JP2001334583A - 三次元造形装置 - Google Patents

三次元造形装置

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JP2001334583A
JP2001334583A JP2000155041A JP2000155041A JP2001334583A JP 2001334583 A JP2001334583 A JP 2001334583A JP 2000155041 A JP2000155041 A JP 2000155041A JP 2000155041 A JP2000155041 A JP 2000155041A JP 2001334583 A JP2001334583 A JP 2001334583A
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powder
dimensional
powder material
unit
modeling
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Naoki Kubo
直樹 久保
Shigeaki Tochimoto
茂昭 栃本
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Minolta Co Ltd
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    • B29C71/009After-treatment of articles without altering their shape; Apparatus therefor using gases without chemical reaction

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲に粉末材料を飛散させることがなく、結
合強度の高い三次元造形物を自動生成すること。 【解決手段】 粉末供給部40に対して粉末材料を補充
する際に、粉末供給部40の上部側に設けられた容器装
着部43に対して粉末材料容器30を装着すればよいよ
うに構成される。また、造形機構部60において造形ス
テージ62上への造形動作が終了すると、造形ステージ
62を下降させるとともに、搬送機構部65が作用して
造形ステージ62上の網状トレイ9及び三次元造形物9
1を粉末除去部70の処理室72へ搬送する。そして、
その処理室72にて三次元造形物91に付着した未結合
粉末の除去及び後処理が自動で行われるように構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元造形技術に
関するものであって、特に、結合剤を付与して粉末を結
合させることにより、三次元造形物を生成する三次元造
形技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、所定のステージ上に粉末材料
を薄層状に伸展させ、その層の所定部分にバインダを付
与することで粉末を結合させた結合体を形成させ、薄層
形成とバインダ付与とを繰り返すことによって三次元造
形物を生成する三次元造形装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
三次元造形装置に対して造形材料となる粉末材料を補充
する際には、ユーザ自身が袋等に入った粉末材料を三次
元造形装置の粉末槽に注ぎ込む作業を行わなければなら
なかった。
【0004】また、従来の三次元造形装置においては、
最終的な三次元造形物を得るために、ユーザが造形過程
でバインダの付与されなかった粉末材料を三次元造形物
から除去する作業を行わなければならなかった。
【0005】さらに、従来の三次元造形装置にて得られ
る三次元造形物は、粉末材料を所定のバインダによって
結合させただけのものであるため、その表面は脆いもの
であった。このため、ユーザが三次元造形物を取り出し
た後、三次元造形物に対して結合強度を増加させるため
の後処理を手作業で行わなければならなかった。
【0006】上記のようなユーザが行う作業は、いずれ
も手間と労力とを伴うものであるばかりか、ユーザの手
や服等を汚してしまう恐れがあり問題となる。また、作
業中に粉末材料が装置外の周辺に飛散することが問題と
なる。
【0007】そこで、この発明は、上記課題に鑑みてな
されたものであって、周囲に粉末材料を飛散させること
がなく、結合強度の高い三次元造形物を自動生成するこ
とのできる三次元造形装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、粉末材料に結合材を付与
して前記粉末材料を結合させることにより、前記粉末材
料の結合体を順次形成して三次元造形物を生成する三次
元造形装置であって、前記三次元造形物を生成する造形
機構部と、前記粉末材料を収容し、前記造形機構部に対
して前記粉末材料の供給を行う粉末供給手段とを備え、
前記粉末供給手段の上部側に交換可能な粉末材料容器を
装着する容器装着部が設けられることを特徴としてい
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の三次元造形装置において、前記粉末供給手段が、前記
造形機構部の上方位置に配置されていることを特徴とし
ている。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の三次元造形装置において、前記造形機構
部に対して前記結合材を供給するための結合材収容部を
さらに備え、前記結合材収容部が、前記造形機構部の上
方位置に配置されていることを特徴としている。
【0011】請求項4に記載の発明は、粉末材料に結合
材を付与して前記粉末材料を結合させることにより、前
記粉末材料の結合体を順次形成して三次元造形物を生成
する三次元造形装置であって、前記粉末材料の所定部分
に対して前記結合材を付与して前記三次元造形物を生成
する造形機構部と、前記三次元造形物に付着した未結合
粉末を除去する未結合粉末除去手段とを備えている。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の三次元造形装置において、前記造形機構部において生
成された前記三次元造形物を前記未結合粉末除去手段に
おいて前記未結合粉末の除去可能な位置に自動搬送する
搬送手段をさらに備えている。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項4又は請
求項5に記載の三次元造形装置において、前記未結合粉
末を除去して得られる前記三次元造形物に対して所定の
後処理を施す後処理手段をさらに備えている。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の三次元造形装置において、前記後処理が、前記未結合
粉末を除去して得られる前記三次元造形物に対して所定
の硬化材料を含浸させる処理であることを特徴としてい
る。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の三次元造形装置において、前記後処理手段に対して前
記硬化材料を供給するための硬化材料容器が、前記造形
機構部の上方位置に設置されることを特徴としている。
【0016】請求項9に記載の発明は、請求項6ないし
請求項8のいずれかに記載の三次元造形装置において、
前記後処理手段による前記後処理と、前記未結合粉末除
去手段による前記未結合粉末の除去とが、前記三次元造
形物を同一位置に置いた状態で行うことを特徴としてい
る。
【0017】請求項10に記載の発明は、請求項4ない
し請求項9のいずれかに記載の三次元造形装置におい
て、前記未結合粉末除去手段による粉末除去部が、前記
造形機構部による造形領域の横方向側に設置されること
を特徴としている。
【0018】請求項11に記載の発明は、請求項4ない
し請求項10のいずれかに記載の三次元造形装置におい
て、前記粉末材料を収容し、前記造形機構部に対して前
記粉末材料の供給を行う粉末供給手段と、前記未結合粉
末除去手段によって前記三次元造形物から除去された前
記未結合粉末を回収し、前記粉末供給手段に搬送する粉
末搬送手段とをさらに備えている。
【0019】請求項12に記載の発明は、請求項4ない
し請求項11のいずれかに記載の三次元造形装置におい
て、前記造形機構部による前記三次元造形物の生成と、
前記未結合粉末除去手段による前記未結合粉末の除去と
を、並列的に行うことを特徴としている。
【0020】請求項13に記載の発明は、粉末材料に結
合材を付与して前記粉末材料を結合させることにより、
前記粉末材料の結合体を順次形成して三次元造形物を生
成する三次元造形装置であって、前記粉末材料を収容
し、前記三次元造形物の生成の際に前記粉末材料を供給
する粉末供給手段と、前記三次元造形物の生成の際に、
前記結合材の付与されなかった前記粉末材料を回収し、
前記粉末供給手段に搬送する粉末搬送手段とを備えてい
る。
【0021】請求項14に記載の発明は、請求項11又
は請求項13に記載の三次元造形装置において、前記粉
末搬送手段が、前記粉末材料を乾燥させる乾燥手段を備
えている。
【0022】請求項15に記載の発明は、請求項11又
は請求項13に記載の三次元造形装置において、前記粉
末搬送手段が、所定の大きさ以下の前記粉末材料のみを
抽出するフィルタを備えている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0024】<1.第1の実施の形態>図1は、この発
明の第1の実施の形態における三次元造形装置100を
示す概略図である。この三次元造形装置100は、所定
の粉末材料に結合材を付与して粉末材料を結合させるこ
とにより、粉末材料の結合体を順次形成していき、最終
的な結合体として三次元造形物を生成するものである。
【0025】三次元造形装置100は、制御部10と、
制御部10にそれぞれ電気的に接続するバインダ付与部
20と造形部6と粉末供給部40と粉末伸展部50と粉
末回収機構80とを備えて構成される。また、造形部6
には造形機構部60と粉末除去部70とが一体的に構成
される。
【0026】制御部10は、コンピュータ11と、コン
ピュータ11と電気的に接続する駆動制御部12と、駆
動制御部12と電気的に接続するノズルヘッド駆動部1
3とを備えている。
【0027】コンピュータ11は、内部にCPUやメモ
リ等を備えて構成される一般的な卓上型コンピュータ等
である。このコンピュータ11は、三次元形状の造形対
象物を形状データとしてデータ化し、それを平行な幾層
もの薄い断面体にスライスして得られる断面データを駆
動制御部12に対して出力する。
【0028】駆動制御部12は、コンピュータから得ら
れる断面データに基づいて各部の動作を制御する制御手
段として機能する。駆動制御部12は、コンピュータ1
1から断面データを取得すると、その断面データに基づ
いて上記の各部に対して駆動指令を与えることにより造
形部6の造形機構部60において粉末材料の一層ごとの
粉末の結合体を順次形成する動作を統括的に制御する。
また、造形終了後は結合されなかった未結合粉末を、造
形部6の粉末除去部70において除去するとともに、生
成された三次元造形物に対して後処理を施すための各動
作を統括的に制御する。
【0029】バインダ付与部20は、粉末材料を結合さ
せるための結合材となる液状のバインダを収容するタン
ク部21、タンク部21内のバインダを吐出させるノズ
ルヘッド22、ノズルヘッド22を水平XY平面で移動
させるXY方向駆動部23を備えている。
【0030】タンク部21は、それぞれ異なる色のバイ
ンダを収容する複数のタンク(この例では4つのタン
ク)21a〜21dを備えている。具体的には、それぞ
れのタンク21a〜21dには、Y(イエロー)、M
(マジェンタ)、C(シアン)の色料の3原色およびW
(ホワイト)に着色されたバインダが収容されている。
ここで、着色されたバインダは、粉末と結合しても変色
しないものであり、長時間経過しても変色・退色しない
ものを使用するのが望ましい。
【0031】ノズルヘッド22は、XY方向駆動部23
の下部に固定されており、XY方向駆動部23とともに
一体となってXY平面内で移動自在となっている。ま
た、ノズルヘッド22はタンク部21のタンク数と同数
の吐出ノズル22a〜22dを備え、各吐出ノズル22
a〜22dはタンク21a〜21dと4本のチューブで
個別に連結されている。各吐出ノズル22a〜22d
は、例えばインクジェット方式等で微小な液滴として各
バインダを吐出(噴出)するノズルである。各吐出ノズ
ル22a〜22dによるバインダの吐出は、ノズルヘッ
ド駆動部13によって個別に制御されており、各吐出ノ
ズル22a〜22dから吐出されるバインダはノズルヘ
ッド22に対向する位置に設けられている造形機構部6
0の粉末層92に付着する。
【0032】XY方向駆動部23は、駆動部本体23a
およびガイドレール23bを備えている。駆動部本体2
3aは、ガイドレール23bに沿ってX方向への往復移
動が可能であるとともに、Y方向への往復移動が可能と
なっている。よって、ノズルヘッド22は、XY方向駆
動部23によりX軸およびY軸によって規定される平面
内で移動できることとなる。すなわち、XY方向駆動部
23は、ノズルヘッド駆動部13からの駆動指令に基づ
いてノズルヘッド22を、その平面における駆動範囲内
で任意の位置に移動させることができる。そして、ノズ
ルヘッド駆動部13は、XY平面におけるノズルヘッド
22の位置に応じて複数の吐出ノズル22a〜22dの
うちから選択的にバインダ吐出を行うように制御し、造
形機構部60の粉末層92の必要な部分にバインダを付
与する。
【0033】造形機構部60は、凹状部を有する造形機
構部本体61、造形機構部本体61の凹状部の底面を形
成するように設けられている造形ステージ62、造形ス
テージ62をZ方向に移動させるZ方向移動部63と、
Z方向移動部63を駆動する駆動部64を備えている。
【0034】造形機構部本体61は、粉末材料を用いて
三次元造形物91を生成するための作業領域を提供する
役目を果たしている。また、造形機構部本体61は、そ
の上部一端側に、粉末供給部40から供給される粉末材
料を一時的に保持する粉末仮置部61bを有している。
【0035】造形ステージ62は、XY断面において矩
形型の形状を有し、その側面が造形機構部本体61にお
ける凹状部の垂直内壁61aと接している。また、造形
ステージ62には網状トレイ9が載置される。そして、
この造形ステージ62と造形機構部本体61の垂直内壁
61aとで形成される直方体状の三次元空間(つまり、
凹状部の空間)が、三次元造形物91を生成するための
造形領域として機能する。そして、造形ステージ62の
網状トレイ9上に粉末材料の薄層が一層ごとに順次形成
されるとともに、一層形成ごとに各吐出ノズル22a〜
22dから吐出されるバインダにより、造形ステージ6
2上にて粉末材料の必要な部分を接合させて造形物が作
成されることとなる。
【0036】Z方向移動部63は、造形ステージ62と
連結する支持棒63aを有している。そして、支持棒6
3aが、駆動部64によって垂直方向に移動されること
により、支持棒63aと連結する造形ステージ62のZ
方向の移動が可能となる。
【0037】また、造形機構部本体61の側壁部には、
造形機構部60にて生成された三次元造形物91を粉末
除去部70に搬送するための搬送機構部65が設けられ
ている。搬送機構部65は、搬送駆動部66と伸縮部材
67と押し出し部材68とを備えている。
【0038】搬送駆動部66はシリンダ等によって構成
され、駆動制御部12によって駆動制御が行われる。ま
た、伸縮部材67は、搬送駆動部66の駆動によって水
平方向(X方向)に伸縮する。押し出し部材68は伸縮
部材67の先端部に連結されており、伸縮部材67の伸
縮動作に連動して水平方向(X方向)への移動を行う。
【0039】造形ステージ62上に粉末材料の結合体と
して三次元造形物91が形成されると、造形ステージ6
2が所定位置まで下降する。この所定位置とは、押し出
し部材68が網状トレイ9を横方向(X方向)に押し出
すことが可能な位置である。
【0040】そして、搬送機構部65は、造形ステージ
62が下降した後に、網状トレイ9及び三次元造形物9
1を造形機構部60の横方向(X方向)に隣接して設置
された粉末除去部70に押し出し搬送するように構成さ
れている。具体的には、造形機構部60と粉末除去部7
0との間に設けられた開口部70bを通過して、三次元
造形物91が粉末除去部70に搬送されるのである。
【0041】粉末除去部70においては、搬送機構部6
5から搬送される網状トレイ9を搬送するための複数の
搬送ローラ73bが設けられている。また、搬送ローラ
73bは搬送機構部65から受け取る網状トレイ9を処
理室72の中央付近の位置で支持する機能も有する。搬
送ローラ73bは、駆動部73aによって正逆の双方向
に回動可能となっている。なお、駆動部73aはモータ
等によって構成され、駆動制御部12によって制御され
る。
【0042】粉末除去部70における処理室72の上方
側には、送風ブロア77が設けられている。送風ブロア
77はモータ76によって回転駆動され、下方向に向け
て送風を行う。また、搬送ローラ73bの下方側には、
粉末材料の回収部71が設けられている。
【0043】そして、処理室72の中央付近に搬送され
た三次元造形物91からバインダの付与されていない未
結合粉末を除去するために、粉末除去部70において、
搬送ローラ73bがその上部に網状トレイ9を載置した
状態で所定角度範囲内での往復回転運動を行う。この往
復運動により、上部の網状トレイ9及び三次元造形物9
1はX方向に沿って振動が与えられることとなり、三次
元造形物91の表面に付着している未結合粉末が振るい
落とされる。振るい落とされた粉末材料は、網状トレイ
9の隙間及び搬送ローラ73bの間を通って、回収部7
1に堆積することとなる。また、上記のような搬送ロー
ラ73bによる振動で、未結合粉末材料を振るい落とす
際には、処理室72の上部に設けられた送風ブロア77
が動作することで、振動では除去しにくい部分に付着し
ている未結合粉末を風力で下方向に吹き飛ばすように構
成されている。
【0044】したがって、粉末除去部70においては、
搬送ローラ73bによる振動と、送風ブロア77とが作
用することで、三次元造形物91から未結合粉末を良好
に除去することができる。つまり、搬送ローラ73bと
送風ブロア77とは未結合粉末除去手段として機能する
のである。このような粉末除去部70により、三次元造
形装置100における一連の動作の一部として自動的に
未結合粉末の除去を行うことが可能であるため、三次元
造形物91の生成後にユーザ自らが未結合粉末を除去す
る必要がなく、手や服を汚すこともない。
【0045】また、この実施の形態においては、粉末除
去部70は後処理部としても機能する。後処理として
は、例えばバインダによって結合された粉末材料により
形成される三次元造形物91の結合強度(硬化強度)を
高める処理や、三次元造形物91の表面に保護膜等を形
成する処理等がある。この実施の形態においては、処理
室72の上方側には、樹脂等の硬化材料を噴霧するスプ
レーノズル74が配置されている。粉末除去部70の上
方側には液状の硬化材料を収容する交換可能な硬化材料
容器75が設けられており、この硬化材料容器75から
スプレーノズル74に対して硬化材料の供給が行われ
る。
【0046】そして、処理室72の未結合粉末の除去が
行われた三次元造形物91に対して後処理を施すため
に、粉末除去部70においてスプレーノズル74から硬
化材料を噴霧する。スプレーノズル74から噴出される
硬化材料は、搬送ローラ73b上の三次元造形物91に
含浸する。そして、スプレーノズル74からの噴霧を開
始してから所定時間が経過すると、三次元造形物91に
対して適量の硬化材料が含浸する。そして、その後、送
風ブロア77を動作させて三次元造形物91に含浸され
た硬化材料を乾燥させることで、三次元造形物91の結
合強度を向上させることができる。したがって、スプレ
ーノズル74と送風ブロア77とは三次元造形物91に
対して後処理を施す後処理手段として機能することとな
る。
【0047】上記のようにして後処理が終了すると、三
次元造形物91を搬出する動作が行われる。粉末除去部
70の開口部70bに対向する壁面側には、開口部70
cが設けられており、その開口部70cの外側には複数
の搬送ローラ73cが設けられている。この搬送ローラ
73cも上記搬送ローラ73bと同様に、駆動部73a
によって駆動される。そして、後処理が終了すると、駆
動部73aは搬送ローラ73b,73cを所定方向に回
転駆動して、網状トレイ9及び三次元造形物91が搬送
ローラ73c上に至るまでX方向に沿って搬送する。そ
して、網状トレイ9が搬送ローラ73c上に搬送される
と、ユーザは後処理まで完了した三次元造形物91を取
得することができる。
【0048】なお、粉末除去部70においては処理室7
2の天井部分となる所定位置にも開口部70aが形成さ
れている。この開口部70aは、粉末伸展部50のブレ
ード51が造形ステージ62上に粉末材料を伸展して一
層ごとの粉末層92を形成する際に、余剰した粉末材料
を回収部71へ導くためのものである。つまり、ブレー
ド51をX方向に沿って移動させることで造形ステージ
62上に1層分の粉末層92を形成する際に、ブレード
51を少なくとも開口部70aよりもX方向側に移動さ
せることで、粉末材料の余剰分は開口部70aから落下
し、粉末除去部70の処理室72を通って回収部71に
堆積することになるのである。
【0049】回収部71の底部には粉末搬送用スクリュ
ー82が設けられている。この粉末搬送用スクリュー8
2は、回収した粉末材料を粉末供給部40に搬送するた
めの粉末回収機構80の一部を構成する。
【0050】粉末回収機構80は、上記粉末搬送用スク
リュー82の他、粉末搬送管81と駆動部83とを備え
て構成される。粉末搬送管81は、回収部71の底部か
ら粉末供給部40のタンク部41内部へと配置されてい
る。そして、この粉末搬送管81の内部には、柔軟な部
材で形成された粉末搬送用スクリュー82が回収部71
の底部からタンク部41内部の管端部84付近まで配置
されている。図1に示すように、粉末搬送管81は2カ
所に屈曲部81a,81bを有するが、粉末搬送用スク
リュー82は柔軟な部材で形成されていることから、そ
のような屈曲部81a,81bにおいても粉末搬送管8
1に沿って屈曲した状態で配置される。ただし、これら
屈曲部81a,81bは、曲げ半径が大きくなるように
設定され、スクリューの回転力が屈曲部の前後で有効に
スクリューの回転力として伝達されるように構成するこ
とが好ましい。
【0051】そして、粉末搬送用スクリュー82の一端
側は、モータ等によって構成される駆動部83の回転軸
に連結されており、駆動部83が所定方向に回転駆動を
行うことで、粉末搬送用スクリュー82もスクリューの
中心軸回りに所定方向への回転動作を行う。この回転力
は、屈曲部81a,81bにおいても有効に粉末搬送用
スクリュー82に伝達され、粉末搬送管81の内部に設
けられた粉末搬送用スクリュー82は全体的に駆動部8
3に連動してその中心軸回りの回転動作を行う。
【0052】この結果、回収部71に堆積した粉末材料
は、粉末搬送用スクリュー82によって粉末搬送管81
の内部を搬送され、粉末供給部40におけるタンク部4
1の内部に再供給されることとなり、粉末材料の再利用
を行うことが可能になる。
【0053】粉末供給部40は、粉末材料を収容するタ
ンク部41と、タンク部41からの粉末供給口(出口)
に設けられ、駆動制御部12からの指令によってタンク
部41の粉末供給口を開閉させる締切板42とを備えて
いる。
【0054】タンク部41には、例えば白色の粉末材料
が収容されている。この粉末材料は、三次元造形物91
の形成における材料となるもので、例えば、デンプン
粉、樹脂粉末などが使用される。
【0055】また、タンク部41の上部側には、交換可
能な粉末材料容器30を装着する容器装着部43が設け
られている。図2は、粉末材料容器30の蓋部分を示す
図である。図2(a)に示すように、粉末材料容器30
の蓋部分は内蓋32と外蓋33とを備えた二重構造とな
っている。
【0056】内蓋32には、内部に収容される粉末材料
を外部に導くための扇形状の開口部32aが粉末材料容
器30の中心線34を挟んで対称な位置に2個設けられ
ている。この開口部32aの扇形は、例えば中心角が9
0度以下に設定される。そして、この内蓋32は容器本
体部31に固着される。
【0057】また、外蓋33にも、粉末材料を外部に導
くための扇形状の開口部33aが粉末材料容器30の中
心線34を挟んで対称な位置に2個設けられている。こ
の開口部33aの扇形も、例えば中心角が90度以下に
設定される。そして、この外蓋33は内蓋32に装着さ
れるとともに、中心線34を回転中心として回動可能な
ように構成される。
【0058】そして、粉末材料容器30をタンク部41
に装着する前の状態では、図2(b)に示すように内蓋
32の開口部32aと外蓋33の開口部33aとが互い
に90度程度ずれた位置関係にある。このため、外蓋3
3が内蓋32の開口部32aを閉塞することとなり、粉
末材料容器30を如何なる姿勢にしたとしても内部の粉
末材料が外部に漏れることはない。
【0059】一方、粉末材料容器30をタンク部41に
装着した後の状態では、図2(c)に示すように内蓋3
2の開口部32aの位置と、外蓋33の開口部33aの
位置とが一致し、内部に収容される粉末材料が各開口部
32a,33aを介して容器外部に導かれることとな
る。
【0060】具体的に、粉末材料容器30をタンク部4
1に設置し、タンク部41の粉末材料を補充する場合の
作用について説明する。図3は、タンク部41に粉末材
料容器30を設置する態様を示す図である。
【0061】図3(a)に示すように、タンク部41の
上部側に設けられた容器装着部43には、粉末材料容器
30の蓋部分を挿入するための開口部43aと、その開
口部43aの一部に設けられた突起部43bとによって
形成される。一方、粉末材料容器30の外蓋33の側面
部には、上記突起部43bと咬合する図示しない溝部を
有している。したがって、粉末材料容器30を容器装着
部43に装着する際には、上記の突起部43bと外蓋3
3の溝部とが咬合する状態で装着される。この結果、図
3(b)に示すように、タンク部41の上部側に粉末材
料容器30が装着される。
【0062】しかし、図3(b)に示す状態では、粉末
材料容器30の内蓋32と外蓋33との開口部の位置が
一致しておらず、容器内部の粉末材料はタンク部41に
は供給されない。そのため、図3(b)に示す状態にお
いて、図示しない容器本体回動手段やユーザの手動操作
等によって容器本体部31を中心線34の回りに90度
程度回動させる。このとき、外蓋33の溝部は突起部4
3bと咬合しているため、外蓋33が回動することはな
く、容器本体部31と内蓋32とが中心線34回りに回
動することとなる。この結果、図3(c)に示すよう
に、内蓋32の開口部32aの位置と、外蓋33の開口
部33aの位置とが一致し、粉末材料容器30の蓋部分
が開放された状態となる。そして、粉末材料容器30に
収容されている粉末材料は自重によって開口部32a,
33aを介してタンク部41の内部へと供給されること
となり、タンク部41の粉末材料が補充されることにな
る。
【0063】このように、タンク部41の上部側に交換
可能な粉末材料容器30を装着するための容器装着部4
3を設けることによって、その容器装着部43に装着さ
れる粉末材料容器30から粉末材料が自重でタンク41
の内部に補充される構成となる。そして、容器装着部4
3に粉末材料容器30の蓋部分を開放するための開放手
段となる突起部43bを設けておくことにより、粉末材
料容器30の粉末材料をタンク部41の外部に飛散させ
ることがない。つまり、突起部43bを設けておくこと
で、粉末材料容器30をタンク部41に装着した状態で
蓋部分の開放を行うことができ、周囲の環境へ粉末材料
を飛散させることなくタンク部41への粉末材料の補充
を行うことができるのである。
【0064】なお、上記説明においては、粉末材料容器
30の蓋部分は内蓋32と外蓋33とが二重構造となっ
ている例について説明したが、これに限定されるもので
はなく、例えば容器の口にアルミ箔等を貼り付けたもの
であってもよい。そして、容器装着部43には粉末材料
容器30の装着と同時に、そのアルミ箔等を破る機構を
開放手段として設ければ、装置周囲の環境に粉末材料を
飛散させることなくタンク部41への粉末材料の補充が
可能である。
【0065】図1に戻り、締切板42は、駆動制御部1
2による駆動指令に基づいて水平方向(X方向)にスラ
イドできるようになっており、造形機構部60の粉末仮
置部61bに対して、タンク部41に収容される粉末の
供給および停止を行う。
【0066】粉末伸展部50は、ブレード51と、ブレ
ード51の動作を規制するガイドレール52と、ブレー
ド51を移動させる駆動部53とを備えている。
【0067】ブレード51は、Y方向に長く、下部先端
が尖った刃状の形状を有している。ブレード51のY方
向の長さは、三次元空間におけるY方向の幅をカバーで
きる長さとなっている。なお、ブレード51による粉末
材料の伸展(拡散)が円滑に行えるように、ブレードに
微小振動を与えるバイブレーション機構を付加しても良
い。
【0068】駆動部53は、ブレード51を垂直方向
(Z方向)に昇降移動させたり、水平方向(X方向)に
往復移動させることが可能である。そして、駆動制御部
12からの指令に基づいて駆動部53が動作することに
より、ブレード51のX方向及びZ方向の移動が可能と
なる。
【0069】次に、上記のように構成された三次元造形
装置100において、実際に三次元造形物を生成する際
の動作について説明する。図4は、三次元造形装置10
0の動作手順を示すフローチャートである。以下、同図
を参照して、その基本動作を説明する。
【0070】ステップS1では、コンピュータ11が、
表面にカラー模様等が施された三次元造形対象物を表現
したモデルデータが作成される。造形するための基にな
る形状データには、一般の三次元CADモデリングソフ
トウェアで作成されるカラー三次元モデルデータを使用
することができる。また、三次元形状入力装置で計測さ
れた形状データおよびテクスチャを利用することも可能
である。
【0071】モデルデータにおいては、色情報が三次元
モデルの表面にのみ付与されているもの、または色情報
がモデル内部まで付与されているものがある。後者の場
合でも造形に際してモデル表面の色情報のみを使用する
ことが可能であるし、モデル内部の色情報も使用するこ
とが可能である。例えば、人体モデル等の三次元造形物
を生成する際、各内臓ごとに異なる色で彩色を施したい
場合もあり、その場合にはモデル内部の色情報を使用す
る。
【0072】ステップS2では、コンピュータ11が上
記のモデルデータから造形対象物を水平方向にスライス
した各断面ごとの断面データを生成する。具体的には、
モデルデータから積層する粉末の一層分の厚みに相当す
るピッチでスライスされた断面体を切り出し、形状デー
タ及び彩色データを含む断面データを作成するのであ
る。なお、スライスするピッチは、所定範囲内(粉末を
結合可能な厚みの範囲)で変更可能である。
【0073】ステップS3では、造形対象物を造形する
際における粉末の積層厚さ(断面データ作成の際のスラ
イスピッチ)及び積層数(断面データセットの数)に関
する情報が、コンピュータ11から駆動制御部12に入
力される。
【0074】次のステップS4以降については、駆動制
御部12が各部を制御することのよって行われる動作で
ある。図5ないし図8は、これらの動作を説明する概念
図である。
【0075】ステップS4では、造形ステージ62にお
いて粉末の第N層目(N=1,2,・・)の結合体を形成す
るために、造形ステージ62がZ方向移動部63によ
り、コンピュータ11から入力された上記積層厚さに基
づき、その厚さに相当する距離だけ下降されて保持され
る。これにより、造形ステージ62上に積層されて必要
な結合が完了した粉末層の上方に、新たな粉末の層を1
層分形成するためのスペースが形成される。ただし、N
=1の場合は、最初の層の形成に相当するため、網状ト
レイ9の上面自身の上にスペースが形成されるようにす
る。
【0076】ステップS5では、三次元造形物の造形に
おいて材料となる粉末の供給を行う。粉末供給部40の
締切板42が閉止位置からスライドしてタンク部41内
の粉末材料を所定量だけ造形機構部60の粉末仮置部6
1bに落下させる。この所定量とは、上記のスペースの
体積(造形における粉末の必要量)より若干多めに設定
されている。また、最初の層形成時(N=1の時)に
は、網状トレイ9の隙間に粉末材料を充填することも考
慮して、他の層形成時(N>1の時)よりもさらに若干
多めに設定することが好ましい。所定量の粉末材料の供
給完了後、締切板42が閉止位置に戻り粉末供給を停止
する。
【0077】ステップS6では、ステップS5で供給さ
れた粉末材料を造形ステージ62上に伸展し、粉末材料
の薄層を1層分形成する。つまり、図5(a)に示すよ
うに、粉末仮置部61b上に堆積された粉末をブレード
51がX方向に移動することで造形ステージ62上に形
成された薄層形成のためのスペースに粉末材料が入り込
み、薄い均一な粉末層92が形成される。このとき、ブ
レード51の下部先端を造形機構部60の最上面に沿っ
て移動させる。これにより、所定の厚さの粉末材料の薄
層が正確に形成できる。なお、余った粉末材料は開口部
70aより落下して、回収部71に堆積していく。
【0078】そして、粉末層92が形成された後、ブレ
ード51は、駆動部53によって最上面から上方に離さ
れるとともに、粉末層92の上方を通過して初期位置に
復帰する。
【0079】ステップS7では、ステップS2で作成さ
れた形状データおよび彩色データに従ってXY方向駆動
部23を駆動することにより、図5(b)に示すよう
に、ノズルヘッド22をXY平面内で移動させる。その
際、形状データの存在する領域のみを走査することによ
り時間が短縮される。そして、その移動に伴って各吐出
ノズル22a〜22dから選択的に着色されたバインダ
の吐出を行わせる。これにより、粉末材料の結合体が生
成される。なお、バインダが塗布されない粉末材料(未
結合粉末)は個々に独立した状態を保つこととなる。
【0080】ここでは、三次元造形物91の表面部分に
相当する部分について、バインダの吐出を行う際に、造
形対象物から導かれた彩色情報に基づいてY、M、Cお
よびWのバインダを選択的に吐出する。これにより、三
次元造形物91の造形過程において造形物表面に彩色を
施すことができ、カラー造形を行うことが可能になる。
一方、三次元造形物において彩色を施す必要のない部分
(彩色不要領域)では、彩色された部分の着色状態を妨
げることのないWのバインダを吐出することにより、造
形を行う。
【0081】また、粉末層92に付着したバインダの拡
がりを均一化して造形物の強度を確保するため、造形部
分に対して単位面積当たり同量のバインダを均一に付与
することが好ましい。例えば、XY方向駆動部23によ
る各吐出ノズル22a〜22dの移動速度に、単位時間
当たりに各吐出ノズル22a〜22dから吐出されるバ
インダの量(例えば、バインダ液滴の数)を乗じたもの
を一定にすれば、単位面積当たり同量のバインダが均一
に付与できることとなる。
【0082】バインダの吐出完了後、バインダ吐出動作
を停止し、XY方向駆動部23を駆動することにより、
ノズルヘッド22は初期位置に復帰する。
【0083】なお、バインダの吐出後、バインタを乾燥
させる工程を介在するように構成してもよい。例えば、
粉末層92の上方側から、赤外線ランプ等を照射する工
程を行うようにしてもよい。これにより、粉末層92に
付着したバインダの迅速な乾燥を行うことができる。た
だし、自然乾燥により迅速に硬化する種類のバインダで
は、特に乾燥工程は不要となる。
【0084】そして、一層分の造形が終了するとステッ
プS8に進んで、駆動制御部12が、ステップS3で入
力された積層数に基づき、その積層数分の処理が完了し
たかどうかを判断する。つまり、三次元造形物91の造
形が完了したかどうかを判断するのである。そして、
「NO」と判断された場合はステップS4からの処理を
繰り返し、「YES」と判断された場合はステップS9
の処理に進むこととなる。
【0085】ステップS4に戻った場合には、第N層目
の上側に第N+1層目の新たな粉末材料の結合体を形成
する動作が行われる。つまり、図5(a),(b)に示
すような動作が積層数分だけ繰り返されるのである。そ
して、このような繰り返し動作により、造形ステージ6
2上に一層ごとのカラー化された結合体が順次積層され
ていき最終的に造形対象物の三次元造形物91が造形ス
テージ62上に生成される。そしてステップS8におい
て「YES」と判断される。
【0086】ステップS9では、三次元造形物91から
未結合粉末を除去するために、粉末除去部70への三次
元造形物91の自動搬送が行われる。
【0087】まず、駆動制御部12はZ方向移動部63
の駆動部64に対して下降指令を与えることによって、
図5(c)に示すように、造形ステージ62を搬送機構
部65による押し出し搬送可能な位置まで下降させる。
【0088】そして、駆動制御部12は、搬送機構部6
5の搬送駆動部66と、搬送ローラ73bの駆動部73
aとに対して駆動指令を与え、図6(a)に示すよう
に、造形機構部60から粉末除去部70へと網状トレイ
9及び三次元造形物91を搬送する。
【0089】ステップS10では、粉末除去部70にお
いて三次元造形物91に付着している未結合粉末の除去
が行われる。ここでは、図6(b)に示すように、送風
ブロア77を回転駆動させるとともに、駆動部73aが
搬送ローラ73bを所定の角度範囲内で往復回転運動さ
せることによって、網状トレイ9及びその上に積層され
ている三次元造形物91に横方向の振動を与えること
で、三次元造形物91に付着している未結合粉末を除去
する。この結果、網状トレイ9の上部には三次元造形物
91のみが載置された状態となる。
【0090】そして、ステップS11では、未結合粉末
の除去された三次元造形物91に対して後処理が行われ
る。具体的には、三次元造形物91の結合強度を高める
ための処理である。ここでは、図6(c)に示すよう
に、スプレーノズル74より所定の硬化材料を三次元造
形物91に向けて噴霧することにより、三次元造形物9
1に硬化材料を含浸させることが行われる。その後、図
7(a)に示すように送風ブロア77が動作して、三次
元造形物91に含浸された硬化材料を乾燥させる。この
結果、三次元造形物91の結合強度は向上する。
【0091】そして、ステップS12に進み、三次元造
形物91の取り出しを行う。ここでは、図7(b)に示
すように、駆動制御部12が駆動部73aに駆動指令を
与え、搬送ローラ73b,73cを所定方向に回転駆動
させて粉末除去部70の外部に三次元造形物91を搬送
する。この結果、ユーザは搬送ローラ73c上の三次元
造形物91を取り出すことができる。
【0092】その後、図7(c)に示すように、搬送ロ
ーラ73b,73cを回転駆動して網状トレイ9を造形
ステージ62上に戻す。そして図8に示すように、次の
三次元造形物を生成するための位置まで造形ステージ6
2を上昇させる。
【0093】以上で、この実施の形態の三次元造形装置
100における一連の動作が終了する。上記の三次元造
形装置100によれば、三次元造形物91に付着してい
る未結合粉末を自動的に除去することができるように構
成されているため、装置周囲の環境に粉末材料を飛散さ
せることなく三次元造形物91を取り出すことができ
る。また、三次元造形物91の結合強度を高めるための
後処理工程も自動で行われるので、ユーザは三次元造形
物を取得した後に手作業で後処理を行う必要がない。
【0094】また、三次元造形物91を造形するための
造形機構部60から、未結合粉末を除去するための粉末
除去部70に対して三次元造形物91を自動的に搬送す
るように構成されているため、ユーザの手間と労力とを
低減することができる。このとき、粉末除去部70は造
形機構部60の横方向側に設置されているため、自動搬
送を行うための搬送機構部65を押し出し搬送機構等の
ような比較的簡単な機構で構成することができる。
【0095】また、この実施の形態の三次元造形装置1
00においては、造形材料となる粉末材料を補充する際
に粉末材料を周囲に飛散させることがないように、粉末
供給部40の上部側に容器装着部43が設けられてい
る。そしてその容器装着部43に対して交換可能な粉末
材料容器30を装着することで、粉末材料容器30の蓋
部分を開放することができるように構成されている。こ
のため、外部に粉末材料を飛散させることなく、三次元
造形装置100に粉末材料を補充することが可能になっ
ている。また、粉末材料容器30を交換する際には、粉
末材料容器30の蓋部分は閉塞された状態で交換するこ
とが可能であるので、ユーザの手や服を汚すことなく粉
末材料の補充を行うことができる。
【0096】また、この実施の形態の三次元造形装置1
00においては、粉末材料、バインダ、硬化材料等の各
種材料を収容するための部材は、造形機構部60よりも
上方側に収容されるように構成されている(図1参
照)。このため、各種材料を収容するための部材を造形
機構部60の横側に設置する場合に比べて、装置全体で
の設置面積を小さくすることができるとともに、ユーザ
による各種材料の交換作業等のメンテナンスが容易とな
る。
【0097】また、この実施の形態の三次元造形装置1
00では、未結合粉末の除去と後処理とが三次元造形物
91を同一位置に置いた状態で行うように構成されてい
るため、三次元造形装置100の設置面積を最小限に抑
えることができる。また、未結合粉末の除去と後処理と
を一連で行うことができるので効率的な処理が可能とな
る。
【0098】さらに、この実施の形態の三次元造形装置
100では、粉末除去部70において除去された未結合
粉末を回収部71にて回収するとともに、その回収され
た未結合粉末を粉末回収機構80によって粉末供給部4
0に再供給するように構成されている。つまり、未結合
粉末を自動的に再利用することが可能なように構成され
ており、未結合粉末を再利用するためにユーザが作業を
行う必要はない。
【0099】<2.第2の実施の形態>次に、この発明
の第2の実施の形態について説明する。図9は、この発
明の第2の実施の形態における三次元造形装置100a
を示す概略図である。図9においては、第1の実施の形
態において説明した部材と同様構成部材については同一
符号を付している。このため、ここではそれらについて
の詳細な説明は省略する。
【0100】この実施の形態の三次元造形装置100a
が第1の実施の形態の三次元造形装置100と異なる点
は、2つの網状トレイ9a,9bを用いる点と、ブレー
ド51が粉末材料を伸展したときに余剰分の粉末材料を
回収して搬送するための搬送機構が設けられている点で
ある。
【0101】三次元造形装置100aの搬送機構部65
は、搬送駆動部66と伸縮部材67と押し出し部材68
a,68bとを備えている。押し出し部材68a,68
bはそれぞれ伸縮部材67に連結されており、押し出し
部材68aと押し出し部材68bとはその間に網状トレ
イ9bをセットすることが可能な程度の間隔が設けられ
る。また、造形機構部本体61には、網状トレイ9bを
載置するための載置台61cが形成されている。なお、
初期位置において押し出し部材68aは、造形機構部本
体61の側壁部として機能する位置に待機する。
【0102】したがって、搬送機構部65が造形ステー
ジ62上に形成された三次元造形物91を網状トレイ9
aとともに粉末除去部70に搬送する際に、押し出し部
材68aが造形ステージ62上の網状トレイ9aを粉末
除去部70の処理室72へと押し出す。このとき、押し
出し部材68bが載置台61c上にセットされた網状ト
レイ9bを造形ステージ62上に押し出す。
【0103】そして、上記の押し出し動作が完了後、造
形ステージ62を網状トレイ9bに応じた厚さ分だけ下
降させ、搬送機構部65の伸縮部材67を収縮させて押
し出し部材68aを初期位置に戻す。
【0104】この結果、三次元造形装置100aにおい
ては、粉末除去部70において網状トレイ9a上の三次
元造形物91に対して未結合粉末の除去及び後処理を行
いつつ、造形機構部60において網状トレイ9b上に三
次元造形物の新たな造形を行うことができる。
【0105】また、三次元造形装置100aにおいてブ
レード51が粉末材料をX方向に沿って伸展したときの
粉末材料の余剰分については、粉末除去部70の上部に
設けられた回収部79に堆積されるように構成されてい
る。このように、粉末除去部70における回収部71と
は別個に回収部79を設けることによって、粉末除去部
70にて未結合粉末の除去等を行っているときであって
も、一層ごとの粉末材料の薄層形成を行うことができ
る。
【0106】回収部79の底部には粉末搬送用スクリュ
ー85が設けられている。この粉末搬送用スクリュー8
5は、粉末層92の一層形成ごとに回収する余剰分の粉
末材料を粉末供給部40に搬送するための粉末回収機構
80の一部を構成する。
【0107】そして、粉末搬送用スクリュー85は、粉
末搬送管87の内部に設置され、回収部79の底部から
粉末搬送管81と87との連結部81cの近傍位置まで
設置されている。また、この粉末搬送用スクリュー85
の一端側は、モータ等によって構成される駆動部86の
回転軸に連結されており、駆動部86によって所定方向
に回転するように構成されている。
【0108】したがって、回収部79に堆積した粉末材
料は、駆動部86及び粉末搬送用スクリュー85の作用
によって回収部79の底部から粉末搬送管87の内部を
通って、連結部81cまで搬送される。そして、その連
結部81cからは、粉末除去部70から粉末供給部40
まで導かれる粉末搬送管81の内部を通って設けられた
粉末搬送用スクリュー82の作用によって粉末供給部4
0まで搬送されることになる。
【0109】なお、三次元造形装置100aにおける上
記以外の部分については第1の実施の形態と同様であ
る。
【0110】次に、上記のように構成された三次元造形
装置100aにおいて、実際に三次元造形物を生成する
際の動作について説明する。
【0111】図10は、三次元造形装置100aにおけ
る動作手順を示す概念図である。図10に示すように、
コンピュータ11において三次元造形のためのデータ生
成工程が行われる。このデータ生成工程は、第1の実施
の形態において示した図4のフローチャートにおいてス
テップS1〜S3に相当する処理である。
【0112】そして、コンピュータ11におけるデータ
生成工程が終了すると、造形機構部60における造形工
程が行われる。この造形工程は、図4のフローチャート
においてステップS4〜S8の処理を繰り返す処理であ
る。したがって、この造形工程では、造形ステージ62
上に粉末層92の形成とバインダの吐出とが1層ごとに
行われて、粉末材料の結合体を順次形成していき、最終
的に三次元造形物91を生成するのである。
【0113】そして、造形機構部60における造形工程
が終了すると、粉末除去部70における粉末除去工程及
び後処理工程が行われる。この粉末除去工程及び後処理
工程は、図4のフローチャートにおけるステップS9〜
S12に相当する処理である。したがって、この粉末除
去工程及び後処理工程では、三次元造形物91に付着し
た未結合粉末の除去が行われるととともに、三次元造形
物の結合強度を高めるための後処理が行われる。
【0114】三次元造形装置100aは、上記のように
2つの網状トレイ9a,9bを有しており、一方を造形
機構部60に配置して三次元造形に活用するとともに、
他方を既に生成された三次元造形物91からの粉末除去
及び後処理のために活用するように構成されているた
め、図10に示すように、造形機構部60における造形
工程と、粉末除去部70における粉末除去工程及び後処
理工程とを並行的に進めることができる。より具体的に
は、ある三次元造形物の造形と、それに先行して生成さ
れた三次元造形物に対する未結合粉末の除去及び後処理
とを並行的に行うことができるのである。
【0115】したがって、この実施の形態の三次元造形
装置100aにおいては、造形機構部60が粉末除去部
70での粉末除去や後処理が完了するのを待つことな
く、連続的に三次元造形を行うことが可能になり、三次
元造形のスループットを向上させることができるのであ
る。
【0116】またさらに、この実施の形態の三次元造形
装置100aにおいては、図10に示すように、コンピ
ュータ11によるデータ生成工程をも並行的に行うこと
ができるため、効率的な三次元造形を行うことが可能と
なっている。
【0117】次に、各部の動作について説明する。図1
1ないし図14は、上記の動作を説明する概念図であ
る。
【0118】まず、造形工程においては、粉末材料を造
形ステージ62上に伸展し、粉末材料の薄層を1層分形
成する。つまり、図11(a)に示すように、粉末仮置
部61b上に堆積された粉末をブレード51がX方向に
移動することで造形ステージ62上に形成された薄層形
成のためのスペースに粉末材料が入り込み、薄い均一な
粉末層92が形成される。なお、余った粉末材料は回収
部71に堆積し、粉末供給部40へと搬送されていく。
【0119】そして、駆動制御部12が形状データおよ
び彩色データに従ってXY方向駆動部23を駆動するこ
とにより、図11(b)に示すように、ノズルヘッド2
2をXY平面内で移動させる。その際、形状データの存
在する領域のみを走査することにより時間が短縮され
る。そして、その移動に伴って各吐出ノズル22a〜2
2dから選択的に着色されたバインダの吐出を行わせ
る。これにより、粉末材料の結合体が生成される。
【0120】そして、図11(a),(b)に示すよう
な粉末材料の薄層形成と、バインダ吐出とを繰り返すこ
とによって、図11(c)に示すように造形ステージ6
2上に三次元造形物91を生成することができる。
【0121】そして、三次元造形物91から未結合粉末
を除去するために、粉末除去部70への三次元造形物9
1の自動搬送が行われる。駆動制御部12はZ方向移動
部63の駆動部64に対して下降指令を与えることによ
って、図12(a)に示すように、造形ステージ62上
の網状トレイ9aを搬送機構部65による押し出し搬送
可能な位置まで下降させる。そして、駆動制御部12
は、搬送機構部65の搬送駆動部66と、搬送ローラ7
3bの駆動部73aとに対して駆動指令を与え、図12
(b)に示すように、造形機構部60から粉末除去部7
0へと網状トレイ9a及び三次元造形物91を搬送す
る。このとき、網状トレイ9aは押し出し部材68aに
よって粉末除去部70側へと押し出されるとともに、載
置台61c上にセットされていた網状トレイ9bは押し
出し部材68bによって造形機構部60の造形ステージ
62上へと搬送される。
【0122】そして、図12(c)に示すように、粉末
除去部70においては、搬送された網状トレイ9a上の
三次元造形物91から未結合粉末の除去が開始される。
また、造形ステージ62は、搬送機構部65を元の位置
に戻すことが可能なように、網状トレイ9bの厚さ相当
分だけ下降する。そして、図13(a)に示すように、
搬送機構部65を元の位置に戻すための動作が行われ
る。そして、粉末除去部70において粉末除去が終了し
た場合には、スプレーノズル74より硬化材料の噴霧が
行われて三次元造形物91に対する後処理が行われる。
【0123】そして、図13(b)に示すように、搬送
機構部65が元の位置に戻った後に、造形ステージ62
は網状トレイ9bを載置した状態で、次の三次元造形を
行うための位置に上昇する。この結果、造形機構部60
においては次の三次元造形物91を造形するための動作
を開始することが可能になる。また、粉末除去部70に
おいて、網状トレイ9a上の三次元造形物91に対する
硬化材料の含浸が終了した場合、硬化材料の乾燥を行う
ために送風ブロア77による送風が行われる。
【0124】したがって、この時点で造形機構部60に
おける三次元造形と、粉末除去部70における粉末除去
及び後処理とが並列的に行われる。そして、図13
(c)に示すように、造形機構部60は粉末除去部70
における処理が完了することを待つことなく、連続的な
三次元造形物の生成を開始することが可能になる。ま
た、粉末除去部70において後処理が完了した場合に
は、搬送ローラ73b,73cが駆動されて網状トレイ
9a及び三次元造形物91が粉末除去部70の外部へと
搬送される。
【0125】そして、ユーザが三次元造形物91を取り
出した後、図示しないトレイ復帰手段又はユーザによる
手搬送によって、図14(a)に示すように搬送ローラ
73c上の網状トレイ9aが載置台61c上にセットさ
れる。これにより、図14(b)に示すように載置台6
1c上に網状トレイ9aがセットされた状態となり、次
の三次元造形のための準備が整うこととなる。なお、こ
のときも、造形機構部60においては網状トレイ9b上
への三次元造形動作は継続される。
【0126】以上のように、この実施の形態の三次元造
形装置100aは、造形ステージ62上の三次元造形物
91を粉末除去部70へ搬送する際に、造形ステージ6
2上の網状トレイ9a,9bを交換するように構成され
ている。これにより、造形機構部60における三次元造
形と、粉末除去部70における粉末除去及び後処理とを
並行して行うことができるように実現されているのであ
る。
【0127】<3.第3の実施の形態>次に、この発明
の第3の実施の形態について説明する。図15は、この
発明の第3の実施の形態における三次元造形装置100
bを示す概略図である。図15においては、上記各実施
の形態において説明した部材と同様構成部材については
同一符号を付している。このため、ここではそれらにつ
いての詳細な説明は省略する。
【0128】上記各実施の形態においては、一度使用さ
れて回収される粉末材料に、バインダや硬化材料等が付
着している可能性がある。このため、回収された粉末材
料が互いに結合して大きな固まりになったものが粉末供
給部40に収容される可能性がある。また、空気中の湿
気等による湿った粉末材料が互いに結合することも考え
られる。このような粉末材料が粉末供給部40より供給
されると、粉末材料の供給量が一定なくなったり、粉末
層92の均一性が悪化する等の現象が生じ、造形精度が
低下する要因となる。
【0129】そこで、この実施の形態では、そのような
粉末供給部40に収容される粉末材料が個々の独立した
状態とするような機構が設けられる構成例について説明
する。
【0130】図15に示すように、この実施の形態の三
次元造形装置100bには、粉末回収機構80の一部と
して粉末処理部95が設けられる。粉末処理部95は、
回収した粉末材料に含まれるバインダ、硬化材料、湿気
等を乾燥させ、互いに結合した粉末材料が所定の大きさ
よりも大きく結合している場合に、その結合した粉末材
料を粉末供給部40に再供給しないように構成されてい
る。
【0131】具体的には、粉末処理部95は、粉末容器
96と乾燥部97と網状フィルタ98と振動発生器99
とを備えて構成される。
【0132】粉末容器96は上記の粉末材料の乾燥等を
行う処理室として機能する。そして、粉末搬送管81よ
り搬送されてくる回収された粉末材料は粉末容器96の
上部側より供給される。この粉末容器96の内部には、
乾燥部97と網状フィルタ98とが配置されている。乾
燥部97は、赤外線ランプ等の熱源を備えて構成され、
その熱源から放射される熱によって、バインダ若しくは
硬化材料が付着した粉末材料又は湿気によって湿った粉
末材料が乾燥される。
【0133】網状フィルタ98は所定のサイズの網目が
多数形成されたフィルタであり、乾燥部97によって乾
燥された粉末材料が網目サイズ以下の大きさである場合
に、その網目を通過して粉末容器96の下部側へと落下
するように構成される。
【0134】また、網状フィルタ98による粉末材料の
振るい落としを有効に機能させるために、振動発生器9
9が設けられる。この振動発生器99は網状フィルタ9
8をXY平面内で振動させるように構成されている。こ
のため、振動発生部99が作用することにより、網状フ
ィルタ98が振動し、網目サイズ以下の大きさの粉末材
料が有効に粉末容器96の下部側へ導かれるように構成
されている。
【0135】したがって、網状フィルタ98により、バ
インダや硬化材料が付着して互いに結合した大きなサイ
ズの粉末材料を除去することができ、そのような粉末材
料が粉末供給部40へと導かれるのを回避することが可
能となる。
【0136】これにより、造形時に粉末供給部40から
供給される粉末材料の再利用が可能であるとともに、常
に所定のサイズ以下の粉末材料を用いて三次元造形動作
を行うことができるため、粉末材料の供給量を一定に保
つことができるとともに、粉末層92の均一性を維持す
ることが可能である。故に、三次元造形の造形精度を低
下させることがない。
【0137】なお、上記のような乾燥部97、網状フィ
ルタ98等を備えた粉末処理部95は、粉末搬送管81
による粉末搬送経路の入り口付近、出口付近、途中のい
ずれの位置に配置してもよい。
【0138】<4.変形例>以上、この発明の実施の形
態について説明したが、この発明は、上記各実施の形態
で説明した内容のものに限定されるものではない。
【0139】例えば、上記各実施の形態では、粉末供給
部より供給される粉末材料をブレード51によって伸展
する構成例について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、回転ローラで粉末材料を伸展するよ
うに構成してもよい。
【0140】また、上記各実施の形態においては、三次
元造形物をカラー彩色することが可能な構成例について
説明したが、カラー造形しない場合であって、三次元造
形物の形状のみを再現する三次元造形装置に対しても本
発明の特徴的要素を設けるが可能であることは言うまで
もない。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、粉末供給手段の上部側に交換可能な粉末
材料容器を装着する容器装着部が設けられるため、粉末
材料容器を容器装着部に装着するだけで粉末供給手段へ
の粉末材料の補充を行うことができるので、ユーザの手
や服等を汚すことがない。また、装置周囲に粉末材料を
飛散させることなく粉末材料の補充を行うことができ
る。
【0142】請求項2に記載の発明によれば、造形機構
部の上方位置に粉末供給手段が配置されているため、装
置の設置面積を小さくすることができるとともに、ユー
ザによる粉末材料容器の装着作業が容易となる。
【0143】請求項3に記載の発明によれば、造形機構
部の上方位置に結合材収容部が配置されているため、装
置の設置面積を小さくすることができるとともに、結合
材料収容部の交換作業が容易となる。
【0144】請求項4に記載の発明によれば、未結合粉
末除去手段によって三次元造形物に付着した未結合粉末
を除去するように構成されているため、ユーザによる未
結合粉末の除去作業が必要でなくなる。また、装置周囲
に粉末材料を飛散させることなく未結合粉末の除去を行
うことが可能である。
【0145】請求項5に記載の発明によれば、搬送手段
が造形機構部において生成された三次元造形物を未結合
粉末除去手段において未結合粉末の除去可能な位置に自
動搬送するため、ユーザによる搬送作業を伴わずに三次
元造形物の搬送を行うことができる。
【0146】請求項6に記載の発明によれば、後処理手
段が未結合粉末を除去して得られる三次元造形物に対し
て所定の後処理を施すように構成されているため、ユー
ザ自身が三次元造形物への後処理を行う必要がない。
【0147】請求項7に記載の発明によれば、後処理が
未結合粉末を除去して得られる三次元造形物に対して所
定の硬化材料を含浸させる処理であるため、結合強度の
高い三次元造形物を自動生成することが可能になる。
【0148】請求項8に記載の発明によれば、硬化材料
容器が造形機構部の上方位置に設置されるため、装置の
設置面積を小さくすることができるとともに、ユーザに
よる硬化材料容器の交換作業が容易となる。
【0149】請求項9に記載の発明によれば、後処理と
未結合粉末の除去とが、三次元造形物を同一位置に置い
た状態で行うように構成されているため、装置の設置面
積を最小限に抑えることができるとともに、未結合粉末
の除去と後処理とを一連で行うことができるので効率的
な処理が可能となる。
【0150】請求項10に記載の発明によれば、未結合
粉末除去手段による粉末除去部が、造形機構部による造
形領域の横方向側に設置されるため、比較的簡単に造形
機構部から粉末除去部へと三次元造形物を搬送すること
ができる。
【0151】請求項11に記載の発明によれば、未結合
粉末除去手段によって三次元造形物から除去された未結
合粉末を回収し、粉末供給手段に搬送する粉末搬送手段
を備えるため、未結合粉末の再利用を行うことができ
る。
【0152】請求項12に記載の発明によれば、造形機
構部による三次元造形物の生成と、未結合粉末除去手段
による未結合粉末の除去とを、並列的に行うように構成
されているため、効率的に三次元造形物を生成すること
が可能になる。
【0153】請求項13に記載の発明によれば、三次元
造形物の生成の際に、結合材の付与されなかった粉末材
料を回収して搬送するように構成されているため、粉末
材料の再利用を行うことができる。
【0154】請求項14に記載の発明によれば、粉末搬
送手段が粉末材料を乾燥させる乾燥手段を備えているた
め、回収した粉末材料を乾燥させることができる。
【0155】請求項15に記載の発明によれば、粉末搬
送手段が所定の大きさ以下の粉末材料のみを抽出するフ
ィルタを備えているため、大きなサイズの粉末材料が再
利用されるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における三次元造形装置を示
す概略図である。
【図2】粉末材料容器の蓋部分を示す図である。
【図3】タンク部に粉末材料容器を設置する態様を示す
図である。
【図4】第1の実施の形態における三次元造形装置の動
作手順を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施の形態における三次元造形装置の動
作を説明する概念図である。
【図6】第1の実施の形態における三次元造形装置の動
作を説明する概念図である。
【図7】第1の実施の形態における三次元造形装置の動
作を説明する概念図である。
【図8】第1の実施の形態における三次元造形装置の動
作を説明する概念図である。
【図9】第2の実施の形態における三次元造形装置を示
す概略図である。
【図10】第2の実施の形態の三次元造形装置における
動作手順を示す概念図である。
【図11】第2の実施の形態における三次元造形装置の
動作を説明する概念図である。
【図12】第2の実施の形態における三次元造形装置の
動作を説明する概念図である。
【図13】第2の実施の形態における三次元造形装置の
動作を説明する概念図である。
【図14】第2の実施の形態における三次元造形装置の
動作を説明する概念図である。
【図15】第3の実施の形態における三次元造形装置を
示す概略図である。
【符号の説明】
9,9a,9b 網状トレイ 12 駆動制御部 13 ノズルヘッド駆動部 21 タンク部(結合材料収容部) 22 ノズルヘッド 30 粉末材料容器 40 粉末供給部(粉末供給手段) 43 容器装着部 50 粉末伸展部 51 ブレード 60 造形機構部 62 造形ステージ 65 搬送機構部 66 搬送駆動部 70 粉末除去部 71 回収部 73b 搬送ローラ(未結合粉末除去手段) 74 スプレーノズル(後処理手段) 75 硬化材料容器 77 送風ブロア(未結合粉末除去手段、後処理手段) 79 回収部 80 粉末回収機構(粉末搬送手段) 91 三次元造形物 92 粉末層 95 粉末処理部 97 乾燥部(乾燥手段) 98 網状フィルタ(フィルタ) 100,100a,100b 三次元造形装置
フロントページの続き Fターム(参考) 4F213 AA36 AB16 AB19 AC04 WA25 WB01 WL03 WL12 WL29 WL34 WL43 WL67 WL75 WL87 WL92 WW01 WW34 WW50

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末材料に結合材を付与して前記粉末材
    料を結合させることにより、前記粉末材料の結合体を順
    次形成して三次元造形物を生成する三次元造形装置であ
    って、 前記三次元造形物を生成する造形機構部と、 前記粉末材料を収容し、前記造形機構部に対して前記粉
    末材料の供給を行う粉末供給手段と、を備え、 前記粉末供給手段の上部側に交換可能な粉末材料容器を
    装着する容器装着部が設けられることを特徴とする三次
    元造形装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の三次元造形装置におい
    て、 前記粉末供給手段は、前記造形機構部の上方位置に配置
    されていることを特徴とする三次元造形装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の三次元造
    形装置において、 前記造形機構部に対して前記結合材を供給するための結
    合材収容部をさらに備え、 前記結合材収容部は、前記造形機構部の上方位置に配置
    されていることを特徴とする三次元造形装置。
  4. 【請求項4】 粉末材料に結合材を付与して前記粉末材
    料を結合させることにより、前記粉末材料の結合体を順
    次形成して三次元造形物を生成する三次元造形装置であ
    って、 前記粉末材料の所定部分に対して前記結合材を付与して
    前記三次元造形物を生成する造形機構部と、 前記三次元造形物に付着した未結合粉末を除去する未結
    合粉末除去手段と、を備えることを特徴とする三次元造
    形装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の三次元造形装置におい
    て、 前記造形機構部において生成された前記三次元造形物を
    前記未結合粉末除去手段において前記未結合粉末の除去
    可能な位置に自動搬送する搬送手段、をさらに備えるこ
    とを特徴とする三次元造形装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載の三次元造
    形装置において、 前記未結合粉末を除去して得られる前記三次元造形物に
    対して所定の後処理を施す後処理手段、をさらに備える
    ことを特徴とする三次元造形装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の三次元造形装置におい
    て、 前記後処理は、前記未結合粉末を除去して得られる前記
    三次元造形物に対して所定の硬化材料を含浸させる処理
    であることを特徴とする三次元造形装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の三次元造形装置におい
    て、 前記後処理手段に対して前記硬化材料を供給するための
    硬化材料容器が、前記造形機構部の上方位置に設置され
    ることを特徴とする三次元造形装置。
  9. 【請求項9】 請求項6ないし請求項8のいずれかに記
    載の三次元造形装置において、 前記後処理手段による前記後処理と、前記未結合粉末除
    去手段による前記未結合粉末の除去とは、前記三次元造
    形物を同一位置に置いた状態で行うことを特徴とする三
    次元造形装置。
  10. 【請求項10】 請求項4ないし請求項9のいずれかに
    記載の三次元造形装置において、 前記未結合粉末除去手段による粉末除去部が、前記造形
    機構部による造形領域の横方向側に設置されることを特
    徴とする三次元造形装置。
  11. 【請求項11】 請求項4ないし請求項10のいずれか
    に記載の三次元造形装置において、 前記粉末材料を収容し、前記造形機構部に対して前記粉
    末材料の供給を行う粉末供給手段と、 前記未結合粉末除去手段によって前記三次元造形物から
    除去された前記未結合粉末を回収し、前記粉末供給手段
    に搬送する粉末搬送手段と、をさらに備えることを特徴
    とする三次元造形装置。
  12. 【請求項12】 請求項4ないし請求項11のいずれか
    に記載の三次元造形装置において、 前記造形機構部による前記三次元造形物の生成と、前記
    未結合粉末除去手段による前記未結合粉末の除去とを、
    並列的に行うことを特徴とする三次元造形装置。
  13. 【請求項13】 粉末材料に結合材を付与して前記粉末
    材料を結合させることにより、前記粉末材料の結合体を
    順次形成して三次元造形物を生成する三次元造形装置で
    あって、 前記粉末材料を収容し、前記三次元造形物の生成の際に
    前記粉末材料を供給する粉末供給手段と、 前記三次元造形物の生成の際に、前記結合材の付与され
    なかった前記粉末材料を回収し、前記粉末供給手段に搬
    送する粉末搬送手段と、を備えることを特徴とする三次
    元造形装置。
  14. 【請求項14】 請求項11又は請求項13に記載の三
    次元造形装置において、 前記粉末搬送手段は、前記粉末材料を乾燥させる乾燥手
    段を備えることを特徴とする三次元造形装置。
  15. 【請求項15】 請求項11又は請求項13に記載の三
    次元造形装置において、 前記粉末搬送手段は、所定の大きさ以下の前記粉末材料
    のみを抽出するフィルタを備えることを特徴とする三次
    元造形装置。
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