JP2001344047A - 電子機器および電子機器の電源投入制御方法 - Google Patents

電子機器および電子機器の電源投入制御方法

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JP2001344047A
JP2001344047A JP2000160611A JP2000160611A JP2001344047A JP 2001344047 A JP2001344047 A JP 2001344047A JP 2000160611 A JP2000160611 A JP 2000160611A JP 2000160611 A JP2000160611 A JP 2000160611A JP 2001344047 A JP2001344047 A JP 2001344047A
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power
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adp
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JP2000160611A
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Keiji Kanamori
啓治 金森
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、システム動作のための消費電力をプ
ラグイン接続されたACアダプタの給電能力に合わせて
制御する機能をもつことで、供給能力を異にする複数種
のACアダプタを対象に任意のACアダプタを使用可能
にした電子機器および電子機器の電源投入制御方法を提
供することを課題とする。 【解決手段】エンベデッドコントローラ(EC)23
は、電源コントローラ(PSC)24より読み込んだA
Cアダプタ(AC−ADP)31の給電能力(定格電
力)を示す情報(STB)をもとに、CPU11のBI
OS制御と協同してシステム動作のための消費電力をプ
ラグイン接続されたACアダプタ(AC−ADP)31
の給電能力に合わせるための制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ACアダプタ電源
により動作可能な電子機器および電子機器の電源投入制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ACアダプタ電源により動作可能
な、例えばパーソナルコンピュータ等の電子機器に於い
ては、機器の消費電力とACアダプタの給電能力との不
整合を防ぐための技術として、 (1).機器若しくは機種毎に、それぞれ専用のACア
ダプタのみが使用可能なプラグ接続構造として、使用可
能なACアダプタを特定する技術 (2).ACアダプタを使用する際に、当該ACアダプ
タより供給された電源に試験用負荷を接続してACアダ
プタの供給能力が十分であるか否かを調べ、十分でない
場合は機器本体に接続された付属装置を切り離すことに
よって機器の消費電力をACアダプタの供給能力以下に
抑える技術(特開平6−22450号)等が存在する。
【0003】これら従来技術のうち、上記(1)の技術
は、機器若しくは機種に固有のACアダプタのみが使用
可能であることから機器の消費電力とACアダプタの給
電能力との整合性に問題が生じる虞は低いが、機器毎若
しくは機種毎にそれぞれ固有のACアダプタを個別に用
意しなければならないことから、機器管理が煩雑化する
とともにACアダプタを有効に活用できないという使い
勝手並びに経済上の問題がある。
【0004】また、上記(2)の技術は、機器本体内
に、発熱量の大きい試験用負荷と、大電流容量の切り換
えスイッチを設ける必要があり、従って機器本体内の構
成が煩雑になるとともに、これら各回路部品は大型で重
量が嵩むことから機器構成が大型かつ重量化し、機器の
小型化を図る上で大きな妨げになるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
では、ACアダプタの供給電源により動作可能な電子機
器の消費電力とACアダプタの給電能力との不整合を防
ぐための手段として、機器毎若しくは機種毎にそれぞれ
専用のACアダプタのみが使用可能な構成とした際は、
機器毎若しくは機種毎にそれぞれ固有のACアダプタを
個別に用意しなければならないことから、機器管理が煩
雑化するとともにACアダプタを有効に活用できないと
いう使い勝手並びに経済上の問題があり、また、ACア
ダプタの使用に際して当該ACアダプタの供給能力を試
験用負荷を用いて調べる構成とした際は、機器本体内の
構成が煩雑になるとともに機器構成が大型かつ重量化
し、機器の小型化を図る上で大きな妨げになるという問
題がある。
【0006】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
電源供給能力を異にする複数種のACアダプタを対象に
任意のACアダプタを使用可能にした電子機器および電
子機器の電源投入制御方法を提供することを目的とす
る。
【0007】また、本発明は、使用するACアダプタの
給電能力に応じた動作が可能な電子機器および電子機器
の電源投入制御方法を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、消費電力を異にする複数
種の機器を対象にACアダプタの接続インタフェースを
共通化して経済的に有利な機器構成を実現するととも
に、消費電力を異にする複数種の機器が給電能力を異に
する複数種のACアダプタを共通に用いることのできる
電子機器および電子機器の電源投入制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】更に本発明は、例えばシステムグレードア
ップ等によりシステム全体の消費電力がACアダプタの
給電能力を超えた場合であっても、その際に生じる、シ
ステム動作異常、電源異常等の不都合を確実に回避して
常に安定したシステム動作を維持することのできる電子
機器および電子機器の電源投入制御方法を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ACアダプタ
より供給される電源により動作可能な電子機器であっ
て、動作用電源の供給元となるACアダプタの給電能力
を認識し、認識した給電能力に応じ機器内の特定コンポ
ーネントの消費電力を可変制御して機器全体の消費電力
を前記ACアダプタの給電能力以内に収まるように制御
する制御手段を具備してなることを特徴とする。
【0011】また本発明は、ACアダプタより供給され
る電源により動作可能な電子機器であって、動作時の消
費電力を所定の範囲内で可変制御できる内部コンポーネ
ントと、前記ACアダプタの給電能力を示す情報を入力
する入力手段と、前記機器の消費電力が前記入力手段の
入力情報により示されるACアダプタの給電能力以内に
収まるように前記内部コンポーネントの消費電力を制御
する制御手段とを具備してなることを特徴とする。
【0012】また本発明は、ACアダプタより供給され
る電源により動作可能な電子機器であって、動作時の消
費電力を所定の範囲内で可変制御できる内部コンポーネ
ントと、前記ACアダプタの給電能力を示す情報を入力
する入力手段と、前記内部コンポーネントを含む機器の
消費電力が前記入力手段の入力情報で示されるACアダ
プタの給電能力を超えるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段に於いて前記機器の消費電力が前記ACア
ダプタの給電能力を超える判断をした際に、前記機器の
消費電力が前記ACアダプタの給電能力以内に収まるよ
うに前記内部コンポーネントの消費電力を抑制する制御
手段とを具備してなることを特徴とする。
【0013】また本発明は、ACアダプタ電源により動
作可能な電子機器の電源投入制御方法であって、ACア
ダプタを用いた起動時に、当該ACアダプタ若しくは設
定手段より、使用するACアダプタの給電能力を示す情
報を入力し、当該情報をもとに特定の内部コンポーネン
トの消費電力を制御して機器の消費電力を使用するAC
アダプタの給電能力以内に収めることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。
【0015】図1は本発明の実施形態に於ける機器の構
成を示すブロック図であり、ここではACアダプタより
供給される電源により動作可能なポータブルコンピュー
タを例に示している。
【0016】上記ポータブルコンピュータ本体10のシ
ステムボード上には、プロセッサバス101、内部PC
Iバス102、内部ISAバス103、およびICバ
ス104が配設される。
【0017】コンピュータ本体10に設けられたドッキ
ングコネクタ25には、機能拡張のための拡張ユニット
としてのドッキングステーションがユーザによって必要
に応じ接続される。また、電源コントローラ(PSC)
24には、ACアダプタ(AC−ADP)が必要に応じ
てプラグイン接続され、当該ACアダプタ(AC−AD
P)31より供給される直流電源(ここではACアダプ
タ電源と称す)が図示しない内蔵バッテリの充電および
コンピュータ本体10の動作に供される。この実施形態
では、給電能力を異にする複数種のACアダプタを使用
可能にするために、ACアダプタのプラグイン端子に、
直流(DC)電源の入力端子の他に、プラグ接続された
ACアダプタ(AC−ADP)31より、当該ACアダ
プタの給電能力(定格電力)を示す情報を入力する入力
端子が設けられる。このACアダプタの給電能力を示す
情報の具体的な入力インタフェースについては図2乃至
図4を参照して後述する。
【0018】コンピュータ本体10内には、CPU1
1、ホスト−PCIブリッジ装置12、システムメモリ
13、表示コントローラ14、DSPインタフェースゲ
ートアレイ(DSP I/F GA)15、内部PCI
−ISAブリッジ装置16、カードコントローラ17、
PCI−DS(DS:ドッキングステーション)ブリッ
ジ装置18、BIOSメモリ(ROM)19、ハードデ
ィスクドライブ(HDD)20、キーボードコントロー
ラ(KBC)21、リアルタイムクロック(RTC)2
2、エンベデッドコントローラ(EC)23、電源コン
トローラ(PSC)24などが設けられている。
【0019】上記したコンピュータ本体の各コンポーネ
ントに於いて、CPU11は、システムメモリ13に格
納されたOSやユーティリティを含む各種アプリケーシ
ョンプログラムを実行制御する。更に上記CPU11は
ACアダプタ(AC−ADP)31を用いたシステム立
上げ時に於けるBIOS処理に於いて、エンベデッドコ
ントローラ(EC)23のデータレジスタ(DR)に格
納された、後述するフラグ(消費電力低減状態フラグ)
の情報およびACアダプタ(AC−ADP)31の給電
能力を示す情報を読み、上記フラグが立っているとき、
上記給電能力を示す情報をもとにシステムメモリ13に
格納された消費電力管理テーブル(TBL)を参照し
て、コンピュータ本体10の消費電力をACアダプタ
(AC−ADP)31の給電能力に合わせた消費電力ま
で引き上げる処理を実行する。ここでは接続されたAC
アダプタ(AC−ADP)31の給電能力に合わせて、
消費電力管理テーブル(TBL)に登録された消費電力
制御の対象となる各コンポーネントの動作を省電力制御
する。この実施形態では消費電力制御の制御対象コンポ
ーネントに上記CPU11が含まれる。この際の一連の
処理および具体的な消費電力制御処理については図5お
よび図6を参照して後述する。
【0020】ホスト/PCIブリッジ装置12は、プロ
セッサバス101と内部PCIバス102との間を繋ぐ
ブリッジLSIであり、内部PCIバス102のバスマ
スタの1つとして機能する。
【0021】システムメモリ13は、OS、デバイスド
ライバ、実行対象のアプリケーションプログラム、およ
び処理データなどを格納するメモリデバイスであり、複
数のDRAMモジュールによって構成されるもので、所
定幅のデータバスを有する専用のメモリバスを介してホ
スト−PCIブリッジ装置12に接続される。
【0022】このシステムメモリ13には、コンピュー
タ本体10がACアダプタ(AC−ADP)31を使用
している際に、コンピュータ本体10の消費電力をAC
アダプタ(AC−ADP)31の給電能力に合わせるた
めの消費電力制御の対象となる各コンポーネントの消費
電力管理テーブル(TBL)が格納される。この消費電
力管理テーブル(TBL)の具体的な構成例については
図5を参照して後述する。
【0023】表示コントローラ14は、ホスト/PCI
ブリッジ装置12と同様にPCIバス102のバスマス
タの1つであり、ビデオメモリ(VRAM)143の画
像データをLCD141やCRTディプレイ142等の
表示デバイスに表示する。これらの表示デバイスは本体
と一体でもよいし、別体でもよい。この実施形態のコン
ピュータシステムでは、LCD141が標準装備され
る。この実施形態では上記LCD141がCPU11と
ともにACアダプタ(AC−ADP)31の使用時に於
ける消費電力制御の制御対象コンポーネントとなる。こ
の具体的な省電力動作例(LCD141の表示輝度制
御)については図5(b)を参照して後述する。
【0024】DSPインタフェースゲートアレイ15
は、PCIデバイスの1つであり、DSP151、モデ
ムCODEC152、およびサウンドCODEC153
と共同して各種サウンド処理や電話/データの通信処理
を行うためのDSPシステムを構成する。
【0025】DSPインタフェースゲートアレイ15
は、システムメモリ13に読み込まれて実行される専用
のデバイスドライバプログラムの制御の下で、DSP1
51、モデムCODEC152、およびサウンドCOD
EC153と通信して、DSP151のデジタル信号処
理機能を利用したサウンド処理や通信処理を制御する。
【0026】内部PCI−ISAブリッジ装置16は、
内部PCIバス102と内部ISAバス103との間を
繋ぐブリッジLSIであり、PCIデバイスの1つとし
て機能する。内部PCI−ISAブリッジ装置16に
は、PCIバスアービタ、およびDMAコントローラな
どが内蔵される。内部ISAバス103には、BIOS
メモリ19、HDD20、キーボードコントローラ2
1、RTC22、I/Oコントロールゲートアレイ23
などが接続される。
【0027】カードコントローラ17は、PCIデバイ
スの1つであり、PCMCIAまたはカードバス仕様の
PCカードを制御する。PCI−DSブリッジ装置18
は、ドッキングステーションとの間でバスの接続および
切断を制御する。
【0028】BIOSメモリ19は、CPU11が実行
するBIOSを記憶するためのメモリであり、プログラ
ム書き替えが可能なようにフラッシュメモリによって構
成される。この実施形態では、ACアダプタ(AC−A
DP)31を用いたシステム立上げ時に於いて、エンベ
デッドコントローラ(EC)23のデータレジスタ(D
R)に格納された、後述するフラグ(消費電力低減状態
フラグ)の情報およびACアダプタ(AC−ADP)3
1の給電能力を示す情報を読み、上記フラグが立ってい
るとき、上記給電能力を示す情報をもとにシステムメモ
リ13に格納された消費電力管理テーブル(TBL)を
参照して、コンピュータ本体10の消費電力をACアダ
プタ(AC−ADP)31の給電能力に合わせた消費電
力まで引き上げる処理を実行する。ここでは接続された
ACアダプタ(AC−ADP)31の給電能力に合わせ
て、消費電力管理テーブル(TBL)に登録された消費
電力制御の対象となる各コンポーネントの動作を省電力
制御する。この消費電力制御の具体例は図5および図6
を参照して後述する。
【0029】リアルタイムクロック(RTC)22は、
独自の動作用電池を持つ時計モジュールであり、その電
池から常時電源が供給されるメモリを有している。この
メモリは、例えばシステム動作環境を示す環境設定情報
の保存などに利用されるものである。
【0030】エンベデッドコントローラ(EC)23
は、内部ISAバス103とICバス104とを繋ぐ
ブリッジLSIであり、CPU11によってリード/ラ
イト可能な複数のレジスタ群を内蔵している。これらレ
ジスタ群を使用することにより、CPU11とICバ
ス104上の電源コントローラ(PSC)24との通信
が可能となる。
【0031】エンベデッドコントローラ(EC)23
は、ACアダプタ(AC−ADP)31の使用時に於い
て、図6に示すような消費電力制御処理を実行する。即
ち、エンベデッドコントローラ(EC)23は、ACア
ダプタ(AC−ADP)31の使用時(接続時)に、電
源コントローラ(PSC)24の内部ステータスレジス
タ241より、ACアダプタ(AC−ADP)31の着
脱状態を示すステータス情報(STA)、およびACア
ダプタ(AC−ADP)31の給電能力(定格電力)を
示すステータス情報(STB)を読み込み、内蔵レジス
タ群のうちの一部データレジスタ(DR)にセットし
て、図6に示すような消費電力制御処理を実行する処理
機能をもつ。この具体的な消費電力制御処理動作につい
ては後述する。
【0032】電源コントローラ(PSC)24は、専用
のマイクロプロセッサにより常時システム全体の電源管
理を行うもので、システム全体の電源監視を行い、図示
しない内蔵バッテリの充放電制御を行うとともに、図示
しない電源スイッチ(パワースイッチ)のオン/オフな
どに応じてコンピュータ本体10をパワーオン/パワー
オフする。更に電源コントローラ(PSC)24は、A
Cアダプタ(AC−ADP)31の接続状態を監視し、
ACアダプタ(AC−ADP)31がプラグイン接続さ
れているとき、接続されたACアダプタ(AC−AD
P)31の給電能力(定格出力)を示す情報を読み込
み、ACアダプタ(AC−ADP)31の着脱状態を示
すステータス情報(STA)と、ACアダプタ(AC−
ADP)31の給電能力(定格電力)を示すステータス
情報(STB)とをそれぞれ内部ステータスレジスタ2
41に保持する。
【0033】図2乃至図4はそれぞれ本発明に適用可能
なACアダプタ接続インタフェースの回路構成例を示し
たもので、直流(DC)電源の入力端子(+)(−)の
他に、プラグ接続されたACアダプタ(AC−ADP)
31より、当該ACアダプタの給電能力(定格電力)を
示す情報(STB)を入力する入力端子が設けられる。
これら接続インタフェースのいずれかが本発明の実施形
態に適用される。
【0034】図2に示すACアダプタ接続インタフェー
スは、ACアダプタ(AC−ADP)31の給電能力
(定格電力)を示す情報(STB)を2本の信号線32
3を介し2ビットパラレル信号としてACアダプタ(A
C−ADP)31より読み込む構成としたもので、例え
ば20W、30W、45W、60Wのように定格電力を
異にする4種のACアダプタ(AC−ADP)31が接
続可能であるとき、上記2本の信号線323により、2
0W=“L,L”、30W=“L,H”、45W=
“H,L”、60W=“H,H”で示すことにより、プ
ラグイン接続されたACアダプタ(AC−ADP)31
の給電能力(定格電力)を認識できる。尚、“L”はL
owレベルの信号、“H”はHighレベルの信号であ
り、それぞれACアダプタ(AC−ADP)31側で設
定される。この例ではACアダプタ(AC−ADP)3
1内に設けたスイッチ(321,322)により上記し
た給電能力(定格電力)を示す情報(STB)を設定し
ているが、実際にはACアダプタ(AC−ADP)31
内部の固定配線により実現される。
【0035】図3に示すACアダプタ接続インタフェー
スは、ACアダプタ(AC−ADP)31内に自己の定
格電力示す情報(STB)を格納したE2 PROMをも
ち、電源コントローラ(PSC)24との通信により定
格電力を通知する構成とした例である。
【0036】図4に示すACアダプタ接続インタフェー
スは、アナログ信号として電源コントローラ(PSC)
24に定格電力を通知する構成としたもので、ACアダ
プタ(AC−ADP)31内に自己の定格電力に応じた
電圧レベルの信号を出力し、コンピュータ本体10側で
A/D変換することにより定格電力を認識する。
【0037】上記したようなACアダプタ接続インタフ
ェースにより、プラグイン接続されたACアダプタ(A
C−ADP)31の給電能力(定格電力)を示す情報
(STB)がコンピュータ本体10の電源コントローラ
(PSC)24に読み込まれ、電源コントローラ(PS
C)24の内部ステータスレジスタ241に保持され
て、エンベデッドコントローラ(EC)23に読み込ま
れる。
【0038】図5は上記実施形態に於いて、ACアダプ
タ使用時に於けるコンピュータ本体10の消費電力をプ
ラグイン接続されたACアダプタ(AC−ADP)31
の給電能力(定格電力)に合わせる際の処理制御に参照
される、システムメモリ13に格納された消費電力管理
テーブル(TBL)の構成例を示すもので、ここでは具
体例として、CPU11のスロットリング制御による消
費電力管理テーブルを図5(a)に示し、LCD141
の表示輝度制御による消費電力管理テーブルを図5
(b)に示している。この実施形態に於いては上記した
2つの消費電力管理テーブル(TBL)を参照してAC
アダプタ(AC−ADP)31の使用時に於ける電力制
御を行うものとする。
【0039】尚、上記したCPU11のスロットリング
(間歇動作)制御、LCD141の表示輝度制御以外
に、例えばCPU11のクロック速度(動作周波数)制
御、CPU11の電源電圧制御、若しくは特定コンポー
ネントの動作電源供給制御などによる消費電力制御も可
能である。特定コンポーネントの動作電源供給制御例と
しては、例えばDSPインタフェースゲートアレイ1
5、DSP151、モデムCODEC152、およびサ
ウンドCODEC153などの信号処理機能を無効化す
る電源供給停止、カードコントローラ17のカードコネ
クタに接続されたカードへの電源供給停止などを挙げる
ことができる。
【0040】図6は上記実施形態に於いてエンベデッド
コントローラ(EC)23により実行される消費電力制
御処理手順を示すフローチャートであり、ACアダプタ
(AC−ADP)31がプラグイン接続された状態下で
実行される。尚、符号S13乃至S15の処理はCPU
11のBIOS処理により実行される。
【0041】ここで上記各図を参照して本発明の実施形
態に於ける動作を説明する。
【0042】コンピュータ本体10を動作させるために
最低限必要な消費電力を15W、最高性能で動作させる
ために必要な消費電力を60Wとした場合、通常使用す
るACアダプタ(AC−ADP)31は定格電力60W
である。この際、本発明に於いては、定格電力60Wの
ACアダプタ(AC−ADP)31が無くても、その代
わりに定格電力45WのACアダプタ(AC−ADP)
31があれば、そのアダプタを用いて動作できるように
コンピュータ本体10の消費電力を制御する、即ちコン
ピュータ本体10の消費電力をプラグイン接続された定
格電力45WのACアダプタ(AC−ADP)31に合
わせることにより、本来、定格電力60WのACアダプ
タ(AC−ADP)31でなければ正常に動作しないコ
ンピュータ本体10を定格電力45WのACアダプタ
(AC−ADP)31で正常に動作させることができる
ようにしたものである。尚、この際、プラグイン接続さ
れるACアダプタ(AC−ADP)31の定格電力がコ
ンピュータ本体10の最低限必要な消費電力(15W)
より低い際はシステム電源をオン制御しない。
【0043】この際のコンピュータ本体10の消費電力
制御処理を図6に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0044】ACアダプタ(AC−ADP)31がコン
ピュータ本体10にプラグイン接続されることにより、
当該ACアダプタの使用状態を電源コントローラ(PS
C)24を介しエンベデッドコントローラ(EC)23
が認識し、図5に示す消費電力管理テーブル(TBL)
を参照して、図6に示すようなコンピュータ本体10の
消費電力をACアダプタ(AC−ADP)31の給電能
力(定格電力)に合わせる消費電力制御処理を実行す
る。即ち、電源コントローラ(PSC)24は、ACア
ダプタ(AC−ADP)31の接続状態を監視し、AC
アダプタ(AC−ADP)31がプラグイン接続されて
いるとき、接続されたACアダプタ(AC−ADP)3
1の給電能力(定格出力)を示す情報を読み込み、AC
アダプタ(AC−ADP)31の着脱状態を示すステー
タス情報(STA)と、ACアダプタ(AC−ADP)
31の給電能力(定格電力)を示す情報(STB)とを
それぞれ内部ステータスレジスタ241に保持する。
【0045】エンベデッドコントローラ(EC)23
は、電源コントローラ(PSC)24の内部ステータス
レジスタ241より、ACアダプタ(AC−ADP)3
1の着脱状態を示すステータス情報(STA)と、AC
アダプタ(AC−ADP)31の給電能力(定格電力)
を示す情報(STB)とを読み込み、内蔵レジスタ群の
うちの一部データレジスタ(DR)にセットする。この
ACアダプタ(AC−ADP)31の着脱状態を示すス
テータス情報(STA)を読むことでACアダプタ(A
C−ADP)31がプラグイン接続されたことを認識で
き、ACアダプタ(AC−ADP)31の給電能力(定
格電力)を示す情報(STB)を読むことでプラグイン
接続されたACアダプタ(AC−ADP)31の定格電
力を認識できる。
【0046】上記エンベデッドコントローラ(EC)2
3による消費電力制御処理に於いては、まず、コンピュ
ータ本体10の最小消費電力を[A]、最大消費電力を
[B]、プラグイン接続されたACアダプタ(AC−A
DP)31の給電能力(定格電力)を[C]として、最
小消費電力[A]とアダプタ定格電力[C]とを比較す
る(図6ステップS1〜S5)。
【0047】ここで、ACアダプタ(AC−ADP)3
1の定格電力[C]がコンピュータ本体10の最小消費
電力[A]よりも小さいとき(A>C)は、内部レジス
タに予め設けられた、電源投入(パワーオン)の禁止を
示す電源オン禁止状態フラグを立てる(図6ステップS
6)。
【0048】また、上記コンピュータ本体10の最小消
費電力[A]とACアダプタ(AC−ADP)31の定
格電力[C]との比較に於いて、ACアダプタ(AC−
ADP)31の定格電力[C]がコンピュータ本体10
の最小消費電力[A]以上であるときは、コンピュータ
本体10の最大消費電力[B]とアダプタ定格電力
[C]とを比較する(図6ステップS7)。
【0049】ここで、ACアダプタ(AC−ADP)3
1の定格電力[C]がコンピュータ本体10の最大消費
電力[B]よりも小さいとき(B>C)は、内部レジス
タに予め設けられた、消費電力低減状態フラグを立て
(図6ステップS8)、また、ACアダプタ(AC−A
DP)31の定格電力[C]がコンピュータ本体10の
最大消費電力[B]以上であるときは、上記消費電力低
減状態フラグを立てずに、電源スイッチのオン操作等に
よる電源オンの要因となるイベントを待つ(図6ステッ
プS9)。
【0050】上記電源オンの要因となるイベントの待ち
状態(図6ステップS9)に於いて、例えば電源スイッ
チがオン操作されると、電源オンの処理を開始し、電源
コントローラ(PSC)24に電源オンを通知する(図
6ステップS10)。電源コントローラ(PSC)24
はエンベデッドコントローラ(EC)23から上記電源
オンの通知を受けると、最小消費電力[A]の範囲内に
よる初期のシステム電源投入処理を実行する。
【0051】上記システム電源の投入によりCPU11
はBIOSメモリ19に格納されたBIOSの処理を実
行開始し、そのBIOS初期ルーチンに於いて、上記消
費電力低減状態フラグの状態に従う消費電力制御を実行
する。即ち、上記消費電力低減状態フラグが立っていな
ければ、最大消費電力[B]にてシステムを立ち上げる
(図6ステップS15)。また、上記消費電力低減状態
フラグが立っていれば、システムメモリ13に格納され
た消費電力管理テーブル(TBL)を参照してACアダ
プタ(AC−ADP)31の給電能力(定格電力)に合
わせた消費電力制御処理を実行する(図6ステップS1
4,S15)。
【0052】この際の具体例を図5を参照して説明す
る。ここでは、一例として、定格電力60WのACアダ
プタを用いる最大消費電力50Wのマシン構成に於い
て、定格電力45WのACアダプタを使用可能とする場
合を例にとる。起動時に50Wの電力消費を必要とする
マシンの場合、定格電力45WのACアダプタを使用し
て動作させるには、マージンも考慮して7W程度の省電
力を行う必要がある。
【0053】図5は、ACアダプタ使用時に於けるコン
ピュータ本体10の消費電力をプラグイン接続されたA
Cアダプタ(AC−ADP)31の給電能力(定格電
力)に合わせる際の処理制御に参照される、システムメ
モリ13に格納された消費電力管理テーブル(TBL)
の構成例を示すもので、ここでは、CPU11のスロッ
トリング制御による消費電力管理テーブルを図5(a)
に示し、LCD141の表示輝度制御による消費電力管
理テーブルを図5(b)に示している。
【0054】この例では、プラグイン接続される最も低
い給電能力(定格電力)のACアダプタ(AC−AD
P)31を45Wとすればよいので、最小消費電力
[A]の範囲内による初期のシステム電源投入処理(図
6ステップS10参照)では、起動時の処理時間を極力
短縮することを優先して、CPUスロットリングを「低
速モード/100%」とし、LCD輝度を最も暗い「レ
ベル1」とする。これにより、CPU11の消費電力を
「7.187W」、LCD141の消費電力を「1.3
5W」それぞれ低減でき、双方合わせて「8.537
W」の消費電力を低減できることから、コンピュータ本
体10の消費電力を50Wから41.463Wに小電力
化できる。
【0055】上記した小消費電力[A]の範囲内による
初期のシステム電源投入処理(図6ステップS10)で
は、上記したように、CPUスロットリングを「低速モ
ード/100%」とし、LCD輝度を最も暗い「レベル
1」とする。これにより、CPU11の消費電力を
「7.187W」、LCD141の消費電力を「1.3
5W」、計「8.537W」の消費電力を低減して、コ
ンピュータ本体10の消費電力を50Wから41.46
3Wに小電力化する。
【0056】その後の消費電力低減状態フラグが立って
いないときの最大消費電力[B]にてシステムを立ち上
げる処理(図6ステップS15)では、CPUスロット
リングを「高速モード/100%」とし、LCD輝度を
最も明るい「レベル8」とする。これによりプラグイン
接続されたACアダプタ(AC−ADP)31の給電能
力に合わせた、起動時50W程度の消費電力による、処
理速度が最も速く、表示画面輝度が最も明るい状態でシ
ステムを立ち上げることができる。
【0057】また、消費電力低減状態フラグが立ってい
るときのシステム立ち上げ処理(図6ステップS14)
では、エンベデッドコントローラ(EC)23のデータ
レジスタ(DR)に貯えられたACアダプタの給電能力
(定格電力)を示す情報(STB)から、プラグイン接
続されたACアダプタ(AC−ADP)31の給電能力
(定格電力)が45Wであることを認識し、この認識に
従い、CPUスロットリングを「低速モード/100
%」、LCD輝度を最も暗い「レベル1」として、CP
U11の消費電力を「7.187W」、LCD141の
消費電力を「1.35W」それぞれ低減し、システム全
体の消費電力をプラグイン接続されたACアダプタ(A
C−ADP)31の給電能力に合わせ、41.463W
に小電力化して、定格電力45WのACアダプタ(AC
−ADP)31の使用を可能にする。
【0058】このように、ACアダプタ(AC−AD
P)31の使用時に於いて、コンピュータ本体10に於
けるシステム全体の消費電力をプラグイン接続されたA
Cアダプタ(AC−ADP)31の給電能力に合わせる
処理機能を実現したことにより、例えば、CPU11、
HDD(ハードディスクドライブ)20などをアップグ
レードした際に、そのアップグレード後の消費電力がA
Cアダプタ(AC−ADP)31の給電能力を超えた場
合に於いて生じ得る、システム動作異常、電源異常等の
不都合を回避できる。また、システム拡張を考慮した給
電能力の大きいACアダプタと、携行を優先させた給電
能力の小さいACアダプタ(AC−ADP)31を用意
して、その2種のACアダプタを使い分けるマシン構成
に於いても、常に使用するACアダプタ(AC−AD
P)31の給電能力に合わせた消費電力でシステムを正
常に動作させることができる。
【0059】次に、図7を参照して本発明の他の実施形
態を説明する。尚、図中、図1と同一部分には同一符号
を付してその説明を省略する。
【0060】上記した一実施形態が、ACアダプタ(A
C−ADP)31の給電能力(定格電力)を当該ACア
ダプタ(AC−ADP)31より読み込む構成であった
のに対して、この図7に示す他の実施形態では、ACア
ダプタの給電能力を設定する設定回路41を備えて、こ
の設定回路41で設定された給電能力に従い、エンベデ
ッドコントローラ(EC)23が上記同様のアダプタ給
電能力に合わせた消費電力制御を行う構成としている。
この例では、設定回路41を分割抵抗とスイッチとによ
り構成し、50W,40W,30Wの各給電能力(定格
電力)を設定可能としている。設定回路41からは、設
定された給電能力(定格電力)に固有の直流電圧が出力
される。この設定回路41より出力される直流電圧はエ
ンベデッドコントローラ(EC)23の図示しないA/
Dコンバータによりディジタル値に変換され、ACアダ
プタ(AC−ADP)31の給電能力(定格電力)を示
す情報(STB)として内部のデータレジスタ(DR)
にセットされる。以降の処理は上記した一実施形態と同
様であり、ここではその動作説明を省略する。
【0061】このように、ユーザがコンピュータ本体1
0の消費電力を予め定められた範囲で選択制御できる構
成とすることで、ACアダプタの接続インタフェースに
於いて、ACアダプタ(AC−ADP)31の給電能力
(定格電力)を示す情報(STB)を入力するためのコ
ネクタを不要にして、直流電源のプラグ接続のみによる
簡素なACアダプタ接続インタフェースで、ACアダプ
タ(AC−ADP)31の給電能力に合わせたコンピュ
ータ本体10の消費電力制御が可能となる。また、上記
構成とすることにより、ユーザがコンピュータ本体10
の消費電力を使用用途等に応じて任意に選択することが
できる。
【0062】尚、上記した実施形態に於いては、CPU
11のスロットリング制御とLCD141の表示輝度制
御とにより、コンピュータ本体10の消費電力をACア
ダプタ(AC−ADP)31の給電能力に合わせて制御
したが、これに限らず、例えばCPU11のクロック速
度(動作周波数)制御、CPU11の電源電圧制御、若
しくは特定コンポーネントの動作電源供給制御などによ
る消費電力制御も可能である。この際、特定コンポーネ
ントの動作電源供給制御例としては、例えばDSPイン
タフェースゲートアレイ15、DSP151、モデムC
ODEC152、およびサウンドCODEC153など
の信号処理機能を無効化する電源供給停止、カードコン
トローラ17のカードコネクタに接続されたカードへの
電源供給停止、または図示しないコンポーネントの動作
電源制御等、種々のコンポーネントを対象に電力制御で
きる。
【0063】また、本発明に於いては、図6に示す消費
電力制御処理をエンベデッドコントローラ(EC)23
により行っているが、これに限らず、例えば電源コント
ローラ(PSC)24のプロセッサ等により処理するこ
とも可能である。
【0064】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、電
源供給能力を異にする複数種のACアダプタを対象に任
意のACアダプタを使用可能にした電子機器および電子
機器の電源投入制御方法が提供できる。また、本発明に
よれば、使用するACアダプタの給電能力に応じた動作
が可能な電子機器および電子機器の電源投入制御方法が
提供できる。また、本発明によれば、消費電力を異にす
る複数種の機器を対象にACアダプタの接続インタフェ
ースを共通化して経済的に有利な機器構成を実現すると
ともに、消費電力を異にする複数種の機器が給電能力を
異にする複数種のACアダプタを共通に用いることので
きる電子機器および電子機器の電源投入制御方法が提供
できる。更に本発明によれば、例えばシステムグレード
アップ等によりシステム全体の消費電力がACアダプタ
の給電能力を超えた場合であっても、その際に生じる、
システム動作異常、電源異常等の不都合を確実に回避し
て常に安定したシステム動作を維持することのできる電
子機器および電子機器の電源投入制御方法が提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に於ける機器の構成を示すブ
ロック図。
【図2】本発明に適用可能なACアダプタ接続インタフ
ェースの回路構成例を示す図。
【図3】本発明に適用可能なACアダプタ接続インタフ
ェースの回路構成例を示す図。
【図4】本発明に適用可能なACアダプタ接続インタフ
ェースの回路構成例を示す図。
【図5】本発明に適用可能なACアダプタ接続インタフ
ェースの回路構成例を示す図。
【図6】上記実施形態に於いてエンベデッドコントロー
ラ(EC)23により実行される消費電力制御処理手順
を示すフローチャート。
【図7】本発明の他の実施形態に於ける要部の構成を示
すブロック図。
【符号の説明】 10…ポータブルコンピュータ本体 11…CPU 13…システムメモリ 14…表示コントローラ 19…BIOSメモリ 23…エンベデッドコントローラ(EC) 24…電源コントローラ(PSC) 31…ACアダプタ(AC−ADP) 41…設定回路 131…消費電力管理テーブル(TBL)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作用電源の供給元となるACアダプタ
    の給電能力を認識し、認識した給電能力に応じ機器内の
    特定コンポーネントの消費電力を可変制御して機器の消
    費電力を前記ACアダプタの給電能力に合わせる制御手
    段を具備してなることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 ACアダプタ電源により動作可能な電子
    機器であって、 動作時の消費電力を所定の範囲内で可変制御できる内部
    コンポーネントと、 前記ACアダプタの給電能力を示す情報を入力する入力
    手段と、 前記機器の消費電力が前記入力手段の入力情報により示
    されるACアダプタの給電能力以内に収まるように前記
    内部コンポーネントの消費電力を制御する制御手段とを
    具備してなることを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】 ACアダプタ電源により動作可能な電子
    機器であって、 動作時の消費電力を所定の範囲内で可変制御できる内部
    コンポーネントと、 前記ACアダプタの給電能力を示す情報を入力する入力
    手段と、 前記内部コンポーネントを含む機器の消費電力が前記入
    力手段の入力情報で示されるACアダプタの給電能力を
    超えるか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段に於いて前記機器の消費電力が前記ACア
    ダプタの給電能力を超える判断をした際に、前記機器の
    消費電力が前記ACアダプタの給電能力以内に収まるよ
    うに前記内部コンポーネントの消費電力を抑制する制御
    手段とを具備してなることを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 前記入力手段は、ACアダプタの接続端
    子に接続されたACアダプタよりACアダプタの給電能
    力を示す情報を入力する請求項2または3記載の電子機
    器。
  5. 【請求項5】 前記入力手段は、使用するACアダプタ
    の給電能力を設定する手段を有し、当該設定手段よりA
    Cアダプタの給電能力を示す情報を入力する請求項2ま
    たは3記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 前記機器の消費電力が前記内部コンポー
    ネントの消費電力を抑制制御することにより前記ACア
    ダプタの給電能力内に収まる際は、ACアダプタを用い
    た電源投入処理を実行し、前記機器の消費電力が前記内
    部コンポーネントの消費電力を抑制制御しても前記AC
    アダプタの給電能力を超える際は、ACアダプタを用い
    た電源投入処理を中断する制御手段を有してなる請求項
    2または3記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 前記内部コンポーネントの消費電力を可
    変制御する制御手段は、CPUのクロック速度を制御す
    る手段、CPUの動作電源を制御する手段、CPUのス
    ロットリングを制御する手段、表示装置の輝度を制御す
    る手段、特定回路の動作を休止制御する手段、特定回路
    の電源を遮断制御する手段の少なくともいずれかでなる
    請求項2または3記載の電子機器。
  8. 【請求項8】 ACアダプタの給電能力を示す情報は、
    コード情報、若しくはアナログ情報、若しくはメモリリ
    ード情報として、ACアダプタより送出される請求項4
    記載の電子機器。
  9. 【請求項9】 ACアダプタ電源により動作可能な電子
    機器の電源投入制御方法であって、ACアダプタを用い
    た起動時に、当該ACアダプタ若しくは設定手段より、
    使用するACアダプタの給電能力を示す情報を入力し、
    当該情報をもとに特定の内部コンポーネントの消費電力
    を制御して機器の消費電力を使用するACアダプタの給
    電能力以内に収めることを特徴とした電子機器の電源投
    入制御方法。
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