JP2001507353A - 生物学的流体の処理 - Google Patents

生物学的流体の処理

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Abstract

(57)【要約】 生物学的流体の別々の部分を得るための、静脈切開器具(1)を用いた生物学的流体の処理方法と処理システムが開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 生物学的流体の処理 本出願は、1996年12月24日出願の米国仮特許出願第60/034,145号(その全体 をここに援用する)の優先権を主張する。技術分野 本発明は、血液および血液成分のような生物学的流体の処理に関する。本発明 は特に、生物学的流体から望ましくない物質を除去すること、および/または望 ましくない物質による生物学的流体の汚染を最小限にすることに関する。発明の背景 血液は、異なる特性および用途を持つ多数の成分から成る。そのため、血液を 処理して成分を分離し、多様な価値ある血液製剤を得ることが一般に行われてい る。例えば、供血された1単位の全血を処理して、赤血球[通常は赤血球濃厚液 (PRC,packed red cells)として濃縮される]、血小板[通常は濃厚血小板 (PC,platelet concentrate)として濃縮される]、および血漿を分離するこ とができる。一部の処理プロトコルによると、PCの形成および/または血漿の 分離の前に、多血小板血漿(PRP,platelet-rich-plasma)またはバフィーコ ート(buffy coat)を形成するように血液を処理することができる。 分離された各成分は、血液製剤として使用されるまで、特に輸血用製剤として 使用されるまで保存しておくことができる。例として、患者に輸血されるまで、 PCは数日間以上保存でき、PRCは数週間以上も保存することができる。さら に、一部の成分、例えば、PC、バフィーコート、および/または血漿、の2単 位以上をプールして(1つに集めて)から最終的な血液製剤を製造することがで きる。2単位以上を、個々の単位としての保存を行わずにプールして輸血するこ とができる。或いは、2単位以上をプールしてから、使用するまで保存すること ができる。 しかし、保存成分および/または非保存成分は、通常は細菌および/または白 血球といった望ましくない物質を含んでいる。血液または血液成分の細菌による 汚染は、採血中および/または保存中に起こることがある。細菌汚染源の1つは 供血者の皮膚である可能性があり、皮膚は1種または2種以上の細菌、例えば、 表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermis)および黄色ブドウ球菌(S.aureus) といったグラム陽性菌、ならびに/またはグラム陰性菌を含んでいることがある 。静脈穿刺前に供血者の皮膚を清拭する(例、アルコールで)だけでは滅菌を確 保するには不十分な場合があるので、細菌が採血容器内に入り込んで、血液また は血液成分を保存する間に細菌が増殖する可能性がある。さらに、静脈切開針の 中には、これを供血者に穿刺する際に円板状の皮膚片を切り取るものがあり、細 菌を含んでいる皮膚片が血液と一緒に採血容器内に入り込んで、保存中に細菌が 増殖する可能性がある。 一部の血液成分(例、血小板)は一般に常温で保存されるので、ある種の細菌 は常温ではより速く増殖するため、汚染の問題はより重大になる。細菌で汚染さ れた輸血用製剤を投与すると、特にその製剤が多量の細菌汚染を含む場合、受血 者に有害な影響を及ぼす場合がある。そのため、米国では5日より長期に保存し た血小板製剤の輸血を禁止している。これは7日間保存した血小板は、大量の細 菌汚染を受けている可能性がより高くなると考えられるからである。日本および 欧州でも、同様の、またはより一層厳しい禁止規定がある。さらに、プールした 血小板製剤の輸血は、プールから4時間以内に血小板を輸血するのでなければ米 国で禁止されているのも、汚染の危険性が理由の1つとなっている。 血液および血液成分は、他の望ましくない物質も含んでいる。特に、血液およ び血液成分は多様な量の白血球を含んでおり、この白血球も、白血球含有輸血用 製剤を受ける受血者に有害な影響を与えることがある。例えば、白血球で汚染さ れた輸血用製剤の投与は、発熱反応、同種免疫、および移植片対宿主病に関係し てきた。さらに、白血球は細菌を含んでいることがあるか、および/または白血 球に付着した細菌が存在することがあり、細菌は上述したように増殖する可能性 があるので、血液成分の保存中に白血球が存在するのは望ましくない場合がある 。これに加えて、または代えて、白血球は、保存中に血液成分に悪影響を及ぼす か、または輸血を受ける患者に悪影響を及ぼす生成物を放出する可能性もある。 血液中に存在する一部の物質は、その物質が特定の輸血用製剤に存在する場合 には望ましくない。例えば、濃厚血小板(PC)のような血小板含有輸血用製剤 は、赤血球を実質的に含有すべきではない。赤血球は抗原性であるため、輸血用 血小板製剤中に有意な量の赤血球が存在すると、患者に有害な免疫応答を生ずる 可能性がある。多数単位(一般に4〜6単位)の血小板をプールしてから輸血す る場合には、患者は多くの組(例、4〜6組)の赤血球に曝される場合があり、 各組の赤血球が異なる抗原性を示すので、上記の問題はより重大になる。 従って、血液および血液成分、特に保存血液成分、より具体的には一人の患者 に輸血される前にプールされる保存血液製剤、において望ましくない物質の存在 を最小限にすることが本技術分野において常に求められている。また、血液成分 中に存在しうる細菌のような望ましくない物質が保存中に有意なレベルまで増殖 する可能性を低減させることが本技術分野において求められている。 本発明は従来技術の難点の少なくとも一部を改善するものである。本発明の上 記およびその他の利点は以下の説明から明らかとなろう。発明の要約 本発明に係る方法およびシステムは、血液製剤に使用される提供された生物学 的流体中の細菌および白血球といった望ましくない物質の存在を、好ましくは提 供された生物学的流体の第1部分(これは提供者の皮膚に由来する細菌および/ または提供者の皮膚片を含むことがある)を、提供された生物学的流体の第2部 分(これは細菌汚染の著しい危険性を与える可能性がより小さい)とは別に採取 することにより、最小限とすることができる。提供された生物学的流体の第2部 分は、多様な血液製剤を製造するために1または2以上の興味ある血液成分(例 、血漿、血小板、および/または赤血球)を分離するように処理され、少なくと も1つの望ましい血液成分は白血球除去処理(leukocyte depletion)を受ける。 好ましくは、白血球除去処理は閉鎖システム内で行われる。 一部の態様では、生物学的流体の第1部分および第2部分を複数の供給源(例 、複数の提供者)のそれぞれから採取し、複数の第2部分(もしくはその血液成 分)をその後でプールする。血液成分のプールは、白血球除去処理の前、後、ま たは最中に行うことができる。 一部の態様では、生物学的流体の白血球除去処理を、採取され白血球除去処理 された生物学的流体の赤血球による汚染を最小限にしながら実施することができ る。従って、採取され白血球除去処理された生物学的流体は実質的に赤血球を含 まないようにすることができる。 本発明に係る方法およびシステムはまた、生物学的流体の白血球除去処理され た部分を、その生物学的流体中に存在しうる望ましくない物質の死滅および/ま たは増殖防止を達成しながら保存することができる。例えば、生物学的流体の白 血球除去処理された部分を、その生物学的流体中に存在しうる細菌に対して殺菌 または静菌効果を持つ容器内で保存することができる。本発明を例示する1態様 において、容器は、トリメリト酸トリ(2−エチルヘキシル)(TOTM)で可塑化 された軟質のポリ塩化ビニル(PVC)から構成され、白血球除去処理された生 物学的流体は血小板を含む流体(例、濃厚血小板)を含む。 本発明に係る方法およびシステムは、複数の血液成分、特にPCまたはバフィ ーコートのような成分をプールすることを含むプロトコルに特に適している。図面の簡単な説明 図1は、生物学的流体の第1部分と生物学的流体の第2部分とを別々に採取す ることが可能な、本発明に係るシステムの1態様を示す。図示のシステムは白血 球除去フィルターを備えている。 図2は、生物学的流体の第1部分と生物学的流体の第2部分とを別々に採取す ることが可能な、本発明に係るシステムの別の態様を示す。 図3は、複数の供給源(例、複数の供血者)から採取した生物学的流体をプー ルするためのシステムを示す。図示のシステムは、複数の生物学的流体供給源容 器と1つの生物学的流体流体受容容器との間に配置したプール用アセンブリを備 える。各生物学的流体供給源容器は、1つの生物学的流体の第2部分、または生 物学的流体の第2部分から分離された少なくとも1つの血液成分、を収容するの に適している。 図4は、バフィーコートのような血液成分を処理するのに特に有用なシステム の態様を示す。図4Aはバフィーコートを製造するためのシステムの1態様を示 し、図4Bはバフィーコートをプールするためのシステムの1態様を示す。発明の具体的説明 本発明の1態様によれば、生物学的流体の処理方法は、生物学的流体の第1部 分を取得し、生物学的流体の第2部分を取得し、そして生物学的流体の第2部分 の少なくとも1成分を白血球除去媒体に通すことを含む。 本発明に係るいくつかの態様は、複数の供給源から得た生物学的流体を処理す ることを含む。例えば、1態様の方法では、(A)生物学的流体の第1供給源か ら生物学的流体の第1部分を取得し、かつこの生物学的流体の第1供給源から生 物学的流体の第2部分を取得し;(B)生物学的流体の第2供給源から生物学的 流体の第1部分を取得し、かつこの生物学的流体の第2供給源から生物学的流体 の第2部分を取得し;そして(C)生物学的流体の第1供給源から得た生物学的流 体の第2部分の少なくとも1成分を、生物学的流体の第2供給源から得た生物学 的流体の第2部分の少なくとも1成分と合わせて、プールされた生物学的流体を 製造することを含む。この方法のいくつかの態様は、上記複数の生物学的流体の 第2部分の少なくとも1成分を白血球除去処理に付すか、またはプールされた生 物学的流体を白血球除去処理に付すことを含むこともできる。 典型的には、生物学的流体は閉鎖システム内で処理される。一部の態様では、 プールされ、またはプールされていない生物学的流体を、輸血用製剤として使用 するまで少なくとも2日間保存する。1態様において、処理した生物学的流体を 、トリメリト酸トリ(2−エチルヘキシル)(TOTM)を可塑剤とするポリ塩化ビ ニル(PVC)から構成した容器内で保存する。 本発明の態様によると、生物学的流体を処理するシステムは、少なくとも2本 の針を備え、その針の少なくとも1本は生物学的流体提供者の皮膚を穿刺するの に適したものである、静脈切開(phlebotomy)器具と、この静脈切開器具に流体連 通している白血球除去フィルターアセンブリとを含む。 本発明の各構成要素について以下により詳しく説明する。類似の要素は類似の 参照番号で示す。 図1および2は、それぞれ本発明に係る生物学的流体処理システム10の別の態 様を示す。図示例のシステム10は、複数の導管32〜37で流体連通している複数の 容器12,18a,18b,および20、複数のコネクタ4および24、フィルターアセンブ リ26(図1)、ならびに静脈切開器具1を備える。このシステム10はまた、少な くとも1つ、典型的には2つまたはそれ以上の流れ制御器具40も備える。一部の 態様(図示せず)では、本システムは、少なくとも1つの追加のフィルターアセ ンブリを、例えば、容器12と20の間に介在させて備える。典型的には、後でより 詳しく説明するように、容器12は1単位の生物学的流体を入れるのに適しており 、この生物学的流体は、多血小板血漿を含む上清層と赤血球を含む沈降層を形成 するように処理するか;または貧血小板血漿(platelet-poor-plasma)を含む上清 層、バフィーコートを含む中間層、および赤血球を含む沈降層を形成するように 処理することができる。 図1、2および4Aに示した静脈切開器具1は、コネクタ4、複数の導管30お よび31、および複数の針2および3を含んでいる。この針の少なくとも1本は静 脈切開針である。1態様において、針2および3はどちらも静脈切開針である。 図示の静脈切開器具1は、これを本システムの残りの要素と接続する前に予め組 み立てておくことができる。 もちろん、静脈切開器具は他の形態、例えば、追加の導管、コネクタ、および /または針を有することができる。 静脈切開器具1は、供血者(血液提供者)の皮膚を穿刺するのに適した少なく とも1本の針を備え、この切開器具1は、 (1) 少なくとも最初の部分が生物学的流体受容容器12の中に送り込まれず、そ して (2) その後に続く部分が受容容器12の中に送り込まれる、 ように、複数の生物学的流体を得るのに適している。 生物学的流体の最初の部分(第1部分)は細菌汚染を受ける可能性が増大して いると考えられるので、後述するように、この最初の部分を受容容器12に送り込 むのを阻止すると、その後に続く部分を容器12に採取した時に、顕著な細菌汚染 の危険性を生ずる可能性が少ない部分が採取される。 図1に示す態様を参照すると、針2は供血者の皮膚に穿刺するのに適したもの であり、針3(これは針2と同一のものとすることができる)は、バキュテナー (vacutainer)(破線で示す)のような採血器のキャップを穿刺するのに適してい る。導管31に取り付けた流れ制御器具40を開け、導管32に取り付けた流れ制御器 具40を閉じると(生物学的流体受容容器12との流体連通を阻止するように)、こ の配置は、血液のような生物学的流体の第1部分(最初の部分)を、提供者から 、針2、導管30、導管31および針3を経て採血器に送ることができる。一部の態 様では、この生物学的流体の第1部分は、本質的に抗凝固剤を含有させずに採血 器内に採取する。 その後、即ち、導管31に取り付けた流れ制御器具40を閉じ、導管32に取り付け た流れ制御器具40を開けた後、生物学的流体の第2部分(これは細菌汚染を生ず る可能性がより少ない)を容器12に送り込むことができる。この第2部分はさら に処理して、例えば、後述するように、複数の血液成分に分離し、分離された少 なくとも1つの成分から白血球を除去することができる。 一部の態様では、複数の第2部分(例、異なる提供者からの)をそれぞれ複数 の血液成分に分離し、分離された血液成分をプールする。例えば、血液の第1部 分と第2部分を、複数の供血者から採取し、個々の第2部分を別々に処理して1 単位の濃厚血小板(PC)を製造することができる。得られた複数の単位のPC をその後でプールすることができる。 本発明を実施するのに多様なプールの仕方が適当であり、本発明はそれにより 制限されるものではない。図3は、本発明に従って使用することができる生物学 的流体プール用システムの1態様を例示する。図示のシステム100は、それぞれ がPCのような生物学的流体を収容するのに適している複数の容器18aを備え、 これらの容器はプール用アセンブリ141と流体連通している。図示の態様では、 プール用アセンブリ141は、出口または合流点50で1本の導管60に収束する、ネ ットワークまたは複数の導管140を備える。このプール用アセンブリ141の出口ま たは合流点50は、1つの受容または移送容器118aと流体連通している。図示の態 様では、受容または移送容器118aとの流体連通は導管60により行われる。導管 60には、出口または合流点50と容器118aとの間に、少なくとも1つの器具または アセンブリを配置することができる。例えば、図示の態様に示すように、プール 用システム100は、ガス入口80、ドリップ室81、白血球除去アセンブリのような フィルターアセンブリ26、およびガス出口82を備えていてもよい。プール用アセ ンブリを備えた適当なシステムの1例が米国特許第5,364,526号に開示されてい る。 図4Bは、本発明に従って使用することができる生物学的流体プール用システ ムの別の態様を例示する。図示のシステムは、それぞれがバフィーコートのよう な生物学的流体を収容するのに適している複数の容器12を備え、これらの容器は 導管160を経て、プールしたバフィーコート用の第1受容容器118aと流体連通し ている。図4Bに図示したシステムは、この第1受容容器118aと別の第2受容容 器118aとの間に配置した、白血球除去アセンブリのようなフィルターアセンブリ 26も備えている。典型的には、このシステムは、例えば添加剤または洗浄液を収 容するために、追加の容器20をさらに備える。 図4Aは、図4Bに示したシステムを用いてプールすることができるバフィー コートの個々の単位を調製するのに使用することができる生物学的流体処理シス テム10の1態様を例示する。図4Aに示したシステムは、静脈切開器具1、およ び複数の容器、例えば、容器12、18bおよび20を備え、これらの容器は、図1に 関して説明したように、複数の導管160を経て流体連通している。例えば、図4 Bの容器12は、図4Aの容器12から得られた個々の単位のバフィーコートから構 成しうる。 容器12,18a,18b,および118aは、生物学的流体に適合性のある任意の材料お よび形状のものすることができる。この種の多様な容器が当該技術分野において 既知である。例えば、血液採取および付属バッグは、典型的には可塑剤を含有す るPVC、例えば、フタル酸ジオクチル(DOP)、フタル酸ジエチルヘキシル (DEHP)[例、フタル酸ジ(2−エチルヘキシル)]、またはトリメリト酸トリオ クチル(TOTM)[例、トリメリト酸トリ(2−エチルヘキシル)]を可塑剤とする PVCから作製される。容器の例としては、英国特許出願GB 2,301,822Aおよび 米国特許第4,280,497号および第4,670,013号に従って製造されたものが挙げら れるが、これらに制限されるものではない。 1態様において、容器の少なくとも1つがトリメリト酸トリ(2−エチルヘキシ ル)(TOTM)で可塑化したPVCから作製される。例として、この容器は少な くとも約30重量%のTOTMを可塑剤として含有しうる。典型的には、TOTM で可塑化した容器はさらに、例えば少なくとも1種のエポキシ化植物油、金属セ ッケン、および/または鉱油を含む。容器は、複数の可塑剤、例えば、TOTM とフタル酸ジオクチル(DOP)、のブレンドで可塑化することもできる。容器 は微生物および/またはウイルスのような望ましくない物質を殺すか、および/ または増殖を阻止するようにすることができる。 例えば、濃厚血小板のような血小板を含有する生物学的流体の保存を伴う一部 の態様では、この種のバッグは静菌または殺菌効果を付与することができる。こ の袋は、例えば供血前の供血者の血流中に存在していた細菌、および/または採 血または保存中に流体を汚染した細菌、に対して上記効果を付与することができ る。 適当な容器の1例は、メドセップ社(Medsep Corporation)(米国、カリフォル 一部の態様において、使用する容器の少なくとも1つは生物学的流体添加剤お よび/または保存剤溶液と適合性がある。これに代えて、または加えて、容器の 少なくとも1つは、例えば抗菌剤および/または抗ウイルス剤と適合性がある。 これらの薬剤は、血小板、血漿および/または赤血球と共存する微生物および/ またはウイルスのような望ましくない物質を殺すかおよび/または増殖を防止す るために利用することができる。適当な薬剤は本技術分野で公知である。薬剤の 例として、キノロン類およびその誘導体、例えば、シプロフロキサシンのような キノロンカルボン酸誘導体、が挙げられるが、これらに制限されない。 本発明において使用する導管30〜37,140,60,および160は、生物学的流体と 適合性のある任意の材料から作製することができる。好ましくは、これらは、例 えば、血液捕集(採血)および付属バッグに関して上に説明したような、可塑化 PVCのような軟質材料(可撓性材料)から構成しうる。 添付図面に示した流れ制御器具40は、クランプ、シール、バルブ、移動脚(tra nsfer leg)閉鎖手段、等からなる。システムは典型的には複数の流れ制御器具を 備え、これらは導管および/または容器に、またはその内部に配置することがで きる。 図1、3および4に示したフィルターアセンブリ26は、入口と出口とを備え、 この入口と出口の間で流路を区画しているハウジングからなり、この入口と出口 の間に少なくとも1つの多孔質媒体が配置されている。より好ましい態様では、 フィルターアセンブリ26は白血球除去装置を含み、多孔質媒体は白血球除去媒体 を含む。フィルターアセンブリ26は、1単位ずつの生物学的流体(図1)、複数 単位の生物学的流体(図3)、またはプールされた複数単位の生物学的流体(図 4)の白血球除去処理に適したものとすることができる。 例えば、多血小板血漿(PRP)、プールされ、もしくはプールされていない バフィーコート、または遷移ゾーン材料(transition zone material)の白血球除 去を包含する一部の態様では、白血球除去装置は、白血球除去媒体/赤血球バリ アー媒体(赤血球を阻止する媒体)の組合わせを含む。 本発明の一部の態様に従ってシステムは、例えば、生物学的流体の異なる成分 を濾過するために、複数のフィルターアセンブリ26を備える。例えば、図1に示 した態様の変更例では、容器12と20の間に第2のフィルターアセンブリ26を配置 することができる。例えば、第2のフィルターアセンブリ26を用いて、赤血球濃 厚液(PRC)のような赤血球を含む生物学的流体から白血球を除去することが できる。 フィルターアセンブリの例、特に白血球除去装置および媒体の例としては、こ れらに限定されるものではないが、米国特許第5,152,905号、第4,925,572号、第 4,880,548号、第5,399,268号、第5,217,627号、ならびに国際公開公報WO 93/047 63号に開示されているものが挙げられる。 本発明に係るシステムは、開放型とすることもできるが、より好ましくは閉鎖 型である。ここで用いた「閉鎖」とは、システムに入り込むことを必要とせずに (システムの汚染の危険性を回避して)、提供者の血液または血液成分の採取、 処理、濾過、保存、および保存処理が可能なシステムを意味する。閉鎖システム は、最初からそのように作製されているものでもよく、あるいは「無菌ドッキン グ」器具と呼ばれるものを用いたシステム要素の接続により得たものでもよい。 無菌ドッキング器具の例は、米国特許第4,507,119号に開示されている。 本発明の一部の態様では、本システムは、1もしくは2以上の追加の容器、ド リップ室、少なくとも1つのガス抜き装置、例えば、少なくとも1つのガス入口 、少なくとも1つのガス出口、および/もしくは少なくとも1つのガス採取およ び排除ループのような追加要素を備えることができる。 例として、白血球除去装置のようなフィルターアセンブリの上流にガス入口を 配置することができ、および/またはこのフィルターアセンブリの下流にガス出 口を配置することができる。例えば、ガス入口および/またはガス出口を用いて 、受容または移送容器118a内の生物学的流体の回収を最大限にすることができる 。図3に示したシステム例を参照すると、ガス入口80とガス出口82をそれぞれフ ィルターアセンブリ26の上流と下流に設けることができる。 図3に示した態様によると、プール用アセンブリ141の出口50の下流で、かつ フィルターアセンブリ26の上流にあるドリップ室81の上流の位置に、ガス入口80 が配置されている。下流に配置したガス出口82は、フィルターアセンブリ26と受 容または移送容器118aのとの間に位置している。或いは、ガス入口および/また はガス出口は、ドリップ室、導管、または受容容器および/もしくは供給源容器 の中に配置してもよい。 ガス入口およびガス出口はそれぞれ、ガスを通過させることができるように設 計された少なくとも1つの多孔質要素を含む。ガス入口およびガス出口はシステ ムの無菌性を侵さないように選択すべきである。多孔質要素の要求特性が達成さ れる限り多様な材料を使用することができる。このような特性としては、使用中 にさらされる差圧に対処するのに必要な強度と、過大な圧力を加えることなく所 望の透過性を与えると同時に所望の濾過能力を与える能力とが挙げられる。閉鎖 システムでは、細菌がシステムに流入するのを阻止するために、ガス入口とガス 出口の多孔質要素は細孔等級(pore rating)が約0.2μm以下であることも好まし い。 ガス入口およびガス出口は、少なくとも1つの疎液性(liquophobic)多孔質要 素を含んでいることが好ましい。疎液性多孔質要素は、システム内で処理してい る生物学的流体で濡れないか、濡れにくいので、疎液性要素と接触するシステム 内のガスはこの要素を通過するが、生物学的流体は通過しない。ガス出口は、ガ スを通過させることができる少なくとも1つの親液性多孔質要素を含んでいても よい。1態様において、ガス出口は疎液性の膜と親液性の膜の両方を備え、親液 性の膜が生物学的流体で濡れてしまうまではガスは両方の膜を通過する。また、 ガス入口および/またはガス出口はハウジング内に設けてもよく、ハウジングは キャップ(栓)または閉鎖部材を備えることができる。 ガス入口、ガス出口、および/もしくはガス採取および排除ループを含むガス 抜き装置とその使用方法の例は、例えば、国際公開公報WO 91/17809号およびWO 92/07656号、ならびに米国特許第5,126,054号、第5,364,526号および第5,472,62 1号に開示されている。 本発明における生物学的流体の処理は、任意の適当な時点で行うことができ、 供血(提供)のすぐ後でもよい。例えば、生物学的流体が供血である場合、得ら れる成分の数(細胞数)を最大限にし、かつ血液成分の生存率と生理学的活性を 最大限にするために、供血を実際上可能な限りすぐに処理するのが普通である。 早期処理は、白血球および微小凝集物(microaggregates)をはじめとする(これ らに限られないが)汚染因子をより効果的に低減または排除することができる。 本発明によれば、生物学的流体を提供者から採取後約24時間以内に処理すること ができる。本発明はまた、全血の処理は供血者からの採血から一般に8時間以内 であるという米国での実施に従って生物学的流体を処理することも含みうる。 本発明によると、白血球除去は、処理プロトコルの任意の時点で任意の血液成 分について行うことができる。例えば、白血球除去は、赤血球からの多血小板血 漿(PRP)の分離中、濃厚血小板(PC)のプール中、プールし、もしくはプ ールしていないバフィーコートの濾過中、またはPCの投与中に実施することが できる。 本発明に係る方法のいくつかの態様の例を、図1、2、および4を参照して説 明することができる。これらの図は、第1および第2の静脈切開針2および3を 備えた静脈切開器具1を示し、この切開器具1は複数の容器、例えば、血液捕集 バッグ12と1または2以上の付属バッグ(例、20,18aおよび18b)とを含む、複 数の血液バッグからなるシステムと流体連通状態にある。典型的には、血液捕集 バッグ12には抗凝固剤が入れてあり、付属バッグ20には赤血球保存液のような添 加剤が入れてある。 クランプのような流れ制御器具40(導管31および32に取り付けた)は最初は閉 じてあり、針2および3には最初はキャップがしてある(キャップは図示せず) 。 供血者の腕を常法により静脈切開に対して準備し、針2のキャップを外して供 血者の静脈に挿入する。針3のキャップを外してバキュテナーのような採血器に 挿入し、導管31に取り付けたクランプ40を開け、生物学的流体の第1部分をバキ ュテナーに送り込む。一部の態様では、針2で供血者の皮膚が円板状に切り取ら れ、切り取られた皮膚片がバキュテナーに送り込まれることがある。 所望により1または2以上の採血器を順に満たしてもよい。最後の採血器が満 たされた後、導管31に取り付けたクランプ40を閉じ、針3をバキュテナーから取 り外す。導管32に取り付けたクランプ40を開け、生物学的流体の第2部分を捕集 容器12に送り込む。生物学的流体のこの部分は、保存中に細菌汚染の著しい危険 性を与える可能性がより低い。容器内に適量の生物学的流体が捕集されたら、流 れ制御器具40を閉じ、針2を供血者から取り外す。一部の態様では、針2および /または3のキャップを外した後、または針を供血者から取り外した後、偶発的 な針穿刺の危険性を最小限にするために静脈切開者保護具のような器具に針を入 れておく。 典型的には、容器12内に捕集された生物学的流体の単位(即ち、生物学的流体 の第2部分)を処理して、1または2以上の血液成分に分離する。 例えば、この生物学的流体を単位を処理して、濃厚赤血球と多血小板血漿(P RP)を形成し、PRPをさらに処理して、濃厚血小板(PC)と血漿を形成す ることができる。或いは、生物学的流体の単位を処理して、濃厚血小板と、バフ ィーコートと、貧血小板血漿(PPP)を形成し、次いでバフィーコートを処理 してPCを得ることができる。 例として、容器12を遠心分離にかけて、赤血球を含む沈降層と、多血小板血漿 (PRP)のような血漿中に懸濁した血小板を含む上清層とを形成する。1態様 において、図1に示したシステムの例を参照すると、上清のPRPを白血球除去 装置を備えたフィルターアセンブリ26に通し、白血球除去されたPRPを付属容 器18aに集める。一部の態様では、白血球除去装置は白血球除去/赤血球バリア ー媒体を備え、付属容器18aに集められた白血球除去PRPは実質的に赤血球を 含んでいない。 典型的には、付属容器18aおよび18bをその後、閉鎖システムを保持しながらシ ステムの残りから分離する。白血球除去PRPは、本技術分野で知られているよ うに、容器18aおよび18b内でPCおよび血漿を形成するようにさらに処理するこ とができる。所望により、分離された赤血球、PC、および/または血漿を必要 になるまで保存することができる。1態様では、この保存方法は、該流体中に存 在しうる細菌および/またはウイルスを殺すかおよび/または増殖を阻止しなが ら分離された血液成分を保存することを含む。例えば、1または2以上の容器、 例えば、12,20,18aおよび/または18bが静菌および/または殺菌効果を与える ものでよい。これに代えて、または加えて、血液成分をバッグに送り込む前か後 に、少なくとも1種の抗菌剤および/または抗ウイルス剤を容器(バッグ)に添 加することができる。所望により、血液成分を輸血する前に、この成分から添加 剤を除去することができる。 分離された血液成分、例えば、保存または非保存PCおよび/または血漿は、 さらに使用する前にプールすることができる。 別の態様例では、PRPを濾過しない。そうではなく、PRPを処理してさら に血液成分を分離し、分離された成分を濾過することができる(例えば、図2お よび3に示すように)。 例えば、図2に示したシステムの態様を用いて、濾過していないPRPを処理 し、PCと血漿を得ることができる。その後、PCの濾過を、複数のPC単位を プールする間に(図3に示したように)、または患者にPCの個々の単位を投与 する間に(図示せず)行うことができる。もちろん、PC(個々の単位またはプ ールした単位)を上述したように必要になるまで保存することもできる。例えば 、この保存方法は、該流体中に存在しうる細菌および/またはウイルスを殺すか および/または増殖を阻止しながら分離された成分を保存することを含むことが できる。 本発明の別の態様によれば、図4Aに示したシステムの例を参照すると、生物 学的流体の第2部分を、上述したように静脈切開器具1を用いて容器12に集める ことができる。容器12を遠心分離して、赤血球を含む沈降層、血小板の大半を含 む中間層(バフィーコート)、および血漿の大部分を含む貧血小板血漿(PPP )のような上清層を形成する。 これらの各層を分離し(例、バフィーコートを容器12に残して)、バフィーコ ートを処理して、PCのような血小板を含有する血液製剤を製造する。所望によ り、複数単位のバフィーコートをプールしてから、血小板含有血液製剤を製造す ることもできる。例として、図4Bに示したシステムを使用するか、または図3 に示したのと似たシステムを使用して、複数単位のバフィーコートをプールする ことができ、プール用アセンブリ141と受容容器118aとの間にフィルターアセン ブリ26を配置しても、配置しなくてもよい。上記したように、これらのシステム は開放型でも閉鎖型でもよい。 図4Bに示した態様に関して、バフィーコートを入れた個々の容器12を、好ま しくは1つの容器の上流側の導管160を別の容器の下流側の導管160と無菌連結( 無菌ドッキング)することにより、相互に流体連通状態に配置することができる 。典型的には、この処理システムは、プールされた複数単位のバフィーコートを 収容するのに適した少なくとも1つの受容または移送容器118aと、1または2以 上の容器12(およびそれらの間の導管)から第1の受容または移送容器118aにバ フィーコートを洗い流すための洗浄液のような添加剤溶液を収容するのに適した 容器20も備える。バフィーコートは本技術分野で公知のようにプールすることが できる。 容器118a内のプールされたバフィーコートを遠心分離して、赤血球を含む沈降 層と、血漿中に懸濁した血小板を含む上清層とを形成することができる。上清層 は白血球除去フィルター装置のようなフィルターアセンブリ26を通して濾過する ことができ、この濾過装置は、白血球除去媒体/赤血球バリアー媒体の組合わせ を備えることができる。 図3に示したシステムを用いた方法の1態様は、複数の供給源容器18aから生 物学的流体をプール用アセンブリを通過するように送る前に、これらの容器に空 気またはガスを導入することを含む。例えば、空気またはガスを、好ましくはシ リンジ(図示せず)を使用して、ガス入口アセンブリ80またはガス出口アセンブ リ82から各容器18aに導入してもよい。導入された空気またはガスは好ましくは 周囲空気(大気)または滅菌ガスである。 供給源容器18a(図3)へのガスの導入は、ガス入口80またはガス出口82から適 当な容器18aへの流路を開けると同時に、受容または移送容器118aへの流路を閉 じることにより行うことができる。例えば、受容または移送容器118aに通じる導 管と1つを除いた全ての容器18aに通じる導管にそれぞれ取り付けたクランプを 閉じて、ガスをシステム中に導入した時に、開いている1つの容器だけに導管内 のガスが流入するようにすることができる。1態様において、このプロセスは、 複数の容器18aにガスを順に導入することを含む。各供給源容器への流路は、ガ スがその容器に導入し終わった後に閉じてもよい。 ガス入口80またはガス出口82からの流路をその後で閉じる。次いで、第1の容 器18aへの流路を開けると、生物学的流体が第1容器18aから流出し、プール用ア センブリ141を通って受容または移送容器118aに向かって流れるにつれて、流れ る生物学的流体の液柱より先にあるガスを流体が追い出す。所望により、このガ スをシステムから排気または除去することができる。ガスは、例えば開いている ガス出口82から抜き出すことができる。ガスを抜き出した後、例えば、ガスがシ ステム内に流入するのを防止するために、ガス出口を不活性化してもよい。ガス 出口は疎液性要素と親液性要素の両方を備えることができ、親液性要素が生物学 的流体で濡れてしまうと、この要素によりガス出口が自動的に不活性(不作動) になる。 生物学的流体の液柱より前にあるガスを排気し、生物学的流体の流れが停止し た後、残りの容器18aに隣接するクランプを開いて(好ましくは順に)、残りの 容器18aからの生物学的流体がプール用アセンブリ141(図3)を通って受容または 移送容器118aに向かって流れることができるようにする。受容または移送容器11 8aに隣接するクランプ40を開いて、生物学的流体が容器118aに流入できるように する。好ましくは、残りの供給源容器に隣接するクランプを開ける前に、受容ま たは移送容器118aに隣接するクランプ40を開ける。 残りの供給源容器からの生物学的流体の流出が始まると、残りの生物学的流体 の単位より先にあるガスが押し出される。好ましくは、このガスは、出口または 合流点50と受容または移送容器118aとの間に配置したドリップ室81内に捕集する ことができる。生物学的流体をドリップ室81に通すことで、ガスの捕集および/ または生物学的流体の流速の制御を伴うことができる。ドリップ室81は典型的に は生物学的流体でドリップ室が満たされるまでは反転させておき、満たされた後 でドリップ室をその正常な向きに戻す。 図3に示した本発明の態様によると、プール用アセンブリ141の出口または合 流点50と受容または移送容器118aとの間に設けた白血球除去装置のようなフィル ターアセンブリ26に生物学的流体を通してもよい。好ましくは、フィルターアセ ンブリ26はガス入口80とガス出口82との間に位置させる。 生物学的流体がドリップ室81および任意のフィルターアセンブリ26を通過する につれて、生物学的流体の前にあるガスは前述したようにガス出口82を通って抜 き出される。その後、プールされた生物学的流体を受容または移送容器118a内に 回収するが、本発明によれば、受容容器への空気またはガスの導入を最小限にす ることができるので、生物学的流体は過剰の空気を集めることなく回収される。 生物学的流体の回収を最大限にするために、システム内に保持されている生物 学的流体の後ろにガスを導入してもよい。図3に示したシステムの例を参照する と、ガス入口80またはガス出口82のいずれかから当初は容器18aに導入してあっ たガスが、生物学的流体が導管内を流れていくにつれて、生物学的流体の後を追 う。生物学的流体に追従するガスは、導管から生物学的流体を「追撃」するので 、このガスの導入は生物学的流体の回収率を増大させる。さらに、生物学的流体 がプール用アセンブリを通過して受容または移送容器118aに流入し終わり、容器 18aが平らに潰れてしまった後、ガス入口80を開けて保持されている生物学的流 体の後ろ側にガスを導入してもよい。そうすると、追加の生物学的流体を受容ま たは移送容器118aに回収することができる。 生物学的流体の回収が終了した後、受容または移送容器118aをシールして、容 器内に空気を導入することなくシステムから切り離すことができる。受容または 移送容器118aをヒートシールすることが好ましいが、他のシール方法も適当であ る。 本発明は上記以外の態様も包含する。例えば、生物学的流体を第1部分を分離 せずに集めることができ、また生物学的流体を濾過して、この生物学的流体中に 存在しうる細菌に対して殺菌または静菌効果を有する容器内に入れることができ る。例えば、1単位の全血を採取し、遠心分離して赤血球濃厚液と多血小板血漿 (PRP)を形成する。PRPを白血球除去装置を通過させ、白血球除去された PRPまたはこれから得た濃厚血小板(PC)を、トリメリト酸トリ(2−エチル ヘキシル)(TOTM)を可塑剤とするポリ塩化ビニル(PVC)からなる容器内 に入れることができる。 本明細書で引用した、出版物、特許、および特許出願を含む全ての参考文献の 全内容を参考のために援用する。 以上に本発明を例示として一部の詳細について説明したが、本発明は各種の変 更および変形形態をとることができ、ここに説明した特定の態様に制限されるも のではないことは理解されよう。これらの特定の態様は本発明を制限するもので はなく、逆に本発明は本発明の範囲内に包含される全ての変更例、均等例、およ び変形例を包含するものであることも理解されよう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US, UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記を含む生物学的流体の処理方法: 生物学的流体の第1部分を取得し; 生物学的流体の第2部分を取得し;そして 生物学的流体の第2部分の少なくとも1成分を白血球除去媒体に通す。 2.生物学的流体の第2部分を遠心分離して沈降層と上清層とを形成し、上清層 を白血球除去媒体に通すことを含む、請求の範囲第1項記載の方法。 3.生物学的流体の第2部分の少なくとも1成分を、白血球除去媒体の下流側に 位置する容器に集めることをさらに含み、該容器がトリメリト酸トリ(2−エチル ヘキシル)で可塑化された容器である、請求の範囲第1項記載の方法。 4.生物学的流体が血小板含有流体を含む、請求の範囲第1項〜第3項のいずれ か1項に記載の方法。 5.生物学的流体の第1部分を取得することが、この第1部分を採血器に送り込 むことを含む請求の範囲第1項記載の方法。 6.生物学的流体の第1部分を取得することが、生物学的流体の提供者から皮膚 片を含んだ生物学的流体を取得することを含み;生物学的流体の第2部分を取得 することが、生物学的流体の提供者から皮膚片を含まない生物学的流体を取得す ることを含む、請求の範囲第1項記載の方法。 7.下記を含む生物学的流体の処理方法: A.生物学的流体の第1供給源から生物学的流体の第1部分を取得し; この生物学的流体の第1供給源から生物学的流体の第2部分を取得し; B.生物学的流体の第2供給源から生物学的流体の第1部分を取得し; この生物学的流体の第2供給源から生物学的流体の第2部分を取得し;そ して C.生物学的流体の第1供給源から得た生物学的流体の第2部分の少なくとも 1成分を、生物学的流体の第2供給源から得た生物学的流体の第2部分の 少なくとも1成分と合わせて、プールされた生物学的流体を製造する。 8.生物学的流体の第1供給源から生物学的流体の第2部分を取得することが、 この第2部分を第1の軟質容器に送り込むことを含み、そして生物学的流体の第 2供給源から生物学的流体の第2部分を取得することが、この第2部分を第2の 軟質容器に送り込むことを含み; 該方法がさらに、第1および第2の軟質容器内の生物学的流体の第2部分を遠 心分離して、第1および第2の軟質容器のそれぞれにおいて沈降層と上清層とを 形成することを含む、請求の範囲第7項記載の方法。 9.第1の軟質容器から得た上清層を第1の白血球除去装置に通して第1の白血 球除去された上清層を与え、そして第2の軟質容器から得た上清層を第2の白血 球除去装置に通して第2の白血球除去された上清層を与えることをさらに含む、 請求の範囲第8項記載の方法。 10.第1の白血球除去された上清層を処理して濃厚血小板の第1の単位を与え、 そして第2の白血球除去された上清層を処理して濃厚血小板の第2の単位を与え ることをさらに含む、請求の範囲第9項記載の方法。 11.プールされた生物学的流体を白血球除去装置に通すことをさらに含む、請求 の範囲第7項記載の方法。 12.閉鎖システム内で実施される、請求の範囲第1項〜第11項のいずれか1項に 記載の方法。 13.第2部分の少なくとも1成分を約2日間以上保存することをさらに含む、請 求の範囲第1項〜第6項のいずれか1項に記載の方法。 14.プールされた生物学的流体を約2日間以上保存することをさらに含む、請求 の範囲第7項〜第11項のいずれか1項に記載の方法。 15.生物学的流体の第1部分を取得することが提供者から本質的に抗凝固剤を含 有しない生物学的流体を採取することを含み、そして生物学的流体の第2部分を 取得することが、この第2部分を抗凝固剤と混合することを含む、請求の範囲第 1項〜第6項のいずれか1項に記載の方法。 16.下記を含む生物学的流体の処理方法: 1単位の生物学的流体を取得し; この生物学的流体を遠心分離して、赤血球を含む沈降層と血小板を含む上清層 とを形成し; 上清層を白血球除去装置に通して、白血球除去された上清層を与え; 白血球除去された上清層を遠心分離して血小板濃縮液と貧血小板血漿を与え; 血小板濃縮液から貧血小板血漿を分離し;そして 血小板濃縮液を、可塑剤としてトリメリト酸トリ(2−エチルヘキシル)を含有 するフィルムから製造された可塑化バッグからなる容器内で少なくとも24時間保 存する。 17.下記を含む生物学的流体の処理システム: 少なくとも2本の針を備え、この針の少なくとも1本は生物学的流体提供者の 皮膚を穿刺するのに適したものである、静脈切開器具;および この静脈切開器具と流体連通している白血球除去装置。 18.少なくとも第1の血液バッグと第2の血液バッグをさらに含み、白血球除去 装置が第1の血液バッグと第2の血液バッグとの間に配置されている、請求の範 囲第17項記載のシステム。 19.第2の血液バッグが、可塑剤としてトリメリト酸トリ(2−エチルヘキシル) を含有するフィルムから製造された可塑化バッグからなる、請求の範囲第17項ま たは第18項記載のシステム。
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