JP2001357029A - 文書作成装置 - Google Patents

文書作成装置

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JP2001357029A
JP2001357029A JP2001106657A JP2001106657A JP2001357029A JP 2001357029 A JP2001357029 A JP 2001357029A JP 2001106657 A JP2001106657 A JP 2001106657A JP 2001106657 A JP2001106657 A JP 2001106657A JP 2001357029 A JP2001357029 A JP 2001357029A
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Hidetatsu Matsuoka
秀達 松岡
Akira Ochitani
亮 落谷
Fumito Nishino
文人 西野
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】文書の表記は文書執筆者の判断に委ねられるた
め、執筆者が異なる過去の文書を再利用して新規文書を
作成する場合や、複数の執筆者により一つの文書を共同
執筆する場合には文書の表記にバラツキが発生し、統一
感の乏しい文書となる。 【解決手段】過去に作成した文書ファイル群の中から現
在、執筆者が入力中の文書が所属する分類に属する文書
を検索して取り出し、これを基準文書として入力中の文
書との同一特徴素毎の比較を行う。この基準文書との比
較結果を統計的偏差情報として入力中の表示画面上に表
示する。執筆者はこの特徴素毎の統計的偏差情報を見
て、ズレが小さくなるように入力中の作成文書を修正す
ることにより、作成文書の表記を基準文書に合わせるこ
とができ、統一感を持たせた文書の作成が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文書作成装置に関す
るものであり、特にデータベースに格納されている文書
を再利用して新文書を作成したり、複数のメンバーで共
同執筆する際に統一感のある文書作成・文書処理を行う
文書作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】既存文書を再利用することにより新規文
書の作成効率を向上させる従来の文書作成装置において
は、文書格納装置に格納された既存文書中の再利用文書
名、再利用頻度及びキーワード群等のテーブルからなる
再利用情報を設け、文字入力手段で入力された文字情報
と上記再利用情報とにより入力文字情報に適した既存文
書の再利用情報を抽出する文書再利用支援技術(特開平
5−12269)や既存文書内で検索時の脈所となる項
目を抽出し、その項目の概念を表象する複数のキーを行
名及び列名にとったメタテーブルを作成し、文書検索時
に、このメタテーブルを利用して文書検索を容易にする
技術(特開平8−255174)などの技術が公開され
ている。しかし、これらは、文書作成の効率を良くする
ために記入内容に見合った類似文書を探し出す前処理作
業の効率向上と検索作業手順の簡素化を目的としたもの
であり、いずれも文書作成の作業プロセスの一部を支援
するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、上述した従
来の文書作成装置は文書作成の作業プロセス全体を支援
し、かつ文書の表記にまで踏み込んで類似性を高める作
業支援ではないため、類似文書として抽出した過去の文
書と新規文書間には表記の統一性を維持することが困難
であった。即ち、例えば「保険証書や契約文書および販
売促進用マニュアル」などのように過去の文書の表記と
できるだけ同じ表記を持つ文書の仕上がりを望むような
場合で、上記のデータベース化された文書の2次利用の
場合には、執筆者が異なる場合が多いため、新規文書の
表記が過去の文書の表記とは異なり、バラツキが発生す
ることになり、結果として文書全体として統一感の乏し
い文書となった。
【0004】また近時、このような文書作成業務をさら
に短期間で完成させるため、プロジェクトチームを構成
する複数の執筆者が共同執筆する場合も増加している。
固有名詞、1文の長さ、文書中でのカタカナや漢字、英
語などの占める割合など文書の表記は一般的には文書執
筆者の判断に委ねられるため、上記の様な場合には、新
規文書の表記が複数の執筆者間で異なるため、全体とし
て統一感の乏しい文書となることは避け難い問題点とし
て指摘されてきた。
【0005】従来、このような問題点に対して、最終的
には一人の執筆者が文書全体の内容を読み返し、全体の
バランスを考えながら個々の事項を修正する方法が取ら
れており、一人の執筆者に負担が集中し、膨大な工数を
必要とするという問題点があった。こうしたことから、
過去に作成した文書を再利用して新規の文書を作成した
り、複数の執筆者が共同執筆する場合でも統一感のある
文書を容易にかつ効率的に作成することが求められてい
る。
【0006】そこで、本発明の課題は、上記の問題点に
鑑み、データベースに蓄えてある過去に作成した文書群
から、これから作成しようとする新規文書と同じ分野の
文書を基準文書として選定し、この基準文書からの偏差
情報を文書入力プロセス全体を通じて執筆者に提供する
ことにより統一感の高い文書作成を行う文書作成装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで上記問題点の解決
を図るため、本発明では以下の手段を採用した。
【0008】まず、現在入力中の文書を保存する入力文
書保存手段と、基準となる文書が保存されている基準文
書保存手段と、入力文書保存手段および基準文書保存手
段に保存されている文書の特徴素の分布や平均値を統計
情報として抽出する統計情報抽出手段と、統計情報抽出
手段により抽出された入力文書と基準文書の統計情報を
比較する文書比較手段とを備え、文書比較手段により得
られた比較結果を表示手段上に表示し、かつ入力文書の
統計情報比較結果を基準文書の統計情報からの偏差位置
を明示して、基準文書の統計情報表示領域の上に重畳表
示する表示制御手段を備えるように構成した。本構成に
より、入力中の文書と基準となる文書との特徴素ごとの
分布状態や平均値などを統計情報として抽出することが
できる。また、抽出された入力文書と基準文書の統計情
報を比較することができるとともに、表示画面上に統計
的偏差情報を表示させることができ、かつ入力文書の統
計情報比較結果を基準文書の統計情報からの偏差位置を
明示して、基準文書の統計情報表示領域の上に重畳表示
することができる。これは入力文書の基準文書からの統
計的ズレ(偏差)を示す情報が文書入力領域に隣接し
て、同一画面上に表示されることを意味しており、執筆
者にとっては、基準文書からの統計的ズレ量(偏差量)
を入力作業中に画面から容易に得ることができる環境を
提供する効果を持つ。それにより、絶えず注意を払いな
がら入力作業を行うことができ、作成する文書の表記に
一層の統一感を持たせることが可能となる。(請求項1
に対応) また、既に作成された文書群を保存する既存文書保存手
段と、既存文書保存手段から入力文書と同じ分類に属す
る文書群取り出し、これを基準文書として選定し、入力
文書の分類を求める文書分類部を備えるように構成す
る。本構成により、既に作成済みの文書群から作成する
文書が所属する分類に属する文書を取り出す文書検索が
自動的に行うことができ、作業効率を向上させることが
できる。(請求項2に対応) 次に、任意の条件指定を受け付ける指定受付部を備え、
既存文書保存手段から指定された条件と同じ分類に属す
る文書を取り出し、これを基準文書として選定する拡張
文書分類部を備えるように構成する。本構成により、執
筆者は任意の検索条件を設定することができ、保存され
た既存文書ファイルから入力文書と同じ分類に属する文
書を検索するための検索精度を向上させることができ
る。(請求項3に対応) さらに、予め所定の偏差値を指定して作成した偏差評価
ルールを用いて偏差を評価する文書評価部を備え、前記
文書比較手段により比較された結果が前記偏差評価ルー
ルで指定された所定値を越えた場合には、表示手段上に
比較結果を表示し、かつ入力文書の統計情報比較結果を
基準文書の統計情報からの偏差位置を明示して、基準文
書の統計情報表示領域の上に重畳表示する表示制御手段
を備えるように構成する。本構成により、偏差値を指定
して作成した偏差評価ルールを事前に任意に設定するこ
とができ、特に重要でかつ類似度をより向上させる必要
のある特徴素や逆に重要性の低い特徴素などについて、
よりきめ細かく評価レベルを設定することができると同
時に、必要な場合には執筆者や共同執筆者、マニュアル
作成管理者に警告を発することで、表記に一層の統一感
を持たせることが可能となる。(請求項4に対応)
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。
【0010】図1は実施例1の日本語の文書作成装置の
構成要素を示す構成図である。なお、適用する言語が日
本語あることは発明の本質的なことではない。本発明は
英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語などのよ
うな日本語以外の言語に対しても適用可能である。ま
た、文書として上記言語のテキストファイルを初めとし
て、図や表あるいは音声などの任意のマルチメディアな
どのオブジェクトをも含むものとする。入力部1は執筆
者が直接、文字列を入力するデバイスであり、入力され
た文字列をコード化する。入力文書ファイル2は入力部
1からのコード化された文字列を入力として、文書ファ
イルとして記憶する領域である。基準文書ファイル3は
過去に作成された文書ファイルを文書ヘッダとしての書
誌情報とともに記憶する領域である。この基準文書ファ
イル3には複数の文書ファイルが書誌情報を文書ヘッダ
として記憶されており、文書検索時には、この書誌情報
が検索のキーとして使用される。統計情報抽出部4は指
定された文書の表記を特徴付けるパラメータに従い、入
力文書ファイルを検索、解析し、結果を統計情報として
抽出する。文書比較部5は入力された2つの文書ファイ
ルに関して、指定されたパラメータ毎に比較を行い、そ
の結果を表示データとして表示部6へ送出する。表示部
6は執筆者が入力した文書ファイルの文字列を表示する
とともに、文書比較部5からの情報を表示画面上に表示
する。
【0011】ここで、文書検索のキーとなる書誌情報お
よび入力文書の表記の特徴素の統計情報の具体例につい
て記載する。
【0012】まず、書誌情報は図8に示す通り文書ヘッ
ダとして文書ファイルの先頭部分に置かれ、文書作成に
関しての外郭情報を示す。具体的には、執筆者名、執筆
者の所属部署名、文書表題名、作成日、公開範囲などか
ら構成される。類似文書の検索を行う際のキーワードが
指定されると、この書誌情報を検索のキーとして使用す
ることも可能である。図8では、この書誌情報と文書デ
ータで構成される文書レコードが文書レコード(1)か
ら文書レコード(n)までn個集合した既存文書のファ
イルの形式を表している。
【0013】また、表記の特徴素の統計情報は文書本体
の表記を特徴付けるパラメータであり、例えば以下に示
すようなものがある。 (1)人名、地名、国名のような固有名詞に代表される
特定の表記についての出現頻度。 (2)分野別共通用語。例えば、金融分野における融
資、決裁、商取引、証券、銀行、コンピュータ分野にお
ける通信、インターネット、プロセッサ、パソコン、情
報家電、ゲーム、携帯、モバイル、ソフト分野における
オプジェクト指向、階層構造、オンライン、保険分野に
おける顧客、契約、保証、期限、保険金などの分野別に
共通的に使用される用語。 (3)文書の初めの方に現れる特定の表記、例えば、固
有名詞が文書の開始から200文字以内に出現するか否
か。 (4)1文の長さ。 (5)文書中でカタカナの占める割合。 (6)文書中で漢字の占める割合。 (7)文書中で英語(外国語)の占める割合。 (8)1文中での読点の数。 (9)文中で修飾語の占める割合。 (10)文中で修飾語の長さ。 (11)特殊な用語の出現頻度。
【0014】また、これらの特徴素を用いた文書の比較
方法については多くの研究がなされている。その内の一
つとしてベクトル空間モデルに基づく比較方法がある。
この方法は特徴素毎に1次元を割り当て、n個の特徴素
の場合にはn次元空間とし、文書の特徴素についてのデ
ータをこのn次元のベクトル空間にマッピングすること
で文書の比較をn次元空間内の位置の比較として扱う方
法である。
【0015】また、基準文書を構成する文書群の各文書
を前もってn次元ベクトル空間内にマッピングして、空
間内での分布を計算し、基準文書を最も良く特徴付ける
ような新たな座標軸が得られるような空間座標の変換式
を求めておくこともできる。このような計算が終わった
後では、入力文書が基準文書に対して持っている偏差
は、n次元空間内に入力文書をマッピングすることで求
められる。具体的な表示の方法としては、以下が考えら
れる。 ・n次元空間を2次元に投影したものをそのまま表示す
る。投影する2次元平面は自由に選ぶことができる。 ・基準文書を最もよく特徴付けるような主な空間軸の単
位ベクトルと入力文書の位置ベクトルとの内積値を表示
する。などの方法がある。
【0016】次に、以上のように構成された実施例1の
文書作成装置の動作について実例を用いて、図5に従っ
て説明する。 (1)基準文書の統計情報をベクトル空間モデルに基づ
いて計算する(S1)。 (2)執筆者は最もよく基準文書の表記を特徴付ける3
〜4個の統計情報を抽出する(S2)。ただし、全ての
統計情報を利用することも可能である。 (3)文書入力作業を行う(S3)。 (4)執筆者が、かな漢字変換の確定操作や改行キーの
入力などを押下すると(YES)S5へジャンプする
(S4)。 (5)入力中の文書について統計情報を計算する(S
5)。 (6)表示画面に表示されている基準文書の特徴素と同
じ特徴素の統計情報をベクトル空間モデルに基づいて計
算し、その結果を偏差情報として表示する(S6)。
【0017】次に、表示画面例を図9に示す。執筆者は
基準文書を選定した後に、特徴素一覧モードに表示画面
モードを切換える。図9の(1)は特徴素一覧モードの
表示画面例を示す。この画面では、「特定表記頻度」、
「A分野用語」、「B分野用語」、「文頭出現頻度」、
「文の長さ」など9つの特徴素が表示されている。執筆
者は、この中で特に注目度の高い特徴素を選択し、その
枠内をクリックなどで指定する。次に画面右下の「次
へ」のボタンを選択すると表示画面が入力画面モードに
切り換わる。
【0018】図9の(2)は入力画面モードの表示例を
示す。ここでは上記の基準文書の表記を特徴付ける統計
情報として、文書中でのカタカナの占める割合(片仮名
率)、特定表記の出現頻度(特定表記頻度)、1文の長
さ(文の長さ)の3つの特徴素が計算の結果選ばれたも
のとする。この選択された特徴素は画面右側の特徴素表
示領域に表示される。この例では、3つの特徴素が2次
元の分布で表示されている。曲線で表示したものが基準
文書の統計情報の持つ分布であり、点線が基準文書の平
均値、実線が入力中文書の該当する特徴素の平均値を示
す。
【0019】また、画面左側は文書入力領域である。そ
こで、入力中の文書は、かな漢字変換の確定操作もしく
はオートセーブをトリガとして、上記3つの統計情報を
計算し平均値を算出して、基準文書が持つ統計情報と比
較し、画面右側の特徴素表示領域上に実線として表示を
行なう。文書入力途中で特徴素表示領域に表示されてい
る特徴素を変更したり、追加、削除などを行う場合は、
この表示画面右下の「戻る」ボタンを選択して画面を切
換えることができる。
【0020】この例では、片仮名の出現率や特定表記の
出現頻度はさほど基準文書からずれていないが、文の長
さが長い方に偏差を持っていることを示している。執筆
者は、この情報を基に、作成中文書を逆上って編集し直
すか、あるいは、今後の執筆において文の長さを短くし
ていく等を選択することが可能となる。なお、図9の
(2)では特徴素表示領域の表示位置を文書入力領域の
右隣接部に表示する場合を示したが、これに限らず特徴
素表示領域を文書入力画面の任意の位置に配置すること
も可能である。あるいは特徴素表示領域を入力中の文書
入力画面とは異なる別の画面に格納しておき、必要なと
きに表示させるようにしても良い。
【0021】また、ここでの説明では、基準文書の表記
を特徴付ける統計情報をベクトル空間モデルに基づく計
算から選択することにしたが、ベクトル空間内での分布
を2次元に射影したものを表示することで、入力中の文
書が基準文書に対して持っている偏差を表示することも
可能である。また、基準文書としてはここでの説明では
文書そのものを使用しているが、実際には前もって計算
された表記の統計情報を基準文書の代わりに使用するこ
とも可能である。
【0022】次に、本発明の文書作成装置の第2の実施
例について説明する。
【0023】図2は本発明の第2の実施例における文書
作成装置の構成図である。既に説明した実施例と同じ構
成要素には同じ番号を付して説明は省略する。既存文書
ファイル10は、過去に作成された文書が記憶されてい
るファイルである。ここには、これから作成しようとす
る文書のモデルが記憶されている。文章分類部11は、
執筆者により作成中の文書と同じ分類に属する文書を既
存文書ファイル10に記憶されている文書から分類し
て、それを基準ファイルとして選定する。文書分類部を
実現する具体的方法は、実施例1の場合と同じく特徴素
を用いてn次元ベクトル空間内に入力文書をマッピング
し、入力文書の近傍にマッピングされる既存文書を抽出
し、それを基準文書とする。
【0024】また、本発明の文書作成装置の第3の実施
例について説明する。
【0025】図3は本発明の第3の実施例における文書
作成装置の構成図である。本実施例においても、上記と
同様に既に説明した実施例と同じ構成要素には同じ番号
を付して説明は省略する。分類指定20は、予めこれか
ら作成する文書の分類を指定するものであり、執筆者が
任意に分類条件を指定できる。指定受付部21は、分類
指定20により指定された条件を受け付ける。
【0026】また、拡張文書分類部22は、指定受付部
21により受け付けられた分類指定に基づき既存文書フ
ァイル10から同じ分類に属する文書を既存文書ファイ
ル10に記憶されている文書から分類して、それを基準
ファイルとして選定する。
【0027】ここで、指定受付部の具体的実現方法とし
ては、n次元ベクトル空間内での分布指定をテキスト情
報として読み込むことで実現できる。また拡張文書分類
部は指定されたn次元ベクトル空間内での分布に合致す
る文書を抽出することにより実現できる。
【0028】次に、以上のように構成された実施例3の
文書作成装置の動作について実例を用いて、図6に従っ
て説明する。 (1)執筆者の指定したキーワードによる検索を行い、
結果一覧を最初の1文と要約とともに表示する。(S1
0)。 (2)更に絞り込み検索を行うかの判定を行う(S1
1)。 (3)結果一覧から執筆者が選択した文書を選択する
(S12)。 (4)基準文書として適切かの判定を行う(S13)。 (5)表示されている文書を基準文書として選定する
(S14)。
【0029】図7は、上記の動作における具体的な表示
画面を示す。
【0030】まず、一覧表表示画面(1)は検索を行っ
た結果を表示する画面であり、左端の四角マークの内、
塗りつぶしたマークは文書作成者が一覧表の文書から本
文書を選択したことを示すマークである。図7の(1)
においては0003の文書番号が選択されており、この
状態で画面右端下部の「表示」ボタンを選択すると、該
文書が表示される。図7の(2)の画面は、こうして選
択された文書番号0003の文書内容が表示されてい
る。執筆者は、この画面に表示された内容を見て、これ
が基準文章として適切か否かの判定を行う。適切でない
と判定した場合には「戻る」ボタンを選択すると、表示
画面は再び、図7の(1)一覧表表示画面に戻る。ま
た、表示内容が適切と判断すると「OK」ボタンを選択
することにより、本文書が基準文書として登録される。
【0031】さらに、本発明の文書作成装置の第4の実
施例について説明する。
【0032】図4は本発明の第4の実施例における文書
作成装置の構成図である。本実施例においても、上記と
同様に既に説明した実施例と同じ構成要素には同じ番号
を付して説明は省略する。
【0033】評価ルールファイル30は予め執筆者によ
り特徴素ごとに設定することができる。各特徴素の標準
値からの偏差を常時表示せずに、予め設定した所定の許
容値内である場合には表示せず、許容値をオーバした時
に初めて表示するようにする。そのための許容値を記憶
するファイルである。文書評価部31は、文書比較部5
で比較した入力文書と基準文書との偏差が評価ルールフ
ァイル30で設定されている許容値をオーバしたか否か
を監視して、オーバした場合には該当する特徴素を図9
に示すようにして入力画面モード上に表示させる。
【0034】本実施例における具体的な評価ルールとし
て、例えば以下が考えられる。 (1)1文の長さの平均値が基準文書の平均値から±2
σを越えた。 (2)特定表記の頻度がある表記について10を越え
た。 (3)カタカナの占める割合が15%を越えた。
【0035】この入力文書の持つ偏差の具体的評価方法
は、n次元ベクトル空間内での入力文書の位置が許容範
囲内かどうかを判断することで実現できる。許容基準を
越えた場合は、執筆者本人やグループで共同作業を実施
している共同執筆者またはシステム管理者などに通知を
行う。また、評価ルールはn次元ベクトル空間内での許
容される範囲を直接指定することで実現できる。
【0036】ここで、執筆者に対する特徴素の統計情報
の通知方法については、上記の入力表示画面上に表示す
る例を記載したが、これ以外にも電子メール送信、連絡
用のニュースグループへの自動投稿、連絡用のWWWペ
ージの自動更新などが考えられる。また通知があった場
合に、執筆者や共同執筆者或いはシステム管理者が評価
ルールそのものの基準が適当でないと判断した場合に
は、ルールを変更する機能を使用して評価ルールを改良
していくことができる。その方法として例えば、以下が
考えられる。 (1)ルールをテキスト情報で表現しておくことで、エ
ディタでルールを変更する。 (2)ルール変更用の専用のツール( 例えばルール変更
用WWWページ) を作成する。
【0037】
【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明によ
れば、過去に作成した文書ファイル群の中から現在、執
筆者が入力中の文書が所属する分類に最も近い分類に属
する文書を検索して取り出し、これを基準文書として入
力中の文書との同一特徴素毎の比較を行うことができ、
それにより作成する文書の表記に統一感を持たせること
が可能となる。本発明ではさらに偏差を評価するための
ルールを前もって作成しておくことで、偏差をルールに
よって評価し、必要な場合には執筆者や共同執筆者、マ
ニュアル作成管理者に警告を発することで、表記に統一
感を持たせることが可能となる。また本発明では、警告
を基に執筆者が偏差の評価ルールに改変を加えることが
可能で執筆者にとって書きやすい環境を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の構成図
【図2】 本発明の実施例2の構成図
【図3】 本発明の実施例3の構成図
【図4】 本発明の実施例4の構成図
【図5】 実施例1の動作を説明するフローチャート
【図6】 実施例3の動作を説明するフローチャート
【図7】 一覧表表示例と文書表示例
【図8】 文書ファイル形式
【図9】 入力画面の表示例
【符号の説明】
1:入力部 2:入力文書ファイル 3:基準文書ファイル 4:統計情報抽出部 5:文書比較部 6:表示部 10:既存文書ファイル 11:文書分類部 20:分類指定 21:指定受付部 22:拡張文書分類部 30:評価ルールファイル 31:文書評価部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 350 G06F 17/30 350C (72)発明者 西野 文人 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B009 ND04 VC03 5B075 ND03 NS10 PR06 QM08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文書を作成する文書作成装置において、 現在入力中の文書を保存する入力文書保存手段と、 基準となる文書が保存されている基準文書保存手段と、 前記入力文書保存手段および前記基準文書保存手段に保
    存されている文書の特徴素の分布や平均値を統計情報と
    して抽出する統計情報抽出手段と、 前記統計情報抽出手段により抽出された入力文書と基準
    文書の統計情報を比較する文書比較手段とを備え、 前記文書比較手段により得られた比較結果を表示手段上
    に表示し、かつ入力文書の統計情報比較結果を基準文書
    の統計情報からの偏差位置を明示して、基準文書の統計
    情報表示領域の上に重畳表示する表示制御手段を備えた
    ことを特徴とする文書作成装置。
  2. 【請求項2】既に作成された文書群を保存する既存文書
    保存手段と、 既存文書保存手段から入力文書と同じ分類に属する文書
    群を取り出し、これを基準文書として選定する文書分類
    部を備えたことを特徴とする請求項1記載の文書作成装
    置。
  3. 【請求項3】既に作成された文書群を保存する既存文書
    保存手段と、 任意の条件指定を受け付ける指定受付部を備え、 既存文書保存手段から指定された条件と同じ分類に属す
    る文書を取り出し、これを基準文書として選定する拡張
    文書分類部を備えたことを特徴とする請求項1記載の文
    書作成装置。
  4. 【請求項4】予め所定の偏差値を指定して作成した偏差
    評価ルールを用いて偏差を評価する文書評価部を備え、 前記文書比較手段により比較された結果が前記偏差評価
    ルールで指定された所定値を越えた場合には、表示手段
    上に比較結果を表示し、かつ入力文書の統計情報比較結
    果を基準文書の統計情報からの偏差位置を明示して、基
    準文書の統計情報表示領域の上に重畳表示する表示制御
    手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の文書作成
    装置。
  5. 【請求項5】文書を作成する文書作成プログラムにおい
    て、 現在入力中の文書を保存する入力文書保存手段と、 基準となる文書が保存されている基準文書保存手段と、 前記入力文書保存手段および前記基準文書保存手段に保
    存されている文書の特徴素の分布や平均値を統計情報と
    して抽出する統計情報抽出手段と、 前記統計情報抽出手段により抽出された入力文書と基準
    文書の統計情報を比較する文書比較手段と、 前記文書比較手段により得られた比較結果を表示手段上
    に表示し、かつ入力文書の統計情報比較結果を基準文書
    の統計情報からの偏差位置を明示して、基準文書の統計
    情報表示領域の上に重畳表示する表示制御手段として、 コンピュータを機能させるための文書作成プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011123623A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Hitachi Electronics Service Co Ltd ドキュメント作成支援システム
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