JP2001347824A - 手動操作機構 - Google Patents

手動操作機構

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JP2001347824A
JP2001347824A JP2000172109A JP2000172109A JP2001347824A JP 2001347824 A JP2001347824 A JP 2001347824A JP 2000172109 A JP2000172109 A JP 2000172109A JP 2000172109 A JP2000172109 A JP 2000172109A JP 2001347824 A JP2001347824 A JP 2001347824A
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wire
cable
air
door
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JP2000172109A
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Satoshi Mizutani
聡志 水谷
Kazufumi Yomo
四方  一史
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動操作される駆動部材の変位をケーブルを
介して従動部材に伝達する手動操作機構の、部品点数の
低減および小型化を図る。 【解決手段】 駆動部材3の回転をケーブル8のストロ
ークに変換するために、ケーブル8のワイヤ82を巻き
取るプーリ4を駆動部材3に設ける。駆動部材3の回転
をケーブル8のストロークに変換する従来の構成(傘歯
車およびレバーを用いる)に比して、大幅な部品点数の
削減、小型化(薄型化)が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手動で回転される
駆動部材の変位をケーブルを介して従動部材に伝達する
手動操作機構に関し、特に、空調風の通路を開閉するド
アを手動で駆動する車両用空調装置に好適である。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置の手動操作機構
は、図7に示すように、手動操作される操作つまみ3の
回転を2つの歯車101、102で構成される傘歯車1
00によって減速し、従動側の歯車102と一体化され
たレバー110により回転運動を往復運動に変換するよ
うにしている。
【0003】また、空気通路開閉用の図示しないドアに
はリンク機構が連結され、そのリンク機構とレバーとを
ケーブルのワイヤ82で連絡して、操作つまみ3の操作
により空気通路開閉用のドアを駆動するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の手動操作機構は、レバー110の回転角が90
度程度に制限され、その回転角範囲で所定のストローク
を確保するためにはレバー110を長くする必要が生じ
る。また、レバー110が長くなると操作力が増加する
ため、操作力低減のために傘歯車100等の減速手段が
必要になる。従って、傘歯車100およびレバー110
を用いているため部品点数が多く、しかも傘歯車100
やレバー110の寸法が大のため駆動側の奥行き方向
(車両前後方向)長さLが非常に長くなるという問題が
あった。
【0005】また、空気通路開閉用のドアの作動角度範
囲を大きく(90度以上)設定しようとすると、ドアに
連結されたリンク機構の構成が複雑になり、従って、リ
ンク機構は部品点数が多くかつ大型になってしまうとい
う問題があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、手動操作される駆動部材の変位をケーブルを介して
従動部材に伝達する手動操作機構の、部品点数の低減お
よび小型化を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、手動操作される駆動部
材(3、3A)の変位をケーブル(8)を介して従動部
材(6、6A、6B)に伝達する手動操作機構におい
て、駆動部材(3)および従動部材(6、6A)の少な
くとも一方に、ケーブル(8)のワイヤ(82)を巻き
取るプーリ(4、7)を設けたことを特徴とする。
【0008】これにより、駆動部材にプーリを設けた場
合、駆動部材の回転をプーリにてケーブルのストローク
に変換できるため、従来の傘歯車およびレバーを用いる
ものに比して、大幅な部品点数の削減、小型化(薄型
化)が可能である。
【0009】一方、従動部材にプーリを設けた場合、ケ
ーブルのストロークをプーリにて回転運動に変換できる
ため、従来の複雑な構成のリンク機構を用いるものに比
して、大幅な部品点数の削減、および小型化が可能であ
ると共に、従動部材の作動角度範囲を大きくすることが
できる。
【0010】請求項3に記載の発明では、プーリ(4、
7)の径外方向へのワイヤ(82)の移動を規制する案
内壁(21、51)を、プーリ(4、7)の外周側に配
置したことを特徴とする。
【0011】これにより、駆動部材側のプーリを反巻き
取り方向に回転させた際のプーリ径外方向へのワイヤの
移動を案内壁によって規制しているため、駆動部材の反
巻き取り方向の回転変位をワイヤを介して従動部材に確
実に伝達することができる。
【0012】請求項8に記載の発明では、車両計器盤
(1)に取り付けられて手動で回転される操作つまみ
(3)と、車室内へ向かって流れる空気の空気通路(5
3)を、空気の流れ方向(B)の略直交方向に摺動して
開閉するスライドドア(6B)とを備え、操作つまみ
(3)の回転変位によりケーブル(8)を介してスライ
ドドア(6B)を駆動する車両用空調装置において、操
作つまみ(3)にケーブル(8)のワイヤ(82)を巻
き取るプーリ(4)を設け、ワイヤ(82)の一端を操
作つまみ(3)に接続すると共に、ワイヤ(82)の他
端をスライドドア(6B)に接続したことを特徴とす
る。
【0013】これにより、操作つまみの回転をプーリ4
にてケーブル8のストロークに変換しているため、従来
の傘歯車およびレバーを用いるものに比して、大幅な部
品点数の削減、および小型化が可能である。
【0014】請求項9に記載の発明では、車両計器盤
(1)のパネル(2)に取り付けられて手動操作される
駆動部材(3、3A)と、車室内へ向かって流れる空気
の空気通路を形成する空調ケース(5)と、空気通路を
開閉するドア(6、6A、6B)とを備え、駆動部材
(3、3A)の変位によりケーブル(8)を介してドア
(6、6A、6B)を駆動する車両用空調装置におい
て、駆動部材(3)およびドア(6、6A)の少なくと
も一方に、ケーブル(8)のワイヤ(82)を巻き取る
プーリ(4、7)を設け、プーリ(4、7)の径外方向
へのワイヤ(82)の移動を規制する案内壁(21、5
1)を、パネル(2)および空調ケース(5)の少なく
とも一方に形成したことを特徴とする。
【0015】これにより、請求項1の発明と同様の効
果、および請求項3の発明と同様の効果を得ることがで
きる。
【0016】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1〜図3は、
本発明の第1実施形態になる手動操作機構を、車両用空
調装置に適用した例を示すものである。
【0018】図1〜図3において、車両計器盤1に装着
された空調操作部のパネル2には、乗員が手動で操作す
る操作つまみ(駆動部材)3が回転自在に取り付けられ
ている。この操作つまみ3は、車室内に露出する操作部
31と、パネル2を貫通する軸部32とを有し、この操
作つまみ3の軸部32に駆動プーリ4が取り付けられ、
操作つまみ3と駆動プーリ4が一体に回転するようにな
っている。
【0019】車両計器盤1の内部下方に設置された空調
ケース5には、車室内へ向かって流れる空気の空気通路
(図示せず)が形成され、また、乗員の上半身に向かっ
て空気を吹き出すためのフェイス吹出口(図示せず)、
乗員の下半身に向けて空気を吹き出すためのフット吹出
口(図示せず)、車両のフロントガラスやサイドガラス
の内面に向かって空気を吹き出すためのデフロスタ吹出
口(図示せず)が形成されている。
【0020】空調ケース5の空気通路中には、上記の3
つの吹出口を選択的に開閉して空調風の吹出モードを切
り替える略半円筒状のロータリドア(従動部材)6が回
転自在に取り付けられると共に、図示しないヒータコア
(加熱用熱交換器)や冷媒蒸発器(冷却用熱交換器)、
さらには温風と冷風の混合割合を調節するエアミックス
ドア等が収納されている。
【0021】ロータリドア6の軸部61は空調ケース5
の外部に突出しており、この軸部61に従動プーリ7が
取り付けられ、ロータリドア6と従動プーリ7が一体に
回転するようになっている。
【0022】駆動プーリ4と従動プーリ7を連結するケ
ーブル8は、筒状のアウタケース81に、多数の鋼線を
よりあわせたワイヤ82が通され、このワイヤ82の両
端にケーブルエンド83が一体的に組み付けられてい
る。また、アウタケース81は、クランプ84によって
車両計器盤1や空調ケース5に固定されている。
【0023】そして、一方のケーブルエンド83が駆動
プーリ4の取付穴に組み付けられ、他方のケーブルエン
ド83が従動プーリ7の取付穴に組み付けられて、駆動
プーリ4の回転がケーブル8を介して従動プーリ7に伝
達される。
【0024】駆動プーリ4の外周面には、プーリ軸方向
へのワイヤ82の移動を規制する断面U字状の案内溝4
1が形成されており、この案内溝41の深さ(プーリ径
方向寸法)はワイヤ82の直径と同じ、ないしはワイヤ
82の直径よりも大きくしている。また、案内溝41の
幅(プーリ軸方向寸法)はワイヤ82の直径よりも僅か
に大きくしている。
【0025】パネル2には、プーリ径外方向へのワイヤ
82の移動を規制する案内壁21が、駆動プーリ4の外
周面のほぼ全周を取り囲むようにして形成されている。
すなわち、この案内壁21は略筒状であるが、周方向の
一部に切欠き部22が形成され、この切欠き部22にケ
ーブル8のアウタケース81の端部が挿入されている。
なお、この案内壁21の内周面と駆動プーリ4の外周面
との隙間をワイヤ82の直径よりも小さく設定して、駆
動プーリ4を反巻き取り方向に回転させた際に、ワイヤ
82が案内溝41から外れないようにしている。
【0026】一方、従動プーリ7の外周面にも、プーリ
軸方向へのワイヤ82の移動を規制する断面U字状の案
内溝71が形成されており、この案内溝71の深さ(プ
ーリ径方向寸法)はワイヤ82の直径と同じ、ないしは
ワイヤ82の直径よりも大きくしている。また、案内溝
71の幅(プーリ軸方向寸法)はワイヤ82の直径より
も僅かに大きくしている。
【0027】空調ケース5には、プーリ径外方向へのワ
イヤ82の移動を規制する案内壁51が、従動プーリ7
の外周面のほぼ全周を取り囲むようにして形成されてい
る。すなわち、この案内壁51は略筒状であるが、周方
向の一部に切欠き部52が形成され、この切欠き部52
にケーブル8のアウタケース81の端部が挿入されてい
る。なお、この案内壁51の内周面と従動プーリ7の外
周面との隙間をワイヤ82の直径よりも小さく設定し
て、ワイヤ82が案内溝71から外れないようにしてい
る。
【0028】次に、上記構成において作動を説明する。
図示しない送風機を作動させると、空調ケース5内を空
気が流れ、この送風空気は、ヒータコアにて加熱され、
冷媒蒸発器にて冷却される。そして、その温風と冷風の
混合割合をエアミックスドアにて調整して、所望の温度
に調整された空調風が、ロータリドア6の図示しない開
口部を通って、3つの吹出口のいずれか1つまたは複数
から車室内へ吹き出される。
【0029】この空調風の吹出モードは、操作つまみ3
の手動操作によって選択される。すなわち、操作つまみ
3を手動操作することにより、その回転変位が、駆動プ
ーリ4、ケーブル8、および従動プーリ7を介して直接
的にロータリードア6に伝達され、ロータリードア6が
回転する。そして、ロータリドア6の回転位置によって
吹出モードが決定される。
【0030】この際の作動について図1にて具体的に説
明する。まず、操作つまみ3を時計回り方向に回転させ
ると駆動プーリ4も時計回り方向に回転して、ワイヤ8
2が駆動プーリ4に巻き取られる。このワイヤ巻き取り
に伴って従動プーリ7が時計回り方向に回転し、ロータ
リードア6が時計回り方向に回転する。
【0031】一方、操作つまみ3を反時計回り方向に回
転させると駆動プーリ4も反時計回り方向に回転してワ
イヤ82が戻され、それに伴って従動プーリ7が反時計
回り方向に回転し、ロータリードア6が反時計回り方向
に回転する。
【0032】ここで、操作つまみ3を反時計回り方向に
回転させると、駆動プーリ4に巻き取られていた部位の
ワイヤ82は駆動プーリ4の径外方向へ逃げる傾向にな
るが、案内壁21によってプーリ径外方向へのワイヤ8
2の移動が規制されるため、操作つまみ3の反時計回り
方向の回転変位はワイヤ82を介して従動プーリ7側に
伝達される。また、従動プーリ7に巻き取られる部位の
ワイヤ82も、案内壁51によってプーリ径外方向への
移動が規制されるため、操作つまみ3の反時計回り方向
の回転変位はワイヤ82を介して従動プーリ7に確実に
伝達され、従動プーリ7、さらにはロータリードア6が
反時計回り方向に回転する。
【0033】本実施形態では、操作つまみ3の回転を駆
動プーリ4にてケーブル8のストロークに変換している
ため、従来の傘歯車およびレバーを用いるものに比し
て、大幅な部品点数の削減ができる。
【0034】また、個々の部品も小さいため小型化が可
能である。すなわち、本実施形態の場合、空調操作部
(駆動側)の奥行き方向(車両前後方向)長さLは、駆
動プーリ4の厚さ+パネル2の厚さ+操作つまみ3の高
さとなり、従来の、従動側歯車の直径+レバーの長さ+
パネル2の厚さ+操作つまみ3の高さに比べ、大幅な薄
型化が実現できる。具体的には、約1/4の寸法にする
ことができる。
【0035】また、ケーブル8のストロークを従動プー
リ7にて回転運動に変換しているため、従来の複雑な構
成のリンク機構を用いるものに比して、大幅な部品点数
の削減、および小型化が可能であると共に、ドア6の作
動角度範囲を大きくすることができる。
【0036】さらに、駆動プーリ4を反巻き取り方向に
回転させた際のプーリ径外方向へのワイヤ82の移動を
案内壁21、51によって規制しているため、反巻き取
り方向への操作つまみ3の回転変位を、ワイヤ82を介
して従動プーリ7に確実に伝達することができる。
【0037】(第2実施形態)図4は第2実施形態を示
すもので、操作つまみ3の回転を駆動プーリ4にてケー
ブル8のストロークに変換する駆動側の構成は第1実施
形態と同一であり、ケーブル8のストロークを回転運動
に変換する従動側の構成、および、ドア(従動部材)6
Aの構成が第1実施形態と異なる。
【0038】図4において、板状のドア6Aは図示しな
い空調ケースの空気通路中に回転自在に取り付けられて
いる。このドア6Aは、吹出モード切替ドア、エアミッ
クスドア、あるいは内外気切り替えドアとして用いられ
る。
【0039】ドア6Aの軸部61Aは空調ケースの外部
に突出しており、この軸部61Aにレバー7Aが取り付
けられ、ドア6Aとレバー7Aが一体に回転するように
なっている。そして、一方のケーブルエンド83が駆動
プーリ4の取付穴に組み付けられ、他方のケーブルエン
ド83がレバー7Aの取付穴に組み付けられて、駆動プ
ーリ4の回転がケーブル8を介してレバー7Aに伝達さ
れる。
【0040】上記構成において、操作つまみ3を時計回
り方向に回転させると駆動プーリ4も時計回り方向に回
転して、ワイヤ82が駆動プーリ4に巻き取られる。こ
のワイヤ巻き取りに伴ってレバー7Aが時計回り方向に
回転し、ドア6Aが時計回り方向に回転する。
【0041】一方、操作つまみ3を反時計回り方向に回
転させると駆動プーリ4も反時計回り方向に回転してワ
イヤ82が戻され、それに伴ってレバー7Aが反時計回
り方向に回転し、ドア6Aが反時計回り方向に回転す
る。
【0042】ここで、操作つまみ3を反時計回り方向に
回転させた際、案内壁21によってプーリ径外方向への
ワイヤ82の移動が規制されるため、操作つまみ3の反
時計回り方向の回転変位はワイヤ82を介してレバー7
Aに確実に伝達される。
【0043】本実施形態では、操作つまみ3の回転を駆
動プーリ4にてケーブル8のストロークに変換している
ため、従来の傘歯車およびレバーを用いるものに比し
て、大幅な部品点数の削減、および小型化が可能であ
る。
【0044】(第3実施形態)図5は第3実施形態を示
すもので、操作つまみ3の代わりにスライドレバー(駆
動部材)3Aを用いた点、および駆動プーリ4を廃止し
た点が第1実施形態と異なる。
【0045】図5において、スライドレバー3Aは、図
示しない空調操作部のパネルに摺動自在に取り付けられ
ており、車両左右方向に乗員が手動で操作可能になって
いる。そして、スライドレバー3Aの取付穴に一方のケ
ーブルエンド83が組み付けられている。
【0046】上記構成において、スライドレバー3Aを
左方向にスライドさせると、ワイヤ82が左方向に引か
れ、従動プーリ7が時計回り方向に回転する。
【0047】一方、スライドレバー3Aを右方向にスラ
イドさせると、ワイヤ82が右方向に押され、従動プー
リ7が反時計回り方向に回転する。ここで、スライドレ
バー3Aを右方向にスライドさせた際、案内壁51によ
ってプーリ径外方向へのワイヤ82の移動が規制される
ため、スライドレバー3Aの変位はワイヤ82を介して
従動プーリ7に確実に伝達される。
【0048】本実施形態では、ケーブル8のストローク
を従動プーリ7にて回転運動に変換しているため、従来
の複雑な構成のリンク機構を用いるものに比して、大幅
な部品点数の削減、および小型化が可能であると共に、
ドア6Aの作動角度範囲を大きくすることができる。
【0049】(第4実施形態)図6は第4実施形態を示
すもので、ロータリドア6の代わりにスライドドア(従
動部材)6Bを用いた点、および従動プーリ7を廃止し
た点が第1実施形態と異なる。
【0050】図6において、例えば吹出モード切替ドア
として用いられる板状のスライドドア6Bは、空調ケー
ス5の空気通路53中に摺動自在に取り付けられてお
り、空気の流れ方向Bに対して直交方向に(図6の左右
方向)に移動可能になっている。そして、スライドドア
6Bの本体部61Bの下方には突起部62Bが形成さ
れ、空調ケース5を貫通して空気通路53中まで延びた
ケーブル8のケーブルエンド83が、この突起部62B
の取付穴に組み付けられている。
【0051】上記構成において、操作つまみを時計回り
方向に回転させると駆動プーリ4も時計回り方向に回転
して、ワイヤ82が駆動プーリ4に巻き取られる。この
ワイヤ巻き取りに伴ってスライドドア6Bが左方向に引
かれる。
【0052】一方、操作つまみを反時計回り方向に回転
させると駆動プーリ4も反時計回り方向に回転し、ワイ
ヤ82が右方向に押され、スライドドア6Bが右方向に
押される。ここで、操作つまみを反時計回り方向に回転
させた際、案内壁21によってプーリ径外方向へのワイ
ヤ82の移動が規制されるため、操作つまみの反時計回
り方向の回転変位はワイヤ82を介してスライドドア6
Bに確実に伝達される。
【0053】本実施形態では、操作つまみの回転を駆動
プーリ4にてケーブル8のストロークに変換しているた
め、従来の傘歯車およびレバーを用いるものに比して、
大幅な部品点数の削減、および小型化が可能である。
【0054】(他の実施形態)上記各実施形態では、手
動操作機構を車両用空調装置に適用した例を示したが、
その他の装置にも適用可能である。
【0055】また、駆動プーリ4の作動角を360度以
上に設定して、ケーブル8のストロークを増加してもよ
い。この場合、駆動プーリ4の案内溝41を螺旋状にす
るのが望ましい。
【0056】また、駆動プーリ4の直径と従動プーリ7
の直径の比(プーリ比)は、同一でもよいし、異なって
もよい。そのプーリ比は、要求されるケーブル8のスト
ローク等に応じて適宜決定される。
【0057】また、操作つまみ3の回転中心軸と、ロー
タリドア6または板ドア6Aの回転中心軸は、平行でも
よいし、非平行でもよい。非平行の場合、両回転中心軸
の交差角度分、ケーブル8のアウタケース81を湾曲さ
せて対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態になる手動操作機構を示
す模式構成図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の駆動側の斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態になる手動操作機構を示
す模式構成図である。
【図5】本発明の第3実施形態になる手動操作機構を示
す模式構成図である。
【図6】本発明の第4実施形態になる手動操作機構を示
す模式構成図である。
【図7】従来の手動操作機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
3…操作つまみ(駆動部材)、4、7…プーリ、6、6
A…ドア(従動部材)、8…ケーブル、82…ワイヤ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動操作される駆動部材(3、3A)の
    変位をケーブル(8)を介して従動部材(6、6A、6
    B)に伝達する手動操作機構において、 前記駆動部材(3)および前記従動部材(6、6A)の
    少なくとも一方に、前記ケーブル(8)のワイヤ(8
    2)を巻き取るプーリ(4、7)を設けたことを特徴と
    する手動操作機構。
  2. 【請求項2】 前記プーリ(4、7)の軸方向への前記
    ワイヤ(82)の移動を規制する案内溝(41、71)
    を、前記プーリ(4、7)の外周面に形成し、かつ前記
    案内溝(41、71)の深さを前記ワイヤ(82)の直
    径よりも大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の
    手動操作機構。
  3. 【請求項3】 前記プーリ(4、7)の径外方向への前
    記ワイヤ(82)の移動を規制する案内壁(21、5
    1)を、前記プーリ(4、7)の外周側に配置したこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の手動操作機構。
  4. 【請求項4】 前記プーリ(4、7)の作動角を、36
    0度以下に設定したことを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか1つに記載の手動操作機構。
  5. 【請求項5】 前記プーリ(4、7)の作動角を、36
    0度以上に設定したことを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか1つに記載の手動操作機構。
  6. 【請求項6】 前記駆動部材(3)および前記従動部材
    (6、6A)の両方に前記プーリ(4、7)を設け、前
    記駆動部材(3)側の前記プーリ(4、7)の直径と前
    記従動部材(6、6A)側の前記プーリ(4、7)の直
    径を異ならせたことを特徴とする請求項1ないし5のい
    ずれか1つに記載の手動操作機構。
  7. 【請求項7】 前記駆動部材(3)の回転中心軸と前記
    従動部材(6、6A)の回転中心軸を非平行にしたこと
    を特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の
    手動操作機構。
  8. 【請求項8】 車両計器盤(1)に取り付けられて手動
    で回転される操作つまみ(3)と、車室内へ向かって流
    れる空気の空気通路(53)を、空気の流れ方向(B)
    の略直交方向に摺動して開閉するスライドドア(6B)
    とを備え、前記操作つまみ(3)の回転変位によりケー
    ブル(8)を介して前記スライドドア(6B)を駆動す
    る車両用空調装置において、 前記操作つまみ(3)に前記ケーブル(8)のワイヤ
    (82)を巻き取るプーリ(4)を設け、前記ワイヤ
    (82)の一端を前記操作つまみ(3)に接続すると共
    に、前記ワイヤ(82)の他端を前記スライドドア(6
    B)に接続したことを特徴とする車両用空調装置。
  9. 【請求項9】 車両計器盤(1)のパネル(2)に取り
    付けられて手動操作される駆動部材(3、3A)と、車
    室内へ向かって流れる空気の空気通路を形成する空調ケ
    ース(5)と、前記空気通路を開閉するドア(6、6
    A、6B)とを備え、前記駆動部材(3、3A)の変位
    によりケーブル(8)を介して前記ドア(6、6A、6
    B)を駆動する車両用空調装置において、 前記駆動部材(3)および前記ドア(6、6A)の少な
    くとも一方に、前記ケーブル(8)のワイヤ(82)を
    巻き取るプーリ(4、7)を設け、 前記プーリ(4、7)の径外方向への前記ワイヤ(8
    2)の移動を規制する案内壁(21、51)を、前記パ
    ネル(2)および前記空調ケース(5)の少なくとも一
    方に形成したことを特徴とする車両用空調装置。
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