JP2001504409A - 輸送手段の搭乗者拘束装置 - Google Patents

輸送手段の搭乗者拘束装置

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Abstract

(57)【要約】 乗物の搭乗者拘束装置におけるエアーバッグの計画された膨脹を達成するために、燃焼チャンバ(20)を液体推進薬用液溜め(24)から隔てるピストン(14)の移動を利用して、膨脹期間中に発生するバッグ膨脹ガスの率を制御し得るように、注入ポートの開放寸法を変化させる。その注入ポートを通じて液体推進薬(26)が液溜め(24)から燃焼チャンバ(20)へ燃焼のために再生圧送される。

Description

【発明の詳細な説明】 輸送手段の搭乗者拘束装置 発明の分野 本発明は安全装置に関し、特に、事故に巻き込まれた自動車の搭乗者に重傷を 負わせないための膨張自在なエアバッグを用いる受動的拘束装置に関する。 発明の背景 「受動的」拘束装置、即ち効力を与えるために搭乗者による何の行為も必要と しない装置は、効力を与えるには搭乗者による意識的な労力が必要な「能動的」 拘束装置(例えば通常のシートベルト)とは対照的である。 この受動的装置は、現在では政府機関、保険業界や消費者の要請により、標準 装備として自動車に一般的に組み込まれている。経験と実験に基づき、最も効果 的な受動的拘束の方式は、強い衝撃事故に応答してエアーバッグを自動的に迅速 (およそ数ミリセコンド)に膨らませることであるということが示されている。 膨張したエアーバッグは、重傷を負わせないための充分な時間として、搭乗者へ の事故の影響を緩和する。 エアーバッグを迅速に膨らませる機構には基本的に二つの形式がある。第一の 形式は、高圧下の液化ガスを貯蔵器に貯蔵することを含む。衝撃を受けると、液 化ガスが開放されて、エアーバッグを膨らませるガスに変換される。 エアーバッグ膨張装置の第二の基本的形式は、発火性推進薬を用いており、こ れは発熱反応により多量のバッグ膨張ガスを迅速に生成する。以前は、推進薬は 常に個体または粒状形態であり、低エネルギーの組成物、例えばアルカリ金属ア ジド、酸化銅(II)、硝酸硼素などを含む。個体推進薬は圧力下に保管する必要 はなく、可変な環境化で常に安定であるので、受動的拘束装置への装填に好都合 である。 膨張ガス発生体としての個体または粒状形態の推進薬の使用に代わる例として 、この目的のための液体推進薬が調査された。Giovanetti氏へ発行された米国特 許第5,060,973号及びMandzy氏他へ発行された米国特許第5,487,56 1号にはエアーバッグ膨張器内に液体推進薬を用いる様々な試みが開示されてい る。 エアーバッグ膨張器における液体推進薬の使用により与えられる幾つかの利点は 、上述の特許に記載されており、その開示物は本明細書に援用されて組み込まれ ている。 乗物の乗客のみならず操縦者をも保護するために、エアーバッグは現在では前 方衝突に対する保護のためにダッシュボード内に、また側方衝撃衝突に対する保 護のためにドア内に設置されている。バッグの寸法と膨張パラメータは特定の設 置場所に依存し、各々の設置法は乗物の形式と構造に応じて異なる。従ってバッ ク膨張器は、各々の特定設置場所について適切な独特の膨張パラメータを満足す るのみならず、各々の特定設置場所に特有の利用可能空間に納まるように寸法付 けねばならない。膨張パラメータに関して、最近の研究は、著しく急激なバッグ 膨脹は、強い衝撃事故の発生に際して乗物の搭乗者を保護するどころか、むしろ 搭乗者を負傷させ、死亡させることすらあり得ることを示している。これは搭乗 者が小児の場合に特に顕著である。 発明の概要 本発明の目的の一つは、液体推進薬を用いるエアーバッグを膨らませる改良さ れた装置を与えることであり、液体推進薬の燃焼は、自動車における装置の設置 場所に対して適切なバッグ膨張の計画された膨脹速度を達成するように制御し得 るので、事故とバッグの膨張自体との双方の影響から搭乗者を保護する。 この目的を達成するために、本発明によれば、輸送手段の搭乗者の拘束装置が 与えられる。この装置は、センサと、膨張自在なエアーバッグと、このエアーバ ッグに流体連通した吐出孔を有するハウジングと、このハウジングに設けられた シリンダと、このシリンダ内の後方側には液体推進薬を保持する液溜めを、前方 側にはハウジング吐出孔に流体連通された燃焼チャンバをそれぞれ形成するよう に、シリンダ内に摺動自在に収容されたピストンとを備える。 この装置は更に、センサにより検出された輸送手段の衝突に応答して操作自在 な膨脹開始剤であって、燃焼チャンバにおける流体圧を発生し、この圧がピスト ンへ働いて液溜めへ増幅された流体圧を発生させる膨張開始剤と、液溜めと燃焼 チャンバとの間に設けられた液体推進薬注入ポートとを含み、その注入ポートは ピストンが静止位置にあるときは閉止し、且つピストンが液溜めの体積を縮小す るように後方へ移動するときは開放し、注入ポートの開口領域は、発熱反応によ って点火と燃焼がハウジング吐出孔を通じてエアーバッグの膨張を生起するガス 流を発生するように、ピストンの後方移動に応じて変化し注入ポートを通じて燃 焼チャンバへ入る増幅された液溜め流体圧力により再生式圧送(regeneratively pumped)された流体推進薬の可変流量率を達成する。 本発明の更なる特徴、利点、目的は以下の説明に記載されており、その一部は 以下の説明から明らかになるか、或いは本発明の実践により教示され得る。本発 明の目的と利点は、以下に記載された説明、添付の請求の範囲、および添付図面 に特に記載された装置により実現され獲得される。上述の一般的な説明と以下の 詳細な説明とは、共に例示的かつ解釈的であり、請求された発明の更なる例も与 えられることが意図されていることは明らかである。 添付図面は本発明の更なる理解を与えることが意図されており、本明細書に組 込まれてその一部を構成して本発明の好適実施例を図示し、かつ記載された説明 と共に本発明の原理の説明に役立てられる。 図面の簡単な説明 図1は本発明の再生動作特徴の説明に用いられたエアーバッグ膨張器の断面図 である。 図2はエアーバッグ膨張動作の間の図1の膨張器において発生される流体圧の 代表例を示す曲線を含むグラフである。 図3は本発明の一実施例に係る輸送手段の搭乗者拘束装置の断面図である。 図4は図3の4−4線に沿って破断した断面図である。 図5は本発明の第二実施例に係る輸送手段の搭乗者拘束装置の断面図である。 図6は本発明の更なる実施例に係る輸送手段の搭乗者拘束装置の断面図である 。 図7は図6の拘束装置の変形例を示す断面図である 図8は本発明の更に他の実施例に係る輸送手段搭乗者拘束装置の断面図である 。 添付図面の幾つかの図において、同様な参照符号は同様な相当部を示す。 好適実施例の詳細な説明 図1のエアーバッグ膨張器は、図3乃至7に示された本発明の実施例の再生流 体圧送(regerative fluid pumping)特性を説明するために示されている。図1に 明らかなように、全体的に符号10で示される膨張器は、包囲円筒状ハウジング 11を含み、このハウジングは前端壁11aに吐出孔12を有し、この吐出孔を 通じてガスが排出されてエアーバッグを膨らませる。この膨張に先だっては、吐 出孔12は破断自在なシール12aにより閉止されている。ハウジング11の内 面はシリンダを形成し、ここにはピストン(全体的に符号14で示される)が摺 動自在に収容されている。このピストンはピストンヘッド16とピストンロッド 18とを備え、ピストンロッド18はその前端においてピストンヘッド16と一 体をなし、且つハウジング11の後端壁11aにおける締まり嵌め流体封止開口 17を通じて後方へ延出している。ピストンヘッド16の外周面とシリンダ面も 同様に流体を封止する関係で密接している。本明細書および請求の範囲に使用さ れる用語「シリンダ」とは、円筒状が好ましいにも拘わらず、特定の幾何形状よ りもむしろ水力学的意味に解釈すべきことは明白である。 ピストンヘッド16はハウジング内室(シリンダ)を点火起爆薬(開始剤)2 2を包含する燃焼チャンバ20と、液体推進薬を包含する液溜め24とに分割す る。起爆薬22は、ピストンヘッド16の面16b上に支持させるか、或いはこ の面16b内に設ける窪みに収容させることが望ましい。先に引用したGiovanet ti米国特許と、Mandzy氏他の米国特許に開示されているように、液体推進薬は、 ヒドロキシ硝酸アンモニウムをベースとする液体単元推進薬とし得る。特に適切 な液体推進薬の組成は、質量にして、約60%のヒドロキシ硝酸アンモニウム( 酸化剤)、20%のトリエチル硝酸アンモニウム(燃料)、20%の水(溶材) を含む。ポート28は、液溜め24と燃焼チャンバ28との間に流体連通を与え るようにピストンヘッド16を貫いて穿孔されており、初期状態では破断自在シ ール28により閉止されている。 膨張器10に取り付けられて符号29で断片的に示されるエアーバッグを膨ら ませるには、点火起爆薬22を爆発させて燃焼チャンバ20を加圧する。燃焼チ ャンバ20の加圧は液溜め24内の液体推進薬26をも加圧する。ピストンロッ ド18の存在によって、液体推進薬26へ晒されるピストンヘッド16の後面1 6bの面領域は、燃焼チャンバ20内で高まる流体圧へ晒されるピストンヘッド 16の前面16aの面領域よりも小さい。このピストンヘッド面の表面領域の 差異のために、液溜め流体圧は、ピストンヘッドへ働く対向する力の均衡に達す るように、燃焼チャンバ流体圧を超えねばならない。その結果として、流体圧増 幅効果が液体推進薬液溜め24内で達成される。即ち、液体推進薬流体圧は燃焼 チャンバ内の流体圧に追随するが、ピストン面の差動面領域に等しい多重因子に より燃焼チャンバ流体圧を常に上回る。 このことの故に、再生流体圧差を連続的にへ利用でき、最初にシール28aを 破断し、次いで液体推進薬を起爆薬出力の副産物の燃焼による点火のために液溜 め24からピストンヘッドポート28を通じて燃焼チャンバ20へ圧送する状態 となる。完全な燃焼のために液溜め24から燃焼チャンバ20へ液体推進薬が連 続的に圧送されるに伴って、ピストン14は、液溜め24内の液体推進薬26の 体積収縮に応じて後方へ駆動される。燃焼チャンバ20へ圧送された液体推進薬 の自動的継続燃焼は燃焼ガスを発生し、これは吐出孔12を通じて流れて、シー ル12aの破断にてエアーバッグを膨らませる。 図2は、この再生圧送特性をグラフ的に示しており、ここで曲線30と32は 、バッグ膨張動作期間に亘る燃焼チャンバ流体圧と液溜め流体圧をそれぞれ示す 。このグラフから明らかなように、液体推進薬の流体圧は、膨張動作を通じて燃 焼チャンバ内の流体圧よりも大きく、これら二つの流体圧の差(符号33で示さ れている)は、膨張期間中の如何なる時点でも、液体推進薬をポート28を通じ て燃焼チャンバ20へ圧送するように圧力を利用可能であることを意味している 。 エアーバッグ膨張速度は燃焼チャンバ20内の液体推進薬の燃焼率により定め られ、燃焼チャンバ20内の液体推進薬の燃焼率は液溜め24から燃焼チャンバ 20への液体推進薬の流量率により定められる。しかしながら、液体推進薬圧送 の有効圧力は、基本的にピストンヘッド16の前面領域と後面領域との間の差圧 により固定されており、且つピストンヘッド16を貫く液体推進薬ポート28の 大きさもまた固定されているので、図1の膨張器10は、エアーバッグへの膨張 ガスの流量率を変化させる能力に欠けている。従って、例えば、低い流量率にお いてバッグ展開を開始して、次に膨張期間中の適切な時間に膨張速度を相当に増 大させて、次いでバッグ展開を終えるように膨張速度を減少させる能力はない。 図3は本発明の一実施例に係る輸送手段の搭乗者拘束装置を示し、これはエア ーバッグの膨張速度を可変とする能力を有する。この実施例において、全体的に 符号34で示される膨張器は、内側ハウジング35を含み、このハウジングは、 その円筒状側壁に設けられた吐出孔36を有する。吐出孔36は、初期状態では 、破断自在なシール36aにより閉止されている。外側円筒状ハウジング37は 、内側ハウジング35を包囲且つ封止して、環状キャビティ37aを形成してい る。この環状キャビティを通じて、膨張ガスが吐出孔36から外側ハウジング3 7の複数の吐出孔38へ導かれる。エアーバッグ39は、吐出孔38から排気さ れたガスにより膨張するように、所定位置でハウジング37に取り付けられてい る。キャビティ37aを画定するハウジング壁は、燃焼ガスがエアーバッグ39 を膨張させるに先立って、その燃焼ガスの温度を下降させる冷却面を形成してい る。 全体的に符号40で示されるピストンは、ピストンヘッド42とピストンロッ ド43とを含み、そのピストンヘッド42は、ハウジング35の内面により形成 されたシリンダ内に摺動自在に収容され、ピストンロッ43は、ハウジング後端 壁45に設けられた締まり嵌め流体封止穴44を通じてピストンヘッド42から 後方へ延出する。ピストンヘッド42は、ハウジング35の内室を燃焼チャンバ 46と、液体推進薬26を包含する液溜め48とに分割する。本発明のこの実施 例の特徴によれば、液体推進薬は液溜め48を完全には満たしておらず、圧縮流 体(例えば空気)のポケット27を液溜め内に残すようにしている。 図3に静止位置で示されているピストン40によれば、ピストンヘッド42の 円筒状周面の前部環状部分42aは、符号41で示されるように、ハウジング内 面の円筒状部分と締まり嵌め流体封止関係にあり、燃焼チャンバ46から液溜め 48への液体推進薬の漏洩を防止する。図1のピストンヘッドと対照的に、図3 におけるピストンヘッド42は、注入ポートが設けられていないので、液体推進 薬を液溜めへ閉じ込める破断自在シールを必要としない。しかしながら本発明の 特徴によれば、部分41のハウジング後方の円筒状内面には、図4にも示されて いるように、角度方向に離間し、且つ軸状に延伸した複数の溝50が設けられて いる。このような溝は、図示されているのは八つであるが、これよりも多数また は少数の溝を本発明の実施に利用し得ることが認められる。 液溜めから燃焼チャンバへの液体推進薬の流れの可変率を達成するために、溝 の深さは、図3に図示されるように、溝の長さ方向に沿って変化が付けられてい る。これに代えて、溝の幅か、または幅と深さとの組み合わせを溝長さ方向に沿 って変化させ得る。或いは、一定領域の溝も採用し得るが、その長さと、始端/ 終端軸方向位置とを変化させ得る。慣性センサ23により検出された強い衝撃の 交通事故に応答する点火起爆薬22の発火により、燃焼チャンバ46と液溜め4 8とが加圧されたとき、空気ポケット27が圧縮され、ピストン40が液体封止 界面接触部分41の後方へ移動可能となる。その結果、ピストンヘッド42の部 分42aが溝50の先端を超えて移動するにつれて、注入ポート開口が形成され る。次に、ピストンヘッド42の差動面面領域により生起された再生圧送動作に より、液体推進薬が燃焼チャンバ46へ注入される。この注入された液体推進薬 は燃焼して、シール38が吐出孔37を開放するように破断した際に、エアーバ ッグ膨張を開始する。ピストン40の連続的後方移動に伴ない、ピストンヘッド 周面に対面する溝の深さが漸進的に増大するにつれて、注入ポート開口が符号5 0aで示すように、開放領域において増大するので、これに対応して燃焼チャン バへの液体推進薬注入率が増大する。 図3に示される溝深さ形状により、液溜め48における液体推進薬の初期装荷 量の約半分が燃焼チャンバへ圧送された際、溝深さは符号50bで示すように最 大となって、燃焼チャンバへの液体推進薬の最大流量を可能とする。従って、バ ッグ展開期間中のこの時点において、バッグ膨張速度は最大となる。その後、溝 形状に示されるように、溝深さは符号50cで示すように急激に浅くなり、エア ーバッグ膨張速度をバッグが完全に展開されるまで減少させる。 このような計画されたバッグ膨張は、初期展開段階中に低速の膨張速度を与え て、搭乗者を後の展開段階中の迅速な膨張を一層に伝えやすい位置へ僅かな強制 力で移動させる。従ってエアーバッグ展開に起因して搭乗者が負傷する危険性は 最小化される。 図5に示される実施例においては、輸送手段の搭乗者拘束装置は、膨張器(全 体的に符号51で示される)を備え、これは円筒状ハウジング52を含み、この ハウジング内にはピストン(全体的に符号54で示される)が摺動自在に収容さ れている。このピストンは、ピストンヘッド56と円筒状スカート57とから構 成され、そのスカート57は、ピストンヘッド56からハウジングの円筒状内面 に沿って延伸しており、ハウジングの後端壁59に設けられた環状キャビティ5 8へ締まり嵌め流体封止関係で摺動自在に収容されている。環状キャビティ58 には、符号58aで示すように吐出孔が開口されている。ピストンヘッド56は ハウジングの内部を燃焼チャンバ46と液溜め48とに分割し、その液溜め48 は液体推進薬26とエアーポケット27とを包含する。中央注入ポート60はピ ストンヘッドを軸方向に貫いて穿孔されている。ニードル弁要素62は、その後 端においてハウジング端部壁59へ取り付けられており、液溜めを軸方向に貫い て延出し、注入ポート60を通じて前端へ突出する。ニードル弁要素62の前端 は、環状面63を形成するように機械加工され、この環状面63は、注入ポート 60の円筒状側壁と流体封止関係で摺動接触するようにされている。 ニードル弁要素62は更に、その軸方向長さに沿って段階的に変化する周面形 状を形成するように機械加工されている。即ち、図5に示された例では、流体封 止面部分63から後方へ向かって、弁部材には、漸進的に減少する径の円錐形状 部分64、それに続いて均一な縮小された径の円筒状部分65、最後に、ニード ル弁要素がハウジング端壁へ取り付けられる箇所で終端する拡大形の円錐部分6 6が設けられている。 点火起爆薬22が発火して燃焼チャンバ46及び液溜め48を加圧する際には 、エアーポケット27が圧縮されて、ピストン54にその後方ストロークを可能 とさせる。事実上直ちに、ピストンヘッド56がニードル弁要素62の流体封止 部分63を離れるので、注入ポート60が開放されて、燃焼のために液体推進薬 26の燃焼チャンバへの再生圧送が開始される。吐出孔36を開放するようにシ ール36aが破断して、バッグ膨張が開始される。 ピストンヘッドにおける注入ポート60がニードル弁要素62の円錐段階64 に沿って移動するにつれて、ニードル弁要素断面と注入ポート60の側壁との間 に形成された注入ポート60の環状開口領域が、漸進的に増大する。それで、円 筒状スカート58の存在により形成されたピストンヘッド56の差動面面領域に よって、液溜めから燃焼チャンバへ再生圧送された液体推進薬の流れが増大する 。 ピストンヘッド56がニードル弁部材の最小径円筒状部分65を通過したとき、 注入ポート60の開口領域が最大となって、燃焼チャンバへの液体推進薬の最大 注入率を可能とし、ひいてはバッグ展開の最大膨張速度を与える。ピストンヘッ ド56がハウジング端部壁へ接近するにつれて、ニードル弁要素62の終端円錐 部分66は、残りの液体推進薬が燃焼チャンバへ圧送されて燃焼されてバッグ展 開を終え、注入ポートを漸進的に閉止する。 後端壁59から前方へ延出するニードル弁要素62に代えて、これと同様な弁 要素を前端壁53に取り付け、且つ注入ポート60を通じて後方へ延出するよう に面を形状付けることもできる。図示しないが、膨張器51は、図3の実施例の 膨張器におけるような円筒状ハウジング37を備え得る。 図6に示される本発明の実施例の輸送手段の搭乗者拘束装置においては、膨張 器(全体的に符号70で示される)は二部分のピストン(全体的に符号74で示 される)を摺動自在に収容する円筒状ハウジング72を含む。そのピストン74 は、外側カップ状ピストン部材(全体的に符号75で示される)を含み、このピ ストン部材75は、ハウジングの円筒状内面に摺動自在に係合する円筒状スカー ト77に連結されたピストンヘッド76を含む。このピストンヘッド76は、液 体推進薬26が充填された液溜め48から燃焼チャンバ46を離隔している。弁 座79としての役割を果たす円錐側壁を有する注入ポート78は、ピストンヘッ ド76の中央位置に設けられている。 第二のピストン部分は、全体的に符号80で示される内側制御ピストン部材で ある。このピストンは、ハウジング端部壁83内に形成された円筒状キャビティ 82内に摺動自在に収容される円筒状ボディ81を有するように形成されている 。そのハウジング端部壁83は更に、外側ピストン部材75のスカート77が摺 動自在に収容される環状キャビティ84を設けるように機械加工されている。環 状キャビティ84は、端部壁83を貫いて穿孔された穴85により通気されてい る。制御ピストン部材80の後方端は、ステム86を形成するように小径にされ ており、そのステム86はキャビティ82を貫いて、且つ端部壁83の遊隙穴8 7を通じてハウジングの外側へ突出する。キャビティ82には制動液88が充填 されている。制御ピストン80の前端にて支持された円錐弁要素90は、ピスト ン部 材75及び80が、図7に示される静止位置にあるときに、弁座79に係合して 注入ポート78を閉止する。 点火起爆剤22が爆発して燃焼チャンバ46と液体推進薬用液溜め48とを加 圧する際には、燃焼チャンバ内の増圧する液圧が、先ず制御ピストン部材80を 後方へ駆動するので、弁要素90が弁座79から離れて液体推進薬注入ポート7 8を開放させる。次いで液体推進薬は、シール38が吐出孔37を開放するよう に破断した際に、バッグ膨張を開始する燃焼のために、液溜め48から燃焼チャ ンバ46へ流れる。制御ピストン80が後方へ駆動されるときの速度は、端部壁 83における制御ピストンステム86と穴87との間の間隙により制御可能であ り、その間隙を通じてキャビティ82内の制動液88が排出される。制動液の粘 性は、制御ピストン部材の後方ストロークの速度ひいては注入ポート78の開口 寸法を制御する役割も果たす。外側ピストン部材75は制御ピストン部材80の 後方移動に単に追従して、注入ポート78を通じて燃焼チャンバへ再生圧送され た液体推進薬により空にされた液溜め48の体積を縮小するように移動する。 図7は、図6における二部分ピストン74の代替的な配置構成を示し、ここで は外側ピストン部材75が制御ピストンとして働き、内側ピストン部材80が被 制御ピストントして働く。即ち、図7に示されるように、弁座79'の向きは、 燃焼チャンバ46へ向かって外側へテーパーをなすように逆向きにされ、内側ピ ストン部材80'の前端にて支持された円錐弁要素90'のテーパーも同様である 。ピストンボディ81'は、大径にされた端部壁キャビティ82'へ開口82a' を通じて摺動自在に嵌合するように、細められて細径にされている。円状フラン ジ86'は、ピストンボディ81'の端部へ取り付けられて、弁座79'に対向し て弁要素90'を後方へ偏倚させて注入ポート78'を閉止するように働く圧縮ス プリング89のための停止体としての役割をなす。 点火起爆薬22が爆発して燃焼チャンバ46と液体推進薬用液溜め48とを加 圧する際には、外側ピストン部材75'が後方へ駆動されて弁要素90'を弁座7 9'から離間させて、注入ポート78'を開放する。液体推進薬26は、バッグ膨 張を開始する燃焼のために燃焼チャンバへ再生圧送される。外側ピストン部材7 5'の後方ストロークの速度を制御して、ひいては注入ポートの開口寸法を変 化させるために、環状キャビティ84'が制動液88で充填されており、その制 動液は、ピストンスカート77'がキャビティ体積を狭めるにつれて、端部壁吐 出穴85'を通じて排出される。内側ピストン80'の追従後方ストロークについ ても、吐出孔87'を通じて排出される制動液88をキャビティ82'内に収容す ることにより調整し得る。 図8に示される本発明の実施例の輸送手段の搭乗者拘束装置は、全体的に符号 92で示される膨張器を用いている。この膨張器92は、エアーバッグ39の内 部へ開口するハウジング前端壁内の吐出孔95を通じてピストンヘッド42から 前方へ突出するニードル弁要素94の付加的な特徴を除いては、図3の膨張器に 対応する。図示のように、ニードル弁要素94の面は、符号96で示すように先 ず吐出孔95を閉止するように形状付けられ、ピストン40と共に後方へのスト ロークで移動するにつれて、ハウジング内面へ刻設された倣い溝50の存在によ り達成される注入ポート開口の変化に協調して吐出孔95の開口寸法を変化させ る。かくして、液体推進薬注入率と膨張ガス流量率を共に変化させて、交通事故 によりもたらされる負傷のみならず、バッグ膨張によりもたらされる負傷からも 輸送手段の搭乗者を保護するような理想的に計画されるバッグ展開の能力を向上 させることになる。 以上の説明から本発明は、エアーバッグの全膨張期間に亘るエアーバッグ膨張 速度を計画できる改良された輸送手段の搭乗者拘束装置および膨張器を与えるこ とが明らかである。液体推進薬注入の初期低速度を与えることにより、初期バッ グ膨張は、迅速なバッグ膨張に起因して起こり得る場合の輸送手段の搭乗者の負 傷を最小化するように抑制できる。更に、初期液体推進薬燃焼を低速度にできる ので、燃焼チャンバ寸法を削減できる。これは、膨張寸法と能力の観点では、小 さな膨張器を使用する省力化を与える。ピーク動作液圧は、図2に示すように、 膨張期間に亘って実質的に均一の動作圧に到達する点へ減圧し得る。これは、燃 焼チャンバが膨張すると、液体推進薬用液溜めが、液体推進薬注入速度に直接に 関係して収縮するという事実に起因している。その結果として、物理的に頑丈さ の低い構造で足り、結果的に寸法、重量、材料費が倹約された膨張器が与えられ る。 図3及び4の実施例は、液体推進薬用液溜め内に圧縮自在な液体ポケットを用 い、注入ポートを開放するのに充分な初期ピストン運動を可能とするものである 。しかしながら、これに代えて、例えばコーキン(caulk)のような圧力で破断す る流体封止材を図3の実施例におけるピストンヘッド周面と溝50の先端部分と の間に填隙し得る。図4の実施例においては、膨張器がその静止状態にあるとき に、コーキンを弁部分63とポート側壁60との間に填隙し、燃焼チャンバと液 体推進薬用液溜めとの間に必要な破断自在流体シールを設け得る。 当業者には、本発明の要旨または目的から逸脱することなく、本発明の安全バ ッグ膨張装における様々な変更例および変形例をなせることが明らかである。従 って、本発明は、添付の請求の範囲の目的およびその等価物の範囲内でなされた 本発明の変更例および変形例を包含することを意図している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブラウン、スティーブン・ヨセフ アメリカ合衆国、マサチューセッツ州 01201、ピッツフィールド、ストロング・ アベニュー 101 (72)発明者 メシーナ,ニール・アーサー アメリカ合衆国、ペンシルバニア州 19103、フィラデルフィア、ローカスト・ ストリート 2310 (72)発明者 イングラム・ラリー・ステファン アメリカ合衆国、ニュー・ジャージー州 08648、ローレンスビル、ディックス・レ ーン 1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.輸送手段に設置するための搭乗者拘束装置であって、 膨張自在なエアーバッグと、 このエアーバッグに流体連通する吐出孔を有するハウジングと、 このハウジング内に設けられたシリンダと、 このシリンダ内の後方側には液体推進薬を包含する液溜めを、且つ前方側に は前記ハウジング吐出孔に流体連通する燃焼チャンバを形成するように、前記 シリンダ内に摺動自在に収容されたピストンと、 センサと、 このセンサにより検出された輸送手段衝突に応答して、燃焼チャンバ内に流 体圧を発生するように操作自在な膨脹開始剤であり、その流体圧がピストンに 働いて前記液溜め内に増幅された流体圧を発生させる膨脹開始剤と、 前記液溜めと燃焼チャンバとの間に設けられた液体推進薬注入ポートであり 、この注入ポートは前記ピストンが静止位置にあるときは閉止し、且つ前記ピ ストンが前記液溜めの体積を収縮させるように後方へ移動するにつれて開放し 、この注入ポートの開放領域が後方へのピストン移動の関数として変化して、 前記ハウジング吐出孔を通じて前記エアーバッグの膨脹を生起するガス流を燃 焼反応により発生させる前記液体推進薬の点火と継続燃焼のために、増幅され た液溜め流体圧により前記注入ポートを通じて前記燃焼チャンバへ再生圧送さ たる液体推進薬の可変流量率を達成する液体推進薬注入ポートとを備える装置 。 2.前記注入ポートが、前記ピストンとシリンダとの間の界面に形成されている 請求項1記載の装置。 3.前記注入ポートが、前記ピストンの周面と前記シリンダの面との間の間隙に より形成され、この間隙は前記ピストンの後方移動期間中に寸法が変化する請 求項1記載の装置。 4.前記間隙寸法が、前記ピストンが前記ピストン後方移動における所定の領域 に達したときに最大値となるように漸進的に増大する請求項3記載の装置。 5.前記注入ポートが、前記シリンダの溝付き面により形成されている請求項1 記載の装置。 6.前記シリンダ面が、角度方向に離間した複数の延伸した溝を含み、この溝の 前記ピストン後方移動方向における断面領域は、複数の注入ポートを形成する ように変化する請求項5記載の装置。 7.前記界面が、前記ピストンが静止位置にあるときに封止されて液体推進薬の 漏洩を防ぐ請求項2記載の装置。 8.前記液溜めが、圧縮性流体のポケットを更に包含する請求項7記載の装置。 9.前記注入ポートが、前記ピストンにおける孔と、この孔を通じて摺動自在に 収容された静止弁要素との間の間隙により形成されており、且つ前記ピストン 後方移動方向に平行な前記弁要素の長さ方向に沿って変化する断面を有する請 求項1記載の装置。 10.前記弁要素の断面が、前記ピストン静止位置において前記注入ポートを閉止 するように前記ピストン孔に流体シールを与える前方部分を含む請求項9記載 の装置。 11.前記弁要素の断面が、前記前方部分の後方に向けて断面積領域が減少する介 在部分と、それに続いて、最大注入ポート開放領域を形成する最小断面積領域 の中間部分とを含む請求項10記載の装置。 12.前記液溜めが、圧縮性流体のポケットを更に包含する請求項10記載の装置 。 13.前記ピストンが、前記シリンダ内に摺動自在に収容された外側ピストン部材 と、前記シリンダに同軸の円筒状キャビティ内に摺動自在に収容された内側ピ ストン部材とを含み、前記注入ポートは、前記外側および内側ピストン部材に より支持された弁要素によって形成され、前記弁要素は、前記外側および内側 ピストン部材がピストン静止位置にあるときに、前記注入ポートを閉止し、 且つ前記外側と内側とのピストン部材が互いに独立に後方へ移動するにつれて 前記注入ポート開放領域を変化させるように可変に分離する請求項1記載の装 置。 14.前記外側ピストン部材が、ピストンヘッドと、環状弁座に拘束された前記ピ ストンヘッドを貫く開口を含む弁要素と、前記内側ピストン部材の前端におい て支持され、前記注入ポートを閉止するように前記弁座に係合する円錐弁部材 とを含む請求項13記載の装置。 15.前記円錐弁部材を前記弁座と係合する方向へ偏倚させるスプリングを更に備 える請求項14記載の装置。 16.前記外側ピストン部材が、前記ピストンヘッドに連結されて後方へ延出する 環状スカートを更に含み、このスカートは前記シリンダに同軸の環状キャビテ ィ内に摺動自在に収容され、その環状キャビティは制動液を包含する請求項1 5記載の装置。 17.前記円筒状キャビティ内に包含された制動液を更に備える請求項13記載の 装置。 18.前記ハウジング吐出孔を通じて前方へ延出させるように前記ピストンにより 支持された延伸弁要素を更に含み、この弁要素の断面積は、前記弁要素とピス トンとの後方移動が前記ハウジング吐出孔の開放領域を変化させるように、前 記弁要素の長さ方向に沿って変化する請求項1記載の装置。 19.輸送手段に設置する搭乗者拘束装置のエアーバッグを膨らませる膨脹器であ って、 吐出孔を有するハウジングと、 このハウジング内に設けられたシリンダと、 このシリンダ内の後方側には液体推進薬を包含する液溜めを、且つ前方側に は前記ハウジング吐出孔に流体連通する燃焼チャンバを形成するように、前記 シリンダ内に摺動自在に収容されたピストンと、 前記燃焼チャンバ内に配置され、前記燃焼チャンバ内に流体圧を発生するよ うに操作自在な膨脹開始剤であり、その流体圧が、前記ピストンへ働いて前記 液溜め内に増幅された流体圧を発生させる膨脹開始剤と、 前記液溜めと燃焼チャンバとの間に設けられた液体推進薬注入ポートであり 、この注入ポートは前記ピストンが静止位置にあるときは閉止し、且つ前記ピ ストンが前記液溜めの体積を収縮させるように後方へ移動するにつれて開放し 、この注入ポートの開放領域が後方へのピストン移動の関数として変化して、 前記ハウジング吐出孔を通じて前記エアーバッグの膨脹を生起するガス流れを 燃焼反応により発生させる前記液体推進薬の点火と継続燃焼のために、増幅さ れた液溜め流体圧により前記注入ポートを通じて前記燃焼チャンバへ再生圧送 さ れる液体推進薬の可変流量率を達成する液体推進薬注入ポートとを備える膨脹 器。 20.前記注入ポートが、ピストン面とシリンダ面の間の界面に形成されている請 求項19記載の膨脹器。 21.前記注入ポートが、前記ピストンの周面と前記シリンダの面との間の間隙に より形成され、この間隙は前記ピストンの後方移動期間中に寸法が変化する請 求項19記載の膨脹器。 22.前記間隙寸法が、前記ピストンが前記ピストン後方移動の中間部分に達した ときに最大値となるように漸進的に増大する請求項21記載の膨脹器。 23.前記シリンダ面が、溝を形成されている請求項20記載の膨脹器。 24.前記シリンダ面が、角度方向に離間した複数の延伸した溝を含み、この溝の 前記ピストン後方移動方向における断面領域は、複数の注入ポートを形成する ように変化する請求項20記載の膨脹器。 25.前記界面が、前記ピストンが静止位置にあるときに封止されて液体推進薬の 漏洩を防ぐ請求項20記載の膨脹器。 26.前記液溜めが、圧縮性流体のポケットを更に包含する請求項25記載の膨脹 器。 27.前記注入ポートが、前記ピストンにおける孔と、この孔を通じて摺動自在に 収容された静止弁要素との間の間隙により形成されており、且つ前記ピストン 後方移動方向に平行な前記弁要素の長さ方向に沿って変化する断面を有する請 求項19記載の膨脹器。 28.前記弁要素の断面が、前記ピストン静止位置における前記注入ポートを閉止 するように前記ピストン孔に流体シールを与える前方部分を含む請求項27記 載の膨脹器。 29.前記弁要素の断面が、前記前方部分の後方の断面積領域が減少する介在部分 と、それに続いて、最大注入ポート開放領域を形成する最小断面積領域の中間 部分とを含む請求項28記載の膨脹器。 30.前記液溜めが、圧縮性流体のポケットを更に包含する請求項28記載の膨脹 器。 31.前記ピストンが、前記シリンダ内に摺動自在に収容された外側ピストン部材 と、前記シリンダに同軸の円筒状キャビティ内に摺動自在に収容された内側ピ ストン部材とを含み、前記注入ポートは、前記外側および内側ピストン部材に より支持された弁要素によって形成され、前記弁要素は、前記外側および内側 ピストン部材がピストン静止位置にあるときに、前記注入ポートを閉止し、且 つ前記外側と内側とのピストン部材が互いに独立に後方へ移動するにつれて前 記注入ポート開放領域を変化させるように可変に分離する請求項19記載の膨 脹器。 32.前記外側ピストン部材が、ピストンヘッドと、環状弁座に拘束された前記ピ ストンヘッドを貫く開口を含む弁要素と、前記内側ピストン部材の前端におい て支持され、前記注入ポートを閉止するように前記弁座に係合する円錐弁部材 とを含む請求項31記載の膨脹器。 33.前記円錐弁部材を前記弁座と係合する方向へ偏倚させるスプリングを更に備 える請求項32記載の膨脹器。 34.前記外側ピストン部材が、前記ピストンヘッドに連結されて後方へ延出する 環状スカートを更に含み、このスカートは前記シリンダに同軸の環状キャビテ ィ内に摺動自在に収容され、その環状キャビティは制動液を含有する請求項 33記載の膨脹器。 35.前記円筒状キャビティ内に包含された制動液を更に備える請求項31記載の 膨脹器。 36.前記ハウジング吐出孔を通じて前方へ延出させるように前記ピストンにより 支持された延伸弁要素を更に含み、この弁要素の断面積は、前記弁要素とピス トンとの後方移動が前記ハウジング吐出孔の開放領域を変化させるように、前 記弁要素の長さ方向に沿って変化する請求項19記載の膨脹器。 37.前記弁要素が、前記ハウジング吐出孔を閉止する前端部分を含む請求項36 記載の膨脹器。 38.輸送手段の搭乗者拘束装置のための膨脹器であって、 シリンダが設けられたハウジングと、 このシリンダ内に摺動自在に収容され、シリンダ体積を液体推進薬を包含す る液溜めと、ハウジング吐出孔に流体連通する燃焼チャンバとに分割するピス トンと、 輸送手段の衝突事故に応答して、前記燃焼チャンバ内に流体圧を発生するよ うに操作自在な膨脹開始剤であり、その流体圧が、前記ピストンへ働いて前記 液溜め内に増幅された流体圧を発生させる膨脹開始剤と、 前記液溜めと燃焼チャンバとの間に設けられ、且つ部分的には前記ピストン により形成された液体推進薬注入ポートであり、この注入ポートの大きさは、 ピストン移動の関数として変化して、前記液体推進薬の燃焼および前記ハウジ ング吐出孔を通じて流れるエアーバッグ膨脹ガスの発生のために、増幅された 液溜め流体圧により前記注入ポートを通じて前記燃焼チャンバへ再生圧送され た液体推進薬の可変流量率を達成する液体推進薬注入ポートとを備える膨脹器 。 39.前記注入ポートが、前記ピストンが起爆操作に先立って静止位置にあるとき に閉止されている請求項38記載の膨脹器。 40.前記注入ポートが、前記ピストンと、前記シリンダの壁との間の界面に形成 されている請求項38記載の膨脹器。 41.前記注入ポートが、前記ピストンの周面と前記シリンダの面との間の間隙に より形成され、この間隙はピストン移動の方向において寸法が変化する請求項 38記載の膨脹器。 42.前記間隙寸法が、前記ピストンが前記ピストン移動の所定位置に達したとき に最大値となるように漸進的に増大する請求項21記載の膨脹器。 43.前記注入ポートが、前記シリンダの溝付き面により形成されている請求項 38記載の膨脹器。 44.前記シリンダ面が、角度方向に離間した複数の延伸した溝を含み、この溝の ピストン移動の方向における断面領域は、大きさが異なる複数の注入ポートを 形成するように変化する請求項43記載の膨脹器。 45.前記注入ポートが、前記ピストンにおける孔と、この孔を通じて摺動自在に 収容された静止弁要素との間の間隙により形成されており、且つピストン移動 の方向における前記弁要素の長さ方向に沿って変化する断面を有する請求項 38記載の膨脹器。 46.前記弁要素の断面が、前記ピストンが起爆操作に先立って静止位置にあると きに前記注入ポートを閉止するように前記ピストン孔に流体シールを与える前 方部分を含む請求項45記載の膨脹器。 47.前記弁要素の断面が、前記前方部分の後方の断面積領域が減少する介在部分 と、それに続いて、最大注入ポート開放領域を形成する最小断面積領域の中間 部分とを含む請求項46記載の膨脹器。 48.前記液溜めが、圧縮性流体のポケットを更に包含する請求項46記載の膨脹 器。 49.前記ピストンが、前記シリンダ内に摺動自在に収容された外側ピストン部材 と、前記シリンダに同軸の円筒状キャビティ内に摺動自在に収容された内側ピ ストン部材とを含み、前記注入ポートは、前記外側および内側ピストン部材に より支持された弁要素によって形成され、前記弁要素は、前記外側および内側 ピストン部材がピストン静止位置にあるときに、前記注入ポートを閉止し、且 つ前記外側と内側とのピストン部材が互いに独立にピストン移動方向へ移動す るにつれて前記注入ポート寸法を変化させるように可変に分離する請求項39 記載の膨脹器。 50.前記外側ピストン部材が、ピストンヘッドと、環状弁座に拘束された前記ピ ストンヘッドを貫く開口を含む弁要素と、前記内側ピストン部材の前端におい て支持され、前記注入ポートを閉止するように前記弁座に係合する円錐弁部材 とを含む請求項49記載の膨脹器。 51.前記外側ピストン部材が、前記ピストンヘッドに連結されて軸方向へ延出す る環状スカートを更に含み、このスカートは前記シリンダに同軸の環状キャビ ティ内に摺動自在に収容され、その環状キャビティは制動液を包含する請求項 50記載の膨脹器。 52.前記円筒状キャビティ内に包含された制動液を更に備える請求項49記載の 膨脹器。 53.前記ハウジング吐出孔を通じて前方へ延出させるように前記ピストンにより 支持された延伸弁要素を更に含み、この弁要素の断面積は、前記弁要素とピス トンとの移動が前記ハウジング吐出孔の開放領域を変化させるように、前記弁 要素の長さ方向に沿って変化する請求項38記載の膨脹器。 54.前記ハウジングが内側ハウジングであり、且つ前記ハウジング吐出孔が内側 ハウジング吐出孔であって、前記膨脹器が外側ハウジングを更に備え、この外 側ハウジングは、前記内側ハウジング吐出孔を通じて前記燃焼チャンバに流体 連通する環状キャビティを形成するように、前記内側ハウジングを離間した関 係で包囲し、前記外側ハウジングは、複数の排気吐出孔を有し、この吐出孔を 通じて膨脹ガスが、前記外側ハウジングに取り付けられたエアーバッグを展開 するように流れる請求項38記載の膨脹器。
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