JP2001354786A - 熱収縮性ポリ乳酸系樹脂フィルム - Google Patents

熱収縮性ポリ乳酸系樹脂フィルム

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JP2001354786A
JP2001354786A JP2000178697A JP2000178697A JP2001354786A JP 2001354786 A JP2001354786 A JP 2001354786A JP 2000178697 A JP2000178697 A JP 2000178697A JP 2000178697 A JP2000178697 A JP 2000178697A JP 2001354786 A JP2001354786 A JP 2001354786A
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Masayuki Sukigara
正幸 鋤柄
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生分解性を有し且つ熱収縮を有する架橋された
ポリ乳酸系樹脂フィルムおよびそれによって被包装物に
密着して緊張したシュリンク包装体を提供する。 【解決手段】ポリ乳酸系樹脂からなる架橋されたフィル
ムにおいて、150℃における熱収縮率が、フィルムの
長手方向(MD方向)、幅方向(TD方向)共に60%
以上である熱収縮性ポリ乳酸系樹脂フィルム。およびこ
のフィルムを用いて被包装物の縦および横方向の長さに
対して各10〜50%の余裕率を持たせて3方シールし
た包装フィルムで被包装物を覆い、被包装物の包装フィ
ルムに空気抜きの小孔を開け、熱収縮によって被包装物
に密着して緊張されたシュリンク包装体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリ乳酸系樹脂か
らなる生分解性を有する熱収縮性フィルムおよびそれに
よって包装されたシュリンク包装体に関するものであ
り、更に詳しくは、ポリ乳酸系樹脂からなる生分解性を
有する架橋された熱収縮性フィルムおよびそれを用いて
3方シールした包装フィルムで被包装物を覆い、熱収縮
によって被包装物に密着して緊張されたシュリンク包装
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シュリンク包装体は、包装フィルムが被
包装物に密着してかさばらないこと、種々の形状の異な
る被包装物をシワ無く美麗に包装出来ること等の利点か
ら、例えば弁当容器や惣菜容器の蓋付容器や精肉や生鮮
野菜等の蓋なしトレー、カップラーメンなどの食品包
装、および玩具、日用雑貨など、幅広い分野の包装体と
して利用されている。
【0003】また、このシュリンク包装体に使用される
包装フィルムとしてはポリオレフィン系樹脂フィルムが
一般的である。そして、これらのシュリンク包装用フィ
ルムおよびそれを用いたシュリンク包装体に関しては、
特開平9−216956号公報などに開示されている。
しかしながら従来用いられているこれらのポリオレフィ
ン系樹脂フィルムは生分解性を有しないフィルムであ
る。合成高分子化合物はその優れた特性からプラスチッ
クとして広範囲に使用されるようになったが、その使用
量の増加と共に廃棄物量も増大しており、この廃棄プラ
スチックをどの様に処理するかが大きな社会問題になっ
ている。焼却すると、発熱量が大きいため焼却炉を傷め
やすい、有害物質を生成するおそれがある等の問題点が
あり、埋め立てても腐らないためいつまでも環境中に残
留するという問題点がある。更に、リサイクルは分別・
回収、再生のコストを考えると早急な普及は困難であ
る。
【0004】この様な環境問題の高まりの中で、環境へ
の負荷を低減して、社会を持続可能なものにするため
に、廃棄後に自然環境下で分解する生分解性プラスチッ
クが求められるようになっている。これまでに知られて
いる生分解性プラスチックとしては、澱粉系、微生物に
よって生産された脂肪族ポリエステル系樹脂、化学合成
による脂肪族ポリエステル系樹脂、及びそれらの化学構
造を一部変性したタイプの樹脂、生分解性の脂肪族芳香
族ポリエステル系樹脂などが知られている。
【0005】これらの生分解性プラスチックの中で、ポ
リ乳酸系樹脂は他の生分解性プラスチックに比べて、透
明性、剛性に優れているが、特にその延伸フィルムは、
腰が強く、透明性に優れ、各種包装用フィルムとして適
しているが、熱収縮によって被包装物に密着して緊張さ
れたシュリンク包装用に適したフィルムは未だに得られ
ていない。特に、種々の形状の異なる被包装物をシワも
なく美麗に包装できるためには、フィルムの長手方向
(以後MD方向と略す)と幅方向(以後TD方向と略す)の
両方に十分な熱収縮性がないとフィルムが十分に被包装
物の形状に追随して収縮できずに残り美麗な包装が出来
ない。
【0006】生分解性を有する熱収縮性フィルムに関し
ては、特開平5−212790号公報でポリ乳酸系樹脂
組成物からなるフィルムが開示されているが、これはラ
ベル用収縮フィルムであり、一軸方向に38%〜83%
収縮し、それに直角方向には収縮率が13%以下であ
り、本発明で目的とするシュリンク包装用には適しな
い。また、特開平7−256753号公報では特定の面
配向度で、結晶融解熱量と結晶化熱量の差が20J/g
未満である熱収縮性ポリ乳酸系フィルムが開示されてい
るが、MD方向、TD方向の両方に高い収縮率で且つ熱
収縮時に被包装物を変形させるような大きな収縮応力を
生じないようなフィルムは得られず、本発明の目的とす
るシュリンク包装用フィルムは得られない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、生分解性を
有し且つ熱収縮を有する架橋されたポリ乳酸系樹脂フィ
ルムおよびそれによって被包装物に密着して緊張したシ
ュリンク包装体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を解決するため、鋭意研究を重ねた結果、驚くべきこと
に特定の熱収縮特性を持つポリ乳酸系樹脂フィルムを用
いることで本発明の目的を達成しうることを見出し、本
発明を完成した。すなわち、本発明は下記の通りであ
る。 (1) ポリ乳酸系樹脂からなる架橋されたフィルムに
おいて、150℃における熱収縮率が、フィルムの長手
方向(MD方向)、幅方向(TD方向)共に60%以上
であることを特徴とする熱収縮性ポリ乳酸系樹脂フィル
ム。 (2) ポリ乳酸系樹脂フィルムが、2〜20Mrad
の電子線の照射により架橋されたフィルムである上記1
記載の熱収縮性ポリ乳酸系樹脂フィルム。
【0009】(3) ポリ乳酸系樹脂が、乳酸とヒドロ
キシカルボン酸およびラクトン類からなる群より選ばれ
る化合物との共重合体で、乳酸単量体単位の含有量が5
0重量%以上98重量%以下である上記1記載の熱収縮
性ポリ乳酸系樹脂フィルム。 (4) ポリ乳酸系樹脂が、乳酸とε−カプロラクトン
との共重合体で、乳酸単量体単位の含有量が50重量%
以上98重量%以下である上記1記載の熱収縮性ポリ乳
酸系樹脂フィルム。 (5)60℃〜120℃の範囲での最大熱収縮応力が、
MD方向、TD方向共に20〜200g/mm2の範囲
である上記1記載の熱収縮性ポリ乳酸系樹脂フィルム。 (6) 被包装物の縦および横方向の長さに対して各1
0〜50%の余裕率を持たせて3方シールした包装フィ
ルムで被包装物を覆い、被包装物の包装フィルムに空気
抜きの小孔を開け、熱収縮によって被包装物に密着して
緊張されたシュリンク包装体において、該包装フィルム
がポリ乳酸系樹脂からなる架橋されたフィルムであり、
150℃における熱収縮率が、フィルムの長手方向(M
D方向)、幅方向(TD方向)共に60%以上である熱
収縮性ポリ乳酸系樹脂フィルムであることを特徴とする
シュリンク包装体。
【0010】(7) 包装フィルムが2〜20Mrad
の電子線の照射により架橋されたフィルムであることを
特徴とする上記6記載のシュリンク包装体。 (8) 包装フィルムが、乳酸とヒドロキシカルボン酸
およびラクトン類からなる群より選ばれる化合物との共
重合体で、乳酸単量体単位の含有量が50重量%以上9
8重量%以下であることを特徴とする上記6記載のシュ
リンク包装体。 (9) 包装フィルムが、乳酸とε−カプロラクトンと
の共重合体で、乳酸単量体単位の含有量が50重量%以
上98重量%以下であることを特徴とする上記6記載の
シュリンク包装体。 (10) 包装フィルムが60℃〜120℃の範囲での
最大熱収縮応力が、MD方向、TD方向共に20〜20
0g/mm2の範囲であることを特徴とする上記6記載
のシュリンク包装体である。
【0011】本発明について、以下に具体的に説明す
る。本発明の熱収縮性フィルムから本発明のシュリンク
包装体を得るための工程の1例は以下の通りである。第
一に、被包装物の縦および横方向の長さに対して各10
〜50%の余裕を持たせて3方シールした包装フィルム
で被包装物を覆う。被包装物を包装フィルムで覆う方式
は、ピローシュリンクあるいはL型包装どちらでも良
い。ここで被包装物の縦方向の長さとは、被包装物を包
装機械に流す場合の流れ方向における被包装物の周長の
2分の1の長さのことであり、横方向の長さとは上記縦方
向と直角方向の被包装物の周長の2分の1の長さのこと
であり、10〜50%の余裕率とは、シール間のフィル
ムの長さを前述の被包装物の長さに対して10〜50%
長くすることである。
【0012】余裕率を10〜50%とするのは、被包装
物の形状が直方体や立方体のものの他に円錐形や円錐台
形状、突起物を持った不定形形状の物など種々あるため
である。余裕率を10%より少なくすると、収縮時にシ
ール部や空気抜きの小孔に応力が集中し、シール剥離や
破れが発生する場合があるので好ましくない。50%よ
り大きくすると被包装物に密着した緊張されたシュリン
ク包装体を得にくくなる傾向にあり、美麗なシュリンク
包装体とならず、このため熱風などの温度を上げると透
明性の低下を起こし易いので好ましくない。
【0013】3方シールはインパルスシール、ヒートシ
ール、溶断シールなどの通常のシール方法を、使用する
包装フィルムに合わせて選択すれば良く、これらのシー
ル方法を組合わせても良い。第二に、被包装物の包装フ
ィルムに空気抜きの小孔を開け、熱収縮によって被包装
物に密着して緊張されたシュリンク包装体とする。空気
抜きの小孔は、針や熱針あるいはレーザーなどを用いて
開けることができるが、この工程は第一の3方シールを
行う工程の前に行っても良い。熱収縮は熱風、蒸気等を
使用出来るが、後処理の要らない熱風が好ましい。
【0014】次に本発明のフィルムについて述べる。本
発明のフィルムは、架橋されたポリ乳酸系樹脂からな
る。該ポリ乳酸系樹脂とは、乳酸単量体単位を50重量
%以上含有する共重合体であって、ポリ乳酸および乳酸
と他のヒドロキシカルボン酸およびラクトン類からなる
群より選ばれる化合物との共重合体、または乳酸単量体
単位を50重量%以上含有するこれら重合体の組成物で
ある。乳酸単量体単位の含有量が50重量%未満の場
合、フィルムの耐熱性および透明性が低下する傾向にあ
る。好ましくは乳酸単量体単位を50重量%以上98重
量%以下含む共重合体であり、さらに好ましくは、乳酸
単量体単位を80重量%以上95重量%以下含む共重合
体である。乳酸単量体単位の含有量が98重量%以下の
場合、後述する電子線架橋効率が向上し好ましく、さら
に好ましくは乳酸単量体単位含量が95重量%以下の場
合である。また、L−乳酸とD−乳酸の比率は結晶化度
が低下しないようにL/D=100/0〜60/40ま
たは0/100〜40/60が好ましい。
【0015】乳酸としては、L−乳酸、D−乳酸が挙げ
られる。ヒドロキシカルボン酸としては、グリコール
酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、3−ヒ
ドロキシ吉草酸、4−ヒドロキシ吉草酸、6−ヒドロキ
シカプロン酸等が挙げられる。また、ラクトン類として
は、グリコリド、ラクチド、β−プロピオラクトン、γ
−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、ε−カプロラ
クトンおよびこれらにメチル基などの種々の基が置換し
たラクトン類などが挙げられる。乳酸と共重合する上記
の化合物の内、架橋効率が向上するため好ましい物とし
てはグリコリド、β−プロピオラクトン、γ−ブチロラ
クトン、δ−バレロラクトン、ε−カプロラクトンなど
の無置換のラクトン類であり、特に好ましくはε−カプ
ロラクトンである。
【0016】ポリ乳酸系樹脂の重合方法としては、縮合
重合法、開環重合法などの公知の方法を採用できる。ま
た、ポリイソシアネート、ポリエポキシ化合物、酸無水
物、多官能酸塩化物などの結合剤を使用して分子量を増
大する方法を用いることもできる。また、本発明では後
述の通り電子線照射によって重合体の架橋を行うため、
この架橋反応によって重合体の分子量が増加して、得ら
れる熱収縮フィルムの収縮特性だけでなく、延伸加工時
の延伸安定性が向上するという特徴がある。ポリ乳酸系
樹脂の電子線架橋前の重量平均分子量は10000〜1
000000の範囲が好ましく、さらに好ましくは重量
平均分子量20000〜800000の範囲である。
【0017】本発明のポリ乳酸系樹脂フィルムには、上
記の樹脂の他に、可塑剤、熱安定剤、酸化防止剤、およ
び紫外線吸収剤、防曇剤、帯電防止剤、防錆剤などの公
知の添加剤を、本発明の要件と特性を損なわない範囲で
配合することが可能である。特に柔軟性が必要な場合に
は、フィルムに可塑剤を添加することが好ましい。ま
た、本発明のフィルムは単層フィルムでも多層フィルム
でも良い。次に、本発明のフィルムの製造方法について
述べる。
【0018】本発明のポリ乳酸系樹脂フィルムは、イン
フレーション法やテンター法などの従来公知の延伸方法
にて二軸延伸することにより得られる。その際、押出さ
れたチューブ状またはシート状の樹脂を溶融状態から急
冷し、その後にそのチューブ状またはシート状の樹脂に
電子線を照射して樹脂の架橋処理を行い、続いてそのチ
ューブ状またはシート状の樹脂を融点以上に加熱しイン
フレーション法またはテンター法で延伸し、その後延伸
した状態でフィルムを融点以下に冷却することで熱収縮
フィルムを得ることができる。
【0019】架橋処理後のチューブ状又はシート状の樹
脂を融点以上に加熱して延伸するのは、延伸後のフィル
ムの熱収縮応力を調整し、熱収縮して包装させる時に被
包装物に変形が起こらないようにするためである。樹脂
の融点以下の温度で延伸して得られる熱収縮性フィルム
では熱収縮時の大きな収縮応力で被包装物に変形が起こ
りやすい。本発明の熱収縮性ポリ乳酸系樹脂フィルムは
60℃〜120℃の範囲での最大熱収縮応力がMD方
向、TD方向共に20〜200g/mm2の範囲である
ことが好ましい。20g/mm2未満であれば熱収縮包
装時に被包装物に密着した緊張されたシュリンク包装体
を得にくくなり好ましくなく、200g/mm2以上で
は上述の通り、被包装物の変形の発生の他にシール剥離
やフィルムの破れが生じやい。好ましくは30〜180
g/mm2の範囲である。熱収縮応力はASTM D−
2838に準拠して測定する。
【0020】また、樹脂を融点以上で安定して延伸させ
るには架橋処理が必要であり、延伸前に架橋処理を行わ
ないと樹脂の溶融張力が極端に低下して全く延伸するこ
とが出来ない。異方性の少ない収縮フィルムを得るた
め、および目標とするフィルム幅が2〜3m以下で生産
量が数千トン/年以下の場合、単位生産能力当たりの必
要設備投資額から判断するとインフレーション法が好ま
しい。また、好ましい電子線の照射線量はポリ乳酸系樹
脂の組成に依存するが、通常2〜20Mradである。
照射線量が2Mradより少ないと十分な熱収縮率、収
縮応力が得られにくく、透明性の改良も不十分となりや
すい。また、20Mradを越えると、透明性は改良さ
れるが収縮応力が大きくなりすぎて美麗なシュリンク包
装体を得ることが出来にくい。さらに好ましくは3〜1
0Mradの範囲である。
【0021】本発明の熱収縮性を有するフィルムは、1
50℃で測定した熱収縮率がフィルムのMD方向および
TD方向共に60%以上であることが必要である。熱収
縮率はASTM D−2732に準拠して測定する。6
0%未満では熱収縮フィルムとして使用した場合に、被
包装物に密着した緊張されたシュリンク包装体を得られ
ず好ましくない。好ましくはMD方向、TD方向共に7
0%以上であり、さらに好ましくは80%以上である。
【0022】本発明の熱収縮性を有するフィルムを得る
ためには、延伸倍率としては、MD方向およびTD方向
それぞれに2.5〜10倍延伸するとよく、熱収縮性の
向上の観点から、好ましくは3.3〜10倍であり、さ
らに好ましくは5〜10倍の範囲である。延伸倍率は大
きい方が得られるフィルムの熱収縮率が大きくなり好ま
しいが延伸倍率がMD方向もTD方向も両方10倍を越え
る延伸は、延伸安定性が極端に低下して、安定した製膜
が行えなくなることがある。延伸後のフィルム厚みは、
好ましくは5〜80μmであり、より好ましくは7〜5
0μmで、さらに好ましくは8〜30μmであるが、本
発明では特に限定されるものではない。
【0023】ポリ乳酸系樹脂フィルムは、ポリオレフィ
ン系樹脂フィルムに比べて親水性であるが、印刷、コー
テイング、ラミネートなどの目的でポリ乳酸系樹脂フィ
ルム表面をコロナ処理などによりさらに親水化処理する
こともできる。その際の表面張力としては、400μN
/cm〜600μN/cmの範囲が好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】実施例および比較例によって本発
明を説明する。まず、実施例および比較例で用いた評価
方法について以下に説明する。 (1)熱収縮率 ASTM D−2732に準拠して測定した。 (2)熱収縮応力 ASTM D−2838に準拠して測定した。なお、6
0℃〜120℃の範囲での最大熱収縮応力とは、この測
定温度範囲で最大の収縮応力を生じる温度での収縮応力
の最大値を意味する。
【0025】(3)曇り度 ASTM D−1003に準拠して測定した。 (4)重量平均分子量 Waters社製のゲルパーミエイションクロマトグラ
フィー(GPC)を用いて、クロロホルムを溶媒とし
て、試料のクロロホルム溶液の濃度を1mg/1ccと
し、溶媒温度40℃、溶媒流速1ml/分で測定を実施
した。標準ポリスチレンを用いてポリスチレン換算して
重量平均分子量を求めた。 (5)融点 パーキンエルマー(Perkin−Elmer)社製の
示差走査熱量計(DSC)、DSC−7型を用いて、約
10mgの試料を10℃/分の速度で0℃から200℃
まで昇温させて融点を測定した。
【0026】(6)包装評価 以下の基準でシュリンク包装体の仕上がりを評価した。 シワ ○:シワなく被包装物に包装フィルムが密着して緊張し
ているもの △:被包装物にシワはないが周囲に小シワが残るもの ×:被包装物の上面および周囲にシワが残るもの 空気抜き穴およびシール部破れ ○:空気抜き穴およびシール部共に破れがないもの △:空気抜き穴またはシール部の破れが一部あるもの ×:空気抜き穴およびシール部の両方に破れが発生して
いるもの シュリンク包装体から取り出したフィルムの透明性 ○:曇り度が4%未満のもの △:曇り度が4〜5%のもの ×:曇り度が5%を越えるもの
【0027】(7)生分解性試験 試験フィルムを縦100mm、横100mmのサイズに
カットし、ステンレス製1mmの網目のネット状サンプ
ルホルダーに挟み、地中約10cmの深さの所に埋め9か
月経過後に残存するフィルムの重量を測定した。残存率
が40%以下であるものを○、残存率が40〜90%の
ものを△、残存率が90%以上のものを×と判定した。
【0028】以下の実施例および比較例におけるポリ乳
酸系樹脂は、Journal ofPolymer S
cience :PartB:Polymer Phy
sics,Vol.32,2481−2489ページ
(1994年)に記載された方法に従い、錫系触媒を用
いてL,L−ラクチド、D,D−ラクチドおよびε−カ
プロラクトンの共重合体を合成し、さらにポリイソシア
ネートを用いて表1の様なポリ乳酸重合体を得た。以下
の実施例と比較例においては、全て表1のポリ乳酸系樹
脂を使用して実施した。
【0029】
【実施例1】フィルムへの延伸製膜は、単軸スクリュー
押出機を用いて、樹脂を環状ダイより押出し、冷却媒体
として水を用いて急冷し、400μmの無延伸チューブ
を得た。得られた無延伸チューブを500KVの加速電
圧で加速した電子線を6Mrad照射し架橋処理を行
い、続いて赤外線ヒーターにより加熱を行い無延伸チュ
ーブを150℃まで加熱しつつ、2組のニップロール間
の速度比によりMD方向に6.3倍、チューブ内にエア
ーを注入することによりTD方向に6.3倍延伸し、エ
アーリングにより形成されたバブルの最大径の部分に2
5℃の冷風を当て、延伸フィルムを冷却固定した後に、
折り畳んで巻き取り厚み10.1μmのフィルムを得
た。
【0030】得られたフィルムの物性を表2に示す。得
られたフィルムは高収縮率を有しながら収縮応力の低い
フィルムであり、透明性も良好であり、また、このフィ
ルムの生分解性も良好であることが確認された。このフ
ィルムを用い市販の横型ピローシュリンク包装機により
シュリンク包装体を作成した。被包装物としては発泡ポ
リスチレン製トレーに延伸ポリスチレン透明シートの蓋
の付いた弁当容器を用い、弁当容器の周りにフィルムを
筒状に送り、被包装物の底部のフィルムの合わせ目をヒ
ートシールし、引き続き、筒状になったフィルムの両端
を溶断シールする。この時の余裕率は縦および横方向共
に30%でシールを行った。空気抜きの小孔は被包装物
の底部に針状の突起により生じさせた。引き続き加熱ト
ンネルに搬送し、トンネル滞留時間は5秒で収縮を行
い、シュリンク包装体を得た。加熱トンネルの温度を1
10℃から180℃まで変化させて包装を行い、その結
果を表3に示した。本実施例のフィルムによるシュリン
ク包装体は広い温度範囲で仕上がりが良く、空気抜き穴
やシール部での破れも少なく、透明性に優れていること
が分かる。
【0031】
【実施例2〜6】表1に示す樹脂を用いた以外は実施例
1と同様の方法で、厚み10.1〜10.2μmの熱収
縮フィルムを得た。また、得られたフィルムの物性を表
2に示した。どのフィルムも高収縮率で且つ収縮応力が
小さく且つ透明性も良好なフィルムが得られた。また、
このフィルムの生分解性も良好であることが確認され
た。また、表3より、本実施例のフィルムによるシュリ
ンク包装体は広い温度範囲で仕上がりが良く、空気抜き
穴やシール部での破れも少なく、透明性に優れているこ
とが分かる。
【0032】
【比較例1,2】表1に示す樹脂を用いた以外は実施例
1と同様の方法で製膜したが、厚み11.5および1
1.7μmの熱収縮フィルムを得た。また、得られたフ
ィルムの物性を表2に示した。これらのフィルムは比較
的に高収縮率で且つ収縮応力も小さいが透明性が劣り、
融点の低いフィルムであった。このフィルムの生分解性
は良好であった。表3より比較例1、2のフィルムによ
るシュリンク包装体は広い温度範囲で仕上がりは良い
が、耐熱性が劣るため、高温側では空気抜き穴やシール
部での破れが多く、また透明性も劣っていることが分か
る。
【0033】
【実施例7〜9】表4に示した通り実施例1と同じ樹脂
を用いて、表5に示した様に電子線照射量を2Mra
d、4Mrad、8Mradにした以外は実施例1と同
様の方法で、厚み10.1μmの熱収縮フィルムを得
た。得られたフィルムの物性も表5に示した。どのフィ
ルムも高収縮率で且つ収縮応力が小さく且つ透明性も良
好なフィルムが得られた。また、このフィルムの生分解
性も良好であることが確認された。また、表6より、本
実施例のフィルムによるシュリンク包装体は広い温度範
囲で仕上がりが良く、空気抜き穴やシール部での破れも
少なく、透明性に優れていることが分かる。
【0034】
【比較例3】実施例1と同じ樹脂を用いて、実施例1と
同じように無延伸チューブを押出し、電子線照射を行わ
ずに150℃まで無延伸チューブを加熱して、チューブ
内にエアーを注入して延伸を行おうとしたが、すぐにチ
ューブが破れて延伸は行えず、目的とするフィルムは得
られなかった。
【0035】
【実施例10〜12】表4に示した通り実施例2と同じ
樹脂を用いて、厚さ310μm(実施例10)、210μ
m(実施例11)および92μm(実施例12)の無延伸チ
ューブを押出し、その後、実施例2と同じように6Mr
adで電子線架橋した後に表5に示した様な延伸倍率
で、厚み10.2μmの熱収縮フィルムを得た。得られ
たフィルムの物性も表5に示した。
【0036】延伸倍率の低下でフィルムの収縮率も減少
したが、本実施例のフィルムは本発明の範囲内である6
0%以上の収縮率を示し且つ収縮応力も本発明の範囲内
であり、且つ透明性も良好なフィルムが得られた。ま
た、このフィルムの生分解性も良好であることが確認さ
れた。また、表6より、本実施例のフィルムによるシュ
リンク包装体は広い温度範囲で仕上がりが良く、空気抜
き穴やシール部での破れも少なく、透明性に優れている
ことが分かる。
【0037】
【比較例4】実施例2と同じ樹脂を用いて、厚さ50μ
mの無延伸チューブを押出し、その後実施例2と同じよ
うに6Mradで電子線架橋した後に表5に示した様に
延伸倍率2.2倍に延伸し、厚み10.2μmの熱収縮
フィルムを得た。このフィルムは熱収縮性も劣り、表6
から分かる様にシュリンク包装体の仕上がりも悪かっ
た。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】
【表6】
【0044】
【発明の効果】本発明の熱収縮性ポリ乳酸系樹脂フィル
ムは自然環境中での生分解性を有し、高収縮率でありな
がら収縮応力が大きくなく、透明性に優れる熱収縮性フ
ィルムである。また、このフィルムを用いた本発明のシ
ュリンク包装体は、広い温度範囲で仕上がりが良く、空
気抜き穴やシール部での破れも少なく、透明性に優れて
いてシュリンク包装分野において非常に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 3/28 CFD C08J 3/28 CFD 4J029 // C08L 67:04 C08L 67:04 Fターム(参考) 3E067 AA11 AB01 BA02B BA07B BA10B BA18C BB14C BC04C CA01 CA30 EA08 FA04 FB01 FC01 GD01 3E086 AA02 AB01 AD16 BA02 BA15 BB67 BB90 CA01 CA35 4F070 AA47 AB09 HA04 HB01 HB05 HB15 4F071 AA43 AF52 AF61Y AH04 BB07 BB08 BC01 4F210 AA24 AE01 AG01 RA03 RC02 RG02 RG04 RG43 4J029 AA02 AB01 AB07 AC01 AC02 AE03 EA02 EA05 EG02 EG07 EG09 EH02 EH03 KB03 KH08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ乳酸系樹脂からなる架橋されたフィ
    ルムにおいて、150℃における熱収縮率が、フィルム
    の長手方向(MD方向)、幅方向(TD方向)共に60
    %以上であることを特徴とする熱収縮性ポリ乳酸系樹脂
    フィルム。
  2. 【請求項2】 ポリ乳酸系樹脂フィルムが、2〜20M
    radの電子線の照射により架橋されたフィルムである
    特許請求項1に記載の熱収縮性ポリ乳酸系樹脂フィル
    ム。
  3. 【請求項3】 ポリ乳酸系樹脂が、乳酸とヒドロキシカ
    ルボン酸およびラクトン類からなる群より選ばれる化合
    物との共重合体で、乳酸単量体単位の含有量が50重量
    %以上98重量%以下である特許請求項1に記載の熱収
    縮性ポリ乳酸系樹脂フィルム。
  4. 【請求項4】 ポリ乳酸系樹脂が、乳酸とε−カプロラ
    クトンとの共重合体で、乳酸単量体単位の含有量が50
    重量%以上98重量%以下である特許請求項1に記載の
    熱収縮性ポリ乳酸系樹脂フィルム。
  5. 【請求項5】60℃〜120℃の範囲での最大熱収縮応
    力が、MD方向、TD方向共に20〜200g/mm2
    の範囲である特許請求項1に記載の熱収縮性ポリ乳酸系
    樹脂フィルム。
  6. 【請求項6】 被包装物の縦および横方向の長さに対し
    て各10〜50%の余裕率を持たせて3方シールした包
    装フィルムで被包装物を覆い、被包装物の包装フィルム
    に空気抜きの小孔を開け、熱収縮によって被包装物に密
    着して緊張されたシュリンク包装体において、該包装フ
    ィルムがポリ乳酸系樹脂からなる架橋されたフィルムで
    あり、150℃における熱収縮率が、フィルムの長手方
    向(MD方向)、幅方向(TD方向)共に60%以上で
    ある熱収縮性ポリ乳酸系樹脂フィルムであることを特徴
    とするシュリンク包装体。
  7. 【請求項7】 包装フィルムが2〜20Mradの電子
    線の照射により架橋されたフィルムであることを特徴と
    する特許請求項6に記載のシュリンク包装体。
  8. 【請求項8】 包装フィルムが、乳酸とヒドロキシカル
    ボン酸およびラクトン類からなる群より選ばれる化合物
    との共重合体で、乳酸単量体単位の含有量が50重量%
    以上98重量%以下であることを特徴とする特許請求項
    6に記載のシュリンク包装体。
  9. 【請求項9】 包装フィルムが、乳酸とε−カプロラク
    トンとの共重合体で、乳酸単量体単位の含有量が50重
    量%以上98重量%以下であることを特徴とする特許請
    求項6に記載のシュリンク包装体。
  10. 【請求項10】包装フィルムが60℃〜120℃の範囲
    での最大熱収縮応力が、MD方向、TD方向共に20〜
    200g/mm2の範囲であることを特徴とする特許請
    求項6に記載のシュリンク包装体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008001917A1 (fr) * 2006-06-30 2008-01-03 Mitsubishi Plastics, Inc. Film, film thermorétractable, article moulé utilisant le film thermorétractable, étiquette thermorétractable, et récipient utilisant l'article moulé ou fixé avec l'étiquette
JP2014189748A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Dic Corp スチレン系延伸シート及びその成形品

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