JP2001339463A - 通信システム及び通信装置 - Google Patents

通信システム及び通信装置

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JP2001339463A
JP2001339463A JP2000153933A JP2000153933A JP2001339463A JP 2001339463 A JP2001339463 A JP 2001339463A JP 2000153933 A JP2000153933 A JP 2000153933A JP 2000153933 A JP2000153933 A JP 2000153933A JP 2001339463 A JP2001339463 A JP 2001339463A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクションの確立時間を短縮して、サービ
ス及び通信品質の向上を図る。 【解決手段】 第1のメッセージ送受信手段11は、 H
elloメッセージの送受信を行う。第1の応答メッセージ
送信手段12は、 Helloメッセージを受信した際に応答
メッセージを送信する。第1のコネクション確立制御手
段13は、 Helloメッセージを受信して Hello adjacen
cy確立後、コネクションの確立制御を行う。第2のメッ
セージ送受信手段21は、 Helloメッセージの送受信を
行う。第2の応答メッセージ送信手段22は、 Helloメ
ッセージを受信した際に応答メッセージを送信する。第
2のコネクション確立制御手段23は、応答メッセージ
を受信して Hello adjacency確立後、コネクションの確
立制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信システム及び通
信装置に関し、特にTCP (Transmission ControlProtoc
ol)コネクションを確立して通信を行う通信システム及
びTCP コネクションを確立して通信を行う通信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】インターネット利用の拡大に伴い、ネッ
トワーク中継装置では、急速なトラフィック増大に対応
し、網リソースの使用率の最適化、差別化サービスとし
てのQos(Quality of Service) サービス等の実現が
要求されている。
【0003】これらの要求を満たすため、MPLS(Mu
ltiprotocol Label Switching)と呼ばれるラベル・スイ
ッチング方式が、IETF(Internet Engineering Tas
k Force)において標準化作業中である。
【0004】MPLSは、従来、ルータを利用して実現
していた異なるネットワーク間のレイヤ3での通信を、
レイヤ2で直結して上位層を使わずに実現するパケット
高速転送技術である。
【0005】また、MPLSでは、隣接のLSR(Labe
l Switching Router) 間でラベルを分配(交換)する必
要があり、そのラベル分配手法の1つとしてLDP(Lab
el Distribution Protocol) がある。LDPは、隣接L
SR間でTCP を使用してLDPセッションを確立する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現状のMPLSのイン
ターネットドラフトにおける、LDPのTCP コネクショ
ンの確立では、LSRが送信する Helloメッセージは互
いに独立に送信されることになり(Helloメッセージに
対する応答メッセージがない)、それぞれのLSRの H
ello adjacency確立(隣接LSRを見つけて互いに Hel
loメッセージのやりとりを行う状態の確立)の認識に時
間差が生じる。このため、コネクションが早期に確立さ
れないといった問題があった。
【0007】これは初期立ち上げシーケンスの場合だけ
でなく、一時的なリンク障害や装置障害の場合にも発生
するため、一時障害の復旧時間が長くなる。また、MP
LSは、主にISP(Internet Service Provider)等の
キャリアインターネットで使用されるために障害復旧の
迅速性が要求されるが、一時障害の復旧時間が長くなる
ことは、ユーザへのサービスの低下を招いてしまう。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、LDPのためのコネクションの確立時間を短
縮して、サービス及び通信品質の向上を図った通信シス
テムを提供することを目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、LDPのため
のコネクションの確立時間を短縮して、サービス及び通
信品質の向上を図った通信装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示すような、コネクションを確立
して通信を行う通信システム1において、 Helloメッセ
ージの送受信を行う第1のメッセージ送受信手段11
と、 Helloメッセージを受信した際に応答メッセージを
送信する第1の応答メッセージ送信手段12と、 Hello
メッセージを受信して Hello adjacency確立後、コネク
ションの確立制御を行う第1のコネクション確立制御手
段13と、から構成される第1の通信装置10と、 Hel
loメッセージの送受信を行う第2のメッセージ送受信手
段21と、 Helloメッセージを受信した際に応答メッセ
ージを送信する第2の応答メッセージ送信手段22と、
応答メッセージを受信して Hello adjacency確立後、コ
ネクションの確立制御を行う第2のコネクション確立制
御手段23と、から構成される第2の通信装置20と、
を有することを特徴とする通信システム1が提供され
る。
【0011】ここで、第1のメッセージ送受信手段11
は、 Helloメッセージの送受信を行う。第1の応答メッ
セージ送信手段12は、 Helloメッセージを受信した際
に応答メッセージを送信する。第1のコネクション確立
制御手段13は、 Helloメッセージを受信して Hello a
djacency確立後、コネクションの確立制御を行う。第2
のメッセージ送受信手段21は、 Helloメッセージの送
受信を行う。第2の応答メッセージ送信手段22は、 H
elloメッセージを受信した際に応答メッセージを送信す
る。第2のコネクション確立制御手段23は、応答メッ
セージを受信して Hello adjacency確立後、コネクショ
ンの確立制御を行う。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の通信システムの原
理図である。通信システム1は、MPLSのパケット伝
送を行うシステムであり、第1の通信装置10と第2の
通信装置20とから構成される。第1の通信装置10と
第2の通信装置20は、ラベル・スイッチング機能を持
つLSRに該当する。
【0013】第1の通信装置10に対し、第1のメッセ
ージ送受信手段11は、 Helloメッセージの送受信を行
う。 Helloメッセージは、これを送信することで近隣の
どのルータがLSRかを探すことができ、また、隣接L
SRを見つけた時には、そのLSRの通信を維持するた
めに用いられる。
【0014】第1の応答メッセージ送信手段12は、 H
elloメッセージを受信した際に相手側に応答メッセージ
を送信する。第1のコネクション確立制御手段13は、
Helloメッセージを受信して Hello adjacency確立(隣
接LSRを見つけて互いに Helloメッセージのやりとり
を行う状態の確立)後、TCP コネクションの確立制御を
行う。
【0015】第2の通信装置20に対し、第2のメッセ
ージ送受信手段21は、 Helloメッセージの送受信を行
う。第2の応答メッセージ送信手段22は、 Helloメッ
セージを受信した際に相手側に応答メッセージを送信す
る。第2のコネクション確立制御手段23は、応答メッ
セージを受信して Hello adjacency確立後、TCP コネク
ションの確立制御を行う。
【0016】次に従来のIETFのMPLSのインター
ネットドラフトにおける、LDPのTCP コネクションの
確立の問題点について説明し、その後、本発明の詳細動
作について説明する。
【0017】図2、図3は従来のTCP コネクション確立
のシーケンスを示す図である。図は、Basic Discovery
Mechanism (リンクレベルで直接接続されたLSR nei
ghborsを発見するメカニズム)におけるLSRa、LS
Rb間でLDPのTCP コネクションを設定する場合であ
り、LSRaがpassive open側、LSRbがactive ope
n 側で、LSRbを先に立ち上げるものとする。
【0018】ここで、SYN メッセージを自律的に発生し
てTCP コネクションの確立動作を行う側をactive open
といい、相手から送られたSYN メッセージを受信した後
にTCP コネクションの確立動作を行う側をpassive open
という。 〔S1〕LSRbが立ち上がる。 〔S2〕 Helloプロセス41は、 Helloメッセージを送
信すべく Hello送信タイマを起動して、Link Helloメッ
セージをLSRaへ送信する。 〔S3〕LSRaは立ち上がっていないため、LSRb
からのLink Helloメッセージは未到着となる。 〔S4〕LSRaが立ち上がる。 〔S5〕 Helloプロセス31は、 Hello送信タイマを起
動して、Link HelloメッセージをLSRbへ送信する。 〔S6〕 Helloプロセス41は、LSRaからのLink H
elloメッセージを受信したことをMainプロセス43へ通
知し、Mainプロセス43は、 Hello adjacency確立を認
識する。 〔S7〕Mainプロセス43は、受信Helloメッセージを
評価し、自己がactive open であることをTCP プロセス
42へ通知する。 〔S8〕TCP プロセス42は、SYN 送信タイマを起動し
て、SYN メッセージをLSRaへ送信する。 〔S9〕TCP プロセス32は、LSRbからのSYN メッ
セージを受信するが、LSRaはまだ Hello adjacency
が確立されていないので、TCP コネクションの確立に失
敗する。 〔S10〕 Helloプロセス41は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRaへ送信す
る。 〔S11〕 Helloプロセス31は、LSRbからのLink
Helloメッセージを受信したことをMainプロセス33へ
通知し、Mainプロセス33は、 Hello adjacency確立を
認識する。 〔S12〕Mainプロセス33は、受信Helloメッセージ
を評価し、自己がpassiveopenであることをTCP プロセ
ス32へ通知する。 〔S13〕 Helloプロセス31は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRbへ送信す
る。 〔S14〕TCP プロセス42は、SYN メッセージをLS
Raへ送信する。 〔S15〕TCP プロセス32は、LSRbからのSYN メ
ッセージを受信する。そして、TCP コネクション確立の
動作制御を開始する。 〔S16〕TCP プロセス32は、SYN メッセージとack
メッセージをLSRbへ送信する。 〔S17〕TCP プロセス42は、ack メッセージをLS
Raへ送信する。 〔S18〕TCP プロセス32、42は、Mainプロセス3
3、43へTCP コネクション確立の指示を行い、LSR
aとLSRb間にTCP コネクションが確立される。 〔S19〕 Helloプロセス41は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRaへ送信す
る。以降同様に送信周期にもとづいてLink Helloメッセ
ージがLSRaとLSRb間でやりとりされる。
【0019】以上説明したように、LSRbが最初に送
出するLink Helloメッセージは、LSRaがまだ立ち上
がっていないため、LSRaには届かない。ところが、
LSRaが最初に送出するLink HelloメッセージはLS
Rbに届くため、LSRbはHello adjacency確立を認
識し、受信 Helloメッセージを評価し、自LSRがアク
ティブオープンすべきであると認識し、TCP コネクショ
ンのアクティブオープンを実行する事によりSYNメッ
セージを送出する。
【0020】しかし、この時点では、LSRaは Hello
adjacencyの確立を認識していないため、SYNメッセ
ージは受け付けられない。その後、LSRbからの Hel
loメッセージの再送により、LSRaは Hello adjacen
cy確立を認識し、受信 Helloメッセージを評価し、自L
SRがパッシブオープンすべきであると認識し、TCPコ
ネクションの確立を実行する。このように、それぞれの
LSRの Hello adjacency確立の認識に時間差が生じる
ことに起因して、TCP コネクションの確立が1度失敗す
ることになり、TCP コネクションの確立が遅れてしま
う。
【0021】図4、図5は従来のTCP コネクション確立
のシーケンスを示す図である。図は、Basic Discovery
Mechanism におけるLSRa、LSRb間でLDPのTC
P コネクションを設定する場合であり、LSRaがpass
ive open側、LSRbがactive open 側で、LSRbを
先に立ち上げるものとする。 〔S20〕LSRbが立ち上がる。 〔S21〕 Helloプロセス41は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRaへ送信す
る。 〔S22〕LSRaは立ち上がっていないため、LSR
bからのLink Helloメッセージは未到着となる。 〔S23〕LSRaが立ち上がる。 〔S24〕 Helloプロセス31は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRbへ送信す
る。 〔S25〕 Helloプロセス41は、LSRaからのLink
Helloメッセージを受信したことをMainプロセス43へ
通知し、Mainプロセス43は、 Hello adjacency確立を
認識する。 〔S26〕Mainプロセス43は、受信Helloメッセージ
を評価し、自己がactiveopen であることをTCP プロセ
ス42へ通知する。 〔S27〕TCP プロセス42は、SYN 送信タイマを起動
して、SYN メッセージをLSRaへ送信する。 〔S28〕TCP プロセス32は、LSRbからのSYN メ
ッセージを受信するが、LSRaはまだ Hello adjacen
cyが確立されていないので、TCP コネクションの確立に
失敗する。 〔S29〕TCP プロセス42は、SYN 送信タイマを起動
して、SYN メッセージをLSRaへ送信する。 〔S30〕TCP プロセス32は、LSRbからのSYN メ
ッセージを受信するが、LSRaはまだ Hello adjacen
cyが確立されていないので、TCP コネクションの確立に
失敗する。 〔S31〕 Helloプロセス41は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRaへ送信す
る。 〔S32〕 Helloプロセス31は、LSRbからのLink
Helloメッセージを受信したことをMainプロセス33へ
通知し、Mainプロセス33は、 Hello adjacency確立を
認識する。 〔S33〕Mainプロセス33は、受信Helloメッセージ
を評価し、自己がpassiveopenであることをTCP プロセ
ス32へ通知する。 〔S34〕 Helloプロセス31は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRbへ送信す
る。 〔S35〕TCP プロセス42は、SYN メッセージをLS
Raへ送信する。 〔S36〕TCP プロセス32は、LSRbからのSYN メ
ッセージを受信する。そして、TCP コネクション確立の
動作制御を開始する。 〔S37〕TCP プロセス32は、SYN メッセージとack
メッセージをLSRbへ送信する。 〔S38〕TCP プロセス42は、ack メッセージをLS
Raへ送信する。 〔S39〕TCP プロセス32、42は、Mainプロセス3
3、43へTCP コネクション確立の指示を行い、LSR
aとLSRb間にTCP コネクションが確立される。
【0022】以上説明したように、 Hello送信タイマの
送信周期と、SYN 送信タイマの送信周期との関係によっ
ては、TCP コネクションの確立が2度以上失敗する場合
がある。
【0023】図6、図7は従来のTCP コネクション確立
のシーケンスを示す図である。図は、Basic Discovery
Mechanism におけるLSRa、LSRb間でLDPのTC
P コネクションを設定する場合であり、LSRaがpass
ive open側、LSRbがactive open 側で、LSRaを
先に立ち上げるものとする。 〔S40〕LSRaが立ち上がる。 〔S41〕 Helloプロセス31は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRbへ送信す
る。 〔S42〕LSRbは立ち上がっていないため、LSR
aからのLink Helloメッセージは未到着となる。 〔S43〕LSRbが立ち上がる。 〔S44〕 Helloプロセス41は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRaへ送信す
る。 〔S45〕 Helloプロセス31は、LSRbからのLink
Helloメッセージを受信したことをMainプロセス33へ
通知し、Mainプロセス33は、 Hello adjacency確立を
認識する。 〔S46〕Mainプロセス33は、受信Helloメッセージ
を評価し、自己がpassiveopenであることをTCP プロセ
ス32へ通知する。 〔S47〕 Helloプロセス31は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRbへ送信す
る。 〔S48〕 Helloプロセス41は、LSRaからのLink
Helloメッセージを受信したことをMainプロセス43へ
通知し、Mainプロセス43は、 Hello adjacency確立を
認識する。 〔S49〕Mainプロセス43は、受信Helloメッセージ
を評価し、自己がactiveopen であることをTCP プロセ
ス42へ通知する。 〔S50〕TCP プロセス42は、SYN 送信タイマを起動
して、SYN メッセージをLSRaへ送信する。 〔S51〕TCP プロセス32は、LSRbからのSYN メ
ッセージを受信する。そして、TCP コネクション確立の
動作制御を開始する。 〔S52〕TCP プロセス32は、SYN メッセージとack
メッセージをLSRbへ送信する。 〔S53〕TCP プロセス42は、ack メッセージをLS
Raへ送信する。 〔S54〕TCP プロセス32、42は、Mainプロセス3
3、43へTCP コネクション確立の指示を行い、LSR
aとLSRb間にTCP コネクションが確立される。 〔S55〕 Helloプロセス41は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRaへ送信す
る。以降同様に送信周期にもとづいて、Link Helloメッ
セージがLSRaとLSRb間でやりとりされる。
【0024】以上説明したように、上記の場合ではTCP
コネクションの確立には失敗はしないが、タイミングに
よっては双方のLSRa、LSRbが立ち上がってから
ほぼHello送信タイマ分の時間経過後まで、TCP コネク
ションが確立できない。
【0025】なお、上記のLink Helloメッセージの代わ
りにTargeted Helloメッセージを用いたExtend Discove
ry Mechanism(リンクレベルで直接接続されていないL
SRneighborsを発見するメカニズム)の場合も同様の
問題が生じる。
【0026】次にこれらの問題を解決した本発明の動作
シーケンスについて説明する。図8、図9は通信システ
ム1の第1の実施の形態のTCP コネクション確立のシー
ケンスを示す図である。第1の通信装置10がLSRb
に対応し、第2の通信装置20がLSRaに対応する。
【0027】また、第1のメッセージ送受信手段11と
第1の応答メッセージ送信手段12は Helloプロセス6
1に対応し、第2のメッセージ送受信手段21と第2の
応答メッセージ送信手段22は、 Helloプロセス51に
対応し、第1のコネクション確立制御手段13は、TCP
プロセス62とMainプロセス63に対応し、第2のコネ
クション確立制御手段23は、TCP プロセス52とMain
プロセス53に対応する。 〔S60〕LSRbが立ち上がる。 〔S61〕 Helloプロセス61は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRaへ送信す
る。 〔S62〕LSRaは立ち上がっていないため、LSR
bからのLink Helloメッセージは未到着となる。 〔S63〕LSRaが立ち上がる。 〔S64〕 Helloプロセス51は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRbへ送信す
る。 〔S65a〕 Helloプロセス61は、LSRaからの L
ink Helloメッセージを受信したことをMainプロセス6
3へ通知し、Mainプロセス63は、 Hello adjacency確
立を認識する。 〔S65b〕 Helloプロセス61は、応答メッセージを
LSRaへ送信する。この応答メッセージは、応答フラ
グを有するLink Helloメッセージである。また、LSR
aは、受信したLink Helloメッセージの応答フラグがO
Nの場合には、このLink Helloメッセージを応答メッセ
ージとして判断し、それに対する応答メッセージの送信
は禁止する。 〔S66〕Mainプロセス63は、受信Helloメッセージ
を評価し、自己がactiveopen であることをTCP プロセ
ス62へ通知する。 〔S67〕 Helloプロセス51は、LSRbからのLink
Helloメッセージを受信したことをMainプロセス53へ
通知し、Mainプロセス53は、 Hello adjacency確立を
認識する。 〔S68〕Mainプロセス53は、受信Helloメッセージ
を評価し、自己がpassiveopenであることをTCP プロセ
ス52へ通知する。 〔S69〕TCP プロセス62は、SYN 送信タイマを起動
して、SYN メッセージをLSRaへ送信する。 〔S70〕TCP プロセス52は、LSRbからのSYN メ
ッセージを受信する。そして、TCP コネクション確立の
動作制御を開始する。 〔S71〕TCP プロセス52は、SYN メッセージとack
メッセージをLSRbへ送信する。 〔S72〕TCP プロセス62は、ack メッセージをLS
Raへ送信する。 〔S73〕TCP プロセス52、62は、Mainプロセス5
3、63へTCP コネクション確立の指示を行い、LSR
aとLSRb間にTCP コネクションが確立される。 〔S74〕 Helloプロセス61は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRaへ送信す
る。 〔S75〕 Helloプロセス51は、応答メッセージをL
SRbへ送信する。 〔S76〕 Helloプロセス51は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRbへ送信す
る。 〔S77〕 Helloプロセス61は、応答メッセージをL
SRaへ送信する。以降同様に、送信周期にもとづいて
Link Helloメッセージ及び応答メッセージがLSRaと
LSRb間でやりとりされる。
【0028】以上説明したように、第1の実施の形態で
は、LSRaからLink Helloメッセージを受信したLS
Rbは、その応答として、応答フラグONのLink Hello
メッセージを直ちに返送する(SYN メッセージの前
に)。これにより、LSRaは、SYN メッセージの受信
前に Hello adjacency確立を認識し、TCP のpassive op
enを発行することができる。したがって、正常に最初の
SYN メッセージを受信することができ、結果として一度
目のSYN メッセージによって、TCP コネクションを確立
することが可能になる。
【0029】図10、図11は通信システム1の第2の
実施の形態のTCP コネクション確立のシーケンスを示す
図である。第1の通信装置10がLSRbに対応し、第
2の通信装置20がLSRaに対応する。 〔S80〕LSRbが立ち上がる。 〔S81〕 Helloプロセス61は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRaへ送信す
る。 〔S82〕LSRaは立ち上がっていないため、LSR
bからのLink Helloメッセージは未到着となる。 〔S83〕LSRaが立ち上がる。 〔S84〕 Helloプロセス51は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRbへ送信す
る。 〔S85〕 Helloプロセス61は、LSRaからの Lin
k Helloメッセージを受信したことをMainプロセス63
へ通知し、Mainプロセス63は、 Hello adjacency確立
を認識する。 〔S86〕 Helloプロセス61は、LSRaからの Lin
k Helloメッセージを受信すると応答メッセージをLS
Raへ送信する。この応答メッセージは、応答フラグを
有するLink Helloメッセージである。 〔S87〕Mainプロセス63は、受信Helloメッセージ
を評価し、自己がactiveopen であることをTCP プロセ
ス62へ通知する。 〔S88〕 Helloプロセス51は、LSRbからの Lin
k Helloメッセージを受信したことをMainプロセス53
へ通知し、Mainプロセス53は、 Hello adjacency確立
を認識する。 〔S89〕 Helloプロセス51は、LSRbからの Lin
k Helloメッセージを受信すると応答メッセージをLS
Rbへ送信する。この応答メッセージは、応答フラグを
有するLink Helloメッセージである。 〔S90〕Mainプロセス53は、受信Helloメッセージ
を評価し、自己がpassiveopenであることをTCP プロセ
ス52へ通知する。 〔S91〕TCP プロセス62は、SYN 送信タイマを起動
して、SYN メッセージをLSRaへ送信する。 〔S92〕TCP プロセス52は、LSRbからのSYN メ
ッセージを受信する。そして、TCP コネクション確立の
動作制御を開始する。 〔S93〕TCP プロセス52は、SYN メッセージとack
メッセージをLSRbへ送信する。 〔S94〕TCP プロセス62は、ack メッセージをLS
Raへ送信する。 〔S95〕TCP プロセス52、62は、Mainプロセス5
3、63へTCP コネクション確立の指示を行い、LSR
aとLSRb間にTCP コネクションが確立される。 〔S96〕 Helloプロセス61は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRaへ送信す
る。 〔S97〕 Helloプロセス51は、 Hello送信タイマを
起動して、Link HelloメッセージをLSRbへ送信す
る。以降同様に、送信周期にもとづいてLink Helloメッ
セージがLSRaとLSRb間でやりとりされる。
【0030】以上説明したように、第2の実施の形態で
は、LSRaからLink Helloメッセージを受信したLS
Rbは、Link Helloメッセージを解析し、 Hello adjac
encyが未確立のLSRaからのメッセージであることを
認識し、その応答として、Link Helloメッセージを直ち
に返送する(SYN メッセージの送信の前に)。
【0031】これにより、LSRaはSYN メッセージの
受信前に Hello adjacencyの確立を認識し、TCP のpass
ive openを発行する。また、この時、 Hello adjacency
が未確立のLSRbからの Helloメッセージ受信である
ので、LSRbに対してLinkHelloメッセージを直ちに
返送する。したがって、正常に最初のSYN メッセージを
受信することができ、結果として、一度目のSYN メッセ
ージによってTCP コネクションを確立することが可能に
なる。
【0032】また、上記のように Hello adjacency未確
立の装置から Helloメッセージを受信した時のみ、応答
メッセージを送信することにより、TCP コネクション確
立後はLink Helloメッセージだけのやりとりだけとなる
ので、オーバヘッドを削減することができる。
【0033】図12、図13は通信システム1の第3の
実施の形態のTCP コネクション確立のシーケンスを示す
図である。第1の通信装置10がLSRbに対応し、第
2の通信装置20がLSRaに対応する。 〔S100〕LSRbが立ち上がる。 〔S101〕 Helloプロセス61は、 Hello送信タイマ
を起動して、Link HelloメッセージをLSRaへ送信す
る。 〔S102〕LSRaは立ち上がっていないため、LS
RbからのLink Helloメッセージは未到着となる。 〔S103〕LSRaが立ち上がる。 〔S104〕 Helloプロセス51は、 Hello送信タイマ
を起動して、Link HelloメッセージをLSRbへ送信す
る。 〔S105〕 Helloプロセス61は、LSRaからの L
ink Helloメッセージを受信したことをMainプロセス6
3へ通知し、Mainプロセス63は、 Hello adjacency確
立を認識する。 〔S106〕 Helloプロセス61は、応答メッセージを
LSRaへ送信する。この応答メッセージは、応答フラ
グを有するTargeted Helloメッセージである。なお、こ
こではTargeted Helloメッセージが消失したとする。 〔S107〕Mainプロセス63は、受信Helloメッセー
ジを評価し、自己がactive open であることをTCP プロ
セス62へ通知する。 〔S108〕TCP プロセス62は、SYN 送信タイマを起
動して、SYN メッセージをLSRaへ送信する。なお、
ステップS106でTargeted Helloメッセージが消失し
たので、SYN メッセージは廃棄される。 〔S109〕 Helloプロセス61は、応答メッセージを
LSRaへ送信する。この応答メッセージは、応答フラ
グを有するTargeted Helloメッセージである。 〔S110〕 Helloプロセス51は、LSRbからの T
argeted Helloメッセージを受信したことをMainプロセ
ス53へ通知し、Mainプロセス53は、 Hello adjacen
cy確立を認識する。 〔S111〕Mainプロセス53は、受信Helloメッセー
ジを評価し、自己がpassive openであることをTCP プロ
セス52へ通知する。 〔S112〕TCP プロセス62は、SYN 送信タイマを起
動して、SYN メッセージをLSRaへ送信する。 〔S113〕TCP プロセス52は、LSRbからのSYN
メッセージを受信する。そして、TCP コネクション確立
の動作制御を開始する。 〔S114〕TCP プロセス52は、SYN メッセージとac
k メッセージをLSRbへ送信する。 〔S115〕TCP プロセス62は、ack メッセージをL
SRaへ送信する。 〔S116〕TCP プロセス52、62は、Mainプロセス
53、63へTCP コネクション確立の指示を行い、LS
RaとLSRb間にTCP コネクションが確立される。 〔S117〕 Helloプロセス61は、 Hello送信タイマ
を起動して、Link HelloメッセージをLSRaへ送信す
る。 〔S118〕 Helloプロセス51は、 Hello送信タイマ
を起動して、Link HelloメッセージをLSRbへ送信す
る。以降同様に、送信周期にもとづいてLink Helloメッ
セージがLSRaとLSRb間でやりとりされる。
【0034】以上説明したように、第3の実施の形態で
は、LSRaからLink Helloメッセージを受信したLS
Rbは、Link Helloメッセージを解析し、 Hello adjac
encyが未確立のLSRaからのメッセージであることを
認識し、その応答としてTargeted Helloメッセージを直
ちに返送する(SYN メッセージの送信の前に)。
【0035】同時にTargeted Hello送信タイマをセット
する。ここで、1回目のTargeted Helloメッセージは消
失する。よって、LSRbからの最初のSYN メッセージ
はLSRaにて廃棄される。
【0036】次にTargeted Hello送信タイマの満了によ
り、LSRbはTargeted Helloメッセージを再送する。
これにより、LSRaは2回目のSYN メッセージの受信
前にHello adjacencyの確立を認識し、TCP のpassive o
penを発行する。したがって、正常に2回目のSYN メッ
セージを受信することができ、結果として2度目のSYN
メッセージによりTCP コネクションを確立することが可
能になる。
【0037】また、第3の実施の形態では、応答メッセ
ージとしてマルチキャスト用のLinkHelloメッセージで
なく、ユニキャスト用のTargeted Helloメッセージを使
用するため、オーバヘッドを削減することができる。
【0038】次に本発明の通信装置について説明する。
図14は本発明の通信装置のブロック図である。上記の
本発明の通信システム1では、応答メッセージを返送す
ることにより、 Hello adjacency確立の認識の時間差を
なくしたが、本発明の通信装置100は、 Helloメッセ
ージの送信周期を一時的に短縮することで、 Hello adj
acency確立の認識の時間差をなくすものである。
【0039】メッセージ送受信手段101は、 Helloメ
ッセージの送受信を行う。コネクション確立制御手段1
02は、 Helloメッセージを受信して Hello adjacency
確立後、コネクションの確立制御を行う。送信周期制御
手段103は、初期立ち上げまたは障害復旧時に、 Hel
loメッセージの送信周期を短周期に設定し、 Hello adj
acency確立後は、 Helloメッセージの送信周期を定常状
態に戻す。
【0040】図15、図16は通信装置100の第1の
実施の形態のTCP コネクション確立のシーケンスを示す
図である。通信装置100は、LSRa、LSRbに対
応する。また、メッセージ送受信手段101と送信周期
制御手段103は、 Helloプロセス71、81に対応
し、コネクション確立制御手段102は、TCP プロセス
72、82とMainプロセス73、83に対応する。 〔S120〕LSRaが立ち上がる。 〔S121〕 Helloプロセス71は、短周期の Hello送
信タイマを起動して、Link HelloメッセージをLSRb
へ送信する。 〔S122〕LSRbは立ち上がっていないため、LS
RaからのLink Helloメッセージは未到着となる。 〔S123〕LSRbが立ち上がる。 〔S124〕 Helloプロセス81は、短周期の Hello送
信タイマを起動して、Link HelloメッセージをLSRa
へ送信する。 〔S125〕 Helloプロセス71は、LSRbからの L
ink Helloメッセージを受信したことをMainプロセス7
3へ通知し、Mainプロセス73は、 Hello adjacency確
立を認識する。 〔S126〕Mainプロセス73は、受信Helloメッセー
ジを評価し、自己がpassive openであることをTCP プロ
セス72へ通知する。 〔S127〕 Helloプロセス71は、定常状態時の Hel
lo送信タイマを起動して、Link HelloメッセージをLS
Rbへ送信する。このように、 Hello adjacency確立
後、1回 Link Helloメッセージ送信後、送信周期を定
常状態のものに戻す。 〔S128〕 Helloプロセス81は、LSRaからの L
ink Helloメッセージを受信したことをMainプロセス8
3へ通知し、Mainプロセス83は、 Hello adjacency確
立を認識する。 〔S129〕Mainプロセス83は、受信Helloメッセー
ジを評価し、自己がactive open であることをTCP プロ
セス82へ通知する。 〔S130〕 Helloプロセス81は、定常状態時の Hel
lo送信タイマを起動して、Link HelloメッセージをLS
Raへ送信する。このように、 Hello adjacency確立
後、1回 Link Helloメッセージ送信後、送信周期を定
常状態のものに戻す。 〔S131〕TCP プロセス82は、SYN 送信タイマを起
動して、SYN メッセージをLSRaへ送信する。 〔S132〕TCP プロセス72は、LSRbからのSYN
メッセージを受信する。そして、TCP コネクション確立
の動作制御を開始する。 〔S133〕TCP プロセス72は、SYN メッセージとac
k メッセージをLSRbへ送信する。 〔S134〕TCP プロセス82は、ack メッセージをL
SRaへ送信する。 〔S135〕TCP プロセス72、82は、Mainプロセス
73、83へTCP コネクション確立の指示を行い、LS
RaとLSRb間にTCP コネクションが確立される。 〔S136〕 Helloプロセス81は、定常状態時の Hel
lo送信タイマを起動して、Link HelloメッセージをLS
Raへ送信する。 〔S137〕 Helloプロセス71は、定常状態時の Hel
lo送信タイマを起動して、Link HelloメッセージをLS
Rbへ送信する。以降同様に、定常状態時の送信周期に
もとづいてLink HelloメッセージがLSRaとLSRb
間でやりとりされる。
【0041】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態では、LSRa、LSRbは、初期立ち上げ用に
Link Helloメッセージの送信周期を短縮したタイマをセ
ットして立ち上がる。したがって、LSRaは、通常の
タイミングより短い周期で、2回目のLink Helloメッセ
ージを送信する。
【0042】よって、LSRbは、図6、図7で示した
タイミングより早くLSRaからのLink Helloメッセー
ジを受信することになり、より早いタイミングで Hello
adjacencyの確立を認識し、TCP コネクションを確立す
ることができる。そして、LSRa、LSRbは、 Hel
lo adjacencyの確立後、1回だけ短縮したタイマでLink
Helloメッセージを送信し、以降は定常状態の長いLink
Helloメッセージの送信周期でLink Helloメッセージを
送信する。
【0043】図17、図18は通信装置100の第2の
実施の形態のTCP コネクション確立のシーケンスを示す
図である。通信装置100は、LSRa、LSRbに対
応する。 〔S140〕LSRbが立ち上がる。 〔S141〕 Helloプロセス81は、短周期のTargeted
Hello送信タイマを起動して、Targeted Helloメッセー
ジをLSRaへ送信する。 〔S142〕LSRaは立ち上がっていないため、LS
RbからのTargeted Helloメッセージは未到着となる。 〔S143〕LSRaが立ち上がる。 〔S144〕 Helloプロセス81は、短周期のTargeted
Hello送信タイマを起動して、Targeted Helloメッセー
ジをLSRaへ送信する。 〔S145〕 Helloプロセス71は、LSRbからの T
argeted Helloメッセージを受信したことをMainプロセ
ス73へ通知し、Mainプロセス73は、 Hello adjacen
cy確立を認識する。 〔S146〕 Helloプロセス71は、短周期のTargeted
HelloメッセージをLSRbへ送信する。 〔S147〕Mainプロセス73は、受信Helloメッセー
ジを評価し、自己がpassive openであることをTCP プロ
セス72へ通知する。 〔S148〕 Helloプロセス81は、LSRaからの T
argeted Helloメッセージを受信したことをMainプロセ
ス83へ通知し、Mainプロセス83は、 Hello adjacen
cy確立を認識する。 〔S149〕Mainプロセス83は、受信Helloメッセー
ジを評価し、自己がactive open であることをTCP プロ
セス82へ通知する。 〔S150〕TCP プロセス72は、SYN 送信タイマを起
動して、SYN メッセージをLSRbへ送信する。 〔S151〕TCP プロセス82は、LSRaからのSYN
メッセージを受信する。そして、TCP コネクション確立
の動作制御を開始する。 〔S152〕 Helloプロセス81は、定常状態のTarget
ed HelloメッセージをLSRaへ送信する。 〔S153〕TCP プロセス82は、SYN メッセージとac
k メッセージをLSRaへ送信する。 〔S154〕TCP プロセス72は、ack メッセージをL
SRbへ送信する。 〔S155〕TCP プロセス72、82は、Mainプロセス
73、83へTCP コネクション確立の指示を行い、LS
RaとLSRb間にTCP コネクションが確立される。 〔S156〕 Helloプロセス71は、定常状態の Hello
送信タイマを起動して、Targeted HelloメッセージをL
SRbへ送信する。 〔S157〕 Helloプロセス81は、定常状態の Hello
送信タイマを起動して、Targeted HelloメッセージをL
SRaへ送信する。以降同様に、送信周期にもとづいて
Targeted HelloメッセージがLSRaとLSRb間でや
りとりされる。
【0044】以上説明したように、第2の実施の形態で
は、LSRbの初期立ち上げ用にTargeted Helloメッセ
ージの送信周期を短縮したタイマをセットして立ち上が
る。したがって、LSRbは通常のタイミングより短い
周期で2回目のTargeted Helloメッセージを送信する。
よって、LSRaはより早く、LSRbからのTargeted
Helloメッセージを受信することになり、早いタイミン
グで Hello adjacencyの確立を認識し、TCP コネクショ
ンを確立することができる。
【0045】また、LSRbは、 Hello adjacencyの確
立後、1回だけ短縮したタイマでTargeted Helloメッセ
ージを送信し、以降は定常状態の長いTargeted Helloメ
ッセージの送信周期でTargeted Helloメッセージを送信
する。
【0046】図19〜図21は通信装置100の第3の
実施の形態のTCP コネクション確立のシーケンスを示す
図である。 〔S160〕LSRaとLSRbは、 Hello adjacency
確立中である。 〔S161〕 Helloプロセス71は、 Hello送信タイマ
を起動して、Link HelloメッセージをLSRbへ送信す
る。 〔S162〕LSRbは、 Hello adjacency hold タイ
マをリスタートする。 〔S163〕 Helloプロセス81は、 Hello送信タイマ
を起動して、Link HelloメッセージをLSRaへ送信す
る。 〔S164〕LSRaは、 Hello adjacency hold タイ
マをリスタートする。 〔S165〕障害が発生し、LSRaとLSRb間の通
信が不可となる。 〔S166〕LSRaとLSRbは、互いのLink Hello
メッセージの受信が不可となる。 〔S167〕LSRbは、 Hello adjacency hold タイ
マが満了となる。 〔S168〕LSRbは、障害監視用 Hello送信タイマ
が起動し、 Hello送信タイマは停止する。 〔S169〕LSRaは、 Hello adjacency hold タイ
マが満了となる。 〔S170〕LSRaは、障害監視用 Hello送信タイマ
が起動し、 Hello送信タイマは停止する。 〔S171〕LSRaとLSRbは、障害復旧を認識す
る。 〔S172〕 Helloプロセス81は、 Hello送信タイマ
を起動して、Link HelloメッセージをLSRaへ送信す
る。 〔S173〕 Helloプロセス71は、LSRbからの H
elloメッセージを受信したことをMainプロセス73へ通
知し、Mainプロセス73は、 Hello adjacency確立を認
識する。 〔S174〕Mainプロセス73は、受信Helloメッセー
ジを評価し、自己がpassive openであることをTCP プロ
セス72へ通知する。 〔S175〕 Helloプロセス71は、 Hello送信タイマ
を起動して、Link HelloメッセージをLSRbへ送信す
る。 〔S176〕 Helloプロセス81は、LSRaからの L
ink Helloメッセージを受信したことをMainプロセス8
3へ通知し、Mainプロセス83は、 Hello adjacency確
立を認識する。 〔S177〕Mainプロセス83は、受信Helloメッセー
ジを評価し、自己がactive open であることをTCP プロ
セス82へ通知する。 〔S178〕TCP プロセス82は、SYN 送信タイマを起
動して、SYN メッセージをLSRaへ送信する。 〔S179〕TCP プロセス72は、LSRbからのSYN
メッセージを受信する。そして、TCP コネクション確立
の動作制御を開始する。 〔S180〕 TCPプロセス72は、SYN メッセージ
とack メッセージをLSRbへ送信する。 〔S181〕TCP プロセス82は、ack メッセージをL
SRaへ送信する。 〔S182〕TCP プロセス72、82は、Mainプロセス
73、83へTCP コネクション確立の指示を行い、LS
RaとLSRb間にTCP コネクションが確立される。 〔S183〕 Helloプロセス81は、 Hello送信タイマ
を起動して、Link HelloメッセージをLSRaへ送信す
る。 〔S184〕 Helloプロセス71は、 Hello送信タイマ
を起動して、Link HelloメッセージをLSRbへ送信す
る。以降同様に、送信周期にもとづいてLink Helloメッ
セージがLSRaとLSRb間でやりとりされる。
【0047】以上説明したように、第3の実施の形態で
は、LSRaとLSRbは、 Helloadjacencyの確立中
は、定常状態のLink Helloメッセージの送信周期(より
長い周期)でLink Helloメッセージを送信する。また、
LSRaとLSRbは、隣接からのLink Helloメッセー
ジの受信により Hello adjacency hold タイマをリスタ
ートする。
【0048】ここで、回線障害によりLSRa、LSR
bの通信が不可となったとする。すると、互いのLink H
elloメッセージを受信できなくなり、 Hello adjacency
hold タイマのリスタートが行われなくなり、結果とし
て、 Hello adjacency holdタイマが満了してしまい、
LSRa、LSRbは互いに Hello adjacencyを破棄す
る。
【0049】この時、LSRa、LSRbは、定常状態
のLink Helloメッセージの送信周期を障害監視用のLink
Helloメッセージの送信周期(より短いタイマ)に変更
する。これにより、LSRa、LSRbは、障害復旧を
早期に認識し、TCP コネクションを確立することができ
る。また、LSRa、LSRbは Hello adjacencyの確
立後、1回だけ短縮したタイマでLink Helloメッセージ
を送信し、以降は定常状態のより長いLink Helloメッセ
ージの送信周期でLink Helloメッセージを送信する。
【0050】以上説明したように、本発明の通信システ
ム1及び通信装置100は、応答メッセージの送信、ま
たは Helloメッセージの送信周期を適応的に変化させる
ことで、コネクションの確立を早期に行う構成とした。
これにより、サービス及び通信品質の向上を図ることが
可能になる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信シス
テムは、 Helloメッセージを受信した際に応答メッセー
ジを送信し、応答メッセージを受信して Hello adjacen
cy確立後に、コネクションの確立制御を行う構成とし
た。これにより、コネクションの確立時間を短縮でき、
サービス及び通信品質の向上を図ることが可能になる。
【0052】また、本発明の通信装置は、初期立ち上げ
または障害復旧時には、 Helloメッセージの送信周期を
短周期に設定し、 Hello adjacency確立後は、 Helloメ
ッセージの送信周期を定常状態に戻して、コネクション
の確立制御を行う構成とした。これにより、コネクショ
ンの確立時間を短縮でき、サービス及び通信品質の向上
を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信システムの原理図である。
【図2】従来のTCP コネクション確立のシーケンスを示
す図である。
【図3】従来のTCP コネクション確立のシーケンスを示
す図である。
【図4】従来のTCP コネクション確立のシーケンスを示
す図である。
【図5】従来のTCP コネクション確立のシーケンスを示
す図である。
【図6】従来のTCP コネクション確立のシーケンスを示
す図である。
【図7】従来のTCP コネクション確立のシーケンスを示
す図である。
【図8】通信システムの第1の実施の形態のTCP コネク
ション確立のシーケンスを示す図である。
【図9】通信システムの第1の実施の形態のTCP コネク
ション確立のシーケンスを示す図である。
【図10】通信システムの第2の実施の形態のTCP コネ
クション確立のシーケンスを示す図である。
【図11】通信システムの第2の実施の形態のTCP コネ
クション確立のシーケンスを示す図である。
【図12】通信システムの第3の実施の形態のTCP コネ
クション確立のシーケンスを示す図である。
【図13】通信システムの第3の実施の形態のTCP コネ
クション確立のシーケンスを示す図である。
【図14】本発明の通信装置のブロック図である。
【図15】通信装置の第1の実施の形態のTCP コネクシ
ョン確立のシーケンスを示す図である。
【図16】通信装置の第1の実施の形態のTCP コネクシ
ョン確立のシーケンスを示す図である。
【図17】通信装置の第2の実施の形態のTCP コネクシ
ョン確立のシーケンスを示す図である。
【図18】通信装置の第2の実施の形態のTCP コネクシ
ョン確立のシーケンスを示す図である。
【図19】通信装置の第3の実施の形態のTCP コネクシ
ョン確立のシーケンスを示す図である。
【図20】通信装置の第3の実施の形態のTCP コネクシ
ョン確立のシーケンスを示す図である。
【図21】通信装置の第3の実施の形態のTCP コネクシ
ョン確立のシーケンスを示す図である。
【符号の説明】
1 通信システム 10 第1の通信装置 11 第1のメッセージ送受信手段 12 第1の応答メッセージ送信手段 13 第1のコネクション確立制御手段 20 第2の通信装置 21 第2のメッセージ送受信手段 22 第2の応答メッセージ送信手段 23 第2のコネクション確立制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA03 HA08 LA08 LB02 LC01 5K034 AA04 BB06 DD01 FF04 HH01 HH02 HH13 HH63 KK21 LL01 SS02 9A001 BB04 CC03 CC06 DD10 HH34 JJ18 JJ25 KK56 LL09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクションを確立して通信を行う通信
    システムにおいて、 Helloメッセージの送受信を行う第1のメッセージ送受
    信手段と、前記 Helloメッセージを受信した際に応答メ
    ッセージを送信する第1の応答メッセージ送信手段と、
    前記 Helloメッセージを受信して Hello adjacency確立
    後、前記コネクションの確立制御を行う第1のコネクシ
    ョン確立制御手段と、から構成される第1の通信装置
    と、 Helloメッセージの送受信を行う第2のメッセージ送受
    信手段と、前記 Helloメッセージを受信した際に応答メ
    ッセージを送信する第2の応答メッセージ送信手段と、
    前記応答メッセージを受信して Hello adjacency確立
    後、前記コネクションの確立制御を行う第2のコネクシ
    ョン確立制御手段と、から構成される第2の通信装置
    と、 を有することを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記第1のメッセージ送受信手段及び前
    記第2のメッセージ送受信手段は、前記 Helloメッセー
    ジとして、Link HelloメッセージまたはTargeted Hello
    メッセージを使用することを特徴とする請求項1記載の
    通信システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の応答メッセージ送信手段と前
    記第2の応答メッセージ送信手段は、 Hello adjacency
    未確立の装置から前記 Helloメッセージを受信した時の
    み、前記応答メッセージを送信することを特徴とする請
    求項1記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記第1の応答メッセージ送信手段と前
    記第2の応答メッセージ送信手段は、前記応答メッセー
    ジとして、応答である旨を示すフラグを有する、Link H
    elloメッセージまたはTargeted Helloメッセージを使用
    することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 コネクションを確立して通信を行う通信
    装置において、 Helloメッセージの送受信を行うメッセージ送受信手段
    と、 前記 Helloメッセージを受信して Hello adjacency確立
    後、前記コネクションの確立制御を行うコネクション確
    立制御手段と、 初期立ち上げまたは障害復旧時に、前記 Helloメッセー
    ジの送信周期を短周期に設定し、 Hello adjacency確立
    後は、前記 Helloメッセージの送信周期を定常状態に戻
    す送信周期制御手段と、 を有することを特徴とする通信装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005006670A1 (ja) * 2003-07-09 2005-01-20 Fujitsu Limited ラベルスイッチネットワークにおけるセッション確立方法及びラベルスイッチノード
WO2012073393A1 (ja) * 2010-11-29 2012-06-07 株式会社アドバンテスト 通信システムおよび試験装置

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