JP2001336112A - 人工芝 - Google Patents
人工芝Info
- Publication number
- JP2001336112A JP2001336112A JP2000158847A JP2000158847A JP2001336112A JP 2001336112 A JP2001336112 A JP 2001336112A JP 2000158847 A JP2000158847 A JP 2000158847A JP 2000158847 A JP2000158847 A JP 2000158847A JP 2001336112 A JP2001336112 A JP 2001336112A
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- JP
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- artificial turf
- pile
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- artificial lawn
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】使用時や廃棄時に環境汚染問題のない人工芝を
提供する。 【解決手段】人工芝パイル糸が合成繊維からなる人工芝
であり、前記合成繊維が、鉛又はクロムを含有しない着
色剤によって着色されていることを特徴とする人工芝。
提供する。 【解決手段】人工芝パイル糸が合成繊維からなる人工芝
であり、前記合成繊維が、鉛又はクロムを含有しない着
色剤によって着色されていることを特徴とする人工芝。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、球技用、車両用、
レクリエーション用、土木用、園芸用、インテリア用な
どに使用される人工芝に関する。
レクリエーション用、土木用、園芸用、インテリア用な
どに使用される人工芝に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の人工芝におけるパイル糸の着色
は、緑色を主体とするものが圧倒的に多い。この緑色な
どの着色剤は、価格と共に、使用中の色保持性や熱安定
性の点で選択されており、緑色については、銅を含有す
るフタルシアニンブルーグリーンに黄色系のクロム酸
鉛、重クロム酸鉛、塩基性クロム酸塩、硫酸鉛の少なく
とも１種を混合して得られる緑色顔料を使用している。
しかし、近年の地球環境意識の高まりから、人工芝にお
いても、使用時や廃棄時の環境汚染が問題視されるよう
になってきた。
は、緑色を主体とするものが圧倒的に多い。この緑色な
どの着色剤は、価格と共に、使用中の色保持性や熱安定
性の点で選択されており、緑色については、銅を含有す
るフタルシアニンブルーグリーンに黄色系のクロム酸
鉛、重クロム酸鉛、塩基性クロム酸塩、硫酸鉛の少なく
とも１種を混合して得られる緑色顔料を使用している。
しかし、近年の地球環境意識の高まりから、人工芝にお
いても、使用時や廃棄時の環境汚染が問題視されるよう
になってきた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み、使用時や廃棄時に環境汚染問題のない人工芝を提
供しようとするものである。
鑑み、使用時や廃棄時に環境汚染問題のない人工芝を提
供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、以下の
構成を採るものである。 １．パイル糸が合成繊維からなる人工芝であり、前記合
成繊維が、鉛又はクロムを含有しない着色剤によって着
色され、JIS L 0842の紫外線カーボンアーク灯光試験
法（83℃、200時間照射）による変退色性が３級以上で
あることを特徴とする人工芝。 ２．着色剤の少なくとも一部に有機黄色顔料が用いられ
たことを特徴とする前記１記載の人工芝。 ３．パイルの形状がループパイルであることを特徴とす
る前記１〜２のいずれかに記載の人工芝。
構成を採るものである。 １．パイル糸が合成繊維からなる人工芝であり、前記合
成繊維が、鉛又はクロムを含有しない着色剤によって着
色され、JIS L 0842の紫外線カーボンアーク灯光試験
法（83℃、200時間照射）による変退色性が３級以上で
あることを特徴とする人工芝。 ２．着色剤の少なくとも一部に有機黄色顔料が用いられ
たことを特徴とする前記１記載の人工芝。 ３．パイルの形状がループパイルであることを特徴とす
る前記１〜２のいずれかに記載の人工芝。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明における合成繊維は、特に
限定されるものではなく、公知の合成繊維が使用でき、
例えば、ナイロン６、ナイロン６６、ポリエステル、ポ
リプロピレン、ポリエチレンなどであるが、耐候性や弾
力性の点でナイロン６、ナイロン６６が好ましい。塩化
ビニルや塩化ビニリデンは、廃棄時の焼却でダイオキシ
ンを発生させる可能性が高い点が難点である。また、本
発明における合成繊維は、耐候性向上剤などの各種改良
剤が必要により付与、添加されているものである。
限定されるものではなく、公知の合成繊維が使用でき、
例えば、ナイロン６、ナイロン６６、ポリエステル、ポ
リプロピレン、ポリエチレンなどであるが、耐候性や弾
力性の点でナイロン６、ナイロン６６が好ましい。塩化
ビニルや塩化ビニリデンは、廃棄時の焼却でダイオキシ
ンを発生させる可能性が高い点が難点である。また、本
発明における合成繊維は、耐候性向上剤などの各種改良
剤が必要により付与、添加されているものである。
【０００６】本発明における着色剤は、鉛又はクロムを
含有しない着色剤であり、例えば、フタロシアニン系顔
料、アゾ系顔料などであり、従来の鉛又はクロムを含有
する着色剤に比べて耐光性などが著しく劣らないよう
に、各種顔料が配合される。このことにより、本発明に
おける人口芝の染色堅牢度は、JIS L 0842の紫外線カ
ーボンアーク灯光試験法による83℃、200時間照射後の
変退色性が３級以上を達成できる。変退色性は、好まし
くは、４級以上である。
含有しない着色剤であり、例えば、フタロシアニン系顔
料、アゾ系顔料などであり、従来の鉛又はクロムを含有
する着色剤に比べて耐光性などが著しく劣らないよう
に、各種顔料が配合される。このことにより、本発明に
おける人口芝の染色堅牢度は、JIS L 0842の紫外線カ
ーボンアーク灯光試験法による83℃、200時間照射後の
変退色性が３級以上を達成できる。変退色性は、好まし
くは、４級以上である。
【０００７】本発明における人工芝は、パイル糸を有す
る人工芝であり、タフト方式やラッセル方式やその他の
製法で製造されるものである。
る人工芝であり、タフト方式やラッセル方式やその他の
製法で製造されるものである。
【０００８】本発明における人工芝は、パイルと反対側
の裏面にバッキング剤が付与でき、このバッキング剤に
より、パイル抜け防止、遮水または透水性の制御、緩衝
またはクッション性の付与などの各種特性を付与するこ
とができる。
の裏面にバッキング剤が付与でき、このバッキング剤に
より、パイル抜け防止、遮水または透水性の制御、緩衝
またはクッション性の付与などの各種特性を付与するこ
とができる。
【０００９】また、本発明における人工芝は、低コスト
化のためにパイル密度を低くする事ができ、この場合、
パイル間隙から基布（フリース）が見えるので基布は、
パイル糸と同色、同系統の着色剤で染めるのが好まし
い。
化のためにパイル密度を低くする事ができ、この場合、
パイル間隙から基布（フリース）が見えるので基布は、
パイル糸と同色、同系統の着色剤で染めるのが好まし
い。
【００１０】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明は何らこれらに限定されるものではない。 実施例１ ナイロン６樹脂中に緑青色成分としてフタロシアニン系
顔料と黄色成分としてアゾ系顔料とを混練して得たマス
ターバッチとナイロン６樹脂とを混合使用して、通常の
方法で５００ｄｔｅｘの偏平モノフィラメントを得た。
これを使用してループパイル人工芝を製造し、裏面をラ
テックス処理した。この人工芝について、加速型耐候性
試験機（紫外線カーボンアーク灯使用、JIS L 0842法
に準ずる。）を使用し、８３℃×２００時間（通常の６
３℃×１０００時間に相当）の照射条件で 変退色性
（級）と強度保持率（％）とを調べた。その結果を表１
に示した。
発明は何らこれらに限定されるものではない。 実施例１ ナイロン６樹脂中に緑青色成分としてフタロシアニン系
顔料と黄色成分としてアゾ系顔料とを混練して得たマス
ターバッチとナイロン６樹脂とを混合使用して、通常の
方法で５００ｄｔｅｘの偏平モノフィラメントを得た。
これを使用してループパイル人工芝を製造し、裏面をラ
テックス処理した。この人工芝について、加速型耐候性
試験機（紫外線カーボンアーク灯使用、JIS L 0842法
に準ずる。）を使用し、８３℃×２００時間（通常の６
３℃×１０００時間に相当）の照射条件で 変退色性
（級）と強度保持率（％）とを調べた。その結果を表１
に示した。
【００１１】比較例１ 実施例１における黄色成分を無機顔料の黄鉛（主成分：
クロム酸鉛）に代える以外は実施例１と同様にしてルー
プパイル人工芝を製造し、同様に評価した。その結果を
表１に示した。
クロム酸鉛）に代える以外は実施例１と同様にしてルー
プパイル人工芝を製造し、同様に評価した。その結果を
表１に示した。
【００１２】
【表１】 なお、変退色性の等級判定は、ブルースケールによる等
級判定を実施した。
級判定を実施した。
【００１３】以上のように、鉛、クロムを含まない本発
明の人工芝は、耐候性の点では若干劣るものの、地球環
境汚染の点からは人工芝として、全く問題のないもので
ある。
明の人工芝は、耐候性の点では若干劣るものの、地球環
境汚染の点からは人工芝として、全く問題のないもので
ある。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、使用時や廃棄時に環境
汚染問題のない人工芝を提供する事が可能である。
汚染問題のない人工芝を提供する事が可能である。
Claims (3)
- 【請求項１】パイル糸が合成繊維からなる人工芝であ
り、前記合成繊維が、鉛又はクロムを含有しない着色剤
によって着色され、JIS L 0842の紫外線カーボンアー
ク灯光試験法（83℃、200時間照射）による変退色性が
３級以上であることを特徴とする人工芝。 - 【請求項２】着色剤の少なくとも一部に有機黄色顔料が
用いられたことを特徴とする請求項１記載の人工芝。 - 【請求項３】パイルの形状がループパイルであることを
特徴とする請求項１〜２のいずれかに記載の人工芝。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000158847A JP2001336112A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 人工芝 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000158847A JP2001336112A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 人工芝 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001336112A true JP2001336112A (ja) | 2001-12-07 |
Family
ID=18663257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000158847A Pending JP2001336112A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 人工芝 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001336112A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007182669A (ja) * | 2005-12-30 | 2007-07-19 | Mondo Spa | 人工芝製造用糸、その製造方法、及びその様な糸を用いて製造された人工芝構造 |
-
2000
- 2000-05-29 JP JP2000158847A patent/JP2001336112A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007182669A (ja) * | 2005-12-30 | 2007-07-19 | Mondo Spa | 人工芝製造用糸、その製造方法、及びその様な糸を用いて製造された人工芝構造 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050520 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050526 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050722 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060309 |