JP2001321488A - 遊技設備及びそれに用いられるスロットマシン - Google Patents

遊技設備及びそれに用いられるスロットマシン

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JP2001321488A
JP2001321488A JP2000146152A JP2000146152A JP2001321488A JP 2001321488 A JP2001321488 A JP 2001321488A JP 2000146152 A JP2000146152 A JP 2000146152A JP 2000146152 A JP2000146152 A JP 2000146152A JP 2001321488 A JP2001321488 A JP 2001321488A
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征四郎 綾部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 預かり枚数表示制御手段を設けてクレジット
形式での簡便なゲーム進行を図りながらも、メダル投入
操作を能率良く容易に行うことができ、しかも、製造コ
スト面でも有利に実施することができるようにする。 【解決手段】 メダル投入口3から投入されたメダルを
検出するセンサSと、該メダル検出センサSの検出メダ
ル枚数を預かり数として記憶し、かつ、記憶されている
預かり枚数から一回のゲームに要したメダル枚数を自動
的に引落としながら表示する預かり枚数表示制御手段9
とを備えたスロットマシンAの横脇に、貸出額に応じた
枚数のメダルを払出すメダル払出手段を備えたメダル貸
出機Bを配設し、スロットマシンAのメダル投入口3か
らメダル検出センサSまでのメダル移送経路部分に対し
て、メダル貸出機Bから貸出額に応じた枚数のメダルを
供給するメダル供給手段Cを設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メダル投入口から
投入されたメダルを検出するメダル検出センサと、該メ
ダル検出センサの検出メダル枚数を預かり数として記憶
し、かつ、記憶されている預かり枚数から一回のゲーム
に要したメダル枚数を自動的に引落としながら表示する
預かり枚数表示制御手段とを備えたスロットマシンの横
脇に、貸出額に応じた枚数のメダルを払出すメダル払出
手段を備えたメダル貸出機を配設してある遊技設備及び
それに用いられるスロットマシンの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の遊技設備では、スロットマシンの
横脇に配設されたメダル貸出機に紙幣やプリペードカー
ド等を投入して、所望する貸出額に応じた枚数のメダル
がメダル貸出機の前面に設けられたメダル受け皿やメダ
ル払出筒等に払出されたとき、それを手中に取り出して
スロットマシンの前面に形成された一つのメダル投入口
を通して一枚ずつメダルを投入する。この投入されたメ
ダルは、メダル移送経路中に設けたメダル検出センサに
て検出され、投入されたメダルの総数が預かり枚数とし
て表示制御手段で表示されたのち、記憶されている預か
り枚数から一回のゲームに要したメダル枚数を自動的に
引落としながらゲームを進行していた。そのため、ゲー
ムの度にメダル投入口からメダルを投入する必要がな
く、預かり枚数表示制御手段によるクレジット形式でゲ
ームをスムースに進行することができるから、遊技者が
ゲームに集中することができる。
【0003】しかしながら、ゲーム開始時やメダル預か
り枚数の減少によって補給する必要が生じたとき、メダ
ル貸出機から払出されたメダルを手中に取り出して一枚
ずつメダル投入口に投入しなければならないため、その
メダル投入操作に時間を要するとともに煩わしく、しか
も、預かり枚数表示制御手段によるクレジット形式での
ゲーム進行を図った初期の目的が阻害される問題があ
る。
【0004】そこで、従来の遊技設備では、上述のよう
なメダル投入操作の煩わしさを少しでも改善する方法と
して、 メダル貸出機の前面に、貸出額に応じて払出される
複数枚のメダルを隣接するスロットマシンの前面に設け
られたメダル受け皿内に供給案内するメダル払出筒を、
縦軸芯周りで左右方向に揺動自在に設ける、 スロットマシンの前面に設けられるメダル投入口
を、複数枚のメダルを受容可能なメダルホッパーから構
成するとともに、このメダルホッパーの底部には、メダ
ルよりも少し大なる径を有する複数の貫通孔又は切欠部
を周方向に沿って形成してある回転板を手動又はモータ
ー等で駆動回転させることにより、該回転板の貫通孔又
は切欠部内に入り込んだメダルを一枚ずつメダル移送経
路に送込むメダル送込み手段を設ける(例えば、特開平
2−57284号公報参照) 前記又はの方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者のによる場合で
は、メダル貸出機から払出されるメダルをスロットマシ
ンのメダル受け皿内に一旦受止めることができるもの
の、このメダル受け皿内のメダルを手に取り出して一枚
一枚メダル投入口に投入しなければならないため、メダ
ル投入操作にまだ多くの時間を要するとともに、煩わし
さも左程改善されていない。
【0006】また、後者のによる場合では、スロット
マシンの前面に設けられたメダル投入口を兼用構成する
メダルホッパー内に、メダル貸出機から払出されるメダ
ルを投入さえすれば、それ以降はメダルホッパーの底部
に設けられたメダル送込み手段によって、ホッパー内の
メダルを一枚ずつメダル移送経路に送込むことができる
ものの、メダル貸出機から払出されるメダルを手中に取
り出してメダルホッパー内に投入する操作は依然必要
で、まだこの面において煩わしさがあるとともに、スロ
ットマシンの前面に、メダル送込み手段を備えた比較的
大きなメダルホッパーを組付けなければならなず、製造
コストの高騰化を招来し易い。
【0007】本発明は、上述の実状に鑑みて為されたも
のであって、その第1の課題は、預かり枚数表示制御手
段を設けてクレジット形式での簡便なゲーム進行を図り
ながらも、メダル投入操作を能率良く容易に行うことが
でき、しかも、製造コスト面でも有利に実施することが
できる遊技設備を提供する点にあり、第2の課題は、ク
レジット形式での簡便なゲーム進行を図りながらも、メ
ダル投入操作を更に能率良く容易に行うことができ、し
かも、構造面でも有利に構成することのできるスロット
マシンを提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
特徴構成は、メダル投入口から投入されたメダルを検出
するメダル検出センサと、該メダル検出センサの検出メ
ダル枚数を預かり数として記憶し、かつ、記憶されてい
る預かり枚数から一回のゲームに要したメダル枚数を自
動的に引落としながら表示する預かり枚数表示制御手段
とを備えたスロットマシンの横脇に、貸出額に応じた枚
数のメダルを払出すメダル払出手段を備えたメダル貸出
機を配設してある遊技設備であって、前記スロットマシ
ンのメダル投入口からメダル検出センサまでのメダル移
送経路部分に対して、メダル貸出機から貸出額に応じた
枚数のメダルを供給するメダル供給手段を設けた点にあ
る。
【0009】上記特徴構成によれば、スロットマシンの
横脇に配設されたメダル貸出機に紙幣やプリペードカー
ド等を投入して、所定の貸出操作を行うと、所望する貸
出額に応じた枚数のメダルがメダル供給手段を介して、
スロットマシンのメダル移送経路に供給される。この供
給されたメダルはメダル移送経路に設けられているメダ
ル検出センサで検出され、預かり枚数表示制御手段によ
り、メダル検出センサの検出メダル枚数を預かり数とし
て記憶し、かつ、記憶されている預かり枚数から一回の
ゲームに要したメダル枚数を自動的に引落としながら表
示する。
【0010】従って、預かり枚数表示制御手段を設けて
クレジット形式での簡便なゲーム進行を図りながらも、
従来のように、メダル貸出機から払出されたメダルを一
々手で移し替える必要が無く、メダル投入操作を能率良
く容易に行うことができ、しかも、スロットマシンに設
けられているメダル移送経路及びメダル検出センサをそ
のまま利用するから、製造コスト面でも有利に実施する
ことができる。
【0011】本発明の請求項2によるスロットマシンの
特徴構成は、メダル貸出機のメダル供給筒から払出され
てくるメダルを受け入れ可能なメダル供給口と、該メダ
ル供給口に供給されたメダルをメダル投入口からメダル
検出センサまでのメダル移送経路部分に合流移送するメ
ダル合流移送経路とを形成して、このメダル供給口とメ
ダル合流移送経路とをもって、メダル貸出機から貸出額
に応じた枚数のメダルを供給するメダル供給手段の一部
を構成した点にある。上記特徴構成によれば、スロット
マシンに形成されたメダル供給口にメダル貸出機のメダ
ル供給筒を対応させ、この状態でメダル貸出機に紙幣や
プリペードカード等を投入して、所定の貸出操作を行う
と、所望する貸出額に応じた枚数のメダルがメダル供給
筒を介してスロットマシンのメダル供給口に供給され、
更に、メダル合流移送経路を経てメダル移送経路に合流
供給される。このメダル移送経路に合流供給されたメダ
ルは、メダル移送経路に設けられているメダル検出セン
サで検出され、預かり枚数表示制御手段により、センサ
の検出枚数を預かり数として記憶し、かつ、記憶されて
いる預かり枚数から一回のゲームに要したメダル枚数を
自動的に引落としながら表示する。
【0012】従って、預かり枚数表示制御手段を設けて
クレジット形式での簡便なゲーム進行を図りながらも、
メダル貸出機から払出されたメダルを一々手で移し替え
る必要が無く、メダル投入操作を能率良く容易に行うこ
とができ、しかも、スロットマシンに設けられているメ
ダル移送経路及びメダル検出センサをそのまま利用する
から、メダル供給口とメダル合流移送経路とを新たに付
加するだけで済み、製造コスト面でも有利に実施するこ
とができる。その上、前記メダル投入口とメダル供給口
とが形成されているから、手操作でメダルを投入する場
合でも、遊技者の最も使い易い方を自由に選択すること
ができ、メダル投入操作の能率化、容易化を促進するこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1〜図3は、
遊技場に据え付けられた島フレームにスロットマシンA
とメダル貸機Bとを交互に並設してある遊技設備を示
し、前記スロットマシンAのケーシング1の表示パネル
部1Aには、メダル受け皿2、メダル投入口3、ゲーム
を開始するためのレバー操作形式のスタートスイッチ
4、図柄変動装置としての三個の第1〜第3リール5A
〜5C、各リール5A〜5Cの回転を各別に停止させる
ための三個の第1〜第3ストップスイッチ6A〜6C、
メダル一枚分の賭けゲームを選択する第1賭けスイッチ
7A、メダル二枚分の賭けゲームを選択する第2賭けス
イッチ7B、メダル三枚分の賭けゲームを選択する第3
賭けスイッチ7C、賭けメダル数に基づいて入賞ライン
を点灯表示する入賞ライン表示部8、メダル投入口3か
ら投入されたメダルMを検出する投入メダル検出センサ
Sの検出信号に基づいてその検出メダル枚数を預かり数
として記憶し、かつ、賭数入力操作手段である前記賭け
スイッチ7A〜7Cの操作信号に基づいて記憶されてい
る預かり枚数から一回のゲームに要したメダル枚数を自
動的に引落としながら表示する預かり枚数表示制御手段
9と、該預かり枚数表示制御手段9で表示されている預
かり枚数のメダルMをメダル受け皿2に払い出すための
清算スイッチ10とが備えられている。
【0014】前記ケーシング1の内部で、かつ、前記メ
ダル投入口3から投入されたメダルMを自重でメダル払
出手段12のメダル貯留ホッパー13に移送案内するメ
ダル移送経路Wの途中には、投入されたメダルMが規定
寸法にあるときのみ通過を許容し、規定外であるときに
は移送経路W外に払出してメダル受け皿2に返却するメ
ダル選別部14が設けられているとともに、前記メダル
選別部14には、メダル移送経路Wの特定領域に正規の
メダルMが移入したことを検出する非接触式の高周波型
磁気センサ利用の投入メダル検出センサSが設けられて
いる。
【0015】前記ケーシング1内には、図2に示すよう
に、スロットマシンAの稼働状態等を演算処理する中央
演算処理手段(CPU)16、中央演算処理手段16と
外部回路とを接続するためのI/Oポート17、プログ
ラム記憶用メモリ(ROM)18、データ記憶用メモリ
(RAM)19等を備えた制御手段20が設けられてい
る。
【0016】この制御手段20のI/Oポート17に
は、前記スタートスイッチ4、第1〜第3ストップスイ
ッチ6A〜6C、第1〜第3賭けスイッチ7A〜7C、
清算スイッチ10等がスイッチ回路21を介して接続さ
れ、前記第1〜第3リール5A〜5Cを各別に駆動回転
させる第1〜第3リール駆動モータ22A〜22C、メ
ダル払出手段12のメダル払出モータ23等がモータ回
路24を介して接続されているとともに、前記投入メダ
ル検出センサS、各リール5A〜5Cの基準位置を各別
に検出する第1〜第3停止位置センサ25A〜25C等
がセンサ回路26を介して接続され、更に、前記入賞ラ
イン表示部8、預かり枚数表示制御手段9の構成部材
で、データ記憶用メモリ(RAM)19で記憶されてい
メダル預かり枚数をデジタル表示するクレジット表示部
27等が表示制御回路28等を介して接続されている。
【0017】前記預かり枚数表示制御手段9は、制御手
段20を構成する中央演算処理手段16、I/Oポート
17、プログラム記憶用メモリ18、データ記憶用メモ
リ19、表示制御回路28とクレジット表示部27とを
もって構成されているとともに、データ記憶用メモリ1
9で記憶される最大預かり枚数は50枚に設定されてい
て、その設定枚数以上のメダルMが投入されたとき、メ
ダル受け皿2に返却するように構成されている。
【0018】また、各リール5A〜5Cの外周面には、
円周方向に沿って複数種類の図柄が表示されているとと
もに、ケーシング1の表示パネル部1Aに形成された三
個の表示窓11の夫々には、各リール5A〜5Cの外周
面に描かれた図柄のうち、円周方向で隣接する三個の図
柄が縦に並んで表示されるように構成されている。従っ
て、三個の表示窓11について合計9個の図柄が表示さ
れることになる。
【0019】そして、遊技者はまず、賭数入力操作手段
である第1〜第3賭けスイッチ7A〜7Cのいずれかを
選択操作したのち、スタートスイッチ4を押し操作する
と、スタートスイッチ4からのゲーム開始信号はスイッ
チ回路21を介して制御手段20に入力される。制御手
段20は、第1〜第3リール5A〜5Cを回転させるべ
く夫々のリール駆動モータ22A〜22Cを介して駆動
する。第1〜第3リール5A〜5Cが所定の回転速度に
達すれば、第1〜第3ストップスイッチ6A〜6Cの操
作を受け付け得る状態になる。
【0020】遊技者は第1〜第3ストップスイッチ6A
〜6Cを任意の順序で押して、第1〜第3リール5A〜
5Cを順次停止させる。このとき制御手段20は、第1
〜第3ストップスイッチ6A〜6Cの操作による停止信
号から適当な遅延時間の後、対応する第1〜第3リール
5A〜5Cを停止させるように制御する。
【0021】そして、第1〜第3リール5A〜5Cの回
転が停止したとき、三個の表示窓11に表示される図柄
の組合せが入賞ライン表示部8で点灯表示された入賞ラ
インに沿って所定の組合せになったときに入賞が決定さ
れる。入賞ラインはゲーム開始時に操作されたいずれか
の賭けスイッチ7A〜7Cの操作信号に基づいて、一枚
賭けのときは中央の横1ラインのみ、二枚賭けのときは
上下の横2ラインを加えた3通り、三枚賭けのときは更
に斜めの2ラインを加えた5通りが設定されている。
【0022】入賞が決定すると、制御手段20はメダル
払出手段12のメダル払出モータ23を駆動制御して所
定枚数のメダルMをメダル受け皿2に払い出して1ゲー
ム終了となる。上記入賞条件を満たさなかったときは、
メダルMは払い出されずに1ゲーム終了となる。入賞条
件としての図柄の組合せは、十数種類が定められてお
り、夫々の組合せが実現する確率に応じて払い出すメダ
ルの枚数を変えている。
【0023】前記スロットマシンAのケーシング1の表
示パネル部1Aには、メダル貸出機Bの前面に設けられ
た縦軸芯X周りで左右方向に揺動自在な合成樹脂製のメ
ダル供給筒30から払出されてくるメダルMを受け入れ
可能で、かつ、メダル投入口3と同一形状に構成された
メダル供給口31を形成するとともに、前記ケーシング
1内には、メダル供給口31に供給されたメダルMをメ
ダル投入口3から投入メダル検出センサSまでのメダル
移送経路部分で、かつ、前記メダル選別部14よりもメ
ダル移送方向上手側の部位に合流移送するメダル合流移
送経路32とを形成して、このメダル供給口31とメダ
ル合流移送経路32とをもって、メダル貸出機Bから貸
出額に応じた枚数のメダルMをスロットマシンAのメダ
ル移送経路Wに供給するメダル供給手段Cの一部を構成
してある。
【0024】前記メダル投入口3及びメダル供給口31
の各々には、図1に示すように、表裏が前後方向に向く
縦向き姿勢で落下供給されるメダルMを案内する合成樹
脂製の筒状のガイド部材33が設けられているととも
に、前記メダル供給筒30の先端部には、該メダル供給
筒30内のメダル供給路30aの先端側中心位置とメダ
ル供給口31の中心位置とが上下方向で合致又はほぼ合
致する状態にまで、メダル供給筒30を縦軸芯X周りで
メダル自動補給位置に揺動操作したとき、メダル供給口
31側のガイド部材33のうち、後方のガイド壁面33
aに対して前方側から接当するストッパー部30bが形
成されている。
【0025】また、前記メダル供給筒30をメダル自動
補給位置で仮保持する位置保持手段34が設けられてい
て、この位置保持手段34は、メダル自動補給位置に操
作されたメダル供給筒30の先端部とガイド部材33と
の相対向する部位に設けた磁石34aと鉄板等の磁性体
34bとから構成されている。
【0026】前記メダル貸出機Bは、図3に示すよう
に、ケーシング36の前面に、硬貨投入口37、硬貨返
却口38、前記硬貨投入口37から投入された硬貨を硬
貨返却口38に戻す返却ボタン39、紙幣を投入するた
めの紙幣投入口40、貸出中であることを表示するLE
D利用の表示ランプ41、貸出中止を表示するLED利
用の表示ランプ42、メダル払出枚数をデジタル表示す
る表示部43、メダル補給口44を開閉するメダル補給
用カバー45とを設けるとともに、前記ケーシング36
内には、前記メダル補給口44を通して補給されるメダ
ルMを収納するメダルホッパー47及び該メダルホッパ
ー47の下部から流下供給されるメダルMをそれの表裏
が上下方向となる横向き姿勢で一枚ずつ一列状態に払出
すメダル払出機構48を備えたメダル払出手段49、前
記硬貨投入口37から投入された硬貨の良否を識別する
硬貨識別機50、前記紙幣投入口40から投入された紙
幣の良否を識別する紙幣識別機51、前記両識別機5
0,51等の情報に基づいてメダル払出機構48の電動
モータ48a等を制御する制御機構52を設けてある。
【0027】前記メダル払出機構48のメダル払出口部
とメダル供給筒30との間には、メダル払出機構48か
ら一枚ずつ一列状態で払出されてくる横向き姿勢のメダ
ルMを縦向き姿勢に変更しながらメダル供給筒30内の
メダル供給路30aの始端側に移送案内する屈曲可能な
可撓性を有するメダル移送案内筒53を設けてある。
【0028】そして、前記メダル貸出機B側のメダル払
出手段49、メダル移送案内筒53、メダル供給筒30
と、前記スロットマシンA側のメダル供給口31、メダ
ル合流移送経路32とをもって、スロットマシンAのメ
ダル移送経路Wのうち、メダル投入口3から投入メダル
検出センサSまでのメダル移送経路部分に対して、メダ
ル貸出機Bから払出される貸出額に応じた枚数のメダル
Mを供給するメダル供給手段Cを構成してある。
【0029】〔第2実施形態〕図1に示すように、前記
メダル投入口3からそれに最も近い側のケーシング1の
側壁までの距離L1と、前記メダル供給口31からそれ
に最も近い側のケーシング1の側壁までの距離L2とが
等しく構成されている場合において、一台のメダル貸出
機Bのメダル供給筒30をもって、一方の隣接するスロ
ットマシンAのメダル投入口3と、他方の隣接するスロ
ットマシンAのメダル供給口31とに対して、メダル貸
出機Bから払出されるメダルを選択的に供給することが
できるように構成してもよい。
【0030】〔その他の実施形態〕 (1) 上述の各実施形態では、前記メダル供給手段C
を構成するに当たって、メダル貸出機Bから払出される
貸出額に応じた枚数のメダルMを、該メダル貸出機Bの
前面に設けたメダル供給筒30を介してスロットマシン
Aのメダル移送経路Wに供給するように構成したが、前
記メダル貸出機Bから払出される貸出額に応じた枚数の
メダルMを、該メダル貸出機Bのケーシング36の側壁
とスロットマシンAのケーシング1の側壁を貫通する状
態でスロットマシンAのメダル移送経路Wに供給するよ
うに構成してもよい。
【0031】(2) 上述の各実施形態では、紙幣識別
機51及び硬貨識別機50を備えたメダル貸出機Bを用
いたが、プリペードカード等を使用可能なメダル貸出機
Bを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技設備を示す要部の正面図
【図2】スロットマシンの制御回路の構成を示すブロッ
ク図
【図3】メダル貸出機の縦断面側面図
【図4】メダル自動補給位置にあるメダル供給筒の先端
部とガイド部材との接続関係を示す要部の断面側面図
【図5】メダル自動補給位置にあるメダル供給筒の先端
部とガイド部材との接続関係を示す要部の断面正面図
【符号の説明】
A スロットマシン B メダル貸機 C メダル供給手段 M メダル S メダル検出センサ W メダル移送経路 3 メダル投入口 9 預かり枚数表示制御手段 30 メダル供給筒 31 メダル供給口 32 メダル合流移送経路 49 メダル払出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メダル投入口から投入されたメダルを検
    出するメダル検出センサと、該メダル検出センサの検出
    メダル枚数を預かり数として記憶し、かつ、記憶されて
    いる預かり枚数から一回のゲームに要したメダル枚数を
    自動的に引落としながら表示する預かり枚数表示制御手
    段とを備えたスロットマシンの横脇に、貸出額に応じた
    枚数のメダルを払出すメダル払出手段を備えたメダル貸
    出機を配設してある遊技設備において、 前記スロットマシンのメダル投入口からメダル検出セン
    サまでのメダル移送経路部分に対して、メダル貸出機か
    ら貸出額に応じた枚数のメダルを供給するメダル供給手
    段を設けてある遊技設備。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遊技設備に用いられるス
    ロットマシンであって、メダル貸出機のメダル供給筒か
    ら払出されてくるメダルを受け入れ可能なメダル供給口
    と、該メダル供給口に供給されたメダルをメダル投入口
    からメダル検出センサまでのメダル移送経路部分に合流
    移送するメダル合流移送経路とを形成して、このメダル
    供給口とメダル合流移送経路とをもって、メダル貸出機
    から貸出額に応じた枚数のメダルを供給するメダル供給
    手段の一部を構成してある遊技設備用スロットマシン。
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