JP2001355381A - 親杭打設装置 - Google Patents
親杭打設装置Info
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- JP2001355381A JP2001355381A JP2000177932A JP2000177932A JP2001355381A JP 2001355381 A JP2001355381 A JP 2001355381A JP 2000177932 A JP2000177932 A JP 2000177932A JP 2000177932 A JP2000177932 A JP 2000177932A JP 2001355381 A JP2001355381 A JP 2001355381A
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Abstract
ための竪坑を穿設することができる親杭打設装置を提供
する。 【解決手段】オーガスクリューなどからなるオーガ装置
4をケーシングチューブ2内に収納し、その上端部に、
当該オーガ装置4を駆動する回転駆動源5を固定する。
この回転駆動源5をクレーン1のブーム1aから吊下
げ、ケーシングチューブ2に沿って設けられた細い円筒
体の連結補強部材3を、地上に設置した反力止め6で係
合するようにしてケーシングチューブ2の外形を支持
し、オーガ装置4に係る反力を受ける。クレーン1は汎
用のものでよく、反力止め6とクレーン1からの吊下げ
で安定性が高いため、高さの異なる部位や離れた部位に
も竪坑を穿設することができる。
Description
めの竪坑を穿設する親杭打設装置に関するものである。
ースドリルとかアースオーガと呼ばれるオーガ装置で穿
設する装置が開発されている。このような親杭打設装置
では、一般に、オーガ装置を回転させて地盤を掘削す
る。オーガ装置は、スクリュー部を備えていて、掘削し
た地盤は、そのスクリューに沿って外部に搬出され、同
時にオーガ装置は次第に土壌内に侵入する。そのため、
従来の親杭打設装置は、このオーガ装置をガイドするガ
イド部を備えており、これを専用の装置車両に固定して
構成されている。これらの杭打装置は、一般に三点式杭
打装置とも呼ばれている。
来の親杭打設装置は、原則的に装置車両と親杭打設部位
とが接近し且つ同等の高さであることを前提としてお
り、離間距離や高さの違いの許容範囲が狭い。また、安
定性が低く、転動防止のための対策を必要とする。具体
的には、オーガ装置が上下方向に長いため、それを穿設
部位よりも高い部位で支持する必要があり、櫓状の支持
構造を設置するなどの必要もあった。
たものであり、安定性がよく、汎用のクレーンを用い
て、離間した部位や高さの異なる部位にも親杭打設のた
めの竪坑を穿設することが可能な親杭打設装置を提供す
ることを目的とするものである。
設装置は、親杭を打設する竪坑を穿設するための親杭打
設装置であって、回転によって地盤を掘削するオーガ装
置と、このオーガ装置を回転駆動すると共に汎用のクレ
ーンに吊下げ可能な回転駆動源と、前記オーガ装置を収
納すると共に前記回転駆動源を上端部に固定するケーシ
ングチューブと、前記ケーシングチューブの外形を竪坑
穿設部位で支持すると共に竪坑穿設中の反力を受ける反
力止めとを備えたことを特徴とするものである。
て説明する。図1、図2は本発明の親杭打設装置の一実
施形態を示す竪坑穿設中の使用説明図である。これらの
図から明らかなように、本実施形態の親杭打設装置はク
レーン(クローラクレーン)1のブーム1aの先端から
吊下げて使用する。そのため、クレーン1は、穿設する
竪坑の条件、例えば深さや地盤の硬さなどに応じて、必
要な車両を用いることができる。即ち、専用車両でな
く、汎用のクレーン1を用いることが可能である。
体図を示す。この親杭打設装置は、全体がケーシングチ
ューブ2に収納され、或いはそれに固定されて構成され
ている。ケーシングチューブ2は、図4に示すような円
筒部材を幾つか連結して構成されている。従って、ケー
シングチューブ2の長さは、連結する円筒部材の数や長
さを調整することによって自在に設定することが可能で
ある。また、所定の部位には、掘削した地盤の土砂を排
出する排出窓2aが形成されている。なお、このケーシ
ングチューブ2は、従来のそれと同様に、長手方向に沿
って、細い円筒状の連結補強部材3が取付けてある。
いるのがオーガ装置4である。オーガ装置4は、図5a
に示すスクリュー部4aや、図示しないロッド部を連結
して構成され、その先端部、つまり使用時下端部には、
図5bに示すようなスクリューヘッド(ドリルビッド)
4bが取付けられている。従って、このオーガ装置4を
回転すると、スクリューヘッド4bが地盤を掘削し、そ
の掘削された土砂は、スクリュー部4aに沿って外部に
排出され、地盤に竪坑を穿設することができる。また、
このオーガ装置4の長さも、前記連結するスクリュー部
4aやロッド部の数や長さを調整することによって自在
に設定することが可能である。従って、前記ケーシング
チューブ2と合わせて、穿設する竪坑の深さに応じて、
オーガ装置4並びにケーシングチューブ2の長さを設定
することができるので、広い汎用性がある。
上端部には、前記オーガ装置4を回転駆動する回転駆動
源5が取付け固定されている。この回転駆動源5は、例
えばモータや減速機などで構成され、地盤に竪坑を穿設
する十分なトルクでオーガ装置4を回転駆動する。この
回転駆動源5によって回転駆動されるオーガ装置4の反
力は、図6に示す反力止め6で受ける。この反力止め6
は、竪坑を穿設する地盤の表面又はその近傍に設置し、
係合曲面6aで前記連結補強部材3に係合して、ケーシ
ングチューブ2を支持することにより、内部に収納され
ているオーガ装置4の反力を受ける。なお、この反力止
め6では、前記ケーシングチューブ2の連結補強部材3
を、係合曲面6aで外側から支持しているだけなので、
オーガ装置4の地盤の穿設に伴って、当該オーガ装置4
並びにケーシングチューブ2が地盤中に降下する際に
は、当該ケーシングチューブ2の連結補強部材3が支持
曲面を摺動するようになっている。
ば、例えば図1,図2に示すように、竪坑穿設部位の地
表又はその近傍に設置した反力止め6でケーシングチュ
ーブ2の外形を支持し、クレーン1に吊下げた回転駆動
源5でオーガ装置4を回転駆動して地盤を掘削し、土砂
を外部に排出しながらオーガ装置4及びケーシングチュ
ーブ2が地盤内に降下して、次第に竪坑を穿設すること
ができる。そのため、安定性がよく、垂直精度も高い。
そして、このように竪坑が穿設されたら、従来と同様
に、オーガ装置4を回転させながらセメントミルクを注
入・攪拌し、オーガ装置4並びにケーシングチューブ2
を竪坑から引き抜く。次いで、例えばH型鋼等からなる
親杭を所定の高さに固定すればよい。
ば、図1に示すように高さの異なる部位や、図2に示す
ように離間距離の大きな部位にも自在に竪坑を穿設する
ことができる。また、これに加えて、クレーン1は施工
条件にあった能力のものを選定できるので、施工レベル
差、つまり高さの違いや、施工作業半径、つまり離間距
離の違い、或いは親杭の長さなどの制約が殆どなくな
る。従って、従来、桟橋を組み、そこから竪坑を穿設し
ていたような部位でも、桟橋を組むことなく、そのまま
竪坑を穿設することも可能となる。更に、これを応用す
れば、例えば河川越しに対岸に親杭を打設するとか、既
存建家越しに親杭を打設するとか、崖下から10m以上
上方の法面に親杭を打設するといった、従来、不可能だ
った施工が可能となる。
駆動源5以下、ケーシングチューブ2、オーガ装置4、
反力止め6だけであるから、突発的な工事の発生にも柔
軟に対応することができる。更に、安定性が高いため、
転倒に対する安全性も高い。
装置によれば、ケーシングチューブの上端部に固定され
た回転駆動源を汎用クレーンに吊下げ、そのケーシング
チューブを反力止めで支持し、回転駆動源でオーガ装置
を回転すると、当該オーガ装置で地盤を掘削することが
できるので、汎用のクレーンによってケーシングチュー
ブ及びオーガ装置の吊下げ位置を自在に設定することが
可能となり、離間した部位や高さの異なる部位にも親杭
を打設するための竪坑を穿設することができ、また竪坑
穿設部位で反力止めによってケーシングチューブを支持
するため、安定性にも優れる。
を示す正面図である。
ある。
正面図、(b)は側面図である。
細図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)
は平面図である。
り、(a)はスクリュー部の正面図、(b)はスクリュ
ーヘッドの正面図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 親杭を打設する竪坑を穿設するための親
杭打設装置であって、回転によって地盤を掘削するオー
ガ装置と、このオーガ装置を回転駆動すると共に汎用の
クレーンに吊下げ可能な回転駆動源と、前記オーガ装置
を収納すると共に前記回転駆動源を上端部に固定するケ
ーシングチューブと、前記ケーシングチューブの外形を
竪坑穿設部位で支持すると共に竪坑穿設中の反力を受け
る反力止めとを備えたことを特徴とする親杭打設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000177932A JP2001355381A (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | 親杭打設装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000177932A JP2001355381A (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | 親杭打設装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001355381A true JP2001355381A (ja) | 2001-12-26 |
Family
ID=18679452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000177932A Pending JP2001355381A (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | 親杭打設装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001355381A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013011078A (ja) * | 2011-06-28 | 2013-01-17 | Aoba-Kenki Co Ltd | 掘削装置及び掘削工法 |
-
2000
- 2000-06-14 JP JP2000177932A patent/JP2001355381A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013011078A (ja) * | 2011-06-28 | 2013-01-17 | Aoba-Kenki Co Ltd | 掘削装置及び掘削工法 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070316 |
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