JP2001314370A - 光源装置 - Google Patents

光源装置

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JP2001314370A
JP2001314370A JP2000135027A JP2000135027A JP2001314370A JP 2001314370 A JP2001314370 A JP 2001314370A JP 2000135027 A JP2000135027 A JP 2000135027A JP 2000135027 A JP2000135027 A JP 2000135027A JP 2001314370 A JP2001314370 A JP 2001314370A
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light source
observation
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JP2000135027A
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English (en)
Inventor
Yutaka Koshikawa
豊 越川
Yuichi Morisane
祐一 森實
Hideki Tashiro
秀樹 田代
Mitsusuke Ito
満祐 伊藤
Seiichi Hosoda
誠一 細田
Tomoyuki Takashino
智之 高篠
Keiji Handa
啓二 半田
Takeaki Nakamura
剛明 中村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1種類の光源ランプで通常観察と特殊光観察
に対応した分光特性に調整し、各観察モードに最した照
明光を出射可能な光源装置を提供する。 【解決手段】 内視鏡2に照明光を供給する光源装置3
はモード切替部27による設定モードに応じてファン制
御回路32によってファン電源回路28を介してファン
29による送風量を調整することにより、ランプ14付
近の温度を検出する温度センサ31の温度情報を参照し
てランプ14を構成する水銀の 蒸気圧が低くなる温度
に保持して特殊光の観察に適した分光特性で発光させた
り、水銀の 蒸気圧が高くなる温度に保持して通常観察
に適した分光特性で発光させたりすることが1種類のラ
ンプ14で簡単にできるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡などに通常観
察と特殊光観察のための照明光を供給する光源装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は幅広い分野で使用され、医療分
野では体腔内の様子を無血的に、工業分野では機械内部
の様子を非破壊、非分解で観察、検査できるようにな
り、その役割は大きい。
【0003】近年の医療分野では、早期癌の検査等にお
いて所謂通常の可視光下(白色光)での観察だけではな
く、より発見率向上のため正常組織と癌組織による自家
蛍光の差異を観察する等の特殊観察が内視鏡下で行われ
ている。
【0004】このような特殊観察では、光源装置は蛍光
を得るために励起光を出射する必要がある。また、観察
を向上させるためには、出来る限り多く励起光を出射
し、逆に励起光以外の不要な照明光は極力減らした方が
S/N向上するために好ましい。
【0005】このような観察モードが複数設けられてい
る内視鏡システムの光源装置では、通常観察時に光源ラ
ンプとしてキセノンプやメタルハライドランプをなどを
使用し、特殊光観察時に励起光として近紫外光や青領域
の光線(350〜500nm)を用いるためにレーザー
光源を使用することが知られている。(特開平7−15
5285参照)。
【0006】また、高価なレーザ光源を使用せずに、通
常観察に用いる1種類の光源ランプで通常観察、特殊光
観察に対応するために、特殊光観察時には励起光のみを
透過させる光学フィルタを光路中に挿脱自在に配置する
ことで、光源装置の出射光の分光特性を変化させ、夫々
の観察モードで好ましい照明光を得ることも知られてい
る。(例えば、特開平10−295632公報、4p
[0019])。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来技術では、
1種類の光源ランプで通常観察と特殊光観察に対応した
光源装置において、光源装置の出射光の分光特性を支配
的に決める光源ランプの特性に関しては必ずしも最適化
されたものではなかった。
【0008】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、1種類の光源ランプで通常観察と
特殊光観察に対応した分光特性に調整し、夫々の観察モ
ードに適した照明光を出射することができる光源装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】照明光を供給する水銀ラ
ンプと、前記水源ランプの温度を検出する温度センサ
と、前記温度センサの出力に基づいて、前記水銀ランプ
に送気する送気量を調整することにより前記水銀ランプ
の発光の分光特性を可変する送気手段と、を備えたこと
により、簡単な構成で、送気量の調整で水銀ランプの発
光の分光特性を可変して、通常観察と特殊光観察に対応
した照明光を供給できるようにしている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図3は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態を
備えた内視鏡装置の構成を示し、図2は内視鏡光源装置
の構成を示し、図3は低圧と高圧の水銀ランプの特性を
示す。
【0011】図1に示すように内視鏡装置1は体腔内に
挿入されれ、内視鏡検査に使用される内視鏡2と、この
内視鏡2に照明光を供給する内視鏡光源装置(以下、単
に光源装置と略記)3と、内視鏡2に内蔵された撮像手
段に対する信号処理を行うビデオプロセッサ4と、この
ビデオプロセッサ4から出力される映像信号を表示する
モニタ5とから構成される。
【0012】内視鏡2は細長の挿入部6と、その後端に
設けられた操作部7と、この操作部7から延出されたユ
ニバーサルケーブル8とを有し、このユニバーサルケー
ブル8の端部にはライトガイドコネクタ9を光源装置3
に着脱自在で装着することができる。また、このライト
ガイドコネクタ9から延出された信号ケーブル11の端
部の信号コネクタ12はビデオプロセッサ4に着脱自在
で装着することができる。
【0013】内視鏡2内には照明光を伝送するライトガ
イド13が挿通され、このライトガイド13の後端はラ
イトガイドコネクタ9に至る。そして、ライトガイドコ
ネクタ9を光源装置3に装着することにより、光源装置
3に内蔵されたランプ14で発生された光はフィルタ1
5及び集光レンズ16を経てライトガイド13の端面に
入射され、この光はライトガイド13により伝送され、
挿入部6の先端の出射端面が取り付けられた照明窓から
前方に出射され、患部等の被写体を照明する。なお、フ
ィルタ15はフィルタ駆動回路17により駆動される。
【0014】照明された被写体はこの照明窓に隣接する
観察窓に取り付けられた対物レンズ18により、その結
像位置に光学像を結ぶ。この結像位置には撮像素子とし
て例えば電荷結合素子(CCDと略記)19が配置さ
れ、このCCD19で光電変換される。このCCD19
の前面にはモザイクフィルタ等の色分離フィルタ20が
取り付けてあり、光学的に色分離する。
【0015】CCD19は内視鏡2内及び信号ケーブル
11内を挿通された信号線により、ビデオプロセッサ4
と電気的に接続される。そして、CCDドライバ21か
らのドライブ信号がCCD19に印加されることによ
り、CCD19から光電変換された信号が出力され、ビ
デオプロセッサ4内の映像信号生成回路22に入力さ
れ、標準的な映像信号が生成され、この映像信号はモニ
タ5に出力されて、モニタ5の表示面にはCCD19で
撮像された内視鏡画像がカラー表示される。
【0016】なお、特殊光観察を行う場合には、例えば
内視鏡2において、色分離フィルタ20の代わりに励起
光成分をカットするフィルタを取り付けたモノクロ撮像
用の内視鏡(2′とする)が採用される(その他の構成
は同じ)。また、この場合には、ビデオプロセッサ4は
図示しないモード切替スイッチを操作することにより、
映像信号生成回路22は色分離を行わないで、CCD1
9の信号から輝度成分のみをもつ標準的な映像信号を生
成する。
【0017】本実施の形態の光源装置3は、以下に説明
するように通常観察のための通常照明モードと特殊光観
察のための特殊光照明モードで照明光を供給できるよう
にしている。
【0018】ランプ14は例えば水銀を含む含水銀ラン
プ(或いは単に水銀ランプ)で構成され、ランプ電源回
路24からのランプ点灯電源が供給されることにより発
光する。図3(A)及び(B)は水銀の蒸気圧が低い状
態と高い状態での含水銀ランプの発光スペクトル強度の
特性を示している。
【0019】図3から分かるように、含水銀ランプは水
銀蒸気圧及び電力が大きい程、連続スペクトル成分が増
し、白色光に近づくことで、光量(比視感度を考慮した
量)も増え、演色性が良くなる。一方、水銀蒸気圧及び
電力が小さい程、連続スペクトル成分が減少し、紫外線
や青色領域成分の輝線が増す。この特性を利用して、本
実施の形態では通常観察時には含水銀ランプの水銀蒸気
圧を大きくし、特殊観察時には含水銀ランプの水銀蒸気
圧を小さくして、紫外線や青色領域成分の光量を増大さ
せるようにする。
【0020】図2に拡大して示すようにランプ14には
放物面状のリフレクタ25が取り付けられており、ラン
プ14で発光した光を効率良く反射して、カバーガラス
26を経て光路上に配置されたフィルタ15側に出射す
る。
【0021】このフィルタ15は例えば紫外光(及び赤
外光)をカットするフィルタ素子と、青色領域成分等の
励起光成分のみを透過するバンドパスのフィルタ素子と
が例えば隣接して設けてあり、モード切替部(或いはモ
ード設定部)27の操作により、フィルタ駆動回路17
により左右方向等に移動(駆動)されることにより一方
のフィルタ素子と他方のフィルタ素子とを選択的に光路
上に配置できるようにしている。
【0022】また、ランプ14の近傍にはファン電源回
路28からの駆動電源で動作する(空冷用)ファン29
が配置されており、このファン29を動作させることに
より、ランプ14側に送風して例えばリフレクタ25と
カバーガラス26で密閉された(ランプ14周囲の)空
気層を冷却できるようにしている。
【0023】また、ランプ14の周囲、例えばランプ1
4周囲の密閉された空気層の温度を検知する温度検知手
段としての温度センサ31が例えばリフレクタ25に取
り付けてある。なお、温度センサ31でカバーガラス2
6の表面の温度を検知するようにしても良い。
【0024】温度センサ31の温度検知信号はファン制
御回路32に入力される。このファン制御回路32には
モード切替部27の操作によるモード信号が入力され
る。このモード切替部27からのモード信号はフィルタ
駆動回路17にも入力され、指示されたモードに対応す
るフィルタ素子を光路上に介挿する。
【0025】このように構成された本実施の形態では、
モード切替部27を操作して例えば通常観察或いは特殊
観察のモードに設定する。そのモードに対応したモード
信号がフィルタ駆動回路17とファン制御回路32とに
入力される。
【0026】ファン制御回路32には温度センサ31か
らの温度情報が入力され、ファン制御回路32はこの温
度情報を参照して、ファン電源回路28によるファン駆
動電圧を制御して、ファン29による回転速度数の変更
などで送風量を調整する。
【0027】例えば、通常観察のモードに設定した場合
には、フィルタ駆動回路17は光路上に紫外光カットの
フィルタ素子を配置する。また、ファン29による送風
量は特殊光観察の場合に比較して小さく、高い温度に保
持してランプ14内の水銀蒸気圧が高い状態に保持し、
可視光成分の光量を増大させるようにする。
【0028】その状態で、内視鏡2のライトガイド13
には略白色光が供給され、その光が伝送されて患部など
の被写体側が照明され、CCD19で撮像され、ビデオ
プロセッサ4で信号処理され、モニタ5には被写体像が
カラー表示される。
【0029】一方、特殊光観察のモードに設定した場合
には、フィルタ駆動回路17は光路上に励起光を透過す
るフィルタ素子を配置する。また、ファン29による送
風量は通常観察の場合に比較して大きくし、より低い温
度に保持して、ランプ14内の蒸気圧が低い状態に保持
し、可視光成分の光量を減少して励起光成分を増大させ
るようにする。
【0030】その状態で、特殊光観察用の内視鏡2′を
採用すると、そのライトガイド13には励起光成分が供
給され、その光が伝送されて患部などの被写体側に照射
され、蛍光像等がCCD19で撮像され、ビデオプロセ
ッサ4で信号処理され、モニタ5には蛍光像等の特殊観
察像が表示される。
【0031】本実施の形態によれば、1種類のランプ1
4でしかも簡単な構成により通常観察及び特殊光観察に
適した照明光を供給できるとともに、低コストで実現で
きる。
【0032】また、医療用の内視鏡2は主に空調設備等
が整った手術室に据え置きされることが多く、そのため
温度や湿度等の使用環境の変化は少ないために、各観測
モードにおける温度調整値に替え、例えばファンの回転
周波数等を予めファン制御回路32に設定しておいても
良い。この場合、温度探知手段としての温度センサ31
が不要になりコスト低減や、装置小型化が可能となる。
【0033】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図4を参照して説明する。図4は第2の実
施の形態の光源装置35の構成を示す。本実施の形態
は、含水銀ランプの点灯電力を調整することにより、各
モードでの観察に適した分光特性に設定するものであ
る。
【0034】本実施の形態の光源装置35は第1の実施
の形態の光源装置3において、モード切替部27による
設定に対応したモード信号はCPU35に入力され、こ
のCPU36はモード信号から通常観察のモードか特殊
光観察のモードかを判断し、その判断結果によりCPU
36はランプ電力設定信号をランプ電源回路24に印加
して、ランプ14の点灯電力を調整する。その他は第1
の実施の形態と同様の構成要素には同じ符号を付け、そ
の説明を省略する。
【0035】この構成により、通常観察のモードの場合
にはその場合のランプ電力設定信号によりランプ電源回
路24は大きなランプ点灯電力をランプ14に印加し、
第1の実施の形態で述べたように連続スペクトル成分を
増大させ、特殊光観察のモードの場合にはその場合のラ
ンプ電力設定信号によりランプ電源回路24は通常観察
のモードの場合より小さなランプ点灯電力をランプ14
に印加し、第1の実施の形態で述べたように連続スペク
トル成分を減少させ、紫外線や青色領域成分の輝線を増
し、励起光成分を増大させる。このようにして、第1の
実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
なお、図4では温度センサ31を設けていないが、第1
の実施の形態と同様に温度センサを設け、この温度セン
サの出力を参照してランプ14の点灯電力を調整するよ
うにしても良い。
【0036】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図5を参照して説明する。図5は第3の実
施の形態の光源装置38の構成を示す。本実施の形態
は、第1の実施の形態と第2の実施の形態とを組み合
せ、よりランプの分光特性をより効率良く調整する構成
であり、応答速度等も向上する。本構成では、水銀ラン
プの蒸気圧及び電力を調整することで、夫々の観察モー
ドに適したランプの分光特性を得るものである.図5に
示す本実施の形態の構成では、モード切替部27により
通常観察時か特殊観察時の設定を行い、各観察モードに
対して最適なランプ周辺温度近傍になるように、温度セ
ンサ31からの温度情報をもとに、ファン制御回路32
によりファン電源回路28を介し空冷用ファン29の風
量を調節し、且つ最適なランプ消費電力になるように、
CPU36からのランプ電力設定信号によりランプ電源
回路24を介しランプ14の電力を調整する。
【0037】尚、ファン制御及び電力制御は、第1及び
第2の実施の形態と同様である。特殊光観察では通常観
察時に比べ蒸気圧を下げるべく周辺温度を低下させ、且
つ消費電力を少なくすることで、第1の実施の形態でも
述べたように連続スペクトル成分を減少させ、紫外光や
青色領域成分の輝線を増し、励起光を増し且つ不要な可
視光を減少することで、特殊光観察に最適なランプ分光
分布を得ることができる。
【0038】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態を図6を参照して説明する。図6は第4の実
施の形態の光源装置41の構成を示す。本実施の形態
は、非常灯(非常用ランプ)42を備えて、空冷条件を
適切にしたものである。
【0039】一般の光源装置では、メインランプ点灯時
と非常灯点灯時とでランプによる発熱のための温度上昇
する部位が変わるが、従来はどちらの時も対応可能なよ
うに大きなファンを用いたり、2つのファンを同時に駆
動することが多かった。前者は冷却と言う面から見ると
最大公約数的であり最適に行うことは困難であり、後者
はファンの価格、駆動電源が倍になりコスト的に問題が
あった。
【0040】そこで、本実施の形態の光源装置41では
通常点灯用のランプ(メインランプ)14の他に非常用
ランプ42が設けてあり、ランプ電源回路24はリレー
43aを介してメインランプ14と非常用ランプ42と
に接続され、制御回路44のリレー制御によって切り替
えてランプ電力を供給できるようにしている。つまり、
通常はランプ電源回路24からのランプ点灯電力はリレ
ー43aを経てメインランプ14に供給される。
【0041】メインランプ14は、ライトガイド13に
照明光を供給できるように、常時光路上にあり、非常用
ランプ42は通常は光路上から待避した位置にあり、メ
インランプ14が点灯しないようになると、図示しない
ランプ点灯監視回路によりその検出信号がCPU46に
送られ、CPU46は非常用ランプ42を点灯させる信
号を制御回路44に送ると共に、図示しないランプ移動
手段により図6に示すように非常用ランプ42を光路上
に移動する。なお、この場合、非常用ランプ42と共に
非常灯用リフレクタ47も移動する。
【0042】そして、制御回路44はリレー43aを切
り替えてランプ電源回路24からのランプ点灯電力がリ
レー43aを経て非常用ランプ42に供給されるように
する。
【0043】また、本実施の形態では、メインランプ用
ファン29の他に、非常灯用ファン29′を有し、それ
ぞれリレー43b、43cを介してファン電源回路28
と接続され、制御回路44によってリレー43b、43
cのON/OFFを制御できるようにしている。メイン
ランプ用ファン29及び非常灯用ファン29′は光路上
に配置されるメインランプ14及び非常用ランプ42を
それぞれ冷却するのに適した位置に配置されている。
【0044】そして、メインランプ14が点灯する場合
には、制御回路44はリレー43bをON、リレー43
cをOFFにして、ファン電源回路28によるファン駆
動電源をメインランプ用ファン29のみに供給する。ま
た、メインランプ14が点灯しない場合には、制御回路
44はリレー43bをOFF、リレー43cをONにし
て、ファン電源回路28によるファン駆動電源を非常灯
用ファン29′のみに供給する。
【0045】また、モード切替部27のモード信号は制
御回路44に入力され、制御回路44はモード信号によ
りファン電源28による送風量を調整して第1の実施の
形態で説明したように通常観察のモードと特殊光観察の
モードに適したようにメインランプ14の分光特性の調
整を行う。
【0046】ここでは、温度センサ31を設けてないの
で、送風量を各モードで切り替えるようにしてほぼ第1
の実施の形態と類似した分光特性にする。温度センサ3
1を設けて第1の実施の形態と同様に制御するようにし
ても良い。また、制御回路44によりランプ電源回路2
4のランプ点灯電力を制御して、第2の実施の形態のよ
うに制御しても良い。
【0047】本実施の形態によればメインランプ14及
び非常用ランプ42をそれぞれ冷却するのに適した位置
で送風で冷却できると共に、光路上で点灯するランプの
みを冷却することができる。また、メインランプ14が
点灯する場合には、第1の実施の形態で説明したように
通常観察と特殊光観察に適した照明光を供給することが
できる。
【0048】また、2つのファン29,29′を設ける
代わりに図7に示すようにメインランプ14の消灯、非
常用ランプ42の点灯の切替に連動して、ファン29を
移動させるようにしても良い。この変形例では、ファン
29を移動させる移動手段としてはモータ47と、この
モータ47により回転するネジ棒48とを有し、ファン
29はネジ棒48に固定部材49で固定されている。
【0049】メインランプ14が点灯する場合には図示
しているようにメインランプ14を冷却するのに適した
位置にあり、メインランプ14が切れて消灯し、非常用
ランプ42が光路上に配置されて点灯する動作に連動し
て、例えば制御回路44によりモータ47が所定回数だ
け回転駆動し、ネジ棒48に螺合するネジ孔を設けた固
定部材49がファン29と共に図示しないガイド部材に
より回転が規制された状態で点線で示す位置まで移動
し、この位置でファン29が非常用ランプ42に送風し
て冷却する。
【0050】この場合には、図6のリレー43b、43
cは不要で、ファン電源28でファン29を動作させる
ようになる。この変形例によれば、ファン29は1つで
済むので、コスト削減や、小型のモータ47を採用する
とより軽量化できる。
【0051】(第5の実施の形態))次に本発明の第5
の実施の形態を図8を参照して説明する。図8は第5の
実施の形態の光源装置51の構成を示す。本実施の形態
は、空冷ファンによる耳障りな騒音を軽減し、且つラン
プの寿命の低下を防止するようにしたものである。
【0052】一般にランプ光源は空冷を行わないと寿命
を長くすることが困難なため、空冷風を流さなければな
らない場合が多い。空冷風を発生させるためのファンは
その羽根の風を切ることによる音が耳障りな騒音とな
る。空冷ファンを使用している限り、静かにさせるため
にはファンの回転数を落すことになるが、その場合は風
量も少なくなりランプの寿命を延ばすことが困難であっ
た。
【0053】本実施の形態の光源装置51は第1の実施
の形態のようにモード切替部27の設定により、温度セ
ンサ31の温度情報を参照してファン制御回路32はフ
ァン電源回路28のファン電力を制御してファン29の
送風量を調整してランプ14の分光特性を可変制御する
構成の他に、ファン29の風切り音を集音するためにフ
ァン29の近傍に配置したマイクロフォン52と、この
マイクロフォン52の音信号の位相シフト及び反転する
位相シフト&反転回路53と、その出力信号を増幅する
アンプ54と、ファン29の風切り音をキャンセルする
ための音を発するスピーカ55とを備えている。
【0054】このスピーカ55は光源装置51の筐体5
6におけるファン29からランプ14に吹き付けて冷却
に用いた空気を筐体56の外部に逃がす通気孔57の付
近に配置している。
【0055】ファン29の風切り音を有効にキャンセル
するためにスピーカ55による発信音は、マイクロフォ
ン52の位置での風切り音でなく、位相がずれた通気孔
57近傍の音をキャンセルさせる必要があり、そのため
にマイクロフォン52で集音した音を位相シフト&反転
回路53で処理し、その信号をアンプ54で増幅して、
通気孔57近傍のスピーカ55で発音させてファン29
の風切り音を有効にキャンセルするようにした。
【0056】本実施の形態によれば、第1の実施の形態
のようにファン制御を行うことにより、通常観察及び特
殊光観察のモードに適したランプ14の分光特性に設定
できると共に、ファン29の風切り音の騒音を大幅に低
減化できる。
【0057】(第6の実施の形態)次に本発明の第6の
実施の形態を図9を参照して説明する。図9は第6の実
施の形態の光源装置61の構成を示す。本実施の形態は
第5の実施の形態と同様にファン29による騒音を軽減
するものである。
【0058】第5の実施の形態ではファン29による騒
音を集音するマイクロフォン52の出力信号に基づいて
ファン29による騒音を軽減する音を生成したが、本実
施の形態ではファン29による騒音をキャンセルないし
は軽減する音のデータを予め記録した記録媒体としての
例えばROM62を有し、このROM62から読み出し
た音のデータを音声合成回路63に入力してファン29
による騒音をキャンセルする音信号にしてスピーカ55
で発音させるようにしている。
【0059】本実施の形態においても、モード切替部2
7による通常観察及び特殊光観察のモードの選択に応じ
てファン電源回路28はファン29による回転数の変化
などによる送風量の調整を行うようにファン電力を変化
させるので、そのファン電力の変化の信号を音声合成回
路63に入力して、予め記録された異なるキャンセル用
の音データの中から対応するものを選択できるようにし
ている。
【0060】なお、上述の説明では光学フィルタとして
例えば通常観察時は不要な赤外、紫外をカットするフィ
ルタで説明したが、この他に白色光の演色性向上させる
ための色補正フィルタを設けるようにしても良い。なお
上述した各実施の形態などを部分的等で組み合わせて構
成される実施の形態なども本発明に属する。
【0061】[付記] 1.照明光を供給する水源を含む水銀ランプと、前記水
源ランプの温度を検出する温度センサと、前記温度セン
サの出力に基づいて、前記水銀ランプに送気する送気量
を調整することにより前記水銀ランプの発光の分光特性
を可変する送気手段と、を備えたことを特徴とする光源
装置。
【0062】2.前記温度センサの出力に基づいて、前
記水銀ランプに供給する電力を可変する電力可変手段を
備えたことを特徴とする付記1記載の光源装置。 3.前記送気手段による風切り音を相殺するための発音
手段を設けたことを特徴とする付記1記載の光源装置。 4.前記送気手段の風切り音を拾音するマイクと、前記
発音手段に前記マイクが拾音した音の逆相信号を出力す
る制御手段と、を備えたことを特徴とする付記1記載の
光源装置。
【0063】5.含水銀ランプと、前記水銀ランプの分
光特性可変手段を設けたことを特徴とする内視鏡光源装
置。 6.付記5において、分光特性可変手段はランプ部の温
度可変手段である。 7.付記6において、前記温度可変手段はファンによ
る。 8.付記6において、前記温度可変手段は温度測定手段
とファンによる。 9.付記5において、前記分光特性可変手段はランプ部
の電力可変手段である。 10.付記5において、前記含水銀ランプによる発熱を
軽減するファンを設けた。
【0064】11.付記6または9において、前記ファ
ンによる風切り音をキャンセルする発音手段を設けた。 12.付記6または9において、前記発音手段にファン
による風切り音を拾音するマイクロフフォンを設け、発
音手段による音がファンによる風切り音の略逆相であ
る。
【0065】13.付記6または9において、前記発音
手段にファンによる風切り音をキャンセルさせる音をあ
らかじめ設定した。 14.付記6または9において、前記発音手段を筐体の
空冷風出口の近傍に設けた。 15.付記6または9において、前記ランプ以外に非常
灯を有しており、前記ファンは点灯モード切り替えに応
じて駆動する。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、照
明光を供給する水銀ランプと、前記水源ランプの温度を
検出する温度センサと、前記温度センサの出力に基づい
て、前記水銀ランプに送気する送気量を調整することに
より前記水銀ランプの発光の分光特性を可変する送気手
段と、を備えたことにより、簡単な構成で、送気量の調
整で水銀ランプの発光の分光特性を可変して、通常観察
と特殊光観察に対応した照明光を供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を備えた内視鏡装置
の構成図。
【図2】内視鏡光源装置の構成図。
【図3】低圧と高圧の水銀ランプの分光特性を示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の光源装置の構成
図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の光源装置の構成
図。
【図6】本発明の第4の実施の形態の光源装置の構成
図。
【図7】第4の実施の形態の変形例の光源装置の主要部
の構成図。
【図8】本発明の第5の実施の形態の光源装置の構成
図。
【図9】本発明の第6の実施の形態の光源装置の構成
図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…内視鏡 3…(内視鏡)光源装置 4…ビデオプロセッサ 5…モニタ 6…挿入部 13…ライトガイド 14…ランプ 15…フィルタ 16…集光レンズ 17…フィルタ駆動回路 19…CCD 24…ランプ電源回路 25…リフレクタ 26…カバーガラス 27…モード切替部 28…ファン電源回路 29…ファン 31…温度センサ 32…ファン制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田代 秀樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 伊藤 満祐 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 細田 誠一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 高篠 智之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 半田 啓二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C061 GG01 HH51 QQ04 QQ09 RR04 RR14 RR24 WW17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光を供給する水銀ランプと、 前記水源ランプの温度を検出する温度センサと、 前記温度センサの出力に基づいて、前記水銀ランプに送
    気する送気量を調整することにより前記水銀ランプの発
    光の分光特性を可変する送気手段と、 を備えたことを特徴とする光源装置。
  2. 【請求項2】 前記温度センサの出力に基づいて、前記
    水銀ランプに供給する電力を可変する電力可変手段を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の光源装置。
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