JP2001507378A - 医用画像用新ポリマー性造影薬 - Google Patents

医用画像用新ポリマー性造影薬

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JP2001507378A JP50021197A JP50021197A JP2001507378A JP 2001507378 A JP2001507378 A JP 2001507378A JP 50021197 A JP50021197 A JP 50021197A JP 50021197 A JP50021197 A JP 50021197A JP 2001507378 A JP2001507378 A JP 2001507378A
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ホリスター、ケネス、ロバート
ケラー、ケネス、エドモンド
ウエイ、ドン
ペン、シン
ラド、デイビッド、リー
スノー、ロバート、アレン
マーク ハインリッヒ、ポール
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ナイコムド イメージング エーエス
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式[L-Ch-L-B](但し、Chは多座配位キレート部であり、Lはアミド連鎖又はエステル連鎖、及びBは、それを相互に結合する前記L連鎖間に少なくとも四つの炭素原子の炭素鎖を提供する疎水性基である)のポリマー反復単位を有するポリマー性ポリキレート化剤、その塩又はそのキレートを提供するが、但し、Chが2,5-ビスカルボキシメチル-2,5-ジアザヘクス(diazahex)-1,6-ジイルであり、前記ポリキレート化剤がランタニドイオン又はマンガンイオンで金属化される、又は、Bがそれを相互に結合する前記L連鎖間に少なくとも10個の炭素原子の炭素鎖及びそれらの塩並びにキレートを提供するという条件を伴う。本発明のポリキレート化剤の常磁性ポリキレートは、著しく高いR1緩和性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 医用画像用造影薬としてのキレート性ポリマー 本発明は、ポリキレート化剤化合物及びその塩並びにその金属錯体に関するも のであり、詳しくは、画像診断法、特に磁気共鳴画像診断法(MRI)用造影薬とし て有用であるポリ金属化(polymetallated)錯体に関するものである。 磁気共鳴画像診断法のような医用画像法において、造影薬、つまり、作り出さ れる画像において、組織間又は臓器間、或いは病組織と健康な組織間の造影を増 強する物質を使用する診療が受け入れられるようになってきている。 MRIにおいて、一般に造影薬は、分布する身体部位で、画像核(一般には、水プ ロトン)の特性緩和時間を変更することにより、造影増強効果を得る。 この方法で、造影増強を達成する、市販の造影薬としては、ガドリニウムキレ ートGdDTPA、GdDTPA-BMA及びGdHP-DO3Aがあり、それらは、シェリング(Schering )、ナイコムドイメージング(Nycomed Imaging)及びスキッブ(Squibb)より、それ ぞれマグネヴィスト(MAGNEVIST)、オムニスキャン(OMNISCAN)及びプロハンス(PR OHANCE)という商標で市販されている。 マグネヴィスト(MAGNEVIST)、オムニスキャン(OMNISCAN)及びプロハンス(PROH ANCE)は、全て細胞外液(ECF)剤であり、つまり、血管への注入によって、それら は細胞外液中に分布する。血管への注入により、概して肝臓又は腎臓によって除 去される前に、血管内での滞留時間を延長する血液プールMRI造影薬や化合物に 関しては、特許及び学術文献において、様々な提案が成されている。 前記の提案されている血液プール剤に含まれるものとしては、常磁性遷移又は ランタニド金属イオンによって金属化される、ポリキレート化剤(複数金属イオ ンによって金属化され得るキレート化剤)がある。例えば、WO90/12050号明細書( シービング(Sieving))、WO93/06868号明細書(ワトソン(Watson))、WO93/06148号 明細書(ウンガー(Unger))、欧州特許第512661号明細書(シェリング(Schering)) 等参照のこと。 ポリキレート化剤の使用は、造影を作り出す複数の金属イオンが同時に送り込 まれ、それにより、集中的造影増強効果を提供するという利点を有する。 大環状キレート化剤の単純ダイマー(例えば、欧州特許第485045号明細書及びW O95/09848号明細書参照)から、デンドリマー末端にキレート基を含むスターバー ストデンドリマー(starburst dendrimers)(例えば、WO93/06868号明細書参照) まで、様々なポリキレート化剤の構造が提案されている。キレート化剤基が、ポ リマーの骨格鎖から垂れ下がっている、直鎖状ポリキレート化剤も提案されてい る(欧州特許第512661号明細書及びWO90/12050号明細書参照)。キレート化剤基が 、ポリマーの骨格鎖内に結合している、他の直鎖状ポリキレート化剤も提案され ている(WO94/08629号明細書及びWO93/06148号明細書参照)。後者の場合、そのポ リマーはキレート化剤を含んでおり、例えばWO93/06148号明細書及びWO94/08629 号明細書によって、ポリオキサアルキレン鎖又はポリアザアルキレン鎖のような 親水性リンカー基の使用及びリンカーポリマー反復単位が示されている。 診断に効果的な複数の金属イオンを同時に送り込むのに役立つ他にも、前記ポ リマー性ポリキレート化剤は、GdDTPAのような単純モノキレートに関して、異方 性回転相関時間がより大きいという更なる利点を持つことより、緩和性(relaxib ility)が増加し、従って、MRコントラスト増強において効力を増す。 交互キレート化剤部及び疎水性リンカー部を結合しているポリマー性ポリキレ ート化剤も提案されている。例えば、英国特許第1304063号明細書(シュタオファ ー(Stauffer))は、キレート化剤、凝固剤、難燃剤、洗浄ビルダー等として使用 するため、特定のEDTA誘導体ポリマーを提案している。シュタオファー(Stauffe r)により提案されているEDTA誘導体ポリマーの中には、ヘキサメチレン、フェニ レン及び2,2-ビス(1,4-フェニレン)-プロパンのような、疎水性リンカー基を有 するポリマーがある。更に、WO93/06148号明細書においてウンガー(Unger)は、 ポリオキサアルキレン基のような交互キレート部及び親水性リンカー部を基部と するMRI造影薬として使用する、様々なポリマー性ポリキレート化剤を提案して いる。ウンガー(Unger)は、疎水性リンカー基を有する化合物の例は挙げていな いが、親水性リンカー(式Iの化合物)用モノマー前駆物質を、他のリストアップ されているモノマーと置換してもよく、そのリストには、例えば、1,4-ジアミノ ブタン、1,4-ジアミノシクロヘキサン、及び1,4-フェニレンジアミンのような疎 水性リンカー基を生じる少数のモノマーが含まれることを示唆している。しかし ながら、シュタオファー(Stauffer)もウンガー(Unger)も疎水性リンカー基を使 用することに、いかなる特定の利点をも見出しておらず、実際、ウンガー(Unger )における主な教示は、親水性リンカーの使用に向けられている。 本発明は、キレート化剤部に結合しているリンカー基が、比較的大きな疎水性 基であるポリマー性ポリキレート化剤を使用することで、驚くほど緩和性が向上 するという発見に基づくものである。 このように、一態様において、本発明は、式I -[L-Ch-L-B]- (I) (但し、Chは多座配位キレート部であり、Lはアミド連鎖又はエステル連鎖、及び Bは、それを相互に結合する前記L基間に少なくとも四つの炭素原子の炭素鎖を提 供する疎水性リンカー基である)のポリマー反復単位を有するポリマー性ポリキ レート化剤、その塩又はそのキレートを提供するが、但し、Chが2,5-ビスカルボ キシメチル-2,5-ジアザヘクス(diazahex)-1,6-ジイルであり、前記ポリキレート 化剤がランタニドイオン又はマンガンイオンで金属化される、又は、Bがそれを 相互に結合する前記L基間に少なくとも10個の炭素原子の炭素鎖を提供するとい う条件を伴う。前記リンカー基が6以下の炭素を含む場合、前記キレート化剤部 は、少なくとも3つの不安定水素を有する多塩基種であるのが好ましい。 本発明の金属化されたポリキレート化剤に関して達成された驚くほど高い緩和性 は、下記同族列に関する(40℃、20MHzでの)緩和性の比較によってうまく立証さ れる。 yが4〜12であるようなポリマーに関する緩和性の結果は、下記表1に記載さ れている。 このようなポリマー性ポリキレート化剤において、架橋アルキレン鎖のメチレ ン基の数の増加と共に、MRIに適した磁界強度(例えば0.24Tesla以上)における緩 和性の向上は、両方一緒には予期できない。まず最初に、ポリマー構造内でのキ レート化剤のリンカーへの連結形態は、それぞれの場合において同一であり、従 って、ポリマー構造内の連結点でのキレート化剤部の適応性及び、その結果、そ れらキレート化剤部の異方性回転運動は、非常に類似している。キレート錯体部 の異方性回転運動が、MRIに適した磁界強度における相関時間を左右するため、 前記緩和性が非常に類似していると推測される。(例として、ジェイ.ケミ.フ ィズ.(J.Chem.Phys.)36:1〜4(1962)のヴェスナー(Woessner)、及びエヌエ ムアールスペクトロスコピーにおける進歩(Progress in NMR Spectroscopy)22:4 87〜567(1992)のケ-ニヒら(Koenig et al)参照。)次に、前記リンカー部内のメ チレン基の数が増加することにより、ポリマー鎖において更に適応性が増す結果 となるはずである。これにより、異方性回転相関時間の増加をもたらし、その結 果として緩和性が低下すると予測される(ヴェスナー(Woessner)、スープラ(Supr a)参照)。このように、リンカーにおけるメチレン基の数が増加するにつれ、緩 和性が完全に一定したままであるか、又は減少するであろうことが、この同族列 で予測されるため、メチレン基の数が増加するにつれ、かわりに緩和性が多いに 向上するとう事実は、完全に予想外である。 本発明の化合物における疎水性リンカーBは、完全に又は部分的に不飽和であ ってもよく、例えば、よう素原子又はフッ素原子のような、疎水性基により、随 意に置換されてもよい直鎖状分岐環状又は部分的環状の(例えば、−アルキレン −フェニレン−アルキレン−)炭素骨格を含有してもよい。しかしながら、前記 疎水性部Bは、直鎖状で、一部不飽和であってもよく、及び、例えば、シクロヘ キシレン又はフェニレンのような、一つ以上のC5-7同素環式類によって随意に中 断されるのが好ましい。Bは炭素を最高50、特に8〜30、とりわけ10〜20含むのが 好ましい。疎水性基Bによって提供される前記L基間の炭素鎖は、6〜30炭素の長 さであるのが好ましく、及び側鎖はいずれも、最高6炭素の長さであるのが好ま しい。このように、Bは、例えば下記単位からなる鎖の形状であってもよい: CH2をm単位 CHRをn単位 C6H4をq単位 C6H10をr単位、及び -CH=CH-をp単位 但し、RはC1-6アルキルで、m、n、p、q及びrは、それぞれゼロ又は正数で あり、m+n+2q+2r+2pの合計は、4〜30、好ましくは6〜25、特に8〜20であり、n 、q及びrは、好ましくは0、1又は2であり、qとrの積が、好ましくは0で あり、pは0、1、2又は3であるのが好ましい。それゆえ、それらは、例えば 式IIの基であってもよく、 -(CHR)n1(CH2)m1(CH=CH)p(CH2)m2(CHR)n2- (II) 但し、Rは、上記で定義されている通りであり、n1、n2、m1、m2、及びpは、ゼロ 又は正数であり、n1+n2+m1+m2+2pの合計は、4〜30、好ましくは6〜25、特に8〜2 0であるのが好ましい。 疎水性リンカー基Bの特定の例としては、(CH2)4、(CH2)5、(CH2)6、(CH2)7、( CH2)8、(CH2)9、(CH2)10、(CH2)11、(CH2)12、(CH2)13、(CH2)14、(CH2)15、(CH2 )16、(CH2)17、(CH2)18、(CH2)19、(CH2)20、CH2CHCHCH2、1,4-シクロヘキシレ ンがある。 前記リンカー基Bは、少なくとも7個の炭素原子を有する直鎖状アルキレン鎖 、又は少なくとも4個の炭素原子を有する直鎖状アルケニレン鎖であるのが好ま しい。 親水性基Bをキレート化剤部Chに結合する前記連鎖Lは、好ましくは、炭素、硫 黄又はりん酸素酸のエステル基又はアミド基、つまり、前記ポリマー骨格鎖内に CN、SN、PN、CO、SO又はPO単位を提供するエステル基又はアミド基である。この ような基のアミド窒素は、置換できないか、又は、代わりとして及び好ましくは 、親水性又は、更に好ましくはC1-6アルキル基のような疎水性基によって置換さ れるのが好ましい。エステル酸素及びアミド窒素は、キレート化剤部に連結して もよいが、しかし、この立体配置は、例えば、DTPA-2無水物とαω-アルキレン ジアミンの凝縮のように、キレート化剤を含有する活性化されていてもよい酸素 酸基と二官能直鎖状化合物の凝縮によって難なく達成されるので、疎水性リンカ ーBの末端炭素に連結するのが、一般的には好ましいであろう。 このように、連鎖の例としては、−CO−O−、−O−CO−、−CO−NH−、−CO− NR−、−NH−CO−、−NR−CO−、−PO3H−O−がある。 本発明のポリマー性ポリキレート化剤のキレート化剤部は、常磁性金属イオン を強固に結合できるいかなるキレート化剤基であってもよい。多くの適切なキレ ート性種、特に金属キレートMRI造影薬に関するものが、特許及び学術文献に記 載されており、ナイコムド イメージング(Nycomed Imaging)、ナイコムド サル ター(Nycomed Salutar)、スターリン ウインスロプ(Starling Winthrop)、シェ リング(Schering)、スキッブ(Squibb)、マリンクロト(Malinckrodt)、ブラコ(Br acco)及びゲルベット(Guerbet)の特許公報を参照のこと。特に、キレート部は、 EDTA,DTPA,DOTA、DO3A、DOXA、及びTTHAのような、直鎖状分岐又は大環状ポリ −N−(酸素酸−メチル)ポリアザアルカンの残基であるのが好ましい。このよう に、前記キレート部は、例えば、次式IIIのものでもよく、 (X-CHR1CHR1)kX (III) 但し、R1は水素又はヒドロキシ又はアルキルが置換されたアルコキシでもよく、 或いは一結合又は連鎖Lに結合されたアルキレン基であるか又は、2つのR1基が 一緒に、C4-6アルキレンブリッジが置換されたアザ又はオキサを表してもよく、 kは、1、2、3、4、5又は6、好ましくは2又は3であり、Xはそれぞれ別個 に0又はNR2或いはアミド連鎖Lの窒素への一結合であり、すくなくとも2つのX 基がNR2であり、R2はそれぞれ別個に、水素原子であるか又はヒドロキシ、アル コキシ、又はCOZ、POZ2、SO2Z、CON(R3)2によって置換されてもよい、又は連鎖L に結合されたアルキル基、又は2つのR2基が一緒に、一つの基CHR1CHR1を表し、 少なくとも2つのR2基がアルキル基が置換されたCOZ、POZ2、SO2Z又はCON(R3)2 を表しており、zは一つの基OR3又はN(R3)2であり、及びR3は、水素又はヒドロ キシル化アルキルでもよく、X,R1及びR2の内の二つで連鎖Lに結合されている。 上記のように、このようなキレート化剤部は、金属キレートMRI造影薬に関す る文献から周知となっている。 キレート部Chとして好ましいのは、下記構造を有する基であり、 炭素骨格は未置換であり、二個の窒素がL連鎖に結合されたメチレン基を含んで おり、その残りの窒素は、酸素酸−メチル基又はそのアミド或いはエステルを含 み、好ましくは、カルボキシメチル基又はホスホノメチル基を含む。 本発明の化合物は、ポリマー性であり、[L-Ch-L-B]ポリマー反復単位を含む。 前記ポリマーの一般的な分子量は、都合よく103〜106D、好ましくは、5〜200kD 、特に14〜80kDの範囲にある。 本発明のポリマーは、前記[L-Ch-L-B]反復単位の他に更なる構造単位を有し、 特に、懸基又はポリマー骨格鎖の成分のどちらかとして、比較的低い割合の親水 性ポリマーセグメントを含有することは、例えば、血液プール滞留時間延長の点 からみて有益である。このように、付加され得る又は結合され得る基としては、 特にポリアザアルキレン鎖及びとりわけポリオキサアルキレン鎖、特にポリエチ レンオキシ又はポリプロピレンオキシ基、例えばPEG(ポリエチレングリコール) 基がある。このような基は、ポリマー骨格から懸垂でき、又はポリマー骨格に結 合でき、好都合な事に、前記ポリマーの約15重量%まで形成できる。そのような 親水性鎖の取り込みは、従来技術によって実施できる。例として、WO93/06148号 明細書(ウンガー(Unger))及びWO94/08629号明細書を参照のこと。 そのような親水性鎖は、ポリマー性化合物に対し、体内分布調節剤として作用 する。他の体内分布調節剤は、適用に従って、前記ポリマーが特定の身体組織又 は位置に目標を定めるため、前記ポリマー性化合物と共役してもよい。この点に 関して、詳しく言うと、高分子、生体分子及びマクロ組織から成り得る。 前記ポリマー性キレート化剤が共役し得る、高分子、生体分子及びマクロ組織 の例としては、(ポリリシンのような)ポリマー、多糖類、タン白質、抗体又はそ のフラグメント(特に、モノクローン抗体又はFabフラグメントのようなフラグメ ント)、糖蛋白質、プロテオグリカン、ペプチド、ホルモン、ステロイド、細胞 接着分子等がある。このように、例えば、腫瘍をターゲットにしたポリマー性ポ リキレート化剤を製造できる。本発明のポリキレート化剤の体内分布変性剤への 共役は、従来法によって成され得ると共に、前記MRI造影薬文献、例えば、WO90/ 12050号明細書,欧州特許第512661号明細書,WO95/09848号明細書等に広範囲に渡 って記載されている。 本発明のポリマー性ポリキレート化剤は、MR造影薬としての使用を主として提 案されており、その使用の際、常磁性金属イオン又は多原子複合イオン(例えば 、ポリオキソアニオン及びその硫黄系類似物)、例として、遷移金属イオン又は ランタニド金属イオンによって金属化される。しかしながら、本発明のポリキレ ート化剤化合物はまた、異なった画像診断形式又は治療において使用するため、 他の金属イオンを運搬するのにも使用され得る。 特に、原子番号20〜32、42〜44、49及び57〜83を有する金属のポリキレート化 剤が好ましく、特に、Gd、Dy、Mn及びYbが好ましい。 MR診断造影薬として使用する場合、前記キレート化された金属種は、遷移金属 又はランタニド系であるのが特にふさわしく、原子番号21〜29、42、44又は57〜 71を有するのが好ましい。金属種が、Eu、Gd、Dy、Ho、Cr、Mn、又はFeである金 属キレートが特に好ましく、Gd3+、Mn2+又はDy3+と複合的に金属化されたキレー トが特に好ましい。 MRIにおいて造影薬として使用する場合、放射性は、MR診断造影薬として必要 とされず、又望ましくもない特性であり、常磁性金属種は、都合よく、非放射性 である。 X線写真又は超音波造影薬として使用する場合、前記のキレート化された金属 種は、例えば、原子番号が37より大きい、好ましくは50より大きい、例えばDy3+ のような非放射性金属のような重金属種であるのが好ましい。 シンチ造影法、又は放射線療法において使用する場合、前記のキレート化され た金属種は、勿論放射性でなければならず、例えば、99mTc、67Ga又は111Inのよ うな従来のあらゆる複合可能放射性金属同位体が使用できる。放射線療法の場合 、前記キレート化剤は、例えば、153Sm、67Cu又は90Yと共に金属キレートの形態 であっても良い。 重金属の解毒に使用する場合、前記ポリキレート化剤は、例えば、ナトリウム 、カルシウム、アンモニウム、亜鉛、メグルミンのような生理学的に許容できる 反対イオンを有する、例えば、ポリ−カルシウムキレート錯体のナトリウム塩の ように、塩類の形態であるのが望ましい。 前記ポリキレートがイオン形態である場合、例えば、脱プロトンキレート化剤 部が、複合金属イオンの正電荷の釣り合いを保つために必要とされる以上の負電 荷を有する場合、前記化合物は、塩類の形態で存在し得る。そのような場合、反 対イオンは、アンモニウム、置換アンモニウム、アルカリ金属、又はアルカリ土 類金属のような、生理学的に許容できる有機イオン又は無機イオンであるのが好 ましい。この点において、メグルミン塩が特に好ましい。 本発明のポリマー性化合物は、従来のポリメリゼーション及びメタレーション 技術により、調製及び金属化でき、これが更に本発明の一態様と成る。この態様 において、本発明は、本発明の化合物の調製法を提供し、前記調製法が以下の工 程を少なくとも一つ含んでいる。 (a) 式Vの二官能基性化合物と共に Y2−Ch−Y2 (V) 式IVの二官能基性化合物を共重合し、 Y1−B−Y1 (IV) (但し、B及びChは、前述の通りであり、Y1及びY2は、アミド連鎖又はエステル連 鎖を生じさせるために相互反応する基であり)、 (b) 上記の式Iのポリマー反復単位を有するポリマー性ポリキレート化剤を金属 化する又は金属交換反応をさせ、 (c) バイオターゲッティング基を上記の式Iのポリマー反復単位を有するポリマ ー性ポリキレート化剤に共役させ、 (d) 式VIの更なるモノマーと共に、式IV及びVの二官能基性化合物を共重合し、 Y1−Hp−Y1 (VI) (但し、Y1は上文に記述した通りであり、Hpはリンカー基、例えば、(式(CH2)2(O CH2CH2)tの基のような)ポリオキサアルキレン種のような、分子量が400〜5000で あるものが好ましい)。 上記工程(a)及び(d)の重合反応において、Y1はヒドロキシルであるのが好まし く、又は、第1級或いは第2級アミン基であるのがより好ましく、Y2は例えば、酸 塩化物基、又は更に好ましくは酸無水物基のような、活性化されていてもよい酸 素酸であるのが好ましい。 式IV及びVIの二官能基性試薬は周知となっているか、又は、従来の化学技術を 用いて調製できる。式IVの化合物用の比較的長い疎水性成分は、比較的短い成分 から形成できる。 前記ポリマー生成物の分子量は、重合反応パラメーター(すなわち、温度、溶 剤、濃度、モノマー比率、触媒基剤等)の適切な選択により調節できる。 前記ポリキレート化剤のメタレーションは、直接メタレーション又は金属交換 反応のどちらかによって、例えば、塩化物のような金属の溶性塩を含む、又は金 属の酸化物を含む溶液において前記ポリキレート化剤を反応させるといった従来 技術を使用してできる。 本発明のポリキレート化剤は、上述したように、画像診断剤として、又は治療 において使用され得る。 このように、更なる一態様において、本発明は、少なくとも一つの医薬用の又 は獣医学用の担体又は賦形剤と共に、本発明に係るポリマー性ポリキレートを含 有する診断薬又は治療薬を提供する。更なる一態様において、本発明は、少なく とも一つの医薬用の又は獣医学用の担体又は賦形剤と共に、生理学的に許容でき る反対イオンを有する、弱錯体又は塩の形態で、本発明に係るポリキレート化剤 を含有する解毒剤を提供する。 更にもう一つの態様において、本発明は、人体又は非人体、好ましくは、哺乳 類の動物体の増強画像を作り出す方法を提供し、その方法とは、前記体に、診断 上有効な金属でポリ金属化された(polymetallated)本発明に係るポリキレート化 剤を診断上の有効量を投薬し、前記金属化されたポリキレート化剤が分布する前 記体の少なくとも一部の画像を作り出すといったものである。 その他の態様において、本発明はまた、人体又は非人体、好ましくは、哺乳類 の動物体において実施される放射線治療法も提供しており、その方法とは、本発 明に係るポリキレート化剤と共に放射性金属種のキレートの有効量を、前記体に 投与するといったものである。 更に別の態様において、本発明は、人体又は非人体、好ましくは、哺乳類の動 物体において実施される重金属解毒法を提供しており、その方法とは、本発明に 係るポリキレート化剤又は生理学的に許容できるその塩或いはその弱錯体の有効 量を、前記体に投与するといったものである。 更なる一態様において、本発明は、診断薬又は治療薬の製造のための、本発明 に係るポリマー性化合物の使用法を提供する。 本発明の診断薬及び治療薬は、従来の医薬用又は獣医学用製剤助剤、例えば、 安定剤、抗酸化剤、オスモル濃度調節剤、緩衝剤、pH調節剤、キレート化剤、カ ルシウム塩又は錯体等と共に製剤化するとよく、非経口投与又は経腸投与、例え ば、注射又は注入或いは外部***導管を持つ体腔への直接投与に適した剤形にし てもよい。したがって、本発明の前記薬剤は、錠剤、カプセル、粉末剤、溶剤、 懸濁剤、分散剤、シロップ、座剤等のような従来の医薬投与剤形であってもよい が、しかしながら、例えば、注射用水のような生理学的に許容できる担体媒体に おいて、溶剤、懸濁剤及び分散剤が一般に好ましい。 それゆえ、本発明に係る化合物は、完全に先行技術の範囲内の方法で、生理学 的に許容できる担体又は賦形剤を使用して投与するように製剤化できる。例とし て、薬学上許容できる賦形剤を添加してもよい、前記化合物は、水性媒体に懸濁 又は溶解でき、合成溶液又は懸濁液となり、そして滅菌される。 前記化合物を懸濁液状、例えば経口投与用に水又は生理的食塩水液に製剤化す る場合、少量の可溶性キレートを経口溶剤及び/又は界面活性剤及び/又は着香 用香料に伝統的に存在する非活性成分の一つ以上と混合してもよい。 MRI及びX線撮像の際、本発明の金属化されたポリキレート化剤を投与する最も 好ましい形態は、非経口投与、例えば、静脈内投与であろう。非経口投与できる 形態、例えば、静脈内液は、殺菌され、生理学的に許容できない薬剤が存在せず 、また、投与に際して、刺激性又は他の逆効果を最小限にするため低オスモル濃 度であるのが望ましく、このように、前記造影薬は、等張又はわずかに高張であ るのが好ましい。適切な賦形薬としては、レミングトンの薬学、第15版、イース トン:マック出版社(Remmington's Pharmaceutical Sciences,15th Edition, Easton:Mack Publishing Company)1405〜1412ページ及び1461〜1487ページ(197 5)及び国民医薬品集XIV、第14版、ワシントン、アメリカ製薬協会(The Nationa l Formulary XIV,14th Edition,Washington,American Pharmaceutical Assoc iation)(1975)に記載されているような、塩化ナトリウム注射液、リンガー液、 ブドウ糖注射液、ブドウ糖及び塩化ナトリウム注射液、乳酸加リンゲル液及び他 の溶液のような注射液を投与するために習慣的に使用される水性賦形薬がある。 前記溶液は、ポリマー性剤と和合性であり、生成物の製造、保存又は使用に干渉 しない賦形剤及び他の添加剤と同様に注射液として従来使用される保存剤、抗菌 剤、緩衝剤及び抗酸化剤を含有し得る。 前記診断薬又は治療薬が、毒性金属種のキレート又は塩、例えば重金属イオン を含有する場合、例えばドイツ特許第3640708号明細書でシェリング(Schering) により明らかにされているように、前記製剤内に、僅かに過量のキレート化剤、 又は、更に好ましくは、僅かに過量の、そのようなキレート化剤のカルシウム塩 を含むのが望ましい。 MR診断診査の際、本発明の診断薬が溶液状、懸濁液状又は分散液状である場合 、前記診断薬は一般に、一リットルにつき1ミクロモルから1.5モル、好ましくは 、0.1から700mMの範囲の濃度で、金属キレートを含有する。しかしながら、前記 診断薬は、投与に先立って希釈するように、更に濃度の高い状態で供給できる。 本発明の診断薬は、体重一キロにつき103から3mmolの量の金属種、例えば、約0. 1mmolランタニド系(例えばDy又はGd)/kg体重といった量で従来投与されている 。 X線検査の際、前記造影薬の投薬量は一般に、MR診査に用いられるより多く、 シンチグラフィ検査の際は、その投薬量は一般に、MR診査に用いられるより少な いのがよい。放射線治療及び解毒に用いられる際は、従来の投薬量を用いること ができる。 ここで、本発明を制限するものではない、以下の実施例によって本発明を更に 説明する。実施例1 1,6 −ヘキサンジアミン:DTPAポリマー ジメチルスルホキシド45.1ml中1,6−ヘキサンジアミンが2.97g(25.5mmol)の溶 液に、トリエチルアミン11.08ml(79.5mmol)及びジエチレントリアミンペンタア セテートジアンヒドリド9.45g(31.8mmol)を活発に攪拌しながら添加した。その 結果得られた反応混合物を、均一溶液を得るため、大気温度で28時間攪拌し、引 き続き水で固体含有量ほぼ1%まで希釈し、そして公称10000分子量カットオフ、 螺旋形、ポリサルホンダイアフィルトレーション膜を用いて、5ターンオーバー の間ダイアフィルトレーションにかけた。その後、その結果得られた水性濃縮水 を、吸湿性白色固体を得るため冷凍乾燥した。 収量 7.6g実施例2 1,6 −ヘキサンジアミンのGd(III)錯体:DTPAポリマー 実施例1のポリマー15.0gを脱イオン水600mlに溶解し、塩化ガドリニウム(II I)六水和物の5%水溶液でゆっくりと処理されるにつれ、適度なスピードで攪拌 した。前記添加は、わずかな測定用試料になるまで継続され、PAR検査試薬に垂 ら し、その結果、薄い黄色から濃い黄色へと色が変化した。前記PAR検査試薬は、4 0mlの脱イオン水、20mlの希少金属級水酸化アンモニウム、及び0.005gの4−(2- ピリジルアゾ)レゾルシノールの混合物を一分間超音波で処理することによって 、前もって調製していた。超音波処理に引き続き、5.7mlの希少金属級酢酸で処 理し、大気温まで冷却し、そして追加の脱イオン水で100.0mlまで希釈した。 前記PAR試薬において色の変化を観察すると、前記ポリマー錯体を、実施例1 と同様に、6ターンオーバーの間ダイアフィルトレーションにかけ、引き続きそ のpHを3.0M NaOHで6.5に調節した。そして、前記生成物を毛羽状の白色固体を得 るため冷凍乾燥した。 収量 6.6g 重量平均分子量:28100 数量平均分子量:20400 ポリマー分散度:1.38 ガドリニウム含有量:21.75重量パーセント結合ガドリニウム及び0.009重量パ ーセント自由ガドリニウム実施例3 1.8 −オクタンジアミン:DTPAポリマー 1.8−オクタンジアミンを用いて、実施例1と同様にして、前記標記化合物を 得た。実施例4 1.8 −オクタンジアミンのGd(III)錯体:DTPAポリマー 実施例3のポリマーを用いて、実施例4と同様にして、前記標記化合物を得た 。 重量平均分子量:16200 数量平均分子量:10100 ポリマー分散度:1.6 ガドリニウム含有量:19.95重量パーセントガドリニウム実施例5 1,10 −デカンジアミン:DTPAポリマー ジメチルスルホキシド45.4ml中1,10−ジアミノデカンが1.78g(10.3mmol)の溶 液に、トリエチルアミン4.44ml(31.8mmo1)及びジエチレントリアミンペンタアセ テートジアンヒドリド3.78g(10.6mmol)を活発に攪拌しながら添加した。その結 果得られた反応混合物を、均一溶液を得るため、大気温度で17時間攪拌し、引き 続き水で固体含有量ほぼ1%まで希釈し、そして公称10000分子量カットオフ、螺 旋形、ポリサルホンダイアフィルトレーション膜を用いて、8ターンオーバーの 間ダイアフィルトレーションにかけた。その後、その結果得られた水性濃縮水を 、吸湿性白色固体を得るよう冷凍乾燥した。 収量 3.1g実施例6 1,10 −デカンジアミンのGd(III)錯体:DTPAポリマー 実施例5のポリマー2.2gを脱イオン水220mlに溶解し、塩化ガドリニウム(III) 六水和物の5%水溶液でゆっくりと処理されるにつれ、適度なスピードで攪拌し た。前記添加は、わずかな測定用試料になるまで継続され、PAR検査試薬に垂ら し、その結果、薄い黄色から濃い黄色へと色が変化した。前記PAR検査試薬は、 実施例2に記載のように前もって調製していた。 前記PAR試薬において色の変化を観察すると、前記ポリマー錯体を、更に6ター ンオーバーの間、実施例5と同様にダイアフィルトレーションにかけ、引き続き そのpHを3.0M NaOHで6.5に調節した。そして、前記生成物を毛羽状の白色固体を 得るため冷凍乾燥した。 収量 1.64g 重量平均分子量:10300 数量平均分子量:6800 ポリマー分散度:1.52 ガドリニウム含有量:19.92重量パーセント結合ガドリニウム及び0.001重量パ ーセント以下自由ガドリニウム実施例7 1.12 −ドデカンジアミン:DTPAポリマー 出発ジアミンとして1.12−ドデカンジアミンを用いて、実施例1の化合物と同 様にして、前記標記生成物を調製した。 実施例8 1.12−ドデカンジアミンのGd(III)錯体:DTPAポリマー 実施例2のGd(III)錯体と同様にして、実施例7のポリマーのGd(III)錯体 を調製した。 重量平均分子量:15700 数量平均分子量:8700 ポリマー分散度:1.8 ガドリニウム含有量:20.06重量パーセント。実施例9 分子量9kD、14kD、18kDの前記1,6−ヘキサンジアミンのGd(III)錯体:DTPA ポリマーを、うさぎの血液中でのその保持率に関してGdTPA(マグネヴィスト(Mag nevist))と比較した。それぞれのうさぎに、体重1kgにつき0.1mmol Gdのレベル で、前記造影薬の一つを注射した。それぞれの動物から、異なった時点で、血液 サンプルを採取し、温度40℃、磁界強度0.47Teslaで、縦緩和率(mM-1s-1におけ るr1)を測定した。その結果は、図1に記載されている。この生体外実験は、時 間関数として、磁気共鳴画像増強を説明している下記実施例10に記載されている 、生体内磁気共鳴画像診断研究と、直接相互関係をもつ。実施例10 実施例9において使用した前記1,6−ヘキサンジアミンのGd(III)錯体:DTPA ポリマーを、再度うさぎにおいて、画像研究にも使用した。それぞれのうさぎに 、体重1kgにつき0.1mmol Gdのレベルで、前記造影薬の一つを注射した。筋肉及 び下大静脈の磁気共鳴画像診断を、異なった時点で、それぞれの動物において 行った。使用された磁界強度は、1.5Teslaであった。その画像診断結果は、添付 図面の図2に記載されている。実施例11 1,4 −ブタンジアミン:DTPAポリマー 使用されたジアミンが1,4−ブタンジアミンであることを除いて、実施例1に 記載のポリマーと同様にして、前記標記化合物を調製した。 重量平均分子量:15,000実施例12 1,4 −ブタンジアミンのGd(III)錯体:DTPAポリマー 実施例2に記載されているのと同様の方法で、実施例11のポリマーのガドリニ ウム錯体を調製し、精製した。 重量平均分子量:8,000 数量平均分子量:5,700 ポリマー分散度:1.41 Gd含有量:26.2(重量)%実施例13 1,5 −ペンタンジアミン:DTPAポリマー 使用されたジアミンが1,5−ペンタンジアミンであることを除いて、実施例1 に記載のポリマーと同様にして、前記標記化合物を調製した。 重量平均分子量:12,700 数量平均分子量:6,900 ポリマー分散度:2.31実施例14 1,5 −ペンタンジアミンのGd(III)錯体:DTPAポリマー 実施例2に記載されているのと同様の方法で、実施例13のポリマーのガドリニ ウム錯体を調製し、精製した。 重量平均分子量:8,300 数量平均分子量:5,600 ポリマー分散度:1.48 Gd含有量:25.6(重量)%実施例15 N,N' −ジメチル−1,6−ヘキサンジアミン:DTPAポリマー 使用されたジアミンがN,N'−ジメチル−1,6−ヘキサンジアミンであることを 除いて、実施例1に記載のポリマーと同様にして、前記標記化合物を調製した。 重量平均分子量:28,600 数量平均分子量:11,800 ポリマー分散度:2.41実施例16 N,N' −ジメチル−1,6−ヘキサンジアミンのGd(III)錯体:DTPAポリマー 実施例2に記載されているのと同様の方法で、実施例15のポリマーのガドリニ ウム錯体を調製し、精製した。 重量平均分子量:16,700 数量平均分子量:9,200 ポリマー分散度:1.81 Gd含有量:26.2(重量)%実施例17 トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサン:DTPAポリマー 使用されたジアミンがトランス−1,2−ジアミノシクロヘキサンであることを 除いて、実施例1に記載のポリマーと同様にして、前記標記化合物を調製した。 重量平均分子量:8,300 数量平均分子量:5,900 ポリマー分散度:1.40実施例18 トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサンのGd(III)錯体:DTPAポリマー 実施例2に記載されているのと同様の方法で、実施例17のポリマーのガドリニ ウム錯体を調製し、精製した。 重量平均分子量:5,400 数量平均分子量:4,000 ポリマー分散度:1.37 Gd含有量:24.94(重量)%実施例19 N,N' −ジエチル−2−ブテン−1,4−ジアミン:DTPAポリマー 使用されたジアミンがN,N'−ジエチル−2−ブテン−1,4−ジアミンであること を除いて、実施例1に記載のポリマーと同様にして、前記標記化合物を調製した 。 重量平均分子量:16,100 数量平均分子量:6,600 ポリマー分散度:2.45実施例20 N,N' −ジエチル−2−ブテン−1,4−ジアミンのGd(III)錯体:DTPAポリマー 実施例2に記載されているのと同様の方法で、実施例19のポリマーのガドリニ ウム錯体を調製し、精製した。 重量平均分子量:16,100 数量平均分子量:11,400 ポリマー分散度:1.41 Gd含有量:21.16(重量)%実施例21 本発明に係る化合物に対する縦プロトン緩和性(mM-1s-1におけるR1)を、水性 溶液中、温度40℃、プロトンラーマー周波数20MHzで測定した。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成9年8月15日(1997.8.15) 【補正内容】 特許法第184条の5第1項の規定による書面に添付した翻訳文の明細書の第 1頁2行目の『医用画像用...』から1頁下から5行目の『...キレート化 剤)がある。』を以下のように補正する。 医用画像用新ポリマー性造影薬 本発明は、ポリキレート化剤化合物及び塩、並びにその金属錯体に関するもの であり、詳しくは、画像診断法、特に磁気共鳴画像診断法(MRI)用造影薬として 有用であるポリ金属化(polymetallated)錯体に関するものである。 磁気共鳴画像診断法のような医用画像法において、造影薬、つまり、作り出さ れる画像において、組織間又は臓器間、或いは病組織と健康な組織間の造影を増 強する物質を使用する診療が受け入れられるようになってきている。 MRIにおいて、一般に造影薬は、分布する身体部位で、画像核(一般には、水プ ロトン)の特性緩和時間を変更することにより、造影増強効果を得る。 この方法で、造影増強を達成する、市販の造影薬としては、ガドリニウムキレ ートGdDTPA、GdDTPA-BMA及びGdHP-DO3Aがあり、それらは、シェリング(Schering )、ナイコムドイメージング(Nycomed Imaging)及びスキッブ(Squibb)より、それ ぞれマグネヴィスト(MAGNEVIST(登録商標))、オムニスキャン(0MNISCAN(登録商 標))及びプロハンス(PROHANCE(登録商標))という商標で市販されている。 マグネヴィスト(MAGNEVIST(登録商標))、オムニスキャン(0MNISCAN(登録商標) )及びプロハンス(PROHANCE(登録商標))は、全て細胞外液(ECF)剤であり、つまり 、血管への注入によって、それらは細胞外液中に分布する。血管への注入により 、概して肝臓又は腎臓によって除去される前に、血管内での滞留時間を延長する 血液プールMRI造影薬や化合物に関しては、特許及び学術文献において、様々な 提案が成されている。 前記の提案されている血液プール剤に含まれるものとしては、常磁性遷移又は ランタニド金属イオンによって金属化される、ポリキレート化剤(複数金属イオ ンによって金属化され得るキレート化剤)がある。 特許法第184条の5第1項の規定による書面に添付した翻訳文の明細書の第 2頁20行目の『シュタオファー...』〜3頁17行目『...条件を伴う。 』を以下のように補正する シュタオファー(Stauffer)により提案されているEDTA誘導体ポリマーの中には、 ヘキサメチレン、フェニレン及び2,2-ビス(1,4-フェニレン)-プロパンのような 、疎水性リンカー基を有するポリマーがある。更に、WO93/06148号明細書におい てウンガー(Unger)は、ポリオキサアルキレン基のような交互キレート部及び親 水性リンカー部を基部とするMRI造影薬として使用する、様々なポリマー性ポリ キレート化剤を提案している。ウンガー(Unger)は、疎水性リンカー基を有する 化合物の例は挙げていないが、親水性リンカー(式Iの化合物)用モノマー前駆物 質を、他のリストアップされているモノマーと置換してもよく、そのリストには 、例えば、1,4-ジアミノブタン、1,4-ジアミノシクロヘキサン、及び1,4-フェニ レンジアミンのような疎水性リンカー基を生じる少数のモノマーが含まれること を示唆している。しかしながら、シュタオファー(Stauffer)もウンガー(Unger) も疎水性リンカー基を使用することに、いかなる特定の利点をも見出しておらず 、実際、ウンガー(Unger)における主な教示は、親水性リンカーの使用に向けら れている。 本発明は、キレート化剤部に結合しているリンカー基が、比較的大きな疎水性 基であるポリマー性ポリキレート化剤を使用することで、驚くほど緩和性が向上 するという発見に基づくものである。 このように、一態様において、本発明は、式I -[L-Ch-L-B]- (I) (但し、Chは多座配位キレート部であり、Lはアミド連鎖又はエステル連鎖、及び Bは、それを相互に結合する前記L基間に6〜30個の炭素原子の炭素鎖を提供す る疎水性リンカー基である)のポリマー反復単位を有するポリマー性ポリキレー ト化剤、塩、又はそのキレートを提供するが、但し、Chが2,5-ビスカルボキシメ チル-2,5-ジアザヘクス(diazahex)-1,6-ジイルであり、前記ポリキレート化剤が ランタニドイオン又はマンガンイオンで金属化される、又は、Bがそれを相互に 結合する前記L基間に少なくとも10個の炭素原子の炭素鎖を提供するという条件 を伴う。 特許法第184条の5第1項の規定による書面に添付した翻訳文の明細書の第 5頁10行目の『CH2をm単位...』〜6頁11行目の『...好ましいであろ う。』を以下のように補正する。 CH2をm単位 CHRをn単位 C6H4をq単位 C6H10をr単位、及び -CH=CH-をp単位 但し、RはC1-6アルキルで、m、n、p、q及びrは、それぞれゼロ又は正数で あり、m+n+2q+2r+2pの合計は、6〜30、好ましくは6〜25、特に8〜20であり、n 、q及びrは、好ましくは0、1又は2であり、qとrの積が、好ましくは0で あり、pは0、1、2又は3であるのが好ましい。それゆえ、それらは、例えば 式IIの基であってもよく、 -(CHR)n1(CH2)m1(CH=CH)p(CH2)m2(CHR)n2- (II) 但し、Rは、上記で定義されている通りであり、n1、n2、m1、m2、及びpは、ゼロ 又は正数であり、n1+n2+m1+m2+2pの合計は、6〜30、好ましくは6〜25、特に8〜2 0であるのが好ましい。 疎水性リンカー基Bの特定の例としては、(CH2)6、(CH2)7、(CH2)8、(CH2)9、( CH2)10、(CH2)11、(CH2)12、(CH2)13、(CH2)14、(CH2)15、(CH2)16、(CH2)17、( CH2)18、(CH2)19、(CH2)20、1,4-シクロヘキシレンがある。 前記リンカー基Bは、少なくとも7個の炭素原子を有する直鎖状アルキレン鎖 、又は直鎖状アルケニレン鎖であるのが好ましい。 親水性基Bをキレート化剤部Chに結合する前記連鎖Lは、好ましくは、炭素、硫 黄又はりん酸素酸のエステル基又はアミド基、つまり、前記ポリマー骨格鎖内に CN、SN、PN、CO、SO又はPO単位を提供するエステル基又はアミド基である。この ような基のアミド窒素は、置換できないか、又は、代わりとして及び好ましくは 、親水性又は、更に好ましくはC1-6アルキル基のような疎水性基によって置換さ れるのが好ましい。エステル酸素及びアミド窒素は、キレート化剤部に連結して もよいが、しかし、この立体配置は、例えば、DTPA-2無水物とαω-アルキレン ジアミンの凝縮のように、キレート化剤を含有する活性化されていてもよい酸素 酸基と二官能直鎖状化合物の凝縮によって難なく達成されるので、疎水性リンカ −Bの末端炭素に連結するのが、一般的には好ましいであろう。 特許法第184条の5第1項の規定による書面に添付した翻訳文の明細書の第 13頁10行目の『ここで、本発明を...』〜14頁8行目の『...調節し た。』を以下のように補正する。 ここで、以下の実施例によって本発明を更に説明する。実施例1 1,6 −ヘキサンジアミン:DTPAポリマー ジメチルスルホキシド45.1ml中1,6−ヘキサンジアミンが2.97g(25.5mmol)の溶 液に、トリエチルアミン11.08ml(79.5mmol)及びジエチレントリアミンペンタア セテートジアンヒドリド9.45g(31.8mmol)を活発に攪拌しながら添加した。その 結果得られた反応混合物を、均一溶液を得るため、大気温度で28時間攪拌し、引 き続き水で固体含有量ほぼ1%まで希釈し、そして公称10000分子量カットオフ、 螺旋形、ポリサルホンダイアフィルトレーション膜を用いて、5ターンオーバー の間ダイアフィルトレーションにかけた。その後、その結果得られた水性濃縮水 を、吸湿性白色固体を得るため冷凍乾燥した。 収量 7.6g実施例2 1,6 −ヘキサンジアミンのGd(III)錯体:DTPAポリマー 実施例1のポリマー15.0gを脱イオン水600mlに溶解し、塩化ガドリニウム(III )六水和物の5%水溶液でゆっくりと処理されるにつれ、適度なスピードで攪拌し た。前記添加は、わずかな測定用試料になるまで継続され、PAR検査試薬に垂ら し、その結果、薄い黄色から濃い黄色へと色が変化した。前記PAR検査試薬は、4 0mlの脱イオン水、20mlの希少金属級水酸化アンモニウム、及び0.005gの4−(2− ピリジルアゾ)レゾルシノールの混合物を一分間超音波で処理することによって 、前もって調製していた。超音波処理に引き続き、5.7mlの希少金属級酢酸で処 理し、大気温まで冷却し、そして追加の脱イオン水で100.0mlまで希釈した。 前記PAR試薬において色の変化を観察すると、前記ポリマー錯体を、実施例1 と同様に、6ターンオーバーの間ダイアフィルトレーションにかけ、引き続きそ のpHを3.0M NaOHで6.5に調節した。 特許法第184条の5第1項の規定による書面に添付した翻訳文の請求の範囲 を以下のように補正する。 請求の範囲 1.常磁性ランタニドイオン又はマンガンイオンによって金属化された、式Iの ポリマー反復単位を有するポリマー性ポリキレート化剤、 -[L-Ch-L-B]- (I) (但し、Chは多座配位キレート部であり、Lはアミド連鎖又はエステル連鎖、及び Bは、それを相互に結合する前記L連鎖間に6〜30個の炭素原子の炭素鎖を提供す る疎水性基である)又はその塩。 2.常磁性金属イオンによってポリ金属化された請求項1に記載のポリマー性化 合物。 3.ガドリニウムイオン又はジスプロシウムイオンによってポリ金属化された請 求項1に記載のポリマー性化合物。 4.Bが最高50個の炭素原子を含有する請求項1から3のいずれか一つに記載の ポリマー性化合物。 5.Bが、 m CH2単位、n CHR単位、q C6H4単位、r C6H10単位、及び p -CH=CH-単位、 (但し、RはC1-6アルキルで、m、n、p、q及びrは、それぞれゼロ又は正数 であり、且つn+m+2q+2r+2pの合計が30以下である)からなる結合鎖を提供する請 求項1から4のいずれか一つに記載のポリマー性化合物。 6.Bが、式 (CHR)n1(CH2)m1(CH=CH)p(CH2)m2(CHR)n2 の基で、但し、RはC1-6アルキル、n1、n2、m1、m2、及びpはゼロ又は正数であり 、且つn1+m1+n2+m2+2pの合計が30以下である前記請求項のいずれか一つに記載の ポリマー性化合物。 7.Bが、少なくとも7個の炭素原子を有する直鎖状アルキレン基、又は直鎖状 アルケニレン基である前記請求項のいずれか一つに記載のポリマー性化合物。 8.Bが、直鎖状C8-16のポリメチレン基である前記請求項のいずれか一つに記載 のポリマー性化合物。 9.Lが、−CO−O−、−CO−NH−又は−CONR−基であり、RがC1-6アルキルであ る前記請求項のいずれか一つに記載のポリマー性化合物。 10.Chが、直鎖状分岐又は環状ポリ−N−(酸素酸−メチル)ポリアザアルカン の残基である前記請求項のいずれか一つに記載のポリマー性化合物。 11.Chが、下記構造の内の一つを有し、 その際、炭素骨格は未置換であり、二個の窒素がL基に結合されたメチレン基を 含んでおり、且つその残りの窒素が、酸素酸−メチル基又はそのアミド或いはエ ステルを含む請求項10に記載のポリマー性化合物。 12.Chが、2,5,8−トリアザ−2,5,8−トリスカルボキシメチル−ノナン−1,9 −ジイルである請求項11に記載のポリマー性化合物。 13.分子量が、5kDから1000kDである前記請求項のいずれか一つに記載のポリ マー性化合物。 14.分子量が、14kDから50kDである前記請求項のいずれか一つに記載のポリマ ー性化合物。 15.体内分布調節部が結合している、又はポリマー骨格鎖に連結されている前 記請求項のいずれか一つに記載のポリマー性化合物。 16.医薬用の又は獣医学用の担体又は賦形剤と共に、前記請求項のいずれか一 つに記載のポリマー性化合物を含む治療用又は診断用組成物。 17.請求項1に記載の化合物の調製法であって、前記調製法が下記工程、 (a) 式Vの二官能基性化合物と共に Y2−Ch−Y2 (V) 式IVの二官能基性化合物を共重合し、 Y1−B−Y1 (IV) 但し、B及びChは、請求項1で定義された通りであり、Y1及びY2は、アミド連鎖 又はエステル連鎖を生じさせるために相互反応する基であり、 (b) 式Iのポリマー反復単位を有するポリマー性ポリキレート化剤を金属化する 又は金属交換反応をさせ、 (c) バイオターゲッティング基を式Iのポリマー反復単位を有するポリマー性ポ リキレート化剤に共役させ、 (d) 式VIの更なるモノマーと共に、式IV及びVの二官能基性化合物を共重合し、 Y1−Hp−Y1 (VI) 但し、Y1は前記に定義した通りであり、且つHpがリンカー基である、 上記工程を少なくとも一つ含む化合物の調製法。 18.人体又は非人体の増強画像を作り出す方法であって、その方法が、前記体 に、診断上有効な金属で多金属化された請求項1において定義したポリキレート 化剤を診断上の有効量を投薬し、前記金属化されたポリキレート化剤が分布する 前記体の少なくとも一部の画像を作り出す、増強画像を作り出す方法。 19.人体又は非人体において実施される放射線治療法であり、その方法が、請 求項1において定義したポリキレート化剤と共に放射性金属種のキレートの有効 量を、前記体に投与する放射線治療法。 20.人体又は非人体において実施される重金属解毒法であり、その方法が、請 求項1に記載のポリキレート化剤又は生理学的に許容できる塩或いはその弱錯体 の有効量を、前記体に投与する重金属解毒法。 21.診断薬又は治療薬の製造のための請求項1に記載のポリマー性化合物の使 用法。 【手続補正書】 【提出日】平成11年2月4日(1999.2.4) 【補正内容】 (1)特許法第184条の5第1項の規定による書面に添付した明細書の第5頁 第6行の「Bは炭素を最高50」を「Bは炭素数を最高30」に補正します。 (2)補正書の写し(翻訳文)提出書(特許法第184条の8第1項の規定)に 添付した請求の範囲を別紙の通り補正します。 請求の範囲 1.常磁性ランタニドイオン又はマンガンイオンによって金属化された、式Iの ポリマー反復単位を有するポリマー性ポリキレート化剤、 -[L-Ch-L-B]- (I) (但し、Chは多座配位キレート部であり、Lはアミド連鎖又はエステル連鎖、及び Bは、それを相互に結合する前記L連鎖間に6〜30個の炭素原子の炭素鎖を提供す る疎水性基である)又はその塩。 2.常磁性金属イオンによってポリ金属化された請求項1に記載のポリマー性化 合物。 3.ガドリニウムイオン又はジスプロシウムイオンによってポリ金属化された請 求項1に記載のポリマー性化合物。 4.Bが最高30個の炭素原子を含有する請求項1から3のいずれか一つに記載の ポリマー性化合物。 5.Bが、 m CH2単位、n CHR単位、q C6H4単位、r C6H10単位、及び p-CH=CH-単位、 (但し、RはC1-6アルキルで、m、n、p、q及びrは、それぞれゼロ又は正数 であり、且つn+m+2q+2r+2pの合計が30以下である)からなる結合鎖を提供する請 求項1から4のいずれか一つに記載のポリマー性化合物。 6.Bが、式 (CHR)n1(CH2)m1(CH=CH)p(CH2)m2(CHR)n2 の基で、但し、RはC1-6アルキル、n1、n2、m1、m2、及びpはゼロ又は正数であり 、且つn1+m1+n2+m2+2pの合計が30以下である前記請求項のいずれか一つに記載の ポリマー性化合物。 7.Bが、少なくとも7個の炭素原子を有する直鎖状アルキレン基、又は直鎖状 アルケニレン基である前記請求項のいずれか一つに記載のポリマー性化合物。 8.Bが、直鎖状C8-16のポリメチレン基である前記請求項のいずれか一つに記載 のポリマー性化合物。 9.Lが、−CO−O−、−CO−NH−又は−CONR−基であり、RがC1-6アルキルであ る前記請求項のいずれか一つに記載のポリマー性化合物。 10.Chが、直鎖状分岐又は環状ポリ−N−(酸素酸−メチル)ポリアザアルカン の残基である前記請求項のいずれか一つに記載のポリマー性化合物。 11.Chが、下記構造の内の一つを有し、 その際、炭素骨格は未置換であり、二個の窒素がL基に結合されたメチレン基を 含んでおり、且つその残りの窒素が、酸素酸−メチル基又はそのアミド或いはエ ステルを含む請求項10に記載のポリマー性化合物。 12.Chが、2,5,8−トリアザ−2,5,8−トリスカルボキシメチル−ノナン−1,9 −ジイルである請求項11に記載のポリマー性化合物。 13.分子量が、5kDから1000kDである前記請求項のいずれか一つに記載のポリ マー性化合物。 14.分子量が、14kDから50kDである前記請求項のいずれか一つに記載のポリマ ー性化合物。 15.体内分布調節部が結合している、又はポリマー骨格鎖に連結されている前 記請求項のいずれか一つに記載のポリマー性化合物。 16.医薬用の又は獣医学用の担体又は賦形剤と共に、前記請求項のいずれか一 つに記載のポリマー性化合物を含む治療用又は診断用組成物。 17.請求項1に記載の化合物の調製法であって、前記調製法が下記工程、 (a) 式Vの二官能基性化合物と共に Y2−Ch−Y2 (V) 式IVの二官能基性化合物を共重合し、 Y1−B−Y1 (IV) 但し、B及びChは、請求項1で定義された通りであり、Y1及びY2は、アミド連鎖 又はエステル連鎖を生じさせるために相互反応する基であり、 (b) 式Iのポリマー反復単位を有するポリマー性ポリキレート化剤を金属化する 又は金属交換反応をさせ、 (c) バイオターゲッティング基を式Iのポリマー反復単位を有するポリマー性ポ リキレート化剤に共役させ、 (d) 式VIの更なるモノマーと共に、式IV及びVの二官能基性化合物を共重合し、 Y1−Hp−Y1 (VI) 但し、Y1は前記に定義した通りであり、且つHpがリンカー基である、 上記工程を少なくとも一つ含む化合物の調製法。 18.人体又は非人体の増強画像を作り出す方法であって、その方法が、前記体 に、診断上有効な金属で多金属化された請求項1において定義したポリキレート 化剤を診断上の有効量を投薬し、前記金属化されたポリキレート化剤が分布する 前記体の少なくとも一部の画像を作り出す、増強画像を作り出す方法。 19.人体又は非人体において実施される放射線治療法であり、その方法が、請 求項1において定義したポリキレート化剤と共に放射性金属種のキレートの有効 量を、前記体に投与する放射線治療法。 20.人体又は非人体において実施される重金属解毒法であり、その方法が、請 求項1に記載のポリキレート化剤又は生理学的に許容できる塩或いはその弱錯体 の有効量を、前記体に投与する重金属解毒法。 21.診断薬又は治療薬の製造のための請求項1に記載のポリマー性化合物の使 用法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 255/02 C07D 257/02 257/02 259/00 259/00 C08G 63/685 C08G 63/685 A61K 43/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ウエイ、ドン アメリカ合衆国、19087−8630 ペンシル バニア州、ウェイン、デヴォン パーク ドライブ 466 ナイコムド インク (72)発明者 ペン、シン アメリカ合衆国、19087−8630 ペンシル バニア州、ウェイン、デヴォン パーク ドライブ 466 ナイコムド インク (72)発明者 ラド、デイビッド、リー アメリカ合衆国、19087−8630 ペンシル バニア州、ウェイン、デヴォン パーク ドライブ 466 ナイコムド インク (72)発明者 スノー、ロバート、アレン アメリカ合衆国、19087−8630 ペンシル バニア州、ウェイン、デヴォン パーク ドライブ 466 ナイコムド インク (72)発明者 ハインリッヒ、ポール マーク アメリカ合衆国、19087―8630 ペンシル バニア州、ウェイン、デヴォン パーク ドライブ 466 ナイコムド インク

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式Iのポリマー反復単位を有するポリマー性ポリキレート化剤、 -[L-Ch-L-B]- (I) (但し、Chは多座配位キレート部であり、Lはアミド連鎖又はエステル連鎖、及び Bは、それを相互に結合する前記L連鎖間に少なくとも四個の炭素原子の炭素鎖を 提供する疎水性基である)、その塩又はそのキレートであって、但し、Chが2,5- ビスカルボキシメチル-2,5-ジアザヘクス(diazahex)-1,6-ジイルであり、前記ポ リキレート化剤がランタニドイオン又はマンガンイオンで金属化される、又は、 Bがそれを相互に結合する前記L連鎖間に少なくとも10個の炭素原子の炭素鎖を提 供するという条件を伴うポリマー性ポリキレート化剤、その塩又はそのキレート 。 2.常磁性金属イオンによってポリ金属化された請求項1に記載のポリマー性化 合物。 3.ガドリニウムイオン又はジスプロシウムイオンによってポリ金属化された請 求項1に記載のポリマー性化合物。 4.Bが最高50個の炭素原子を含有する請求項1から3のいずれか一つに記載の ポリマー性化合物。 5.Bが、それを相互に結合する前記L基間に6から30個の炭素の炭素鎖を提供す る請求項1から4のいずれか一つに記載のポリマー性化合物。 6.Bが、 m CH2単位、n CHR単位、q C6H4単位、r C6H10単位、及び p -CH=CH-単位、 但し、RはC1-6アルキルで、m、n、p、q及びrは、それぞれゼロ又は正数で あり、且つn+m+2q+2r+2pの合計は4〜30である、結合鎖を提供する、請求項1か ら5のいずれか一つに記載のポリマー性化合物。 7.Bが、式 (CHR)n1(CH2)m1(CH=CH)p(CH2)m2(CHR)n2 の基で、但し、RはC1-6アルキル、n1、n2、m1、m2、及びpはゼロ又は正数であり 、且つn1+m1+n2+m2+2pの合計が4〜30である、前記請求項のいずれか一つに記載 のポリマー性化合物。 8.Bが、少なくとも7個の炭素原子を有する直鎖状アルキレン基、又は少なく とも4個の炭素原子を有する直鎖状アルケニレン基である、前記請求項のいずれ か一つに記載のポリマー性化合物。 9.Bが、1,4-シクロヘキサンジイル、1,4-ブト-2-エネジイル又は直鎖状C8-16 のポリメチレン基である、前記請求項のいずれか一つに記載のポリマー性化合物 。 10.Lが、−CO−O−、−CO−NH−又は−CONR−基であり、RがC1-6アルキルであ る、前記請求項のいずれか一つに記載のポリマー性化合物。 11.Chが、直鎖状分岐又は環状ポリ−N−(酸素酸−メチル)ポリアザアルカンの 残基である、前記請求項のいずれか一つに記載のポリマー性化合物。 12.Chが、下記構造の内の一つを有し、 その際、炭素骨格は未置換であり、二個の窒素がL基に結合されたメチレン基を 含んでおり、且つその残りの窒素が、酸素酸−メチル基又はそのアミド或いはエ ステルを含む、請求項11に記載のポリマー性化合物。 13.Chが、2,5,8−トリアザ−2,5,8−トリスカルボキシメチル−ノナン−1,9− ジイルである、請求項12に記載のポリマー性化合物。 14.分子量が、5kDから1000kDである、前記請求項のいずれか一つに記載のポリ マー性化合物。 15.分子量が、14kDから50kDである、前記請求項のいずれか一つに記載のポリマ ー性化合物。 16.体内分布調節部が結合している、又はポリマー骨格鎖に連結されている、前 記請求項のいずれか一つに記載のポリマー性化合物。 17.医薬用の又は獣医学用の担体又は賦形剤と共に、前記請求項のいずれか一つ に記載のポリマー性化合物を含む、治療用又は診断用組成物。 18.常磁性金属イオンで金属化された、請求項1から16のいずれか一つに記載の ポリマー性化合物を含む、請求項17に記載の組成物。 19.請求項1に記載の化合物の調製法であって、前記調製法が下記工程、 (a) 式Vの二官能基性化合物と共に Y2−Ch−Y2 (V) 式IVの二官能基性化合物を共重合し、 Y1−B−Y1 (IV) 但し、B及びChは、請求項1で定義された通りであり、Y1及びY2は、アミド連鎖 又はエステル連鎖を生じさせるために相互反応する基であり、 (b) 式Iのポリマー反復単位を有するポリマー性ポリキレート化剤を金属化する 又は金属交換反応をさせ、 (c) バイオターゲッティング基を式Iのポリマー反復単位を有するポリマー性ポ リキレート化剤に共役させ、 (d) 式VIの更なるモノマーと共に、式IV及びVの二官能基性化合物を共重合し、 Y1−Hp−Y1 (VI) 但し、Y1は上文に定義した通りであり、且つHpがリンカー基である、 上記工程を少なくとも一つ含む、化合物の調製法。 20.人体又は非人体の増強画像を作り出す方法であって、その方法が、前記体に 、診断上有効な金属で多金属化された請求項1に記載のポリキレート化剤を診断 上の有効量を投薬し、前記金属化されたポリキレート化剤が分布する前記体の少 なくとも一部の画像を作り出す、増強画像を作り出す方法。 21.人体又は非人体において実施される放射線治療法であり、その方法が、請求 項1に記載のポリキレート化剤と共に放射性金属種のキレートの有効量を、前記 体に投与するといったものである、放射線治療法。 22.人体又は非人体において実施される重金属解毒法であり、その方法が、請求 項1に記載のポリキレート化剤又は生理学的に許容できるその塩或いはその弱錯 体の有効量を、前記体に投与するといったものである、重金属解毒法。 23.診断薬又は治療薬の製造のための、請求項1に記載のポリマー性化合物の使 用法。
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