JP2001333026A - データ処理装置およびその制御方法 - Google Patents

データ処理装置およびその制御方法

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JP2001333026A
JP2001333026A JP2000153349A JP2000153349A JP2001333026A JP 2001333026 A JP2001333026 A JP 2001333026A JP 2000153349 A JP2000153349 A JP 2000153349A JP 2000153349 A JP2000153349 A JP 2000153349A JP 2001333026 A JP2001333026 A JP 2001333026A
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JP2000153349A
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Masanori Kasai
正徳 笠井
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Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
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Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔地に設置され、データを採取する機能な
どを備えた無人のデータ処理装置において、待機時の消
費電力を低減して長期間にわたり稼動できるようにす
る。 【解決手段】 大出力高機能の衛星通信システム14に
加え、待機電力を大幅に抑制できるポケベル受信機能2
0を設け、ポケベル受信機能20で受信したコマンドに
より通信システム14を起動できるようにする。これに
より、衛星通信システム14は待機時に消費電力をゼロ
にできるので、ポケベル受信機20の待機電力程度まで
待機電力を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔地などに設置
されるデータ処理装置およびその制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現在、日本あるいは世界各地に無人の自
動計測、自動監視装置等のデータ処理装置が数多く設置
されている。このような設備は電源の環境あるいは通信
の環境が必ずしも整備されていない遠隔地にも設置する
必要がある。通信の環境は、無線を介してデータを送受
信することにより解決できる。また、電源の環境も、太
陽電池とバッテリを組合せた方式などにより解決するこ
とができる。しかしながら、太陽光等から得られる電気
エネルギーの密度は小さく、また、必ずしても安定して
いるとはいえないので、その使用にあたっては細心の注
意を払い、浪費しないことが重要である。その一方、遠
隔地に設置された装置では、無線によりデータを送受信
するには出力の大きな通信装置が必要となり、電力消費
が大きくなってしまう。したがって、遠隔地に設置され
る無人のデータ処理装置においては、高出力の通信装置
を使用しながらどのようにして消費電力を低減するかが
大きな課題となっている。
【0003】このようなデータ処理装置を用いる場合、
従来の監視あるいは観測方法としては次の2通りの方式
が一般的である。まず、装置一部の回路に電源を常時供
給し、そこにある時計機能で所定時間に起動して、測定
結果または監視結果を監視装置に送る方法である。この
方法では、予め設定された時間によって定期的に短時間
だけデータを送信または受信するときにだけ高出力の通
信装置を稼動させることができるので、消費電力を削減
できる。しかしながら、予め設定された時刻にならない
とデータを送受信できないので、データの送受信に係る
フレキシビリティは少ない。
【0004】他の方法は、データ処理装置を管理するセ
ンターから個々のデータ処理装置を呼出し、それに応じ
てデータを送り返す方法である。この方法も、呼び出さ
れた後に、データを送受信するときにだけ通信装置の出
力を上げればよいので、消費電力を低減できる。また、
呼び出すことによりデータを送受信できるので、タイミ
ングはフレキシブルに設定できる。監視・観測は要求さ
れたときに必要なデータが提供されることがベストであ
り、その面からも呼び出しに応じてデータを送受信でき
ることが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、呼び出
しに応じてデータを送受信するデータ処理装置は、少な
くともセンターからの呼出しに応じるための機能は常に
動かしておく必要があり、そのために常時電力が消費さ
れる。このため、無線機能のうち受信部のみに通電し、
受信したキャリア信号、コントロール信号などのコマン
ドに合わせて順次、送信部も含めた他の部分に電力を供
給することにより省電力化が図られている。また、秒あ
るいは分単位で間欠受信することにより、応答性を多少
犠牲にしながらさらに消費電力の低減を図っている装置
もある。大量のデータを高速で送受信するには、50M
Hz〜800MHz程度のFM方式の無線機が使用されてお
り、受信部のみに通電することにより待機時の消費電流
を著しく低減できるようになっている。
【0006】多数のデータ処理装置をセンターで一括管
理するなどの場合には、実際に消費電流を削減できる程
度は小さくなってしまうという問題がある。すなわち、
通常運用では無線の受信部には電源を入れておき電源の
消費を押さえているが、複数のデータ処理装置を制御し
ようとした場合、利用できる周波数帯域は少ないので、
同一周波数で識別情報を送って通信したデータ処理装置
を識別することになるが、データ処理装置側では、同一
周波数のキャリアが入るだけで、モデム、呼出判別回路
等に電源を入れる必要が生ずる。したがって、実際にそ
のデータ処理装置に対する呼出以外でも電源が消費され
てしまうことが多く、受信部のみに通電して待機状態に
しても、実際には特定のデータ処理装置が呼び出された
以外のケースでもある程度の機能を活かす必要が生ずる
ので、電力消費を大幅に低減することが難しい。
【0007】さらに、近年、通信用衛星を用いたデータ
通信サービスの利用が一般的になっており通信環境を整
える費用を低減でき、経済的な測定網の整備が可能な状
況になっている。すなわち、地上波の周波数帯の無線機
を使用した設備は、周波数が低くなるにつれてアンテナ
が大きく設置が大変であると共に、設置時の電波測定な
どの事前作業、遠隔地においては中継局等を整備する設
備費、さらにそれらを維持する費用などが発生するの
で、通信環境を整えて維持するだけで膨大は費用がかか
る。しかしながら、通信用の衛星を用いた場合は、回線
通信速度は比較的低速であるが、衛星回線は障害が無い
ために設置時の電波測定などの事前作業が不要で必ず交
信できるといったメリットがある。またアンテナは小型
で設置が容易であると共に、数多く使用されていること
もあって機器が安価であり、中継局も不要であるなど設
置およびその後の維持に係る費用を大幅に軽減できる。
【0008】このような大きなメリットがある反面、衛
星は遠くにあるので送受信される電波は減衰してしまい
電解強度は弱く、受信部あるいは送信部で電波の増幅度
をかなりあげる必要がある。したがって、通信装置の出
力をさらに上げる必要があり、消費電力が増大する。特
に、受信部の消費電力が大きくなるので、待機時の消費
電流も大きくなってしまう。したがって、太陽電池ある
いはバッテリを大型にする必要があり、その結果、無線
環境の整備のコストは抑制できるが、データ処理装置単
体の価格は大幅に高くなってしまう。このため、測定シ
ステム、テレメータあるいはテレコントロールを含めた
無線によりデータ処理装置を遠隔地などに設置してデー
タを採取するようなシステムに適用しても経済的なメリ
ットを出すことができなかった。
【0009】そこで、本発明においては、待機時の消費
電力をさらに削減することにより、通信衛星を用いてデ
ータを送受信するシステムであっても経済的なメリット
を出すことができるデータ処理装置およびその制御方法
を提供することを目的としている。また、待機電力を増
やさずに、通信衛星を追尾するなどの機能を設けること
により信頼性の高いデータ処理装置を提供することも本
発明の目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、データを送信または受信する通信手段に加えて、
異なる低電力で稼動する第2の通信手段を設け、この第
2の通信手段により第1の通信手段を起動するようにし
ている。すなわち、本発明のデータ処理装置は、第1の
通信手段を介して送信または受信するデータに基づく処
理を実行可能な処理部と、この第1の通信手段を起動す
るコマンドを少なくとも受信可能な第2の通信手段とを
有する。そして、本発明のデータ処理装置の制御方法
は、第1の通信手段を介して送信または受信するデータ
に基づく処理を実行する工程と、第2の通信手段により
第1の通信手段を起動するコマンドを受信すると、その
コマンドを実行する工程とを有することを特徴としてい
る。このような制御方法は、ゲート回路あるいはワイヤ
ードロジックなどのハードウェアで実現することも可能
であり、また、これらの工程を実行可能な命令を有する
データ処理装置の制御プログラムというソフトウェアで
実現することも可能である。そして、制御プログラムは
ROM、RAMあるいは磁気ディスクなどのコンピュー
タで読取可能な記録媒体に記録して提供あるいは保持す
ることができる。
【0011】上述したように、通信衛星を用いた通信手
段あるいは地上波でも大量のデータを高速で通信可能な
FM方式の通信手段は、データを転送するには適してい
るが受信状態で待機させても消費電力を小さくすること
が難しい。これに対し、データ通信を行うことを主とし
た通信手段に加えて、コマンドを通信することを主とし
た第2の通信手段を設けることにより、受信状態で待機
させたときの消費電力を小さくすることができる。そし
て、第2の通信手段でコマンドを受信したときに第1の
通信手段を起動するようにすれば、第1の通信手段は待
機状態を維持する必要がなく、第1の通信手段の待機電
力をゼロあるいは著しく低減することが可能となる。
【0012】このため、本発明のデータ処理装置を採用
し、基地局(センター)と第1および第2の通信手段を
介して直接あるいは間接的に接続することにより、基地
局と第1の通信手段を介して送信または受信するデータ
に基づく処理を実行可能なデータ処理装置に対し、この
データ処理装置の第2の通信手段を介して基地局から第
1の通信手段を起動するコマンドを送信するデータ送受
信システムを構築することができ、長期間にわたり電力
の補給などを受けずにデータの採取、監視などを行うシ
ステムを構築することが可能となる。
【0013】したがって、本発明のデータ処理装置は、
限られた電力で稼動する装置に適しており、処理部、第
1の通信手段および第2の通信手段に電力を供給する蓄
電手段を有するデータ処理装置に好適なものである。蓄
電手段は、乾電池などの一次電池はもちろんであるが、
太陽電池、風力、波動等を利用した充電可能なバッテリ
などの二次電池も含む。
【0014】さらに、第1および第2の通信手段は、有
線であってもよいが、本発明のデータ処理装置は待機時
の消費電力を著しく低減できるので電源環境の整ってい
ない遠隔地などに適している。したがって、第1および
第2の通信手段として、そのような地域でも容易に通信
する無線を用いた通信手段であることが望ましい。そし
て、無線を用いた通信手段では、受信側が待機状態でな
いとコマンドを受信できないが、本発明のデータ処理装
置においては、待機時の消費電力が小さいので、無線で
データを通信するのに適した構成である。
【0015】また、データを送信または受信する第1の
通信手段は、地上波のFM方式などであってもよいが、
本発明のデータ処理装置では、第1の通信手段の待機電
力をゼロにできるので、より出力の大きな通信手段が要
求される通信衛星を介してデータを送信または受信する
データ処理装置に適している。そして、通信衛星を用い
てデータの送信または受信を行うデータ処理装置の消費
電力を削減できるので、バッテリなどの蓄電手段を大型
にしなくても衛星通信に対応することができる。したが
って、本発明のデータ処理装置により、上述したような
通信環境の整備あるいは維持に係る費用を大幅に削減で
きる通信衛星を用いた測定システムあるいはテレメータ
およびテレコントロールシステムを低コストで実現する
ことが可能となる。
【0016】第2の通信手段が、起動のみならず、その
他の遠隔操作用のコマンドを受信できることも有用であ
る。たとえば、第1の通信手段がパラボラアンテナなど
の指向性の高いアンテナを備えている場合は、第2の通
信手段により、第1の通信手段を起動するコマンドに加
え、第1の通信手段のアンテナの向きを変えるコマンド
を受信させることが可能である。そして、そのコマンド
を実行することによりアンテナの向きを通信衛星の向き
に修正することが可能であり、第1の通信手段によるデ
ータの送信あるいは受信の精度を上げ、信頼性の高いデ
ータ処理装置を提供できる。
【0017】待機電力の少ない第2の通信手段として、
公衆通信網を介してコマンドを受信可能な通信システム
を利用することにより、第2の通信手段用の通信環境を
整備するコストを省略できる。また、コマンドを受信で
きる程度でよいので、地上波を介して通信するシステム
でよく、たとえば、個別選択呼出受信機(ポケベル)、
携帯電話またはPHSなどの通信網を利用することがで
きる。そして、これらの公衆通信網に採用されている通
信方式は待機電力が1mW以下と非常に小さな量であ
り、本発明のデータ処理装置の待機電力をそれらと同様
の値まで下げることができる。また、公衆電話網にアク
セスする通信手段であれば、それ自体が電話番号などの
識別情報を持っているので、その識別情報によりデータ
処理装置を区別して呼び出すことができる。
【0018】個別選択呼出受信機あるいは携帯電話は、
内蔵されたアンテナでも受信可能なエリアは大きいが、
さらに、外部アンテナを設けることにより受信可能なエ
リアを拡大することができる。したがって、データ通信
可能な強度を維持できるのが通信衛星だけとなってしま
う場所であっても、アンテナを立ててコマンドを受信す
ることにより、公衆通信網から本発明のデータ処理装置
を呼び出すことができる。
【0019】第2の通信手段により受信可能な遠隔操作
用のコマンドとして、さらに、処理部を起動するコマン
ドを受信できるようにしてもよく、受信するまでは処理
部の動きを停止することにより電力消費を抑制できる。
また、第2の通信手段により、第1の通信手段を停止す
るコマンド、または処理部を停止するコマンドを受信で
きるようにしてもよく、通信が終わった後は積極的に第
1の通信手段あるいは処理部を停止して消費電力を抑制
するようにしてもよい。
【0020】さらに、低速でもよいので、第2の通信手
段によりデータを送信または受信可能なようにすれば、
第2の通信手段を第1の通信手段のバックアップとして
利用することも可能となる。
【0021】本発明のデータ処理装置は、このように、
電力環境および通信環境の整備されていない場所で長期
間にわたり稼動できるものであり、センターなどの指令
を受けて随時起動してデータを送信または受信すること
ができる。したがって、遠隔地の気象などの計測あるい
は観測したり、遠隔地の自然を監視したりするテレメタ
リング、または、ダムの放水警報を操作するなどのリモ
ートコントロール(テレコントロール)の機能を備えて
いたデータ処理装置に好適である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1に、本発明に係るデー
タ処理装置10と、これを用いたデータ送受信システム
1の概要を示してある。本例のデータ処理装置10は、
火山の噴火口の近傍などにおいて地殻変動を監視すると
共に、危険な状態になったときには周囲に警報を出力で
きるようになっている。このため、地殻の変動をGPS
などの機能を用いて測定するセンサー11と、警報を発
するサイレン12とを備えており、これらは処理部13
と接続されている。
【0023】このため、処理部13は、センサーからの
データを記憶すると共に指示があると記憶したデータを
データ通信部14を用いて通信衛星2を介してセンター
5に送信する機能を備えている。したがって、データ処
理装置10は、衛星と通信するためのパラボラアンテナ
15と、このパラボラアンテナ15の向きを制御可能な
アクチュエータ16とを備えている。また、データ処理
装置1からのデータを受信するセンター(基地局)30
は、通信衛星2からの電波を受信可能な衛星地上局3と
適当な媒体、たとえば、公衆電話網あるいはインターネ
ットにより接続されており、センター30のサーバ31
がデータ処理装置10から受信したデータを記憶および
解析できるようになっている。
【0024】通信衛星を用いたデータ配信システムは近
年、民生用にも活用されており、1つの衛星でカバーで
きる通信可能区域が広く、高周波数帯の電波を利用でき
るため広帯域(高速)の伝送が可能である。さらに、地
理的障害の克服、通信品質の均一性、耐災害性、同報通
信および多元接続方式が可能などの多くの利点がある。
したがって、データ転送速度が数10から数100Mb
ps程度が可能であり、通常の電話回線の数百から数千
倍あるいはそれ以上のデータ転送レートを確保でき、測
定データなどの大量のデータを短時間で転送するのに適
している。また、高軌道の静止衛星あるいは低軌道の周
回衛星によって地球上のほとんどの領域をカバーするこ
とが可能であり、通信インフラの整備されていない地域
からでもデータを入手することができる。静止衛星を使
用すると常にデータを送受信できる反面、高軌道に位置
するので高出力の通信装置が必要となる。低軌道の衛生
を利用すると通信装置の出力を落とすことはできる代わ
りに通信可能な時間が限られる。したがって、それぞれ
のメリットディメリットを活かした通信システムが検討
されている。
【0025】本例のデータ処理装置10は、さらに、上
記の通信衛星2を用いてデータを送受信するシステム
(第1の通信手段)に加え、通信衛星2を介さずに地上
波によってセンター30からコマンドを受信するシステ
ム(第2の通信手段)を備えている。本例のデータ処理
装置10は、コマンド受信用に、個別選択呼出受信機
(ポケットベルあるいはポケベル(登録商標))の受信
機能21を採用している。ポケベルは双方向通信を基本
とした製品ではなく、一方的に情報を伝えることの出来
る手段として製品が成り立っている。従って、相手には
出来る限り確実に情報を伝える必要があり、約250W
といった強力な電波を発信している。また、ポケベル本
体も携帯性重視の観点から内蔵アンテナで十分な受信感
度が確保されている。
【0026】さらに、この通信インフラは公衆電話網9
に接続されており、各地にポケベル基地局7があり、そ
こから発信する電波は日本全国の大半をカバーしてい
る。加えて、本例のデータ処理装置10においては、ポ
ケベル20の受信用アンテナとして内蔵タイプの代わり
に高利得の外部アンテナ21を設け数dB以上のゲイン
を稼いでいる。したがって、ポケベル20により受信可
能な範囲を更に広げられており、地上はもとより海上の
広い領域であってもポケベル20の呼出信号を受信する
ことができる。
【0027】さらに、ポケベル20は待機時の消費電力
が非常に小さく、たとえば、0.8mW程度である。し
たがって、常時受信状態にしておいてもバッテリの消費
が少ない。さらに、ポケベル20は固有の呼出番号を備
えているので、ポケベル20を呼び出すことにより特定
のデータ処理装置10を呼び出すことができるというメ
リットがある。また、呼出後その相手先に必要な文字を
送ることのできる機能を備えているので、この機能を利
用すると通常の文字を送る代わりに、あるいは文字自体
をコントロール信号として送り込むことが容易である。
このため、本例のデータ処理装置10においては、通常
はポケベル機能20のみが通電されて受信状態になり、
衛星通信用の通信システム14および処理部13は電力
が消費されない状態に保持されているか、あるいは、通
信システム14および処理部13に供給される電力がカ
ットされるようになっている。そして、ポケベル20に
所定の信号あるいはコマンドが伝達されると、通信シス
テム14および処理部13が稼動状態となりデータ処理
装置10としての機能を発揮する。
【0028】このため、本例のデータ処理装置10は、
ポケベル機能20とのインタフェースを取るインタフェ
ース部22と、ポケベル機能20で受信したコマンドを
解釈して実行するコマンド実行部23とを備えている。
本例のデータ処理装置10は、コマンド実行部23で解
釈可能なコマンドとして通信部14および処理部13を
起動するコマンドに加え、通信部14および処理部13
を停止するコマンド、さらには、衛星通信用のアンテナ
15の向きを変えるアクチュエータ16を制御するコマ
ンドが用意されている。このため、コマンド実行部23
では、それらのコマンドがセンター30のパーソナルコ
ンピュータ32からポケベル基地局7およびポケベル受
信機能20を介して送られてくると、それらのコマンド
を解釈してアクチュエータ16、通信部14および処理
部13を制御する。
【0029】なお、本例では、センター30のパーソナ
ルコンピュータ32がインターネット4およびゲートウ
ェイ8を介して公衆電話網9に接続し、ポケベル受信機
20にコマンドを送れるようなシステムにしてあるが、
公衆電話網9に直に接続するシステムにしてもよいこと
はもちろんである。
【0030】このように、本例のデータ処理装置10
は、ポケベル機能20で受信したコマンドにより処理部
13および通信部14の機能をオンオフしている。した
がって、ポケベル機能20およびポケベル機能20で受
信したコマンドの有無により起動されるインタフェース
部22を待機状態にしておけば、コマンドによる指示が
ないときは処理部13および通信部14で消費される電
力を最小限あるいはゼロにすることができる。このた
め、バッテリなどを電源としても長期間にわたりデータ
処理装置10を稼動状態に維持することができる。した
がって、本例のデータ処理装置10は、電源として蓄電
手段であるバッテリ28と、これに充電可能なソーラパ
ネル(太陽電池)29を備えている。このため、特に電
源環境が整っていない場所でも本例のデータ処理装置1
0を運搬して設置するだけで周囲のデータを取得し、セ
ンター30へ送信することが可能である。
【0031】図2に、データ処理装置10を起動および
停止する制御の概要をフローチャートにより示してあ
る。まず、ステップ51でポケベル20を待機状態にし
てデータ処理装置10のポケベル20が呼び出されるの
を待つ。この間、通信衛星用の通信装置14はオフ状態
であり、さらに、処理部13もオフ状態になっている。
処理部13においては、オフ状態でも定期的にセンサー
11により測定を行い、その値や時間などをRAMなど
のメモリに記憶する処理は実行するようにプログラムあ
るいはハードウェアを組むことは可能である。
【0032】ポケベル20が呼び出されてコマンドを受
信すると、ステップ52以降でコマンドを解釈する。た
とえば、ステップ52では、コマンドがアンテナ15の
位置を制御するコマンドであるか否かを解釈し、アンテ
ナ15の位置を制御するコマンドであれば、ステップ5
3でアクチュエータ16を駆動し、アンテナ15の角度
を調整する。また、ステップ54で、受信したコマンド
がシステムを起動するコマンドであればステップ55で
通信部14および処理部13を起動し、データを計測す
ると共に、計測されたデータを通信衛星2を介してセン
ター30に送信する。
【0033】さらに、ステップ56において、ポケベル
20で受信したコマンドがシステム停止であれば、ステ
ップ57で通信部14および処理部13を停止し消費電
力を削減する。一方、ポケベル20で受信したコマンド
がこれらのコマンドでないときはステップ58でそのコ
マンドで定義された処理を行う。たとえば、送られてき
たデータを解析した結果、地殻が危険な状態であればサ
イレン12を鳴らすコマンドが送られ、処理部13はそ
れを実行する。さらに、本例のデータ処理装置10は、
通信部14あるいはアンテナ15が故障したり、衛星2
が不調であったり、さらには周回衛生を用いたシステム
で周回衛生が通信可能な位置にいないときには、ポケベ
ル20および公衆電話網9を介してデータをセンター3
0に送れるようになっており、その処理を実行するコマ
ンドを受信すると低速ではあるがデータをポケベル20
を介して送信する。
【0034】これらの制御は、ゲート回路あるいはその
他のハードワイヤーロジックなどによってハードウェア
で実現することも可能であり、上記の各工程を実行可能
な命令を有する制御プログラムを作成しソフトウェアで
実現することも可能である。ソフトウェアでデータ処理
装置10の制御を実現する場合は、処理部13として動
作するCPUあるいはMPUに低クロックあるいはその
他の低消費電力で動作可能とし、ポケベル機能20だけ
が受信待機しているときは、CPUあるいはMPUがイ
ンタフェース22あるいはコマンド実行部23としての
機能を低消費電力モードで実行できるようにすることが
望ましい。そして、そのような制御プログラムはCPU
あるいはMPUと共に本例のデータ処理装置10を構成
するROMあるいはRAMさらには磁気ディスクなど
に、他の処理を行うプログラムと共に記憶しておくこと
ができる。
【0035】このように、本例のデータ処理装置10
は、通常はポケベル受信機能20だけを待機状態にして
おくことにより、衛星と通信を行う通信部14は完全に
オフにすることができる。そして、センター30からの
指示をポケベル受信機能20が受信したときに通信部1
4を起動することにより、通信衛星2を介して測定デー
タなどをセンター30に送信することができる。このた
め、通信部14として衛星2と通信が可能な大出力のも
のを用意しても、待機電力はポケベル受信機能20のわ
ずか0.8mWと非常に小さくすることが可能となる。
そして、通信部14が起動する時間を最小限にすること
が可能であり、通信部14で消費される電力も最小限に
できる。
【0036】したがって、データ処理装置10を稼動す
るのに要求される平均電力を大幅に軽減することが可能
となり、電源28の容量を小さくでき、低コストにする
ことができる。このため、衛星通信システムを利用して
どこにでも設置して直ぐに使用できるデータ処理装置1
0をコンパクトかつ低コストで提供することができる。
したがって、衛星通信システムによりセンター30から
操作でき、センター30にデータを収集することができ
るデータ送受信システム1を経済的に構築することが可
能となり、火山活動の観測、気象観測、河川の状況測定
および警報システム、その他の監視あるいは観測システ
ムなど多種多様な目的で本例のデータ処理装置10およ
びデータ送受信システム1を利用することができる。
【0037】本例のデータ処理装置10は、このよう
に、高速で大容量のデータを送信または受信可能な衛星
通信用のシステム14と、低速で小容量ではあるが低消
費電力でデータを受信することができるポケベルの受信
システム20という目的および消費電力が異なった2種
類の通信システムを搭載することにより、待機電力を大
幅に軽減できると共に、大出力の通信システムを自由に
活用できるようにしている。さらに、ポケベルは公衆通
信網のインフラの1つであり、システムが日本全土をカ
バーしており、新たなる費用をかけずにコマンドを送受
信することができる。さらに、ポケベル20は個別の識
別情報を備えており、ポケベル20を呼び出すことによ
ってデータ処理装置10を識別できるというメリットも
備えている。そして,ハードウェア構成は簡易化されて
いるので、コンパクトにまとめることが可能であり、衛
星との通信が可能な第1の通信システムに加えて異なる
通信システムを搭載してもデータ処理装置10のサイズ
およびコストはそれほど増加しない。その一方で、待機
電力を大幅に削減できると共にバッテリ容量を小さくす
ることができるので、データ処理装置10をサイズダウ
ンすることができ、コストも低減することができる。
【0038】また、衛星回線を利用した通信システムを
起動コマンドを受信するために待機状態で使用しようと
すると、その受信機は衛星から送信される電波の地上到
達する電界強度は弱いので、さらに高利得パラボラアン
テナを用いローノイズアンプ(LNA)を備えた高感度
受信機が必要となる。さらに、一般に衛星からのダウン
リンクはマルチキャリアであり、この中から所望のキャ
リアを抽出、復調する装置は大掛かりなものとなり、結
局、待機状態であっても処理量が増えるので、それほど
の消費電力を軽減することができない。これに対し、ポ
ケベル受信機20であれば、待機電力を削減する技術は
確立されており、上述したような低電力でコマンドを待
つことができる。
【0039】ポケベルと同様に、携帯電話あるいはPH
Sが無線による公衆通信網として整備されており待機電
力も小さい。したがって、これらの通信網の電波が届く
範囲内であればポケベルに代わり携帯電話あるいはPH
Sシステムをコマンドを受信するための通信システムと
して採用することも可能である。しかしながら、電波の
到達距離などを考慮すると、現状では、ポケベル受信機
がコマンドを受信できる領域が最も広い。さらに、将来
的には、IPアドレスを識別情報とした情報ストリーム
を衛星あるいは通信網によって放送できるシステムが整
う可能性があり、IPストリームを受信可能な低消費電
力の通信システムが実現すれば本発明の第2の通信手段
として有望である。
【0040】また、本例では、大量のデータを送受信可
能なシステムとして衛星通信システムを第1の通信手段
として説明しているが、地上波、たとえば、FM無線な
どの通信システムと組み合わせることも可能であり、そ
の通信システムの待機電力をゼロにすることができる。
さらに、上述したように、通信衛星を使用すると、中継
局などのインフラの整備および維持に係る費用を削減で
きるので、経済的なメリットが大きい。また、本例では
指向性の強いパラボラアンテナを備えたデータ処理装置
に基づき本発明を説明しているが、無指向性のホイップ
アンテナなどを用いることも可能であり、低軌道の周回
衛星を用いて通信する場合には有効である。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るデ
ータ処理装置およびデータ送受信システムにおいては、
データ処理装置に、衛星通信システムなどの高出力高機
能の第1の通信手段に加え、機能的には劣るが待機時の
消費電力を大幅に抑制することができる第2の通信手段
を設けることにより第1の通信手段の待機電力をゼロに
して、第2の通信手段の待機電力あるいはその他のイン
タフェース機能などの少量の消費電力だけでシステムを
運用できるようにしている。さらに、第2の通信手段か
ら適当なコマンドを送ることにより、衛星の第1の通信
系、処理系となる監視・観測系の電源のコントロールを
センターから随時行うことが可能となり、消費電力を大
幅に削減できると共にセンターあるいは基地局からの使
い勝手のよいデータ処理装置を提供することができ、随
時データを送受信できると共に長期的な運用が可能なデ
ータ送受信システムを構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ処理装置を用いたデータ送受信
システムの概要を示す図である。
【図2】データ処理装置の起動停止の制御を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 データ送受信システム 2 通信衛星 3 地上局 4 インターネット 7 ポケベル基地局 9 公衆電話網 10 データ処理装置 11 センサー 13 処理部 14 衛星通信システム 15 アンテナ 16 アクチュエータ 20 ポケベル受信機 21 外部アンテナ 22 インタフェース 23 コマンド実行部 28 バッテリ 30 基地局(センター)

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の通信手段を介して送信または受信
    するデータに基づく処理を実行可能な処理部と、 前記第1の通信手段を起動するコマンドを少なくとも受
    信可能な第2の通信手段と、 前記処理部、第1の通信手段および第2の通信手段に電
    力を供給する蓄電手段とを有し、 前記第1の通信手段は無線を介して前記データを送信ま
    たは受信可能であり、前記第2の通信手段は無線を介し
    て前記コマンドを受信可能であるデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1の通信手段
    は、通信衛星を介して前記データを送信または受信可能
    であるデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記第2の通信手段
    は、公衆通信網を介して前記コマンドを受信可能である
    データ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記第2の通信手段
    は、地上波を介して前記コマンドを受信可能であるデー
    タ処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記第2の通信手段
    は、個別選択呼出受信機、携帯電話またはPHSの少な
    くともいずれかの通信網を介して前記コマンドを受信可
    能であるデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、前記第2の通信手段
    は、前記通信網からの電波を受信可能な外部アンテナを
    備えているデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記第2の通信手段
    は、その他の遠隔操作用のコマンドを受信可能であるデ
    ータ処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記第2の通信手段
    は、前記第1の通信手段のアンテナの向きを変えるコマ
    ンドを受信可能であるデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項7において、前記第2の通信手段
    は、前記処理部を起動するコマンドを受信可能であるデ
    ータ処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項7において、前記第2の通信手
    段は、前記第1の通信手段を停止するコマンド、または
    前記処理部を停止するコマンドを受信可能であるデータ
    処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項1において、前記第2の通信手
    段は、前記データを送信または受信可能であるデータ処
    理装置。
  12. 【請求項12】 請求項1において、前記処理部は、計
    測、観測、監視またはリモートコントロールの機能を備
    えているデータ処理装置。
  13. 【請求項13】 第1の通信手段を介して送信または受
    信するデータに基づく処理を実行する工程と、 第2の通信手段により前記第1の通信手段を起動するコ
    マンドを受信すると、そのコマンドを実行する工程とを
    有し、前記第1の通信手段は無線を介して前記データを
    送信または受信可能であり、前記第2の通信手段は無線
    を介して前記コマンドを受信可能であるデータ処理装置
    の制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記第2の通信
    手段は、公衆通信網を介して前記コマンドを受信するデ
    ータ処理装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 請求項13において、前記第2の通信
    手段が前記第1の通信手段のアンテナの向きを変えるコ
    マンドを含むその他の遠隔操作用のコマンドを受信する
    とそのコマンドを実行する工程を有するデータ処理装置
    の制御方法。
  16. 【請求項16】 第1の通信手段を介して送信または受
    信するデータに基づく処理を実行する工程と、 第2の通信手段により前記第1の通信手段を起動するコ
    マンドを受信すると、そのコマンドを実行する工程とを
    実行可能な命令を有するデータ処理装置の制御プログラ
    ムが記録されていることを特徴とするコンピュータ読取
    可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】 基地局と第1の通信手段を介して送信
    または受信するデータに基づく処理を実行可能なデータ
    処理装置に対し、このデータ処理装置の第2の通信手段
    を介して前記基地局から前記第1の通信手段を起動する
    コマンドを送信し、前記第1の通信手段は無線を介して
    前記データを送信または受信可能であり、前記第2の通
    信手段は無線を介して前記コマンドを受信可能であるデ
    ータ送受信システム。
  18. 【請求項18】 請求項17において、前記第1の通信
    手段は、通信衛星を介して前記データを送信または受信
    可能であるデータ送受信システム。
  19. 【請求項19】 請求項17において、前記第2の通信
    手段は、公衆通信網を介して前記コマンドを受信可能で
    あるデータ送受信システム。
  20. 【請求項20】 請求項19において、前記第2の通信
    手段は、個別選択呼出受信機、携帯電話またはPHSの
    少なくともいずれかの通信網を介して前記コマンドを受
    信可能であるデータ送受信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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