JP2001345106A - 燃料電池用電極およびその製造方法 - Google Patents

燃料電池用電極およびその製造方法

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JP2001345106A JP2001026447A JP2001026447A JP2001345106A JP 2001345106 A JP2001345106 A JP 2001345106A JP 2001026447 A JP2001026447 A JP 2001026447A JP 2001026447 A JP2001026447 A JP 2001026447A JP 2001345106 A JP2001345106 A JP 2001345106A
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fuel cell
solvent
conductive filler
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Abstract

(57)【要約】 【課題】緻密でしかもガス流路を確保したガス拡散層を
使用し、燃料電池電極の高性能化を図る。 【解決手段】燃料電池用電極において、触媒粒子を含む
触媒層と、導電性フィラーを含む有孔性樹脂層とが積層
されている、または、触媒粒子を含む触媒層と、導電性
多孔質体の空孔に導電性フィラーを含む有孔性樹脂を備
えた基材とが積層されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料電池用電極およ
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】固体高分子電解質型燃料電池はイオン交
換膜を電解質とし、このイオン交換膜の両面に電極触媒
層と導電性多孔質体よりなるアノードとカソードの各電
極を接合して構成され、アノードに水素、カソードに酸
素を供給して電気化学反応により発電する装置である。
各電極で生じる電気化学反応を下記に示す。
【0003】アノード:H2→2H++2e カソード:1/2O2+2H++2e→H2O 全反応:H2+1/2O2→H2O この反応式から明らかなように、各電極の反応は、活物
質であるガス(水素または酸素)、プロトン(H)お
よび電子(e)の授受を同時に行なうことができる三
相界面でのみ進行する。
【0004】従来の燃料電池用電極の断面構造の模式図
を図4に示す。図4において、41は触媒層、44は導
電性多孔質体、45はイオン交換膜である。図4に示さ
れるように、従来の燃料電池の電極は、触媒層とガス拡
散層とからなり、触媒層41は、触媒粒子と固体高分子
電解質とが混ざり合ってこれらが三次元に分布するとと
もに、内部に複数の細孔が形成された多孔性層であり、
ガス拡散層は導電性多孔質体44を含む層である。
【0005】導電性多孔質体は、触媒層の表層に一定の
空間を設けて、電池外部から供給される活物質である酸
素、水素を触媒層の表層まで運ぶ流路の確保および、カ
ソードの触媒層で生成された水を触媒層の表層から電池
の系外に排出する流路を確保するガス拡散層としての役
目を担っている。
【0006】一方触媒層は、触媒層中の触媒粒子が電子
伝導チャンネルを形成し、固体電解質がプロトン伝導チ
ャンネルを形成し、細孔が触媒層41の表層まで運ばれ
た酸素または水素を電極の深部にまで供給し、電極(カ
ソード)の深部で生成された水を電極の表層にまで排出
する供給排出チャンネルを形成している。そして電極触
媒層内にこれら3つのチャンネルが三次元的に広がり、
ガス、プロトン(H)および電子(e)の授受を同
時におこなうことのできる三相界面が無数に形成され
て、電極反応の場を提供している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の導電性多孔質体
に使用されるカーボンペーパーなどは、一般に5〜10
μm程度の繊維系の炭素繊維を不織布状に成形した焼結
体であり、その平均細孔径は10〜20μm程度であ
る。
【0008】そのため、孔経が大きいために、炭素繊維
に接している近傍に電流が集中し、炭素繊維から離れた
孔の中央あたりの触媒が電子の授受に与ることができな
いために電極反応に有効に働かず、触媒利用率が低下す
る問題が生じる。これを回避するには、導電性多孔質体
の多孔度を小さくして、緻密にすればよいのだが、そう
すればガスの流路の確保が困難になる。
【0009】以上に鑑み、本発明はカーボンを含む有孔
性樹脂を用いて、ガス流路を確保しながら、ガス拡散層
を緻密にすることで、燃料電池電極の高性能化を図るも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明になる燃
料電池用電極は、触媒粒子を含む触媒層と、導電性フィ
ラーを含む有孔性樹脂層とが積層されていることを特徴
とする。
【0011】請求項2の発明になる燃料電池用電極は、
触媒粒子を含む触媒層と、導電性多孔質体の空孔に導電
性フィラーを含む有孔性樹脂層を備えた基材とが積層さ
れていることを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、上記燃料電池用電極に
おいて、導電性多孔質体に導電性フィラーを含む有孔性
樹脂を備えた基材の多孔度が45%以上、95%以下で
あることを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、上記燃料電池用電極に
おいて、導電性フィラーが炭素よりなることを特徴とす
る。
【0014】請求項5の発明は、上記燃料電池用電極に
おいて、有孔性樹脂がフッ素樹脂であることを特徴とす
る。
【0015】請求項6の発明は、上記燃料電池用電極に
おいて、フッ素樹脂がポリフッ化ビニリデン(PVd
F)系樹脂であることを特徴とする。
【0016】請求項7の発明は、上記燃料電池用電極に
おいて、導電性多孔質体が炭素よりなることを特徴とす
る。
【0017】請求項8の発明は、上記燃料電池用電極に
おける導電性フィラーを含む有孔性樹脂の製造方法にお
いて、樹脂を溶媒に溶解した溶液中に導電性フィラーが
分散した懸濁液から、樹脂を相分離させることを特徴と
する。
【0018】請求項9の発明は、上記燃料電池用電極に
おける導電性フィラーを含む有孔性樹脂の製造方法にお
いて、樹脂を第1の溶媒に溶解した溶液に導電性フィラ
ーが分散した懸濁液から、前記樹脂に対して不溶性でか
つ第1の溶媒と相溶性のある第2の溶媒で第1の溶媒を
抽出することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明による燃料電池用電
極の構造例を図で示しながら説明することによって、本
発明についてさらに具体的に説明する。
【0020】図2は、本発明による燃料電池用電極の断
面構造を示す模式図である。図2において、21は触媒
層、22は導電性フィラーを含んだ有孔性樹脂、23は
その孔、25はイオン交換膜である。
【0021】図2に示した燃料電池用電極は、導電性フ
ィラーを含む有孔性樹脂層と触媒層とが積層されてい
る。ガス拡散層として機能する導電性フィラーを含む有
孔性樹脂は、有孔性であるために高いガス拡散性と、導
電性フィラーを含むために電子伝導性とを有する。この
ため、触媒層への電子の授受が緻密で均一になる。
【0022】図3は、本発明によるもうひとつの燃料電
池用電極の断面構造を示す模式図である。図3におい
て、31は触媒層、32は導電性フィラーを含んだ有孔
性樹脂、33はその孔、34は導電性多孔質体、35は
イオン交換膜である。ガス拡散層として機能する、導電
性多孔質体34の空孔に導電性フィラーを含む有孔性樹
脂32を備えた層は、導電性多孔質体34の空孔中も電
子伝導性を有する。このため、触媒層への電子の授受が
緻密で均一になる。
【0023】図2および図3に示した本発明による燃料
電池用電極は、導電性フィラーを含む有孔性樹脂は緻密
で、それが電子伝導性を有するために、触媒層への電子
の授受が均一となり、高分子固体電解質型燃料電池に使
用した場合、燃料電池の高出力化が可能となるものであ
る。
【0024】また、導電性フィラーを含む有孔性樹脂
は、図3のように導電性多孔質体の全面すべてに配して
もよいが、導電性多孔質体の表層のみ、また、導電性多
孔質体の片面のみなど、導電性多孔質体の一部に配して
もよい。
【0025】本発明に使用する導電性フィラーの材質と
しては、金属や炭素等の、導電性があってしかも電解質
と反応しないチタンやステンレスなどの金属や炭素など
を使用することができるが、扱い易さや軽量という点か
らは、炭素が最も好ましい。
【0026】また、本発明に使用する導電性フィラーの
形状は、特に限定されるものではなく、粒状や繊維状な
どのあらゆる形状のものが使用できる。
【0027】なお、本発明の導電性フィラーに炭素を使
用する場合、その形状は粒状でも繊維状でもその他の形
状でも良く、カーボンブラックやグラファイトおよび活
性炭の粒状物または、炭素繊維を短くカットしたチョッ
プ状のものが好ましい。 炭素粒子は、アセチレンブラ
ック、ファーネスブラックなどのカーボンブラック、グ
ラファイト粒子、活性炭などが好ましく、特にカーボン
ブラックは電子伝導性が高いために好ましい。炭素を含
む有孔性の樹脂の、樹脂に対する炭素の混入量は30w
t%以上であることが好ましく、さらに高い電子伝導性
を得るためには100wt%以上であることがより好ま
しい。また、本発明に用いられる導電性多孔質体は、発
泡ニッケル、チタン繊維焼結体でもよいが、導電性、耐
酸性などの面で材質は炭素が好ましく、とくに炭素繊維
などからなるカーボンペーパー、カーボンクロスまたは
カーボンフェルトが好ましい。
【0028】本発明による燃料電池用複合触媒の触媒粒
子は、白金、ロジウム、ルテニウム、イリジウム、パラ
ジウム、オスニウムなどの白金族金属およびその合金な
どの触媒金属粒子を用いることができるが、触媒金属の
単位重量あたりの触媒活性が高いことから、これらの触
媒金属を担持した炭素粒子が好ましい。炭素粒子は、ア
セチレンブラック、ファーネスブラックなどのカーボン
ブラック、活性炭などが好ましく、特にカーボンブラッ
クは触媒金属が高分散することから好ましい。
【0029】ここで、本発明の導電性フィラーを含む有
孔性樹脂の樹脂は、プロトン伝導性を有する必要はな
く、たとえば、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリ
ル、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド等
のポリエーテル、ポリアクリロニトリル、フッ化ビニリ
デン重合体(PVdF)、ポリ塩化ビニリデン、ポリメ
チルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリビ
ニルアルコール、ポリメタクリロニトリル、ポリビニル
アセテート、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンイミ
ン、ポリブタジエン、ポリスチレン、ポリイソプレンも
しくはこれらの誘導体を、単独で、あるいは混合して用
いてもよく、また、上記樹脂を構成する各種モノマーを
共重合させた樹脂を用いてもよいが、好ましくは撥水性
が高いことからフッ素樹脂、例えば三フッ化塩化エチレ
ン共重合体(PCTFE)、フッ化ビニリデン重合体
(PVdF)、フッ化ビニル重合体(PVF)などの含
フッ素ホモポリマーまたは、エチレン・四フッ化エチレ
ン共重合体(ETFE)、四フッ化エチレン・六フッ化
プロピレン共重合体(EPE)、フッ化ビニリデン共重
合体などの含フッ素コポリマーが好ましいし、これらの
混合物でもよい。
【0030】特に、 フッ化ビニリデン重合体(PVd
F)や、その共重合体であるフッ化ビニリデン・六フッ
化プロピレン共重合体(P(VdF−HFP))また
は、フッ化ビニリデン・四フッ化エチレン共重合体(P
(VdF−TFP))などのポリフッ化ビニリデン(P
VdF)系樹脂が安価で、高い撥水性が得られることよ
り好ましい。中でも、フッ化ビニリデン重合体(PVd
F)または、P(VdF−HFP)が好ましい。
【0031】本発明では、触媒層が触媒粒子を含むが、
さらに好ましくは触媒層が触媒粒子と固体高分子電解質
とを含むことが好ましい。固体高分子電解質としては、
イオン交換樹脂からなるものが好ましく、パーフルオロ
スルフォン酸またはスチレン−ジビニルベンゼン系のス
ルフォン酸型固体高分子電解質が好ましい。
【0032】ここで、活物質の供給、排出がスムーズに
行われるように導電性フィラーを含む有孔性樹脂の孔は
連続気泡であることが望ましい。また、緻密で均一な電
子伝導性を得るためには、有孔性樹脂の孔径としては平
均孔径2μm以下であることが好ましく、1μm以下で
あることがより好ましい。さらに、出力密度を上げるた
めには、導電性多孔質体に導電性フィラーを含む有孔性
樹脂を備えた基材の多孔度が45%以上、95%以下で
あることが好ましく、特に85%以上、95%以下であ
ることがより好ましい。このような導電性フィラーを含
む有孔性樹脂は、樹脂を溶媒に溶解した溶液中に導電性
フィラーが分散した懸濁液から、樹脂を相分離させるこ
とを特徴とする本発明の製造方法により得られる。相分
離させる方法としては、樹脂を溶媒に溶解した溶液中に
導電性フィラーが分散した懸濁液の加熱または冷却によ
る温度の増減による溶媒の樹脂に対する溶解度の変化、
または溶媒の蒸発による溶液中の樹脂の濃度変化などを
利用する方法が挙げられる。
【0033】例えば、温度の増減による溶媒の樹脂に対
する溶解度の変化を利用した相分離とは、低温において
樹脂が溶媒に溶解しにくく、温度を上昇させた場合に溶
解しやすいような樹脂と溶媒との組み合せにおいて、温
度を上昇させて樹脂を溶媒に完全に溶解した後、溶液の
温度を徐々に下げていくと、溶媒に対する樹脂が過飽和
となり、溶液中で樹脂と溶媒とが分離する現象をさす。
このような相分離をおこした樹脂と溶媒との溶液から、
溶媒を除去することによって有孔性樹脂が得られるもの
である。
【0034】また、緻密な連続気泡が得られる有孔性樹
脂の製法として、溶媒抽出法を用いて相分離させること
が好ましい。すなわち、樹脂を溶解した溶液の第1の溶
媒を、前記樹脂に対して不溶性でかつ第1の溶媒と相溶
性のある第2の溶媒で置換することにより、樹脂を溶解
した溶液中の第1の溶媒を抽出して、第1の溶媒が除去
された部分が孔となって有孔性樹脂を得るものである。
【0035】そして、相分離によりる有孔性フッ素樹脂
作製の際に、微細で均一な孔が得られることより、 フ
ッ化ビニリデン重合体(PVdF)、フッ化ビニリデン
・六フッ化プロピレン共重合体(P(VdF−HF
P))または、フッ化ビニリデン・四フッ化エチレン共
重合体(P(VdF−TFP))などのポリフッ化ビニ
リデン(PVdF)系樹脂が好ましい。中でも、フッ化
ビニリデン重合体(PVdF)または、P(VdF−H
FP)が好ましい。特に、フッ化ビニリデン重合体(P
VdF)を用いると撥水性が高くなり、高い撥水性を持
たせたい場合に好ましく、P(VdF−HFP)を用い
ると有孔性樹脂が柔らかくなり、柔軟性を持たせたい場
合に好ましい。
【0036】温度の増減による相分離法において樹脂を
溶解するのに使用いる溶媒、または溶媒抽出法における
第1の溶媒としては、樹脂を溶解するものであればよ
く、ジメチルホルムアミド、プロピレンカーボネート、
エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチ
ルカーボネート、エチルメチルカーボネート等の炭酸エ
ステル、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、エチル
メチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル、ジ
メチルアセトアミド、1−メチル−ピロリジノン、n−
メチル−ピロリドン等が挙げられる。
【0037】また、溶媒抽出法において、第1の溶媒を
抽出する第2の溶媒としては、水または水とアルコール
の混合溶液が安価で好ましい。とくに、有孔性樹脂の多
孔度を小さくしたい場合には水とアルコールの混合溶液
が好ましい。
【0038】これらの組み合わせにおいて、温度の増減
による溶媒の樹脂に対する溶解度の変化を利用した相分
離では、樹脂としてフッ化ビニリデン重合体(PVd
F)またはP(VdF−HFP)を用い、樹脂を溶解す
る溶媒としては、とくにケトン類、そのなかでもメチル
エチルケトンを用いることが良い。
【0039】溶媒抽出法を用いる際には、樹脂としてフ
ッ化ビニリデン重合体(PVdF)またはP(VdF−
HFP)を、樹脂を溶解する第1の溶媒としては、n−
メチルピロリドン(NMP)を、第1の溶媒を抽出する
第2の溶媒としては水または水とアルコールの混合溶液
を用いることがが、撥水性、孔径の均一性などの面で好
ましい。
【0040】本発明の触媒粒子を含む触媒層と、導電性
フィラーを含む有孔性樹脂とが積層されていることを特
徴とする燃料電池用電極は、触媒層を形成した後に、導
電性フィラーを含む有孔性樹脂層をその上に配すること
により、または、導電性フィラーを含む有孔性樹脂層を
形成した後に、その上に触媒層を形成することにより得
られる。
【0041】例えば、触媒層を形成した後に導電性フィ
ラーを含む有孔性樹脂を配するには、触媒層上に、樹脂
を溶媒に溶解した溶液中に導電性フィラーが分散した懸
濁液をはけやスプレーを用いて、またはスクリーン印刷
法、ドクターブレード法などにより塗布したのちに、樹
脂を相分離させることにより作ることができる。
【0042】さらに好ましくは、触媒層を形成した後に
カーボンを含む有孔性樹脂を配するには、触媒層上に、
樹脂を第1の溶媒に溶解した溶液中に導電性フィラーが
分散した懸濁液をはけやスプレーを用いて、またはスク
リーン印刷法、ドクターブレード法などにより塗布した
のちに、前記樹脂に対して不溶性でかつ第1の溶媒と相
溶性のある第2の溶媒で第1の溶媒を抽出することによ
り作ることができる。
【0043】また、導電性フィラーを含む有孔性樹脂層
を形成した後に触媒層を配するには、たとえば、高分子
フィルム上などに、樹脂を溶媒に溶解した溶液中に導電
性フィラーが分散した懸濁液をはけやスプレーを用い
て、またはスクリーン印刷法、ドクターブレード法など
により塗布したのちに、樹脂を相分離させることにより
有孔性樹脂層を形成した後に、その上に触媒層を形成し
て作ることができる。
【0044】さらに好ましくは、高分子フィルム上など
に、樹脂を第1の溶媒に溶解した溶液中に導電性フィラ
ーが分散した懸濁液をはけやスプレーを用いて、または
スクリーン印刷法、ドクターブレード法などにより塗布
したのちに、前記樹脂に対して不溶性でかつ第1の溶媒
と相溶性のある第2の溶媒で第1の溶媒を抽出すること
により有孔性樹脂層を形成した後に、その上に触媒層を
形成して作ることができる。
【0045】本発明の、触媒粒子を含む触媒層と、導電
性多孔質体の空孔に導電性フィラーを含む有孔性樹脂を
備えた層とが積層されていることを特徴とする燃料電池
用電極は、触媒層に導電性多孔質体を積層したのち、そ
の導電性多孔質体に導電性フィラーを含む有孔性樹脂を
備えることにより、または、導電性多孔質体の空孔に導
電性フィラーを含む有孔性樹脂を備えたのちに、それを
触媒層に積層することにより得られる。
【0046】例えば、触媒層に導電性多孔質体を積層し
たのち、その導電性多孔質体の空孔に導電性フィラーを
含む有孔性樹脂を備えるには、触媒層に導電性多孔質体
をホットプレスなどを用いて積層したのちに、その導電
性多孔質体を備えた触媒層上に樹脂を溶媒に溶解した溶
液中に導電性フィラーが分散した懸濁液をはけやスプレ
ーを用いて、またはスクリーン印刷法、ドクターブレー
ド法などにより塗布したのちに、樹脂を相分離させるこ
とにより作ることができる。
【0047】さらに好ましくは、導電性多孔質体を備え
た触媒層上に、樹脂を第1の溶媒に溶解した溶液中に導
電性フィラーが分散した懸濁液をはけやスプレーを用い
て、またはスクリーン印刷法、ドクターブレード法など
により塗布したのちに、前記樹脂に対して不溶性でかつ
第1の溶媒と相溶性のある第2の溶媒で第1の溶媒を抽
出することにより作ることができる。
【0048】また、導電性多孔質体の空孔に導電性フィ
ラーを含む有孔性樹脂を備えるには、樹脂を溶媒に溶解
した溶液中に導電性フィラーが分散した懸濁液を、塗布
または浸漬などにより導電性多孔質体に含ませた後に、
樹脂を相分離させることにより、さらに好ましくは、溶
媒抽出法を用いて、樹脂を第1の溶媒に溶解した溶液中
に導電性フィラーが分散した懸濁液前記樹脂に対して不
溶性でかつ第1の溶媒と相溶性のある第2の溶媒で第1
の溶媒を抽出することにより作られる。
【0049】
【実施例】以下、本発明を好適な実施例を用いて説明す
る。
【0050】[実施例1]白金担持炭素(田中貴金属
製、10V30E:Valcan XC−72に白金を
30wt%担持)と固体高分子電解質溶液(アルドリッ
チ社製、ナフィオン5wt%溶液)よりなる電極触媒層
のペーストを、スプレーによりイオン交換膜(デュポン
社製、ナフィオン、膜厚約50μm)の両面に塗布し、
触媒層をイオン交換膜の両面に触媒層を形成した後、そ
の表層にフッ化ビニリデン重合体(PVdF)の濃度が
20wt%となるようにNMPに溶解させた溶液にカー
ボン繊維チョップを混入・懸濁させた溶液をドクターブ
レード法などにより塗布したのちに、水の中に10分間
浸漬して、炭素粒子を含む有孔性のPVdF樹脂を触媒
層の上に備えた。そして、それを燃料電池の単セルに組
んでセルAを得た。ここで、触媒層の白金量は、約1.
0mg/cmとなるように、ペースト作製時の白金担
持カーボンの量および塗布量を調整した。
【0051】[実施例2]フッ化ビニリデン重合体(P
VdF)の濃度が20wt%となるようにNMPに溶解
させた溶液に炭素粒子(Valcan XC―72)を
混入・懸濁させ、それを導電性多孔質体の炭素電極基材
(0.5mm厚、平均繊維系10μm,平均細孔径10
μm、多孔度75%)に真空含浸させた後、水の中に1
0分間浸漬して、炭素粒子を含む有孔性のPVdF樹脂
を備えた導電性多孔質体の炭素電極基材を得た。
【0052】さらに、白金担持炭素(田中貴金属製、1
0V30E:Valcan XC−72に白金を30w
t%担持)と固体高分子電解質溶液(アルドリッチ社
製、ナフィオン5wt%溶液)よりなる電極触媒層のペ
ーストを、スプレーにより上記炭素電極基材に塗布し、
燃料電池用電極を得た。電極の白金量は、約1.0mg
/cmとなるように、ペースト作製時の白金担持炭素
の量および塗布量を調整した。
【0053】さらに、その電極をホットプレス(140
℃)にてイオン交換膜(デュポン社製、ナフィオン、膜
厚約50μm)の両面に接合し、燃料電池の単セルに組
んでセルBを得た。
【0054】[比較例1]PTFE分散溶液により撥水
性を施した導電性多孔質体の炭素電極基材(0.5mm
厚、平均繊維系10μm、平均細孔径10μm、多孔度
75%)に、白金担持炭素(田中貴金属製、10V30
E:Valcan XC−72に白金を30wt%担
持)と固体高分子電解質溶液(アルドリッチ社製、ナフ
ィオン5wt%溶液)およびPTFE粒子分散溶液(三
井デュポンフロロケミカル社製、テフロン30J)より
なる電極触媒層のペーストを、スプレーにより塗布し、
燃料電池用電極を得た。電極の白金量は、約約1.0m
g/cmとなるように、ペースト作製時の白金担持炭
素の量を調整した。
【0055】さらに、この電極をホットプレス(140
℃)にてイオン交換膜(デュポン社製、ナフィオン、膜
厚約50μm)の両面に接合し、燃料電池の単セルに組
んでセルCを得た。
【0056】セルA、B、Cの供給ガスに酸素および水
素を用いた際の電流―電圧特性を図1に示す。図1にお
いて、記号(◆)はセルAの、記号(■)はセルBの、
記号(▲)はセルCの特性を示す。
【0057】運転条件は、供給ガス圧は2気圧で、それ
ぞれ80℃の密閉水槽中でバブリングすることで加湿し
た。そして、セルの運転温度は75℃とし、各電流値で
の測定時の保持時間は5分とした。
【0058】図1より、本発明によるセルA、Bは、従
来のセルCに比べて、各電流密度において出力電圧が高
いことがわかった。これは従来の電極は、ガス拡散層と
して機能する導電性多孔質体の炭素電極基材が粗く、触
媒層への電子の授受がカーボン繊維に直接触れた触媒の
みに集中して不均一であるために、一部の触媒が有効に
働かないのに対して、本発明の、触媒粒子を含む触媒層
と、導電フィラーを含む有孔性樹脂とが積層されている
ことを特徴とする燃料電池用電極は、触媒層の上に緻密
な導電フィラーを含む有孔性樹脂層が形成されているた
めに、電子の授受が緻密で均一なためにすべての触媒層
が有効に働き、従来の電極触媒層に比べて実際に作用す
る電極触媒層面積が大きいためである。
【0059】[実施例3]3〜24%の種々の濃度のフ
ッ化ビニリデン重合体(PVdF)/NMP溶液に炭素
粒子(Valcan XC―72)を混ぜたものを用意
し、導電性多孔質体の炭素基材(0.5mm厚、平均繊
維径5μm、平均細孔径30μm、多孔度75%)にそ
れを真空含浸させた後、水の中に10分間浸漬して、炭
素粒子を含む有孔性のPVdF樹脂を備えた基材を得
た。
【0060】この基材の多孔度は、フッ化ビニリデン重
合体(PVdF)、炭素粒子および炭素基材の真比重と
配合比、さらにPVdF樹脂を備えた基材の見かけ比重
とから求めた。
【0061】つぎに、上記複合基材に白金担持炭素(田
中貴金属製、10V30E:Valcan XC−72
に白金を30wt%担持)と固体高分子電解質溶液(ア
ルドリッチ社製、ナフィオン5wt%溶液)とからなる
電極触媒層のペーストを、スプレーにより塗布し、燃料
電池用電極を得た。電極の白金量は、約0.2mg/c
となるように、ペースト作製時の白金担持カーボン
の量および塗布量を調整した。
【0062】さらに、この電極をホットプレス(140
℃)にてイオン交換膜(デュポン社製、ナフィオン、膜
厚約50μm)の両面に接合し、燃料電池の単セルに組
んでセルDを得た。セルDの運転条件は、供給ガスに酸
素、水素を用い、そのガス圧はそれぞれ大気圧で、80
℃の密閉水槽中でバブリングすることで加湿し、運転温
度は75℃とした。0.6Vにおける基材の多孔度と電
流値との関係を図5に示す。図5より、出力電流が大き
くなることから基材の多孔度は45%以上95%以下が
好ましく、とくに85%以上95%以下が好ましいこと
がわかった。
【0063】
【発明の効果】本発明の、導電フィラーを含む有孔性樹
脂を備えたガス拡散電極、または導電性多孔体中に導電
フィラーを含む有孔性樹脂を備えたガス拡散電極を用い
た燃料電池用電極によれば、電極触媒層に均一に電子を
授受することが可能で、すべての電極材料が電極反応に
有効に働くために、従来の電極に比べて実際に作用する
電極面積が大きくなり、高性能な燃料電池の製造が可能
となる。
【0064】また、本発明の製造方法によれば、高性能
な燃料電池が可能な電極を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 セルA、BおよびCの電流―電圧特性を示す
図。
【図2】 本発明による燃料電池用電極の断面構造を示
す模式図。
【図3】 本発明による燃料電池用電極の、他の断面構
造を示す模式図。
【図4】 従来の燃料電池用電極の断面構造を示す模式
図。
【図5】 本発明による燃料電池用電極の、0.6Vに
おける基材の多孔度と電流値との関係を示す図。
【符号の説明】
21、31、41 触媒層 22、32 導電性フィラーを含んだ有孔性樹脂層 23、33 導電性フィラーを含んだ有孔性樹脂層の孔 34、44 導電性多孔質体 45 イオン交換膜

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒粒子を含む触媒層と、導電性フィラ
    ーを含む有孔性樹脂層とが積層されていることを特徴と
    する燃料電池用電極。
  2. 【請求項2】 触媒粒子を含む触媒層と、導電性多孔質
    体の空孔に導電性フィラーを含む有孔性樹脂を備えた基
    材とが積層されていることを特徴とする燃料電池用電
    極。
  3. 【請求項3】 導電性多孔質体に導電性フィラーを含む
    有孔性樹脂を備えた基材の多孔度が45%以上、95%
    以下であることを特徴とする請求項1または2記載の燃
    料電池用電極。
  4. 【請求項4】 導電性フィラーが炭素よりなることを特
    徴とする請求項1〜3記載の燃料電池用電極。
  5. 【請求項5】 有孔性樹脂がフッ素樹脂であることを特
    徴とする請求項1〜4記載の燃料電池用電極。
  6. 【請求項6】 フッ素樹脂がポリフッ化ビニリデン(P
    VdF)系樹脂であることを特徴とする請求項1〜5記
    載の燃料電池用電極。
  7. 【請求項7】 導電性多孔質体が炭素よりなることを特
    徴とする請求項2〜6記載の燃料電池用電極。
  8. 【請求項8】 樹脂を溶媒に溶解した溶液中に導電性フ
    ィラーが分散した懸濁液から、樹脂を相分離させること
    を特徴とする請求項1〜7記載の導電性フィラーを含む
    有孔性樹脂の製造方法。
  9. 【請求項9】 樹脂を第1の溶媒に溶解した溶液に導電
    性フィラーが分散した懸濁液から、前記樹脂に対して不
    溶性でかつ第1の溶媒と相溶性のある第2の溶媒で第1
    の溶媒を抽出することを特徴とする請求項1〜7記載の
    導電性フィラーを含む有孔性樹脂の製造方法。
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