JP2001327942A - 資源分別回収方法 - Google Patents

資源分別回収方法

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JP2001327942A
JP2001327942A JP2000150162A JP2000150162A JP2001327942A JP 2001327942 A JP2001327942 A JP 2001327942A JP 2000150162 A JP2000150162 A JP 2000150162A JP 2000150162 A JP2000150162 A JP 2000150162A JP 2001327942 A JP2001327942 A JP 2001327942A
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JP
Japan
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waste
substance
metal
plasma
molten
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JP2000150162A
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English (en)
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Kentaro Nakamura
謙太郎 中村
Seiji Akatsu
誠次 赤津
Nanao Horiishi
七生 堀石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物中の物質を高純度で分別回収する。 【解決手段】 プラズマ溶融炉4内にプラズマアーク加
熱ゾーンPZと保温ゾーンとHZを形成し、粉砕した廃
棄物をプラズマ溶融炉4内に投入する。プラズマアーク
加熱ゾーンPZは、高温高密度プラズマによって形成さ
れた領域である。廃棄物をプラズマアーク加熱ゾーンP
Zでプラズマ加熱してその構成成分レベルに解離し、有
機物は、ガス化して回収し、金属,非金属は物質の核力
以外の結合を断ち切って溶融・解離させる。溶融・解離
した物質は、ガス不活性雰囲気中で共有結合し、そのま
まプラズマアーク加熱ゾーンPZの下方に形成された保
温ゾーンHZに落下して溶融状態で積層される。金属
と、非金属とは、保温ゾーンHZに積層された溶融物質
層から分離してそれぞれ個別に回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物中に含まれ
る金属,非金属,有機物を資源として分別回収する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】廃棄物とは、占有者が自ら利用し、また
他人に売却することができないため不用になったものを
いい、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(197
0,1992改正)」において、ごみ,汚泥,糞尿その
他の汚物または不用物であって、固形状または液状のも
のと定義され、一般廃棄物と、産業廃棄物とに大別され
る。
【0003】あらゆる製品は、いずれ一般廃棄物のごみ
となり、製品の製造時のロスとして産業廃棄物のごみが
でる。一般廃棄物に関しては、ごみ量の増加による量と
ともに、廃棄物には、有害物質が含まれることもあっ
て、その質が大きな社会問題となっている。
【0004】廃棄物の処理に関しては、地球環境保護の
認識が高まり、リサイクルを前面に出した廃棄物の処理
及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)が1992年7
月より施行された。また、これに先立って、通産省管轄
の再生資源の利用の促進に関する法律(リサイクル法)
が1991年10月に施行されており、特定業種,特定
製品,指定副産物を含めて、製造者の段階でリサイクル
に配慮することが規定された。
【0005】さらに、1997年4月からは、容器,包
装に係る分別収集および再商品化の促進等に関する法律
(容器包装リサイクル法)が施行され、缶,ビン,プラ
スチック容器などのリサイクルに本格的に取り組まれる
ようになった。
【0006】これらの変化に伴って、廃棄物処理の状況
も大きく変貌し、埋立てから焼却、焼却・埋立てからリ
サイクルへと技術の変化も近年めまぐるしいものがある
(環境保全工学 浮田正夫ほか編 技報堂出版 199
7年参照)。
【0007】資源化,リサイクルシステムについては、
(A)プレリサイクル・(B)再利用・(C)有効利用
・(D)資源として回収・(E)エネルギーとしての回
収が考えられる。なかでも、資源として回収すること、
エネルギーとして回収することは極めて重要である。
【0008】資源として回収する方法としては、廃棄
物をそのままの状態或いは少し手を加えて利用する方
法、製品の廃棄物を再度その製品の原料に再生する方
法、原料として回収する方法などが考えられる。
【0009】前記製品の廃棄物を再度その製品の原料
に再生する方法の内容は、例えば、アルミニウム缶を溶
融して再度アルミニウム缶にまで再生するという方法で
あり、原料として回収する方法の内容は、たとえばス
チール空缶を電気炉で溶融し、スチール缶に戻すのでは
なく、建築用鉄筋を製造するというような他の製品の原
料に使う方法である(最新リサイクル技術の実際 村田
徳治著 オーム社 1993年発行参照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記手
法によるときには、アルミニウム缶やスチール缶が他の
ごみから完全に分別されていなければならない。通常の
場合、収集された粗大ごみや不燃ごみについては、埋立
てや有価物の回収の前処理としてまず粉砕処理され、選
別される。
【0011】機械選別の方式には、粒径・比重の差(湿
式:紙,乾式・風力分離:紙,プラスチック・金属)、
磁力分離(磁気選別:鉄,電磁誘導選別:アルミ)等が
ある。
【0012】上記手法によって選別された処理物にはい
まだ多くの不純物が混入しており、これを資源として再
利用するには、処理物の選別を繰り返し、高純度の単一
物質になるまで精製しなければならない。そのうえ、上
記のような方法は、医療廃棄物,放射線に汚染された廃
棄物のような有害物質が含まれている廃棄物の処理には
適用することができないし、汚染の種類が特定できない
ような廃棄物については全く処置の方法がなく、これら
の廃棄物については、現状ではそのまま密閉して保管し
ておく以外に方法がないのが実状である。
【0013】本発明の目的は、廃棄物中の物質を高純度
で分別回収する方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による資源分別回収方法においては、廃棄物
をプラズマ加熱してその構成成分レベルに解離し、有機
物は、ガス化し、金属,非金属は物質の核力以外の結合
を断ち切って溶融・解離させ、温度を制御しつつ融点の
違いを利用して金属,非金属物質を構成成分毎に分別回
収するものである。
【0015】また、抽出したい金属,非金属物質の結晶
化温度に保持して特定の物質を単結晶として成長させ、
さらに設定温度で結晶化しなかった他の物質に対しても
同様にその物質に固有の結晶化温度に下げることによっ
て、複数の物質を分別回収するものである。
【0016】また、特定の物質の単結晶は、液相成長法
を用いて溶融金属または、溶融非金属物質から抽出され
るものである。
【0017】また、ガス化した有機化合物は、水蒸気と
反応させ水素に富んだ合成ガスに加工するものである。
【0018】また、プラズマアーク加熱ゾーンと保温ゾ
ーンとを形成し、プラズマアーク加熱ゾーンは、高温高
密度プラズマによって形成された領域であり、溶融・解
離した金属と非金属は、プラズマアーク加熱ゾーンに溶
融・解離物質層をつくり、溶融・解離物質は、ガス不活
性雰囲気中で共有結合し、そのままプラズマアーク加熱
ゾーンの下方に形成された保温ゾーンに落下して溶融状
態で積層され、金属と、非金属とは、保温ゾーンに積層
された溶融物質層から分離してそれぞれ個別に回収され
るものである。
【0019】また、廃棄物は、シリコンチップ,アイラ
ンド,ボンディングワイヤ,モールド樹脂などで形成さ
れた電子部品であり、この電子部品を処理してアイラン
ド,リード,ボンディングワイヤー,モールド樹脂に使
用されているニッケル,金などの有価金属,シリコンな
どの非金属を分別して回収するものである。
【0020】また、医療廃棄物,放射線に汚染された廃
棄物のような有害物質が含まれている廃棄物,あるいは
汚染の種類が特定できないような廃棄物中に含まれる金
属,非金属を構成成分レベルに溶融・解離して回収し、
廃棄物中に含まれる有毒化合物,病原微生物のような有
害な有機物を完全に破壊・分解して無害ガス化するもの
である。
【0021】プラズマは、物質が電気的に解離されて作
られた電離ガスである。電離ガス(プラズマ)加熱は、
水蒸気と、不活性ガスからなる還元性雰囲気の中で廃棄
物を電離する放射パワーをプラズマアーク加熱ゾーンに
提供する。
【0022】プラズマアーク加熱ゾーンは、高温高密度
プラズマによって形成された領域であり、その領域内で
は、廃棄物中の有機成分はガス化され、金属と非金属物
質は溶融・解離し、溶融・解離物質層をつくり、溶融・
解離物質は、そのままプラズマアーク加熱ゾーンの領域
の下方に形成された保温ゾーンの領域内に落下して溶融
状態で積層される。
【0023】物質の熱溶融と、プラズマによる解離(分
解ともいう)との違いは、およそ次のように考えられ
る。すなわち、熱による物質の溶融は、原子間,分子間
の結合を熱エネルギーによって希薄にし、もはや格子秩
序を保てなくなった状況であるが、熱溶融によって物質
が液相になっただけで原子,分子はまったく自由になっ
たわけではなく、構成成分は、お互いに結晶していたと
きの隣接関係に影響を受けており、再び固相に戻ったと
きには、組成比に多少の変化が生ずるものの元と同じも
のが生成される。
【0024】一方、プラズマによる解離は、物質の第4
の相(固相,液相,気相に対する電離気相)を利用する
ものであり、プラズマ中では、すべての物質は、イオ
ン,電子,原子のようなラジカル状態にある。また、こ
の中に新たに混入する物質も瞬時に解離され、ラジカル
状態となる。この状態は、例えば金属が酸の中でイオン
として存在し、非金属は、アルカリの中でイオンとして
存在する状態にたとえることができる。
【0025】本発明において、金属,非金属は、プラズ
マアーク加熱ゾーンにおいては、金属,非金属が存在す
る環境が酸やアルカリのような溶液ではなく、真空のラ
ジカル中であり、「溶融・解離」とは、高温高密度のプ
ラズマ中で第4の相としてラジカル状態で存在している
状態をいう。
【0026】この様なラジカル状態では、重い原子,分
子から軽い原子,分子へと順に層をなして積層してい
く。本発明において、「溶融・解離物質層」とは、その
ような積層状態を説明している。ラジカルの状態の下で
は、合金などの混合物も完全にもとの金属単体に分離さ
れる。
【0027】ガス化した有機化合物は、水蒸気と反応
し、水素に富んだ合成ガスに加工される。廃棄物中に含
まれる有害な有機物(有毒化合物,病原微生物)物質
は、完全に破壊・分解される。
【0028】溶融・解離した物質を資源として回収する
システムは、非金属(ガラス)を回収するシステムと、
金属を回収するシステムとに大別される。溶融したガラ
ス物質は、溶融金属よりも軽いため、保温ゾーンに積層
された溶融物質層の上層に貯められ、溶融物質の量が増
えるにしたがって、オーバーフロー堰を通してガラス収
納用容器にオーバーフローし、金属溶融物は、保温ゾー
ンの底部のドレインから金属収納用容器に自重で落下す
る。
【0029】ガラス収納用容器と、金属収納用容器と
は、その内部の温度が制御され、内部に受入れられた溶
融・解離物質の温度を任意に保持させることができる。
【0030】プラズマ加熱ゾーンの溶融・解離物質層の
上方には気化スペースが確保されている。有機物は分解
されたのち、基結合ガスとして生成され、湿式浄化処理
後、エネルギーとして利用される。
【0031】本発明において、DCプラズマのパワー
は、その電流と電圧とによって制御される。プラズマの
電圧は、アークの長さに比例し、それは電極間の物理的
な距離を調節することで制御することができる。
【0032】希望のプラズマの電圧をセットし、希望の
パワーを達成するために、電流は、手動で調節するのが
好ましい。これらのパワーパラメータがセットされた
後、コンピュータ制御のシステムが自動的に電極の縦位
置をプラズマ電圧のセットしたポイントを維持するため
に調節する。
【0033】本発明の資源分別回収方法に用いる高温高
密度プラズマは、物質の核力以外のすべての結合、特に
電気的結合を断ち切って解離させ、ラジカル状態(対を
作っていない電子を持つ原子または原子団)として存在
させる特徴を持っている。
【0034】廃棄物として、例えばコンピュータ製品を
考えてみる。コンピュータに組み込まれている電子部品
の大部分はシリコンLSIであり、廃棄される電子部品
のLSIの量は想像を絶するものがある。ところで、L
SIは、一般にシリコンチップ,アイランド,ボンディ
ングワイヤ,モールド樹脂などで形成されたものであ
り、有機物,非金属,金属物質が含まれている。
【0035】LSIに含まれる有機物は、主としてエポ
キシ樹脂であり、非金属は、その殆どがシリコンである
といえる。金属は、金,ニッケル,鉄など多様な成分に
わたっている。
【0036】たとえば、ニッケルは、主として電子回路
のアイランド及びリードに使用され、金のような有価金
属は、ボンディングワイヤーに使用されている。したが
って、使用済みとして廃棄されたコンピュータ製品の電
子部品から、もし、シリコンや有価金属類を分別して容
易に回収することができれば、経済的にはもとより、地
球環境の保護の観点からも望ましいのは言うまでもな
い。
【0037】高温高密度プラズマによって形成されるプ
ラズマアーク加熱ゾーン内に物質を置くことにより、す
べての物質は、一旦電離気体状態となり、H+,O2-
CL-,S2-,Fe2+,Zn2+,Si2+,Sn2+,・・
・などとして存在するが、プラズマ状態の変化(物質を
プラズマアーク加熱ゾーンの外部へ取出すような事態)
によって、結合の強いもの(基結合)が瞬時に反応し、
2,O2,CL2,CH4,COなどのガスと、Siなど
の非金属,Fe,Al,Zn,Snなどの金属溶融物が
形成されるのである。
【0038】たとえば、Pb2SO4を原物質としたと
き、プラズマ中では、Pb2+,S2-,2(O2+)に解離
し、プラズマ外では、Pb+SO2+O2に分離し、Pb
が析出し、SO2+O2ガスが放出されるのである。
【0039】金属収納用容器内に受入れられた2種類以
上の金属を含む溶融物質層から抽出したい金属の結晶化
温度に保持することによって、その金属を単結晶として
成長させることができ、単結晶は、液相成長法、例えば
チョコラルスキー法を用いて抽出することができる。物
質は、結晶化するとき、物質に含まれる不純物を排除
し、純粋なより大きな「もの」に成長しようとする性質
がある。
【0040】さらに設定温度で結晶化しなかった他の物
質に対しても同様にその物質に固有の結晶化温度に下げ
ることによって、2種類以上の金属を分別回収すること
ができる。ガラス収納用容器内に受入れられた非金属結
晶も、全く同じ要領で抽出することができる。したがっ
て、上記のような電子部品を含む廃棄物を処理して、電
子部品を構成するニッケル,金のような有価金属類,シ
リコンを分別して容易に回収することができる。あるい
は、浮遊帯溶解法(FZ法)を用い、2種類以上の金属
を含む溶融物質層を保温ゾーンから取出し、順次溶融物
質層の温度を下げながら単層金属を抽出し、抽出された
単層金属の積層によるインゴットを形成することもでき
る。
【0041】本発明方法によって処理できる廃棄物は、
勿論電子部品に限らない。一般廃棄物,産業廃棄物,と
りわけ医療廃棄物,放射線に汚染された廃棄物のような
有害物質が含まれている廃棄物,汚染の種類が特定でき
ないような廃棄物の処理に適用して有効である。廃棄物
中に含まれる金属,非金属は、構成成分レベルに溶融・
解離し、その溶融・解離物質は、物質毎に単結晶として
回収でき、また、廃棄物中に含まれる有毒化合物,病原
微生物のような有害な有機物は、完全に破壊・分解して
無害化される。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図に
よって説明する。図1は、本発明方法を適用する装置の
一例を示す図である。図1に示す装置を用いて本発明に
よる資源分別回収の処理要領を説明する。
【0043】図において、廃棄物は、破砕機1に投下さ
れ、溶融処理に適した大きさに破砕されてホッパー2内
に受入れられる。ホッパー2内の破砕された廃棄物は、
つぎに溶融処理物として螺旋投入装置3を通り、プラズ
マ溶融炉4内に定量づづ投入される。
【0044】プラズマ溶融炉4内へ廃棄物を投入するに
際しては、廃棄物中に水分が含まれていると、水蒸気爆
発の危険があるため、水分は他の高分子と結合させてお
く必要がある。このためには、適宜吸水材を添加しつつ
廃棄物Mを破砕機1に投入する。
【0045】プラズマ溶融炉4内には、窒素タンク(ボ
ンベ)15内から供給された窒素ガスで満たされ、その
内部は、不活性ガス雰囲気に保たれる。また、プラズマ
溶融炉4の処理室6内には、プラスマアーク電極5が差
し込まれ、電源Eの投入により、炉の処理室6内にプラ
ズマアーク加熱ゾーンPZを形成させる。
【0046】処理室6は、耐火物質で縁取られ、冷却制
御された金属槽である。処理室6の周囲には、ヒータ1
1が巻かれ、プラズマアーク加熱ゾーンPZの下方に位
置して、保温ゾーンHZを形成している。保温ゾーンH
Zには、プラズマアーク加熱ゾーンPZから受入れた物
質が溶融状態を保ったまま積層する。
【0047】処理室6の炉底には、ドレインとして金属
収納用容器7に通じる第1の流路8が開口され、炉壁に
は、オーバーフロー堰からガラス収納用容器9に通ずる
第2の流路10が開口されている。金属収納用容器7
は、保温ゾーンHZから落下した溶融金属を受入れる容
器であり、ガラス収納用容器9は、保温ゾーンHZから
オーバーフローした非金属溶融物である溶融ガラスを受
入れる容器である。
【0048】本発明においては、第1の流路8及び第2
の流路10を含んで、金属収納用容器7及びガラス収納
用容器9にそれぞれヒータ12a,12bを個別に配線
し、各ヒータ12a,12bには、個別に加熱温度を制
御する制御装置13a,13bを接続している。金属収
納用容器7内の溶融金属の温度及びガラス収納用容器9
内の溶融ガラスの温度は、温度制御装置13a,13b
によって、それぞれ個別に任意に調整できるようになっ
ている。
【0049】プラズマ溶融炉4内に投入された破砕物中
に含まれる金属,非金属物質は、プラズマアーク加熱ゾ
ーンPZの高温プラズマに触れ、物質の核力以外のすべ
ての結合が断ち切られてその構成成分レベルに溶融・解
離する。プラズマアーク加熱ゾーンPZにおいて、溶融
・解離した物質は、保温ゾーンHZに送られ、保温ゾー
ンHZにおいては、共有結合して溶融状態となる。
【0050】溶融物質は、一旦保温ゾーンHZに貯めら
れたのち、溶融物質中に含まれる金属溶融物は、炉底の
第1の流路8を通って金属収納用容器7に入り、非金属
溶融物は、保温ゾーンHZをオーバーフローし、炉壁に
開口された第2の流路10を通ってガラス収納用容器9
に受入れられる。また、破砕物中に含まれる有機物はガ
ス化し、湿式ガスクリーニング装置14に送り込まれ
る。
【0051】金属収納用容器7内の雰囲気の温度は、温
度制御装置13aによって温度制御され、ガラス収納用
容器9内の雰囲気は温度制御装置13bによって温度制
御され、溶融物質は、それぞれ予め定められた一定温度
に保たれる。
【0052】本発明においては、金属収納用容器7及び
ガラス収納用容器9内の雰囲気温度を溶融・解離物質の
単結晶として抽出したい物質の温度としてその物質の結
晶化温度に設定することによって、溶融物質を分別回収
するものである。
【0053】すなわち、ガラス収納用容器9および金属
収納用容器7内の雰囲気温度を抽出したい物質の結晶化
温度に保持すれば、非金属,金属の何れであっても選択
した特定の物質を単結晶として成長させることが可能で
ある。
【0054】さらに設定温度で結晶化しなかった次の物
質に対しては、次の物質に固有の結晶化温度に下げるこ
とによって結晶化し、次々と物質に固有の結晶化温度に
設定することによって、多種類の物質を高純度で分別回
収できる。
【0055】ガラス収納用容器9内の雰囲気温度を例え
ば、シリコンの結晶化温度である1420℃に制御する
ことによって、ガラス収納用容器9に受入れられたシリ
コンは単結晶化し、その単結晶を、液相成長法,例えば
チョコラルスキー法、浮遊帯溶解法などを用いてガラス
収納用容器9内から抽出する。
【0056】一方、金属収納用容器7内に受入れられた
溶融金属に対しても同様に、金属収納用容器7内の温度
を、抽出しようとする特定の金属の結晶化温度に設定す
ることにより、その金属を抽出することができる。たと
えば1540℃で鉄、1450℃でニッケル、106
4.43℃で金がそれぞれ単結晶化する。溶融金属は、
液相成長法、例えばチョコラルスキー法を用い、これを
単結晶として金属収納用容器7内から抽出することがで
きる。
【0057】有機ガスは、ポンプ16で炉内から引き出
し、湿式ガスクリーニング装置14を経由させて水蒸気
と反応させ、水素に富んだ合成ガスに加工し、これを燃
料ガスとして利用する。
【0058】
【発明の効果】以上のように、本発明は、電子部品を含
む廃棄物をプラズマ加熱して廃棄物をその構成成分レベ
ルに解離し、有機物は、ガス化し、金属,非金属は構成
成分の融点の違いを利用して純粋な金属,非金属として
回収するものであり、廃棄物に含まれる金属,非金属を
物質単位に分別して回収し、再資源として有効利用を図
ることができ、また、ガス化した有機物は、これを燃料
エネルギーとして活用することができる。
【0059】また、プラズマ加熱により、廃棄物を電離
させるものであるため、抽出したい金属,非金属物質の
結晶化温度に保持して特定の物質を単結晶として成長さ
せ、さらに設定温度で結晶化しなかった他の物質に対し
ても同様にその物質に固有の結晶化温度に下げるという
温度制御操作のみによって、複数の物質を分別して回収
することができる。
【0060】さらには、溶融金属または、溶融非金属物
質からの物質の分別回収は、既に技術的に確立されてい
るチョコラルスキー法,浮遊帯溶解法のような液相成長
法を用いることができるため、高精度で能率良く回収で
きる効果を有する。
【0061】特に本発明によるときには、廃棄物の質に
関わらず、物質の構成レベルにまで解離させるものであ
るため、有害物質が含まれている廃棄物,汚染の種類が
特定できないような廃棄物の処理に適用してこれらを無
害化するに止まらず、積極的に資源として再生させるこ
とができるため、廃棄物処理,廃棄物保管の問題,地球
環境の保護,資源・エネルギー問題を一挙に解決できる
技術として大いに期待されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する装置の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 破砕機 2 ホッパー 3 螺旋投入装置 4 プラズマ溶融炉 5 プラズマアーク電極 6 処理室 7 金属収納用容器 8 第1の流路 9 ガラス収納用容器 10 第2の流路 11,12a,12b ヒータ 13a,13b 温度制御装置 14 湿式ガスクリーニング装置 15 窒素タンク 16 排気ポンプ PZ プラズマアーク加熱ゾーン HZ 保温ゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C01B 3/02 C10J 3/00 G 4K045 3/38 F 4K063 C10J 3/00 C22B 1/00 601 7/00 F C22B 1/00 601 9/20 7/00 F23G 5/00 ZAB 9/20 115B F23G 5/00 ZAB F23J 1/08 115 F27B 3/08 F23J 1/08 F27D 11/08 E F27B 3/08 B09B 3/00 303A F27D 11/08 ZAB 303Z (72)発明者 中村 謙太郎 山口県山口市平井557−3 荒瀬AP7号 (72)発明者 赤津 誠次 東京都板橋区上板橋一丁目12−13 日本ビ ル302 (72)発明者 堀石 七生 神奈川県横浜市青葉区美しが丘1−4−6 −307 Fターム(参考) 3K061 AA18 AA23 AB02 AB03 AC09 AC20 BA01 BA10 CA14 DA18 DB06 DB12 DB20 NB02 NB21 NB23 NB27 4D004 AA24 AA48 AB01 AC04 BA03 BA05 BA06 CA04 CA43 CB04 CB13 CC01 CC20 DA02 DA06 4G040 BA02 EA01 EA06 4G075 AA37 AA54 AA63 BA02 BB02 BB03 CA02 CA48 CA51 CA63 DA01 EB01 EB42 EC21 FB02 FC06 4K001 AA04 AA19 AA23 BA22 EA03 FA12 GA16 4K045 AA04 BA03 BA10 RB02 RC12 RC20 4K063 AA04 AA12 AA15 BA12 BA13 CA02 FA56

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物をプラズマ加熱してその構成成分
    レベルに解離し、有機物は、ガス化し、金属、非金属は
    物質の核力以外の結合を断ち切って溶融・解離させ、温
    度を制御しつつ融点の違いを利用して金属、非金属物質
    を構成成分毎に分別回収することを特徴とする資源分別
    回収方法。
  2. 【請求項2】 抽出したい金属、非金属物質の結晶化温
    度に保持して特定の物質を単結晶として成長させ、さら
    に設定温度で結晶化しなかった他の物質に対しても同様
    にその物質に固有の結晶化温度に下げることによって、
    複数の物質を分別回収することを特徴とする請求項1に
    記載の資源分別回収方法。
  3. 【請求項3】 特定の物質の単結晶は、液相成長法を用
    いて溶融金属または、溶融非金属物質から抽出されるも
    のであることを特徴とする請求項2に記載の資源分別回
    収方法。
  4. 【請求項4】 ガス化した有機化合物は、水蒸気と反応
    させ水素に富んだ合成ガスに加工することを特徴とする
    請求項1に記載の資源分別回収方法。
  5. 【請求項5】 プラズマアーク加熱ゾーンと保温ゾーン
    とを形成し、 プラズマアーク加熱ゾーンは、高温高密度プラズマによ
    って形成された領域であり、溶融・解離した金属と非金
    属は、プラズマアーク加熱ゾーンに溶融・解離物質層を
    つくり、溶融・解離物質は、ガス不活性雰囲気中で共有
    結合し、そのままプラズマアーク加熱ゾーンの下方に形
    成された保温ゾーンに落下して溶融状態で積層され、金
    属と、非金属とは、保温ゾーンに積層された溶融物質層
    から分離してそれぞれ個別に回収されるものであること
    を特徴とする請求項1に記載の資源分別回収方法。
  6. 【請求項6】 廃棄物は、シリコンチップ,アイラン
    ド,ボンディングワイヤ,モールド樹脂などで形成され
    た電子部品であり、この電子部品を処理してアイラン
    ド,リード,ボンディングワイヤー,モールド樹脂に使
    用されているニッケル,金などの有価金属,シリコンな
    どの非金属を分別して回収することを特徴とする請求項
    1に記載の資源分別回収方法。
  7. 【請求項7】 医療廃棄物,放射線に汚染された廃棄物
    のような有害物質が含まれている廃棄物,あるいは汚染
    の種類が特定できないような廃棄物中に含まれる金属,
    非金属を構成成分レベルに溶融・解離して無害化して回
    収し、廃棄物中に含まれる有毒化合物,病原微生物のよ
    うな有害な有機物を完全に破壊・分解して無害化するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の資源分別回収方法。
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