JP2001325876A - ヒュ−ズ素子 - Google Patents

ヒュ−ズ素子

Info

Publication number
JP2001325876A
JP2001325876A JP2000143461A JP2000143461A JP2001325876A JP 2001325876 A JP2001325876 A JP 2001325876A JP 2000143461 A JP2000143461 A JP 2000143461A JP 2000143461 A JP2000143461 A JP 2000143461A JP 2001325876 A JP2001325876 A JP 2001325876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuse element
temperature
fuse
lead
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000143461A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4429476B2 (ja
Inventor
Tomokuni Mitsui
朋晋 三井
Norisuke Hattori
教祐 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uchihashi Estec Co Ltd
Original Assignee
Uchihashi Estec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uchihashi Estec Co Ltd filed Critical Uchihashi Estec Co Ltd
Priority to JP2000143461A priority Critical patent/JP4429476B2/ja
Publication of JP2001325876A publication Critical patent/JP2001325876A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4429476B2 publication Critical patent/JP4429476B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】タンタルコンデンサ等の電気部品に内蔵させる
ヒュ−ズ素子において、ヒュ−ズ内蔵電気部品の鉛フリ
−はんだによる安定な実装やヒュ−ズ溶断作動時の電気
部品の炭化・燃焼防止を満足に保証しつつ、そのヒュ−
ズ素子のSn系での鉛フリ−化を良好に達成する。 【解決手段】Snに、Ag、Cu、Ni、Ge、Al等
の他の金属元素の二種以上を配合した液相線温度300
℃〜550℃の多元合金を細線に加工した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒュ−ズ素子に関
し、特に、コンデンサやトランジスタ等の電気部品に内
蔵して使用するヒュ−ズ素子として有用なものである。
【0002】
【従来の技術】電気部品においては、電流ヒュ−ズ素子
を電気部品本体に接続し、これらを樹脂モ−ルド等によ
り封止することがある。例えば、タンタルコンデンサに
おいては、万一の極性誤装着による過電流を未然に防止
するために、コンデンサ素子にヒュ−ズ素子を接続し、
これらを樹脂でモ−ルドしている。また、パワ−トラン
ジスタにヒュ−ズ素子を接続し、これらを樹脂で封止す
ることも知られている。
【0003】これらのヒュ−ズ内蔵電気部品において
は、ヒュ−ズ溶断時のヒュ−ズ素子の発熱温度で加熱さ
れる。而して、その電気部品本体やモ−ルド樹脂の炭化
・燃焼を防止するために、その発熱温度を所定温度以下
に抑える必要がある。すなわち、溶断電流をi、溶断時
間をtm、ヒュ−ズ素子の溶断時温度をTm、同じく抵
抗をR、同じくヒュ−ズ素子の単位長さ当たりの熱容量
をK、周囲温度をθとすると、ほぼ
【数1】 tm=K(Tm−θ)/Ri (1) が成立し、Tmを所定温度以下に抑える必要がある。
【0004】上記のヒュ−ズ内蔵電気部品は、通常リフ
ロ−法またはフロ−法により、回路基板に実装される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、リフロ−法やフ
ロ−法には、Pb−Sn系はんだが使用されており、そ
の実装温度は220℃〜230℃とされていた。従来、
上記ヒュ−ズ素子には、実装温度よりも高い固相線温度
の合金を使用するとの前提に基づき、Pb−1〜10S
n、Pb−0.5〜10Sn−1〜5Ag、Pb−1〜
20In、Pb−1〜20In−1〜5Ag、Pb−
0.5〜5In−0.1〜5Cu等のPb系合金(融点
260℃〜330℃)を使用している。これらの合金系
のヒュ−ズ素子では、固相線温度が前記実装温度よりも
高いから、ヒュ−ズ内蔵電気部品の安全な実装を保証で
きる。また、液相線温度が330℃程度であり、ヒュ−
ズ素子の前記溶断時温度Tmを充分に低くでき、ヒュ−
ズ素子を、電気部品本体やモ−ルド樹脂の炭化・燃焼を
発生させることなく、安全に溶断作動させることができ
る。
【0006】ところで、近来、廃棄された電子・電気機
器からの鉛イオンの溶出による環境汚染を防止するため
に、鉛フリ−はんだの使用が要請され、Sn−Ag系、
Sn−Cu系、Sn−In系、Sn−Bi系等の鉛フリ
−はんだが開発されている。これらの鉛フリ−はんだを
使用しての実装温度は、Pb−Snはんだ使用の場合よ
りも高く、最高で280℃が予定されている。このはん
だの鉛フリ−化に対応して、上記ヒュ−ズ素子において
も、鉛フリ−化が要請されるが、従来のように固相線温
度が実装温度よりも高い合金を使用することを前提とし
てヒュ−ズ素子の鉛フリ−化を行うと、実装温度280
℃よりも高い固相線温度の合金がヒュ−ズ素子に使用さ
れることになる。而して、そのヒュ−ズ素子の液相線温
度が従来のPb系ヒュ−ズ素子の液相線温度よりもかな
り高くなり、前記ヒュ−ズ素子の溶断時温度Tmが高く
なって、ヒュ−ズ溶断時に電気部品本体若しくはモ−ル
ド樹脂に炭化・燃焼が生じ易くなって危険である。
【0007】本発明の目的は、タンタルコンデンサ等の
電気部品に内蔵させるヒュ−ズ素子において、ヒュ−ズ
内蔵電気部品の鉛フリ−はんだによる安定な実装やヒュ
−ズ溶断作動時の電気部品の炭化・燃焼防止を満足に保
証しつつ、そのヒュ−ズ素子のSn系での鉛フリ−化を
良好に達成することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るヒュ−ズ素
子は、Snに、Ag、Cu、Ni、Ge、Al等の他金
属元素の二種以上を配合した液相線温度300℃〜55
0℃の多元合金を細線に加工したことを特徴とする構成
であり、他の金属元素の配合量はAg:5〜30重量
%、Cu:1〜15重量%、Ni:0.5〜5重量%、
Ge:1〜10重量%、Al:1〜10重量%とされ
る。本発明に係るヒュ−ズ素子の好適な構成は、Ag5
〜30重量%、Cu1〜15重量%、残部Snである多
元合金を細線に加工したことを特徴とする。
【0009】〔作用〕固相線温度がほぼ210℃〜23
0℃であり、鉛フリ−はんだによる実装温度260℃〜
280℃よりも低いが、ヒュ−ズ素子の液相線温度が3
00℃以上であってその実装温度よりも高くされている
ために、実装時にヒュ−ズ素子が完全な液状に成らずに
半溶融状態になり、ヒュ−ズ電極に対する濡れ性が悪
く、かつヒュ−ズ素子の線径が50μm〜150μmと
細く表面張力による線状保持力(線径をr、表面張力を
fとすれば、f/r)が大きいために、後述の実施例か
ら明らかなように、ヒュ−ズ素子の実質的な損傷なく、
ヒュ−ズ素子内蔵電気部品を実装できる。
【0010】また、ヒュ−ズ素子の液相線温度を550
℃以下としてあるから、後述の実施例から明らかなよう
に、前記のTmを600℃以下に抑えることができ、電
気部品本体若しくはモ−ルド樹脂を炭化・燃焼させるこ
となく、ヒュ−ズ素子を安全に溶断作動させ得る。ま
た、Snと上記の他金属元素一種との2元合金で液相温
度を300℃〜550℃とするには、他金属元素の配合
量を多くする必要があり、例えばSn−Ag二元合金の
場合、Ag配合量を10〜55重量%以上にする必要が
あり、Ag25重量%以上で合金の脆弱化が顕著になる
が、本発明に係るヒュ−ズ素子では、Snに、Ag、C
u、Ni、Ge、Al等の他金属元素を二種以上配合し
ており、後述の実施例と比較例との対比から明らかなよ
うに、他金属元素の少ない配合量で液相線温度を上げる
ことができ、ヒュ−ズ素子の脆弱化をそれだけよく抑え
得、実装時の曲げや製線時のボビン巻取り時にヒュ−ズ
素子が折損するのを良好に防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1は、本発明に係るヒ
ュ−ズ素子を内蔵させたコンデンサの一例を示してい
る。図1において、1はタンタルコンデンサ素子、2は
陽極リ−ド導体である。3は配線板であり、一対の電極
31,32を有し、その電極間に本発明に係るヒュ−ズ
素子aを接続し、一方の電極31をコンデンサ素子1の
陰極に接合し、他方の電極32にリ−ド導体4を接合し
てある。5は封止樹脂層、例えばエポキシ樹脂層であ
る。上記ヒュ−ズ素子と電極との接合には、抵抗溶接、
ワイヤボ−ルボンディング、ウェッジボンディング等を
用いることができる。
【0012】上記のコンデンサは、IC、トランジス
タ、チップ抵抗等の他の電気部品と共に鉛フリ−はんだ
を使用してリフロ−法やフロ−法によって回路板に温度
230℃〜280℃で実装される。
【0013】本発明に係るヒュ−ズ素子の合金には、S
nにAg、Cu、Ni、Ge、Al等の他金属元素の二
種以上を配合して液相線温度を300℃〜550℃に調
整した多元合金が使用され、他金属元素の配合量がA
g:5〜30重量%、Cu:1〜15重量%、Ni:
0.5〜5重量%、Ge:1〜10重量%、Al:1〜
10重量%とされる。下限値未満では、液相線温度が3
00℃以下となり、上限値を越えると、液相線温度が5
50℃以上となるからである。また、線径は通常50μ
m〜150μmとされる。
【0014】このヒュ−ズ素子では、固相温度が214
℃〜230℃であり、前記実装温度230℃〜280℃
のもとで半溶融状態になり、液相中に固相粒体が混在し
た状態となり、濡れ性が悪く、実装加熱中での電極への
濡れ広がりによるヒュ−ズ素子の細りを僅かにとどめ
得、実装終了時での冷却凝固でほぼ元の太さに保持でき
る。従って、上記のヒュ−ズ内蔵コンデンサを、ヒュ−
ズ素子の固相線温度温度よりも高い実装温度240℃〜
280℃という鉛フリ−はんだによるリフロ−法または
フロ−法でも、ヒュ−ズ素子を安定に保持しつつ実装で
きる。
【0015】上記したヒュ−ズ素子をタンタルコンデン
サに内蔵させる理由は、万一の極性誤接続によって過電
流が流れるのを防止するためであり、遮断電流をi、遮
断時間をtm、ヒュ−ズ素子の溶断時温度をTm、同じ
く抵抗をR、同じくヒュ−ズ素子の単位長さ当たりの熱
容量をK、周囲温度をθとすると、ほぼ前記の式(1)
が成立する。而るに、本発明に係るヒュ−ズ素子におい
ては、後述の実施例から明らかなように、線径50μm
φ〜150μmφのもとで、2〜6Aを数msecの遮断時
間で、かつ、ヒュ−ズ素子の溶断時温度600℃以下で
過電流を遮断でき、タンタル焼結体の発煙温度600℃
以下で安全に溶断作動させ得る。
【0016】本発明に係るヒュ−ズ素子は、前記したよ
うにタンタルコンデンサに装着して使用することの外、
回路板のヒュ−ズ電極にヒュ−ズ素子単体を前記したリ
フロ−法またはフロ−法により実装する形態でも使用す
ることができる。また、本発明に係るヒュ−ズ素子は、
リフロ−法またはフロ−法により実装した後での補修や
あと付けでも、鏝で安全にはんだ付けすることもでき
る。これらの場合、ヒュ−ズ素子が曲げをうけるが、充
分な柔軟性を有し、折損なく、スム−ズに、装着、実装
またはあと付けできる。
【0017】本発明に係るヒュ−ズ素子は、充分な柔軟
性を有する多元合金を使用しているから、前記50〜1
50μmφの線引き加工をスム−ズに行うことができ
る。この線引き加工の外、回転液中紡糸法によっても製
造できる。すなわち、回転ドラムの内周面に遠心力によ
り形成保持された冷却液層に、ノズルから噴射した溶融
ジェットを冷却液層の周速と同速・同方向で入射させ、
この液層入射ジェットを冷却液層で急冷・凝固させて紡
糸することもできる。この場合、ノズルから冷却液層に
至る空間でのジェットは、ノズルの円形形状が溶融金属
の表面張力により保持されて円形断面となる。更に、ジ
ェットの表面張力による円形保持力を冷却液層の動圧
(ジェットを扁平化しようとする圧力)よりも大とする
ように、冷却液層周速、ジェットの冷却液層入射角等を
調整してあり、冷却液層に入射されたジェットも、断面
円形を保持しつつ冷却・凝固されていく。従って、線径
50μmφ〜150μmφという細線のヒュ−ズ素子を
容易に製造できる。これらの製線中、ボビンへの巻取り
を必要とするか、充分な柔軟性のために、折損なく、ス
ム−ズに巻き取ることができる。
【0018】
【実施例】〔実施例1〜6〕内径500mm,巾45m
mのドラムを200rpmで回転させて約1600ml
の水を層状に形成し、この冷却液層中に、ヒ−タにて溶
融させた組成材を窒素ガス加圧により、石英ガラスノズ
ルからジェットとして上記冷却液層周速と同速度で噴射
して紡糸する方法により、表1に示すSn−Ag−Cu
合金で線径ほぼ100μmφの細線を製造し、これをヒ
ュ−ズ素子とした。
【0019】〔比較例1〕表1に示すように、合金をS
n−40重量%Agの二元とした以外、上記実施例に同
じとした。
【0020】これらの実施例品及び比較例品の固相線温
度及び液相線温度、抵抗値変化率、電流遮断特性(遮断
時間及び温度)及び柔軟性を測定したところ、表1の通
りであった(試料数20個の平均値)。
【0021】なお、測定方法は次ぎの通りである。 〔固相線温度及び液相線温度〕DSCによる測定条件は
加熱速度10℃/minとした。 〔抵抗値変化率〕温度280℃のもとでの実装の可否を
評価するためのものである。図2に示すように、セラミ
ック基板61にAgペ−ストの塗布・焼成により対電極
62,62を設け、両電極間にヒュ−ズ素子aを載置
し、更に各電極62に錫メッキ銅線63を溶接し、その
溶接熱で各電極とヒュ−ズ素子aとの間を溶接した試料
を10分間、280℃に保持し、10分時の初期に対す
る抵抗値変化率を測定した。 〔遮断電流特性〕ヒュ−ズ素子に5Aの電流を通電し、
遮断時間と遮断時のヒュ−ズ素子温度を測定した。 〔柔軟性〕長さ約100mmのヒュ−ズ素子を180°
で折り曲げ、折れなかったときを合格、折れたときを不
合格とした。
【0022】
【表1】
【0023】本発明に係るヒュ−ズ素子においては、溶
け始め温度(固相線温度)が実装最高280℃より低く
ても、液相線温度が300℃以上であり、温度280℃
のもとでは完全に液化せずに半溶融状態となり、かかる
半溶融状態では濡れ性が低くて細くなり難く、本発明に
係るヒュ−ズ素子を内蔵させた電気部品を280℃とい
う高い温度のもとで実装してもそのヒュ−ズ素子を実質
的な細り無く安定に保持できる。このことは、抵抗変化
率が10%以下と充分に小さいことから確認できる。
【0024】また、本発明に係るヒュ−ズ素子において
は、液相線温度が550℃以下であり充分に低く、溶断
時のヒュ−ズ素子の温度を600℃以下に抑え得て電気
部品や封止樹脂の炭化・燃焼を防止できることは、表1
の電流遮断特性の溶断時温度からも確認できる。また、
比較例1との対比から、二元合金で実施例相当の特性を
得るには、柔軟性の悪化が避けられず、コンデンサへの
装着作業や製線上から工業的使用が困難であるが、本発
明によれば、かかる障害なく円滑に工業的使用できるこ
とが明らかである。
【0025】〔実施例7〕実施例3のSn−20Ag−
5Cuに対し、Sn−20Ag−1Niとした以外、上
記実施例3に同じとした。
【0026】〔実施例8〕実施例3のSn−20Ag−
5Cuに対し、Sn−20Ag−4Geとした以外、上
記実施例3に同じとした。
【0027】これらの実施例品の固相線温度及び液相線
温度、抵抗値変化率、電流遮断特性(遮断時間及び温
度)及び柔軟性を測定したところ、表2の通りであっ
た。
【表2】 実施例3と実施例7や8との対比から、Cuに対するN
iやGeの置換有用性が確認できる。Alについても、
同様に確認済みである。
【0028】〔実施例9〕合金組成をSn−5Cu−1
Niとした以外、上記実施例1に同じとした。
【0029】〔比較例2〕
【0030】合金組成をSn−20Cuとした以外、上
記実施例1に同じとした。この実施例品及び比較例2の
固相線温度及び液相線温度、抵抗値変化率、電流遮断特
性(遮断時間及び温度)及び柔軟性を測定したところ、
表3の通りであった。
【表3】 実施例9と比較例2との対比から、Sn−Cu二元の劣
柔軟性をSn−Cu−Niの三元により解消できること
が明らかである。Sn−Cu−Niや上記Sn−Ag−
Cuの外、Sn−Cu−Ge、Sn−Cu−Alについ
ても、その有効性を確認済みである。
【0031】〔実施例10〕合金組成をSn−5.5G
e−4.5Alとした以外、上記実施例1に同じとし
た。
【0032】〔実施例11〕合金組成をSn−8Ge−
7Alとした以外、上記実施例1に同じとした。
【0033】これらの実施例品の固相線温度及び液相線
温度、抵抗値変化率、電流遮断特性(遮断時間及び温
度)及び柔軟性を測定したところ、表4の通りであっ
た。
【表4】 これらの実施例から、Sn−Ge−Alの三元系が、上
記Sn−Ag−Cu、Sn−Ag−Ge、Sn−Ag−
Niと同様に有効であることが明らかである。これら以
外の請求項1に属する三元系の有効性も確認済みであ
る。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、タンタルコンデンサ等
の電気部品に内蔵させるヒュ−ズ素子において、ヒュ−
ズ内蔵電気部品の鉛フリ−はんだによる安定な実装及び
ヒュ−ズ溶断作動時の電気部品の炭化・燃焼防止、更に
は、ヒュ−ズ素子の容易な取扱いや製線性等の点を満足
に保証しつつそのヒュ−ズ素子のSn系での鉛フリ−化
を可能にでき、鉛フリ−化による環境保全上、極めて有
用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヒュ−ズ内蔵電気部品の一例を示
す図面である。
【図2】抵抗変化率の測定試料を示す図面である。
【符号の説明】
a ヒュ−ズ素子 1 コンデンサ素子 5 封止樹脂層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Snに、Ag、Cu、Ni、Ge、Alの
    二種以上を配合した液相線温度300℃〜550℃の多
    元合金を細線に加工したことを特徴とするヒュ−ズ素
    子。
  2. 【請求項2】Agが5〜30重量%、Cuが1〜15重
    量%、Niが0.5〜5重量%、Geが1〜10重量
    %、Alが1〜10重量%である請求項1記載のヒュ−
    ズ素子。
  3. 【請求項3】Ag5〜30重量%、Cu1〜15重量
    %、残部Snである多元合金を細線に加工したことを特
    徴とするヒュ−ズ素子。
JP2000143461A 2000-05-16 2000-05-16 電気部品内蔵用ヒュ−ズ素子 Expired - Fee Related JP4429476B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000143461A JP4429476B2 (ja) 2000-05-16 2000-05-16 電気部品内蔵用ヒュ−ズ素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000143461A JP4429476B2 (ja) 2000-05-16 2000-05-16 電気部品内蔵用ヒュ−ズ素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001325876A true JP2001325876A (ja) 2001-11-22
JP4429476B2 JP4429476B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=18650277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000143461A Expired - Fee Related JP4429476B2 (ja) 2000-05-16 2000-05-16 電気部品内蔵用ヒュ−ズ素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4429476B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006040582A1 (en) * 2004-10-15 2006-04-20 Alpha Fry Limited Solder alloy
JP2014523064A (ja) * 2011-06-17 2014-09-08 エルジー・ケム・リミテッド ソルダリングコネクター、これを含むバッテリーモジュール、及びバッテリーパック
KR101449068B1 (ko) 2009-12-01 2014-10-14 현대자동차주식회사 플러그인 타입 콘덴서 결합 퓨즈
CN104303336A (zh) * 2012-08-02 2015-01-21 株式会社Lg化学 用于二次电池的连接元件和包括连接元件的电池模块和电池组

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006040582A1 (en) * 2004-10-15 2006-04-20 Alpha Fry Limited Solder alloy
GB2433944A (en) * 2004-10-15 2007-07-11 Alpha Fry Ltd Solder alloy
GB2433944B (en) * 2004-10-15 2008-12-24 Alpha Fry Ltd Solder alloy
KR101449068B1 (ko) 2009-12-01 2014-10-14 현대자동차주식회사 플러그인 타입 콘덴서 결합 퓨즈
JP2014523064A (ja) * 2011-06-17 2014-09-08 エルジー・ケム・リミテッド ソルダリングコネクター、これを含むバッテリーモジュール、及びバッテリーパック
CN104303336A (zh) * 2012-08-02 2015-01-21 株式会社Lg化学 用于二次电池的连接元件和包括连接元件的电池模块和电池组
EP2827404A4 (en) * 2012-08-02 2015-10-07 Lg Chemical Ltd CONNECTING PART FOR SECONDARY BATTERY AND BATTERY MODULE AND BATTERY PACK THEREWITH

Also Published As

Publication number Publication date
JP4429476B2 (ja) 2010-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3533017B2 (ja) 半田付け接合用の鉛なし合金
JP4770733B2 (ja) はんだ及びそれを使用した実装品
JP4722751B2 (ja) 粉末はんだ材料および接合材料
JP2006255784A (ja) 無鉛ハンダ合金
EP3112080A1 (en) Lead-free solder alloy, solder material, and joined structure
US6819215B2 (en) Alloy type thermal fuse and fuse element thereof
KR102242388B1 (ko) 땜납 합금, 땜납 접합 재료 및 전자회로 기판
JP2004176106A (ja) 合金型温度ヒューズ及び温度ヒューズエレメント用材料
US6774761B2 (en) Alloy type thermal fuse and fuse element thereof
WO2020067307A1 (ja) 鉛フリーはんだ合金
JP2001266724A (ja) 合金型温度ヒュ−ズ
JP4360666B2 (ja) 合金型温度ヒューズ及び温度ヒューズエレメント用線材
JP4818641B2 (ja) ヒューズ素子
JP2001325876A (ja) ヒュ−ズ素子
JP2007313548A (ja) クリーム半田
JP4409747B2 (ja) 合金型温度ヒューズ
JP4435439B2 (ja) ヒュ−ズ素子及びヒュ−ズ内蔵電気部品の実装方法
JP4425760B2 (ja) ヒューズ素子
JP3708252B2 (ja) 電子部品リフロー実装用はんだ合金粉末
JP2001195963A (ja) 合金型温度ヒュ−ズ
JP2516469B2 (ja) 合金型温度ヒュ―ズ
JP2001266734A (ja) ヒュ−ズ素子
JP4101536B2 (ja) 合金型温度ヒューズ
JP2001143592A (ja) 合金型温度ヒュ−ズ
JP2000135557A (ja) 鉛フリ−耐熱性はんだ及びはんだ付け方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090811

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091216

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4429476

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees