JP2001317314A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents

弁開閉時期制御装置

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JP2001317314A
JP2001317314A JP2001053006A JP2001053006A JP2001317314A JP 2001317314 A JP2001317314 A JP 2001317314A JP 2001053006 A JP2001053006 A JP 2001053006A JP 2001053006 A JP2001053006 A JP 2001053006A JP 2001317314 A JP2001317314 A JP 2001317314A
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JP
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timing control
control device
valve
lock member
spring
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Application number
JP2001053006A
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English (en)
Inventor
Osamu Komazawa
修 駒沢
Yuji Noguchi
祐司 野口
Yoji Kaneda
洋治 金田
Katsuhiko Eguchi
勝彦 江口
Masazumi Yoshida
雅澄 吉田
Shinji Oe
伸二 大江
Masaki Kobayashi
昌樹 小林
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁開閉時期制御装置の内燃機関への適用の自
由度を向上させる。 【解決手段】 弁開閉時期制御装置の内部ロータ20と
外部ロータ30の相対回転を規制するロック部材80を
プレート状とした。更に、ロック部材80を付勢するス
プリングをコイル状のトーションスプリング81とし、
コイル部を外部ロータの軸方向に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の吸排
気弁の開閉時期を制御する弁開閉時期制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の弁開閉時期制御装置として、内
燃機関のシリンダヘッドに回転自在に組付けられる弁開
閉用の回転部材と、回転部材に所定範囲で相対回転可能
に外装されクランク軸からの回転動力が伝達される回転
伝達部材と、回転部材又は回転伝達部材の一方に設けら
れたベーンと、回転部材と回転伝達部材との間に形成さ
れベーンによって進角用油室と遅角用油室とに二分され
る流体圧室と、進角用および遅角用油室にそれぞれ流体
を給排する第1および第2流体通路と、回転伝達部材ま
たは回転部材に形成され、スプリングにより回転部材ま
たは回転伝達部材に向けて付勢されたロック部材を収容
する退避部と、回転部材または回転伝達部材に形成さ
れ、回転部材と回転伝達部材の相対位相が所定の位相で
同期したときロック部材の頭部が嵌入される受容部と、
受容部に流体を給排する第3流体通路とを備えたものが
あり、例えば特開平11−101107号公報に開示さ
れている。
【0003】この弁開閉時期制御装置では、回転伝達部
材を成す外部ロータの外周面からあけた孔の中にロック
ピン、ロックピン用スプリングおよびスプリング用リテ
ーナが配設されている。このため、内燃機関のクランク
軸とタイミングチェーンを介して連結するスプロケット
31は、外部ロータ上においてこの孔を避けて形成され
なければならなかった。つまりスプロケット31の形成
位置が規制されて、多様な内燃機関のスプロケット位置
の要求を満足できない。また、内部ロータと外部ロータ
との間のロック状態を保つためにロックピンには高い剛
性が求められ、例えば大径化されるため、内部・外部ロ
ータの周方向に太いロックピンに適合する大きな収容ス
ペースが必要となる。これは、弁開閉時期制御装置の大
型化につながり狭いスペースしか持たない内燃機関へ適
合できない可能性が高まる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、弁
開閉時期制御装置の内燃機関への適用の自由度を向上さ
せることを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るためになされた請求項1に記載の発明は、内燃機関の
シリンダヘッドに回転自在に組付けられる弁開閉用の回
転部材と、回転部材に所定範囲で相対回転可能に外装さ
れクランク軸からの回転動力が伝達される回転伝達部材
と、回転部材又は回転伝達部材の一方に設けられたベー
ンと、回転部材と回転伝達部材との間に形成されベーン
によって進角用油室と遅角用油室とに二分される流体圧
室と、進角用および遅角用油室にそれぞれ流体を給排す
る第1および第2流体通路と、回転伝達部材または回転
部材に形成され、スプリングにより回転部材または回転
伝達部材に向けて付勢されたロック部材を収容する退避
部と、回転部材または回転伝達部材に形成され、回転部
材と回転伝達部材の相対位相が所定の位相で同期したと
きロック部材の頭部が嵌入される受容部と、受容部に流
体を給排する第3流体通路とを備え、内燃機関の吸気弁
又は排気弁の開閉時期を制御する弁開閉時期制御装置に
おいて、ロック部材をプレート状とした。この手段によ
れば、第3流体通路を介して受容部に流体が供給されて
いる時には、ロック部材全体が退避部にあって回転部材
と回転伝達部材の相対回転が可能であり、受容部から流
体が排出されると、プレート状のロック部材の頭部が受
容部に没入して両者の相対回転が規制される。
【0006】また、請求項1の発明に加えて請求項2に
記載の発明においては、プレート状のロック部材の頭部
に切り欠きを形成した。この手段によれば、受容部に供
給された流体の圧力が切り欠きからロック部材に有効に
作用する。
【0007】また、請求項1の発明に加えて請求項3に
記載の発明においては、プレート状のロック部材の頭部
を断面テーパ状とした。この手段によれば、テーパ状の
部分を介してロック部材の頭部が滑らかに受容部に没入
する。
【0008】また、請求項1または3の発明に加えて請
求項4に記載の発明においては、受容部を断面テーパ状
とした。テーパ状の部分を介してロック部材の頭部が滑
らかに受容部に没入する。
【0009】また、請求項1乃至4のいずれか1項の発
明に加えて請求項5に記載の発明においては、スプリン
グをトーションスプリングとした。この手段によれば、
スプリングのトーション(ねじり)力がロック部材に作
用する。
【0010】また、請求項5の発明に加えて請求項6に
記載の発明においては、トーションスプリングをコイル
スプリングとした。この手段によれば、コイルスプリン
グのトーション(ねじり)力がロック部材に作用する。
【0011】また、請求項6の発明に加えて請求項7に
記載の発明においては、回転伝達部材または回転部材を
複数の部材から構成し、複数の部材を一体にする締結部
材をコイルスプリングのコイル部を貫通させた。この手
段によれば、締結部材の軸方向部分はトーションスプリ
ングのコイル部内部に収容される。
【0012】また、請求項5乃至7のいずれか1項の発
明に加えて請求項8に記載の発明においては、トーショ
ンスプリングの一端をロック部材の一端面と、その軸方
向において中央で接するようにした。この手段によれ
ば、トーションスプリングはロック部材を、その中心で
受容部に向けて付勢する。
【0013】また、請求項6乃至8のいずれか1項の発
明に加えて請求項9に記載の発明においては、コイルス
プリングの一端をロック部材の一端面と、その軸方向に
おいて中央で接するようにした。この手段によれば、コ
イルスプリングはロック部材を、その中心で受容部に向
けて付勢する。
【0014】また、請求項5乃至9のいずれか1項の発
明に加えて請求項10に記載の発明においては、トーシ
ョンスプリングの一端の変位幅をロック部材の厚み幅よ
りも小さくした。この手段によれば、トーションスプリ
ングはロック部材から脱落することなく、ロック部材を
受容部に向けて付勢する。
【0015】また、請求項1乃至10のいずれか1項の
発明に加えて請求項11に記載の発明においては、プレ
ート状のロック部材の幅をベーンの幅と同一とした。こ
の手段によれば、ロック部材とベーンの素材を共通化で
きる。
【0016】また、請求項1乃至11のいずれか1項の
発明に加えて請求項12に記載の発明においては、ロッ
ク部材の頭部が受容部に没入している時、ベーンが流体
圧室の側面に当接しないようにした。
【0017】また、請求項1乃至12のいずれか1項の
発明に加えて請求項13に記載の発明においては、プレ
ート状のロック部材の背面端に、スプリングの一端を収
容する溝を設けたことである。
【0018】また、請求項9乃至13のいずれか1項の
発明に加えて請求項14に記載の発明においては、コイ
ルスプリングの一端を、同他端よりも径方向外側に長く
延伸して折り曲げたことである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1、図2および図5に示
した弁開閉時期制御装置は内燃機関のシリンダヘッド1
00に回転自在に支持されたカムシャフト10とその先
端部にアダプタ19を介して一体的に組付けた内部ロー
タ20とからなる弁開閉用の回転部材と、内部ロータ2
0に所定範囲で相対回転可能に外装された外部ロータ3
0、フロントプレート40、リアプレート50及び外部
ロータ30の外周に一体的に設けたタイミングスプロケ
ット31から成る回転伝達部材と、内部ロータ20とフ
ロントプレート40間に組付けたトーションスプリング
60と、内部ロータ20に組付けた4枚のベーン70
と、外部ロータ30に組付けたロックプレート80等に
よって構成されている。尚、タイミングスプロケット3
1には、周知のように、図示省略したクランク軸からク
ランクスプロケットとタイミングチェーンを介して図2
の時計方向に回転動力が伝達されるように構成されてい
る。
【0020】カムシャフト10は、吸気弁(図示省略)を
開閉する周知のカム(図示省略)を有しており、内部には
カムシャフト10の軸方向に延びる進角通路(第1流体
通路)11と遅角通路(第2流体通路)12が設けられ
ている。進角通路11は、カムシャフト10に設けた径
方向の通路71及び環状溝14とシリンダヘッド100
に設けた接続通路16を通して切換弁200の第1接続
ポート201に接続されている。又、遅角通路12は、
カムシャフト10に設けた径方向の通路72及び環状溝
13とシリンダヘッド100に設けた接続通路15を通
して切換弁200の第2接続ポート202に接続されて
いる。尚、切換弁200はそのソレノイド203へ通電
することによりスプール204を図示しないスプリング
に抗して移動させる周知のものである。その非通電時に
は、内燃機関によって駆動されるオイルポンプ205に
接続された供給ポート206が第2接続ポート202に
連通すると共に、第1接続ポート201が排出ポート2
07に連通するように構成されている。また通電時に
は、図1に示すように供給ポート206が第1接続ポー
ト201に連通すると共に、第2接続ポート202が排
出ポート207に連通するように構成されている。この
ため切換弁200の非通電時には遅角通路12に作動油
(油圧)が供給され、通電時には進角通路11に作動油
(油圧)が供給される。切換弁200は単位時間当たり
の通電と非通電の割合を変えるデューティ制御される。
例えば、デューティ比50%で制御すると、第1及び第
2ポート201,202と供給及び排出ポート206,
207は互いに全く連通しない状態になる。
【0021】内部ロータ20は単一の取り付けボルト9
1によってアダプタ19を介してカムシャフト10に一
体的に固着されていて、4つのベーン溝21、受容溝
(受容部)22(図5)、径方向に延びるそれぞれ4つ
の通路(第1・第2流体通路)23,24およびロータ
20の外周面上に周方向に延びる通路(第3流体通路)
25(図5)を備えている。各ベーン70によって区画
された4つの遅角用油室R2には遅角通路12および通
路24を介して作動油(油圧)が給排される。ベーン溝
21の底部とベーン70の底面との間には板ばね73
(図9)が配設されており、ベーン溝21には4枚の各
ベーン70のそれぞれが径方向に移動可能に取り付けら
れている。また、ベーン70の左右面とベーン溝21の
左右壁間の間のクリアランスにより、ベーン70は図1
1に示すようにベーン溝21内で傾きうるが、2つの線
上75,76でシールするため両室R1,R2間で作動
油(油圧)が連通することはない。受容溝22には、図
2に示した状態、即ち、カムシャフト10および内部ロ
ータ20と外部ロータ30の相対位相が所定の位相(最
遅角位置)で同期したとき、プレート状のロックプレー
ト80の頭部80dが所定量没入する。また、外部ロー
タ30の内周面上には溝17,18が形成されている。
これら溝17,18間は図2及び図5に示す最遅角位置
において通路25を介して互いに連通する。受容溝22
には最遅角位置においてのみ進角通路11からの作動油
(油圧)が通路25から溝18を介して供給される。ロ
ックプレート80の内周側の頭部80dは、その断面が
テーパ状(先しぼみ形状)のテーパ部80aとされ、こ
れにあわせて受容溝22もその断面がテーパ状とされて
いる。ロックプレート80の頭部80dが受容溝22へ
没入する際、相対的に幅の狭い頭部80d先端と相対的
に幅の広い受容溝22の入口端の関係から、大きな隙間
をもって、頭部80dは受容溝22に没入しやすくな
る。一旦、頭部80dが受容溝22に入ってしまうと、
つまり最遅角位置においては図5から良く分かるよう
に、頭部80dと受容溝22のテーパが合っているの
で、周方向の左右面(テーパ面)における両者の隙間が
小さくなる。本実施形態ではロックプレート80および
受容溝22の両方をテーパ状としたが、いずれか一方だ
けをテーパ状としてもよい。図7に示すようにロックプ
レート80のテーパ部80aは、その長手方向、即ち外
部ロータ80の軸方向において両端に切り欠き部80b
が形成されている。作動油(油圧)はロックプレート8
0に対して、その切り欠き部80bを介して作用するた
め、ロックプレート80の頭部80dと受容溝22の周
方向の隙間は最小限に狭くできる。このため、最遅角位
置のロック状態において内部ロータ20と外部ロータ3
0とのガタツキが少なくなる。なお、切り欠き部80b
は両端でなくとも、一つでも、中央にあっても溝18か
らの作動油(油圧)が入り込みやすくなってれいれば、
どのように形成されてもよい。ところで、各ベーン70
によって区画された4つの進角用油室R1にも先の進角
通路11および通路23を介して作動油(油圧)が給排
可能とされている。ロックプレート80はベーン70と
同じ幅に設定して、素材を共通化しているのでコストダ
ウンが可能となる。また、図12に示すようにベーン7
0を内部ロータ20と一体的に形成してもよい。ここ
で、ロックプレート80を図2に示すように配設するほ
か、図12に示すように、ロックプレート80を軸方向
に移動するようにし、その頭部80aがベーン70に軸
方向に形成された受容溝に没入するようにしてもよい。
外部ロータ30は、内部ロータ20の外周に所定角度範
囲で相対回転可能に組付けられている。外部ロータ30
の両側には、円筒部41を有する環状のフロントプレー
ト40とリアプレート50が接合され、4本の連結ボル
ト92によって一体的に連結されている。外部ロータ3
0の、リアプレート50が接合される軸方向端部の外周
にはタイミングスプロケット31が一体に形成されてい
る。本実施形態では、外部ロータ30の外周面上にはス
プロケット31以外には何もない。従って、その形成位
置は本実施形態のように外部ロータ30の軸方向端部だ
けでなく、軸方向のどの位置に形成されてもよい。この
ため多様なスプロケット位置に適合し、内燃機関に対す
る弁開閉時期制御装置の適用に際しての自由度が高ま
る。
【0022】外部ロータ30の内周には周方向に4個の
凸部33が径方向内方に向けてそれぞれ突び出すように
形成されている。これら凸部33の内周面は内部ロータ
20の外周面上で滑る様に接しており、外部ロータ30
が内部ロータ20に回転自在に支承される。ある一つの
凸部33にはロックプレート80を収容する退避溝(退
避部)34と、退避溝34と連通し、ロックプレート8
0を径方向内方へと付勢するコイルばね形式の第2トー
ションスプリング81を収容するスプリング収容孔35
が形成されている。スプリング収容孔35は外部ロータ
30の軸方向に延びており、連結ボルト92の一本はこ
の収容孔35内で第2トーションスプリング81のコイ
ル部を貫通している。これによってスプリング81のず
れ防止も達成でき、また、ボルト92の孔を別にあける
必要も無い。別孔とすると凸部33の大型化が避けられ
ず、弁開閉時期制御装置の小型化を妨げる。スプリング
81はトーション力を与えることができれば、コイルば
ね形式以外であってもよい。内部ロータ20や外部ロー
タ30は以上のように複雑な形状をもつが、例えば粉末
金属を焼結することで容易に製造できる。また、プレー
ト状のロックプレート80は外部ロータ30の軸方向に
長く配設されるために、内部ロータ20と外部ロータ3
0とがロック状態にある時、その荷重を広い(長い)範
囲にわたって受けることができる。従って、ロックプレ
ート80を薄板化でき、外部ロータの円周方向において
退避溝34の幅も小さくできるので、外周ロータ30を
小径化、ひいては弁開閉時期制御装置を小型化できる。
また、トーションスプリング81のコイル部を外部ロー
タ30の軸方向に配設したことで、外部ロータ30の径
方向に移動するロック部材80への付勢力を確保しつ
つ、スプリング81の外部ロータ30の径方向への収容
スペースを小さくできた。この点も、弁開閉時期制御装
置の小型化に貢献している。図5に示すように、第2ト
ーションスプリング81の一端81aはスプリング収容
孔35のリテーナ部35aに、他端81bはロックプレ
ート80の背面端80cに、スプリング自身のトーショ
ン(ねじり)力によってそれぞれ押し付けられている。
第2トーションスプリング81は横から見ると図8のよ
うになっており、一端81aはその先端がスプリング8
1の軸方向に長く折り曲げられた第1折り曲げ部81c
を持ち、他端81bはその先端がスプリング81の軸方
向に短く折り曲げられた第2折り曲げ部81dをもつ。
この第2折り曲げ部81dはロックプレート80の長手
方向(外部ロータ30の軸方向)の略中心で、ロックプ
レート80の背面端80cと接している。これは、第1
折り曲げ部81cの軸方向の長さを調整し、スプリング
81の軸方向の配置ずれを無くして行う。また、スプリ
ング81の第2折り曲げ部81dは図10に示すように
コイル部の中心点81eを中心として円弧を描くように
変位する。従って、ロックプレート80の背面端80c
から第2トーションスプリング81の第2折り曲げ部8
1dが脱落しないように、ロックプレート80の幅方向
(図5で左右方向、外部ロータ30の径方向)での第2
折り曲げ部81dと背面端80cの接する位置が決めら
れている。ここで、第2折り曲げ部81dの振れ幅(変
位幅)はロックプレート80の幅(厚み幅)よりも小さ
く、図5の最遅角時には第2折り曲げ部81dはロック
プレート80の幅方向中心より、スプリング81の振れ
幅についてコイル部から遠ざかる方向において背面端8
0cと接している。一方、図6の位置でも第2折り曲げ
部81dはロックプレート80の幅方向中心より、スプ
リング81の振れ幅についてコイル部から近づく方向に
おいて背面端80cと接している。なお、スプリング収
容孔35は図示しない連通孔を介して外部ロータ30の
外部と連通しており、ロックプレート80の背圧を常時
大気圧とし、その円滑な作動を保証している。
【0023】トーションスプリング60は、一端をフロ
ントプレート40に係止し、他端を内部ロータ20に係
止して組付けられており、各ベーン70の外部ロータ3
0、フロントプレート40およびリアプレート50に対
する摩擦係合力(進角側への回転を阻害する力)を考慮
して設けられている。つまり、トーションスプリング6
0は、内部ロータ20を外部ロータ30、フロントプレ
ート40およびリアプレート50に対して進角側(図2
の時計方向)に付勢している。従って、内部ロータ20
の進角側への作動応答性の向上が図られる。
【0024】各ベーン70は、軸方向では両プレート4
0、50の間に、径方向では外部ロータ30と内部ロー
タ20との間に、周方向では隣り合う凸部33の間に形
成される流体圧室R0を前記のとおり進角用油室R1と
遅角用油室R2とに区画している。内部ロータ20と外
部ロータ30との相対回転量は、つまり、最遅角位置か
らの最大進角量は流体圧室R0の周方向幅(角度)に依
存する。最進角側ではベーン70が凸部33の周方向の
一側面に当接する位置で相対回転が規制され、最遅角側
ではロックプレート80の頭部80dが受容溝22に入
り込む位置で規制する。この実施形態では、後者の位置
ではベーン70は流体圧室の側面、即ち凸部33の周方
向の他側面に当接しないが、当接するように受容溝22
の位置を形成することもできる。また、凸部33の側面
と当接するベーン70の枚数は0枚から全て(4枚)の
範囲で適宜選択すればよい。
【0025】以上のように構成した本実施の弁開閉時期
制御装置の作用を説明する。内燃機関が停止している時
はオイルポンプ205が停止しており且つ切換弁200
が非通電の状態にあるので、流体圧室R0には作動油
(油圧)が供給されていない。このため、内部ロータ2
0と外部ロータ30とは遅角方向に働くカムフリクショ
ンにより、図2に示すように最遅角位置において同期し
ている。ここでは、ロックプレート80の頭部80dが
内部ロータ20の受容溝22に所定量嵌まり込んでお
り、最遅角位置で内部ロータ20と外部ロータ30の相
対回転が規制されている、いわゆるロック状態にある。
内燃機関を始動してオイルポンプが駆動されても、切換
弁200に通電するデューティ比が小さい(単位時間当
たりの非通電時間に対する通電時間の割合が小さい)限
り、オイルポンプから供給される作動油(油圧)は接続
通路15、遅角通路12および通路24を通って実質的
に遅角用油室R2に供給されるだけなので、弁開閉時期
制御装置は依然として図2に示すロック状態に維持され
る。このとき、ベーン70は外部ロータ30に対して相
対回転せず、凸部33の端面に衝突することも無く、ベ
ーン70による打音は発生しない。
【0026】内燃機関の運転条件によって、弁開閉時期
に進角が必要となると、切換弁200に通電するデュー
ティ比が大きくされ、スプール204の位置が切り換わ
るため、オイルポンプから供給される作動油(油圧)
は、接続通路16、進角通路11および通路23を通っ
て、あるいは通路23から更に通路25および溝17を
通って進角用油室R1へと供給される。また、通路23
から更に通路25および溝18を介して受容溝22にも
供給される。一方で遅角用油室R2にあった作動油(油
圧)は、通路24、遅角通路12および接続通路15を
介して切換弁200の排出ポートから排出される。従っ
て、ロックプレート80がスプリング81に抗して移動
し、その頭部が受容溝33から抜けて内部ロータ20と
外部ロータ30のロックが解除されると共に、カムシャ
フト10と一体的に回転する内部ロータ20と各ベーン
70が外部ロータ30およびプレート40,50等に対
して進角側(図2の時計方向)に相対回転する。この相
対回転は、図2の状態から図3の状態を経て図4の状態
へまで至ることができる。制御弁200のデューティ比
を制御することで、相対回転位置は任意の位置、例えば
図3のような中間位置に止めることもできる。なお、図
4の状態では左下にあるベーン70が外部ロータ30の
凸部33の側面と当たっている。この時、その他3枚の
ベーン70は各々対向する凸部33の側面と当たってい
ないが、凸部33の側面と当るベーン70の枚数は1枚
から全て(4枚)の範囲で適宜選択すればよい。尚、ロ
ックプレート80の頭部が受容溝22から抜けた後、内
部ロータ20と外部ロータ30が所定量以上相対回転す
ると、図6に示すように通路25と受容溝22の連通が
遮断され、作動油(油圧)の脈動によるロックプレート
80の振動が防止される。
【0027】ロックプレート80が受容溝22から抜け
た状態では、切換弁200に通電するデューティ比を小
さくしていくと、各遅角用油室R2に作動油(油圧)を
供給することができると共に、各進角用油室R1から作
動油を排出することができる。従って、例えば図4の位
置から図3の位置へや、図3の位置から図2の位置へな
どと無段階に、内部ロータ20と各ベーン70を外部ロ
ータ30、両プレート40、50等に対して遅角側(図
2の反時計方向)に相対回転させることができる。
【0028】上記実施形態は、吸気用のカムシャフト1
0に組付けられる弁開閉時期制御装置であって、進角用
油室R1が最小容積となる状態(最遅角状態)において
外部ロータ30に組付けたロックプレート80の頭部が
内部ロータ20の受容溝22に嵌入されるように構成し
た。しかし、排気用のカムシャフトに組付けられる弁開
閉時期制御装置として用いられる場合には、トーション
スプリング60のトーション力(ねじり力)が強く設定
されるので、遅角用油室R2が最小容積となる状態(最
進角状態)において外部ロータに組付けたロックプレー
ト80の頭部が内部ロータ20の受容溝25に嵌入され
るように構成されることも可能である。
【0029】以下、トーションスプリングについて、本
発明の他の実施の形態について説明する。図13に示す
ように、第2トーションスプリング181の一端181
aはスプリング収容孔135のリテーナ部135aに、
他端181bはロックプレート180の背面端に形成さ
れた溝180d内に、スプリング自身のトーション(ね
じり)力によってそれぞれ押し付けられている。第2ト
ーションスプリング181は横から見ると図14のよう
になっており、一端181aはその先端がスプリング1
81の軸方向に長く折り曲げられた第1折り曲げ部18
1cを持つ。また、図15及び図16に示すように、ロ
ックプレート180の背面端がスプリング収容孔135
の上端面に当接しても、第2トーションスプリング18
1の他端181bは、その一端181aと干渉しないよ
うに、一端181aは折り曲げられている。第2トーシ
ョンスプリング181の他端181bは、スプリング収
容孔135のリテーナ部135aとも干渉しない。な
お、その他の構成並びに作動については、前述の実施の
形態と同一であり、ここでは説明を省略する。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ロック部材を
プレート状としたので、このロックプレートを収容する
内部・外部ロータの周方向スペースを小さくでき、弁開
閉時期制御装置を小型化できる。
【0031】請求項2の発明によれば、プレート状ロッ
ク部材の頭部に切り欠きを形成したので、受容部のロッ
ク部材との周方向隙間が小さくても、受容部に供給され
た流体の圧力は切り欠きからロック部材に有効に作用す
る。
【0032】請求項3の発明によれば、プレート状ロッ
ク部材の頭部が断面テーパ状なので、ロック部材の頭部
の受容部への没入が容易となる。
【0033】請求項4の発明によれば、受容部を断面テ
ーパ状としたので、ロック部材の頭部の受容部への没入
が容易となる。
【0034】請求項5の発明によれば、トーションスプ
リングのトーション(ねじり)力をロック部材に作用さ
せることができ、トーション力の取り出し方向を選択す
ることでスプリング配設の自由度が高まる。
【0035】請求項6の発明によれば、コイル式トーシ
ョンスプリングのトーション(ねじり)力をロック部材
に作用させることができ、トーション力の取り出し方向
を選択することでスプリング配設の自由度が高まる。
【0036】請求項7の発明によれば、回転伝達部材ま
たは回転部材の複数の部材を一体にする締結部材がコイ
ルスプリングのコイル部を貫通しているので、締結部材
用の別孔を設ける必要が無く、省スペースとなる。
【0037】請求項8の発明によれば、トーションスプ
リングの一端をロック部材の一端面と、その軸方向にお
いて中央で接するので、ロック部材の傾きが防止され
る。
【0038】請求項9の発明によれば、コイルスプリン
グの一端をロック部材の一端面と、その軸方向において
中央で接するので、ロック部材の傾きが防止される。
【0039】請求項10の発明によれば、トーションス
プリングの一端の変位幅をロック部材の厚み幅よりも小
さくしたので、トーションスプリングはロック部材から
脱落しない。
【0040】請求項11の発明によれば、プレート状の
ロック部材の幅をベーンの幅と同一としたので、ロック
部材とベーンの素材を共通化できる。
【0041】請求項12の発明によれば、ロック部材の
頭部が受容部に没入している時、ベーンが流体圧室の側
面に当接しないようにしたので、ベーンの外部ロータと
の衝突が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に従った弁開閉時期制御装
置の縦断面図である。
【図2】弁開閉時期制御装置の最遅角状態であって、図
1においてフロントプレート40を外した状態の正面図
である。
【図3】弁開閉時期制御装置の中間進角状態であって、
図2と同様の正面図である。
【図4】弁開閉時期制御装置の最進角状態であって、図
2と同様の正面図である。
【図5】図2の要部拡大断面図である。
【図6】図3の要部拡大断面図である。
【図7】ロックプレート80の側面図である。
【図8】第2トーションスプリング81の縦断面図であ
る。
【図9】ベーン70の縦断面図である。
【図10】第2トーションスプリング81の上面図であ
る。
【図11】図3の要部拡大断面図である。
【図12】他の実施形態にしたがった弁開閉時期制御装
置の縦断面図である。
【図13】第2トーションスプリング181の上面図で
ある。
【図14】図13の断面図である。
【図15】図13の他の状態を示す上面図である。
【図16】図15の断面図である。
【符号の説明】
10・・・カムシャフト(回転部材) 11・・・進角通路(第1流体通路) 12・・・遅角通路(第2流体通路) 19・・・アダプタ(回転部材) 20・・・内部ベーン(回転部材) 22・・・受容溝(受容部) 23・・・通路(第1流体通路) 24・・・通路(第2流体通路) 25・・・通路(第3流体通路) 30・・・外部ロータ(回転伝達部材) 31・・・タイミングスプロケット(回転伝達部材) 34・・・退避溝(退避部) 40・・・フロントプレート(回転伝達部材) 50・・・リアプレート50(回転伝達部材) 70・・・ベーン 80・・・ロック部材 80d・・・ロック部材の頭部 81・・・第2トーションスプリング(スプリング) R0・・・流体圧室 R1・・・進角用油室 R2・・・遅角用油室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 勝彦 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 吉田 雅澄 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 大江 伸二 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 小林 昌樹 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 3G018 AB02 AB16 BA33 CA20 DA25 DA26 DA73 DA77 DA84 DA85 FA01 FA07 GA14

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のシリンダヘッドに回転自在に
    組付けられる弁開閉用の回転部材と、 該回転部材に所定範囲で相対回転可能に外装されクラン
    ク軸からの回転動力が伝達される回転伝達部材と、 前記回転部材又は前記回転伝達部材の一方に設けられた
    ベーンと、 前記回転部材と前記回転伝達部材との間に形成され前記
    ベーンによって進角用油室と遅角用油室とに二分される
    流体圧室と、 前記進角用および遅角用油室にそれぞれ流体を給排する
    第1および第2流体通路と、 前記回転伝達部材または前記回転部材に形成され、スプ
    リングにより前記回転部材または前記回転伝達部材に向
    けて付勢されたロック部材を収容する退避部と、 前記回転部材または前記回転伝達部材に形成され、前記
    回転部材と前記回転伝達部材の相対位相が所定の位相で
    同期したとき前記ロック部材の頭部が没入する受容部
    と、 該受容部に流体を給排する第3流体通路とを備え、内燃
    機関の吸気弁又は排気弁の開閉時期を制御する弁開閉時
    期制御装置において、 前記ロック部材がプレート状であることを特徴とする弁
    開閉時期制御装置。
  2. 【請求項2】前記プレート状のロック部材の頭部に切り
    欠きが形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の弁開閉時期制御装置。
  3. 【請求項3】前記プレート状のロック部材の頭部が断面
    テーパ状であることを特徴とする請求項1に記載の弁開
    閉時期制御装置。
  4. 【請求項4】前記受容部が断面テーパ状であることを特
    徴とする請求項1または3に記載の弁開閉時期制御装
    置。
  5. 【請求項5】前記スプリングがトーションスプリングで
    あることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に
    記載の弁開閉時期制御装置。
  6. 【請求項6】前記トーションスプリングがコイルスプリ
    ングであることを特徴とする請求項5に記載の弁開閉時
    期制御装置。
  7. 【請求項7】前記回転伝達部材または前記回転部材が複
    数の部材からなり、該複数の部材を一体にする締結部材
    が前記コイルスプリングのコイル部を貫通していること
    を特徴とする請求項6に記載の弁開閉時期制御装置。
  8. 【請求項8】前記トーションスプリングの一端が前記ロ
    ック部材の一端面とその軸方向において中央で接してい
    ることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記
    載の弁開閉時期制御装置。
  9. 【請求項9】前記コイルスプリングの一端が前記ロック
    部材の一端面とその軸方向において中央で接しているこ
    とを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の
    弁開閉時期制御装置。
  10. 【請求項10】前記トーションスプリングの一端の変位
    幅が前記ロック部材の厚み幅よりも小さいことを特徴と
    する請求項5乃至9のいずれか1項に記載の弁開閉時期
    制御装置。
  11. 【請求項11】前記プレート状のロック部材の幅が前記
    ベーンの幅と同一であることを特徴とする請求項1乃至
    10のいずれか1項に記載の弁開閉時期制御装置。
  12. 【請求項12】前記ロック部材の頭部が前記受容部に没
    入している時、前記ベーンは前記流体圧室の側面に当接
    しないことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1
    項に記載の弁開閉時期制御装置。
  13. 【請求項13】前記プレート状のロック部材の背面端
    に、前記スプリングの一端を収容する溝を設けたことを
    特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の弁
    開閉時期制御装置。
  14. 【請求項14】前記コイルスプリングの一端を、同他端
    よりも径方向外側に長く延伸して折り曲げたことを特徴
    とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載の弁開閉
    時期制御装置。
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