JP2001349764A - 車輌の燃料消費率評価装置及び車輌の燃料消費率評価システム並びにこのシステムが記録された記録媒体 - Google Patents

車輌の燃料消費率評価装置及び車輌の燃料消費率評価システム並びにこのシステムが記録された記録媒体

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JP2001349764A
JP2001349764A JP2000168707A JP2000168707A JP2001349764A JP 2001349764 A JP2001349764 A JP 2001349764A JP 2000168707 A JP2000168707 A JP 2000168707A JP 2000168707 A JP2000168707 A JP 2000168707A JP 2001349764 A JP2001349764 A JP 2001349764A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車輌に関する条件がそれぞれ異なる場合であっ
ても合理的且つ適切に燃費を評価することができ、ひい
ては燃費向上を図る上で有効な指導と助言を行うことが
できる車輌の燃料消費率評価装置等を提供する。 【解決手段】車輌の走行距離を消費燃料の量で除算した
値である燃料消費率と、当該車輌に関する車種等の固定
データ及び積荷の積載量等の流動データを数値化しその
一部又は全部を加算した加算数値とを、乗算し、または
除算し、若しくは該燃料消費率と上記加算数値とを加算
し、又は該燃料消費率から上記加算数値を減算して評価
値を算出し、該評価値を表示装置に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば、トラック
等の車輌の燃料消費率(燃費)を評価する際に使用され
る車輌の燃料消費率評価装置及び車輌の燃料消費率評価
システム並びにその記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輌の燃料消費率(以下、燃費と言
う。)は、車輌を維持するためのコストとして重要なも
のであるとともに、近年では、環境保護の観点からも極
めて重要な問題として議論されている。特に、車輌の中
でもトラック(貨物自動車)に関する燃費に関しては、
物流コスト全体に大きく影響することから、トラックを
利用した運送業務を行う企業にとっては、極めて重要な
問題となっている。こうした理由から、各企業ではトラ
ックを運転するドライバに対して燃費を向上させるため
の指導を行うと共に燃費を向上させる装置を購入する等
の従来より種々の配慮を行っている。
【0003】ところで、燃費は、単位燃料当たりの走行
距離であり、通常では1リットル当たりの走行距離とし
て計算される。したがって、燃費は、車輌の走行距離
と、この走行距離を走行するのに要した燃料の量との2
つの数値により求めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、燃費
は、走行する車輌の車種,年式,走行スピード,使用す
るタイヤ,走行した日の天候や気温,路面の状態,車輌
に設けられた冷暖房装置の使用の有無,使用する燃料,
一般道路か高速道路か等々、種々雑多な条件によって大
きく変化するものであり、運送業務を行う企業がドライ
バに対して、燃費の観点から評価し、その評価を元に将
来の燃費向上に向けて助言,指導を行う場合において、
単に走行距離と消費燃料のみから算出された数値では、
本来的に適正な評価を行うことができず、それを元にし
た適切な助言,指導を行うことができない。すなわち、
車種や道路環境等が好条件で運行された車輌と、そうで
ない車輌とを一律に評価することは極めて合理性に欠け
るものであり、適切な助言や指導ができないとともに、
最終的には、燃費の向上を図ることができない。
【0005】そこで、本発明は、上述した従来の燃費に
よる評価方法が有する課題を解決するために提案された
ものであって、車輌に関する条件がそれぞれ異なる場合
であっても合理的且つ適切に燃費を評価することがで
き、ひいては燃費向上を図る上で有効な指導と助言を行
うことができる車輌の燃料消費率評価装置及び車輌の燃
料消費率評価システム並びにその記録媒体を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために提案されたものであって、第1の発明(請
求項1記載の発明)は、燃料消費率評価装置に係るもの
であって、車輌の走行距離を消費燃料の量で除算した値
である燃料消費率と、当該車輌に関する車種等の固定デ
ータ及び積荷の積載量等の流動データを数値化しその一
部又は全部を加算した加算数値とを、乗算し、または除
算し、若しくは該燃料消費率と上記加算数値とを加算
し、又は該燃料消費率から上記加算数値を減算して評価
値を算出し、該評価値を表示装置に表示させることを特
徴とするものである。
【0007】この第1の発明において、車輌とは、トラ
ック(貨物自動車)や乗用車ばかりではなく、バス或い
はブルドーザ等の特殊車輌も含まれる。また、本発明を
構成する「車輌の走行距離を消費燃料の量で除算した値
である燃料消費率」とは、従来から算出されている燃料
消費率(燃費)である。本発明は、こうした燃料消費率
に対して、固定データと流動データとを数値化し、その
一部又は全部を加算した加算数値を、コンピュータを使
用して、乗算,除算,加算又は減算することを特徴とす
るものである。ここで、固定データとは、例えば、車
種,排気量,重量,エンジンの種類,軸重等を挙げるこ
とができ、また、流動データとは、例えば、積荷の積載
量,道路の渋滞状況,天候,気温,暖房時間,冷房時
間,タイヤ及びタイヤの磨耗の程度等を挙げることがで
きる。なお、これら以外にも高速道路の走行時間や一般
道の走行時間の割合等も挙げることができる。また、こ
れらの固定データと流動データを数値化するとは、例え
ば、古い車輌である場合には、「3」とし、新車である
場合には「1」と特定の数値を付与することを指し、車
輌がトラックである場合を想定すれば、例えば、該トラ
ックが4トン車である場合においては、積荷の積載量が
3トンである場合には、「3」とし、1トンである場合
には「1」とする等のように、それぞれの項目毎に数値
を特定することを言う。そして、この発明では、こうし
て固定データや流動データを数値化した値の一部又は全
部を加算した加算数値に、コンピュータを使用して、上
記燃費を示す値を乗算し又は燃費を示す値から加算数値
を除算し、または、燃費を示す値と加算数値とを加算
し、または、燃費を示す値から(又は加算数値から)加
算数値を(又は燃費を示す値を)を減算する。
【0008】したがって、この第1の発明によれば、燃
費に固定データや流動データを加味した値(評価値)が
算出されることから、極めて合理的且つ的確を数値とす
ることができ、車輌を運転するドライバーに対して適切
な指導や助言を行うことができ、さらには、その原因を
探ることも可能となる。さらに、こうした方法で算出さ
れた値は、過去の値の平均値を求めたり、過去の平均値
から最新の値を比較したり、多数のドライバーの中での
順位を決定する等のように、多数の数値を種々の方法で
加工することも可能となる。
【0009】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
は、車輌の燃料消費率評価システムに係るものであっ
て、車輌の走行距離が記録される走行距離記録部と、こ
の走行距離記録部に記録された走行距離を走行するのに
要した燃料の量が記録される消費燃料記録部と、車輌に
関する車種等の固定データが記録される固定データ記録
部と、車輌に積載された積荷の積載量等の流動データが
記録される流動データ記録部と、にそれぞれのデータが
記録されるデータ記録手段と、上記固定データ記録部及
び流動データ記録部に記録された記録データに対応して
数値を付与する数値付与手段と、上記走行距離記録部に
記録された数値を消費燃料記録部に記録された数値で除
算した除算数値と、上記数値付与部により付与された数
値の一部又は全部を加算した加算数値とを乗算し又は除
算し若しくは該除算数値と上記加算数値とを加算し又は
該除算数値と上記加算数値とを減算して評価値を算出す
る評価値算出手段と、この評価値計算手段による評価値
を表示する評価値表示手段と、を備えてなることを特徴
とするものである。
【0010】この第2の発明においては、データ記録手
段と、数値付与手段と、評価値算出手段と、評価値表示
手段とから構成されている。そして、このデータ記録手
段は、車輌の走行距離が記録される走行距離記録部と、
この走行距離記録部に記録された走行距離を走行するの
に要した燃料の量が記録される消費燃料記録部と、車輌
に関する車種等の固定データが記録される固定データ記
録部と、車輌に積載された積荷の積載量等の流動データ
が記録される流動データ記録部とにそれぞれのデータを
記録する手段である。すなわち、走行距離記録部に、車
輌の走行距離を記録し、消費燃料記録部に要した燃料の
量を記録し、固定データ記録部に固定データを記録し、
流動データ記録部に流動データを記録する手段である。
このデータ記録手段は、コンピュータを使用することに
より行われるものであり、該コンピュータを構成するハ
ードディスク等の記録媒体又は該コンピュータに装着さ
れる記録媒体に記録することにより行われる。
【0011】また、上記数値付与手段は、上記固定デー
タ記録部及び流動データ記録部に記録された記録データ
に対応して数値を付与するものである。例えば、固定デ
ータ記録部に、古い車種が記録された場合には、数値
「3」を付与し、新車である場合には数値「1」を付与
する。また、車輌がトラックである場合を想定すれば、
例えば、該トラックが4トン車である場合においては、
流動データ記録部に、積荷の積載量が3トンと記録され
た場合には、数値「3」を付与し、1トンである場合に
は数値「1」を付与する。なお、こうした固定データ記
録部や流動データ記録部に記録された、個々のデータに
対して付与する数値は、燃費を評価する上で、有利なデ
ータとなる場合には低い数値を、不利なデータとなる場
合には高い数値を付与する以外に、有利なデータとなる
場合には高い数値を、不利なデータとなる場合には低い
数値を付与するものであっても良い。何れにしても、こ
の数値付与手段において付与される数値は、固定データ
記録部や流動データ記録部に記録された各種のデータに
対応して差別化を行うことができる方法で数値化される
手段であれば良い。
【0012】また、上記評価値算出手段は、上記走行距
離記録部に記録された数値を消費燃料記録部に記録され
た数値で除算した除算数値に、上記数値付与部により付
与された数値の一部又は全部を加算した加算数値を乗算
するなどして評価値を算出するものである。この評価値
算出手段により、評価の対象となる評価値が算出され
る。なお、この評価値は、前述した数値付与手段によ
り、個々のデータに対して付与する数値が、燃費を評価
する上で有利なデータとなる場合には低い数値を、不利
なデータとなる場合には高い数値を付与する場合であっ
て、上記「加算した数値を乗算」した場合には、高い数
字が評価としては高く、低い数字である場合には評価と
しては低くなる。一方、数値付与手段により、有利なデ
ータとなる場合には高い数値を、不利なデータとなる場
合には低い数値を付与する場合であって、「加算した数
値を乗算」した場合には、低い数字が評価としては高
く、高い数字である場合には評価としては低くなる。ま
た、「加算した数値を除算」した場合には、上記結果と
は逆の結果となる。そして、こうした手段による評価値
は、評価値表示手段により表示される。すなわち、コン
ピュータに接続された表示装置に、評価値が表示され
る。なお、この評価値表示手段により表示される表示方
法乃至は表示態様は、特定の車輌に対して特定の評価値
が表示される方法ばかりではなく、特定の車輌に関する
過去の一連の評価値の推移が、折れ線グラフ,棒グラ
フ,円グラフ等の形で表示される場合、特定の企業や団
体を保有する車輌の全体が、例えば周単位や月単位,年
単位で、表や上記各グラフの形で表示される場合等の態
様が含まれる。
【0013】こうした構成に係る第2の発明による場合
であっても、固定データや流動データを加味した値が算
出されることから、極めて合理性や適性を図ることがで
き、車輌を運転するドライバーに対して適切な指導や助
言を行うことができ、さらには、その原因を探ることも
可能となる。特に、この発明によれば、評価値は、表示
装置により表示されることから、その表示の方法又は態
様により、車輌の燃費の状態を明確に把握することが可
能となり、過去の推移として表示される場合には、その
推移の原因やこの原因を踏まえた今後対策を検討する上
でも有効な資料として役立てることが可能となる。
【0014】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
は、前記第2の発明において、前記評価値算出手段にお
いてなされた評価値を蓄積する評価値蓄積手段と、この
評価値蓄積手段で蓄積された評価値の平均値を算出する
平均値算出手段と、この平均値算出手段において算出さ
れた平均値と前記評価値算出手段で算出された最新の評
価値とを比較して最新の評価値が平均値よりも予め設定
された範囲を上回る場合又は下回る場合にはその旨を自
動的に表示する警告表示手段と、を備えてなることを特
徴とするものである。
【0015】この第3の発明では、評価値蓄積手段で蓄
積された評価値の平均値が平均値算出手段により算出さ
れ、平均値と前記評価値算出手段で算出された最新の評
価値とを比較して最新の評価値が平均値よりも予め設定
された範囲を上回る場合又は下回る場合には、警告表示
手段により、その旨が表示される。すなわち、過去の評
価値の平均値が、「540」であり、最新の評価値が
「450」であれば、比較値が「90」となる。予め設
定された範囲が「50」である場合には、これを上回る
こととなるので、警告表示手段によりその旨が表示され
る。もっとも、この「上回る」か「下回る」かは、評価
値の算出方法により異なる。すなわち、前述した走行距
離記録部に記録された数値を消費燃料記録部に記録され
た数値で除算した除算数値(燃費)と、上記数値付与部
により付与された数値の一部又は全部を加算した加算数
値との二つの数値を、乗算するか除算するか加算するか
又は減算するかにより、種々異なる。したがって、何れ
の算出方法による場合であっても、過去の評価値の平均
値よりも、最新の評価値が予め設定された範囲を超えて
燃費が落ち込んだ場合には、上記警告表示手段により、
その旨が表示される。ここで、「その旨」とは、例え
ば、特定の車輌と、評価値の平均値と、最新の評価値と
が表示される方法であっても良いし、こうした表示以外
に「燃費が落ちています。」とか、「警告」の文字が表
示される方法であっても良く、何れにしても、燃費が落
ち込んでいる旨が、このシステムを管理し又は操作する
担当者又はドライバー等に理解できる程度に表示される
方法であれば良い。なお、こうした「警告表示手段」に
より表示がされるタイミングについては、特に限定され
ないが、最新の評価値が算出された直後又はこの燃料消
費率評価システムが次に起動した直後であっても良い。
【0016】この第3の発明によれば、特定の車輌に関
して一定の範囲内で燃費が落ち込んだ場合(低下した場
合)には、自動的にその旨が警告表示手段により表示さ
れることから、評価値表示手段による表示を待つことな
く、極めて早い段階で確認することが可能となり、燃費
向上に向けた助言,指導乃至は改善策を迅速に行うこと
ができる。
【0017】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
は、インターネット等の通信手段を介して、車輌の走行
距離が記録される走行距離記録部と、この走行距離記録
部に記録された走行距離を走行するのに要した燃料の量
が記録される消費燃料記録部と、車輌に関する車種や排
気量等の固定データが記録される固定データ記録部と、
車輌に積載された積荷の積載量や道路の渋滞状況等の流
動データが記録される流動データ記録部と、にそれぞれ
のデータが記録されるデータ記録手段と、上記固定デー
タ記録部及び流動データ記録部に記録された記録データ
に対応して数値を付与する数値付与手段と、上記走行距
離記録部に記録された数値を消費燃料記録部に記録され
た数値で除算した除算数値と、上記数値付与部により付
与された数値の一部又は全部を加算した加算数値とを乗
算し又は除算し若しくは該除算数値と上記加算数値とを
加算し又は該除算数値と上記加算数値とを減算して評価
値を算出する評価値算出手段と、この評価値計算手段に
よる評価値を表示する評価値表示手段と、を備えてなる
ことを特徴とするものである。
【0018】この第4の発明では、第3の発明と比較し
た場合、少なくとも、データ記録手段はインターネット
等の通信手段を介して行われることに特徴を有する。こ
こで、通信手段とは、インターネット,イントラネット
等の電気通信回線を利用した通信手段を指し、この通信
手段に使用される通信端末は、該インターネット等に接
続可能なコンピュータ以外に、携帯電話器等の携帯端末
も含まれる。したがって、本発明によれば、こうした通
信手段を介して、上記走行距離記録部や固定データ記録
部又は流動データ記録部等に各種のデータが記録され
る。なお、こうしたデータ記録手段によりそれぞれのデ
ータが記録された後には、前記第2の発明において説明
した処理がされるが、この第4の発明では、評価値表示
手段による評価値の表示方法は、上記通信手段を介し
て、特定の場所から離れた場所にあるコンピュータや携
帯端末に表示させることも可能となる。例えば、特定の
企業の本部やセンタにそれぞれのデータがデータ記録手
段により記録され、前述した算出手段を介して算出され
た評価値は、各営業所や車輌からもインターネット等の
通信手段を介して該コンピュータに接続された表示装置
や携帯端末に設けられた表示部に表示させることが可能
となる。
【0019】したがって、この第4の発明によれば、極
めて簡単に各種のデータを記録することができるととも
に、評価値の把握方法においても、通信手段を介して行
うことにより複数の場所においても評価値を把握するこ
とができる。
【0020】また、第5の発明(請求項5記載の発明)
は、上記第4の発明において、前記評価値算出手段にお
いてなされた評価値を蓄積する評価値蓄積手段と、この
評価値蓄積手段において蓄積された評価値の平均値を算
出する平均値算出手段と、この平均値算出手段において
算出された平均値と前記評価値算出手段で算出された最
新の評価値とを比較して最新の評価値が平均値よりも予
め設定された範囲を下回る場合にはその旨を自動的に表
示する警告表示手段と、を備えてなることを特徴とする
ものである。
【0021】上記第5の発明によれば、第3の発明と同
じように、特定の車輌に関して一定の範囲内で燃費が落
ち込んだ場合には、自動的にその旨が警告表示手段によ
り表示されることから、評価値表示手段による表示を待
つことなく、極めて早い段階で確認することが可能とな
り、燃費向上に向けた助言,指導乃至は改善策を迅速に
行うことができる。特に、この第5の発明を構成する警
告表示手段を、通信手段を介して離れた場所に存在する
営業所に設置されたコンピュータの表示装置に表示し、
またはドライバーが使用する携帯端末に送信し表示部に
表示する手段(例えば、電子メールにより送信する手
段)とした場合には、より迅速な対応を行うことが可能
となる。
【0022】また、第6の発明(請求項6記載の発明)
は、前記第1,第2,第3,第4又は第5の発明におい
て、前記データ記録手段には、少なくとも車輌を構成す
るエンジンの回転数が時間との関係で記録された車輌運
行データを記録する車輌運行データ記録部を有してなる
とともに、この車輌運行データ記録部には、該車輌運行
データが記録された記録媒体から記録するか又は該車輌
運行データを通信手段を介して記録できるように構成さ
れてなることを特徴とするものである。
【0023】この第6の発明において、車輌運行データ
とは、所謂デジタルタコグラフに記録されたデジタルデ
ータであり、このデジタルタコグラフとは、車輌のエン
ジン回転数,走行距離,走行速度等の車輌の運行状況に
係る運行データを、車輌に設けられた車速センサや荷重
センサ等を使用して収集し、該運行データを記録する機
能を有するものである。こうしたデジタルタコグラフ
は、特開平10−340362号公報,特開平11−3
9529号公報,特開平11−39527号公報,特開
平11−110599号公報等に開示されている技術で
ある。上記デジタルタコグラフにより得られた運行デー
タ(車輌運行データ)は、ICカード等の記録媒体に記
録されるよう構成されている。この第6の発明では、こ
うした技術に係る車輌運行データを記録する車輌運行デ
ータ記録部を有し、この車輌運行データ記録部に記録す
る手段として、上記ICカード等の記録媒体から記録す
ることより、又はインターネット等の通信手段を介して
ダウンロード(記録)できるように構成されている。
【0024】したがって、上記構成に係る第6の発明に
よれば、デジタルタコグラフに記録された車輌運行デー
タはデジタルデータであることから、車輌運行データ記
録部への記録が極めて容易であるばかりではなく、この
車輌運行データ記録部に記録された車輌のエンジン回転
数,走行距離,走行速度等の車輌の運行状況に係る運行
データから、燃費が上昇し又は下降した具体的原因を特
定することができ、燃費向上に向けて具体的指導を行う
ことができるようになる。
【0025】また、第7の発明(請求項7記載の発明)
は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に係るもので
あり、車輌の走行距離が記録される走行距離記録部を表
示する第1の手段と、この走行距離記録部に記録された
走行距離を走行するのに要した燃料の量が記録される消
費燃料記録部を表示する第2の手段と、車輌に関する車
種等の固定データが記録される固定データ記録部が表示
される第3の手段と、車輌に積載された積荷の積載量等
の流動データが記録される流動データ記録部を表示させ
る第4の手段と、を備えたデータ記録手段と、上記固定
データ記録部及び流動データ記録部に記録された記録デ
ータに対応して数値を付与する数値付与手段と、上記走
行距離記録部に記録された数値を消費燃料記録部に記録
された数値で除算した除算数値と、上記数値付与部によ
り付与された数値の一部又は全部を加算した加算数値と
を乗算し又は除算し若しくは該除算数値と上記加算数値
とを加算し又は該除算数値と上記加算数値とを減算して
評価値を算出する評価値算出手段と、この評価値算出手
段による評価値を表示する評価値表示手段と、をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムを記録したことを
特徴とするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態に係
る車輌の燃料消費率評価装置又は車輌の燃料消費率評価
システム(以下、評価システム等という。)について、
図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明
する実施の形態は、トラックの燃費に関する燃費消費率
評価システムに本発明を適用したものであり、先ず、特
定の事業所が自社で保有するトラックの燃費を評価する
場合に使用される燃料消費率評価システムについて図面
を参照しながら説明する。
【0027】この実施の形態における評価システム等
は、全体システムと個別システムとに分離して把握され
るものであり、全体システムでは、図1に示すように、
各事業所(運送会社等)3の燃料消費率をそれぞれ集計
し、評価及び指導を行うセンタ1と、このセンタ1にイ
ンターネットやイントラネット等の通信手段2を介して
接続され、後述する各情報(データ)の送受信を行うこ
とができる各事業所3とから構成され、全体としてこの
評価システム等として機能し、また、各事業所3毎にお
いても、個別の評価システム等として機能するよう構成
されている。
【0028】そこで、先ず、上記個別の評価システム等
について説明する。この個別の評価システム等は、各事
業所3内に、上記インターネット等の通信手段2に接続
可能なコンピュータシステムを有してなるものであり、
このコンピュータシステムには、後述するプログラムを
実行する中央演算処理装置(CPU)5と、この中央演
算処理装置5に接続されたキーボード6,プリンタ7,
モニタ8及びメモリ9とを備えている。上記キーボード
6は、後述する固定データや流動データ等の車輌データ
を入力するために使用されるものであり、プリンタ7
は、キーボード6により入力された各種の車輌データ
や、通信手段を介して受信されたデータ、さらには、こ
れらの車輌データが加工された後の加工データを印刷す
るためのものであり、上記モニタ8は、上記キーボード
6により入力された車輌データや加工後の加工データを
表示するものである。また、上記メモリ9は、このコン
ピュータシステムを起動させ動作させるための各種のプ
ログラムが記録されている。
【0029】また、上記中央演算処理装置5には、それ
ぞれデータベースである走行距離記録部10と、消費燃
料記録部11と、固定データ記録部12と、流動データ
記録部13と、車輌運行データ記録部14と、数値化用
基礎データ記録部15と、目標値及び低下割合値記録部
16と、評価値を蓄積する評価値蓄積部17と、この評
価値蓄積部17において蓄積された評価値の平均値を蓄
積する平均値蓄積部18と、が接続されている。上記走
行距離記録部10は、車輌別に走行した距離が記録され
るものであり、上記消費燃料記録部11は、上記走行距
離記録部10に記録された走行距離を走行するのに要し
た燃料の量が記録されるものである。また、上記固定デ
ータ記録部12は、車種や車輌の重量,年式,走行内容
(何処を走行する車輌か),排気量等が記録されるもの
であり、流動データ記録部13は、積荷の積載率,天
候,路面の状態,空気調節装置(エアコン)の使用率等
が記録されるものである。また、上記車輌運行データ記
録部14は、車輌の運行状況を記録するものであり、後
述するように、紙に出力されたタコグラフから作業者が
入力する場合とデジタルタコグラフから記録する場合と
がある。また、上記数値化用基礎データ記録部15は、
上記固定データ記録部12や流動データ記録部13に記
録されたデータに対応して該データに付与される数値が
記録されているものである。例えば、固定データとし
て、図2中の(A)に示すように、車輌の年式が上記固
定データ記録部12に記録される場合には、該年式に対
応して数値が付与されている。また、固定データとし
て、車輌の積載量(トン数)が固定データ記録部12に
記録される場合には、図2中の(B)に示すように、各
トン数に応じて数値が付与されている。
【0030】また、走行内容が固定データとして上記固
定データ記録部12に記録される場合には、図2中の
(C)に示すように、それぞれ地場を走行するか高速道
路を走行するか等により数値が付与されている。また、
流動データとして、車載率(車輌に積載された積荷の割
合)が流動データ記録部13に記録される場合には、図
3中の(A)に示すように、車載率に応じて数値が付与
され、車輌のアイドリング時間が流動データとして記録
される場合には、図3中の(B)に示すように、該アイ
ドリング時間との関係で数値が付与されている。また、
流動データとして、エアコンやヒーターの強弱レベルが
記録される場合には、それに応じて図3中の(C)に示
すように、それぞれ数値が付与され、エアコン等の使用
時間が流動データとして記録される場には、図3中の
(D)に示すように、それぞれの時間に応じた数値が付
与されている。なお、この実施の形態においては、燃費
の評価値を算出するために、有利な条件では低い数値を
付与し、不利な条件である場合には低い数値を付与して
いる。また、上記目標値及び低下割合値記録部16は、
特定の車輌を運転するドライバーが計画し決定した目標
値と、後述する評価値の低下割合値を記録するものであ
り、この目標値は、後述する算出方法により算出される
数値(評価値)に関してドライバーが設定したものであ
る。また、上記評価値蓄積部17は、上記走行距離記録
部10,消費燃料記録部11,固定データ記録部12及
び流動データ記録部13にそれぞれ記録されたデータを
元に、後に説明する算出方法により算出した評価値を車
輌毎に蓄積するものであり、上記平均値蓄積部18は、
この評価値蓄積部17において蓄積された評価値の平均
値(本例では、週別,月別,年別の平均値)を蓄積する
ものである。
【0031】また、上記中央演算処理装置5には、後述
するデジタルタコグラフにより記録されたICカード等
の記録媒体19に記録された車輌運行データを読み取る
リーダー20が接続されている。このリーダー20によ
り読み取られた車輌運行データは、上記車輌運行データ
記録部14に記録される。また、上記中央演算処理装置
5には、上記走行距離記録部10,消費燃料記録部1
1,固定データ記録部12,流動データ記録部13,車
輌運行データ記録部14,数値化用基礎データ記録部1
5,目標値及び低下割合値記録部16に記録された各種
のデータの入出力を行う通信入出力部(通信I/O)2
1と接続され、インターネット等の通信手段2を介して
センタ1との間でデータの送受信ができるようにされて
いる。
【0032】なお、上記ICカード等の記録媒体19に
は、図4に示すデジタルタコグラフ25により、車輌速
度,エンジンの回転数等が時間と共に記録される。この
デジタルタコグラフ25は、タコグラフ本体26と、小
型テンキー27とから構成され、上記タコグラフ本体2
6には、上記車輌速度やエンジンの回転数等を検出する
車載センサ28が接続されている。この車載センサ28
は、タコグラフ本体26に設けられた中央演算処理装置
(CPU)29に接続され、この中央演算処理装置29
には、キーボード30,ROM(予め記録されたデータ
を読み出し可能なリードオンリーメモリ)31,車輌運
行データ等を書き込むと共に書き込まれた車輌運行デー
タを読み出し可能なRAM(ランダムアクセスメモリ)
32,ICカード等の記録媒体19とのデータの出入力
を行う通信入出力部I/O33及び小型テンキー27と
の間でデータの入出力を行う通信入出力部(通信I/
O)34とから構成されている。また、上記小型テンキ
ー27は、作業者(ドライバー)によるキー入力データ
を入力するキーボード35,ROM36及びRAM37
が中央演算処理装置(CPU)38と接続され、この中
央演算処理装置38は、上記通信入出力部(通信I/
O)34と通信手段を介して接続される通信入出力部
(通信I/O)39が接続されている。したがって、上
記車載センサ28や、小型テンキー27を構成するキー
ボード35により入力された車輌運行データは、上記記
録媒体19に記録され、この記録媒体19を事業所3に
備えられた上記リーダー20に装着することにより、中
央演算処理装置5を介して前記車輌運行データ記録部1
4に記録される。
【0033】一方、前記センタ1には、図1に示すよう
に、上記インターネット等の通信手段2に接続可能なコ
ンピュータシステムを有してなるものであり、このコン
ピュータシステムには、後述するプログラムを実行する
中央演算処理装置(CPU)45と、この中央演算処理
装置45に接続されたキーボード46,プリンタ47,
モニタ48及びメモリ49とを備えている。また、上記
中央演算処理装置45には、それぞれデータベースであ
る事業所別データ記録部50と、それぞれ事業所毎に設
けられた走行距離記録部51と、消費燃料記録部52
と、固定データ記録部53と、流動データ記録部54
と、数値化用基礎データ記録部55と、目標値及び低下
割合値記録部56と、とが接続されている。また、上記
中央演算処理装置45には、上記走行距離記録部51,
消費燃料記録部52,固定データ記録部53,流動デー
タ記録部54等を元に算出された各事業所毎の評価値を
蓄積する評価値蓄積部57と、この評価値蓄積部57に
おいて蓄積された評価値の平均値を蓄積する平均値蓄積
部58と、車輌運行データ記録部59と、各事業所3か
らのデータが最初に格納されるデータ格納部60とに接
続されている。なお、上記事業所別データ記録部50に
は、各事業所の住所,連絡先,保有するトラックコード
番号,該トラックを運転するドライバーの氏名及びこの
コンピュータシステムに各事業所から接続するためのI
D番号,所定のパスワード,各事業所3が保有する車輌
を運転するドライバーの電子メールアドレス,管理者の
メールアドレス等が記録されている。また、他の各記録
部(符号は省略する。)は、基本的に各事業所3に設け
られた各記録部と共通していることから説明を省略す
る。
【0034】以下、この燃料消費率評価システムの動作
について、フローチャートを参照しながら詳細に説明す
る。先ず、各事業所3における評価システム等の動作に
ついて説明する。なお、以下に説明する動作は、該動作
を行うプログラムが記録されたコンパクトディスク等の
記録媒体を介して該事業所が使用するコンピュータシス
テムに該プログラムがインストールされることにより実
行される。
【0035】先ず、各事業所3に設けられた上記コンピ
ュータシステムが、事業所3のシステム管理者等により
起動すると、図7に示すステップst1において、認証
画面が出力される。この認証画面には、このシステムを
利用するID番号やパスワードが入力される入力欄が表
示されるものであり、ステップst2において、システ
ム管理者がID番号とパスワードを入力すると、ステッ
プst3において、固定データ記録部に記録されたID
番号やパスワードと比較して、これらのID番号とパス
ワードが正しいか否かを判別する。正確なID番号とパ
スワードとが入力された場合には、上記平均値蓄積部1
8に蓄積された(月の)平均値と、評価値蓄積部17に
記録された最新の評価値とが比較され、目標値及び低下
割合値記録部16に記録された低下割合値以上低下して
いる車輌があるか否かが判別される(ステップst
4)。評価値が、上記目標値及び低下割合値記録部16
において設定された割合以上低下している車輌がある場
合には、ステップst5において、この車輌のリストが
モニタ8に表示される。こうした構成は、本発明を構成
する警告表示手段であり、具体的な表示方法は、例え
ば、「先月の評価値の平均値より20パーセント以上低
下している車輌は、下記の通りです。」等の表示と共に
該当車輌の番号,部署名,ドライバーの氏名及び最新の
評価値とを羅列したリストが表示される。なお、このリ
ストに表示された車輌がモニタ8上でマウス等のポイン
ティングディバイスによりクリックされる等により選択
されると、後述する当該車輌の詳細データが表示される
ように構成されている。
【0036】そして、こうしたリストが表示されると、
ステップst6において、印刷するか否かが判別され、
印刷される場合には、プリンタ7により上記リストが印
刷される(ステップst7)。また、ステップst6に
おいて印刷されない場合(及び印刷された場合)には、
ステップst8において、上記リスト中の車輌がポイン
ティングディバイスによりクリックされたか否かが判別
され、特定の車輌がクリック(選択)された場合には、
クリックされた車輌の詳細情報がモニタ8に表示される
(ステップst9)。この詳細データは、当該車輌に関
する過去の走行距離,消費燃料の量,固定データ及び流
動データ,過去の評価値,評価値の平均値等が表及び/
又はグラフとされた状態で表示される。そして、ステッ
プst10において、印刷するか否かが判別され、印刷
される場合にはステップst11において印刷される。
なお、上記ステップst5において表示された車輌リス
トに複数の車輌が表示され、これらの一つずつの詳細デ
ータを表示させる場合には、こうした動作を繰り返す。
印刷等の作業が終了し又はその必要がない場合には、ク
ローズボタンをクリックした(フローチャートでは説明
を省略した。)場合及び上記ステップst4において評
価値が所定の割合以上低下している車輌がないと判断さ
れた場合、ステップst12に移行する。
【0037】このステップst12においては、図8に
示すように、ドライバーにより設定された目標評価値が
達成されていない車輌があるか否かが判別され、ある場
合には当該車輌リストがモニタ8に表示される。この場
合には、モニタ8には、例えば「目標未達成車輌は下記
の通りです。」等の表示と共に該当車輌の番号,部署
名,ドライバーの氏名及び最新の評価値並びに目標値を
羅列したリストが表示される。なお、このリストに表示
された車輌がモニタ8上でポインティングデバイス等に
よりクリックされると、車輌の詳細データが表示される
ように構成されている。そして、こうしたリストが表示
されると、ステップst14において、印刷するか否か
が判別され、印刷される場合には、プリンタ7により上
記リストが印刷される(ステップst15)。また、ス
テップst14において印刷されない場合(及び印刷さ
れた場合)には、ステップst16において、上記リス
ト中の車輌がクリックされたか否かが判別され、特定の
車輌がクリック(選択)された場合には、クリックされ
た車輌の詳細情報がモニタ8に表示される(ステップs
t17)。この詳細データは、当該車輌に関する過去の
走行距離,消費燃料の量,固定データ及び流動データ,
過去の評価値,評価値の平均値等が表及び/又はグラフ
とされた状態で表示される。そして、ステップst18
において、印刷するか否かが判別され、印刷される場合
にはステップst19において印刷される。なお、上記
ステップst13において表示された車輌リストに複数
の車輌が表示され、これらの一つずつの詳細データを表
示させる場合には、こうした動作を繰り返す。印刷等の
作業が終了し又はその必要がない場合には、クローズボ
タンをクリックした(フローチャートでは説明を省略し
た。)場合及び上記ステップst12において目標評価
値が達成されていない車輌がないと判断された場合、ス
テップst20に移行する。
【0038】このステップst20では、評価値が所定
の割合以上低下し且つドライバーにより設定された目標
評価値が達成されていない車輌があるか否かが判別され
る。こうした車輌がある場合には、ステップst21に
おいてその車輌リストが表示され、印刷する場合(ステ
ップst22)には、印刷され(ステップst23)、
図9に示すように、この車輌リストに表示された特定の
車輌が前述した要領でクリックされた場合(ステップs
t24)には、当該車輌の詳細データが表示される(ス
テップst25)。この車輌の詳細データは、上記ステ
ップst9やステップst17で表示されたデータと同
じデータである。そして、この車輌の詳細データを印刷
するか否かがステップst26で判別され、印刷する場
合(印刷を実行するボタンのクリック等の操作が行われ
た場合)には、ステップst27において該詳細データ
が印刷される。そして、印刷等の作業が終了し又はその
必要がない場合には、クローズボタンをクリックした
(フローチャートでは説明を省略した。)場合及び上記
ステップst20において該当する車輌がない場合並び
にステップst24で車輌選択がされない場合は、何れ
もステップst28において、操作内容選択画面に移行
する。すなわち、このシステムでは、前述した評価値の
低下率が所定の割合を上回っている車輌(所定の割合で
燃費が落ちている車輌)も、各ドライバーが設定した目
標評価値が達成されていない車輌も存在しない場合(目
標評価値を全て達成している場合)には、ステップst
3において、正しいID番号とパスワードが入力された
と判断されると、ステップst28においてこの操作内
容選択画面がモニタ8に表示される。この操作内容選択
画面は、データ入力するか否か,リスト表示するか否
か,ランキングリストを表示するか,評価値の低下率が
所定の割合を上回っているか否か,目標評価値の未達成
リストを表示するか否か,評価値の低下率が所定の割合
を上回り且つ目標評価値が未達成であるリストを表示す
るか否か,各種の設定値の変更をするか否か等をそれぞ
れ選択する選択ボタン(ポインティングディバイスによ
りクリックされる部位)が表示されている。したがっ
て、このシステムでは、操作内容選択画面がモニタ8に
表示される前に、評価値の低下率が所定の割合を上回っ
ている等の車輌が存在する場合には、自動的に当該特定
の車輌が表示されるように構成されている。
【0039】そして、このように操作内容表示画面が表
示されると、次いで、図10に示すように、ステップs
t29において、データ入力するか否かが判別される。
すなわち、使用者がポインティングデバイス等を利用し
てデータ入力するためのボタンをクリックすると、次い
で、固定データを入力するか否かが判別される(ステッ
プst30)。固定データが入力されると判別された場
合には、ステップst31において固定データ入力画面
がモニタ8に表示される。この固定データ入力画面は、
例えば、図5に示すように、会社概要,車輌概要,車輌
付属情報,人材情報等の項目に別れ、各項目には、電話
番号,ナンバープレート(車輌ナンバー),総重量,エ
ンジン,総積載量等が入力される入力欄が設けられてい
る。そして、上記固定データ入力画面に各種の固定デー
タが入力されると、次いで流動データを入力するか否か
がステップst33において判別される。なお、上記ス
テップst30において、固定データを入力しないと判
別された場合にも、このステップst33に進む。この
ステップst33において、流動データが入力されると
判別された場合には、ステップst34において、流動
データ入力画面が表示される。この流動データ入力画面
は、例えば、図6に示すように、三つの画面が択一的に
表示される。すなわち、フローチャート上での表示は省
略するが、上記ステップst32において、固定データ
が入力された場合(車輌ナンバーが入力された場合)に
は、車輌ナンバーに応じて、図6に示す(A),(B)
又は(C)に示される何れかの流動データ入力画面がス
テップst34において表示される。例えば、車輌ナン
バーにより特定された車輌は、図5に示す固定データ入
力画面において、走行内容として「地場車輌」か「高速
定期車輌」或いは「高速フリー車輌」かが入力され、
「地場車輌」と入力された場合には、図6中の(A)に
示す流動データ入力画面が、ステップst34において
入力される。一方、固定データ入力画面での入力がされ
ないでステップst33に移行した場合(過去に固定デ
ータが入力された場合)には、車輌ナンバーを入力する
画面がモニタ8に表示され、この画面に車輌ナンバーを
入力すると、その特定の車輌ナンバーの走行内容に対応
した流動データ入力画面がステップst34において表
示される。なお、図6に示す各流動データ入力画面には
表示されていないが、これらの流動データ入力画面に
は、1日の走行距離及びこの走行距離に要した燃料の量
を記録する箇所も設けられている。そして、上記ステッ
プst32において各固定データが入力されると、該固
定データは前記固定データ記録部12に記録され、ステ
ップst35において流動データが入力されると、該流
動データは、前記流動データ記録部13に記録される。
なお、この実施の形態においては、走行距離に関するデ
ータ及び消費燃料に関するデータは、上記流動データ入
力画面においてそれぞれ入力する手順を採用しているこ
とから、この流動データ入力画面において入力されたデ
ータの中で、走行距離に関するデータは、前記走行距離
記録部10に記録され、商品燃料に関するデータは、消
費燃料記録部11に記録される。
【0040】そして、上述した固定データ及び流動デー
タがそれぞれ入力乃至は記録された場合には、ステップ
st36において、各データが数値化される。この数値
化とは、前記数値化用基礎データ記録部15に記録され
た数値を、上述した手順で記録された具体的固定データ
や流動データに対して割り振ることをいう。こうした数
値化が行われると、次いで、評価値の算出が行われる
(ステップst37)。本実施の形態においては、この
評価値の算出方法は、先ず、上記流動データとして記録
された走行距離を示す数値をその走行距離に要した燃料
の量を示す数値により除算し、燃費(燃料消費率)を示
す数値(燃費数値)を算出する。また、上記固定データ
や流動データに対応して数値化された各数値の合計を加
算し、加算数値を算出する。そして、上記燃費数値と加
算数値とを乗算する。この乗算された数値が評価値とな
る。評価値の算出方法は、こうした方法以外でも良く、
その方法は前述した通りである。そして、ステップst
37において、こうした評価値が算出されると、再びス
テップst29に戻る。こうした動作を繰り返すことに
より、事業所3において保有する車輌毎の評価値が算出
され、これらの評価値は車輌毎に前記評価値蓄積部17
に蓄積される。なお、この評価値蓄積部17に蓄積され
た評価値が特定の車輌に対して複数蓄積された場合に
は、自動的にその平均値が算出され、算出された平均値
は前記平均値蓄積部18に記録される。
【0041】そして、ステップst29において、デー
タ入力されないと判別された場合には、図11に示すよ
うに、ステップst38に移行し、リスト表示するか否
かが判別され、リスト表示すると判別された場合には、
ステップst39において、週毎の表示を行うか否かが
判別される。週毎のリスト表示を行うと判別された場合
には、週毎のリストが表示される(ステップst4
0)。なお、この週毎のリスト(以下に説明する月毎の
リストも年毎のリストも同じ。)は、特定の車輌に関し
て週毎にリスト化されたものであっても良く、また、事
業所が保有する車輌の全てに関して週(又は月,年)毎
にリスト化されたものであっても良い。そして、ステッ
プst41において、このリストを印刷するか否かが判
別され、印刷すると判別した場合には、ステップst4
2においてプリンタ7が駆動し印刷される。また、ステ
ップst41で印刷されないと判別された場合には、ス
テップst43に進み、グラフ表示するか否かが判別さ
れる。グラフ表示すると判別された場合には、モニタ8
において週毎のグラフが表示され、これを印刷する必要
があると使用者が判断した場合には印刷される(ステッ
プst45,46)。なお、上記ステップst44にお
けるグラフ表示の形式は、円グラフ,折れ線グラフ又は
棒グラフとして表示される。なお、上記ステップst3
9において週毎のリスト表示を行わないと判別された場
合及びステップst43においてグラフ表示しないと判
別された場合には、ステップst47に進む(図12参
照)。
【0042】このステップst47では、月毎のリスト
を出力するか否かが判別され、月毎のリストを出力する
と判別された場合には、モニタ8に月毎のリストが表示
される(ステップst48)。そして、このリストを印
刷したい場合には印刷され(ステップst49,5
0)、次いでグラフ表示するか否かが判別され(ステッ
プst51)、グラフ表示する場合には月毎の評価値が
グラフ表示される(ステップst52)。このグラフが
印刷される場合には、ステップst53,54に進み印
刷される。また、ステップst47において月毎のリス
トを出力すると判別されない場合及びステップst51
においてグラフ表示しないと判別された場合並びにステ
ップst53において印刷しないと判別された場合に
は、ステップst55に進み(図13参照)、年リスト
の表示,その印刷,グラフ表示,その印刷の各工程(前
述した工程と同様の工程)を経て(ステップst56・
・・ステップst62)、ステップst63に移行する
(図14参照)。このステップst63においては、事
業所3において保有する車輌全体として評価値がどのよ
うに推移しているかを示すリストを出力(表示)するか
否かが判別され、その総合リストを表示すると判別され
た場合には、ステップst64において総合リストがモ
ニタ8に表示される。その後の手順は、前述したステッ
プst49からステップst54や、ステップst57
からステップst61までの手順と同様の手順で動作す
る(ステップst65・・・ステップst70)。な
お、この実施の形態では、リスト表示の方法として、
週,月,年毎にリスト化される方法を採用したが、日,
週,月,年毎にリスト化する方法を採用しても良い。
【0043】また、上記操作内容選択画面において表示
されたランキングリストが選択された場合(ステップs
t71)には、図15に示すように、燃費ランキングリ
ストを表示するか否かが判別される(ステップst7
2)。燃費ランキングリストを表示すると判別された場
合には、ステップst73において燃費ランキングリス
トが表示される。この燃費ランキングリストは、上記燃
費数値(評価値が算出される前の数値)を元に事業所3
が保有する全ての車輌でランク付けがされたリストであ
り、ステップst74において印刷されるか否かが判別
され、印刷される場合にはプリンタ7により該リストが
印刷される(ステップst75)。ステップst72に
おいて燃費ランキングリストが表示されないと判別さ
れ、またステップst74において印刷されないと判別
された場合には、ステップst76において、評価値ラ
ンキングリストが表示されるか否かが判別される。この
ステップst76において、該ランキングリストが表示
れると判別された場合には、モニタ8に評価値のランキ
ングリストが表示される。この評価値のランキングリス
トは、前述した算出方法により算出された評価値を元に
事業所3が保有する全ての車輌でランク付がされたリス
トである。そして、ステップst78において、この評
価値ランキングリストが印刷されるか否かが判別され、
印刷されると判別された場合には、プリンタ7により印
刷される(ステップst79)。
【0044】また、上記ステップst76において評価
値ランキングリストを表示しないと判別された場合やス
テップst78において印刷されないと判別された場合
には、ステップst80(図16参照)において、評価
値の低下率が予め設定された割合を上回るランキングリ
ストを表示するか否かが判別される。ステップst80
において、そのランキングリストを表示すると判別され
た場合には、ステップst81においてそのリストが表
示され、印刷する場合には、プログラム7を駆動させ印
刷する(ステップst83)。また、ステップst80
において、評価値の低下率が予め設定された割合を上回
るランキングリストを表示しないと判別された場合や、
ステップst82において印刷しないと判別された場合
には、ステップst84において、目標評価率未達成車
輌ランキングリストを表示するか否かが判別される。ス
テップst84において該ランキングリストを表示する
と判別された場合には、該リストを表示し(ステップs
t85)、該リストを印刷するか否かがステップst8
6で判別され、印刷すると判別された場合には、ステッ
プst87で印刷される。ステップst80及びステッ
プst84において、何れも各ランキングリストを表示
しないと判別された場合には、ステップst88に進み
(図17参照)、このステップst88では、上記ステ
ップst81での表示対象とされ且つステップst85
での表示対象とされる車輌のランキングリストを表示す
るか否かの判別が行われる。このステップst88で、
当該ランキングリストを表示すると判別された場合に
は、ステップst89でそのランキングリストを表示
し、該ランキングリストを印刷するか否かがステップs
t90で判別され、印刷すると判別された場合には、ス
テップst91で印刷が行われる。
【0045】また、上記操作内容選択画面において、各
種の設定値の変更を行うと判別された場合(ステップs
t92)には、図18に示すように、ステップst93
において、改めて認証画面が出力される。この認証画面
は、セキュリティーの問題から設定値の変更が許される
者のみに設定値の変更を許そうとする趣旨である。した
がって、ステップst94において、ID番号及びパス
ワードが入力されると、ステップst95において、固
定データ記録部12に記録されたID番号やパスワード
と比較して認証できるか否かが判別される。認証された
場合には、評価値の設定変更を行うか否かが判別され
(ステップst96)、そうである場合には、前記数値
化用基礎データ記録部15に記録された評価値用基礎デ
ータ(評価値リスト)がモニタ8に表示される(ステッ
プst97)。このモニタ8上で新たな評価値の入力が
なされる(ステップst97)と、そのデータは、再度
上記数値化用基礎データ記録部15に記録され(ステッ
プst98)、ステップst99に進む。すなわち、ス
テップst96において、評価値が変更されない場合に
は、ステップst99に進み、このステップst99で
は、ドライバーによりなされる目標値の設定を変更する
か否かが判別される。この目標値の変更されると判別さ
れた場合には、前記目標値及び低下割合値記録部16か
ら、特定のドライバー又はこのドライバーが運転する車
輌に関しての目標値リストが表示され(ステップst1
00)、ステップst101で新たな目標値が設定され
た入力された場合には終了する。なお、設定値に関して
は、上述した二つの設定値以外に、平均評価値と最新の
評価値とを比較し該最新の評価値の低下率の割合を定め
る設定値もあるが、変更の手順は、上述した設定値の数
値変更と同様であることから説明を省略する。
【0046】次に、図1に示すICカード等の記録媒体
19に記録された車輌運行データを、リーダー20によ
り読み取り、該車輌運行データを上記車輌運行データ記
録部14に記録する手順について簡単に説明する。この
手順は、先ず、図19に示すように、ステップst10
2において、上記ICカード等の記録媒体19が、リー
ダー20にセットされたか否かが判別され、セットされ
たと判別された場合には、ステップst103におい
て、モニタ8に認証画面が表示される。この認証画面に
おいて、ID番号とパスワードが入力され(ステップs
t104)、ステップst105において認証される
と、自動的に上記記録媒体19に記録された車輌運行デ
ータが車輌運行データ記録部14に記録される(ステッ
プst106。
【0047】次に、前述した各事業所3において使用さ
れた個別システムにより収集された各データを、インタ
ーネット等の通信手段を介して、センタ1に送信する手
順について説明する。先ず、図20に示すように、ステ
ップst107において、センタ1のコンピュータシス
テムにインターネット等の通信手段を介して接続される
と、ステップst108において認証画面が事業所3の
モニタ8に出力され、ステップst109においてID
番号とパスワードが入力され、ステップst110にお
いて認証されると、ステップst111においてデータ
を送信するか否かが判別される。データの送信をすると
判別された場合には、ステップst112において、デ
ータ送信画面が出力される。このデータ送信画面には、
事業所3に記録された前記各種のデータベースから、そ
れぞれに記録されたデータの中でどのデータを送信する
か否かが選択可能となされており、ステップst113
において、例えば走行距離記録部10,消費燃料記録部
11,固定データ記録部12,流動データ記録部13,
車輌運行データ記録部14,数値化用基礎データ記録部
15,目標値及び低下割合値記録部16,評価値蓄積部
17,平均値蓄積部18に記録されたデータが送信され
るべき送信アイテムとして選択された場合には、ステッ
プst114において、上記各種のデータが送信され、
センタ1に設けられた各データベース(符号は省略す
る。)に記録される(ステップst115)。
【0048】また、上記ステップst111において、
データ送信しないと判別された場合には、ステップst
115に移行し、データ受信するか否かが判別される。
このステップst116において、データ受信すると判
別された場合には、ステップst117において、事業
所3が使用するモニタ8にデータ受信画面が出力され
る。このデータ受信画面には、受信アイテムとして、セ
ンタ1に設けられた走行距離記録部51,消費燃料記録
部52,固定データ記録部53,流動データ記録部5
4,車輌運行データ記録部59,数値化用基礎データ記
録部55,目標値記録部56,評価値蓄積部57,平均
値蓄積部58に記録された各データの中で、どのデータ
を受信するか選択可能となされている。したがって、ス
テップst118において、受信アイテムが選択される
と、ステップst119において選択されたデータがイ
ンターネット等の通信手段2を介して各種のデータが記
録される。なお、このデータは、事業所3に設けられた
走行距離記録部10,消費燃料記録部11,固定データ
記録部12,流動データ記録部13,車輌運行データ記
録部14,数値化用基礎データ記録部15等のデータベ
ースに、記録されるデータに対応して記録される。
【0049】なお、センタ1に設けられた走行距離記録
部51,消費燃料記録部52,固定データ記録部53,
流動データ記録部54,車輌運行データ記録部59,数
値化用基礎データ記録部55,目標値記録部56,評価
値蓄積部57,平均値蓄積部58等のデータベースに、
各事業所3が保有する車輌に関する各データを記録する
方法は、上述した通信手段2を介して行う方法ばかりで
はなく、各事業所3でなされる手順で説明したもの(ス
テップst29以下の一連の手順)と同じ手順でなされ
ても良い。すなわち、各事業所3から定期的(例えば、
毎週又は毎月)に送付されるアナログ情報(郵送され又
はファックスにより送信された情報)を元に、センタ1
の作業者が本システムを構成する上記走行距離記録部5
1,消費燃料記録部52,固定データ記録部53,流動
データ記録部54,車輌運行データ記録部59にデータ
を入力する方法であっても良い。これらに記録されたデ
ータ及びこれらのデータから算出され上記評価値蓄積部
57,平均値蓄積部58に記録されたデータ等を、前記
ステップst116以下の手順により、各事業所3に設
けられたコンピュータシステムに記録させ、さらにこう
したデータを元に、前記ステップst1からの手順を実
行するように使用しても良い。
【0050】上述した実施の形態に係る燃料消費率評価
システムによれば、固定データや流動データを加味した
値が評価値として算出されるものであり、単純に燃費の
値を算出するものではないことから、極めて評価の合理
性や適性を図ることができ、車輌を運転するドライバー
に対して適切な指導や助言を行うことができるととも
に、燃費向上しない原因を探ることも可能となる。特
に、上記実施の形態においては、評価値は、モニタ8に
ランキングリストも含めたリストとして表示され、且つ
グラフ表示も可能となされていることから、個々の車輌
及び事業所全体の燃費の状態を明確に確認することが可
能となる。さらに、上記実施の形態においては、本発明
を構成する警告表示手段として、車輌の各データを入力
(記録)し、また記録されたデータからリスト等を表示
する手順の前段階において、自動的に燃費が落ち込んだ
車輌や目標値に達していない車輌が表示される構成を採
用していることから、早い段階で管理者や最終的にはド
ライバーに対して注意を喚起させるとともに助言,指導
又は改善策を迅速に行うことができる。
【0051】さらに、上記実施の形態においては、デジ
タルタコグラフ25によりICカード等の記録媒体19
に記録された車輌運行データを、事業所3に設けられた
リーダー20に装着させることにより、車輌運行データ
記録部14に記録させることができる。したがって、車
輌運行データをマニュアルで入力する方法に比べより便
利で正確に記録することが可能となるとともに、評価値
が上昇しているか下降しているかの原因をより一層明確
に把握することができ、改善策もより実行あるものとす
ることができる。
【0052】なお、上述したシステムでは、デジタルタ
コグラフ25による車輌運行データは、ICカード等の
記録媒体19に記録され、この記録媒体19を事業所3
に設けられたリーダー20に装着させ、このリーダー2
0により読み取る方法を採用したが、デジタルタコグラ
フ25を以下の構成とすることにより、インターネット
等の通信手段2を介して、内部に記録された車輌運行デ
ータを送信するように構成しても良い。すなわち、図4
に示すタコグラフ本体26を構成する中央演算処理装置
29に、このタコグラフ本体26内の車輌運行データを
送信する送信部70を接続させるとともに、この送信部
70には、インターネット等の通信手段2を介して事業
所3のコンピュータシステム又はセンタ1のコンピュー
タシステムに接続可能な携帯電話機等の携帯通信端末7
1と接続されるコネクタ72を設け、上記携帯通信端末
71を使用することにより、インターネット等の通信手
段2を介して事業所3のコンピュータシステム又はセン
タ1のコンピュータシステムとこのデジタルタコグラフ
25とを接続し、記録された車輌運行データを、事業所
3側の車輌運行データ記録部14又はセンタ1側の車輌
運行データ記録部59に記録する方法を採用しても良
い。なお、こうした方法で車輌運行データを記録する手
順について図21を参照しながら説明すると、先ず、上
記携帯通信端末71を使用して、事業所3又はセンタ1
のコンピュータシステムとインターネット等の通信手段
2を介して接続する(ステップst120)。コンピュ
ータシステムと携帯通信端末71とが接続されると、携
帯通信端末71に設けられた表示部に上記コンピュータ
システムから出力された認証画面が表示される(ステッ
プst121)。ステップst122において、デジタ
ルタコグラフ25を使用するドライバーが、自己のID
番号とパスワードを入力し、ステップst123におい
て上記コンピュータシステム上で認証された場合には、
自動的に該デジタルタコグラフ25に記録された車輌運
行データは、事業所3に設けられた中央演算処理装置5
を介して上記車輌運行データ記録部14に記録され、ま
たは、センタ1側に設けられた中央演算処理装置45を
介して上記車輌運行データ記録部59に記録される(ス
テップst124,ステップst125)。
【0053】こうした手順によりデジタルタコグラフ2
5に記録された車輌運行データを本システムを構成する
車輌運行データ記録部14又は車輌運行データ記録部5
9に記録することにより、ICカード等の記録媒体19
を車輌毎に事業所3において一つずつ記録する手間を省
くことができ、多数の車輌を保有する事業所において
は、各車輌の運行管理を瞬時に行うことができるばかり
ではなく、燃費に関する評価及び指導をより効率的に行
うことができる。
【0054】さらに、上記実施の形態においては、セン
タ1と事業所3との間で、固定データや流動データ或い
は各データを元にした加工データ(評価値又は平均評価
値或いはそのリスト等)を、インターネット等の通信手
段2を介して送受信する手順について説明したが、前述
したデジタルタコグラフ25に記録された車輌運行デー
タを送信する際にドライバーにより使用される携帯電話
機等の携帯通信端末71に、所定の情報を電子メールと
して送信する方法を採用しても良い。すなわち、事業所
3で使用されるモニタ8又はセンタ1で使用されるモニ
タ48に、前記ステップst5における車輌リスト(評
価値の低下率が所定の割合を上回っている車輌:大きく
燃費が低下している車輌のリスト)が表示された場合、
該リストに表示された車輌を運転するドライバーそれぞ
れに対して、ステップst9において表示される詳細デ
ータを、電子メールとして送信する方法を採用しても良
い。例えば、図22に示すように、ステップst126
(図7に示すステップst4と同じ)において、平均値
蓄積部18に蓄積された(月の)平均値と、最新の評価
値とが比較され、所定の割合以上低下している車輌があ
るか否かが判別され、評価値が所定の割合以上低下して
いる車輌がある場合には、ステップst127におい
て、この車輌のリストがモニタ8に表示される。ステッ
プst128では、上記リスト中の車輌がポインティン
グディバイスによりクリックされたか否かが判別され、
特定の車輌がクリック(選択)された場合には、クリッ
クされた車輌の詳細情報がモニタ8に表示される(ステ
ップst129)。この詳細データは、当該車輌に関す
る過去の走行距離,消費燃料の量,固定データ及び流動
データ,過去の評価値,評価値の平均値等が表とされた
状態で表示され、ステップst130に移行する。この
ステップst130では、上記詳細データを電子メール
として当該車輌を運転するドライバーの携帯通信端末7
1に送信するか否かが判別され、送信する場合には、ス
テップst131において送信する。なお、この電子メ
ールとして送信する情報には、上記評価値や平均値等の
情報と共に、「評価値が大きく低下しています。」等の
情報も併せて送信する。また、ステップst126にお
いて、所定の割合以上低下している車輌がないと判別さ
れた場合、ステップst128において車輌リストから
車輌選択がされない場合及びステップst130におい
て電子メールを送信しない場合には、終了する。
【0055】このように、各車輌に関するデータの加工
データを電子メールとして車輌を運転するドライバーに
対して送信することにより、より一層迅速にドライバー
に知らせることができるばかりではなく、極めて早い段
階でそれまでの運転速度や運転方法を変更させることが
でき、燃費向上に向けた取組を効率よく行うことが可能
となる。
【0056】
【発明の効果】前述した本発明の実施の形態の説明から
も明らかなように、本発明(請求項1記載の発明)によ
れば、車輌毎に異なる固定データや流動データを加味し
た値が算出されることから、各車輌の燃費の評価をする
に際し極めて合理なものとすることができる。したがっ
て、車輌を運転するドライバーに対して適切な指導や助
言を行うことができ、さらには、その原因を探ることも
可能となる。さらに、こうした方法で算出された値は、
過去の値の平均値を求めたり、過去の平均値から最新の
値を比較したり、多数のドライバーの中での順位を決定
する等のように、多数の値を種々の方法で加工すること
も可能となる。
【0057】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
及び第7の発明(請求項7記載の発明)によれば、固定
データや流動データを加味した値が算出されることか
ら、極めて合理性,適性を図ることができ、車輌を運転
するドライバーに対して適切な指導や助言を行うことが
でき、さらには、その原因を探ることも可能となる。特
に、この発明によれば、評価値は、表示装置により表示
されることから、その表示の方法又は態様により、車輌
の燃費の状態を明確に確認することが可能となり、過去
の推移として表示される場合には、その推移の原因やこ
の原因を踏まえた今後対策を検討する上でも有効な資料
として役立てることが可能となる。
【0058】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
によれば、特定の車輌に関して一定の範囲内で燃費が落
ち込んだ場合(低下した場合)には、自動的にその旨が
警告表示手段により表示されることから、評価値表示手
段による表示を待つことなく、極めて早い段階で確認す
ることが可能となり、燃費向上に向けた助言,指導乃至
は改善策を迅速に行うことができる。
【0059】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
によれば、インターネット等の通信手段を用いることに
より、極めて簡単に各種のデータを収集し記録すること
ができるとともに、評価値の把握方法においても、通信
手段を介して行うことにより複数の場所においても簡単
に評価値を把握することが可能となる。
【0060】また、第5の発明(請求項5記載の発明)
によれば、第3の発明と同じように、特定の車輌に関し
て一定の範囲内で燃費が落ち込んだ場合には、自動的に
その旨が警告表示手段により表示されることから、評価
値表示手段による表示を待つことなく、極めて早い段階
で確認することが可能となり、燃費向上に向けた助言,
指導乃至は改善策を迅速に行うことができる。特に、こ
の第5の発明を構成する警告表示手段を、通信手段を介
して離れた場所に存在する営業所に設置されたコンピュ
ータの表示装置に表示し、またはドライバーが使用する
携帯端末に送信し表示部に表示する手段(例えば、電子
メールにより送信する手段)とした場合には、より迅速
な対応を行うことが可能となる。
【0061】また、第6の発明(請求項6記載の発明)
によれば、デジタルタコグラフに記録されたデータはデ
ジタルデータであることから、車輌運行データ記録部へ
の記録が極めて容易であるばかりではなく、この車輌運
行データ記録部に記録された車輌のエンジン回転数,走
行距離,走行速度等の車輌の運行状況に係る運行データ
から、燃費が上昇し又は下降した具体的原因を特定する
ことができ、燃費向上に向けて具体的指導を行うことが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態に係る燃料消費率評価システ
ムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】固定データに付与される数値を示すテーブルで
ある。
【図3】流動データに付与される数値を示すテーブルで
ある。
【図4】デジタルタコメータの構成を示すブロック図で
ある。
【図5】固定データ入力画面の一例を示す参考図であ
る。
【図6】走行内容に応じた流動データ入力画面の一例を
示す参考図である。
【図7】システムの動作を示すフローチャートの一部で
ある。
【図8】図7に示すフローチャートに続くフローチャー
トである。
【図9】図8に示すフローチャートに続くフローチャー
トである。
【図10】データ入力する場合の動作を示すフローチャ
ートである。
【図11】図10に示すフローチャートに続くフローチ
ャートである。
【図12】図11に示すフローチャートに続くフローチ
ャートである。
【図13】図12に示すフローチャートに続くフローチ
ャートである。
【図14】図13に示すフローチャートに続くフローチ
ャートである。
【図15】図14に示すフローチャートに続くフローチ
ャートである。
【図16】図15に示すフローチャートに続くフローチ
ャートである。
【図17】図16に示すフローチャートに続くフローチ
ャートである。
【図18】設定値を変更する場合の動作を示すフローチ
ャートである。
【図19】ICカードに記録されたデータを車輌運行デ
ータ記録部に記録するための動作を示すフローチャート
である。
【図20】センタと事業所との間でデータの送受信を行
う場合の動作を示すフローチャートである。
【図21】インターネット等の通信手段を介して車輌運
行データを送信する場合の動作を示すフローチャートで
ある。
【図22】加工データを電子メールとして送信する場合
の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 センタ 2 通信手段 3 事業所 5 中央演算処理装置(CPU) 6 キーボード 7 プリンタ 8 モニタ 10 走行距離記録部 11 消費燃料記録部 12 固定データ記録部 13 流動データ記録部 14 車輌運行データ記録部 15 数値化用基礎データ記録部 16 目標値及び低下割合値記録部 17 評価値蓄積部 18 平均値蓄積部 19 記録媒体 20 リーダー 21 通信入出力部 25 デジタルタコグラフ 45 中央演算処理装置(CPU) 46 キーボード 47 プリンタ 48 モニタ 51 走行距離記録部 52 消費燃料記録部 53 固定データ記録部 54 流動データ記録部 55 数値化用基礎データ記録部 56 目標値及び低下割合値記録部 57 評価値蓄積部 58 平均値蓄積部 59 車輌運行データ記録部 70 送信部 71 携帯通信端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F030 CC03 3G084 AA06 AA07 DA02 DA25 EA04 EA07 EA11 EB06 EB25 FA05 FA33 3G093 AA08 AA10 BA19 BA24 DA01 DB00 DB05 DB18 DB23 DB25 FA02 FA11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌の走行距離を消費燃料の量で除算し
    た値である燃料消費率と、 当該車輌に関する車種等の固定データ及び積荷の積載量
    等の流動データを数値化しその一部又は全部を加算した
    加算数値とを、 乗算し、または除算し、若しくは該燃料消費率と上記加
    算数値とを加算し、又は該燃料消費率から上記加算数値
    を減算して評価値を算出し、該評価値を表示装置に表示
    させることを特徴とする車輌の燃料消費率評価装置。
  2. 【請求項2】 車輌の走行距離が記録される走行距離記
    録部と、この走行距離記録部に記録された走行距離を走
    行するのに要した燃料の量が記録される消費燃料記録部
    と、車輌に関する車種等が記録される固定データ記録部
    と、車輌に積載された積荷の積載量等の流動データが記
    録される流動データ記録部と、にそれぞれのデータが記
    録されるデータ記録手段と、 上記固定データ記録部及び流動データ記録部に記録され
    た記録データに対応して数値を付与する数値付与手段
    と、 上記走行距離記録部に記録された数値を消費燃料記録部
    に記録された数値で除算した除算数値と、上記数値付与
    部により付与された数値の一部又は全部を加算した加算
    数値とを乗算し又は除算し若しくは該除算数値と上記加
    算数値とを加算し又は該除算数値と上記加算数値とを減
    算して評価値を算出する評価値算出手段と、 この評価値計算手段による評価値を表示する評価値表示
    手段と、を備えてなることを特徴とする車輌の燃料消費
    率評価システム。
  3. 【請求項3】 前記評価値算出手段においてなされた評
    価値を蓄積する評価値蓄積手段と、 この評価値蓄積手段で蓄積された評価値の平均値を算出
    する平均値算出手段と、 この平均値算出手段において算出された平均値と前記評
    価値算出手段で算出された最新の評価値とを比較して最
    新の評価値が平均値よりも予め設定された範囲を上回る
    場合又は下回る場合にはその旨を自動的に表示する警告
    表示手段と、 を備えてなることを特徴とする請求項2記載の車輌の燃
    料消費率評価システム。
  4. 【請求項4】 インターネット等の通信手段を介して、
    車輌の走行距離が記録される走行距離記録部と、この走
    行距離記録部に記録された走行距離を走行するのに要し
    た燃料の量が記録される消費燃料記録部と、車輌に関す
    る車種等の固定データが記録される固定データ記録部
    と、車輌に積載された積荷の積載量等の流動データが記
    録される流動データ記録部と、にそれぞれのデータが記
    録されるデータ記録手段と、 上記固定データ記録部及び流動データ記録部に記録され
    た記録データに対応して数値を付与する数値付与手段
    と、 上記走行距離記録部に記録された数値を消費燃料記録部
    に記録された数値で除算した除算数値と、上記数値付与
    部により付与された数値の一部又は全部を加算した加算
    数値とを乗算し又は除算し若しくは該除算数値と上記加
    算数値とを加算し又は該除算数値と上記加算数値とを減
    算して評価値を算出する評価値算出手段と、 この評価値計算手段による評価値を表示する評価値表示
    手段と、を備えてなることを特徴とする車輌の燃料消費
    率評価システム。
  5. 【請求項5】 前記評価値算出手段においてなされた評
    価値を蓄積する評価値蓄積手段と、 この評価値蓄積手段において蓄積された評価値の平均値
    を算出する平均値算出手段と、 この平均値算出手段で算出された平均値と前記評価値算
    出手段で算出された最新の評価値とを比較して最新の評
    価値が平均値よりも予め設定された範囲を下回る場合に
    はその旨を自動的に表示する警告表示手段と、 を備えてなることを特徴とする請求項4記載の車輌の燃
    料消費率評価システム。
  6. 【請求項6】 前記データ記録手段には、少なくとも車
    輌を構成するエンジンの回転数が時間との関係で記録さ
    れた車輌運行データを記録する車輌運行データ記録部を
    有してなるとともに、この車輌運行データ記録部には、
    該車輌運行データが記録された記録媒体から記録するか
    又は該車輌運行データを通信手段を介して記録できるよ
    うに構成されてなることを特徴とする請求項2,3,4
    又は5記載の燃料消費率評価システム。
  7. 【請求項7】 車輌の走行距離が記録される走行距離記
    録部を表示する第1の手段と、この走行距離記録部に記
    録された走行距離を走行するのに要した燃料の量が記録
    される消費燃料記録部を表示する第2の手段と、車輌に
    関する車種等の固定データが記録される固定データ記録
    部が表示される第3の手段と、車輌に積載された積荷の
    積載量等の流動データが記録される流動データ記録部を
    表示させる第4の手段と、を備えたデータ記録手段と、 上記固定データ記録部及び流動データ記録部に記録され
    た記録データに対応して数値を付与する数値付与手段
    と、 上記走行距離記録部に記録された数値を消費燃料記録部
    に記録された数値で除算した除算数値と、上記数値付与
    部により付与された数値の一部又は全部を加算した加算
    数値とを乗算し又は除算し若しくは該除算数値と上記加
    算数値とを加算し又は該除算数値と上記加算数値とを減
    算して評価値を算出する評価値算出手段と、 この評価値算出手段による評価値を表示する評価値表示
    手段と、をコンピュータに実行させるためのプログラム
    を記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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