JP2001353862A - イックジェットプリンタ - Google Patents

イックジェットプリンタ

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JP2001353862A
JP2001353862A JP2000179246A JP2000179246A JP2001353862A JP 2001353862 A JP2001353862 A JP 2001353862A JP 2000179246 A JP2000179246 A JP 2000179246A JP 2000179246 A JP2000179246 A JP 2000179246A JP 2001353862 A JP2001353862 A JP 2001353862A
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JP
Japan
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set value
nozzle
printing
head
pattern
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000179246A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Suzuki
弘 鈴木
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Priority to US09/880,895 priority patent/US6464335B2/en
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/36Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller
    • B41J11/42Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズル列を2個以上のヘッドに分割してキャ
リッジに取付けたインクジェットプリンタにおいて、異
なるヘッドに設けられるノズル列同士のドットの位置ズ
レを小さくすることが可能なインクジェットプリンタを
提供すること。 【解決手段】 EEPROM11からドットズレの調整をソフト
的に行うための第1の設定値を読み出し(S2)、基準
となるヘッドの印字位置に対して、どれだけ記録紙を副
走査方向へずらして他方のヘッドの印字を実行するかの
ヘッド間のインターレース条件を設定する(S5)。こ
の第1の設定値に基づいて設定した内容に基づいて、ヘ
ッド間でインターレースを実行すると共に、通常のイン
ターレースを行いながら印字する(S7〜S12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカラーインクジェットプ
リンタにおいては、図7(A),(B)に示すように、
例えば64個のノズルを等間隔で一列に並べてなるノズ
ル列a〜dを、ブラック(K)、イエロー(Y)、シア
ン(C)およびマゼンタ(M)に対応させ、これら4列
のノズル列a〜dを互いに平行に配置すると共に、4本
のノズル列a〜dが、(K)と(Y)、及び(C)と
(M)の組み合わせで、2個のヘッド101,103に
分けられて別体としてキャリッジ105に装着されてい
るものが知られている。
【0003】このような方式のインクジェットプリンタ
においては、同一のヘッドに備えられるノズル列同士、
例えばノズル列a,bにおいては、隣り合うノズルは精
度良く平行な位置に設けられるが、異なるヘッドに備え
られるノズル列a,dの場合、2個のヘッド101,1
03をキャリッジ105に取り付ける際の位置決め精度
の関係から、図7(C)に示すように、本来は平行な位
置に設けられるべき同じ番号のノズルの位置にズレが生
じ、(K)と(Y)を用いて印字した場合に、ドットズ
レが発生するという問題があった。
【0004】このため、従来の装置では、各ノズル列a
〜dのそれぞれに、実際に使用するノズル数よりも2個
多い66個のノズルを予め備えておき、上述のようなド
ットズレが少なくなるように各ノズル列a〜dに対して
66個のノズルの中から実際に印字に使用する64個の
ノズルを設定するというメカ的な調整でドットズレに対
処する手法がとられているものがある。
【0005】具体的には、図8に示すような場合、
(K)のノズル列と(M)のノズル列との関係において
は、同じ番号である#1のノズルを従来通り使用する場
合のドットズレはL1となるが、メカ的な調整を行っ
て、(K)のノズル列においては#1、(M)のノズル
列においては#0を使用するように設定した場合のドッ
トズレはL2となり、L2<L1となることから、ドッ
トズレが軽減されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
手法によりドットズレが多少は軽減されるものの、高精
度の印字結果を要求される、近頃のカラーインクジェッ
トプリンタにおいては、上述のようなメカ的なドットズ
レの調整では、十分に対応しきれないという問題があっ
た。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、ノズル列を2個以上のヘッドに
分割してキャリッジに取り付けたインクジェットプリン
タにおいて、異なるヘッドに設けられるノズル列同士の
ドットの位置ズレをより小さくすることが可能なインク
ジェットプリンタを提供することを目的としする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のインクジェットプリンタ
は、多数のノズルを等間隔で一列に並べてなるノズル列
を複数並列させると共に、その複数のノズル列が少なく
とも2個以上のヘッドに分けて形成され、それぞれのヘ
ッドが個別にキャリッジに装着されているインクジェッ
トプリンタにおいて、異なるヘッドに形成されているノ
ズル列同士のドットの位置ズレを小さくするために、前
記ノズル列をヘッド毎にキャリッジの別走査において吐
出動作させることとし、その際、所定のヘッドによる吐
出動作の後に記録紙を副走査方向に移動させた上で、他
のヘッドによる吐出動作を実行することで、異なるヘッ
ド間のドットの位置ズレを解消するように、前記記録紙
の副走査方向の送り量を第1の設定値として記憶させて
おく送り量設定手段と、記録動作時に、印字データに基
づいて各ノズル列のインクの吐出動作を実行しつつ、第
1の設定値に基づいて記録紙の紙送りを実行する記録制
御手段と、を備えている。
【0009】この構成においては、ノズル列をヘッド毎
にキャリッジの別走査において動作させる、いわゆるイ
ンターレース方式により印字を行うこととし、所定のヘ
ッドによる吐出動作を行った後、記録紙を副走査方向に
移動させた上で、他のヘッドによる吐出動作を実行す
る。その際、記録紙の副走査方向への移動量は、異なる
ヘッドに形成されているノズル列同士のドットの位置ズ
レを小さくするように、送り量設定手段が第1の設定値
として記憶しており、記録制御手段は、記録動作時に、
印字データに基づいて各ノズル列のインクの吐出動作を
実行させつつ、第1の設定値に基づいて記録紙の紙送り
を実行する。尚、送り量設定手段による第1の設定値
は、工場出荷時に記憶されていることが望ましい。
【0010】また、請求項2記載のインクジェットプリ
ンタは、前記ノズル列には、実際にインクを吐出するノ
ズル数よりも多くなるように、列方向に少なくとも1つ
の予備ノズルが備えられ、異なるヘッドに形成されてい
るノズル列同士のドットの位置ズレを小さくするため
に、前記各ノズル列に備えられている全ノズルの内で実
際にインクを吐出させるノズルを決定し、その決定した
結果を第2の設定値として記憶させておく使用ノズル設
定手段と、その第2の設定値に従って所定のヘッドによ
る吐出動作を実行しつつ、その上で、ノズル列同士のド
ットの位置ズレをさらに小さくするために、前記送り量
設定手段は第1の設定値を設定するように構成され、記
録制御手段は、記録動作時に、前記第2の設定値により
決定されるノズルを用いて印字データに基づくインクの
吐出動作を実行しつつ、前記第1の設定値に基づいて記
録紙の紙送りを実行するものである。
【0011】この構成においては、複数のノズル列のそ
れぞれには、実際にインクを吐出するノズル数よりも列
方向の両端それぞれに1個以上多い数のノズルが備えら
れている。使用ノズル設定手段は、異なるヘッドに備え
られているノズル列同士のドットズレを少なくするよう
に、各ノズル列に備えられているノズルの内で実際にイ
ンクを吐出させるノズルを決定し、この決定した結果を
第2の設定値として記憶している。そして、この第2の
設定値に基づいてノズルを選択して印字を行っても解消
しきれないドットズレについては、送り量設定手段によ
る第1の設定値を適宜設定し、記録紙の送り量の調整に
より対処することで、メカ的な調整とソフト的な調整と
の両方によりドットの位置ズレをより小さくするように
記録制御手段が制御する。記録紙の送り量にも限界があ
るため、メカ的な調整とソフト的な調整との両方を組み
合わせることで、ドットの位置ズレを良好に解消できる
場合は、これが選択される。
【0012】また、請求項3記載のインクジェットプリ
ンタは、位置ズレの調整を何ら行うことなく、各ノズル
列のインク吐出動作を実行する第1パターンと、前記送
り量設定手段により設定される第1の設定値のみに基づ
いて位置ズレの調整を行う第2パターンと、前記使用ノ
ズル設定手段により設定される第2の設定値のみに基づ
いて位置ズレの調整を行う第3パターンと、前記第1の
設定値と第2の設定値との両方に基づいて位置ズレの調
整を行う第4パターンとを用いて前記記録制御手段が記
録動作を実行し、その記録結果に基づいて、最適な記録
制御パターンを選択する選択手段を備えるものである。
【0013】この構成においては、第1パターン〜第4
パターンを用いた記録動作を実行し、その中で最適な記
録制御パターンを選択手段が選択する。異なるヘッドに
設けられるノズル列同士の位置ズレの程度やズレの方向
は様々であり、例えば、単にノズルを適宜選択するメカ
的な調整のみの方がドットの位置ズレが小さくなる場合
もあり、これは記録紙の送り量にも限界があり、また、
記録紙の送り方向も固定であるという限定により、微細
な調整が不可能となることもあるため、仮に、送り量の
最小単位分を第1の設定値としてメカ的な調整とソフト
的な調整の両方を実行すると逆に位置ズレが大きくなっ
てしまうケースが考えられるためであり、この場合は、
メカ的な調整のみの第3パターンを選択手段が選択す
る。同様に、何ら調整を行うことなく、同じ番号のノズ
ル同士をそのまま使用すればよいケースも考えられ、そ
のような場合は、メカ的な調整やソフト的な調整を行っ
ても良好な結果が得られることが推測されるが、制御が
簡易である第1パターンを選択手段が選択する。このよ
うに、ドットの位置ズレ状態が最小となるものを選択す
ると共に、制御の簡易性をふまえて、工場出荷時等に適
切なパターンが選択される。
【0014】また、請求項4記載のインクジェットプリ
ンタは、前記選択手段により前記第1パターン及び第3
パターンが選択された場合、前記記録制御手段は、キャ
リッジの一度の走査により、異なるヘッドに形成された
ノズル列の吐出動作を同時に実行することを特徴とする
ものである。
【0015】この構成においては、ソフト的な調整を行
わない上記第1パターン及び第3パターンに関しては、
インターレース方式による印字を行う必要がないため、
記録時間を短くするためにも、記録制御手段は、各ヘッ
ドに備えられるノズルを同時に吐出動作させ、一度の走
査により印字を行う。
【0016】また、請求項5記載のインクジェットプリ
ンタは、前記各ヘッドは、脱着式のインクタンクとは別
体に構成されていることを特徴とするものである。
【0017】この構成においては、工場出荷時等に、上
述の第1設定値や第2設定値、さらには記録制御パター
ンを不揮発性メモリに記憶させておくことにより、その
後、インク切れが生じた場合にも、インクタンクのみを
交換すれば良いため、交換後においても、不揮発性メモ
リに記憶させた設定値が有効となる。また、ヘッド自体
を交換する必要が生じた場合も、例えば、メンテナンス
モードにおいて選択手段を介して、新たな設定値を記憶
させることも可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】本実施形態は、カラーインクジェットプリ
ンタに関するものである。このカラーインクジェットプ
リンタ1は、図1に示すように、CPU3、ROM5、
RAM7、EEPROM9及びI/Oポート11からな
る制御系統を有している。そして、I/Oポート11に
は、操作パネル13、給紙モータ15、インクジェット
ヘッド17及びキャリッジモータ19が接続されてい
る。また、このカラーインクジェットプリンタ1は、そ
のI/Oポート11を介してパーソナルコンピュータ2
1からの印字指令を受け付け、この印字指令に基づい
て、CPU3は、給紙モータ15、インクジェットヘッ
ド17及びキャリッジモータ19に対する制御信号を出
力し、印字を実行するように構成されている。
【0020】CPU3は、後述する各種制御処理を実行
する際の中枢となるものであり、また、ROM5は、C
PU3が実行する各種制御処理のためのプログラムや制
御データ等を予め記憶している。さらに、RAM7は、
CPU3による制御処理が実行される際に印字データメ
モリやワークエリア等として機能するものである。加え
て、EEPROM9は、本実施形態では、工場出荷時等
の記録動作の調整時に、このカラーインクジェットプリ
ンタ1のインクジェットヘッド17に関する各種制御デ
ータを記憶させておくために用いられている。なお、イ
ンクジェットヘッド17は、インクタンクとは別体の構
造とされており、インク切れの場合には、インクタンク
だけを取り外して交換するように構成されている。
【0021】次に、インクジェットヘッド17のメカ的
な構成について、図2に従って説明する。インクジェッ
トヘッド17は、2個のヘッド17a,17bに分割さ
れてキャリッジ23に装着されるようになっている。そ
して、左側のヘッド17aには、図示のように、ブラッ
ク(K)及びイエロー(Y)に対応するノズル列25
a,25bが備えられている。また、右側のヘッド17
bには、図示のように、シアン(C)及びマゼンダ
(M)に対応するノズル列25c,25dが備えられて
いる。
【0022】次に、各ヘッド17a,17bの間で発生
するドットズレを解消するために、工場出荷時に実行す
る処理の内容について説明する。
【0023】ここで、各ヘッド17a,17bに備えら
れている各ノズル列25a〜25dについては、使用す
る64個のノズルが用意されているものとする。この状
態で例えば、記録紙に対して、左側のヘッド17aのブ
ラック(K)のノズル列25aと右側のヘッド17bの
マゼンタ(M)のノズル列25dを用いて、実際に印字
を実行する。そして、副走査方向にどの程度ドットズレ
を生じているか、及びズレの方向を確認する。こうし
て、使用する64個のノズルの位置ズレを確認し、続い
て、一方のヘッドを基準として、他方のヘッドによる印
字を実行する場合に、副走査方向に記録紙をどの程度ず
らして印字を実行すればドットズレを小さくできるかを
決定する。尚、本実施形態においては、ヘッド17aの
ノズル列を用いた印字とヘッド17bのノズル列を用い
た印字とを異なる走査により実行するインターレース方
式にて印字を行う。また、記録紙の搬送方向(ずらし方
向)は一方向に固定であるため、どちらのノズル列を基
準とするかは、ドットのズレの方向によって異なるた
め、適宜選択される。
【0024】具体的には、このカラーインクジェットプ
リンタ1による最小紙送り単位がノズルピッチの1/2
程度(例えば300dpi)であるとすると、300d
pi単位でヘッド17a,17b同士の間で実行するイ
ンターレース条件(副走査方向の送り量)を決定する。
そして、この値を制御データとしての第1の設定値とし
てEEPROM9に記憶させる。この第1の設定値のE
EPROM9への記憶は、例えば、操作パネル13を用
いて所定の操作入力を実行することによりなされる。
【0025】このように設定されたカラーインクジェッ
トプリンタ1を用いた印字処理について、図3に基づい
て説明する。
【0026】まず、パーソナルコンピュータ21から入
力される印字データをRAM7に記憶する(S1)。続
いて、EEPROM9から上述の第1の設定値を読み出
す(S2)。そして、この第1の設定値に従って、一方
のヘッドを用いて印字を実行する際に、基準となる他方
のヘッドを用いて印字を実行した位置に対してどれだけ
記録紙を副走査方向へずらして印字を実行するかのヘッ
ド間のインターレース条件を設定する(S5)。そし
て、紙送りモータ15を駆動して、記録紙を印字開始位
置まで移動させる(S6)。仮に、ブラック(K)及び
イエロー(Y)を備えるヘッド17aの側を基準として
印字するように設定されているものとする。
【0027】続いて、S1においてRAM7に記憶した
印字データの内で、同一ヘッド上に設けらているブラッ
ク(K)及びイエロー(Y)に対応する印字データを1
走査分読み出すと共に(S7)、キャリッジモータ19
を駆動して主走査方向にキャリッジ23を移動させつ
つ、インクジェットヘッド17の内の左側のヘッド17
aによる印字動作を実行する(S8)。こうして左側の
ヘッド17aによる印字動作を実行したら、次に、RA
M7に記憶した印字データの内で、シアン(C)及びマ
ゼンダ(M)に対応する印字データを読み出すと共に
(S9)、S6で設定したヘッド間のインターレース条
件に従って紙送りモータ15を駆動し、記録紙を副走査
方向に所定量だけ移動させる(S10)。そして、キャ
リッジモータ19を駆動して主走査方向にキャリッジ2
3を移動させつつ、インクジェットヘッド17の内の右
側のヘッド17bによる印字動作を実行する(S1
1)。
【0028】次に、ROM3に記憶されているこのカラ
ーインクジェットプリンタ1における通常の送り量に従
って、次の1走査分の印字データを印字するために、紙
送りモータ15を駆動し、記録紙を移動させる(S1
2)。そして、再び、S1においてRAM7に記憶した
印字データの内で、次の1走査分のブラック(K)及び
イエロー(Y)に対応する印字データを読み出すと共に
(S13)、キャリッジモータ19を駆動して主走査方
向にキャリッジ23を移動させつつ、インクジェットヘ
ッド17内の左側のヘッド17aによる印字動作を実行
する(S14)。同様に、シアン(C)及びマゼンタ
(M)に対応する印字データを読み出す(S15)。そ
して、先のS10と同様に記録紙を副走査方向に所定量
移動させた後(S16)、キャリッジモータ19を駆動
して主走査方向にキャリッジ23を移動させつつ、右側
のヘッド17bによる印字動作を実行する(S17)。
【0029】こうして、ヘッド17a,b共に1走査分
の印字動作を実行したら、1ページ分の印字が完了した
か否かを判断する(S18)。そして、1ページ分の印
字が終了していない場合には(S18:NO)、再びS
7に戻って上述の処理を実行する。一方、1ページ分の
印字が完了している場合には(S18:YES)、紙送
りモータ15を駆動して記録紙を排紙トレイに排出する
と共に(S19)、次のページの印字データがあるか否
かを判断する(S20)。次のページの印字データがあ
る場合には(S20:YES)、再びS6以下の処理を
繰り返し実行する。一方、次のページの印字データが存
在しない場合には(S20:NO)、この処理を終了す
る。
【0030】以上、上記実施形態のカラーインクジェッ
トプリンタ1によれば、ヘッド17a,17b間におけ
るドットの位置ズレを、インターレース印字方式による
記録紙搬送量の調整により抑制するという、ソフト的な
調整を行っているので、ドットの位置ズレをより小さく
することができ、良好な印字結果を得ることができる。
【0031】例えば、図4に示すような状態にヘッド1
7a,17b間のノズル列にズレが生じている場合、従
来のメカ的な調整を行った場合の位置ズレL2(図8
(B))は、何の調整も行わない場合のL1(図4
(A))に比較して小さくなっているが、ソフト的な調
整を行った場合の位置ズレL3(図4(B))は、L2
よりもさらに小さくなることになる。
【0032】次に、第2の実施形態について説明する。
【0033】上記の実施形態においては、ソフト的な調
整のみによってドットの位置ズレを小さくする場合につ
いて説明したが、従来のメカ的な調整とソフト的な調整
とを組み合わせることも可能である。
【0034】この場合、各ヘッド17a,17bに備え
られている各ノズル列25a〜25dには、それぞれ6
6個のノズルが列方向に1/150インチ(150dp
i)間隔で設けられているものとし、この内、実際に印
字に使用するのはそれぞれ64個である。
【0035】最初に、各ヘッド17a,17bの内で、
ブラック(K)に対応するノズル列25aとマゼンタ
(M)に対応するノズル列25dの間で、従来と同様
に、ドットの位置ズレが少なくなるようなノズルを選択
する。例えば、図5に示すようなドットの位置ズレが生
じていた場合、ノズル列25aに対しては、#1からの
64個のノズルを選択し、ノズル列25dに対しては、
#0からの64個のノズルを選択することで、同じ#0
同士からの64個を使う場合に比べて、位置ズレが小さ
くなる。そして、この結果を制御データとしての第2の
設定値としてEEPROM9に記憶させる。また、この
第2の設定値のEEPROM9への記憶も、例えば、操
作パネル13を用いて所定の操作入力を実行することに
よりなされる。
【0036】このように、まず、メカ的にドットの位置
ズレを小さくするための条件を設定した後、さらに、メ
カ的な処理によっても解消されていないズレをより小さ
くするため、上記実施形態において詳述した第1の設定
値を求める。この処理においては、上述のようにして設
定した第2の設定値に従い、再び記録紙に対して、左側
のヘッド17aのブラック(K)のノズル列25aと右
側のヘッド17bのマゼンタ(M)のノズル列25dを
用いて、実際に印字を実行する。そして、副走査方向に
どれだけドットズレを生じているか、及び、ズレの方向
を確認し、どちらのヘッドを基準として、他方のヘッド
による印字を行う場合に副走査方向に記録紙をどれだけ
ずらして印字を実行すればドットの位置ズレを小さくで
きるかを決定する。
【0037】図5に示すようなケースでは、図中の矢印
X方向に記録紙が搬送されることになるため、ノズル列
25dを備えるヘッド17bの側を基準として、副走査
方向に記録紙をどの程度ずらして25aのノズル列の印
字を行うと、ドットの位置ズレが小さくなるかを求める
ことになる。このように、ノズル列ごとのドットの位置
ズレの度合いは様々であり、これに対して、記録紙の搬
送方向は固定的であるため、実際に使用する64個のノ
ズルを決定することによって、どちらのノズル列を基準
として先に印字動作を行わせるかについては、その都度
異なることになる。
【0038】以上のようにして、EEPROM9に対し
てドットズレを小さくするためのメカ的な調整条件であ
る第2の設定値とソフト的な調整条件である第1の設定
値とが記憶される。
【0039】次に、実際に印字を行う場合の処理につい
て、図6に基づいて説明する。 まず、パーソナルコン
ピュータ21から入力される印字データをRAM7に記
憶する(S10)。続いて、EEPROM9から上述の
第2の設定値を読み出す(S20)。そして、この第2
設定値に従って、右側のヘッド17bに備えられている
シアン(C)のノズル列25c及びマゼンタ(M)のノ
ズル列25dについて66個のノズルの内から実際に印
字に使用する64個のノズルを設定すると共に、左側の
ヘッド17aに備えられているブラック(K)のノズル
列25a及びイエロー(Y)のノズル列25bについて
66個のノズルの内から実際に印字に使用する64個の
ノズルを設定する(S30)。
【0040】続いて、EEPROM9から第1の設定値
を読み出す(S40)。そして、この第1の設定値に従
って、右側のヘッド17bを用いて印字を実行する際
に、左側のヘッド17aを用いて印字を実行した位置に
対してどれだけ記録紙を副走査方向へずらして印字を実
行するか、もしくは左側のヘッド17aを用いて印字を
実行する際に、右側のヘッド17bを用いて印字を実行
した位置に対してどれだけ記録紙を副走査方向へずらし
て印字を実行するかのヘッド間のインターレース条件を
設定する(S50)。そして、紙送りモータ15を駆動
して、記録紙を印字開始位置まで移動させる(S6
0)。
【0041】続いて、S10においてRAM7に記憶し
た印字データの内で、基準となる側のヘッド上に設けら
ているノズル列の色に対応する印字データを1走査分読
み出すと共に(S70)、キャリッジモータ19を駆動
して主走査方向にキャリッジ23を移動させつつ、イン
クジェットヘッド17の基準となるヘッドによる印字動
作を実行する(S80)。こうして基準となる側のヘッ
ドによる印字動作を実行したら、次に、RAM7に記憶
した印字データの内で、他方のヘッドに設けられている
ノズル列の色に対応する印字データを読み出すと共に
(S90)、S60で設定したヘッド間のインターレー
ス条件に従って紙送りモータ15を駆動し、記録紙を副
走査方向に所定量だけ移動させる(S100)。そし
て、キャリッジモータ19を駆動して主走査方向にキャ
リッジ23を移動させつつ、インクジェットヘッド17
の他方のヘッドによる印字動作を実行する(S11
0)。
【0042】次に、ROM3に記憶されているこのカラ
ーインクジェットプリンタ1における通常の送り量に従
って、次の1走査分の印字データを印字するために、紙
送りモータ15を駆動し、記録紙を移動させる(S12
0)。そして、再び、S10においてRAM7に記憶し
た印字データの内で、基準となる側のヘッドに対する次
の1走査分の印字データを読み出すと共に(S13
0)、キャリッジモータ19を駆動して主走査方向にキ
ャリッジ23を移動させつつ、印字動作を実行する(S
140)。同様に、他方のヘッドに対する次の1走査分
の印字データを読み出す(S150)。そして、先のS
100と同様に記録紙を副走査方向に所定量移動させた
後(S160)、キャリッジモータ19を駆動して主走
査方向にキャリッジ23を移動させつつ、印字動作を実
行する(S170)。
【0043】以下、図3のフローチャートに示されるS
18〜S20の処理と同様であるため説明を省略する。
【0044】以上、第2の実施形態のカラーインクジェ
ットプリンタ1によれば、ヘッド17a,17b間にお
けるドットの位置ズレを、メカ的な調整とソフト的な調
整の両方により抑制するので、メカ的な調整により位置
ズレをある程度小さくした上で、ソフト的な処理により
さらに調整を行うことで、効率よく調整を行うことがで
きる。
【0045】例えば、図5に示すような例では、上記し
たようにメカ的な調整では、ノズル列25aに対して
は、#1からの64個のノズルを選択し、ノズル列25
dに対しては、#0からの64個のノズルを選択し、こ
の時点でL4となったズレ量を、ノズル列25d側を基
準として印字を行った後、L4のズレをできる限り小さ
くするように設定される第1の設定値に従って、記録紙
を副走査方向に所定量移動させてからノズル列25a側
を用いた印字を行うことで、ノズル列25aとノズル列
25d間の位置ズレはほぼ解消される。
【0046】次に、第3の実施形態について説明する。
【0047】第3の実施形態においては、上記したよう
なメカ的な調整やソフト的な調整による、ノズル列同士
の位置ズレの調整を何ら行うことなく、各ノズル列のイ
ンク吐出動作をそのまま実行する第1パターン、ソフト
的な調整による第1の設定値のみに基づいて位置ズレの
調整を行う第2パターンと(第1の実施形態による)、
メカ的な調整による第2の設定値のみに基づいて位置ズ
レの調整を行う第3パターンと、第1の設定値と第2の
設定値との両方に基づいて位置ズレの調整を行う第4パ
ターン(第2の実施形態による)と、を用いて記録動作
を実行し、その記録結果に基づいて、最適な記録制御パ
ターンを選択するものである。
【0048】これは、異なるヘッドに設けられるノズル
列同士のズレの程度やズレの方向は、様々であり、例え
ば、単にノズルを適宜選択するメカ的な調整のみの方が
ドットの位置ズレが小さくなる場合もあり、これは記録
紙の送り量の単位にも限界があり、また、記録紙の送り
方向も固定であるという限定により、微細な調整は不可
能であるため、仮に、送り量の最小単位分を第1の設定
値としてメカ的な調整とソフト的な調整の両方を実行す
ると逆に位置ズレが大きくなってしまうケースが考えら
れるためであり、この場合は、第3パターンによる調整
を選択することが望ましい。同様に、何ら調整を行うこ
となく、同じ番号のノズル同士をそのまま使用すればよ
いケースも考えられ、そのような場合は、メカ的な調整
やソフト的な調整を行っても良好な結果が得られると推
測されるが、制御が簡易である第1パターンを選択する
ことが望ましい。このように、いくつかのパターンによ
り調整を行った上で、ドットの位置ズレ状態が最小とな
るものを選択すると共に、制御の簡易性をふまえて、工
場出荷時等に適切なパターンを選択する。
【0049】尚、第1パターン及び第3パターンが選択
された場合は、ソフト的な調整が不要となるため、キャ
リッジの一度の走査により異なるヘッドに形成されたノ
ズル列の吐出動作を同時に実行してもよい。これは、第
1パターン及び第3パターンに関しては、インターレー
ス方式による印字を行う必要がないため、記録時間を短
くするためにも、一度の走査により印字を行う方が効率
がよい。
【0050】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこれらに限られるものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲内において種々の変形が可能である。
【0051】例えば、ブラック(K)、イエロー
(Y)、シアン(C)及びマゼンタ(M)のそれぞれの
ノズル列は、2列ずつに2つのヘッドに分けられる場合
に限らず、1列と3列に分けられていてもよく、また、
2つ以上のヘッドに分けられていてもよい。この場合
は、3回以上の走査に分けて各ヘッドの印字を行うこと
が考えられ、第1の設定値も2つ以上設定される。
【0052】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1記載のインクジェットプリンタによれば、ノズ
ル列をヘッド毎にキャリッジの別走査において動作させ
る、いわゆるインターレース方式により印字を行うこと
とし、所定のヘッドによる吐出動作を行った後、記録紙
を副走査方向に移動させた上で、他のヘッドによる吐出
動作を実行し、その際、記録紙の副走査方向への移動量
を、異なるヘッドに形成されているノズル列同士のドッ
トの位置ズレを小さくするように、送り量設定手段が第
1の設定値として記憶しており、記録制御手段は、記録
動作時に、印字データに基づいて各ノズル列のインクの
吐出動作を実行させつつ、第1の設定値に基づいて記録
紙の紙送りを実行するので、異なるヘッドに形成されて
いるノズル列同士のドットの位置ズレを、インターレー
ス印字方式による記録紙搬送量の調整により抑制すると
いう、ソフト的な調整により、ドットの位置ズレをより
小さくすることができ、良好な印字結果を得ることがで
きる。
【0053】また、請求項2記載のインクジェットプリ
ンタによれば、複数のノズル列のそれぞれには、実際に
インクを吐出するノズル数よりも列方向の両端それぞれ
に1個以上多い数のノズルが備えられており、使用ノズ
ル設定手段は、異なるヘッドに備えられているノズル列
同士のドットズレを少なくするように、各ノズル列に備
えられているノズルの内で実際にインクを吐出させるノ
ズルを決定し、この決定した結果を第2の設定値として
記憶している。そして、この第2の設定値に基づいてノ
ズルを選択して印字を行っても解消しきれないドットズ
レについては、送り量設定手段による第1の設定値を適
宜設定し、記録紙の送り量の調整により対処すること
で、メカ的な調整とソフト的な調整との両方によりドッ
トの位置ズレをより小さくするように記録制御手段が制
御するので、メカ的な調整により位置ズレをある程度小
さくした上で、ソフト的な処理によりさらに調整を行う
ことで、効率よく調整を行うことができる。
【0054】また、請求項3記載のインクジェットプリ
ンタによれば、第1パターン〜第4パターンを用いた記
録動作を実行し、その中で最適な記録制御パターンを選
択手段が選択するので、異なるヘッドに設けられるノズ
ル列同士の位置ズレの程度やズレの方向は様々であって
も、複数のパターンを実行してみて、最も位置ズレが解
消されるものを選択することで、各種の位置ズレに対応
することができる。例えば、単にノズルを適宜選択する
メカ的な調整のみの方がドットの位置ズレが小さくなる
場合もあり、これは記録紙の送り量にも限界があり、ま
た、記録紙の送り方向も固定であるという限定により、
微細な調整が不可能でとなることもあるため、仮に、送
り量の最小単位分を第1の設定値としてメカ的な調整と
ソフト的な調整の両方を実行すると逆に位置ズレが大き
くなってしまうケースが考えられるためであり、この場
合は、メカ的調整のみの第3パターンを選択手段が選択
する。同様に、何ら調整を行うことなく、同じ番号のノ
ズル同士をそのまま使用すればよいケースも考えられ、
そのような場合は、メカ的な調整やソフト的な調整を行
っても良好な結果が得られると推測されるが、制御が簡
易である第1パターンを選択手段が選択する。このよう
に、ドットの位置ズレ状態が最小となるものを選択する
と共に、制御の簡易性をふまえて、適切なパターンが選
択される。
【0055】また、請求項4記載のインクジェットプリ
ンタによれば、ソフト的な調整を行わない第1パターン
及び第3パターンに関しては、記録制御手段は、各ヘッ
ドに備えられるノズルを同時に吐出動作させ、一度の走
査により印字を行い、インターレース方式による印字を
行わないので、記録時間を短くすることができる。
【0056】また、請求項5記載のインクジェットプリ
ンタによれば、工場出荷時等に、上述の第1設定値や第
2設定値、さらには記録制御パターンを不揮発性メモリ
に記憶させておくことにより、その後、インク切れが生
じた場合にも、インクタンクのみを交換すれば良いた
め、交換後においても、不揮発性メモリに記憶させた設
定値が有効となる。また、ヘッド自体を交換する必要が
生じた場合も、例えば、メンテナンスモードにおいて選
択手段を介して、新たな設定値を記憶させることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のカラーインクジェットプリンタの
制御系統の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態のカラーインクジェットプリンタに
おけるインクジェットヘッドの構成を示す説明図であ
る。
【図3】印字制御処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】ドットの位置ズレの状態を例示する説明図であ
る。
【図5】ドットの位置ズレの状態を例示する説明図であ
る。
【図6】他の印字制御処理の手順を示すフローチャート
である。
【図7】従来例としてのカラーインクジェットプリンタ
におけるインクジェットヘッドの構成を示す説明図であ
る。
【図8】従来におけるドットの位置ズレの状態を例示す
る説明図である。
【符号の説明】
1 カラーインクジェットプリンタ 3 CPU 5 ROM 7 RAM 9 EEPROM 11 I/Oポート 13 操作パネル 15 給紙モータ 17 インクジェットヘッド 17a 左側のヘッド 17b 右側のヘッド 19 キャリッジモータ 21 パーソナルコンピュータ 23 キャリッジ 25a〜25d ノズル列

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のノズルを等間隔で一列に並べてな
    るノズル列を複数並列させると共に、その複数のノズル
    列が少なくとも2個以上のヘッドに分けて形成され、そ
    れぞれのヘッドが個別にキャリッジに装着されているイ
    ンクジェットプリンタにおいて、 異なるヘッドに形成されているノズル列同士のドットの
    位置ズレを小さくするために、前記ノズル列をヘッド毎
    にキャリッジの別走査において吐出動作させることと
    し、その際、所定のヘッドによる吐出動作の後に記録紙
    を副走査方向に移動させた上で、他のヘッドによる吐出
    動作を実行することで、異なるヘッド間のドットの位置
    ズレを解消するように、前記記録紙の副走査方向の送り
    量を第1の設定値として記憶させておく送り量設定手段
    と、 記録動作時に、印字データに基づいて各ノズル列のイン
    クの吐出動作を実行しつつ、第1の設定値に基づいて記
    録紙の紙送りを実行する記録制御手段と、 を備えたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記ノズル列には、実際にインクを吐出
    するノズル数よりも多くなるように、列方向に少なくと
    も1つの予備ノズルが備えられ、 異なるヘッドに形成されているノズル列同士のドットの
    位置ズレを小さくするために、前記各ノズル列に備えら
    れている全ノズルの内で実際にインクを吐出させるノズ
    ルを決定し、その決定した結果を第2の設定値として記
    憶させておく使用ノズル設定手段と、 その第2の設定値に従って所定のヘッドによる吐出動作
    を実行しつつ、その上で、ノズル列同士のドットの位置
    ズレをさらに小さくするために、前記送り量設定手段は
    第1の設定値を設定するように構成され、 記録制御手段は、記録動作時に、前記第2の設定値によ
    り決定されるノズルを用いて印字データに基づくインク
    の吐出動作を実行しつつ、前記第1の設定値に基づいて
    記録紙の紙送りを実行することを特徴とする請求項1に
    記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 位置ズレの調整を何ら行うことなく、各
    ノズル列のインク吐出動作を実行する第1パターンと、
    前記送り量設定手段により設定される第1の設定値のみ
    に基づいて位置ズレの調整を行う第2パターンと、前記
    使用ノズル設定手段により設定される第2の設定値のみ
    に基づいて位置ズレの調整を行う第3パターンと、前記
    第1の設定値と第2の設定値との両方に基づいて位置ズ
    レの調整を行う第4パターンとを用いて前記記録制御手
    段が記録動作を実行し、その記録結果に基づいて、最適
    な記録制御パターンを選択する選択手段を備えることを
    特徴とする請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記選択手段により前記第1パターン及
    び第3パターンが選択された場合、前記記録制御手段
    は、キャリッジの一度の走査により、異なるヘッドに形
    成されたノズル列の吐出動作を同時に実行することを特
    徴とする請求項3に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記各ヘッドは、脱着式のインクタンク
    とは別体に構成されていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれかに記載のインクジェットプリン
    タ。
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