JP2001341686A - オートバイ用ハンドレバー装置 - Google Patents

オートバイ用ハンドレバー装置

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JP2001341686A
JP2001341686A JP2000164007A JP2000164007A JP2001341686A JP 2001341686 A JP2001341686 A JP 2001341686A JP 2000164007 A JP2000164007 A JP 2000164007A JP 2000164007 A JP2000164007 A JP 2000164007A JP 2001341686 A JP2001341686 A JP 2001341686A
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JP
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hand lever
motorcycle
handlever
rotatable
external force
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JP2000164007A
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Kansui Tomoe
觀水 友枝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートバイのハンドレバーが転倒時に破損す
ることによって走行不能になることを防ぐ。 【解決手段】 オートバイのハンドルパイプに固定され
るハンドレバー取付用ブラケットと、前記ハンドレバー
取付用ブラケット1に、その基端が第1の方向に回動可
能に軸支される中間体2と、前記第1の方向に交差する
第2の方向に回転可能となるように、前記中間体に連設
されるハンドレバーホルダー3と、前記ハンドレバーホ
ルダー3に軸支され、前記第1の方向に回動し、かつ第
3の方向へ回動可能なハンドレバー4とを備えたことを
特徴とするオートバイ用ハンドレバー装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオートバイの転倒
時、特に競技用オートバイに於て、破損する頻度のの高
いハンドレバーの改良技術に関する。尚本発明に於ける
ハンドレバーとは足で操作するフットチェンジレバーや
フットブレーキレバーに対応する呼称で人によってはハ
ンドルレバーと称する場合もあるがハンドレバーとハン
ドルレバーとは同じ物を指す。
【0002】
【従来の技術】従来、オートバイのブレーキやクラッチ
を操作するハンドレバーはブレーキやクラッチを作動さ
せる為の方向つまりハンドレバーを握る方向にのみ回動
する様に構成されているのが普通である。
【0003】実際の競技に於ける転倒の状態は、競技種
目・コースの形態・天候・競技者の技量及び疲労度・車
輪重量・スピード・路面状態・路面の硬軟等まさに様々
な要因が重なり合うので複雑な外力がオートバイの車体
の各所に加わり一概には説明出来ないが従来の技術のハ
ンドレバーでは転倒時に加わる外力に対応出来ずに切損
する事が多かった。
【0004】たとえば、競技中カーブ状をなすコーナー
でタイヤがスリップし、オートバイがコーナー内側へ倒
れ車体の側面が地面へ接触すると、タイヤが地面から放
れ宙に浮く、ところが次に慣性が大きい為車体の地面に
接触した処を軸心として起き上がりタイヤが地面に接触
すると今度はここが軸心となり車体の上部が大きく回転
しながら反対側へと動き続ける。そして次にハンドルが
地面へと突きささるように回転し続け車体がさかさまへ
となっていく。スピードが速いと数回車体が回転する事
になる。
【0005】この様な転倒時にはハンドレバーには始め
は上方への外力が加わるが、途中からはどういう外力が
加わるのかは想像もつかない。
【0006】たとえばアフリカの砂漠で行われる有名な
「パリ・ダカールレース」では1日の走行距離が約80
0kmを20日間も走る。800kmといっても舗装道
路ではなく、砂漠を含む荒野を160km/nでの高速
で走ったりもするのである。転倒など無いはづがないの
である。それこそ何度も何度も転倒するのが当たり前な
のである。スペアパーツを使い切ってしまえば下手をす
ると走行不能もあり得るのである。夜は氷点下、昼は5
0℃の砂漠で、救助隊に見附けてもらえるかどうかも解
らないのである。どの競技に於てもハンドレバーの切損
は絶体に避けなければならないのである。
【0007】本発明の様な目的を持つハンドレバーの出
願例として例えば、実開平4−13496号公報、登録
実用新案公報第3004317、特開平7―22828
2号公報等に示されたものがあるが、それぞれのハンド
レバーの回動可能に近い方向への入力であればある程度
はハンドレバーの切損は防げるであろう事は推測出来
る。しかしこれらの構成では実際にはとても不充分で解
決出来るものではない。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明に係わるオートバイ
用ハンドレバー装置は上述した課題を解決する為に請求
項1に記載したように前輪を操艇するハンドルパイプの
少なくとも一端にブレーキやクラッチを操作するハンド
レバーを備えたオートバイに於て、オートバイのハンド
ルパイプに固定されたハンドレバー取付用ブラケットに
第1の方向つまりブレーキやクラッチを作動させる為に
ハンドレバーを手前に引く操作の方向に回動可能に基端
を軸支される中間体と、前記第1の方向に交差する第2
の方向つまり転倒時にハンドレバーへ加わる外力を逃が
す1方向に回転可能となるように前記中間体に連設され
るハンドレバーとで構成することによって解決される。
【0009】請求項2記載の本発明に於ては、請求項2
に記載したようにハンドルパイプに固定されるハンドレ
バー取付用ブラケットと、第1の方向に回動可能な中間
体と、第2の方向に回動可能なハンドレバーホルダー
と、第3の方向に回動可能なハンドレバーとで構成され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】各先願の構成の場合、
ハンドレバーへ激しい転倒時の複雑で大きな外力が加わ
った場合やハンドレバーの回動可能方向に対して直角方
向の外力が加わった場合ハンドレバー本体の切損はもと
よりハンドルに固着されているハンドレバー取付用ブラ
ケットの破損も逃れる事は出来ない。そこで、本考案の
目的はいかなる方向からの強力な入力があっても、ハン
ドレバー本体への入力を軽減する装置を提供する事を目
的とする。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1記載の本発明に於ては、
ハンドレバーを第2の方向へ回転させる軸がオートバイ
の進行方向に対して外側斜めに設けられている為、転倒
時に加わる外力のかなりの方向に対して回転可能であ
る。
【0012】請求項2記載の本発明に於ては、ハンドレ
バーを第3の方向へ回動可能に軸支するハンドレバーホ
ルダーに設けられたボルトと、ハンドレバーホルダーを
第2の方向へ摺動回転可能にする中間体に設けられたボ
ルトの取付角度が交差する為つまりハンドレバーとハン
ドレバーホルダーの回動方向がお互いに異なる為、ハン
ドレバーに操作方向以外の外力が加わった場合それがい
かに複雑に変化する外力であっても本発明のハンドレバ
ーはいわゆるユニバーサルジョイントの様に三次元的回
動が可能な為、いかなる方向からの外力であっても柔軟
に対応出来、ハンドレバーの破損を防ぐことが出来る構
成となっている。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0014】図1は第1実施例で請求項1記載のオート
バイのハンドルの左側に装置されるクラッチ用ハンドレ
バーを表わすが、中間体2はボルト5によってハンドレ
バー取付用ブラケット1に連結していて、クラッチ操作
時にはボルト5の軸線廻わり、つまり第1の方向に回動
する。
【0015】ハンドレバー4はボルト6によって中間体
2と連結していてボルト6の軸線廻わり、つまり第2の
方向へと摺動回転可能な様に装置される。
【0016】図2は第2実施例で請求項2記載のオート
バイのハンドルの左側に装置されるクラッチ用ハンドレ
バーを表わすが第1実施例と同じ動きをする処は省略し
以下異なる処について説明する。
【0017】ハンドレバーホルダー3はボルト6によっ
て第2の方向へ摺動回動可能なように連結装置される。
【0018】ハンドレバー4はボルト7によって第1の
方向とは反対の方向である第3の方向へと回動可能な様
にハンドレバーホルダー3に連結装置される。又、ハン
ドレバーホルダー3は略コの字形をなし、ハンドレバー
が嵌合されている。
【0019】図3は図2のハンドレバー4が通常位置B
より通常ではない1外力が加わった場合の逃げ位置Cま
での回動仮想線図、つまり第3の方向を示す。
【0020】図4は図2のA矢視図でありハンドレバー
4に通常ではない1外力が加わった場合ハンドレバーホ
ルダー3と一体となって通常位置Bより逃げ位置D・Eま
で摺動回転している仮想線つまり第2の方向を示す。
【0021】図5は図1のA矢視図であり通常ではない
し外力が加わった場合の逃げ方向である第2の方向を示
すが、図4の仮想線図と同じ様な動きをする。
【0022】ハンドレバー4を操作して通常位置から第
1の方向である手前側に握ると、中間体に接続されたク
ラッチワイヤー10を牽引させて図示しないクラッチ機
構を作動させる。
【0023】図6は請求項2記載の発明の第2の実施例
のハンドル右側に装置される油圧作動のフロントブレー
キ用ハンドレバーに於ける実施例を表すが左側のクラッ
チ用ハンドレバー装置と同じ様に利用できる。ワイヤー
ケーブル作動のクラッチ用実施例と共通部の説明は同じ
符号を付けて省略し相違点を説明する。
【0024】ハンドレバー4を操作すると油圧はマスタ
ーシリンダー11より図示しないフロントディスクブレ
ーキへとブレーキホース12により伝わりフロントブレ
ーキを作動させる。
【0025】ハンドレバーの通常位置保持手段は詳細に
は図示しないがボルトの締め付け具合によっても行われ
るが、スプリングとボールからなるロック装置によって
位置決めされ、通常使用時にはハンドレバーは路面やエ
ンジンからの振動や通常操作の為の接触くらいでは操作
方向以外の方向へ回動しない様に位置決めされ転倒時に
外力が加わった場合にのみ回動する様に位置保持され
る。
【0026】
【発明の効果】本発明によるハンドレバー装置は、いか
なる方向からの外力でも、又外力の方向が途中で変化し
ても対応出来、かついかに大きな力であっても対応出来
る為、レース等に於てはスペアとして余分のハンドレバ
ー装置を用意する必要は無く、又長距離のレースに於て
も所持する必要もない為、準備、スペース、コスト、安
心感等に於いて実に大いなる効果が考えられるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載のクラッチ用ハンドレバー装置の
平面図
【図2】請求項2記載のクラッチ用ハンドレバー装置の
平面図
【図3】図2中のハンドレバーの第3の方向回動可能仮
想線図
【図4】図2のA矢視図で第2の方向回転可能仮想線図
【図5】図1のA矢視図
【図6】油圧式フロントブレーキ用ハンドレバー装置の
平面図
【符号の説明】
1 ハンドレバー取付用ブラケット 2 中間体 3 ハンドレバーホルダー 4 ハンドレバー 5 ボルト 6 ボルト 7 ボルト 8 グリップゴム 9 ハンドルパイプ 10 クラッチワイヤー 11 マスターシリンダー 12 油圧ホース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートバイのハンドルパイプに固定され
    るハンドレバー取付用ブラケットと、前記ハンドレバー
    取付用ブラケットにその基端が第1の方向つまり通常の
    操作の為の方向に回動可能に軸支される中間体と、前記
    第1の方向に交差する第2の方向つまり転倒時にハンド
    レバーへ加わる外力を逃がす1方向に回転可能となるよ
    うに前記中間体に連設されるハンドレバーとを、備えた
    ことを特徴とするオートバイ用ハンドレバー装置。
  2. 【請求項2】 オートバイのハンドルパイプに固定され
    るハンドレバー取付用ブラケットと、前記ハンドレバー
    取付用ブラケットにその基端が請求項1記載の第1の方
    向に回動可能に軸支される中間体と、前記第1の方向に
    交差する請求項1記載の第2の方向に回転可能となるよ
    うに前記中間体に連設されるハンドレバーホルダーと、
    前記ハンドレバーホルダーに軸支され前記第1の方向に
    中間体と共に回動し、かつ第3の方向つまり転倒時にハ
    ンドレバーに加わる外力を逃がす請求項1記載の第2の
    方向に交差しかつ第1の方向と逆方向へ回動可能なハン
    ドレバーとを、備えたことを特徴とするオートバイ用ハ
    ンドレバー装置。
JP2000164007A 2000-06-01 2000-06-01 オートバイ用ハンドレバー装置 Pending JP2001341686A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005014065A1 (de) * 2005-03-23 2006-09-28 Gustav Magenwirth Gmbh & Co. Kg Betätigungsarmatur
KR100808193B1 (ko) * 2006-05-10 2008-02-29 엘지전자 주식회사 복합 세탁장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005014065A1 (de) * 2005-03-23 2006-09-28 Gustav Magenwirth Gmbh & Co. Kg Betätigungsarmatur
DE102005014065B4 (de) 2005-03-23 2021-09-30 Gustav Magenwirth Gmbh & Co. Kg Betätigungsarmatur
KR100808193B1 (ko) * 2006-05-10 2008-02-29 엘지전자 주식회사 복합 세탁장치

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