JP2001357019A - Icカードを利用した生活者総合支援システムとそれに使用するicカード - Google Patents

Icカードを利用した生活者総合支援システムとそれに使用するicカード

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JP2001357019A
JP2001357019A JP2000176199A JP2000176199A JP2001357019A JP 2001357019 A JP2001357019 A JP 2001357019A JP 2000176199 A JP2000176199 A JP 2000176199A JP 2000176199 A JP2000176199 A JP 2000176199A JP 2001357019 A JP2001357019 A JP 2001357019A
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JP2000176199A
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Taichi Kaneko
太一 金子
Yoshihiro Yano
義博 矢野
Masaki Hashimoto
正樹 橋本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生活者総合支援システム提供者に、パーソナ
ルポータルサイトを開設することにより生活者を総合的
に支援するシステム等を提供する。 【解決手段】 本発明の生活者総合支援システムは、
(1)生活者総合支援システム提供者20のサーバーに
は、複数のサービス提供者30のホームページに接続可
能な生活者1のパーソナルポータルサイト21Aが開設
されており、(2)当該パーソナルポータルサイトは、
生活者固有のICカードに格納されたもしくは随時生成
される秘密コードを利用して当該生活者の認証を行い、
認証手順が正常終了することにより開かれるものであ
り、(3)当該パーソナルポータルサイト内に開く複数
のサービス提供者の各ホームページは、生活者の簡単な
端末操作により切り換え可能なものであり、(4)生活
者がこのパーソナルポータルサイトにアクセスすること
により、いずれのサービス提供者のホームページから
も、自己に必要なサービスの提供を受けることができ
る、ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ICカードを利
用した生活者の支援パーソナルポータルサイトに関する
発明である。詳しくは、生活者とネットワークとの間に
介在する新しいインターフェイス(生活者とネットワー
クとの間に介在し生活情報を得るための接点、媒介、手
段となるもの)を提供することにより、生活者を総合的
に支援して生活の一層の利便を図ろうとするものであ
る。さらに、具体的には、生活者が自ら必要とする請求
書、利用明細、ニュース、画像、音楽データ、チケッ
ト、クーポン等の生活情報を一つのインターフェイスで
簡単に確認できるようにすることを目的として、生活者
一人一人にパーソナルポータルサイトを割り当て、アク
セス端末に差し込まれた、または組み込まれたICカー
ドにより生活者の認証を行うようにして生活者が簡単に
自らの情報を閲覧できるよにうしたものである。
【0002】本発明のシステムによれば、生活者(利用
者、加入者という場合もある。)が自らのパーソナルポ
ータルサイトを通じて、乗車券、定期券、住民票発行、
クレジットカード、ポイントカード等各種サービスへの
申込みを可能とし、ネットワークから電子マネー、プリ
ペイド残高、電子チケット、電子クーポン等の電子バリ
ューを直接ICカードへダウンロードすることもでき
る。なお、本発明において「パーソナルポータルサイ
ト」とは、生活者が申し込んだ各サービスの当該生活者
向けパーソナルホームページへの入口(ポータル)とな
るホームページを指す。このパーソナルポータルサイト
を生活者総合支援システム提供者が提供する。また、単
に「パーソナルホームページ」または「ホームページ」
というときは、アクセスしてきた生活者を、ID番号、
パスワード、Cookie、電子証明書、電子署名等の
情報をもとに特定し、その生活者に対応した画面や情報
を提供するホームページを指す。パーソナルホームペー
ジはそれぞれのサービス提供者が個々に提供する。
【0003】また、生活者とサービス提供者の間に、生
活者総合支援システム提供者(本発明のインターネット
通信の仲介機能をするような基地またはサービス事業者
を、以降および特許請求の範囲において「生活者総合支
援システム提供者」と呼ぶことにする。)を介在させ、
当該生活者総合支援システム提供者に、加入者のパーソ
ナルポータルサイトを開設することにより、生活者が各
種のサービスを受けられるとともに、当該システムにフ
ィルタリング機能を持たせ、生活者が直接サービス提供
者にアクセスすることによる個人情報のサービス提供者
への無用な開示を防止して、個人情報の漏洩をも防止す
るものである。
【0004】
【従来技術】電子商取引(EC)の利用が急増してお
り、生活者がサービス提供者のホームページにアクセス
して、乗車券の入手や映画、コンサートのチケットの予
約をすること、旅行パックの予約をすること、等が既に
行われている。また、住民票の発行やプリペイド残高の
確認等も一部の機関で行われようとしている。しかし、
これらのシステムは、サービス提供者が個別にサービス
を展開しているため、生活者は複数のID番号やパスワ
ードを管理し、パソコンや携帯電話を通じて、複数のホ
ームページにアクセスするシステムとなっている。
【0005】現在のインターネットやモバイルネットワ
ークを通じたチケッティングやバンキングサービスは、
予約や情報提供の参照レベルに留まっており、チケット
情報そのものや電子マネー等の電子的価値をダウンロー
ドするサービスの実現には至っていない。予約後には、
必ず、郵送やサービスカウンターでの受け渡しという手
順が必要になる。同様に、新規サービスをインターネッ
トやモバイルネットワークを通じて申し込んだ場合にお
いても、会員証、クレジットカード、マイレージカー
ド、等は別途郵送で送られてくる。また、定期券や住民
票等のように、ネットワークを通じた発行の仕組みが存
在せず、申込みの際にカウンターまで出向く必要がある
サービスも多い。
【0006】従来、生活者が、サービス提供者A社のホ
ームページにアクセスする場合は、ID番号やパスワー
ドを入力して、A社のホームページに接続する。同様
に、B社にアクセスする場合は、同じようにID番号や
パスワードを入力して、B社のホームページに接続す
る。このように従来の手法では、アクセスの都度、ID
番号やパスワードを入力する手続きが必要であり、複数
のサービスを受けるためには手間や時間、通信コストが
かかる問題がある。
【0007】また、他の従来例として、生活者が航空券
の格安チケットを入手するため、C社にアクセスする場
合には、同様に接続した後、Eメールアドレス等の個人
情報を入力し、価格、チケット種類を入力する。C社
(個人で運用している場合が多い)は、提携業者をフィ
ルタリング(選別)して、チケット入手の可否を問い合
わせる。条件に合うチケットがあれば、生活者にチケッ
トを送るが、「トラブルについては責任を持ちません」
と、表明されるのが通常である。また、C社は提携業者
からは、キックバック(紹介料)を得るシステムとなっ
ている。このようなシステムでは、アクセスの際、個人
情報が漏洩する問題があるほか、アクセスするサービス
提供者が信用のおける取引者であることの保証が無いと
いう問題がある。
【0008】一方、ECにおける、決済の手段として
は、銀行振込、郵便振替、現金書留や商品配達時に代金
と引き換えにする代引き、コンビニ決済、前払い、後払
い決済、即時払い決済、等がある。代引きの場合は、現
金の持ち合わせが必要となる問題がある。ウィークデイ
に在宅しないことの多い日本の場合は、コンビニ決済が
大きいウエイトを占めるようになることが考えられる。
一方、前払い決済としては、プリペイドカード方式があ
るが少額の取引に限られている。後払いとしては、クレ
ジットカードである。即時払いに近いものが電子マネー
やデビットカードであるが、電子マネーを事前に購入す
ることを考えると前払いでもある。現在のデビットカー
ドは磁気カードであって、記憶容量やセキュリティー上
の不安もある。
【0009】電子マネーは実験段階であるが、その発行
方法としては、流通取り扱い機関が現金と引き換えに発
行することや金融機関が同様に発行することが検討され
ている。電子マネーは、ICカードやパソコン上の「電
子財布」にデータを記すことにより実現されることにな
る。商店等が電子マネーを現金に換金する場合は、電子
マネーを発行主体である流通取り扱い機関や金融機関に
持参して現金と交換する方式である。しかし、いずれの
場合も、現金の持参や換金の問題があり、生活者の利便
性は確立していない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、
生活者とサービス提供者間に介在する生活者総合支援シ
ステム提供者を設けて、そこに生活者個人個人に個別の
パーソナルポータルサイトを開設することにより、上記
の種々の問題を解決しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の要旨の第1は、(1)生活者総合支援システ
ム提供者のサーバーには、複数のサービス提供者のホー
ムページに接続可能な生活者のパーソナルポータルサイ
が、加入者数に応じて開設されており、(2)当該パー
ソナルポータルサイトは、生活者固有のICカードに格
納されたもしくは随時生成される秘密コードを利用して
当該生活者の認証を行い、認証手順が正常終了すること
により開かれるものであり、(3)当該パーソナルポー
タルサイト内に開く複数のサービス提供者の各ホームペ
ージは、生活者の簡単な端末操作により切り換え可能な
ものであり、(4)生活者がこのパーソナルポータルサ
イトにアクセスすることにより、いずれのサービス提供
者のホームページからも、自己に必要なサービスの提供
を受けることができる、ことを特徴とするICカードを
利用した生活者総合支援システム、にある。
【0012】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第2は、生活者が、生活者総合支援システム提供者に加
入を申し込むと、(1)必要な機能を搭載したICカー
ドが発行されて加入申込者である生活者に提供されると
ともに、(2)希望するサービス提供者のホームページ
にアクセスすることができる生活者の個別のパーソナル
ポータルサイトが、生活者総合支援システム提供者のサ
ーバー上に開設される、ことを特徴とするICカードを
利用した生活者総合支援システム、にある。
【0013】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第3は、(1)生活者総合支援システム提供者のサーバ
ーに開設された、複数のサービス提供者のホームページ
に接続可能な生活者のパーソナルポータルサイトと、
(2)当該パーソナルポータルサイトを、生活者が端末
を通じて開くための秘密コードを有する固有のICカー
ドと、(3)当該パーソナルポータルサイトに登録され
た複数のサービス提供者のホームページとにより、
(4)生活者が自己に必要なサービスの提供を受ける、
ことを特徴とするICカードを利用した生活者総合支援
システム、にある。
【0014】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第4は、(1)生活者総合支援システム提供者のサーバ
ーには、複数のサービス提供者のホームページに接続可
能な生活者のパーソナルポータルサイトが、加入者数に
応じて開設されており、(2)当該パーソナルポータル
サイトは、生活者固有のICカードに格納されたもしく
は随時生成される秘密コードを利用して当該生活者の認
証を行い、認証手順が正常終了することにより開かれる
ものであり、(3)当該パーソナルポータルサイト内に
開く複数のサービス提供者の各ホームページは、生活者
の簡単な端末操作により切り換え可能なものであり、
(4)生活者がこのパーソナルポータルサイトにアクセ
スすることにより、自己のICカードに電子的価値をダ
ウンロードすることができる、ことを特徴とするICカ
ードを利用した生活者総合支援システム、にある。
【0015】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第5は、生活者が、サービス提供者の追加のサービスの
申し込みをし、サービス提供者の受付がされると、
(1)生活者が保有するICカードに、追加のサービス
に必要な情報や機能が、ネットワークを通じて生活者の
パーソナルポータルサイトに追加されるとともに、
(2)生活者は、その後、サービスカウンタに出向かな
くても、当該サービスに必要な情報や機能を享受するこ
とができる、ことを特徴とする生活者総合支援システ
ム、にある。
【0016】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第6は、上記パーソナルポータルサイトへアクセスする
ためのICカードであって、生活者のID番号、パスワ
ード、URL、秘密鍵、各種電子証明書(公開鍵)、の
いずれか1以上を格納する、ことを特徴とするICカー
ド、にある。
【0017】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第7は、生活者総合支援システム提供者に開設されたパ
ーソナルポータルサイトのアクセスに使用するICカー
ドであって、生活者のID番号、パスワード、Eメール
アドレス、URL、秘密鍵、各種電子証明書(公開
鍵)、のいずれか1以上を格納することと、パーソナル
ポータルサイトから電子マネーや電子チケット等の電子
的価値をダウンロードする機能を有する、ことを特徴と
するICカード、にある。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のICカードを利用した生
活者総合支援システムについて、図面を参照して説明す
る。図1は、ICカードを利用した本発明の生活者総合
支援システムの説明図である。図1中央部に位置するの
が、生活者総合支援システム提供者20である。1A,
1Bは、本システムを利用する生活者である。図示の都
合で、1A,1Bの2名のみが図示されているが、多数
の生活者が参加しているものである。30は、サービス
提供者であって、生活者に各種サービスを提供する。図
示のものに限られずその他各種のサービスが存在する。
生活者総合支援システム提供者20は、生活者1A,1
B,・・と、サービス提供者30の間に介在して、加入
者たる生活者1、サービス提供者30の管理やインター
ネット通信の制御を行う。
【0019】生活者総合支援システム提供者20のサー
バーには、加入者数に応じた複数のパーソナルポータル
サイト21A,21B,・,が開設されている。生活者
1Aが、パーソナルポータルサイト21Aにアクセスす
る場合は、ICカード11Aをパソコン12のリーダラ
イタ121に挿入またはICカードを携帯電話13に装
着または組み込んで交信する。「秘密コード」には、I
D番号、パスワード、Eメールアドレス、URL(ユニ
フォーム・リソース・ロケイター)、各種電子証明書
(公開鍵)、ランダムデータ(乱数、日付、時間等に関
する)、電子署名、のようにICカード11Aに静的に
記録されているものと、もしくは動的に随時生成される
ようにされているものとがある。それらの情報を利用し
て所定の認証手続きを実施し、認証手順が正常終了する
ことにより、生活者総合支援システム提供者20に開設
された自分のパーソナルホームームページ21Aに接続
する。
【0020】パソコン12には、ICカードリーダライ
タ121が装備され、ICカードが差し込まれるか、組
み込まれている。携帯電話13の場合は、ICカードを
挿入スロットを有する携帯電話に装着するか、プラグイ
ンSIMのような組込み方式のものであってもよい。な
お、所定の認証手続きとは、例えば、日時等のランダム
データとID番号を個人の秘密鍵を使って暗号化(電子
的に署名)し、電子証明書とともにサーバーへ送信し、
サーバー側で電子署名を検証するような方法が考えられ
る。アクセス時に端末を通じて入力されたパスワードや
指紋データ等を併用し、本人確認のセキュリティを高め
ることもできる。
【0021】生活者総合支援システム提供者のパーソナ
ルポータルサイト21A,21B,・には、種々のメニ
ューが設けられる。例えば、〔テレコム〕に関して、留
守番電話情報やメールボックス、電話帳、等のサービス
である。〔金融機関〕や〔CD・ビデオ・本〕〔旅行代
理店〕では、それぞれに応じたお知らせや広告がある。
すなわち、パーソナルポータルサイトは生活者の社会へ
のインターフェイスとなるものである。〔システム提供
者サービス〕には、第1にコンテンツ検索サービスがあ
る。この場合は、利用者が提供を受けたいコンテンツを
登録する。登録する設定項目としては、ジャンルや価格
帯、日時、回答期限、等である。
【0022】加入者の申し込んだサービスに応じて、加
入者のパーソナルポータルサイトには当該サービス提供
者のパーソナルホームページが開かれる。また、生活者
が自ら必要とするコンテンツをポータルサイトを通じて
設定することもできる自動受信コンテンツのトリガー設
定も可能である。申し込んだサービスや設定されたトリ
ガーに関わる利用明細書、請求書、ダイレクトメール、
広告、イベントの案内等は、このパーソナルポータルサ
イト宛てに届くことになる。
【0023】生活者総合支援システム提供者20には、
図1に図示のように各種分野のサービス提供者が接続す
る。A銀行、B保険会社等の金融機関、C航空やD航空
の航空会社、E音楽店やF本屋、GやHの百貨店、I代
理店やJ代理店の旅行代理店、等である。サービス提供
者30は生活者総合支援システム提供者20と契約関係
にある登録業者とし、サービス提供者と生活者総合支援
システム提供者20との通信は、専用回線または暗号通
信のSSL(セキュア・ソケット・レイヤー)による。
【0024】生活者1AのICカード11Aには、銀行
から電子マネーをダウンロードすることができ、また、
チケット販売サイトから電子チケットのダウンロードを
することもできる。生活者1Aは、ダウンロードしたI
Cカード11Aや携帯端末13を用いて自動販売機2や
POS端末3、キオスクの端末4等で商品の購入した
り、入場ゲート5を通過したりできる。
【0025】生活者総合支援システム提供者20とサー
ビス提供者30との間にはフィルタリングシステム22
が機能する。すなわち、生活者1Aから提出されるコン
テンツ(要求情報)は、そのままではサービス提供者3
0に流れない。コンテンツ(要求情報)の内容である、
割引券、クーポン券の種類、時間、価格、等の情報はサ
ービス提供者に配信されるが、サービス提供者30が特
別に必要としない生活者の個人情報を遮断する機能を有
するからである。このフィルタリング機能は、サービス
提供者30が、生活者1A,1B,・に情報を配信する
場合も機能する。サービス提供者30は、配信コンテン
ツを準備すると、生活者総合支援システム提供者20
に、居住地区、性別、年齢層、申込みサービスの種類、
等のターゲット情報とともにコンテンツを渡す。生活者
総合支援システム提供者20は受領したターゲット情報
をもとにコンテンツを配信する。
【0026】生活者1Aが、自己に必要なサービスを選
択して生活者総合支援システム提供者20に申込みする
と、当該ホームページが申込み者のパーソナルポータル
サイト21Aに開設される。生活者1Aは、希望するサ
ービス提供者の自動受信のコンテンツのフック情報を生
活者総合支援システム提供者20に申し入れることがで
きる。自動受信のコンテンツのフック情報とは、サービ
スの種別や扱い商品等の情報を指す。当該フック情報
と、サービス提供者が設定したターゲット情報を照らし
合わせることにより、配信されるコンテンツのフィルタ
リングがなされる。
【0027】本発明のICカードを利用した生活者総合
支援システムは、上記の主構成からなるが、この生活者
総合支援システムはこれを活用することにより、以下の
ような各種の利便を生活者にもたらすことになる。 (1)生活者のインターフェイス(ネットワーク上の接
点)の統一。 (2)ICカードを利用したネットワークへの簡単接
続。 (3)ネットワーク利用による個人情報の漏洩防止。 (4)サービス提供者と生活者の双方向フィルタリング
の実現。 (5)ネットワーク取引の安全化。 (6)ICカードへの電子バリューのダウンロード。 (7)オンライン入会手続きの実現。 (8)サービス用電子証明書利用時の有効性確認サービ
ス。 (9)オンライン・ステートメントデリバリー。 (10)電子クーポン・チケットの転々流通の仲介。 (11)インタラクティブ広告の配信。 (12)生活に関わる個人情報の安全な格納。 (13)ログ・ストレージ。 以下、上記の各利便の詳細について、その具体的達成手
段とともに順次説明する。
【0028】(1)生活者のインターフェイス(ネット
ワーク上の接点)の統一。 このような生活者総合支援システム提供者20に開設し
たパーソナルポータルサイト21は、生活者と社会全般
のサービス提供者30との統一されたインターフェイス
(ネットワーク上の接点)となるもので、生活者が複数
のホームページに逐一アクセスしなくてはならない現況
を解決する。すなわち、図1のように、生活者1Aは、
生活者総合支援システム提供者20に開かれるパーソナ
ルポータルサイト21Aを通じて、生活者総合支援シス
テム提供者20に登録されている多数のサービス提供者
30のホームページと必要によりいくらでも接続するこ
とができる。パーソナルポータルサイト上において、サ
ービス提供者の切り換えは簡単な操作で可能である。こ
のように、パーソナルポータルサイト21は生活者1の
社会へのインターフェイス(ポータルサイト)としての
機能を果たす。
【0029】図2は、パーソナルポータルサイトのサー
ビス内容を示す図である。図2(A)は、〔テレコム〕
により得られるサービスと〔生活者総合支援システム提
供者〕から得られるサービス内容を示し、図2(B)
は、各サービス提供者から得られるサービスの例を示し
ている。いずれもパーソナルポータルサイト画面に表示
される内容である。〔テレコム〕により得られるサービ
スは、現状のホームページと同様であり、 留守番電話情報、メールボックス、電話帳(住所
録)、マイメニュー、ブックマーク一覧、オンラ
インステートメント、等がある。〔生活者総合支援シス
テム提供者〕により得られるサービスは、サービスの
オンライン入会、サービスページへのリンク、自動
受信情報のフック設定、新着情報一覧、To Do
Alarm、スケジュール管理表、データ保存、
生活に関わる個人情報の安全な格納、等である。の
場合は、例えば、パスワード、免許証番号、口座番号、
等が格納できる。
【0030】各サービス提供者から得られるサービス用
ページ(図2(B))において、〔銀行〕の場合は、
オンライン明細、残高詳細、口座振替依頼、電子
バリューのダウンロード、残金アラーム設定、等が表
示される。〔CD・本・ビデオ〕の場合は、お知ら
せ、広告、サンプルMP3データ一覧、チケット予
約、電子チケットのダウンロード、等が表示される。
〔旅行代理店〕の場合は、お知らせ、広告、お勧め
クーポン、オンライン予約、電子チケットのダウン
ロード、パッケージ検索、等が表示される。〔システ
ム提供者〕の場合は、生活者が入手したいコンテンツ
を登録することができる。設定項目としては、利用ジャ
ンル、価格帯、日時(時期)、回答期限、等である。
【0031】生活者が入手したいコンテンツを生活者総
合支援システム提供者20に登録した場合、登録された
情報は、提携先のサービス提供者30に配信される。た
だし前記のように、生活者個人に関する情報は配信され
ない。生活者の情報漏洩を防止するためである。生活者
総合支援システム提供者20は、条件に合うコンテンツ
を選択し、設定された期限までに代行収集し、生活者に
配信する。一方、サービス提供者30は、配信したいコ
ンテンツをターゲット情報と共に、生活者総合支援シス
テム提供者20に送信しておき、生活者総合支援システ
ム提供者は、生活者が設定したフック情報や加入サービ
スと照らし合わせて、この情報をフィルタリングして生
活者に配信することができる。
【0032】(2)ICカードを利用したネットワーク
への簡単接続。 ICカード11は、個々の生活者個人に対して発行さ
れ、パーソナルポータルサイト21はICカードにより
アクセス管理されるため、アクセスできるのは生活者本
人に限定される。家族単位ではなく、個人単位で発行す
るのが好ましい。生活者は、ICカードを利用してパソ
コン12または携帯端末13からネットワークへのアク
セスが簡単にできる。生活者1は、ICカード11を挿
入してまたは携帯端末に組み込まれたICカードを利用
して、ICカードに格納された、または随時生成される
秘密コードを使ってパーソナルポータルサイトに接続す
る。パーソナルポータルサイト21に接続後は、簡単な
端末のボタン操作だけで、自己専用のパーソナルポータ
ルサイトのサービス用ページの切り換えができ、即座に
閲覧できる。
【0033】(3)ネットワーク利用による個人情報の
漏洩防止。 本発明のシステムによれば、個人の取引条件等が生活者
総合支援システム提供者20のフィルタリングシステム
22を介して相手方(サービス提供者)に提示されるの
で、個人情報の漏洩を防止する仕組みが設けられる。生
活者1が生活者総合支援システム提供者20に預ける個
人情報は、厳重に管理され、生活者が許可しない限りサ
ービス提供者30に開示されることはない。そのため、
氏名、住所、電話番号、Eメールアドレス、年齢等の情
報も預けることが可能である。従来方式のように個人が
直接、サービス提供者にアクセスする場合は、これらの
個人情報が相手方に知られるので、その後に不要なジャ
ンクメールが届いたり悪用される場合があることは良く
知られている。
【0034】(4)サービス提供者と生活者の双方向の
フィルタリング関係を実現。 パーソナルポータルサイト21とフィルタリングシステ
ム22を統合することによりサービス提供者30と生活
者1の双方向の関係を実現する。すなわち、上記のよう
に、生活者1がサービス提供者30からサービスを受け
る場合に、サービス提供者へ配信する情報をフィルタリ
ングすることができるほか、サービス提供者が生活者に
宣伝活動等をする場合に求める生活者を、あるターゲッ
ト基準によりフィルタリング(選別)することができ
る。
【0035】図3は、フィルタリングシステムを説明す
る図である。生活者1が、例えば、旅行のスケジュール
を予約する場合には、パーソナルポータルサイトを開い
て、旅行代理店のホームページにアクセスする。そこ
で、生活者総合支援システム提供者20は、利用者の要
求コンテンツ情報(予算や日程、行先地等)をサービス
提供者に電子メール等で配信するが、個人情報は、生活
者総合支援システム提供者のフィルタリングシステム2
2でフィルタリングされて旅行代理店には配信されな
い。
【0036】旅行代理店は、申込みのあった、コンテン
ツ情報よりスケジュールおよび見積もりを作り、生活者
総合支援システム提供者20に応答する。生活者総合支
援システム提供者は、該当するコンテンツ(旅行のパッ
ケージや各種チケット等)を電子メールに加工し、設定
された期限までに配信処理システム28により、当該コ
ンテンツを要求した生活者に配信する。生活者がサービ
スカウンタに出向く必要はない。また、生活者は、自動
受信したいジャンルをフック情報として登録しておけ
ば、設定した情報を自動受信することができる。
【0037】同様な関係は、サービス提供者30が生活
者1へ提供する情報をフィルタリングする場合にも有用
となる。例えば、あるサービス提供者30からのコンテ
ンツのターゲット情報(サービス種別、性別、年齢層、
居住地域等)に基づき、該当者に対してのみコンテンツ
を自動配信することができる。従来の個々にアクセスす
るインターネット通信では、広範囲の抽出を行うことが
できないが、本発明システムでは、生活者総合支援シス
テム提供者20がその登録者リストから該当リストを作
成することが容易にできる。
【0038】(5)ネットワーク取引の安全化。 サービス提供者を「登録制」とすることにより、生活者
に安心感を与えると共に、ネットワーク取引における様
々なトラブルを未然に回避できる。現在のシステムのよ
うに、生活者1からサービス提供者30へ直接アクセス
する場合は、信用のおけない業者に接続する場合もあ
り、ネットワーク上で商品購入の取引を行っても、商品
が送られてこなかったり、送られてきても粗悪な製品で
あったりする場合がある。本発明システムでは、サービ
ス提供者30を「登録制」とすることにより、信用を害
するサービス提供者は排除することにより、生活者1は
安心して取引が行え、ネットワーク取引におけるトラブ
ルを回避できる。
【0039】(6)ICカードへの電子バリューのダウ
ンロード。 ICカード11を利用してネットワークから電子的価値
や情報をダウンロードすることによりヴァーチャル(仮
想世界)な取引をネットワーク内に留まらないリアルワ
ールド(現実世界)での取引まで発展可能にする。すな
わち、ネットワーク上の取引は商品や現金の動きが伴わ
なければ、ヴァーチャルな取引に終わってしまう可能性
があるが、ICカードに電子バリュー(電子的価値)を
ダウンロードして価値(現金)の移動を行えば、現実世
界の取引を実現できる。
【0040】パーソナルポータルサイト21を通じてロ
ードした電子マネー、電子チケット、割引クーポン、お
店情報等は、安全性、携帯性を高めるためにICカード
11に格納され、現実の世界にて利用される。ICカー
ドに電車のデジタル特急券をダウンロードして利用する
ことができ、電子マネーをダウンロードして駅のキオス
クで利用することもできる。電子マネーを利用するキオ
スク端末4や自動販売機2、入場ゲート5には、ICカ
ード11や携帯端末13と交信可能な手段を有する読み
取り端末が設置される。すなわち、ICカードは電子バ
リューをリアルとヴァーチャルを行き来させる仲介媒体
として機能させることができる。以下に、その例を説明
する。
【0041】商品購入の決済 ネットワーク上での取引を行う場合は、生活者1がネッ
トワークにアクセスして商品を購入すると、サービス提
供者30から商品が配送されて、商品の配送と同時に、
「着払い」で現金決済するか、コンビニで商品と引き換
え現金決済するのが通常である。本発明システムでは、
生活者1のICカード11に、電子マネーとして現金価
値をダウンロードすることより、ICカードによる現金
決済が可能となる。生活者1は、生活者総合支援システ
ム提供者20に登録してある、銀行等から一定額の現金
を自分のICカード11にダウンロード指示すれば、現
金価値がICカードにダウンロードされるので、当該、
電子マネーによりサービス提供者に支払いを行うことが
できる。この際、銀行が、現金価値を生活者1のICカ
ード11にダウンロードする裏付けとなるものは生活者
1の銀行預金等である。
【0042】チケット・乗車券・指定席、等の入手 同様に、映画、演劇、コンサート、等のチケット、交通
機関の乗車券、指定席、搭乗券、定期券等をネットワー
クを介して購入することができ、支払いすることができ
る。チケット等は電子チケットとして当該価値をICカ
ード11にダウンロードすることができ、乗車券、特急
券等もデジタル乗車券、特急券としてICカードにダウ
ンロードして利用できる。電子チケット、デジタル乗車
券、特急券はICカードに記録されるので、当該ICカ
ード、またはICカードを組み込んだ携帯電話13のよ
うな通信端末を生活者が旅行時に携帯することによりリ
アルに利用できる。
【0043】店舗情報等の入手 お店の情報、新聞の情報、株式情報等をICカード11
にダウンロードして利用できる。ネットワーク画面に表
示するだけの情報は、画面が消えれば忘れ易い。これら
の情報をICカードにダウンロードすれば、確実に記憶
でき、情報を有効に利用できる。お店のバーゲン情報が
あれば、店舗名、バーゲン期間、商品の内容を正確に記
憶できメモの必要がない。新聞、株式の情報も同様であ
り、生活者に有利な情報を確実に利用することができ
る。
【0044】なお、携帯電話13にICカード11が装
着または組み込まれている場合、ダウンロードしたバリ
ューを使用する際は、携帯電話をかざして使用すること
になる。携帯電話には、非接触交信用アンテナ、IrD
A(赤外線データ協会で制定された赤外線通信規格)、
Bluetooth等のローカル無線技術を搭載し端末
と交信する。ICカードの内部の情報は携帯電話13の
液晶表示画面等を通じて確認することができる。つま
り、携帯電話の内部のICカード11に定期券情報や電
子チケットをダウンロードすることは、携帯電話自体の
定期券化、電子チケット化を意味することになる。
【0045】(7)オンライン入会手続きの実現。 本発明システムの追加サービスの入会手続きは、サービ
ス用電子証明書のダイナミックローディング代行サービ
スにより行われる。また、本発明システムにおいては、
ネットワーク上で本人確認を行うためのPKI(パブリ
ック・キー・インフラストラクチャー)情報が格納され
ている。PKIは、公開鍵に基づく技術を広範囲に用い
るためのインフラを指すが、具体的には、公開鍵の作
成、保管、発行、廃棄などを含むサービスを行うための
インフラである。
【0046】ここでいう、PKI情報とは、個人に割り
当てられた秘密鍵、電子証明書、カード発行者やサービ
ス提供者の電子証明書等の情報を指す。あらかじめ、I
Cカードに格納されたカード個別のPKI情報をもと
に、本人を確認しその確認がとれたら、その後、申し込
まれたサービスで利用するサービス用PKI情報(カー
ド個別秘密鍵や電子証明書)を生成してネットワークを
通じて、ICカードに配信(ダウンロード)する。あら
かじめICカードに格納されたカード個別のPKI情報
は、カードの発行者の認証局が生成する。本発明システ
ムの場合は通信事業者の認証局となる。生活者が、あと
から申し込んだサービス毎に割り当てられるサービス用
PKI情報は、それぞれのサービス提供者が委託する認
証局が生成する。以下、さらに詳細に説明する。
【0047】図4は、オンライン入会手続きを説明する
図である。図4中の秘密鍵や電子証明書の内容は、後述
する図6の説明を参照して戴きたい。ただし、以下の説
明は、入会手続きの一例を説明するものであって、この
例に限らず、より簡易な手続きをすることもできる。ま
ず、生活者1Aが、生活者総合支援システム提供者20
に入会を申し込むと、カード毎に割り当てられたPKI
情報(カード個別秘密鍵K3、カード個別電子証明書K
4、カード発行者(通信事業者)の電子証明書K2)を
格納するPKIアプリケーションを搭載したICカード
11A,131が配布される。
【0048】携帯電話サービスに当該サービスを適用す
る場合は、上記PKI情報を含むPKIアプリケーショ
ンは、携帯電話に組み込まれたICカード131にあら
かじめ格納される。その際のPKI情報は通信事業者4
0が運営する認証局41が生成、管理する。生活者1A
が携帯電話13、パソコン12等の端末を通じて、通信
事業者40の各種ネットワーク(有線、無線)を通じ
て、パーソナルポータルサイト21Aにアクセスする
と、生活者固有のICカード11A,131に格納され
たもしくは随時生成された秘密コードを利用して生活者
本人の確認がされた後、既に開設している生活者のパー
ソナルポータルサイト21Aが開く。
【0049】生活者総合支援システム提供者20のサー
バーと、個々のサービス提供者30のホームページ31
は、安全な通信回線を確保するために、SSLもしくは
専用線で接続される。生活者1Aが新たなサービスに入
会するために、サービス提供者30のホームページ31
へアクセスすると、宣伝や案内情報が掲載されており、
そのサイトから、実際の入会手続きを行うための会員登
録、サービス受付サイト23へ移動することができる。
【0050】生活者総合支援システム提供者20への会
員登録、サービス受付サイト23では、あらかじめ、個
人情報を保有しているため、氏名、住所等の既知情報は
あらかじめ自動記入しておくこともできるため入力作業
を簡便化できる。必要情報の入力が終了すると、まず、
申し込み者のカード個別証明書の有効性を有効期限確
認、認証局の署名検証、失効リスト参照といった手段で
確認し、有効であると確認がとれた段階で、受付処理を
終了する。受付処理が済むとあらかじめサービス提供者
30から受領しているICカードサービス用アプリケー
ション25とサービス提供者電子証明書26を申し込み
者の電子証明書とともに通信事業者40に転送する。
【0051】通信事業者40は、配信されるデータに電
子署名を添付し、通信ネットワークを通じてICカード
11A,131に配信する。配信されたデータはICカ
ード内で署名が検証された後、有効化され、ロードが完
了する。一方、会員登録、サービス受付サイト23で受
け付けた個人情報は、サービス提供者30へ転送され
る。サービス提供者は、それらの情報をもとにサービス
に必要な会員番号やサービス用個別秘密鍵K7、サービ
ス用個別電子証明書K8等を必要に応じて生成し、サー
ビス提供者の秘密鍵K5で署名を付けて生活者総合支援
システム提供者20に渡す。それらのサービス用データ
は、生活者総合支援システム提供者20、通信事業者4
0を経由して、ICカード11A,131に届けられ
る。
【0052】(8)サービス用電子証明書利用時の有効
性確認代行サービス。 生活者総合支援システム提供者20は、生活者1がサー
ビス提供者30へアクセスする際に、生活者1が使用す
る電子証明書の有効性についての確認を、サービス提供
者に代わってする代行サービスを行う。
【0053】図5は、サービス利用時の有効性確認代行
サービスを説明する図である。ただし、以下の説明は、
一例を説明するものであって、この例に限らず、より簡
易な手続き、例えばICカード内のパスワードやID情
報を送るだけという簡単な方法を採用することもでき
る。生活者1Aのネットワークアクセス用のICカード
11A,131には、発行者である、通信事業者40の
電子証明書(A社、B社)と、サービス提供者のサービ
ス用電子証明書(チケット販売会社、銀行)が格納され
ている。
【0054】生活者1Aが、A社の電子証明書を使用し
て、パーソナルポータルサイト21Aにアクセスした際
には、まず、生活者1A本人であることの確認がされ
る。次いで、生活者1Aが、チケット販売会社32のサ
ービス用パーソナルホームページ321にアクセスし
て、ICカードに格納されたクレジットカード番号や銀
行カード番号等を使ってクレジット決済や口座引き落と
し決済で購入する場合は、チケット販売会社の認証局5
2または銀行の認証局53の電子証明書格納サーバー5
21,531から得られる失効リストサーバー29に基
づいて、生活者1Aのサービス用電子証明書が、失効対
象でないか否かの有効性確認を生活者総合支援システム
提供者20が代行して行うことができる。
【0055】なお、上記において、失効リストとは、デ
ータとしては有効であるが運用上、廃棄状態にせざるを
得なくなった電子証明書のリストをいい、失効リストサ
ーバー29には、それらが蓄積されている。例として、
盗難届、紛失届、不正利用のあったクレジットカードの
証明書、退会した会員の証明書、証明書内の情報(氏名
等)の変更により新しい証明書に置き換えられた証明
書、等がこれに該当する。また、電子証明書の有効性
は、信頼できる認証局が発行したものであるかどう
か、証明書自体の有効期限が切れていないか、証明
書が廃棄(無効)状態になっていないか、等により確認
することができる。
【0056】失効リストサーバーでの有効性確認が必要
となるのは、例えば、あるサービス提供者30Aが、他
のサービス提供者30Bの発行する電子証明書の有効性
を、サービス提供上確認する必要がでてきた場合等であ
る。具体例として、チケット販売において決済手段とし
て銀行やクレジット会社の個別電子証明書を利用する場
合等がある。
【0057】(9)オンライン・ステートメントデリバ
リー。 申し込んだサービスに関わる利用明細、請求書、ダイレ
クトメール、等をこのパーソナルポータルサイト宛てに
届くようにするものである。クレジットカード等の利用
明細書等に関する報告は、通常は利用者に郵送される。
本発明システムでは、明細書等に類するものの郵送を止
めて、ポータルサイトディスプレイに貼付するものであ
る。これにより、サービス提供者は、明細書の郵送を止
めて郵便代を節減することができる。また、生活者は無
用な郵便物を受けることなく、月毎のデータ推移をディ
スプレイ上で確認することもできる。さらに、受領した
データはそのままま、家計簿ソフトや資産管理ソフト等
のインプットデータとして利用できる。現在、郵送で受
け取っている明細書についても、パーソナルポータルサ
イト21経由もしくはパーソナルポータルサイトに接続
された電話センター経由でオンラインステーメントに変
更してもらうことが可能である。
【0058】(10)電子クーポン・チケットの転々流
通の仲介。 電子クーポンや電子チケット等の現状の問題点は、実際
にクーポンやチケット等を購入した生活者のICカード
11,131にダウンロードすると、当該生活者1が、
会場に行けない都合が生じた場合、代替者が行く場合に
は、その人にICカードを渡さなければならない、とい
う問題がある。本発明のシステムによれば、生活者1A
(チケット購入者)が、生活者1B(代替者)に手渡し
た情報がサービス提供者に届けば良い、ことになる。す
なわち、生活者1Aが、サービス提供者から得たチケッ
トのID等のデータを、生活者1Bにダウンロードし、
その処理の内容をサービス提供者にフィードバックする
サービスを生活者総合支援システム提供者20が代行し
て行えばよいことになる。これにより、上記の問題が解
決される。
【0059】(11)インタラクティブ広告の配信。 CS/BS/地上波放送、映画、旅行パック、CD等の
広告画像、動画画像(10〜20秒間のもの)を配信
し、興味がある場合はそこからダイレクトに次のアクシ
ョンが起こせるサービスをいう。 テレビ放送の広告動画像を見た後、自宅のビデオを遠
隔操作して予約する。 映画の予告動画像を見た後、電子チケットを予約す
る。その後、当該生活者のICカード11,131に電
子チケットが自動配信される。 旅行会社から送られてくるコンテンツ、旅行パックの
広告画像を見た後、旅行パックの予約をする。その後、
当該生活者のICカードに、電子チケットやデジタル乗
車券等が自動配信される。
【0060】(12)生活に関わる個人情報の格納。 免許証、パスポート、社員証、クレジットカード、各種
会員証、各種金融サービス(保険、証券、銀行等)のI
D番号、口座番号、有効期限、緊急連絡先や住所録、電
話帳、Eメールアドレスリスト等の生活に関わる個人情
報を安全に格納し、必要な時に参照できる。安全に格納
する方法としては、例えば、本人しか所有していない暗
号鍵を使って認証コードを作成しておき、認証コードが
照合されない限りは内容の閲覧ができないようにする方
法等がある。このサービスにより、パーソナルポータル
サイトのメモリエリアを備忘録のように携帯電話の電話
帳等を定期的にバックアップしておけば、端末が故障し
た際に便利である。
【0061】(13)ログ・ストレージ。 パーソナルポータルサイト21にアクセスした履歴や買
い物履歴をパーソナルポータルサイトに蓄積し、参照す
ることができる。これにより、第3者の介入があれば、
それを知ることができ、買い物の日付等の履歴を確認す
ることもできる。
【0062】図6は、秘密鍵や電子証明書の種別を説明
する図である。K1は、カード発行者(通信事業者)の
秘密鍵であり、カード発行者が、自社が発行するICカ
ードに対してアプリケーションやサービス提供者の電子
証明書をダウンロードする際に添付する電子署名の生成
に利用する。K2は、カード発行者(通信事業者)の電
子証明書であり、ICカードが、受信したアプリケーシ
ョンやサービス提供者の電子証明書がカード発行者に認
められたものなのかどうかを確認するための電子署名の
検証に利用する。
【0063】K3は、カード発行者/通信事業者が生成
するカード個別秘密鍵であり、主に、利用者のICカー
ドがパーソナルポータルサイトにアクセスする際の本人
確認の際、電子証明書に添付する電子署名の生成に利用
する。K4は、カード発行者/通信事業者が生成するカ
ード個別の電子証明書であり、主に、利用者のICカー
ドがパーソナルポータルサイトにアクセスする際、本人
確認のために利用する。
【0064】K5は、サービス提供者の秘密鍵であり、
サービス提供者が、利用者のICカードの自社アプリケ
ーションに対し、サービスデータ(個別鍵関連データ、
会員番号、電子チケット等)に添付する電子署名生成に
利用する。K6は、サービス提供者の電子証明書であ
り、サービスを申し込んだ利用者のICカードが、サー
ビス提供者より受信したサービス上のデータに添付され
たサービス提供者の電子署名を検証する際に利用する。
【0065】K7は、各サービス提供者が生成するサー
ビス用の利用者個別秘密鍵であり、サービスレベルで必
要に応じて利用される。取引データに電子署名したり、
サービス提供者との暗号化通信に利用したりできる。K
8は、各サービス提供者が生成するサービス用の利用者
個別電子証明書であり、サービスを利用する際の会員証
のような役割を果たす。ヴァーチャルな世界のクレジッ
トカード、キャッシュカード、定期券、パスポート、会
員券、社員証等に該当する。また、サービス毎のパーソ
ナルホームページへのアクセス認証にも利用される。
【0066】次に、本発明システムに使用するICカー
ドについて説明する。ICカード11,131は、パー
ソナルポータルサイト21へアクセスするための、ID
番号、パスワード、Eメールアドレス、URL、カード
個別秘密鍵、カード個別電子証明書等を格納する。ま
た、サービス毎の認証情報(秘密鍵、電子証明書)も格
納し、各種サービスのページへアクセスする際の本人認
証に利用することもできる。
【0067】図7は、本発明システムに使用するICカ
ード11,131のファイル構成を説明する図である。
ICカードには、パーソナルポータルサイト用のファイ
ルエリア111とサービス分野毎の情報格納ファイル1
12が設けられる。パーソナルポータルサイト用ファイ
ルエリア111には、共通に使用できる個人属性情報格
納ファイル111Aが設けられる。
【0068】個人属性情報格納ファイル111Aには、
氏名、生年月日、性別、居住地域(住所)、バイオメト
リクス情報、等が記憶され、パーソナルポータルサイト
アクセス用情報として、個別URL、ID番号、カード
個別秘密鍵、カード個別電子証明書、等が記憶される。
一方、サービス分野毎の情報格納ファイル112には、
利用者ID番号、IDの有効期限、利用者情報(サービ
ス用秘密鍵、サービス用電子証明書)、サービス提供者
の電子証明書、等が記録される。
【0069】ICカードは、携帯電話にUICC(ユニ
バーサル IC カード)131として装着されるもの
であってもよく、自動販売機2、改札ゲート5、銀行の
現金自動受払機等において、通常のICカードと同様に
使用することができる。なお、UICCは携帯電話13
に使用するICカードを意味し、プラグインSIMを含
む概念である。ICカードのメモリー容量としては、E
EPROM16K,32K,64K,128K等を目的
に応じて使用することができる。
【0070】
【発明の効果】上述のように、本発明のシステムでは、
生活者とサービス提供者の間に生活者総合支援システム
提供者を介在させ、これを介してサービス提供者のホー
ムページにアクセスすることにより種々の効果を生じ得
る。効果の(1)は、生活者に割り当てられたパーソナ
ルポータルサイトを通じて、趣味・嗜好にあった各種生
活関連情報コンテンツへのアクセスを単一のインターフ
ェイスを通じて行うことができ、サービス毎に異なるホ
ームページにアクセスする手間と時間とコストの節減が
図れる。
【0071】効果の(2)は、ICカードを利用した簡
単アクセスが可能となることである。端末にICカード
を挿入し、ボタン操作でパーソナルポータルサイトにア
クセスできる。その後、端末の簡単な操作で各種サービ
ス提供者のホームページへの切り換えが任意にできる。
効果の(3)は、個人情報の漏洩を防止できることであ
る。生活者が直接サービス提供者にアクセスすることに
よる個人情報のサービス提供者への開示をしないことに
よって、個人情報の漏洩を防ぎ、結果として迷惑広告メ
ール等を受け取る可能性が減少させる等の効果も生じ
る。
【0072】効果の(4)は、信頼できるサービスの提
供を受けられることである。サービス提供者を「登録
制」にすることにより、生活者に安心感を与えると同時
に、ネットワーク上でのトラブルを未然に防ぐことがで
きる。効果の(5)は、ネットワーク内に留まらないリ
アルワールド(現実世界)での取引にまで展開できるこ
とである。ICカードを使うことにより、パーソナルポ
ータルサイトからICカードに電子バリューや情報をダ
ウンロードして、リアルの世界で利用することが可能と
なる。これにより、電子チケットや電子マネー等の利用
分野が拡大することである。
【0073】本発明のICカードは、上述の構成、機能
を有するので、本発明のシステムに好適に使用すること
ができる。また、本発明のICカードは、携帯電話に装
着された場合も同様に効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のICカードを利用した生活者総合支
援システムの説明図である。
【図2】 パーソナルポータルサイトのサービス内容を
示す図である。
【図3】 フィルタリングシステムを説明する図であ
る。
【図4】 オンライン入会手続きを説明する図である。
【図5】 サービス利用時の有効性確認代行サービスを
説明する図である。
【図6】 秘密鍵や電子証明書の種別を説明する図であ
る。
【図7】 本発明システムに使用するICカードのファ
イル構成を説明する図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 生活者または利用者 2 自動販売機 3 POS端末 4 キオスク端末 5 入場ゲート 11,11A,11B ICカード 12 パソコン 13 携帯電話 20 生活者総合支援システム提供者 21,21A,21B パーソナルポータルサイト 22 フィルタリングシステム 23 会員登録、サービス受付サイト 24 配信用データ生成システム 25 サービス用アプリケーション 25d サービス用アプリケーションデータベース 26 サービス提供者電子証明書 26d サービス提供者電子証明書データベース 28 配信処理システム 29 失効リストサーバー 30 サービス提供者 31 サービス提供者のホームページ 32 チケット販売会社 40 通信事業者 41 通信事業者の認証局 42 配信システム 50 サービス提供者の認証局 52 チケット販売会社の認証局 53 銀行の認証局 121 リーダライタ 131 携帯電話に装着または組み込まれたICカー
ド(UICC)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 正樹 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2C005 MA04 MA05 MB01 MB04 MB07 5B035 AA13 BB09 BC00 BC02 5B058 KA12 KA33 KA35 KA38 5B085 AE12 AE23 BG07

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)生活者総合支援システム提供者の
    サーバーには、複数のサービス提供者のホームページに
    接続可能な生活者のパーソナルポータルサイトが、加入
    者数に応じて開設されており、(2)当該パーソナルポ
    ータルサイトは、生活者固有のICカードに格納された
    もしくは随時生成される秘密コードを利用して当該生活
    者の認証を行い、認証手順が正常終了することにより開
    かれるものであり、(3)当該パーソナルポータルサイ
    ト内に開く複数のサービス提供者の各ホームページは、
    生活者の簡単な端末操作により切り換え可能なものであ
    り、(4)生活者がこのパーソナルポータルサイトにア
    クセスすることにより、いずれのサービス提供者のホー
    ムページからも、自己に必要なサービスの提供を受ける
    ことができる、ことを特徴とするICカードを利用した
    生活者総合支援システム。
  2. 【請求項2】 生活者が、生活者総合支援システム提供
    者に加入を申し込むと、(1)必要な機能を搭載したI
    Cカードが発行されて加入申込者である生活者に提供さ
    れるとともに、(2)希望するサービス提供者のホーム
    ページにアクセスすることができる生活者の個別のパー
    ソナルポータルサイトが、生活者総合支援システム提供
    者のサーバー上に開設される、ことを特徴とするICカ
    ードを利用した生活者総合支援システム。
  3. 【請求項3】 生活者が、サービス提供者の追加のサー
    ビスを生活者総合支援システム提供者に申し込みをする
    と、(1)生活者が保有するICカードに、追加サービ
    スに必要な機能が追加されるとともに、生活者のパーソ
    ナルポータルサイトに、(2)当該ホームページが追加
    されるか、または当該サービスに必要な機能が既存のホ
    ームページに追加される、ことを特徴とする請求項1か
    ら請求項2記載のICカードを利用した生活者総合支援
    システム。
  4. 【請求項4】 生活者の、生活者総合支援システム提供
    者への申込み、追加のサービスへの申込みは、オンライ
    ンで申込みができる、ことを特徴とする請求項1から請
    求項3記載のICカードを利用した生活者総合支援シス
    テム。
  5. 【請求項5】 生活者が、パーソナルポータルサイトを
    開いてサービス提供者のホームページにアクセスする際
    には、生活者の秘密コードや氏名、住所、電話番号等の
    個人情報が生活者総合支援システム提供者のフィルタリ
    ングシステムにおいて遮断されて、サービス提供者には
    流れない、ことを特徴とする請求項1から請求項2記載
    のICカードを利用した生活者総合支援システム。
  6. 【請求項6】 (1)生活者総合支援システム提供者の
    サーバーに開設された、複数のサービス提供者のホーム
    ページに接続可能な生活者のパーソナルポータルサイト
    と、(2)当該パーソナルポータルサイトを、生活者が
    端末を通じて開くための秘密コードを有する固有のIC
    カードと、(3)当該パーソナルポータルサイトに登録
    された複数のサービス提供者のホームページとにより、
    (4)生活者が自己に必要なサービスの提供を受ける、
    ことを特徴とするICカードを利用した生活者総合支援
    システム。
  7. 【請求項7】 (1)生活者総合支援システム提供者の
    サーバーには、複数のサービス提供者のホームページに
    接続可能な生活者のパーソナルポータルサイトが、加入
    者数に応じて開設されており、(2)当該パーソナルポ
    ータルサイトは、生活者固有のICカードに格納された
    もしくは随時生成される秘密コードを利用して当該生活
    者の認証を行い、認証手順が正常終了することにより開
    かれるものであり、(3)当該パーソナルポータルサイ
    ト内に開く複数のサービス提供者の各ホームページは、
    生活者の簡単な端末操作により切り換え可能なものであ
    り、(4)生活者がこのパーソナルポータルサイトにア
    クセスすることにより、自己のICカードに電子的価値
    をダウンロードすることができる、ことを特徴とするI
    Cカードを利用した生活者総合支援システム。
  8. 【請求項8】 秘密コードには、ID番号、パスワー
    ド、Eメールアドレス、URL、各種電子証明書、ラン
    ダムデータ(乱数、日付、時間等)、電子署名、のいず
    れかが含まれる、ことを特徴とする請求項1、請求項
    5、請求項6、請求項7記載のICカードを利用した生
    活者総合支援システム。
  9. 【請求項9】 提供されるサービスには、モバイルバン
    キングサービス、ポイントカードサービス、チケッティ
    ングサービス、が含まれる、ことを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項6、請求項7記載のICカードを
    利用した生活者総合支援システム。
  10. 【請求項10】 生活者が、自己に必要なサービスに
    は、電子マネーのダウンロード、電子チケットのダウン
    ロード、デジタル乗車券のダウンロード、が含まれる、
    ことを特徴とする請求項1および請求項6記載のICカ
    ードを利用した生活者総合支援システム。
  11. 【請求項11】 オンライン・ステートメントデリバリ
    ーを行うことができる請求項1、請求項2、請求項6、
    請求項7記載のICカードを利用した生活者総合支援シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 電子クーポン・チケットの転々流通の
    仲介を行うことができる請求項1、請求項2、請求項
    6、請求項7記載のICカードを利用した生活者総合支
    援システム。
  13. 【請求項13】 インタラクティブ広告の配信を行うこ
    とができる請求項1、請求項2、請求項6、請求項7記
    載のICカードを利用した生活者総合支援システム。
  14. 【請求項14】 免許証、パスポート、社員証、クレジ
    ットカード、各種会員証の番号、各種金融サービス(保
    険、証券、銀行等)のID番号、口座番号、有効期限、
    緊急連絡先や住所録、電話帳、Eメールアドレスリスト
    等の生活に関わる個人情報を安全に格納し、必要な時に
    参照できる、ことを特徴とする請求項1、請求項2、請
    求項6、請求項7記載のICカードを利用した生活者総
    合支援システム。
  15. 【請求項15】 パーソナルポータルサイトを通じて行
    った処理の記録を保管するログ・ストレージを行うこと
    ができる請求項1、請求項2、請求項6、請求項7記載
    のICカードを利用した生活者総合支援システム。
  16. 【請求項16】 生活者が、サービス提供者の追加のサ
    ービスの申し込みをし、サービス提供者の受付がされる
    と、(1)生活者が保有するICカードに、追加のサー
    ビスに必要な情報や機能が、ネットワークを通じて生活
    者のパーソナルポータルサイトに追加されるとともに、
    (2)生活者は、その後、サービスカウンタに出向かな
    くても、当該サービスに必要な情報や機能を享受するこ
    とができる、ことを特徴とする生活者総合支援システ
    ム。
  17. 【請求項17】 ICカードが携帯電話に装着または組
    み込まれている、ことを特徴とする請求項1から請求項
    16記載の生活者総合支援システム。
  18. 【請求項18】 請求項1、請求項2、請求項6、請求
    項7、請求項16記載のパーソナルポータルサイトへア
    クセスするためのICカードであって、生活者のID番
    号、パスワード、URL、秘密鍵、各種電子証明書(公
    開鍵)、のいずれか1以上を格納する、ことを特徴とす
    るICカード。
  19. 【請求項19】 パーソナルポータルサイトから電子マ
    ネー、電子チケット、電子クーポン、プリペイドバリュ
    ー等の電子バリューのダウンロードに使用される、こと
    を特徴とする請求項18記載のICカード。
  20. 【請求項20】 生活者総合支援システム提供者に開設
    されたパーソナルポータルサイトのアクセスに使用する
    ICカードであって、生活者のID番号、パスワード、
    Eメールアドレス、URL、秘密鍵、各種電子証明書
    (公開鍵)、のいずれか1以上を格納することと、パー
    ソナルポータルサイトから電子マネーや電子チケット等
    の電子的価値をダウンロードする機能を有する、ことを
    特徴とするICカード。
  21. 【請求項21】 ICカードが携帯電話に装着または組
    み込まれている、ことを特徴とする請求項18から請求
    項20記載のICカード。
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