JP2001345511A - 波長モニター - Google Patents

波長モニター

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JP2001345511A
JP2001345511A JP2000160962A JP2000160962A JP2001345511A JP 2001345511 A JP2001345511 A JP 2001345511A JP 2000160962 A JP2000160962 A JP 2000160962A JP 2000160962 A JP2000160962 A JP 2000160962A JP 2001345511 A JP2001345511 A JP 2001345511A
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light
wavelength
demultiplexer
optical
optical waveguide
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JP2000160962A
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Minoru Maeda
稔 前田
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Ando Electric Co Ltd
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、単一モードで発振する光源の波長
を測定する波長モニターにおいて、非常に簡単な構成
で、光軸ズレが小さく、安定した波長特性が得られる波
長モニターを提供することを目的とする。 【解決手段】光源からの出力光が入力する光導波路型分
波合波器であるファイバ型WDM用光カプラと、ファイ
バ型WDM用光カプラで分岐出力された光を受光する第
1受光器と第2受光器と、第1受光器と第2受光器から
の光強度出力を演算処理して入力光の波長データ信号を
出力する信号処理手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば光計測技
術分野で使用する単一モードで発振する光源の波長を測
定する波長モニターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】単一モード発振するDFB−LD(Distr
ibuted FeedBack - Laser Diode)光源やDBR−LD(D
istributed Bragg Reflector - Laser Diode)光源は、
波長が長期的にドリフトする問題点があり、高密度波長
多重(DWDM:Dense Wavelength Division Multiplexi
ng)伝送システムでは、光源の波長を随時測定し、制御
する必要がでてきた。
【0003】また、回折格子を使用した外部共振器型波
長可変光源は、光学部品の波長特性測定などに多く使用
されているが、広波長範囲(100nm以上)で任意に
波長を設定できる反面、外部の影響も受け易く、特に温
度変化で発振波長が変化してしまう問題点がある。そし
て、DWDMシステムに伴って、波長可変光源の波長高
精度化が必要となっている。光源の波長を測定する従来
技術で最も使用されている装置は、光スペクトルアナラ
イザなどの分光装置であり、回折格子を可動機構部で回
転させて波長スペクトルを測定している。しかし、可動
機構部があるため装置が大型になり、かつ長期信頼性が
低いなどの問題点がある。そのため、可動機構部の無い
小型の構造で光源の波長を常時測定する各種の波長モニ
ターが開発されている。
【0004】DFB−LD光源の波長制御用に波長ロッ
カーと呼ばる波長モニターがある。この波長モニター
は、干渉膜を使用したフィルターや回折格子などの光学
部品を使用した構造である。この波長ロッカーと呼ばれ
る波長モニターは、制御波長範囲は狭いが、機構的可動
部が無いため信頼性が高く、小型化が可能であり、大規
模なソフト処理もいらないので、DBF−LD光源など
の殆ど波長可変しない光源の波長を制御するには良い。
しかし、使用するフィルターなどの特性で波長範囲が限
定されてしまうので、波長可変が可能な外部共振器型波
長可変光源には、使用できない問題がある。
【0005】ある程度広い波長範囲(数十nm程度)を
測定できる波長モニターとして、特願平10−1734
6号「波長測定装置」が提案されており、そのブロック
構成図を図6に示す。この波長モニターは、入力ファイ
バ5、平行光変換用レンズ9、分光手段としての回折格
子10,11、分岐手段としての反射プリズム12、2
個の受光器2,3、信号処理部4などから構成される。
【0006】入力ファイバから出射した測定光は、平行
光に変換され、平行に対向配置された溝間隔の等しい2
個の回折格子10,11に入射・回折された後、反射プ
リズム12へ照射される。反射プリズム12は、回折さ
れた平行光を2分岐し、2分岐された測定光は、第1受
光器2と第2受光器3に入射する。両受光器に入射した
光は、光強度に応じた電流を信号処理回路4に出力し、
信号処理回路4は、両受光器からの光強度を比較演算処
理して、波長データを出力する。
【0007】この波長モニターは、数十nmの波長範囲
が測定可能であるが、測定可能な波長範囲で特性は線形
では無く、中心波長と短波長/長波長側では測定分解能
が異なる問題がある。また、可動機構部が無いのである
程度の小型化が可能であるが、回折格子2個を対向配置
する必要があり、更なる小型化には不向きである。
【0008】その他の波長モニターとして、特願平11
−034697号「波長変化測定器」が提案されてお
り、そのブロック構成図を図7に示す。この波長モニタ
ーは、入力ファイバ5、平行光変換用レンズ9、第1分
岐手段としての光分岐器13、第1反射器14と段差d
=λ0/8がある第2反射器15、第2分岐手段として
の反射プリズム12、第1受光器2と第2受光器3、両
受光器からの信号を処理する信号処理回路4などから構
成される。
【0009】入力ファイバ5から射出して平行光に変換
された測定光は、射出光軸上に配置された第1の分岐手
段としての光分岐器13に入射し、第1反射器側14と
第2反射器側15に2分岐される。第1反射器14と第
2反射器15は、光分岐器13で分岐された各分岐平行
光の光路に垂直に配置されており、分岐平行光が同一光
路で再度光分岐器13に反射するするように光軸調整さ
れている。そして、第2反射器15は、段差d=λ0/
8がある平面反射器であり、第2反射器15で反射して
一往復すると光ビーム面の半分がλ0/4の光路差を発
生する。(λ0は、測定波長範囲の中心波長の値であ
り、1550nmなどの値になる。)
【0010】第1反射器14と第2反射器15で反射さ
れて光分岐器13に再度入射した平行光は、合波され
て、第2の分岐手段としての反射プリズム12に照射す
る。反射プリズム12は、λ0/4の光路差が発生して
いる光軸面と反射プリズム12のエッジ先端面とが一致
するように配置され、合波されて照射された平行光は、
反射プリズム12のエッジ先端面で分岐され、分岐光軸
上に配置された第1受光器2と第2受光器3に入射す
る。両受光器に入射した光は、光強度に応じた電流を信
号処理回路4に出力し、信号処理回路4は、両受光器か
らの光強度を比較演算処理し、波長データを出力する。
【0011】この構造は、π/2位相ズレのある周期的
な干渉光強度が得られ、一方の受光器の光強度変化率が
小さい波長では、もう一方の受光器の光強度変化率が大
きくなるため、波長による測定分解能の低下が無いなど
の特徴がある。しかし、光学部品の部品数が多く、マイ
ケルソン干渉計を組み立てるため光軸調整が難しいなど
の問題がある。
【0012】また、その他の波長モニターとして、特開
平10−339668号「光波長計及び光波長調整装
置」が提案されており、実施例のブロック構成図を図8
に示す。この波長モニターは、偏光子16、第1分岐手
段としての光分岐器13、第1受光器2、遅延板18、
偏光ビームスプリッタ17、第2受光器3と第3受光器
19、各受光器からの信号を処理する信号処理回路4な
どから構成される。
【0013】この構造は、第1の偏光軸を備えた光に対
する「高速軸」と第2の偏光軸を備えた光に対する「低
速軸」を備えた遅延板または波長板などの単一複屈折光
学部品が使用されている。この「高速軸」と「低速軸」
を備えた遅延板は、偏光が高速軸と平行な光に対して、
偏光が低速軸と平行な光をπ/4だけ遅延させる。遅延
板は、第2の偏光を備えた光に関して、第1の偏光を備
えた光のπ/4の位相推移に対応するλ0/8の遅延を
生じさせるように選択される。
【0014】各受光器は、それぞれに受光した光強度に
よって決まる電流を発生し、信号処理回路に出力する。
信号処理回路は、演算増幅器やデータ・プロセッサなど
から構成され、各受光器の光強度を比較演算処理し、波
長データを出力する。この波長モニターは、寸法を小型
化することが可能になり、また光軸調整が容易な構成が
可能になると述べられている。
【0015】しかし、上記で述べた従来技術の全ては、
干渉フィルタや回折格子など構成部品が多く、光源から
の入力光を一度平行光に変換し、ブロック型の光学部品
を透過・反射させ、空間光で各種処理しているので、平
行光などの光軸調整が必要となる。また、空間光である
ため、温度変化による光軸ズレが発生し易く、信頼性が
低くなるなどの問題点がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、単一モー
ドで発振する光源の波長モニターにおいて、可動機構部
が無く、非常に簡単な構造で、平行光を作るための難し
い光軸調整が要らず、光軸ズレが小さく安定した波長特
性が得られる波長モニターを提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、 請求項1記載の発明では、入力された光の波長に
よって分岐比が変化して分岐出力する光導波路型分波合
波器と、光導波路型分波合波器で2分岐され、出力され
た光を受光する第1受光器と第2受光器と、第1受光器
と第2受光器からの光強度出力を演算処理して、入力さ
れた光の波長データ信号を出力する信号処理手段とを備
えたことを特徴としている。
【0018】請求項2記載の発明では、入力された光を
分岐出力する光分岐器と、前記光分岐器で分岐された一
方の出力光が入力され、入力された光の波長によって分
岐比が変化して分岐出力する第1の光導波路型分波合波
器と、前記光分岐器で分岐された他方の出力光が入力さ
れ、入力された光の波長によって分岐比が変化して分岐
出力し、前記第1の光導波路型分波合波器の波長特性と
異なる波長特性を有する第2の光導波路型分波合波器
と、前記第1の光導波路型分波合波器の一方から出力さ
れた光を受光する第1の受光器と、前記第2の光導波路
型分波合波器の一方から出力された光を受光する第2の
受光器と、第1受光器と第2受光器からの光強度出力を
演算処理して、入力された光の波長データ信号を出力す
る信号処理手段とを備えたこと特徴としている。
【0019】請求項3記載の発明では、第1の光導波路
型分波合波器と第2の光導波路型分波合波器との波長特
性が、ピーク波長間隔が異なっていることを特徴として
いる。
【0020】請求項4記載の発明では、前記第1の光導
波路型分波合波器と第2の光導波路型分波合波器との波
長特性が、ピーク波長間隔が同じで、ピーク波長が異な
っていることを特徴としている。
【0021】請求項5記載の発明では、前記光導波路型
分波合波器は、ファイバ型WDM用光カプラであること
を特徴としている。
【0022】請求項6記載の発明では、光導波路型分波
合波器として光プレーナ型方向性結合器であることを特
徴としている。
【0023】請求項7記載の発明では、光プレーナ型方
向性結合器と受光器が集積回路化され、ペルチェ素子に
よって温度制御されていることを特徴としている。
【0024】この発明によれば、光源からの入力光を平
行光に変換する必要が無く、難しい光軸調整が要らず、
非常に簡単な構成となる。また、空間光を作る必要がな
いので、光軸ズレが小さく、安定した波長特性が得られ
る。また、この請求項7記載の発明によれば、光導波路
型分波合波器としての光プレーナ型方向性結合器と受光
器を集積化することができ、波長モニターの小型化が可
能となる。そして、集積された光プレーナ型方向性結合
器と受光器をペルチェ素子などを使用した温度制御が可
能になるので、再現性の良い測定が可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の波長モニターの
実施の各形態について、図1〜図5の図面を参照しなが
ら詳細に説明する。 <第1の実施形態例>図1は、本発明の第1実施形態に
よる波長モニターを示す構成図である。図1に示すよう
に、この波長モニターは、光導波路型分波合波器として
の光ファイバ型WDM用カプラ7、第1受光器2と第2
受光器3、第1受光器2と第2受光器3からの出力信号
を処理する信号処理回路4から構成される。図示してな
い光源からの光は、光導波路型分波合波器であるファイ
バ型WDM用カプラの入力ポートの一方から入力する。
【0026】ファイバ型WDM用光カプラは、通常2本
の入力ポートと2本の出力ポートから構成され、図2
(B)に示すような波長特性となる。図2(A)に示す
具体的なファイバ型WDM用光カプラは、EDFA光増
幅器システムに使用されるファイバ型WDM光カプラで
あり、1480nm帯のポンプ光を入力ポート1から入
力させ、1550nm帯の信号光を入力ポート2から入
力させる。その結果、出力ポート1から1480nm光
と1550nm光がほぼ損失の無い状態で出力すること
が可能となっている。
【0027】本実施形態では、ファイバ型WDM用光カ
プラは、この逆の使用方法となり、2本の入力ポートの
一方から光を入力し、波長に依存した分岐比で2本の出
力ポートから光を分岐出力する。ファイバ型WDM用光
カプラの2本の出力ポートから出力される出力光は、各
出力ポートに接続された第1受光器2と第2受光器3に
入力する。第1受光器2と第2受光器3は、例えばフォ
トダイオード等からなり、出力された光を電気信号に変
換して、光強度に応じた電流を信号処理回路4に出力す
る。
【0028】信号処理回路4は、第1受光器2と第2受
光器3からの光強度に比例した電気信号を比較演算処理
し、入力光の波長を求め、波長データを出力する。図2
(A)に示すEDFA光増幅器システムに使用される1
480/1550nm用ファイバ型WDM用光カプラを
使用した場合、第1受光器と第2受光器に入力する光の
分岐比は、1480nmと1550nmで光強度が反転
した特性となる。そして、より広範囲の波長特性は、周
期的な繰り返し特性となるため、このファイバ型WDM
光カプラで測定できる波長範囲は、1480nm〜15
50nm又は1550nm〜1620nmなどの70n
m程度の波長範囲となる。しかし、1550nm付近又
は1480nmや1620nm付近は、波長が変化して
も両受光器の光強度変化の小さい波長帯が存在し、波長
測定精度が低くなる。
【0029】この第1の実施形態によれば、光学部品が
少なく、波長モニターの構成が非常に簡単になる。そし
て、空間光で光学部品を調整する構造では無いので、光
軸ズレが小さく、安定した波長特性が得られる。
【0030】<第2の実施形態例>図3は、本発明の第
2実施形態による波長モニターを示す構成図である。な
お、図3において、前述した図1と同一部品には同一符
号を付し、その説明は省略する。この実施形態の波長モ
ニターは、入力ファイバ5、光導波路型分波合波器とし
ての光プレーナ型方向性結合器6、第1受光器2と第2
受光器3、及び該第1受光器2と第2受光器3からの出
力信号を処理する信号処理回路4から構成される。
【0031】入力ファイバは、図示してない光源からの
光を導き、光導波路型分波合波器としての光プレーナ型
方向性結合器6に入力光を入力する。そして、入力ファ
イバから光プレーナ型方向性結合器6への出力光の結合
は、レンズを使用した方法や直接結合方法などがあり、
どれでも良いことは明らかである。光プレーナ型方向性
結合器6は、第1実施形態のファイバ型WDM用光カプ
ラと同様な特性であり、一方の入力ポートから光を入力
し、波長に依存した分岐比で2本の出力ポートから光を
出力する。光プレーナ型方向性結合器の2本の出力ポー
トから出力された各出力光は、各出力ポートに配置され
た第1受光器2と第2受光器3に入力する。以降、第1
実施形態と同じ動作となる。
【0032】この第2の実施形態によれば、光プレーナ
型方向性結合器と受光器を集積することが可能となり、
小型の波長モニターが得られる。そして、集積された光
プレーナ型方向性結合器と受光器は、ペルチェ素子を使
用して温度制御が可能になるので、波長再現性の良い測
定が可能となる。
【0033】<第3の実施形態例>図4は、本発明の第
3実施形態による波長モニターを示す構成図である。な
お、図4において、前述した図1と同一部品には同一符
号を付し、その説明は省略する。この実施形態の波長モ
ニターは、光カプラ7、波長特性の異なる第1光導波路
型分波合波器8と第2光導波路型分波合波器8、第1受
光器と第2受光器2、及び該第1受光器2と第2受光器
3からの出力信号を処理する信号処理部4から構成され
る。
【0034】光カプラは、図示してない光源からの光を
一方の入力ポートから入力し、波長に依存しない一定の
分岐比で2本の出力ポートから光を出力する。この光カ
プラは、ファイバ型とプレーナ型のどちらでも良いこと
は明らかである。光カプラ7で分岐出力された各出力光
は、第1光導波路型分波合波器の一方の入力ポートと、
第1光導波路型分波合波器と波長特性の異なる第2光導
波路型分波合波器の一方の入力ポートに入力する。この
第1光導波路型分波合波器と第2光導波路型分波合波器
は、前記したファイバ型WDM用光カプラと光プレーナ
型方向性結合器のどちらでも良いことは明らかである。
波長特性の異なる光導波路型分波合波器としては、ピー
ク波長間隔の異なる組み合わせと、ピーク波長間隔が同
じでピーク波長が異なる組み合わせがある。
【0035】図5に波長特性の異なる2個の光導波路型
分波合波器の組み合わせを示す。ピーク波長間隔の異な
る組み合わせは、第1実施形態で説明したEDFA光増
幅器システムで使用される1480/1550nm用フ
ァイバ型WDM用光カプラと、1300/1550nm
用ファイバ型WDM用光カプラなどの組み合わせが考え
られる。また、ピーク波長間隔が同じでピーク波長が異
なる組み合わせは、1450/1550nmと1500
/1600nmのような組み合わせとなる。ここに述べ
た波長および間隔は、あくまで一例であり、波長および
間隔を限定するものではない。
【0036】第1光導波路型分波合波器の一方の出力ポ
ートから出力された出力光は、出力ポートに配置された
第1受光器に入力する。同様に、第2光導波路型分波合
波器の一方の出力ポートから出力された出力光は、出力
ポートに配置された第2受光器に入力する。ここで、各
光導波路型分波合波器には、各1個の受光器を配置した
構成で説明しているが、前記実施形態のように各出力ポ
ートに受光器を配置した構成にしても良いことは明らか
である。第1受光器2からの出力と第2受光器3からの
出力は、以降第1実施形態と同じ動作となる。
【0037】この第3実施形態によれば、ピーク波長間
隔が異なる組み合わせでは、ピーク波長間隔の広い光導
波路型分波合波器の波長特性範囲で波長を測定できる。
また、ピーク波長間隔が同じでピーク波長が異なる組み
合わせでは、波長変化による光強度変化の少ない波長帯
を無くすことができ、測定波長範囲内で同じ波長精度で
測定することができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1に係る発明は、入力された光の
波長によって分岐比が変化して分岐出力する光導波路型
分波合波器と、光導波路型分波合波器で2分岐され、出
力された光を受光する第1受光器と第2受光器と、第1
受光器と第2受光器からの光強度出力を演算処理して、
入力された光の波長データ信号を出力する信号処理手段
とを備えることによって、光源からの入射光を平行光に
変換する必要が無く、光軸調整が要らず、非常に簡単な
構成となる。また、空間光を作る必要がないので、光軸
ズレが小さく、安定した波長の測定ができるという効果
が得られる。
【0039】請求項2に係る発明では、入力された光を
分岐出力する光分岐器と、前記光分岐器で分岐された一
方の出力光が入力され、入力された光の波長によって分
岐比が変化して分岐出力する第1の光導波路型分波合波
器と、前記光分岐器で分岐された他方の出力光が入力さ
れ、入力された光の波長によって分岐比が変化して分岐
出力し、前記第1の光導波路型分波合波器の波長特性と
異なる波長特性を有する第2の光導波路型分波合波器
と、前記第1の光導波路型分波合波器の一方から出力さ
れた光を受光する第1の受光器と、前記第2の光導波路
型分波合波器の一方から出力された光を受光する第2の
受光器と、第1受光器と第2受光器からの光強度出力を
演算処理して、入力された光の波長データ信号を出力す
る信号処理手段とを備えたことによって、波長変化によ
る光強度変化の少ない波長帯を無くすことができ、測定
波長範囲内でも同じ波長精度で測定できるという効果が
得られる。
【0040】請求項3に係る発明では、第1の光導波路
型分波合波器と第2の光導波路型分波合波器との波長特
性が、ピーク波長間隔が異なっていることを特徴とする
ことによって、ピーク波長間隔が異なる組み合わせで
は、ピーク波長間隔の広い光導波路型分波合波器の波長
特性範囲で波長を測定できるという効果が得られる。
【0041】請求項4に係る発明では、前記第1の光導
波路型分波合波器と第2の光導波路型分波合波器との波
長特性が、ピーク波長間隔が同じで、ピーク波長が異な
っていることを特徴とすることによって、ピーク波長間
隔が同じでピーク波長が異なる組み合わせの構成にする
ことで、波長変化による光強度変化の小さい波長帯を無
くすことができ、測定波長範囲内で同じ波長精度で測定
することができるという効果が得られる。
【0042】請求項5に係る発明では、光導波路型分波
合波器としてファイバ型WDM用光カプラを用いること
によって、空間光を作る必要がないので、光軸ズレが小
さく、安定した波長の測定ができるという効果が得られ
る。
【0043】請求項6に係る発明では、光導波路型分波
合波器として、光プレーナ型方向性結合器を用いること
によって、集積化が可能になり、小型化ができるという
効果が得られる。
【0044】請求項7に係る発明では光プレーナ型方向
性結合器と受光器が集積回路化し、ペルチェ素子によっ
て温度制御することによって、再現性が良く、且つ波長
の測定の精度を高めることができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による波長モニターを
示す構成図である。
【図2】ファイバ型WDM用光カプラの波長特性を説明
する特性グラフである。
【図3】本発明の第2の実施形態による波長モニターを
示す構成図である。
【図4】本発明の第3の実施形態による波長モニターを
示す構成図である。
【図5】第3の実施形態に使用する波長特性の異なる2
個のファイバ型WDM用光カプラを説明する波長特性グ
ラフである。
【図6】従来技術の回折格子対向配置型の波長モニター
の構成を示す図である。
【図7】従来技術の段差ミラー型マイケルソン干渉計を
使用した波長モニターの構成を示す図である。
【図8】従来技術の遅延板(単一複屈折光学部品)を使
用した波長モニターの構成を示す図である。
【符号の説明】
1, ファイバ型WDM用光カプラ 2, 第1受光器、 3, 第2受光器 4, 信号処理回路 5, 入力ファイバ 6, 光プレーナ型方向性結合器 7, 光カプラ 8, 光導波路型分波合波器 9, レンズ 10, 第1回折格子、 11, 第2回折格子 12, 反射プリズム 13, 光分岐器 14, 第1反射器 15, 第2反射器(段差反射器) 16, 偏光子 17, 偏光ビームスプリッタ 18, 遅延板(単一複屈折光学部品) 19, 第3受光器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された光の波長によって分岐比が変
    化して分岐出力する光導波路型分波合波器と、 光導波路型分波合波器で2分岐され、出力された光を受
    光する第1受光器と第2受光器と、 第1受光器と第2受光器からの光強度出力を演算処理し
    て、入力された光の波長データ信号を出力する信号処理
    手段とを備えたことを特徴とする波長モニター。
  2. 【請求項2】 入力された光を分岐出力する光分岐器
    と、 前記光分岐器で分岐された一方の出力光が入力され、入
    力された光の波長によって分岐比が変化して分岐出力す
    る第1の光導波路型分波合波器と、 前記光分岐器で分岐された他方の出力光が入力され、入
    力された光の波長によって分岐比が変化して分岐出力
    し、前記第1の光導波路型分波合波器の波長特性と異な
    る波長特性を有する第2の光導波路型分波合波器と、 前記第1の光導波路型分波合波器の一方から出力された
    光を受光する第1の受光器と、 前記第2の光導波路型分波合波器の一方から出力された
    光を受光する第2の受光器と、 第1受光器と第2受光器からの光強度出力を演算処理し
    て、入力された光の波長データ信号を出力する信号処理
    手段とを備えたこと特徴とする波長モニター。
  3. 【請求項3】 前記第1の光導波路型分波合波器と第2
    の光導波路型分波合波器との波長特性が、ピーク波長間
    隔が異なっていることを特徴とする請求項2記載の波長
    モニター。
  4. 【請求項4】前記第1の光導波路型分波合波器と第2の
    光導波路型分波合波器との波長特性が、ピーク波長間隔
    が同じで、ピーク波長が異なっていることを特徴とする
    請求項2記載の波長モニター。
  5. 【請求項5】 前記光導波路型分波合波器は、ファイバ
    型WDM用光カプラであること、を特徴とする請求項1
    〜4のいずれか記載の波長モニター。
  6. 【請求項6】 前記光導波路型分波合波器は、光プレー
    ナ型方向性結合器であること、を特徴とする請求項1〜
    4のいずれか記載の波長モニター。
  7. 【請求項7】 前記光プレーナ型方向性結合器と受光器
    が集積回路化され、ペルチェ素子によって温度制御され
    ていることを特徴とする請求項6記載の波長モニター。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006202854A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Sumitomo Electric Ind Ltd 光増幅器および光ネットワークシステム
CN100395525C (zh) * 2003-05-21 2008-06-18 华为技术有限公司 一种梳状滤波谱光模块的自动测试装置和方法

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