JP2001344586A - Icキャリア情報処理用板状枠体 - Google Patents

Icキャリア情報処理用板状枠体

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JP2001344586A
JP2001344586A JP2000165043A JP2000165043A JP2001344586A JP 2001344586 A JP2001344586 A JP 2001344586A JP 2000165043 A JP2000165043 A JP 2000165043A JP 2000165043 A JP2000165043 A JP 2000165043A JP 2001344586 A JP2001344586 A JP 2001344586A
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Tsukasa Kusanagi
司 草薙
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Abstract

(57)【要約】 【課題】SIM型カードの情報記録処理を枠カード付き
で行い、SIM型カードを使用する時は枠カードを捨て
てSIM型カードだけを使用する従来の方法は、資源節
約、環境保全の上からも決して好ましいことではない。 【解決手段】開口部を有する板状枠体の前記開口部にI
Cキャリアを一時的に固定する固定部材を有し、前記固
定されたICキャリアへの一連の情報処理が完了した
後、前記ICキャリアを前記固定部材から取り外し、前
記板状枠体は再利用されることを特徴とするICキャリ
ア情報処理用板状枠体を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はICモジュールを搭
載した小型カードサイズのICキャリアの情報処理ツー
ルに関し、詳しくは開口部を設けた標準サイズのカード
(以下枠カードという。)の開口部に、前記ICキャリ
アを填め込んだ状態で、ICチップに情報を記録した
後、当該枠カードを、再度別のICキャリアと一体化
し、再利用できるようにした枠カードの形態に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来の磁気カードに比べて記憶容
量が大きく、かつセキュリティー性が高いマイコンカー
ド、スマートカードあるいは電子カードと呼ばれる、い
わゆるICカードが多くの分野で利用されている。ま
た、ICカードはその外形仕様が従来の磁気ストライプ
付きキャッシュカードや、クレジットカードと同一で、
世界中共通であるために、従来、エンボスカードや、磁
気ストライプカード用として使用されていた、エンボッ
シング装置や、磁気エンコーディング装置がICカード
にもそのまま使用されている。即ち、これらの装置でI
C部分への情報の書き込みを行わせるために、前記エン
ボス装置や、エンコーディング装置にICカード対応ユ
ニットを追加し、エンボス・エンコーディング処理とI
C情報の記録処理をインラインで行っている。
【0003】また、コンピュータの小型化、家庭電化製
品のディジタル化が進む中でとりわけ携帯電話が多機能
化し、Eメールはもとより、インターネットによる商取
引までその機能範囲を広げようとしている。しかし、携
帯電話の機能が向上し、利用分野が拡大する中で、送信
データの安全性が問われ始めた。例えば、携帯電話によ
るインターネット取引きでクレジットカードを使用する
場合にクレジットの会員番号が悪用されないか、また、
本人の認証をどの様に行うか等の課題が浮上してきた。
【0004】このような背景の中で、ICカードの先進
国であるフランスなどでは、携帯電話利用によるの通話
料金を利用者の家庭で使用している電話料金の引き落と
し口座から支払わせる方式を実用化させている。このシ
ステムは、携帯電話の利用者を特定するSIM(Sub
scriberIdentify Module)カー
ドと称する小型形状のICカードを携帯電話に装着する
ことによって本人の家庭の電話料金支払い口座に連動す
るようになっている。
【0005】このSIMサイズのICカードは、略25
mm×15mm×0.8mm程度のミニチュアサイズの
カードで、その中にICモジュールを搭載している。前
述のようにSIMサイズのICカード(以下SIM型カ
ードという。)は、サイズが小さくICモジュールの外
部端子で表面を独占してしまうため、ICキャリア上に
デザインを施したり個別データを表示することができな
い。さらに、SIM型カードのICチップに情報を書込
んだり、検査を行う高速処理用装置がまだ市販されてい
ない。そのために現在多くのICカードメーカーでは前
記SIM型カードを標準カード仕様の前記枠カード付き
構造として、枠カード側にデザインや注意書きを印刷
し、できあがった枠カード付きSIM型カードに情報処
理を行った後、SIM型カードを枠カードに固定した状
態で出荷している。一方数量面で見た場合、このSIM
型カードは、携帯電話以外にノート型パーソナルコンピ
ュータのCPカードに装着され一部で利用されてはいる
が、普及数量としては微々たるものでやはりISOサイ
ズのカードが圧倒的である。したがって、当面前記SI
M型カードの情報記録作業は、前記ISO標準サイズの
枠カード付きで行われる。
【0006】枠カード付きSIM型カードは、ISO標
準サイズのカードに加工するために前述のように、まず
ISO標準仕様のカードにICモジュールを実装した
後、モジュールの周辺にSIM型カードサイズにスリッ
ト加工し、枠カードにブリッジを設けてSIM型カード
を固定する製法(図10参照)が従来から提案されてい
た。(特開平6−24188号公報参照)
【0007】また、前記ブリッジを設ける方法のほか
に、枠カードの片側全面、または、開口部を被う一部に
粘着シートを貼付し、枠カードの開口部から覗く粘着面
にSIM型カードを貼付する方法(図9参照)が提案さ
れていた(特開平7−276870号公報参照)。前記
2つの技術は何れもSIM型カードの情報記録処理を枠
カード付きで行い、SIM型カードを使用する時は枠カ
ードを捨ててSIM型カードだけを使用する方法であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、資源の浪費に対
する批判が高まっている中で、上記2つの発明の如く使
用する材料の10倍以上の材料をただ廃棄することは、
資源節約、環境保全の上からも決して好ましいことでは
ない。そこで本発明は、枠カード付きSIM型カードに
情報処理作業を終えた時点でSIM型カードを枠カード
から外し、繰り返し使用できる枠カードを提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のICキャリア情
報処理用板状枠体は、開口部を有する板状枠体の前記開
口部にICキャリアを一時的に固定する固定部材を有
し、前記固定されたICキャリアへの一連の情報処理が
完了した後前記ICキャリアを前記固定部材から取り外
し、前記板状枠体は再利用されることを特徴とするもの
である。更に、前記板状枠体は、帯状の磁気記録部や、
必要に応じ、その表裏何れかの面に情報表示部を設ける
ことができ、前記情報表示部は繰り返し表示できる材料
から成ることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。
【0011】図1は、本発明のICキャリア情報処理用
板状枠体(SIM型カード情報処理用枠カード)を説明
するためのICキャリア付き枠カード平面図、図2は、
図1の個別情報が書き込まれる前の枠カード平面図、図
3は、枠カードの固定部材の平面図、図4は図3のA−
A線断面図、図5は、SIM型カード、または、枠カー
ドの印刷に際し、複数枚面付けされた印刷シートのレイ
アウトを説明するための図、図6は、SIM型カード、
または、枠カードを作製する概略手順を説明するための
図、図7は、枠カードから外したSIM型カードをSI
M型カードの個別情報をプリントしたカード貼付台紙に
貼付した平面図、図8は、カード貼付台紙を郵送台紙に
貼付した平面図、図9は、従来の枠カードの実施例を説
明するための平面図、図10は、従来の枠カード付SI
M型カードの他の実施例を説明するための平面図、図1
1は、ポリマー組成物からなる可逆性感熱記録材の記録
機構の説明図、図12は、磁気カプセル記録表示の記録
機構の説明図、である。
【0012】図1において、プラスチックで積層、また
は、プラスチック成型された板状枠体(枠カード)に開
口部が形成され(図示せず)、更に磁気記録部として磁
気ストライプが通常転写方式によって形成されている。
前記開口部に金属部材で作られた前記枠体カードと同じ
厚さの固定部材7が填めこまれている。この図では表示
部3が磁気記録部と同一面に設けられており、この表示
部は、ICキャリア4が変われば内容がICキャリアに
合わせて書き換えることができるエリアである。図では
個別情報31としてバーコードと英数字が印字されてい
るが、後述するように、バーコードはその製品に付けら
れた通し番号であったり、ロットが少ない場合は個別番
号であったりする。アルファベットと数字は例えば携帯
電話の場合などは電話番号そのものであったり、会員制
度を採用している場合は会員番号であったりする。いず
れにしてもICキャリアに実装されているICモジュー
ル5の中のICチップに書きこまれている内容とリンク
している。表示部に機械読取コードを表示した場合には
照合のために光で遠隔読取して、後述する台紙に貼付す
る際に照合用に使用する。
【0013】図2は、ICキャリアが装填されていない
状態の枠カードを示しており、表示部3には何の情報も
書かれていない。磁気記録部と表示部を同時に使用する
場合と、何れか一方しか使用しない場合がある。
【0014】図3において、固定部材7は、斜線で示す
固定枠と、周縁の白い部分の接着代で構成されている。
【0015】図4によって固定部材の詳細について説明
する。枠カード1の開口部6に固定部材カバー73が填
めこまれ、固定部材7と枠カード1は、固定部材の底板
711と枠カード1の開口部6の裏面周縁部で接着剤7
0によって固定されている。固定部材7の底板711の
上方には固定板71が摺動可能に固定されており、固定
板71の内側に板バネ72が組み込まれていて、SIM
型カードが装着されると、カードの上下左右から固く押
さえつけるようになっている。また、固定板71は、固
定部材カバー73にすり合わせ状態で覆われており固定
板が図の矢印の方向に摺動するようになっている。ま
た、底板711には複数の小さな孔が開けられており枠
カード裏からエアーによってSIM型カードを吸引でき
るようになっている。また、固定部材7にSIM型カー
ドをより安全に保持するために、底板711のSIM型
カードと接する部分に粘着テープを設けても良い。
【0016】図5、図6を参照して枠カード、および、
SIM型カードの作製方法について概略説明する。図5
のように枠カード1、または、SIM型カード4を多面
付けで印刷し、図6に示すように熱と圧力で積層しSI
M型カード4は(a)工程で、枠カードは(b)工程で
それぞれの大きさに型抜きされ、更に追加加工が施され
て組立てライン(図示せず)に行く。
【0017】まず、図6の表裏印刷シートである表裏そ
れぞれの乳白シート102に表、および、裏のデザイン
を印刷する。デザインにより印刷の方式を使い分ける
が、多くはオフセット印刷による方式で、UV(紫外
線)硬化型インキ、希には酸化重合型インキを使用して
細かい線や写真物を印刷する。UVインキは紫外線を照
射して瞬間乾燥し、酸化重合型インキは印刷面を空気中
に曝して一定時間放置して乾燥させる。また、重厚なデ
ザインで深みのあるデザインは(シルク)スクリーン印
刷方式によって印刷する。スクリーン印刷用のインキは
溶剤を飛ばして乾燥させる。図5のように、多くの場合
20面から30面付けで印刷する。
【0018】印刷インキが乾燥したら図6に示すように
表裏の乳白シート102の間にコアになる乳白シート1
03を挟み、表裏の印刷インキ面に透明シート101を
重ねて積層する。磁気ストライプが必要なときは、事前
に透明シートに磁気転写を行って積層する。積層は通常
熱と圧力によって行う。接着剤を使用する場合は印刷シ
ート102の両面、または、乳白(コア)シート103
の両面および透明シートの印刷インキ面に熱再活性タイ
プの接着剤をコーティングする。積層のための熱は材料
が塩化ビニールの場合、摂氏110度〜150度、圧力
は30Kg/cm、加圧加熱時間は20〜30分、冷却
時間も20〜30分かけて行う。
【0019】積層工程を終えた多面シート100は型抜
きの工程に回され、1枚のSIM型カード、または枠カ
ードになる。追加加工として、SIM型カード(a)で
は、ICモジュール5を実装するための凹部(斜線部)
が座繰り機によって形成され、座繰り部の接着代に接着
剤が塗布され、ICモジュールの接着代と前記凹部の接
着代が熱と圧によって加圧接着される。図6では、枠カ
ード、SIM型カード両方の図が記載されているが、前
記両カード共に同一の工程で作られることを説明してい
る。枠カードは繰り返し使用するために一定の数量確保
していれば良く、不足した時点で補填する。SIM型カ
ードは、ユーザーから注文を受けた枚数が作成される。
枠カード(b)では、磁気ストライプ付き枠カードに開
口部6が型抜きによって設けられ、事前に準備された固
定部材7が開口部に裏側から填めこまれ、底板の接着代
に塗布された接着剤または、接着シートによって枠カー
ドに取りつけられる。更に、表示部については、比較的
ポピュラーな記録材料、例えば、ポリマー組成物からな
る可逆性感熱記録材、または、磁気カプセルからなる記
録材をそれぞれシート状(表示材料30)にして枠カー
ドに貼付する。
【0020】ここで表示材料30について説明する。ま
ず、ポリマー組成物からなる可逆性感熱記録材について
説明する。この材料は、感熱ヘッドの温度を変えること
によって記録材に情報を記録したり、記録した情報を消
去したりすることができる材料である。詳しくは、
(イ)樹脂が透明の場合には、樹脂母材中に分散された
有機低分子物質の粒子は、有機低分子物質の大きな粒子
で構成されており、片側から入射した光は散乱されるこ
と無く反対側に透過するため透明に見える。また、
(ロ)白濁の場合には有機低分子物質の粒子は有機低分
子物質の微細な結晶が集合した多結晶で構成され、個々
の結晶の結晶軸がいろいろな方向を向いているため片側
から入射した光は有機低分子物質粒子の結晶の界面で何
度も屈折し散乱されるため白く見える。
【0021】そこで、前記材料に対して見える情報を表
示する場合に、例えば、図11において、T0以下の常
温では白濁不透明状態にある。これを感熱ヘッドによっ
て温度T2に加熱すると透明になり、この状態で再びT
0以下の常温に戻しても透明のままである。これは温度
T2からT0以下に至るまでに有機低分子物質が半溶融
状態を経て多結晶から単結晶へと結晶が成長するためと
考えられる。更にT3以上の温度に加熱すると、最大透
明度と最大不透明度との中間の半透明状態になる。次
に、この温度を下げて行くと、再び透明状態をとること
なく最初の白濁不透明状態に戻る。これは温度T3以上
で有機低分子物質が溶融後、冷却されることにより多結
晶が析出するためであると考えられる。なお、この不透
明状態のものをT1〜T2間の温度に加熱した後、常温
即ちT0以下の温度に冷却した場合には透明と不透明と
の中間の状態にすることができる。また、前記常温で透
明になったものも再びT3以上の温度に加熱した後常温
に戻せば、再び白濁不透明状態に戻る。即ち、常温で不
透明及び透明の両形態並びにその中間状態をとることが
できる。従って、熱を選択的に与えることにより感熱層
を選択的に加熱し、透明地に白濁画像、白濁地に透明画
像を形成することができ、その変化は何回も繰り返すこ
とが可能である。
【0022】また、図12によって前記磁気表示部の断
面図を参照して磁気記録機構について説明する。磁気表
示部は、基体フィルム301と、この上に直接、また
は、中間層を介して設けられたマイクロカプセル層30
4、305、および、保護層を兼ねる着色層302で構
成されている。前記マイクロカプセルの中には、液体
と、この液体の中に浮遊し、かつ、磁場に反応する、表
面が灰色の偏平形状を成す磁性粉とが含有されており、
前記ICチップに記録されている情報に基づき、前記磁
気表示部の記録層に繰り返し記録・消去ができる目視可
能な情報を表示するようになっている。なお、1は枠カ
ード、303は接着剤、または、粘着剤である
【0023】前記磁気表示材料の表示のメカニズムにつ
いて以下に概略説明する。前記カプセルを塗布した基体
フィルムの上部から垂直磁場をかけると、マイクロカプ
セルの中の偏平な磁性粉は、枠カードの表面即ち、基体
フィルムの表面に対して垂直方向に整列(図12、カプ
セル304参照)し、この結果、枠カード表面に垂直に
入射した光は、直接前記着色層に反射し枠カード表面に
返される。この結果、垂直磁場が加えられなかったカプ
セル305、即ち、磁性粉の表面色である灰色のカプセ
ルとの間にコントラストが生じ情報として目視される。
【0024】一方、一度記録された情報を消去するため
に、枠カードの表面に対して平行に磁場をかけると、マ
イクロカプセル内の磁性粉は水平に配向(図12、カプ
セル305参照)され、枠カード表面からの光は磁性粉
の偏平部で反射して、情報部、非情報部のコントラスト
がなくなり全面灰色の状態、即ち、白紙の状態となる。
なお、非情報部を着色しても、情報部とのコントラスト
によって前記同様の効果が得られる。
【0025】図7は、SIM型カード4を管理コード3
1が印字された、例えば枠カード形状の紙製の台紙8に
貼付した状態を示しており、この紙製の台紙8を使用す
れば、郵送のために窓空き封筒に封入するための前工程
処理機(カードインサーター)が扱える。
【0026】図8は図7の説明の延長上で、郵送のため
の窓空き封筒封入用台紙に、前記カードインサーターを
利用して枠カードサイズの紙製台紙8を貼付した状態を
示している。
【0027】図9は、前述、従来の技術の部分で説明し
ているのように、従来の方法の一実施例を示しており、
磁気ストライプ20を設けた枠カード1aに開口部60
を設け、枠カード1の裏側に、枠カードとほぼ同じ大き
さの粘着フィルム400aを貼付したり、開口部より若
干大き目の粘着フィルム400bを貼付したりして、S
IM型カード40を枠カードに固定した状態を示してい
る。
【0028】図10は、前述従来の技術の部分で説明し
ているのように、図9と同様従来の方法の他の実施例を
示しており、枠カード1bの開口部に周縁部スリット6
2を設け、枠カード1bと、ICモジュール50を実装
したSIM型カード41を繋ぐ1対のブリッジ61で、
SIM型カードを支えている状態を示している。
【0029】
【実施例】(実施例)図2に示すような磁気ストライプ
付き枠カードに、ポリマー組成物からなる可逆性感熱記
録材フィルムを両面粘着テープによって枠カードのエン
ボスエリアに貼付し、500部の試作品を作製した。開
口部にはICモジュールを実装したSIM型カードを固
定した。表示部には事前に6桁のバーコードを連続番号
形式で印字しておき、情報処理装置に取りつけておいた
遠隔読取型のバーコードリーダーにて読み取ったバーコ
ード番号をICチップの記録内容の一部のデータに繋げ
て記録した。カード台紙に事前に印字した管理バーコー
ドとICモジュールから読み取った管理番号をリンクさ
せ、貼付した順番にカード台紙を積み重ね、前記積み重
ねた順序にICモジュールの顧客コード番号を編集し
て、住所氏名をカードインサーター用固定台紙にプリン
トアウトした。前記プリントされたカードインサーター
用台紙に上記カード台紙を照合しながら貼付し、窓空き
封筒への封入封緘作業も問題なく行うことができた。
【0030】
【発明の効果】前記実施例の枠カードを繰り返し50回
までは再利用できることが確認され(50回以上はテス
トしていない)、再利用型ICキャリア情報処理用板状
枠体(SIM型カード情報処理用枠カード)の目的であ
る、資源節約、環境保全の確認、および製作費の削減を
確認することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICキャリア情報処理用板状枠体(S
IM型カード情報処理用枠カード)を説明するためのI
Cキャリア付き枠カード平面図
【図2】図1の個別情報が書き込まれる前の枠カード平
面図
【図3】枠カードの固定部材の平面図、図4は図3のA
−A線断面図
【図4】図3のA−A線断面図
【図5】SIM型カード、または、枠カードの印刷に際
し、複数枚面付けされた印刷シートのレイアウトを説明
するための図
【図6】SIM型カード、または、枠カードを作製する
概略手順を説明するための図
【図7】枠カードから外したSIM型カードをバーコー
ドによる管理番号をプリントしたカード貼付台紙に貼付
した平面図
【図8】カード貼付台紙をカードインサーター用台紙に
貼付した平面図
【図9】従来の枠カード付きSIMカードの実施例を説
明するための平面図
【図10】従来の枠カード付きSIM型カードの他の実
施例を説明するための平面図
【図11】ポリマー組成物からなる可逆性感熱記録材の
記録機構の説明図
【図12】磁気カプセル記録表示材の記録機構の説明図
【符号の説明】
1、1a、1b 板状枠体(枠カード) 2、20 磁気記録部 3 表示部 4、40、41 ICキャリア(SIM型カード) 5 ICモジュール 6、60 開口部 7 固定部材 8 固定台紙 9 郵送台紙 10,40 多面印刷レイアウト 30 表示素材 31 個別情報(照合用) 32 個別情報(住所氏名等) 61 ブリッジ 62 周縁スリット 70 接着剤 71 固定板 72 板バネ 73 固定部材カバー 100 5層積層シート 101 透明シート 102 乳白(印刷用)シート 103 乳白(コア)シート 301 基体フィルム 302 着色層 303 粘着剤 304 データ表示カプセル 305 データ非表示カプセル 400a 粘着シート(部分) 400b 粘着シート(全面) 711 固定部材の底板 (a) SIM型カード (b) 枠カード T0、T1、T2、T3 温度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有する板状枠体の前記開口部にI
    Cキャリアを一時的に固定する固定部材を有し、前記固
    定されたICキャリアへの一連の情報処理が完了した
    後、前記ICキャリアを前記固定部材から取り外し、前
    記板状枠体は再利用されることを特徴とするICキャリ
    ア情報処理用板状枠体。
  2. 【請求項2】前記板状枠体は帯状の磁気記録部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のICキャリア情報処
    理用板状枠体。
  3. 【請求項3】前記板状枠体は、その表裏何れかの面に情
    報表示部を有することを特徴とする請求項1、2何れか
    に記載のICキャリア情報処理用板状枠体。
  4. 【請求項4】前記情報表示部は繰り返し表示できる材料
    からなることを特徴とする請求項3に記載のICキャリ
    ア情報処理用板状枠体。
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