JP2001507710A - 非消泡性の疎水性ポリマーによって予じめ増粘された低粘度の油を含む身体洗浄用液体組成物 - Google Patents

非消泡性の疎水性ポリマーによって予じめ増粘された低粘度の油を含む身体洗浄用液体組成物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、特定のポリマー組成物で特に予備増粘された疎水性の低粘度(1000cp未満)皮膚軟化剤を含んで成る、水性系身体清浄組成物に関する。特定の増粘剤の使用によって、低粘度油(1000cp未満の粘度)を身体清浄組成物に配合することができ、それによって、発泡を損なわずに、向上した皮膚有効物質および所望の使用者特性を与えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】非消泡性の疎水性ポリマーによって予じめ増粘された低粘度の油を含む身体洗浄 用液体組成物 発明の分野 本発明は、増粘された低粘度油を、加湿剤(moisturizing ag ents)として含んで成る液体身体清浄組成物に関する。特に、これらの低粘 度油(即ち、1000センチポイズ(cp)未満の粘度を有する油)を、特定の 油混合性の低結晶度の疎水性ポリマーで増粘することによって、発泡すなわち泡 立ちを損なわずに、より多くの量の油を皮膚清浄組成物から皮膚/基質に送達す ることが可能である。この方法によって、これらの低粘度油が効率的に送達され る。さらに、これらの特定のポリマー組成物で増粘された油は、本発明の水性系 皮膚清浄化剤組成物において大きい液体粒子を形成することが見い出された。さ らに、大きい液体粒子は、身体皮膚洗浄製品から基質(例えば、皮膚)への油の 付着および送達に、非常に有益である。発明の背景 皮膚有効物質(skin benefit)を皮膚に送達する(例えば、加湿 )ことができる身体洗浄製品が非常に必要とされている。これは、一般に、充分 な量の皮膚有効剤(skin benefit agent)を皮膚洗浄の間に 皮膚に付着させることによって一般に行われる。 皮膚有効剤の1つの特に望ましい群は、ヒマワリ油および鉱油のような、低粘 度(1000センチポイズ未満)の疎水性皮膚軟化油(表1参照)である。これ らの油は、皮膚にとって重要であり、一般にモイスチァライザーとして使用され る。高粘度油も有益であるが、高粘度油だけの使用に限定されるならば、非常に 多くの皮膚有効剤の利益が得られなくなる。 多くの低粘度皮膚軟化油(表1参照)は、「残留」型の製品(例えば、スキン クリーム、モイスチァライザー、およびローション)として皮膚に付けることが できるが、非増粘低粘度油は、消泡を生じるが故に(発泡は、清浄組成物におい て、消費者に非常に要求される特性である)、水性系清浄組成物(例えば、シャ ワーゲルおよびボディ洗浄液のような界面活性剤含有身体清浄組成物)として容 易に適用することができない。さら に、非増粘低粘度油は、容易に皮膚に付着せず、有効物質を「送達」できない小 さい液体粒子として存在する傾向がある。最終的に、低粘度油は、皮膚洗浄剤の 本体(bulk)からの相分離を生じやすい。 非増粘低粘度油の欠点(消泡、小さい液体粒子、および相分離)を解消するた めに、それらを皮膚洗浄剤に添加する前に増粘することができる。しかし、この 目的に使用される殆どの増粘剤(例えば、ポリエチレンワックスおよびステアリ ン酸アルミニウム)は、それ自体非常に消泡性である。 従って、発泡/起泡性能またはコロイド安定性を損なわずに、身体清浄組成物 において低粘度疎水性皮膚軟化油を増粘する方法を見い出すことは大きな課題で ある。消泡または不安定化しない増粘剤は、皮膚洗浄の間に皮膚に容易に付着し /送達される大きい油滴(oil droplets)の形成を促進する。 身体洗浄剤から皮膚に、疎水性皮膚有効剤を送達する技術が、先行文献に記載 されている。 例えば、国際特許出願第WO94/03152号および第WO94/0315 1号(Unilever NVおよびUnilever PLCに譲渡)は、疎 水性皮膚有効剤 (例えば、シリコーン、植物油)の皮膚への送達を高める、Amercholか らのポリマーJR(R)またはRhone PoulencからのJaguar(R) のようなカチオン親水性ポリマーの使用を開示している。しかし、これらの親水 性送達ポリマーは水に溶解し、従って、水性系製剤中の疎水性皮膚軟化油から解 離する。これと対照的に、本発明に使用される疎水性ポリマー増粘剤は、疎水性 皮膚軟化油から解離しない。 国際特許出願第WO94/01084号および第WO94/01085号(P roctor & Gamble社に譲渡)、疎水性皮膚有効剤を皮膚に送達す ることができる安定および穏和な石鹸の身体洗浄および加湿組成物を教示してい る。しかし、これらの特許出願は、有効な付着のために、洗浄剤中の皮膚有効剤 の液体粒子が大きくなければならないと記載している(即ち、使用されるペトロ ラタムが、45〜120マイクロメートルの粒度、および60,000〜400 ,000cpsの粘度を有する。)。本発明と対照的に、前記特許出願は、皮膚 有効物質を向上させる一方で有意な消泡を防止する、皮膚洗浄剤中の増粘低粘度 疎水性油(即ち、1000cp未満の粘度)を教示または示唆していない。 国際特許出願第WO95/26710号、第WO96/17591号、第WO 96/17592号、および第WO96/25144号(Proctor & Gamble Co.に譲渡)は、身体洗浄バーおよび液体から疎水性脂質成分 を送達して、皮膚加湿有効物質を供給することを教示している。広範囲に記載さ れている該脂質成分(全組成物中5〜40%)は、(a)炭化水素およびワック ス、(b)シリコーン、および(c)種々のエステルから選択される、1,00 0〜500,000cpの粘度を有する疎水性物質である。前記特許出願は、単 独または組み合わせにおいて、皮膚洗浄剤中の低粘度疎水性油(即ち、1000 cp未満の粘度)を増粘して、起泡性能を損なわずに皮膚有効物質を向上させる 技術に関して、教示または示唆していない。さらに、前記出願(即ち、第WO9 5/26710号、第6頁、第5〜7行、および第WO96/25144号、第 14頁、第21〜27行)は、消泡効果を減少させるために非晶性脂質を使用す ることの重要性を認識しておらず、その場合、パラフィンおよび他の結晶質ワッ クス(これらは全て、低粘度皮膚軟化油と一緒に使用された場合に、消泡剤とし て有効に作用する。)が、微晶質ワックスおよびペトロラタム(低粘度油と 組み合わされた場合に、かなり少ない消泡を生じる。)と同じカテゴリーにおい て示唆される。これと対照的に、本発明は、低結晶度を有する特定の群の疎水性 、油混和性ポリマーによって増粘される低粘度皮膚軟化油(1000cp未満の 粘度)を身体洗浄剤に配合する方法を開示する。本発明はさらに、起泡性能を損 なわずに、低粘度油の皮膚への送達を高めることを教示する。本発明において、 パラフィンおよびポリエチレンのような結晶質ワックスは、使用される油増粘剤 から特に除外される。 国際特許出願第WO94/17166号は、開示されている清浄化剤組成物か ら皮膚有効物質を与えるための、不溶性ノニオン油またはワックスあるいは油お よび/またはワックスの混合物を含んで成る清浄組成物を開示している。該出願 人は、油中ワックスが消泡剤として作用することを見い出し、そのようなワック スの増粘剤としての使用は本発明によって特に排除されている。さらに、本発明 と対照的に、前記特許出願は、皮膚洗浄剤中の低粘度疎水性油(即ち、1000 cp未満の粘度)を増粘して、消泡せずに皮膚有効物質を向上させることを教示 または示唆していない。 国際特許出願第WO92/08444号(Proctor & Gamble Co.に譲渡)は、(A)シリコーンガム(600,000を超える粘度)お よび(B)5〜600,000の粘度を有するシリコーン油(silicone fluid)、から成る0.5〜20%の疎水性シリコーン成分を含んで成る 穏和洗浄バー組成物を教示している。該固体バーは、加工および組成において、 本発明の液体と本質的に異なる。さらに、前記特許出願は、1つの特定の種類の 疎水性皮膚軟化剤(即ち、低粘度のポリジメチルシロキサン)と、より高い粘度 を有する同じ種類の皮膚軟化油(即ち、PDMS、(A))とを混合して、要求 される皮膚感触および穏和性を高めることを開示しているにすぎない。これと対 照的に、本発明は、相乗皮膚有効物質を得るために、PDMSと構造的に全く異 なる特定のポリマー増粘剤を使用して広範囲の低粘度(1000cp未満)油を 増粘する方法、または、疎水性高粘度シリコーン油を使用して広範囲の低粘度非 シリコーン油を増粘する方法を教示している。このように、低粘度油、および低 粘度油と全く異なる構造を有する増粘剤が一緒になって皮膚に相乗有効物質を与 え、従って、前記出願によって開示される低粘度および高粘度シリコーンの 混合物は、本発明によって特許請求される増粘油と明らかに異なる。 本発明の有効剤およびポリマーとして作用する油の使用も、既知である。 P.DesLauriers(Pennzoil Products Com pany)の米国特許第5221534号は、例えば、鉱油、および合成熱可塑 性ゴムを基剤とするジおよびトリブロックコポリマーのブレンドを含んで成るゲ ルに含有される健康および美容補助組成物を教示している。該特許は、他の加湿 剤をも含むゲルの製造方法を教示している。しかし、該特許およびPenrec o(Pennzoilの部局)によって発行されている他の文献は、本発明に使 用される起泡界面活性剤を含有しないボディモイスチァライザーおよびローショ ンのような「残留」型の製品における該ゲルの使用を教示しているにすぎず、起 泡界面活性剤を含有する身体洗浄剤にゲルを含有することを教示または示唆して いない。 これと対照的に、本発明は、少なくとも2つの重大な点において異なっている 。第一に、本発明は、ポリマー増粘油および/または油/ポリマーブレンド自体 を、もう1つの(同じかま たは異なる)低粘度油の増粘剤として使用する。第二に、これらの油/ポリマー 組成物が、残留型の製品ではなく身体清浄組成物において使用される。 残留型の製剤(即ち、米国特許第5,221,534号によって開示される起 泡界面活性剤を含有しない製剤)と異なり、本発明の身体洗浄剤は、少なくとも 5重量%、好ましくは10重量%、またはそれ以上の起泡界面活性剤を含んで成 る。さらに、本発明の組成物は、Ross−Miles法(実施例における方法 論を参照)により、発泡経時変化の2分後に、少なくとも7cmまたはそれ以上 の泡の高さを生じる。そのような泡の高さは「残留」型の製品では発生しない。 Soap/cosmetics/Chemical Specialties (第24頁、1996年2月)は、1995年11月にJergensによって紹 介されたShower−ActiveTMモイスチァライザーを記載している。こ のモイスチアライザーは、米国特許第5221534号に記載の鉱油/ポリマー ゲル(Geahlene(R))、およびイソノナン酸オクチル、ステアレス−2 (steareth−2)、および燐酸のような他の成分を含有する。このモイ スチァライザー は、シャワー時に皮膚に適用して、シャワー後にモイスチュアライザーを付ける 時間消費プロセスを省くことができる。しかし、この文献も、ボディモイスチァ ライザー、クリームおよびローションのような残留型の組成物中の油/ポリマー ゲルを記載している。この文献は、追加低粘度油の増粘剤としての油/ポリマー ゲル組成物(即ち、消泡せずに付着を補助するため)を開示しておらず、さらに 、身体清浄組成物におけるこれらのポリマー増粘油組成物の使用も開示していな い。さらに、Geahlene(R)を含有する該「残留」型の製品は、身体洗浄 製品にとって重要な所望される感覚的指標である起泡を促進するために、本発明 によって使用される起泡界面活性剤を含有していない。 先行文献に開示されるように、多種類の疎水性皮膚軟化油が、好ましい皮膚有 効剤である。しかし、それらは消泡性であり、潜在的に不安定性であり、容易に 付着しないので、モイスチァライザーのような低粘度(1000cp未満)の疎 水性皮膚軟化剤を、身体洗浄剤に含有することが困難である。そのような低粘度 油の例は、鉱油、日焼け止め油、植物油、低分子量乳酸エステル、およびミリス チン酸イソプロピルを包含する。 理論に縛られるものではないが、これらの低粘度油は界面活性剤によって容易 に乳化され、その結果、(1)消泡を生じ、(2)皮膚清浄(洗浄)プロセスの 間に皮膚に効果的に保持するのが困難であると本出願人は考える。これと対照的 に、高粘度油(即ち、1000cpより有意に高い粘度)は、低い乳化性であり 、従って、洗浄剤においてより大きい液体粒子を形成し、これは高発泡および皮 膚への油付着にとって望ましい。しかし、そのような高粘度油のみに焦点を当て ると、潜在的に優れたモイスチァライザーであるが、単に以前のように効果的に 使用できないにすぎない多くの低粘度油を使用しないことになる。 洗浄剤から皮膚に低粘度油を効率的に付着させる1つの方法は、増粘剤を使用 して低粘度油を増粘することである。しかし、パラフィンワックス、結晶質ポリ エチレン、シリカ、ヒュームドシリカ、シリケート、および長鎖(即ち、C18〜 C22)脂肪酸石鹸のような大部分の従来の油増粘剤が、特に疎水性皮膚軟化油の 存在において、洗浄剤の起泡を有意に抑制する強い傾向を有することが見い出さ れた。即ち、それらの増粘油を含有する身体清浄化剤組成物は、皮膚を加湿する 有効物質を送達す ることができるが、満足のいく起泡性能を与えることができない。 要約すれば、先行技術は2つの条件の一方を開示している: (1)低粘度油が既知の増粘剤によって増粘されるが、発泡(および/または 安定性)が損なわれる、身体清浄組成物、または (2)特定のポリマーによって増粘される低粘度油であって(例えば、Pen nzoil Geahlene(R)組成物)、これらのポリマー増粘油が、油を モイスチァライザーとして送達する「残留」型の組成物に使用される。 先行技術と異なり、本発明は、特定の群の疎水性の非消泡ポリマーによって予 め増粘された低粘度皮膚軟化剤を皮膚洗浄剤に配合し、非増粘低粘度油と比較し て少なくとも3つ特別な利益を与える。第一に、特定のポリマーで増粘された油 が、有意に優れた起泡性能を付与する。第二に、増粘された油は、皮膚により付 着性のより大きい液体粒子を形成する傾向を有し、それによって、皮膚への油の 付着が向上する(前記の先行技術、即ち国際特許出願第WO94/01084号 および第WO94/01085号によって確認されている)。第三に、特定のポ リマーで増粘された油は、適切にデザインされた皮膚洗浄剤において安定である 傾向を有し、製剤の本体(bulk body)からの相分離に抵抗性である。 発明の概要 驚くべきことに、および予想外なことに、特定の群の疎水性ポリマー増粘剤を 使用することによって、疎水性低粘度皮膚軟化油(1000cp未満の粘度)を 効果的に増粘することができ、それによって、発泡を損なうことなく、低粘度油 がより効果的に身体清浄組成物から送達されることを出願人は見い出した。即ち 、洗浄(界面活性剤による)、加湿(特定のポリマー組成物で増粘された低粘度 油による)、および良好な発泡を全て、1つの組成物において行うことが可能で ある。 より詳しくは、本発明の組成物は、 (a)アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン 界面活性剤およびそれらの混合物から成る群から選択される、5〜50重量%、 好ましくは10〜30重量%の起泡界面活性剤、 (b)25℃において2000cpを超える、好ましくは5000cpを超え る、最も好ましくは10,000cpを超 える粘度を有する、全組成物に対して0.5〜30重量%、好ましくは5〜25 重量%の予備増粘油組成物、 を含んで成る水性系身体清浄組成物を含んで成り、 該予備増粘油組成物が、1000cp未満の粘度を有する疎水性皮膚軟化剤、 および本発明の詳細な実施態様において詳細に記載される増粘物質を含んで成る 。 図面の簡単な説明 図1は、8.3%のココアミドプロピルベタイン、4.2%のナトリウムラウレ ススルフェート(3EO)、および4.2%のココイルイセチオン酸ナトリウム を含有する水性系製剤中の、16.7%のGeahlene(R)1600の油滴 を示す顕微鏡写真である。いくつかの油滴の非球形が、皮膚への付着にとって望 ましいGeahleneの高粘度を示している。発明の詳細な説明 本発明は、清浄化剤に通常関わる清浄化有効成分を送達することができるのみ ならず、以前に可能であったよりも多量の低粘度油(例えば、より多くの加湿有 効成分)を泡生成能を損なうことなく送達することもできる新規水性系身体洗浄 清浄化剤組成物に関する。別の場合として、(加湿有効成分の提供に要 されるように)低粘度油を通常増粘させる場合、当該分野で以前から使用されて いた増粘剤(例えば、ワックス)は、清浄化組成物の起泡も低下させていた。 従来技術において、本発明により選択される特定のポリマー増粘 組成物)を用いて低粘度油(すなわち、20℃における粘度が約12cpの鉱物 油)が増粘されたが、油/ポリマー組成物が以前に皮膚清浄化組成物において用 いられたことは一度もない。 しかしながら、予想外なことに、出願人は、特定のポリマー 度(1000cp未満)油が、清浄化剤組成物において用いることができ、また 、加湿機能を提供するが同時に起泡を低下させることはなく清浄化剤組成物を通 常の清浄化剤として機能させることを最近発見した。そのようなものとして、本 発明の組成物は少なくとも5重量%以上の起泡界面活性剤(詳細な説明、(a) 界面活性剤系を参照)を含み、Ross−Miles法(方法は下記実施例を参 照)による泡熟成(フォームエージング)2分後に少なくとも7cm以上の泡高 さを提供する。泡発生のこの性能は、加湿剤、クリームおよびローションのよう な 「残留」型スキンケア生成物から、請求の範囲のスキン清浄化組成物を区別する 。これに対して、ポリエチレンまたはパラフィンワックス、C18〜C22水不溶性 脂肪酸石鹸のような結晶性増粘剤により予め増粘されている同じ低粘度油(粘度 1000cp未満)を同じ割合で含む水性清浄化剤は、極めて低い起泡性を提供 する(実施例部分を参照されたい)。 すなわち、出願人は、注目すべきことに、低粘度油を用いる技術分野において それまで達成されていない、清浄化組成物における望ましい2つの利点(低粘度 油からの加湿剤、および改良された起泡性)を得ることができた。その代わりに 、身体洗浄組成物中に有意量(すなわち20重量%)を混入する適当な手段がそ れまで無かったので、油は以前には油/有効成分剤の全範囲を無視しなければな らなかった。 本発明の組成物は以下の成分を含む: (a)アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イ オン性界面活性剤およびそれらの混合物からなる群より選択される界面活性剤5 〜50重量%、好ましくは10〜30重量%、 (b)粘度が2000cpを超える、好ましくは10000 cpを超える特定の「非消泡性」ポリマー増粘油組成物を組成物全体に対して0 .5〜30重量%、好ましくは5〜25重量%、 ここで、予め増粘した油組成物(b)は粘度が1000cp未満の疎水性皮膚 軟化剤および以下に特定する「非消泡性」増粘材料を含み、 「非消泡性」とは、ポリマー/油増粘組成物を含む含む前記清浄化剤が、泡熟 成から2分後に、Ross−Miles法、すなわち詳細されているシリンダー 振とう法により試験される少なくとも7cmの泡の高さを発生することを意味し ている。これに対して、ポリエチレンまたはパラフィンワックスあるいはC18〜 C22脂肪酸石鹸のような結晶性増粘剤により増粘されている同じ低粘度油(粘度 1000cp未満)を同じ割合で含む清浄化剤は、通常、極めて低い起泡性を提 供する(実施例部分を参照されたい)。 各成分をさらに以下に詳細する: (a)界面活性剤系 アニオン性界面活性剤 アニオン性界面活性剤は、例えば、第一アルカン(例えば、C8〜C22)スル ホネート、第一アルカン(例えば、C8〜C22) ジスルホネート、C8〜C22アルケンスルホネート、C8〜C22ヒドロキシアルカ ンスルホネートまたはアルキルグリセリルエーテルスルホネート(AGS)のよ うな脂肪族スルホネート、またはアルキルベンゼンスルホネートのような芳香族 スルホネートであり得る。 アニオン性界面活性剤は、C8〜C22カルボン酸の塩(すなわち脂肪酸石鹸と して知られている)でもあり得る。脂肪酸石鹸は、ココイルイセチオン酸ナトリ ウムのような他の穏やかなアニオン性界面活性剤よりも、皮膚に対してより刺激 的であることも知られている。そのようなものとして、本発明の請求の範囲の皮 膚清浄化組成物は、前記カルボン酸の塩を10%未満含む。 アニオン性界面活性剤は、アルキルスルフェート(例えば、C12〜C18アルキ ルスルフェート)またはアルキルエーテルスルフェート(アルキルグリセリルエ ーテルスルフェートを含む)でもあり得る。アルキルエーテルスルフェートには 下記式で示されるものがある: RO(CH2CH2O)nSO3M ここで、Rは炭素原子数が8〜18、好ましくは12〜18 のアルキルまたはアルケニル、nは1.0より大きな、好ましくは2〜3である 平均値、およびMはナトリウム、カリウム、アンモニウムまたは置換アンモニウ ムのような可溶化性カチオンである。アンモニウムおよびナトリウムラウリルエ ーテルスルフェートが好ましい。 アニオン性界面活性剤は、アルキルスルホスクシネート(モノおよびジアルキ ル、例えばC6〜C22スルホスクシネートを含む)、アルキルおよびアシルタウ レート、アルキルおよびアシルサルコシネート、スルホアセテート、C8〜C22 アルキルホスフェートおよびホスフェート、アルキルホスフェートエステルおよ びアルコキシルアルキルホスフェートエステル、アシルラクテート、C8〜C22 モノアルキルスクシネートおよびマレエート、スルホアセテート、およびアシル イセチオネートでもあり得る。 スルホスクシネートは、 式:R42CCH2CH(SO3M)CO2M、 で示されるモノアルキルスルホスクシネート、 式:R4CONHCH2CH22CCH2CH(SO3M)CO2M(式中、R4は C8〜C22アルキル、およびMは可溶化性カチ オンを表す。) で示されるアミド−MEAスルホスクシネート、 式:RCONH(CH2)CH(CH3)(SO3M)CO2M(式中、Mは前述 のように定義される。) で示されるアミド−MIPAスルホスクシネートであり得る。 アルコキシル化シトレートスルホスクシネート、および (式中、n=1〜20、およびMは前述のように定義される)のようなアルコキ シル化スルホスクシネートも含まれる。 サルコシネートは、通常、式:RCON(CH3)CH2CO2M(式中、Rは C8〜C20アルキル、およびMは可溶化性カチオンを表す。)で示される。 タウレートは式:R2CONR3CH2CH2SO3M(式中、R2はC8〜C20ア ルキル、R3はC1〜C4アルキル、およびMは可溶化性カチオンを表す。)で示 される。 もう1つのクラスのアニオン性界面活性剤は、下記式のようなカルボキシレー トである: R−(CH2CH2O)nCO2M (式中、RはC8〜C20アルキル、nは0〜20、およびMは前述のように定義 される。)。 使用することができるもう1つのカルボキシレートは、例えばSeppic社 のMonteineLCQ(R)のようなアミドアルキルポリペプチドカルボキシ レートである。 使用することができるもう1つの界面活性剤は、C9〜C18アシルイセチオネ ートである。これらのエステルは、アルカリ金属イセチオネートと、炭素原子数 が6〜18でヨウ素価が20未満の混合脂肪族脂肪酸との反応により調製される 。混合脂肪酸の少なくとも75%が12〜18個の炭素原子を有し、25%まで が6〜10個の炭素原子を有する。 存在する場合、アシルイセチオネートは、通常、組成物全体の約0.5〜15 重量%である。好ましくは、この成分は約1〜約10%の量で存在する。 アシルイセチオネートは、本出願に参考として取り入れられるIlardiら の米国特許出願No.5,393,466に記載されているようなアルコキシル 化イセチオネートであり得る。この化合物は下記式で示される: (式中、Rは炭素原子数8〜18のアルキル基、mは1〜4の整数、XおよびY は水素または炭素原子数1〜4のアルキル基、およびM’は例えばナトリウム、 カリウムまたはアンモニウムのような一価カチオンを表す。)。 通常、アニオン性成分は、組成物の約1〜20重量%、好ましくは2〜15重 量%、最も好ましくは5〜12重量%を構成する。双性イオン性および両性界面活性剤 双性イオン性界面活性剤は、脂肪族四級アンモニウム、ホスホニウムおよびス ルホニウム化合物の誘導体として広く記載され得るものにより例示されるが、こ れらにおいて脂肪族基は直鎖または分岐鎖であり得、脂肪族置換基の1つが約8 〜約18個の炭素原子を含み、1つがアニオン性基、例えば、カルボキシ、スル ホネート、スルフェート、ホスフェートまたはホスホネートを含む。これらの化 合物の一般式を以下に示す: (式中、R2は炭素原子数が約8〜約18、エチレンオキシド基の数が0〜約1 0およびグリセリル基の数が0〜約1であるアルキル、アルケニルまたはヒドロ キシアルキル基を含み、Yは窒素、リンおよびイオウ原子からなる群より選択さ れ、R3は約1〜約3の炭素原子を含むアルキルまたはモノヒドロキシアルキル 基、Yがイオウ原子の場合、Xは1、およびYが窒素またはリン原子の場合、X は2、R4は炭素原子数約1〜約4のアルキレンまたはヒドロキシアルキレン、 およびZは、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスホネートお よびホスフェート基からなる群より選択される基を表す。)。 そのような界面活性剤の例は下記化合物を含む: 4−[N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)−N−オクタデシルアンモニオ] −ブタン−1−カルボキシレート、 5−[S−3−ヒドロキシプロピル−S−ヘキサデシルスルホニオ]−3−ヒ ドロキシペンタン−1−スルフェート、 3−[P,P−ジエチル−P−3,6,9−トリオキサテト ラデキソシルホスホニオ]−2−ヒドロキシプロパン−1−ホスフェート、 3−[N,N−ジプロピル−N−3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピルア ンモニオ]−プロパン−1−ホスホネート、 3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアンモニオ)プロパン−1−スル ホネート、 3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアンモニオ)−2−ヒドロキシプ ロパン−1−スルホネート、 4−[N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)−N−(2−ヒドロキシドデシル )アンモニオ]−ブタン−1−カルボキシレート、 3−[S−エチル−S−(3−ドデコキシ−2−ヒドロキシプロピル)スルホ ニオ]−プロパン−1−ホスフェート、 3−[P,P−ジメチル−P−ドデシルホスホニオ]−プロパン−1−ホスホ ネート、および 5−[N,N−ジ(3−ヒドロキシプロピル)−N−ヘキサデシルアンモニオ ]−2−ヒドロキシ−ペンタン−1−スルフェート。 本発明で用いることができる両性洗剤は、少なくとも一種の 酸性基を含む。これは、カルボン酸基またはスルホン酸基であり得る。これらは 四級窒素を含み、従って四級アミド酸である。これらは、通常、炭素原子数7〜 18のアルキルまたはアルケニル基を含む。これらは、通常、下記全体構造式に 相当する: (式中、R1は炭素原子数7〜18のアルキルまたはアルケニル; R2およびR3は、各々独立して、炭素原子数1〜3のアルキル、ヒドロキシア ルキルまたはカルボキシアルキル、 nは2〜4; mは0〜1; Xは任意にヒドロキシにより置換される炭素原子数1〜3のアルキレン、およ び Yは−CO2−または−SO3−を表す。)。 前記一般式に含まれる適当な両性洗剤は、 式: で示される単純ベタイン、および 式: (式中、mは2または3) で示されるアミドベタインを含む。 両式において、R1、R2およびR3は前述のように定義される。R1は、特に、 基R1の少なくとも半分、好ましくは3/4が10〜14個の炭素原子を有する ようにココナッツから誘導されるC12アルキル基とC14アルキル基との混合物で あり得る。R2およびR3は好ましくはメチルである。 さらに、両性洗剤は下記式: または(式中、mは2または3) で示されるスルホベタイン、または−(CH23SO3 -で置換されたこれらの変異種であることが可能である。 これらの式において、R1、R2およびR3は先に説明した通りである。 両性酢酸塩(amphoacetate)および二両性酢酸塩(amphoa cetate)も、使用しうる可能な双性イオン性および/または両性化合物に 含まれるものとする。 両性/双性イオン性界面活性剤は、使用される場合、通常、組成物の0〜25 重量%、好ましくは0.1〜20重量%、より好ましくは5〜15重量%をなす 。 一種または二種以上のアニオン性および任意の両性および/ または双性イオン性界面活性剤に加えて、界面活性剤系は任意に非イオン性界面 活性剤を含み得る。非イオン性界面活性剤 使用することのできる非イオン性界面活性剤は、特に、疎水性基および反応性 水素原子を有する化合物、例えば、脂肪族アルコール、酸、アミドまたはアルキ ルフェノールと、アルキレンオキシド、特にエチレンオキシド単独またはエチレ ンオキシドおよびプロピレンオキシドとの反応生成物を含む。特定の非イオン性 洗剤化合物は、アルキル(C6〜C22)フェノール−エチレンオキシド縮合物、 脂肪族(C8〜C18)1級または2級直鎖または分岐鎖アルコールとエチレンオ キシドとの縮合生成物、およびプロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応 生成物とエチレンオキシドとの縮合により得られる生成物である。他の所謂非イ オン性洗剤化合物は、長鎖第三アミンオキシド、長鎖第三ホスフィンオキシド、 およびジアルキルスルホキシドを含む。 非イオン性界面活性剤は、多糖類アミドのような糖アミドでもあり得る。特に 、界面活性剤は、ここで参考として取り込まれるAuらの米国特許出願第5,3 89,279号に記載のラ クトビオンアミドの一種、またはここで参考として本出願に取り込まれるKel kenbergの特許No.5,009,814に記載の糖アミドの一種であり 得る。 使用することのできる他の界面活性剤は、Parran Jr.の米国特許N o.3,723,325に記載されているもの、およびLlenadoの米国特 許No.4,565,647に開示されているアルキル多糖類非イオン性界面活 性剤であり、これらも参考として本出願に取り込まれる。 好ましいアルキル多糖類は、下記式で示されるアルキルポリグリコシドである : R2O(Cn2nO)t(グリコシル)x (式中、R2は、アルキル基が約10〜約18個、好ましくは約12〜約14個 の炭素原子を有するアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロ キシアルキルフェニルおよびそれらの混合物からなる群より選択され;nは0〜 3、好ましくは2;tは0〜約10、好ましくは0;およびxは1.3〜約10 、好ましくは1.3〜約2.7である)。グリコシルは好ましくはグルコースか ら誘導される。これらの化合物を調製するために、アルコールまたはアルキルポ リエトキシアルコー ルがまず形成され、次にグルコース、またはグルコース源と反応してグルコシド (1位で結合)が形成される。次に、さらなるグリコシル単位がそれらの1位と 、それより前のグリコシル単位2、3、4および/または6位、好ましくは主に 2位との間に結合することができる。 非イオン性界面活性剤は、疎水性基の単独または複数で化学的に変性された水 溶性ポリマーでもあり得る。例えば、POE(200)グリセリルステアレート のようなEO−POブロックコポリマー、疎水的変性PEGが、本発明の請求の 範囲の組成物に含まれ得る。 (b)油/ポリマー増粘組成物 本発明により考えられる疎水性皮膚軟化性油(b)(i)のタイプの例(決し て限定されない)は以下のものを含む。 表1 疎水性皮膚軟化性油の粘度 非粘度疎水性油を増粘し、起泡性能を犠牲にすることなく水性皮膚清浄化剤に おいて増粘油を安定にするために、本発明で用いられるポリマー増粘剤(b)( i)は、10〜60℃の温度において下記基準の全てを満たさなくてはならない 。 (1)疎水性: 水溶性が水中で1重量%未満、好ましくは水中で0.5重量%未満であるポリ マーまたはポリマーのブレンド。 水性清浄化組成物中の油中において増粘剤が安定でなくてはならないので疎水 性は重要である; (2)低結晶性: 増粘させる油の連続マトリックス中に80重量%以上の非結晶性ポリマー材料 および20%未満の結晶性ポリマー材料を含むポリマーまたはポリマーのブレン ド。 本発明において、非結晶性ポリマー材料は、ゲル、無定形固形物、微結晶性ワ ックスおよびそれらの混合物を含む。ゲルおよび無定形固形物は、広角度X線回 折技術により結晶性材料から区別することができる(結晶性材料は、異なるX線 回折最大値を提供するが、ゲルおよび無定形固形物は提供しない。)。 微結晶性ワックスは特別の場合である。これらの結晶性ワッ クス(すなわち、パラフィンおよびポリエチレン)とは異なり、微結晶性ワック ス(歴史的に無定形ワックスとして知らている)は分子量が高く、高度に分岐し た炭化水素鎖であり、結晶性が小さいまたは無定形構造(使用する加工経路に依 存して)であり、油相溶性および可塑性が高い(ここで参考として本出願に取り 込まれるH.Bennet,Industrial Waxes,89〜92頁 、Chemical Publishing Company版,1963年を 参照されたい。)。これらの独自の特性および微結晶性ワックスと結晶性ワック スとの相違を表2に要約する。 微結晶性ワックスの最も一般的な生成物は、微結晶性ワックスと少量の他の不 純物との天然混合物を約90重量%含んでなる鉱油(石油ゼリーまたは鉱物ゼリ ーとしても知られる)である。微結晶性ワックスの他の例は、Micro.Wa x、Micro.Wax 2305、Micro.Wax 1135/15W( 全てRoss製)、およびMultiwax 180M、Multiwax M L−445、Multiwax 180W、Multiwax W−445、M ultiwax W−445、Multiwax W−835、Multiwa x W −145(全てWitco/Sonneborn製)を含むが、これらに限定さ れない。 表2 微結晶性ワックスと結晶性ワックスとの主な相違 増粘油中の高度の結晶性(すなわち、パラフィンまたはポリエチレンワックス )が大きな消泡性を引き起こすので低結晶性は重要である; (3)油相溶性 組成物および層が分離することなく対象の液体清浄化剤組成物中において安定 である均質混合物を形成するように低粘度油(粘度1000cp末満)中におい て混和性および/または分散性であるポリマーまたはポリマーのブレンド。ポリ マー増粘剤および油は、水性系皮膚清浄化組成物中において均質領域(すなわち 、増粘した油滴)を形成しなくてはならないので、油相溶性は重要である。 前記基準を満たす有効なポリマー増粘剤の例は、限定はされないが、以下のも のを含む: (1)ゴム系熱可塑性ブロックコポリマー、例えば、SEBS、SEP、SEB 、EP、SBS、およびSIS: ここで、 E=ポリエチレンセグメント S=ポリスチレンセグメント B=ポリブチレンまたはポリブタジエンセグメント I=ポリイソプレンセグメント P=ポリプロピレンセグメント。 これらのポリマーは、Shell Chemical Companyから(Kraton(R)の商品名で)市販されている; (2)高分子量ポリジメチルシロキサンおよび、ジエチルポリシロキサン、ジメ チコン、C1−C30アルキルポリシロキサンのような他の疎水性ポリジメチル シロキサン誘導体から選択される粘度が2000cpを超える、好ましくは50 00cpを超える、最も好ましくは10000cpを超えるシリコン油。これら のシリコーン油は市販されている。例えば、異なる分子量および粘度のポリジメ チルシロキサンがDow CorningからDow Corning 200 フルイドの商品名で、またはGeneral ElectricからGEシリコ ーンの商品名で市販されている;および (3)Ultra Chemical Inc.(Ultrapure SCま たはUltrapure HMP白色鉱油の商品名)またはFisher Sc ientific(Petrolatum)精製級(Purified Gra de))から得られる鉱油;Micro.Waxd、Micro.Wax230 5、Micro.Wax1135/15W(全てRoss製)、およびMult iwax180M、Multiwax ML−445、Multiwax 180W、Multiwax W−445、Multiwax W−445、M ultiwax W−835、Multiwax X−145(全て、Witc o/Sonneborn製)のような、粘度が2000cpを超える、好ましく は5000cpを超える、最も好ましくは10000cpを超える微結晶性ワッ クス。 理論に縛られるものではないが、本発明の出願人は、ポリマー増粘剤が、低粘 度油中において微視的に分散するネットワーク型構造を形成し、ポリマーネット ワークが物理的からまり(すなわち、IPMまたはひまわり油中のPDMSまた は鉱油、下記タイプ2およびタイプ3を参照)または微小領域凝集(すなわち、 鉱油中のゴム系ブロックコポリマー、下記タイプ1)を介して形成されると考え る。 詳細なポリマー/油増粘組成物の例を以下に説明する。 タイプ1 コポリマー増粘鉱油(すなわち、市販のGeahlene(R) 特定の群のゴム系熱可塑性ブロックコポリマーにより増粘された低粘度皮膚軟 化性油は、前述の基準を満たす。油/ブロックコポリマー増粘組成物が、Des Lauriersらの米国 特許5,221,534の請求の範囲に記載されている。この特許によれば、油 /コポリマー増粘組成物が、起泡の促進のために本発明により用いられるような 起泡性界面活性剤を含まない健康および美補助生成物のような「残留」型スキン ケア生成物として、penrecoによりGeahlene(R)の商品名で現在 市販されている。 この増粘組成物中において油を包囲するポリマーは、少なくとも2つの熱力学 的に非相溶性のセグメントを含むジブロックポリマー、トリブロックコポリマー 、ラジカルポリマーまたはコポリマー、マルチブロックポリマーまたはコポリマ ー、およびそれらの混合物からなる群より選択される少なくとも2つのポリマー またはコポリマーを含む、使用されるポリマーのブレンドであるが、少なくとも 1種のジブロックコポリマーおよび/またはトリブロックコポリマーが組成物中 に存在することが必要である。 少なくとも1種のジブロックコポリマー、または前記少なくとも1種のトリブ ロックコポリマーが、前記少なくとも2種の異なるポリマーのブレンドを5〜9 5%を含み、前記ジブロックおよびトリブロックポリマーが、スチレンモノマー 単位およ びゴムモノマー単位のセグメントを含む。 好ましくは、ブレンドはジブロックコポリマーとトリブロックコポリマーとの 混合物である。ポリマーに関して熱力学的に非相溶性という表現は、ポリマーが 、少なくとも2種の非相溶性セグメント、例えば少なくとも1種のハードセグメ ントと1種のソフトセグメンtを含むことを意味する。通常、ジブロックポリマ ーにおいて、セグメントは、ハードセグメントおよびソフトセグメントに関して 連続である。トリブロックポリマーにおいて、比率は2ハード、1ソフト、2ハ ード、1ソフトなど、または2−1−2コポリマーである。マルチブロックポリ マーは、いかなる組み合わせのハードおよびソフトセグメントの組み合わせも含 むことができる。しかしながら、前述したように、組成物中において、ジブロッ クまたはトリブロックコポリマーの少なくとも1種が存在しなくてはならない。 組成物に必要なハード特性とソフト特性の両方を提供する組み合わせがなくては ならない。これらの特性は、健康および美補助ゲル組成物の形成において本発明 の本質的部分である制御された離液を提供するのに必要である。 組成物において、ポリマーブレンドにより形成されたポリマ ーネットワーク中に油が含まれる。 ポリマーおよび油/ポリマー複合体は、ここで参考として本出願に取り込まれ るDesLauriersらの米国特許No.5,221,534においてより 詳細に記載されている。 タイプ2 シリコーン油増粘皮膚軟化油 本発明のもう1つの態様において、ポリジメチルシロキサン(PDMS)のよ うな高粘度シリコーン油により増粘された低粘度非シリコーン皮膚軟化油(粘度 1000cp未満)も、選択されたポリマー増粘剤を規定する前記基準を満たす 。 PDMSの粘度は2000cpを超える、好ましくは5000cpを超える、 最も好ましくは10000cpを超える。 PDMS/油増粘系は、前記PDMSを10〜90重量%、およびシリコーン 溶解性低粘度皮膚軟化油を90〜10重量%含み、この軟化油はアジピン酸ジイ ソプロピル、セバシン酸ジイソプロピル、イソノナン酸オクチル、オクタン酸イ ソデシル、ジエチレングリコール、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イ ソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、パルミチン酸イソセチル、パルミチ ン酸イソステアリル、マレイン酸ジイソステアリル、イソステアリン酸ジグリセ リル、ダイマー酸ジ イソプロピル、ジイソステアリン酸ジグリセリルおよびそれらの混合物を含むが 、これらに限定されない。 PDMS/油増粘系は、前記PDMSを20〜95重量%、およびPDMS中 に均質に分散および/または部分的に溶解する低粘度油を5〜80重量%含み、 この低粘度油は鉱油、ラノリン油、ヤシ油、ホホバ油、マレイン化大豆油、アー モンド油、ピーナツ油、小麦胚芽油、米ぬか油、アマニ油、杏仁油、クルミ、ヤ シ実、ピスタシオ実、ごま種、ナタネ油、ビャクシン油(cade oil)、 コーン油、桃仁油、ケシ実油、松油、大豆油、アボガド油、ヒマワリ実油、ハシ バミ実油、オリーブ油、ブドウ実油およびサフラワー油、ババス油およびそれら の混合物を含むが、これらに限定されない。 タイプ3 微結晶性ワックス(例えば、鉱油)増粘皮膚軟化油 本発明のもう1つの態様において、低粘度皮膚軟化油を増粘させるために、粘 度が2000cpを超える、好ましくは5000cpを超える、最も好ましくは 10000cpを超える微結晶性ワックスを用いることもできる。このタイプの 増粘剤の例は、主に微結晶性ワックスワックスの天然混合物である鉱油であり、 鉱油の例としてFisher Chemical 製の鉱油(精製級)がある。 ゲル/油増粘組成物は、前記微結晶性ワックスを10〜80重量%、および炭 化水素ゲル中に細かく分散および/または溶解することができる低粘度疎水性皮 膚軟化油の20〜90重量%を含む。この油は鉱油、ラノリン油、ヤシ油、ホホ バ油、マレイン化大豆油、アーモンド油、ピーナツ油、小麦胚芽油、米ぬか油、 アマニ油、杏仁油、クルミ油、ヤシ実油、ピスタシオ実油、ごま種油、ナタネ油 、ビャクシン油、コーン油、桃仁油、ケシ実油、松油、大豆油、アボガド油、ヒ マワリ実油、ハシバミ実油、オリーブ油、ブドウ実油およびサフラワー油、シア バター、ババス油、ミリスチン酸イソプロピルおよびそれらの混合物を含むがこ れらに限定されない。 前述のように、これは、結晶性ワックス(すなわち、パラフィンおよびポリエ チレン)およびC18〜C22脂肪酸石鹸により増粘された油または非増粘油と比べ てかなり低い消泡性を提供しつつ、低粘度油に改良された加湿効果を分配させる 特定のポリマー増粘剤である。さらなる利点として、ポリマー/油増粘組成物は 、請求の範囲の液体皮膚清浄化組成物中において安定であり、相分離に抵抗する 。 (c)他の任意成分 さらに、本発明の組成物は下記任意成分を含んでよい。 有機溶媒、例えばエタノール;補助増粘剤、例えばカルボキシメチルセルロー ス、珪酸マグネシウムアルミニウム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセル ロース、カルボポール(carbopol)、グルカミド、またはローヌプーラ ン製のAntil(R);香料;金属イオン封鎖剤、例えばエチレンジアミン四酢 酸テトラナトリウム(EDTA)、EHDPまたは混合物の0.01〜1%、好 ましくは0.01〜0.05%;および着色剤、乳化剤および真珠光沢剤、例え ばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、TiO2、EGMS(エチレ ングリコールモノステアレート)またはLytron621(スチレン/アクリ レートコポリマー);これらは全て、生成物の概観または化粧特性の向上に有用 である。 組成物は、さらに、2−ヒドロキシ−4,2’4’トリクロロジフェニルエー テル(DP300)のような抗菌剤;ジメチロールジメチルヒダントイン(Gl ydant XL1000)、パラベン、ソルビン酸等のような防腐剤を含み得 る。 組成物は、起泡促進剤としてのココナッツアシルモノまたは ジエタノールアミドも含むことができ、塩化ナトリウムおよび硫酸ナトリウムの ような強イオン化塩も遊離に使用することができる。 要すれば、例えばブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)のような酸化防止剤 を、約0.01%以上の量で有利に用いることができる。 使用することのできるカチオン性コンディショナーは、Quatrisoft LM−200 Polyquaternium−24、Merquat Pl us 3330−Polyquaternium 39;およびJaguar(R ) 型コンディショナーを含む。 使用することのできるポリエチレングリコールは、 Polyox WSR−205 PEG 14M、 Polyox WSR−N−60K PEG 45M、または Polyox WSR−N−750 PEG 7Mを含む。 ユニオンカーバイド社からCARBOWAX SENTRYの商品名で市販さ れているような分子量が300〜10000ダルトンのPEG。 使用することのできる増粘剤は、Amerchol Polymer HM1500(R)(非オキシニルヒドロエチルセルロース);Glucam D OE 120(PEG 120メチルグルコースジオレエート);Rewo C hemicals製の oate)、パルメートまたはタロエート);Antil(R)141(Gold schmidt製)を含み得る。 添加することのできる他の任意成分は、ここで参考に取り入れるMontag ueの米国特許No.5,147,576に教示のような非凝集性ポリマーであ る。 含みうるもう1つの成分は、ポリオキシエチレンビード、クルミ殻、および杏 種のような皮膚摩擦剤である。 組成物は、構造化剤(structurant、以下構造剤ともいう)を0. 1〜15重量%、好ましくは1〜10重量%含むこともできる。そのような構造 剤は、懸濁粒子が望まれる場合には外部構造剤(例えば、架橋ポリアクリレート およびクレー)の添加を避けるために、および所望の消費者特性を提供するため に用いることができる。 構造剤は、通常、不飽和および/または分岐長鎖(C8〜C24)液体脂肪酸ま たはそのエステル誘導体;および/または不飽和 および/または分岐長鎖液体アルコールまたはそのエーテル誘導体である。それ は、カプリン酸またはカプリル酸のような短鎖飽和脂肪酸でも良い。理論に縛ら れるものではないが、脂肪酸またはアルコールの不飽和部分、あるいは脂肪酸ま たはアルコールの分岐部分が、界面活性剤疎水性鎖を「不規則化」し、層状相の 形成を含むように作用すると考えられる。 使用することのできる液体脂肪酸の例はオレイン酸、イソステアリン酸、リノ ール酸、リノレン酸、リシノール酸、エライジン酸、アラキドン酸、ミリストー ル酸およびパルミトール酸を含む。エステル誘導体は、プロピレングリコールイ ソステアレート、プロピレングリコールオレエート、グリセリルイソステアレー ト、グリセリルオレエート、およびポリグリセリルジイソステアレートを含む。 アルコールの例はオレイルアルコールおよびイソステアリルアルコールを含む 。エーテル誘導体の例はイソステアレス(isosteareth)またはオレ ス(oleth)カルボン酸;またはイソステアレスまたはオレスアルコールを 含む。 構造剤は、融点が約25℃未満であるものと定義される。 本発明を、下記実施例によってより詳細に説明する。実施例 は説明を目的とするのみであり、決して請求の範囲の制限を意図するものではな い。 実施例および明細書における全ての%は、特記しない限り、重量%を意味する 。 実施例 起泡評価方法 Ross−Miles法 泡の高さを、Ross−Miles法により測定した(詳細は、J.Ross およびG.D.Miles著,Am.Soc.for Testing Mat erials,Method D1173〜53,ペンシルバニア州フィラデル フィア,1953年を参照されたい。)。この発明において、内径2.9mmの オリフィスを有する特定寸法のピペットに含まれる合計界面活性剤濃度0.5重 量%の試験溶液200mlを、水ジャケットにより所定温度(40℃)に維持さ れている円筒容器内に含まれる同じ溶液50mlに、90cm落下させる。円筒 容器内に形成された泡の高さを、全ての溶液がピペットから排出された直後(初 期泡高さ)、および所定時間(泡熟成時間)後に再度読み取る。シリンダー振とう法 泡体積も、シリンダー振とう法を用いて試験した。溶液40g(合計界面活性 剤濃度2.5重量%)を、キャップを有する250mlパイレックスシリンダー に入れた。シリンダーを(訓練された評価者が)0.5分間振ることにより泡が 発生した。泡を2.5分間安定させた後、泡の高さを測定した。手洗い法 手洗い起泡試験法を用いて、異なるタイプの増粘油により形成された起泡体積 を測定した。試験法の手順を以下に記載する; 1.手袋(ラテックス手袋)をはめた両手を暖かい水道水で湿らせる; 2.清浄化剤0.7gと水1.0gを、湿った右掌に適用した; 3.湿った左掌を右掌上で20回前後に擦って泡を発生させた; 4.泡を両掌から計量ビーカー中に収集した; 5.上記手順を2回以上繰り返し、発生した泡を同じビーカー中に収集した。 ビーカー中に収集された合計泡体積を測定し、 表1に要約した(実施例3)。実施例1:増粘油の調製 本発明において好ましいポリマー/油増粘組成物を含む清浄化剤の起泡性能を 、好ましくない試薬で増粘した油を含む清浄化剤の性能と比較した。この目的の ために、異なる材料で増粘した油を、以下の実施例に示す起泡試験のために調製 した。Geahlene(R)ポリマー増粘油(本発明の好ましい実施例) 市販のGeahlene(R)1600(Penreco製)、すなわち特定の ブレンドのゴム系熱可塑性ポリマー(本発明の好ましい実施例)により増粘され た鉱油を、さらに変性することなく直接適用した。ワックスまたはシリカ増粘油(好ましくない:比較例) 結晶性ポリマー(ワックス)または疎水性粒子(シリカ)により増粘された他 の2つの油は好ましくない増粘油である。一方は、まず、鉱油(Drakeol 7、Penreco製)90部と結晶性ポリエチレン(Polywax 20 00、Petrolite Specialty Polymer Group 製)10部とを、オーバーヘッドミキサーを用いて 混合して透明溶液を形成した。次に、溶液を室温まで冷却して粘性ゲルを形成し た。他方は、疎水性粒子(Cab−O−SilTS720発煙シリカ、Cabo t Corporation製)10部と鉱油90部とを室温で30分間混合し た。疎水性粒子を鉱油中に混入後、半ペースト状増粘油が形成された。実施例2:異なる増粘剤により増粘された油を含む身体洗浄清浄化剤の調製 組成1に示す組成を有する液体清浄化剤を用いて組成No.2〜No.5を調 製した(実施例3)。組成No.2、3および4は、それぞれ異なる種類の増粘 油の5重量%を、オーバーヘッドメカニカルミキサーを用いて、組成No.1の 95重量%と10rpmで5分間混合することにより調製した。組成No.5は 、市販のGeahlene(R)1600の10重量%を、同じ混合条件において 組成1の90重量%と直接混合することにより調製した。組成No.1(皮膚清浄化ベース) 組成No.2(本発明、清浄化剤+5%Geahlene) 組成No.1の液体清浄化剤95重量%; Geahlene(R)1600の5重量%組成No.3 (比較例、清浄化剤+5%ワックス増粘油) 組成No.1の液体清浄化剤95重量%; ポリエチレン(Polywax2000)増粘油の5重量%組成No.4 (比較例、清浄化剤+5%シリカ増粘油) 組成No.1の液体清浄化剤95重量%; 疎水性粒子(Cab−O−Sil TS720発煙シリカ) 増粘油の5重量%組成No.5 (本発明、清浄化剤+10%Geahlene) 組成No.1の液体清浄化剤90重量%; 非結晶性ポリマー増粘油(Geahlene1600)の10重量%実施例3:油増粘剤の清浄化剤による起泡への影響 手洗い法を用いて、異なるタイプの増粘油を含む清浄化剤により形成された泡 の体積を測定し、結果を表3に示す。 表3 対照と比較した実施例2〜5の泡体積 データは、Geahlene(R)1600(組成No.2および組成No.5 )により増粘された油が、結晶性PolyWaxおよび発煙シリカにより増粘さ れた油よりも清浄化剤への消泡効果が小さいことを明らかに示している。実施例4.Geahlene増粘油を高水準で含むシャワーゲル組成 物、Penreco製)のようなゴム系疎水性コポリマーで増粘した鉱油を、起 泡性能および生成物安定性を犠牲にすることなく比較的高水準でシャワーゲル組 成に含ませることもできる。 この実施例において、使用したベース組成を組成No.6において示す。成分 を、オーバーヘッドブレンダーを用いて40℃で2時間ブレンドし、次に混合物 を室温まで冷却した。得られた組成物は、クリーム状の均質で注入可能なゲルで あった。組成No.6(皮膚清浄化剤ベース) Penreco製)の25重量%を、組成No.7に示すよう にベース組成中に混入した。組成No.7(清浄化剤+25%Geahlene) 組成No.6およびNo.7についてのRoss−Miles法(温度40℃ および希釈倍率40倍、合計界面活性剤濃度0.5重量%において)による泡高 さを、それぞれ、泡熟成時間の関 を用いる組成No.7は、いかなる疎水性油も含まない組成6に匹敵する泡高さ および泡安定性を有していた。 表4 泡熟成時間の関数としての組成No.6およびNo.7のRoss−Mi les泡高さ この実施例は、明らかに、多量のポリマー/油増粘組成物(例 影響を与えることなく、加湿効果を提供し得ることを示している。 ン酸イソプロピルを含むシャワーゲル組成 皮膚清浄化剤の起泡性能を犠牲にすることなく、市販の の低粘度油を増粘させることができる。この実施例において、オーバーヘッドミ キサーを用いて20℃で混合した後に、ミリ (Penreco製)により1:1重量比でを大幅に増粘され た。次に、このGeahlene−IPM増粘組成の20重量%を、同じ調製法 を用いて組成No.6の界面活性剤ベースとブレンドして組成8を得た。得られ た組成はクリーム状の均質で注入可能なゲルである。組成No.8(本発明) 組成No.6〜No.8と同じ調製法により、IPMを、比較の目的で組成6 のベースの界面活性剤とブレンドし、得られる混合物を組成No.9とする。組成No.9(比較) 表5に示す時間に対するRoss−Miles泡高さのプロフィールは、組成 8(Geahleneにより予め増粘されたIPMを含む)が組成6(界面活性 剤−ベースw/o油)に匹敵する泡体積および泡安定性を提供することを示して いる。これに対して、組成9(IPM単独w/oGeahlene増粘)は、熟 成時間が6分より長いと、泡を不安定化させ得る(すなわち、泡体積が小さく泡 肉が薄い)。 表5 ポリマー/油増粘組成物および非増粘油を含む清浄化剤についての泡熟成 の関数としてのRoss−Miles泡高さ 実施例6:ポリジメチルシロキサン(PDMS)増粘油を含む水性皮膚清浄化剤 ミリスチン酸イソプロピル(IPM、粘度約10cp)およびポリジメチルシ ロキサン(PDMS、粘度約60,000cp)を、1:1重量比においてオー バーヘッドミキサーを用いて20℃で30分間予備混合した。得られるIPM/ PDMS増粘組成物(本発明の好ましい実施例)は、ミリスチン酸イソプロピル 単独の場合より10倍以上高い粘度を有する。皮膚清浄化剤ベース中に増粘シロ キサン/IPM増粘組成物を含む組成 (組成No.10)を用いて実施例6〜8に示す調製法を利用することにより、 注入可能なクリーム状の白色粘性液体(組成No.11)を得た。 同じ予備混合条件下に、PDMS(粘度約60000cp)/ひまわり油(粘 度約10cp)を調製した。得られるPDMS/ひまわり種油増粘組成物(本発 明の好ましい実施例)は、ひまわり油単独の場合より10倍以上高い粘度を有す る。皮膚清浄化剤ベース中にPDMS/ひまわり種油増粘組成物を含む組成(組 成No.10)を用いて実施例6〜8に示す調製法を利用することにより、注入 可能なクリーム状の白色粘性液体(組成No.12)を得た。 比較の目的で、9:1重量比のIPM/ステアリン酸アルミニウム(結晶性増 粘剤、本発明において好ましくない)を混合し、120℃に加熱して透明ゲルを 形成した。ゲルを20℃まで冷却すると曇った粘性ゲルが得られた。皮膚清浄化 剤中にこのステアリン酸Al/IPM増粘組成物を含む組成(組成No.10) を用いて実施例6〜8に示す調製法を利用することにより、クリーム状の注入可 能な粘性液体(組成No.13)を得た。組成No.10〜No.13 表6に示すように、組成No.11およびNo.12の起泡性能は、結晶性材 料であるステアリン酸Alにより増粘されたミリスチン酸イソプロピルを含む組 成No.13よりも大幅に優れている。この実施例における結果は、ステアリン 酸Al(長鎖不溶性脂肪酸石鹸)のような従来の増粘剤は油の存在下に極めて消 泡性になり得ることを示している。これに対して、非結晶性疎水性ポリマーであ るPDMSは、水性清浄化剤の起泡性能を犠牲にして油w/oを増粘させること ができる。 表6 組成No.11〜No.13の泡体積の比較 実施例7:鉱油増粘油を含む水性皮膚清浄剤 ミリスチン酸イソプロピル(IPM、粘度約10cp)および鉱油(Flsh er Scientific製)を1:1重量比で、オーバーヘッドミキサーを 用いて20℃で30分間予備混合した。得られるIPM/鉱油増粘組成物(本発 明の好ましい実施例)は、ミリスチン酸イソプロピル単独の場合より10倍以上 高い粘度を有する。皮膚清浄化剤ベース中に増粘シロキサン/IPM増粘組成物 を含む組成を用いて実施例2に示す調製法を利用することにより、注入可能なク リーム状の白色粘性液体(組成No.14)を得た。 比較の目的で、1:1重量比のIPM/パラフィンワックス(結晶性増粘剤、 本発明において好ましくない)を混合し、120℃に加熱して透明ゲルを形成し た。ゲルを20℃まで冷却すると曇った粘性ゲルが得られた。皮膚清浄化剤ベー ス中にこのパラフィン/IPM増粘組成物を含む組成を用いて実施例 2に示す調製法を利用することにより、注入可能な粘性液体(組成No.15) を得た。組成No.14〜No.15 表7に示すように、組成No.14(本発明)の起泡性能は、組成No.10 (ベース)の性能より優れており、結晶性増粘材料であるパラフィンワックスに より増粘されたミリスチン酸イソプロピルを含む組成No.15(比較)よりも 大幅に優れている。この実施例の結果は、パラフィンワックスのような従来の結 晶性増粘剤が、油の存在下に強度の消泡性になり得ることを示している。これに 対して、微結晶性疎水性ポリマーである鉱油は、水性清浄化剤の起泡性能を犠牲 にして、油w/oを 増粘させることができる。 表7 組成No.10、No.14およびNo.15の泡体積の比較の比較 実施例8:シャワーゲル中におけるGeahlene油の大きな液滴寸法および 安定性 光学的検鏡試験は、清浄化剤中の非増粘油単独の場合と比較 大きな油滴を形成し得ることを示した。そのような高粘度の寸法の大きな油滴は 、通常、皮膚上への標的油の付着の目的に望ましい(例えば、国際特許Nos. WO94/01084およびWO94/01085を参照。)。 図1は、ココアミドプロピルベタイン8.3%、ラウレス(laureth) 硫酸(3EO)ナトリウム4.2%およびココイルイセチオン酸ナトリウム4. 2%を含む水性系組成中の16.7%のGeahlene(R)1600の油滴を 示す顕微鏡写真である。一部の油滴の非球形状は、皮膚付着の目的 に望ましいGeahleneの高粘度を示しているかもしれない。 これに対して、16.7%非増粘ミリスチン酸イソプロピル(IPM)は、同 じベース組成を劇的に希釈し、塊状水性相から相分離する傾向がある(サンプル 調製後数時間)。この不安定性の結果、非常に少量のIPMを、ベース組成中に おいて均質に分散し安定化させることができる。また、IPMの添加により引き 起こされた希釈は、組成を、身体洗浄用途に不適当にした。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年12月24日(1998.12.24) 【補正内容】 請求の範囲 1. (a)アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤およびそれらの混合物か ら成る群から選択される、10〜50重量%の界面活性剤、および (b)2000センチポイズ(cp)を超える粘度を有する、全組成物に対し て0.5〜30重量%の予じめ増粘された油組成物、 を含んで成る皮膚洗浄用液体組成物であって、 該予じめ増粘された油組成物(b)が、(i)1000cp未満の粘度を有す る疎水性皮膚軟化剤、および(ii)ポリマー増粘剤化合物、を含んで成り、該 ポリマー/油増粘組成物(b)を含有する洗浄用組成物が、Ross−Mile s法による試験において、2分間のフォームエージング後に少なくとも7cmま たはそれ以上の泡の高さを与え、 該増粘剤が、 (i)ポリマー増粘剤の疎水性が、25℃において水中で測定した場合に1重 量%未満の溶解度を有するような疎水性であり、 (ii)ポリマー増粘剤の油混和性および/または分散性が、該疎水性皮膚軟 化剤b(i)と混合した際に、形成されるポリマー/油増粘組成物が、2000 cpを超える粘度を有し、層分離を有さない均質増粘油であるような、油混和性 および/または分散性であり、 (iii)該増粘剤中の結晶性物質の含有量が20重量%未満であり、非結晶 質ゲル、非晶質固形物および微晶質ワックスから選択される物質の増粘剤中の含 有量が80重量%を超えるように選択される組成物。 2.(b)(i)が鉱油、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピ ル、シリコーン、または安息香酸エステル、あるいはそれらの混合物であり、増 粘剤(b)(ii)がジブロックコポリマー、トリブロックコポリマー、ラジア ルブロックコポリマーおよびマルチブロックコポリマーから選択される少なくと も2種類のポリマーのブレンドであり、但し、組成物中に少なくとも1種類のジ ブロックコポリマーまたは少なくとも1種類のトリブロックコポリマーが存在す ることを条件とし、該少なくとも1種類のジブロックコポリマーまたは該少なく とも1種類のトリブロックコポリマーが該少なくとも2種類のポ リマーのブレンドに対して5〜95重量%であり、該ジブロックおよびトリブロ ックポリマーがスチレンモノマー単位およびゴムモノマー単位のセグメントを含 んで成る請求項1に記載の組成物。 3.(b)(i)が、セバシン酸ジイソプロピル、イソノナン酸オクチル、オク タン酸イソデシル、ジエチレングリコール、ミリスチン酸イソプロピル、パルミ チン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、パルミチン酸イソセチル、 パルミチン酸イソステアリル、リンゴ酸ジイソステアリル、イソステアリン酸ジ グリセリル、ダイマー酸ジイソプロピル、ジイソステアリン酸ジグリセリルおよ びそれらの混合物から選択される1000cp未満の粘度を有する10〜90重 量%のシリコーン可溶性疎水性皮膚軟化剤からなり、(b)(ii)が、200 0cpを超え、場合により5000cpを超え、例えば10000cpを超える 粘度を有する10〜90重量%のシリコーン油からなる、請求項1に記載の組成 物。 4.(b)(i)が、シリコーン混合分散性化合物、すなわち鉱油、ラノリン油 、ココナッツ油、ホホバ油、マレイン酸化大豆油、ヒマシ油、アーモンド油、ピ ーナッツ油、小麦麦芽油、 米糠油、亜麻仁油、アプリコット種油、クルミ、パームナッツ、ピスタチオナッ ツ、胡麻の実、菜種油、ケード油、トウモロコシ油、モモ種油、ケシの実油、パ イン油、大豆油、アボカド油、ヒマワリ種油、ヘーゼルナッツ油、オリーブ油、 グレープシード油、紅花油、およびババスー油、ならびにそれらの混合物から選 択される1000cp未満の粘度を有する5〜80重量%の疎水性皮膚軟化剤か らなり、(b)(ii)が、2000cpを超え、場合により10,000cp を超える粘度を有する20〜95重量%のシリコーン油を含んで成る、請求項1 に記載の組成物。 5.(b)(i)が組成物の20〜60重量%を占め、(b)(ii)が組成物 の40〜80重量%を占め、および(b)(ii)が10,000cpを超える 粘度を有する請求項4に記載の組成物。 6.(b)(i)が鉱油、ソルビトール、ラノリン油、ココナッツ油、ホホバ油 、マレイン酸化大豆油、ヒマシ油、アーモンド油、ピーナッツ油、小麦麦芽油、 米糠油、亜麻仁油、アプリコット種油、クルミ、パームナッツ、ピスタチオナッ ツ、胡麻の実、菜種油、ケード油、トウモロコシ油、モモ種油、ケシの 実油、パイン油、大豆油、アボカド油、ヒマワリ種油、ヘーゼルナッツ油、オリ ーブ油、グレープシード油、紅花油、シアバター、ババスー油、ミリスチン酸イ ソプロピルおよびそれらの混合物から選択される1000cp未満の粘度を有す る疎水性皮膚軟化剤を含んで成り、(b)(ii)が、2000cpを超え、場 合により10,000cpを超える粘度を有する10〜80重量%の微晶質ワッ クスからなる、請求項1に記載の組成物。 7.皮膚洗浄用組成物が、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面 活性剤、ノニオン界面活性剤およびそれらの混合物から選択される、10〜30 重量%の界面活性剤を含んで成る請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。 8.有機溶媒、例えばエタノール、補助増粘剤、例えばカルボキシメチルセルロ ース、珪酸アルミニウムマグネシウム、ヒドロキシエチレンセルロース、メチル セルロース、カルボポール、グルカミドおよびそれらの混合物から選択されるも の、香料、金属イオン封鎖剤、例えば0.01〜1%のエチレンジアミン四酢酸 四ナトリウム(EDTA)、EHPPまたはそれらの混合物、着色剤、不透明剤 、および、真珠光沢付与剤、例えばス テアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、TiO2エチレングリコールモノ ステアレートおよびスチレン/アクリレートコポリマーから選択されるものから 選択される0〜25重量%の成分をさらに含んで成る請求項1〜7のいずれかに 記載の組成物。 9.該組成物が、 (i)0〜5重量%の抗微生物剤、例えば2−ヒドロキシ−4,2’,4’− トリクロロジフェニルエーテル(DP300)、(ii)0〜5重量%の防腐剤 、例えばジメチロールジメチルヒダントイン(Glydant XL1000TM )、パラベンおよびソルビン酸から選択される防腐剤、 (iii)ココナッツアシル、モノまたはジエタノールアミド、および電離性 塩、例えば塩化ナトリウムまたは硫酸ナトリウム、 (iv)0〜3重量%の酸化防止剤、例えば0.01およびそれ以上のブチル 化ヒドロキシトルエン(BHT)、 (v)0〜5重量%のカチオン性コンディショナー、 (vi)200〜20,000ダルトンの分子量を有する0〜10重量%のノ ニオン性ポリエチレングリコール、または (vii)剥離剤、例えばポリオキシエチレンビーズ、クルミ殻およびアプリ コット種子、 をさらに含んで成る請求項1〜8のいずれかに記載の組成物。 10.該組成物が、0.1〜15重量%の、飽和または不飽和で分岐または非分 岐のC8〜C24液体脂肪酸構造化剤またはそのエステル誘導体、飽和または不飽 和で分岐または非分岐のC8〜C24液体アルコールまたはそのエーテル誘導体、 をさらに含んで成る請求項1〜9のいずれかに記載の組成物。 11.該構造化剤が、カプリン酸またはカプリル酸、オレイン酸、イソステアリ ン酸、リノール酸、リノレン酸、リシノール酸、エライジン酸、アリキドン酸、 ミリストレイン酸およびパルミトレイン酸、プロピレングリコールイソステアレ ート、プロピレングリコールオレエート、グリセリルイソステアレート、グリセ リルオレエートおよびボリグリセリルジイソステアレート、オレイルアルコール 、イソステアリルアルコール、イソステアレス(isosteareth)また はオレス(oleth)カルボン酸、イソステアレスまたはオレスアルコールか ら選択され、該構造化剤が約25℃未満の融点を有する、請求項10に記載の組 成物。 12.該予じめ増粘された油組成物が、5,000cpを超え、場合により10 ,000cpを超える粘度を有する請求項1に記載の組成物。 13.該皮膚洗浄用液体組成物が、5〜25重量%の該予じめ増粘された油組成 物を含有する請求項1に記載の組成物。 14.該予じめ増粘された油を含有する該皮膚洗浄用液体組成物が、2分間のフ ォームエージング後のRoss−Miles法による試験において、ポリエチレ ンまたはパラフィンワックス、C18〜C22脂肪酸石鹸およびヒュームドシリカか ら選択される結晶質増粘剤によって予じめ増粘された同じ割合の同じ低粘度油( 1000cp未満の粘度)を含有する比較液体組成物によって付与されるより少 なくとも30%高い泡の高さを付与する、請求項1に記載の組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW (72)発明者 ホー,メンタオ アメリカ合衆国、アリゾナ・85254・スコ ツツデイル、イースト・グリーンウエイ・ パークウエイ・6735、アパートメント・ 1132 (72)発明者 マツサーロ,マイケル アメリカ合衆国、ニユー・ヨーク・ 10920・コンガース、ドーバー・ロード・ 39 (72)発明者 アロンソン,マイケル・ポール アメリカ合衆国、ニユー・ヨーク・10994、 カウンテイ・オブ・ロツクランド、ウエス ト・ニヤツク、マンダリン・レーン・2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤およびそれらの混合物か ら成る群から選択される、5〜50重量%の界面活性剤、および (b)2000センチポイズ(cp)を超える粘度を有する、全組成物に対し て0.5〜30重量%の予備増粘油組成物、 を含んで成る液体皮膚清浄組成物であって、 該予備増粘油組成物(b)が、(i)1000cp未満の粘度を有する疎水性 皮膚軟化剤、および(ii)ポリマー非消泡増粘剤化合物、を含んで成り、非消 泡とは、該ポリマー/油増粘組成物(b)を含有する清浄組成物が、Ross− Miles法によって試験して、発泡経時変化の2分後に少なくとも7cmまた はそれ以上の泡の高さを与えることを意味し、 該非消泡増粘剤が、 (i)ポリマー増粘剤の疎水性が、25℃において水中で測定した場合に1重 量%未満の溶解度を有するような疎水性であり、 (ii)増粘剤の油混和性または/および分散性が、該低粘 度油b(i)と混合した際に形成されるポリマー/油増粘組成物が、2000c pを超える粘度を有し、層分離を有さない均質増粘油であるような、油混和性ま たは/および分散性であり、 (iii)増粘剤中の結晶性物質の含有量が20重量%未満であり、および、 ゲル、非晶質固形物および微晶質ワックスから選択される非結晶質物質の増粘剤 中の含有量が80重量%を超える、 ように選択される組成物。 2.(b)(i)が、鉱油、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロ ピル、シリコーン、または安息香酸エステル、あるいはそれらの混合物であり、 増粘剤(b)(ii)が、ジブロックコポリマー、トリブロックコポリマー、ラ ジアルブロックコポリマーおよびマルチブロックコポリマーから選択される少な くとも2種類のポリマーのブレンドであり、但し、組成物中に少なくとも1種類 のジブロックコポリマーまたは少なくとも1種類のトリブロックコポリマーが存 在することを条件とし、該少なくとも1種類のジブロックコポリマーまたは該少 なくとも1種類のトリブロックコポリマーが該ブレンドに対して5〜95重量% の少なくとも2種類のポリマーを含んで成り、 該ジブロックおよびトリブロックポリマーがスチレンモノマー単位およびゴムモ ノマー単位のセグメントを含んで成る請求項1に記載の組成物。 3.(b)(i)が、セバシン酸ジイソプロピル、イソノナン酸オクチル、オク タン酸イソデシル、ジエチレングリコール、ミリスチン酸イソプロピル、パルミ チン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、パルミチン酸イソセチル、 パルミチン酸イソステアリル、リンゴ酸ジイソステアリル、イソステアリン酸ジ グリセリル、ダイマー酸ジイソプロピル、ジイソステアリン酸ジグリセリルおよ びそれらの混合物から選択される1000cp未満の粘度を有する10〜90重 量%のシリコーン可溶性疎水性皮膚軟化剤を含んで成り、および、(b)(ii )が、2000cp以上、任意に5000cpを超える、例えば10000cp を超える粘度を有する10〜90重量%のシリコーン油を含んで成る、請求項1 に記載の組成物。 4.(b)(i)が、シリコーン混合分散性化合物、すなわち鉱油、ラノリン油 、ココナッツ油、ホホバ油、マレイン酸化大豆油、ヒマシ油、アーモンド油、ピ ーナッツ油、小麦麦芽油、米糠油、亜麻仁油、アプリコット種油、クルミ、パー ムナッツ、 ピスタチオナッツ、胡麻の実、菜種油、ケード油、トウモロコシ油、モモ種油、 ケシの実油、パイン油、大豆油、アボカド油、ヒマワリ種油、ヘーゼルナッツ油 、オリーブ油、グレープシード油、紅花油、およびババスー油、ならびにそれら の混合物から選択される1000cp未満の粘度を有する5〜80重量%の疎水 性皮膚軟化剤からなり、(b)(ii)が、2000cpを超え、場合により1 0,000cpを超える粘度を有する20〜95重量%のシリコーン油を含んで 成る、請求項1に記載の組成物。 5.(b)(i)が組成物の20〜60重量%を占め、(b)(ii)が組成物 の40〜80重量%を占め、および(b)(ii)が10,000cpを超えろ 粘度を有する請求項4に記載の組成物。 6.(b)(i)が鉱油、ソルビトール、ラノリン油、ココナッツ油、ホホバ油 、マレイン酸化大豆油、ヒマシ油、アーモンド油、ピーナッツ油、小麦麦芽油、 米糠油、亜麻仁油、アプリコット種油、クルミ、パームナッツ、ピスタチオナッ ッ、胡麻の実、菜種油、ケード油、トウモロコシ油、モモ種油、ケシの実油、パ イン油、大豆油、アボカド油、ヒマワリ種油、ヘーゼ ルナッツ油、オリーブ油、グレープシード油、紅花油、シアバター、ババスー油 、ミリスチン酸イソプロピルおよびそれらの混合物から選択される1000cp 未満の粘度を有する疎水性皮膚軟化剤を含んで成り、(b)(ii)が、200 0cpを超え、場合により10,000cpを超える粘度を有する10〜80重 量%の微晶質ワックスからなる、請求項1に記載の組成物。 7.皮膚洗浄用組成物が、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面 活性剤、ノニオン界面活性剤およびそれらの混合物から選択される、10〜30 重量%の界面活性剤を含んで成る請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。 8.有機溶媒、例えばエタノール、補助増粘剤、例えばカルボキシメチルセルロ ース、珪酸アルミニウムマグネシウム、ヒドロキシエチレンセルロース、メチル セルロース、カルボポール、グルカミドおよびそれらの混合物から選択されるも の、香料、金属イオン封鎖剤、例えば0.01〜1%のエチレンジアミン四酢酸 四ナトリウム(EDTA)、EHPPまたはそれらの混合物、着色剤、不透明剤 、および、真珠光沢付与剤、例えばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウ ム、TiO2エチレン グリコールモノステアレートおよびスチレン/アクリレートコポリマーから選択 されるものから選択される0〜25重量%の成分をさらに含んで成る請求項1〜 7のいずれかに記載の組成物。 9.該組成物が、 (i)0〜5重量%の抗微生物剤、例えば2−ヒドロキシ−4,2’,4’− トリクロロジフェニルエーテル(DP300)、 (ii)0〜5重量%の防腐剤、例えばジメチロールジメチルヒダントイン( Glydant XL1000TM)、パラベンおよびソルビン酸から選択される 防腐剤、 (iii)ココナッツアシル、モノまたはジエタノールアミド、および電離性 塩、例えば塩化ナトリウムまたは硫酸ナトリウム、 (iv)0〜3重量%の酸化防止剤、例えば0.01およびそれ以上のブチル 化ヒドロキシトルエン(BHT)、 (v)0〜5重量%のカチオン性コンディショナー、 (vi)200〜20,000ダルトンの分子量を有する0〜10重量%のノ ニオン性ポリエチレングリコール、または (vii)剥離剤、例えばポリオキシエチレンビーズ、クル ミ殻およびアプリコット種子、 をさらに含んで成る請求項1〜8のいずれかに記載の組成物。 10.該組成物が、0.1〜15重量%の、飽和または不飽和で分岐または非分 岐のC8〜C24液体脂肪酸構造化剤またはそのエステル誘導体、飽和または不飽 和で分岐または非分岐のC8〜C24液体アルコールまたはそのエーテル誘導体、 をさらに含んで成る請求項1〜9のいずれかに記載の組成物。 11.該構造化剤が、カプリン酸またはカプリル酸、オレイン酸、イソステアリ ン酸、リノール酸、リノレン酸、リシノール酸、エライジン酸、アリキドン酸、 ミリストレイン酸およびパルミトレイン酸、プロピレングリコールイソステアレ ート、プロピレングリコールオレエート、グリセリルイソステアレート、グリセ リルオレエートおよびポリグリセリルジイソステアレート、オレイルアルコール 、イソステアリルアルコール、イソステアレス(isosteareth)また はオレス(oleth)カルボン酸、イソステアレスまたはオレスアルコールか ら選択され、該構造化剤が約25℃未満の融点を有する、請求項10に記載の組 成物。 12.該予じめ増粘された油組成物が、5,000cpを超え、 場合により10,000cpを超える粘度を有する請求項1に記載の組成物。 13.該皮膚洗浄用液体組成物が、5〜25重量%の該予じめ増粘された油組成 物を含有する請求項1に記載の組成物。 14.該予じめ増粘された油を含有する該皮膚洗浄用液体組成物が、2分間のフ ォームエージング後のRoss−Miles法による試験において、ポリエチレ ンまたはパラフィンワックス、C18〜C22脂肪酸石鹸およびヒュームドシリカか ら選択される結晶質増粘剤によって予じめ増粘された同じ割合の同じ低粘度油( 1000cp未満の粘度)を含有する比較液体組成物によって付与されるより少 なくとも30%高い泡の高さを付与する、請求項1に記載の組成物。
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