JP2001338218A - 広告システム、広告方法、および、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

広告システム、広告方法、および、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001338218A JP2000158994A JP2000158994A JP2001338218A JP 2001338218 A JP2001338218 A JP 2001338218A JP 2000158994 A JP2000158994 A JP 2000158994A JP 2000158994 A JP2000158994 A JP 2000158994A JP 2001338218 A JP2001338218 A JP 2001338218A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の趣味や興味に応じた内容の広告を行
なうことにより、広告宣伝効率を向上させること等ので
きる、広告システム等を提供すること。 【解決手段】 本発明にかかる広告システムは、広告デ
ータをサーバ装置3からクライアント装置に送信する広
告システムであって、サーバ装置3は、利用者に関する
情報を格納する属性情報DB31およびURL履歴情報
DB32と、広告データを格納する広告情報DB33
と、送信すべき広告データを選択する広告選択部36c
と、広告送信データを生成する送信データ生成部36d
とを備えて構成される。このシステムによれば、利用者
に関連のある内容の広告を行なうことができ、広告宣伝
効率を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバ装置からク
ライアント装置に各種の広告を送信して出力させるため
の広告システムに関する。また、本発明は、このような
広告システムを実現するための、広告方法、および、プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、広告媒体としては、マスメデ
ィアの代表であるテレビ放送が圧倒的な影響力を保持し
ている。このテレビ放送では、広告を放送して広告主か
ら広告料を徴収することによって、各種番組を無償で放
送するというビジネスモデルを成立させている。
【0003】一方、近年では、インターネットが新しい
広告媒体として普及し始めている。例えば、WWW(Wor
ld Wide Web)を介して閲覧されるWebページには、バ
ナー広告と呼ばれる静止画像による広告が掲載されてい
る。しかしながら、このような広告は一般的には各We
bページの掲載者に対して支払われるものであり、イン
ターネット回線の接続業者(インターネットサービスプ
ロバイダ:ISP)の利益にはならない。したがって、
ISPは、インターネットの利用者から接続料を徴収す
る必要があるのが現状である。
【0004】ここで、インターネットは、双方向性を有
するものであるため、一般にはテレビとは全く異なる媒
体であると認識されている。しかしながら、テレビにつ
いても、その映像のデジタル化が進むにつれて双方向通
信が可能になってきており、両媒体の境界は徐々に失わ
れてきている。
【0005】このため、インターネットに対して、テレ
ビと同様の利便性等を求める声が高まってきており、そ
の接続料の低額化や無償化を要求する人が増えている。
このような無償化等を達成するためのビジネスモデルと
しては、ISPが主体となってテレビと同様に広告を放
送することが考えられており、実際に、そのようなビジ
ネスモデルを具現化したISPも出現し始めている。
【0006】また、技術的にも、ISPが主体となって
広告を配信するための各種のシステムが提案されてい
る。例えば、特開平9−325938には、コンピュー
タのHD(Hard Disk)等に格納した広告データを、アプリ
ケーションの起動時間やネットワークに対するアクセス
時間等に表示するシステムが示されている。また、特開
平10−107850には、プロバイダから端末に広告
データを送信し、この広告データを端末にて表示するシ
ステムが示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような広告システムは、依然として従来のテレビ広
告を模倣したものに留まり、双方向性等のインターネッ
トの特性を充分に利用しているとは言い難い。例えば、
従来の広告システムでは、サーバ側で一方的に広告を選
択して配信しており、その内容には利用者の趣味や興味
が一切反映されていない。したがって、利用者にとって
あまり関心のない広告が表示等されることがあり、広告
をあまり真剣に見てもらうことができないため、広告宣
伝効率が悪いという問題がある。
【0008】したがって、本発明の目的の一つは、利用
者の趣味や興味に応じた内容の広告を行なうことによ
り、広告宣伝効率を向上させることのできる、広告シス
テムを提供することである。
【0009】また、広告は映像広告と音声広告に大別さ
れるが、従来の広告システムでは、単に映像広告と音声
広告を同時に行なうものか、あるいは、映像広告と音声
広告のいずれか一方のみを固定的に行なうものとして構
成されていた。すなわち、広告の出力形態については、
利用者の事情が一切考慮されておらず、例えば、通信環
境の悪い利用者に対しても大量の映像広告を送信してし
まう等、利用者の利便性を低下させるおそれがあった。
【0010】したがって、本発明の他の目的は、利用者
の通信環境や使用状況に応じて広告を行なうことによ
り、利用者の利便性を損なうことのない、広告システム
を提供することである。
【0011】さらに、従来の広告システムでは、単に利
用者の待ち時間に広告を出力するように構成されてい
た。この点においては、利用者の事情がある程度は考慮
されており、広告効果を高めるために寄与しているが、
それでも充分とは言い難い。すなわち、利用者が広告を
見たり聞いたりする時間を一切無視して同一の広告を行
なっていたので、午前中の時間帯であるにも関わらず、
深夜向けの広告を流してしまう等、広告宣伝効果を低下
させることがあった。
【0012】また、広告の中には、短編の広告を多数回
繰り返して出力することによって効果を発揮するもの
と、1回でもいいから長編の広告を出力すべき場合とが
ある。しかしながら、従来の広告システムでは、1つの
広告の出力回数が単に固定されており、この回数を調整
することが不可能であった。したがって、短編の広告を
1回しか出力することができずに、ほとんど広告宣伝効
果を得ることができなかったり、あるいは、長編の広告
を複数回連続して出力してしまい、利用者に不快感を与
えてしまうことがある等、広告宣伝効果を低下させるこ
とがあった。特に、単に広告を1回出力するように構成
されているシステムにおいて広告を複数回出力させるた
めには、複数回のデータ送信を行なう必要があり、通信
負荷を増大させる一因となっていた。
【0013】したがって、本発明の他の目的は、広告の
出力時間や出力回数の如き出力形態を容易に調整可能と
し、広告の広告宣伝効果を最大限に引き出すことができ
る、広告システムを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1記載の広告システムは、広告データ
をサーバ装置からクライアント装置に送信する広告シス
テムであって、サーバ装置は、各クライアント装置の利
用者に関する情報を格納する利用者情報格納手段と、広
告内容の異なる複数の広告データを格納する広告情報格
納手段と、利用者情報格納手段に格納された情報に基づ
いて、広告情報格納手段に格納された複数の広告データ
の中から、各クライアント装置に送信すべき広告データ
を選択する広告選択手段と、広告選択手段にて選択され
た広告データをクライアント装置に送信するための広告
送信データを生成する送信データ生成手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0015】このシステムによれば、利用者情報格納手
段に格納された情報に基づいて、広告情報格納手段に格
納された複数の広告データの中から広告データが選択さ
れ、この広告データに基づいて広告送信データが生成さ
れる。したがって、利用者情報に対応した広告データが
選択され、クライアント装置に出力されるので、利用者
に関連のある内容の広告を行なうことができる。このた
め、従来に比べて利用者に広告を一層真剣に見てもらう
ことができる等、広告宣伝効率を向上させることができ
る。
【0016】また、請求項2記載の広告システムは、請
求項1記載の広告システムにおいて、利用者情報格納手
段に格納される情報は、各利用者の属性に関する情報で
あり、広告選択手段は、各利用者の属性に応じた広告デ
ータを選択することを特徴とする。
【0017】これは、利用者に関する情報の一例を具体
的に示すものである。このシステムによれば、利用者情
報格納手段には各利用者の属性に関する情報が格納さ
れ、この属性に応じて広告が選択される。したがって、
利用者の趣味や興味等、利用者の任意の属性に応じた内
容の広告を行なうことができ、広告宣伝効率を向上させ
ることができる。
【0018】また、請求項3記載の広告システムは、請
求項1または2に記載の広告システムにおいて、利用者
情報格納手段に格納される情報は、各利用者が閲覧した
情報の履歴に関する情報であり、広告選択手段は、各利
用者が閲覧した情報に応じた広告データを選択すること
を特徴とする。
【0019】これは、利用者に関する情報の他の例を具
体的に示すものである。このシステムによれば、利用者
情報格納手段には各利用者が閲覧したWebページ等の
履歴に関する情報が格納され、このWebページ等に応
じて広告が選択される。したがって、利用者の趣味や興
味に応じた内容の広告を行なうことができ、広告宣伝効
率を向上させることができる。
【0020】また、請求項4記載の広告システムは、請
求項1〜3のいずれか一つに記載の広告システムにおい
て、広告情報格納手段には、複数の広告データの相互関
係を示す広告間関係情報が格納され、広告選択手段は、
利用者情報格納手段に格納された情報に基づいて広告デ
ータを選択し、この広告データと、広告情報格納手段に
格納された広告間関係情報とに基づいて、当該広告デー
タに対して所定の広告間関係を有する広告データを最終
的に選択することを特徴とする。
【0021】このシステムによれば、広告情報格納手段
には複数の広告データの相互関係を示す広告間関係情報
が格納され、この広告間関係情報に応じて広告が選択さ
れる。したがって、例えば、利用者が興味を持っている
商品に対して、同一分野の他の商品や、関連分野の他の
商品、あるいは、ライバル企業の商品等、種々の関係を
有する商品の広告を行なうことができる。したがって、
利用者にとっては、興味がありながら気づかなかった商
品や、予想していなかった斬新な商品の広告を見ること
ができ、従来とは異なる角度での広告を行なうことがで
きる。
【0022】また、請求項5記載の広告システムは、広
告データをサーバ装置からクライアント装置に送信する
広告システムであって、サーバ装置は、当該サーバ装置
と各クライアント装置との間の通信速度を検知する通信
速度検知手段と、データ形態の異なる複数の広告データ
を格納する広告情報格納手段と、通信速度検知手段にて
検知された通信速度に基づいた所定のデータ形態の広告
データを広告情報格納手段から選択し、この広告データ
をクライアント装置に送信するための広告送信データを
生成する送信データ生成手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0023】このシステムによれば、サーバ装置と各ク
ライアント装置との間の通信速度が通信速度検知手段に
て検知され、この通信速度に基づいて、広告情報格納手
段に格納された複数の広告データの中から広告データが
選択される。したがって、通信環境が良い場合にはそれ
に応じた広告データを選択して送信し、通信環境が悪い
場合にはそれに応じた他の広告データを選択して送信す
ること等ができる。すなわち、利用者の通信事情に合致
した広告を行なうことができるので、通信負荷を不用意
に増大させることがないので、利用者の利便性を損なう
ことがない。
【0024】また、請求項6記載の広告システムは、請
求項5に記載の広告システムにおいて、広告情報格納手
段には、広告データとして、映像データと音声データと
が格納され、送信データ生成手段は、通信速度検知手段
にて検知された通信速度に基づいて、映像データと音声
データの両方またはいずれか一方のみを選択して広告送
信データを生成することを特徴とする。
【0025】これは、広告データの形態の一例を具体的
に示すものである。このシステムによれば、通信環境が
良い場合には、映像データと音声データとの両方を送信
して迫力のある広告を行ない、通信環境が悪い場合に
は、音声データのみを送信して通信負荷を低減させる
等、利用者の通信事情に合致した広告を行なうことがで
きる。
【0026】また、請求項7記載の広告システムは、請
求項5または6に記載の広告システムにおいて、広告情
報格納手段には、出力時間の異なる複数の広告データが
格納され、送信データ生成手段は、通信速度検知手段に
て検知された通信速度に基づいて、いずれか1つの出力
時間の広告のみを選択して広告送信データを生成するこ
とを特徴とする。
【0027】これは、広告データの形態の他の例を具体
的に示すものである。このシステムによれば、通信環境
が良い場合には、フルスケールの長時間の広告データを
送信して迫力のある広告を行ない、通信環境が悪い場合
には、短縮版の短時間の広告データを送信して通信負荷
を低減させる等、利用者の通信事情に合致した広告を行
なうことができる。
【0028】また、請求項8記載の広告システムは、請
求項5〜7のいずれか一つに記載の広告システムにおい
て、送信データ生成手段は、通信速度検知手段にて検知
された通信速度に基づいて、広告データを非圧縮と圧縮
のいずれかの形態にて広告送信データを生成することを
特徴とする。
【0029】これは、広告送信データの形態の一例を具
体的に示すものである。このシステムによれば、通信環
境が良い場合には、広告データを非圧縮にて送信して、
広告データの圧縮・解凍の負荷を低減することができ、
通信環境が悪い場合には、広告データを圧縮送信して1
通信毎の通信負荷を低減させる等、利用者の通信事情に
合致した広告を行なうことができる。
【0030】また、請求項9記載の広告システムは、請
求項5〜8のいずれか一つに記載の広告システムにおい
て、送信データ生成手段は、通信速度検知手段にて検知
された通信速度に基づいて、広告データを非分割と分割
のいずれかの形態にて送信することを特徴とする。
【0031】これは、広告送信データの形態の他の例を
具体的に示すものである。このシステムによれば、通信
環境が良い場合には、広告データを非分割にて送信し
て、広告データの分割・再構成の負荷を低減することが
でき、通信環境が悪い場合には、広告データを分割送信
して1通信毎の通信負荷を低減させる等、利用者の通信
事情に合致した広告を行なうことができる。
【0032】また、請求項10記載の広告システムは、
広告データをサーバ装置からクライアント装置に送信す
る広告システムであって、サーバ装置は、データ形態の
異なる複数の広告データを格納する広告情報格納手段
と、広告情報格納手段に格納された複数の広告データの
中から、各クライアント装置に送信すべき広告データを
選択する広告選択手段と、広告選択手段にて選択された
広告データを、クライアント装置に送信するための広告
送信データを生成する送信データ生成手段とを備え、送
信データ生成手段は、広告送信データに対して、クライ
アント装置における広告データの出力形態を制御するた
めの制御情報を付加することを特徴とする。
【0033】このシステムによれば、広告データに対し
て制御情報が付加されるので、この制御情報を用いて、
クライアント装置における広告データの出力形態を制御
することができる。したがって、利用者や広告の内容等
に応じて広告データの出力形態を適宜調整することがで
き、広告の広告宣伝効果を最大限に引き出すことができ
る。
【0034】また、請求項11記載の広告システムは、
請求項10に記載の広告システムにおいて、送信データ
生成手段にて付加される制御情報は、広告データがクラ
イアント装置にて出力されるべきタイミングに関する情
報であることを特徴とする。
【0035】これは、制御情報の一例を具体的に示すも
のである。このシステムによれば、広告データの出力さ
れるべきタイミングが付加されるので、クライアント装
置側では、このタイミングに基づいて広告を出力するこ
とができる。したがって、深夜向けの広告は深夜にのみ
出力されるように設定する等、出力タイミングを容易に
調整することができる。
【0036】また、請求項12記載の広告システムは、
請求項10または11に記載の広告システムにおいて、
送信データ生成手段にて付加される制御情報は、広告デ
ータがクライアント装置にて出力されるべき回数に関す
る情報であることを特徴とする。
【0037】これは、制御情報の他の例を具体的に示す
ものである。このシステムによれば、広告データの出力
されるべき回数が付加されるので、クライアント装置側
では、この回数に応じて広告を出力することができる。
したがって、多数回繰り返した場合に効果が発揮される
広告については、多数回繰り返して出力されるように設
定する等、出力回数を容易に調整することができる。
【0038】また、請求項13記載の広告システムは、
請求項10〜12のいずれか一つに記載の広告システム
において、送信データ生成手段にて付加される制御情報
は、クライアント装置に格納されたアニメーション用の
トラッキングデータの動作内容を規定するパラメータデ
ータであることを特徴とする。
【0039】これは、制御情報の他の例を具体的に示す
ものである。このシステムによれば、アニメーション用
のトラッキングデータの動作内容を規定するパラメータ
データが付加されるので、クライアント装置側では、こ
のパラメータデータに基づいてアニメーションを出力す
ることができる。したがって、広告のガイドを行なうア
ニメーションを表示させる等、広告宣伝効果を一層増大
させることができる。
【0040】また、本発明は、広告方法に関するもので
あり、請求項14に記載の広告方法は、広告データをサ
ーバ装置からクライアント装置に送信する広告方法であ
って、サーバ装置において、各クライアント装置の利用
者に関する情報を格納する利用者情報格納手順と、広告
内容の異なる複数の広告データを格納する広告情報格納
手順と、利用者情報格納手順において格納された情報に
基づいて、広告情報格納手順において格納された複数の
広告データの中から、各クライアント装置に送信すべき
広告データを選択する広告選択手順と、広告選択手順に
て選択された広告データをクライアント装置に送信する
ための広告送信データを生成する送信データ生成手順と
を備えたことを特徴とする。
【0041】この方法によれば、利用者情報格納手順に
おいて格納された情報に基づいて、広告情報格納手順に
おいて格納された複数の広告データの中から広告データ
が選択され、この広告データに基づいて広告送信データ
が生成される。したがって、利用者情報に対応した広告
データが選択され、クライアント装置に出力されるの
で、利用者に関連のある内容の広告を行なうことができ
る。このため、従来に比べて利用者に広告を真剣に見て
もらうことができる等、広告宣伝効率を向上させること
ができる。
【0042】また、請求項15に記載の広告方法は、広
告データをサーバ装置からクライアント装置に送信する
広告方法であって、サーバ装置において、サーバ装置と
各クライアント装置との間の通信速度を検知する通信速
度検知手順と、データ形態の異なる複数の広告データを
格納する広告情報格納手順と、通信速度検知手順におい
て検知された通信速度に基づいた所定のデータ形態の広
告データを上記複数の広告データの中から選択し、この
広告データをクライアント装置に送信するための広告送
信データを生成する送信データ生成手順とを備えたこと
を特徴とする。
【0043】この方法によれば、サーバ装置と各クライ
アント装置との間の通信速度が検知され、この通信速度
に基づいて、広告情報格納手順において格納された複数
の広告データの中から広告データが選択される。したが
って、通信環境が良い場合にはそれに応じた広告データ
を選択して送信し、通信環境が悪い場合にはそれに応じ
た他の広告データを選択して送信すること等ができる。
すなわち、利用者の通信事情に合致した広告を行なうこ
とができるので、通信負荷を不用意に増大させることが
ないので、利用者の利便性を損なうことがない。
【0044】また、請求項16に記載の広告方法は、広
告データをサーバ装置からクライアント装置に送信する
広告方法であって、サーバ装置において、データ形態の
異なる複数の広告データを格納する広告情報格納手順
と、広告情報格納手順において格納された複数の広告デ
ータの中から、各クライアント装置に送信すべき広告デ
ータを選択する広告選択手順と、広告選択手順において
選択された広告データをクライアント装置に送信するた
めの広告送信データを生成する送信データ生成手順とを
備え、送信データ生成手順においては、広告送信データ
に対して、クライアント装置における広告データの出力
形態を制御するための制御情報を付加することを特徴と
する。
【0045】この方法によれば、広告データに対して制
御情報が付加されるので、この制御情報を用いて、クラ
イアント装置における広告データの出力形態を制御する
ことができる。したがって、利用者や広告の内容等に応
じて広告データの出力形態を適宜調整することができ、
広告の広告宣伝効果を最大限に引き出すことができる。
【0046】また、本発明は、プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものであ
り、請求項17に記載の記録媒体は、広告データをサー
バ装置からクライアント装置に送信するためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
って、サーバ装置において、各クライアント装置の利用
者に関する情報を格納する利用者情報格納手順と、広告
内容の異なる複数の広告データを格納する広告情報格納
手順と、利用者情報格納手順において格納された情報に
基づいて、広告情報格納手順において格納された複数の
広告データの中から、各クライアント装置に送信すべき
広告データを選択する広告選択手順と、広告選択手順に
て選択された広告データをクライアント装置に送信する
ための広告送信データを生成する送信データ生成手順と
を実行するためのプログラムを記録して構成されてい
る。
【0047】この記録媒体によれば、当該記録媒体をコ
ンピュータに読み取らせることによって、利用者情報格
納手順において格納された情報に基づいて、広告情報格
納手順において格納された複数の広告データの中から広
告データが選択され、この広告データに基づいて広告送
信データが生成される。したがって、利用者情報に対応
した広告データが選択され、クライアント装置に出力さ
れるので、利用者に関連のある内容の広告を行なうこと
ができる。このため、従来に比べて利用者に広告を一層
真剣に見てもらうことができる等、広告宣伝効率を向上
させることができる。
【0048】ここで、「コンピュータ読み取り可能な記
録媒体」とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁
気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD
−ROM、DVD等の任意の「可搬用の物理媒体」や、
各種コンピュータシステムに内蔵されるROM、RA
M、HD等の任意の「固定用の物理媒体」、あるいは、
LAN、WAN、インターネットに代表されるネットワ
ークを介してプログラムを送信する場合の通信回線や搬
送波のように、短期にプログラムを保持する「通信媒
体」を含むものとする。また、「プログラム」とは、任
意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であ
り、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わな
い。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成され
るものに限られず、複数のモジュールやライブラリとし
て分散構成されるものや、OS(Operating System)に
代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成
するものをも含む。
【0049】また、請求項18に記載の記録媒体は、広
告データをサーバ装置からクライアント装置に送信する
ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体であって、サーバ装置において、サーバ装置
と各クライアント装置との間の通信速度を検知する通信
速度検知手順と、データ形態の異なる複数の広告データ
を格納する広告情報格納手順と、通信速度検知手順にお
いて検知された通信速度に基づいた所定のデータ形態の
広告データを上記複数の広告データの中から選択し、こ
の広告データをクライアント装置に送信するための広告
送信データを生成する送信データ生成手順とを実行する
ためのプログラムを記録して構成されている。
【0050】この記録媒体によれば、当該記録媒体をコ
ンピュータに読み取らせることによって、サーバ装置と
各クライアント装置との間の通信速度が検知され、この
通信速度に基づいて、広告情報格納手順において格納さ
れた複数の広告データの中から広告データが選択され
る。したがって、通信環境が良い場合にはそれに応じた
広告データを選択して送信し、通信環境が悪い場合には
それに応じた他の広告データを選択して送信すること等
ができる。すなわち、利用者の通信事情に合致した広告
を行なうことができるので、通信負荷を不用意に増大さ
せることがないので、利用者の利便性を損なうことがな
い。
【0051】また、請求項19に記載の記録媒体は、広
告データをサーバ装置からクライアント装置に送信する
ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体であって、サーバ装置において、データ形態
の異なる複数の広告データを格納する広告情報格納手順
と、広告情報格納手順において格納された複数の広告デ
ータの中から、各クライアント装置に送信すべき広告デ
ータを選択する広告選択手順と、広告選択手順において
選択された広告データをクライアント装置に送信するた
めの広告送信データを生成する送信データ生成手順とを
備え、送信データ生成手順においては、広告送信データ
に対して、クライアント装置における広告データの出力
形態を制御するための制御情報を付加することを実行す
るためのプログラムを記録して構成されている。
【0052】この記録媒体によれば、当該記録媒体をコ
ンピュータに読み取らせることによって、広告データに
対して制御情報が付加されるので、この制御情報を用い
て、クライアント装置における広告データの出力形態を
制御することができる。したがって、利用者や広告の内
容等に応じて広告データの出力形態を適宜調整すること
ができ、広告の広告宣伝効果を最大限に引き出すことが
できる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる広告システ
ム(以下、本システム)、広告方法(以下、本方法)、
および、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体(以下、本媒体)の一つの実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によ
りこの発明が限定されるものではない。
【0054】(本システムの概要)図1はこの実施の形
態にかかる広告システム全体の構成図、図2はサーバ装
置のブロック図、図3はクライアント装置のブロック図
である。本システムは、図1に示すように、複数のクラ
イアント装置1を、ISDNやアナログ回線等の公衆回
線網2と、サーバ装置3とを順次介して、インターネッ
ト4に通信可能に接続して構成されている。ただし、各
クライアント装置1を、専用線や本システム以外の任意
のサーバ装置3を介してインターネット4に接続し、こ
のインターネット4を介してサーバ装置3に接続しても
よい。以下、本システムにて行われる広告の概要につい
て説明し、その後、本システムの構成および処理等の詳
細について説明する。
【0055】(広告の概要)本システムにおいて、サー
バ装置3は、例えば、各クライアント装置1の利用者が
加入するISPのサーバ装置3として構成されている。
そして、各クライアント装置1の利用者は、サーバ装置
3を介してインターネット4に接続し、WWWのWeb
ページデータや電子メールデータ等を送受信することが
できる。ここで、ISPとは、単にクライアント装置1
に対してインターネット接続を行なう事業者の他、任意
の方法でに接続しているクライアント装置1の利用者に
対して、パソコン通信サービスや、音楽やゲーム等の各
種データの配信サービス等、インターネット4を利用し
た任意のサービスを提供する事業者を含む意味である。
【0056】(広告データの形態)このような一般的な
データに加え、各クライアント装置1は、広告データを
含んだデータをサーバ装置3から所定のタイミングで受
信し、この広告データを所定のタイミングで出力する。
この広告データには、複数の形態があり、サーバ装置3
とクライアント装置1との間の通信速度に応じて、その
形態が決定される。この形態の一つとしては、データ形
式別の形態がある。具体的には、サーバ装置3には、1
つの広告に対して映像データと音声データとが用意され
ており、通信速度に応じて、映像データおよび音声デー
タの両方か、あるいは、音声データのみが、クライアン
ト装置1に送信される。
【0057】また、広告データには、送信形式別の形態
がある。具体的には、広告データは、通信速度に応じ
て、圧縮されずに、あるいは、圧縮されてクライアント
装置1に送信される。このように圧縮された広告データ
は、クライアント装置1において解凍され出力される。
さらには、広告データには、送信単位別の形態がある。
具体的には、広告データは、通信速度に応じて、分割さ
れることなく連続的に、あるいは、複数の送信単位(パ
ケット)に分割されてクライアント装置1に送信され
る。このように分割送信された広告データは、クライア
ント装置1において再構成され出力される。
【0058】(システム構成―サーバ装置)次に、この
ような広告を行なうための本システムの構成について説
明する。まず、サーバ装置3について説明する。図2に
おいてサーバ装置3は、概略的に、登録情報DB(DB
=データベース)30、属性情報DB31、URL履歴
情報DB32、広告情報DB33、Webページ情報D
B34、通信制御IF(IF=インターフェース)3
5、および、制御部36を備えて構成されており、これ
ら各部はバス等の通信路を介して通信可能に接続されて
いる。さらに、このサーバ装置3は、ルータ等の図示し
ない通信装置および専用線を介して、インターネット4
に通信可能に接続されている。
【0059】このサーバ装置3の構成要素のうち、登録
情報DB30は、本システムを提供するISPの会員と
して登録された各利用者に関する情報(登録情報)を格
納する登録情報格納手段である。この登録情報は、例え
ば、図4に示すように、各利用者を一意に識別するため
の利用者ID、各利用者の本人認証を行なうためのパス
ワード、各利用者の氏名、各利用者の住所等を相互に関
連付けて構成される。
【0060】また、属性情報DB31は、各利用者の属
性に関する情報(属性情報)を格納する属性情報格納手
段である。この属性情報は、例えば、図5に示すよう
に、各利用者の利用者ID、各利用者の属性データ(こ
こでは、性別、年齢、職業、および、趣味)、を相互に
関連付けて構成される。この他、属性データとしては、
各利用者に適した広告を選択するために参考になり得る
任意の情報を含めることができる。
【0061】また、URL履歴情報DB32は、各クラ
イアント装置1を介して閲覧されたWebページのUR
L (Uniform Resource Locator)に関する情報(URL
履歴情報)を格納する閲覧履歴情報格納手段である。こ
のURL履歴情報は、例えば、図6に示すように、利用
者ID、各利用者がこれまでサーバ装置3に送信要求を
行なったWebページのURL、を相互に関連付けて構
成される。ただし、このURL履歴情報は、必ずしもサ
ーバ装置3にて保持する必要はなく、例えば、クライア
ント装置1に格納されるCookieファイルの内容をサーバ
装置3にて読み取ることによって取得することもでき
る。なお、これら属性情報DB31とURL履歴情報D
B32は、利用者に関する情報を格納する利用者情報格
納手段を構成する。
【0062】また、広告情報DB33は、クライアント
装置1に送信するための広告に関する情報(広告情報)
を格納する広告情報格納手段である。この広告情報は、
例えば、図7に示すように、クライアント装置1に送信
する広告データを一意に識別するための広告ID、広告
データ(または広告データを特定するためのデータID
やファイル名)、広告を選択する際に参照される広告キ
ーワード、を相互に関連付けて構成される。
【0063】ここで、広告キーワードとは、各広告を選
択する際に用いられるキーワードであり、各広告の内容
や商品分野を端的に示す単語として、本システムの管理
者等によって予め設定される。例えば、ファミリー向け
の自動車の広告に対しては、「車」、「ドライブ」、
「ファミリー」、および、「子供」の如き広告キーワー
ドが格納される。ただし、広告選択時の指標としては、
このような広告キーワードの他、広告分野等を示すカテ
ゴリー情報を用いたり、広告分野別に広告データの格納
位置を区別しておく等、任意の方法を用いることができ
る。
【0064】ここで、上述したように、1つの広告に対
しては、映像データと音声データとが準備されている。
例えば、ある特定の自動車の広告に関して、当該自動車
の走行シーンや、自動車メーカーのキャラクターが登場
するCG(Computer Graphic)を含んだ映像データが、A
VI等の任意の映像データ形式にて格納されている。ま
た、当該自動車を宣伝する音声メッセージや、当該自動
車のイメージソング等を含んだ音声データが、WAVE
等の任意の音声データ形式にて格納されている。このよ
うに、従来の広告システムでは主としてHTML(Hyper
Text Markup Language)やXML(Extensible Markup Lang
uage)にて構成されていた広告データを、映像データや
音声データとして構成することで、テレビ放送並みの画
質や音質にて広告出力を行なうことができる。ただし、
映像データは、必ずしも連続画像データに限られず、テ
キストデータやHTMLデータの如き静止画像データを
用いることもできる。
【0065】また、図2において、Webページ情報D
B34には、クライアント装置1に対して送信される各
種のWebページデータが格納されている。このWeb
ページデータとしては、例えば、各利用者が本システム
を構築するISPに入会する際の登録画面を表示するた
めのWebページデータがある。このWebページデー
タは、例えば、HTMLにて記述され格納されている。な
お、Webページ情報DB34に格納されるデータ内容
については図示を省略する。また、図2において、サー
バ装置3の通信制御IF35は、当該サーバ装置3とク
ライアント装置1、または、当該サーバ装置3とインタ
ーネット4(またはルータ等の通信装置)との間におけ
る通信制御を行なう。
【0066】次に、制御部36について説明する。この
制御部36は、サーバ装置3の各部を制御するもので、
登録情報処理部36a、通信速度検知部36b、広告選
択部36c、送信データ生成部36d、インターネット
接続部36e、および、Webページ生成部36fを備
えて構成されている。ここでは、これら各部の機能を概
説するに留め、各部にて行なわれる処理の詳細は後述す
る。
【0067】このうち、登録情報処理部36aは、利用
者の登録処理やログオン処理等の処理を行なう。また、
通信速度検知部36bは、サーバ装置3とクライアント
装置1との間の通信速度を検知するための通信速度検知
処理を行なう通信速度検知手段である。また、広告選択
部36cは、広告情報DB33に格納された広告データ
の中から、クライアント装置1に送信すべき広告データ
を選択するための広告選択処理を行なう広告選択手段で
ある。また、送信データ生成部36dは、広告選択部3
6cにて選択された広告データに基づいて広告送信デー
タを生成・送信するための、広告送信データ生成・送信
処理を行なう送信データ生成手段である。
【0068】また、インターネット接続部36eは、一
般のISPのサーバ装置3と同様に、クライアント装置
1をインターネット4に接続するための各種処理を行な
う。また、Webページ生成部36fは、必要に応じて
Webページ情報DB34からWebページ情報を取得
し、このWebページ情報に必要な情報を付加すること
によって、クライアント装置1に送信すべきWebペー
ジを生成する。このWebページの生成は、例えば、C
GI(Common Gateway Interface)を用いて動的に行なう
ことができる。
【0069】さて、これまでにサーバ装置3の構成につ
いて説明したが、図示の各構成要素は機能概念的なもの
であり、必ずしも物理的に図示の如く構成されているこ
とを要しない。例えば、サーバ装置3が備える制御機能
のうち、全部または任意の一部は、CPU(Central Pro
cessing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプ
ログラムにて実現することができ、あるいは、ワイヤー
ドロジックによるハードウェアとして実現することも可
能である。
【0070】さらに、サーバ装置3の分散・結合の具合
的形態は図示のものに限られず、その全部または一部
を、各種の負荷等に応じた任意の単位で、機能的または
物理的に分散・結合して構成することができる。例え
ば、登録情報DB30と属性情報DB31とを一つのデ
ータベースとして結合することも可能である。あるい
は、サーバ装置3の各DBを、データベースサーバとし
て独立させ集中管理してもよい。なお、実際のサーバ装
置3の構成機能としては、さらにファイアウォールサー
バやDNS(Domain Name System)サーバの機能を付加
することができるが、これらについては従来と同様に構
成することができるためにその説明を省略する。
【0071】(システム構成−クライアント装置)次
に、クライアント装置1の構成について説明する。この
クライアント装置1は、図3に示すように、概略的に
は、制御部10、RAM11、HD12、入力装置1
3、出力装置14、入出力制御IF15、および、通信
制御IF16を備えて構成されており、これら各部がバ
ス等にてデータ通信可能に接続されている。このクライ
アント装置1は、具体的には、パーソナルコンピュー
タ、家庭用ゲーム機、ISTV(Integrated Services T
V)あるいは、携帯電話やPHS(Personal Handy Phone)
等の移動体通信端末として構成することができる。
【0072】このうち、制御部10は、当該クライアン
ト装置1の各部を制御するもので、Webブラウザ10
aを備えて構成されている。このWebブラウザ10a
は、入力されたURLに基づいて、インターネット4を
介してサーバ装置3に対するデータ送信の要求を行な
い、サーバ装置3から送信されたデータを解釈して、出
力装置14にWebページを表示させる表示制御処理を
行なうプログラムである。
【0073】また、Webブラウザ10aは、広告デー
タに関する所定の制御を行なう。具体的には、Webブ
ラウザ10aは、サーバ装置3と協働して上述の登録処
理、ログオン処理、および、通信速度検知処理を行なう
他、サーバ装置3に対する広告送信データの要求・受信
に関する処理や、広告データの出力に関する処理を行な
う。
【0074】なお、このような広告データに関する制御
機能は、Webブラウザ10aに対するプラグインとし
て実装することもできる。この場合、プラグインは、W
ebブラウザ10aに対するクライアントとして機能
し、Webブラウザ10aから所定のタイミングで呼び
出され起動される。このようなWebブラウザ10aや
プラグインは、例えば、サーバ装置3からインターネッ
ト4を介してダウンロードされたり、あるいは、任意の
方法で配布されたCD−ROM等の媒体から転送される
ことによって、各クライアント装置1に導入することが
できる。
【0075】このように構成される制御部10は、その
全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて
解釈実行されるプログラムにて実現することができる。
すなわち、HD12には、OSと協動してCPUに命令
を与え、各種処理を行なうためのコンピュータプログラ
ムが格納されている。このコンピュータプログラムは、
RAM11にロードされることによって実行され、CP
Uと協動して制御部10を構成する。しかしながら、こ
のコンピュータプログラムは、クライアント装置1に対
して任意のネットワークを介して接続された任意のサー
バ装置に格納されてもよく、必要に応じてその全部また
は一部をダウンロードすることも可能である。あるい
は、制御部10の全部または任意の一部を、ワイヤード
ロジック等によるハードウェアとして実現することも可
能である。
【0076】また、図3において、入力装置13として
は、キーボード、マウス、および、マイク等を用いるこ
とができる。また、後述するモニタも、マウスと協働し
てポインティングディバイス機能を実現する。この他、
クライアント装置1が家庭用ゲーム機として実現された
場合の入力装置13としては、キーボードやマウスに代
えて、ゲーム機用のコントローラを用いることができ
る。また、出力装置14としては、モニタ(家庭用テレ
ビを含む)の他、スピーカを用いることができる(な
お、以下必要に応じて、出力装置14をモニタ14とし
て記載する)。これら入力装置13および出力装置14
は、入出力制御IF15を介して制御部10等に接続さ
れる。
【0077】このように構成されたクライアント装置1
は、通信制御IF16を介してインターネット4に接続
されており、所定の通信規約(例えば、TCP/IP(t
ransport control protocol/internet protocol)に従っ
てサーバ装置3にアクセスすることができる。
【0078】(広告処理)次に、このように構成された
本システムにおける広告処理について説明する。この広
告処理全体のフローチャートを図8に示す。図示のよう
に、広告処理は、登録処理(ステップS8−1、S8−
2)、ログオン処理(ステップS8−3、S8−4)、
通信速度検知処理(ステップS8−5、S8−6)、広
告選択処理(ステップS8−7)、広告送信データの生
成・送信処理(ステップS8−8)、広告送信データの
要求・受信処理(ステップS8−9)、広告データ出力
処理(ステップS8−10)、および、インターネット
接続処理(ステップS8−11、S8−12)に大別さ
れる。
【0079】このうち、登録処理は、各利用者が本シス
テムに登録を行なうための処理であり、ログオン処理
は、登録済みの各利用者が本システムにログオンを行な
うための処理である。また、通信速度検知処理は、サー
バ装置3とクライアント装置1との間の通信速度を検知
するための処理である。
【0080】ここで、通信速度検知処理が終了した後、
基本的には、インターネット接続処理が行なわれる。こ
のインターネット接続処理においてサーバ装置3は、一
般的なISPのサーバ装置3として機能し、クライアン
ト装置1をインターネット4に接続する。そして、クラ
イアント装置1からの要求に基づいて、任意のデータが
インターネット4を介してサーバ装置3にて取得され、
このデータがクライアント装置1に送信される。また、
クライアント装置1では、その他にも、サーバ装置3と
無関係の任意の処理(例えば、各種アプリケーションソ
フトウェアの実行等)が行なわれる。
【0081】また、このようなインターネット接続処理
と並行して、サーバ装置3においては広告選択処理と広
告送信データの生成・送信処理とが所定タイミングで行
なわれ、また、クライアント装置1においては広告送信
データの要求・受信処理と広告データ出力処理とが行な
われる。このうち、広告選択処理は、サーバ装置3にお
いてクライアント装置1に送信する広告を選択するため
の処理であり、広告送信データの生成・送信処理は、ク
ライアント装置1に送信するための広告送信データを生
成し、これを送信するための処理である。また、広告送
信データの要求・受信処理は、サーバ装置3に対して広
告送信データの送信を要求し、送信された広告送信デー
タを受信するための処理であり、広告データ出力処理
は、広告データを所定形式で出力するための処理であ
る。
【0082】以降、サーバ装置3では、クライアント装
置1が本システムからログアウトする迄(ステップS8
−13)、インターネット接続処理と並行して、広告選
択処理〜インターネット接続処理〜広告送信データの生
成・送信処理が繰り返し行なわれる。また、クライアン
ト装置1では、ログアウトする迄(ステップS8−1
4)、インターネット接続処理〜広告送信データの要求
・受信処理〜広告データ出力処理が繰り返し行なわれ
る。特に、広告データ出力処理は、ログアウト後であっ
ても、当該クライアント装置1がパワーオフ(電源遮
断)される迄(ステップS8−15)、繰り返し行なわ
れる。以下、これら各処理の具体的内容について説明す
る。
【0083】(登録処理)まず、登録処理について説明
する。図9は登録処理のフローチャートである。この処
理において、利用者は、まず、サーバ装置3に対して登
録用画面を要求する(ステップS9−1)。具体的に
は、クライアント装置1のWebブラウザ10aにおい
て、ダイヤルアップ接続等によってサーバ装置3に接続
した後、本システムの登録用画面に対応する所定のUR
Lを入力する。すると、サーバ装置3に対する登録用画
面の送信要求が行われる。
【0084】サーバ装置3では、クライアント装置1か
らの送信の要求の有無が監視されており(ステップS9
−2)、送信要求を受けると、この送信要求の内容が制
御部36にて解析され、その結果に応じて制御部36内
の各部に処理が移される(この点は以下の処理において
同様であるため、その説明を省略する)。
【0085】この送信の内容が登録用画面の送信要求で
ある場合には、登録情報処理部36aの制御下におい
て、利用者の登録処理が行なわれる。この処理では、ま
ず、Webページ情報DB34から登録用画面を表示す
るためのWebページデータが取得され、このWebペ
ージデータが通信制御IF35を介してクライアント装
置1に送信される(ステップS9−3)。なお、サーバ
装置3からクライアント装置1へデータ送信を行なう際
の当該クライアント装置1の特定は、当該クライアント
装置1からサーバ装置3に対して送信要求と共に送信さ
れたIPアドレスを用いて行なうことができる(以下、
サーバ装置3からクライアント装置1へデータ送信を行
なう際には、同様の方法によってクライアント装置1を
特定するものとし、その説明を省略する)。
【0086】クライアント装置1では、サーバ装置3か
らのWebページデータが通信IFおよび送受信部を介
して受信され、Webブラウザ10aにて解釈されて、
モニタ14に登録用画面が表示される(ステップS9−
4、S9−5、以下、Webページデータの受信〜表示
については同様の方法によって行なうものとし、その説
明を省略する)。この登録用画面は、利用者に自己の情
報を入力させるための画面であり、例えば、氏名や住所
を入力するための複数の入力欄と、送信を指示する送信
ボタンとを含んで構成される。
【0087】そして、利用者が、登録用画面の入力欄に
必要な情報を入力し、送信ボタンを選択すると、入力さ
れた情報がサーバ装置3に送信される(ステップS9−
6)。このように情報が入力されると、登録情報処理部
36aは、利用者IDおよびパスワードを任意の方法
(例えば、ランダム生成)にて発行し(ステップS9−
7、S9−8)、これらIDおよびパスワードを通知す
るWeb画面のデータを生成して、クライアント装置1
に送信する(ステップS9−9)。
【0088】このデータの生成は、例えば、CGIを用
いて動的に行なうことができる。これによって各利用者
は、自己のIDおよびパスワードを知ることができる
(ステップS9−10、S9−11)。また、サーバ装
置3は、このように発行したIDおよびパスワードと、
先にクライアント装置1から送信された情報とを相互に
関連付けて、登録情報DB30に格納する(ステップS
9−12)。これによって登録処理が終了する。
【0089】(ログオン処理)次に、ログオン処理につ
いて説明する。図10はログオン処理のフローチャート
である。この処理において、利用者は、ダイヤルアップ
接続を行なった後、Webブラウザ10aに所定のUR
Lを入力することで、本システムに対するログオン要求
を行なう(ステップS10−1)。この要求を受けたサ
ーバ装置3では、登録情報処理部36aの制御下におい
て、ログオン処理が行なわれる。この処理では、まず、
ログオン用画面を表示するためのWebページデータ
が、Webページ情報DB34から取得されてクライア
ント装置1に送信され(ステップS10−2、S10−
3)、このログオン用画面がモニタ14に表示される
(ステップS10−4)。このログオン用画面は少なく
とも利用者IDおよびパスワードを入力するための入力
欄を備えて構成されている。
【0090】そして、利用者が利用者IDおよびパスワ
ードを入力して送信すると(ステップS10−5)、こ
れら利用者IDおよびパスワードを用いて利用者の認証
が行われる(ステップS10−6、S10−7)。すな
わち、これらIDおよびパスワードと、登録情報DB3
0に格納されているIDおよびパスワードとが相互に一
致するか否かが確認される。そして、一致しない場合に
は認証不可と判断され、エラー画面のWebページデー
タがWebページ情報DB34から取得されてクライア
ント装置1に送信され(ステップS10−8)、このエ
ラー画面がモニタ14に表示される(ステップS10−
9、S10−10)。一方、一致する場合には、ログオ
ンが承認され、所定の初期画面のWebページデータが
Webページ情報DB34から取得されてクライアント
装置1に送信され(ステップS10−11)、この初期
画面がモニタ14に表示される(ステップS10−9、
S10−10)。これにてログオン処理が終了する。
【0091】(通信速度検知処理)次に、通信速度検知
処理について説明する。図11は通信速度検知処理のフ
ローチャートである。この処理では、サーバ装置3の通
信速度検知部36bの制御下において、IP(internet
protocol)に従ったPing(Packet Internet Groper)
を用いて、サーバ装置3とクライアント装置1との間の
通信速度が検知される。具体的には、まず、サーバ装置
3からクライアント装置1に対して、Pingエコー要
求メッセージ(Pingメッセージ)が送信される(ス
テップS11−1)。
【0092】このPingメッセージを受けたクライア
ント装置1からは、直ちに、ICMP(Internet Contro
l Message Protocol)エコー応答(ICMP応答)がサ
ーバ装置3に返信される(ステップS11−2、S11
−3)。そして、サーバ装置3では、Pingメッセー
ジを送信してからICMP応答を受信するまでの応答時
間が計測されており(ステップS11−4、S11−
5)、この時間に基づいて、サーバ装置3とクライアン
ト装置1との間における通信速度(詳細には、バンド
幅)が決定される(ステップS11−6、この通信速度
の利用内容については後述する)。これにて通信速度検
知処理が終了する。
【0093】(インターネット接続処理)このように通
信速度検知処理が終了した後は、上述のように、インタ
ーネット接続部36eの制御下において、インターネッ
ト接続処理が行なわれる。ただし、このような処理は公
知であるため、その詳細な説明を省略する。なお、この
インターネット接続処理においてクライアント装置1か
らサーバ装置3に送信要求が行なわれたWebページの
URLは、URL履歴情報DB32に順次格納される。
【0094】(広告選択処理)次に、広告選択処理につ
いて説明する。図12は広告選択処理のフローチャート
である。この処理では、広告選択処理部の制御下におい
て、属性情報DB31に格納された属性データ、およ
び、URL履歴情報DB32に格納されたURLに基づ
いて、クライアント装置1に送信すべき広告データが1
つ決定される。
【0095】ここでは、まず、属性情報に基づいて、広
告内容がある程度限定される。具体的には、広告の送信
先となる利用者(ログオンしている利用者)の属性デー
タ(性別、年齢、職業、および、趣味)が、属性情報D
B31から呼び出される。そして、この属性データに基
づいて、広告情報DB33に格納された広告キーワード
が検索され、属性データに一致する広告キーワードを有
する広告のみが、広告の候補として選択される(ステッ
プS12−1)。例えば、属性データに趣味「ドライ
ブ」が格納されている場合には、「ドライブ」の広告キ
ーワードを有する自動車の広告が、広告の候補となる。
このように選択された広告の候補が1つしかない場合に
は(ステップS12−2)、これにて広告選択処理が終
了する。このように、利用者の属性に基づいて広告を選
択することにより、利用者の趣味や興味に合致した広告
を選択することができる。
【0096】一方、属性データに基づく検索によって複
数の広告の候補が選択されている場合には、これら複数
の広告の候補を対象として、さらにURL履歴情報に基
づく選択が行なわれる(ステップS12−3)。具体的
には、まず、当該利用者がこれまでに入力した複数のU
RLがURL履歴情報DB32から呼び出される。そし
て、これら複数のURLによって特定される複数のWe
bページがインターネット4を介して呼び出され、これ
ら複数のWebページが相互にマッチングされることに
よって、これらURLに含まれる文字列のうち出現頻度
の高い文字列が検索される(この基準となる出現頻度の
レベルは、適当な数の文字列が選択されるように予め決
定される)。
【0097】そして、このように検索された文字列に基
づいて、上記の広告の候補の広告キーワードが検索さ
れ、文字列に一致する広告キーワードを有する広告のみ
が、送信対象となる広告として最終的に決定される。こ
の時点で、選択された広告の候補が1つしかない場合に
は(ステップS12−4)、これにて広告選択処理が終
了する。このように利用者の入力したURLに合致する
広告を選択することにより、利用者にとって関心のある
広告を選択することができる。なお、このように、UR
Lに基づくWebページの取得や文字列の検察を逐次行
なう場合には、サーバ装置3に加わる負荷が大きくなり
好ましくない場合もある。したがって、入力頻度が比較
的高いURLのみを対象としたり、あるいは、最後に入
力されたURLのWebページに含まれる文字列のみに
基づいて、広告キーワードの検索を行なう等してもよ
い。
【0098】このようなURLに基づく検索を終えた時
点で、まだ複数の広告が候補として残っている場合に
は、その中から、任意の方法によって1つの広告が選択
され(ステップS12−5)、広告選択処理が終了す
る。例えば、単に広告IDの最も小さい広告を選択して
もよく、あるいは、広告料金等に応じた優先順位を各広
告に予め付与しておき、この優先順位の最も高い広告を
選択するようにしてもよい。なお、これまでの説明で
は、広告を1つのみ選択するものとして説明したが、所
定の複数個の広告を選択するようにしてもよく、この場
合、最終的に選択された複数個の広告の送信順序は、上
記の優先順位を考慮して決定する等、任意に定めること
ができる。
【0099】(広告送信データ生成・送信処理、広告送
信データ要求・受信処理)次に、サーバ装置3による広
告送信データの生成・送信処理と、クライアント装置1
による広告送信データの要求・受信処理とについて説明
する。図13は広告送信データの生成・送信処理および
広告送信データの要求・受信処理のフローチャートであ
る。
【0100】この処理においては、まず、クライアント
装置1のWebブラウザ10aによって、広告送信デー
タの受信タイミングが監視される。具体的には、まず、
クライアント装置1の入力装置13に対して、利用者か
ら何らかの入力が行なわれているか否かが監視される
(ステップS13−1)。そして、所定時間以上連続し
て入力がない場合には、クライアント装置1に処理空き
時間があると判断できるので、サーバ装置3に対して広
告送信データが要求される(ステップS13−2)。
【0101】一方、入力がある場合には、さらに、サー
バ装置3にアクセス中(何らかのデータをサーバ装置3
を介して送受信中)であるか否かが監視される(ステッ
プS13−3)。そして、アクセス中である場合には、
他の任意のデータと共に広告送信データの送信を受ける
ことができると判断できるので、この場合にも、サーバ
装置3に対して広告送信データが要求される(ステップ
S13−2)。その他の場合には、広告送信データの送
信を受ける機会がないと判断できるので、広告送信デー
タが要求されることなく、上記監視が継続される。
【0102】このように広告送信データの要求を受ける
と(ステップS13−4)、サーバ装置3の送信データ
生成部36dの制御下において、広告送信データ生成・
送信処理が開始される。この処理では、まず、先の通信
速度検知処理で検知された通信速度に応じて、広告送信
データの送信形態を決定する。具体的には、通信速度が
所定の上位基準速度よりも速い場合には、十分な通信速
度があると判断できるので、映像データと音声データの
両方を、非圧縮かつ非分割にて送信することを決定する
(ステップS13−5、S13−6)。また、通信速度
が上位基準速度よりは遅いが、所定の下位基準速度(<
上位基準速度)より速い場合には、映像データと音声デ
ータの両方を圧縮かつ分割して送信することを決定する
(ステップS13−7、S13−8)。その他の場合、
すなわち、通信速度が下位基準速度より遅い場合には、
音声データのみを圧縮かつ分割して送信することを決定
する(ステップS13−9)。
【0103】その後、送信データ生成部36dは、この
ように決定した形態にて広告送信データを生成する(ス
テップS13−10)。このため、先の広告選択処理に
て選択された広告に対応する広告データを広告情報DB
33から呼び出す。そして、この広告データに対して、
必要に応じて分割および圧縮を行なう。この場合の分割
は所定の方法に従って行なわれ、例えば、分割後の各広
告送信データのデータ長が所定長以下になるように決定
される。また、圧縮には所定の圧縮方式が用いられ、例
えば、映像データの圧縮にはMPEG、音声データの圧
縮にはMP3を用いることができる
【0104】そして、このように分割および圧縮を行な
った広告データを用いて、所定のプロトコルに従った形
式で、広告送信データが生成される。このプロトコルに
よる広告送信データの構成形式について説明する。図1
5は広告送信データの構成形式を示す図である。この図
15(a)に示すように、広告送信データは、プロトコ
ルヘッダ、パラメータ、および、広告データパケットを
順次連ねたパケットとして構成される。
【0105】このうち、プロトコルヘッダは、図15
(b)に示すように、プロトコルのバーションを示すプ
ロトコルバージョン、コマンドコード、セッションを一
意に識別するためのセッションID、および、シーケン
ス制御によって送受信確認を行なうためのシーケンス番
号、を順次連ねて構成される。このうち、プロトコルバ
ージョンには、当該プロトコルのバージョンに対して予
め固定的に付与された番号が用いられる。また、コマン
ドコードには、所定の制御命令が使用され、例えば、当
該広告送信データには、広告データを送信する旨を示す
「CM」の如きコマンドコードが用いられる。また、セ
ッションIDには、当該セッションが開始された際に、
サーバ装置3にて割り当てられた番号が用いられる。そ
して、シーケンス番号は、広告送信データが送信される
毎に1つずつ加算される。
【0106】また、パラメータは、図15(c)に示す
ように、少なくとも2つの引数を含んで構成されてい
る。このうちの1つの引数は、送信先となるクライアン
ト装置1のIPアドレスであり、これによってクライア
ント装置1へのルーティングが行なわれる。また、他の
一つの引数は、広告データを送信するポート番号であ
り、これによってクライアント装置1のWebブラウザ
10aに広告データが引き渡される。
【0107】また、広告データパケットは、図15
(d)に示すように、広告データID、分割数、データ
種別、出力タイプ、出力タイミング、繰り返し数、シー
ケンスナンバー、タイムアウトカウント、広告データ
長、および、広告データを順次連ねて構成されている。
【0108】このうち、分割数は、1つの広告データを
分割送信する際の分割回数を示すものである。例えば、
広告送信データ生成処理にて、非分割にて送信を行なう
と決定されている場合、この分割数は「0」となり、分
割にて送信を行なうと決定されている場合、この分割数
は上述した所定方法による分割回数に応じた数値とな
る。クライアント装置1では、この分割数に基づいて、
分割された広告送信データの再生成を過不足なく行なう
ことができる。
【0109】また、データ種別は、広告送信データの非
圧縮と圧縮の区別、および、圧縮されている場合にはそ
の圧縮方式等を示すものである。例えば、広告送信デー
タ生成処理にて、非圧縮にて送信を行なうと決定されて
いる場合、このデータ種別は非圧縮であることを示す所
定のデータとなり、圧縮にて送信を行なうと決定されて
いる場合、このデータ種別は「MPEG」、「MP3」
の如きデータとなる。クライアント装置1では、このデ
ータ種別に基づいて、圧縮された広告送信データを解凍
することができる。
【0110】また、出力タイプは、広告データが映像デ
ータと音声データのいずれであるのか、あるいは、両方
であるのかを示すデータである。クライアント装置1で
は、この出力タイプに基づいて、広告データを映像ある
いは音声として、的確に再生することができる。
【0111】また、出力タイミングとは、広告送信デー
タがクライアント装置1にて出力されるタイミングを示
すものである。例えば、広告送信データが12:00に
出力される場合、出力タイミングは「1200」の如く
設定される。クライアント装置1では、この出力タイミ
ングを自己の内部に保持している時刻情報と対比するこ
とによって、広告データを適切なタイミングに出力する
ことができる。なお、ここでは、出力タイミングを時刻
として示しているが、「サーバ装置から広告送信データ
の送信を受けてから10分後」、あるいは、「クライア
ント装置1の電源を投入してから20分後」のように、
相対的な時間表示等、任意の表現形態で出力タイミング
を指定することができる。また、タイミング判断の基準
となる情報も、クライアント装置1に保持されている時
刻情報に限られず、出力タイミングの形態に応じて任意
の基準を取得することができる。
【0112】また、繰り返し数とは、広告送信データが
クライアント装置1にて繰り返して出力される回数を示
すものである。例えば、広告送信データが3回繰り返し
て出力される場合、繰り返し数は「3」の如く設定され
る。クライアント装置1では、この繰り返し数に基づい
て、広告データの出力回数を決定することができる。
【0113】また、シーケンスナンバーとは、広告送信
データの送信確認用の連続番号であり、広告送信データ
が送信される毎に1つずつインクリメントされる。ま
た、タイムアウトカウントとは、広告送信データの有効
期限を示す番号であり、クライアント装置1による出力
可否のチェックを受ける毎に1つずつ減算され、0にな
った時点で破棄される。そして、広告データ長は、広告
データの全体の長さを示す。図13において、送信デー
タ生成部36dは、このように広告送信データを生成し
た後、当該広告送信データを通信制御IF35を介して
クライアント装置1に送信する。これにて広告送信デー
タの生成処理が終了する。
【0114】このように広告送信データが送信される
と、Webブラウザ10aは、プロトコルヘッダのコマ
ンドコードを解析することによって当該広告送信データ
が広告データの広告送信データであることを検知する
(ステップS13−11)。そして、広告データパケッ
トのデータ種別を解析し、広告データが圧縮されている
場合には、その解凍を行なう。
【0115】また、Webブラウザ10aは、広告デー
タパケットの分割数を解析し、この分割数が「0」以外
である場合には、広告データの再構成を行なう。すなわ
ち、同一の広告データIDを有する広告データパケット
であって、シーケンスナンバーが連続する広告データパ
ケットを分割数に対応する数だけ受信し、これらを相互
にリンクする。なお、送信ミス等によってシーケンスナ
ンバーが不連続になった場合には、IPによる公知のシ
ーケンス制御によって、サーバ装置3から広告送信デー
タが再送される。このように解凍・再構成等された広告
データは、広告データパケットに含まれていた他のデー
タと共に、クライアント装置1のRAM11またはHD
12に格納される(ステップS13−12)。これにて
広告送信データ要求・受信処理が終了する。
【0116】(広告データ出力処理)最後に、広告デー
タ出力処理について説明する。図14は広告データ出力
処理のフローチャートである。この処理では、クライア
ント装置1のRAM11またはHD12における所定位
置に、広告データが格納されているか否かが判断される
(ステップS14−1)。そして、広告データが格納さ
れている場合には、広告データパケットの出力タイミン
グを呼び出し、この出力タイミングを自己の内部に保持
している時刻情報と対比することによって、広告データ
の出力タイミングが到来したか否かを判断する(ステッ
プS14−2)。
【0117】そして、出力タイミングが到来した場合に
は、この広告データが、映像データと音声データの両方
であるか、あるいは、音声データのみであるかを判断し
(ステップS14−3)、両データが格納されている場
合には、入力装置13に対する操作の有無と、音声出力
の有無のいずれかが所定時間以上連続して停止している
か否かが監視される(ステップS14−4)。そして、
両方が停止している場合には、映像データと音声データ
の両方が出力され、入力装置13のみが停止している場
合には、映像データのみが出力され、音声出力のみが停
止している場合には、音声データのみが出力される(ス
テップS14−5)。この出力は、広告データパケット
の繰り返し数だけ、繰り返し行なわれる(ステップS1
4−6)。
【0118】なお、映像データの出力は、モニタ14の
画面枠の全面に表示してもよく、あるいは、一部にのみ
表示してもよい。また、音声データについても、任意の
音量にて出力することができる。このような映像データ
の出力領域の制御や、音声データの音量の制御は、例え
ば、所定の制御コードを広告送信データに付加し、We
bブラウザ10aにてこの制御コードを読み取ることに
より、行なうことができる。
【0119】また、ステップS14−3において、音声
データのみが格納されていると判断された場合には、音
声出力が所定時間以上連続して停止しているか否かが監
視され(ステップS14−7)、停止している場合に
は、音声データが出力される(ステップS14−8)。
この場合にも、音声データの出力は、広告データパケッ
トの繰り返し数だけ、繰り返し行なわれる(ステップS
14−9)。このように、広告データが繰り返し数だけ
出力されることにより、広告データ出力処理が終了す
る。
【0120】以降、図8に示すように、クライアント装
置1が本システムからログアウトする迄、インターネッ
ト接続処理と並行して、広告選択処理や広告データ出力
処理が繰り返される。この時、インターネット接続処理
によって要求されたURLは順次変換するので、広告選
択処理で選択される広告も変化する。このように新たな
広告が選択され、この広告の広告データを含んだ広告送
信データがクライアント装置1にて受信された場合に
は、以前の広告データが新たな広告データによって書き
換えられ、常に最新の広告データが出力される。
【0121】なお、この広告データの出力処理は、図8
のフローチャートに示したタイミング以外にも、任意の
タイミングで行なうことができる。例えば、クライアン
ト装置1の電源を入れた直後や、サーバ装置3に対して
ダイヤルアップ接続を行なっている間に、広告データの
出力処理を行なうようにしてもよい。この時、以前に本
システムにログオンした際に取得された広告データがク
ライアント装置1に格納されている場合には、この広告
データを直ちに出力することができる。
【0122】さて、これまで本発明の1つの実施の形態
について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以
外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範
囲内において異なる実施の形態にて具現化されてよいも
のである。
【0123】例えば、上記実施の形態においては、IS
Pのサーバ装置3からクライアント装置1に対して広告
送信データを送信するものと説明した。しかしながら、
本発明は、ISPに限らず、任意の放送者や広告提供者
が任意の媒体を介して広告を行なう場合に適用できるも
のである。例えば、テレビ放送局やラジオ放送局を含む
放送者や広告提供者が、インターネットやLAN等を含
むネットワーク、地上波、CATV、CS、BS、ある
いは、ISDB(Integrated Services Digital Broadc
asting)を用いて、同様に広告送信データを送信するこ
とができる。この場合、サーバ装置3は、放送局等の内
部に配置され、上記のように広告送信データの生成等を
行なう放送機器として構成され得る。
【0124】また、上記実施の形態においては、通信速
度検知部36bにて検知された通信速度に基づいて、広
告データの選択を行なっていたが、その他の制御に応用
することも可能である。例えば、サーバ装置3をインタ
ーネット4上の通信環境の異なる複数の位置に設けてお
き、検知された通信速度に基づいて、各クライアント装
置1にとって最も通信速度が向上するサーバ装置3を選
択して、このサーバ装置3とクライアント装置1とを接
続してもよい。
【0125】また、上記実施の形態においては、通信速
度検知部36bにて検知された通信速度に基づいて、映
像データと音声データ、非圧縮と圧縮、および、非分割
と分割を選択していた。この他、長時間と短時間を選択
するようにしてもよい。具体的には、1つの広告データ
について、長時間(例えば、2〜3分)にわたって出力
するために作られた広告データと、短時間(例えば、1
0秒〜30秒)の間だけ出力するために作られた広告デ
ータとを準備して広告情報DB33に格納しておき、通
信速度が速い場合には、データ量の多い長時間用の広告
データのみを送信し、通信速度が遅い場合には、データ
量の少ない短時間用の広告データのみを送信するように
してもよい。この場合には、例えば、通信環境が良い場
合にはフルスケールの迫力ある広告を出力することがで
き、通信環境が悪い場合であっても通信負荷の少ない短
縮版の広告を出力することができる。
【0126】また、上記実施の形態においては、広告選
択処理においては、単に利用者の属性やURLと、広告
キーワードとのマッチングを行なうようにしたが、さら
に、利用者の関心がある内容に対して、所定の関係を有
する広告を出力するようにしてもよい。例えば、利用者
の関心がA社の飲料にある場合、このA社とライバル関
係にあるB社の広告をサーバ装置3にて選択し、クライ
アント装置1に出力させることができる。
【0127】このようなシステムを構築するためには、
まず、広告同士(または、当該広告の広告主同士)の関
係を示す情報(広告間関係情報)を広告情報DB33に
格納しておく。図16には、このような広告間関係情報
の一例を示す。この図16において、各広告の広告ID
と、当該広告に対して、「同一分野に属する他の商品の
広告」、「関連分野に属する他の商品の広告」、「ライ
バル企業の商品の広告」のそれぞれの広告間関係にある
広告の広告IDが格納されている。そして、広告選択処
理部による広告選択処理において、図12に示すフロー
チャトに従って広告を選択した後、さらに、この広告
と、任意に選択された1つの広告間関係(例えば、上述
の「ライバル企業の商品の広告」)とに基づいて、広告
間関係情報を参照して、他の広告を選択すればよい。
【0128】また、上記実施の形態では、クライアント
装置1からサーバ装置3に広告データの送信を要求する
ものとして説明したが、サーバ装置3からいわゆるプッ
シュ技術等にて能動的に広告データを送信してもよく、
あるいは、クライアント装置1とサーバ装置3の両方で
送信タイミングを判断してもよい。また、上記実施の形
態では、サーバ装置3からクライアント装置1に広告デ
ータを送信するものとして説明したが、この広告データ
は他の任意の方法でクライアント装置1に導入すること
ができる。例えば、広告データが格納されたFD(Flopp
y Disk)やCD−ROMをクライアント装置1に読み取
らせることにより、広告データを導入してもよい。この
場合にも、広告データに広告データパケットの各種デー
タを付加しておくことで、出力タイミングや繰り返し数
の制御を行なうことができる。
【0129】その他、広告データと同様に、広告に関連
した他のデータをクライアント装置1に送信することも
できる。例えば、クライアント装置1のモニタ14にア
ニメーション表示される仮想的なエージェントに関する
データを送信して、モニタ14に表示される広告のガイ
ド等をエージェントに行なわせることができる。このよ
うなシステムを構築するためには、まず、エージェント
のアニメーションを構成するトラッキングデータと、こ
のトラッキングデータを動作させるアプリケーションと
を予めクライアント装置1に格納しておく。また、トラ
ッキングデータの動作内容を規定するパラメータデータ
を、各広告毎に広告情報DB33に格納しておく。そし
て、広告データがクライアント装置1に送信される毎
に、広告に対応するパラメータデータを広告情報DB3
3から呼び出して、広告データと同様にクライアント装
置1に送信する。そして、送信されたパラメータデータ
を用いてトラッキングデータを動作させることにより、
広告のガイダンス等を行なわせることができる。
【0130】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1、1
4、または、17に記載の本発明によれば、利用者情報
に対応した広告データが選択され、クライアント装置に
出力されるので、利用者に関連のある内容の広告を行な
うことができる。このため、従来に比べて利用者に広告
を真剣に見てもらうことができる等、広告宣伝効率を向
上させることができる。
【0131】また、請求項2に記載の本発明によれば、
各利用者の属性に応じて広告が選択されるので、利用者
の趣味や興味に応じた内容の広告を行なうことができ、
広告宣伝効率を向上させることができる。
【0132】また、請求項3に記載の本発明によれば、
各利用者が閲覧した情報に応じて広告が選択されるの
で、利用者の趣味や興味等、利用者の任意の属性に応じ
た内容の広告を行なうことができ、広告宣伝効率を向上
させることができる。
【0133】また、請求項4に記載の本発明によれば、
複数の広告データの相互関係を示す広告間関係情報に応
じて広告が選択されるので、利用者にとっては、興味が
ありながら気づかなかった商品や、予想していなかった
斬新な商品の広告を見ることができ、従来とは異なる角
度での広告を行なうことができる。
【0134】また、請求項5、15、または、18に記
載の本発明によれば、サーバ装置と各クライアント装置
との間の通信速度に基づいて広告データが選択されるの
で、利用者の通信事情に合致した広告を行なうことがで
き、通信負荷を不用意に増大させることがないので、利
用者の利便性を損なうことがない。
【0135】また、請求項6に記載の本発明によれば、
通信環境が良い場合には、映像データと音声データとの
両方を送信して迫力のある広告を行ない、通信環境が悪
い場合には、音声データのみを送信して通信負荷を低減
させる等、利用者の通信事情に合致した広告を行なうこ
とができる。
【0136】また、請求項7に記載の本発明によれば、
通信環境が良い場合には、フルスケールの長時間の広告
データを送信して迫力のある広告を行ない、通信環境が
悪い場合には、短縮版の短時間の広告データを送信して
通信負荷を低減させる等、利用者の通信事情に合致した
広告を行なうことができる。
【0137】また、請求項8に記載の本発明によれば、
通信環境が良い場合には、広告データを非圧縮にて送信
して、広告データの圧縮・解凍の負荷を低減することが
でき、通信環境が悪い場合には、広告データを圧縮送信
して1通信毎の通信負荷を低減させる等、利用者の通信
事情に合致した広告を行なうことができる。
【0138】また、請求項9に記載の本発明によれば、
通信環境が良い場合には、広告データを非分割にて送信
して、広告データの分割・再構成の負荷を低減すること
ができ、通信環境が悪い場合には、広告データを分割送
信して1通信毎の通信負荷を低減させる等、利用者の通
信事情に合致した広告を行なうことができる。
【0139】また、請求項10、16、または、19に
記載の本発明によれば、広告データに対して制御情報が
付加されるので、この制御情報を用いて、クライアント
装置における広告データの出力形態を制御することがで
きる。したがって、利用者や広告の内容等に応じて広告
データの出力形態を適宜調整することができ、広告の広
告宣伝効果を最大限に引き出すことができる。
【0140】また、請求項11に記載の本発明によれ
ば、広告データには当該広告データの出力されるべきタ
イミングが付加されるので、クライアント装置側では、
このタイミングに基づいて広告を出力することができ
る。したがって、深夜向けの広告は深夜にのみ出力され
るように設定する等、出力タイミングを容易に調整する
ことができる。
【0141】また、請求項12に記載の本発明によれ
ば、広告データには当該広告データの出力されるべき回
数が付加されるので、クライアント装置側では、この回
数に応じて広告を出力することができる。したがって、
多数回繰り返した場合に効果が発揮される広告について
は、多数回繰り返して出力されるように設定する等、出
力回数を容易に調整することができる。
【0142】また、請求項13に記載の本発明によれ
ば、広告データにはアニメーション用のトラッキングデ
ータの動作内容を規定するパラメータデータが付加され
るので、クライアント装置側では、このパラメータデー
タに基づいてアニメーションを出力することができる。
したがって、広告のガイドを行なうアニメーションを表
示させる等、広告宣伝効果を一層増大させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる広告システム全体
の構成図である。
【図2】図1のサーバ装置のブロック図である。
【図3】図1のクライアント装置のブロック図である。
【図4】登録情報データベースに格納される登録情報の
一例を示す図である。
【図5】属性情報データベースに格納される属性情報の
一例を示す図である。
【図6】URL履歴情報データベースに格納されるUR
L履歴情報の一例を示す図である。
【図7】広告情報データベースに格納される広告情報の
一例を示す図である。
【図8】広告処理全体のフローチャートである。
【図9】登録処理のフローチャートである。
【図10】ログオン処理のフローチャートである。
【図11】通信速度検知処理のフローチャートである。
【図12】広告選択処理のフローチャートである。
【図13】広告送信データの生成・送信処理および広告
送信データの要求・受信処理のフローチャートである。
【図14】広告データ出力処理のフローチャートであ
る。
【図15】広告送信データの構成形式を示す図であり、
(a)は広告送信データ全体、(b)はプロトコルヘッ
ダ、(c)はパラメータ、(d)は広告データパケット
の構成を示す図である。
【図16】広告情報データベースに格納される広告間関
係情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 クライアント装置 10 制御部 10a Webブラウザ 11 RAM 12 HD 13 入力装置 14 出力装置 15 入出力制御インターフェース 16 通信制御インターフェース 2 公衆回線網 3 サーバ装置 30 登録情報データベース 31 属性情報データベース 32 URL履歴情報データベース 33 広告情報データベース 34 Webページ情報データベース 35 通信制御インターフェース 36 制御部 36a 登録情報処理部 36b 通信速度検知部 36c 広告選択部 36d 送信データ生成部 36e インターネット接続部 36f Webページ生成部 4 インターネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正臣 東京都新宿区西新宿二丁目6番1号 株式 会社シーエスケイ内 Fターム(参考) 5B049 AA02 BB49 CC02 DD05 EE00 EE05 FF03 GG02 GG04 GG07

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広告データをサーバ装置からクライアン
    ト装置に送信する広告システムであって、 サーバ装置は、 各クライアント装置の利用者に関する情報を格納する利
    用者情報格納手段と、 広告内容の異なる複数の広告データを格納する広告情報
    格納手段と、 利用者情報格納手段に格納された情報に基づいて、広告
    情報格納手段に格納された複数の広告データの中から、
    各クライアント装置に送信すべき広告データを選択する
    広告選択手段と、 広告選択手段にて選択された広告データをクライアント
    装置に送信するための広告送信データを生成する送信デ
    ータ生成手段と、 を備えたことを特徴とする広告システム。
  2. 【請求項2】 利用者情報格納手段に格納される情報
    は、各利用者の属性に関する情報であり、 広告選択手段は、各利用者の属性に応じた広告データを
    選択すること、 を特徴とする請求項1に記載の広告システム。
  3. 【請求項3】 利用者情報格納手段に格納される情報
    は、各利用者が閲覧した情報の履歴に関する情報であ
    り、 広告選択手段は、各利用者が閲覧した情報に応じた広告
    データを選択すること、 を特徴とする請求項1または2に記載の広告システム。
  4. 【請求項4】 広告情報格納手段には、複数の広告デー
    タの相互関係を示す広告間関係情報が格納され、 広告選択手段は、利用者情報格納手段に格納された情報
    に基づいて広告データを選択し、この広告データと、広
    告情報格納手段に格納された広告間関係情報とに基づい
    て、当該広告データに対して所定の広告間関係を有する
    広告データを最終的に選択すること、 を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の広告
    システム。
  5. 【請求項5】 広告データをサーバ装置からクライアン
    ト装置に送信する広告システムであって、 サーバ装置は、 当該サーバ装置と各クライアント装置との間の通信速度
    を検知する通信速度検知手段と、 データ形態の異なる複数の広告データを格納する広告情
    報格納手段と、 通信速度検知手段にて検知された通信速度に基づいた所
    定のデータ形態の広告データを広告情報格納手段から選
    択し、この広告データをクライアント装置に送信するた
    めの広告送信データを生成する送信データ生成手段と、 を備えたことを特徴とする広告システム。
  6. 【請求項6】 広告情報格納手段には、広告データとし
    て、映像データと音声データとが格納され、 送信データ生成手段は、通信速度検知手段にて検知され
    た通信速度に基づいて、映像データと音声データの両方
    またはいずれか一方のみを選択して広告送信データを生
    成すること、 を特徴とする請求項5に記載の広告システム。
  7. 【請求項7】 広告情報格納手段には、出力時間の異な
    る複数の広告データが格納され、 送信データ生成手段は、通信速度検知手段にて検知され
    た通信速度に基づいて、いずれか1つの出力時間の広告
    のみを広告情報格納手段から選択して広告送信データを
    生成すること、 を特徴とする請求項5または6に記載の広告システム。
  8. 【請求項8】 送信データ生成手段は、通信速度検知手
    段にて検知された通信速度に基づいて、広告データを非
    圧縮と圧縮のいずれかの形態にて広告送信データを生成
    することを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記
    載の広告システム。
  9. 【請求項9】 送信データ生成手段は、通信速度検知手
    段にて検知された通信速度に基づいて、広告データを非
    分割と分割のいずれかの形態にて送信することを特徴と
    する請求項5〜8のいずれか一つに記載の広告システ
    ム。
  10. 【請求項10】 広告データをサーバ装置からクライア
    ント装置に送信する広告システムであって、 サーバ装置は、 データ形態の異なる複数の広告データを格納する広告情
    報格納手段と、 広告情報格納手段に格納された複数の広告データの中か
    ら、各クライアント装置に送信すべき広告データを選択
    する広告選択手段と、 広告選択手段にて選択された広告データをクライアント
    装置に送信するための広告送信データを生成する送信デ
    ータ生成手段とを備え、 送信データ生成手段は、広告送信データに対して、クラ
    イアント装置における広告データの出力形態を制御する
    ための制御情報を付加すること、 を特徴とする広告システム。
  11. 【請求項11】 送信データ生成手段にて付加される制
    御情報は、広告データがクライアント装置にて出力され
    るべきタイミングに関する情報であることを特徴とする
    請求項10に記載の広告システム。
  12. 【請求項12】 送信データ生成手段にて付加される制
    御情報は、広告データがクライアント装置にて出力され
    るべき回数に関する情報であることを特徴とする請求項
    10または11に記載の広告システム。
  13. 【請求項13】 送信データ生成手段にて付加される制
    御情報は、クライアント装置に格納されたアニメーショ
    ン用のトラッキングデータの動作内容を規定するパラメ
    ータデータであることを特徴とする請求項10〜12の
    いずれか一つに記載の広告システム。
  14. 【請求項14】 広告データをサーバ装置からクライア
    ント装置に送信する広告方法であって、 サーバ装置において、 各クライアント装置の利用者に関する情報を格納する利
    用者情報格納手順と、 広告内容の異なる複数の広告データを格納する広告情報
    格納手順と、 利用者情報格納手順において格納された情報に基づい
    て、広告情報格納手順において格納された複数の広告デ
    ータの中から、各クライアント装置に送信すべき広告デ
    ータを選択する広告選択手順と、 広告選択手順にて選択された広告データをクライアント
    装置に送信するための広告送信データを生成する送信デ
    ータ生成手順と、 を備えたことを特徴とする広告方法。
  15. 【請求項15】 広告データをサーバ装置からクライア
    ント装置に送信する広告方法であって、 サーバ装置において、 サーバ装置と各クライアント装置との間の通信速度を検
    知する通信速度検知手順と、 データ形態の異なる複数の広告データを格納する広告情
    報格納手順と、 通信速度検知手順において検知された通信速度に基づい
    た所定のデータ形態の広告データを上記複数の広告デー
    タの中から選択し、この広告データをクライアント装置
    に送信するための広告送信データを生成する送信データ
    生成手順と、 を備えたことを特徴とする広告方法。
  16. 【請求項16】 広告データをサーバ装置からクライア
    ント装置に送信する広告方法であって、 サーバ装置において、 データ形態の異なる複数の広告データを格納する広告情
    報格納手順と、 広告情報格納手順において格納された複数の広告データ
    の中から、各クライアント装置に送信すべき広告データ
    を選択する広告選択手順と、 広告選択手順において選択された広告データをクライア
    ント装置に送信するための広告送信データを生成する送
    信データ生成手順とを備え、 送信データ生成手順においては、広告送信データに対し
    て、クライアント装置における広告データの出力形態を
    制御するための制御情報を付加すること、 を特徴とする広告方法。
  17. 【請求項17】 広告データをサーバ装置からクライア
    ント装置に送信するためのプログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体であって、 サーバ装置において、 各クライアント装置の利用者に関する情報を格納する利
    用者情報格納手順と、 広告内容の異なる複数の広告データを格納する広告情報
    格納手順と、 利用者情報格納手順において格納された情報に基づい
    て、広告情報格納手順において格納された複数の広告デ
    ータの中から、各クライアント装置に送信すべき広告デ
    ータを選択する広告選択手順と、 広告選択手順にて選択された広告データをクライアント
    装置に送信するための広告送信データを生成する送信デ
    ータ生成手順と、 を実行するためのプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 広告データをサーバ装置からクライア
    ント装置に送信するためのプログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体であって、 サーバ装置において、 サーバ装置と各クライアント装置との間の通信速度を検
    知する通信速度検知手順と、 データ形態の異なる複数の広告データを格納する広告情
    報格納手順と、 通信速度検知手順において検知された通信速度に基づい
    た所定のデータ形態の広告データを上記複数の広告デー
    タの中から選択し、この広告データをクライアント装置
    に送信するための広告送信データを生成する送信データ
    生成手順と、 を実行するためのプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】 広告データをサーバ装置からクライア
    ント装置に送信するためのプログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体であって、 サーバ装置において、 データ形態の異なる複数の広告データを格納する広告情
    報格納手順と、 広告情報格納手順において格納された複数の広告データ
    の中から、各クライアント装置に送信すべき広告データ
    を選択する広告選択手順と、 広告選択手順において選択された広告データをクライア
    ント装置に送信するための広告送信データを生成する送
    信データ生成手順とを備え、 送信データ生成手順においては、広告送信データに対し
    て、クライアント装置における広告データの出力形態を
    制御するための制御情報を付加すること、 を実行するためのプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
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