JP2001356936A - Gui系プログラムのテスト支援装置および支援方法 - Google Patents

Gui系プログラムのテスト支援装置および支援方法

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JP2001356936A
JP2001356936A JP2001111390A JP2001111390A JP2001356936A JP 2001356936 A JP2001356936 A JP 2001356936A JP 2001111390 A JP2001111390 A JP 2001111390A JP 2001111390 A JP2001111390 A JP 2001111390A JP 2001356936 A JP2001356936 A JP 2001356936A
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screen program
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JP2001111390A
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Makoto Muraishi
誠 村石
Katanori Tonomura
方規 殿村
Yasuyuki Fujikawa
泰之 藤川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グラフィックユーザインタフェースを使用す
る画面プログラムのテストを自動化、効率化する。 【解決手段】 テスト対象画面プログラムの画面定義情
報を入力として受け取り、該テスト対象画面プログラム
のクラスに対してオブジェクト指向の継承の関係におけ
るサブクラスであって、画面プログラムをテストするた
めのテスト支援クラスを生成する手段2と、該生成され
たテスト支援クラスを使用して、テスト対象画面プログ
ラムのテストを実行する手段3とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプログラムのテスト
方式に係り、更に詳しくはグラフィックユーザインタフ
ェースを使用する画面プログラムのテスト作業の効率
化、および自動化を実現するためのGUI系プログラム
のテスト支援装置、および支援方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】グラフィ
ックユーザインタフェース(GUI)を使用する画面プ
ログラムに対するテストを行う場合には、一般的なプロ
グラムのテストに用いられるようなテスト用ドライバを
作成することは困難であり、主にプログラム作成者によ
る手作業でテストが行われていた。一般にキーボードや
マウスの操作をスクリプト化(文字記述化)するような
テスト支援ツールは存在するが、そのようなテスト支援
ツールは画面の位置や画面上の部品の配置が変わって使
えなくなるというような不便な点があった。
【0003】画面プログラムの単体テストにおいては、
従来はテスト仕様書を作成してテストを行うことはあま
りなく、画面プログラムの作成者、または単体テストの
担当者が適当なパターンを作成してプログラムのテスト
を行うことが多く、品質保証の面で問題が残ってしま
う。また、テスト仕様書を作成してテストを行う場合に
も、画面の定義を人間が目視で参照して仕様書を作成す
ることが多く、例えば最大値や最小値の勘違い、あるい
はテストデータの作成ミスなどが起こる可能性があっ
た。
【0004】テストの実行時において仕様書に基づいて
データ入力を行うとしても、人間がデータ入力を行うこ
とによって入力ミスが起こる可能性は常に存在する。ま
た入力されたデータが残らない場合には、テスト実行後
の検証をすることができなかった。更に入力されたデー
タに対する処理が、画面プログラム上で正常な処理を通
ったか、エラーなどの異常処理を通ったかなどの判定は
頻繁であり、テスト実行時の画面プログラムの動きを把
握することは困難であった。
【0005】画面プログラムは入力項目が多いものが多
く、また1つの入力項目についてもその変化範囲が広い
ためテストパターンが非常に大きくなり、全てのパター
ンを実行することは人間の手作業では困難である。また
再テストを行う場合には、以前のテストに対する入力デ
ータが残っていないため、結果的には同じ作業が繰り返
され、非効率的になってしまう。マウスカーソルやキー
ボードの操作を記録、スクリプト化する市販のテスト支
援ツールでは、画面の位置や画面部品などの配置が変わ
るとツールを使用することができず、画面部品などの配
置が変わった場合には再テストには使えないという問題
点があった。
【0006】画面の起動時間や、画面上のボタンを押し
た場合のレスポンス時間の測定など、プログラムの実行
性能を測定する場合には担当者がストップウオッチなど
を用いて時間を計測することが多く、また一般に複数回
測定して集計を行う必要があり、担当者の作業負荷が大
きくなってしまう。画面プログラムをテスト用に修正し
て処理時間を表示することも不可能ではないが、測定終
了後に修正した箇所を元に戻す必要があり、テスト終了
後にプログラムソースの変更を行わなければならず、修
正ミスなどによってテスト完了後のプログラムの品質に
不安が残ることになる。更にテスト実行後のテスト報告
書の作成においては、テスト担当者が手作業で記入して
いくために、記入ミスなどが発生する可能性があるとい
う問題点もあった。
【0007】本発明の課題は、上述の問題点に鑑み、G
UIを使用する画面プログラムのテスト作業全般を効率
的、自動化するためのテスト支援装置、およびテスト支
援方法を提供することであり、一般にテストの仕様書作
成、テストの実行、テストの報告書作成というテスト作
業の3段階における様々な問題点を解決することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
ブロック図である。同図はグラフィックユーザインタフ
ェース(GUI)を使用する画面プログラムのテストを
支援するためのGUI系プログラムのテスト支援装置の
原理構成ブロック図である。
【0009】図1においてテスト支援装置1は、テスト
支援クラス生成手段2とテスト実行手段3とを備える。
テスト支援クラス生成手段2は例えばテスト支援クラス
生成装置であり、テスト対象プログラムの画面定義情報
を入力として受け取り、そのテスト対象画面プログラム
のクラス(スーパークラス、親のクラス)に対してオブ
ジェクト指向の継承の関係におけるサブクラス(子のク
ラス)であって、画面プログラムをテストするためのテ
スト支援クラスを生成するものである。
【0010】テスト実行手段3は、テスト支援クラス生
成手段2によって生成されたテスト支援クラスを使用し
てテスト対象画面プログラムのテストを実行するもので
ある。
【0011】本発明の実施の形態においては、テスト支
援装置1は更にテスト仕様生成手段を備える。テスト仕
様生成手段は、画面定義情報からテスト対象画面プログ
ラムに対するテスト仕様を生成するものである。またテ
スト支援装置1はテスト報告生成手段を更に備えること
もできる。テスト報告生成手段は、テスト仕様生成手段
によって生成されたテスト仕様と、テスト実行手段3に
よるテスト対象画面プログラムのテスト実行結果とを用
いて、テスト報告を生成するものである。
【0012】本発明の実施の形態においては、テスト支
援クラスは入力テストデータの入力支援を行う機能を備
えることも、テストの手動、または自動実行時のテスト
結果を記録する機能を備えることも、画面上でのテスト
実行箇所の視覚的表示を行う機能を備えることも、また
新たな入力テストデータ、または以前のテスト実行結果
に対する入力データを用いたテストの手動、または自動
実行の機能を備えることもできる。この時、以前のテス
ト実行結果に対する入力データを用いたテストの実行結
果が以前の実行結果と異なる時に警告の表示を行う機能
を備えることもできる。更にテスト支援クラスは、テス
ト対象画面プログラムの実行性能の測定を支援する機能
を備えることもできる。
【0013】本発明のGUI系プログラムのテスト支援
方法においては、グラフィックユーザインタフェースを
使用する画面プログラムのテストを支援する方法とし
て、画面定義情報を入力として受け取り、テスト対象画
面プログラムのクラスに対してオブジェクト指向の継承
の関係におけるサブクラス(子のクラス)であって、画
面プログラムをテストするためのテスト支援クラスを生
成し、生成されたテスト支援クラスを使用してテスト対
象画面プログラムのテストを実行する方法が用いられ
る。
【0014】更に本発明の計算機読み出し可能可搬型記
憶媒体として、グラフィックユーザインタフェースを使
用する画面プログラムのテストを支援するための計算機
で使用される記憶媒体において、テスト対象画面プログ
ラムの画面定義情報を受け取るステップと、そのテスト
対象画面プログラムのクラスに対してオブジェクト指向
の継承の関係におけるサブクラスであって、画面プログ
ラムをテストするためのテスト支援クラスを生成するス
テップとを計算機に実行させるためのプログラムを格納
した記憶媒体が用いられる。
【0015】また本発明における計算機読み出し可能可
搬型記憶媒体として、グラフィックユーザインタフェー
スを使用する画面プログラムのテストを実行するための
計算機で使用される記憶媒体において、新たな入力テス
トデータ、または以前のテスト実行結果に対する入力デ
ータを受け取るステップと、受け取った入力データを用
いて、テスト対象画面プログラムのクラスに対しオブジ
ェクト指向の継承の関係におけるサブクラスであって、
画面プログラムをテストするためのテスト支援クラスを
使用して、そのテスト対象画面プログラムのテストを実
行するステップとを計算機に実行させるためのプログラ
ムを格納した記憶媒体が用いられる。
【0016】更に、本発明のプログラムとして、グラフ
ィックユーザインタフェースを使用する画面プログラム
のテストを支援するための計算機で使用されるプログラ
ムにおいて、テスト対象画面プログラムの画面定義情報
を受け取る手順と、そのテスト対象画面プログラムのク
ラスに対してオブジェクト指向の継承の関係におけるサ
ブクラスであって、画面プログラムをテストするための
テスト支援クラスを生成する手順とを計算機に実行させ
るためのプログラムが用いられる。
【0017】また本発明におけるプログラムとして、グ
ラフィックユーザインタフェースを使用する画面プログ
ラムのテストを実行するための計算機で使用されるプロ
グラムにおいて、新たな入力テストデータ、または以前
のテスト実行結果に対する入力データを受け取る手順
と、受け取った入力データを用いて、テスト対象画面プ
ログラムのクラスに対しオブジェクト指向の継承の関係
におけるサブクラスであって、画面プログラムをテスト
するためのテスト支援クラスを使用して、そのテスト対
象画面プログラムのテストを実行する手順とを計算機に
実行させるためのプログラムが用いられる。
【0018】以上述べたように本発明においては、テス
ト対象画面プログラムのクラスに対してオブジェクト指
向の継承の関係におけるサブクラスであって、画面プロ
グラムをテストするためのテスト支援クラスが生成さ
れ、そのテスト支援クラスを使用してテスト対象画面プ
ログラムのテストが実行される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の基本的な概念について、
図2〜図6を用いて説明する。図2、および図3は、グ
ラフィックユーザインタフェース(GUI)を使用する
画面プログラムのテストを実行するための、オブジェク
ト指向プログラミングにおける継承の考え方を利用した
テスト支援クラスの利用の説明図である。
【0020】図2で示すように、本発明においては従来
のような汎用的な支援ツールを用いたり、テストドライ
バを生成してテスト実行作業を支援するのではなく、テ
スト対象画面プログラム10とオブジェクト指向プログ
ラミングにおける継承の関係にある対象テスト支援クラ
ス11が用いられることによって、テスト対象画面プロ
グラム10のテストが実行される。
【0021】図3は、画面プログラムの拡張によるテス
ト支援クラスの構成の説明図である。テスト対象画面プ
ログラム10を拡張して、テスト支援機能を付け加える
ことによって、テスト支援クラス11が構成される。
【0022】本発明の実施形態においてはテスト仕様書
が作成され、前述のテスト支援クラスを利用してテスト
が実行され、その結果に対するテスト報告書が生成され
る。図4はテスト仕様書生成の説明図である。同図にお
いて画面定義情報15から、テスト仕様書生成装置16
によってテストパターンとその入力データファイル17
が生成され、その入力データファイルの編集/取り込み
が行われて、テスト仕様書18が生成される。テスト仕
様書18としては、テスト仕様書生成装置16の出力を
そのまま用いてもよい。
【0023】テストパターンとしては正常な結果が得ら
れると期待されるパターンと、異常な結果、すなわちエ
ラーなどが検出されると期待されるテストパターンなど
が用いられ、テスト仕様書18としては例えばエクセル
のフォーマットの仕様書が生成されるが、実際にテスト
を実行するためには、そのフォーマットを例えばデータ
項目毎にカンマで区切られているファイルとしてのCS
V形式のファイルに変換して、テストを実行するコンピ
ュータが読み込み可能なファイル形式に直す必要があ
る。
【0024】図5はテスト支援クラス生成の概念的な説
明図である。テスト支援クラス、すなわち図3で説明し
たようにテスト支援機能が付け加えられた画面プログラ
ムが画面プログラムの定義を元に生成される。すなわち
画面定義情報15から、テスト支援クラス生成装置20
によってテスト支援クラス21が生成される。画面定義
情報15にはテスト対象の画面プログラム10のクラス
名(親のクラス名)が記述されており、このクラスを継
承することによって子クラスとしてのテスト支援クラス
21が生成される。
【0025】テストの実行時には、生成されたテスト支
援クラス21の実行によってテスト対象の画面プログラ
ム10も起動され、テスト支援機能付きの画面が表示さ
れる。画面プログラムに付け加えられるテスト支援機能
は、次の6つの機能である。
【0026】第1の機能は、テストパターンおよび入力
テストデータの入力支援機能である。この機能を用いる
ことによってテスト仕様書または、生成された入力デー
タファイルが読み込まれ、画面上の入力項目に対応して
入力データの一覧が表示され、テスト作業者がそれらの
入力データのいずれかを選択して入力できるように支援
を行う。
【0027】第2の機能は実行結果の記録機能である。
テスト実行の日時、テストケースの番号、入力データ、
実行結果などをファイルに記録できるようにする機能で
ある。
【0028】第3の機能はテストの自動実行の機能であ
る。テスト仕様書に基づいた入力データファイル、また
は以前のテスト実行結果に対する入力データを用いて、
入力データを順次自動的にテスト対象の画面プログラム
に入力し、その実行結果を記録できるようにする機能で
ある。
【0029】第4の機能はテスト再実行時の以前の結果
との比較機能である。上述の第3の機能の自動実行機能
において、以前のテスト実行結果に対する入力データを
用いてテストを自動、あるいは手動実行する場合に、以
前の実行結果と異なる結果が得られら場合に、テスト作
業者に対して警告表示できるようにする機能である。
【0030】第5の機能はテスト実行時のプログラム処
理内の通過箇所の視覚的表現機能である。この機能で
は、画面上のプログラム処理内の通過箇所に対応するコ
ントロール(画面上の部品)の色を、正常な処理が行わ
れた場合と、エラーなどの異常処理が行われた場合と
で、例えば青と黄色というように変えて表示することに
よって、テスト作業者に正常な処理が行われたか否かを
知らせることができるようにする機能である。
【0031】第6の機能はプログラム実行時の性能測定
の支援機能である。例えば画面の起動時間や、画面内の
ボタン押し下げ時のレスポンス時間などを測定し、その
結果を表示したり、記録する機能である。プログラムが
起動されてから画面が表示されるまでの時間、ボタン押
し下げ時の対応する処理終了までの時間などを測定する
ために、その処理の開始/終了時に合わせた時間の測定
開始/終了処理を追加して、プログラムの性能を測定で
きるようにする機能であり、測定結果を画面に表示した
り、ファイルに保存したりする機能である。
【0032】テストが終了するとテスト報告書の作成が
行われる。図6に示すように、テスト仕様書18と実行
結果情報23を用いて、テスト報告書生成装置24によ
ってテスト報告書25が生成される。
【0033】図7はテスト支援装置の全体構成図であ
る。同図は基本的には図4〜図6をまとめたものである
が、それ以外に画面定義情報15からテスト対象画面プ
ログラムに相当するテスト対象画面クラス28を生成す
る画面クラス生成装置27を備えている。画面定義情報
15からの画面クラス28の生成に関しては、本発明と
直接の関係がないため、その説明を省略する。
【0034】図7においてテスト支援クラス21は、前
述の6つの機能に対応する5つの装置、すなわちテスト
データ入力装置31、テストデータ設定装置32、テス
ト自動実行装置33、性能測定支援装置34、および通
過処理の視覚的表現装置35を備えている。これらの装
置の動作については後述する。
【0035】図8はオブジェクト指向プログラミングに
おける継承を利用したテスト支援機能の実現方法の説明
図である。同図において、テスト対象画面クラス28は
作業担当者がテストしたい画面プログラムのクラスであ
り、テスト支援クラス21とは別のファイルに格納され
ているために、テスト終了後にはテスト支援クラス21
によるテスト支援機能を切り離し、このクラス28を実
行するだけで実際の画面プログラムの実行が可能とな
る。
【0036】テスト支援クラス21(サブクラス)はテ
スト対象画面クラス(スーパークラス)と継承の関係が
あり、テスト対象画面を継承して、テスト支援機能付き
に拡張されたものである。実際のテスト対象画面プログ
ラムのテストは、テスト対象画面クラス28を継承した
テスト支援クラス21を使って行われる。テスト作業者
からはテスト対象画面クラス28が拡張されているよう
に見える。テスト支援クラス21は、テスト対象画面ク
ラス28の機能に加えて、テスト支援機能として前述の
ような入力支援機能、テスト自動実行機能、性能測定支
援機能、実行結果記録機能などの機能を持つものであ
る。
【0037】見掛け上テスト作業者はテスト支援クラス
21のテストを行っているように見えるが、ボタンを押
し下げ時の処理などはテスト対象画面クラス28の処理
が呼ばれて行われるために、テスト対象画面クラス28
のテストを行っていることになる。このようにテスト対
象画面クラス28を継承することによって、テスト対象
画面クラス28そのものを修正する必要はなく、テスト
対象画面プログラムのテストを実行することができる。
従来においてはテスト実行のためには、テスト対象画面
プログラムソースそのものを修正する必要があったが、
本発明によってテスト対象画面クラス28の修正の必要
はなく、画面上のコントロール(部品)の変更などがあ
っても、テストの実行には全く問題が生じない。従来に
おいては、テスト対象画面クラスとテスト支援クラスと
を設けるとしても、これらのクラスは全くの別物であ
り、テスト支援クラスがテスト対象画面クラスを一方的
に知っているという関係でしかなかった。
【0038】続いて本発明のテスト支援装置の動作につ
いて、画面提示情報の具体例を用いて図9〜図15によ
って説明する。図9は画面定義情報からのテスト仕様書
生成の説明図である。ここでは従業員の登録画面のテス
トのための仕様書生成について説明する。同図におい
て、左上の従業員登録画面定義には従業員番号からキャ
ンセルまでの6つの項目に対する変数名、型が定義され
ており、従業員番号から電話番号までの4つの項目につ
いてはその桁数、従業員番号と郵便番号については更に
その範囲、すなわち最小値と最大値が定義されている。
このような従業員登録画面定義から、左下の従業員登録
の画面が生成される。これについては前述のように説明
を省略する。またテスト仕様書生成装置16によって、
従業員登録画面テスト仕様が生成される。
【0039】テスト仕様としては、項目単位の仕様と、
画面単位の仕様とが生成される。項目単位の仕様は、従
業員登録画面定義の1つの項目に対する一般に複数のテ
ストケースから構成される。例えば従業員番号の項目に
対するテストケースはTEST−1001−01からT
EST−1001−06の6つのテストケースからな
り、例えば最初のテストケースは最小値についてもテス
トするものであり、テストデータは、“000000”
となっており、登録用の従業員番号として正常なもので
あり、このデータを用いた従業員登録は正しく実行され
るはずのものである。このような正常系のテスト仕様に
加えて、例えば3番目のテストケースに対するテストデ
ータ“−1”は異常系のテスト仕様であり、このような
データを用いた従業員登録は正しく実行されないはずの
ものである。
【0040】画面単位のテスト仕様は登録すべき4つの
項目、すなわち従業員番号から電話番号までの4つの項
目を1組として、1つの画面単位のテストデータとする
ものであり、例えばTEST−G001のテストソース
はテスト仕様の最初の4桁のデータから構成される。な
お従業員登録画面定義において省略されている項目があ
る場合などは、例えばユーザからの指示に基づいてテス
ト仕様の生成が行われる。
【0041】図10はテストデータを従業員登録画面の
フィールドに対して埋め込むためのテストデータ提供装
置の動作説明図である。テストデータ提供装置は、基本
的にテストデータ入力装置31と、テストデータ設定装
置32から構成される。テストデータ入力装置31はテ
スト仕様書を読み込む、テストデータ設定装置32が読
み取ることができる形式のテストデータ入力情報40を
作成し、テストデータ設定装置32はテストデータ入力
情報40を読み込み、その入力情報に基づいて画面上に
ポップアップメニューを表示し、テスト作業者によって
選択された値を画面上の入力フィールドに対して埋め込
み動作を実行する。
【0042】図10においては最初のテストデータとし
て従業員番号に対する“000000”が選択され、画
面上の従業員番号の入力フィールドに埋め込まれてい
る。前述のように従業員番号は数字のみが正常値であ
り、その有効値は000000から999999までで
あり、数字以外、例えば英字や日本語は異常値である。
正常値は当然正しく入力フィールドに対して埋め込ま
れ、正しいデータが埋め込まれたこと、すなわちテスト
データが設定されたことが、テストデータとのそのテス
ト結果などを記録する実行結果情報23に記録される。
テスト作業者はマウス操作のみでテストデータの入力を
行うことが可能となり、テスト工程の工数を削減するこ
とができる。設定が実行されたテストデータについて
は、次々と削除を行って、未設定のテストデータを一目
で確認可能とすることもできる。
【0043】図11はテストデータ提供装置による画面
単位のテストデータ設定動作の説明図である。この画面
単位のテストデータ設定動作においては、ポップアップ
メニューに、一般にそれぞれ複数のテスト項目から構成
されるテストケースの名前が複数表示され、ここではT
EST−G001のテストケースに対する4つのテスト
項目、すなわち従業員番号から電話番号までの4つのテ
ストデータが各入力フィールドに正しく埋め込まれてい
る。この画面単位のテストデータ設定においても、設定
が実行されたテストケースに対するデータを次々と削除
し、設定が実行されていないテストケースを一目で確認
できるようにすることも可能である。
【0044】図12はテスト自動実行動作の説明図であ
る。テスト自動実行は基本的にはテストデータ入力装置
31と、テスト自動実行装置33によって行われる。テ
スト仕様書に基づく入力データは、前述のようにテスト
データ入力装置31によってテストデータ入力情報40
の形式に変換され、テスト自動実行装置33に与えられ
ることも可能である。この前回の実行結果情報41は、
以前に行われた実行結果を格納するものであり、その時
の入力データと実行結果の両方を格納している。
【0045】図12では自動テストの内容として従業員
登録が実行されており、テストケースTEST−G00
1のテストデータを用いて従業員登録が正しく行われた
ことが画面上に示されている。すなわちテストケース毎
の入力フィールドに対する値の設定と、ボタンの押し下
げなどが自動的に行われ、その実行結果が実行結果情報
23として保存される。この動作は後述するように中断
ボタンが押されるまで、各テストケースに対して次々と
実行される。
【0046】テスト仕様書が項目単位である場合にもテ
ストの自動実行は同様に行われる。前回の実行結果情報
41を利用する場合には、以前の実行結果と比べて今回
の実行結果が異なるテストケースに対して警告、ここで
はTEST−G003の結果が異なることが表示されて
いる。
【0047】このように従業員登録画面上の登録ボタン
が押下されると、入力された従業員番号、郵便番号、電
話番号などがチェックされ、例えば従業員番号が最小値
から最大値までの範囲外であればエラーメッセージが表
示れる。入力データが正常値であれば、例えば従業員登
録画面を表示しているパソコンと接続されたサーバ側の
登録処理が呼び出され、図示しないデータベースの登録
が行われる。
【0048】図13はプログラムの通過処理の視覚的表
現の動作例である。例えばテスト漏れなどを防止するた
めに、画面上の各コントロール(部品)に対してテスト
の結果が視覚的に分かるようなテスト支援ロジック機能
を埋め込んで、例えばコントロールの背景色を正常な場
合と異常な場合とで変えることによって、プログラムの
通過処理結果の視覚的表現が実現される。
【0049】各入力フィールドに対しては、エラー処理
を通ると入力フィールドの背景色を黄色、正常系を通れ
ば背景色を青とすることによって、処理が正常に行われ
たか否かが視覚的に表現される。ボタンについては、一
度でもボタンの押し下げ処理が行われると、ボタンの背
景色を例えば青に変更することによって、ボタンの押し
下げが行われたことが表現される。
【0050】図14は性能測定支援機能の動作例であ
る。性能測定支援装置34は、画面定義情報15を用い
てテスト実行時の各種の性能を測定し、その結果を実行
結果情報23に格納する。
【0051】性能測定支援装置34は、例えばテスト対
象画面の起動時には、画面が表示されるまでの時間を起
動時間として測定し、その結果を表示する。ここでは従
業員登録画面の表示までの時間が560ミリ秒であるこ
とが表示されている。
【0052】また性能測定支援装置34は、テスト対象
画面上でのボタンの押し下げ動作によって、対応する処
理が終わるまでの時間を測定する。処理の終了は指定さ
れた項目の文字列変化、または測定終了メソッドの呼び
出しによって検出され、それまでの時間の表示と、その
時間データの実行結果情報23への保存が行われる。
【0053】性能測定支援装置34は、テスト対象画面
の画面定義情報15から、例えば従業員登録画面定義の
各項目の一覧を取得し、ボタン押し下げ時の処理の終了
を検出すべき項目の候補として保持し、それをテスト作
業者に測定項目として指定させる。例えば登録ボタンの
押し下げによって登録が終了すると、状況のフィールド
が空白から「登録しました」に変化するが、性能測定支
援装置34はこの文字列の変化を検出して、登録ボタン
押し下げ時の処理が終了したことを検出する。この処理
終了までの時間測定は、前述のように測定終了メソッド
を呼び出すことによって行うこともできる。
【0054】図15はテスト報告書生成装置の動作例の
説明図である。テスト報告書生成装置24は、前述のよ
うにテストの実行によって得られた実行結果情報23と
テスト仕様書18を付き合わせ、テスト仕様書18にお
いて未記入であった実行結果および実施日を記入して、
テスト報告書25を生成する。
【0055】図16は以上説明したテスト支援装置の全
体動作例の説明図である。同図においては、テストデー
タ入力情報に対してテストの実行結果、実行日時などを
含む実行結果情報と、起動時間、レスポンス時間などを
含む性能測定情報とが保存される。実行結果情報の1行
目は起動時間をミリ秒単位で示したものであり、2行目
以降はテストデータ入力情報に加えてテストデータを入
力した結果表示された値、実行結果が正常であるかエラ
ーであるかを示す○、または×の判定結果、実行日時、
データ入力から結果表示までのレスポンス時間(ミリ
秒)がアンダーライン付きで示されている。
【0056】なお、例えば実行結果情報の4行目(TE
ST−I0001−03のテストケースの結果)はテス
ト内容が“最小値−1”、テストデータが“−1”に対
する結果であり、アンダーライン部の最初の“0”は入
力データが正常なものでなかったことを示している。
【0057】続いて本発明におけるテスト支援機能の実
現方法や、テスト支援装置の処理フローチャートなどに
ついて更に詳細に説明する。図17、図18はテスト支
援機能を実現する場合の従来方式と本発明の方式との説
明図である。ここでは前述の従業員登録画面をテスト対
象画面とし、登録ボタンの押し下げの時点から登録完了
までの時間を測定する性能測定機能追加について考え
る。
【0058】図17は従来方式における実現方法であ
り、従業員登録画面クラス内の登録ボタン押し下げ時の
処理の中に、測定開始メソッドと測定終了メソッドが呼
び出されるようにプログラムの追加が行われる。これは
図18の従業員登録画面クラスのソースプログラムと比
較すれば明らかである。
【0059】図17ではこのように従業員登録画面クラ
スを修正する必要があり、テスト支援Aクラスと従業員
登録画面クラスとは別ものであり、画面も別になってお
り、テスト支援Aクラスと従業員登録画面クラスとの間
には、単に知っているという関係があるにすぎない。な
お測定開始メソッドは例えばストップウォッチを起動す
るメソッドであり、測定終了メソッドはストップウォッ
チを止めるメソッドである。
【0060】図18の本発明の方式においては、従業員
登録画面クラスの修正は必要がなく、テスト支援Bクラ
ス内に登録ボタン押下時の処理を行うためのソースプロ
グラムを生成するだけであり、テスト支援Bクラスを実
行するだけで従業員登録画面クラスに対するテストが行
われ、画面表示もテスト支援Bクラスによって行われ
る。
【0061】なおテスト支援Bクラスでは、ボタンが押
されたときの処理メソッド、すなわちtorokuButton-act
ion( )をスーパークラスで呼び出す前後に測定開始と終
了のメソッドが埋め込まれている。
【0062】図19はテスト仕様書生成装置の処理フロ
ーチャートである。同図において処理が開始されると、
まずステップS1で画面定義情報の読み込みが行われ、
ステップS2で全ての行の読み込みが行われていたか否
かが判定され、まだ行われていなかった場合にはステッ
プS3で項目単位のテスト仕様の生成と仕様書への書き
込みが行われ、ステップS1以降の処理が繰り返され
る。ステップS2で全ての行の読み込みが行われていた
と判定されると、ステップS4で画面単位のテスト仕様
の生成が行われ、それがテスト仕様書に書き込まれて処
理を終了する。
【0063】図20はテスト支援クラス生成装置の処理
フローチャートである。同図において処理が開始される
と、まずステップS6でコントロール情報、すなわち画
面上の部品などに関する情報が取得され、ステップS7
で全てのコントロール情報が取得されていたか否かが判
定され、まだ取得されていなかった場合にはステップS
8でコントロールに対するテスト支援処理機能、例えば
前述の登録ボタン押下時の登録処理終了までの時間測定
機能の処理などが生成され、ステップS6以降の処理が
繰り返される。
【0064】ステップS7で全てのコントロール情報が
取得されていたと判定されると、ステップS9で画面に
対するテスト支援処理機能が生成され、ステップS10
でテスト支援クラスソースに生成されたテスト支援処理
機能が書き出されて処理を終了する。ここでステップS
9ではテストデータ入力装置、テストデータ設定装置、
テスト自動実行装置、性能測定支援装置などがテスト支
援処理機能として生成され、テスト支援クラス内に設け
られる。
【0065】テスト支援クラスは基本的には前述のよう
に画面定義情報、すなわちテスト対象画面クラスの画面
定義情報から生成される。すなわち画面上のコントロー
ルなどと対応する項目の属性の最大値や、最小値などの
情報が画面定義情報から得られて、テスト支援クラスが
生成される。
【0066】これに対して図7で説明したように画面ク
ラス生成装置27によって生成されたテスト対象画面ク
ラス28からテスト支援クラスを生成することも可能で
ある。すなわち画面上のコントロールなどについてはテ
スト対象画面クラス28から必要な情報を取得し、各項
目の属性情報、すなわち最大値や最小値などの情報は、
例えば利用者からの指定を受けてテスト支援クラスを生
成することもできる。
【0067】図21はテストデータ入力装置の動作例、
図22はその処理フローチャートである。図21におい
てテストデータ入力装置31は、例えば従業員登録画面
テスト仕様書(従業員番号)18を読み込み、例えばエ
クセル形式の仕様書データをテスト自動実行装置が読み
取れる形式のテストデータ入力情報40に変換して出力
する。
【0068】テストデータ入力情報40は画面名、入力
フィールド、第一階層表示データ、第二階層表示デー
タ、およびテスト値の5つの項目からなっており第一階
層表示データはテスト仕様書のテスト項目に、また第二
階層表示データはテスト内容に対応する。
【0069】図22のテストデータ入力装置の処理フロ
ーチャートにおいて処理が開始されると、まずステップ
S12でテスト仕様書の読み込みが行われ、ステップS
13で全ての行が読み込まれていたか否かが判定され、
読み込まれていなかった場合にはステップS14でテス
トデータ入力情報への変換とその書き込みが行われ、ス
テップS12以降の処理が繰り返され、ステップS13
で全ての行が読み込まれていたと判定された時間で処理
を終了する。
【0070】図23はテストデータ設定装置の動作例を
示し、図24はその処理フローチャートを示す。図23
においてテストデータ設定装置32は、テストデータ入
力情報40を用いポップアップメニューを画面上に表示
し、テスト作業者によって選択されたテスト値を入力フ
ィールドに埋め込み、正しくデータ設定が行われたか否
かなどの実行結果情報23を出力する。実行結果情報2
3としては図16で説明した実行結果情報のうち、起動
時間以外の実行結果が出力されている。
【0071】図24のテストデータ設定装置の処理フロ
ーチャートにおいて処理が開始されると、ステップS1
6でテストデータ入力情報が読み込まれ、ステップS1
7で例えばテスト作業者によって指定された画面名がデ
ータに存在するか否かが判定され、存在しない場合には
直ちに処理を終了する。存在する場合にはステップS1
8で指定された入力フィールドが存在するか否かが判定
され、存在しない場合にはステップS16以降の処理が
繰り返される。
【0072】ステップS18で指定された入力フィール
ドが存在する場合には、ステップS19でポップアップ
メニューが作成されて画面上に表示され、ステップS2
0でテスト作業者によってテスト値、またはテストケー
スが選択されたか否かが判定され、選択されていない場
合にはステップS19以降の処理が繰り返される。
【0073】テスト値またはテストケースが選択された
と判定されると、ステップS21でテスト値が入力フィ
ールドに埋め込まれ、ステップS22でポップアップメ
ニューが画面上から消去され、ステップS23で例えば
テスト値が正しく設定されたことが実行結果情報として
書き出され、ステップS24で実行済みのテスト値の削
除を行うか否かが判定され、削除しない場合にはステッ
プS16以降の処理が繰り返される。
【0074】ステップS24で実行済みテスト値を削除
すべき場合には、ステップS25でポップアップメニュ
ーとして表示すべきデータから実行済みテスト値が削除
されて、ステップS16以降の処理が繰り返される。こ
のように実行済みテスト値を削除することによって、前
述のように未実行のテスト値、またはテストケースを一
目で確認することが可能となる。
【0075】図25はテスト自動実行装置の動作例であ
り、図26はその処理フローチャートである。テスト自
動実行装置33は、図12で説明したようにテストデー
タ入力情報40、または前回の実行結果情報41を用い
てテストの自動実行を行い、その結果を実行結果情報2
3として出力する。図25における実行結果情報は、図
16の実行結果情報と比較して起動時間の測定結果を含
まない点と、テストの自動実行のためテスト作業者がそ
れを見て実行結果が正常か異常かを判定するための表示
としての○または×が表示されていない点とが異なって
いる。
【0076】図26において処理が開始されると、まず
ステップS30でテストデータ入力情報または前回の実
行結果情報が読み込まれ、ステップS31で読み込みが
最後まで終了していたか否かが判定され、終了していた
場合には直ちに処理を終了する。まだ最後まで読み込ま
れていなかった場合には、ステップS32で例えば作業
担当者によって指定された画面名がデータに存在するか
否かが判定され、ない場合にも直ちに処理を終了する。
【0077】指定された画面名が存在する場合には、ス
テップS33で指定された入力フィールドが存在するか
否かが判定され、存在しない場合にはステップS30か
らの処理が繰り返される。入力フィールドが存在した場
合には、ステップS34でテスト値が入力フィールドに
埋め込まれ、ステップS35で実行結果情報、例えばテ
スト値が正常に埋め込まれたか否かの情報が書き出さ
れ、ステップS36で中断ボタンが押されたか否かが判
定され、まだ押されていない場合にはステップS30以
降の処理が繰り返される。本実施形態においては、中断
ボタンが押されるまではテストの自動実行が行われるも
のとし、ステップS36で中断ボタンが押されたと判定
された時点で処理を終了する。
【0078】図27は通過処理の視覚的表現装置の動作
例であり、図28はその処理フローチャートである。図
27において、ステップS38で例えばテスト作業者に
よって入力項目への値の設定が行われると、それを受け
て通過処理の視覚的表現装置35はステップS39で入
力項目の色の変更、すなわち正常な範囲の入力データの
設定が行われたか否かを入力フィールドの背景色を変更
することによってテスト作業者に対して表示する。図2
7の例では正常なデータの入力時には背景色が青、文字
が白で表示されるのに対して、異常データの入力時には
背景が黄色、文字が黒で表示される。
【0079】図28のフローチャートにおいて処理が開
始されると、まずステップS41で入力項目に対するテ
ストデータが読み込まれ、ステップS42で親の画面プ
ログラム、すなわちオブジェクト指向の継承の関係でテ
スト支援クラスの親(スーパークラス)となっているテ
スト対象画面プログラムの入力処理にテストデータが渡
され、ステップS43でエラー、すなわち入力データの
異常が検出されたか否かが判定され、エラーが発生した
場合にはステップS44で入力フィールドの背景色と文
字の色が異常処理表現の色に変更された後に、エラーが
発生しない場合にはステップS45で背景色と文字の色
が正常処理表現の色に変更された後に処理を終了する。
【0080】図29は性能測定支援装置の動作説明図で
あり、図30はその処理フローチャートである。図29
において性能測定支援装置34は、例えばテスト対象画
面クラス28の起動時には画面が表示されるまでの時間
を計測して、その結果を実行結果情報23として出力す
ると共に、例えば従業員登録の場合には登録ボタンが押
された時点でテスト対象画面クラス28のボタン処理の
呼び出しを行い、ボタン処理の終了時点で、それまでの
経過時間を実行結果情報23として出力することにな
る。
【0081】図30のフローチャートにおいて処理が開
始されると、ステップS50でテスト対象画面クラスの
起動と、画面の表示までの時間の測定が開始され、ステ
ップS51で画面が表示されたか否かが判定され、まだ
表示されていない場合にはその判定が続けられ、表示さ
れたと判定された場合にはステップS52で起動時間測
定が終了したことと結果の表示が行われ、実行結果情報
が書き出される。
【0082】続いてステップS53で監視項目が変更さ
れたか否かが判定され、変更されている場合にはステッ
プS54で監視項目の変更が行われた後にステップS5
3以降の処理が繰り返され、監視項目が変更されていな
い場合にはステップS55で対象画面上のボタン、例え
ば登録ボタンが押されたか否かが判定され、押されてい
ない場合にはステップS56で対象画面が終了したか否
かの判定が行われ、終了していない場合にはステップS
53以降の処理が繰り返され、終了したと判定されると
処理を終了する。
【0083】上述の監視項目の変更について図31を用
いて説明する。図31は文字列変化の検出による性能測
定支援機能における監視項目変化の説明図である。従業
員登録画面において、住所補完ボタンが押下されると住
所の一部が補完入力され、登録ボタンが押下されると前
述のように状況欄に登録成功/失敗に関する情報が表示
される。そこで住所補完ボタンを押下したときは監視項
目として住所欄、登録ボタンを押下したときは状況欄を
監視して文字列変化を検出する。
【0084】このように測定対象によって監視項目が異
なるため、テスト作業者やユーザの意向に応じて監視項
目を変更可能とする必要がある。図31では画面上の入
力フィールドでない任意の箇所でマウスを右クリックす
ることによりテスト支援カスタマイズ用のポップアップ
メニューが表示される。
【0085】このポップアップメニューには監視項目の
変更の他に、性能測定方法変更、すなわち前述の測定終
了メソッド呼出しによる方法への変更や、図30のステ
ップS60、ステップS62で説明する測定上限時間の
設定のメニューが表示され、テスト支援機能のカスタマ
イズが可能である。
【0086】図30に戻り、ステップS55で対象画面
のボタンが押されたと判定されると、ステップS57で
ボタン処理時間、すなわち例えば登録ボタンが押されて
から従業員登録が行われ、状況のフィールドに「登録し
ました」が表示されるまでの時間の測定が開始され、ま
た同時にテスト対象画面クラス28内のボタン処理が呼
び出され、ステップS58でボタン処理時間の測定方法
が文字列変化検出か、測定用メソッド呼出しかが判定さ
れ、文字列変化検出のときにはステップS59で指定さ
れた項目、例えば前述の状況の項目に文字列の変化など
があったか否かが判定され、ない場合にはステップS6
0で例えばあらかじめ設定されている上限時間を越えた
か否かが判定され、越えていない場合にはステップS5
9以降の処理が繰り返される。
【0087】ステップS58で測定方法が測定用メソッ
ド呼出しのときには、ステップS61で測定終了メソッ
ドが呼ばれたか否かが判定され、まだ呼ばれていないと
きにはステップS62で上限時間を越えたか否かが判定
され、まだ越えていない場合にはステップS61以降の
処理が繰り返される。
【0088】ステップS59で変化があった場合、ステ
ップS60、ステップS62で上限時間を越えた場合、
ステップS61で測定終了メソッドが呼ばれたと判定さ
れた場合には、いずれもステップS63で測定が終了し
たことと実行結果情報の書き出しが行われた後に、ステ
ップS53以降の処理が繰り返される。
【0089】図32はテスト報告書生成装置の処理フロ
ーチャートである。同図において処理が開始されると、
まずステップS65でテスト仕様書が読み込まれ、ステ
ップS66で全ての行の読み込みが行われていたか否か
が判定され、読み込まれていたと判定された場合には直
ちに処理を終了する。全ての行がまだ読み込まれていな
かった場合には、ステップS67でその行のテストに対
するテスト結果記録が読み込まれ、ステップS68でテ
スト結果記録の全ての行がすでに読み込まれていたか否
かが判定され、読み込まれていた場合にも直ちに処理を
終了する。まだ読み込まれていなかった場合には、ステ
ップS69でテストケースが一致するか否かが判定さ
れ、一致しない場合にはステップS65以降の処理が繰
り返される。一致している場合には、ステップS70で
実行結果と実施日が記入されて、ステップS65以降の
処理が繰り返される。
【0090】図33、図34は本発明のテスト支援装置
におけるテスト支援機能の切り離しの説明図である。テ
スト対象画面プログラムのテストが終了し、そのプログ
ラムを実際に本番環境で使用する前に、テスト支援機能
の切り離しが必要となる。図33はテスト実行環境にお
ける表示画面の説明図であり、テスト支援Bクラスを実
行することにより、継承の関係にある従業員登録画面ク
ラスに対するテストが実行される。
【0091】これに対して図34は本番環境における画
面表示例であり、プログラムを実際に使用する本番環境
では従業員登録クラスだけが実行される。従来において
は、図17で説明したように従業員登録画面のソースプ
ログラムに追加・修正が行われるため、テストが終了し
た後ではその追加・修正を削除し、本来の機能のみにす
る必要がある。あるいはテストモードと本番モードを設
けて、ソースプログラム内のif文などで処理のモード
を変える必要がある。このようにすると修正ミスや修正
漏れの可能性が常に存在し、またモードを変える場合に
は、その判定のロジックのテストはテストドライバでは
行うことができず、この部分について更にテストが必要
となる。
【0092】最後に本発明を実現するためのプログラ
ム、なわちテスト支援のためのプログラムのコンピュー
タへのローディングについて図35を用いて説明する。
以上に述べたような本発明の実施形態を実現するために
は、テスト支援クラス生成装置20によってテスト支援
クラス21を生成し、テスト仕様書生成装置16によっ
て生成されたテスト仕様書とテスト支援クラス21を用
いてテストを実行し、テスト報告書生成装置24によっ
てテスト報告書を生成する必要があるが、これらの動作
は全て一般的なコンピュータによって実行されることに
なる。
【0093】図35においてコンピュータ51は本体5
4とメモリ55によって構成されている。メモリ55は
ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスク、
磁気ディスクなどのメモリであり、このようなメモリに
本発明を実現するためのプログラムが格納され、そのプ
ログラムが本体54によって実行されることによって、
本発明のテスト支援装置が実現される。
【0094】本発明の特許請求の範囲の請求項10〜請
求項12に対応するプログラムや図19、図20、図2
2、図24、図26、図28、図30および図32のフ
ローチャートに示されたプログラムなどはメモリ55に
格納され、そのプログラムが本体54によって実行され
ることになる。
【0095】またこのようなプログラムは、プログラム
提供者側からネットワーク53を介してコンピュータ5
1にロードされることも、または市販され、流通してい
可搬型記憶媒体52に格納され、その可搬型記憶媒体が
コンピュータ51にロードされることによって実行され
ることも可能である。可搬型記憶媒体52としてはフロ
ッピィディスク、CD−ROM、光ディスク、光磁気デ
ィスク、MOなど、様々な形式の記憶媒体を用いること
が可能である。
【0096】以上において本発明の実施形態を詳細に説
明したが、ここで本発明の特徴をまとめると、第1にテ
スト仕様書の生成については、画面定義情報からテスト
仕様書そのもの、またはデータの形式変換によって入力
テストデータとして使えるテスト仕様が生成されるため
に、テスト仕様書の生成が自動化され、あるいは手動部
分を含むとしても容易となるため、品質保証のためのド
キュメントの整備が行いやすくなる。また画面定義情報
から仕様書が生成されるために、テストパターンが広い
範囲を網羅できることになり、また入力テストデータの
画面定義との整合性などにおいても信頼性が向上する。
【0097】次にテストの実行については、テスト対象
画面に対してテスト支援機能が付け加えられることによ
って、テストデータの入力ミスがなくなり、テスト実行
結果の記録が残るため、テストの信頼性が向上する。ま
たテストの自動実行や性能測定支援によって、テスト作
業を効率化することができ、テストの実行時には画面プ
ログラム内の通過箇所が画面の入力フィールドなどの色
に反映されるために、テスト作業者が画面プログラムの
動作状態を把握しやすくなる。
【0098】マウスカーソルやキーボードの操作を記録
するのではなく、入力データおよびテスト結果を記録す
るために、例えば画面の位置やコントロールの配置が変
わった後の再テストにおいても、テスト実行に影響は生
じない。画面プログラム自体には追加が加えられず、テ
スト完了後のテスト支援機能の切り離しが容易であり、
ソースプログラムについて修正を行う必要がないため、
テスト完了後のプログラムに対する品質を保証すること
ができる。
【0099】更にテストの報告書作成については、テス
トの結果を自動的にテスト報告書に反映するためにテス
ト作業者の記入ミスなどを防ぐことができ、テスト報告
書の信頼性が向上する。
【0100】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば入力データの生成とその入力支援、テストの自動実
行、およびテスト結果の記録とテスト報告書への反映が
可能となり、画面プログラムの単体テストの作業全般、
すなわちテスト仕様書作成、テスト実施、およびテスト
結果報告の3段階に渡って作業を効率化することができ
る。またテスト画面の位置やコントロールの配置が変更
されても本発明のテスト支援装置は有効に使用すること
ができ、他のOSに移行した後の再テストなどにも使用
できる。
【0101】テスト対象の画面プログラム自体に修正を
行う必要がなく、またテスト後のテスト支援機能の切り
離しが簡単にできるため、テスト終了後の本番環境への
移行が容易となり、確実にプログラムの品質を保証する
ことができ、GUI系プログラムの信頼性向上に寄与す
るところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成ブロック図である。
【図2】本発明におけるテスト対象画面プログラムとテ
スト支援クラスとの関係を説明する図である。
【図3】画面プログラムへのテスト支援機能の付加を説
明する図である。
【図4】テスト仕様書生成の概念的な説明図である。
【図5】テスト支援クラス生成の概念的な説明図であ
る。
【図6】テスト報告書生成の概念的な説明図である。
【図7】本発明のテスト支援装置の全体的な動作の説明
図である。
【図8】本発明におけるテスト支援機能の実現方法の説
明図である。
【図9】画面定義情報からのテスト仕様書生成の具体例
の説明図である。
【図10】項目単位のテストデータ設定の具体例の説明
図である。
【図11】画面単位のテストデータ設定の具体例の説明
図である。
【図12】テスト自動実行の具体例の説明図である。
【図13】通過処理の視覚的表現の具体例の説明図であ
る。
【図14】性能測定支援装置の動作例の説明図である。
【図15】テスト報告書生成装置の動作例の説明図であ
る。
【図16】テスト支援装置の動作例の全体的な説明図で
ある。
【図17】テスト支援機能実現方法の従来例の説明図で
ある。
【図18】図17に対応する本発明におけるテスト支援
機能実現方法の説明図である。
【図19】テスト仕様書生成装置の処理フローチャート
である。
【図20】テスト支援クラス生成装置の処理フローチャ
ートである。
【図21】テストデータ入力装置の動作例を説明する図
である。
【図22】テストデータ入力装置の処理フローチャート
である。
【図23】テストデータ設定装置の動作例の説明図であ
る。
【図24】テストデータ設定装置の処理フローチャート
である。
【図25】テスト自動実行装置の動作例の説明図であ
る。
【図26】テスト自動実行装置の処理フローチャートで
ある。
【図27】通過処理の視覚的表現装置の動作例の説明図
である。
【図28】通過処理の視覚的表現装置の処理フローチャ
ートである。
【図29】性能測定支援装置の動作の説明図である。
【図30】性能測定支援装置の処理フローチャートであ
る。
【図31】監視項目変化時の性能測定支援装置の動作例
の説明図である。
【図32】テスト報告書生成装置の処理フローチャート
である。
【図33】テスト環境におけるテスト支援Bクラスによ
るテスト支援の説明図である。
【図34】プログラム実行の本番環境における従業員登
録画面を示す図である。
【図35】本発明の実施形態を実現するためのプログラ
ムのコンピュータへのローディングを説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 テスト支援装置 2 テスト支援クラス生成手段 3 テスト実行手段 10 画面プログラム 11,21 テスト支援クラス 15 画面定義情報 16 テスト仕様書生成装置 18 テスト仕様書 20 テスト支援クラス生成装置 23 実行結果情報 24 テスト報告書生成装置 25 テスト報告書 31 テストデータ入力装置 32 テストデータ設定装置 33 テスト自動実行装置 34 性能測定支援装置 35 通過処理の視覚的表現装置 40 テストデータ入力情報 41 前回の実行結果情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤川 泰之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B042 GA08 GB02 HH17 HH19 5B076 DF08 EC05 5E501 AA02 AC10 BA05 CA02 CB02 CB09 EA05 EA10 FA25 FA42 FB28

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラフィックユーザインタフェースを使
    用する画面プログラムのテストを支援する装置におい
    て、 テスト対象画面プログラムの画面定義情報を入力として
    受け取り、該テスト対象画面プログラムのクラスに対し
    てオブジェクト指向の継承の関係におけるサブクラスで
    あって、画面プログラムをテストするためのテスト支援
    クラスを生成するテスト支援クラス生成手段と、 該生成されたテスト支援クラスを使用して、テスト対象
    画面プログラムのテストを実行するテスト実行手段とを
    備えることを特徴とするGUI系プログラムのテスト支
    援装置。
  2. 【請求項2】 前記テスト支援装置において、 前記画面定義情報から前記テスト対象画面プログラムに
    対するテスト仕様を生成して前記テスト実行手段に与え
    るテスト仕様生成手段を更に備えることを特徴とする請
    求項1記載のGUI系プログラムのテスト支援装置。
  3. 【請求項3】 前記テスト支援装置において、 前記テスト仕様生成手段によって生成されたテスト仕様
    と、前記テスト実行手段によるテスト実行結果とを用い
    てテスト報告を生成するテスト報告生成手段を更に備え
    ることを特徴とする請求項2記載のGUI系プログラム
    のテスト支援装置。
  4. 【請求項4】 前記テスト支援クラスが入力テストデー
    タの入力支援を行う機能を備えることを特徴とする請求
    項1、2、または3記載のGUI系プログラムのテスト
    支援装置。
  5. 【請求項5】 前記テスト支援クラスがテストの手動、
    または自動実行時のテスト結果を記録する機能を備える
    ことを特徴とする請求項1、2、または3記載のGUI
    系プログラムのテスト支援装置。
  6. 【請求項6】 前記テスト支援クラスが画面上でのテス
    ト実行箇所の視覚的表示を行う機能を備えることを特徴
    とする請求項1、2、または3記載のGUI系プログラ
    ムのテスト支援装置。
  7. 【請求項7】 前記テスト支援クラスが新たな入力テス
    トデータ、または以前のテスト実行結果に対する入力デ
    ータを用いたテストの手動、または自動実行の機能を備
    えることを特徴とする請求項1、2、または3記載のG
    UI系プログラムのテスト支援装置。
  8. 【請求項8】 前記テスト支援クラスが前記以前のテス
    ト実行結果に対する入力データを用いたテストの実行結
    果が該以前の実行結果と異なる時に警告の表示を行う機
    能を更に備えることを特徴とする請求項7記載のGUI
    系プログラムのテスト支援装置。
  9. 【請求項9】 前記テスト支援クラスが前記テスト対象
    画面プログラムの実行性能の測定を支援する機能を備え
    ることを特徴とする請求項1、2、または3記載のGU
    I系プログラムのテスト支援装置。
  10. 【請求項10】 グラフィックユーザインタフェースを
    仕様する画面プログラムのテストを支援する方法におい
    て、 テスト対象画面プログラムの画面定義情報を入力として
    受け取り、該テスト対象画面プログラムのクラスに対し
    てオブジェクト指向の継承の関係におけるサブクラスで
    あって、画面プログラムをテストするためのテスト支援
    クラスを生成し、 該生成されたテスト支援クラスを使用してテスト対象画
    面プログラムのテストを実行することを特徴とするGU
    I系プログラムのテスト支援方法。
  11. 【請求項11】 グラフィックユーザインタフェースを
    使用する画面プログラムのテストを支援するための計算
    機で使用される記憶媒体において、 テスト対象画面プログラムの画面定義情報を入力として
    受け取るステップと、 該テスト対象画面プログラムのクラスに対してオブジェ
    クト指向の継承の関係におけるサブクラスであって、画
    面プログラムをテストするためのテスト支援クラスを生
    成するステップとを計算機に実行させるためのプログラ
    ムを格納した計算機読み出し可能可搬型記憶媒体。
  12. 【請求項12】 グラフィックユーザインタフェースを
    使用する画面プログラムのテストを実行するための計算
    機で使用される記憶媒体において、 新たな入力テストデータ、または以前のテスト実行結果
    に対する入力データを受け取るステップと、 該受け取った入力データを用いて、テスト対象画面プロ
    グラムのクラスに対してオブジェクト指向の継承の関係
    におけるサブクラスであって、画面プログラムをテスト
    するためのテスト支援クラスを使用して該テスト対象画
    面プログラムのテストを実行するステップとを計算機に
    実行させるためのプログラムを格納した計算機読み出し
    可能可搬型記憶媒体。
  13. 【請求項13】 グラフィックユーザインタフェースを
    使用する画面プログラムのテストを支援するための計算
    機で使用されるプログラムにおいて、 テスト対象画面プログラムの画面定義情報を入力として
    受け取る手順と、 該テスト対象画面プログラムのクラスに対してオブジェ
    クト指向の継承の関係におけるサブクラスであって、画
    面プログラムをテストするためのテスト支援クラスを生
    成する手順とを計算機に実行させるためのプログラム。
  14. 【請求項14】 グラフィックユーザインタフェースを
    使用する画面プログラムのテストを実行するための計算
    機で使用されるプログラムにおいて、 新たな入力テストデータ、または以前のテスト実行結果
    に対する入力データを受け取る手順と、 該受け取った入力データを用いて、テスト対象画面プロ
    グラムのクラスに対してオブジェクト指向の継承の関係
    におけるサブクラスであって、画面プログラムをテスト
    するためのテスト支援クラスを使用して該テスト対象画
    面プログラムのテストを実行する手順とを計算機に実行
    させるためのプログラム。
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