JP2001348014A - 原本表示作成装置およびホットスタンプユニット - Google Patents

原本表示作成装置およびホットスタンプユニット

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JP2001348014A
JP2001348014A JP2000166752A JP2000166752A JP2001348014A JP 2001348014 A JP2001348014 A JP 2001348014A JP 2000166752 A JP2000166752 A JP 2000166752A JP 2000166752 A JP2000166752 A JP 2000166752A JP 2001348014 A JP2001348014 A JP 2001348014A
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hot stamp
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Eiji Imai
栄治 今井
Mamoru Matsuda
守 松田
Yukio Kuroiwa
幸生 黒岩
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Nidec Sankyo Corp
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    • B42D25/00Information-bearing cards or sheet-like structures characterised by identification or security features; Manufacture thereof
    • B42D25/20Information-bearing cards or sheet-like structures characterised by identification or security features; Manufacture thereof characterised by a particular use or purpose
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタやコピー機と連動する便利さを維持
しつつ、より偽造されにくい原本表示をする。 【解決手段】 媒体(用紙)に文書を作成する文書作成
部(コピー部)69と、作成された文書に原本表示を行
う偽造防止転写部(ホットスタンプユニット)1と、媒
体を搬送する搬送手段78と、これらの動作を操作部で
入力された信号に基づき制御する制御部74とを備え、
媒体が搬送手段78により文書作成部69から偽造防止
転写部1に搬送されながら原本表示が行われるようにす
る。この原本表示作成装置(コピー機)80では文書作
成部69と偽造防止転写部1とが連動し、一連の動作で
用紙搬送し、プリントやコピーで文書を作り投出するま
での動作の中で偽造防止転写部1で原本表示を付し、原
本としての識別機能を備えた文書を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原本表示作成装置
およびホットスタンプユニットに関する。さらに詳述す
ると、本発明は紙などの媒体に所定の文字や図表を書き
込んで作成した文書等に所定の原本表示をして当該文書
が真正であることを表示するとともに偽造防止を図る原
本表示作成装置およびその内部構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、電子メールなど電子文書(ファイ
ル)が普及する一方で、プリンタやコピーを用いて作成
した紙文書は特に文書の原本などとして需要と役割がな
お大きい。また、ISO9000やISO14000の
普及で紙文書の原本管理が重要になっている。
【0003】従来、このような紙文書の原本と写し(コ
ピー)を識別できるようにするため、図34に示すよう
に、スタンプ101や自筆による直筆サインを付する
他、偽造防止用の特殊用紙を台紙として使用して原本表
示し、原本と写しの両者を差別化したものがある。ま
た、特殊なシール102を付すことによる差別化もあ
る。さらには、コピー機103やプリンタ104と連動
したオーバーレイ(重ね合わせ)によって差別化を図る
ものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スタン
プ101による原本表示は、単純なスタンプ101を
偽造するのは容易であり、頻繁に使うので管理が難し
く誰でも使え、コピーしてからスタンプするのが煩雑
であり、カラーコピーによる偽造が可能であるなどの
問題がある。
【0005】また、シール102による原本表示は、
管理が難しく誰でも使え、剥がされることがあるとい
う問題があり、直筆サインでは、真似され、コピー
が可能であり、サインが面倒で、権限を限定すると
業務が停滞してしまうといった問題がある。
【0006】さらに、これらの方法による原本表示は、
文書媒体に文字や図表をプリントする作業と原本表示を
する作業とが別個独立であり、別の作業として行う必要
があるため煩雑である。
【0007】一方、コピー機103やプリンタ104と
連動したオーバーレイによる原本表示は、コピーが可
能であり、パスワードで利用を制限しても同じ機種で
複製できるというような問題がある。また、特殊な用紙
を用いた原本表示はコスト高となってしまう。
【0008】そこで、本発明は、プリンタやコピー機と
連動する便利さを維持しつつ、より偽造されにくい原本
表示ができる原本表示作成装置を提供することを目的と
する。併せて、本発明は、交換カートリッジのセキュリ
ティ性を高めたホットスタンプユニットを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明の原本表示作成装置は、媒体に
文書を作成する文書作成部と、前記媒体に原本表示を行
う偽造防止転写部と、媒体を搬送する搬送手段と、これ
らの動作を操作部で入力された信号に基づき制御する制
御部とを備え、媒体が搬送手段により文書作成部と偽造
防止転写部との間を搬送されながら原本表示が行われる
ようにしたものである。
【0010】この原本表示作成装置では、制御部からの
指示により文書作成部と偽造防止転写部とが連動し、原
本表示を必要とする場合には、一連の動作で用紙搬送
し、プリントやコピーで文書を作り投出するまでの動作
の中で偽造防止手段で原本表示を付し、原本としての識
別機能を備えた文書を作成する。したがって、プリンタ
やコピー機などの便利な機能はそのままに、必要に応じ
て偽造防止用識別表示を付して文書などを発行できる。
【0011】この場合、偽造防止手段としては例えばホ
ログラムなどの反射箔媒体を熱転写するものが好適であ
る。これによれば、プリンタやコピー機などに熱転写
(ホットスタンプ)用のユニットを組み合わせ、プリン
トした紙文書に箔を転写して識別しやすく偽造されにく
い紙文書を作成することができる。また、オーバーレ
イ、印(スタンプ)など他の方法を利用した複数の偽造
防止手段の中から原本表示の方法を適宜選択できるよう
にすることも好ましい。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の原
本表示作成装置において、偽造防止転写部はカートリッ
ジを有するホットスタンプユニットである。この原本表
示作成装置によれば、文書のプリントとホットスタンプ
による箔の熱転写という一連の動作の中で文書作成と原
本表示とを行うことができる。しかも、カートリッジ式
のホットスタンプユニットとした場合はカートリッジ交
換によって箔を交換できるため簡便である。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の原
本表示作成装置において、カートリッジを有するホット
スタンプユニットには識別コードを付記したものであ
る。このホットスタンプユニットでは、両者の識別コー
ドにより、装置とカートリッジ相互間の認証あるいはコ
ピー機の操作時の認証でカートリッジが真正であるかど
うかを判別し、高いセキュリティ性を確保できる。
【0014】請求項4記載の発明のホットスタンプユニ
ットは、識別コードが付記されたカートリッジを有し、
その真正を認証できるとともに、原本表示作成装置内の
偽造防止転写部として用いることが可能なものである。
これによれば、交換可能なカートリッジをホットスタン
プユニットによって識別でき、正規のカートリッジが適
正に使用されているかどうかを自動判別できる。したが
って、カートリッジを他の機器に組み込んで機能させる
ことを防止し、偽造防止転写の時点で原本表示が偽造さ
れるような事態を回避することができる。また、原本表
示作成装置とカートリッジの相互間の認証あるいはコピ
ー操作時の認証によってセキュリティ性を確保できる
し、識別タグなどの識別コードでカートリッジの流通管
理もできる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の原本表示作成装置において、電子ファ
イルを原本とし該原本から二次的な原本を作成するよう
にしたものである。例えば、近年、住民票等のように、
原本を電子ファイルとして保管し、必要に応じてその原
本を印刷し、その印刷物に捺印することで発行証明の表
示をするものがある。このようないわば二次的といえる
原本が必要な場合、本発明の原本表示作成装置によれ
ば、プリントやコピーの便利な機能はそのままに、高い
セキュリティ性を備えた原本を発行できるので好適であ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1〜図6に、本発明の原本表示作成装置
の一実施形態を示す。原本表示作成装置は、文書をコピ
ーするコピー機や文書を印刷するプリンタ等を単なる文
書作成装置としてのみならず、コピー機能または印刷機
能と連動する偽造防止転写部を備えることで必要時には
原本表示を行い得る機能を有している。
【0018】原本表示作成装置80には、図1に示すと
おり、媒体77に文書を作成する文書作成部69と、原
本表示を必要とする場合に媒体77に原本表示を行う偽
造防止転写部1と、媒体77を搬送する搬送手段3と、
これらの動作を操作部75で入力された信号に基づき制
御する全体動作制御部74とを備え、媒体77が搬送手
段78により文書作成部69と偽造防止転写部1との間
を搬送されながら原本表示が行われるようにしたもので
ある。
【0019】より具体的には、本実施形態の文書作成部
69は、図1ではコピー部(以下、コピー部69とす
る)が該当し、主に紙からなる媒体77に所定の文書
(図表などを含む)をコピー(写し)を行うコピー機を
指す。なお、コピー機以外として、ワープロ等で作成し
た文書を印刷するプリンタなどでもよく、コピー機以外
のプリンタを用いた場合には上述した符号69はプリン
タ部分が該当する。
【0020】さらに、原本表示作成装置80は、図1に
示すように、媒体77が保管される用紙供給部79、コ
ピー部69、偽造防止転写部1としてのホットスタンプ
ユニット(以下、ホットスタンプユニット1とする)、
作成された媒体77を外部に投出する投出部64を備
え、これらの間でローラなどからなる搬送手段78が媒
体77を搬送する。また、用紙供給部79から投出部6
4まで及び搬送手段78の動作は、ユーザによって操作
部75から所定の命令を受けて動作信号を送る全体動作
制御部74によって制御し、偽造防止が必要な場合は一
連の動作の中で原本表示を行う。全体動作制御部74
は、操作部75からの命令を受け、原本表示を付した文
書の作成および原本表示を付さない通常の文書作成のい
ずれも指示することができる。
【0021】操作部75は、例えば図2に示すような原
本表示作成装置80の操作部に設けられた操作パネル
で、このパネル右側には原本検印表示器85が設けられ
ており、後述するように原本表示キー81をユーザが操
作することによって原本表示することができる。この原
本表示機能を受けた場合、原本表示作成装置80はホッ
トスタンプユニット1を文書作成と同時に機能させ、作
成文書に偽造防止転写をして原本表示する。
【0022】次に、偽造防止転写部としてのホットスタ
ンプユニット1の概略構成を説明すると、図3に示すよ
うになっている。すなわち、ホットスタンプユニット1
はホットスタンプ動作制御部81を有し、これによって
箔供給制御、媒体搬送制御、スタンプ加圧制御、ヒータ
温度制御、識別タグR/W(読み書き)制御のそれぞれ
を行う。ホットスタンプ動作制御部81は、全体動作制
御部74と接続されたコピー部69と連携し、作成する
文書に対し所定のホットスタンプ箔4を付して原本表示
を行う。
【0023】さらに、全体動作制御部74は、図示しな
い上位装置である管理サーバに偽造防止転写する度にそ
のデータを転送し、上記管理サーバがその情報を記憶し
てもよい。なお、管理サーバへのデータ転送機能は、こ
のように全体動作制御部74に備えさせるほか、ホット
スタンプ動作制御部81が受け持つようにしてもよい。
【0024】また、ホットスタンプユニット1は、単一
のホットスタンプ箔テープ4を付するものであっても構
わないが、好ましくは複数の種類のホットスタンプ箔テ
ープ4の中から所望の箔を付し得るものである。この場
合、作成する文書の種類に応じて異なる原本表示ができ
るし、さらには同種類の文書であっても異なるタグを付
して各々の文書に特有の原本表示をすることもできる。
また、複数種類のホットスタンプ箔テープ4は、あらか
じめ種類の異なる複数の箔を備え適宜選択すること、あ
るいはホットスタンプ時に異なる形状・模様の刻印を付
すことなどによって種類を異ならせることができる。
【0025】なお、ホットスタンプ箔テープ4としては
例えばホログラム箔が好適であるが、特にこれには限ら
れることはなく、熱転写できる箔状の媒体たとえば磁気
箔(磁気テープ)などを利用してもよい。また、ホログ
ラム箔を使用する場合、一部が透明なものを重要な記述
事項の上にホットスタンプすれば改ざん防止が図れる。
このようにホットスタンプ箔テープ4を熱転写する場
合、ホットスタンプユニット1のヘッド位置を移動させ
るか、搬送手段78の機構によってスタンプ位置が指定
できるようにする。複数箇所にホットスタンプしてもよ
い。また、「原本」「複写」などと書かれた文字をホッ
トスタンプ箔テープ4で覆い隠すことで表示してもよ
い。
【0026】さらに、ホットスタンプユニット1はテー
プ状のホットスタンプ箔テープ4を内蔵したカートリッ
ジ式とすることが便宜である。カートリッジ式の場合、
ホットスタンプ箔テープ4を交換する際にテープを掛け
直すなどの手間が無用となり簡便である。
【0027】ここで、本実施形態では、カートリッジ2
7を有するホットスタンプユニット1に識別コードを付
記し、交換可能なカートリッジ27をホットスタンプユ
ニット1によって識別できるようにしている。このよう
にした場合、特にカートリッジ27の汎用性が高いよう
な場合などにおいて正規のカートリッジ27が適正に使
用されているかどうかを自動判別できる。したがってカ
ートリッジ27を他の機器に組み込んで機能させること
を防止し、偽造防止転写の時点で原本表示が偽造される
ような事態を回避することができる。また、原本表示作
成装置80とカートリッジ27の相互間の認証あるいは
コピー操作時の認証によってセキュリティ性を確保でき
るし、識別タグ83でカートリッジ27の流通管理もで
きる。
【0028】識別コードは、図4に示すようにカートリ
ッジ27に付した識別タグ83およびこの識別タグ83
によってカートリッジ27を識別し得るホットスタンプ
ユニット1側の認証装置84によって構成している。こ
の識別コードは、具体的にはホログラム箔、タグ(RF
−ID)、バーコード、EEPROM、バイオメトリッ
クス(指紋、虹彩)、機械的凹凸などで構成できる。な
お、コード情報の設定は特定の設定装置86によって設
定する(図5)。
【0029】また、この識別コードが有するコードに
は、カートリッジ27が適正品であるかどうかのコード
情報の他、カートリッジ27の製造番号や分類番号、カ
ートリッジ27が使用できるホットスタンプユニット1
のコード、カートリッジ27が使用できる原本表示作成
装置80のコード、カートリッジ27の使用を許可され
た特定の使用者のコード、カートリッジ27の使用履歴
(スタンプ枚数、禁止コード、スタンプ日時、使用した
人の番号、カートリッジ27の種別)などを割り振るこ
とができる。このように他のコードを割り振った場合、
コード識別操作やその入力状況等は、図2に示す“枚
数”、“ステータス”と表示された画面上で確認するこ
とができる。さらに、これら使用履歴は、全体動作制御
部74を介して図示しない管理サーバに転送するように
してもよい。また、原本表示キー81を押すことによ
り、任意の原本表示の方法を設定することができ、指定
した原本表示の方法は付設した検印表示器85などによ
って例えば、明記された表示の方法の横のランプが点灯
される。
【0030】以上のような原本表示作成装置80の動作
の一例をフローを用いて以下に説明する。図6に説明す
るように、ユーザがまず原稿を原本表示作成装置80に
セットしたら(ステップ1)、媒体77となる用紙サイ
ズを指定し(ステップ2)、必要であれば濃度と倍率を
指定する(ステップ3,4)。
【0031】次に、原本表示を行うかどうかを指定する
(ステップ5)。原本表示する必要がない場合(すなわ
ち通常のコピーを行う場合)、ステップ11へ抜けて通
常のコピーを行い、投出部64から所定の文書をコピー
した媒体77を取り出す。
【0032】一方、原本表示をする場合、原本表示キー
81を操作して原本指定をし(ステップ5)、複数の原
本表示が可能であれば原本表示の方式を指定する(ステ
ップ6)。ここで、ホットスタンプユニット1のコード
や特定の使用者のコードなどの識別コードが割り振られ
ている場合、特定のコードを入力して認証する(ステッ
プ7)。認証に成功すれば原本表示作成動作に移行でき
るが、失敗したら再び原本指定の操作からやり直す。
【0033】原本表示作成動作では、例えば、コピー部
69によってコピー動作をし(ステップ8)、続いてホ
ットスタンプユニット1による原本表示動作が行われ
る。ここでは、所定の模様・形状の偽造防止用ホットス
タンプ箔テープ4を媒体77の所定の位置に熱転写す
る。その後、原本表示情報を図示しない管理サーバに転
送しこの管理サーバで記録し(ステップ10)、投出部
64から原本表示された媒体77を取り出す(ステップ
12)。なお、原本表示作成装置80で原本表示の指定
があれば、文書の画像、枚数、日時などを連番とともに
管理サーバに記録してもよい。また、コピー部69によ
るコピー動作後、続いてホットスタンプユニット1によ
る原本表示動作が行なったが、ホットスタンプユニット
1で原本表示作成後、コピー部69でコピーを行っても
よい。
【0034】以上のように、文書作成部としてのコピー
部69と偽造防止転写部としてのホットスタンプユニッ
ト1とを連動させて原本表示文書を作成する本実施形態
の原本表示作成装置80によると、媒体77にプリント
等の文書作成と原本表示作成とを行い、そして排出する
までの一連の動作により偽造防止可能な原本表示文書を
発行できる。しかも、発行までの動作は操作部75から
の操作入力に基づき用紙供給部79から投出部64まで
の一連の動作として行われ、媒体77をコピー部69と
ホットスタンプユニット1との間を、手で持っていくな
どのようにユーザがその動作に介入する必要もないため
非常に簡便であるとともに、作成途中で、改ざんされる
等の心配もなく高い安全性を有している。
【0035】また、上述の実施形態では、用紙供給部7
9、コピー部69、ホットスタンプユニット1、投出部
64等の各構成部分が単体の原本表示作成装置80に備
え付けられている場合について説明したが、これら各構
成部分はたとえ1つの筐体に収納されていなくても構わ
ない。例えば、ホットスタンプユニット1などが原本表
示作成装置80のケース内に収納されていなくても、媒
体77が各構成部分間を搬送手段78で自動的に搬送さ
れるよう構成されていれば上述の原本表示作成装置80
と同様に一連の動作によって原本表示した文書を作成で
きる。換言すれば、ホットスタンプユニット1は図1に
示す構成を、例えば、図7〜図16に示すような1つの
ケース内に配置しうることで、コピー機やプリンタ等の
文書作成機能を有するものと連動し、原本表示作成装置
として構成することができ、また、ユニット化されるこ
とでホットスタンプ機能の安全性を高めることもでき
る。
【0036】さらに、近年では、住民票等のように、原
本を電子ファイルとして保管し、必要に応じてその原本
を印刷し、その印刷物に捺印など印を施すことで発行証
明の表示をした二次的な原本を発行するものがあるとこ
ろ、本実施形態の原本表示作成装置80によれば、二次
的原本が必要な場合、プリントやコピーの便利な機能は
そのままに、高いセキュリティ性を備えた原本を発行で
きる。したがって、このような原本表示作成装置80は
電子ファイルとして保管した原本の印刷・発行に特に好
適である。
【0037】続いて、原本表示作成装置80を構成する
偽造防止転写部の構成について以下に詳しく説明する。
上述したように、本実施形態の偽造防止転写部は媒体7
7に箔を熱転写するホットスタンプユニット1によって
構成したものである。なお、ここでは、セキュリティ性
を考慮すれば、まず媒体77に文書を作成し、その後、
ホットスタンプユニット1を用いて、原本表示を行うも
のとして説明する。このホットスタンプユニット1は、
図7〜図16に示すように、文書作成部69で作成され
た媒体77、すなわち、印刷等が施された付加価値媒体
(以下、付加価値媒体2とする)の供給・排出機構3
と、ホットスタンプ箔テープ4を巻き取る巻き取り用モ
ータ5と、セラミックヒータ6とアーム7を有しホット
スタンプ箔テープ4と付加価値媒体2に圧力を加えて付
加価値媒体2にホットスタンプ箔を転写するスタンプ部
8と、ホットスタンプが正常に押されたかを確認するベ
リファイ部(確認部)9とを備え、これらをカバー10
で覆うように構成されている。なお、供給・排出機構3
は、上述した原本表示作成装置80内の搬送手段78と
ホットスタンプユニット1に独自に構成されているとの
差異を出すために、符号等を代えて説明している。しか
しながら、供給・排出機構3は、搬送手段78と同じよ
うに、付加価値媒体2を搬送する機能を有するものであ
る。
【0038】付加価値媒体2は、例えば図17に示すチ
ケットである。また、供給・排出機構3は、前述の巻き
取り用モータ5によって駆動される搬送ローラより構成
されている。即ち、巻き取り用モータ5は供給・排出機
構である搬送ローラ3の駆動源でもあり、以下、巻き取
り用モータを搬送・巻取用モータ5という。
【0039】スタンプ部8を図18及び図19に示す。
支軸11を中心に回転するアーム7の先端には、断熱板
12、セラミックヒータ6、熱版13より構成されるヒ
ータブロック14が取り付けられている。また、アーム
7の途中には、カム15に対して転動するベアリング1
6が回転自在に取り付けられている。したがって、スタ
ンプ用モータ17の回転がギア18,19を介してカム
15に伝えられると、カム15の輪郭形状に応じてアー
ム7が上下動し、ヒータブロック14と台座20との間
に付加価値媒体2とホットスタンプ箔テープ4を挟み込
んで大きな圧力を発生させ、付加価値媒体2にホットス
タンプ箔71を転写する。この時の圧力は30〜100
kgf/cm(2.9〜9.8MPa)程度、温度は
付加価値媒体2が紙の場合には100〜140℃程度が
好ましい。なお、熱版13の温度はサーミスタ21によ
って検出される。また、カム15の回転角即ちヒータブ
ロック14の上下位置はリミットスイッチ22によって
検出される。
【0040】スタンプ部8の台座20にはテフロンコー
ティングが施されており、付加価値媒体2の剥離を良好
にしている。また、台座20は転写時の反力を受けるブ
ロック23との間にボール24を介在させて支持されて
おり、ブロック23に対する台座20の角度変化を可能
にしている。これにより、転写時に支軸11を中心に回
動するアーム7の先端に取り付けられたヒータブロック
14の傾きの変化に台座20の角度が追従できるように
なっている。さらに、台座20の位置は付加価値媒体2
の厚さに応じて上下に調整可能になっている。
【0041】ホットスタンプ箔テープ4は巻き取りリー
ル25と巻き出しリール26を備えたカートリッジ27
に収納されており、カートリッジ27の外には出ない構
造となっている。図20及び図21にカートリッジ27
を示す。このカートリッジ27は、ホットスタンプユニ
ット1の巻き取り軸28に同軸上に設けられたホットス
タンプ箔テープ4の巻き取りリール25と巻き出しリー
ル26と、巻き取り軸28に係合し巻き取りリール25
に形成された係合部25cと、巻き出しリール26に設
けられたブレーキ機構30と、カートリッジ27の稜線
に対して一定の角度傾いて設けられたガイドローラ3
1,32と、ホットスタンプ箔テープ4の通路上に設け
られホットスタンプ箔テープ4が巻き付けられる制御ロ
ーラ33とを備えている。なお、ホットスタンプ箔71
は、例えばホログラム箔である。
【0042】巻き取りリール25と巻き出しリール26
は同軸上に配置されているので、本実施形態では2本の
ガイドローラ31,32によってホットスタンプ箔テー
プ4の走行路を傾けている。即ち、カートリッジ27内
にはカートリッジ27の稜線に対してある一定の角度傾
いた2つのガイドローラ31,32が設けられており、
ホットスタンプ箔テープ4をガイドローラ31,32に
巻き掛けることで斜めに移動させ、巻き出しリール26
と巻き取りリール25との同軸上の配置を可能にしてい
る(図22)。
【0043】巻き取りリール25には、図23及び図2
4に示すようにフランジ25aが設けられており、巻き
取られたホットスタンプ箔テープ4とカートリッジ27
のケース内面との摩擦を防止している。また、巻き取り
リール25の外側には突出部25bが設けてあり、この
部分をケース内面に摺動させることでフランジ25aと
ケース内面との摩擦を防止して巻き取りリール25の回
転抵抗となる摩擦力を抑えている。これにより巻き取り
時の巻き乱れの発生を防止し、最後まで一定トルクでジ
ャム無く巻き取ることを可能にしている。
【0044】カートリッジ27のケースは不透明であっ
ても透明であっても良い。カートリッジ27のケースを
不透明な樹脂で製作した場合には、外部からホットスタ
ンプ箔の模様を見ることを防止できる。これにより心理
的な偽造防止効果が働きチケット偽造の防止を図ること
ができる。また、カートリッジ27のケースを透明な樹
脂で製作した場合には、外部からホットスタンプ箔テー
プ4の残量を見ることが可能となる。これにより、ホッ
トスタンプ箔テープ4を全て使い切る前に次のカートリ
ッジ27の手配をすることが可能となり、ホットスタン
プ箔テープ4切れによるホットスタンプユニット1の稼
働停止ロスが防止できる。また、カートリッジ27のケ
ースを不透明な樹脂で製作した場合であっても、巻き出
しリール26の側面に透明な窓を設けることにより、ホ
ットスタンプ箔の模様は見ることができないが、ホット
スタンプ箔テープ4の残量を確認することは可能とな
る。
【0045】カートリッジ27のケースは、工場でホッ
トスタンプ箔テープ4を収納しカートリッジ27として
組み立てられた後、熱溶着によって密閉される。これに
より、カートリッジ27内のホットスタンプ箔テープ4
が不正なものにすり替えられたり、正当なホットスタン
プ箔テープ4が盗まれたりするのを防止できる。
【0046】係合部25cは、巻き取りリール25の内
周面の向かい合う2箇所に設けられている。係合部25
cは、巻き取り軸28に形成された2つの係合突起34
の間に挿入され、巻き取り軸28の回転を巻き取りリー
ル25に伝える。
【0047】制御ローラ33は、巻き出しリール26の
側方に配置されている。巻き出しリール26から送り出
されたホットスタンプ箔テープ4はカートリッジ27の
内側から制御ローラ33に巻き付けられて外側に向けて
折り返されるようにされた後、更にローラ35に外側か
ら巻き付けられて折り返されるようにしてガイドローラ
31へと引き出される。したがって、制御ローラ33と
ホットスタンプ箔テープ4との間には大きな摩擦力が発
生し、ホットスタンプ箔テープ4の進行に伴って制御ロ
ーラ33は回転し、また、制御ローラ33が回転しなけ
ればホットスタンプ箔テープ4を進めることができな
い。この制御ローラ33の内周面の2箇所には突起33
aが設けられており、図25に示すように、装置本体側
に設けられたストッパー37と一体回転する回転体38
のピン38aに係合可能となっている。したがって、制
御ローラ33は2箇所の突起33aが回転体38のピン
38aに係合するまでの約180度の範囲で自由回転可
能となっており、突起33aがピン38aに係合した後
は、ストッパー37が回転しなければ回転不能となって
いる。
【0048】また、上述のように制御ローラ33によっ
てホットスタンプ箔テープ4はローラ35の前後で折り
返されており、ホットスタンプ箔テープ4のローラ35
を挟んだ前後の部分は互いに反対方向に進みながら摺動
することなり、しかもこの摺動部分は制御ローラ33に
よって押圧されているので、ブレーキ機構30と相俟っ
て巻き出しリール26の回転抵抗力を発生させている。
これにより、ホットスタンプ箔テープ4にテンションを
与えると共に巻き出しリール26の空回りを防止する。
ブレーキ機構30は、例えば巻き出しリール26の端面
に取り付けられた板ばねであり、カートリッジ27のケ
ース内面に接触して摩擦力を発生させる。
【0049】巻き取り軸28にはトルクリミッタ36が
設けられている。トルクリミッタ36は、巻き取り軸2
8に対して相対回転可能なホルダ39と、巻き取り軸2
8へ一体(巻き取り軸28に対して相対回転不可能)に
取り付けられた摩擦板40と、摩擦板40へホルダ39
を押し付けるスプリング41より構成されている。ホル
ダ39には、カートリッジ27の巻き取りリール25の
係合部25cと係合する係合突起34が形成されてい
る。したがって、巻き取り軸28の回転力は、摩擦板4
0がホルダ39に摩擦係合することで巻き取り軸28→
摩擦板40→ホルダ39→係合突起34→係合部25c
→巻き取りリール25へと伝達されると共に、巻き取り
リール25が回転不能となっている場合には、ホルダ3
9に対して摩擦板40が空転し、巻き取り軸28の回転
力の伝達が断たれるようになっている。
【0050】ホットスタンプユニット1のカートリッジ
27がはめ込まれる位置には、カートリッジ27の有無
を検出する検出手段としてリミットスイッチ29が設け
てあり、カートリッジ27がはめ込まれた時にはリミッ
トスイッチ29のステータスが変化し、カートリッジ2
7の有無を検出する。上位からホットスタンプの実行命
令がきた際には、CPU50(図28)はこのリミット
スイッチ29のステータスのチェックを行い、カートリ
ッジ27がある場合のみホットスタンプ動作を行い、カ
ートリッジ27が無い場合はホットスタンプ動作を行わ
ず、上位に対しメッセージを送信するようになってい
る。
【0051】搬送ローラ3の回転力はベルト42→第1
のギア43→第2のギア44→第3のギア45→巻き取
り軸28へと伝達される。第2のギア44は駆け上がり
ギアであり、搬送・巻取用モータ5が巻き取り方向に回
転した場合には第2のギア44は第3のギア45に噛み
合って回転力の伝達が行われ、逆方向に回転した場合に
は第2のギア44が第3のギア45から逃げて回転力が
伝達されない構造になっている。即ち、ホットスタンプ
に失敗し付加価値媒体2を逆方向に搬送するために搬送
・巻取用モータ5を逆回転させた場合には、第2のギア
44が第3のギア45から逃げるので巻き取り軸28は
逆回転しない。このため、カートリッジ27内で巻き取
りリール25から既に巻き取られたホットスタンプ箔テ
ープ4がカートリッジ27内に出てきて弛んでしまうこ
とがなく、ジャムを防止することができる。なお、第2
のギア44はレバー73に支持されており、レバー73
が第1のギア43の回転中心を中心に回動することで第
2のギア44の移動が可能になっている(図33
(A),(B))。
【0052】ホットスタンプユニット1本体には、スト
ッパー37に係合可能なストッパーレバー46が設けら
れている。このストッパーレバー46はアーム7の上下
動によって図12に示す位置から図14に示す位置まで
移動し、リミットスイッチ72をオンオフ操作する。即
ち、ストッパーレバー46が上位置(図12の位置)ま
で移動しなければリミットスイッチ72はオフされな
い。ストッパーレバー46は、その突起部46aがスト
ッパー37の切り欠き部37aに対向している場合に上
位置まで移動する。したがって、制御ローラ33の回転
をストッパー37とストッパーレバー46を通じてリミ
ットスイッチ72で検出することかできる。即ち、スト
ッパー37とストッパーレバー46とリミットスイッチ
72が制御ローラ33の回転を検出してホットスタンプ
箔テープ4の終了を検出する検出手段である。また、こ
の検出手段は、制御ローラ33の回転を検出してホット
スタンプ箔テープ4の巻き上げ動作の状態を検出する手
段でもある。
【0053】確認部9は、例えば搬送ローラ3により搬
送される付加価値媒体2に転写されたホットスタンプ箔
71の位置に対向するように配置され、ホットスタンプ
箔71の光反射を検出し得るよう例えば図26に示すよ
うに反射型光発光受光素子47を有し、ホットスタンプ
箔の位置と反射率との検出が可能に構成されている。反
射型光発光受光素子47は、例えば図27の回路図に示
すように白色LED48とフォトトランジスタ49の組
み合わせで構成される反射型フォトセンサからなり、こ
れにより、付加価値媒体2の表面に貼られたホットスタ
ンプ箔71などの反射光を検出することができる。フォ
トトランジスタ49で検出された光は電流変換されて出
力されるが、この場合の反射光の出力はその光量の大き
さによって変化するものであり、例えば、白色LED4
8からの光が反射率が高いホットスタンプ箔で反射する
のと、反射率が比較的低い紙部の表面で反射するのとで
は自然と出力が異なるように構成されている。
【0054】図28に示すように、CPU50にはRO
M51、RAM52、タイマ53、通信ドライバ54、
IOポート55が接続されている。また、IOポート5
5には、セラミックヒータ6をドライブするトランジス
タ56、セラミックヒータ6(熱版13)の温度を検出
するサーミスタ21、ヒータブロック14を上下させる
ためのスタンプ用モータ(ヒータブロック上下用モー
タ)17をドライブするドライバ57、ヒータブロック
14の位置を検出する位置センサ58、媒体(メディ
ア)2の搬送及びホットスタンプ箔テープ4をカートリ
ッジ27内で巻き取るための搬送・巻取用モータ(メデ
ィア搬送用モータ)5を駆動するモータドライバ59、
付加価値媒体2の位置を検出する複数個のメディア位置
センサ60,61、カートリッジ27の有無を検出する
カートリッジセンサ(リミットスイッチ)29、ホット
スタンプ箔テープ4の終了を検出するエンドセンサ(リ
ミットスイッチ)72、ホットスタンプが正常にできた
かどうかを確認するベリファイセンサ(反射型光発光受
光素子)47が接続されている。更に通信機能により制
御を外から行うことが可能である。また、通信機能を使
用せずに、単独で動作させることも可能である。
【0055】このように構成されたホットスタンプユニ
ット1は、以下のように動作する。
【0056】先ず、待機状態では、メディア(媒体)
2、ホログラム箔(ホットスタンプ箔)テープ4、ヒー
タブロック14及び台座20は図11、図12に示すよ
うな位置関係となっている。この状態では、ホットスタ
ンプを行うヒータブロック14及び台座20はメディア
パスライン62より待避している。また、セラミックヒ
ータ6は、例えば70〜80℃程度に予熱されている。
この範囲の温度に予熱しておくことで、ホットスタンプ
可能な例えば100℃程度の温度に数秒で加熱すること
ができ、ホットスタンプを迅速に行うことができる。ま
た予熱は必須ではなく、電力消費の防止を優先する場合
などは予熱しなくても構わない。
【0057】この状態で、付加価値媒体2が投入部63
に投入されると、第1のメディア位置センサ60がオン
となり、搬送・巻取用モータ5が始動する。これによ
り、搬送ローラ3が回転し、付加価値媒体2を搬送す
る。そして、第2のメディア位置センサ61がオンとな
る位置まで付加価値媒体2が搬送されると、第2のメデ
ィア位置センサ61がオンとなり、搬送・巻取用モータ
5が停止する。この位置でホットスタンプが行われる。
【0058】即ち、スタンプ用モータ17が駆動してカ
ム15を介してアーム7を上昇させ、アーム7と一体と
なっているヒータブロック14をホログラム箔テープ4
及び付加価値媒体2をはさみ込む状態で上方の台座20
へ加圧する(図13)。この時、アーム7の上方への移
動によって、ストッパーレバー46が図14に示す位置
に移動し、ストッパーレバー46の突起部46aがスト
ッパー37の切り欠き部37aより逃げると共に、スト
ッパーレバー46の一部が下方に位置するリミットスイ
ッチ72をオンにする。
【0059】ヒータブロック14の加熱及び加圧による
ホットスタンプで、ホログラム箔が付加価値媒体2へ転
写される(図17(b))と、アーム7が下方へ待避し
始め、一体となっているヒータブロック14も下方へ待
避することになる。即ち、ヒータブロック14がホログ
ラム箔テープ4から待避する。
【0060】そして、ヒータブロック14がホログラム
箔テープ4から離れるタイミングで搬送・巻取用モータ
5が始動し搬送ローラ3が回転してメディア排出のため
の搬送が開始される。同時に、巻き取り軸28も回転を
開始する。即ち、搬送ローラ3からベルト42を介して
回転力が第1のギア43→第2のギア44→第3のギア
45へと伝えられ、歯車3と一体になっている巻き取り
軸28を回転させ、ホットスタンプ箔テープ4の巻き取
りを行う。なお、メディア搬送方向が逆転した場合であ
っても、これに巻き取り軸28が追従して逆回転(巻き
付けたホログラム箔をたるませる回転)しないよう搬送
ローラ3が逆回転した場合のみ第2のギア44と第3の
ギア45のかみ合いが外れることによって回転力を伝達
しない機構が設けられている。
【0061】ホットスタンプ直後のホログラム箔テープ
4は付加価値媒体2に対して軽い溶着状態でくっついて
おり、メディア搬送直後はホログラム箔テープ4も付加
価値媒体2に引っ張られ、一体となって搬送される。こ
の付加価値媒体2に引っ張られて、ホログラム箔テープ
4が繰り出されることになり、ホログラム箔テープ4が
巻きかけられている制御ローラ33も繰り出し量分回転
する。なお、この制御ローラ33の突起33aは上述し
たようにストッパー37と一体回転する回転体38のピ
ン38aに係合しており、制御ローラ33と同量分スト
ッパー37も回転する。
【0062】アーム7の下方待避に伴って、ストッパー
レバー46がリミットスイッチ72の付勢力によって上
方に回動するが、制御ローラ33のわずかな回転によっ
てストッパー37の切り欠き部37aの位置がストッパ
ーレバー46の突起部46aから外れており、この状態
で突起部46aがストッパー37を付勢するので、スト
ッパー37の回転可能状態は続く(図15)。
【0063】さらにホログラム巻き取り軸28の回転に
よって、引き続きホログラム箔テープ4が巻き取られる
が、ホログラム箔テープ4の送り出し量分だけこのテー
プ4に摩擦係合する制御ローラ33が回されることにな
り、ストッパー37も回転し、やがてストッパーレバー
46の突起部46aがストッパー37の切り欠き部37
aに嵌まり込み、ストッパー37及び制御ローラ33の
回転を停止させる状態になる(図16)。
【0064】制御ローラ33が回転不可能になった状態
で、メディア搬送が続くと、トルクリミッタ36の摩擦
板40が空転して巻き取りリール25への巻き取り力の
伝達を切断する。詳述すると、制御ローラ33が回転不
可能になった場合、ホログラム箔テープ4と制御ローラ
33の摩擦抵抗によってホログラム箔テープ4を巻き取
るのに要する力は増大し、その結果前述のトルクリミッ
タ36が空転してホログラム箔テープ4の巻き取りは停
止する。
【0065】即ち、ホットスタンプが開始されて終了す
るまでの間にストッパー37は切り欠き部37aの間隙
に相当する約180度回転する。つまり、係合する制御
ローラ33も約180度だけ回転することになり、制御
ローラ33の周長の半分だけホログラム箔テープ4が送
り出されたことになる。この様にすることで、次のホッ
トスタンプのためにホログラム箔テープ4の新しい部分
がスランプ部8に対向することになる。本実施形態で
は、ホットスタンプ1回分に必要な長さから、この制御
ロ−ラ33の外径寸法を決めている。
【0066】これにより、ホットスタンプが終了する。
この後、ベリファイ部9によってホットスタンプ箔71
が正常に転写されているか否かを確認し、正常に転写さ
れていれば投出部64から付加価値媒体2を発行し、転
写が異常であれば 搬送・巻取用モータ5が逆転して付
加価値媒体2を投入部63に戻して排出する。
【0067】ここで、ホログラム箔テープ4のテープエ
ンド検出について説明する。ホログラム箔テープ4がホ
ットスタンプ中に無くなると、制御ローラ33を回すこ
とができないためにストッパーレバー46が完全に上が
りきる事が出来ず、リミットスイッチ72がオンになり
続ける(図15の状態が続く)。また、ホログラム箔テ
ープ4が最後まで引き出されてテープ4の終端が巻き出
しリール26にテープ止めされている場合も、テープ4
が繰り出されないため、制御ローラ33を回せなくなっ
てストッパーレバー46が完全に上がりきることが出来
ず、同様にリミットスイッチ72がオンになり続ける。
これらのようにリミットスイッチ72がオンになり続け
ることで、テープエンドを検出する。
【0068】次に、カートリッジ27が装填されている
否かの検出について説明する。カートリッジ27が装填
される事によって、リミットスイッチ29のレバー29
aが押され、リミットスイッチ29がオンになる。これ
により、カートリッジ27の装填を検出する。
【0069】このホットスタンプユニット1は、本実施
形態に述べたように原本表示作成装置80に組み込む
他、単独で、図29に示すようにコンビニエンススト
ア、セルフサービスターミナルなどの店頭に置かれ客ま
たは店員が通信端末装置65を操作することによって、
支払処理などを行い、ネットワーク66でつながれた中
央のサーバ67と通信を行い、予め印刷されたチケッ
ト,クーポンなどの付加価値媒体2に対して例えばホロ
グラム箔のようなセキュリティ性が高いホットスタンプ
箔71を貼り付け、さらに反射型フォトインタラプタな
どによるベリファイ部9によって、正常にホットスタン
プができたかどうかの確認を行い、正常にスタンプでき
た付加価値媒体2だけを投出する。
【0070】この流れを図30のフローに示す。これに
より、ホットスタンプユニット1を使用してホットスタ
ンプを行い、カラーコピーやスキャナーとカラープリン
タなどによる偽造チケット・クーポンの製造を防止する
ことができる。また、チケットにホログラム箔をホット
スタンプしたものを図17に示す。
【0071】このホットスタンプユニット1では、オン
デマンドで1枚ずつホットスタンプをすることが可能で
あり、偽造し難いセキュリティ性の高いチケット、クー
ポンの発行が可能である。
【0072】また、ホットスタンプ箔テープ4がカート
リッジ27に収納されているために、店頭での交換が簡
単にできる。しかもホットスタンプ箔テープ4がカート
リッジ27から外に単独で出ることがないので、偽造さ
れにくい。
【0073】また、ホットスタンプ箔テープ4のエンド
センサ(リミットスイッチ)72を有しているので、ホ
ットスタンプ箔テープ4がなくなったことをオペレータ
もしくはネットワークにより、コントロールセンタに通
知可能である。
【0074】また、カートリッジ有無センサ(リミット
スイッチ)29のために、ホットスタンプ箔テープ4の
無い状態でスタンプをしてしまうミスを防止可能であ
る。
【0075】また、セラミックヒータ6の温度及び加熱
時間を制御することにより、常に最適なホットスタンプ
条件で行うことが可能である。
【0076】また、熱容量の小さい小型熱版13及びセ
ラミックヒータ6を用いることにより、待ち時間がほと
んど無しでホットスタンプ可能である。
【0077】また、装置が小型になったことにより、店
頭で必要に応じて1枚ずつホットスタンプをすることが
可能である。
【0078】また、ベリファイ部9を備えているので、
不良スタンプ品の投出が防止でき、発行した媒体のセキ
ュリティ性を高くすることができる。
【0079】また、熱及び圧力でスタンプするタイプの
箔であればどのようなものでも適用可能なので、様々な
セキュリティ機能を盛り込むことが可能であり、よりセ
キュリティ性を高めることができる。また、装飾用の金
・銀・蛍光その他の箔を使用することにより、店頭での
平板状メディアに対する付加価値アップが可能であり、
アミューズメント目的での使用も考えられる。
【0080】また、スタンプされる付加価値媒体2は
紙、プラスティックなど平板状のものならば全て適用可
能なため、様々な付加価値媒体2に対してセキュリティ
性を高められる。
【0081】さらに、セラミックヒータ6の熱容量が小
さく、必要な時にだけ加熱を行うため、エネルギー消費
量が小さく、地球環境に優しい装置を提供することがで
きる。
【0082】また、巻き出しリール26と巻き取りリー
ル25が1つのカートリッジ27内の同軸上に収納され
ているために、店頭での交換が簡単にできる。また、ホ
ットスタンプ箔テープ4が単独でカートリッジ27から
外に出ることがないので、悪用されにくい。
【0083】また、ホットスタンプ箔テープ4の巻き取
り量を一定量になるように制御可能なため、無駄な巻き
取りを防止できホットスタンプ箔を効率よく使用可能で
ある。
【0084】また、ホットスタンプ箔テープ4の終了を
自動的に検出することにより、ホットスタンプ箔テープ
4の無い状態でホットスタンプを行うことを防止するこ
とができる。
【0085】また、巻き取り軸28が巻き取り方向にし
か回転しないため、ホットスタンプが失敗して、ユーザ
ーに付加価値媒体2を投出しない等の場合に逆回転の駆
動をしても、カートリッジ27内でホットスタンプ箔テ
ープ4が弛むことがなく、常にきれいに巻き取ることが
可能であり、ジャムの発生を防止することができる。
【0086】さらに、巻き取りリール25にフランジ2
5aが付いているため、巻き乱れが発生せず、巻き取り
の力が常に安定しているため、装置のジャムが発生しな
い。
【0087】なお、上述の形態は本発明の好適な形態の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、上述の説明では、付加価値媒体(メディ
ア)2としてチケットを例に説明していたがこれに限る
ものではなく、例えばクレジットカードであっても良
い。この場合、クレジットカード2の発行装置の最終工
程でホログラム箔71をカード2にホットスタンプして
客に発行するなどする。
【0088】また、ホットスタンプ箔71として、磁気
ストライプを貼付けるようにし、これに磁気情報を書き
込むことにより、ユーザー情報などを記録し、セキュリ
ティ性をさらに高めるようにしても良い。
【0089】また、ホットスタンプ箔71として、クレ
ジットカードなどの裏面に用いられている署名箔を貼り
付けるようにしても良い。
【0090】また、ホログラム箔、磁気ストライプ等複
数種類のホットスタンプ箔71を1台のホットスタンプ
ユニットで貼り付けるようにしても良い。
【0091】また、ホットスタンプ箔として、ホログラ
ム箔と、磁気ストライプと、署名箔とを1つのホットス
タンプユニット1で行うようにしても良い。
【0092】また、予め磁気ストライプが設けられてい
るカード(媒体)2に、磁気情報を書き込んだ後にホロ
グラム箔71を貼り付けるようにしても良い。
【0093】また、図31に示すように、ホットスタン
プ用メディアを多数枚重ねて保管しておくスタッカ68
を設けても良い。
【0094】また、図32に示すように、セルフサービ
スターミナルにおける自動チケット・クーポン発行装置
の一ユニットとして、チケット・クーポンの印刷装置
(プリンタユニット)69の次工程部に設置され、印刷
を終了した付加価値媒体2に対してホログラム箔の貼付
けを行いユーザに媒体の投出を行うようにしても良い。
即ち、自動チケット・クーポン発行機能を有するセルフ
サービスターミナル70において、印刷がなされた付加
価値媒体2の供給・排出機構3と、ホットスタンプ箔テ
ープ4を巻き取る巻き取り用モータ5と、セラミックヒ
ータ6とアーム7を有しホットスタンプ箔テープ4と付
加価値媒体2に圧力を加えて付加価値媒体2にホットス
タンプ箔を転写するスタンプ部8と、ホットスタンプが
正常に押されたかを確認する確認部9とを備えてセルフ
サービスターミナル70を構成しても良い。
【0095】また、上述のホットスタンプユニット1を
カード発行装置に組み込んでも良い。即ち、媒体として
のカードの供給・排出機構3と、カードへのデータ読み
取り・書き込み部(磁気ヘッド,ICヘッド等)と、カ
ードにエンボス文字を刻印するエンボッサーと、ホスト
との通信部とを備えたカード発行装置において、データ
の書き込みと、エンボス文字の刻印がなされたカードの
供給・排出機構3と、ホットスタンプ箔テープ4を巻き
取る巻き取り用モータ5と、セラミックヒータ6とアー
ム7を有しホットスタンプ箔テープ4とカードに圧力を
加えてカードにホットスタンプ箔を転写するスタンプ部
8と、ホットスタンプが正常に押されたかを確認する確
認部9とを備えてカード発行装置を構成しても良い。
【0096】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載の原本表示作成装置によると、制御部からの指示
により文書作成部と偽造防止転写部とが連動し、一連の
動作で用紙搬送し、プリントやコピーで文書を作り投出
するまでの動作の中で偽造防止手段で原本表示を付し、
原本としての識別機能を備えた文書を作成できる。した
がって、プリンタやコピー機などの便利な機能はそのま
まに、必要に応じて偽造防止用識別表示を付して文書な
どを発行できる。これによれば、コピー機やプリンタな
どと連動した偽造されにくく複製されにくい原本表示が
容易に実現できる。
【0097】また、請求項2記載の原本表示作成装置に
よると、文書のプリントとホットスタンプによる箔など
の熱転写という一連の動作の中で文書作成と原本表示と
を行うことができる。しかも、カートリッジ式のホット
スタンプユニットとした場合はカートリッジ交換によっ
て箔を交換できるため簡便である。
【0098】さらに請求項3記載の原本表示作成装置に
よると、カートリッジおよびホットスタンプユニットに
付記した識別コードにより装置とカートリッジ相互間の
認証あるいはコピー機の操作時の認証でカートリッジが
真正であるかどうかを判別し、高いセキュリティ性を確
保できる。
【0099】また、請求項4記載のホットスタンプユニ
ットによると、識別コードが付記されたカートリッジを
有し、その真正を認証できるとともに、原本表示作成装
置内の偽造防止転写部として用いることが可能なため、
交換可能なカートリッジをホットスタンプユニットによ
って識別でき、正規のカートリッジが適正に使用されて
いるかどうかを自動判別できる。したがって、カートリ
ッジを他の機器に組み込んで機能させることを防止し、
偽造防止転写の時点で原本表示が偽造されるような事態
を回避することができる。また、原本表示作成装置とカ
ートリッジの相互間の認証あるいはコピー操作時の認証
によってセキュリティ性を確保できるし、識別タグなど
の識別コードでカートリッジの流通管理もできる。
【0100】さらに、請求項5記載の原本表示作成装置
によると、電子ファイルを原本とし該原本から二次的な
原本を作成するようにしたことから、電子ファイルとし
て保管した原本を必要に応じて印刷し、その印刷物に捺
印することで発行証明の表示をすることができる。この
場合、プリントやコピーの便利な機能はそのままに、高
いセキュリティ性を備えた原本を発行できるので好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原本表示作成装置の一実施形態を示す
コピー機とその内部の概略構成図である。
【図2】コピー機の操作部に設けられた操作パネルの一
例を示す図である。
【図3】偽造防止転写部としてのホットスタンプユニッ
トの概略構成図で、ホットスタンプ動作制御部による制
御対象を示したものである。
【図4】カートリッジおよび装置本体に識別コードを付
記したホットスタンプユニットを示す図である。
【図5】ホットスタンプユニットのカートリッジおよび
コード情報を設定する設定装置を示す図である。
【図6】原本表示作成装置(コピー機)の動作の一例を
示すフローである。
【図7】ホットスタンプユニットの実施形態の一例を示
す概略構成図である。
【図8】同ホットスタンプユニットの外観を示す斜視図
である。
【図9】同ホットスタンプユニットの正面側からみた内
部構造図である。
【図10】同ホットスタンプユニットの投出口側からみ
た内部構造図である。
【図11】同ホットスタンプユニットの待機状態を示す
内部構造図である。
【図12】待機状態におけるストッパーとストッパーレ
バーの位置関係図である。
【図13】同ホットスタンプユニットの加圧状態(ホッ
トスタンプ状態)を示す内部構造図である。
【図14】加圧状態におけるストッパーとストッパーレ
バーの位置関係図である。
【図15】ホログラム箔テープの巻き取り状態における
ストッパーとストッパーレバーの位置関係図である。
【図16】ホログラム箔テープの巻き取り完了状態にお
けるストッパーとストッパーレバーの位置関係図であ
る。
【図17】付加価値媒体であるチケットを示し、(A)
はホットスタンプを行う前の状態の平面図、(B)はホ
ットスタンプを行った後の状態の平面図である。
【図18】同ホットスタンプユニットのスタンプ部を示
す概略構成図である。
【図19】同ホットスタンプユニットのスタンプ部を示
す分解斜視図である。
【図20】同ホットスタンプユニットのカセットの概略
構成を示す透視図である。
【図21】同ホットスタンプユニットのカセットを示す
分解斜視図である。
【図22】カセット内のホットスタンプ箔テープが斜め
になっている状態を示す概念図である。
【図23】巻き取りリールの正面図である。
【図24】巻き取りリールの側面図である。
【図25】同ホットスタンプユニットの投入口側からみ
た内部構造図である。
【図26】確認部を示す断面図である。
【図27】確認部の回路の一例を示す図である。
【図28】CPU等の接続関係を示すブロック図であ
る。
【図29】本発明のホットスタンプユニットを備えたネ
ットワークを示す概念図である。
【図30】チケット等にホットスタンプを行って発行す
る作業の流れ図である。
【図31】本発明を適用したホットスタンプユニットの
他の実施形態を示す概略構成図である。
【図32】本発明を適用したセルフサービスターミナル
の実施形態の一列を示す概念図である。
【図33】本発明のホットスタンプユニットの第2のギ
アが移動する様子を示し、(A)は逆転時に第2のギア
と第3のギアの噛み合いが外れている状態の概念図、
(B)は正転時に第2のギアと第3のギアが噛み合って
いる状態の概念図である。
【図34】従来の原本表示作成の各態様を示す概念図で
ある。
【符号の説明】
1 ホットスタンプユニット(偽造防止転写部) 27 カートリッジ 69 コピー部(文書作成部) 74 全体動作制御部 75 操作部 77 媒体 78 搬送手段 80 原本表示作成装置(コピー機)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒岩 幸生 長野県諏訪郡原村10801番地の2 株式会 社三協精機製作所諏訪南工場内 Fターム(参考) 3E095 AA01 AA20 BA10 CA10 DA02 DA11 DA42 DA59 DA63 DA65 DA82 DA85 EA02 EA03 EA09 EA12 EA22 EA23 EA26 EA32 EA40

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体に文書を作成する文書作成部と、前
    記媒体に原本表示を行う偽造防止転写部と、前記媒体を
    搬送する搬送手段と、これらの動作を操作部で入力され
    た信号に基づき制御する制御部とを備え、前記媒体が前
    記搬送手段により前記文書作成部と前記偽造防止転写部
    との間を搬送されながら原本表示が行われることを特徴
    とする原本表示作成装置。
  2. 【請求項2】 前記偽造防止転写部はカートリッジを有
    するホットスタンプユニットであることを特徴とする請
    求項1記載の原本表示作成装置。
  3. 【請求項3】 前記カートリッジを有するホットスタン
    プユニットには識別コードを付記してなることを特徴と
    する請求項2記載の原本表示作成装置。
  4. 【請求項4】 識別コードが付記されたカートリッジを
    有し、その真正を認証できるとともに、原本表示作成装
    置内の偽造防止転写部として用いることが可能なホット
    スタンプユニット。
  5. 【請求項5】 電子ファイルを原本とし該原本から二次
    的な原本を作成する請求項1から3のいずれかに記載の
    原本表示作成装置。
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