JP2001329592A - 低圧損型切り換え弁装置 - Google Patents

低圧損型切り換え弁装置

Info

Publication number
JP2001329592A
JP2001329592A JP2000153927A JP2000153927A JP2001329592A JP 2001329592 A JP2001329592 A JP 2001329592A JP 2000153927 A JP2000153927 A JP 2000153927A JP 2000153927 A JP2000153927 A JP 2000153927A JP 2001329592 A JP2001329592 A JP 2001329592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
water
float
valve device
annular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000153927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4126146B2 (ja
Inventor
Takatomo Suzuki
高智 鈴木
Takanobu Nakamura
貴信 中村
Masahiro Oshida
正洋 押田
Atsushi Suzuki
淳 鈴木
Ryutaro Yura
隆太郎 由良
Yoshiki Oota
吉喜 太田
Tsutomu Kido
勉 城戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Fuji Bellows Co Ltd
Fuji Seiko Co Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Fuji Bellows Co Ltd
Fuji Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd, Fuji Bellows Co Ltd, Fuji Seiko Co Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2000153927A priority Critical patent/JP4126146B2/ja
Publication of JP2001329592A publication Critical patent/JP2001329592A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4126146B2 publication Critical patent/JP4126146B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水道管からの供給水圧を利用して弁本体に設
けられた二つの出力ポートにそれぞれ一定水量の水道水
を交互に流すための切り換え弁装置について、圧力損失
の改善を図る。 【解決手段】 水の入口ポート22および出力ポート2
3,24は下流方向に向かって截頭円錐形に拡大する
1.5〜15度のベンチュリ管角度で構成され、バキュ
ームブレーカー8,9の弁室8dは底径を基に開放側に
向かってテーパ管状に拡大した壁面で構成され,かつフ
ロートバルブ8aの支持構造は円錐形態支持型構造であ
り、フロートバルブ8aの環状の弁部8b上面部が撫で
肩形状であり、かつフロートバルブ8aに取り付けられ
たパッキン8mの外周側が弁部8bから離れるように取
り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道管からの供給
水圧を利用して弁本体に設けられた二つの出力ポートに
それぞれ一定水量の水道水を交互に流すための切り換え
弁装置に関するもので、特に圧力損失を改善した水洗式
大便器の低圧損型切り換え弁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洋式水洗式大便器は、水道水の供給方式
によって、タンク方式あるいはフラッシュバルブ方式の
大きく二つに大別される。前者のタンク方式の場合は、
水道水の供給圧が比較的低いところでも十分な洗浄能力
を発揮することができるが、タンク内に洗浄水を貯蔵す
る時間が必要なため、公衆向けの連続使用が要求される
ところでは、後者のフラッシュバルブ方式が適切であ
る。
【0003】後者のフラッシュバルブ方式の場合は、水
道水の供給水圧を安定させて大便器側のリムとジェット
ノズルの吐出機能(吐き出し流量)を確保するととも
に、吐出のタイミングを電気的に制御することで初め
て、少ない水量で最大の洗浄効果が発揮できる。かかる
性能の実現には、上流側から順に、水の圧力又は流量を
制御する機能、フラッシュバルブ機能、水路切り換えバ
ルブ機能、バキュームブレーカー機能(逆流防止機能)
が少なくとも必要である。
【0004】前記フラッシュバルブ方式では、一回の使
用量が一般の16リットルに対して1/2以下である米
国の規制値1.6ガロン(約6リットル)を目標とする
ことが多く、最近では小型化、高級嗜好の傾向から性能
および機能を落とすことができないという状況にある。
【0005】しかし、前記フラッシュバルブ方式の場合
は、供給水圧が低くなると汚物を引き込むためのサイホ
ン現象が不発となり洗浄不良を起こしやすい。従って、
前記方式による場合には供給水圧を確保する必要があ
る。一般住宅地を含めた水道水の供給圧力は0.019
6〜0.98MPa(0.2〜10kg/cm2)とば
らついており、従来品における低圧側の対応圧力は約
0.0686MPa(0.7kg/cm2)である。特
に前記バラツキ圧との関係で、0.0196〜0.06
86MPa(0.2〜0.7kg/cm2)の供給水圧
の低い地域での前記方式を使用する場合、圧力損失によ
る水圧の低下が多大な影響をおよぼす。一般的に圧力損
失は、流体が流路を通過することで流路内に発生する乱
流や渦によりエネルギーが消費された結果圧力の変化と
してとらえられる現象である。
【0006】ここで、特開平11―93239号(水洗
トイレの定量切換弁装置)と特開平11―325287
号(分配止水弁)は、前記の性能および機能が取り入れ
られて提供された従来例である。そして図8は前記従来
例の概要を総合的にまとめた構成縦断面図である。
【0007】図8中の弁筐体100は、弁筐体本体部2
00、下部筐体部300および上部筐体部400の3つ
に分割される。弁筐体本体部200は、主弁座201
と、水道管に接続されかつ定流量弁500を流路に備え
た入口ポート202と、リム側出力ポート203と、ジ
ェット側出力ポート204とを備え、そして弁筐体本体
部200の内部には切り換え弁700が配置されてい
る。下部筐体部300は、前記主弁座201に着座しダ
イヤフラム式パイロット弁で構成されたフラッシュバル
ブ600が配置される。更に上部筐体部400には、図
9に示すように、バキュームブレーカー800(800
a、800b)のフロートバルブ801を摺動自在に支
持する支軸802が設けられている。前記3つの筐体は
複数のボルトで水密的に連結組み立てられ一体となる。
そして、図8に示すように、入口ポート202から各出
力ポート203、204に至る流れ矢印線で図示した流
路が形成される。
【0008】バキュームブレーカー800には、リム側
出力ポート203の流路に設けたバキュームブレーカー
800aとジェット側出力ポート204の流路に設けた
バキュームブレーカー800bがある。バキュームブレ
ーカー800aと800bは同構造でありかつ同機能を
有するもので、ここでは800aのみ説明する。バキュ
ームブレーカー800aのフロートバルブ801aは、
パイプ状ハブ803aと環状弁体804aとで構成さ
れ、常態では切り換え弁700から前記出力ポート20
3へ通じる貫通孔701aを塞ぎ、そして弁室上方の大
気開放孔805aを開け、前記リムまでの流路が大気に
開放されている状態にある。流体が流れてくるとその流
勢と圧力でフロートバルブ801aが押し出され支軸8
02aに沿って上昇し、大気開放孔805aを閉じ、水
頭が出力ポート203へ導かれる。そして水流がなくな
ると自重で落下し元の貫通孔701aを再度閉じる。
【0009】図9は、図8で説明したバキュームブレー
カー800の常態における代表説明図である。弁体の支
持構造は図9に示すように支軸802にフロートバルブ
801のパイプ状ハブ803の中心穴を係合させ、支軸
802に沿って上にストロークSを摺動させる、いわゆ
る中心軸支持型式である。中心軸支持型式の場合は、弁
の傾きを防止するため係合摺動部の隙間をできる限り小
さくする必要がある。
【0010】しかし、前記隙間を小さくすると係合摺動
部への微細なゴミや異物の浸入によっても動作不具合が
発生し、ゴミ等による動作不具合が生じない程度に前記
隙間を大きくとると、図10に示すように弁がかじり易
くなることから動作不具合が発生し易くなる。この点を
考慮して図10に示したような初期動作かじり不具合が
発生しない傾きを考慮すると、図9に示される係合長さ
bが必然的に決まり、弁ストロークSを決めれば、弁室
の懐の大きさdも決まる。そして前記弁室の懐の大きさ
dに比例して、バキュームブレーカー800の弁室の容
量は増加することとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、入口ポート2
02から各出力ポート203に至る流路内面は、流れ矢
印線で図示したように屈曲屈折の連続で、しかも、その
姿勢は水平、垂直の上昇下降と全方位的であるため、水
頭が流路の壁へ幾度となく突き当たり、流体(水)の圧
力損失が生じることとなる。特に流路内に段部があると
流路内に乱流や渦が発生しやすく、流体の圧力損失は更
に悪化することとなる。
【0012】またバキュームブレーカー800の弁室の
容量が狭い場合は流体の圧力損失が悪化する原因とな
る。この点で中心軸支持型構造の従来例の場合は、貫通
孔701a側にパイプ状ハブ803の底部を突出させて
弁室の懐の大きさを確保しているが、突出部Rはフロー
トバルブ801の押し出し動作の効率と安定性等を考慮
したときに大きな問題となりうる。
【0013】本発明の目的は、これらの課題を解決する
ためのものであり、流体の出入口ポート部における渦の
発生の抑制、バキュームブレーカーの弁支持構造や弁室
容量の改善等により圧力損失の改善を図った切り換え弁
装置を提供することを目的とするものであり、特に水洗
式大便器の切り換え弁装置に関する。
【0014】
【発明を解決するための手段】請求項1の発明において
は、水道管からの供給水圧を利用して弁本体に設けられ
た二つの出力ポートにそれぞれ一定水量の水道水を交互
に流すための切り換え弁装置において、水の出入口ポー
トは下流方向に向かって円錐形に拡大するベンチュリ管
角度で構成されていることを特徴とする。また請求項2
のように弁筐体を合成樹脂により各出力ポート部を含め
た成形体であるとよく、あるいは、請求項3のように下
流方向に拡径するように傾斜するテーパー状の傾斜面を
備えたベンチュリ管を挿入するようにしてもよい。
【0015】また請求項4の発明においては、水道管か
らの供給水圧を利用して弁本体に設けられた二つの出力
ポートにそれぞれ一定水量の水道水を交互に流すための
切り換え弁装置において、各バキュームブレーカーにお
けるフロートバルブを備えた弁室は底径を基に開放側に
向かってテーパ管状に拡大した壁面を備えており、前記
フロートバルブの軸と上部筐体に固定された支軸は軸方
向に相対的に移動可能な遊嵌でフロートバルブの上部を
支持し、かつ、切り換え弁流出口の閉弁状態では、フロ
ートバルブにおける環状の弁部の外径と前記弁室底のテ
ーパ管状立ち上げ壁面円周部でフロートバルブの下端部
を支持し、大気開放孔の閉弁状態ではパイプ状ハブ(中
空軸部)の底付き穴と支軸の先端部の接触部または上部
弁座とフロートバルブにおける環状の弁部上面の接触部
でフロートバルブを支持する円錐形態支持型構造を特徴
とするものである。
【0016】さらに請求項5の発明においては、請求項
1において、バキュームブレーカーのフロートバルブの
環状の弁部上面部が縦断面において周辺部に対して下向
きとなる傾斜面で構成される撫で肩形状であり、かつパ
ッキン下面部の外周縁が環状の弁部上面部の外周縁から
離れているようにパッキンが環状の弁部に取り付けられ
ていることを特徴とするものである。この場合、請求項
6のように、前記パッキンが縦断面において、環状の弁
部上面に対向すると共に上向きに傾斜するようにフロー
トバルブに取り付けられているとよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基づき説明する。図1は本発明の概要をまとめた構成縦
断面図であり、図8に示した従来例に対応したものであ
る。また図2は図1中の上部弁筐体4の拡大図である。
図1中の弁筐体1は、弁筐体本体2、下部弁筐体3、上
部弁筐体4に3分割されており、弁筐体本体2の上部に
上部弁筐体4の下部が水密に嵌合されると共に、下部に
下部弁筐体3の上部が水密に当接されて、それぞれボル
ト(図示省略した)により着脱自在に弁筐体本体2に装
着されている。
【0018】弁筐体本体2には、定流量弁5が嵌合され
かつ下流方向にベンチュリ管10が設けられた入口ポー
ト22、リム側出力ポート23、ジェット側出力ポート
24が設けられており、切り換え弁7を内部に備えてい
る。
【0019】ベンチュリ管10は、図4に示されるよう
に、外形形状は弁筐体本体2の抜け勾配のテーパ部と嵌
合するように形成され、内形形状は小径部側が対面する
定流量弁5のオリフィス孔5aの径と合致させるように
接合し、この接合部から下流方向に向かって漸次截頭円
錐形状に拡大するように傾斜するベンチュリ管角度のテ
ーパ状内周面で形成されている。ベンチュリ管角度は
1.5度から15度、好適には5度から15度、特に好
適には5度から6度に確保される。以後ベンチュリ管角
度と表現した場合は、前記の1.5度から15度を指す
ものとする。そしてベンチュリ管10の開放端は弁筐体
本体2の抜け勾配の内径と一致しており、流路に渦の発
生するような段部はない。
【0020】リム側出力ポート23およびジェット側出
力ポート24の内部は、下流方向に向かって円錐形に拡
大するベンチュリ管角度のテーパとなっており、流路内
には渦の発生するような段部がない。
【0021】下部弁筐体3は内部にフラッシュバルブ6
を備えている。フラッシュバルブ6は自閉式の止水弁で
あり、主弁座2aをダイヤフラム(図示せず)を使用し
た主弁体で閉じて止水する構造となっている。
【0022】上部弁筐体4は並列した2つのバキューム
ブレーカー8、9を備えている。尚、バキュームブレー
カー9については、バキュームブレーカー8と同構造で
ありかつ同機能を有することから、ここではバキューム
ブレーカー8のみ説明し、図面には、符号9に符号8と
同様なアルファベット記号を付して説明を省略する。バ
キュームブレーカー8は、フロートバルブ8aと、弁筐
体本体2に設けられる切り替え弁7の流出口7a付近に
設けられた下部弁座8eおよび上部弁筐体4の下部嵌合
部下面に、支軸8fの中心線に直角な下面からなる上部
弁座8jを備えた弁室8dから構成される。そしてバキ
ュームブレーカー8は、リム側出力ポート23の付け根
と切り換え弁7の流出口7aの交差する箇所に設けられ
ており、常態では大気開放の態勢を取り、断水などによ
り給水管が減圧したような場合でも、リム側出力ポート
が負圧になることを防止した構造となっている。
【0023】フロートバルブ8aは、縦断面において、
上面が半径方向の外側が順次下向きに傾斜する傾斜上面
を備えた撫で肩形状の環状(短筒状)の弁部8bとこの
上部に一体に連設されたパイプ状ハブ(中空軸部)8c
で構成されている。また環状の弁部8bの上面と環状フ
ランジとの間の環状溝8nには、環状のパッキン8mが
配置され、パイプ状ハブ(中空軸部)8cの付け根部に
設けられた前記環状溝8nにきつめに前記パッキンは嵌
合している。前記パッキン8mの下面は、パッキン8m
の下面部の中心部から外周縁に向かって漸次環状の弁部
上面8pの外周縁に行くにしたがって離れた状態で取り
付けられ、外周縁においては最大に離れた状態となり、
前記パッキン8mの下面と環状弁体上面8pとの間に
は、パッキン8m用の環状の弾性変形許容空間が形成さ
れている。この弾性変形許容空間はパッキン8mが環状
弁体上面8pに当接した状態から離れる場合の弾性的な
復元力を大きくし、フロートバルブ8aを上部弁座8j
から強制的に離す作用を有している。
【0024】フロートバルブ8aの上部は、環状の弁部
8bの中心から上向きに伸び出たパイプ状ハブ(中空軸
部)8cの底付きガイド穴8gと上部弁筐体4から下向
きに伸び出るとともにこれに一体に固定された支軸8f
の先端部とが軽く係合した状態にある。パイプ状ハブ
(中空軸部)8cと支軸8fは軸方向に相対的に移動可
能な遊嵌でフロートバルブ8aの上部を支持する。
【0025】弁室8dは、その立ち上げ底径を環状の弁
部8bがゴミ等の介在によって動作不良が発生しない適
切な間隔をもって若干大きくしてあり、立ち上げ底径を
基に開放側に向かってテーパ管状に拡大形態をとる。そ
して環状の弁部8bは、切り換え弁流出口7aの下部弁
座8eに着座しており、環状の弁部8bの外径部は、弁
室8dの底の立ち上げ形状の中にある。
【0026】本実施形態における弁支持構造はフロート
バルブ8aの最下端部と最上端部の2箇所であり、すな
わちフロートバルブ8aは、最下端においては、環状の
弁部8bの外径と弁室8dの上方に向かって拡径するよ
うに傾斜するテーパ状立ち上げ傾斜壁面の下端円周部T
により、また最上端においては、パイプ状ハブ(中空軸
部)8cの底付きガイド穴8gからなる開口部と支軸8
fの下端先端部Uによる2箇所で支持される構造となっ
ている。前記円周部Tと前記支軸8fの下端部Uによる
支持形態はこれらを結ぶ形状がほぼ円錐形となり、非常
に安定した支持形態であり安定した動作とすることがで
きる。
【0027】前記支軸8fは、図3に示されるように、
前記上部弁筐体4と一体であって、前記筐体4から上向
きに伸び出た支持筒4a、複数の橋渡し部材4bを介し
て支持されている。支持筒4aに設けられた窓(切欠開
口部)4cは、バキュームブレーカー8が動作不十分の
とき漏れた水を戻すためのものである。この戻り水はフ
ロートバルブ8aの表面上を流れ、前記出力ポート23
もしくは24に至る。このようにフロートバルブ8aは
漏れた戻り水に対し逆止弁機能を有する。そして、キャ
ップ形状のカバー4dは、支軸8fの上端部に固定さ
れ、支持筒4aと窓4cとを被せるように設けられ、漏
れ水が飛散したときの遮蔽板として働く。
【0028】本発明は、以上のように構成されており、
以下その作用について説明する。弁筐体1は、弁筐体本
体2、下部弁筐体3、上部弁筐体4に3分割されている
ことを記載したが、前記の各制御内装品を組み込んだ後
はボルト等で水密的に一体となって提供されるものであ
る。そして図1中に流れ矢印線で示す流路が形成され
る。
【0029】定流量弁5は水道水の供給圧力が如何に変
動しようとも、一定の流量を下流方向に供給する。前記
定流量弁5の下流側に位置するダイヤフラム(図示せ
ず)を備えたフラッシュバルブ6におけるパイロットバ
ルブ(図示せず)を開動(開弁)すると、図1における
主弁座2aが前記ダイヤフラムの背圧室の圧力を解除
し、流体(水)を下流方向に向って一気に流出する。前
記パイロットバルブが閉動(閉弁)すると、前記背圧室
の圧力が上昇することで弁主体が閉じ流水が止まる。前
記パイロットバルブの動作源は小型モーターまたはソレ
ノイドを使用することが多い。
【0030】一般に弁筐体などを合成樹脂射出成形体で
形成する場合には、型抜きのための深い凹部には抜け勾
配が設けられ、この抜け勾配のテーパ角度は1度以内が
一般的であるが、本発明の入口ポート22、リム側出力
ポート23、ジェット側出力ポート24のベンチュリ管
角度は、1.5度から15度の範囲内である。前記の角
度の範囲であれば、この部分において乱流や渦の発生す
ることがなく、圧力損失を著しく減少させる効果を享受
でき、この効果を最大限享受するには、ベンチュリ管角
度を5度から15度、特に5度から6度の範囲にするの
が好適である。
【0031】リム側出力ポート23およびジェット側出
力ポート24のベンチュリ管角度については、入口ポー
ト22と同様にベンチュリ管を挿入することでベンチュ
リ管角度としてもよいが、弁筐体1を熱可塑性または熱
硬化性の合成樹脂の射出成形体で形成し、各出力ポート
23、24の抜け勾配をベンチュリ管角度にすると、前
記出力ポートのベンチュリ管角度が弁筐体本体2と一体
的に形成され、別にベンチュリ管を前記出力ポートに挿
入する必要がなくなる点で好適である。
【0032】入口ポート22から供給された水は、一旦
フラッシュバルブ6の主弁座2aで止められ待機状態に
おかれる。この待機状態では定流量弁5並びにベンチュ
リ管10の働きは全くない。フラッシュバルブ6の起動
弁であるパイロットバルブのモーターに起動の信号が入
るとフラッシュバルブ6は主弁座2aを開けて下流方向
へ水を流す。定流量弁5とベンチュリ管10の機能は、
開弁で発生した流れを受けて初めて発揮されるものであ
る。尚、ベンチュリ管10の材質は、水との相性が良け
れば限定するものではないが、ゴム等の弾性材を使用す
る場合には取付周囲部品とのシール性が向上する効果が
ある。
【0033】切り換え弁7は、フラッシュバルブ6側か
ら流れてきた水をリム側出力ポート23又はジェット側
出力ポート24へ配水する。この切り換え動作源は、前
記パイロットバルブと同様に小型モーターまたはソレノ
イドを使用することが多い。一般的にこれらの動力源は
バルブ毎に準備されることはなく、1つに集約して計画
される。
【0034】切り換え弁7における切り換えパターンは
種々考えられる。切り替えパターンの組み合わせによっ
て節水効果並びに洗浄効果が大きく違う。ここでは代表
例を1つあげておきたい。通常ではリム出力側ポート2
3に切り換えてあって、前記フラッシュバルブ6の開弁
による水頭は、バキュームブレーカー8のフロートバル
ブ8aを押し上げ、リム出力側ポート23に流れる。こ
の開始から若干時間をずらして、今度はジェット側出力
ポート24にも配水し、並行した状態で配水が続いた
後、リムへの配水を止め、ジェット側出力ポート24の
みに配水し、そしてしばらくしてジェット側出力ポート
24への配水を止め、再度リム側へ配水して動作が完了
に至るというパターンである。このように切り換え弁7
を切り換えるたびに、フロートバルブ8aは上下動作を
して下流側の真空を解除する。切り換え弁7の動作源は
従来と同様小型モーターや電磁弁でよく、電気回路で制
御される。
【0035】切り換え弁7側からの吐出水流並びに水圧
を受けてフロートバルブ8aが上昇すると、フロートバ
ルブ8aが上部弁座8jに達し、大気開放孔8kが閉じ
る。そして該閉状態を水流がある間は持続し、水流がな
くなると同時に上部弁座8jからパッキン8mの作用に
より強制的に離脱し、落下することで直ちに大気開放孔
8kを開ける。そのためフロートバルブ8aの材質は、
水に浮いてもらうため水より小さな比重の材料であれば
限定する必要はないが、ポリプロピレン材が好適であ
る。
【0036】前記フロートバルブ8aの昇降動作におい
て、フロートバルブ8aの支持構造は、前記したよう
に、フロートバルブ8aの下端部と円周部Tの係合部と
上端部と支軸8fの係合部Uの支持形態を結ぶ形状がほ
ぼ円錐形となり、この形態はフロートバルブ8aの上昇
および下降においてもほぼ同様な支持形態であるため非
常に安定した動作ができる。すなわち、フロートバルブ
8aが切り換え弁流出口の閉弁時において落下の途中で
傾くような事態が発生しても、フロートバルブ8aにお
ける環状の弁部8bの外径部が弁室8dのテーパ状の立
ち上げ壁に当たり中心部に案内されて所定の位置に着座
することから、かじって動作不具合になるようなことが
ない。この支持構造は、従来品の中心軸支持型に対し円
錐形態支持型構造といえる。円錐形態支持型構造をとる
ものであれば図中の組み合わせに限定するものではな
く、例えば、フロートバルブ8a側の上部を中実の円柱
状の軸状にし、上部弁筐体4側の支軸8fを上面を備え
た中空の支軸(必要に応じ上部が縮径するように傾斜す
るテーパー内面とする)とする組み合わせでもよい(図
示を省略した)。
【0037】またフロートバルブ8aの大気開放孔の閉
弁時の支持位置は、パイプ状ハブ(中空軸部)の底付き
穴8gと支軸8fの先端部の接点(係合部)に限定する
ことはなく、上部弁座8jとフロートバルブ8aの環状
の弁部8bの上面8pの接点(係合部)であってもよ
い。図示の場合、支軸8fの先端部(下端部)は、上部
弁座8jの下面から弁室8d側へ突出していないので、
組立作業における取り扱い中に、他の部分にぶつけて支
軸8fを折損することがなくなる点でも好適である。
【0038】前記のように、円錐形態支持型構造とした
ことから従って支軸8fと底付き穴8gとの隙間は、ゴ
ミ詰まりの発生しない充分なものが設定できる。前記隙
間は径で2mm以上あっても支障はない。尚、支軸8f
と底付き穴8gの形態を図1中でテーパ状としたのは、
製造上の抜け勾配を付けたものであって、この組み合わ
せ部に関しては、機能上必ずしもテーパ形状である必要
はない。
【0039】ここで、図5に示す本発明の円錐形態型支
持構造を採用した場合における弁室8dの懐の大きさ
を、図9の従来例と比較して説明する。図9に示す支軸
802の径が4mm、係合摺動部の隙間を動作傾き及び
かじりによる動作不良を考慮して径で0.8mm、かじ
り不具合が起きない傾きを5度とすると、図9中、bは
約9.5mm程度となる。ストロークSを12mmと
し、図9中aとcの寸法を多少ゆとりを見て13mmと
したとき、dは9.5+13+13=35.5mmとな
る。
【0040】一方、図5において本発明の円錐形態型支
持構造における弁室8dの懐の大きさdを検討する。従
来例と同じくd=35.5mmとした場合、弁ストロー
クs1はどのくらい大きくとれるのかを検討すると、d
=d1、a1=c1=s1+1、そして前記軽く係合す
る量b1を2mmとしたとき、d1=a1+b1+c1
=b1+2(s1+1)となり、この式を展開すると、
s1=(d1−b1−2)、よって、s1=15.75
mmとなる。従って図9の従来例のs=12と比較して
31%の向上となり、この分圧力損失が少なくできる点
で特に有利である。
【0041】更にs=s1としたときにどのくらい小型
化できるか検討すると、弁室8dの懐の大きさd1は、
上記式からd1=b1+2(s1+1)であり、d1=
28mmとなる。したがって圧力損失を維持しつつ、従
来例のd=35.5より21%も小型化することも可能
であり、設計段階における選択の幅が広がることにな
る。
【0042】また円錐形態型支持構造においては、従来
例のように弁下面部に突起部Rを設けなくとも、弁室の
懐の大きさdを確保できるので、設計上の選択の余地が
ひろがることとなる。例えば、図1のようにフロートバ
ルブ8aの弁部8bの下面部に、中心軸線に対して対称
的な断面円弧状の吐出水受け凹部8hを設け、周囲をス
カート状(筒状)の環状縁の弁部8bとすることも可能
である。この場合には吐出水受け凹部8hの凹部体積の
分、上部弁座8jに着座したときに下側の弁室8dの容
積を大きくすることができ、更に圧力損失が低下する点
で有利である。
【0043】尚、圧力損失を考慮して、弁室8dの容積
を出来るだけ大きくしたいことから、弁室8dの立ち上
げ底径を基としたテーパ角度については、通常の抜け勾
配テーパ角度よりも大きいほうが好適である。
【0044】またフロートバルブ8aが上昇するとき
は、吐出水の水頭が環状の弁部8bの背後に回りこん
で、大気開放孔8kから大量に流出することがあっては
ならず、水流がなくなる状態では、フロートバルブ8a
と上部弁座8jが関与水による水の表面張力や水の粘性
等の影響で吸着し、離脱、落下しないようであってはな
らない。
【0045】本発明では、フロートバルブ8aが水流に
よって上昇し、大気開放孔8kを閉じたとき、パッキン
8mは弁座8jとの距離を目一杯動作して弾力を貯え
(図6参照)、水流がなくなると、弾力を放ち弁座8j
からバルブを離す。したがってパッキン8mの材質は弾
力性のあるゴム又は合成樹脂が好適である。
【0046】またフロートバルブ8aは、環状の弁部8
bの上面8pが前記撫で肩形状であるため、上部弁座8
jへ着座したとき僅かではあるが、大気開放孔8kへ移
動した状態で止まる。この分水平弁面の従来品と比較し
たとき、弁室8dの容量が向上することから圧力損失も
低下する。環状の弁部8bの上面部の傾斜角度は、特に
限定するものではないが、軸方向に直角な直角面から下
向きに約10度が好適である。更に上部弁座8jとの着
座形態が面接触ではなく、環状の線に近似する線接触に
なるため、関与水による上部弁座8jとの吸着性は全く
考えられず、前記の弁離れ機能を確実にすることができ
る。
【0047】図7は前記バキュームブレーカー8、9を
構成するフロートバルブ8aの他の実施形体を示したも
のである。図7aは、環状パッキン8mの内穴端面に角
度Qをつけて、上方に向かって拡径するように傾斜内周
面を設けた場合であり、図7bは環状溝8n自体を軸方
向に傾斜した溝、すなわち半径方向外側に行くに従って
外側環状パッキン8mが環状の弁部8bの上面から離れ
るように溝部への取付自体をQ2傾けて構成したもので
ある。図8の実施形態では、環状パッキン8mの取付状
態は水平なものであったが、水平位置から外側を若干立
ち上げておちょこ状形態(椀状)とし、図6に示される
フロートバルブ8aの大気開放孔の閉弁状態からの弁座
離れ効果を更に馬力(弾発力による離脱力の増大)をか
けて向上させようとするものである。パッキン8mの立
ち上げ角度は特に限定するものではないが、軸方向に対
して直角面から上向きに約10度が好適である。
【0048】そして、前記おちょこ状(椀状)形態とし
たことで、水平状態と比較して上部弁座8jに達する時
間が短くなり、環状の弁部8bの背面に回りこんだ水
が、大気開放孔8kから漏れ出す確率が大幅に下がる。
円錐形態型支持構造においては従来例と比較して弁室の
懐が深く、環状の弁部8bの背面に回りこむ水も多くな
りうるため特に有利である。
【0049】以上、本発明を図面に示す実施例に基づい
て説明してきたが、本発明は実施例における水洗式大便
器の給水弁のみに限定されるものではなく、水道管から
の供給水圧を利用して弁本体に設けられた二つの出力ポ
ートにそれぞれ一定水量の水道水を交互に流すための切
り換え弁装置に関するものであれば本発明が適用されう
る。
【0050】
【発明の効果】本発明により、切り換え弁装置における
圧力損失が向上するため、水洗式大便器の水道水の供給
圧力が、比較的低下した領域でも可能であり、低圧地域
でのフラッシュバルブ方式の利用が可能となる。特に、
従来では前記方式を利用できなかった水道圧が0.04
9MPa(0.5kg/cm2)圧の地域まで、前記方
式による多人数対応の連続使用対応等の利便性を享受で
きる点で著しく顕著な効果がある。
【0051】また、フロートバルブの円錐形態型支持構
造により、圧力損失を抑えつつバキュームブレーカーを
小型化することもできるので、装置の設計段階の自由度
が向上し、省スペース、高インテリア化などの小型化、
高級嗜好化に対応できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概要をまとめた構成縦断面図
である。
【図2】図1に示した上部弁筐体の拡大図である。
【図3】図1に示されるバキュームブレーカーの大気開
放孔上部を斜め上から見たときの斜視図で、カバーが取
り外された状態を示す。
【図4】図1に示される入口ポートの流路内に設けられ
たベンチュリ管を上流側の斜め上から見たときの斜視図
である。
【図5】図1に示されるバキュームブレーカーのフロー
トバルブの支持構造を説明するための断面図である。
【図6】図1に示されるバキュームブレーカーのフロー
トバルブが流水によって上部弁座まで押し上げられ大気
開放孔が閉じられた状態を示す断面図である。
【図7】本発明の第2実施例であって、パッキンの取付
状態(a、b)が異なるバキュームブレーカーのフロー
トバルブを示した断面図である。
【図8】従来例の概要を総合的にまとめた構成縦断面図
である。
【図9】図8に示されるバキュームブレーカーのフロー
トバルブの支持構造を説明するための断面図である。
【図10】図8に示されるバキュームブレーカーについ
て、係合摺動部隙間を大きくした場合のかじりによる弁
の動作不具合例を示した断面図である。
【符号の説明】
1 弁筐体 2 弁筐体本体 3 下部弁筐体 4 上部弁筐体 4a 支持筒 4b 橋渡し部材 4c 窓(一部切欠開口部) 4d キャップ形状のカバー 5 定流量弁 6 フラッシュバルブ 7 切り換え弁 7a 切り換え弁流出口 7b 切り換え弁流出口 8 バキュームブレーカー 8a フロートバルブ 8b 環状の弁部 8c パイプ状ハブ(中空軸部) 8d 弁室 8e 下部弁座 8f 支軸 8g 底付き穴 8h 吐出水受け凹部 8j 上部弁座 8k 大気開放孔 8m 環状パッキン 8n 環状溝 8p 環状の弁部上面 9 バキュームブレーカー 10 ベンチュリ管 22 入口ポート 23 リム側出力ポート 24 ジェット側出力ポート 100 弁筐体 200 弁筐体本体部 201 主弁座 202 入口ポート 203 リム側出力ポート 204 ジェット側出力ポート 300 下部筐体部 400 上部筐体部 500 定量弁 600 フラッシュバルブ 700 切り換え弁 701a 貫通孔 800 バキュームブレーカー 801a フロートバルブ 802a 支軸 803a パイプ状ハブ 804a 環状の弁部 805a 大気開放孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 貴信 神奈川県大和市深見東1丁目6番8号 富 士精工株式会社内 (72)発明者 押田 正洋 神奈川県大和市深見東1丁目6番8号 富 士精工株式会社内 (72)発明者 鈴木 淳 神奈川県大和市深見東1丁目6番8号 富 士精工株式会社内 (72)発明者 由良 隆太郎 神奈川県大和市深見東1丁目6番8号 富 士精工株式会社内 (72)発明者 太田 吉喜 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 城戸 勉 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D039 AA02 BA06 BA10 BB01 DB00 3H055 AA02 AA23 BA12 BC01 CC03 CC12 DD15 DD22 GG12 GG22 JJ03 JJ08 JJ13 JJ15 JJ20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道管からの供給水圧を利用して弁本体
    に設けられた二つの出力ポートにそれぞれ一定水量の水
    道水を交互に流すための切り換え弁装置において、弁筐
    体における水の入口ポートおよび出力ポートの流路内周
    面は、下流方向に向かって拡径するように傾斜するテー
    パー状内面で構成されていることを特徴とする低圧損型
    切り換え弁装置。
  2. 【請求項2】 前記切り換え弁装置の弁筐体が合成樹脂
    成形体であり、入口ポートおよび出力ポートが1.5〜
    15度のベンチュリ管角度のテーパー状内面であり、か
    つ一体成形により弁筐体に出力ポートが形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の低圧損型切り換え弁
    装置。
  3. 【請求項3】 内径側が下流方向に向かって前記ベンチ
    ュリ管角度を有するベンチュリ管を入口ポートに挿入す
    ることで、入口ポートのベンチュリ管角度が構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の低圧損型切り換
    え弁装置。
  4. 【請求項4】 水道管からの供給水圧を利用して弁本体
    に設けられた二つの出力ポートにそれぞれ一定水量の水
    道水を交互に流すための切り換え弁装置において、各バ
    キュームブレーカーにおけるフロートバルブを備えた弁
    室は底径を基に開放側に向かってテーパ管状に拡大した
    壁面を備えており、前記フロートバルブの軸と上部筐体
    に固定された支軸は軸方向に相対的に移動可能な遊嵌で
    フロートバルブの上部を支持し、かつ、切り換え弁流出
    口の閉弁状態では、フロートバルブにおける環状の弁部
    の外径と前記弁室底のテーパ管状立ち上げ壁面円周部で
    フロートバルブの下端部を支持し、大気開放孔の閉弁状
    態では前記軸相互の接触部または上部弁座とフロートバ
    ルブにおける環状の弁部上面の接触部でフロートバルブ
    を支持する円錐形態支持型構造を特徴とする低圧損型切
    り換え弁装置。
  5. 【請求項5】 水道管からの供給水圧を利用して弁本体
    に設けられた二つの出力ポートにそれぞれ一定水量の水
    道水を交互に流すための切り換え弁装置において、バキ
    ュームブレーカーのフロートバルブにおける環状の弁部
    上面部が縦断面において半径方向外側が下向きとなる傾
    斜面で構成されるほぼ撫で肩形状であり、かつ前記傾斜
    面に対向するように配設されるパッキン下面部の外周縁
    が、前記環状の弁部上面部の外周縁から離れるように前
    記パッキンが前記フロートバルブに取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1の低圧損型切り換え弁装置。
  6. 【請求項6】 前記パッキンが縦断面において環状の弁
    部上面に対向すると共に外周側が上向きに傾斜するよう
    にフロートバルブに取り付けられていることを特徴とす
    る請求項5に記載の低圧損型切り換え弁装置。
JP2000153927A 2000-05-25 2000-05-25 低圧損型切り換え弁装置 Expired - Fee Related JP4126146B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000153927A JP4126146B2 (ja) 2000-05-25 2000-05-25 低圧損型切り換え弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000153927A JP4126146B2 (ja) 2000-05-25 2000-05-25 低圧損型切り換え弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001329592A true JP2001329592A (ja) 2001-11-30
JP4126146B2 JP4126146B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=18659100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000153927A Expired - Fee Related JP4126146B2 (ja) 2000-05-25 2000-05-25 低圧損型切り換え弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4126146B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200453735Y1 (ko) * 2008-09-08 2011-05-27 주식회사 보보코퍼레이션 비데 일체형 위생도기의 역류방지장치
JP2014169784A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 Duravit Aktiengesellschaft バキュームブレーカ、腰掛便器自動吐水システムおよび電子腰掛便器
JP2014190489A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Toto Ltd バキュームブレーカ及びそれを備える水洗大便器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200453735Y1 (ko) * 2008-09-08 2011-05-27 주식회사 보보코퍼레이션 비데 일체형 위생도기의 역류방지장치
JP2014169784A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 Duravit Aktiengesellschaft バキュームブレーカ、腰掛便器自動吐水システムおよび電子腰掛便器
JP2014190489A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Toto Ltd バキュームブレーカ及びそれを備える水洗大便器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4126146B2 (ja) 2008-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6679285B2 (en) Faucet for filling tanks
JP3584041B2 (ja) 与圧式水洗便所洗浄装置
JP4091771B2 (ja) トラップ装置
JP2014169784A (ja) バキュームブレーカ、腰掛便器自動吐水システムおよび電子腰掛便器
JP2001329592A (ja) 低圧損型切り換え弁装置
KR20030027812A (ko) 압력 플러시 시스템용 밸브 조립체
JP2000193115A (ja) 自閉水栓装置
US6343387B1 (en) Volume control for a water closet
AU2010317438A1 (en) Gas valve
US10145092B2 (en) Device for preventing backflow
JPH09124063A (ja) 泡噴出ポンプ付き容器
JP2004225431A (ja) 水洗便器装置
JP2006170382A (ja) 流路開閉弁
US10689837B2 (en) Flushometer
KR200484932Y1 (ko) 변기 세정제 공급장치용 역류방지 밸브체
JP2008231721A (ja) 便器排水路の吸気装置
JPS61102923A (ja) 給水システムとそれに用いるつりあい弁組立体
CN216713233U (zh) 一种水槽下水器连接部件
CN218027997U (zh) 一种双水槽排污管转接结构
US11905696B2 (en) Dual water-vessel flush structure and pressure-assisted toilet flush system
JP4925876B2 (ja) 便器排水路の吸気装置
US20050056322A1 (en) Flow control apparatus for flush valves of toilets
JP2008223357A (ja) 洗浄水供給装置
JP2008231723A (ja) 便器排水路の吸気装置
JP2002195452A (ja) 低圧損型切り換え弁装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060127

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060307

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070508

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080423

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080512

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees