JP2001332247A - 電極巻回装置及び電極巻回方法 - Google Patents

電極巻回装置及び電極巻回方法

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JP2001332247A
JP2001332247A JP2000149113A JP2000149113A JP2001332247A JP 2001332247 A JP2001332247 A JP 2001332247A JP 2000149113 A JP2000149113 A JP 2000149113A JP 2000149113 A JP2000149113 A JP 2000149113A JP 2001332247 A JP2001332247 A JP 2001332247A
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Japan
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winding
cutting
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strip
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JP2000149113A
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Akira Sasaki
旭 笹木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極の切断と巻回とを1台の装置で行うこと
のできる 【解決手段】 本発明の電極巻回装置は、短冊状電極を
積層し、巻回する電極巻回装置であって、帯状の電極を
供給する電極供給部と、電極を所定の長さの短冊状に切
断する電極切断手段と、短冊状に切断された電極を積層
するとともに巻回する電極巻回手段とを一体に備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状の正極と負極
とを、セパレータを介して積層、巻回する電極巻回装置
及び電極巻回方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、リチウム電池に代表されるポリ
マーバッテリーには、巻回方式により電池素子形成がな
されたもの、すなわち帯状に形成された正極部材、負極
部材及びセパレータを巻き芯に巻き付けたものがある。
【0003】このような巻回型の電極を作製するには、
まず、所定幅の帯状に形成された電極反を電極切断装置
を用いて短冊状に切断する。次に、電極巻回装置を用い
て、電極を例えばセパレータを介して積層し、巻回する
ことによって巻回型の電池素子を得ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、上述した電極切断装置と電極巻回装置との2台を別
々に用いていた。電極切断装置と電極巻回装置との2台
を用いると、装置を配置するためのスペースが2台分必
要となり、作業場内における省スペース化を図ることが
困難となる。また、電極切断装置と電極巻回装置との間
で電極を移動するための時間がかかり、操作の効率化の
妨げとなっていた。
【0005】本発明は、上述したような従来の実情に鑑
みて提案されたものであり、電極の切断と巻回とを1台
の装置で行うことのできる電極巻回装置及び電極巻回方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電極巻回装置
は、短冊状電極を積層し、巻回する電極巻回装置であっ
て、帯状の電極を供給する電極供給部と、上記電極供給
部から供給された電極を所定の長さの短冊状に切断する
電極切断手段と、上記電極切断手段で短冊状に切断され
た電極を積層するとともに巻回する電極巻回手段とを一
体に備えていることを特徴とする。
【0007】上述したような本発明に係る電極巻回装置
では、電極を短冊状に切断する電極切断手段と、短冊状
に切断された電極を積層して巻き取る電極巻回手段と
が、一体に備えられているので、電極切断装置と電極巻
回装置との2台を配する必要がなくなり、省スペース化
を図ることが可能となる。また、本発明に係る電極巻回
装置では、装置間で電極を移動する手間が省け、作業効
率の向上を図ることができる。
【0008】また、本発明の電極巻回方法は、帯状の電
極を短冊状に切断する電極切断工程と、上記電極切断工
程で短冊状に切断された電極を積層し、薄板状の巻き芯
を回転させて巻回する電極巻回工程とを有する電極巻回
方法である。そして、本発明の電極巻回方法は、帯状電
極を供給する電極供給部と、上記電極供給部から供給さ
れた電極を短冊状に切断する電極切断手段と、上記電極
切断手段で切断された短冊状の電極を積層するとともに
巻回する電極巻回手段とを一体に備えた電極巻回装置を
用いることを特徴とする。
【0009】上述したような本発明に係る電極巻回方法
では、電極を短冊状に切断する電極切断手段と、短冊状
に切断された電極を積層して巻き取る電極巻回手段と
が、一体に備えられた電極巻回装置を用いているので、
電極切断装置と電極巻回装置との2台を配する必要がな
くなり、省スペース化を図ることが可能となる。また、
本発明に係る電極巻回方法では、装置間で電極を移動す
る手間が省け、作業効率の向上を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0011】図1に示すように、本実施の形態に係る電
極巻回装置1は、電極材料切断部2と、電極材料巻回部
3と、図示しない動作制御部とが一体に構成されてい
る。
【0012】電極材料切断部2は、図1及びその主要部
を抜き出して拡大した図2に示すように、正極供給リー
ル4と、負極供給リール5と、捨て巻きリール6と、位
置決め支台7と、ニップル8と、クランプ9と、キャリ
ア10と、位置決め基準プレート11と、カッター12
とを備える。
【0013】この電極材料切断部2は、正極供給リール
4から繰り出される正極反13a及び負極供給リール5
から繰り出される負極反14aに対して、所定形状の短
冊化を行うものである。
【0014】ここで、正極反13aは正極集電体上に正
極活物質層が形成されてなる。また、負極反14aは、
負極集電体上に負極活物質層が形成されてなる。これら
正極反13a及び負極反14aは、所定幅の帯状にスリ
ットされた状態で正極供給リール4及び負極供給リール
5上にそれぞれ巻かれている。なお、このとき、電極同
士の接触を防ぐために正極反13a及び負極反14aと
共に剥離紙15が巻かれている。この剥離紙15は、電
極反が電極供給リールから巻き出される際に、捨て巻き
リール6に巻き取られて回収される。なお、以下の説明
では、正極反13aと負極反14aとをまとめて電極反
16と称する。
【0015】そして、、電極材料切断部2は、その主要
部となる電極材料切断治具部分を抜き出して図2に示す
ように、位置決め支台7と、ニップル8と、クランプ9
と、位置決め基準プレート11と、キャリア10と、切
断位置決め基準プレート11と、カッター12とを備え
る。
【0016】位置決め支台7は、略長方形状の第1の支
台7aと、位置調節手段17を介して第1の支台上に配
された略長方形状の第2の支台7bとから構成される。
位置調節手段17に接続されたハンドル18を回すこと
により、第2の支台7bは、例えば幅方向の位置が調節
される。この位置決め支台7は、その全体が図2中矢印
A方向に移動可能となっている。
【0017】この位置決め支台7は、キャリア保持手段
10aを有しており、このキャリア保持手段10aにキ
ャリア10が着脱可能に組み込まれている。電極反16
は、このキャリア10上に直接固定されることになる。
そして、この電極材料切断部2において短冊状に切断さ
れた電極は、キャリア10に固定された状態で電極材料
切断部2から電極材料巻回部3へと移される。
【0018】ここで、位置決め支台7の一端側であっ
て、電極反16が供給されてくる側には、一対のニップ
ルロール8a,8bからなるニップル8が配されてい
る。電極供給リールから供給されてくる電極反16をこ
のニップルロール8a,8bで挟むことにより、当該電
極反16を固定保持し、また、ニップルロール8a,8
bを離間することで電極反16の繰り出し移動を可能に
する。
【0019】さらに、位置決め支台7の一端部であっ
て、位置決め支台7の端部とニップル8との間には、電
極反16を短冊状に切断する際の切断位置の基準となる
位置決め基準プレート11と、電極反16を短冊状に切
断するカッター12とが配されている。これらの位置決
め基準プレート11及びカッター12は、位置決め基準
プレート移動手段19及びカッター移動手段20によっ
て、位置決め支台7の幅方向にそれぞれ移動可能となさ
れている。
【0020】また、位置決め支台7の他端側には、クラ
ンプ9が配されている。このクランプ9は、クランプ移
動手段21によって位置決め支台7の長手方向に移動可
能となされている。
【0021】そして、上述したような電極材料切断部2
において電極反16を切断するには、まず、図3及び図
4に示すように、初期状態において、ニップル8の高
さ、すなわち電極反16の供給位置と略同じ高さに配さ
れていた位置決め支台7が下方へ移動する。そして、図
5に示すように、位置決め支台7の他端部に配されてい
るクランプ9が開き、位置決め支台7の上方を他端部、
すなわち電極反16の供給側まで移動する。そして、図
6に示すように、電極端の供給側まで移動したクランプ
9を閉じることにより、クランプ9が電極反16の一端
部を挟み込む。そして、ニップルロール8a,8bが離
間する。
【0022】次に、図7に示すように、クランプ9が電
極を挟み込んだ状態で位置決め支台7の上方を移動して
位置決め支台7の他端部まで戻ることにより、位置決め
支台7上に亘って電極が引き出される。そして、図8に
示すように、位置決め支台7が元の位置まで上がり、位
置決め基準プレート11が手前に移動する。この位置決
め基準プレート11は、電極反16を短冊状に切断する
際の切断位置を定める基準となるものである。そして、
電極幅方向、傾き方向、切断位置及びタブ位置等、切断
位置の調整を行う。
【0023】なお、電極幅方向の調整は、位置決め基準
プレート11を基準として、操作者がハンドル18を手
で回すこと等により行われる。具体的には、ハンドル1
8を回すことで、電極幅方向の調整がなされる。また、
リップルロール8a,8bを調整することで、傾き方向
の調整がなされる。また、切断位置は、電極活物質の形
成部分を基準にして決定される。また、タブ位置は、タ
ブ位置基準プレート26を基準として決定される。
【0024】次に、図9に示すように、キャリア10上
に電極反16を固定する。そして、図10に示すよう
に、位置決め基準プレート11が奥側に移動するととも
に、ニップルロール8a,8bが下がり、電極反16を
挟んで固定する。そして、図11に示すように、カッタ
ー12によって電極反16を切断する。これにより、電
極反16は所定の長さの短冊状に切断される。
【0025】ここで、短冊状に切断された電極が負極で
ある場合には、図12に示すように、クランプ9を解除
し、負極14とキャリア10とをともに取り出す。そし
て、取り出された負極14は、キャリア10に固定され
た状態で後述する電極材料巻回部3の電極材料支持部3
1へと移される。
【0026】また、短冊状に切断された電極が正極であ
る場合には、図11に示した状態から続いて、図13乃
至図15に示すように、エンドテープ貼り付け手段22
によって、切断された正極の一端部にエンドテープが貼
り付けられる。すなわち、図13乃至図15に示すよう
に、エンドテープ供給リール23からエンドテープ24
が所定の長さ分だけ繰り出される。そして、エンドテー
プ24が正極端部の所定位置に配されると共に、一対の
押さえブロック25a,25bによって正極の厚さ方向
に加圧されることにより、エンドテープ24が正極端部
に貼り付けられる。
【0027】最後に、図12に示すように、クランプ9
を解除し、正極13とキャリア10とをともに取り出
す。そして、取り出された正極13は、キャリア10に
固定された状態で電極材料巻回部3の電極材料支持部3
1へと移される。
【0028】ここで、正極13及び負極14を電極材料
切断部2から電極材料巻回部3へと移動するときに、正
極13及び負極14とをキャリア10に固定した状態で
移動することで、移動途中での電極が撓んだりねじれた
りすることが無く、電極をしっかりと電極材料支持部3
1にセットすることができる。また、作業も効率的に行
うことができる。
【0029】以上のようにして電極材料切断部2にて短
冊状に切断された正極13と負極14とは、電極材料巻
回部3の電極材料支持部31へと移されて、当該電極材
料巻回部3にて、セパレータ43を介して積層巻回され
る。
【0030】つぎに、電極材料巻回部3について説明す
る。
【0031】本実施の形態に示す電極材料巻回部3は、
上記電極材料切断部2において短冊状に切断された正極
13と負極14とを、これらの間に2枚のセパレータ4
3を介在させた合計4枚の電極材料を、これらが四重に
積層された状態で、薄板状に形成された巻き芯30に巻
き付ける動作を行うものである。
【0032】図1に示すように、電極材料巻回部3は、
電極材料支持部31と、巻回保持手段32と、タッチロ
ーラユニット33と、巻き芯支持回転部34と、操作ボ
ックス部35とを備える。
【0033】巻回保持手段32では、電極材料の巻回位
置にてその電極材料を巻き芯30に向けて押圧するタッ
チローラ36を備えており、このタッチローラ36が電
極材料の巻回を考慮して、その両端部に面取り加工また
はR加工が施されているものとする。
【0034】タッチローラユニット33は、図16に示
すように、タッチローラ36の支持及び押圧を行うもの
である。そのために、タッチローラユニット33は、先
端にタッチローラ36が配されたアーム37と、そのア
ーム37を揺動自在に支持するアームベース38と、タ
ッチローラ36の押圧方向(例えば下方向)に向けてア
ーム37を付勢するエアシリンダ39等の弾性部材とを
備えている。
【0035】巻き芯支持回転部34は、巻き芯30の支
持及び回転を行うものである。そのために、巻き芯支持
回転部34は、図17に示すように、サーボモータ又は
ステッピングモータ等のモータ40を用いている。すな
わち、この電極巻回装置1では、エアスライダの回転軸
となるシャフトに連結しているモータ40が本発明の巻
き芯回転手段として機能するようになっている。
【0036】エアスライダ41は、巻き芯30を支持す
るとともに、エアの供給によって支持している巻き芯3
0をその幅方向に往復移動させるものである。この往復
移動のストロークは、巻き芯30の幅方向と同一になる
ように設定されているものとする。すなわち、エアスラ
イダ41は、本発明の中心移動手段として機能するもの
である。
【0037】ベアリングハウジング42は、エアスライ
ダ41を回転自在に支持するものである。ただし、その
中心部は、エアスライダ41に支持されている巻き芯3
0の薄板端部の位置と一致するようになっている。
【0038】また、ベアリングハウジング42は、詳細
を後述するように、エアスライダ41の回転に同期して
エアスライダ41へのエアの供給状態を切り替えるよう
にもなっている。このようなエア供給の切り替え制御
は、例えば外部(エア供給源)からのエアを、エアスラ
イダ41の回転軸となる図示しないシャフトを通じてエ
アスライダ41に与えることによって行うことが考えら
れる。このとき、ベアリングハウジング42の本体とシ
ャフトとの間を回転用のエアパッキンで密封しておけ
ば、エア漏れが発生することもない。すなわち、ベアリ
ングハウジング42は、本発明の回転制御手段として機
能するものである。
【0039】なお、エアスライダ41へのエア供給の制
御は、ベアリングハウジング42がシャフトを通じてエ
ア供給することで行うのではなく、例えば電磁弁を用い
てエアの供給状態を切り替えることで行うようにしても
よい。
【0040】また、図1において、操作ボックス部35
は、各種スイッチや表示パネル等を有してなるもので、
電極巻回装置1を操作するオペレータが操作するための
ものである。
【0041】動作制御部は、プログラマブルコントロー
ラ(シーケンス制御装置)やマイクロコンピュータ等か
らなるもので、操作ボックス部35での操作及び予め設
定されたプログラムに従って、上述した電極材料切断部
2、タッチローラユニット33及び巻き芯支持回転部3
4に対する動作指示を与えるものである。
【0042】上述したような電極材料巻回部3において
電極材料の巻回を行う際には、先ず初めに、上記電極材
料切断部2において短冊状に切断された正極13と負極
14とを、オペレータが手動により電極材料支持部31
にセットする。このとき、正極13及び負極14とは、
キャリア10に固定された状態で電極材料切断部2から
電極材料巻回部3へと移動される。正極13及び負極1
4とをキャリア10に固定した状態で移動することで、
移動途中での電極が撓んだりねじれたりすることが無
く、電極をしっかりと電極材料支持部31にセットする
ことができる。また、作業も効率的に行うことができ
る。
【0043】また、当該正極13と負極14との間に介
在されるセパレータ43も、セパレータ供給リール44
がセットされて、このセパレータ供給リール44から繰
り出し供給される。そして、これら電極材料のセットが
完了すると、操作ボックス部35から動作開始指示を行
う。
【0044】操作ボックス部35から動作開始指示があ
ると、巻き芯指示回転部34がモータ40を動作させ
る。巻き芯支持回転部34では、モータ40の回転に合
わせてエアスライダ41も回転する。ただし、このと
き、エアスライダ41へ供給されるエアは、ベアリング
ハウジング42での制御により、回転に同期して切り替
えられる。これにより、エアスライダ41は、支持して
いる巻き芯30を一方の側に移動させ、その巻き芯30
がストロークエンドまできたら略180°回転し、その
回転後に再び巻き芯30を一方の側に移動させる、とい
った動作を繰り返す。
【0045】詳しくは、巻き芯支持回転部34では、エ
アスライダ41の動作によって、巻き芯30を図18に
示すように回転させる。例えば、モータ40の回転がが
巻き芯側から見て時計回り方向であると、巻き芯30の
回転中心が一方の薄板端部の位置と一致するように、そ
の巻き芯30を水平方向に移動させたあとに(Step1→
Step2)、その薄板端部を回転中心にしてその巻き芯3
0を略180°時計回り方向に半回転させる(Step2→
Step3→Step4→Step5→Step1)。一方の薄板端部を
回転中心にして巻き芯30が半回転すると、次に、巻き
芯30の回転中心が他方の薄板端部の位置と一致するよ
うにその巻き芯30を水平方向に移動させた後に(Step
1→Step2)、その薄板端部を回転中心にしてその巻き
芯30を略180°時計回り方向に半回転させる(Step
2→Step3→Step4→Step5→Step1)。そして、他方
の薄板端部を回転中心にして巻き芯30が半回転する
と、再び回転中心を一方の薄板端部側に戻す(Step1→
Step2)。
【0046】つまり、巻き芯支持回転部34は、いずれ
か一方の薄板端部を回転中心にした巻き芯30の回転
と、その巻き芯30が半回転する毎の中心の移動とを繰
り返す。これにより、巻き芯30は、その回転中心とな
った薄板端部側を巻回位置として、電極支持部にセット
された合計4枚の電極材料を、それぞれ同時に巻き取る
こととなる。
【0047】また、このときに、電極材料の巻回位置で
は、タッチローラ36が合計4枚の電極材料を巻き芯側
に向けて押圧している。これにより、電極材料は、巻き
芯30に押圧された状態で、その巻き芯30に巻き取ら
れることとなる。
【0048】このようにして、電極巻回装置1は、巻き
芯30により電極材料を巻き取って、巻回型の電池素子
を形成する。
【0049】上述したように、本発明では、電極を短冊
状に切断する電極材料切断部2と、短冊状に切断された
電極を積層して巻き取る電極材料巻回部3とが、一体に
備えられた電極巻回装置1を用いているので、従来必要
としていた電極材料切断装置と電極巻回装置との2台の
装置を配する必要がなくなり、省スペース化を図ること
が可能となる。また、本発明に係る電極巻回装置1で
は、装置間で電極を移動する手間が省け、作業効率の向
上を図ることができる。
【0050】さらに、本発明では、正極13及び負極1
4を電極材料切断部2から電極材料巻回部3へと移動す
るときに、正極13及び負極14とをキャリア10に固
定した状態で移動することで、移動途中での電極が撓ん
だりねじれたりすることが無く、電極をしっかりと電極
材料支持部31にセットすることができる。また、作業
も効率的に行うことができる。
【0051】
【発明の効果】本発明では、電極を短冊状に切断する電
極材料切断部と、短冊状に切断された電極を積層して巻
き取る電極材料巻回部とを一体に備えた電極巻回装置を
用いることで、従来必要としていた電極材料切断装置と
電極巻回装置との2台の装置を配する必要がなくなり、
省スペース化を図ることが可能となる。また、本発明で
は、電極材料切断部と、電極材料巻回部とが一体に備え
られているので装置間で電極を移動する手間が省け、作
業効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電極巻回装置の一構成例を示す斜
視図である。
【図2】図1に示される電極材料切断部の主要部を抜き
出して示す斜視図である。
【図3】図2に示される電極材料切断部を用いて電極反
を切断する工程を説明する模式図であり、初めの状態を
示す図である。
【図4】図2に示される電極材料切断部を用いて電極反
を切断する工程を説明する模式図であり、位置決め支台
が下がった状態を示す図である。
【図5】図2に示される電極材料切断部を用いて電極反
を切断する工程を説明する模式図であり、クランプが位
置決め支台上を移動する状態を示す図である。
【図6】図2に示される電極材料切断部を用いて電極反
を切断する工程を説明する模式図であり、クランプが電
極反を挟み込んだ状態を示す図である。
【図7】図2に示される電極材料切断部を用いて電極反
を切断する工程を説明する模式図であり、電極反が位置
決め支台上に引き出された状態を示す図である。
【図8】図2に示される電極材料切断部を用いて電極反
を切断する工程を説明する模式図であり、位置決め支台
が上昇し、位置決めを行う状態を示す図である。
【図9】図2に示される電極材料切断部を用いて電極反
を切断する工程を説明する模式図であり、キャリア上に
電極反が固定された状態を示す図である。
【図10】図2に示される電極材料切断部を用いて電極
反を切断する工程を説明する模式図であり、位置決め基
準プレートが奥側に移動するとともに、ニップルロール
で電極反が固定された状態を示す図である。
【図11】図2に示される電極材料切断部を用いて電極
反を切断する工程を説明する模式図であり、カッターに
よって電極反を切断している状態を示す図である。
【図12】図2に示される電極材料切断部を用いて電極
反を切断する工程を説明する模式図であり、電極とキャ
リアとをともに取り出した状態を示す図である。
【図13】図2に示される電極材料切断部を用いて電極
反を切断する工程を説明する模式図であり、切断された
正極の一端部にエンドテープを貼り付ける状態を示す図
である。
【図14】図2に示される電極材料切断部を用いて電極
反を切断する工程を説明する模式図であり、切断された
正極の一端部にエンドテープを貼り付ける状態を示す図
である。
【図15】図2に示される電極材料切断部を用いて電極
反を切断する工程を説明する模式図であり、切断された
正極の一端部にエンドテープを貼り付ける状態を示す図
である。
【図16】図1に示されるタッチローラユニットを抜き
出して示す斜視図である。
【図17】図1に示される巻き芯支持回転部を抜き出し
て示す斜視図である。
【図18】図1に示される電極材料巻回部で電極材料を
巻回する様子を示した模式図である。
【符号の説明】
1 電極巻回装置、 2 電極材料切断部、 3 電極
材料巻回部、 4 正極供給リール、 5 負極供給リ
ール、 5 捨て巻きリール、 7 位置決め支台、
8 ニップル、 9 クランプ、 10 キャリア、
11 位置決め基準プレート、 12 カッター

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短冊状の電極を積層し、巻回する電極巻
    回装置であって、 帯状電極を供給する電極供給部と、 上記電極供給部から供給された電極を短冊状に切断する
    電極切断手段と、 上記電極切断手段で切断された短冊状の電極を積層する
    とともに巻回する電極巻回手段とを一体に備えているこ
    とを特徴とする電極巻回装置。
  2. 【請求項2】 上記電極切断手段は、 上記電極供給部から供給される帯状の電極を支持し固定
    する電極支持部と、 上記電極供給部から上記電極支持部上に亘って電極を引
    き出す引き出し手段と、 上記電極支持部上に支持及び固定された電極の位置決め
    をする位置決め手段と、 上記位置決め手段で位置決めされた電極を所定の長さの
    短冊状に切断する切断手段とを備えていることを特徴と
    する請求項1記載の電極巻回装置。
  3. 【請求項3】 上記電極巻回手段は、薄板状の巻き芯を
    回転させて上記電極を巻き取るものであり、 上記巻き芯の薄板両端部のそれぞれを回転中心にして当
    該巻き芯を回転させる巻き芯回転手段と、 上記巻き芯の回転中心を上記薄板両端部のうちいずれか
    一方に移動させる中心移動手段と、 上記巻き芯回転手段がいずれか一方の薄板端部を回転中
    心にして上記巻き芯を半回転させる毎に、上記中心移動
    手段に当該巻き芯の回転中心を他方の薄板端部へ移動さ
    せる回転移動手段とを備えることを特徴とする請求項1
    記載の電極巻回装置。
  4. 【請求項4】 上記電極は、正極と負極であり、 上記電極巻回手段において、当該正極と負極とは、セパ
    レータを介して積層されて巻回されることを特徴とする
    請求項1記載の電極巻回装置。
  5. 【請求項5】 帯状の電極を短冊状に切断する電極切断
    工程と、上記電極切断工程で短冊状に切断された電極を
    積層し、薄板状の巻き芯を回転させて巻回する電極巻回
    工程とを有する電極巻回方法であって、 帯状電極を供給する電極供給部と、上記電極供給部から
    供給された電極を短冊状に切断する電極切断手段と、上
    記電極切断手段で切断された短冊状の電極を積層すると
    ともに巻回する電極巻回手段とを一体に備えた電極巻回
    装置を用いることを特徴とする電極巻回方法。
  6. 【請求項6】 上記電極切断手段として、 上記電極供給部から供給される帯状の電極を支持し固定
    する電極支持部と、 上記電極供給部から上記電極支持部上に亘って電極を引
    き出す引き出し手段と、 上記電極支持部上に支持及び固定された電極の位置決め
    をする位置決め手段と、 上記位置決め手段で位置決めされた電極を所定の長さの
    短冊状に切断する切断手段とを備えた電極巻回装置を用
    いることを特徴とする請求項5記載の電極巻回方法。
  7. 【請求項7】 上記電極巻回手段として、 上記巻き芯の薄板両端部のそれぞれを回転中心にして当
    該巻き芯を回転させる巻き芯回転手段と、 上記巻き芯の回転中心を上記薄板両端部のうちいずれか
    一方に移動させる中心移動手段と、 上記巻き芯回転手段がいずれか一方の薄板端部を回転中
    心にして上記巻き芯を半回転させる毎に、上記中心移動
    手段に当該巻き芯の回転中心を他方の薄板端部へ移動さ
    せる回転移動手段とを備えた電極巻回装置を用いること
    を特徴とする請求項5記載の電極巻回方法。
  8. 【請求項8】 上記電極は、正極と負極であり、 上記電極巻回工程において、当該正極と負極とを、セパ
    レータを介して積層して巻回することを特徴とする請求
    項5記載の電極巻回方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9876217B2 (en) 2011-04-07 2018-01-23 Nissan Motor Co., Ltd. Battery electrode manufacturing apparatus and method thereof

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