JP2001340423A - 透析用剤の容器 - Google Patents

透析用剤の容器

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JP2001340423A
JP2001340423A JP2000163009A JP2000163009A JP2001340423A JP 2001340423 A JP2001340423 A JP 2001340423A JP 2000163009 A JP2000163009 A JP 2000163009A JP 2000163009 A JP2000163009 A JP 2000163009A JP 2001340423 A JP2001340423 A JP 2001340423A
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glucose
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Toshiaki Chiba
敏昭 千葉
Hiroji Handa
廣二 半田
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Nikkiso Co Ltd
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Nikkiso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間の保存においてもA剤中のブドウ糖の
変質を防止でき、使用後に減容できる透析用剤の容器を
提供する。 【解決手段】 底部5から上部開口に向かって次第に内
面寸法が増大する有底円筒体2と、有底円筒体の底部よ
りも大きく上部開口よりも小さな区画プレート3と、上
部開口を封止する封止材4とからなり、有底円筒体内に
区画プレートを嵌合して内部空間を上下2つの室7a,
7bに区画し、一方の室内に乾燥状態のブドウ糖を、他
方の室内に他の構成成分をそれぞれ分けて収納すること
でブドウ糖を他の構成成分から隔離した状態で収納可能
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工透析に用いる
透析液の調整に使用される粉末状あるいは顆粒状の透析
用剤を収納する透析用剤の容器に関する。
【0002】
【従来の技術】透析液の一種に重炭酸型の透析液があ
り、この透析液を調整するための透析用剤の多くは、溶
解時における化学反応を防止すべくA剤とB剤とに分け
て提供されている。A剤はブドウ糖、塩化ナトリウム、
塩化マグネシウムなどの成分を含んだ薬剤であり、B剤
は炭酸水素ナトリウムを主成分とする薬剤である。これ
らの薬剤は、粉末状や顆粒状の構成成分を2〜4リット
ル容量の樹脂製(例えば、ポリエチレン製)のボトルな
どの容器に収納され、保管、搬送される。そして、薬剤
は、溶解装置で溶解された後に希釈装置によって所定濃
度に調整され、透析液として使用される。
【0003】ところで、近年、ゴミの処理が大きな問題
として浮上しており、透析用剤の容器に使用した樹脂製
ボトルの処分についても例外ではない。すなわち、ボト
ルは使用して空になっても、その容積は変らないので、
嵩張るゴミとなり、処分が面倒である。使用後の嵩高を
減少させることができる容器として、従前から使用され
ているアイスクリームのカップなどのように、紙製容器
とすることが考えられる。このカップ状容器は、上部か
ら下部に向って縮径する筒体の下部開口に底部を設け、
筒体の上部開口を外側にカーリングして補強し、上部開
口よりも少し小径な円形板材を嵌合して蓋としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、透析用
剤の容器を紙製カップにすると、溶解装置にセットして
ノズルを挿入する際に、筒体内に嵌合した蓋をその都度
取り外さなければならないし、ノズルに設けたカッター
で蓋を破断しようとしても円滑に破断することができ
ず、強引に破断しようとすると筒体が座屈してしまう。
また、透析用材の容器は、その容量がアイスクリーム用
の容器よりも遥かに大きくすることが必要となるので、
口径も大きくなって、上部開口を確実に封止する構成が
問題となる。
【0005】ところで、A剤の成分を構成するブドウ糖
は、他の成分、例えば、塩化ナトリウムなどの電解質成
分と長期間接触すると変質や変色を生じてしまう。この
対策として、A剤をブドウ糖と他の構成成分とに分けて
包装することが行われている。具体的には、透析用剤
を、ブドウ糖、ブドウ糖以外のA剤の構成成分、およ
び、B剤の3種類の薬剤に分けて、それぞれの薬剤を個
別に容器に収納することが行われている。
【0006】しかしながら、透析用剤を3種類の薬剤に
分け、各薬剤を個別に収納した場合には、使用後の廃棄
ボトルの数が増え、その結果、廃棄容量(嵩高)が増大
するという問題を生じてしまう。また、特殊な圧縮装置
や粉砕装置などを使用して廃棄容量を減少させることも
できるが、設置費用やこれに従事する人件費、作業負担
の問題が生じる。また、ブドウ糖とブドウ糖以外のA剤
の構成成分とを個別に収納すると、溶解するときにA剤
としての混合比に調整しなければならず、手間が掛か
る。
【0007】本発明は上記した事情に鑑みなされたもの
で、その目的は、溶解装置にセットする際に蓋をその都
度取り外すことなく使用することができ、しかも使用し
た後の処分を容易ならしめるために、使用後は容積を容
易に小さく(減容)できる透析用剤の容器を提供しよう
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであり、請求項1に記載のも
のは、筒体の下部開口に底部を設けて有底筒体とし、こ
の有底筒体の上部開口縁にフランジ部を形成し、該フラ
ンジ部に破断可能な封止材を止着して封止したことを特
徴とする透析用剤の容器である。
【0009】請求項2に記載のものは、上記筒体の下部
開口縁にフランジ部を形成し、該フランジ部に底部とし
て底面材を止着して封止したことを特徴とする請求項1
に記載の透析用剤の容器である。
【0010】請求項3に記載のものは、ブドウ糖を一成
分として含有する複数成分からなる透析用剤を収納する
透析用剤の容器において、底部から上部開口に向かって
次第に内面寸法が増大する有底筒体と、この有底筒体の
底部よりも大きく上部開口よりも小さな区画プレート
と、上記有底筒体の上部開口を封止する封止材と、から
なり、有底筒体内に区画プレートを嵌合して内部空間を
上下2つの室に区画し、一方の室内に乾燥状態のブドウ
糖を、他方の室内に他の構成成分をそれぞれ分けて収納
可能としたことを特徴とする透析用剤の容器である。
【0011】請求項4に記載のものは、有底筒体が紙製
であり、内面に防湿層を形成したことを特徴とする請求
項1から3のいずれかに記載の透析用剤の容器である。
【0012】
【発明の実施の形態】本実施形態における透析用剤の容
器1は、重炭酸型透析用の透析用剤におけるA剤の収納
に適用されるものであり、図1に示すように、有底円筒
体2とこの有底円筒体2の内部に嵌合した区画プレート
3と上記有底円筒体2の上部開口を封止する封止材4と
からなる。
【0013】有底円筒体2は、円形の底部5から上部開
口に向かって次第に拡径し、上部開口全周縁に外方に延
出したフランジ部6を形成し、このフランジ部6にシー
ル状の封止材4を接着あるいは溶着して上部開口部を封
止した紙コップ状の部材である。そして、この有底円筒
体2の内面およびフランジ部6の表面には、ポリエチレ
ン樹脂でコーティングしたり、或いはポリエチレンフィ
ルムをラミネートするなどして樹脂層を形成する表面処
理が施されている。この表面処理は、ポリエチレンなど
の樹脂によるものに限らず、アルミニウムやシリカ(二
酸化珪素)を蒸着してもよい。これらの表面処理により
形成した層は、外部からの湿気を阻止する防湿層として
の機能を有し、容器1内の薬剤の防湿効果を奏する。
【0014】区画プレート3は、容器1の内部空間を横
断して上下2つの室7a,7bに区画できるように成形
された紙製板材であり、直径を、底部5の直径よりも大
きく有底円筒体2の上部開口の直径未満に設定すること
により所定の位置に嵌合することができる。そして、こ
の区画プレート3は、有底円筒体2と同様に、表裏両面
に防湿層が形成されている。なお、前記した所定の位置
とは、一方の室7a内にブドウ糖を、他方の室7b内に
他の構成成分(A剤のブドウ糖を除いた他の構成成分)
を収納できる容積に有底円筒体2の内部空間を区画でき
る位置のことである。
【0015】したがって、まず前記他の構成成分を有底
円筒体2の内部に入れてから区画プレート3を有底円筒
体2内にほぼ水平に嵌合すると、有底円筒体2の内周面
が底部5に向かって次第に縮径されているので、嵌合位
置から下方に移動することがなく、この所定位置に停止
して内部空間を、前記他の構成成分を入れた下方の室7
bと、これらからブドウ糖を入れる上方の室7aとの2
つの室7a,7bに区画することができる。このため、
接着剤などで嵌合位置を保持する必要がなく、容器1内
でA剤を溶解しても接着剤の成分が溶出することがな
い。
【0016】そして、区画プレート3を所定位置に嵌合
したならば、上方の室7a内にブドウ糖を入れてから有
底円筒体2の上部開口に封止材4としてシール材を接着
あるいは溶着して封止する。
【0017】このように、容器1の内部空間を区画して
一方の室7a内には、十分に乾燥した粉末状のブドウ糖
を収納し、他方の室7b内には、ブドウ糖以外の他の構
成成分を収納すると、ブドウ糖は、塩化ナトリウムなど
の電解質成分から隔離した状態となり、この状態で運搬
したり、長期間保存しても変質などを生じることがな
い。その結果、ブドウ糖とブドウ糖以外の他の構成成分
とを別々の容器に収納する必要がなくなり、容器の使用
数を減らすことができる。
【0018】また、A剤の使用時、すなわち、A剤の溶
解時には、区画プレート3の中心から外れた位置を下方
に押圧すると、区画プレート3が回動するので、上下の
室7a,7bが連通され、ブドウ糖と他の構成成分とが
混合され、混合状態となったA剤を溶解装置によって溶
解することができる。
【0019】具体的には、図2に示すように、容器1を
溶解装置のターンテーブル10上にセットし、接続部材
11を封止材4に被せる。この状態で、接続部材11を
貫通したノズル12を下降すると、ノズル12の先端に
設けられたカッター13が封止材4を破断してノズル1
2が容器1内に挿入される。なお、ノズル12は、区画
プレート3の中心から外れた位置に配置されている。ま
た、区画プレート3は、溶解装置に装着した状態で、封
止材4を破断して挿入されたノズル12の先端が当接す
る高さに嵌合されている。したがって、ノズル12が下
降すると、ノズル12の先端により区画プレート3を回
動(転覆)させることができ、これにより2つの室7
a,7bを連通させることができる。
【0020】この様にして、容器1の内部にノズル12
が挿入されると、ノズル12から容器1内に水が供給さ
れるので、この水によってA剤が溶解され、A剤濃厚溶
液が排液管14から希釈装置側に送られる。そして、そ
の後、B剤溶液と混合されるとともに所定の濃度に調整
され、透析液となる。
【0021】この様にして使用された後の容器1は、底
部5から上部開口に向って拡径しているので、封止材4
を剥して除去したり、あるいはさらに大きく破断する
と、この容器1の上部開口内に他の容器1を底部5から
入れて重ねることができる。したがって、使用済みの容
器1を上記操作を繰り返して複数順次積み重ねることが
でき、これにより複数の容器1を嵩張ることなくまとめ
ることができる。このため、廃棄容量を削減することが
できる。
【0022】また、容器1を紙で構成してあるので、数
個重ねても容易に潰すことができ、さらに容積を小さく
して廃棄することができる。そして、区画プレート3も
紙製なので、各有底円筒体2から取り出したものを重ね
合わせて廃棄することができる。
【0023】前記実施形態では、有底円筒体2の上部開
口を封止している封止材4を破断してノズル12を挿入
し、区画プレート3を有底円筒体2の底部5側に押圧す
ることにより区画プレート3を回動したが、本発明はこ
れに限定されるものではない。例えば、図1中点線で示
すように、区画プレート3の中心からずれた位置、具体
的には端部に糸9(紐、テープなどの長尺可撓材)の一
端を固定し、この糸9の他端を上部開口から外部に導出
した状態で封止材4により上部開口を封止しておく。そ
して、室7a,7bを連通するとき、すなわち両室7
a,7b内の薬剤を混合するときには、上部開口縁から
出ている糸9の他端部分を引っ張り、これにより区画プ
レート3の端部を引き上げて区画プレート3を傾斜さ
せ、両室7a,7bを連通するように構成してもよい。
この様に構成すると、区画プレート3を確実に傾斜させ
て両室7a,7bを連通させることができる。また、下
方の室7b内に薬剤が満杯に充填されていても支障なく
両室7a,7bを連通させることができ、容器1の小型
化を促進することができる。
【0024】また、容器1を溶解装置に装着する際に天
地を逆にして、すなわち底部5を上に向けた状態で装着
し、底部5側からノズル12を挿入して区画プレート3
を押圧してもよい。すなわち、ノズル12の先端に設け
たカッター13により、破断可能な素材でできた底部5
を破断してノズル12を有底円筒体2の内部に挿入し、
このノズル12の先端により区画プレート3を押圧して
もよい。
【0025】この様にすると、有底円筒体2の大径側に
区画プレート3が押圧されるので、区画プレート3の外
周縁と有底円筒体2の内面との間に隙間が生じ易い。こ
れにより区画プレート3の嵌合状態が解かれ易く、回動
あるいは大きく傾いて確実に2つの室7a,7bを連通
させることができる。そして、区画プレート3の中心か
ら外れた位置を押圧するようにすると、ノズル12の先
端が区画プレート3の下方まで進入し易く、区画プレー
ト3の下方に入っている薬剤(本実施形態では他の構成
成分)を確実に溶解して取り出すことができる。
【0026】この様に、容器1の底部5を破断してノズ
ル12を挿入する場合には、有底円筒体2の底部5を、
樹脂フィルム製シール材など破断可能な底面材で構成す
ることが望ましく、また、この場合、円筒体の上部開口
と同様に、底面材で塞ぐ下部開口の開口縁にフランジ部
を形成し、このフランジ部に底面材を接着あるいは溶着
により止着することが望ましい。
【0027】なお、前記した実施形態では、容器1を底
部5から上部開口に向かって次第に拡径した略円筒状に
形成したが、これに限らず、底部から上部開口に向かっ
て次第に内面寸法が増大する形状、例えば断面楕円形や
角形であってもよい。要するに、区画プレート3を嵌合
する場合には、搬送や保存時に底部となる部分から上部
に向かって次第に内面寸法が増大する容器であればよ
い。
【0028】また、前記実施形態では、筒体や区画プレ
ート3を紙で構成したが、これに限らず、樹脂製でもよ
く、要するに、焼却処分あるいはリサイクルできる材質
であればよい。そして、開口縁に形成するフランジ部
は、上部に限らず下部に形成し、この下部のフランジ部
に底面材を止着して封止すると、溶解装置にセットして
ノズルのカッターで押圧した際に、この押圧力をフラン
ジ部で分散して受けることができるので、筒体の下端が
潰れ難くなり、液漏れの防止にも有益である。
【0029】また、ブドウ糖を分離しないで収納する場
合、すなわちブドウ糖をはじめとするA剤の構成成分が
混合した状態で収納する場合であっても、前記した容器
1を使用することができる。そして、この場合には、内
部に区画プレート3を設ける必要がなく、また、区画プ
レートを嵌合しないので、筒体もストレートな形状、例
えば円筒形でもよい。
【0030】そして、溶解する場合には容器1をそのま
ま溶解装置にセットし、前記した操作によりノズル12
を挿入すると、ノズル12から供給された水により何等
支障なく溶解することができる。
【0031】この様にして使用された後の容器1は、大
きな紙コップ状なので、容易に潰して容積を減少させる
ことができ、この減容状態で廃棄することができる。そ
の結果、廃棄容量を削減することができる。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば以
下の効果を奏する。請求項1の発明によれば、筒体の下
部開口に底部を設けて有底筒体とし、この有底筒体の上
部開口縁にフランジ部を形成し、該フランジ部に破断可
能な封止材を止着して封止したので、容量の大きい大型
のものであっても、封止材をフランジ部に止着すること
により上部開口を確実に封止することができ、シール不
良を防止できる。そして、溶解時には、簡単な操作で上
面の封止材を破断してノズルを挿入することができ、溶
解時の操作性も良好である。また、溶解が終了して使用
済みとなったならば、そのまま潰して減容化を図ること
ができるし、また、容器内に順次容器を重ねて収納する
ことができるので、複数の容器を集めても嵩張ることが
ない。したがって、廃棄容量を削減することができる。
そして、複数の容器を重ね合わせた状態で押し潰すと一
層容量を減少させることができる。
【0033】請求項2の発明によれば、上記筒体の下部
開口縁にフランジ部を形成し、該フランジ部に底部とし
て底面材を止着して封止するので、溶解装置にセットし
て上面をカッターで押圧した際に、この押圧力を容器下
端のフランジ部で分散して受けることができる。したが
って、容器の下端が潰れ難くなり、溶解中の液漏れの防
止にも有益である。
【0034】請求項3の発明によれば、底部から上部開
口に向かって次第に内面寸法が増大する有底筒体と、こ
の有底筒体の底部よりも大きく上部開口よりも小さな区
画プレートと、上記有底筒体の上部開口を封止する封止
材とから構成し、有底筒体内に区画プレートを嵌合して
内部空間を上下2つの室に区画し、一方の室内に乾燥状
態のブドウ糖を、他方の室内に他の構成成分をそれぞれ
分けて収納可能としたので、ブドウ糖を他の構成成分と
同じ容器に収納しても、ブドウ糖と他の構成成分との接
触に起因する変質を防止することができる。したがっ
て、ブドウ糖と他の構成成分とを別々の容器に収納する
必要がなく、容器の使用数を減らすことができる。その
結果、廃棄容量を削減できる。
【0035】また、溶解時には、区画プレートを上方か
ら押すことで2つの室を簡単に連通させることができ、
ブドウ糖と他の構成成分とを容器内で混合することがで
きる。溶解時の作業を容易に行うことができる。
【0036】請求項4の発明によれば、容器を紙製とし
たので、潰して容積を小さくすることも容易であり、廃
棄処分し易い。また、筒体が紙製であっても、内面に防
湿層を形成したので、内部の透析用剤が吸湿することを
防止することができ、長期間に渡る保存が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透析用剤の容器の断面図である。
【図2】容器を溶解装置に装着した状態における断面図
である。
【符号の説明】
1 容器 2 有底筒体 3 区画プレート 4 封止材 5 底部 6 フランジ部 7 室 9 糸 10 ターンテーブル 11 接続部材 12 ノズル 13 カッター 14 排液ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 81/34 BSL A61J 1/00 370Z Fターム(参考) 3E084 AA02 AA12 AA23 AA25 AA34 AA37 AB07 BA01 BA07 BA08 BA09 CA01 FD13 GB08 4C077 AA05 BB01 DD30 GG09 KK23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体の下部開口に底部を設けて有底筒体
    とし、この有底筒体の上部開口縁にフランジ部を形成
    し、該フランジ部に破断可能な封止材を止着して封止し
    たことを特徴とする透析用剤の容器。
  2. 【請求項2】 上記筒体の下部開口縁にフランジ部を形
    成し、該フランジ部に底部として底面材を止着して封止
    したことを特徴とする請求項1に記載の透析用剤の容
    器。
  3. 【請求項3】 ブドウ糖を一成分として含有する複数成
    分からなる透析用剤を収納する透析用剤の容器におい
    て、 底部から上部開口に向かって次第に内面寸法が増大する
    有底筒体と、 この有底筒体の底部よりも大きく上部開口よりも小さな
    区画プレートと、 上記有底筒体の上部開口を封止する封止材と、からな
    り、 有底筒体内に区画プレートを嵌合して内部空間を上下2
    つの室に区画し、一方の室内に乾燥状態のブドウ糖を、
    他方の室内に他の構成成分をそれぞれ分けて収納可能と
    したことを特徴とする透析用剤の容器。
  4. 【請求項4】 有底筒体が紙製であり、内面に防湿層を
    形成したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載の透析用剤の容器。
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