JP2001314724A - アルコール溶液のアルコール分離装置 - Google Patents

アルコール溶液のアルコール分離装置

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JP2001314724A JP2000077095A JP2000077095A JP2001314724A JP 2001314724 A JP2001314724 A JP 2001314724A JP 2000077095 A JP2000077095 A JP 2000077095A JP 2000077095 A JP2000077095 A JP 2000077095A JP 2001314724 A JP2001314724 A JP 2001314724A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造でアルコール溶液のミストを回収
する。アルコール溶液の風味を変化させることなくアル
コール濃度を高くする。 【解決手段】 超音波霧化室4のアルコール溶液を超音
波振動させてミストに霧化する超音波霧化機1と、霧化
されたミストを凝集させて回収する閉鎖された閉鎖回収
室5とを備える。超音波霧化室4は閉鎖回収室5に内蔵
され、あるいは、超音波霧化室4と閉鎖回収室5は一体
構造で、超音波霧化機1で霧化されたミストを閉鎖回収
室5で凝集させて高濃度のアルコール溶液として回収す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酒や酒原料等のア
ルコール溶液から更に高濃度のアルコールを分離するア
ルコール分離装置に係り、詳しくは圧力損失が少なく、
なおかつ低いエネルギーコストで運転できる前記アルコ
ール分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルコール溶液、特にアルコールと水の
溶液からアルコールを高濃度の状態で分離するために
は、古くから蒸留操作が用いられている。現在において
も、アルコールを分離するためのプロセスは、ほとんど
蒸留によって占められている。ところが、アルコールを
蒸留操作によって分離するためには、多大のエネルギー
を必要とする。また、アルコールと水の溶液は、共沸混
合物として知られるように、高濃度のアルコール溶液か
ら水を分離するためには非常に多くの棚段を必要として
きた。
【0003】このため、蒸留装置は、エネルギー消費の
大きなプロセスであった。特に、バイオマスを元に発酵
させたアルコール溶液から高濃度のアルコールを分離す
る場合において、最大のエネルギー消費過程であること
から、熱を用いない新たなアルコール分離プロセスが要
望されていた。
【0004】非熱プロセスを用いたアルコール分離方法
としては、有機性共重合体からなる多孔質膜を用いたパ
ーベーパレーション法(特開昭58−21629号公
報、特開昭59−48427号公報)、そして超音波に
よりミスト化する方法(特開平7−185203号公
報)が知られている。パーベーパレーション法において
は、蒸留操作の代替えとなりうるアルコール選択透過膜
の開発が立ち遅れている。このため、試験スケールにお
いて評価されるベンチスケールプラントも存在しない
(BIOINDUSTRY,Vol.13,NO.9,
1996参照)。
【0005】また、後者のように、超音波によりアルコ
ール溶液をミスト化し、これを冷却して高濃度のアルコ
ール溶液を得ようとする試みもある。しかしながら、冷
却のみでは全てのアルコールミスト及び蒸気を回収する
ことは不可能である。大半のミストは冷却器を通り抜け
てしまい、極めて効率の悪い回収能力しか有していなか
った。
【0006】したがって、上記従来のアルコール分離装
置では下記の如き改良の余地を残している。 第−に、蒸留や蒸発のような熱依存型のプロセスが
有する、エネルギー消費という最大の欠点を克服できる
ものでなくてはならない。したがって、常温常圧条件下
で装置が運転できることが望ましい。 第二に、高濃度のアルコールを含有する極小のミス
トを効率よく回収する機能を持たねばならない。例え
ば、活性炭素等にアルコールを吸着させることによって
も確かに回収することは可能であるが、この場合、一旦
吸着したアルコールを活性炭から脱着させるために熱を
加えねばならず、結局省エネルギーのプロセスとは言え
ない。 第三に、プロセスの全体を通して圧力損失が少なく
なければならない。圧力損失の大きなプロセスでは、ア
ルコールの系外への損失を小さくするために密閉性を高
める必要がある。このことは大きなコストが発生し、送
風系のファンやブロアも出力の大きなものとならざるを
得ない。
【0007】本発明者は、ミスト化したアルコール溶液
を、コロナ放電を発生させる静電場によって捕集するこ
とにより、分離効率を高め、且つ省エネルギーにて濃度
の高いアルコール溶液を回収する装置を開発した。この
装置は、図1に示すように、送風装置により一定方向に
気体を流す流路3と、この流路3の一部にアルコール溶
液を霧化したミストを供給する霧化機1と、霧化機1の
下流側でミストを静電場で液化して回収するコロナ放電
による静電捕集機2とを備えている。
【0008】この分離装置は、アルコール溶液をミスト
化し、このミストを静電捕集機2で回収するので、ミス
トの回収率を向上できる。また、省エネルギーで高い濃
度のアルコール溶液を回収できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、静電捕
集機は数千ボルトの高電圧を印加して、ミストを静電吸
着力で回収するので、高電圧の絶縁が難しい。とくに、
多量の水滴を吸着する電極に極めて高い電圧を印加して
絶縁する必要があるので、漏電しよう状態で絶縁処理が
極めて難しい。このことは、静電捕集機の設計を極めて
難しくし、さらに設備コストを著しく高価にし、さら
に、メンテナンスに極めて手間がかかることになる。さ
らに、静電捕集機は、放電によるオゾンの発生を皆無に
できず、オゾンがアルコール溶液に独特の風味を減少さ
せる弊害もある。清酒等のアルコール溶液は、風味が極
めて大切であるので、アルコール濃度が高くなっても、
風味が失われると商品価値が著しく低下する。
【0010】本発明は、さらにこの欠点を解決すること
を目的に開発されたもので、本発明の大切な目的は、高
電圧を使用することなく、極めて簡単な構造でアルコー
ル溶液のミストを安全に回収できるアルコール分離装置
を提供することにある。
【0011】さらに、本発明の他の大切な目的は、アル
コール溶液の風味を変化させることなくアルコール濃度
を高くできるアルコール分離装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のアルコール分離
装置は、アルコール溶液を充填している閉鎖構造の超音
波霧化室4と、この超音波霧化室4のアルコール溶液を
超音波振動させてミストに霧化する超音波霧化機1と、
超音波霧化機1で霧化されたミストを凝集させて回収す
る閉鎖回収室5とを備える。
【0013】とくに、本発明のアルコール分離装置は、
閉鎖回収室5に超音波霧化室4を内蔵させ、あるいは、
閉鎖回収室5と超音波霧化室4とを一体構造として、ア
ルコール溶液のミストを閉鎖回収室5で高濃度のアルコ
ールとして回収することを特徴とする。本明細書におい
て、閉鎖回収室と超音波霧化室とを一体構造とすると
は、超音波霧化室と閉鎖回収室とが一体化されたひとつ
の気密チャンバーを構成する状態を意味するものであ
り、超音波霧化室で発生したミストを閉鎖回収室から外
部に漏らすことなく、閉鎖回収室で凝集させてアルコー
ルとして回収する構造を意味するものとする。超音波霧
化室4を内蔵し、あるいは超音波霧化室4と一体構造の
閉鎖回収室5は、高濃度のアルコール溶液として回収さ
れまでミストを外部に排出しない。閉鎖回収室5には、
内蔵しており、あるいは一体構造としている超音波霧化
室4から次々とミストが供給される。閉鎖回収室5に次
々とミストが供給されると、ミストの濃度が次第に高く
なる。ミストの濃度が高くなると、互いに衝突する確率
が高くなる。液状のミストは衝突すると凝集して大きく
なる。大きくなったミストは、落下する速度が速くなっ
て、速やかにアルコール溶液として回収される。閉鎖回
収室5に供給されるミストは、アルコール溶液として回
収されないかぎり、外部には排出しない。したがって、
閉鎖回収室5に供給されるミストが、アルコール溶液と
して回収されないと、ミストの濃度は次第に高くなり、
衝突して大きく凝集して回収される確率が高くなる。こ
のため、閉鎖回収室5に供給されるミストは、回収され
る量と供給量とがバランスして、所定の濃度で平衡状態
となり、次々とミストを供給してミスト濃度を高くする
と速やか回収される。
【0014】超音波霧化室4から閉鎖回収室5に供給さ
れるミストは気体ではない。アルコール溶液を霧状の微
細な粒子としたものである。ミストが気体であると、回
収するために、冷却して気体から液体に液化させる必要
がある。しかしながら、液体であるミストは、回収のた
めにかならずしも冷却する必要はない。微細な粒子であ
るミストは、大きく凝集させて速やかに回収できる。本
発明のアルコール分離装置は、ミストを閉鎖回収室に供
給して、速やかに回収する。
【0015】超音波霧化室4と閉鎖回収室5とを一体構
造とする装置は、超音波霧化室4から閉鎖回収室5にス
ムーズにミストを供給するために、好ましくは、閉鎖回
収室5の上部に超音波霧化室4を配設する。この構造の
アルコール分離装置は、超音波霧化室4で発生するミス
トを、ゆっくりと降下させながら閉鎖回収室5に供給で
きる。
【0016】閉鎖回収室5において、ミストをより効率
よく回収するために、アルコール溶液を散水するノズル
6を設ける。ノズル6から噴射されるアルコール溶液
は、閉鎖回収室5に浮遊するミストに衝突して効率よく
回収する。
【0017】さらに、閉鎖回収室5に、ミストを衝突さ
せる邪魔板7を配設し、この邪魔板7にミストを衝突さ
せて、効率よく回収することもできる。
【0018】また、閉鎖回収室5のミストを振動して、
より効率よく衝突させて、速やかに凝集させることもで
きる。この閉鎖回収室5は、ミスト振動器8でミストを
振動させる。ミスト振動器8は、スピーカーや超音波振
動子でもって、閉鎖回収室5の気体を振動して、気体を
介してミストを振動させる。
【0019】さらに、閉鎖回収室5にミストを強制送風
するファン9を配設して、ファン9でミストを強制的に
撹拌して衝突、凝集させることもできる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するためのアルコール分離装置を例
示するものであって、本発明はアルコール分離装置を下
記のものに特定しない。
【0021】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0022】本発明のアルコール分離装置は、アルコー
ル飲料、すなわち清酒、ワイン、ビール、ウイスキー、
ブランデー、リキュール、雑酒、焼酎等を処理すること
が可能である。本発明の装置によれば、水分、糖、タン
パク質、脂質、ミネラル分などは元の溶液側に残留しや
すく、アルコール、エステルなどの香気成分などはミス
トを回収したものの方に移行しやすくなる。したがっ
て、ミストに霧化して回収されたアルコール溶液は、ア
ルコールやエステル成分が多く、超音波霧化室4に残存
するアルコール溶液は、水分、糖、タンパク質、脂質、
ミネラル分が多くなる。
【0023】図2と図3に示すアルコール溶液のアルコ
ール分離装置は、アルコール溶液が充填される閉鎖構造
の超音波霧化室4と、この超音波霧化室4のアルコール
溶液を超音波振動させてミストに霧化する超音波霧化機
1と、超音波霧化機1で霧化されたミストを凝集させて
回収する閉鎖された閉鎖回収室5とを備える。図2の装
置は、閉鎖回収室5に超音波霧化室4を内蔵させ、図3
の装置は、閉鎖回収室5と超音波霧化室4とでひとつの
気密チャンバーを構成して、閉鎖回収室5と超音波霧化
室4とを一体構造としている。
【0024】図3のアルコール分離装置は、超音波霧化
室4で霧化されたアルコール溶液のミストを、閉鎖構造
の閉鎖回収室5に流入させる。閉鎖回収室5で微細なミ
ストを凝集させて高濃度のアルコール溶液として回収す
る。ミストは、気体ではないので、必ずしも冷却しない
で凝集させて回収できる。ただ、ミストを冷却して回収
することもできるのは言うまでもない。
【0025】超音波霧化室4は、ポンプ10でアルコー
ル溶液が供給される。超音波霧化室4は、供給される全
てのアルコール溶液をミストとして霧化させない。全て
のアルコール溶液を霧化して閉鎖回収室5で回収する
と、超音波霧化室4に供給するアルコール溶液と、閉鎖
回収室5で回収されるアルコール溶液のアルコール濃度
が同じになるからである。超音波霧化室4に供給された
アルコール溶液は、ミストとして霧化して容量が少なく
なるにしたがって、アルコール濃度が低下する。このた
め、ミストのアルコール濃度も次第に低下する。超音波
霧化室4のアルコール溶液は、アルコール濃度が低下す
ると新しいものに入れ換える必要がある。
【0026】超音波霧化室4は、たとえば、10〜50
重量%のアルコール溶液を霧化してアルコール濃度が低
下した後、アルコール溶液を新しいものに入れ換える。
一定の時間経過するとアルコール溶液を新しいものに入
れ換える方法、すなわちバッチ式にアルコール溶液を交
換する。ただ、超音波霧化室4に、ポンプを介してアル
コール溶液を蓄えている原液槽11を連結し、原液室1
1から連続的にアルコール溶液を供給することもでき
る。この装置は、超音波霧化室4のアルコール溶液を排
出しながら、原液槽11からアルコール溶液を供給し
て、超音波霧化室4のアルコール溶液のアルコール濃度
が低下するのを防止する。
【0027】超音波霧化室4のアルコール溶液は、超音
波霧化機1でミストに霧化される。超音波霧化機1で霧
化されたミストは、アルコール溶液よりもアルコール濃
度が高い。超音波エネルギーが、アルコールを水から分
離してミストにするからである。したがって、超音波霧
化機1がアルコール溶液をミストに霧化してこれを回収
する装置は、高濃度なアルコール溶液を効率よく分離で
きる。
【0028】超音波霧化室4のアルコール溶液は、超音
波振動されると、超音波霧化室4のアルコール溶液より
も高濃度なアルコール溶液をミストとして液面から飛散
させる。効率よくミストを発生させるには、アルコール
溶液の液面を超音波振動させる。このことを実現するた
めに、図4に示す超音波霧化機1は、アルコール溶液を
充填している超音波霧化室4の底に、超音波霧化機1の
振動子12を上向きに配設している。超音波振動子12
は、底から液面に向かって上向きに超音波を放射して、
液面を超音波振動させる。
【0029】図の超音波霧化機1は、複数の超音波振動
子12と、これ等の超音波振動子12を超音波振動させ
る超音波電源13とを備える。超音波振動子12は超音
波霧化室4の底に水密構造に固定される。複数の超音波
振動子12がアルコール溶液を超音波振動させる装置
は、より効率よくアルコール溶液をミストに霧化する。
【0030】超音波振動子12や超音波電源13が超音
波霧化室4のアルコール溶液を加熱すると、アルコール
溶液の品質が低下する。この弊害は、超音波振動子12
を強制的に冷却して解消できる。さらに、好ましくは超
音波電源13も冷却する。超音波電源13は直接にはア
ルコール溶液を加熱することはないが、周囲を加熱して
間接的にアルコール溶液を加熱する。超音波振動子12
や超音波電源13は、これ等に冷却パイプ14を熱結合
する状態で配設、すなわち、冷却パイプ14を接触させ
る状態で配設して、冷却できる。冷却パイプ14は、冷
却機で冷却した液体や冷媒、あるいは地下水や水道水等
の冷却水を流して超音波振動子12と超音波電源13を
冷却する。
【0031】超音波霧化室4で霧化されたアルコール溶
液のミストは、閉鎖回収室5に流入する。超音波霧化室
4のミストを効率よく閉鎖回収室5に流入させるため
に、図2の装置は、超音波霧化室4を閉鎖回収室5に内
蔵しており、図3の装置は、閉鎖回収室5の上部に超音
波霧化室4を配設している。閉鎖回収室5は、超音波霧
化室4に比較して充分に大きな容積、たとえば、超音波
霧化室4の容積の2〜100倍、好ましくは5〜50
倍、さらに好ましくは5〜20倍の容積を有する。図3
の装置は、超音波霧化室4と閉鎖回収室5の上部を連通
路を介して連結して一体構造としている。超音波霧化室
4で霧化したミストは、ゆっくりと降下して閉鎖回収室
5にアルコール溶液として回収される。
【0032】閉鎖回収室5は閉鎖チャンバーであって、
ここに供給されるミストは外部に排出されない。したが
って、閉鎖回収室5に供給されたミストは、互いに衝突
して大きく凝集し、あるいは、邪魔板等に衝突して大き
く凝集してアルコール溶液として回収される。閉鎖回収
室5において、ミストをより速やかに回収するために、
図3の閉鎖回収室5は、アルコール溶液を散水するノズ
ル6を備える。ノズル6は、循環ポンプ15を介して閉
鎖回収室5の底部に連結される。循環ポンプ15は、閉
鎖回収室5に回収されたアルコール溶液を吸入して、ノ
ズル6から噴霧させる。
【0033】図の装置は、閉鎖回収室5の上部と側面に
ノズル6を配設している。上部のノズル6は、下向きに
アルコール溶液を噴霧する。側面のノズル6は、水平方
向にアルコール溶液を噴霧する。ノズル6から噴霧され
るアルコール溶液は、超音波霧化機1で霧化されたミス
トに比較して充分に大きな水滴であって、閉鎖回収室5
の内部を速やかに落下し、落下するときに、閉鎖回収室
5の内部に浮遊しているミストに衝突して、ミストを回
収しながら落下する。したがって、閉鎖回収室5に浮遊
するミストを効率よく速やかに回収できる。
【0034】図の装置は、ノズル6を上と側面とに配設
しているが、閉鎖回収室5の下部にノズルを配設するこ
ともできる。下部のノズルは、上向きにアルコール溶液
を噴霧する。このノズルは、閉鎖回収室5の天井にアル
コール溶液を衝突させる速度で、あるいは、天井の近傍
まで上昇する速度でアルコール溶液を噴霧する。天井の
近傍まで上昇するように噴霧されるアルコール溶液は、
天井の近傍で下向きに方向を変えて落下するので、上昇
するときと降下するときにミストに接触して、ミストを
効率よく回収する。
【0035】図5の閉鎖回収室5は、内部に複数枚の邪
魔板7を配設している。邪魔板7は、隣接するものとの
間にミストを通過できる隙間を設けて、垂直の姿勢で配
設している。垂直の邪魔板7は、ミストを表面に衝突さ
せて付着するアルコール溶液を自然に流下させて回収で
きる。図の邪魔板7は、表面を凹凸面として、ミストを
より効率よく接触させて回収できるようにしている。
【0036】さらに、図の閉鎖回収室5は、ミストを強
制送風して撹拌するファン9を設けている。ファン9
は、閉鎖回収室5のミストを撹拌する。撹拌されるミス
トは、互いに衝突して凝集し、あるいは、邪魔板7の表
面に衝突して凝集する。凝集するミストは、速やかに落
下して回収される。図のファン9は、閉鎖回収室5のミ
ストを下向きに送風して循環させる。
【0037】図6のアルコール分離装置は、ミストを振
動して互いに衝突する確率を高くするミスト振動器8を
閉鎖回収室5に設けている。ミスト振動器8は、閉鎖回
収室5の気体を振動させる電気振動−機械振動変換器
と、この電気振動−機械振動変換器を駆動する振動電源
とを備える。電気振動−機械振動変換器は、可聴周波数
の音を放射するスピーカーや、可聴周波数よりも高い超
音波を放射する超音波振動子等である。電気振動−機械
振動変換器が、ミストを効率よく振動させるために、電
気振動−機械振動変換器から放射される振動を閉鎖回収
室5で共振させる。このことを実現するために、電気振
動−機械振動変換器は、閉鎖回収室5で共振する周波数
で振動させる。いいかえると、閉鎖回収室5を電気振動
−機械振動変換器から放射される振動に共振する形状に
設計する。
【0038】超音波は人間の可聴周波数を越える高い周
波数であるので、耳には聞こえない。このため、超音波
を放射するミスト振動器8は、閉鎖回収室5の気体を激
しく振動させて、いいかえると、電気振動−機械振動変
換器の出力を極めて大きくして、人間に音の害を与える
ことがない。このため、超音波はミストを激しく振動し
て、効率よく衝突させて、速やかに回収できる特長があ
る。
【0039】以上の装置は、閉鎖回収室に、ミストを効
率よく凝集させる装置を配設するので、ミストをより速
やかに凝集させて高濃度のアルコール溶液とすることが
できる。さらに、図示しないが、本発明のアルコール分
離装置は、閉鎖回収室に、アルコール溶液を噴霧するノ
ズルと、ミストを撹拌するファンと、ミストを振動させ
る振動器の全てを内蔵させて、最も効率よくミストを凝
集できる。また、ミストを凝集させるふたつの装置を内
蔵して、ミストを効率よく凝集させることもできる。
【0040】超音波霧化室と閉鎖回収室は、好ましくは
不活性ガスを充填する。この装置は、不活性ガスによっ
て、超音波霧化室や閉鎖回収室におけるアルコール溶液
の変質が防止される。このため、より高品質な状態で高
濃度のアルコール溶液を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明のアルコール分離装置は、静電捕
集機のように高電圧を使用することなく、極めて簡単な
構造でアルコール溶液のミストを安全に回収できる特長
がある。それは、本発明のアルコール分離装置が、閉鎖
回収室に超音波霧化室を内蔵させ、あるいは、超音波霧
化室と閉鎖回収室とを一体構造として、超音波霧化室で
霧化された高アルコール濃度のミストを、閉鎖回収室で
互いに衝突させ、あるいは邪魔板に衝突させ、あるいは
また散水されたアルコール溶液に接触させて、高濃度の
アルコールとして回収するからである。閉鎖構造の閉鎖
回収室は、供給されたミストを排出しない。このため、
ここに供給されたミストは、液体として回収されないか
ぎり外部に漏れることがなく、次々と超音波霧化室から
供給される高濃度のミストは、互いに衝突して液体とし
て回収される。
【0042】さらに、本発明のアルコール分離装置は、
アルコール溶液の風味を変化させることなくアルコール
濃度を高くできる特長もある。それは、本発明のアルコ
ール分離装置が、静電捕集機のように放電させることな
く、閉鎖回収室にミストを供給して回収するからであ
る。
【0043】とくに、本発明の請求項4のアルコール分
離装置は、閉鎖回収室にアルコール溶液を散水してミス
トを回収するので、より効率よく速やかにミストを回収
できる特長がある。
【0044】また、本発明の請求項5のアルコール分離
装置は、閉鎖回収室に邪魔板を配設して、ミストを邪魔
板に衝突させて回収するので、この装置も速やかにミス
トを回収して高濃度のアルコール溶液を効率よく得るこ
とができる。
【0045】さらにまた、本発明の請求項6のアルコー
ル分離装置は、閉鎖回収室にミスト振動器を配設し、こ
のミスト振動器でミストを振動させて効率よく衝突させ
る。衝突するミストは、大きく凝集して速やかに落下し
て回収される。
【0046】また、本発明の請求項7のアルコール分離
装置は、ファンでミストを送風して衝突させることによ
り、効率よく速やかに回収できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のアルコール分離装置の概略断面図
【図2】本発明の実施例にかかるアルコール分離装置の
概略断面図
【図3】本発明の実施例の他の構造のアルコール分離装
置の概略断面図
【図4】超音波霧化室を示す拡大断面図
【図5】本発明の他の実施例のアルコール分離装置の概
略断面図
【図6】さらに本発明の他の実施例のアルコール分離装
置の概略断面図
【符号の説明】
1…霧化機 2…静電補集機 3…流路 4…超音波霧化室 5…閉鎖回収室 6…ノズル 7…邪魔板 8…ミスト振動器 9…ファン 10…ポンプ 11…原液槽 12…振動子 13…超音波電源 14…冷却パイプ 15…循環ポンプ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルコール溶液を充填する閉鎖構造の超
    音波霧化室(4)と、この超音波霧化室(4)に充填されるア
    ルコール溶液を超音波振動させてミストに霧化する超音
    波霧化機(1)と、超音波霧化機(1)で霧化されたミストを
    凝集させて回収する閉鎖された閉鎖回収室(5)とを備
    え、 超音波霧化室(4)を閉鎖回収室(5)に内蔵して、超音波霧
    化室(4)で霧化されたミストを閉鎖回収室(5)で高濃度の
    アルコール溶液として回収するアルコール溶液のアルコ
    ール分離装置。
  2. 【請求項2】 アルコール溶液を充填する閉鎖構造の超
    音波霧化室(4)と、この超音波霧化室(4)に充填されるア
    ルコール溶液を超音波振動させてミストに霧化する超音
    波霧化機(1)と、超音波霧化機(1)で霧化されたミストを
    凝集させて回収する閉鎖された閉鎖回収室(5)とを備
    え、 超音波霧化室(4)と閉鎖回収室(5)を一体構造として、超
    音波霧化室(4)で発生したミストを閉鎖回収室(5)で高濃
    度のアルコール溶液として回収するアルコール溶液のア
    ルコール分離装置。
  3. 【請求項3】 閉鎖回収室(5)の上部に超音波霧化室(4)
    を配設している請求項2に記載されるアルコール溶液の
    アルコール分離装置。
  4. 【請求項4】 閉鎖回収室(5)にアルコール溶液を散水
    するノズル(6)を設けており、ノズル(6)から散水される
    アルコール溶液でミストを高濃度のアルコール溶液とし
    て回収する請求項1または2に記載されるアルコール溶
    液のアルコール分離装置。
  5. 【請求項5】 閉鎖回収室(5)に邪魔板(7)を配設してお
    り、ミストを邪魔板(7)の表面に衝突、凝集させて高濃
    度のアルコール溶液として回収する請求項1または2に
    記載されるアルコール溶液のアルコール分離装置。
  6. 【請求項6】 閉鎖回収室(5)のミストを振動させて互
    いに衝突させるミスト振動器(8)を設け、閉鎖回収室(5)
    のミストをミスト振動器(8)で振動、衝突させて互いに
    凝集させて高濃度のアルコール溶液として回収する請求
    項1または2に記載されるアルコール溶液のアルコール
    分離装置。
  7. 【請求項7】 閉鎖回収室(5)にミストを強制送風して
    撹拌するファン(9)を設け、閉鎖回収室(5)のミストをフ
    ァン(7)で撹拌、衝突、凝集して高濃度のアルコール溶
    液として回収する請求項1または2に記載されるアルコ
    ール溶液のアルコール分離装置。
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