JP2001330455A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JP2001330455A
JP2001330455A JP2000152766A JP2000152766A JP2001330455A JP 2001330455 A JP2001330455 A JP 2001330455A JP 2000152766 A JP2000152766 A JP 2000152766A JP 2000152766 A JP2000152766 A JP 2000152766A JP 2001330455 A JP2001330455 A JP 2001330455A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車場に進入したような場合に、マップマッ
チング処理が実行されることで、かえって不正確な現在
位置表示が行われるのを回避する。また、駐車場に進入
したか否かの判定については、地図情報に依存しないよ
うにして、汎用性を高める。 【解決手段】 自動車が例えば駐車場などの特定区域内
にあるとされる条件を満たしたと判別した場合にはマッ
プマッチング処理を停止するようにされる。つまり、特
定区域内に移動体が位置しているとされるときには、自
立航法ユニットにより測定される現在位置をそのまま地
図上に表示するなどして出力することで、より正確な現
在位置情報が得られるようにする。そして、特定区域内
に移動体が位置しているか否かの判定については、ナビ
ゲーション装置が備える測位機能が利用するパラメータ
の検出結果を用いるようにされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の移動体に
搭載されて、その移動体の現在位置などの各種情報を出
力するナビゲーション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年においては、例えば自動車などの移
動体に搭載されるナビゲーション装置が広く普及してい
る。このようなナビゲーション装置は、近年においては
各種の機能を有しているが、その基本的な機能として
は、例えば移動中にある自動車などの現在位置を測定し
て、その測定された現在位置を地図上に表示させるなど
して、ユーザに現在位置を知らせるものである。
【0003】ナビゲーション装置における現在位置の測
位にあたっては、周知のようにGPS(Global Positio
ning System)が採用される。つまり、複数のGPSの衛
星から送信される電波に基づいて現在位置を測定するも
のである。また、例えばトンネルの中など、自動車が置
かれる状況などによってはGPSの衛星からの電波を受
信することができなくなることもしばしばあるため、現
在においては、例えば車速センサ及びジャイロなどから
成る自立航法ユニットを搭載し、GPSによる位置測定
が不可能な場合には、この自立航法ユニットによって得
られる情報に基づいて移動体の位置を測定するようにさ
れている。
【0004】ただし、現段階における自立航法ユニット
による測定では、道路距離等の誤差や自立航法ユニット
自体の測定誤差などの要因によって、充分な精度が得ら
れないことが分かっている。このため、主として自立航
法のみに依存して現在位置を測定している状態にあって
は、マップマッチング処理といわれる技術が広く採用さ
れている。
【0005】マップマッチング処理とは、例えば自立航
法によって測定される現在位置を基準に、この現在位置
に対応して最も適切とされる道路上の位置を地図情報上
から特定する。そして、例えば現在位置を表示するディ
スプレイモニタ上では、あたかも、自動車の現在位置
が、上記のようにして特定される道路上に対して在るよ
うに補正を行って表示するものである。このような手法
を採れば、ディスプレイモニタに表示される現在位置
は、常に道路上に在るようにされるために、例えば道路
以外の地図上の場所を移動しているような不自然な表示
を回避することが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ただし、上記したよう
なマップマッチング処理は次のような問題も抱えてい
る。この点について図11を参照して説明する。図11
(a)には、4本の道路(通り)と或る自動車の実際の
走行軌跡が示されている。自動車の走行軌跡は一点鎖線
によって示される。また、4本の道路により囲まれる四
角形の区域内は、地下駐車場(又は立体駐車場)となっ
ている。
【0007】この図11(a)に示すように、自動車
は、図の下側において横方向に延びる道路を左から右方
向に走行して途中で右折し、立体駐車場に進入してい
る。そして、立体駐車場内において図示するように細か
く進路を変更し、この後、立体駐車場から、図の下側に
おいて横方向に延びる道路に再度出ている。そして、立
体駐車場から出て左折して、この道路を左方向に進行し
たものとする。
【0008】ここで、上記した立体駐車場付近の地図情
報としては、概念的には図11(b)に示すようになっ
ているものとする。つまり、図11(a)に示した4本
の道路が、そのまま道路のデータとして存在しているも
のである。
【0009】ここで、上記図11(a)に示したように
して、自動車が地下駐車場や立体駐車場に進入したとす
ると、この場合には、GPSの衛星からの電波を捕捉す
ることができなくなるのが通常である。従って、このと
きのナビゲーション装置は、自立航法による位置測定を
行いながらマップマッチング処理によって自車位置を表
示させることになる。そしてマップマッチング処理が行
われる結果、表示される自車位置としては、駐車場近隣
の道路に在るように補正されて表示が行われる。このた
めに、自動車は駐車場内を走行しているのにも関わら
ず、その周囲における或る道路上において現在位置が表
示されてしまう。従って、表示画面上での自車の走行軌
跡は、例えば図11(c)において白抜きの線により示
すような軌跡となってしまい、実際の走行軌跡とは大き
く異なってしまう。
【0010】このように、現状のナビゲーション装置で
は、上記した地下駐車場や立体駐車場などのように、G
PSの電波の届きにくい、あるいは全く届かないような
地域で、かつ、その地域内での移動方向の変化が大きく
なるような状況に自動車が置かれているときには、精度
の高い現在位置の表示出力が行えないという不都合が生
じやすいという問題を抱えている。
【0011】ここで1つの対策として、例えばナビゲー
ション装置が利用する地図情報に、駐車場に関する情報
(例えば駐車場の出入り口などの位置情報)が登録され
ていることを前提として、例えば自車位置がこの地図情
報上にある出入り口を通過したとされるときに駐車場の
エリア内に進入したと判断して、マップマッチング処理
を停止させることが考えられる。しかし、このような手
法は、地図情報において駐車場に関する情報が存在して
いることが必須であり、地図情報に登録されていないよ
うな駐車場に進入した場合には、やはりマップマッチン
グ処理が実行されることによって、正確な位置表示を行
うことができなくなる。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
課題を解決するために、例えば自立航法のみによる現在
位置の表示出力が必要となる場合として、駐車場などの
道路以外の或る特定の区域内に置かれている場合に、こ
れに対応して、できるだけ正確な位置情報が得られるよ
うにすることを目的とする。また、この目的を達成する
のにあたり、地図情報における特定の地域情報には依存
せずに実現を図る。
【0013】このため、所定の検出項目の検出結果に基
づいて、移動体の現在位置を測定する位置測定手段と、
この位置測定手段により測定される移動体の位置情報と
地図情報とに基づいてマップマッチング処理を行うマッ
プマッチング手段と、位置測定手段による所定の検出項
目の測定結果に基づいて、移動体が特定の区域内にある
とされる場合に対応する条件が満たされているか否かを
判別する区域判別手段と、この区域判別手段により記移
動体が特定の区域内にあると判別された場合に対応し
て、マップマッチング手段によるマップマッチング処理
を停止させるように制御する制御手段とを備えることと
した。
【0014】上記構成によれば、移動体が特定の区域内
にあるか否かの判断を行い、肯定結果が得られればマッ
プマッチング処理を停止させるようにすることが可能に
なるのであるが、この移動体が特定の区域内にあるか否
かの判断は、位置測定手段が利用する各種検出項目にお
ける所定の検出項目の測定結果に基づいて行うようにさ
れる。つまり、地図情報には依存せずに、位置測定手段
が本来備える検出機能を利用して移動体が特定の区域内
にあるか否かの判断を行うことが可能とされるものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明を行っていくこととする。本実施の形態のナビゲ
ーション装置としては、自動車に搭載されるものを例に
挙げることとする。なお、以降の説明は次の順序で行
う。 1.ナビゲーション装置 2.駐車場進入時の動作 2−1.概要 2−1.処理動作
【0016】1.ナビゲーション装置 図1は本実施の形態のナビゲーション装置全体の概略構
成を示している。この図1に示す本実施の形態のナビゲ
ーション装置1は、例えばナビゲーション本体部2、デ
ィスプレイモニタ部3、GPSアンテナ5、自律航法ユ
ニット6、及びリモートコントローラ8等によって構成
される。
【0017】ナビゲーション本体部2の詳しい構成につ
いては後述するが、その内部で再生される記録媒体9か
ら読み出した地図情報と、現在位置情報とに基づいて、
例えばディスプレイモニタ部3の表示画面3aに対し
て、自車の現在位置を地図上に表示させたり、また、ド
ライブ経路や各種ガイドとなるナビゲーション情報を表
示させることができるようになっている。
【0018】記録媒体9は、例えばこの場合には、CD
−ROM(Compact Disk−Read Only Memory)や、DV
D−ROM(Digital Video Disk/Digital Versatile
Disk−Read Only Memory)等のディスクとされ、上記も
したように地図情報が記憶されている。
【0019】ディスプレイモニタ部3の表示画面部3a
は、例えば液晶ディスプレイ等によって構成され、ナビ
ゲーション本体部2から出力される画像情報に基づいて
表示画像を表示する。受信部3bはリモートコントロー
ラ8から送られてくるコマンド情報を受信する受信部と
される。この受信情報は、後述するようにして、ナビゲ
ーション本体部2に対して伝送される。
【0020】また、ここでは図示していないが、本実施
の形態のナビゲーション装置としては、スピーカ等の音
声出力部を設けることも可能とされる。その場合は、ナ
ビゲーション本体部2から音声出力部に対して、所定の
ポイント(交差点)や、渋滞状況、右折左折地点、道順
間違い、などといった音声ナビゲーション情報を出力す
ることで、音声出力部からユーザに対して警告音やガイ
ド音声を出力することが可能になる。
【0021】GPS(Global Positioning System )ア
ンテナ5は、例えばGPSの衛星からの電波を受信する
ために設けられている。このGPSアンテナ5で受信さ
れた電波は受信データとして復調されてナビゲーション
本体部2内に取り込まれ、後述するように自車の現在位
置を測定するために用いられる。
【0022】自律航法ユニット6は、自車の走行速度や
走行方位などの走行情報を検出する部位とされ、例えば
図示するように、自車の走行速度に応じて変化する車速
パルスを検出する車速センサ6a、及び、自車の走行方
位を検出するジャイロ6bを備えている。この自律航法
ユニット6で検出された走行情報もまたナビゲーション
本体部2に出力され、自車の現在位置を測定するのに用
いられる。特に、このような自律航法ユニット6は、例
えば自車がトンネルや地下道等に入り、上記GPSアン
テナ5により衛星通信からの電波を受信できない時に、
自車の現在位置を測定するのに利用される。
【0023】リモートコントローラ8は、本実施の形態
のナビゲーション装置1をユーザが操作するために用い
られ、各種操作キーや、操作キーの操作に応じてコマン
ド信号を発生させる信号発生部や、コマンド信号を赤外
線輝度変調信号として出力する出力部等を備えており、
その赤外線によるコマンド出力が上記受信部3bで受信
される。
【0024】なお、操作手段としては、これ以外にも、
例えば電波送信によるリモートコントローラ、ナビゲー
ション本体部2と有線接続されるリモートコントロー
ラ、さらにはナビゲーション本体部2やディスプレイモ
ニタ部3の筐体上に設けられる操作部等とされてもよい
ものである。
【0025】図2のブロック図は、ナビゲーション本体
部2の内部構成を示している。この図2において、測位
部4は自車の現在位置を測位する部位であり、インター
フェイス14から転送されてくるGPSの受信データ
や、自車の走行情報に基づいて例えば所定の演算処理を
実行することで、自車の現在位置を示す位置情報として
の緯度/経度情報を得るようにされる。
【0026】ROM(Read Only Memory)11には、本
実施の形態のナビゲーション装置1が所要の処理を実行
するための各種プログラム、及び各種の書き換え不可の
ファクトリープリセットデータが格納されている。メモ
リ12は、例えばフラッシュメモリを始め、電源が供給
されない状態でもその内容を記憶保持できるEEPRO
M(Electrically Erasable Read Only Memory)とされ、
いわゆるバックアップデータを記憶保持する。ここでの
バックアップデータとしては各種挙げられるのである
が、例えばユーザが設定した経路等をはじめとする各種
の情報が記憶される。また、特に本実施の形態にあって
は、後述するようにして、自車が駐車場に進入したか否
かについての判定を行うようにされるのであるが、RO
M11には、自車が駐車場に進入しているか否かを示す
「特定区域進入フラグ」を格納する領域が確保されるも
のである。
【0027】DRAM(Dynamic Random Access Memor
y)13は、プログラムのワークエリアとして用いられ
ると共に、ディスクドライバ18によって記録媒体9か
ら再生された、画像ナビゲーション情報生成のための描
画用データ等の記憶に使用される。
【0028】インターフェイス(I/F)14は、外部
装置と当該ナビゲーション本体部2とを接続するために
設けられる。この場合のインターフェイス14には、端
子30を介してGPSアンテナ5からの受信データが入
力されると共に、端子31を介しては、自律航法ユニッ
ト6の車速センサにて検出される車速パルスが入力され
る。また端子32を介しては、ジャイロ6bにて検出さ
れる自車の走行方向情報が入力される。このGPSアン
テナ5からの受信データと、自律航法ユニット6からの
走行情報(車速パルス及び走行方向情報)は、バス20
を介して測位部4に転送される。測位部4では、これら
の転送された情報をパラメータ(検出項目)として入力
して、自車の現在位置を測定する。
【0029】時計部15は、現在日時を計時するもの
で、その時間情報は、当該ナビゲーション装置1におい
て必要とされる時間管理のために用いられる
【0030】入力部16は、端子33を介してディスプ
レイモニタ部3の受信部3bと接続されており、受信部
3bで受信したリモートコントローラ8からのコマンド
信号が入力される。そして、入力されたコマンド信号を
内部バス20により伝送可能なフォーマットに変換した
後、バス20を介して制御部19に転送する。制御部2
0では、入力したコマンド信号に基づいて適宜所要の制
御処理を実行するようにされる。
【0031】表示ドライバ17は、制御部19の制御に
より、表示のための画像情報を生成し、端子34を介し
てディスプレイモニタ部3の表示画面部3aに対して出
力する。例えば、記録媒体9から読みだした地図情報や
測位部4で算出した自車の現在位置情報に基づいて、自
車の現在位置を示す画像信号を生成してディスプレイモ
ニタ部3に出力する。
【0032】ここで、上記のようにして現在位置を地図
上に表示させる際の処理として、本実施の形態のナビゲ
ーション装置1では、マップマッチング処理を実行可能
とされている。つまり、実際に測位部4により測定され
た自車の現在位置情報を地図情報上と対応させたとき
に、自車の現在位置が、地図情報上に在るとされる付近
の道路から外れているとされるときには、例えば所定の
規則に従って、自車の現在位置が所要の道路上に在るよ
うに補正を行うものである。このようにして補正された
自車の現在位置により、地図上での表示を行うようにす
れば、自動車の走行軌跡としては、常に道路上に在るよ
うにされる。例えばトンネルや地下道、深い山間部、又
は、高層建築物が密集している地域などでGPSの電波
が充分に捕捉できないと、GPSによる現在位置の測定
が不可能になる。この場合には、自立航法ユニット6か
ら得られる車速及び走行方位のパラメータのみによって
現在位置を算出することになるが、現状においては、こ
の精度は低いものとなっている。しかし、このような状
況のもとで上記マップマッチング処理が実行されれば、
実際の走行状態とほぼ同様にして、地図上の道路を自車
の現在位置がトレースしていくようにして表示させるこ
とが可能になるものである。
【0033】ディスクドライバ18は、記録媒体9を再
生するための部位であり、実際に記録媒体9として採用
されるメディアフォーマットに対応した再生機能が与え
られて構成される。例えば記録媒体9から再生された地
図情報等はバス20を介してDRAM13に転送されて
ここで保持され、所要のタイミングで、制御部が参照す
ると共に、表示用のデータとして利用される。
【0034】制御部19は、例えばCPU(Central Pro
cessing Unit)を備えて構成され、各回路部に対して所
要の制御を実行する。これにより、これまで説明したよ
うな当該ナビゲーション装置における各種の動作が実現
される。
【0035】2.駐車場進入時の動作 2−1.概要 上記構成による本実施の形態のナビゲーション装置1
は、マップマッチング処理が実行可能とされている。し
かし、従来例において述べもしたように、GPSの電波
を捕捉できない、つまり、測位が可能な程度に良好な電
波の受信状態が得られない周囲の環境であるために、自
立航法のみに依存した現在位置測定が行われ、かつ、そ
の場所の環境故に移動体の方位変化が大きくなり得るよ
うな区域においては、マップマッチング処理が行われる
ことによって、逆に、正確な現在位置が表示できないと
いう不都合を生じる。このような場所の代表的な例とし
ては、地下駐車場や立体駐車場が挙げられる。地下駐車
場は、GPSの電波をほぼ全く捕捉することができない
し、また、立体駐車場も、現在位置を正確に測位可能な
程度にGPSの電波を捕捉することのできない場合がし
ばしばあることが、経験的に分かっている。また、駐車
場内の移動では、自動車の方位変化も頻繁で、かつ大き
くなるのが一般的である。そして、実用上においても、
自動車が駐車場に進入して移動しているときに、マップ
マッチング処理が行われることによって、自車位置の軌
跡の挙動が実際の走行軌跡と異なって表示されることが
問題となる。
【0036】そこで、本実施の形態のナビゲーション装
置1では、上記したような、駐車場等に特徴的とされる
状況に自動車が置かれているか否かについて判断を行
い、例えば駐車場内を自動車が移動中にあると判断した
ときには、マップマッチング処理を停止させる。そし
て、自立航法ユニット6から得られる走行情報(車速及
び走行方位の情報)のみに依存して得られる現在位置情
報に基づいて、マップマッチング処理による補正を行う
ことなく、例えばほぼそのまま、地図上への現在位置の
マッピング処理を行うものである。なお、このような処
理については、以降、「ダイレクトマッピング処理」と
いうことにして、「マップマッチング処理」とは区別す
る。
【0037】図3は、上記のようなマップマッチング停
止処理が行われることによって得られる見かけ上の動作
を概念的に示しているものであり、例えば、自動車の実
際の走行軌跡としては、図3(a)に示すものであった
とする。これは、先に従来例において示した図11
(a)と同じ図を用いている。また、図3においては図
示していないが、記録媒体9に記録される地図情報も、
図11(b)にて説明したのと同様であるとする。そし
て、本実施の形態の場合には、上述した動作とされるこ
とで、図3(a)に対応してディスプレイモニタ部3に
表示される走行軌跡、つまり、現在位置と地図情報の対
応としては、図3(b)に示すものとなる。このように
して、自動車が駐車場に進入してからは、マップマッチ
ング処理からダイレクトマッピング処理に移行するため
に、駐車場内での走行軌跡としては、図3(a)に示さ
れる実際の走行軌跡にほぼ対応することになるものであ
る。
【0038】2−1.処理動作 そして、本実施の形態において、マップマッチング処理
からダイレクトマッピング処理に移行する際の判断に
は、GPS電波の捕捉状況と、自立航法ユニット6(車
速センサ6a及びジャイロ6b)から得られる車速情報
と、走行方位情報という3つの情報が利用される。つま
り、例えば地図情報上にある駐車場などの情報には依存
せず、これらの現在位置を測定するための情報を利用す
るものである。そして、これらの情報の検出結果とし
て、例えば自車が駐車場に在るとされる所定の条件を満
たすか否かについての判定を行い、この判定結果に基づ
いてマップマッチング処理とダイレクトマッピング処理
との切り換えを行うものである。
【0039】このような構成であれば、地図情報上には
無い、例えば新しく建てられた駐車場などに進入したと
しても、駐車場内での現在位置を高い精度で表示するこ
とが可能になる。また、例えば駐車場に限らず、GPS
電波が捕捉不能で、なおかつ自動車のおおきな方位変化
が頻繁に起こるような区域や場所に進入したときにも、
このときの現在位置を高い精度で表示することが可能に
なるものである。
【0040】なお、以降の説明においては、駐車場等に
代表される、上記したような状況の区域については、
「特定区域」ということにする。つまり、GPSが捕捉
不能とされ、かつ、或る程度以上の大きさ及び頻度の方
位変化が起こる区域とされて、ダイレクトマッピング処
理の方が正確な位置情報を提示できる区域である。これ
に対して、これ以外のマップマッチング処理が行われる
方が適切とされる他の区域については、「通常区域」と
いうことにする。ここで、例えばトンネルや一般道路の
地下道などは、場合にも依るが通常区域として判定され
るべきものである。つまり、トンネルや地下道は、GP
Sの捕捉が不能ではあるが、一般的には駐車場と比較し
て極端な方位変化が無いものである。また、車速もトン
ネル外の道路と比較してさほど落ちるものではない。
【0041】そして以降、本実施の形態としてのマップ
マッチング処理とダイレクトマッピング処理との切り換
えのための処理動作について、図4〜図10のフローチ
ャートを参照して説明する。これらの図に示す処理は、
ナビゲーション本体部2の制御部19が実行する。
【0042】図4には、マップマッチング/ダイレクト
マッピング処理の切り換えのための処理動作として、メ
インルーチンとしての処理が示されている。この図に示
す処理においては、先ずステップS101において、自
車が駐車場に進入しているか否かを示す特定区域進入フ
ラグfについて、現在、f=1とされているか否かが判
別される。この特定区域進入フラグfは、f=1とされ
ていれば、例えば駐車場などに代表される特定区域内に
自車が進入していることを示し、f=0とされていれば
駐車場以外の通常区域に自車が在ることを示す。
【0043】この特定区域進入フラグfは、ナビゲーシ
ョン本体部2のメモリ12に保持されているものであ
り、例えば自動車が駐車してナビゲーション装置1の電
源が切られたとしても、それまでの内容が保持されてい
るものであり、例えば再び自動車のエンジンをかけたこ
となどに対応して電源が投入されれば、制御部19とし
ては、このときにメモリ12において保持されている特
定区域進入フラグfの値を参照することで、現在、自動
車が特定区域と通常区域のいずれに在るのかを識別でき
るようになっているものである。従って、例えば電源起
動時において最初にこの図に示す処理が実行される場合
には、ステップS101においては、最後の電源オフ時
に対応してメモリ12に記憶されていた特定地域進入フ
ラグfの値を参照することになる。
【0044】ステップS101において、特定区域進入
フラグf=0であるとして否定結果が得られる場合に
は、自車は通常区域に在るとみなされることになる。そ
こで、例えば続くステップS102の処理によって、マ
ップマッチング処理を実行することになる。
【0045】そして、次のステップS103において
は、状況監視処理が実行される。ここでいう状況監視処
理とは、現在位置測定のためのパラメータである、GP
Sアンテナ5にて受信される電波と、車速センサ6aか
らの車速パルスによって検出される車速情報と、ジャイ
ロ6aにて検出される走行方位情報との状況を監視する
ことで、特定地域内に進入したとされる所定の条件が満
たされるか否かについての判定処理を行うものである。
そして、本実施の形態においては、状況監視処理とし
て、次に挙げる条件(1)〜(4)の4つが満たされる
か否かについての判定を行う。 条件(1) GPS電波が所定時間以上捕捉できない状
態にあること。 条件(2) 車速が所定以下である状態が所定時間以上
継続すること。 条件(3) 自車の現在位置から所定の半径距離内に、
自車の走行方位に対して所定の方位差以内の道路が存在
しないこと。 条件(4) 自車の動きとして所定以上の角速度が発生
すること。
【0046】上記各条件(1)〜(4)を設定したのは
次のような根拠による。なお、ここでは説明をわかりや
すくするために、特定区域が駐車場であることを前提と
する。条件(1)は、これまでにも述べてきたように、
地下駐車場はもちろんのこと、立体駐車場であっても、
GPS電波を連続して捕捉することはほぼできなくなる
ことから設定されたものである。また、駐車場内では、
先にも述べたように比較的頻繁で大きな方位変化が必要
となると共に、また、通路も比較的狭く歩行者もいるた
めに、自動車は徐行に近い低速による運転を要求され
る。条件(2)はこの点に着目しているものである。ま
た、条件(3)も、駐車場内に進入すると自動車の方位
変化が起こりやすいことで、実際に駐車場に進入した場
合には、例えば周囲近辺において自車の進行方位と合致
する方位の道路が存在しない場合がほとんどとなること
を根拠として設定されているものである。また、この条
件(3)を満たすということで、例えば、トンネルや地
下道に進入した場合を排除するということも考慮されて
いる。条件(4)は、駐車場内では、自車の急激な方位
変化が発生し得ることを根拠にして設定されるものであ
る。
【0047】上記各条件(1)〜(4)が満たされるか
否かの判定のための処理は後述するが、これらの処理の
何れも、GPSアンテナ5にて受信される電波状況、車
速センサ6aによって検出される車速情報と、ジャイロ
6aによって検出される走行方位情報の3つのパラメー
タのうちの少なくとも何れか1つの情報を利用すること
で判別結果を得るものである。また、これについても後
述するが、本実施の形態では、条件(1)〜(4)の各
々に対応して条件フラグf1,f2,f3,f4が割与
えられる。そして、それぞれの条件フラグについて、そ
の条件を満たしている場合には‘1’を設定し、満たし
ていなければ‘0’を設定する。なお、この各条件フラ
グf1,f2,f3,f4も、例えばDRAM13(又
はメモリ12)に対して格納されるものである。
【0048】そして本実施の形態としては、これら条件
(1)〜(4)のすべてが満たされたときに、自車が特
定区域内に進入したものとみなすようにされる。つま
り、f1=f2=f3=f4=1となる状態となれば、
特定区域内に進入したものとして扱うようにされるもの
である。この処理がステップS103に続くステップS
104の処理となる。即ち、ステップS103の処理が
実行される結果、条件(1)〜(4)に対応した条件フ
ラグf1,f2,f3,f4は、それぞれ‘0’又は
‘1’の何れかが設定されてメモリ12の所定領域に保
持されることとなるが、ステップS104においては、
このDRAM13に保持される条件フラグf1,f2,
f3,f4がすべて‘1’となるか否かを判別するよう
にされるものである。
【0049】上記ステップS104において否定結果が
得られれば、この場合には特定区域に進入していない状
態とされ、ステップS101の処理に戻ることになる。
これに対して、肯定結果が得られた場合には、特定区域
内に進入したものとみなされるが、この場合にはステッ
プS105において、特定地域進入フラグfについて、
‘1’をセットしてステップS101に戻る。このとき
には、ステップS101により肯定結果が得られて、ス
テップS106以降の処理に移行することになる。つま
り、自車が特定区域に進入した場合に対応する処理が実
行される。
【0050】ステップS106においては、マップマッ
チング処理を停止させ、前述したダイレクトマッピング
処理に移行するための制御が実行される。これにより、
以降においては、制御部9は、マップマッチング処理に
よる現在位置の補正を行うことなく、例えば自立航法ユ
ニット6からの走行情報(車速及び方向方向)に基づい
て得られる現在位置情報をそのまま地図情報上にマッピ
ングして、ディスプレイモニタ部3の表示画面3aへの
表示出力を実行させる。
【0051】そして、続くステップS107において
は、特定区域内に進入しているとされる場合、つまり特
定地域進入フラグf=1とされている条件下での状況監
視処理を実行する。この場合には、現在、自車が特定区
域内に進入していることを前提として、この自車が特定
区域内を抜け出て通常区域内に進入したとされる状況が
得られたか否かについての判定を行うための状況判断処
理を行うものとされる。
【0052】上記ステップS107の状況判断処理に
は、次の条件(A)(B)の2つの条件項目についての
判断を行う。 条件(A) GPS電波が所定時間以上捕捉できる状態
に復帰すること。 条件(2) 車速が所定以上となること。 つまり、自動車が、例えば駐車場などの特定区域の外部
に出て、屋外一般道路などの通常区域内に進入したとす
れば、先ずは、GPS電波が捕捉可能な状態になるため
に条件(1)が満たされるものであり、また、通常区域
内に進入すれば通常は一般道路に進入することになっ
て、一般道路に適合する通常速度での走行となるため、
この場合に条件(2)が満たされるものである。
【0053】この場合には、条件(A)(B)の各々に
対応して条件フラグf5,f6が与えられて、例えばD
RAM13の所定領域に保持されるものとする。そして
条件(A)を満たせば、条件フラグf5=1を設定し、
満たさなければf5=0を設定する。同様にして、条件
(B)を満たせば、条件フラグf6=1を設定し、満た
さなければf6=0を設定する。
【0054】そして、これらの結果に基づいて、特定区
域から通常区域に出たことを判定することになるのであ
るが、この場合には、上記条件(A)(B)の何れか一
方が満たされればよいものとする。つまり、条件フラグ
f5,f6について、 f5=1 or f6=1 という結果が得られれば、通常区域に出たと認識するも
のである。この処理がステップS108の処理となる。
即ち、ステップS108においては、先のステップS1
07の処理結果により得られる条件フラグf5,f6の
値について、少なくとも何れか一方が‘1’とされてい
るか否かについて判別を行っているものであり、肯定結
果が得られて通常区域に進入したとみなされる場合には
ステップS109に進んで、特定地域進入フラグfにつ
いて‘0’を設定してステップS101の処理に戻るよ
うにされる。これに対して否定結果が得られたのであれ
ば、そのままステップS101に戻るようにされる。
【0055】上記した処理によって、例えば通常区域内
に在るとされる場合には、マップマッチング処理が実行
される。つまり、通常のナビゲーション装置としての現
在位置の表示動作が得られる。そして、条件(1)〜
(4)が満たされれば、ダイレクトマッピング処理が実
行されることで、特定区域内に進入した場合に適合した
現在位置の表示が得られることになる。これに対して、
特定区域内に在るとされる状況のもとで、条件(A)
(B)の何れか一方が満たされれば、通常区域に進入し
たとして、マップマッチング処理に復帰するものであ
る。
【0056】なお、ここで、上記ステップS103→S
104における状況監視処理及びこの処理結果に基づく
判別処理では、条件(1)〜(4)の4条件のすべてが
満たされることを要件としているのに対し、ステップS
107→S108による状況監視処理及びこの処理結果
に基づく判別処理では、条件(A)(B)という2つの
条件のみとされ、さらに、その何れか一方を満たしてい
れば要件を満足するものとしている。つまり、前者と比
較して後者の方が条件としては緩いものとなっている。
【0057】これは、ナビゲーション装置の動作として
は、ユーザの使用環境等を考えれば、マップマッチング
処理が本来実行すべき動作であり、マップマッチング処
理の解除によるダイレクトマッピング処理は、例えば駐
車場などの特定区域内に進入した場合の特殊な場合に実
行されるものとして扱われることに依る。つまり、ステ
ップS103→S104の処理は、通常区域内に在ると
される状態のもとで、特定区域内に進入したか否かの判
定を行う処理であることから、その条件を在る程度厳し
く設定しているものである。これにより、例えば一時的
な何らかの状況変化によって、実際には通常区域内に自
車が位置しているのにも関わらず、特定区域内に進入し
たとみなされてダイレクトマッピング処理が実行されて
しまうのを防止しているものである。逆に、ステップS
107→S108の処理は、特定区域内に在るとされる
状態のもとで、通常区域に進入したことを判定するため
の処理となるもので、即ち、特殊な場合の処理であるダ
イレクトマッピング処理から、通常のマップマッチング
処理に復帰させるための処理となるものである。従っ
て、この場合には、条件を緩くすることで、より早期に
マップマッチング処理に復帰できるようにして、通常時
におけるナビゲーション装置の利用に際して支障がない
ように配慮しているものである。
【0058】ただし、ステップS103→S104の処
理によっては、必ずしも上記条件(1)〜(4)のすべ
てを満たすか否かについての判定を行う必要は無いもの
とされる。つまり、判定の精度として充分なのであれ
ば、条件(1)〜(4)のうちの一部を利用するように
しても構わない。また、或る複数の条件については、こ
れらのうちの何れか1つが満たされればよいとするよう
な処理とすることも考えられる。例えば条件(1)が満
たされていさえすれば、残る条件(2)〜(4)につい
ては、何れか1つが満たされていれば特定区域内にある
と判定するようにすることが考えられるものである。こ
のような点については、例えばステップS107→S1
08の処理に関しても同様であり、例えば上記した場合
とは逆に、条件(A)(B)が共に満たされなければ、
通常区域に出たとは判定しないようにすることも考えら
れるし、条件(A)(B)以外の所定内容の条件をさら
に含めるようにすることも考えられるものである。
【0059】次に、上記図4に示したステップS103
の状況監視処理として、条件(1)〜(4)の各々が満
たされているか否かについての判定処理を順次説明して
いくこととする。これらの処理は、最終的には判定結果
に基づいて、条件フラグf1,f2,f3,f4につい
て‘1’‘0’の何れかを設定する処理となるものであ
る。
【0060】図5の処理は、条件(1)が満たされてい
るか否かについての判定処理となるもので条件フラグf
1についての設定を行うことになる。この図に示す処理
においては、先ずステップS201において、条件フラ
グf1について‘0’を設定しておくようにされる。そ
して、次のステップS202においては、GPSアンテ
ナ5にて受信されてインターフェイス14を介して入力
される受信データの品質などを判定することで、GPS
電波が捕捉されない状態にあるか否かが判別される。こ
こで、GPS電波が捕捉されている状態にあって否定結
果が得られている限りは、常にこのステップS202の
処理によって、GPS電波の捕捉状況を監視しているこ
とになる。これに対してGPS電波が捕捉されない状態
となって肯定結果が得られたとされる場合には、ステッ
プS203に進んで、例えば制御部19内に備えられる
とされるタイマT(1)を起動させ、ステップS204
に進む。
【0061】ステップS204においては、GPS電波
が捕捉された状態に復帰したか否かが判別され、ここで
肯定結果が得られれば、ステップS205においてタイ
マT(1)をリセットして再度ステップS202の処理
に戻る。これに対して、GPS電波を継続して捕捉する
ことができないとして、否定結果が得られた場合にはス
テップS206に進んで、現在のタイマ時間T(1)に
ついて、所定時間である、n(1)秒と比較を行い、 T(1)≧n(1) の関係が成立したか否かについて判別を行う。即ち、条
件(1)としてのGPS電波が所定時間(n(1)秒)
以上にわたって捕捉されないという状態が得られている
か否かについて判別しているものである。このステップ
S206において否定結果が得られれば、ステップS2
04の処理に戻るようにされるが、肯定結果が得られれ
ば、ステップS207に進む。
【0062】ステップS207に進む場合とは、条件
(1)が満たされた場合であることから、ステップS2
07においては、これまで‘0’が設定されていた条件
フラグf1について‘1’を設定する。そして、この場
合には、次のステップS208において、GPS電波が
捕捉された状態に復帰したか否かについて再度チェック
を行うようにしている。ここで、肯定結果が得られない
限りは、このステップS208としてのチェック処理を
繰り返し、GPS電波が捕捉される状態に復帰すれば、
ステップS201の処理に戻って、条件フラグf1につ
いて‘0’を設定し、以降の処理を実行していくように
される。このような処理に依れば、所定時間とされるn
(1)秒以上にわたってGPSが捕捉されなければ、条
件(1)を満たしたとして条件フラグf1=1が設定さ
れることになる。
【0063】なお、この所定時間としてのn(1)秒を
どの程度に設定するのかについては、実際に駐車場等に
進入したときのGPSの受信状況に対応して任意に決定
すればよいのではあるが、本実施の形態では、例えば1
0秒程度を設定するものとしている。
【0064】続いては、図6により、条件(2)に対応
する判定処理について説明する。この処理によっては、
条件フラグf2についての設定が行われることになる。
この図に示す処理においても、先ず、ステップS301
において、条件フラグf2について‘0’を設定してお
く。そして、次のステップS302においては、車速セ
ンサ6aから出力される車速パルスによって検出した現
在の車速情報を得て、この現在の車速が、 0〜m(km/h) の範囲にあるか否かについて判別する。これは、例えば
時速mキロメートルとして実際に設定される所定の速度
以下で走行している状態にあるか否かを判定するもので
ある。そして、ここで否定結果が得られている限りは、
常にこのステップS302の処理によって、現在の車速
が時速mキロメートル以下となるのを待機していること
になる。これに対して車速が時速mキロメートル以内に
まで遅くなったとして、肯定結果が得られた場合には、
ステップS303に進んで、制御部19内に備えられる
タイマT(2)を起動させてステップS304に進む。
【0065】ステップS304においては、車速が時速
mキロメートルを越えたか否かが判別され、ここで肯定
結果が得られれば、ステップS305においてタイマT
(2)をリセットしてステップS302の処理に戻る。
これに対して、依然、車速が時速mキロメートルを越え
ないとして否定結果が得られた場合には、ステップS3
06に進む。
【0066】ステップS306においては、現在のタイ
マ時間T(2)について、所定時間である、n(2)秒
と比較を行い、 T(2)≧n(2) の関係が成立したか否かについて判別を行う。これは、
条件(2)とされる、所定速度以下による低速走行(あ
るいは停止状態も含む)が所定時間(n(2)秒)以上
にわたって継続するという状態が得られているか否かに
ついて判別を行っていることを意味する。このステップ
S306において否定結果が得られれば、ステップS3
04の処理に戻るようにされるが、肯定結果が得られれ
ば、ステップS307に進む。
【0067】ステップS307に進む場合とは、条件
(2)が満たされた場合となる。そこでステップS30
7においては、条件フラグf2について‘1’を設定す
る。そしてこの処理ルーチンにおいても、続くステップ
S308において、車速が時速mキロメートルを越えた
か否かについてのチェックを再度行うようにしており、
ここで、肯定結果が得られない限りは、このステップS
308としてのチェック処理を繰り返し、車速が時速m
キロメートルを越えたとすれば、ステップS301の処
理に戻って、条件フラグf2について‘0’を設定する
ことになる。このような処理に依っては、車速が時速m
キロメートル以内とされる低速走行の状態が所定時間で
あるn(2)秒以上にわたって継続されれば、条件
(2)を満たしたとして条件フラグf2=1が設定され
ることになる。
【0068】この場合の、車速を示す変数m、及び所定
時間としてのn(2)秒をどの程度に設定するのかにつ
いては、実際に駐車場等に進入したときの一般的な自動
車の挙動を参考に決定されればよいのであるが、一例と
して、m=30(時速30キロメートル)とし、また、
n(2)=10秒程度とすれば、ほぼ駐車場内の自動車
の動き方には適切に対応できると考えられる。
【0069】図7は、条件(3)に対応する判定処理で
あり、条件フラグf3についての設定が行われる。この
図に示す処理においては、先ずステップS401におい
て条件フラグf3について‘0’を設定する。そして次
のステップS402においては、測位部4によって測定
された自車の現在位置及び自車の進行方位、そして、自
車位置に対応する周囲の地図情報とに基づいて、自車位
置から半径aメートルの範囲内において、自車の進行方
位に対して方位差b度以内の道路が存在していないか否
かについて判別している。
【0070】ここで、自車位置から半径aメートルの範
囲内において、自車の進行方位と、方位差b度以内の道
路が存在しているとして否定結果が得られた場合にはス
テップS402の処理を繰り返すようにして待機するこ
とが行われる。これに対して、肯定結果が得られた場合
には、条件(3)が満たされたとしてステップS403
に進む。そして、ステップS403においては条件フラ
グf3について‘1’を設定する。
【0071】この場合、ステップS403において条件
フラグf3について‘1’を設定した後は、ステップS
404において、自車位置から半径aメートルの範囲内
において、自車の進行方位に対して方位差b度以内の道
路が存在しているか否かについての判別が行われる。そ
して、否定結果が得られている限りは、このステップS
404の処理を繰り返すようにして待機していることに
なるが、自車位置から半径aメートルの範囲内におい
て、自車の進行方位に対して方位差b度以内の道路が存
在する状態に変化したとされるときには、ステップS4
01に戻るようにしている。このような処理によって
も、条件(3)としての要件が満たされれば条件フラグ
f3については‘1’が設定され、要件を満たしていな
ければ‘0’が設定される。また、条件(3)としての
具体的なパラメータである、自車位置からの半径距離a
(メートル)と、自車の進行方位に対する方位差b
(度)についての実際の値であるが、例えば、a=30
(メートル)、b=5(度)程度とすることが、ここで
は適切であるものとされる。むろんのこと、実際には、
これと異なる値が設定されて構わないものである。
【0072】図8は、条件(4)に対応する判定処理で
あり、条件フラグf4についての設定を行う。この処理
では、先ずステップS501において条件フラグf4に
ついて‘0’を設定する。そして、次のステップS50
2において、自車の挙動として、c(deg/s)以上
の角速度が生じたか否かについて判別している。c(d
eg/s)以上の角速度とは、即ち、駐車場内を移動し
ているときに伴うとされる比較的急激な自車の進行方向
の変位に対応する。なお、ここでの角速度c(deg/
s)としては、例えば、c=5程度を設定すれば、自車
の駐車場内での挙動と一般道路上での挙動とを区別する
ことが可能であると考えられる。
【0073】上記ステップS502において否定結果が
得られている限りは、例えばこのステップS502の処
理を繰り返すようにされる。これに対して肯定結果が得
られたとすると、条件(4)が満たされたとしてステッ
プS503に進み、条件フラグf4について‘1’を設
定する。なお、上記処理によれば、c(deg/s)以
上の角速度が1回得られれば条件(4)を満たしたとみ
なしているが、例えば、在る時間内に所定の複数回(例
えば2,3回)に渡るc(deg/s)以上の角速度が
得られたときに、条件(4)を満たしたと判定するよう
にしてもよいものである。
【0074】上記のようにして、先に図4に示したステ
ップS103の状況監視処理としては、図5〜図8に示
す各処理が実行される。そして、これによって、ステッ
プS104における判別対象となる条件フラグf1,f
2,f3,f4の値が、現在の自車が置かれている区域
内に対応する状況に応じて設定されるものである。な
お、図5〜図8に示す各処理が実際に実行される場合の
シーケンスであるが、例えば各処理が併行してほぼ同時
に実行されるようにすればよいものである。また、場合
によっては、これらの処理を順次実行していくようにす
ることが考えられる。この際には、例えば或る条件に対
応した処理によって、その条件が満たされたと判定した
場合に、初めて次に実行すべき他の条件に対応した処理
に移行するようにすることも考えられる。
【0075】続いては、図4に示したステップS107
の状況監視処理とされる、条件(A)(B)の各々が満
たされているか否かについての判定処理を順次説明して
いくこととする。これらの処理は、条件フラグf5,f
6について‘1’‘0’の何れかを設定する処理とな
る。
【0076】図9の処理は、条件(A)が満たされてい
るか否かについての判定処理であり、条件フラグf5に
ついての設定を行う。このルーチンでは、先ずステップ
S601において、条件フラグf5について‘0’を設
定しておく。そして続くステップS602においては、
GPS電波が捕捉できる状態に復帰したか否かについて
判別する。ここで、例えば、自車が特定区域内に依然と
して位置していることで否定結果が得られた場合には、
例えば、このステップS602の処理を継続することに
なる。これに対してステップS602において肯定結果
が得られたとすれば、ステップS603に進む。
【0077】この処理においては、例えばGPS電波を
捕捉して上記ステップS602において肯定結果が得ら
れたとしても、これが一時的なものである場合を排除す
る必要上、次のステップS603においてタイマT
(5)を起動させる。そして、次のステップS604に
おいては、GPS電波が捕捉されない状態に戻ったか否
かについての判別が行われる。そして、ここで再びGP
S電波が捕捉されない状態になったとして肯定結果が得
られれば、ステップS605においてタイマT(5)を
リセットした上でステップS602の処理に戻るように
されるが、依然として、GPSが捕捉できる状態にある
として否定結果が得られれば、ステップS606に進
む。
【0078】ステップS606では、タイマ時間T
(5)と所定時間n(5)秒とについて、 T(5)≧n(5) が成立するか否かについて判別を行う。これは、GPS
電波が捕捉できる状態が所定時間(n(5)秒)以上経
過したか否かについての判別を行っているものであり、
即ち、条件(A)を満たす状況となったか否かを判別し
ているものである。ここで、所定時間を示すn(5)と
しては、例えばn(5)=5秒程度が設定されればよ
い。
【0079】ステップS606において否定結果が得ら
れたとすれば、ステップS604の処理に戻って現在の
GPS電波の捕捉状況に応じた判別を再度行うようにさ
れるが、肯定結果が得られたとすれば、条件(A)を満
たしたとして条件フラグf5について‘1’を設定して
この処理を終了する。
【0080】図10の処理は、条件(B)が満たされて
いるか否かについての判定処理であり、条件フラグf6
についての設定を行う。この図においては、先ずステッ
プS701において条件フラグf6について‘0’を設
定する。そして、続くステップS702において、現在
の車速がd(km/h)以上となることを待機する。こ
こでは、例えば車速dとしてはd=40(km/h)程
度を設定すれば、駐車場内と一般道路との区別を図るこ
とができるものと考えられる。そして、ステップS70
2において肯定結果が得られると、条件(B)を満たし
たとしてステップS703に進み、条件フラグf6につ
いて‘1’を設定する。
【0081】これら図9及び図10に示す処理が、図4
のステップS107の状況監視処理として実行されるこ
とで、次のステップS108においての判別対象となる
条件フラグf5,f6の値が設定されることになる。ま
た、これら図9及び図10に示す処理ルーチンもまた、
例えば併行して同時に実行されるようにすればよいもの
である。
【0082】なお、上記実施の形態においては、特定区
域として特に地下駐車場や立体駐車場に進入した場合の
ことを考慮して、条件及び各条件が満たす場合の判定要
素となる各種値が設定されているが、前述もしたよう
に、ダイレクトマッピング処理が実行されるべき特定区
域としては駐車場に限定されないものであり、駐車場以
外の環境の何らかの特定区域に進入することを前提とし
て各種条件及び判定要素としての値を設定してもよいも
のである。
【0083】また、本発明としては、自動車にナビゲー
ション装置を搭載した例を挙げているのであるが、マッ
プマッチング処理が可能とされるナビゲーション装置で
あれば、自動車以外の移動体に搭載されるナビゲーショ
ン装置に対しても適用は可能とされる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、移動体が
例えば駐車場などの特定区域内にあるとされる条件を満
たしたと判別した場合にはマップマッチング処理を停止
するようにされる。従って、特定区域内に移動体が位置
しているとされるときには、位置測定手段により測定さ
れる現在位置をそのまま地図上に表示するなどして出力
することになるため、より正確な位置情報を示すことが
可能になるものであり、ナビゲーション装置としての信
頼性が向上するものである。そして、特に本発明におい
ては、特定区域内に移動体が位置しているか否かの判定
については、位置測定手段が利用する所定のパラメータ
(検出項目)の検出結果を利用するようにされる。これ
は、換言すれば、地図情報上における特定地域を示す情
報には依存せずに、特定地域であるか否かを判定するこ
とが可能となることを意味するものであり、仮に地図情
報が古いなどして、移動体が進入した特定区域の情報が
地図情報上に存在しないとしても、特定地域であること
をほぼ正確に判定できることになる。これにより、特定
区域に対応するマップマッチング処理の停止機能として
は、より高い信頼性が得られると共に、地図情報には依
存しないことで汎用性も与えることが可能となる。
【0085】また、本発明としては、特定区域内にある
ことが判定された場合に、このことを示す区域情報を記
憶しておくようにされる。このため、例えば自動車など
の移動体を駐車するためにナビゲーション装置の電源を
停止させた後において、エンジンをかけるためにナビゲ
ーション装置の電源が投入されたときには、この記憶さ
れた区域情報の内容に基づいて、マップマッチング処理
を実行すべきか否かの制御を実行できることになる。こ
れによっては、例えば、ナビゲーション装置の電源が投
入時において、位置測定手段からの検出情報に基づいて
の判定処理を最初から実行する必要がないために、その
ときに移動体が置かれている区域に応じてのマップマッ
チング処理の開始、若しくは停止が即座に実行されるこ
とになる。
【0086】さらに本発明としては、特定区域であるか
否かを判別する際には、満たされるべき条件として、G
PS衛星などの測位用システムから送信される電波が所
定時間以上連続して捕捉不能とされる状態にあるかを判
定するようにされる。あるいは、移動体の速度が所定以
下であるか否かを判定するようにされる。あるいは、移
動体の現在位置から所定距離内において、移動体の進行
方向に対して所定の方位差を有する道路が地図情報上に
存在しないか否かを判定するようにされる。更には、上
記移動体ついて、所定以上の角速度が得られたか否かを
判定するようにされる。これらの条件が満たされている
か否かを判定することで、例えば特に地下駐車場や立体
駐車場のように、測位システムの電波が捕捉できず、か
つ、移動体の進行の変化が大きくて低速走行を要求され
るような環境を特定区域として想定した場合には、より
正確に特定区域についての判定が行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としてのナビゲーション装
置の全体構成を示す説明図である。
【図2】ナビゲーション本体部の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】地下駐車場進入時における、ダイレクトマッピ
ング処理による表示画面上での現在位置の軌跡を示す説
明図である。
【図4】本実施の形態としてのマップマッチング処理と
ダイレクトマッピング処理の切り換えのためのメインル
ーチンとしての処理動作を示すフローチャートである。
【図5】条件(1)に対応する状況監視処理を示すフロ
ーチャートである。
【図6】条件(2)に対応する状況監視処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】条件(3)に対応する状況監視処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】条件(4)に対応する状況監視処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】条件(A)に対応する状況監視処理を示すフロ
ーチャートである。
【図10】条件(B)に対応する状況監視処理を示すフ
ローチャートである。
【図11】地下駐車場進入時における、マップマッチン
グ処理による表示画面上での現在位置の軌跡を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーション装置、2 ナビゲーション本体部、
3 ディスプレイモニタ部、5 GPSアンテナ、6
自律航法ユニット、6a 車速センサ、6bジャイロ、
8 リモートコントローラ、9 記録媒体、11 RO
M、12 メモリ、13 DRAM、インターフェイ
ス、15 時計部、16 入力部、17表示ドライバ、
18 ディスクドライバ、19 制御部、20 バス
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月26日(2000.6.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の検出項目の検出結果に基づいて、
    移動体の現在位置を測定する位置測定手段と、 上記位置測定手段により測定される上記移動体の位置情
    報と、地図情報とに基づいてマップマッチング処理を行
    うマップマッチング手段と、 上記位置測定手段による所定の検出項目の測定結果に基
    づいて、上記移動体が特定の区域内にあるとされる場合
    に対応する条件が満たされているか否かを判別する区域
    判別手段と、 上記区域判別手段により上記移動体が特定の区域内にあ
    ると判別された場合に対応して、上記マップマッチング
    手段によるマップマッチング処理を停止させるように制
    御する制御手段と、 を備えていることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、 上記区域判別手段により上記移動体が特定の区域内にあ
    ると判別されているときには、上記移動体が特定の区域
    内にあることを示す区域情報を記憶手段に記憶させてお
    くと共に、 上記区域情報に基づいて、上記マップマッチング手段に
    よるマップマッチング処理の停止についての制御を実行
    可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のナ
    ビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 上記区域判別手段は、 上記条件の1つとして、測位システムから送信される電
    波を上記位置測定手段において所定時間以上連続して捕
    捉不能とされる状態にあるか否かを判別するようにされ
    ていることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーショ
    ン装置。
  4. 【請求項4】 上記区域判別手段は、 上記条件の1つとして、上記位置測定手段により検出さ
    れる上記移動体の速度が所定以下であるか否かを判別す
    るようにされていることを特徴とする請求項1に記載の
    ナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 上記区域判別手段は、 上記条件の1つとして、上記位置測定手段により検出さ
    れる上記移動体の現在位置、及び上記移動体の進行方向
    を基準として、上記移動体の現在位置から所定距離内に
    おいて、移動体の進行方向に対して所定以上の方位差を
    有する道路が地図情報上に存在しないか否かを判別する
    ようにされていることを特徴とする請求項1に記載のナ
    ビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 上記区域判別手段は、 上記条件の1つとして、上記位置測定手段により検出さ
    れる上記移動体の角速度について所定以上の値が得られ
    たか否かを判別するようにされていることを特徴とする
    請求項1に記載のナビゲーション装置。
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