JP2001330538A - 副流煙捕集装置および副流煙捕集方法 - Google Patents

副流煙捕集装置および副流煙捕集方法

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JP2001330538A
JP2001330538A JP2000152876A JP2000152876A JP2001330538A JP 2001330538 A JP2001330538 A JP 2001330538A JP 2000152876 A JP2000152876 A JP 2000152876A JP 2000152876 A JP2000152876 A JP 2000152876A JP 2001330538 A JP2001330538 A JP 2001330538A
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Japan
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smoke
cigarette
trap
air
hood
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JP2000152876A
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Takao Hirose
高夫 廣瀬
Atsushi Nozaki
淳 野崎
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Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙巻たばこの副流煙を所定の測定条件下で確
実に捕集できるようにする。 【解決手段】 下フレーム10A上で上フレーム10B
内に複数台(例えば20台)の自動喫煙装機1を併設す
る。各自動喫煙機1の喫煙口1aを固定パネル20から
段部10A−1の上方にそれぞれ突出させる。固定パネ
ル20の前面上部にエアシリンダ2を配設し、ロッド2
aにスライダ21、昇降ブロック22を取り付ける。昇
降ブロック22のフード保持具23,23に集煙フード
3を取り付ける。エアシリンダ2の駆動により、集煙フ
ード3を上死点と下死点との間で昇降させる。下死点の
位置で集煙フード3により紙巻たばこTを囲い、着火さ
れた紙巻たばこTの副流煙を集煙フード3、フィルタ部
4および連通管5を介して、集気トラップ6に回収す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙巻たばこの副流
煙を分析するために、該副流煙を捕集する副流煙捕集装
置および副流煙捕集方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙巻たばこは、標準的な吸煙時に
おける吸気の煙中成分のガス濃度を測定する必要があ
り、紙巻たばこの吸気の濃度分析が行われている。この
分析作業では、人が喫煙するときの標準的な吸煙動作を
シミュレートする自動喫煙機を用いている。自動喫煙機
は紙巻たばこのフィルタ部(あるいは端部)を装着する
喫煙口を備えており、この喫煙口に装着された紙巻たば
こに着火し、喫煙口から断続的に吸煙し、各吸煙動作毎
の吸気を捕集袋に捕集するようになっている。なお、こ
の時の吸気とは紙巻たばこの主流煙である。そして、そ
の後、捕集した吸気を捕集袋から非分散型赤外線ガス分
析計に供給して気体成分のガス濃度を測定するようにし
ている。なお、この一回の吸煙動作は「パフ」と称され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように自動喫煙
機を用いることで紙巻たばこの吸気を喫煙口から確実に
収集することができ、吸気の分析を自動化することがで
きる。一方、副流煙の成分分析も行う必要があるが、こ
の副流煙は紙巻たばこの先端から上方に拡散していくた
め、例えば所定の吸煙動作などの所定の測定条件下にお
ける副流煙を正確に捕集することが困難である。
【0004】本発明は、紙巻たばこの副流煙を所定の測
定条件下で確実に捕集できるようにすることを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の副流
煙捕集装置は、自動喫煙機と、該自動喫煙機の喫煙口前
部の上方に昇降自在に配設されるとともに、該喫煙口に
装着される紙巻たばこの周囲を覆う長手の開口部を下に
向けた集煙フードと、該集煙フードを昇降する昇降装置
と、一端が前記集煙フードの上部に連通された連通管
と、該連通管の他端に連通された集気トラップと、該集
気トラップに連通され、該集気トラップおよび前記連通
管を介して前記集煙フード内を吸引する吸気装置と、前
記自動喫煙機、前記昇降装置および前記吸気装置を制御
する制御装置と、を備え、前記制御装置により前記自動
喫煙機、前記吸気装置および前記昇降装置を制御し、前
記集煙フード内を吸引するとともに該集煙フードを下降
させて前記自動喫煙機の喫煙口に装着された紙巻たばこ
を覆い、該自動喫煙機を駆動して前記紙巻たばこの燃焼
時に発生する副流煙を前記集煙フードおよび連通管を介
して前記集気トラップに捕集するようにしたことを特徴
とする。
【0006】本発明の請求項2の副流煙捕集装置は、請
求項1の構成を備え、前記集煙フードの開口部は紙巻た
ばこの周囲を覆う長手の開口部となっていることを特徴
とする。
【0007】本発明の請求項3の副流煙捕集装置は、請
求項1または請求項2の構成を備え、前記集煙フードと
前記集気トラップとの間に、副流煙中の粗タールを除去
するフィルタを備えたことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項4の副流煙捕集装置は、請
求項1または請求項2または請求項3の構成を備え、前
記自動喫煙機、前記集煙フード、前記連通管、前記集気
トラップおよび前記吸気装置を複数組備え、前記制御装
置は、該各組の前記自動喫煙機、前記昇降装置および前
記吸気装置を制御することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項5の副流煙捕集装置は、請
求項1または請求項2または請求項3の構成を備え、前
記自動喫煙機の喫煙口前部の下方に、前記集煙フードの
開口部に対面して移動可能に配設され、該開口部に吸入
する風量を調整する水平な風量調節板を備えたことを特
徴とする。
【0010】本発明の請求項6の副流煙捕集装置は、請
求項1または請求項2または請求項3または請求項4ま
たは請求項5の構成を備え、前記吸気装置が、気体流量
を単位時間当たり一定体積となるように制御するマスフ
ローコントローラを備えていることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項7の副流煙捕集装置は、請
求項1または請求項2または請求項3または請求項4ま
たは請求項5または請求項6の構成を備え、前記自動喫
煙機の喫煙口に装着される紙巻たばこの該喫煙口近傍に
掛けられる可燃性の糸と、該糸が前記紙巻たばこの種火
で燃焼して該糸の張力が変化することで閉成または開成
されるスイッチ装置とを備え、前記制御装置は、該スイ
ッチ装置の閉成または開成により前記紙巻たばこの燃焼
終了を検出することを特徴とする。
【0012】本発明の請求項8の副流煙捕集方法は、自
動喫煙機の喫煙口に装着される紙巻たばこを集煙フード
で覆い、集気トラップを介して前記集煙フード内を吸引
するとともに、前記自動喫煙機を駆動して前記紙巻たば
この燃焼時に発生する副流煙を前記集煙フードを介して
集気トラップに捕集し、前記自動喫煙機の喫煙口に装着
される紙巻たばこの該喫煙口側の所定位置までの燃焼終
了を検出し、該燃焼終了が検出されると前記副流煙の捕
集を終了することを特徴とする。
【0013】本発明の請求項9の副流煙捕集方法は、請
求項8の構成を備え、前記紙巻たばこの前記喫煙口近傍
に可燃性の糸を掛けわたし、該糸が前記紙巻たばこの種
火で燃焼して該糸の張力が変化することで、前記紙巻た
ばこの燃焼終了を検出することを特徴とする。
【0014】請求項1の副流煙捕集装置によれば、制御
装置により自動喫煙機、吸気装置および昇降装置が制御
され、集煙フードが下降されて自動喫煙機の喫煙口に装
着された紙巻たばこが集煙フードの開口部内に収納され
て該集煙フードで覆われる。紙巻たばこは着火されて自
動喫煙機により所定の測定条件で吸引される。集煙フー
ド内は吸引され、紙巻たばこから発生する副流煙が集煙
フードで収集されて集気トラップに捕集される。したが
って、紙巻たばこの副流煙を所定の測定条件下で捕集す
ることができる。
【0015】請求項2の副流煙捕集装置によれば、請求
項1と同様な作用効果が得られるとともに、集煙フード
の開口部は紙巻たばこの周囲を覆う長手の開口部となっ
ているので、この開口部から吸入される外気を安定した
上昇流とすることができ、紙巻たばこの副流煙が確実に
集煙フードの上部に集められる。したがって、紙巻たば
この副流煙を所定の測定条件下で確実に捕集することが
できる。
【0016】請求項3の副流煙捕集装置によれば、請求
項1または請求項2と同様な作用効果が得られるととも
に、副流煙中の粗タールを除去した成分のみを捕集する
ことができる。また、粗タールを分析することもでき
る。
【0017】請求項4の副流煙捕集装置によれば、請求
項1または請求項2または請求項3と同様な作用効果が
得られるとともに、複数の紙巻たばこの副流煙を各々個
別に捕集することができ、複数の紙巻たばこの副流煙の
成分分析作業を一括して行うことができる。
【0018】請求項5の副流煙捕集装置によれば、請求
項1または請求項2または請求項3または請求項4と同
様な作用効果が得られるとともに、集煙フードの開口部
に吸入する風量を風量調節板で調整することができるの
で、さらに確実に副流煙を捕集することができる。
【0019】請求項6の副流煙捕集装置によれば、請求
項1または請求項2または請求項3または請求項4また
は請求項5と同様な作用効果が得られるとともに、集煙
フードで吸入する風量が一定に保たれるので、測定条件
を一定に保って副流煙を捕集することができる。
【0020】請求項7の副流煙捕集装置によれば、請求
項1または請求項2または請求項3または請求項4また
は請求項5または請求項6と同様な作用効果が得られる
とともに、紙巻たばこの予め設定した燃焼終了位置を自
動的に検出することができ、副流煙の捕集工程の終了制
御が容易になる。
【0021】請求項8の副流煙捕集方法によれば、紙巻
たばこの一定の燃焼量に対応する副流煙を自動的に捕集
することができ、分析作業が容易になる。
【0022】請求項9の副流煙捕集方法によれば、請求
項8と同様な作用効果が得られるとともに、紙巻たばこ
の種火で燃焼する糸の張力の変化で燃焼終了を検出する
ので、燃焼終了を確実に検出することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態の副
流煙捕集装置の要部拡大側面図、図2は同副流煙捕集装
置の要部拡大正面図、図3は同副流煙捕集装置の側面
図、図4は同副流煙捕集装置の正面図である。この装置
の基台10は下フレーム1Aとこの下フレーム10Aよ
り奥行きの狭い上フレーム10Bとで構成されており、
下フレーム10A上に上フレーム10Bが形成されてい
る。上フレーム10Bの前面には垂直な固定パネル20
が取り付けられ、下フレーム10Aの上面部分で固定パ
ネル20の手前の部分は段部10A−1となっている。
下フレーム10A上で上フレーム10B内には、複数台
(例えば20台)の自動喫煙装機1が図4の左右方向に
併設され、各自動喫煙機1の喫煙口1aは固定パネル2
0から段部10A−1の上方にそれぞれ突出されてい
る。なお、自動喫煙機1は、従来の紙巻たばこの吸気の
濃度分析を行うためのものと同様であり、図示しないシ
リンジの動作により、喫煙口1aに装着された紙巻たば
こTに対して所定のシーケンスで喫煙動作を行うもので
ある。
【0024】固定パネル20の前面上部には、各喫煙口
1aに対応する位置に昇降手段としてのエアシリンダ2
が垂直に配設されている。このエアシリンダ2のロッド
2aには該ロッド2aと平行にスライダ21が取り付け
られており、スライダ21には昇降ブロック22が該ス
ライダ21に対して昇降自在に保持されている。さらに
昇降ブロック22の上端と下端には水平断面が略コの字
状のフード保持具23,23が取り付けられており、こ
のフード保持具23,23には集煙フード3が取り付け
られている。
【0025】そして、エアシリンダ2の駆動により、集
煙フード3は図3の二点鎖線で図示した上死点と実線で
図示した下死点との間で昇降する。また、昇降ブロック
22はスライダ21に対して、上記集煙フード3の昇降
範囲の略半分の長さで昇降可能とされており、例えば集
煙フード3が下死点の位置にあるとき、集煙フード3は
上死点と下死点の略中間位置まで手で持ち上げることが
でき、手を放すと集煙フード3は自重により下死点まで
下降する。
【0026】集煙フード3は硬質ガラス製の内部中空の
部材であり、フード保持具23に取り付けられる縦の円
筒部31と、この円筒部31の下部から延長されたフー
ド部32とで構成されている。フード部32は、その前
後方向の寸法は円筒部31の外径よりも次第に拡大され
て下端部に至り、左右方向の寸法は円筒部31の外径よ
りも僅かに拡大した後、収縮して紙巻たばこTの幅より
僅かに広い幅とされている。これにより、フード部32
の下端には、長手の開口部33が形成されている。ま
た、このフード部32において、喫煙口1a側の部分に
は、開口部33から縦方向に伸びる切欠部33a(図
1)が形成されている。円筒部31の上端部は該円筒部
31の外径よりも絞られ、その上端部にフィルタ部4が
連通されている。
【0027】フィルタ部4には集煙フード3と反対側に
連通管5が連通され、連通管5は集気トラップ6が接続
されている。図5は集気トラップ6の断面図であり、こ
の集気トラップ6は、冷却層61内に2段の液体トラッ
プ瓶62,63および活性炭トラップ瓶64を配置し、
フィルタ部4、第1の液体トラップ瓶62、第2の液体
トラップ瓶63および活性炭トラップ瓶64の順に連通
接続されている。そして、活性炭トラップ瓶64には、
図4のようにマスフローコントローラ7が連通されてい
る。また、このマスフローコントローラ7には図示しな
い真空ポンプが接続されている。なお、マスフローコン
トローラ7および図示しない真空ポンプが吸気装置を構
成している。
【0028】図1に示したように、下フレーム10Aの
上面の段部10A−1上には、平行リンク8aが前後方
向に回動可能に軸支されるとともに、該平行リンク8a
の先端に、水平な風量調節板8が取り付けられている。
この風量調節板8は、喫煙口1aと集煙フード3の下方
に配置され、平行リンク8aを立ち上げた状態で集煙フ
ード3の開口部33に隣接して対面し、集煙フード3の
開口部33で吸入する風量を調節する役目をする。
【0029】また、固定パネル20の各喫煙口1aの下
部には、燃焼終了検出機構9が配設されている。図6は
燃焼終了検出機構9の側面図(図6(A) )および正面図
(図6(B) )であり、固定パネル20に突設された固定
軸91の中程に、上端にV字状の切欠部92aを有する
糸保持アーム92が取り付けられており、この切欠部9
2aは喫煙口1aに取り付けられる紙巻たばこTの下部
に隣接した位置に配置されている。なお、図6(A) に示
したように、糸保持アーム92の切欠部92aの先端に
は溝92bが形成されている。
【0030】また、固定軸91には取付アームにより、
接点レバー93aを下に向けた接点スイッチ93が取り
付けられている。さらに、固定軸91の先端には固定座
94と、固定座94に対向してスプリング95により固
定座94側に付勢された摺動座95が取り付けられてお
り、この摺動座95は手で摘んで引っ張ることにより、
固定座94との間に隙間を形成し、手を放すとスプリン
グ95により固定座94に圧接される。
【0031】この燃焼終了検出機構9において、図6に
二点鎖線で示したように、可燃性の糸Aの一端が、固定
座94と摺動座95との間に挟まれて固定され、糸保持
アーム92の溝92bを通して切欠部92aの先端に掛
け渡され、さらに、接点スイッチ93の接点レバー93
aを押圧して隣の燃焼検出機構9における固定座94と
摺動座95に固定される。このようにして糸Aは緊張さ
れており、紙巻たばこTを喫煙口1aに装着して、この
紙巻たばこTが糸保持アーム92の切欠部92aの部分
で糸Aの上に載置される。
【0032】これにより、紙巻たばこTが燃焼して糸A
が燃焼することにより、糸Aが切れて、接点スイッチ9
3の接点レバー93aが開放され、接点スイッチ93の
閉成/開成により、紙巻たばこTが糸Aの位置まで燃焼
したこと(すなわち燃焼終了)が検出される。なお、こ
の糸Aは、例えば、図2に示したように併設される燃焼
終了検出機構9に連続に掛け渡されるが、各々の燃焼終
了検出機構9において、その固定座94と摺動座95お
よび隣接する燃焼終了機構9の固定座94と摺動座95
により独立に緊張状態が維持されるので、各燃焼終了機
構9において独立に燃焼終了を検出することができる。
【0033】図4に示したように下フレーム10Aの前
面には制御部としての操作盤30が配設され、その近傍
には紙巻たばこTに着火するためのライター40が配設
されている。また、各喫煙口1aに対応して、着火ミス
スイッチ50がそれぞれ配設されている。そして、操作
盤30の制御により、自動喫煙装機1、エアシリンダ
2、マスフローコントローラ7および図示しない真空ポ
ンプ(吸気装置)、およびライター50の加熱が制御さ
れる。
【0034】以上の構成により、副流煙の捕集および副
流煙に含まれる成分の捕集作業を以下のように行う。ま
ず、風量調節板8を図1の二点鎖線のように手前に引き
出し、各燃焼終了検出機構9に糸Aをそれぞれ掛け渡
す。次に、各喫煙口1aに紙巻たばこTを装着し、風量
調節板8を図1の実線のように持ち上げる。そして、操
作盤30の吸引ポンプボタンを押す。これにより、真空
ポンプとマスフローコントローラ7が作動し、集煙フー
ド3で一定流量(例えば3リットル/min)の吸引が
開始される。測定開始ボタンを押すと、各エアシリンダ
2が駆動して、各集煙フード3が下死点まで下降する。
また、ライターボタンを押すとライター50が加熱され
る。
【0035】以上の前準備が終了すると、測定ボタンを
押す。これにより、例えば左端から順番に、自動喫煙機
1の喫煙動作が開始され、所定時間後にブザーが鳴らさ
れるので、集煙フード3を手で持ち上げて、ライター4
0で紙巻たばこ手に着火する。上記のブザーは、各自動
喫煙機1毎に順次所定の間隔で鳴らされるので、上記同
様の着火操作を行う。この着火操作で、紙巻たばこTに
上手く着火できなかったときは、着火ミススイッチ50
を押すことで、この着火ミスした紙巻たばこTについて
の吸引動作および測定は終了される。なお、自動喫煙機
1の動作例としては、60秒毎に一回の吸引(1パフ)
を行い、1パフは2秒間であり、1パフは35〜100
ミリリットルの可変な範囲から設定する。
【0036】ここで、操作盤30には図示しないパーソ
ナルコンピュータが接続されており、各自動喫煙機1毎
にブザーが鳴ってからの経過時間とパフ回数を取り込
み、糸Aが切れて接点スイッチ8が閉成/開成すると、
自動喫煙機1の動作を停止するとともに、エアシリンダ
2を駆動して集煙フード3を上死点まで上昇させる。
【0037】以上の動作を行っている間に、集煙フード
3で捕集された副流煙はフィルタ部4を通過する間に粗
タールが除去された気体となり図5の集気トラップ6に
供給される。また、集気トラップ6では、2段の液体ト
ラップ瓶62,63および活性炭トラップ瓶64は、冷
却層61によって例えば0°〜10°に冷却されてお
り、液体トラップ瓶62,63で、捕集気体中の成分が
溶媒中に回収され、活性炭トラップ瓶64でその他の臭
気成分等が除去されて外部に排出される。なお、2段の
液体トラップ瓶62,63中の水を回収して副流煙の成
分分析を行う。
【0038】
【発明の効果】請求項1の副流煙捕集装置によれば、集
煙フードの開口部は紙巻たばこの周囲を覆う長手の開口
部となっているので、この開口部から吸入される外気を
安定した上昇流とすることができ、紙巻たばこの副流煙
が確実に集煙フードの上部に集められ、紙巻たばこの副
流煙を所定の測定条件下で確実に捕集することができ
る。
【0039】請求項2の副流煙捕集装置によれば、請求
項1と同様な効果が得られるとともに、紙巻たばこの副
流煙を所定の測定条件下で確実に捕集することができ
る。
【0040】請求項3の副流煙捕集装置によれば、請求
項1または請求項2と同様な効果が得られるとともに、
副流煙中の粗タールを除去した成分のみを捕集すること
ができ、しかも、粗タールを分析することもできる。
【0041】請求項4の副流煙捕集装置によれば、請求
項1または請求項2または請求項3と同様な効果が得ら
れるとともに、複数の紙巻たばこの副流煙を各々個別に
捕集することができ、複数の紙巻たばこの副流煙の成分
分析作業を一括して行うことができる。
【0042】請求項5の副流煙捕集装置によれば、請求
項1または請求項2または請求項3または請求項4と同
様な効果が得られるとともに、集煙フードの開口部に吸
入する風量を風量調節板で調整することができるので、
さらに確実に副流煙を捕集することができる。
【0043】請求項6の副流煙捕集装置によれば、請求
項1または請求項2または請求項3または請求項4また
は請求項5と同様な効果が得られるとともに、集煙フー
ドで吸入する風量が一定に保たれるので、測定条件を一
定に保って副流煙を捕集することができる。
【0044】請求項7の副流煙捕集装置によれば、請求
項1または請求項2または請求項3または請求項4また
は請求項5または請求項6と同様な効果が得られるとと
もに、紙巻たばこの予め設定した燃焼終了位置を自動的
に検出することができ、副流煙の捕集工程の終了制御が
容易になる。
【0045】請求項8の副流煙捕集方法によれば、紙巻
たばこの一定の燃焼量に対応する副流煙を自動的に捕集
することができ、分析作業が容易になる。
【0046】請求項9の副流煙捕集方法によれば、請求
項8と同様な効果が得られるとともに、紙巻たばこの種
火で燃焼する糸の張力の変化で燃焼終了を検出するの
で、燃焼終了を確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の副流煙捕集装置の要部
拡大側面図である。
【図2】同副流煙捕集装置の要部拡大正面図である。
【図3】同副流煙捕集装置の側面図である。
【図4】同副流煙捕集装置の正面図である。
【図5】同副流煙捕集装置における集気トラップの断面
図である。
【図6】同副流煙捕集装置における燃焼終了検出機構の
側面図および正面図である。
【符号の説明】
1 自動喫煙機 1a 喫煙口 2 エアシリンダ 3 集煙フード 5 連通管 6 集気トラップ 7 マスフローコントローラ 8 風量調節板 9 燃焼終了検出機構 30 操作盤

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動喫煙機と、 該自動喫煙機の喫煙口前部の上方に昇降自在に配設され
    るとともに、該喫煙口に装着される紙巻たばこを覆う開
    口部を下に向けた集煙フードと、 該集煙フードを昇降する昇降装置と、 一端が前記集煙フードの上部に連通された連通管と、 該連通管の他端に連通された集気トラップと、 該集気トラップに連通され、該集気トラップおよび前記
    連通管を介して前記集煙フード内を吸引する吸気装置
    と、 前記自動喫煙機、前記昇降装置および前記吸気装置を制
    御する制御装置と、を備え、 前記制御装置により前記自動喫煙機、前記吸気装置およ
    び前記昇降装置を制御し、前記集煙フード内を吸引し、
    該自動喫煙機を駆動して前記紙巻たばこの燃焼時に発生
    する副流煙を前記集煙フードおよび連通管を介して前記
    集気トラップに捕集するようにしたことを特徴とする副
    流煙捕集装置。
  2. 【請求項2】 前記集煙フードの開口部は紙巻たばこの
    周囲を覆う長手の開口部となっていることを特徴とする
    請求項1記載の副流煙捕集装置。
  3. 【請求項3】 前記集煙フードと前記集気トラップとの
    間に、副流煙中の粗タールを除去するフィルタを備えた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の副流煙
    捕集装置。
  4. 【請求項4】 前記自動喫煙機、前記集煙フード、前記
    連通管、前記集気トラップおよび前記吸気装置を複数組
    備え、前記制御装置は、該各組の前記自動喫煙機、前記
    昇降装置および前記吸気装置を制御することを特徴とす
    る請求項1または請求項2または請求項3記載の副流煙
    捕集装置。
  5. 【請求項5】 前記自動喫煙機の喫煙口前部の下方に、
    前記集煙フードの開口部に対面して移動可能に配設さ
    れ、該開口部に吸入する風量を調整する水平な風量調節
    板を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2ま
    たは請求項3記載の副流煙捕集装置。
  6. 【請求項6】 前記吸気装置が、気体流量を単位時間当
    たり一定体積となるように制御するマスフローコントロ
    ーラを備えていることを特徴とする請求項1または請求
    項2または請求項3または請求項4または請求項5記載
    の副流煙捕集装置。
  7. 【請求項7】 前記自動喫煙機の喫煙口に装着される紙
    巻たばこの該喫煙口近傍に掛けられる可燃性の糸と、該
    糸が前記紙巻たばこの種火で燃焼して該糸の張力が変化
    することで閉成または開成されるスイッチ装置とを備
    え、前記制御装置は、該スイッチ装置の閉成または開成
    により前記紙巻たばこの燃焼終了を検出することを特徴
    とする請求項1または請求項2または請求項3または請
    求項4または請求項5または請求項6記載の副流煙捕集
    装置。
  8. 【請求項8】 自動喫煙機の喫煙口に装着される紙巻た
    ばこを集煙フードで覆い、 集気トラップを介して前記集煙フード内を吸引するとと
    もに、前記自動喫煙機を駆動して前記紙巻たばこの燃焼
    時に発生する副流煙を前記集煙フードを介して集気トラ
    ップに捕集し、 前記自動喫煙機の喫煙口に装着される紙巻たばこの該喫
    煙口側の所定位置までの燃焼終了を検出し、 該燃焼終了が検出されると前記副流煙の捕集を終了する
    ことを特徴とする副流煙捕集方法。
  9. 【請求項9】 前記紙巻たばこの前記喫煙口近傍に可燃
    性の糸を掛けわたし、該糸が前記紙巻たばこの種火で燃
    焼して該糸の張力が変化することで、前記紙巻たばこの
    燃焼終了を検出することを特徴とする請求項8記載の副
    流煙捕集方法。
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