JP2001505743A

JP2001505743A - 携帯無線電話のためのデュアルバンドアンテナカプラ

Info

Publication number: JP2001505743A
Application number: JP52564998A
Authority: JP
Inventors: マルドナド、デビット
Original assignee: Qualcomm Inc
Current assignee: Qualcomm Inc
Priority date: 1996-12-04
Filing date: 1997-11-25
Publication date: 2001-04-24
Also published as: NO992711D0; CA2273091A1; IL130011A0; IL130011A; WO1998025323A1; EP0941556A1; AU5457298A; CN1240055A; NO992711L; AU724641B2; US5852421A; CA2273091C; BR9713825A; KR20000069293A; RU2208298C2

Abstract

(57)【要約】移動携帯電話（２００）に適応して使用されるデュアルバンドアンテナカプラ（１００）。複数のカーブした金属帯（２０４ａ−ｃ）は、グランド板材（１０２）に絶縁された複数のカーブした金属帯の内の少なくとも二つを含んで、グランド板材（１０２）上に配置され、これにより、移動携帯電話（２００）のアンテナに対して通信周波数（ＲＦ）信号を接続させる。この絶縁されたカーブした金属帯（２０４ａ、２０４ｂ）は、移動携帯電話のアンテナ（２０４）と各周波数帯域のそれぞれでの移動携帯電話アンテナにマッチすべく設計された第１及び第２マッチング回路（６０２，６０４）との間を接続する。マッチング回路（６０２，６０４）の出力に接続されるセレクタスイッチ（６０６）は、外部アンテナ（３０４）への接続のため適切なマッチング回路出力を選択する。アダプタは、少なくともグランド板材（１０２）上に装置された一つのグランドピン（２０６ａ−ｃ）を有している。移動携帯電話（２００）がアンテナカプラ（１００）に収まるとき、グランドビン（２０６ａ−ｃ）が、移動携帯電話（２０２ａ、２０２ｂ、２０８）に基準グランドへの電気接続を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】携帯無線電話のためのデュアルバンドアンテナカプラ背景技術Ｉ．技術分野本発明は、概してアンテナカプラに関するものである。更には本発明は、新規で改善された携帯無線電話のカプラに関するものである。 II．関連技術の記載携帯無線電話の分野において、携帯無線電話は、無線周波数（ＲＦ）により基地局と通信を行っている。概して、これらの携帯無線電話は、どちらかと言えば、電池の電力を保護し会話時間を増やすべく、低電力で動作している。しかしながら、例えば、ドライブ中に自動車バッテリ等の交流電源が使用できるときや、室内で便利な電源出力があるときは、携帯電話のユーザは、特別なアダプタを使用して高出力電源をしばしば利用するものである。例えば、乗り物から供給される電源を携帯電話の使用に適したレベルに置き換える幾つかの乗用車用アダプタを用いる際、ＲＦ信号を外部電源ブースタやアンテナを使用する携帯電話に対してやりとりする場合である。更に、これらのアダプタは、補助マイクロホンとスピーカとをもつ“ハンズフリー”キットをもっていてもよい。このようにユーザは、バッテリ時間を損なうことなく、高い出力転送とハンズフリーの会話を愉しむことが可能であり、車を離れたときも、同じ携帯無線電話を運ぶことが可能となる。ＲＦ信号を携帯電話に対し通信するために、代表的な携帯電話は、携帯電話のアンテナの近くに導電性のカプラを使用する。しかしながら、この技術は、携帯電話がアダプタ内に収納されている場合、不十分なＲＦ帰還パス又はグランドしか与えられなくなるため、ＲＦ信号のエネルギの非常な損失となるという結果を招いてしまう。一般的な携帯電話の内部部品は、携帯電話の発生する電磁エネルギもれを防止する電磁障害（ＥＭＩ）シールドの中にしまい込まれるので、従来の乗用車用アダプタは、携帯電話への十分なＲＦ帰還パスを達成することができない。発明の概要本発明は、携帯電話を二つの周波数帯域にて動作可能とするアンテナカップリング装置での実施されるものである。アンテナカップリング装置は、その上面にアンテナカプラを装着されるグランド板材を有している。アンテナカプラは、通信装置のアンテナに対して通信信号をやりとりするものである。グランド板材は、通信装置上の外部通信可能ポイントに接続が可能なグランドピンを少なくとも一つ有している。アンテナカプラに接続されているマッチング回路は、所定インピーダンスを第１及び第２周波数帯域のそれぞれにおいて通信装置アンテナに接続されるアンテナにマッチさせるべく所定インピーダンスを供給するアンテナカプラを提供する。グランド板材も又、その表面の上に第１及び第２の隣接垂直部分を有している。この第１及び第２の隣接垂直部分は、実質的に互いに直交してグランド板材の表面に設けられる。第１実施形態として、複数のカーブした金属板が、グランド板材に隣接して設けられており、これは、通信装置が二つの周波数帯域の内の第１で動作するとき、第１のカーブ金属板が通信装置アンテナに対して通信信号をやりとりするためにグランド板材から電気的に絶縁されるものである。第２のカーブ金属板は、通信装置が二つの周波数帯の内の第２周波数帯にて動作する際に、通信装置に対して通信信号をやりとりするためにグランド板材から電気的に絶縁されるものである。第３のカーブ金属板は、グランド板材に電気的に接続されている。マッチング回路は、通信装置アンテナにマッチさせるための入力端を有する第１及び第２マッチング回路を有している。第１マッチング回路は、通信装置が第第１周波数帯域で動作しているときに使用されるものであり、第２マッチング回路は、通信装置が第２周波数帯域で動作しているときに使用されるものである。第２回路の入力端が第２金属板に接続されている一方、第１マッチング回路の第１入力端も第１金属板に接続されている。第２実施形態において、カップリングピンは、例えば通信アンテナなどの、通信装置の通信周波数部品に直接の接触がなされる。この実施形態において、カーブ金属板を使用して空間を介した信号の接続を行う必要が無くなる。カップリングピンからの出力は、第１及び第２周波数バンドの各々にて通信装置アンテナに接続するアンテナにマッチした所定インピーダンスを供給するべく設けられた信号複数バンドマッチング回路に接続される。さもなくば、カップリング装置は、カップリングピンと第１及び第２マッチング回路との間に接続されたスイッチング回路を含んでいる。スイッチング回路は、第１周波数帯域にて動作する通信装置のために第１マッチング回路に接続されるカップリングピンと、第２周波数帯域にて動作する通信装置のために第２マッチング回路に接続されるカップリングピンとに接続されている。更にその上第３実施形態にて、螺旋カプラは、少なくとも通信装置アンテナの一部を囲っているもので、空中に発信する通信周波数信号に接続される。図面の簡単な説明本発明の特徴、目的、効果は、参照符号で関連づけられた図面と以下に示された詳細な説明から明らかになるものである。 FIG.１Ａは、本発明に適応する携帯電話を示した図である。 FIG.１Ｂは、携帯電話に接する本発明のアンテナカプラ第１実施形態￥を示した図である。 FIG.２Ａは、本発明のカプラ素子の一つの実施形態を示した図である。 FIG.２Ｂは、本発明のカップリング素子のもう一つの実施形態を示した図である。 FIG.３Ａは、携帯電話アンテナへ直接接続する本発明のアンテナカプラの第２実施形態を示した部分的に内部を示す説明図である。 FIG.３Ｂは、携帯電話の内部部品に直接接続する本発明のカップリング素子の第２実施形態を示す説明図である。 FIG.４Ａは、携帯電話に接続する本発明のアンテナカプラの第３実施形態を示す説明図である。 FIG.４Ｂは、携帯電話のアンテナに接続される本発明の第３実施形態である螺旋カプラの説明図である。 FIG.５Ａは、本発明のデュアルバンドカップリング素子の一つの実施形態を示す説明図である。 FIG.５Ｂは、本発明のデュアルバンドカップリング素子のもう一つの実施形態を示す説明図である。 FIG.６は、FIG.３Ａ、FIG.３Ｂ、FIG.４Ａ、FIG.４Ｂのアンテナカプラに使用されるデュアルバンドマッチング回路のその他の実施形態である。 FIG.７は、FIG.３Ａ，３Ｂ、FIG.４Ａ，４Ｂのアンテナカプラと共に使用されるデュアルバンドマッチング回路の他の実施形態を示している。良好な実施形態の詳細な説明 FIG.１Ｂに関して、本発明のアンテナカプラ１００の第１実施形態は、グランド板材１０２，隣接垂直グランド板材１０４，１０６，カップリング素子２０４ａ，２０４ｂと２０４ｃ，グランドビン２０６ａ，２０６ｂ，そしてオプショナルグランドピン２０６ｃとを有している。カップリング素子２００４，２０４ｂ，２０４ｃは、好ましくば、例えば銅や鉄等の導電性部材によるカーブバンドによって垂直に面して構成される。携帯電話２００がアンテナカプラ１００に接続されるときは、カップリング部材２０４ａ、２０４ｂ、２０４ｃが、携帯電話２００の引っ込んだ螺旋アンテナ２０４を受け、アンテナに対して通信信号を接続する。カップリング素子２０４ａ、２０４ｂ、２０４ｃは、携帯電話２００がアンテナカプラ１００に接するとき、アンテナ２０４の円周の約１／４を覆っている準円へと延長されるように、構成される。アンテナ２０４は、ロッドアンテナやループアンテナ等の非螺旋構成であることに注目されたい。概して例えば携帯電話や、ＰＣＳ携帯電話や、ワイヤレスローカルループ通信装置などの、移動通信装置のどれかであることを注目せよ。グランド板材１０２に基づくそれぞれのカプラにてカップリング素子２０４ａ、２０４ｂ、２０４ｃが装着される。このような実施形態において、グランド板材１０２は、両面基板（ＰＷＢ）である。しかしながら、信号側のＰＷＢは、グランド板材１０２として、又は導電層が表面に形成された大規模基板として十分な構造を提供する。グランド板材１０２は、アンテナ２０４から移動携帯電話２００内のグランド参照ポイントへのＲＦ信号のための改善された帰還パスを与えている。隣接垂直グランド板材１０４は、アンテナカプラ１００をもつ携帯電話が使用されるとき、携帯電話２００の表面２００ａ（FIG.１Ｂを見よ）に関して実質的に平行に配置される。隣接垂直グランド板材１０６は、隣接垂直グランド板材１０４と実質的に垂直に位置づけられ、これにより隣接垂直グランド板材１０６は、アンテナ２０４（FIG.１Ｂをみよ）の垂直軸に対して実質的に平行となる。アンテナ２０４からのＲＦエネルギを結合するべく、カップリング素子２０４ａ、２０４ｂ、２０４ｃの内の少なくとも一つがグランド板材１０２から伝喜劇に絶縁される。グランド板材１０２も、カップリング素子２０４ａ、２０４ｂ、２０４ｃの内の少なくとも一つにグランドピン２０６ａ、２０６ｂ、２０６ｃが提供される。すなわち、グランドピン２０６ａ〜２０６ｃ、グランド板材１０２、カップリング素子２０４ａ〜２０４ｃの少なくとも一つが、同一の電位を分け合うことになる。このように、接続グランドピン２０６ａ、２０６ｂそして（任意には）２０６ｃと携帯電話２００上の適切なグランドとを接続することにより、アンテナ２０４に対するＲＦ信号の完全なＲＦ信号パスが形成される。本発明のカップリング素子２０４ａ〜２０４ｃは、FIG.２Ａに示される。FIG. ２Ａにおいて、カップリング素子２０４ａ、２０４ｂは、相互に接続され、コネクタ２０４ｃがグランド板材１０２へ直接に接続される時に、グランド板材１０２から電気的に絶縁される。本発明を利用する信号転送のために、移動携帯電話２００（FIG.１Ｂをみよ）からのＲＦ信号は、アンテナ２０４により転送される。カップリング素子２０４ａ、２０４ｂは、パワーブースタ３０２とアンテナカプラ１００との間のインピーダンスマッチングを与えるマッチング回路１１０へのアンテナ２０４からのパスを接続するものである。任意のパワーブースタ３０２は、アンテナ２０４からのＲＦ信号の出力を増加させ、空中送信による外部アンテナへの高出力信号としてこれを通過させる。受信のため、反転信号が発生する。外部アンテナからのＲＦ信号は、任意に、パワーブースタ３０２やマッチング回路１１０から移動携帯電話２００のアンテナに信号が接続されるカップリング素子２０４ａ、２０４ｂへと流される。接続素子２０４ａ〜２０４ｃの二者択一の接続計画が、FIG.２Ｂで示される。 FIG.２Ｂは、外側の二つのカップリング素子２０４ａ、２０４ｃがグランド板材１０２に両方とも接続され、内側のカップリング素子２０４ｂがグランド板材１０２と絶縁され、マッチング回路１１０に接続されること以外は、FIG.２Ａと同様である。このFIG.２Ｂに示す例は、FIG.２Ａのとは異なるＲF特性を示しており、異なる周波数帯域やアンテナ構成に対して、より適応するものである。 FIG.１Ｂを再び参照すると、グランドピン２０６ａ、２０６ｂは、移動携帯電話２００のアセンブリネジ２０２ａ、２０２ｂ（FIG.１Ａをみよ）に電気的接続をもたらす。これらのアセンブリネジは、移動携帯電話の内部部品を包む内部電磁シールド（図示せず）を貫通し、アンテナカプラ１００のグランドと携帯電話２００との接触を改善するものである。携帯電話２００のアセンブリネジ２０２ａ、２０２ｂと内部電磁インタフェース（ＥＭＩ）シールド（図示せず）とは概して直接には接続されないものだが、これらのネジはシールドの縁を貫通して十分なグランド電位を与える。他の形態として、グランドピン２０６ａ、２０６ｂは、アセンブリネジ２０２ａ、２０２ｂに確かな接触を与えるべくスプリングが組まれたものであっても良い。さもなくば、アセンブリネジ２０２ａ、２０２ｂが、内部ＥＭＩシールドに直接的な物理的接触をつくるために、携帯電話２００がデザインされても良い。直接的な接触は、グランド板材１０２と移動携帯電話２００の内側のグランドとの間にグランドピン２０６ｃを介して形成されてもよく、このグランドｐんは、移動携帯電話２００のバッテリグランドポート２０８に接続されるものである。この任意の構成において、内部の移動携帯電話２００とグランド板材１０２との接続が達成される。FIG.１に示す実施形態では三つのグランドピン２０６ａ、２０６ｂ、２０６ｃが示されるが、他の形態は、同等の機能を果たすのにこれ以上又ぱこれ以下のピンを有していてもよい。 FIG.３Ａ、FIG.３Ｂで示される本発明のアンテナカプラの第２の実施形態において、FIG.１のカップリング素子２０４ａ、２０４ｂ、２０４ｃは、直接接続のカップリングピン４０４に置き換えられる。直接接続カップリングピン４０４は、電気的絶縁がなされて、グランド板材１０２に装着される。直接接続カップリングピン４０４は、携帯電話２００のＲＦチェーン内の内部部品に物理的接続を形成する。例えば、アンテナ２０４がプラスチック等の絶縁材料に格納されていれば、直接接続カップリングピン４０４は、FIG.３Ａに示されるようにアンテナ２０４の外部の保護的なケース内の小さな口４０６を通じてアンテナ２０４の導電部分に電気的に接触されることになる。さもなくば、移動携帯電話２００は、カップリングピン４０４に、回路基板の４１０のＲＦチェーン内の適切な部品又はアンテナクリップ４１２又はアンテナナット４１４に物理的接続を形成するために、保護ケースに小さな口を設けることができる。FIG.３Ａ、FIG.３Ｂに示される携帯電話２００のＲＦチェーンの内部部品へのカップリングピン４０４の直接の接続によって、FIG.１やFIG.２に示されるような空間を介したマルチカプラ構成の必要が無くなる。アンテナ２０４が、従来のようなロッドやルーブや他のアンテナデザインのような非螺旋形のデザインであっても良いことに再び注目されたい。 FIG.４Ａ、FIG.４Ｂに示すように、アンテナカプラ１００の第３実施形態においては、カップリング素子２０４ａ〜２０４ｃは、螺旋カプラ５０４により置き換えられても良い。この形態において、移動携帯電話２００は、アンテナカブラ１００に挿入されると、アンテナ２０４が螺旋カプラ５０４内の垂直軸に沿って挿入される。螺旋カプラ５０４は、銅や鉄等による導線から構成されている。ＲＦカップリングは、カップリング素子２０４ａ〜２０４ｃのものと同様に空間を越えて成し遂げられる。しかしながら、FIG.１に示すようなカップリング素子２０４ａ〜２０４ｃの円弧アレイ配置に接続されるのとは反対に、螺旋カプラ５０４は、アンテナ２０４を完全に囲んでしまうものである。更に、螺旋カプラ５０４は、グランド板材１０２から電気的に絶縁される。FIG.４ＡとFIG.４Ｂとの実施形態は、FIG.１Ａ、FIG.１Ｂ又はFIG.３Ａ、FIG.３Ｂの場合よりも異なるＲＦ特性を有しておいＲ、異なる動作周波数帯域やアンテナ構造により適合している。しばしば、移動携帯電話２００は、二つに分かれた周波数帯域に動作するべく設計され、一つの周波数帯域の動作は、パーソナル通信システム（ＰＣＳ）であり、第２の周波数帯域での動作は、携帯電話であるといった場合である。移動携帯電話２００が二つの帯域で動作する場合、それぞれの周波数帯域で最大限のパフォーマンスが得られるべく、アンテナカプラへの最適なマッチングを与えることが望ましい。携帯電話の従来技術は、携帯電話のＲＦ回路と外部アンテナの間の直接接続のターミナルを含んでいる。携帯電話内部のスイッチ（図示しない）は、内部アンテナと外部アンテナとによる動作を可能にする。しかしながら、携帯電話が内部アンテナで使われるとき、内部スイッチは、ＲＦ出力について挿入ロスとそれに続く減少が生じることとなる。本発明のデュアルバンドアンテナカプラは、内部アンテナスイッチング回路を除去することで、この欠点を克服するものである。アンテナカプラ１００によるデュアルバンドの実践は、FIG.５Ａに説明されている。カップリング素子２０４ａ、２０４ｂがグランド板材１０２に絶縁されているとき、外部カップリング素子２０４ｃは、グランド板材１０２に接続されいる。内部カップリング素子２０４ｂは、アンテナ２０４（FIG.１Ｂを見よ）からのＲＦエネルギをバンド１マッチング回路６０に接続する。バンド１マッチング回路６０２は、第１バンドの周波数にて動作すべくアンテナ２０４へマッチングするように設計されている。カップリング素子２０４ａは、アンテナ２０４からのＲＦエネルギをバンド２マッチング回路６０４に接続するものである。バンド２マッチング回路６０４は、第２バンド周波数にて動作すべくアンテナ２０４へマッチングするべく設計されている。バンドいちマッチング回路６０２とバンド２マッチング回路６０４との出力はセレクタスイッチ６０６へ接続される。セレクタスイッチ６０６は、外部アンテナ３０４に接続されるためのバンドマッチング回路からの一つの信号を選択する。セレクタスイッチ６０６は、ブロックディプレクサ、ダイオードスイッチ、転送ラインディプレクサ、トランジスタっしっち、受動素子等のスイッチング素子のどれかであってよい。これらの従来スイッチング回路の動作は、従来によく知られたものであり、非常に詳細に記載される必要はない。FIG.５Ａに示されるのは、選択スイッチ６０６のための任意の外部制御６０８である。任意の実施形態において、セレクタスイッチ６０６は、移動携帯電話２００からのデジタル信号により制御されている。従来知られているように、デュアルバンド携帯電話は、概して、任意の外部制御６０８に接続され制御信号を供給するシリアル出力ポートを含んでいる。このように、セレクタスイッチ６０６は、携帯電話２００から与えられた信号により制御されるものであってもよい。カップリング素子２０４ａ〜２０４ｃの他の接続計画が、FIG.５Ｂに示されている。FIG.５Ｂに示された回路は、外部のカップリング素子２０４ｃが電気的にグランド板材に絶縁されアンテナ２０４からのＲＦエネルギをバンド２マッチング回路６０４へ接続するとき、外部カップリング２０４ａがFIG.５Ｂのグランド板材１０２に電気的に接続されること以外はFIG.５Ａと一致している。そうでない場合のFIG.５Ｂの実施形態は、FIG.２Ａの場合と異なるＲＦ特性を持ち、異なる周波数帯域かアンテナ構造に適合したものとなるだろう。本発明のデュアルバンドマッチング回路は、FIG.３Ａ、FIG.３Ｂ、FIG.４Ａ、 FIG.４Ｂで示されるアンテナカプラ１００の実施形態に便利である。FIG.５Ａ、 FIG.５Ｂで示されるアンテナカプラ１００の実施形態において、分離した入力は、異なるアンテナカップリング素子２０４ａ〜２０４ｃからバンド１マッチング回路６０２とバンド２マッチング回路６０４へ供給される。しかしながら、FIG. ３Ａ、FIG.３Ｂ、FIG.４Ａ、FIG.４Ｂに示されるアンテナカプラ１００において、移動携帯電話２００からのＲＦ信号が直接接続カップリングピン４０４（FIG. ３ＡとFIG.３Ｂとを見よ）又は螺旋カプラ５０４（FIG.４ＡとFIG.４Ｂとを見よ）を介して与えられる。FIG.６において、バンド１マッチング回路６０２とバンド２マッチング回路６０４とがスイッチング回路７０２により信号アンテナリード７００に接続される。スイッチング回路７０２は、適切な周波数バンドのためのマッチング回路へアンテナ２０４からのＲＦエネルギを接続する。バンド１マッチング回路６０２、バンド２マッチング回路６０４、セレクタスイッチ６０６は、上記したように動作する。スイッチング回路７０２は、周知のスイッチング回路の一つであればよく、例えば、ブロックディプレクサ、ダイオードスイッチ、転送ラインディブレクサ、トランジスタスイッチ、受動回路、等であればよい。FIG.６は、スイッチング回路７０２の動作を制御する任意の外部コントロールライン７０４を示している。セレクタスイッチ６０６について以前説明したように、携帯電話２００は、セレクタスイッチ６０６とスイッチング回路７０２との両方の選択を制御するためのデジタル制御信号をシリアルポートを通して供給している。従来技術が認めているように、バンド１マッチング回路６０２と２マッチング回路６０４との電気回路は、FIG.７に示されるシングルデュアルバンドマッチング回路８００に結合される。デュアルバンドマッチング回路８００は、領収は数帯域にまたがって最高率に動作させるべく設計されたものである。しかしながら、当業者が評価しているように、組合せマッチング回路は、バンド１マッチング回路６０２と２マッチング回路６０４との二つの個々の回路のようには、良好には働かない。しかしながら、アンテナカプラ１００がシングルアンテナリード線７００を使用すれば、シングルデュアルバンドマッチング回路８００の効果により、セレクタ６０６やスイッチング回路７０２の必要が無くなる。しかしながら、デュアルバンドマッチング回路８００のパフォーマンスを最大にする技術がある。螺旋カプラ５０４（FIG.４ＡとFIG.４Ｂとを見よ）の動作のため、螺旋カプラ５０４は、アンテナ２０４のデュアルバンド動作を最大限に生かすことができる。さもなくば、デュアルバンドマッチング回路８００は、一塊りの受動素子の使用又は同調ステュブ８０２と８０４、例えばＰＣＳと携帯電話バンド動作のそれぞれの共振器として使用される転送ラインマッチングの利用によって、二つの周波数帯域のパフォーマンスが十分に発挿される。上記した実施形態のそれぞれにおいて、カップリング素子２０４ａ〜２０４ｃ、グランドピン２０６ａ〜２０６ｃ、グランド板材１０２のダメージからの保護を行ない、アンテナカプラ１００の構成のサポートを行うべく、アンテナカプラ１００がプラスティックや他の絶縁ハウジングアセンブリ等に格納されてもよい。好ましくは、アンテナカプラ１００を格納するハウジングアセブリ３００は、移動携帯電話２００を受け止め確実に捉えるべく、その最上面にコンセントを有してもよく、これにより、アンテナ２０４がカップリング素子２０４ａ〜２０４ｃの近傍に移動され、グランドピン２０６ａ〜２０６ｃは、物理的に整列され、移動携帯電話２００の外部アクセス可能グランド、例えばアセンブリネジ２０２，バッテリグランドポート２０６に確実に勘合させることができる。ハウジングアセンブリ３００の多くの異なるデザインは、明らかに、本発明の発明的概念から離れることなく用いられるものである。例えば、ハウジングアセンブリ３００は、自動車のダッシュボードに固定的に装着されるものである。さもなくば、ハウジングアセンブリ３００は、ユーザの手の中に収まる、よりポータブルはハンドヘルドデザインであってもよい。好ましい実施形態の上記記載は、本発明の製造・使用をこの技術分野の当業者に容易にするものである。これらの様々な変形例が、発明的な飛躍なしに、当業者により可能である。このように、本発明は、記載された実施形態に限定されるものではなく、この原理と新規な特徴に対応した広い範囲での形態に応じるものである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ【要約の続き】８）に基準グランドへの電気接続を形成する。

Claims

【特許請求の範囲】１．アンテナと少なくとも一つの接続可能なグランド接点をもつ通信装置からの通信周波数信号のアンテナカップリング装置であって、通信装置は二つの周波数帯域で動作するものであり、前記アンテナカップリング装置は、以下を有しており、上面をもつグランド板材と、前記通信装置アンテナに対して通信信号を接続する、前記グランド板材の上面に装置されたアンテナカプラと、前記グランド板材の前記上面に装着され、少なくとも一つの外部グランド接点に接する少なくとも一つのグランドピンと、前記アンテナカプラと前記通信装置アンテナとを第１及び第２周波数帯域においてマッチさせるための所定インピーダンスを供給する、前記アンテナカプラに接続されるマッチング回路。２．請求項１に記載の前記カップリング装置において、前記グランド板材は、前記上面の上にお互いに実質的に直交して形成される第１及び第２隣接垂直部分を含んでいることを特徴とするカップリング装置。３．請求項１に記載の前記カップリング装置において、前記マッチング回路は、前記二つの周波数帯域の内の第１にて動作する通信装置の第１マッチング回路と、前記二つの周波数帯域の内の第２にて動作する通信装置の第２マッチング回路とを有することを特徴とするカップリング装置。４．請求項３に記載の前記カップリング装置において、前記第１及び第２マッチング回路は、それぞれ独立出力端子を有しており、前記カプラは更に、前記独立出力端子の選択された一方を装置出力端子へ接続するための、第１及び第２マッチング出力端子に接続される選択回路を有することを特徴とするカップリング装置。５．請求項１に記載の前記カップリング装置において、前記アンテナカプラは、複数の金属の上向きカーブ帯であって、前記グランド板材から絶縁されており前記通信装置が前記二つの周波数帯域の内の第１にて動作するとき通信信号を前記通信装置アンテナに対して接続する第１の前記カーブ帯と、前記グランド板材から絶縁されており前記通信装置が前記二つの周波数帯域の内の第２にて動作するとき通信信号を前記通信装置アンテナに対して接続する第２の前記カーブ帯と、前記グランド板材に電気的に接続されている第３の前記カーブ帯とを有していることを特徴とする前記カップリング装置。６．請求項５に記載の前記カップリング装置において、前記マッチング回路は、前記通信装置が前記第１周波数帯域で動作するとき前記通信装置アンテナをマッチするための入力端子をもつ第１マッチング回路と、前記通信装置が前記第２周波数帯域で動作するとき前記通信装置アンテナをマッチするための入力端子をもつ第２マッチング回路とを有しており、前記第１マッチング回路部入力端子は、前記第１の前記カーブ帯に接続され、前記第２マッチング回路部入力端子は、前記第２の前記カーブ帯に接続され手いることを特徴とする前記カップリング装置。７．請求項１に記載のカップリング装置であって、前記アンテナカプラは、前記通信装置が前記カップリング装置に対して操作可能であるとき、前記通信装置アンテナに物理的な接触をさせるような大きさを持っていることを特徴とする前記カップリング装置。８．請求項７に記載のカップリング装置であって、前記マッチング回路は、前記第１及び第２周波数帯域のそれぞれで前記通信装置が前記アンテナカプラにマッチするべく所定のインピーダンスを発生する、前記アンテナカプラに接続された二重マッチング回路であることを特徴とする前記カップリング装置。９．請求項７に記載のカップリング装置であって、前記マッチング回路は、前記二つの周波数帯域の第１にて動作する前記通信装置のための第１マッチング回路部と、前記二つの周波数帯域の第２にて動作する前記通信装置のための第２マッチング回路部とを有しており、前記カップリング装置は、更に、前記第１スイッチング回路と前記第２スイッチング回路と前記金属ピンとの間に設けられ前記アンテナカプラに対し操作するべく前記第１及び第２マッチング回路の一方を選択するためのスイッチ回路であって、前記第１周波数帯域にて前記通信装置が動作する際に前記第１マッチング回路部に前記金属ピンが接続され、前記第２周波数帯域にて前記通信装置が動作する際に前記第２マッチング回路部に前記金属ピンが接続されることを特徴とする前記カップリング装置。１０．請求項１に記載の前記アンテナカプラであって、前記アンテナカプラは、前記通信装置が前記カップリング装置に対して動作可能であるとき、前記通信装置アンテナの少なくとも一部を取り囲んでいる螺旋ワイアを有することを特徴とする前記カップリング装置。１１．内部アンテナと少なくとも一つの接続可能なグランド接点をもつ通信装置からの通信周波数信号のアンテナカップリング装置であって、通信装置は二つの周波数帯域で動作するものであり、前記アンテナカップリング装置は、以下を有しており、外部アンテナに接続可能なコネクタと、上面と前記通信装置に対応する大きさとをもつグランド板材と、前記通信装置アンテナと前記外部アンテナとに対して通信信号を接続する、前記グランド板材の上面に装置されたアンテナカプラと、前記グランド板材の前記上面に装着され、少なくともーつの外部グランド接点に接する少なくとも一つのグランドピンと、前記アンテナカプラと前記通信装置アンテナと前記外部アンテナとを第１及び第２周波数帯域においてマッチさせるための所定インビーダンスを供給する、前記アンテナカプラに接続されるマッチング回路。１２．請求項１１に記載の前記カップリング装置において、前記グランド板材は、前記グランド板材上面の上にお互いに実質的に直交して形成される第１及び第２隣接垂直部分を含んでいることを特徴とするカップリング装置。１３．請求項１１に記載の前記カップリング装置において、前記マッチング回路と前記外部アンテナコネクタとの間を動作的に接続し、前記通信装置アンテナと前記外部アンテナコネクタとの間の信号を増幅する外部アンプを更に有することを特徴とするカップリング装置。１４．請求項１１に記載の前記カップリング装置において、前記アンテナカプラは、複数の金属の上向きカーブ帯であって、前記グランド板材から絶縁されており前記通信装置が前記二つの周波数帯域の内の第１にて動作するとき通信信号を前記通信装置アンテナと前記外部アンテナに対して接続する第１の前記カーブ帯と、前記グランド板材から絶縁されており前記通信装置が前記二つの周波数帯域の内の第２にて動作するとき通信信号を前記通信装置アンテナと前記外部アンテナに対して接続する第２の前記カーブ帯と、前記グランド板材に電気的に接続されている第３の前記カーブ帯とを有していることを特徴とする前記カップリング装置。１５．請求項１４に記載の前記カップリング装置において、前記マッチング回路は、前記通信装置が前記第１周波数帯域で動作するとき前記通信装置アンテナをマッチするための入力端子をもつ第１マッチング回路と、前記通信装置が前記第２周波数帯域で動作するとき前記通信装置アンテナをマッチするための入力端子をもつ第２マッチング回路とを有しており、前記第１マッチング回路部入力端子は、前記第１の前記カーブ帯に接続され、前記第２マッチング回路部入力端子は、前記第２の前記カーブ帯に接続され手いることを特徴とする前記カップリング装置。１６．請求項１１に記載のカップリング装置であって、前記アンテナカプラは、前記通信装置が前記カップリング装置に対して操作可能であるとき、前記通信装置アンテナに物理的な接触をさせるような大きさを持っていることを特徴とする前記カップリング装置。１７．請求項１６に記載のカップリング装置であって、前記マッチング回路は、前記第１及び第２周波数帯域のそれぞれで前記通信装置が前記アンテナカプラにマッチするべく所定のインピーダンスを発生する、前記アンテナカプラに接続された二重マッチング回路であることを特徴とする前記カップリング装置。１８．請求項１６に記載のカップリング装置であって、前記マッチング回路は、前記二つの周波数帯域の第１にて動作する前記通信装置のための第１マッチング回路部と、前記二つの周波数帯域の第２にて動作する前記通信装置のための第２マッチング回路部とを有しており、前記カップリング装置は、更に、前記第１スイッチング回路と前記第２スイッチング回路と前記金属ピンとの間に設けられ前記アンテナカプラに対し操作するべく前記第１及び第２マッチング回路の一方を選択するためのスイッチ回路であって、前記第１周波数帯域にて前記通信装置が動作する際に前記第１マッチング回路部に前記金属ピンが接続され、前記第２周波数帯域にて前記通信装置が動作する際に前記第２マッチング回路部に前記金属ピンが接続されることを特徴とする前記カップリング装置。１９．請求項１１に記載の前記アンテナカプラであって、前記アンテナカプラは、前記通信装置が前記カップリング装置に対して動作可能であるとき、前記通信装置アンテナの少なくとも一部を取り囲んでいる螺旋ワイアを有することを特徴とするカップリング装置。２０．請求項１１に記載の前記アンテナカプラであって、前記マッチング回路は、前記第１及び第２周波数帯域で動作する通信装置のための第１及び第２出力端子を有しており、更に前記カプラは、前記第１及び第２出力端子に接続される選択回路であって、前記第１及び第２出力端子の内の選ばれた方を、前記第１周波数で動作する前記通信装置の前記第１出力端子と前記第２周波数で動作する前記通信装置の前記第２出力端子とへ接続する選択回路を揺することを特徴とするカップリング装置。