JP2001340714A - 換気扇用フィルター - Google Patents

換気扇用フィルター

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JP2001340714A
JP2001340714A JP2000163873A JP2000163873A JP2001340714A JP 2001340714 A JP2001340714 A JP 2001340714A JP 2000163873 A JP2000163873 A JP 2000163873A JP 2000163873 A JP2000163873 A JP 2000163873A JP 2001340714 A JP2001340714 A JP 2001340714A
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JP
Japan
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filter
filter net
net
ventilation fan
fire
Prior art date
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Application number
JP2000163873A
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English (en)
Inventor
Akira Mizukami
明 水上
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SANWA FUKUOKA KK
Original Assignee
SANWA FUKUOKA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、フィルターネットに消火機能を備
えたフィルターを提供しようとするものである。 【解決手段】 本発明は、換気扇に着脱自在とされるフ
ィルターネット2がフィルター枠体3によって固着され
るフィルター1本体にあって、上記フィルターネット2
に消火剤4を付着させた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消火機能が備わった
換気扇用フィルターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に換気扇が吸入したり、排出したり
する空気の中には油滴や塵埃が含まれており、これら油
滴や塵埃の付着による換気扇の汚れを防止するため、例
えば図3に示すように不織布などの柔軟なフィルターネ
ットaを有するフィルターbで換気扇の吸気口又は排気
口が開口された端面に着脱自在に装着できるようにして
いる。
【0003】フィルターネットaは一般に樹脂繊維の織
布、不織布などからなる柔軟なマット状ないし布状のも
の又はフィルター用ウレタンスポンジがあり、これを合
成樹脂製のフィルター枠cに固着し、フィルター枠cに
よって換気扇の吸気口又は排気口が開口された端面に係
止できるものである。
【0004】従って油滴や塵埃の付着によりフィルター
ネットaが汚れた場合にはフィルターbを廃棄して、新
しいフィルターbによる取り付けが行われるものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらフィルタ
ーネットaに油滴や塵埃の付着による、フィルターbの
取り替え時には通気性がかなり悪くなっており、そのた
めに高温状態での換気の際にフィルターネットaに付着
した油滴が自然発火し、フィルターネットa全体に燃え
広がり、火災の引き起こすことがある。
【0006】又天ぷらなどの揚げ物の最中に油鍋に引火
して炎が上がる場合があり、その炎によってフィルター
ネットaに引火し、天井へと燃え広がることによる火災
の発生がある。更に炊事中の小さな火の粉によっても着
火することが確認されている。
【0007】最近では難燃性素材より成るフィルターネ
ットによって発火を防止したフィルターが市販されてい
るが、フィルターネット自体が燃えないにしても、フィ
ルターネットに付着した油滴が発火し、これが例えば天
ぷら鍋に飛び散って二次火災を引き起こす危険性があ
る。
【0008】そこで本発明では上記問題点を解消するた
めに、フィルターネットに消火機能を備えたフィルター
を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1は、
換気扇に着脱自在とされるフィルターネットがフィルタ
ー枠体によって固着されるフィルターにあって、上記フ
ィルターネットに消火剤を付着させたことを特徴とす
る。
【0010】請求項2は、換気扇に着脱自在とされるフ
ィルターネットがフィルター枠体によって固着されるフ
ィルターにあって、上記フィルターネットに消化剤を封
入した中空糸を織り込んだことを特徴とする。
【0011】請求項3は、換気扇に着脱自在とされるフ
ィルターネットがフィルター枠体によって固着されるフ
ィルターにあって、上記フィルターネットに消化剤を封
入した多数のマイクロカプセルを付着させたことを特徴
とする。
【0012】本発明に適用されるフィルターネットとし
ては、周知のようにポリエステル系合成繊維、ポリエチ
レン系合成繊維、ポリプロピレン系合成繊維などの合成
繊維がカードウェブ状に絡み合った高通気性の不織布又
は高通気性のフィルター用ウレタンスポンジが望まし
い。
【0013】又消火剤としては、ハロゲン化物ガス消化
剤、炭酸カリ水溶液を主成分とする消火液やフッ素界面
活性剤および珪素界面活性剤を含有する消火液、更には
重炭酸カリウム、第1リン酸アンモニウム、重炭酸ナト
リウム等の粉末消火剤に大別される。
【0014】本発明では請求項1にあっては液状と粉末
状の消火剤を使用し、液状の消火剤ではフィルターネッ
トに消火液を含浸又はその表面にコーティングし、又粉
末状の消火剤を使用する場合には、接着剤などによって
フィルタネットに表面に満遍なく付着させる構成とする
ものである。
【0015】請求項2にあっては最近では合成樹脂で内
部が中空状の糸があり、この中空糸内に液状や粉状の消
化剤を封入してフィルターネットに織り込み、着火によ
る温度により中空糸が溶解し、その中に封入された消化
剤によって消火する機構とするものである。
【0016】請求項3にあってはマイクロカプセルに液
状や粉状の消化剤を封入して接着剤などによってフィル
ターネットに付着させ、着火による温度によってマイク
ロカプセルが溶解し、その中に封入された消化剤によっ
て消火する機構とするものである。
【0017】本発明ではフィルターネットに付着した油
滴が炊事の時に、レンジから排出される高温排気によっ
て自然発火した場合又は炊事中の飛び火によって着火し
た場合には、フィルターネットに付着した消火剤が燃焼
温度によって化学反応を起こし、炭酸ガスなどを発生さ
せて瞬時のうちに消火する。これによりフィルターネッ
ト全体への延焼を防ぎ、更に飛び火による二次火災を未
然に防ぐことが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、その
実施例を示す図面を参酌しながら詳述する。図1に示す
ように、換気扇の吸気口又は排気口が開口される端面に
着脱自在に装着できるようにしたフィルター本体1は、
樹脂繊維の織布、不織布などからなる柔軟なマット状な
いし布状のフィルターネット2とこのフィルターネット
2を保形した状態で固着するフィルター枠体3より構成
するものである。
【0019】そこで図2に示すようにフィルターネット
2は、フィルター枠体3に固着する前に、例えば粉末の
消火剤を使用する場合には、フィルターネット2の樹脂
繊維の織布、不織布に接着剤などを用いて消火剤4を満
便なく付着させる。
【0020】液状の消火剤を使用する場合には、フィル
ターネット2の樹脂繊維の織布、不織布を液状の消火剤
に漬け込み、充分に含浸させる。
【0021】又液状、あるいは粉状の消化剤を中空糸内
に封入してフィルターネット2として織り込む場合、マ
イクロカプセル内に液状、あるいは粉状の消化剤を封入
してフィルターネット2に付着させる場合もある。
【0022】なお中空糸内又はマイクロカプセル内に消
化剤を封入する機構の場合では、外気に触れることによ
って消火機能が損なわれる消化剤や悪臭のする消化剤に
対しては大変有効となる。
【0023】このようにして消火剤を付着したフィルタ
ーネット2をフィルター枠体3によって固着する。
【0024】以上の構成よる成る本発明では、フィルタ
ーネット2に付着した油滴が炊事の時の高温による換気
の最に自然発火した場合、又は揚げ物などの際の飛び火
により着火した場合に、その燃焼温度によってフィルタ
ーネット2に付着する消火剤4が化学反応を起こして炭
酸ガス等を発生し、油滴などの発火を消火するものであ
る。
【0025】
【発明の効果】以上述べて来た如く本発明によれば、フ
ィルターネットに付着した油滴が発火した場合に、フィ
ルターネットに付着した消火剤が化学反応を起こして素
早く消火することにより、フィルターネット全体への延
焼および飛び火による二次火災を防止することが可能と
なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルターの一実施例を示す説明図で
ある。
【図2】本発明のフィルターネットの要部拡大説明図で
ある。
【図3】従来のフィルターを示す説明図である。
【符号の説明】
1 フィルター本体 2 フィルターネット 3 フィルター枠体 4 消火剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 換気扇に着脱自在とされるフィルターネ
    ットがフィルター枠体によって固着されるフィルターに
    あって、上記フィルターネットに消火剤を付着させたこ
    とを特徴とする換気扇用フィルター。
  2. 【請求項2】 換気扇に着脱自在とされるフィルターネ
    ットがフィルター枠体によって固着されるフィルターに
    あって、上記フィルターネットに消化剤を封入した中空
    糸を織り込んだことを特徴とする換気扇用フィルター。
  3. 【請求項3】 換気扇に着脱自在とされるフィルターネ
    ットがフィルター枠体によって固着されるフィルターに
    あって、上記フィルターネットに消化剤を封入した多数
    のマイクロカプセルを付着させたことを特徴とする換気
    扇用フィルター。
JP2000163873A 2000-06-01 2000-06-01 換気扇用フィルター Pending JP2001340714A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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