JP2001326964A - 無線通信システム,それを構成する携帯電話機,外部機器,及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム,それを構成する携帯電話機,外部機器,及び無線通信方法

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JP2001326964A JP2000141766A JP2000141766A JP2001326964A JP 2001326964 A JP2001326964 A JP 2001326964A JP 2000141766 A JP2000141766 A JP 2000141766A JP 2000141766 A JP2000141766 A JP 2000141766A JP 2001326964 A JP2001326964 A JP 2001326964A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機と,該携帯電話機を介して通信を
行う例えばハンズフリー装置などの外部機器との間を局
部無線通信により接続した無線通信システムにおいて,
通信の「秘匿性」を確保しつつ,例えば1台の外部機器
を複数の携帯電話機で利用するといった「共有性」を実
現する。 【解決手段】 携帯電話機0側に登録要求部4を,外部
機器20側に認証情報登録部23をそれぞれ搭載し,通
信を確立するに先立って,上記登録要求部4からの登録
要求に基づいて上記認証情報登録部23によって上記外
部機器20側に上記携帯電話機を登録する。そして実際
に通信を確立する際には,上記外部機器20は認証部2
4により,既に登録されている携帯電話機0に対しての
み接続を許可する。これにより,予め外部機器側に登録
された携帯電話機のみがその外部機器との通信が可能で
あるために通信の「秘匿性」が確保されると共に,予め
複数の携帯電話機を登録しておくことにより1台の外部
機器を複数の携帯電話機で利用するといった「共有性」
も実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,携帯電話機と,該
携帯電話機を介して通信を行う例えばハンズフリー装置
などの外部機器との間を局部無線通信により接続した無
線通信システム,それを構成する携帯電話機,外部機
器,及び無線通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,PHSを含む携帯電話が急速に普
及し,また携帯型コンピュータその他のいわゆるモバイ
ル機器の小型化,高性能化が進んだこともあり,携帯電
話機に外部機器を接続して通信を行ういわゆるモバイル
通信が盛んに行われるようになってきた。また,自動車
の運転中の携帯電話の使用による危険を防止するため,
自動車運転時の携帯電話の使用はハンズフリー装置を用
いた場合に限り認められることとなった。このように,
携帯電話機にハンズフリー装置やモバイル機器などの様
々な外部機器を接続して使用することが日常的となって
きた今,外部機器と携帯電話機とをケーブルで接続する
のではなく,両者を無線で接続したいという新たなニー
ズが生まれてきた。携帯電話機と外部機器との間の無線
接続には,例えばBluetoothなどの新技術を用
いることが提案されている。このBluetooth
は,まさにモバイル通信等をターゲットとして短距離無
線接続の標準化を目指して提唱されたもので,2.45
GHz帯を用い,約10メートルの接続距離をカバーす
ると共に,通信エリア内に存在する機器を自動検知し,
アドレスを割り振るなどしてネットワーク構成の自動化
を図ることが可能な局所無線通信の規格である。
【0003】しかしながら,上記Bluetoothな
どの無線通信によって携帯電話機と外部機器とを接続す
る場合,例えば1つの外部機器の無線通信範囲内に複数
の携帯電話機が存在した場合などの混線が問題となる。
例えば,自分のハンズフリー装置から他人の携帯電話機
を介して発信してしまったり,自分の携帯電話機への着
信を他人のハンズフリー装置でとられてしまうといった
不具合が懸念される。そこで,このような混線の問題を
解決する技術が,例えば特開平11−98578号公報
に提案されている。上記公報に提案されているハンズフ
リー電話装置は,携帯電話機とハンズフリー装置との交
信を無線で行うように構成すると共に,送信側と受信側
とでIDが一致した場合にのみ無線通信を確立するとい
うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記公
報に提案されているハンズフリー電話装置では,携帯電
話機側の無線通信装置とハンズフリー装置側の無線通信
装置とを1対1で対応させているために通信の「秘匿
性」は確保できるものの,例えば1台の外部機器を複数
の携帯電話機で利用するといった「共有性」の実現は考
慮されていない。例えば車にハンズフリー装置を搭載し
た場合,複数の運転者が使用することを考慮すると,複
数の携帯電話機との接続を可能とする「共有性」を実現
することが望ましい。また,外部機器が複数の機能(例
えばハンズフリー機能とインターネット端末機能など)
を有する場合,複数のユーザがそれぞれの携帯電話機を
用いて別々の機能を利用することもあり得るが,これも
上記「共有性」が実現してはじめて可能となる。本発明
は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とす
るところは,携帯電話機と外部機器との無線通信におい
て「秘匿性」と「共有性」を共に実現することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,第1の発明は,携帯電話機と,該携帯電話機を介し
て通信を行う所定の外部機器とで構成され,上記携帯電
話機と上記外部機器との間の通信はそれぞれに搭載され
た局所無線通信装置によって無線により行う無線通信シ
ステムにおいて,上記外部機器は,所定の登録要求に基
づいて上記携帯電話機に固有の携帯電話識別子を登録す
る認証情報登録手段と,上記携帯電話機との通信の確立
に先立ってその携帯電話機の上記携帯電話識別子と上記
認証情報登録手段に登録されている各携帯電話識別子と
を照合し,それらが一致した場合にのみ通信を確立する
認証手段とを具備してなることを特徴とする無線通信シ
ステムとして構成されている。これにより,予め外部機
器側に登録された携帯電話機のみがその外部機器との通
信が可能であるために通信の「秘匿性」が確保されると
共に,予め複数の携帯電話機を登録しておくことにより
1台の外部機器を複数の携帯電話機で利用するといった
「共有性」も実現できる。ここで,上記所定の登録要求
としては,例えばユーザが上記外部機器のボタン操作な
どによってその外部機器に直接登録要求を入力すること
も可能であるが,例えば,上記携帯電話機に上記外部機
器に対して自己の上記携帯電話識別子を送信して登録要
求を行う登録要求手段を搭載し,上記登録要求手段を用
いて携帯電話機から無線によって登録要求を行うように
すれば,離れた場所からの登録処理が可能となる。
【0006】更に,上記認証情報記憶手段が,所定の登
録要求に基づいて,上記携帯電話機に固有の携帯電話識
別子と対応させて当該外部機器で利用可能な複数のサー
ビスに割り当てられたサービス識別子のうちの1又は複
数を登録し,上記認証手段が,上記携帯電話機との通信
の確立に先立って,その携帯電話機の上記携帯電話識別
子及びその通信によって利用しようとするサービスのサ
ービス識別子と,上記認証情報登録手段に登録されてい
る上記携帯電話識別子及びサービス識別子とを照合し,
それらが共に一致した場合にのみ上記サービスに関する
通信を確立するように構成すれば,携帯電話機毎にサー
ビス内容を限定して登録することが可能となる。このと
き,上述したように上記登録要求手段を用いて携帯電話
機から無線によって登録要求を行うようにする場合に
は,上記登録要求手段は上記外部機器に対して自己の上
記携帯電話識別子と上記サービス識別子とを送信するこ
とになる。更に,上述したように上記登録要求手段を用
いて携帯電話機から無線によって登録要求を行うように
する場合には,上記携帯電話機の上記登録要求手段は,
上記携帯電話識別子と共に,登録対象となる外部機器に
固有の外部機器識別子を送信し,上記外部機器の上記認
証情報記憶手段は,上記登録要求手段から受信した上記
外部機器識別子が自己の外部機器識別子と一致した場合
にのみ,上記登録要求手段からの登録要求に基づく登録
を行うように構成することが望ましい。これにより,例
えば上記外部機器識別子として例えば暗唱番号のような
非公開のものを用いることにより,不特定者からの登録
を制限することが可能となる。
【0007】また,上記携帯電話機と上記外部機器との
間の無線通信の確立を,常に上記携帯電話機から上記外
部機器への接続要求に基づいて行うように構成すれば,
携帯電話機は外部機器からの接続要求待ち受け状態のた
めの電力消費がなく,限りあるバッテリー容量を有効に
利用できる。更に,上記外部機器についても,ユーザが
使用可能状態となったことを検知して当該外部機器を上
記携帯電話機からの接続要求の待ち受け状態に移行させ
る待受処理手段を具備することにより,電力消費を最小
限に抑えることが可能である。ここで,上記待受処理手
段としては,例えば当該外部機器の振動の検知や当該外
部機器へのユーザの接近の検知,或いは上記外部機器が
車載機器である場合には人の乗車を検知(エンジン始動
や振動などを検知)してユーザが使用可能状態となった
と判断するように構成できる。
【0008】また,第2,第3の発明は,それぞれ上記
無線通信システムを構成する外部機器,携帯電話機であ
る。また,第4の発明は,携帯電話機と,該携帯電話機
を介して通信を行う所定の外部機器との間で局所無線通
信装置による無線通信を行う無線通信方法において,上
記外部機器に上記携帯電話機に固有の携帯電話識別子を
登録する認証情報登録工程と,上記携帯電話機との通信
の確立に先立ってその携帯電話機の上記携帯電話識別子
と上記認証情報登録手段に登録されている各携帯電話識
別子とを照合し,それらが一致した場合にのみ通信を確
立する認証工程とを具備してなることを特徴とする無線
通信方法として構成されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照して本発明
の実施の形態につき説明し,本発明の理解に供する。
尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であ
って,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。ここに,図1は本発明の実施の形態に係る無線通信
システムZ1の概略構成図,図2は上記無線通信システ
ムZ1における登録手順の一例を示すフローブロック
図,図3は図2に示すフローブロック図に対応する携帯
電話機側のディスプレイ表示等を示す説明図,図4は登
録削除手順及びそのときの携帯電話機側のディスプレイ
表示等を示す説明図,図5は上記無線通信システムZ1
における認証手順の一例を示すフローブロック図,図6
は図5に示すフローブロック図に対応する発信時の携帯
電話機側のディスプレイ表示等を示す説明図,図7は図
5に示すフローブロック図に対応する着信時の携帯電話
機側のディスプレイ表示等を示す説明図,図8は上記無
線通信システムZ1における携帯電話機0と外部機器2
0の状態遷移図である。
【0010】本実施の形態に係る無線通信システムZ1
は,図1に示すように,携帯電話機0と外部機器20と
で構成されている。上記携帯電話機0は,従来の携帯電
話機としての機能を果たす電話部1と,その他の局所無
線制御部2,接続要求部3,登録要求部4,削除要求部
5,識別子記憶部6,及び登録情報記憶部7を具備して
構成されている。上記電話部1以外の構成部分は,携帯
電話機0の筐体内に内蔵してもよいし,携帯電話機0の
外部に着脱可能なユニットとして構成してもよい。ま
た,上記外部機器20は,ここではハンズフリー装置や
インターネット端末装置,若しくはそれらを複合した車
載用の外部機器を想定しており,上記外部機器としての
本来の機能(ハンズフリー機能やインターネット端末機
能)を果たす外部機能部21と,その他の局所無線制御
部22,認証情報登録部23,認証部24,待受処理部
25,識別子記憶部26,及び認証情報記憶部27を具
備して構成されている。
【0011】まず,上記携帯電話機0側の各部の概略構
成を説明する。上記局所無線制御部2は,上記外部機器
20の局所無線制御部22との間の無線通信の制御を行
う。ここでは,上述したBluetoothによる無線
通信を想定しているが,これに限られるものではない。
上記登録要求部4は,上記外部機器20との無線通信を
行うに先立って,上記外部機器20に対して,自己の固
有の識別子(携帯電話識別子),その外部機器20で利
用したいサービスの識別子(サービス識別子),及び相
手の外部機器の識別子(外部機器識別子)を送信して登
録要求を行う。上記携帯電話識別子は,予め識別子記憶
部6に記憶されているものとする。ここで,上記携帯電
話識別子としては,例えばその携帯電話機の電話番号や
製造番号を用いてもよいし,或いはユーザが任意の番号
を設定するようにしてもよい。また,上記外部機器識別
子は,不特定者からの登録を制限するため,ユーザが予
め暗証番号として登録しておくことが望ましいが,例え
ば製造番号などを用いてもよい。尚,上記登録要求部4
の登録要求によってその携帯電話機が上記外部機器20
に登録されると,その登録情報(相手の外部機器識別
子,サービス識別子等)は上記登録情報記憶部7に記憶
される。上記削除要求部5は,所定の外部機器20に対
して既に行われている登録の削除要求を行う。上記削除
要求部5の削除要求によって登録が削除されると,その
登録情報は上記登録情報記憶部7から削除される。上記
接続要求部3は,上記登録要求部4による登録要求によ
って既に登録されている外部機器20に対して,自己の
携帯電話識別子と希望するサービスのサービス識別子と
共に接続要求を送信する。この接続要求は,例えば上記
電話部1に着信があった場合や,携帯電話機0の発信ボ
タンが押された場合などに送信される。尚,本実施の形
態に係る無線通信システムZ1では,携帯電話機0側の
バッテリー消費を抑えるため,上記接続要求は携帯電話
機0から上記外部機器20に対してのみ行われる(詳細
は後述する)。
【0012】次に,上記外部機器20側の各部の概略構
成を説明する。上記局所無線制御部22は,上述したよ
うに上記携帯電話機0の局所無線制御部2との間の無線
通信の制御を行う。上記認証情報登録部23は,上記携
帯電話機0の登録要求部4からの登録要求があれば,上
記登録要求と共に送信されてきた外部機器識別子が予め
上記識別子記憶部26に記憶されている識別子(上述し
たように暗証番号などの形で登録しておくことが望まし
い)と一致する場合に限り,その携帯電話機を当該外部
機器20との無線通信相手として登録する処理を行う。
ある携帯電話機0の登録が許可されると,その登録情報
(相手の携帯電話識別子,サービス識別子等)は上記認
証情報記憶部27に記憶される。上記認証部24は,上
記携帯電話機0の接続要求部3からの接続要求を受け,
その接続を許可するか否かの認証処理を行う。この認証
処理では,上記接続要求と共に送られてきた携帯電話識
別子が上記認証情報記憶部27に記憶されているものと
一致し,且つ同時に送られてきたサービス識別子が上記
認証情報記憶部27に上記携帯電話識別子と対応して記
憶されている1又は複数のサービス識別子に含まれてい
る場合に,接続が許可される。上記待受処理部25は,
当該外部機器20のアイドル状態と待受状態との切り替
えを制御する。上記待受処理部25は,例えば当該外部
機器20が搭載されている車の振動を検知する振動セン
サを具備しており,振動を検知すると当該外部機器20
をアイドル状態から待受状態へと移行させる。逆に,所
定時間継続して振動が検知されない場合には,当該外部
機器20を待受状態からアイドル状態へと移行させる。
これにより,ユーザが上記外部機器を使用可能な状態に
限って待受状態とすることができ,外部機器のバッテリ
ー消費を抑制することが可能となる。
【0013】(登録処理手順:認証情報登録工程に相
当)続いて,図2,図3を用いて,登録処理の具体的手
順を説明する。まず,外部機器20側では,待受処理部
25により例えば車の振動の有無によってユーザの乗車
を検知し,アイドル状態(若しくは停止状態)から待受
状態に移行される(ステップS1)。もちろん,ユーザ
のボタン操作等により待受状態に移行させることも可能
である。携帯電話機0からの登録を受け付ける際には,
外部機器20側は必ず待受状態となっている必要があ
る。ここで,上記待受状態には,登録要求に対する待受
状態と後述する接続要求に対する待受状態の2種類存在
するが,これは携帯電話機0からの要求を受けた時点で
その要求に応じた待受状態を選択するようにすればよ
い。登録処理を行うユーザは,携帯電話機0をファンク
ション操作などによって「登録処理要求」モードにする
(ステップS2)。この時,携帯電話機0のディスプレ
イには,例えば図3のD1に示すように,登録相手とな
る外部機器20の外部機器識別子の入力要求画面が表示
される。ユーザが上記入力要求に対して外部機器識別子
(例えば暗証番号)を入力すると,携帯電話機0の登録
要求部4によって登録要求メッセージと上記外部機器識
別子とが外部機器20に対して送信される(ステップS
3)。上記登録要求を受けた外部機器20の認証情報登
録部23は,受信した外部機器識別子が識別子記憶部2
6に予め記憶されている識別子と一致すれば,相手の携
帯電話機0に対して登録処理開始メッセージ(ACKメ
ッセージ)を送信する。この時点で,登録処理に関する
外部機器20と携帯電話機0との間の通信が確立する。
一方,受信した外部機器識別子が識別子記憶部26に予
め記憶されている識別子と一致しなければ,上記認証情
報登録部23は相手の携帯電話機0に対して登録処理拒
否メッセージ(NACKメッセージ)を送信する(ステ
ップS4)。
【0014】携帯電話機0側では,上記外部機器20か
らNACKメッセージを受信した場合には,ディスプレ
イに例えば図3のD2に示すような登録拒否メッセージ
を表示し,処理は終了する。一方,上記外部機器20か
らACKメッセージを受けた場合には,携帯電話機0の
ディスプレイには,例えば図3のD3に示すように,サ
ービス識別子の入力要求画面が表示される。ユーザが上
記入力要求に対して1又は複数のサービス識別子(例え
ばサービス識別子「1」はハンズフリーを示す)を入力
すると,上記登録要求部4により,相手の外部機器識別
子(登録要求の最初に入力したものが用いられる),上
記識別子記憶部6に記憶されている携帯電話識別子,及
びユーザによって入力された上記サービス識別子が相手
の外部機器20に対して送信される(ステップS5)。
外部機器20の認証情報登録部23は,相手の携帯電話
機0から受信した外部機器識別子が識別子記憶部26に
記憶されている識別子と一致しているか否かを再度チェ
ックし,一致していれば相手の携帯電話機0から受信し
た上記携帯電話識別子とサービス識別子とを互いに関連
付けて認証情報記憶部27に記憶させると共に,相手の
携帯電話機0に対して登録受理メッセージを送信する。
相手の携帯電話機0から受信した外部機器識別子が識別
子記憶部26に記憶されている識別子と一致しなけれ
ば,上記認証情報登録部23は相手の携帯電話機0に対
して登録拒否メッセージを送信する(ステップS6)。
携帯電話機0の上記登録要求部4は,相手の外部機器0
から登録受理メッセージを受信した場合には,図3のD
4に示すようなメッセージを出力すると共に,登録先の
外部機器識別番号とサービス識別子とを登録情報記憶部
7に記憶させる。一方,相手の外部機器0から登録拒否
メッセージを受信した場合には,上記登録要求部4は,
例えば図3のD5に示すようなメッセージを出力して処
理を終了する(ステップS7)。
【0015】(登録削除手順)続いて,図4を用いて,
既に登録されている登録情報の削除処理の具体的手順を
説明する。この削除処理の場合も,外部機器20側は待
受状態であることが必要である。削除処理を行うユーザ
は,まず携帯電話機0をファンクション操作などによっ
て「登録削除処理要求」モードにする。この時,携帯電
話機0のディスプレイには,例えば図4のD11に示す
ように,登録情報記憶部7に記憶されている登録情報
(外部機器識別子とサービス識別子)のリストが一覧表
示される。ユーザが,上記リストから削除したい登録情
報を選択して実行操作を行うと,削除要求部5は,外部
機器20に対して,ユーザによって選択された外部機器
識別子とサービス識別子,及び識別子記憶部6に記憶さ
れている携帯電話識別子と共に削除要求メッセージを送
信する(ステップS11)。上記削除要求メッセージを
受けた外部機器20の認証情報登録部23は,受信した
外部機器識別子が識別子記憶部26に記憶されている識
別子と一致し,且つ受信した携帯電話識別子とサービス
識別子との組が認証情報記憶部27内に存在すれば,そ
の登録情報を上記認証情報記憶部27から削除すると共
に,相手の携帯電話機0に対して成功コードを送信す
る。一方,相手の携帯電話機0から受信した外部機器識
別子が識別子記憶部26に記憶されている識別子と一致
しなかったり,或いは削除対象とする携帯電話識別子と
サービス識別子との組が認証情報記憶部27内に存在し
なければ,上記認証情報登録部23は相手の携帯電話機
0に対して失敗コードを送信する(ステップS12)。
携帯電話機0の上記削除要求部5は,相手の外部機器0
から成功コードを受信した場合には,図4のD12に示
すようなメッセージを出力すると共に,削除対象とする
登録情報を登録情報記憶部7から削除する。一方,相手
の外部機器0から失敗コードを受信した場合には,上記
削除要求部5は,例えば図4のD13に示すようなメッ
セージを出力して処理を終了する(ステップS13)。
【0016】(接続確立(認証)手順:認証工程に相
当)続いて,図5〜図7を用いて,実際に外部機器20
のサービスを利用する際の接続確立時の認証手順につい
て説明する。まず,図5及び図6を用いて,発信時の手
順について説明する。着信時の手順については,発信時
の手順と異なる部分についてのみ後述する。外部機器2
0側では,待受処理部25により例えば車の振動の有無
によってユーザの乗車を検知し,アイドル状態(若しく
は停止状態)から待受状態に移行される(ステップS2
1)。もちろん,ユーザのボタン操作等により待受状態
に移行させることも可能である。外部機器20側が待受
状態となっていなければ,携帯電話機0からの接続要求
を受け付けることができない。この待受状態は,登録処
理要求に対する待受状態,接続要求に対する待受状態の
いずれであってもよく,携帯電話機0から受信した要求
の内容によって切り替えるようにすればよい。発信処理
を行うユーザは,携帯電話機0をファンクション操作な
どによって「発信要求」モードにする(ステップS2
2)。この時,携帯電話機0のディスプレイには,例え
ば図6のD21に示すように,接続したい外部機器20
の外部機器識別子の入力要求画面が表示される。例えば
その携帯電話機0が1つの外部機器20にのみ登録され
ているような場合には,携帯電話機0では登録情報記憶
部7に記憶されている情報から相手の外部機器識別子を
1つだけ特定することができるため,必ずしもこの入力
要求画面の表示を行う必要はない。例えばユーザが上記
入力要求に対して外部機器識別子(例えば暗証番号)を
入力すると,携帯電話機0の接続要求部3によってその
外部機器20に対して接続要求メッセージが送信される
(ステップS23)。上記接続要求を受けた外部機器2
0の認証部24は,例えば他の携帯電話機0の認証処理
中で新たな接続要求を受けられない場合などの特別な場
合を除いて,相手の携帯電話機0に対して接続処理開始
メッセージ(ACKメッセージ)を送信する(ステップ
S24)。この時点で,接続処理に関する外部機器20
と携帯電話機0との間の通信が確立する。
【0017】携帯電話機0側では,上記外部機器20か
らACKメッセージを受けると,例えば図6のD22に
示すようなサービス識別子の入力要求画面がディスプレ
イに表示される。ユーザが上記入力要求に対して1又は
複数のサービス識別子(例えばサービス識別子「1」は
ハンズフリーを示す)を入力すると,上記接続要求部3
により,上記識別子記憶部6に記憶されている携帯電話
識別子,及びユーザによって入力された上記サービス識
別子が相手の外部機器20に対して送信される(ステッ
プS25)。外部機器20の認証部24は,まず相手の
携帯電話機0から受信した携帯電話識別子が認証情報記
憶部27に記憶されているか否か(即ち登録されている
携帯電話機であるか否か)が判断され,登録されていれ
ば続いて受信したサービス識別子が認証情報記憶部27
に記憶されているサービス識別子群に含まれているか否
か(即ち登録されたサービスであるか否か)が判断され
る。携帯電話識別子若しくはサービス識別子が上記認証
情報記憶部27に登録されたものでない場合には,外部
機器20は相手の携帯電話機0に対してNACKメッセ
ージ(接続拒否メッセージ)を送信すると共に,登録処
理受付モード等の待受状態に移行する。NACKメッセ
ージを受けた携帯電話機0のディスプレイには,図6の
D23に示すようなメッセージが表示される。一方,携
帯電話識別子及びサービス識別子が上記認証情報記憶部
27に登録されたものであった場合には,外部機器20
は相手の携帯電話機0に対してACKメッセージ(接続
認証メッセージ)を送信すると共に,上記要求されたサ
ービスを提供する(ステップS26)。
【0018】以上が発信時における認証手順である。着
信時の認証手順についても,ほぼこれと同様であるが,
携帯電話機0から外部機器20に対して接続要求を送信
する段階で若干の差異がある。即ち,発信時はユーザに
よるボタン操作等によって接続要求が送信されたが,着
信時には携帯電話機0が着信を検知した段階で自動的に
接続要求メッセージが外部機器20に対して送信され
る。送信相手の外部機器20は,登録情報記憶部7に記
憶されている登録情報に基づいて自動的に判断される。
接続要求送信以降の処理については上記発信時の手順と
全く同様である(図7参照)。
【0019】(待受処理)続いて,図8を用いて,本無
線通信システムZ1における携帯電話機0と外部機器2
0の状態遷移について説明する。まず,外部機器20
は,例えば車の振動などの乗車イベントの検知,或いは
ユーザのボタン操作によってアイドル状態から待ち受け
状態へと移行する。そして,例えば車の振動が所定時間
継続して検知できないなどの降車イベントを検知する
か,或いはユーザの待ち受け解除のボタン操作があるま
では,上記待ち受け状態が維持される。そして,例えば
携帯電話機0側から接続要求を受信し,認証が成功する
と,携帯電話機0との通信を確立する。認証が失敗した
り,或いは通信が終了すると,再び待ち受け状態に移行
する。但し,外部機器20では,ある携帯電話機0との
通信を確立している間も,並行して他の携帯電話機0か
らの接続要求の待ち受け処理を行う。これにより,例え
ば複数のユーザが,それぞれ自分の携帯電話機を用いて
1つの外部機器の異なるサービス(例えばハンズフリー
とインターネット接続)を利用することが可能となる。
一方,携帯電話機0は,外部機器20からの接続要求の
待ち受けは行わず,通常時は局所無線機能については停
止状態を基本としている。そして,電話の着信があった
場合や,ユーザからの発信要求があった場合には,外部
機器20に対して接続要求を送信し,外部機器20側で
認証が成功すれば通信が確立される。外部機器20側で
認証が失敗した場合や,通信が終了した場合には,再び
停止状態に移行する。以上のように,本無線通信システ
ムZ1においては,携帯電話機0と外部機器との間の無
線通信を確立するための接続要求は常に携帯電話機0か
ら外部機器20に対して行われるため,携帯電話機0は
外部機器20からの接続要求待ち受け状態を維持する必
要がない。従って,携帯電話機0の待ち受け状態に伴う
電力消費がなく,限りあるバッテリー容量を有効に利用
できる。また,外部機器20についても,常に待ち受け
状態を維持するのではなく,ユーザが当該外部機器20
を利用可能な状態(ここではユーザの乗車時)において
のみアイドル状態から待ち受け状態に移行するため,電
力消費を最小限に抑えることが可能である。
【0020】以上説明したように,本実施の形態に係る
無線通信システムZ1によれば,予め外部機器側に登録
された携帯電話機のみがその外部機器との通信が可能で
あることにより通信の「秘匿性」を確保できると共に,
予め複数の携帯電話機を登録しておくことにより1台の
外部機器を複数の携帯電話機で利用するといった「共有
性」も実現される。また,携帯電話機と外部機器との間
の無線通信を確立するための接続要求は常に携帯電話機
から外部機器に対して行われるため,携帯電話機は外部
機器からの接続要求待ち受け状態のための電力消費がな
く,限りあるバッテリー容量を有効に利用できる。ま
た,外部機器についても,常に待ち受け状態を維持する
のではなく,ユーザが当該外部機器を利用可能な状態
(ここではユーザの乗車時)においてのみアイドル状態
から待ち受け状態に移行するため,電力消費を最小限に
抑えることが可能である。
【0021】
【実施例】上記実施の形態のような構成とすれば,例え
ば複数の機能を有する外部機器を用いる場合,同時に複
数の携帯電話機との通信を可能とすることが望ましい。
例えば,外部機器の一例としてハンズフリー機能とイン
ターネット端末機能とを有するカーナビゲーションシス
テムを考えると,同時に複数の携帯電話機との通信を可
能とすることにより,運転者は自分の携帯電話機で上記
ハンズフリー機能を利用して通話を行い,同乗者は自分
の携帯電話機を用いてインターネット接続を行うような
利用形態が可能となる。また,上記実施の形態では,外
部機器の待受状態への移行を振動の検知に基づいて行う
例を示したが,その他にも例えばエンジンの始動/停止
や,ユーザの接近を検知するセンサの出力に基づいて外
部機器を待受状態に移行させるなどの方法も考えられ
る。更に,上記実施の形態では,携帯電話機を用いて外
部機器への登録処理を行う例を示したが,外部機器に対
してボタン操作などで直接登録処理を行うことも可能で
ある。また,外部機器は,上述したような車載装置に限
られるものではなく,例えばパソコンや音楽配信端末な
ど,携帯電話機と接続可能なものであればどのようなも
のでも適用可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係る無線
通信システム,それを構成する外部機器,携帯電話機,
及び無線通信方法によれば,予め外部機器側に登録され
た携帯電話機のみがその外部機器との通信が可能である
ために通信の「秘匿性」が確保されると共に,予め複数
の携帯電話機を登録しておくことにより1台の外部機器
を複数の携帯電話機で利用するといった「共有性」も実
現できる。また,携帯電話機と外部機器との間の無線通
信を確立するための接続要求は常に携帯電話機から外部
機器に対して行うようにすれば,携帯電話機は外部機器
からの接続要求待ち受け状態のための電力消費を0とす
ることができ,限りあるバッテリー容量を有効に利用で
きる。また,外部機器についても,常に待ち受け状態を
維持するのではなく,ユーザが当該外部機器を利用可能
な状態においてのみアイドル状態から待ち受け状態に移
行するようにすれば,電力消費を最小限に抑えることが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る無線通信システム
Z1の概略構成図。
【図2】 上記無線通信システムZ1における登録手順
の一例を示すフローブロック図。
【図3】 図2に示すフローブロック図に対応する携帯
電話機側のディスプレイ表示等を示す説明図。
【図4】 登録削除手順及びそのときの携帯電話機側の
ディスプレイ表示等を示す説明図。
【図5】 上記無線通信システムZ1における認証手順
の一例を示すフローブロック図。
【図6】 図5に示すフローブロック図に対応する発信
時の携帯電話機側のディスプレイ表示等を示す説明図。
【図7】 図5に示すフローブロック図に対応する着信
時の携帯電話機側のディスプレイ表示等を示す説明図。
【図8】 上記無線通信システムZ1における携帯電話
機0と外部機器20の状態遷移図。
【符号の説明】
0…携帯電話機 1…電話部 2…局所無線制御部(局所無線装置に相当) 3…接続要求部 4…登録要求部 5…削除要求部 6…識別子記憶部 7…登録情報記憶部 20…外部機器 21…外部機能部 22…局所無線制御部(局所無線装置に相当) 23…認証情報登録部 24…認証部 25…待受処理部 26…識別子記憶部 27…認証情報記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 高司 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 白坂 貴成 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 田村 直樹 東京都千代田区丸の内1丁目8番2号 株 式会社神戸製鋼所東京本社内 (72)発明者 鈴木 秀孝 大阪市中央区備後町3丁目6番2号 株式 会社ツーカーホン関西内 (72)発明者 井門 正東 大阪市中央区備後町3丁目6番2号 株式 会社ツーカーホン関西内 (72)発明者 山崎 裕史 大阪市中央区備後町3丁目6番2号 株式 会社ツーカーホン関西内 Fターム(参考) 5J104 AA07 KA02 NA05 PA02 5K027 AA11 AA12 AA16 HH03 KK03 5K067 AA32 BB03 BB04 BB21 DD17 EE02 EE12 FF38 HH22 HH23 HH24

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機と,該携帯電話機を介して通
    信を行う所定の外部機器とで構成され,上記携帯電話機
    と上記外部機器との間の通信はそれぞれに搭載された局
    所無線通信装置によって無線により行う無線通信システ
    ムにおいて,上記外部機器は,所定の登録要求に基づい
    て上記携帯電話機に固有の携帯電話識別子を登録する認
    証情報登録手段と,上記携帯電話機との通信の確立に先
    立ってその携帯電話機の上記携帯電話識別子と上記認証
    情報登録手段に登録されている各携帯電話識別子とを照
    合し,それらが一致した場合にのみ通信を確立する認証
    手段とを具備してなることを特徴とする無線通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 上記携帯電話機は,上記外部機器に対し
    て自己の上記携帯電話識別子を送信して登録要求を行う
    登録要求手段を具備し,上記所定の登録要求が,上記携
    帯電話機の上記登録要求手段を用いた無線による登録要
    求である請求項1記載の無線通信システム。
  3. 【請求項3】 上記認証情報記憶手段は,所定の登録要
    求に基づいて,上記携帯電話機に固有の携帯電話識別子
    と対応させて当該外部機器で利用可能な複数のサービス
    に割り当てられたサービス識別子のうちの1又は複数を
    登録し,上記認証手段は,上記携帯電話機との通信の確
    立に先立って,その携帯電話機の上記携帯電話識別子及
    びその通信によって利用しようとするサービスのサービ
    ス識別子と,上記認証情報登録手段に登録されている上
    記携帯電話識別子及びサービス識別子とを照合し,それ
    らが共に一致した場合にのみ上記サービスに関する通信
    を確立する請求項1又は2記載の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 上記携帯電話機は,上記外部機器に対し
    て自己の上記携帯電話識別子と上記サービス識別子とを
    送信して登録要求を行う登録要求手段を具備し,上記所
    定の登録要求が,上記携帯電話機の上記登録要求手段を
    用いた無線による登録要求である請求項3記載の無線通
    信システム。
  5. 【請求項5】 上記携帯電話機の上記登録要求手段は,
    上記携帯電話識別子と共に,登録対象となる外部機器に
    固有の外部機器識別子を送信し,上記外部機器の上記認
    証情報記憶手段は,上記登録要求手段から受信した上記
    外部機器識別子が自己の外部機器識別子と一致した場合
    にのみ,上記登録要求手段からの登録要求に基づく登録
    を行う請求項2又は4記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 上記携帯電話機と上記外部機器との間の
    無線通信の確立は,常に上記携帯電話機から上記外部機
    器への接続要求に基づいて行う請求項1〜5のいずれか
    に記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 上記外部機器は,ユーザが使用可能状態
    となったことを検知して当該外部機器を上記携帯電話機
    からの接続要求の待ち受け状態に移行させる待受処理手
    段を具備してなる請求項6記載の無線通信システム。
  8. 【請求項8】 上記待受処理手段は,当該外部機器の振
    動を検知してユーザが使用可能状態となったと判断する
    請求項7記載の無線通信システム。
  9. 【請求項9】 上記待受処理手段は,当該外部機器への
    ユーザの接近を検知してユーザが使用可能状態となった
    と判断する請求項7記載の無線通信システム。
  10. 【請求項10】 上記外部機器が車載機器である場合
    に,上記待受処理手段は,人の乗車を検知してユーザが
    使用可能状態となったと判断する請求項7記載の無線通
    信システム。
  11. 【請求項11】 携帯電話機を介して通信を行う外部機
    器であって,上記携帯電話機に搭載された局所無線通信
    装置との間で無線通信が可能な局所無線通信装置を具備
    し,上記携帯電話機との間の通信を上記局所無線通信装
    置を用いた無線通信により行う外部機器において,所定
    の登録要求に基づいて上記携帯電話機に固有の携帯電話
    識別子を登録する認証情報登録手段と,上記携帯電話機
    との通信の確立に先立ってその携帯電話機の上記携帯電
    話識別子と上記認証情報登録手段に登録されている各携
    帯電話識別子とを照合し,それらが一致した場合にのみ
    通信を確立する認証手段とを具備してなることを特徴と
    する外部機器。
  12. 【請求項12】 上記認証情報記憶手段は,所定の登録
    要求に基づいて,上記携帯電話機に固有の携帯電話識別
    子と対応させて当該外部機器で利用可能な複数のサービ
    スに割り当てられたサービス識別子のうちの1又は複数
    を記憶し,上記認証手段は,上記携帯電話機との通信の
    確立に先立って,その携帯電話機の上記携帯電話識別子
    及びその通信によって利用しようとするサービスのサー
    ビス識別子と,上記認証情報登録手段に登録されている
    上記携帯電話識別子及びサービス識別子とを照合し,そ
    れらが共に一致した場合にのみ通信を確立する請求項1
    1記載の外部機器。
  13. 【請求項13】 上記所定の登録要求が上記携帯電話機
    からの無線による登録要求である場合に,上記認証情報
    記憶手段は,上記携帯電話機から受信した外部機器識別
    子が自己の外部機器識別子と一致した場合にのみ,上記
    携帯電話機からの登録要求に基づく登録を行う請求項1
    2記載の外部機器。
  14. 【請求項14】 上記携帯電話機からの接続要求に基づ
    いて,上記携帯電話機との間の無線通信を確立する請求
    項11〜13のいずれかに記載の外部機器。
  15. 【請求項15】 ユーザが使用可能状態となったことを
    検知して当該外部機器を上記携帯電話機からの接続要求
    の待ち受け状態に移行させる待受処理手段を具備してな
    る請求項14記載の外部機器。
  16. 【請求項16】 上記待受処理手段は,当該外部機器の
    振動を検知してユーザが使用可能状態となったと判断す
    る請求項15記載の外部機器。
  17. 【請求項17】 上記待受処理手段は,当該外部機器へ
    のユーザの接近を検知してユーザが使用可能状態となっ
    たと判断する請求項15記載の外部機器。
  18. 【請求項18】 当該外部機器が車載機器である場合
    に,上記待受処理手段は,人の乗車を検知してユーザが
    使用可能状態となったと判断する請求項15記載の外部
    機器。
  19. 【請求項19】 局所無線通信装置を具備する携帯電話
    機であって,当該携帯電話機を介して通信を行う所定の
    外部機器との間の通信を上記局所無線通信装置を用いた
    無線により行う携帯電話機において,当該携帯電話機と
    の通信の確立に先立ってその携帯電話機に固有の携帯電
    話識別子と予め登録されている携帯電話識別子とを照合
    し,それらが一致した場合にのみ通信を確立するように
    構成されている上記外部機器に対して,固有の携帯電話
    識別子を送信して登録要求を行う登録要求手段を具備し
    てなることを特徴とする携帯電話機。
  20. 【請求項20】 上記外部機器が,当該携帯電話機との
    通信の確立に先立って,その携帯電話機の上記携帯電話
    識別子及びその通信によって利用しようとするサービス
    のサービス識別子と,予め登録されている上記携帯電話
    識別子及びサービス識別子とを照合し,それらが共に一
    致した場合にのみ通信を確立するように構成されている
    場合に,上記登録要求手段は,上記外部機器に対して,
    上記固有の携帯電話識別子と共に上記サービス識別子を
    送信して登録要求を行う請求項19記載の携帯電話機。
  21. 【請求項21】 上記外部機器が,当該携帯電話機から
    受信した外部機器識別子が自己の外部機器識別子と一致
    した場合にのみ,当該携帯電話機からの登録要求に基づ
    く登録を行うように構成されている場合に,上記登録要
    求手段は,上記携帯電話識別子と共に,登録対象となる
    外部機器の上記外部機器識別子を送信するように構成さ
    れてなる請求項19又は20記載の携帯電話機。
  22. 【請求項22】 上記外部機器からの接続要求の待ち受
    けは行わず,上記外部機器との間の無線通信を確立する
    際に上記外部機器に対して接続要求を送信する請求項1
    9〜21のいずれかに記載の携帯電話機。
  23. 【請求項23】 携帯電話機と,該携帯電話機を介して
    通信を行う所定の外部機器との間で局所無線通信装置に
    よる無線通信を行う無線通信方法において,上記外部機
    器に上記携帯電話機に固有の携帯電話識別子を登録する
    認証情報登録工程と,上記携帯電話機との通信の確立に
    先立ってその携帯電話機の上記携帯電話識別子と上記認
    証情報登録手段に登録されている各携帯電話識別子とを
    照合し,それらが一致した場合にのみ通信を確立する認
    証工程とを具備してなることを特徴とする無線通信方
    法。
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