JP2001501319A - 光学的手段 - Google Patents

光学的手段

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、空間的に変化する光学特性を有する光学材料または構成部材の製造を可能にする移動性物質(35)の拡散と温度変化(36、38、42、44)によって、空間的に変化する化学的組成を有する材料または構成部材の形態の光学的手段と、その光学的手段の使用法と、その光学的手段の製造方法に関する。その方法は、光導波体の製造のための光学材料における屈折率の変化を形成し、また種々のタイブの光導波体の周期的屈折率の変化を形成するのに非常に適している。

Description

【発明の詳細な説明】 光学的手段 発明の属する技術分野 本発明は、光学的特性が空間的に変化する光学的材料または構成部材(部品) の製造を可能にするような空間的に変化する化学的組成を有する、材料または構 成部材の形態の光学的手段(媒体)に関し、またその光学的手段の製造方法に関 する。その方法は、光導波体(導波管)を製造するためのまたは相異なる種々の タイプの導波体の屈折率の周期的変化を形成し生成するための光学材料の屈折率 を形成するのに非常に適している。 発明の背景 (数あるファイバの中でも特に)ゲルマニウム添加(ドープ)SiO2をベー ス(基本)としたファイバの屈折率は、そのファイバに或る各吸収区間内の紫外 線を照射する(紫外線で露光する)ことによって変化させることができる。ホロ グラフィ的ページ書込み(版面形成)方法(holographic page-writing method) において屈折率の変化を形成するのに使用される紫外線の波長は、主として、最 高約195nmおよび約240nmを有するゲルマニウム関連の吸収バンドの範 囲内にある。但し、その他の波長区間も使用することができるがその場合の波長 区間では通常遙に長い露光時間が必要になる。ホログラフィ的ページ書込み(形 成)方法を用いて、例えば通信およびレーザまたはセンサへの適用におけるよう な範囲の幾つかの適用例を有し、波長選択性のミラー(鏡)またはフィルタとし て機能する周期的屈折率変化、いわゆるブラッグ格子を形成することができる。 ファイバ格子については、フィリップ(Philip)ST.J.ラッセル(Russell) 、他の文献“ファイバ格子(Fibre Gratings)”,Physics World,October 1993 第41頁〜第46頁、および国際出願公開公報PCT WO94/00784に 記載されている。 これらの屈折率の変化を形成するための後ろ楯となる実際のプロセスが完全に 確立されているとは言えないが、ゲルマニウム欠陥、即ちGe2+の濃度(例えば 、アトキンズ(Atkins)氏、他の米国特許第US-A 5,157,747号参照)が、結果とし て得られる光学的感度の主たる要因であると一般的に考えられている。材料の光 学的感度とは、例えば所与の電磁波を照射したときに屈折率を変化させる能力で ある。ファイバの光学的感度は多数の様々な方法で上昇させることができるが、 使用される方法は、約195nmおよび約240nmの波長の使用に依然として 強く依存している。紫外光に対する感度は、GeOまたはGeO2および/また はB23をより多く添加(ドープ)することによって上げることができる。 アトキンズ(Atkins)氏、他の米国特許明細書第5,500,031号には、水素増感( 鋭敏化、sensitization)とともに熱を加えることによってガラス質材料の屈折 率を上昇させる方法が記載されている。そのように屈折率の上昇方法では約60 0℃より高い温度における温度安定性がない。その特許明細書には、500℃C より高い温度で数秒の時間期間にわたって化学反応を生じさせることを目指し、 材料中に拡散した材料が拡散しないようにまたは材料中で添加物が拡散しないよ うにするための方法だけが記載されている。拡散を生じさせるには、800〜1 100℃の温度まで遙に長い時間、例えば何分も何時間にもわたって材料を加熱 する。 発明の概要 本発明の目的の1つは、光学的手段と、空間的に変化する光学的特性を有する 光学材料を使用する方法と、そのような光学材料を製造する方法を実現すること である。光学材料の光学的特性は材料の化学的組成によって大きな影響を受け、 それによって、化学的組成を空間的に変化させることによって光学的特性を空間 的変化させることができる。その方法は、空間的に変化する屈折率を形成するの に非常に適し、また光学材料における非線形性(非直線性)のおよび/または電 気光学的または磁気光学的な特性の変化を得るのに非常に適している。 光学材料の化学的組成の空間的変化は、格子の書込み(形成)が195nmお よび240nmの各波長に依存することがもはやなくなることを意味する。その 理由は、光学的感度がそれらの波長に関係するゲルマニウム欠陥に依存しなくな るからである。 その結果、本発明は空間的に変化する化学的組成を有する光学的手段を実現す る。その光学的手段には、光学的書込み(形成)による電磁波照射(露光)によ りエネルギを供給することによって、またはその光学的手段に所定の温度変化を 与えることによって、その光学的手段またはその光学的手段の各部分において少 なくとも1つの化学反応に関与した移動性の物質が分散されている。 上記光学的手段における更なる所定の温度変化によって、反応に関与しなかっ た拡散物質がその光学的手段から外にまたはその手段を通じて拡散する。電磁波 を照射することによりエネルギ供給を変化させることによって達成される所定の 温度変化によって、またはその他の或るエネルギ形態によって形成される温度変 化によって、その物質が光学的手段の外にまたはその手段内で拡散され、それに よってその領域における化学的構造および光学特性を変化させる。このようにし て、空間的に変化する化学的組成および空間的に変化する光学的特性を有する手 段が得られる。 本発明の1つの実施形態において、上記光学的手段は、その手段に移動性の物 質を拡散させるステップ、光学的書込み(形成)によりエネルギを供給するステ ップ、およびその光学的手段にその物質を拡散させるための温度変化を決定する ステップの中の少なくとも2つのステップの組合わせまたはその反復(処理)に よって形成される。 また、電磁波照射線を導くための手段が設けられている。 本発明の1つの実施形態において、屈折率の変化は、上記光学的手段に移動性 物質を拡散させるステップ、および、光学的書込み(形成)によってその手段に 電磁波を照射することによってエネルギを供給し、または所定の温度変化および 化学反応しなかった移動性物質を拡散させるための所定の温度変化およびその手 段の外にまたはその手段内でその移動性物質を拡散させるための所定の温度変化 によってエネルギを供給するステップによって実現することができる。 本発明の別の実施形態において、上記光学的手段における空間的に変化する光 学的特性は、内部の移動性物質を拡散させるステップと、その手段に、光学的書 込みによって電磁波を照射し、または所定の温度変化、化学反応しなかった移動 性物質を拡散させるための所定の温度変化およびその手段において物質を拡散さ せるための所定の温度変化を与えることによって、エネルギを供給するステップ とによって実現される。 また、本発明は、次の工程によって、光学的手段において空間的に変化する化 学的組成を形成する方法に関する。 −上記手段において少なくとも1つの移動性物質を拡散させ、 −光学的書込みによって電磁波照射の媒体を介してエネルギを供給することによ ってまたはその温度を所定値まで上昇させることによってエネルギを供給するこ とにより、1種類または複数種類の拡散物質とその光学的手段との間で少なくと も1つの化学的反応を誘発し、 −その手段の温度を所定の温度レベルになるように変化させ、それによって化学 反応に関与しなかった拡散物質をその手段の外にまたはその手段内で拡散させ、 −物質がその手段の外にまたはその手段内で拡散するように、その手段に電磁波 を照射することによってエネルギ供給を変化させることによってまたはその他の 或る形態のエネルギ供給によって、その手段の温度を所定の温度レベルになるよ うに変化させて、それによって、変化する光学的特性を有する化学的に変化する 手段が得られる。 その代替的方法は、これらのステップの組合わせまたは反復からなる。 本発明の方法の1つの実施形態において、その光学的手段はフッ素を含んでお り、水素、窒素または酸素のいずれかまたはそれらの組合わせがその光学的手段 中に拡散され、それによって、フッ素と反応してフッ化水素を形成するより高濃 度のヒドロキシ基が得られ、そのフッ化水素が容易にその光学的手段の外にまた はその手段内で拡散される。 本発明の方法の別の実施形態において、その光学的手段はハロゲンを含んでお り、水素、窒素または酸素またはそれらの組合わせがその光学的手段中に拡散さ れ、それによって、ハロゲンと化学反応して全体的にまたは部分的に水素および ハロゲンで構成される物質を形成するより高濃度のヒドロキシ基が得られ、その 物質が容易にその光学的手段の外にまたはその手段内で拡散される。 本発明の方法のさらに別の実施形態において、その光学的手段はアルカリ金属 を含んでおり、窒素、酸素またはそれらの組合わせがその光学的手段中に拡散さ れ、それによって、アルカリ金属と反応して全体的にまたは部分的に水素および アルカリ金属で構成される物質を形成するヒドロキシ基の濃度が上昇し、その物 質が容易にその手段の外にまたはその手段内で拡散される。 上記光学的手段は部分的に二酸化珪素(SiO2)と酸化ゲルマニウム(Ge O2)とフッ素とからなる。代替構成として、その光学的手段は、部分的に二酸 化珪素(SiO2)と酸化リン(P25)とフッ素とからなるものでもよい。 本発明の光学的手段は、電磁波線を導く導波構造を有することが好ましい。そ の導波構造は光ファイバまたはその他の公知の或る導波体でもよい。 その方法の各ステップによって屈折率の変化が得られる。また、そのステップ によって空間的に変化する光学的特性が得られ、その空問的に変化する光学的特 性は、本発明の1つの実施形態において、上記光学的手段における非線形性のお よび/または電磁気光学的特性の変化によって構成される。 図面の簡単な説明 次に、本発明をより容易に理解し、その特徴をさらに明らかにするために、本 発明の実施形態を図面を参照して説明する。 図1は、光ファイバの形態の通常の光導波体を示している。 図2は、2本のビームのUV(紫外)光で光ファイバ中に格子をホログラフィ 的に書き込む(形成する)ための実施形態を示している。 図3は、格子を書き込んでいる間に、ファイバを干渉計によって案内して移動 させる図1の実施形態のものを示している。 図4は、一方向のUV光で照射されたファイバを干渉計によって案内して移動 させて格子を書き込むための実施形態を示している。 図5は、位相マスクを通して単一ビームのUV光を用いて格子を書き込むため の実施形態を示している。 図6は、ファイバの加熱状態を表すグラフであり、本発明の方法を示している 。 図7は、本発明による格子において相異なる温度が所与の導波体長の反射にど のように関与するかを示すグラフである。 図8は、本発明に従って書込まれた格子が、高温まで加熱された後でその反射 率をどのように維持するかを示すグラフである。 図9は、本発明の方法に従ってその反射率が復元された後で、例えば図8に従 って書き込まれた格子がどのようにその反射率を維持するかを示すグラフである 。 図10および11は、本発明の光ファイバを光センサとして使用することを示 している。 図12は、本発明による格子の媒体を通して特定の波長がどのように反射され 復元されるかを示している。 発明の好ましい実施形態の詳細な説明 材料または構成部材(部品)ともいわれる光学的手段の局部的または周期的に 変化する光学的構造(組成)は、その光学的手段に1つまたはそれ以上の物質を 拡散させ、次いでその1つまたはそれ以上の拡散物質と上記光学的材料の間で局 部的または周期的化学反応を生じさせまたは誘発することによって得られる。反 応に関与しなかった拡散物質をその材料または構成部材の外に拡散させることに よって、光学的手段または材料において更なる化学反応または構造変化が生じる ことを防止する。 その化学反応の目的は、その光学的手段において空間的に変化する結合構造を 形成することであり、即ち所与の原子または分子は光学的手段において空間的に 変化する結合構造を有する。様々な分子組成がその化学構造に応じて相異なる様 々な拡散率(拡散速度)を呈するので、例えばその光学的手段を加熱することに より、所与の原子または分子が空間的に変化する拡散率を呈するようにすること ができる。従って、材料とそこに拡散された1つまたは複数の物質の特定の化学 的組成によって或る原子の濃度を空間的に変化させることが可能である。 周期的に変化する屈折率は、例えば、屈折率を低下させる効果を有するフッ素 濃度(F)を周期的に変化させることによって得られる。 本発明によれば、例えば周期的屈折率の変化は、格子を書き込む(形成する) ことを可能とする利点を有する全く新規な方法で、導波体中に形成することがで きる。その方法とは、従来必要とされた約195nmおよび約240nmの波長 区間内の波長以外の波長を用いて、光ファイバにUV(紫外)レーザ光を照射( 露光)して格子を形成する方法であり、それによって、例えば格子の形成におい てより大きい柔軟性が得られる。それは、本発明の方法が、約195nmおよび 約240nmの強い吸収バンド(域)を有しかつ光学材料とそこに拡散された物 質との間の化学反応を誘発するゲルマニウムに関係する欠陥、に依存しないもの であることによる。従って、同じ理由によって、高い光感度を得るために、例え ばゲルマニウムおよびホウ素(硼素)以外の添加(ドーピング)材料を使用する ことが可能となる。 本発明に従ってその光学材料中に誘発(形成)された変化は非常に安定である 。その理由は、その変化がその材料の化学的組成の変化によって生じたものであ るからである。それによって、図9を参照して後で説明するように、有効(有用 )寿命がより長くなり、周期的な屈折率の変化が長期間にわたって非常な高温に 耐えることができるようになる。 本発明に従って、光学材料において空間的に変化する化学組成の形成を実現す る方法が開発された。その方法は次のステップからなる。 −光学的材料または手段中に、移動性物質、即ち、材料の構造にあまり影響を与 えることなく材料中にまたは材料の外に拡散することのできる1つまたは複数の 物質、を拡散させるステップ、 −光学的書込み媒体または加熱媒体によって、材料に電磁波を照射することによ ってエネルギを供給することにより、その領域における拡散物質とその光学材料 の間で少なくとも1つの化学反応を誘発するステップ、 −光学材料の温度を所定温度になるように変化させ、それによってその化学反応 に関与しなかった拡散物質がその光学材料の外にまたはその光学材料内で拡散す るようにするステップ、 −その光学材料内でのまたはその光学材料の外への物質(原子/分子)の変化す る拡散を促進する、電磁波照射またはその他の或る温度変化手段によって、その 光学材料の温度を所定の温度レベルになるように変化させ、それによってその材 料の化学的組成を変化させてその光学的特性を変化させるステップ。 それらの温度変化は、意図する目的に適したオーブンまたはその他の装置を用 いて、または光学的手段または材料に電磁波を照射することによって、都合良く 形成することができる。 米国特許第US-A 5,500,031号の(唯一の)基本的思想は、材料中で化学反応を 誘発するようにエネルギをその材料に供給することであり、これだけが発明の方 法の唯一のステップである。その材料が受ける追加的所定の温度変化は、その手 段と化学反応しなかった拡散物質を光学的手段から移動させまたは除去または排 除する(empty)ことを意図したものである。その温度上昇は未反応の物質をその 光学的手段の外にまたはその光学的手段内で拡散させるものであり、その光学的 手段において反応した物質は例えばUV照射または熱を受けたその手段の各領域 においてあまり拡散することはない。 本発明とは対照的に、米国特許第5,500,031号に記載されている温度上昇は、 できるだけ熱で誘発される多数の化学反応を生じさせるように意図されている。 その特許が500℃より高い温度について言及しているのは、それによって、よ り低温で化学反応が生じる前に大部分のH2/D2をその材料の外に拡散させるこ とができるからである。 以下、図6〜8を参照して発明の方法のステップをより詳細に説明する。 また、本発明は、空間的に変化する化学的組成を有しその中に拡散された移動 性物質を有する光学的手段に関する。誘発された後、その物質は、光学的書込み によりその光学的手段に電磁波を照射しまたはその手段を加熱することによって その手段にエネルギを供給することにより、その物質はその光学的手段と少なく とも1つの化学反応を起こす。 その光学的手段は、その反応に関与しなかった拡散物質をその手段の外に拡散 させるようにな所定の温度変化を受ける。 その光学的手段内でのまたはその手段の外への物質(原子/分子)の空間的に 変化する拡散は、その手段に少なくとも1つの温度変化を与えることによって、 その手段に電磁波を照射することによって、またはその温度をその他の形態で変 化させることによって、促進することができる。それによって、化学的組成が変 化し光学的特性が変化した光学的手段を得ることができる。 後者の1つまたは複数の温度変化を与える目的は、高温でその光学的手段と先 に反応した物質の拡散と場合によっては更なる各化学反応とを生じさせ、それに よって光学的手段の局部的または空間的化学構造または組成を変化させることで ある。この後者の温度によって誘発された拡散には、その手段中に先に存在して いた物質と、その手段中に拡散されて次いで拡散によっておよび例えば紫外光ま たは熱のその手段への照射によってガラスと化学反応した物質とが関与する。こ の所定の温度変化は米国特許第US-A 5,500,031号に記載されておらず、またそれ は本発明との関連性もない。 この発明の方法は、光学的手段の化学構造または組成に変化を生じさせるが、 移動性物質が拡散して侵入する上記手段中の各場所のみにおいて化学構造または 組成に変化を生じさせ、引き続いて化学反応が誘発される。それとは対照的に、 上記特許第US-A 5,500,031号はもっぱらH2/D2の拡散と熱処理とを受ける領域 全体内で化学反応を発生させることのみに関するものである。これ自体はインデ ッス(屈折率)を増大(上昇)させるものであり、そのような増大は光学的手段 がゲルマニウムを含んでいれば(上記特許によるP−Fドープされたガラスにお いても)、本発明の場合でも達成可能である。しかし、インデックスの増大は温 度安定ではない。本発明を参照して以下に説明する実験では、(図8の下方の参 照番号46参照)インデックスの増加が(図8の降下点46の前の)プロセス( 工程)中にいわば“消去”されることが示され、上記物質が拡散したときに、誘 発された化学的または構造的変化(図8の降下点46の後の増加)によって光学 的手段中に温度安定なインデックス変化が形成されることが示される。 光学的材料あるいは構成部材(成分)の化学組成の変化によって屈折率を広範 囲にわたって変化させることができ、それによって本発明の方法を光学的導波体 構造の書込み(形成)に非常に適したものとすることができる。 本発明の方法はMCVD(Modified Chemical Vapor Deposition:改変化学的 蒸着)で生成されたSiO2ベースのファイバ(繊維)の形態の導波体の実験室 における試作に適用され、この場合、導波体部分(コア)にはゲルマニウム(G e)とフッ素(F)がドープされた。ゲルマニウムは屈折率を増大させる特性が あるので、ゲルマニウムを使用して、導波体が形成され、またその材料中に拡散 された水素(H2)および/またはジュウテリウム(deuterium)と共にヒドロキシ ル基(−OH)が生成された。フッ素は屈折率を低下させる性質があり、またヒ ドロキシル基(−OH)と化学反応して、特にフッ化水素(HF)を生成し、 このフッ化水素(HF)はドープされた材料から外へあるいはその材料内でより 急速に拡散することができるたので、すなわち導波体のコアから外へ拡散するこ とが必須であるので、試験においてフッ素を使用した。 ヒドロキシルとフッ素の化学的反応については、特に、“The Properties of Glass Surfaces(ガラス表面の性質)”,L.Holland,Chaplan and Hall,Lond on 1964(エル・ホランド、チャプランおよびホール、ロンドン、1964年) およびJ.Kirchof(キルコフ)et al.の論文“Hydrogen-Induced Hydroxyl Profiles in Doped Silica Layer(ドープされたシリカ層中の水素誘導ヒドロキシル・プ ロファイル)”,OFC '95,Technical Digest,pp.178-179(OFC '95、テ クニカルダイジェスト、第178〜179頁)に記載されている。 ゲルマニウム欠陥に関連する格子を書込み(形成し)、また部分的にOHを形 成するための水素増感(水素添加による感度の増強)については、P.J.Lemair e(レマリ)の“Enhanced UV Photosensitivity in Fibres and Waveguides by High Pressure Hydrogen Loading(高圧水素添加によるファイバおよび導波体に おける増強されたUV感光性)”,OFC '95,Technical Digest,pp.178-179( OFC '95、テクニカルダイジェスト、第162〜163頁)に記載されてい る。ゲルマニウム添加ガラスおよび水素増感によるヒドロキシル形成における感 光性については,D.L.Williams(ウィリアムズ)et alの“Photosensitive Index Ch anges in Germania Doped Silica Glass Fibres and Waveguides(ゲルマニウム ・ドープド・シリカ・グラスファイバおよび導波体における感光性屈折率変化) ”,SPIE VOL.2044,pp.55-68(SPIE第2044巻、第55〜68頁)に記載さ れている。 水素だけと結合したフッ素原子はゲルマニウム(Ge)またはシリコン(Si )と結合したフッ素よりも遙に高い拡散率(速度)を有するので、HFによって 材料の外への拡散あるいは材料内の拡散を生じさせることができ、同時にGeま たはSiと結合したフッ素(F)は僅かな拡散を呈するに過ぎず、それによって 導波体のコア内にフッ素の空間的変化が生じる。 フッ素は屈折率を低下させる作用をもっているので、フッ素の含有量が減少す ると屈折率が増大する。 J.Stone(ストーン)の文献“Interactions of Hydrogen and Deuterium with Si lica Optical Fibres:A Review(水素およびジュウテリウムとシリカ光学的ファ バーとの相互作用:レビュー)”,Journal of Lightwave Technology,Vol.LT -5,No.5,May 1987(ジャーナル・オブ・ライトウエーブ・テクノロジ、第LT-5 巻、第5号、1987年5月)で、ガラス中の水素およびGe、P、Fを含む異 なる形式のガラス中のOHの形成について論じられている。 本発明の方法によって形成することができるこれらの光学的手段は、変化する 屈折率、格子、また、センサ、光波長ミラー(鏡)、フィルタ、歪みゲージ、高 温耐性の温度センサ等として作用する格子、を有するタイプの導波体を含んでい る。 相異なる様々な材料の拡散は、しばしば、式D=D0-E/RTによって表わされ る。ここで、D0は定数、Eは拡散プロセス活性化エネルギ、R=1.99ca l/K−モルはガス定数、Tは絶対温度である。 誘発された化学反応と水素増感との組合わせによって、材料の化学的構造が変 化し、それを用いて定数D0およびEを局部的にあるいは周期的に変化させる。 ある種の原子あるいは分子は、光学材料を加熱することによってそれらの相異な る拡散率に応じて分離することができる。 フッ素をドープしてヒドロキシルを形成する場合は、フッ化水素(HF)を形 成する“2次”反応を生じさせ、このフッ化水素(HF)は他の原子または分子 と結合したフッ素よりも遥に高い拡散率を有する。HF拡散要求(条件)はフッ 素および−OHの利用可能性に関連している。それによって、ヒドロキシルを形 成する場合にガラスにドープするときに大きな柔軟性が得られる。ゲルマニウム 以外の添加物または不純物(ドーパント)を使用することもできる。 ホウ素がドープされたゲルマニウム・ファイバ中に、および本発明によるゲル マニウムのみと勿論SiO2とを含む標準的通信用ファイバ中に“拡散格子”を 書込む(形成する)ための有効な試みであるが、HFの形成には、生じ得る反応 に対する有力な証拠が存在する。 ゲルマニウムに関連する格子の全てのタイプに共通の特徴は、使用されるファ イバのタイプに応じて、約500℃乃至900℃を越える温度でそれらの格子が 消滅、すなわち消去される点にある。本発明によれば、“拡散格子”は使用され るファイバのタイプに応じて約800℃乃至1000℃の温度で成長を開始する 。 図1は、ファイバ保護コーティング(例えば、アクリレート、ポリマー等)お よびファイバのコア18を取り囲む屈折媒体として機能するクラッド(外装)1 4を含んだ典型的な光ファイバ10の概略的断面構造を示している。図1では、 ファイバのインテリア(内装)16およびコア18は拡大して示されており、リ ングは例えばMCVD法による二酸化珪素の蒸着(被着)を示している。部分領 域20は未調整の二酸化珪素からなり、コア18に向って延びるリングを含んだ 領域22は純粋のすなわち精製された二酸化珪素からなる。ファイバのコア18 にはゲルマニウムがドープされている。 図1の断面図の直ぐ下に示されているグラフはファイバの半径rに沿う屈折率 nの変化を示している。 ファイバが光を大きな損失なしに導くために全反射が利用され、この全反射は クラッド(外装)より高い屈折率をもったファイバの導波部分によって得られる 。さらに別の要件として、ファイバ中を単一光モードで伝播させるために、ファ イバのコアの直径に対する屈折率の変化が形成されている。 平板導波体(基板)に関しては、ファイバに適用可能な原理と同じ原理に従っ て、すなわち高屈折率のコアとその周囲のクラッド(外装)の低屈折率を用いて 形成し、作用させることができる。3層基板の場合は、中間層に例えばGeおよ びFがドープでき、それによって、ゆっくりと露光することにより基板中に導波 体を書込むことができる。他の層には、書込み処理による影響を受けない材料、 例えばSiO2がドープされる。 図2は、レンズ24、図示の例では円筒状のレンズの作用によりコア18上に 集束された格子を書込むための構成と実施形態を示し、例えば240nm(ナノ メートル)の波長を有しレーザから発射された2本の相互干渉性UV光ビーム2 6によって露光(照射)される。露光された領域は前述の態様に従ってドープさ れる。材料中に物質を拡散させて格子を書込んで、それ自体内に上述の反応が誘 発された後で、上述の方法に従ってファイバは加熱される。 図3は図2に示す方法の概略を示すものであるが、ファイバのコアの所望の長 さの範囲内に格子28が連続的に書込まれるように、ファイバの干渉計制御移動 (interferometer-controlled movement、干渉計によつて制御された移動)を用 いている。干渉計的に制御されながらファイバは矢印の方向に移動される。円弧 30は、所望の特性をもった格子18が得られるように書込み処理を角度的に制 御することができることを示したものである。 他の格子書込みの実施形態が図4に概略的に示されている。図4の実施形態で は、ファイバの移動は図3の実施形態と同様の形態で制御されるが、レンズ32 によってファイバのコア18上に集束された1本のUV光ビーム26のみが使用 されている。 図5はUV光26を用いて格子28を書込む別の実施形態を示し、この実施形 態では所謂位相マスク34を介してファイバのコア18の特定の領域内に格子を 直接書込む。 上述した格子の書込みではUV光を使用しているが、他の電磁波照射を使用で きることも理解されよう。 図6は、縦軸に与えられた温度と横軸に与えられた格子書込みに要した時間に より、本発明の方法に従って実験室の環境で格子を形成するステップを示すグラ フである。温度を図6のグラフに示されるように上昇させる前に、ファイバに移 動性物質、この場合水素の拡散を生じさせ、次いで上述の方法および図2に従っ てUV光で露光する。上昇すなわち勾配部分35、温度が一定に保たれるレベル 36およびレベル38は、UV光による露光の結果、化学反応に関与しなかった 物質がファイバ/ファイバのコアの外に拡散するときの本発明の方法による時間 期間あるいはステップを示している。 本発明によれば、これらのステップは組合わせあるいは反復が可能で、コアか らの拡散が第2の一定の温度レベルで継続するレベル38まで温度上昇あるいは 温度変化が生じる。 上昇部分42で示す顕著な温度上昇およびこれに続く温度低下44の後、40 時間以上温度が一定に維持され、物質(原子/分子)がファイバから外へ拡散あ るいはファイバ内で拡散する方法のステップを形成し、それによって本発明によ る光学的特性をもった書き込まれた格子が形成され、耐久性ならびに耐熱性のあ る化学的に安定した状態が得られる。 図7は、相異なる波長の反射がどのように温度変化に直接関連するかを示して いる。 図8のグラフは、図6に示すグラフの拡大された部分(実線)を示し、書き込 まれた格子の反射率のグラフが破線で挿入されている。横軸の約4時間の時点に 示された降下点46は、典型的なゲルマニウム関連格子が高温でどのように消去 されるかを示している。このグラフは本発明に従って生成された格子から得られ たもので、その際反射率48がどのように増大(推移)し、物質の空間的/周期 的拡散によって反射率(格子)がどのようにして再形成され、高温においても時 間的に一定になるかを示している。これは従来の格子では得られない。図8にお ける反射率のスケールは規格化されている。 図9は、パーセンタイルスケール(百分率)で表された反射率が、どのように して本発明によって生成された格子で約806℃乃至810℃の温度で50時間 の期間にわたって一定に維持されるかを、グラフ50によって示している。 図10中の図形は、非負荷状態にある光導波体52に対してどのようにしてボ ックス56による広帯域の光源が与えられるかを示している。光の方向は中空の 矢印で導波体のコア18中に示されている。格子28は、ボックス58に対する コア18中の中実矢印のように、格子が同調した(整調された)狭帯域波長区画 内で光を反射する。元の光はボックス60で示すように反射光部分が欠落した状 態で格子中を通って伝播する。 図11では、図10の導波体52は負荷、例えば歪み、熱、接触等を受け、ボ ックス58中の元の反射波長区画が変位し、図10の場合とは全く異なるボック ス64による波長区画の反射が得られ、それによってボックス66中の光は反射 された波長の光が欠落した状態で格子28を通って伝播した光である。 また、図12に示した格子は、反射された波長がファイバ52から外方向に指 向され導出されて他の光学装置で処理または読取られるように、斜めに(oblique ly)配置してもよい。 本発明は、上述の実施例、図示の実施例に限定されるものではなく、本発明は 請求の範囲の内容によってのみ限定されるべきであることは当業者には明らかで ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.空間的に変化する化学的組成を有する光学的手段(18、28、52)で あって、 特徴として、 その光学的手段(18)は、光学的書込み手段(24、26)による電磁波照 射により、あるいは予め設定された温度変化によりエネルギ(26)を供給する 結果として、上記光学的手段(18、28、52)の各部分内であるいはその部 分との少なくとも1つの化学反応に関与する移動性物質がその中に拡散され、 上記光学的手段はさらに予め設定された温度変化(35、36、38)を受け 、 上記反応に関与しなかった拡散された物質は、上記光学的手段から外へあるい はその光学的手段内で拡散され、 上記手段に電磁波を照射することによりエネルギの供給を変化させることによ って得られる予め設定された温度変化あるいは他の或るエネルギ形態によって生 成される温度変化によって上記手段から外へまたは上記手段内でその物質の拡散 を生じさせ、それによって空間的に変化する化学的組成および空間的に変化する 光学的特性をもった上記光学的手段(18、28、52)を得るようにその区域 あるいは領域の化学的構造および光学的特性を変化させた、 光学的手段。 2.上記光学的手段は、次のステップ、すなわち光学的手段中の移動性物質の 拡散、光学的書込み手段(24、26)によるエネルギの供給、光学的手段中に 物質を拡散(42、44)させるための予め設定された温度変化(36、38、 42、44)のステップのうちの少なくとも2つのステップの組合わせあるいは 反復によって生成されることを特徴とする、請求項1に記載の光学的手段。 3.上記手段は電磁波照射線を案内するための装置(52)であることを特徴 とする、請求項1または2に記載の光学的手段。 4.光学的手段中に移動性物質を拡散させるステップ、上記手段に光学的書込 み手段(24、26)によって電磁波を照射することによって、あるいは予め設 定された温度変化によって上記手段にエネルギ(26)を供給するステップ、化 学反応しなかった移動性物質を拡散させるために予め設定された温度変化(42 、44)を与えるステップ、および上記光学的手段から外へあるいはその光学的 手段内で上記物質を拡散させるために予め設定された温度変化を与えるステップ を経て上記光学的手段中に屈折率の変化を生じさせることを特徴とする、請求項 1乃至3のいずれかに記載の光学的手段。 5.光学的手段中に移動性物質を拡散させるステップ、上記手段に光学的書込 み手段(24、26)によって電磁波を照射することによって、あるいは予め設 定された温度変化によって上記手段にエネルギ(26)を供給するステップ、化 学反応しなかった移動性物質を拡散させるために予め設定された温度変化(42 、44)を与えるステップ、および上記光学的手段中に上記物質を拡散させるた めに予め設定された温度変化を与えるステップを経て上記光学的手段中に空間的 に変化する光学的特性を生成することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか に記載の光学的手段。 6.光学的手段中に少なくとも1つの移動性物質を拡散するステップと、 光学的書込み手段(24、26)により電磁波照射媒体を介してエネルギ(2 6)を送ることによって、あるいは予め設定された温度上昇によってエネルギを 供給することによって上記拡散された1種または複数種の物質と光学的手段(5 2)との間で少なくとも1つの化学反応を誘発するステップと、 上記光学手段(52)の温度(35、36、38)を予め設定された温度のレ ベルに変化させて、上記化学反応に関与しなかった上記拡散物質をその光学的手 段(52)から外へあるいはその光学的手段(52)内で拡散させるステップと 、 上記物質を上記光学的手段から外へあるいは上記光学的手段内で拡散させるよ うに、その手段に電磁波を照射することによてエネルギの供給を変化させ、ある いは他の或るエネルギ供給手段によってその光学的手段(52)の温度を予め設 定されたレベル(42、44)になるように変化させて、変化する光学的特性を 有する化学的に変化する手段を得るステップと、 からなることを特徴とする空間的に変化する化学組成を有する光学的手段(52 )を生成する方法。 7.上記ステップ(35、26、38、42、44)の少なくとも2つのステ ップを組合わせことあるいは反復すること、を特徴とする請求項6に記載の方法 。 8.光学的手段(52)はフッ素を含み、さらに該光学的手段に水素、窒素、 酸素、あるいはこれらの組合わせが拡散によって供給され、それによって上記手 段から外へあるいは上記手段内で容易に拡散を生じさせる、フッ素と反応してフ ッ化水素を生成するより高濃度のヒドロキシル基を得ること、を特徴とする請求 項6または7に記載の方法。 9.光学的手段(52)はハロゲンを含み、さらに該光学的手段に水素、窒素 、酸素、あるいはこれらの組合わせが拡散によって供給され、それによって上記 手段から外へあるいは上記手段内で容易に拡散を生じさせる、上記ハロゲンと化 学的に反応して、全体的にあるいは部分的に水素とハロゲンとで構成された物質 を生成するより高濃度のヒドロキシル基を得ること、を特徴とする請求項6また は7に記載の方法。 10.光学的手段(52)はアルカリ金属を含み、さらに該光学的手段に水素 、窒素、酸素、あるいはこれらの組合わせが拡散によって供給され、それによっ て上記手段から外へあるいは上記手段内で容易に拡散を生じさせる、上記アルカ リ金属と反応して、全体的にあるいは部分的に水素とアルカリ金属とで構成され た物質を生成するより高濃度のヒドロキシル基を得ること、を特徴とする請求項 6または7に記載の方法。 11.光学的手段は部分的に二酸化珪素(SiO2)、酸化ゲルマニウム(G eO2)、および上記フッ素を含むこと、を特徴とする請求項8乃至10のいず れかに記載の方法。 12.光学的手段は部分的に二酸化珪素(SiO2)、酸化リン(P25)、 および上記フッ素を含むこと、を特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載 の方法。 13.光学的手段は電磁波照射線を案内する導波体構造であることを特徴とす る請求項6乃至12のいずれかに記載の方法。 14.導波体構造は光学的ファイバ(52)であることを特徴とする請求項1 3に記載の方法。 15.上記ステップにより屈折率に変化を生じさせることを特徴とする請求項 6乃至14のいずれかに記載の方法。 16.上記ステップにより部分的に変化する光学的特性を生じさせることを特 徴とする請求項6乃至15のいずれかに記載の方法。 17.上記特性は上記光学的手段における非直線性および/または電磁気光学 的特性の変化であることを特徴とする請求項16に記載の方法。
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Dinusha Serandi Photosensitivity, grating strength and thermal endurance of fibre bragg gratings/Dinusha Serandi Gunawardena

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