JP2001331625A - 起業評価システム - Google Patents

起業評価システム

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JP2001331625A
JP2001331625A JP2000148986A JP2000148986A JP2001331625A JP 2001331625 A JP2001331625 A JP 2001331625A JP 2000148986 A JP2000148986 A JP 2000148986A JP 2000148986 A JP2000148986 A JP 2000148986A JP 2001331625 A JP2001331625 A JP 2001331625A
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Yukinao Kondo
幸直 近藤
Hironori Sakashita
弘典 坂下
Katsumasa Sasaki
功昌 佐々木
Aki Endo
亜希 遠藤
Toshitetsu Takamiya
利哲 高宮
Shigeo Fujimoto
茂夫 藤本
Toshiyuki Watanabe
寿幸 渡辺
Hiroshi Sugano
寛 菅野
Toshio Takahashi
寿男 高橋
Motoji Suzuki
元司 鈴木
Eriko Uchida
絵理子 内田
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Sony Network Communications Inc
Original Assignee
Sony Communications Network Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の者による判断に基づいた起業評価を効
率的に行うことのできる起業評価システムを提供する。 【解決手段】 クライアントサーバシステムを利用し、
サーバコンピュータに対して、1または2以上の起業し
ようとする事業の個別情報および当該事業に対する投票
数を蓄積した事業データベースと、クライアントコンピ
ュータから前記所定の事業に対して投票が行われたとき
に当該投票の数をカウントするとともに、前記事業デー
タベースに蓄積されている投票数を更新するカウント手
段と、各クライアントコンピュータに対して、少なくと
も前記起業しようとする各事業の個別情報を出力する手
段とを付与し、前記事業に対する投票数に基づいて当該
事業の起業に関する評価を行うことができるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ある事業について
起業を行うか否か等についての評価を、クライアントサ
ーバシステムを利用して行うシステムに関するものであ
る。
【0002】
【発明の背景及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、ある会社から新規事業を別会社として立ち上げよう
とする場合、その起業についての評価や起業するか否か
の決定は、取締役等の社内トップレベル層の者達のみに
よって行われるのが通常である。
【0003】しかしながら、社内トップレベル層の者達
のみによる起業の評価が必ずしも最良であるとは限ら
ず、むしろ多くの社員による判断を仰いだ方が、より的
確な起業評価を行うことができる場合もあると考えられ
る。また、多くの社員に対して起業への発言権を与える
ことにより、あるいは発言権とともに一定の負担の下で
利益還元の機会を与えることにより、社員の会社におけ
る士気または仕事に対するモチベーションが向上するも
のと考えられる。
【0004】本発明は、このような背景の下でなされた
ものであり、多数の者による判断に基づいた起業評価を
効率的に行うことのできる起業評価システムを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、クライアントサーバシステムを利用した
起業評価システムであって、サーバコンピュータが、1
または2以上の起業しようとする事業の個別情報および
当該事業に対する投票数を蓄積した事業データベース
と、クライアントコンピュータから前記所定の事業に対
して投票が行われたときに当該投票の数をカウントする
とともに、前記事業データベースに蓄積されている投票
数を更新するカウント手段と、各クライアントコンピュ
ータに対して、少なくとも前記起業しようとする各事業
の個別情報を出力する手段とを備え、前記事業に対する
投票数に基づいて当該事業の起業に関する評価を行うこ
とができるようにしたことを特徴とする(請求項1)。
【0006】上記発明(請求項1)によれば、投票を行
うことのできる有権者は、クライアントコンピュータを
利用して起業しようとする各事業の個別情報をリアルタ
イムで把握することができ、最新の情報の下、投票を行
うことができる。そして、複数の有権者によって行われ
た投票の結果、すなわち投票数は、サーバコンピュータ
で自動的にカウントされるため、この投票数を基礎とす
ることにより、当該事業の起業に関する評価を容易にか
つ効率的に行うことができる。
【0007】上記発明(請求項1)においては、前記事
業データベースにおける事業の個別情報に各事業の目標
投票数が含まれており、クライアントコンピュータから
の投票数が前記目標投票数に到達した時点で、当該事業
の起業を認めるという評価が行われるようにしてもよい
(請求項2)。かかる発明(請求項2)によれば、起業
の認可を自動的に行い得るため、当該事業の起業評価
を、より容易にかつ極めて効率的に行うことができる。
【0008】上記発明(請求項1または2)において
は、前記事業の起業に関する評価の結果を各クライアン
トコンピュータに出力するようにしてもよい(請求項
3)。かかる発明(請求項3)によれば、有権者は、ク
ライアントコンピュータを利用することにより、起業の
評価結果を容易にかつ迅速に知得することができる。
【0009】上記発明(請求項1〜3)においては、前
記サーバコンピュータが、クライアントコンピュータか
ら入力された識別情報に基づいて当該クライアントコン
ピュータのアクセスの可否を判断する認証手段を備える
ことが好ましい(請求項4)。識別情報としては、例え
ばID番号とパスワードとの組合せがある。かかる発明
(請求項4)によれば、投票する権利を有しない者によ
る投票を効果的に防止することができる。
【0010】上記発明(請求項1〜4)においては、前
記サーバコンピュータが、起業者に関する情報を蓄積し
た起業者データベースと、前記起業者に関する情報をク
ライアントコンピュータに出力する手段とを備え、前記
事業データベースにおける事業の個別情報には、当該事
業の起業者を特定するシンボルが含まれており、クライ
アントコンピュータから所望の起業者のシンボルが指定
されることにより、当該起業者に関する情報を前記起業
者データベースから当該クライアントコンピュータに出
力するようにしてもよい(請求項5)。上記シンボルと
しては、例えば、起業者名自体や起業者名の近傍に設け
られた任意のマーク等がある。かかる発明(請求項5)
によれば、事業の個別情報をクライアントコンピュータ
にコンパクトに表示することができるとともに、起業者
に関する詳細な情報を有権者に提供することができる。
【0011】上記発明(請求項1〜5)においては、ク
ライアントコンピュータから行われる投票の単位が、金
銭または金銭代替物に対応していてもよい(請求項
6)。金銭代替物としては、例えば電子マネー等があ
る。かかる発明(請求項6)によれば、有権者が投票を
行うことにより、その投票の単位に応じた出資金を投票
者から集めることができ、起業者にとって資金調達が容
易となる。
【0012】上記発明(請求項6)においては、前記サ
ーバコンピュータが、投票する権利を有する有権者の氏
名および金銭または金銭代替物に関する識別情報を蓄積
した有権者データベースを備え、クライアントコンピュ
ータから投票が行われると、当該投票を行った有権者の
金銭または金銭代替物に関する識別情報に基づき、当該
投票を行った有権者が有する金銭または金銭代替物につ
いて当該投票に応じて決済が行われるようにしてもよい
(請求項7)。金銭または金銭代替物に関する識別情報
としては、例えば銀行の口座番号、クレジットカードの
番号等がある。かかる発明(請求項7)によれば、有権
者による出資金を簡単に決済することができる。なお、
上記決済はオンラインで行うこともできるし、オフライ
ンで行うこともできる。
【0013】上記発明(請求項7)においては、前記サ
ーバコンピュータが、有権者が有する金銭または金銭代
替物を管理する管理機関のコンピュータとコンピュータ
ネットワークを介して接続されているとともに、前記管
理機関のコンピュータに対して有権者の支払能力の有無
を照会する手段を備えており、クライアントコンピュー
タから投票が行われると、当該投票を行った有権者の金
銭または金銭代替物に関する識別情報に基づき、前記管
理機関のコンピュータに対して、当該投票を行った有権
者の支払能力の有無を照会し、前記管理機関のコンピュ
ータから、当該投票を行った有権者につき支払能力有、
との応答を得た場合に限り、当該投票をカウントすると
ともに、前記事業データベースに蓄積されている投票数
を更新するようにしてもよい(請求項8)。上記管理機
関としては、銀行、郵便局、クレジットカード会社、そ
の他種々の決済機関等がある。
【0014】また、上記発明(請求項7)においては、
前記有権者データベースには、各有権者の支払能力に関
する情報が蓄積されており、前記サーバコンピュータ
が、前記有権者データベースに対して有権者の支払能力
の有無を照会する手段を備えており、クライアントコン
ピュータから投票が行われると、前記有権者データベー
スに対して当該投票を行った有権者の支払能力の有無を
照会し、当該投票を行った有権者につき支払能力有、と
の判断を得た場合に限り、当該投票をカウントするとと
もに、前記事業データベースに蓄積されている投票数を
更新するようにしてもよい(請求項9)。上記発明(請
求項8,9)によれば、支払能力のない有権者による投
票を排除し、確実に出資金を集めることができる。
【0015】上記発明(請求項1〜9)においては、前
記事業データベースにおける事業の個別情報には、各事
業に必要なノウハウのアイテムが含まれており、前記サ
ーバコンピュータは、クライアントコンピュータからノ
ウハウ提供の入力が行われたときに、当該提供されるノ
ウハウに該当する、前記事業データベースに蓄積されて
いるノウハウのアイテムをチェックするチェック手段を
備えていてもよい(請求項10)。かかる発明(請求項
10)によれば、事業に必要なノウハウおよびその充足
度を一目瞭然に表示することができ、有権者に対して
は、ノウハウ提供者としてその事業に参加する機会を与
えることができ、起業者に対しては、ノウハウ提供者を
広く集めさせることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態によ
る起業評価システムの構成図である。なお、本実施形態
は、ある会社から新規事業を別会社として立ち上げよう
とする場合に、複数ある新規事業の起業についての評価
を社員全員で行うことを想定したものである。
【0017】本実施形態による起業評価システムは、サ
ーバコンピュータ10と、イントラネットを介してサー
バコンピュータ10に接続された複数のクライアントコ
ンピュータ20とから構成される。なお、サーバコンピ
ュータ10およびクライアントコンピュータ20のイン
トラネットへの接続は、専用線接続であってもよいし、
ダイヤルアップ接続であってもよい。また、サーバコン
ピュータ10は、PCサーバであってもよいし、UNI
X(登録商標)サーバであってもよい。
【0018】上記サーバコンピュータ10の詳細な構成
を図2に示す。サーバコンピュータ10は、主制御部1
1と、出力制御部12と、入力制御部13と、記憶装置
14とから構成される。主制御部11は、CPUおよび
主記憶装置(メモリ)等からなり、各部の制御や、デー
タの転送、種々の演算、データの一時的な格納等を行
い、出力制御部12は、クライアントコンピュータ20
に出力するデータを制御し、入力制御部13は、クライ
アントコンピュータ20から入力されるデータを制御す
る。
【0019】記憶装置14は、ハードディスク装置等か
らなり、この記憶装置14には、メインプログラム14
1と、事業データベース142と、起業者データベース
143と、有権者データベース144とが記憶されてい
る。
【0020】事業データベース142には、起業しよう
とする事業の個別情報、本実施形態では事業登録番号、
事業名、起業者名、事業の内容、目標資金、現在集まっ
ている資金、必要なノウハウのアイテム、および有識者
(例えば、アナリスト、企業の重役等)によるレポート
のデータ等が蓄積されており、起業者データベース14
3には、起業者に関する情報、例えばその起業者の専門
分野、得意分野等を含むプロフィールや、起業者による
その事業のプレゼンテーション等のデータが蓄積されて
おり、有権者データベース144には、投票する権利を
有する者(有権者)に関する情報、本実施形態では有権
者の氏名、ID番号、パスワード、銀行口座の番号およ
び支払能力の有無のデータ等が蓄積されている。なお、
これらのデータベース142,143,144に蓄積さ
れているデータは、最新情報に適宜更新されるものとす
る。
【0021】一方、上記メインプログラム141として
は、クライアントコンピュータ20から入力された識別
情報に基づいてそのクライアントコンピュータ20のア
クセスの可否を判断する認証プログラム、クライアント
コンピュータ20からチェックの入力が行われたとき
に、データベースに設けられた所定のチェックボックス
をチェックするチェックプログラム、クライアントコン
ピュータ20から入力された投票の数をカウントすると
ともに、その投票数に応じてデータベースに蓄積されて
いるデータを更新するカウントプログラム、クライアン
トコンピュータ20から投票の入力が行われたときに、
所定のデータベースまたは他のコンピュータに対して照
会をかける照会プログラム等がある。
【0022】次に、上記起業評価システムの処理動作に
ついて、図3のフローチャートを参照して説明する。こ
こでは、一例として、有権者(社員)は登録された事業
に対して投票する権利を1票有し、その1票は5万円の
出資金に対応するものとする。
【0023】まず、有権者がクライアントコンピュータ
20のブラウザを起動し、イントラネットを介してサー
バコンピュータ10にアクセスすると、サーバコンピュ
ータ10の主制御部11は、クライアントコンピュータ
20に初期画面を出力し、それによって、クライアント
コンピュータ20の表示装置におけるブラウザにはその
初期画面が表示される(S101)。この初期画面に
は、有権者のID番号およびパスワードを入力すること
のできるブランクが設けられている。なお、クライアン
トコンピュータ20で使用するブラウザは、イントラネ
ット専用のブラウザであってもよいし、汎用のWWWブ
ラウザであってもよい。
【0024】有権者が、クライアントコンピュータ20
におけるキーボード等の入力装置からID番号およびパ
スワードを入力すると(S102)、サーバコンピュー
タ10の主制御部11は、認証プログラムに従って有権
者データベース144に蓄積されている当該有権者のI
D番号およびパスワードのデータを参照し、アクセス可
否の判定を行う(S103)。
【0025】クライアントコンピュータ20から入力さ
れたID番号およびパスワードが正しくないと判断した
場合には、クライアントコンピュータ20の表示装置に
「ID番号かパスワードが正しくありません」等の警告
画面を表示させた後(S104)、手順をステップS1
01に戻す。これによって、有権者でない者によるアク
セス、ひいては投票を効果的に防止することができる。
【0026】一方、入力されたID番号およびパスワー
ドが正しいものと判断した場合には、そのクライアント
コンピュータ20のアクセスを許可し、サーバコンピュ
ータ10の主制御部11は、クライアントコンピュータ
20の表示装置に、図4に示す事業の個別情報を表示さ
せる(S105)。
【0027】事業の個別情報は、図4に示されるよう
に、各事業ごとに個別情報カード30となっており、事
業登録番号が表示されたカード上端のタブ31をマウス
カーソルでクリックすることにより、該当する事業の個
別情報カード30を最も手前に表示させることができ
る。各個別情報カード30には、事業名32、起業者名
33、事業の内容34、目標資金35、現在集まってい
る資金36、その事業に必要なノウハウのアイテム3
7、第三者によるレポート38、および投票ボタン39
が示されている。
【0028】各ノウハウアイテム37の先頭部分にはチ
ェックボックス371が表示されており、未だノウハウ
の提供者が現れていないノウハウアイテム37のチェッ
クボックス371についてはチェック可能となってお
り、既にノウハウの提供者が現れたノウハウアイテム3
7のチェックボックス371についてはチェック済みと
なっている。ここでいうノウハウとしては、例えば、情
報処理技術、経理、法務、人事等に関するノウハウなど
が挙げられる。
【0029】有権者は、上記個別情報カード30群を見
ることにより、起業しようとする各事業の豊富な個別情
報をリアルタイムで把握することができる。特に、現在
集まっている資金36の欄を見れば、その事業の人気度
合いがわかり、ノウハウアイテム37およびそのチェッ
クボックス371を見れば、その事業に必要なノウハウ
およびその充足度がわかる。
【0030】ある事業の個別情報を見た有権者が、その
起業者に関する情報を知りたいと考え、クライアントコ
ンピュータ20においてマウスカーソルで起業者名33
の領域をクリックした場合には(S106)、サーバコ
ンピュータ10の主制御部11は、その起業者データベ
ース143に蓄積されている起業者情報をクライアント
コンピュータ20の表示装置に優先的に表示させる(S
107)。例えば、クライアントコンピュータ20のブ
ラウザを新たに最前面に立ち上げ、そのブラウザに表示
させる。これによって、個別情報カード30をコンパク
トに表示できる一方、起業者に関する詳細な情報を提供
することもできる。
【0031】また、有権者が、未だノウハウの提供者が
現れていないノウハウアイテム37についてノウハウを
提供しようと考え、ノウハウアイテム37のチェックボ
ックス371をマウスカーソルでクリックした場合には
(S108)、サーバコンピュータ10の主制御部11
は、チェックプログラムに従ってそのチェックボックス
371に印が付されるように処理(S109)した後、
有権者データベース144に対して、その有権者が所定
のノウハウ提供者であることを記録する(S110)。
これによって、有権者に対しては、ノウハウ提供者とし
てその事業に参加する機会を与えることができ、起業者
に対しては、ノウハウ提供者を広く集めさせることがで
きる。
【0032】有権者が、ある事業について是非とも新規
に立ち上げるべきと判断し、あるいは、ある事業に対し
て投資する価値があると判断し、その事業についての投
票ボタン39をマウスカーソルでクリックした場合には
(S111)、サーバコンピュータ10の主制御部11
は、照会プログラムに従って有権者データベース144
に蓄積されている当該有権者の支払能力の有無に関する
情報を参照し、判定を行う(S112)。
【0033】この判定において支払能力がないと判断し
た場合には、クライアントコンピュータ20の表示装置
に「投票権がありません」等の警告画面を表示させた後
(S113)、そのクライアントコンピュータ20をロ
グアウトさせる(S114)。これにより、投票する権
利はあっても支払能力はない有権者による投票を排除
し、確実に出資金を集めることができる。
【0034】一方、上記判定において支払能力があると
判断した場合には、サーバコンピュータ10の主制御部
11はカウントプログラムに従って、その投票をカウン
トして事業データベース142に蓄積されている「現在
集まっている資金」のデータに5万円を加え(S11
5)、合計金額を当該事業のカード30における「現在
集まっている資金」の欄に表示する(S116)。そし
て、有権者データベース144に対して、その有権者が
所定の事業に対して投票を行ったことを記録する(S1
17)。
【0035】なお、有権者データベース144には、有
権者の銀行口座の番号が蓄積されているため、投票を行
ったことが上記有権者データベース144に記録されて
いる有権者については、その記録結果に基づき、当該有
権者の銀行口座から5万円を引き落とすことができる。
【0036】次に、サーバコンピュータ10の主制御部
11は、事業データベース142に蓄積された「現在集
まっている資金」が「目標資金」(例えば1000万
円)に到達したか否かの判定を行い(S118)、「現
在集まっている資金」が「目標資金」に到達したと判断
した場合には、サーバコンピュータ10の主制御部11
は、クライアントコンピュータ20の表示装置に、「・
・・事業、起業決定」等の情報を表示させる(S11
9)。この表示によって、有権者または投票者は、起業
の決定評価を容易にかつ迅速に知ることができる。
【0037】以上説明した起業評価システムによれば、
起業の決定評価を、自動的に、したがって容易にかつ極
めて効率的に行うことができる。また、有権者が有する
投票の単位(1票)は、ダイレクトに5万円の出資金に
対応するため、有権者が投票を行うことにより、その投
票に応じた出資金を投票者から集めることができ、起業
者にとって資金調達が容易なものとなる。その一方で、
起業した会社が株式公開をしたような場合などには、そ
の事業に投票して出資した者に対して、利益の還元を図
ることができる。
【0038】図5は本発明の第2の実施形態による起業
評価システムの構成図である。なお、本実施形態は、新
規事業を立ち上げようとする場合に、複数ある新規事業
の起業についての評価を、あらかじめ登録された特定多
数の者(会員)によって行うことを想定したものであ
る。新規事業は、ある会社の別会社として立ち上げるも
のであってもよいし、そうでなくてもよく、また前者の
場合、「あらかじめ登録された特定多数の者」は、その
会社の社員であってもよいし、社外の者であってもよ
い。
【0039】本実施形態による起業評価システムは、図
5に示されるように、サーバコンピュータ210と、イ
ンターネットを介してサーバコンピュータ210に接続
された複数のクライアントコンピュータ220とから構
成され、インターネットを介してクレジットカード会社
のコンピュータ230に接続可能となっている。
【0040】図6に示されるサーバコンピュータ210
の詳細な構成は、有権者データベース144に蓄積され
たデータのうち、銀行口座番号がクレジットカード番号
となっており、支払能力のデータがない以外、前述した
第1の実施形態による起業評価システムのサーバコンピ
ュータ10の構成(図2)と同一であるため、説明を省
略する。
【0041】次に、本起業評価システムの処理動作につ
いて、図7のフローチャートを参照して説明する。ここ
では、一例として、有権者(会員)は登録された事業に
対して投票する権利を1票または複数票有し、その1票
は5万円の出資金に対応するものとする。
【0042】図7のフローチャートにおいて、ステップ
S201〜S211およびステップS216〜S220
については、前述した第1の実施形態による起業評価シ
ステムの処理動作(図3)と同一であるため、説明を省
略する。
【0043】ステップS211において有権者が投票を
行った場合には、サーバコンピュータ210の主制御部
11は、照会プログラムに従って有権者データベース1
44に蓄積されている当該有権者のクレジットカード番
号を参照した上で、クレジットカード会社のコンピュー
タ230にアクセスし(S212)、そのクレジットカ
ード番号に係るカードの有効性を問う(S213)。
【0044】クレジットカード会社のコンピュータ23
0が、当該クレジットカード番号のカードは有効でない
と判断し、サーバコンピュータ210の主制御部11が
その応答を得た場合には、クライアントコンピュータ2
20の表示装置に「あなたのカードは有効ではありませ
ん」等の警告画面を表示させた後(S214)、そのク
ライアントコンピュータ220をログアウトさせる(S
215)。
【0045】一方、クレジットカード会社のコンピュー
タ230が、当該クレジットカード番号のカードは有効
であると判断した場合には、クレジットカード会社にお
いてその有権者の決済が行われる一方、サーバコンピュ
ータ210における手順では、ステップS216に進行
する。なお、決済の金額は5万円である。
【0046】以上説明した第2の実施形態による起業評
価システムによれば、インターネットを介して広く第三
者による起業評価を仰ぐことができるとともに、資金の
調達量も莫大なものとなり得る。また、インターネット
を介してクレジットカード会社のコンピュータを利用す
ることにより、支払能力のない有権者による投票を排除
し、確実に出資金を集めることができるとともに、支払
能力のある有権者については、出資金に関する決済を極
めて簡単に行うことができる。
【0047】以上説明した実施形態は、本発明の理解を
容易にするために記載されたものであって、本発明を限
定するために記載されたものではない。したがって、上
記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲
に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【0048】例えば、個別情報カード30における「目
標資金」および「現在集まっている資金」の表示は、
「目標投票数」および「現在の投票数」であってもよい
し、個別情報カード30は、事業リストから1枚づつ導
出される形式のものであってもよい。また、「・・・事
業、起業決定」等の情報表示の代わりに、メールサーバ
を利用して、起業決定の旨の電子メールを各クライアン
トコンピュータに配信することもできる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明の起業評価シス
テムによれば、多数の者による判断に基づいた起業評価
を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態による起業評価システムの構成図で
ある。
【図2】同実施形態によるサーバコンピュータの構成図
である。
【図3】同実施形態による起業評価システムの処理動作
を示すフローチャートである。
【図4】同実施形態による事業の個別情報の一例を示す
図である。
【図5】他の実施形態による起業評価システムの構成図
である。
【図6】同実施形態によるサーバコンピュータの構成図
である。
【図7】同実施形態による起業評価システムの処理動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…サーバコンピュータ 11…主制御部 12…出力制御部 13…入力制御部 14…記憶装置 20…クライアントコンピュータ 30…事業の個別情報カード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 功昌 東京都品川区北品川4−7−35 ソニーコ ミュニケーションネットワーク株式会社内 (72)発明者 遠藤 亜希 東京都品川区北品川4−7−35 ソニーコ ミュニケーションネットワーク株式会社内 (72)発明者 高宮 利哲 東京都品川区北品川4−7−35 ソニーコ ミュニケーションネットワーク株式会社内 (72)発明者 藤本 茂夫 東京都品川区北品川4−7−35 ソニーコ ミュニケーションネットワーク株式会社内 (72)発明者 渡辺 寿幸 東京都品川区北品川4−7−35 ソニーコ ミュニケーションネットワーク株式会社内 (72)発明者 菅野 寛 東京都品川区北品川4−7−35 ソニーコ ミュニケーションネットワーク株式会社内 (72)発明者 高橋 寿男 東京都品川区北品川4−7−35 ソニーコ ミュニケーションネットワーク株式会社内 (72)発明者 鈴木 元司 東京都品川区北品川4−7−35 ソニーコ ミュニケーションネットワーク株式会社内 (72)発明者 内田 絵理子 東京都品川区北品川4−7−35 ソニーコ ミュニケーションネットワーク株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB36 CC00 DD01 FF01 GG02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアントサーバシステムを利用した
    起業評価システムであって、 サーバコンピュータは、1または2以上の起業しようと
    する事業の個別情報および当該事業に対する投票数を蓄
    積した事業データベースと、 クライアントコンピュータから前記所定の事業に対して
    投票が行われたときに当該投票の数をカウントするとと
    もに、前記事業データベースに蓄積されている投票数を
    更新するカウント手段と、 各クライアントコンピュータに対して、少なくとも前記
    起業しようとする各事業の個別情報を出力する手段とを
    備え、 前記事業に対する投票数に基づいて当該事業の起業に関
    する評価を行うことができるようにしたことを特徴とす
    る起業評価システム。
  2. 【請求項2】 前記事業データベースにおける事業の個
    別情報には、各事業の目標投票数が含まれており、クラ
    イアントコンピュータからの投票数が前記目標投票数に
    到達した時点で、当該事業の起業を認めるという評価が
    行われることを特徴とする請求項1に記載の起業評価シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記事業の起業に関する評価の結果を各
    クライアントコンピュータに出力することを特徴とする
    請求項1または2に記載の起業評価システム。
  4. 【請求項4】 前記サーバコンピュータは、クライアン
    トコンピュータから入力された識別情報に基づいて当該
    クライアントコンピュータのアクセスの可否を判断する
    認証手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3に記載
    の起業評価システム。
  5. 【請求項5】 前記サーバコンピュータは、起業者に関
    する情報を蓄積した起業者データベースと、前記起業者
    に関する情報をクライアントコンピュータに出力する手
    段とを備え、 前記事業データベースにおける事業の個別情報には、当
    該事業の起業者を特定するシンボルが含まれており、ク
    ライアントコンピュータから所望の起業者のシンボルが
    指定されることにより、当該起業者に関する情報を前記
    起業者データベースから当該クライアントコンピュータ
    に出力することを特徴とする請求項1〜4に記載の起業
    評価システム。
  6. 【請求項6】 クライアントコンピュータから行われる
    投票の単位は、金銭または金銭代替物に対応しているこ
    とを特徴とする請求項1〜5に記載の起業評価システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記サーバコンピュータは、投票する権
    利を有する有権者の氏名および金銭または金銭代替物に
    関する識別情報を蓄積した有権者データベースを備え、 クライアントコンピュータから投票が行われると、当該
    投票を行った有権者の金銭または金銭代替物に関する識
    別情報に基づき、当該投票を行った有権者が有する金銭
    または金銭代替物について当該投票に応じて決済が行わ
    れることを特徴とする請求項6に記載の起業評価システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記サーバコンピュータは、有権者が有
    する金銭または金銭代替物を管理する管理機関のコンピ
    ュータとコンピュータネットワークを介して接続されて
    いるとともに、前記管理機関のコンピュータに対して有
    権者の支払能力の有無を照会する手段を備えており、 クライアントコンピュータから投票が行われると、当該
    投票を行った有権者の金銭または金銭代替物に関する識
    別情報に基づき、前記管理機関のコンピュータに対し
    て、当該投票を行った有権者の支払能力の有無を照会
    し、前記管理機関のコンピュータから、当該投票を行っ
    た有権者につき支払能力有、との応答を得た場合に限
    り、当該投票をカウントするとともに、前記事業データ
    ベースに蓄積されている投票数を更新することを特徴と
    する請求項7に記載の起業評価システム。
  9. 【請求項9】 前記有権者データベースには、各有権者
    の支払能力に関する情報が蓄積されており、 前記サーバコンピュータは、前記有権者データベースに
    対して有権者の支払能力の有無を照会する手段を備えて
    おり、 クライアントコンピュータから投票が行われると、前記
    有権者データベースに対して当該投票を行った有権者の
    支払能力の有無を照会し、当該投票を行った有権者につ
    き支払能力有、との判断を得た場合に限り、当該投票を
    カウントするとともに、前記事業データベースに蓄積さ
    れている投票数を更新することを特徴とする請求項7に
    記載の起業評価システム。
  10. 【請求項10】 前記事業データベースにおける事業の
    個別情報には、各事業に必要なノウハウのアイテムが含
    まれており、 前記サーバコンピュータは、クライアントコンピュータ
    からノウハウ提供の入力が行われたときに、当該提供さ
    れるノウハウに該当する、前記事業データベースに蓄積
    されているノウハウのアイテムをチェックするチェック
    手段を備えたことを特徴とする請求項1〜9に記載の起
    業評価システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015532492A (ja) * 2012-10-12 2015-11-09 マスターカード インターナシヨナル インコーポレーテツド ソーシャル支払方法および装置
JP2018160095A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 株式会社Seedata 会計処理装置及び会計処理方法

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