JP2001344679A - 離隔的な監視・防犯システム - Google Patents

離隔的な監視・防犯システム

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JP2001344679A
JP2001344679A JP2001093067A JP2001093067A JP2001344679A JP 2001344679 A JP2001344679 A JP 2001344679A JP 2001093067 A JP2001093067 A JP 2001093067A JP 2001093067 A JP2001093067 A JP 2001093067A JP 2001344679 A JP2001344679 A JP 2001344679A
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surveillance
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JP2001093067A
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Soken Oyamada
壮権 小山田
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Digital Security System & Technology kk
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Digital Security System & Tech
Digital Security System & Technology kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不審者が接近・侵入した場合、速やかに退散
させることができる、離隔的な防犯・監視システムを提
供する。 【解決手段】 監視建物2側には、侵入者の接近ないし
侵入を検知する検知手段(検知センサ14)、監視建物
内ないしその周辺の状況を把握するための状況収集手段
(集音機器18、撮像機器19)、侵入者とコミュニケ
ートするコミュニケート手段(スピーカ装置16、マイ
クロフォン装置17)、侵入者の以降の行為・行動を阻
害するための行為阻害手段20を備え、中央管理センタ
ー1側と通信回線3で接続する。前記監視建物5側には
侵入者の現在位置を感知することができる感知手段(感
知センサ15)も設けられていることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無人となること
のある店舗、事務所、倉庫、車庫、工場等(ビルの一区
画である場合を含む)あるいはそれらの所在する敷地
(以下、監視建物と総称する)を離隔的に監視ないし防
犯するシステムに関し、特に侵入者に対して盗難、悪
戯、破壊、破損行為等(以下、不法行為という)を行わ
せないようにする監視・防犯システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、夜間や休日、執務時間外などの人
がいない時間において、警備員や監視員を常駐させるこ
となく、監視建物に遠隔的な警備システムが導入される
ことが多くなってきた。その場合、不審者・侵入者があ
った場合や、何らかの不法行為がなされた場合に、警報
音を吹鳴して周囲へ報知するとか、防犯・警備組織・機
関に有線・無線方式で通報する手法が採用されてきた。
この報知・通報に基づいて、待機している警備員や関係
者等が現場に急行する場合もある。急行する場合でも、
概ね侵入者が立ち去った後、侵入者による盗難ないし破
壊行為等が完了し、侵入者が退去・逃走した後に警備員
等が到着することになりがちであった。
【0003】因みに、現在法的には20分以内の現場到
着によって、警備システムと称することができるとされ
ており、その時間内に到着するようシステムを構築して
いる遠隔監視警備システムが多い。最近では、盗難行為
等が数分以内に完遂されるケースも多くなり、上記のよ
うな時間では到着が遅れ、不審者・侵入者によって不法
行為が遂行されてしまっていることとなる。無人となる
ことがある施設等に対する不審者・侵入者による不法行
為を確実に防止する、効果的な遠隔的に監視する警備シ
ステムは未だ提供されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な技術的社会的背景に基づいてなされたものであって、
無人となることがある監視建物にあって、予期せぬ者
(不審者)が接近・侵入した場合、速やかに退散させる
ことができる(盗難や破壊等の不法行為を停止させるこ
とを含む)、離隔的な防犯・監視システムを提供するこ
とを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の離隔的な防犯・監視システムは、監視建物
側には、監視建物コンピュータにそれぞれ統括管理され
る、侵入者の接近ないし侵入を検知する検知手段、監視
建物内ないしその周辺の状況を把握するための状況収集
手段、侵入者とコミュニケートするコミュニケート手
段、侵入者を退散させ、あるいは侵入者の以降の行為・
行動を阻害するための行為阻害手段、中央管理センター
との間で前記状況収集手段で収集した情報ならびに中央
管理センターからの指示情報をやり取りする監視建物通
信装置を備え、中央管理センター側と前記監視建物通信
装置を介して通信回線で接続されている。前記監視建物
側には侵入者の現在位置を感知することができる感知手
段も設けられていることが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、監視建物への予期せぬ
者(不審者)の接近ないし侵入を検知し、あるいは監視
建物内での侵入者の存在を感知し、映像および音声等で
侵入者を確認し、音声や光等で、場合によっては化学薬
物で、警告し、退去を勧告し、必要に応じてそれ以降の
行動を阻害する措置を執ることを基本とする。そのため
に、監視建物側に、不審者の接近ないし侵入を検知する
検知手段ないし侵入者の存在を感知する感知手段、監視
建物内ないし監視建物周辺の状況を把握する状況収集手
段、接近者ないし侵入者(以下、両者を併せて侵入者と
いう)とコミュニケートするコミュニケート手段、侵入
者を退散させ、あるいは侵入者の以降の行為・行動を阻
害するための行為阻害手段を設け、中央管理センター側
と監視建物側との間を無線方式ないし有線方式の通信手
段で連結する。
【0007】監視建物には、個別に識別符号(ID)を
付し、各個に区別することができるようにする。監視建
物が広く大きい場合には、いくつかの適当な大きさに区
画して、例えば部屋単位または通路で区切られる範囲単
位に区画して、その区画毎に識別符号を付すことが便利
である。監視建物は、必ずしもビル等の建物全体を対象
とする必要はない。ビル等の場合にあっては、そのワン
フロアーでも、1フロアー内の部屋単位でも、あるいは
部屋内の特定区画単位でも、監視対象とすることができ
る。それらの、建物全体から見て一部が監視区画となっ
ている場合も含めて、本発明では監視建物と呼ぶことと
する。
【0008】不審者の接近ないし侵入を検知する検知手
段としては、所定距離範囲以内に接近・侵入することに
反応する近接センサ、所定圧力以上の押圧力が加わるこ
とに反応する押圧センサ、扉や窓等、開閉可能な部材の
開閉作動に反応する開閉感知センサ、送出手段と受取手
段との間を遮断することに反応する通過検知センサ、扉
や窓等に填め込まれているガラス等の破損されやすい部
分が破損された際に発する音・振動等に反応する破損反
応センサ等が挙げられる。これらのセンサ類は、監視建
物の境界部分の内外に、適宜の数・間隔等に適宜の種類
のものを単独で、あるいは組み合わせて用いられ得る。
【0009】監視建物の境界の外側に設けられる検知手
段、あるいは監視建物が敷地等であって区画外との物な
いし動物等の人為的でない接近・侵入等があり得る場合
の監視建物の境界内側に設けられる検知手段において
は、特にセンサを複数個あるいは数種類組み合わせるこ
とによって、接近・侵入が人間によってなされたもので
あることが判別できるようにすることが、ノイズ・誤作
動等を避ける意味から、望ましい。
【0010】侵入者の存在を感知する感知手段として
は、接近することに反応する近接センサ、あるいは人体
の発する熱・赤外線ないし遠赤外線等に反応する感熱セ
ンサ・赤外線センサ・遠赤外線センサ等が挙げられ得
る。感知センサを用いることによって、監視建物内に侵
入者の存在することが検知されるだけでなく、監視建物
内の侵入者の現在位置も知ることが可能となる。検知手
段としてのセンサ類、あるいは感知手段としてのセンサ
類には、個別に識別符号が付けられていれば、接近者な
いし侵入者の現在位置を特定するのに特に便利である。
監視建物側に設けられる各種の手段にも、個別に識別符
号を付すことが好ましい場合が多い。
【0011】監視建物内ないし監視建物周辺の状況を把
握する状況収集手段としては、侵入者のたてる物音や、
侵入者が複数である場合の相互の話し声等を集音する集
音機器、侵入者や監視建物の状況を視覚的に映像化する
撮像機器等が挙げられる。撮像機器としては、通常汎用
されている監視カメラタイプのものでも良いが、ピンホ
ールCCDカメラ等、その存在が視認され難いものとす
ることもできる。撮影視野を移動選択できるスパン可能
なタイプのものや、焦点を遠近調節可能なズームタイプ
のものでもよいし、特に防犯等を重視する物品・箇所等
を重点的に視野に入れるものとすることもできる。状況
収集手段で収集された情報は、適宜の期間、適宜の場所
に保存されることが望ましい。
【0012】侵入者とコミュニケートするコミュニケー
ト手段としては、侵入者を誰何し、退去を促し、警告を
発する等のためのスピーカ装置と、侵入者からの応答を
聴取するマイクロフォン装置とからなる。マイクロフォ
ン装置は指向性を有するものも利用でき、また、前述の
状況収集手段としての集音機器と兼用することもでき
る。
【0013】侵入者を退散させ、あるいは侵入者の以降
の行為・行動を阻害するための行為阻害手段としては、
音響送出装置・光線送出装置・化学品送出装置等が挙げ
られる。音響送出装置には、警告の意味も含ませること
も可能であって、侵入者に不快感を催させ、不安感を抱
かせ、心理的に不安定にさせ、あるいは気を滅入らせた
りする様な周波数(低周波や超音波でもよい)の音響・
メロディーを流す(例えば、心理的に不安定になるレベ
ル(デシベル)が変化するような音の連続(好ましく
は、うなるような音)とか、ビックリして怯み、また身
の危険を想起するような爆発音に類似する断続音、腹に
応えるような低周波振動等を発する発音機器等が挙げら
れる。断続音でもよい。
【0014】発音機器等から発せられる音響の強度・振
動数等による人の感受性には、個人差があると考えられ
る。そのため、発音機器等から発せられる音響に関して
は、その強度・周波数等を可変とすることができるよう
にされていることが好ましい。この音響の可変は、いわ
ゆる、各音域レベルを上下するイコライザー機能を搭載
し、その可変制御を中央通信管理システム4が実行する
構成とすることができる。この行為阻害手段としての発
音機器等は、コミュニケート手段としてのスピーカ装置
と兼用させることも可能である。
【0015】光線送出装置には、目が眩むような閃光だ
とか、平衡感覚を失わせるような、あるいは強度の残像
による視覚不能状態とするような、強く刺激的な光量で
かつ点滅による発光だとか、焦点を定め難くするミラー
ボール様の乱舞する光線等を発するとか、さらには監視
建物内を通常の照明よりも格段に明るくし、侵入したこ
とが認知されていることを侵入者に知らしめる様にす
る、等を実現・出力するランプ、例えばキセノンランプ
や、3原色の発光ダイオードの発光を集光し白色光を発
光する機器等であり得る発光機器を挙げることができ
る。発光機器による効果にも個人差があると考えられる
ので、発光機器によって発せられる光の強度・点滅間隔
等を可変とすることができるようにすることが望まし
い。その発光機器の一部は、通常の照明機器と兼用させ
ることもできる。
【0016】化学品送出装置には、刺激性があり、ある
いは嫌悪感を起こさせ、また付着し易く落ちにくいよう
な、気体状・液状の化学品、例えば、アンモニア、酢酸
臭を発するもの、催涙性薬品、粘着性に富む塗料、発臭
物等を噴射する薬品噴射機器等が挙げられる。粘着性に
富む塗料や発臭物は、侵入者の身体・着衣等に付着さ
せ、他の場所に逃走してもそれと特定することができる
利点がある。薬品噴射機器等を利用する場合には、侵入
者の現在位置を知り得る感知センサの効果がより顕著と
なる。
【0017】行為阻害手段としての発音機器・発光機器
・薬品噴射機器等は、単独で設置してもよいし、適宜複
合し組み合わせて設けても差し支えない。また、複合し
て設置する場合、それらを同時に作動させても良く、あ
るいは、まず音出力の一方を開始し、次に発光を行う
等、順次的に作動させるようにしても良い。これは、周
囲の状況に応じて設定することが好ましい。行為阻害手
段は、侵入者による不法行為を行わせないことを目的と
するので、退散させることが望ましいが、その場で動け
なくなる様になることも差し支えない。ただし、命にか
かわるようなダメージを与えることを目的とするもので
はないので、行為阻害手段の選択・作動には、それなり
の配慮がなされるべきである。
【0018】監視建物と中央管理センターとは、有線方
式あるいは無線方式の通信手段で結ばれる。両者を混用
することも可能である。通信手段は、公衆の便に供され
る共用通信手段であっても、独自の専用の通信手段であ
ってもよい。両者を混用することも可能である。共用通
信手段としては、通常の電話回線やISDN回線、携帯
電話、PHS等も利用可能である。通信手段を利用し
て、中央管理センター側から監視建物側に設置される各
種機器・装置等の作動をコントロールし、また、監視建
物側で検知・感知・収集した情報を中央管理センター側
にリアルタイムで伝達する。
【0019】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に
説明する。図1は、本発明の遠隔建物警備通信システム
の概要を説明するためのブロック図である。図1に示す
実施形態では、監視建物を離隔的に集中的に管理するた
めの中央管理センター1と、夜間や休日、執務時間外な
ど関係者の不在時に離隔管理を行う監視建物2とが通信
回線3によって接続されている。通信回線3は、ここで
はデジタル通信網(ISDN)が想定されているが、こ
れに限られるわけではないことは前述のとおりである。
中央管理センター1側には、中央通信管理システム4が
設けられ、監視建物2側には、監視建物通信管理システ
ム5が設けられている。
【0020】図2は、図1の中央管理センター1におけ
る中央通信管理システム4の内部構成を表すブロック図
である。この中央通信管理システム4は、サーバであり
得る中央コンピュータ7により統括されており、中央コ
ンピュータ7は、監視建物2側と通信回線3を介して情
報のやり取りを行う中央通信装置6、監視建物における
コミュニケーション手段・状況収集手段・行為阻害手段
等に必要な指示を出すための、音声による入力を行う中
央マイクロフォン装置8およびキーボード等による入力
を行う指示入力装置9、監視建物における状況収集手段
で収集された情報を再現する中央スピーカ装置10、デ
ィスプレイ装置11をコントロールしている。必要に応
じて、監視建物における状況収集手段で収集された情報
を保管する記録保管装置、監視建物を特定する識別符号
や、監視建物の位置・周辺環境・特性等、監視建物にア
クセスするに当たって参考となる事前に蓄積された情報
を参照・更新する記憶保管装置等も適宜備える。
【0021】図3は、図2に示す中央通信管理システム
4の実際のネットワーク構成を表す説明図である。図3
において、中央通信管理システム4には、監視建物2毎
に区分して担当するAブース、Bブースからなってい
る。この場合のA、Bブースに対する振り分けなどの制
御は、サーバであり得る中央コンピュータ7にインスト
ールしたプログラムによって実行する様にすることがで
きる。なお、このA、Bブースは、適宜の数設けること
ができる。また、この各ブースは、全ての監視建物2を
担当できるようにしてもよいし、地区毎等、適宜の担当
範囲を決めて担当するようにしても良い。
【0022】この中央通信管理システム4は、イーサネ
ット(登録商標)などのローカルエリアネットワーク
(LAN)で構築されており、サーバであり得る中央コ
ンピュータ7により統括されており、中央コンピュータ
7は、通信回線3により監視建物2と情報のやり取りを
行う中央通信装置6をコントロールしている。各ブース
は、監視建物2の定例的な監視開始または監視終了を指
示するために、特定の監視建物を選択して指示情報を送
出するべくブース側で独自に作動を開始するほか、監視
建物2側における検知手段が反応することによって監視
建物2側からの情報発信に呼応してブースが作動し始め
る。
【0023】各ブースには、監視建物2における状況収
集手段で収集された情報を再現する中央スピーカ装置1
0およびディスプレイ装置11、監視建物2側に指示を
与える等のための入力装置としての中央マイクロフォン
装置および指示入力装置9がワンセットとなっている。
ディスプレイ装置11では、監視建物2における状況収
集手段としての撮像機器で撮像された映像や、監視建物
2の識別符号、識別符号に関連付けて事前に格納されて
いる監視建物2の住所、周辺を含む地図や目印等の監視
建物関連データの表示、および同じく事前に格納されて
いる監視建物2内の貴重品等、特に防犯監視を要する物
品に関する所在位置を含む情報等を、例えば3画面に分
けて表示することができる。
【0024】ディスプレイ装置11への表示は、1台の
ディスプレイ装置11を3分割して同時に表示するよう
にしてもよいし、順次1画面ずつ交代で表示するように
してもよいし、それぞれ個別の、例えば3台のディスプ
レイ装置11を用いて表示することも可能である。この
画面表示においては、一般的なコンピュータ画面操作と
同様に、中央通信管理システム4の指示入力装置9、例
えば、座標入力装置(マウスなど)のカーソル指示操作
によって、画面の一つまたは画面の一部を拡大して画面
表示することができるようにしておくことが好ましい。
この3分割による画面表示は、3分割の同時表示時に、
内容の表示状態が小さく、目視による確認に困難を伴う
が、装置規模が大きくならない利点がある。これに対し
て3台を用いた画面表示は、同時表示時に、それぞれの
内容の表示状態が大きく、目視による確認が容易である
が、装置規模、信号処理規模が極めて大きくなる傾向が
ある。
【0025】なお、識別符号に関連付けて格納されてい
る監視建物2の情報は、周辺地図や住所等、適宜必要に
応じて追加する。例えば、最寄りの警察ないし警備機構
への通信(通知)の方法、防犯監視依頼者への緊急通知
方法(例えば、自宅や携帯電話・FAX等の番号)、監
視対象の建物の外観や目標物、内部の見取り図、侵入発
生時に、その確認などの協力が可能であることを予め取
り決めた監視建物近隣の店舗(例えば、コンビニエンス
ストア)の電話や店名、その場所の地図上の位置などと
することができる。画面表示された情報等は、プリン
タ、MO、CD等適宜の可搬式記憶手段に転送複写でき
るようにされていることが好ましい。
【0026】図4は、監視建物2の監視建物通信管理シ
ステム5の構成を表すブロック図である。この監視建物
通信管理システム5は、監視建物コンピュータ13によ
り統括されており、監視建物コンピュータ13は、中央
管理センター1側と通信回線3を介して情報のやり取り
を行う監視建物通信装置12、監視建物における検知手
段たる近接センサ・押圧センサ・開閉感知センサ・通過
検知センサ・破損反応センサ等の各種の適宜の検知セン
サ14、監視建物における感知手段たる近接センサ、感
熱センサや赤外線センサまたは遠赤外線センサ等からな
る感知センサ15、コミュニケーション手段たるスピー
カ装置16およびマイクロフォン装置17、状況収集手
段たる集音機器18および撮像機器19、発音機器・発
光機器・薬品噴射機器等からなる行為阻害手段20およ
び図示しない監視建物の各種装置・機器類の電源を統括
コントロールしている。必要に応じて、状況収集手段で
収集された情報を保管する記録保管装置も適宜備えるこ
とができる。
【0027】監視建物コンピュータ13は、監視建物通
信装置12を介して送られてくる中央コンピュータ8か
らの作動開始・終了の指示により作動を開始または終了
し、検知センサ14ないし感知センサ15が反応するこ
とによって監視建物通信装置12を起動して中央管理セ
ンター1側に侵入者の発生を報知する。そして、中央管
理センター1側からの指示に基づいて、監視建物通信装
置12の作動を終了して、監視建物コンピュータ13の
作動開始状態に復帰する。この監視建物2側には、好ま
しくは、侵入者を確実に検知・感知するための二種類の
センサが接続されている。このセンサとして、侵入者に
よるドアや窓を含む開閉部の開きを、マグネットの接近
・接触・離れを検出するマグネットセンサ等からなる検
知センサ14と、遠赤外線の放射範囲における温度変化
によって侵入者の存在ないし存在場所を感知する等の感
知センサ15が採用されている。
【0028】監視建物コンピュータ13は、検知センサ
ないし感知センサの反応によって状況収集手段を作動開
始させ、集音機器18および撮像機器19によって監視
建物2内ないし周辺の状況を、映像的に、また音声情報
として収集し、中央管理センター1側に収集した情報を
リアルタイムで送出させる。また、監視建物コンピュー
タ13は、中央コンピュータ8からの指示に基づいて、
コミュニケーション手段たるスピーカ装置16を介して
中央コンピュータ8から送られてくる音声情報、ないし
予め蓄積されていたりその場で合成する音声情報を送出
して侵入者を誰何し、監視建物からの退去を促し、悪戯
・破壊行為等の不法行為をなさないように命じ、侵入な
いし不法行為を継続する場合にはそれらを阻止するであ
ろうことを警告し、またマイクロフォン装置17で収集
した侵入者からの反応・返答等を中央管理センター1側
に送出する。
【0029】さらに、この監視建物コンピュータ13
は、中央コンピュータ8からの指示に基づいて、監視建
物2への侵入者に対して、即時的に退散させるための行
為阻害手段20を作動させる。ここで、中央管理センタ
ー1の中央通信管理システム4および監視建物2の監視
建物通信管理システム5は、反応・入力後の手順をプロ
グラム化しておいて、作動させる。このプログラムは、
中央コンピュータ7・監視建物コンピュータ13内の記
憶装置に格納される他、例えばフロッピー(登録商標)
ディスクなどに格納して提供されることもできる。
【0030】以上を総括して、本発明の防犯・監視シス
テムの作動態様を、通信シーケンス図を用いて詳細に説
明する。図5は、本発明の防犯・監視システムの中央管
理センター1側と監視建物2側との動作を説明するため
の通信シーケンス図である。まず、中央管理センター1
側から、監視建物2側の監視建物通信管理システム5を
介して監視建物コンピュータ13を起動させて、防犯・
監視動作の開始操作を行う。
【0031】この起動は、例えば、夜間や休日などの人
がいなくなる時間に、監視建物2の防犯・監視動作を開
始するものである。時間を決めて防犯・監視動作を開始
してもよいし、契約者側からの別途の連絡によって防犯
・監視動作を開始してもよい。別途の連絡としては、カ
ードリーダーシステム等を利用することもできるが、発
信者と発信機器とを特定する識別符号と、受信機器とを
特定する識別符号との3者の一致を条件として誤連絡を
避ける方式とすることが好ましい。なお、この起動は、
中央管理センター1側からの防犯・監視動作の開始操作
によらずに、監視建物2から人が退出するときに、監視
建物コンピュータ13を直接起動させる操作(例えば、
キー操作オン)を行うようにしても良い。この起動によ
って、監視建物のモニターが開始される。
【0032】何事もなければ、執務時間になって、ある
いは依頼者からの出勤・出動開始の連絡によって、監視
建物のモニタリングの停止が指示される。この間に、必
要に応じて、監視建物のモニタリングが正常に作動して
いるか否かを、中央管理センター1側から監視建物2に
問い合わせることもできる。問い合わせ指示がなされる
と、監視建物コンピュータ13がセンサ類が作動状態で
あることをチェックし、あるいは状況収集手段を作動さ
せて状況の情報を収集し、中央管理センター1側へ応答
する。なお、この停止操作は、中央管理センター1側か
らの遠隔操作によらずに、監視建物2に関係者が入る際
に、監視建物通信管理システム5の監視動作を停止させ
る操作(例えば、キー操作オン)で行うようにしても良
い。
【0033】監視建物のモニタリング開始後、監視建物
2での侵入者の発生が検知された場合、すなわち、検知
手段が監視建物2のドアや窓などの侵入者による開閉部
の開きに反応する等、不審者・侵入者の接近・侵入が検
知手段の反応によって検知された場合、また、感知手段
が反応した場合、侵入者による接近・侵入したことが中
央管理センター1側に識別符号と共に報知され、中央管
理センター1側の中央コンピュータがその監視建物に対
する管理を作動開始すると共に、監視建物1側の状況収
集手段(集音機器・撮像機器)が作動し、収集された情
報(映像・音声等)が中央管理センター1側に送信さ
れ、送信された情報がディスプレー装置や中央スピーカ
装置に出力される。
【0034】監視建物通信装置12は、報知・送信に際
して、監視建物2を個別に識別する識別符号、反応した
検知センサ・感知センサあるいは情報を収集した機器・
装置等を個別に識別する識別符号を付して報知・送信す
る。中央管理センター1側では、この識別符号、撮像お
よび集音された情報を、中央コンピュータ7が取り込
み、ディスプレイ装置11や中央スピーカ装置10で出
力し、監視建物2側の状況を把握・確認し、コミュニケ
ーション手段を利用して侵入者を誰何して不審者である
か否かを判定し、必要であれば、監視建物からの退去を
促し、悪戯・破壊行為をなさないように命じ、侵入ない
し悪戯・破壊行為を継続する場合にはそれらを阻止する
であろうことを警告し、更に必要であれば、即時的に退
散させるための行為阻害手段20を作動させる。
【0035】この際、侵入者が不審な者ではなく、連絡
をしなかった防犯・監視依頼者ないしその関係者等であ
る場合には、そのことが確認できた段階で通信回線の接
続を切断する制御を行う等を実行して、それ以降の監視
建物2側への指示は行わない。すなわち、監視建物2側
の監視建物コンピュータ13の起動後の初期設定状態に
復帰することとなる。不審者の侵入である場合、あるい
は悪戯・破壊等の被害が発生した場合、さらに行為阻害
手段を作動させた場合、等、必要がある場合には、侵入
者が退散する様子が無い場合も含めて、警備機構や警察
等の捜査機構に通報し、事後措置を講ずる。侵入者が複
数であり、到着予定の警備員に危害を加える武器などを
持っている等の場合には特に、警察等の捜査治安機構へ
通報・連絡する。
【0036】警備・捜査機構への通報・連絡には、監視
建物に関連する建物の外観や目標物、内部の見取り図等
の付随的な情報を添付することは、警備・捜査機構側に
は有益である。その際に、あるいは事後的に、監視建物
の内外で収集された状況収集手段による現場の各種情報
を各種機構に提供することもあり得る。警備・捜査機構
への通報・連絡だけでなく、監視依頼者へ通報すること
もあり得る。各種情報の提供は、中央管理センター側の
指示に基づいて監視建物中央コンピュータを介して行っ
てもよいし、中央管理センター側で直接行ってもよい。
【0037】収集される状況の情報は、例えば撮像の場
合、帯域圧縮した動画や駒送り画像(短い時間間隔をお
いて撮影した撮像)とすることができ(例えば、JPE
G方式やMPEG方式)、侵入者の正確な確認や捜査治
安機構での侵入者の確認を正確に行うためにはカラー画
像であることが望ましい。そして、侵入の問題が完全に
解決・解消したと判断できた場合は、中央管理センター
1側と監視建物2側との通信回線の接続を切断する。例
えば、監視建物2側からの撮像、集音および識別符号の
中央管理センター1側への転送情報により、また、監視
建物2へ到着した関係者などにより確認できた場合や、
相当の時間経過によって侵入の問題が完全に解決したと
中央管理センター1側で判断できた場合は、中央管理セ
ンター1側と監視建物2側との通信回線の接続を切断す
る。また、警備・捜査機構や依頼者への伝送も停止す
る。
【0038】監視建物2では、通信回線の接続の切断と
ともに、中央管理センター1側から転送されてきた制御
情報によって、監視建物通信管理システム5の監視建物
コンピュータ13が、状況収集手段の動作を停止させる
制御を行う。すなわち、監視建物通信管理システム5の
が起動後の初期設定状態となる。以上、本発明を説明し
たが、本発明は実施の形態に拘束されることなく、その
目的に沿う限り、種々の変形例が可能である。
【0039】
【発明の効果】このように本発明の離隔的な監視・防犯
システムによれば、監視建物にあって予期せぬ者が侵入
した場合、即座に認知されるだけでなく、速やかに退散
させることができる。また、侵入し不法行為を行った、
ないし行おうとしたことの記録が映像情報ないし音声情
報として保管され得るので、侵入者の特定に有効であ
る。事後的に侵入者等を探索発見する必要がある場合に
も、保管された情報を利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の遠隔建物警備通信システムの概要を
説明するためのブロック図である。
【図2】 本発明の中央管理センター1における集中監
視通信システム中央通信管理システム4の内部構成を表
すブロック図である。
【図3】 図2に示す中央通信管理システム4の実際の
ネットワーク構成を表す説明図である。
【図4】 監視建物2の監視建物通信管理システム5の
構成を表すブロック図である。
【図5】 本発明の防犯・監視システムの中央管理セン
ター1側と監視建物2側との動作を説明するための通信
シーケンス図である。
【符号の説明】
1:中央管理センター 2:監視建物 3:通信回線 4:中央通信管理システム 5:監視建物通信管理システム 6:中央通信装置 7:中央コンピュータ 8:中央マイクロフォン装置 9:指示入力装置 10:中央スピーカ装置 11:ディスプレイ装置 12:監視建物通信装置 13:監視建物コンピュータ 14:検知センサ 15:感知センサ 16:スピーカ装置 17:マイクロフォン装置 18:集音機器 19:撮像機器 20:行為阻害手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無人となることのある監視建物を離隔的
    に監視ないし防犯する監視・防犯システムであって、前
    記監視建物側には、監視建物コンピュータにそれぞれ統
    括管理される、侵入者の接近ないし侵入を検知する検知
    手段、監視建物内ないしその周辺の状況を把握するため
    の状況収集手段、侵入者とコミュニケートするコミュニ
    ケート手段、侵入者を退散させ、あるいは侵入者の以降
    の行為・行動を阻害するための行為阻害手段、中央管理
    センターとの間で前記状況収集手段で収集した情報なら
    びに中央管理センターからの指示情報をやり取りする監
    視建物通信装置を備え、中央管理センター側と前記監視
    建物通信装置を介して通信回線で接続されていることを
    特徴とする離隔的な監視・防犯システム。
  2. 【請求項2】 前記監視建物側には侵入者の現在位置を
    感知することができる感知手段も設けられている請求項
    1に記載の離隔的な監視・防犯システム。
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