロペンチル基が好適なシクロアルキル基として、また
フェニル及びナフチルがなかんずく、好適なアリール基として挙げられる。
【0011】 <元素金属により触媒される方法> この類の方法において、触媒は、元素の金属の形で存在する。このような触媒
の特別な例は、例えば粉状で使用される金属銅である。 このカルボニル化合物は、遷移金属化合物触媒と共に使用される好ましいカル
ボニル反応物と同様に、カルボニル基のβ位に活性基を有する。実際、遷移金属
化合物について述べられる好ましい化合物は、また金属触媒としても好ましい。
最も好ましくは、この化合物は、β−ジカルボニル化合物である。好ましくは、
β−ジカルボニル化合物は、ハロアセトアセテート、更に好ましくはクロロアセ
トアセテートである。
【0012】 好ましくは、触媒は少量で使用される。特に、金属銅の場合には、好ましい量
は、100mlの反応物溶液当り50mg(8×10-4グラム原子)迄、更に好
ましくは10〜30mg(1.6×10-4〜4.7×10-4グラム原子)100
mlの溶液、最も好ましくは100ml当り約20mg(3.15グラム原子)
である。通常、金属は、β−ジカルボニル化合物の1モル当り0.04グラム原
子迄、望ましくは0.02グラム原子迄、更に好ましくは化合物のモル当り0.
004〜0.012、特に約0.008グラム原子の量で使用される。 触媒は化合物のカルボニルのエノール化を促進するように作用することが可能
である。
【0013】 <反応条件> 好ましくは、本発明の反応は、溶媒の存在下で行われる。好ましい溶媒には、
ギ酸、酢酸及びアセトニトリルがあり、後者は塩に溶解性を与えるように少量の
水と共に使用される。 フッ素は、フッ素化剤として使用される場合には、好ましくは、窒素等の不活
性ガスで希釈される。好ましくは、フッ素は、1〜50%V/Vに、好ましくは5 〜20%V/Vの範囲で希釈される。 反応温度は、好ましくは0〜10℃である。 基質は、広い濃度範囲で、好ましくは溶媒1リットルにつき400グラム迄の
濃度で使用される。 ここで、本発明の実施例を述べるが、これは例示のためのみのものである。
【0014】 <実施例> <実施例1> コントロールの実験例として、いかなる塩も添加せずに反応を行った。PTF
Eをコートした機械的撹拌器、FEP(フッ素化エチレン−プロピレン)熱電対
挿入孔とFEPガス供給管を備えたガラス反応容器にエチル−2−クロロアセト
アセテート(3.29g、20ミリモル)及びギ酸(50ml)を入れ、次に5
〜8℃迄に冷却した。窒素で容器をパージし、次に窒素で10%V/Vに希釈され たフッ素(32ミリモル)を、攪拌した液に2時間にわたって通した。この処理
の終わりには、フッ素の供給を停止し、反応容器を窒素でパージした。次に、反
応混合物を水の中に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。抽出物を乾燥、蒸発し、
無色の残渣をglcにより分析したところ、16%のエチルクロロアセトアセテ
ートがエチル−2−クロロ−2−フルオロアセトアセテートに転換されたことが
示された。 上述のように行われた反応に、塩を種々の量で添加した結果を例示するために
、一連の実験を行った。これらの実験の結果を次の表に示す。
【0015】
【表1】
【0016】 <実施例2> PTFEをコートした機械的撹拌器、FEP(フッ素化エチレン−プロピレン
)熱電対挿入孔とFEPガス供給管を備えたガラス反応容器にジエチルマロネー
ト(3.2g、20ミリモル)、硝酸第二銅3H2O(0.48g、2.0ミリ モル)及びアセトニトリル(50ml)を入れ、次に5〜8℃迄冷却した。窒素
で容器をパージし、次に窒素で10%V/Vに希釈されたフッ素を16ミリモル/ 時の速度で攪拌した液に4時間通した。この処理の終わりには、フッ素の供給を
停止し、反応容器を窒素でパージした。次に、反応混合物を水の中に注ぎ、ジク
ロロメタンで抽出した。秤量した量のトリフルオロメチルベンゼンを抽出物に添
加し、その19Fnmrを測定した。乾燥した抽出物を蒸発し、残渣をglcまた
1Hnmrにより分析した。この情報から、転換された基質を基準として、転 化された基質の量(転化率)及び生成物の収率を計算した。純粋生成物の試料を
プレパラティブgcにより得、ジエチル−2−フルオロマロネートとして同定し
た。転化率100%、収率78%。 {δH1.41(6H,t,JHH7.13,CH3)、4.42(4H,q,JHH 7.2,CH2)、5.36(1H,d,JHF48.3,CHF);δF196.
5(d,JHF48.2);δC13.9(s,CH3)、62.7(s,CH2) 、85.3(d,1CF196.6,CHF)、163.9(d,2CF24.1
,CO);m/z(CI+,NH3)196{(M+NH4+,100%}}
【0017】 <実施例3> いかなる遷移金属化合物も存在しないことを除いては、実施例2で述べたよう
に行われた実験において、転化率は5%以下であった。
【0018】 <実施例4> ジエチルマロネートの代わりにジエチルニトロマロネートを用いて、実施例2
で述べたように実験を行った。かくして、4.1g(20ミリモル)のジエチル
ニトロマロネートをフッ素により処理して、ジエチルフルオロニトロマロネート
を76%の収率で得た。転化率は97%であった。 {δH1.40(6H,t,JHH7.11,CH3)、4.47(4H,q,JHH 7.12,CH2)、δF127.3(s);δC13.7(s,CH3)、65.
2(s,CH2)、106.3(d,1CF261.7,CF)、157.9(d
2CF25.2,CO)}
【0019】 <実施例5> 硝酸第二銅3H2Oを存在させずに、実施例4における実験を繰り返した場合 、転化率は約12%であった。
【0020】 <実施例6> 硝酸銅を少量使用し、フッ素への暴露を短縮して、実施例2を繰り返した。か
くして、50mlのアセトニトリル中の3.2g(20ミリモル)のジエチルマ
ロネート及び0.096g(0.4ミリモル)の硝酸銅(II)3H2Oは、窒素 で10%V/Vに希釈され32ミリモルのフッ素で2時間にわたって処理して、高 収率でジエチルフルオロマロネートを得た。転化率は88%であった。
【0021】 <実施例7> 硝酸銅の代わりに0.116g(0.4ミリモル)の硝酸ニッケル6H2Oを 用いて、実施例6を繰り返した。転化率は70%であった
【0022】 <実施例8> ジエチルマロネートの代わりにエチルアセトアセテートを用いて、実施例6を
繰り返した。45%のエチルアセトアセテートが反応して、エチル−2−フルオ
ロアセトアセテートを高収率(80%)で得た。
【0023】 <実施例9> 遷移金属化合物を存在させずに、実施例8を繰り返した場合、転化率は23%
であった。
【0024】 <実施例10> ジエチルマロネートの代わりにN,N−ジエチルアミノアセトアセトアミドを
用いて、実施例6を繰り返した。この処理後、59%のN,N−ジエチルアミノ
アセトアセトアミドが反応して、N,N−ジエチルアミノ−2−フルオロアセト
アセトアミドを得た。 {(実測値:C,54.3;H,8.1;N,7.8。C814NO2としての計
算値:C,54.8;H,8.0;N,8.0);δH5.3(d,JHF49. 9,1H,−CHF−)、3.26(m,4H,NCH2CH3)、2.18(d ,J=4.0,3H,CH3COCHF)、1.08(t,J=7.2,3H, −CH2CH3)、1.00(t,J=7.0,3H,−CH2CH3)、δF−1 88.7(dd,JHF49.5,JHH4.3);δC201.7(d,2CF24
.0,CH3COCHF−)、162.8(d,2CF20.2,CON<)、9
1.25(d,1CF194.9,CHF)、41.47(s,CH2CH3)、 40.41(s,CH2CH3)、25.73(s,CH3CO)、13.90( s,CH2CH3)、12.20(s,CH2CH3);m/z175}}
【0025】 <実施例11> 遷移金属化合物を存在させずに、実施例10を繰り返した場合、転化率は46
%であった。
【0026】 <実施例12> ジエチルマロネートの代わりにエチルシアノアセテートを用いて、実施例2を
繰り返した。この処理後、46%の出発材料が転化され、エチルシアノフルオロ
アセテートの収率は50%であった。 {(HRMS(NH3/CI*),実測値:149.0730;C510FN22 (M+NH4+としての計算値:149.0726);δH1.39(t,JH,H 7.14,CH3)、4.42(q,JH,H7.14,CH2)、5.50(d,JH ,F 46.3,CHF);δF−194.6(d,JH,F46.3);δC13.8 9(s,CH3)、64.31(s,(CH2))、74.28(d,1C,F19
6.8,CFH)、111.62(d,2C,F29.8,CN)、160.64
(d,2C,F24.7,CO)} エチルシアノジフルオロアセテートの収率は8%であった。 *CI=化学イオン化
【0027】 <実施例13> 遷移金属化合物を存在させずに、実施例12を繰り返した場合、転化率は約1
2%であった。
【0028】 <実施例14> ジエチルマロネートの代わりにエチルニトロアセテートを用いて、実施例2を
繰り返した。この処理後、54%の出発材料が転化され、エチルニトロフルオロ
アセテートの収率は52%であった。 {(HRMS(CH4/CI),実測値:152.0312;C47FNO4(M
+I)+としての計算値:152.0391);δH1.38(t,JH,H7.1 ,CH3)、4.42(q,JH,H7.1,CH2)、6.06(d,JH,F46.4
,CHF);δF−150.5(d,JH,F48.4);δC13.75(s,C H3)、64.58(s,(CH2)、102.72(d,1C,F248.9 C
FH)、159.0(d,2C,F24.8,CO)} エチルジニトロフルオロアセテートの収率は21%であった。 {δF−92.8(s);δH1.41(t,JH,H7.1,CH3)、4.49( q,JH,H7.1,CH2);δC13.6(s,CH3)、65.8(s,(CH2 )、112.9(t,1C,F297.5 CF2)、155.9.(t,2C,F 31.3,CO)}
【0029】 <実施例15> 遷移金属化合物を存在させずに、実施例14を繰り返した場合、転化率は約1
2%であった。
【0030】 <実施例16> ジエチルマロネートの代わりに4,4−ジメチル−3−オキソ−2−ペンタン
ニトリルを用いて、実施例2を繰り返した。この処理後、70%の出発材料が反
応し、4,4−ジメチル−3−オキソ−2−フルオロペンタンニトリルの収率は
52%であった。 {(HRMS(NH3/CI*),実測値:161.1090;C714FN2O(
M+NH4+としての計算値:161.1090):δH1.31(9H,s)、
5.69(H,d,JH,F47.0);δF−192(d,JH,F47.0); δC25.76(d,4C,F2.3,CH3)、44.29(d,3C,F2.7,
(CH33C)、79.08(d,1C,F199.2,CFH)、112.29
(d,2C,F29.7,CN)、200.59(d,2C,F17.9,CO)}
4,4−ジメチル−3−オキソ−2,2−ジフルオロペンタンニトリルの収率
は13%であった。 {δF−94.2(s);δH1.34(s);δC30.02(s,CH3)、4 7.68(s,(CH33C)、109.63(t,1C,F262.47,CF 2 )、114.25(t,2C,F42.14,CN)、200.40(t,2C, F 25.34,CO);m/z(CI+,CH4)162(M+I)}
【0031】 <実施例17> 遷移金属塩を存在させずに、実施例16を繰り返した場合、転化率は約15%
であった。
【0032】 <実施例18> ジエチルマロネートの代わりにジメチル−2−オキシプロピルホスホネートを
用いて、実施例2を繰り返した。この処理後、95%の出発材料が反応し、ジメ
チル−1−フルオロ−2−オキシプロピルホスホネート(カラムクロマトグラフ
ィーによる精製;SiO2/酢酸エチル)の収率は20%であった。 {(HRMS,実測値(M+NH4+:202.0644 C514FNO4Pと
しての計算値:202.06445);δH2.39(3H,d,4H,F4.5 ,COCH3)、3.9(6H,d,d,2H,P10.8,J2.9,CH3OP)
、5.25(1H,d,d,2H,F47.7,2H,P14.4,CHF);δF −208(d,d,q,2F,P71.3,2H,F47.8,4H,F4.5);δ P 12.7(d,2F,P71.2)、δC(50MHz)26.5(s,CH3O C)、54.2(d,d,2C,P6.6,4C,F2.0,CH3OP),91. 0(d,d,1C,F196.5,1C,P152.5 CHF)、200.5(d
2C,F20.2,CFHCO);m/z(CI+,NH3)202((M+NH 4+,10%,128(100)} ジメチル−1,1−ジフルオロ−2−オキシプロピルホスホネートの収率は約5
%であった。
【0033】 <実施例19> 遷移金属塩を存在させずに、実施例18を繰り返した場合、転化率は約5%で
あった。
【0034】 <実施例20> ジエチルマロネートの代わりにメタンスルホニルプロパン−2−オンを用いて
、実施例2を繰り返した。この処理後、95%の出発材料が反応し、1−フルオ
ロ−1−メタンスルホニルプロパン−2−オン(カラムクロマトグラフィーによ
る精製;SiO2/ジクロロメタン) {(実測値:C,31.0;H,4.4 C47FO3Sとしての計算値:C, 31.2;H,4.5%;(HRMS,実測値;(M+NH4+172.044
4;C411FNO3Sとしての計算値:172.04437);δH2.5(3 H,d,4H,F3.6,COCH3)、3.1(3H,d,4H,F2.2,SOC
3)、5.6(1H,d,2H,F48.0,CHF);δF−183.7(dm
2H,F47.0);δC27.8(s,CH3S)、38.1(s,CH3C) 、100.4(d,1C,F231,CHF)、196.0(d,2C,F20.4
,CO);m/z(CI+,NH3)172((M+NH4+,100%)} の収率は45%であり、1,1−ジフルオロ−1−メタンスルホニルプロパン−
2−オン {δF−113.3(s);m/z(CI+,NH3)190((M+NH4+, 100%)} の収率は約5%であった。
【0035】 <実施例21> 遷移金属塩を存在させずに、実施例20を繰り返した場合、転化率は約14%
であった。
【0036】 <実施例22> 100mlのギ酸中の5.0gのエチルクロロアセトアセテートの溶液に、2
0mgの銅粉末を添加した。溶液を3℃で攪拌しながら、窒素(60ml/分)
及びフッ素(6.7ml/分)のガス混合物を6時間通した。試料の一部を取り
出し、水で割り、ジクロロメタンにより抽出することにより、反応混合物をGC
で定期的に分析した。結果を表1及び添付の図1に示す。
【0037】 表1 時間(時) GCの結果−積分による%転化率 1 20.0 1.5 25.7 2 35.7 2.5 42.9 3 55.6 3.5 60.4 5 78.8 6 87.3
【0038】 <実施例23> 反応が4.5時間進行した後、20mgの銅粉末を反応溶液に添加したことを
除いて、実施例22におけるように同じ手順を使用した。この場合の結果を表2
及び添付の図2に示す。
【0039】 表2 時間(時) GCの結果−積分による%転化率 0.5 7.1 1 12.2 1.5 16.5 2 19.9 2.5 24.9 3.5 28.6 4 33.2 4.5 37.3 20mgの銅粉末を添加 5 44.0 6 58.2 6.4 65.7
【0040】 <実施例24> 1gの銅粉末を反応の開始時に添加し、5.25時間後に更に1gを添加した
ことを除いて、実施例22におけるように同じ手順を使用した。結果を表3及び
添付の図3に示す。
【0041】 表3 時間(時) GCの結果−積分による%転化率 銅を添加 0.5 6.2 1 12.0 1.5 12.5 2 14.4 2.5 15.3 3 15.8 3.5 16.7 5.25 22.3 1gの銅粉末を添加 5.5 27.5 5.6 28.4 6.5 32.6
【0042】 <実施例25> 1gの銅粉末を6時間後に反応に添加したことを除いて、実施例22における
ように同じ手順を使用した。結果を表4及び添付の図4に示す。
【0043】 表4 時間(時) GCの結果−積分による%転化率 0.3 6.6 0.8 8.9 1.5 18.0 2.2 18.4 3 21.1 3.5 24.5 5 31.7 5.7 34.2 1gの銅粉末を添加 6.3 43.1 6.7 47.2
【0044】 <実施例26> 30mgのフッ化カリウムを反応の開始時に添加し、5.5時間後に20mg
の銅粉末を添加したことを除いて、実施例22におけるように同じ手順を使用し
た。結果を表5及び添付の図5に示す。
【0045】 表5 時間(時) GCの結果−積分による%転化率 0.5 2.7 1 4.4 1.77 7.7 2 8.9 3 12.0 3.5 13.9 4.8 21.6 5.5 26.4 20mgの銅粉末を添加 6 29.1 6.5 35.0 7 43.9 7.4 50.2
【0046】 上記の実施例22−26は、極少量の金属銅を添加すると、反応がスピードア
ップされることを示す。このことは、銅をスタートから添加する場合(実施例2
2)と、反応の途中で添加する場合(実施例23)の双方で起こる。しかしなが
ら、もし更に大量(100ml当り約1g)を反応時に添加(実施例24及び2
5)すると、最初に速度の増加があり、それに続いて反応は、再度スローダウン
する。もし更に大量の銅をスタート時に添加すると、触媒作用は全くない(実施
例24)。
【0047】 実施例26では、反応が塩基、例えばフッ化銅からのフッ素イオンにより触媒
される可能性が研究されている。痕跡(30mg)のフッ化カリウムを反応の開
始時に添加した。反応速度の増加はなく、むしろスローダウンした。5.5時間
後の20mgの銅粉末の添加の結果、反応速度の増加が見られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 201/12 C07C 201/12 205/51 205/51 231/12 231/12 235/80 235/80 253/30 253/30 255/17 255/17 255/19 255/19 317/24 317/24 C07F 9/40 C07F 9/40 A (31)優先権主張番号 9808777.8 (32)優先日 平成10年4月25日(1998.4.25) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ハッチンソン,ジョン イギリス国、ディーエイチ1 3エルイー ダーラム、サウス・ロード(番地な し)、ユニヴァーシティ・オヴ・ダーラ ム、デパートメント・オヴ・ケミストリー 内 (72)発明者 モイリエット,ジョン・スチュワート イギリス国、ピーアール4 0エックスジ ェイ プレストン、ソルウィック、スプリ ングフィールズ(番地なし)、エフ2・ケ ミカルズ・リミテッド内

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボニル化合物のα位の水素原子をフッ素で置換する方法
    であって、カルボニル化合物を触媒的に有効な量の金属含有触媒の存在下でフッ
    素化剤と反応させることを含み、金属含有触媒が元素の金属である場合には、フ
    ッ素で置換される炭素原子が、該カルボニル基に加えて活性基と結合している方
    法。
  2. 【請求項2】 上記触媒が、遷移金属化合物である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記化合物が、銅塩、鉄塩、コバルト塩、ニッケル塩、マン
    ガン塩または亜鉛塩である請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記遷移金属化合物が、100モルのカルボニル化合物に対
    して0.2〜25グラム原子の遷移金属イオンで存在する請求項2または請求項
    3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記遷移金属化合物が、硝酸第二鉄、硝酸コバルト、硫酸ニ
    ッケルまたは硝酸銅である請求項2から4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 フッ素で置換される上記炭素原子が、もう一つの活性基、例
    えば、もう一つのCO基、(RIO)2PO、SO2またはCNに結合する請求項 2〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記カルボニル化合物が、一般式RCOCHR12を有する
    α−置換カルボニル化合物であり、 式中、Rは、アルキル、オキシアルキル(−O−アルキル)、シクロアルキル
    、オキシシクロアルキル、アリール及びオキシアリールからなる一群から選ばれ
    、 R1は、COR3、COOR3、NO2、CN、CONR3 2、SO23及びPO(O
    32(ここで、R3はアルキルまたはシクロアルキルである)からなる一群か ら選ばれ、 R2は、H、F、Cl、NO2、CN、アルキル、オキシアルキル、シクロアル
    キル、オキシシクロアルキル、アリール及びオキシアリールからなる一群から選
    ばれ、 または、式中、R及びR1は、結合してシクロアルキル構造を形成し、または R1及びR2は、結合してシクロアルキルまたはアリール構造を形成し、またはR
    及びR1並びにR1及びR2は、結合して2つの環の構造が融合され、上述のアル キル、シクロアルキル及びアリール置換基のいずれかが場合によっては置換され
    ている 請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記カルボニル化合物が、式RCOCHR'COR"の化合物
    であり、式中、Rは、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、アリール、ま
    たは置換アリールからなる一群から選ばれ、 R’は、水素、塩素、ニトロ、シアノ、アルキル、置換アルキル、シクロアル
    キル、アリール、または置換アリールからなる一群から選ばれ、 R”は、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、アリール、置換アリール
    、OR、NR2からなる一群から選ばれ、 または、R及びR’は、結合して環状構造を形成する請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 上記Rが、アルキル、オキシアルキル、シクロアルキル及び
    オキシシクロアルキルからなる一群から選ばれ、これらの基のいずれかは場合に
    よって置換されている請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 上記R2が、H、アルキル、オキシアルキル、シクロアル キル及びオキシシクロアルキル、アリール及びオキシアリールからなる一群から
    選ばれ、これらの基のいずれかは場合によって置換されている請求項7または請
    求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 上記R1が、COR3及びCOOR3からなる一群から選ば れる請求項7、9及び10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 上記R、R1、R2、R3、R'及びR"のいずれか一つ以上 が、10個迄の炭素原子を含有する請求項7〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 上記カルボニル化合物が、β−ジカルボニル化合物であり
    、上記触媒が遷移金属触媒である請求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 上記触媒が、元素の金属の形で存在する請求項13に記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 上記触媒が、粉末または別な形状の金属銅である請求項1
    4に記載の方法。
  16. 【請求項16】 上記元素の金属が、β−ジカルボニル化合物の1モル当り
    0.04グラム原子以下、好ましくは0.004〜0.02グラム原子の量で使
    用される請求項14または請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 上記β−ジカルボニル化合物が、請求項6〜12のいずれ
    かにより定義され、場合によってはハロアセトアセテートである請求項13〜1
    6のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】 上記ハロアセテートが、クロロアセトアセテートである請
    求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 上記フッ素化剤が、元素のフッ素である請求項1〜18の
    いずれかに記載の方法。
  20. 【請求項20】 上記フッ素化剤が、不活性ガスにより希釈されたフッ素ガ
    スである請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 上記フッ素ガスが、1−50??に希釈される請求項20
    に記載の方法。
  22. 【請求項22】 反応温度が、0〜10℃である請求項1〜21のいずれか
    に記載の方法。
  23. 【請求項23】 上記カルボニル化合物が、初期に1リットルの溶媒中40
    0グラム迄の濃度で存在する請求項1〜22のいずれかに記載の方法。
  24. 【請求項24】 遷移金属塩の存在下で1,3−ジカルボニル化合物とフッ
    素化剤を反応させることを含む1,3−ジカルボニル化合物をフッ素化する方法
  25. 【請求項25】 更に、請求項3、5、8、19〜23の一つ以上に述べら
    れている特徴を包含する請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 フッ素剤によるβ−ジカルボニル化合物のフッ素化の方法
    であって、金属含有触媒の存在下で行われ、その金属が好ましくは遷移金属であ
    る方法。
  27. 【請求項27】 更に、請求項14〜18の一つ以上に述べられている特徴
    を包含する請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 フッ素化されたカルボニル化合物が、一つ以上の更なる工
    程にかけられて、その後の最終製品を製造する請求項1〜27のいずれかに記載
    の方法。
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